Cisco Cable Modem Termination System (CMTS) の概要
Cisco CMTS の Telco リターン
Cisco CMTS の Telco リターン
発行日;2012/02/03 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 6MB) | フィードバック

目次

Cisco CMTS の Telco リターン

内容

の前提条件

の制限事項

の概要

機能の概要

DOCSIS ケーブル プラント

Telco リターン動作

利点

機能の設定方法

Telco リターンのイネーブル化

SPD アトリビュートの設定

登録 IP アドレスの設定(任意)

動作のモニタ

設定例

の一般的な設定例

の最小限の設定例

RADIUS の最小限の設定例

参考資料

関連資料

標準規格

MIB

RFC

テクニカル サポート

Cisco CMTS の Telco リターン

改訂: February 5, 2007, OL-1467-08-J

Cable Monitor and Intercept機能を使用すると、サービス プロバイダーは単方向のケーブル ネットワークで Data-over-Cable Service Interface Specifications(DOCSIS)1.0 によるインターネット アクセスを提供できます。ダウンストリーム データはケーブル ネットワークを通じて Telco リターン ケーブル モデムへ送信され、アップストリーム データは別のダイヤルアップ接続を通じてケーブル モデムからヘッドエンドへ送信されます。

Cable Monitor and Interceptの機能仕様

機能履歴
リリース
変更

12.0(4)XI

この機能が Cisco uBR7200 シリーズ ルータに導入されました。

12.1(2)EC

cable telco-return registration-ip コマンドが導入されました。

12.1(5)EC

Cisco uBR7111 および Cisco uBR7114 ルータへのサポートが追加されました。

サポート対象プラットフォーム

Cisco uBR7100 シリーズ、Cisco uBR7200 シリーズ ユニバーサル ブロードバンド ルータ

プラットフォームおよび Cisco IOS ソフトウェア イメージのサポート情報

プラットフォームおよび Cisco IOS ソフトウェア イメージのサポート情報を調べるには、Cisco Feature Navigator を使用します。Cisco Feature Navigator は、 http://www.cisco.com/go/fn からアクセスできます。Feature Navigator にアクセスするには、Cisco.com のアカウントが必要です。アカウントを登録していない場合、またはユーザ名とパスワードを忘れた場合には、ログイン ダイアログ ボックスで Cancel をクリックして表示される手順に従います。

Cable Monitor and Interceptの前提条件

Cable Monitor and Intercept機能を使用するには、次の前提条件を満たしている必要があります。

Cisco Cable Modem Termination System(CMTS; ケーブル モデム終端システム)ルータで Cisco IOS Release 12.1 EC ソフトウェア イメージが稼働し、そのファイル名に「t」が含まれている必要があります。

Cisco CMTS は DOCSIS 準拠のケーブル インターフェイス ライン カードを使用している必要があります。Cisco uBR-MC11C ケーブル インターフェイス ライン カードにはアップストリーム ポートが 1 つだけあります。単方向動作のみでアップグレードされることがないケーブル プラントにはこれで十分です。しかし、双方向動作へのアップグレードを予定しているプラントでは、Cisco uBR-MC16C または Cisco uBR-MC28C カードなどのケーブル インターフェイス カードを搭載しておくと、双方向動作の実装時に移行作業が簡単になります。

ダウンストリームのケーブル プラントは、DOCSIS 仕様に準拠している必要があります。

ヘッドエンドはナローキャスト ダウンストリーム データ伝送対応として配線します。

ダウンストリーム周波数が割り当てられている必要があります。

PSTN 経由のアップストリーム トラフィックをサポートするために必要なあらゆる機材、および Telco リターン サービス機能をモニタするために必要なあらゆる機材が設置されていることが必要です。主要なコンポーネントには以下が含まれます。

ダイヤルアップ アクセス サーバ(Cisco AS5300、Cisco AS5800 など)

RADIUS ダイヤル セキュリティ サーバ

PC から CM を経由してインターネットまで伝送されるアップストリーム データがダイヤルアップ接続で伝送されます。このダイヤルアップ接続にはログ サーバまたはセキュリティ サーバを組み込むことが可能です。

サードパーティのすべての Telco リターン ケーブル モデムが DOCSIS に準拠していて Telco リターン対応として設定されていることが必要です。

Dynamic Host Configuration Protocol(DHCP)および DOCSIS のコンフィギュレーション ファイルが作成されて適切なサーバに配置され、各ケーブル モデムの初期化時に DHCP 要求を転送し、IP アドレスを受信して TCP/IP および Time-of-Day(ToD)サーバ アドレスを取得し、DOCSIS コンフィギュレーション ファイルをダウンロードできるようになっている必要があります。

Telco リターン ケーブル モデムで使用される DOCSIS コンフィギュレーション ファイルに、関連する Telco リターンの Type/Length/Value(TLV)フィールドが含まれている必要があります。

Customer Premises Equipment(CPE; 顧客宅内機器)(Telco リターン ケーブル モデムまたは PC)がネットワークおよびサーバの提供サービスの要件を満たしている必要があります。

Cable Monitor and Interceptの制限事項

DOCSIS Baseline Privacy Interface(BPI; ベースライン プライバシ インターフェイス)の暗号化は、Telco リターン パス上ではサポートされません。

EuroDOCSIS ケーブル インターフェイス(Cisco uBR-MC16E ケーブル インターフェイス ライン カードおよび Cisco uBR7111E/Cisco uBR7114E ルータ)は、Cable Monitor and Intercept動作をサポートしません。

Cisco IOS Release 12.2 BC はCable Monitor and Intercept動作をサポートしません。

一部のベンダーの Telco リターン ケーブル モデムは、双方向データ システムで動作しているケーブル モデムと同じダウンストリーム チャネルでは、トラフィックを受信できません。この場合、複数のダウンストリーム チャネルを使用できるように、ケーブル プラントを分割してください。

Telco リターン モデムでは、DOCSIS ping(ping docsis コマンドで送信)を使用できません。IP ping は使用できます。

show cable flap-list コマンドを実行しても、Telco リターン ケーブル モデムは表示されません。

clear cable modem reset コマンドは、Telco リターン ケーブル モデムには作用しません。

Cable Monitor and Interceptの概要

ここでは、Cable Monitor and Intercept機能について、次の内容を説明します。

「機能の概要」

「DOCSIS ケーブル プラント」

「Telco リターン動作」

「利点」

機能の概要

DOCSIS 仕様はオプションでCable Monitor and Interceptをサポートしています。Telco リターンを使用すると、サービス プロバイダーはまだ双方向に対応していないケーブル プラント上のケーブル カスタマーにインターネット データ接続を提供できます。サービス プロバイダーは、双方向未対応のケーブル プラントを双方向対応に徐々にアップグレードしながら、カスタマーに対してただちにデータ接続を提供できます。

Cable Monitor and Interceptのコンフィギュレーションでは、加入者はケーブル ネットワークを通じてダウンストリーム トラフィックを受信する Telco リターン ケーブル モデムを使用しますが、アップストリーム トラフィックは PSTN(公衆交換電話網)を通じてダイヤルアップ接続で送信します。Telco リターン ケーブル モデムは、ケーブル モデムのタイプやモデルに応じて内蔵型または外付けの標準的な電話用モデムを使用して、ダイヤルアップ接続を行えます。

Cable Monitor and Interceptが使用できるのは、インターネット セッションの大部分が非対称で、総トラフィックの約 80 ~ 90% はヘッドエンドからケーブル モデムへのダウンストリーム方向の伝送になるからです。アップストリームのトラフィック量ははるかに少ないので、Cable Monitor and Intercept動作のカスタマーはブロードバンド品質のインターネット アクセスを行うことができます。


) Telco リターンに対応するために、加入者は DOCSIS 準拠の Telco リターン ケーブル モデムを使用する必要があります。


DOCSIS ケーブル プラント

DOCSIS 準拠のケーブル プラントは、同じケーブル ネットワーク上で双方向接続および Telco リターン接続の両方に対応します。図19-1 に、双方向接続および Telco リターン接続の両方に対応する一般的な DOCSIS ケーブル ネットワークを示します。

図19-1 DOCSIS 双方向および Telco リターンのアーキテクチャ

 

通常、ヘッドエンドは光ファイバ バックボーンなどの高速 WAN リンクを使用して、インターネットのバックボーン ネットワークに接続します。ヘッドエンドの CMTS は、バックボーン ネットワークとケーブル ネットワーク間でトラフィックを転送します。

ダウンストリームの場合、双方向および Telco リターンの動作にはヘッドエンドで同じファシリティやサーバが使用されます。どちらの場合でも、CMTS はケーブル インターフェイス上でトラフィックを適切なケーブル モデムに転送します。

アップストリーム トラフィックの場合、双方向のケーブル モデムはダウンストリームで使用する場合と同じ同軸ケーブル ネットワークを通じて伝送を行います(使用する周波数は異なります)が、Cable Monitor and Intercept ケーブル モデムはダイヤルアップ モデム接続を使用して PSTN に接続して、アップストリーム トラフィックをヘッドエンドの Remote Authentication Dial In User Service(RADIUS)サーバにルーティングします。次に、このサーバはトラフィックをインターネットまたはケーブル ネットワーク上の適切な宛先に転送します。


) 一部のベンダーの Telco リターン ケーブル モデムは、双方向データ システムで動作しているケーブル モデムと同じダウンストリーム チャネルでは、トラフィックを受信できません。双方向動作と Telco リターン動作の両方に対応するには、複数のダウンストリーム チャネルを使用するようにケーブル プラントを分割し、最低 1 つのダウンストリーム チャネルを Telco リターン ケーブル モデム専用にしてください。


Telco リターン動作

Cable Monitor and Intercept動作に対応するには、Cisco CMTS はケーブル ネットワークと、ローカルの PSTN に接続された RADIUS 認証システムとを同時に使用する必要があります。図19-2 に、一般的な Telco リターンの構成を示します。

図19-2 一般的な Telco リターン ネットワーク

 

ケーブル ネットワークおよび PSTN/RADIUS ネットワーク間で Telco リターン トラフィックをうまく伝送するために、Cisco CMTS は Telephony Channel Descriptor(TCD)メッセージを他のダウンストリーム トラフィックと一緒に伝送します。TCD メッセージには、Telco リターン ケーブル モデムが PSTN を通じてヘッドエンドにアクセスするために必要なルーティグ情報などが含まれます。

特に、TCD メッセージには Service Provider Descriptor(SPD)が最低 1 つ(最大 5 つ)含まれます。各 SPD には、Network Access Server(NAS)とダイヤルアップ PPP(ポイントツーポイント プロトコル)接続を確立してインターネットおよびヘッドエンド ネットワークへのアップストリーム アクセスを可能にする際に、Telco リターン ケーブル モデムが使用するダイヤリングおよび認証情報が含まれます。

SPD には少なくとも、ダイヤルアップ アップストリーム接続を確立する際に必要な次の 3 つの内容が含まれています。

PSTN を使用してヘッドエンドのネットワーク アクセス サーバに接続する際に Telco リターン ケーブル モデムが使用する 1 ~ 3 つの電話番号

PPP 認証手順に使用するユーザ名

PPP 認証手順に使用するパスワード

Telco リターン ケーブル モデムがダイヤルアップ接続を確立する場合、Telco リターン ケーブル モデムはユーザ名とパスワードを RADIUS サーバに送信して、ネットワークの認証を行います。アクセスが許可されると、ネットワーク サーバはアップストリーム トラフィックに使用する PPP セッションを確立します。

Telco リターン ケーブル モデムは、ダイヤルアップ接続が使用されている間はそれを維持します。無通信または PSTN 上の雑音により接続がタイムアウトすると、Telco リターン ケーブル モデムは SPD の情報を使用して自動的に再ダイヤルし、ダイヤルアップ接続を再度確立します。


) 一部の Telco リターン ケーブル モデムでは、ユーザが手動で電話番号をダイヤルしてダイヤルアップ接続を確立する必要があります。


利点

ケーブル会社は、双方向動作をサポートできるようにプラントをアップグレードしなくても、加入者にインターネット アクセス サービスを提供できます。

サービス プロバイダーは、既存のハードウェアを交換せずに、ケーブル 加入者をサポートできます。

アップストリーム ポートが必要ないため、サービス プロバイダーは低密度ケーブル インターフェイス カードを使用してケーブル アクセスの提供を始めることができます。ケーブル プラントを双方向動作にアップグレードする際は、ケーブル インターフェイス ライン カードを必要に応じてアップグレードできます。

Cable Monitor and Intercept機能の設定方法

ケーブル インターフェイス上でCable Monitor and Intercept動作のイネーブル化および設定を行うには、次の手順を実行します。

「Telco リターンのイネーブル化」

「SPD アトリビュートの設定」

「登録 IP アドレスの設定(任意)」

Telco リターンのイネーブル化

Cisco CMTS 上で Telco リターンをイネーブルにするには、EXEC モードで次の作業を行います。

ステップの概略

1. enable

2. configure terminal

3. interface cable x/y

4. cable telco-return enable

5. cable telco-return interval seconds

6. exit

7. exit

ステップの詳細

 

コマンドまたは処理
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

Router#

特権 EXEC モードを開始します。必要な場合は、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

Router(config)#

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

interface cable x/y

 

Router(config)# interface cable 4/0

Router(config-if)#

特定のケーブル インターフェイスに対して、ケーブル インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 4

cable telco-return enable

 

Router(config-if)# cable telco-return enable

Router(config-if)#

このケーブル インターフェイス上で Telco リターン動作をイネーブルにします。

ステップ 5

cable telco-return interval seconds

 

Router(config-if)# cable telco-return interval 10

Router(config-if)#

(任意)ダウンストリーム ケーブル モデムに TCD および Termination System Information(TSI)メッセージを送信する間隔(秒)を設定します。 seconds の有効な範囲は 2 ~ 60 秒で、デフォルトは 2 です。

ステップ 6

exit

 

Router(config-if)# exit

Router(config)#

インターフェイス コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 7

exit

 

Router(config)# exit

Router#

グローバル コンフィギュレーション モードを終了します。

SPD アトリビュートの設定

SPD のテレフォニー アトリビュートを設定するには、EXEC モードで次の作業を実行します。各ケーブル インターフェイスには、最大 5 つの SPD を定義できます(ただし、同時にアクティブになるのは各ケーブル インターフェイスごとに 1 つの SPD のみです)。

ステップの概略

1. enable

2. configure terminal

3. interface cable x/y

4. cable telco-return spd spd-number phonenum dial-string

5. cable telco-return spd spd-number username login-string

6. cable telco-return spd spd-number password password-string

7. cable telco-return spd spd-number radius realm string

8. cable telco-return spd spd-number ppp-authenticate [ both | chap | pap ]

9. cable telco-return spd spd-number dhcp-authenticate

10. cable telco-return spd spd-number dhcp-server ip-address

11. cable telco-return spd spd-number dial-timer seconds

12. cable telco-return spd spd-number threshold threshold

13. cable telco-return spd spd-number service-provider string

14. cable telco-return spd spd-number factory-default

15. cable telco-return spd spd-number manual-dial

16. exit

17. exit

ステップの詳細

 

コマンドまたは処理
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

Router#

特権 EXEC モードを開始します。必要な場合は、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

Router(config)#

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

interface cable x/y

 

Router(config)# interface cable 4/0

Router(config-if)#

特定のケーブル インターフェイスに対して、ケーブル インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 4

cable telco-return spd spd-number phonenum dial-string

 

Router(config-if)# cable telco-return spd 2 phonenum 15105551212

Router(config-if)#

Telco リターン ケーブル モデムがヘッドエンドのネットワーク アクセス サーバに接続するときに使用する電話番号を指定します。

spd-number = この SPD の ID。有効範囲は 1 ~ 5 で、デフォルトはありません。

dial-string = ダイヤルされる実際の電話番号。番号のみを入力し、スペース、ハイフン、その他の特殊記号は省きます。


) 必要に応じてこのコマンドを繰り返し、最大 3 つの電話番号を指定します。



) この作業の以下のコマンドでは、spd-number はすべて、ここで指定したものと同じ値を使用します。


ステップ 5

cable telco-return spd spd-number username login-string

 

Router(config-if)# cable telco-return spd 2 username joeuser123

Router(config-if)#

ケーブル モデムが PPP 接続を確立する際に使用するユーザ名を指定します。

ステップ 6

cable telco-return spd spd-number password password-string

 

Router(config-if)# cable telco-return spd 2 password 9JwoKd7

Router(config-if)#

ケーブル モデムが PPP 接続を確立する際に使用するパスワードを指定します。

ステップ 7

cable telco-return spd spd-number ppp-authenticate [ chap | pap | both ]

 

Router(config-if)# cable telco-return spd 2 ppp-authenticate chap

Router(config-if)#

(任意)ケーブル モデムが PPP 接続を確立する際に使用する認証手順を選択します。

chap = Challenge Handshake Authentication Protocol(CHAP)

pap = Password Authentication Protocol(PAP)

both =(デフォルト)CHAP および PAP の両方

ステップ 8

cable telco-return spd spd-number radius realm string

 

Router(config-if)# cable telco-return spd 2 radius-realm cisco

Router(config-if)#

ケーブル モデムが、PPP 認証を行う際にログイン名と併せて使用するドメイン名を構成するための RADIUS レルムの文字列を指定します。

ステップ 9

cable telco-return spd spd-number dhcp-authenticate

 

Router(config-if)# cable telco-return spd 2 dhcp-authenticate

Router(config-if)#

(任意)ケーブル モデムが、 cable telco-return spd
dhcp-server
コマンドで指定する DHCP サーバを使用するよう指定します。デフォルトでは、ケーブル モデムは使用可能な任意の DHCP サーバを使用します。

ステップ 10

cable telco-return spd spd-number dhcp-server ip-address

 

Router(config-if)# cable telco-return spd 2 dhcp-server 192.168.100.213

Router(config-if)#

(任意)ケーブル モデムが認証および初期処理の際に使用する DHCP サーバの IP アドレスを指定します。デフォルトでは、ケーブル モデムは使用可能な任意の DHCP サーバを使用します。

ステップ 11

cable telco-return spd spd-number dial-timer seconds

 

Router(config-if)# cable telco-return spd 2 dial-timer 86400

Router(config-if)#

(任意)ケーブル モデムが通話を切断するまでに、電話接続がアイドル状態を続けることのできる秒数を指定します。有効範囲は 0 ~ 4,294,967,295 秒です。デフォルトは 0 です。デフォルトの場合、ダイヤルタイマーは使用されず、無通話は切断されません。

ステップ 12

cable telco-return spd spd-number threshold threshold

 

Router(config-if)# cable telco-return spd 2 threshold 3

Router(config-if)#

(任意)接続失敗と判断するまでに、 cable telco-return spd phonenum コマンドで指定した番号をケーブル モデムがダイヤルする回数を指定します(ケーブル モデムが電話を切るまでに、接続のリモート側で呼び出し音を 10 回鳴らします)。有効範囲は 1 ~ 255 で、デフォルトは 1 です。

ステップ 13

cable telco-return spd spd-number service-provider string

 

Router(config-if)# cable telco-return spd 2 service-provider CableProviderName

Router(config-if)#

(任意)ケーブル モデムが、TCD に、指定した string (サービス プロバイダー名)を含むことを指定します。

ステップ 14

cable telco-return spd spd-number factory-default

 

Router(config-if)# cable telco-return spd 2 factory-default

Router(config-if)#

(任意)ケーブル モデムが初期処理の際にこの SPD を使用することを指定します。デフォルトでは、初期処理時に SPD は使用されません。


) 各ケーブル インターフェイス上で必ず 1 つ factory-default として SPD を定義します。


ステップ 15

cable telco-return spd spd-number manual-dial

 

Router(config-if)# cable telco-return spd 2 manual-dial

Router(config-if)#

(任意)ケーブル モデムがマニュアル ダイヤル モードで動作できるようにします。


ステップ 4からステップ 15を繰り返して、各 SPD を設定します(ケーブル インターフェイスごとに最大 5 つ)。


ステップ 16

exit

 

Router(config-if)# exit

Router(config)#

インターフェイス コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 17

exit

 

Router(config)# exit

Router#

グローバル コンフィギュレーション モードを終了します。

登録 IP アドレスの設定(任意)

Termination System Information(TSI)メッセージで、代わりの登録 IP アドレスを指定するには、EXEC モードで次の作業を行います。デフォルトで、Cisco CMTS はダウンストリーム ケーブル インターフェイスの IP アドレスを登録アドレスとして使用します。別の登録アドレスを指定する場合は、この作業を行います。

ステップの概略

1. enable

2. configure terminal

3. interface cable x/y

4. cable telco-return registration-ip ip-address

5. exit

6. exit

ステップの詳細

 

コマンドまたは処理
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

Router#

特権 EXEC モードを開始します。必要な場合は、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

Router(config)#

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

interface cable x/y

 

Router(config)# interface cable 4/0

Router(config-if)#

特定のケーブル インターフェイスに対して、ケーブル インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 4

cable telco-return registration-ip ip-address

 

Router(config-if)# cable telco-return registration-ip 10.10.10.119

Router(config-if)#

ケーブル モデムが TSI メッセージで使用する代わりの登録 IP アドレスを指定します。デフォルトで、ケーブル モデムは Cisco CMTS 上のダウンストリーム ケーブル インターフェイスの IP アドレスを使用します。

ステップ 5

exit

 

Router(config-if)# exit

Router(config)#

インターフェイス コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 6

exit

 

Router(config)# exit

Router#

グローバル コンフィギュレーション モードを終了します。

Cable Monitor and Intercept動作のモニタ

現在オンラインになっている Telco リターン ケーブル モデムを表示するには、 show cable modem コマンドを使用します。次に、表示例を示します。

Router# show cable modem
 
Interface Prim Online Timing Rec QoS CPE IP address MAC address
Sid State Offset Power
Cable4/0/U0 2 online 2848 -0.50 5 1 10.2.0.3 0010.7b6b.53d5
Cable4/0/T 3 online 2853 0.25 2 1 10.2.0.101 0020.4001.4af6
Cable4/0/U0 4 online 2852 -0.75 5 1 10.2.0.6 0010.7b6b.7255
Cable4/0/U0 5 online 2850 0.25 5 1 10.2.0.7 0010.7b6b.5669
Cable4/0/U0 6 online 2851 0.00 2 1 10.2.0.4 0010.7b6b.53c9
Cable4/0/T 7 online 2849 0.50 2 0 10.2.0.102 0020.4001.4b32
 
Router#
 

show cable modem コマンドでは、アップストリーム ポートの代わりに T と表示して Telco リターン ケーブル モデムを識別します。

設定例

「Cable Monitor and Interceptの一般的な設定例」

「Cable Monitor and Interceptの最小限の設定例」

「RADIUS の最小限の設定例」

Cable Monitor and Interceptの一般的な設定例

次に、ケーブル インターフェイス上でCable Monitor and Intercept動作を有効にする一般的な設定例として、コンフィギュレーション ファイルからの抜粋を示します。

!
interface cable 6/0
ip address 172.16.1.1 secondary
ip address 10.1.1.1
no ip directed-broadcast
ip helper-address 192.168.1.1
no keepalive
cable insertion-interval 500
cable downstream annex B
cable downstream modulation 64qam
cable downstream interleave-depth 32
cable downstream frequency 687000000
cable upstream 0 frequency 13008000
no cable upstream 0 shutdown
cable telco-return enable
cable telco-return spd 1 factory-default
cable telco-return spd 1 phonenum 8005551212
cable telco-return spd 1 phonenum 4085551212
cable telco-return spd 1 phonenum 6505551212
cable telco-return spd 1 service-provider norcal
cable telco-return spd 1 dhcp-server 172.31.172.172
cable telco-return spd 1 username joe
cable telco-return spd 1 password testing
cable telco-return spd 1 dhcp-authenticate
cable telco-return spd 1 threshold 5
cable telco-return spd 1 ppp-authenticate both
cable telco-return spd 1 manual-dial
cable telco-return spd 1 dial-timer 7200
cable telco-return registration-ip 172.16.1.1

Cable Monitor and Interceptの最小限の設定例

次に、ケーブル インターフェイス上でCable Monitor and Intercept動作を有効にするために必要となる最小限の設定例として、コンフィギュレーション ファイルからの抜粋を示します。

cable telco-return enable
cable telco-return spd 1 factory-default
cable telco-return spd 1 dhcp-authenticate
cable telco-return spd 1 dhcp-server 24.1.1.84
cable telco-return spd 1 ppp-authenticate chap
cable telco-return spd 1 phonenum 918005555555
cable telco-return spd 1 phonenum 18005555555
cable telco-return spd 1 username test
cable telco-return spd 1 password test

RADIUS の最小限の設定例

次に、Cisco CMTS 上で RADIUS サポートを有効にして Authentication, Authorization, Accounting(AAA; 認証、許可、アカウンティング)を可能にするために必要となる最小限の設定例として、コンフィギュレーション ファイルからの抜粋を示します。

aaa new-model
aaa authentication login default radius enable
aaa authentication login vty line
aaa accounting update newinfo
aaa accounting exec default start-stop radius
aaa accounting commands 15 default start-stop radius
aaa accounting network default start-stop radius
aaa accounting system default start-stop radius

参考資料

Cable Monitor and Intercept機能の詳細については、次の資料を参照してください。

関連資料

関連項目
資料名

CMTS コマンド リファレンス

次の URL で『 Cisco Broadband Cable Command Reference Guide 』を参照してください。

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/cable/bbccmref/index.htm

Cisco IOS Release 12.2 コマンド リファレンス

次の URL で『 Cisco IOS Release 12.2 Configuration Guides and Command References 』を参照してください。

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios122/122cgcr/index.htm

Cisco IOS Release 12.1 のマルチサービス アプリケーション情報

次の URL で『 Cisco IOS Multiservice Applications Configuration Guide 』Release 12.1 を参照してください。

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios121/121cgcr/multi_c/index.htm

次の URL で『 Cisco IOS Multiservice Applications Command Reference 』 Release 12.1 を参照してください。

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios121/121cgcr/multi_r/index.htm

AAA および RADIUS の設定

AAA および RADIUS サーバの設定については、次の URL で『 Cisco IOS Security Configuration Guide 』 Release 12.2 の「Authentication, Authorization, and Accounting(AAA)」の章を参照してください。

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios122/ 122cgcr/fsecur_c/index.htm

Cisco uBR7100 シリーズ ユニバーサル ブロードバンド ルータのマニュアル

次の URL で『 Cisco uBR7100 Series Universal Broadband Router Hardware Installation Guide 』を参照してください。

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/cable/ubr7100/hig7100/index.htm

次の URL で『 Cisco uBR7100 Series Universal Broadband Router Software Configuration Guide 』を参照してください。

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/cable/ubr7100/scg7100/index.htm

Cisco uBR7200 シリーズ ユニバーサル ブロードバンド ルータのマニュアル

次の URL で『 Cisco uBR7200 Series Universal Broadband Router Hardware Installation Guide 』を参照してください。

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/cable/cab_rout/cr72hig/index.htm

次の URL で『 Cisco uBR7200 Series Universal Broadband Router Software Configuration Guide 』を参照してください。

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/cable/cab_rout/cr72scg/index.htm

標準規格

標準規格 1
タイトル

ANSI/SCTE 22-1 2002
(旧 SP-RFI-C01-011119)

Data-Over-Cable Service Interface Specification DOCSIS 1.0 Radio Frequency Interface(RFI)( http://www.cablemodem.com

SP-CMTRI-I01-970804

Data-Over-Cable Service Interface Specification Cable Modem Telephony Return Interface Specification, version 1.0( http://www.cablemodem.com

1.サポートしている標準規格をすべて記載しているわけではありません。

MIB

MIB 2
MIB リンク

この機能でサポートされる新しい MIB または変更された MIB はありません。

選択したプラットフォーム、Cisco IOS リリース、およびフィーチャ セットの MIB を検索してダウンロードするには、次の URL にある Cisco MIB Locator を使用します。

http://www.cisco.com/go/mibs

2.サポートしている MIB(管理情報ベース)をすべて記載しているわけではありません。

テクニカル サポート

説明
リンク

TAC ホームページは、3 万ページの技術コンテンツが検索可能で、製品、技術、ソリューション、技術ヒント、ツールへのリンクが含まれています。Cisco.com 登録ユーザは、このページからログインしてさらに豊富なコンテンツにアクセスできます。

http://www.cisco.com/public/support/tac/home.shtml