Cisco Cable Modem Termination System (CMTS) の概要
Cisco CMTS のアドミッション制御
Cisco CMTS のアドミッション制御
発行日;2012/02/03 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 6MB) | フィードバック

目次

Cisco CMTS のアドミッション制御

内容

Cisco CMTS アドミッション制御の前提条件

Cisco CMTS アドミッション制御の制約事項

注意事項

Cisco IOS Release 12.3(13a)BC におけるアドミッション制御の注意事項

Cisco CMTS アドミッション制御の概要

アドミッション制御と Cisco ユニバーサル ブロードバンド ルータ

Cisco uBR10012 ユニバーサル ブロードバンド ルータのアドミッション制御

Cisco uBR7246VXR ユニバーサル ブロードバンド ルータのアドミッション制御

Cisco CMTS のアドミッション制御およびメモリ要件

アドミッション制御と Cisco CMTS リソース

アドミッション制御と CUP 利用率

アドミッション制御とメモリ利用率

アドミッション制御とアップストリームまたはダウンストリーム帯域利用率

アップストリームまたはダウンストリーム帯域のしきい値

排他的および包括的帯域しきい値

アドミッション制御とダウンストリーム帯域

アドミッション制御とアップストリーム帯域

コンフィギュレーション コマンドの優先順

アドミッション制御と Cisco CMTS の他の機能

アドミッション制御とハイ アベイラビリティ機能

アドミッション制御とロードバランシング

アドミッション制御とスペクトル管理

Cisco CMTS でのアドミッション制御の設定方法

アドミッション制御をイベント タイプに対してイネーブルにする

前提条件

次に行う作業

CPU 利用率ベースのアドミッション制御を設定

前提条件

メモリ リソース ベースのアドミッション制御を設定

前提条件

帯域アドミッション制御の妥当性検査

ダウンストリーム帯域ベースのアドミッション制御を設定

前提条件

ダウンストリーム トラフィックのアドミッション制御の例

アップストリーム帯域ベースのアドミッション制御を設定

前提条件

アップストリーム トラフィック タイプを指定したアドミッション制御の例

次に行う作業

アップストリームおよびダウンストリーム帯域利用率の計算

Cisco CMTS のアドミッション制御のトラブルシューティング

異なるイベント タイプに対するアドミッション制御のデバッグ

CPU リソースに対するアドミッション制御のデバッグ

メモリ リソースに対するアドミッション制御のデバッグ

ダウンストリーム帯域に対するアドミッション制御のデバッグ

アップストリーム スループットに対するアドミッション制御のデバッグ

Cisco CMTS に対するアドミッション制御の設定例

非共有設定のアドミッション制御の例

BE トラフィックとの共有設定があるアドミッション制御の例

BE トラフィックとの共有設定がないアドミッション制御の例

Cisco CMTS のアドミッション制御の MIB 仕様

アドミッション制御の準拠規格、適合性、機能

アドミッション制御の準拠規格文

アドミッション制御の適合性に関する MIB ユニット

Cisco CMTS のアドミッション制御の MIB 機能文

アドミッション制御 MIB の OID

アドミッション制御 MIB のテキストの表記法

アドミッション制御グループの MIB オブジェクト

アドミッション制御の通知

CISCO-CABLE-ADMISSION-CTRL-MIB

ciscoCableAdmCtrlMIB モジュール

マニュアルの変更履歴

MIB モジュールの制約条件

アドミッション制御がある PacketCable および PCMM の MIB と MIB オブジェクト

CISCO-CABLE-PACKETCABLE-MIB

CISCO-DOCS-EXT-MIB

CISCO-CABLE-PACKETCABLE-MIB モジュール

マニュアルの変更履歴

Cisco DOCSIS PacketCable MIB 通知

PacketCable のアドミッション制御適合文 OID

CPU およびメモリ リソース設定用の MIB オブジェクト

アップストリーム チャネル利用率の設定に関する MIB オブジェクト

ダウンストリーム帯域利用率の設定に関する MIB オブジェクト

アドミッション制御イベント履歴の設定に関する MIB オブジェクト

CPU およびメモリ利用率のモニタリングに関する MIB オブジェクト

アップストリーム チャネル帯域利用率のモニタリングに関する MIB オブジェクト

ダウンストリーム帯域利用率のモニタリングに関する MIB オブジェクト

アドミッション制御方式

CPU およびメモリ リソースのアドミッション制御ダンプニング

アドミッション制御の対応

参考資料

関連資料

MIB

テクニカル サポート

Cisco CMTS のアドミッション制御

改訂: February 5, 2007, OL-1467-08-J

Cisco Cable Modem Termination System(CMTS; ケーブル モデム終端システム)のアドミッション制御は、CMTS ヘッドエンドにQuality of Service(QoS; サービス品質)を実装する多面的な機能です。アドミッション制御は従来の Cisco IOS リリースでは不可能な方法でリソースと帯域を有効に利用します。

アドミッション制御は Cisco CMTS の複数のシステムレベル リソースをモニタし、自動リソース割り当てをサービス要求ベースで実行します。アドミッション制御は、Cisco CMTS 全体のパフォーマンスを低下させるリソース消費を防ぐことによって最適なシステムレベル動作を維持します。さらに、アドミッション制御はアップストリームまたはダウンストリーム帯域リソースを特定の DOCSIS トラフィック タイプに割り当てて、非常に動的なトラフィック状況下で優先順位を維持できます。

システムレベルまたは帯域レベルのリソースがクリティカルな消費レベルになると、アドミッション制御は予定された適切な方法でサービスを適切に低下させます。アドミッション制御はトラフィックおよびリソース モニタリングに対する複数の新しいコマンドをサポートします。このマニュアルでは、Cisco IOS Release 12.3(13a)BC 対応の Cisco CMTS のアドミッション制御の原理、設定、動作、その他の情報について説明します。

Cisco CMTS アドミッション制御の機能履歴

 

リリース
変更

12.3(13a)BC

この機能が Cisco uBR10012 および Cisco uBR7246VXR ユニバーサル ブロードバンド ルータに導入されました。

 


アドミッション制御は幅広く使用されている用語で、他の多くのシスコ製品や技術の同じような名前の機能に該当します。アドミッション制御の特長の 1 つは、Cisco IOS 12.1 EC ソフトウェアで Cisco uBR7114 ユニバーサル ブロードバンド ルータをサポートしていることです。

この重要なアドミッション制御機能は、アップストリーム チャネル容量の割合を所定のアップストリームで使用できるように設定します。詳細については『Cisco uBR7100 Series Software
Configuration Guide
』を参照してください。

http://www.cisco.com/en/US/products/hw/cable/ps2211/products_configuration_guide_book09186a008007ca9a.html

 

プラットフォームおよび Cisco IOS ソフトウェア イメージのサポート情報

プラットフォームおよび Cisco IOS ソフトウェア イメージのサポート情報を調べるには、Cisco Feature Navigator を使用します。Cisco Feature Navigator は、 http://www.cisco.com/go/fn からアクセスできます。Feature Navigator にアクセスするには、Cisco.com のアカウントが必要です。アカウントを登録していない場合、またはユーザ名とパスワードを忘れた場合には、ログイン ダイアログ ボックスで Cancel をクリックして表示される手順に従います。

Cisco CMTS アドミッション制御の前提条件

Cisco CMTS のアドミッション制御には Cisco IOS Release 12.3(13a)BC 以降が必要です。また、次の条件も必要です。

Cisco uBR10012 ルータ

Cisco uBR10012 ルータに Performance Routing Engine 1 または 2(PRE1 または PRE2)モジュールが搭載され、動作していること。

Cisco uBR10012 ルータに Cisco uBR10-MC5X20U Broadband Processing Engine(BPE)が搭載され、動作していること。

Cisco uBR7246VXR ルータ

Cisco uBR7246VXR ルータに Cisco uBR-MC28U BPE または ケーブル インターフェイス ライン カードが搭載され、動作していること。

Cisco CMTS アドミッション制御の制約事項

一般的な制約事項

アドミッション制御機能はしきい値を不規則にまたは自発的に変化させるためのものではありません。たとえば、音声通話中に音声のしきい値を設定しようとすると、現在の通話に使用している帯域が正しくカウントされないことがあります。その結果、指定したインターフェイスでアドミッション制御ポリシーを正しく実行することができません。

この状態を回避するには、アドミッション制御を設定してから静的または動的なサービス フローを許可します。最良のオプションは、スタートアップ時またはインターフェイスがアップする前に所定の設定を行うことです。

その他の制約事項

Cisco IOS Release 12.3(13a)BC のアドミッション制御は Cisco CMTS で次のリソース モニタリングをサポートします。

Cisco CMTS のアップストリームおよびダウンストリーム帯域

Cisco uBR10012 および Cisco uBR7246VXR ルータ シャーシ(Cisco uBR10-MC5X20U BPE および Cisco uBR-MC28U BPE)の CPU 利用率とメモリ リソース

将来の Cisco IOS リリースでは Cisco CMTS のアドミッション制御のリソースが強化されます。

Cisco IOS Release 12.3(13a)BC のアドミッション制御には、次のような一般的な制約事項があります。

Cisco uBR10012 ルータのアドミッション制御では、WAN 帯域モニタリングはサポートされません。

注意事項

Cisco IOS Release 12.3(13a)BC におけるアドミッション制御の注意事項

 

表1-1 Cisco IOS Release 12.3(13a)BC におけるアドミッション制御の注意事項

DDTS ID 番号
説明

リリース ノートを参照

アップストリーム(US)予約値の増加は音声通話ごとに異なる

値の精度は 1% なので、見かけ上は違って表示されることがあります。1% 未満の小数値は切り捨てられます。このため、たとえば実際の値が 4.6% であれば 4% と表示され、5.2% であれば 5% と表示されます。最初のコールで帯域の 4% を消費し、次のコールで 5% 消費したかのような印象を与えることがありますが、これは実際の差が誇張されているためです。

リリース ノートを参照

サービス クラスのスケジューリング タイプがサービス クラス名と異なる

あるサービス クラス名のスケジューリング タイプが ケーブル モデム(CM)コンフィギュレーション ファイルおよびルータ コンフィギュレーションと異なる場合は、ルータ コンフィギュレーションのタイプが優先されます。

リリース ノートを参照

音声通話中のしきい値カウンタが一致しない

アドミッション制御は、DSA または DSC 要求があるたびにチェックされます。同一の音声通話の場合、MTA デバイスは複数の DSC 要求メッセージを送信することがあります。これらのメッセージでは他の帯域を要求しないことがあります。新しい帯域が要求されない場合でも、現在の利用率がしきい値の範囲外であればアラームが生成され、カウンタが増分されます。

CSCsb27203

検証チェック

アドミッション制御は帯域しきい値を検証しますが、チェックするのはこの機能が設定されているトラフィック タイプについてだけです。Cisco CMTS のリソース設定についてはチェックしません。

たとえば、ダウンストリーム(DS)帯域にアドミッション制御を設定して Committed Information Rate(CIR; 認定情報速度)データを 40% 排他的しきい値にすると、音声通話は全帯域の 60% に制限されることになります。この場合、音声しきい値を、排他的しきい値と包括的しきい値の合計が利用可能な全リソースの 60% 未満になるように設定します。

また、この場合、音声通話が帯域の 60% を超え、データ専用の予約帯域である 40% を占有することもあります。この問題を回避するには、指定方向(アップストリームまたはダウンストリーム)のすべてのトラフィック タイプについてアドミッション制御を設定します。

音声のアドミッション制御しきい値を設定しなければ、音声アドミッション制御はチェックされません。このため、新しい通話はアドミッション制御によるチェックなしで適用されます。

 

Cisco CMTS アドミッション制御の概要

Cisco CMTS のアドミッション制御は、着信サービス要求の処理やサポートを 1 つまたは複数のリソースで使用できない場合にサービス フロー要求を適切に管理するメカニズムです。このようなメカニズムがなければ、新しい要求が予想外の動作でエラーになるだけではなく、処理中のフローにも品質上の問題を引き起こす可能性があります。アドミッション制御はそのようなリソースを常にモニタし、リソースの利用状態に応じて要求を受け入れたり廃棄したりします。

アドミッション制御により、コール アドミッション時に加入者に適切な QoS を保証したり、リソース消費がクリティカルなレベルに達した場合にサービスを適切に低下させることができます。アドミッション制御は、通常であれば加入者の QoS が低下するような状況でも、予測不能なトラフィック需要による影響を軽減します。

アドミッション制御は、ケーブル モデムの登録と動的サービス(音声通話)要求の 2 つのイベント タイプを使ってリソースのモニタリングと管理を行います。Cisco CMTS でどちらかのイベントが発生すると、アドミッション制御は、関連付けられたリソースが設定された制限に当てはまることを確認してからサービス コール要求を許可し、サポートします。

アドミッション制御はトラフィック フローに QoS を適用するメカニズムではありません。スケジューリングとキューイングは QoS を実装するメカニズムの一部です。QoS はパケット ベースで適用されます。アドミッション制御チェックは、フローがコミットする前に実施されます。

Cisco IOS Release 12.3(13a)BC のアドミッション制御は Cisco CMTS で次のリソースをモニタします。

CPU 利用率 ― Cisco CMTS の CPU 利用率をモニタし、新しいトラフィックによって Cisco CMTS の CPU リソースが損なわれる場合は、現在のサービス フローの QoS を保護します。

メモリ リソースの利用率 I/O、プロセッサ、両者の合計 ) ― I/O とプロセッサの両方またはどちらか一方のメモリ リソースと消費をモニタし、CPU 利用率と同じ方法で QoS を保護します。

アップストリームおよびダウンストリームの帯域利用率 ― アップストリームおよびダウンストリームの帯域利用率およびこれらに関連するサービス クラスを、データ トラフィックであるか動的サービス トラフィックであるかを問わず、モニタします。


「アドミッション制御と Cisco CMTS リソース」も参照してください。



) アドミッション制御は、モニタ対象のリソースに応じて、クリティカルなしきい値を超えた場合または Cisco CMTS の帯域がほとんど消費された場合にサービスを適切に低下させます。


アドミッション制御により、Cisco CMTS のリソースごとにメジャーおよびマイナーしきい値を作成できます。これらのしきい値は、最大許容リソース利用率をパーセントで表します。マイナーまたはメジャーしきい値が指定したリソースを超えるたびに、アラーム トラップが送信されます。

CPU やメモリ利用率などのシステムレベル リソースでは、メジャーおよびマイナーしきい値に加えてクリティカルしきい値も設定できます。クリティカルしきい値を超えると、関連するリソースのしきい値レベルが低くなるまで新しいサービス要求が受け入れられなくなります。

アップストリームおよびダウンストリーム チャネルに、排他的および包括的しきい値を持つ帯域を割り当てることができます。この場合、特定の DOCSIS トラフィック タイプのしきい値を指定できます。

排他的帯域とは、指定したトラフィック タイプを排他的に割り当てた帯域をパーセントで表したものです。この帯域は他のトラフィック タイプと共用することができません。

包括的帯域とは、排他的帯域に追加して設定した帯域をパーセントで表したものです。包括的帯域にも特定の DOCSIS トラフィック タイプが指定できます。包括的帯域は保証された帯域ではなく、他のトラフィック タイプと共用できます。

排他的しきい値と包括的しきい値の合計が、指定したトラフィック タイプで利用できる最大帯域となります。

ここでは、その他のアドミッション制御の情報を説明します。具体的な項目は次のとおりです。

「アドミッション制御と Cisco ユニバーサル ブロードバンド ルータ」

「アドミッション制御と Cisco CMTS リソース」

「アドミッション制御と CUP 利用率」

「アドミッション制御とメモリ利用率」

「アドミッション制御とアップストリームまたはダウンストリーム帯域利用率」

「コンフィギュレーション コマンドの優先順」

「アドミッション制御と Cisco CMTS の他の機能」

アドミッション制御と Cisco ユニバーサル ブロードバンド ルータ

Cisco uBR10012 ユニバーサル ブロードバンド ルータのアドミッション制御

Cisco IOS Release 12.3(13a)BC は Cisco uBR10012 ルータおよびすべての BPE でアドミッション制御をサポートします。

Cisco uBR7246VXR ユニバーサル ブロードバンド ルータのアドミッション制御

Cisco IOS release 12.2(13)BC は Cisco uBR7246VXR ルータのアドミッション制御をサポートします。

Cisco CMTS のアドミッション制御およびメモリ要件

Cisco CMTS のアドミッション制御は、Cisco CMTS の QoS を維持し、消費量がリソース利用率を超えようとしたとき、サービスを適切に低下させる強力な機能です。

各種のスケジューリング タイプ情報、アップストリームまたはダウンストリーム トラフィックの配分、および関連するリソース チェック プロセスの情報を管理し保存するには、Cisco uBR にメモリを追加する必要があります。メモリ要件および Cisco IOS Release 12.3(13a)BC の詳細については、ご使用の製品に対応する以下のリリース ノートを参照してください。

Release Notes for Cisco uBR10012 Universal Broadband Router for Cisco IOS Release 12.3 BC

http://www.cisco.com/en/US/products/sw/iosswrel/ps5413/prod_release_note09186a0080326360.html

Release Notes for Cisco uBR7200 Series for Cisco IOS Release 12.3 BC

http://www.cisco.com/en/US/products/sw/iosswrel/ps5413/prod_release_note09186a00803265f8.html

アドミッション制御と Cisco CMTS リソース

Cisco IOS Release 12.3(13a)BC が稼働するアドミッション制御は、Cisco CMTS の次のリソースで適切な QoS ポリシーを実行します。

システムレベル リソース ― すべての Cisco CMTS 機能に影響

Route Processor(RP; ルート プロセッサ)および BPE モジュールの CPU 利用率

RP または BPE モジュールの I/O メモリ

プロセッサ メモリ

帯域レベルのリソース ― インターフェイスごとまたはポートごとのトラフィックに影響

Cisco ケーブル インターフェイス ライン カードまたは BPE の ダウンストリーム DOCSIS 1.1 帯域および QoS サポート

Cisco ケーブル インターフェイス ライン カードまたは BPE の アップストリーム DOCSIS 1.1 帯域および QoS サポート

Cisco IOS release 12.3(13a)BC は、次の Cisco CMTS ルータのリソースをサポートします。

Cisco uBR10012 ルータ リソース

Cisco uBR RP

CPU 利用率

プロセッサ メモリ

I/O メモリ

Cisco uBR ケーブル インターフェイス ライン カード

ダウンストリーム帯域

アップストリーム帯域

Cisco MC28U を搭載した Cisco uBR7246VXR ルータ リソース

Cisco uBR RP

CPU 利用率

プロセッサ メモリ

I/O メモリ

Cisco uBR ケーブル インターフェイス ライン カード

ダウンストリーム帯域

アップストリーム帯域

Cisco MC28U を搭載していない Cisco uBR7246VXR ルータ リソース

Network Processing Engine(NPE; ネットワーク処理エンジン)

CPU 利用率

プロセッサ メモリ

I/O メモリ

ダウンストリーム帯域

アップストリーム帯域

詳細については、「Cisco CMTS でのアドミッション制御の設定方法」を参照してください。

アドミッション制御と CUP 利用率

CPU 利用率は 5 秒間または 1 分間の平均として定義し、モニタされます。どのリソースの場合も、両方の平均を同時に設定することはできません。CPU 利用率には、マイナー、メジャー、およびクリティカルしきい値レベルを設定できます。

詳細については、「CPU 利用率ベースのアドミッション制御を設定」を参照してください。

アドミッション制御とメモリ利用率

Cisco CMTS のアドミッション制御には、最大 3 つのメモリ オプションが定義できます。

I/O メモリ:現在利用可能な(空いている)I/O メモリ

プロセッサ メモリ:現在利用可能なプロセッサ メモリ

両方:ルータで利用可能な I/O メモリとプロセッサ メモリの組み合わせ

CPU 利用率と同じく、メモリ リソースにもマイナー、メジャー、およびクリティカルしきい値レベルを設定できます。メモリベースのアドミッション制御では Cisco IOS Release 12.3(13a)BC が稼働するメイン CPU のメモリはサポートされますが、BPE ライン カード メモリはサポートしません。

詳細については、「メモリ リソース ベースのアドミッション制御を設定」を参照してください。

アドミッション制御とアップストリームまたはダウンストリーム帯域利用率

アドミッション制御を利用すると、さまざまな DOCSIS トラフィック タイプの帯域利用を管理できます。


) このマニュアルでは、アップストリームまたはダウンストリームの実際のスループットを帯域と呼びます。


新しいイベントが発生すると、ケーブル モデム登録イベントか動的サービス要求(PacketCable voice call)イベントかに関わらず、アドミッション制御は設定したしきい値に基づいて帯域利用率をチェックします。音声通話(または他の動的サービス)がしきい値に達した場合、新しいサービス要求は受け入れられなくなります。

ケーブル モデム登録時にはサービス フロー要求が Constant Bit Rate(CBR; 固定ビット レート)帯域要求で開始され、その帯域が利用できない場合、要求は処理されますがアラームが生成されます。ケーブル モデムのしきい値がアドミッション制御の設定を超えた場合でも、オフライン化が妨げられることはありません。

従って、しきい値に達したときにアドミッション制御が拒否するサービス要求は、緊急通報以外の音声通話です。

詳細については、「Cisco CMTS でのアドミッション制御の設定方法」を参照してください。

アップストリームまたはダウンストリーム帯域のしきい値

アドミッション制御は、アップストリームまたはダウンストリーム帯域の消費を、マイナー、メジャー、およびクリティカルしきい値についてモニタします。帯域消費がマイナーおよびメジャーしきい値を超えると、アラーム トラップが生成されます。詳細については、「Cisco CMTS でのアドミッション制御の設定方法」を参照してください。

排他的および包括的帯域しきい値

マイナーおよびメジャーしきい値以外にも、排他的または包括的しきい値を設定できます。

アップストリームまたはダウンストリーム帯域の 排他的 帯域しきい値は全帯域のパーセントで表し、特定のトラフィック タイプ専用です。

包括的 帯域しきい値は、複数のトラフィック タイプで共用できます。通常、包括的帯域はベストエフォート型(BE)トラフィックが使用しますが、必要に応じて他のトラフィック タイプも利用できます。

トラフィックが排他的しきい値を超えると、アドミッション制御は包括的帯域が空いていないかどうかを調べます。新しいサービス要求は、包括的帯域に充分な空きがある場合にだけ許可されます。

アドミッション制御とダウンストリーム帯域

ダウンストリーム帯域のアドミッション制御はデータ トラフィックと PacketCable 音声をサポートします。

トラフィックのフローが PacketCable ゲートに関連付けられていれば、音声として分類されます。

最小予約レートが 0 以外のサービス フローはすべてデータ トラフィックとして分類されます。最小予約レートが 0 のサービス フローは、BE トラフィックとして分類されます。BE トラフィックは、包括的帯域も未設定帯域も使用できます。ベストエフォート型フローが作成されると、アドミッション制御チェックは行われません。

アドミッション制御とアップストリーム帯域

アップストリーム帯域に基づくアドミッション制御では、DOCSIS で定義されたさまざまなスケジューリング サービスの帯域利用率が制御できます。ケーブル モデム登録時や動的サービス実行時(音声通話など)には、アドミッション制御チェックが実行されます。

DOCSIS では、アップストリーム チャネルのサービス フローに QoS パラメータを結合するスケジューリング サービスが定義されています。次のスケジューリング サービスまたはスケジューリング タイプが定義されています。

ベスト エフォート(BE)

非リアルタイム ポーリング サービス(NRTPS)

リアルタイム ポーリング サービス(RTPS)

アクティビティ検出型非送信請求認可サービス(UGS-AD)

非送信請求認可サービス(UGS)


) この場合の BE トラフィックは、最小予約レートが 0 以外の BE トラフィックです。DOCSIS の用語では、これは CIR トラフィックとされています。このマニュアルでは、最小予約レートが 0 の BE トラフィックを「未分類 BE」トラフィックと呼ぶことにします。この未分類 BE トラフィックは、あらゆる排他的または未使用帯域を使用できます。


各アップストリーム スケジューリング タイプには、以下を設定できます。

特定のスケジューリング タイプの全セッションのために除外すべき(排他的な)、組み合わせスループットの割合(パーセント)

特定のスケジューリング タイプの全セッションに割り当てることができる(包括的な)、組み合わせスループットの割合(パーセント)

サービス フローは、サービス クラス名を関連付けたサービスクラス テンプレートとして定義できます。通常、DOCSIS コンフィギュレーション ファイルではこのように定義されています。特定のサービス クラスにアドミッション制御しきい値を設定することもできます。あるサービス クラスのしきい値は、そのサービス クラスが属するスケジューリング タイプのしきい値で包まれています。言い換えるなら、特定のスケジューリング タイプの全サービス クラスに対する排他的しきい値の合計は、そのスケジューリング タイプの排他的しきい値よりも小さいことが必要です。


) 先に Cisco CMTS のアップストリーム DOCSIS サービス クラスを定義し、それからアドミッション制御を設定します。


詳細については、「アップストリーム帯域ベースのアドミッション制御を設定」を参照してください。

コンフィギュレーション コマンドの優先順

帯域ベースのアドミッション制御は、インターフェイス レベルまたはグローバル レベルで設定できます。アップストリーム帯域の場合、アドミッション制御はアップストリーム レベルでも設定できます。

アドミッション制御をインターフェイスレベルしきい値とグローバルしきい値の両方に設定してからインターフェイスレベル コンフィギュレーションを削除すると、そのインターフェイスではグローバル コンフィギュレーションしきい値が有効になります。

グローバルに設定した場合、アップストリーム、ダウンストリームを問わず、すべてのインターフェイスが同じグローバル コンフィギュレーションであると見なされます。あるインターフェイスにグローバル コンフィギュレーション以外の帯域が設定された場合、またはグローバル コンフィギュレーションに代わる帯域が設定されると、インターフェイスのしきい値セットによってグローバルしきい値が上書きされます。また、アップストリーム帯域に個別のアップストリームが設定されると、インターフェイスレベルの値またはグローバル コンフィギュレーション値は上書きされます。


) アップストリームまたはダウンストリーム帯域に適用するしきい値は、物理インターフェイスに適用します。アドミッション制御コンフィギュレーション コマンドは、サブインターフェイスやバンドリング インターフェイスなどの仮想インターフェイスには適用されません。


アドミッション制御と Cisco CMTS の他の機能

アドミッション制御とハイ アベイラビリティ機能

Cisco IOS Release 12.3(13a)BC の場合、アドミッション制御とハイ アベイラビリティ機能には、HCCP N+1 冗長構成と RP スイッチオーバーについて次のような相互関係があります。

HCCP N+1 冗長構成を持つ Cisco CMTS のアドミッション制御

Cisco uBR10012 ルータを HCCP N+1 冗長構成にした場合、HCCP 実行インターフェイスと保護インターフェイスの間に予定内または予定外のスイッチオーバーが発生しても、アドミッション制御が維持されます。スイッチオーバーが発生したトラフィックやサービスは、緊急通話の優先を含むアドミッション制御リソース割り当てを自動的に維持します。

設定情報については、『 N+1 Redundancy for the Cisco Cable Modem Termination System 』を参照してください。

RPR+ を持つ Cisco uBR10012 ルータのアドミッション制御

Cisco uBR10012 ルータが Route Processor Redundancy Plus(RPR+)構成の場合、PRE モジュールがプライマリ RP からセカンダリ RP へのスイッチオーバー時にも設定パラメータが保持されます。RP 間の CLI(コマンドライン インターフェイス)設定は同期され、スイッチオーバー時にサポートされますが、次のカウンタと統計情報に注意してください。

CPU およびメモリ リソースのアドミッション制御カウンタと統計は PRE スイッチオーバー時に失われます。

ライン カードのアドミッション制御帯域リソース(DS および US カウンタと統計情報)は維持されます。

RPR+ 構成については、次の URL の Cisco.com で『 Route Processor Redundancy Plus on the Cisco uBR10012 Universal Broadband Router 』を参照してください。

http://www.cisco.com/en/US/products/hw/cable/ps2209/products_feature_guide09186a00801a24e0.html

アドミッション制御とロードバランシング

Cisco CMTS のロードバランシングは、アップストリームおよびダウンストリーム帯域利用率を効率化します。ロードバランシングには、アドミッション制御との相互関係にとって次の利点があります。

静的サポート ― ケーブル モデム登録時にアップストリームおよびダウンストリーム チャネルを分散させます。

動的サポート ― 動作中にリアルタイムでチャネルの負荷をモニタし、分散させます。

動的ロードバランシングの一部としてアップストリームまたはダウンストリームを移動するケーブル モデムには、任意のある時点でアクティブな音声通話が存在している可能性があります。従って、次の方法で Upstream Channel Change(UCC; アップストリーム チャネル変更)および DCC(Downstream Channel Change)を行うとリソースがアドミッション制御に侵害されていないかどうかを確認できます。

CPU 利用率に関しては、メインの CPU プロセッサだけが考慮されているため、ケーブル モデムが別のアップストリームやダウンストリームに移った場合、CMTS の実効 CPU は影響を受けません。このため、CPU 利用率にアドミッション制御が設定されていても CPU ではアドミッション制御チェックが実行されません。

メモリの場合、CPU 利用率と同様、メインの CPU メモリだけが調整されます。このため、ケーブル モデムが移動した場合の影響はごくわずかで、アドミッション制御チェックは不要です。

アップストリーム DOCSIS 帯域の場合、ケーブル モデムが新しいアップストリーム チャネルに移ると、新しいチャネルのアドミッション制御基準に従う必要があります。このため、ロードバランシング時にアドミッション制御チェックが実行されます。新しいチャネルのしきい値要件が適合しない場合、チャネル遷移は禁止されます。

たとえば、全負荷の 70% を占めるアップストリーム チャネル Upstream1 が、UGS フローを持つケーブル モデムを、20% の負荷のみを占める別のチャネル Upstream2 に移す場合、Upstream2 に設定したアドミッション制御しきい値が UGS フローの 18% しかなければ、移動は失敗します。

ダウンストリーム DOCSIS 帯域の場合も、アップストリームの場合と同様、十分な利用帯域がない新しいダウンストリーム チャネルにケーブル モデムをロードバランシングすると、ロードバランシングが中断します。

Cisco CMTS のロード バランシングの詳細については、Cisco.com で次のマニュアルを参照してください。Cisco.com には次の ULR でアクセスできます。

Load Balancing for the Cisco CMTS

http://www.cisco.com/en/US/products/hw/cable/ps2217/products_feature_guide09186a00801b17f2.html

アドミッション制御とスペクトル管理

Cisco IOS Release 12.3(13a)BC が稼働する Cisco ルータにアドミッション管理が設定されている場合はスペクトル管理および周波数ホッピングとも連動します。この場合の帯域はパーセントで割り当てられており、関連するしきい値とともに周波数ホッピングでも維持されます。帯域利用率が排他的帯域と包括的帯域の組み合わせよりも低いときに音声通話がドロップすると、アドミッション制御のアラームが生成されます。

アドミッション制御では、スペクトル管理および周波数ホッピングに対して限定的なサポートしか行われません。このため、あるチャネルの全トラフィックが別の帯域に移動すると、新しいチャネルの有効なデータ レートが元のチャネルよりも低くなることがあります。アドミッション制御のしきい値は移動しても保持されますが、トラフィック タイプが変わると帯域割り当てが変わってしまうことがあります。このため、シスコでは、アドミッション制御をイネーブルにした状態で周波数ホッピングを行う場合は、新しいチャネルの実効データ レートを元のチャネルの実効データ レートと同じにすることを推奨します。

Cisco CMTS でのアドミッション制御の設定方法

デフォルトでは、Cisco ルータにはアドミッション制御が設定されていません。サポートするリソースとトラフィック タイプに応じてアドミッション制御を設定し、有効にする必要があります。ここでは、Cisco CMTS でアドミッション制御を設定する手順を説明します。設定する際は以下の順番を推奨します。アドミッション制御はすべてのリソース タイプに設定する必要はありませんが、最初にアドミッション制御イベント タイプを設定してください。

「アドミッション制御をイベント タイプに対してイネーブルにする」

Cisco CMTS でアドミッション制御チェックを開始するイベントを設定します。

「CPU 利用率ベースのアドミッション制御を設定」

CPU 利用率のしきい値レベルを設定します。アドミッション制御チェック時にしきい値レベルを超えると、レベルに応じて、アラームが生成されるかサービスが適切に拒否されます。

「メモリ リソース ベースのアドミッション制御を設定」

メモリ リソース タイプと関連するしきい値レベルを設定します。

「帯域アドミッション制御の妥当性検査」

アドミッション制御の設定が矛盾しないように、最初に設定が検証されます。エラーが検出されるとエラー メッセージが表示され、設定は行われません。

「ダウンストリーム帯域ベースのアドミッション制御を設定」

排他的または包括的ダウンストリーム帯域を割り当てます。グローバル レベルであるかインターフェイス レベルであるかは問いません。また、最適化されたダウンストリーム QoS サポートにも、マイナーおよびメジャーしきい値を設定します。

「アップストリーム帯域ベースのアドミッション制御を設定」

排他的または包括的アップストリーム帯域を割り当てます。グローバル レベル、インターフェイス レベル、アップストリームごとのレベルで設定できます。また、アップストリーム トラフィックに最適化された DOCSIS QoS をモニタして保守するマイナーしきい値およびメジャーしきい値も設定できます。

「アップストリームおよびダウンストリーム帯域利用率の計算」

アップストリームまたはダウンストリームの実際の帯域消費量を計算する手順を説明します。

アドミッション制御をイベント タイプに対してイネーブルにする

アドミッション制御は、次の 1 つまたは複数のイベントに対してイネーブルにできます。Cisco CMTS で他の設定を行う前に、次のいずれかのイベントをアドミッション制御に設定します。

ケーブル モデムの登録

音声通話要求(PacketCable 音声通話またはその他の動的サービス)

次の手順を実行し、一方または両方のイベント タイプを設定します。

前提条件

イベント タイプ、トラフィック タイプ、CMTS リソースしきい値が Cisco CMTS に設定され、イネーブルであること。「Cisco CMTS アドミッション制御の前提条件」も参照してください。

ステップの概略

1. enable

2. configure terminal

3. cable admission-control event { cm-registration | dynamic-service }

4. Ctrl-Z

ステップの詳細

コマンドまたは処理
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードを開始します。

必要な場合は、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

cable admission-control event { cm-registration | dynamic-service }

 

Router(config)# cable admission-control event cm-registration

Router(config)# cable admission-control event dynamic-service

アドミッション制御でリソース モニタリングと管理を行う Cisco CMTS にイベント タイプを設定します。次のいずれかのキーワードを指定します。両方を指定することもできます。

cm-registration ― ケーブル モデム登録時にアドミッション制御チェックを実行します。登録時にリソースが不足している場合、ケーブル モデムはオンラインになりますが、ケーブル モデムからのコールは拒否されます。

dynamic-service ― 音声通話の要求時にアドミッション制御チェックを実行します。

ステップ 4

Ctrl-Z

 

Router(config-if)# Ctrl^Z

特権 EXEC モードに戻ります。

 

次に、Cisco CMTS のグローバル コンフィギュレーション モードで両方のイベント タイプをイネーブルにする例を示します。

Router(config)# cable admission-control event cm-registration

Router(config)# cable admission-control event dynamic-service

 

次に行う作業

設定後は、次の 2 つのコマンドを使用して、イベント タイプと Cisco CMTS でのアドミッション制御トラフィック イベントの活動状況を確認できます。

debug cable admission-control

RTPS - 14 0 18 0 25 0 5

アドミッション制御でモニタして管理するリソースが Cisco CMTS で設定されていない場合、このあとの手順を参照して設定します。

CPU 利用率ベースのアドミッション制御を設定

アドミッション制御では、CPU 利用率にマイナー、メジャー、およびクリティカルしきい値を設定できます。しきい値は CPU 利用率をパーセントで指定します。ケーブル モデム登録や動的サービスなどのイベントが発生したとき、CPU 利用率がメジャーまたはマイナーしきい値よりも大きい場合はアラームが生成されます。クリティカルしきい値よりも大きい場合、その新しいサービスは適切に拒否されます。

アドミッション制御のしきい値レベルは、次のいずれかの方法で有効にできます。Cisco CMTS はどちらの方法もサポートしますが、同時に指定することはできません。

cpu-5sec ― 詳細レベルを設定します。cpu-5sec が設定されているクリティカルしきい値よりも大きくなると、Cisco CMTS は新しい要求を拒否します。これは、時間的な要求が厳しいアクティビティを保護する設定です。新しい要求がルータに設定した CPU しきい値レベルを超えると、アドミッション制御が動作します。

cpu-avg ― CPU 利用率平均で、通常レベルの設定です。低い周波数の CPU 利用率を抜き出して指数関数的な加重平均を計算したものです。新しいサービス要求がルータに設定した CPU ピークしきい値レベルを超えると、アドミッション制御が動作します。

前提条件

「Cisco CMTS アドミッション制御の前提条件」も参照してください。

ステップの概略

1. enable

2. configure terminal

3. cable admission-control { cpu-5sec | cpu-avg } minor < num1 > major < num2 > critical < num3 >

4. Ctrl-Z

ステップの詳細

コマンドまたは処理
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードを開始します。

必要な場合は、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

[ no ] cable admission-control { cpu-5sec | cpu-avg } minor < num1 > major < num2 > critical < num3 >

 

Router# cable admission-control cpu-avg minor 60 major 70 critical 80

CPU メモリしきい値を設定します。

cpu-5sec ― 5 秒間の平均 CPU 利用率

cpu-avg ― 1 分間の平均 CPU 利用率

minor < num1 > ― マイナーしきい値レベルを指定します。 num1 はパーセントで、1 ~ 100 の整数です。

major < num2 > ― メジャーしきい値レベルを指定します。 num2 はパーセントで、1 ~ 100 の整数です。

critical < num3 > ― クリティカルしきい値レベルを指定します。 num3 はパーセントで、1 ~ 100 の整数です。

このコマンドのデフォルト値はありません。


cpu-5seccpu-avg を同時に設定することはできません。


ステップ 4

Ctrl-Z

 

Router(config-if)# Ctrl^Z

特権 EXEC モードに戻ります。

 


) マイナー値(num1)を超えると、アラーム(トラップ)が送信されます。メジャー値(num2)を超えると、別のアラーム(トラップ)が送信されます。クリティカル値(num3)を超えると、その要求は適切に拒否されます。



) リソースが再設定されると、しきい値カウンタは 0 に設定されます。



) マイナーしきい値はメジャーしきい値よりも小さく、メジャーしきい値はクリティカルしきい値よりも小さい値であることが必要です。


メモリ リソース ベースのアドミッション制御を設定

Cisco CMTS には次の 3 つのメモリ リソースを設定できます。

I/O メモリ:現在利用可能な(空いている)I/O メモリ

プロセッサ メモリ:現在利用可能なプロセッサ メモリ

両方:ルータで利用可能な I/O メモリとプロセッサ メモリの組み合わせ

メモリベースのアドミッション制御では Cisco IOS Release 12.3(13a)BC が稼働するメイン CPU のメモリはサポートされますが、BPE ライン カード メモリはサポートしません。CPU 利用率と同様、マイナー、メジャー、およびクリティカルしきい値レベルを設定できます。

前提条件

「Cisco CMTS アドミッション制御の前提条件」も参照してください。

ステップの概略

1. enable

2. configure terminal

3. cable admission-control { io-mem | proc-mem | total-memory } minor < num1 > major < num2 > critical < num3 >

4. Ctrl-Z

ステップの詳細

コマンドまたは処理
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードを開始します。

必要な場合は、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

[ no ] cable admission-control io-mem | proc-mem | total-memory } minor < num1 > major < num2 > critical < num3 >

 

Router# need two new examples

Cisco ルータに CPU メモリしきい値を設定します。

io-mem ― I/O メモリを設定します。

proc-mem ― プロセッサ メモリを設定します。

total-memory ― I/O メモリとプロセッサ メモリを組み合わせて設定します。

minor < num1 > ― マイナーしきい値レベルを指定します。 num1 はパーセントで、1 ~ 100 の整数です。

major < num2 > ― メジャーしきい値レベルを指定します。 num2 はパーセントで、1 ~ 100 の整数です。

critical < num3 > ― クリティカルしきい値レベルを指定します。 num3 はパーセントで、1 ~ 100 の整数です。

このコマンドのデフォルト値はありません。


) 以上の 3 つのメモリしきい値レベルをすべて設定する必要があります。


ステップ 4

Ctrl-Z

 

Router(config-if)# Ctrl^Z

特権 EXEC モードに戻ります。

 


) マイナー値(num1)を超えると、アラーム(トラップ)が送信されます。メジャー値(num2)を超えると、別のアラーム(トラップ)が送信されます。クリティカル値(num3)を超えると、その要求は適切に拒否されます。



) リソースが再設定されると、しきい値カウンタは 0 に設定されます。


帯域アドミッション制御の妥当性検査

アドミッション制御は Cisco CMTS の複数のリソースに基づいており、これらのリソースをモニタします。それぞれのトラフィック タイプに、メジャー、マイナー、排他的および包括的しきい値を設定できます。アドミッション制御の設定が矛盾しないように、最初に設定が検証されます。エラーが検出されるとエラー メッセージが表示され、設定は行われません。

指定したリソースにしきい値を設定する前に、アドミッション制御は以下のガイドラインに従って設定の有効性を確認します。

1. 指定したリソースのマイナーしきい値はメジャーしきい値よりも小さく、メジャーしきい値は排他的またはクリティカルしきい値よりも小さい値であること。たとえば、マイナーしきい値が 45%、メジャーしきい値が 65%、クリティカルしきい値が 85% に設定されている必要があります。

2. ダウンストリームおよびアップストリーム帯域では、排他的しきい値と最大に設定された包括的しきい値の合計が 100% よりも小さいこと。たとえば、スケジューリング タイプのアップストリーム帯域では、UGS、UGS-AD、RTPS、nRTPS トラフィックの排他的しきい値がそれぞれ 15% に設定されていれば、これらのアップストリーム スケジューリング タイプには合計で 60% の排他的予約が設定されていることになります。つまり、包括的帯域は 40% となります。その結果、スケジューリング タイプは最大包括的しきい値は 40%(100% - 60%)となり、40% 未満に設定する必要があります。

3. アップストリーム帯域では、任意のスケジューリング タイプに対する全サービス クラスの排他的しきい値の合計は、そのスケジューリング タイプの排他的しきい値よりも小さい値である必要があります。たとえば、UGS サービス クラス ugs_class1 および ugs_class2 スケジューリング タイプが設定されている環境では、スケジューリング タイプ UGS の排他的しきい値が 50% に設定されている場合、ugs_class1 と ugs_class2 のしきい値合計は 50% を超えることはできません。このため、そのスケジューリング タイプの排他的帯域では、そのスケジューリング タイプのサービス クラスに対する排他的帯域が割り当てられます。

4. アップストリーム帯域では、あるスケジューリング タイプの包括的帯域は、そのスケジューリング タイプに設定されたすべてのサービス クラスの最大包括値より大きいことが必要です。つまり、UGS スケジューリング タイプの包括的しきい値を 20% に設定すると、サービス クラス ugs_class1 および ugs_class2 の包括的しきい値は 20% を超えることができません。


注意 アドミッション制御では設定したトラフィック タイプについてのみ帯域しきい値が検証されます。それ以外のリソースは検証されません。たとえば、ダウンストリーム帯域のアドミッション制御で CIR データに 40% の排他的しきい値を設定すると、音声通話はその帯域の 60% に限定されることになります。ただし、音声のしきい値を設定していない場合、音声のアドミッション制御はチェックされません。その結果、新しい通話はアドミッション制御チェックを受けずに適用されることになります。このため、音声通話が帯域の 60% を超え、さらにデータ専用に予約された 40% の帯域を占有する可能性もあります。この問題を回避するには、指定方向(アップストリームまたはダウンストリーム)のすべてのトラフィック タイプについてアドミッション制御を設定します。この例では、音声しきい値を、排他的しきい値と包括的しきい値の合計が利用可能な全リソースの 60% 未満になるように設定します。

詳細については、「ダウンストリーム帯域ベースのアドミッション制御を設定」を参照してください。

ダウンストリーム帯域ベースのアドミッション制御を設定

ダウンストリーム帯域ベースのアドミッション制御では、音声またはデータ トラフィックの帯域利用率が制御できます。ケーブル モデム登録時や動的サービス実行時(音声通話など)にはアドミッション制御チェックが実行されます。


) ダウンストリームには、アップストリームにあったようなスケジューリング タイプはありません。


アドミッション制御は、使用するダウンストリーム DOCSIS スループット合計と利用可能なダウンストリーム DOCSIS スループット合計の比較に基づいて判断します。

ダウンストリームしきい値は次のいずれかの方法で設定できます。

Cisco ルータのすべてのダウンストリーム ケーブル インターフェイスを、グローバル コンフィギュレーション モードで一度に設定する

指定したケーブル インターフェイスごとにすべてのダウンストリーム ポートをインターフェイス コンフィギュレーション モードで設定する

Cisco CMTS でダウンストリームしきい値レベルを設定して有効にするには、次の手順を実行します。

前提条件

「Cisco CMTS アドミッション制御の前提条件」も参照してください。

ステップの概略

1. enable

2. configure terminal

3. (Optional) interface cable { slot | subslot } { slot / subslot / port }

4. [no] cable admission-control ds-bandwidth < traffic-type> minor <minor-threshold> major < major-threshold > exclusive < exclusive-percentag e> [non-exclusive <non-exclusive-percentage>]

5. Ctrl-Z

ステップの詳細

コマンドまたは処理
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードを開始します。

必要な場合は、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

interface cable {slot | subslot} {slot/subslot/port}

 

Router(config)# interface c8/0/1

(任意)この機能は、インターフェイス コンフィギュレーション モードで、指定したインターフェイスにだけ実装します。ステップ 4 のグローバル コンフィギュレーションではグローバル コンフィギュレーション モードを使用します。

インターフェイスにダウンストリームしきい値を設定すると、そのコンフィギュレーションはグローバル コンフィギュレーションよりも優先されます。

ステップ 4

[no] cable admission-control ds-bandwidth < traffic-type> minor <minor-threshold> major < major-threshold > exclusive < exclusive-percentag e> [non-exclusive <non-exclusive-percentage>]

 

Router(config)# cable admission-control ds-bandwidth voice minor 15 major 25 exclusive 30 non-exclusive 15

 

グローバル コンフィギュレーションでは、Cisco CMTS のすべてのインターフェイスのダウンストリーム音声またはデータ帯域に、マイナー、メジャー、および排他的しきい値が設定されます。音声とデータの両方の帯域を設定する場合はこのステップを繰り返します。

この機能は、グローバル コンフィギュレーション モードで、Cisco CMTS 全体にわたって実装されます。それ以外の場合は、ステップ 3 のように、インターフェイス コンフィギュレーション モードでこのコマンドを使用します。帯域の値は次のとおりです。

ds-bandwidth ― ダウンストリーム スループットしきい値を設定します。

traffic-type ― 次のいずれかのキーワードを指定して、アドミッション制御を適用するトラフィック タイプを設定します。どちらの設定も Cisco CMTS に適用できます。

voice ― ダウンストリーム音声トラフィックに適用します。

data ― ダウンストリーム データ トラフィックを適用します。

minor <minor-threshold> ― マイナー アラームしきい値を設定します。minor-threshold はパーセントで、1 ~ 100 です。

major <major-threshold> ― メジャー アラームしきい値を設定します。major-threshold はパーセントで、1 ~ 100 です。

exclusive < exclusive-percentage > ― このクラスに排他的に予約したスループットをパーセントで指定します(音声またはデータ)。 exclusive-percentage は 1 ~ 100 の整数です。このスループットは、他のクラスでは使用できません。

non-exclusive < non-exclusive-percentage > ― (任意)排他的な部分に加えてこのクラスで使用できるスループットをパーセントで設定します。non-exclusive-percentage は 1 ~ 100 の整数です。包括的スループットなので、他のクラスを指定して使用することもできます。

Cisco CMTS からダウンストリーム帯域を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します

no cable admission-control ds-bandwidth

ステップ 5

Ctrl-Z

 

Router(config-if)# Ctrl^Z

特権 EXEC モードに戻ります。

 

ダウンストリーム トラフィックのアドミッション制御の例

ここでは、ダウンストリーム トラフィックのアドミッション制御に設定した例を示します。この例では、音声トラフィックの帯域消費が 30% を超えると、新しい音声フローが拒否されます。

30% ダウンストリーム スループットは音声トラフィックに排他的に予約されています。

音声トラフィックに生成されるマイナーおよびメジャー アラームはそれぞれ 15% と 25% です。

次の Cisco IOS コマンドを使用すると、この設定が実装されます。

Router(config)# cable admission-control ds-bandwidth voice minor 15 major 25 exclusive 30
 

この例では、音声通話の帯域使用が 30% を超えると音声通話が拒否されます。さらに、音声フローが排他的設定を超えるように柔軟性を持たせて、全ダウンストリーム スループットの 50%(30% + 20%)まで消費するようにできます。その場合のコマンドは次のとおりです。

Router(config)# cable admission control downstream voice minor 15 major 25 exclusive 30 non-exclusive 20
 

このコマンドを使用すると、音声利用が 50%(30% + 20%)を超えると通話が拒否されます。

同様に、次のようなデータしきい値が設定できます。

Router(config)# cable admission control downstream data minor 15 major 25 exclusive 50 non-exclusive 10
 

次に、上のコンフィギュレーション コマンドを使用してマルチ トラフィック クラスでスループットの種類を移行させる方法を説明します。

ステージ 1 ― 初期スループットの割り当て

ダウンストリーム スループットの分散状況は次のとおりであるとします。

音声しきい値:30% が設定されており、現在は 20% を消費

データしきい値:50% が設定されており、現在は 40% を消費

表1-2 にスループットの分散状況を示します。

 

表1-2 ステージ 1 におけるスループットの割り当てと消費

スループットのタイプ
設定(%)
消費(%)
残量(%)

音声

30%

20%

10%

データ

50%

40%

10%

ベスト エフォート(未分類)

0%

40%(100% - 20% - 40%)

ステージ 2 ― 音声トラフィックが排他的スループットである 30% を超過

状態が次のように変化したとします。

音声スループットが 40% になり、包括的スループットから 10% を取得

データ(ベストエフォート CIR)スループットが 50% になり、すべての排他的データ スループットを消費

ベストエフォートは包括的スループットの 10% を音声トラフィックに譲る

表1-3 にスループットの分散状況を示します。

 

表1-3 ステージ 1 におけるスループットの割り当てと消費

スループットのタイプ
設定(%)
消費(%)
残量(%)

音声

30%

40% (30% + 10%)

0%

データ

50%

50%

0%

ベスト エフォート(未分類)

0%

10% (100% - 40% - 50%)

ステージ 3 ― データ スループットの消費が 10% 増加

このステージでは、データ スループットの消費が 10% 増えて 60% になり、音声スループットはそのままであるとします。この場合、残っていたベストエフォート包括的帯域がすべて消費されます。

表1-4 にスループットの分散状況を示します。

 

表1-4 ステージ 1 におけるスループットの割り当てと消費

スループットのタイプ
設定(%)
消費(%)
残量(%)

音声

30%

40%(30% + 10%)

0%

データ

50%

60%(50% + 10%)

0%

ベスト エフォート(未分類)

0%(100% - 40% - 60%)


) この例で初めて Cisco CMTS のスループット消費が 100% になり、ステージ 3 以降で発生するトラフィックに使用できるスループットがなくなりました。


ステージ 4 ― 音声スループット消費がさらに 10% 増加

このステージではさらに音声通話が増え、Cisco CMTS の包括的(ベストエフォート)スループットが全部で 20% 必要になりました。音声はデータ トラフィックに優先されるので、現在データが使用している包括的スループットのうち 10% が音声に振り替えられます。音声は包括的スループットをすべて消費し、全体の 50% になりました。データ スループット消費は 60% から 50% に戻りました。

表1-5 にスループットの分散状況を示します。

 

表1-5 ステージ 1 におけるスループットの割り当てと消費

スループットのタイプ
設定(%)
消費(%)
残量(%)

音声

30%

50% (30% + 20%)

0%

データ

50%

50%

0%

ベスト エフォート(未分類)

20%

0%

0%

音声が排他的および包括的スループットを使い切ってしまったので、これ以上音声通話を許可することはできません。

アップストリーム帯域ベースのアドミッション制御を設定

アップストリーム帯域に基づくアドミッション制御では、DOCSIS で定義されたさまざまなスケジューリング サービスの帯域利用率が制御できます。ケーブル モデム登録時や動的サービス実行時(音声通話など)には、アドミッション制御チェックが実行されます。

DOCSIS の定義では、スケジューリング サービスとは、QoS パラメータがアップストリーム チャネルのサービス フローに結び付けられたものです。次のスケジューリング サービスまたはスケジューリング タイプが定義されています。

ベスト エフォート(BE)

非リアルタイム ポーリング サービス(NRTPS)

リアルタイム ポーリング サービス(RTPS)

アクティビティ検出型非送信請求認可サービス(UGS-AD)

非送信請求認可サービス(UGS)

サービスクラス名を関連付けたサービス フローもあります。

特定のスケジューリング タイプの全セッションのために除外すべき(排他的な)、組み合わせスループットの割合(パーセント)

特定のスケジューリング タイプの全セッションに割り当てることができる(包括的な)、組み合わせスループットの割合(パーセント)

サービス フローは、サービス クラス名を関連付けたサービスクラス テンプレートとして定義できます。通常、DOCSIS コンフィギュレーション ファイルではこのように定義されています。特定のサービス クラスにアドミッション制御しきい値を設定することもできます。あるサービス クラスのしきい値は、そのサービス クラスが属するスケジューリング タイプのしきい値で包まれています。

言い換えるなら、特定のスケジューリング タイプの全サービス クラスに対する排他的しきい値の合計は、そのスケジューリング タイプの排他的しきい値よりも小さいことが必要です。アップストリームしきい値は次の 3 つのレベルで設定できます。

グローバル コンフィギュレーション モード ― しきい値をグローバルに設定します(すべてインターフェイスおよびすべてアップストリーム)。

インターフェイス コンフィギュレーションのインターフェイス コンフィギュレーション モード ― しきい値を特定のインターフェイスだけに適用します。両方とも設定した場合、この値がグローバル設定よりも優先します。

アップストリーム コンフィギュレーション別のインターフェイス コンフィギュレーション モード ― しきい値を特定のアップストリームだけに適用します。この値は、アップストリーム別のコンフィギュレーションを他のコンフィギュレーションと組み合わせて設定した場合、どの設定の値よりも優先します。


) 先に Cisco CMTS のアップストリーム DOCSIS サービス クラスを定義し、それからそのサービス クラスのアドミッション制御を設定します。


Cisco CMTS でアップストリームしきい値レベルを設定して有効にするには、次の手順を実行します。

前提条件

「Cisco CMTS アドミッション制御の前提条件」も参照してください。

ステップの概略

グローバル コンフィギュレーション

1. enable

2. configure terminal

3. cable admission-control us-bandwidth [sched <sched-type> | service <service-class-name>] minor < minor-threshold > major <major-threshold> exclusive <exclusive-percentage> [ non-exclusive < non-exclusive-percentage > ]

4. Ctrl-Z

インターフェイス コンフィギュレーション

1. enable

2. configure terminal

3. interface cable [ slot/port | slot/sublot/port ]

4. cable upstream < n > admission-control us-bandwidth [sched <sched-type> | service <service-class-name>] minor <minor-threshold> major <major-threshold> exclusive <exclusive-percentage> [non-exclusive <non-exclusive-percentage>]

5. Ctrl-Z

アップストリーム ポート コンフィギュレーション

1. enable

2. configure terminal

3. interface cable [ slot/port | slot/sublot/port ]

4. cable upstream < port-no > admission-control us-bandwidth [sched <sched-type> | service <service-class-name>] minor <minor-threshold> major <major-threshold> exclusive <exclusive-percentage> [non-exclusive <non-exclusive-percentage>]

5. Ctrl-Z

グローバル コンフィギュレーションの詳細手順

 

コマンドまたは処理
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードを開始します。

必要な場合は、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

cable admission-control us-bandwidth [sched <sched-type> | service <service-class-name>] minor <minor-threshold> major <major-threshold> exclusive <exclusive-percentage> [non-exclusive <non-exclusive-percentage>]

 

Router(config)# cable admission-control us-bandwidth scheduling-type RTPS minor 10 major 20 exclusive 30 non-exclusive 10

 

Cisco CMTS に、グローバル アップストリーム帯域しきい値および排他的または包括的帯域しきい値を設定します。

us-bandwidth ― アップストリーム帯域しきい値を設定するコマンドであることを示します。

sched <sched-type> ― トラフィック クラスのスケジューリング タイプを指定します。<sched-type> には次の値があります。

BE ― ベストエフォート トラフィック

NRTPS ― 非リアルタイム ポーリング サービス

RTPS ― リアルタイム ポーリング サービス

UGS-AD ― UGS-AD サービス

UGS ― UGS サービス

service <service-class-name> ― 英数字の文字列。すでに定義したサービス クラス名を表します。スケジューリング タイプ別にクラスを指定するのではなく、サービス クラスを指定するキーワードとして使用します。


) 『Cisco Broadband Cable Command Reference Guide』で cable service class コマンドを参照してください。


minor <minor-threshold> ― マイナー アラームしきい値を設定します。minor-threshold はパーセントで、1 ~ 100 です。

major <major-threshold> ― メジャー アラームしきい値を設定します。major-threshold はパーセントで、1 ~ 100 です。

exclusive <exclusive-percentage> ― アップストリーム スループット リソースのクリティカルしきい値。このクラスに排他的に予約されているスループットをパーセントで指定します。exclusive-percentage は 1 ~ 100 の範囲の値です。この帯域は、他のクラスには使用できません。

non-exclusive <non-exclusive-percentage> ― (任意)排他的な部分に加えてこのクラスで使用できる帯域をパーセントで設定します。non-exclusive-percentage は 1 ~ 100 の整数です。包括的な帯域なので、他のクラスを指定して使用することもできます。

ステップ 4

Ctrl-Z

 

Router(config-if)# Ctrl^Z

特権 EXEC モードに戻ります。

インターフェイス コンフィギュレーションの詳細手順

 

コマンドまたは処理
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードを開始します。

必要な場合は、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

interface cable [ slot/port | slot/sublot/port ]

 

Router(config)# interface c8/0/1

特定のポートに対して、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

Cisco uBR の場合は次の方法でスロットを指定します。

slot/subslot/port ― Cisco uBR10012 ルータの場合で、slot は 5 ~ 8、subslot は 0 または 1、port は 0 ~ 4 です(ケーブル インターフェイスによって異なります)。

slot/port ― Cisco uBR7246VXR ルータの場合で、slot は 3 ~ 6、port は 0 または 1 です。ケーブル インターフェイスによって異なります。

ステップ 4

cable admission-control us-bandwidth [sched <sched-type> | service <service-class-name>] minor <minor-threshold> major <major-threshold> exclusive <exclusive-percentage> [non-exclusive <non-exclusive-percentage>]
 
 

Router(config-if)# cable admission-control us-bandwidth sched UGS minor 30 major 35 exclusive 40 non-exclusive 10

指定したインターフェイスと関連するすべてのアップストリームで、アップストリーム スループットのアドミッション制御をイネーブルにします。

us-bandwidth ― このコマンドでアップストリーム スループットしきい値を設定することを指定します。

sched <sched-type> ― トラフィック クラスのスケジューリング タイプを指定します。<sched-type> には次の値があります。

BE ― ベストエフォート トラフィック

NRTPS ― 非リアルタイム ポーリング サービス

RTPS ― リアルタイム ポーリング サービス

UGS-AD ― UGS-AD サービス

UGS ― UGS サービス

service <service-class-name> ― 英数字の文字列。すでに定義したサービス クラスを表します。スケジューリング タイプ別のクラス名を指定する代わりに、service-class-name を使ってクラス名を指定してキーワードにできます。

minor <minor-threshold> ― マイナー アラームしきい値を設定します。

major <major-threshold> ― メジャー アラームしきい値を設定します。

exclusive <exclusive-percentage> ― アップストリーム スループット リソースのクリティカルしきい値。このクラスに排他的に予約されているスループットをパーセントで指定します。exclusive-percentage は 1 ~ 100 の整数です。このスループットは、他のクラスでは使用できません。

non-exclusive <non-exclusive-percentage> ― (任意)排他的な部分に加えてこのクラスで使用できるスループットをパーセントで設定します。non-exclusive-percentage は 1 ~ 100 の整数です。包括的なスループットなので、他のクラスを指定して使用することもできます。

ステップ 5

Ctrl-Z

 

Router(config-if)# Ctrl^Z

特権 EXEC モードに戻ります。

ポートレベル コンフィギュレーションの詳細ステップ

 

コマンドまたは処理
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードを開始します。

必要な場合は、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

interface cable [ slot/port | slot/sublot/port ]

 

Router(config)# interface c8/0/1

特定のポートに対して、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

Cisco uBR の場合は次の方法でスロットを指定します。

slot/subslot/port ― Cisco uBR10012 ルータの場合で、slot は 5 ~ 8、subslot は 0 または 1、port は 0 ~ 4 です(ケーブル インターフェイスによって異なります)。

slot/port ― Cisco uBR7246VXR ルータの場合で、slot は 3 ~ 6、port は 0 または 1 です。ケーブル インターフェイスによって異なります。

ステップ 4

cable upstream < n > admission-control us-bandwidth [sched <sched-type> | service <service-class-name>] minor <minor-threshold> major <major-threshold> exclusive <exclusive-percentage> [non-exclusive <non-exclusive-percentage>]
 

Router(config-if)# cable upstream admission-control us-bandwidth sched UGS minor 30 major 35 exclusive 40 non-exclusive 10

指定したポートのアップストリーム スループットについてアドミッション制御をイネーブルにします。この設定は、アップストリーム ポートの粒度を最適化するために、Cisco CMTS のすべてのアップストリーム ポートに行う必要があります。

upstream ― 指定したアップストリームに設定を行い、インターフェイスや Cisco CMTS の従来の設定を上書きします。

n ― Cisco uBR7246VXR ルータでは slot/port 、Cisco uBR10012 ルータでは slot/subslot/port です。

us-bandwidth ― このコマンドでアップストリーム スループットしきい値を設定することを指定します。

sched <sched-type> ― トラフィック クラスのスケジューリング タイプを指定します。<sched-type> には次の値があります。

BE ― ベストエフォート トラフィック

NRTPS ― 非リアルタイム ポーリング サービス

RTPS ― リアルタイム ポーリング サービス

UGS-AD ― UGS-AD サービス

UGS ― UGS サービス

service <service-class-name> ― 英数字の文字列。すでに定義したサービス クラスを表します。スケジューリング タイプ別のクラス名を指定する代わりに、service-class-name を使ってクラス名を指定してキーワードにできます。

minor <minor-threshold> ― マイナー アラームしきい値を設定します。

major <major-threshold> ― メジャー アラームしきい値を設定します。

exclusive <exclusive-percentage> ― アップストリーム帯域にクリティカルしきい値を設定します。
< exclusive-percentage > は 1 ~ 100 の整数です。この帯域は他のクラスには使用できません。

non-exclusive <non-exclusive-percentage> ― (任意)排他的な部分に加えてこのクラスで使用できるスループットをパーセントで設定します。<non-exclusive-percentage> は 1 ~ 100 の整数です。この帯域は包括的帯域なので、指定されている他のトラフィック タイプで使用される可能性があります(以下の例を参照)。BE トラフィックの包括部分の割合は、デフォルトで 100% です。他のクラスの他のセッションが届いた場合、BE トラフィックの包括部分を上書きして受け入れます。

ステップ 5

Ctrl-Z

 

Router(config-if)# Ctrl^Z

特権 EXEC モードに戻ります。

 

アップストリーム トラフィック タイプを指定したアドミッション制御の例

ここでは、次のアップストリーム帯域(スループット)の例を示します。

40% が UGS トラフィックに排他的に予約されている

15% が RTPS トラフィックに排他的に予約されている

UGE のマイナーおよびメジャー アラームがそれぞれ 30% と 35% で生成される

RTPS トラフィックのマイナーおよびメジャー アラームがそれぞれ 8% と 12% で生成される

UGS と RTS をこのように設定するには、次の 2 つの Cisco IOS コマンドを実行します。

Router(config)# cable admission-control us-bandwidth scheduling type UGS minor 30 major 35 exclusive 40
Router(config)# cable admission-control us-bandwidth scheduling type RTPS minor 8 major 12 exclusive 15
 

Cisco CMTS をこのように初期設定することで、次の QoS ポリシーが実現されます。

UGS トラフィックが 40% を超えると、そのあとの UGS フローは拒否される

同様に、RTPS トラフィックが 15% を超えると、そのあとの RTPS フローは拒否される

この例では、未分類 BE トラフィックは、残りの 45% のスループット(100% - 55%)と 100% の包括スループットを利用できる

さらに、このシナリオの QoS ポリシーには次のような柔軟性もあります。上で UGS クラスと RTPS クラスに排他的に予約したパーセントに加えて、UGS フローは排他部分の割合を超えてアップストリーム スループットの 50% まで消費できます。

この設定は、次の 2 つの Cisco IOS コマンドを実行して実現します。コマンドは UGS と RTPS にそれぞれ適用されます。

Router(config)# cable admission-control us-bandwidth scheduling type UGS minor 30 major 35 exclusive 40 non-exclusive 10
Router(config)# cable admission-control us-bandwidth scheduling type RTPS minor 8 major 12 exclusive 15

次に、マルチ トラフィック クラスがある場合のスループットの移行方法を、割合(パーセント)の変化とともに示します。

ステージ 1 ― 初期スループットの割り当て

上のコマンドで定義したように、初期スループットを次のように割り当てます。トラフィックは次のようになっているものとします。

UGS フロー:排他的スループットに 40% 割り当てられており、現在 30% を使用している

RTPS フロー:排他的スループットに 15% 割り当てられており、現在 15% を使用している

この例では、未分類 BE トラフィックは残りの 45%(100% - 55%)を利用できます。未分類 BE トラフィックは、排他的帯域の 55% が未使用であれば、こちらも使用できます。未分類 BE トラックは残りの 45% の帯域を使用できますが、実際には 30% を使用しています。

表1-6 にスループットの分散状況を示します。

 

表1-6 ステージ 1 におけるスループットの割り当てと消費

スループットのタイプ
設定(%)
消費(%)
残量(%)

UGS

40%

30%

10%

RTPS

15%

15%

0%

ベストエフォート

30%

15%

ステージ 2 ― UGS がさらにスループットを要求

UGS スループットが増加して 45% になったとします。これは、排他的割り当てを 5% 超えてしまいます。トラフィック要件のこのような変更に応えて、UGS は自分の包括的スループットのうち 5% を使用します。その結果、未分類 BE で使用できるスループットは 5% 少なくなります。

これ以外は、次の条件に変化はありません。

RTPS スループット消費は 15% のままです。

未分類 BE スループットの消費は 30% のままです。

表1-7 に、スループットの割り当て、消費、残量の変化を示します。

 

表1-7 ステージ 2 におけるスループットの割り当てと消費

スループットのタイプ
設定(%)
消費(%)
残量(%)

UGS

40%

45% (40% + 5%)

0%

RTPS

15%

15%

0%

ベストエフォート

30%

10%

ステージ 3 ― BE トラフィックが(包括的)スループットを超えようとする

BE データ トラフィックが増えて包括的スループットの 40% を消費し、しきい値を超えようとしている場合です。Cisco CMTS は BE トラフィックの追加要求(40% を超える消費)を適切に拒否します。

これ以外は、次の条件に変化はありません。

UGS スループット消費は 45% のままですが、残っているスループットはありません。

RTPS スループット消費は 15% のままですが、残っているスループットはありません。

表1-8 に、スループットの割り当て、消費、残量の変化を示します。

 

表1-8 ステージ 3 におけるスループットの割り当てと消費

スループットのタイプ
設定(%)
消費(%)
残量(%)

UGS

40%

45%(40% + 5%)

0%

RTPS

15%

15%

0%

ベストエフォート

40%

0%

ステージ 4 ― UGS がさらにスループットを要求

UGS がさらに 5% のスループットを要求したとします。UGS は全スループットの 50% を消費することになります。UGS は BE のアクティブ スループットに 5% を要求し、UGS に振り替えます。BE トラフィックは 35% に減少しますが、RTPS の消費帯域には影響がありません。


) この例で初めて Cisco CMTS のスループット消費が 100% になり、ステージ 4 以降、Cisco CMTS で使用できるスループットがなくなりました。


ステージ 4 では次の条件には変化がありません。

RTPS スループット消費は 15% のままですが、残っているスループットはありません。

表1-9 に、スループットの割り当て、消費、残量の変化を示します。

 

表1-9 ステージ 4 におけるスループットの割り当てと消費

スループットのタイプ
設定(%)
消費(%)
残量(%)

UGS

40%

50%(40% + 5% + 5%)

0%

RTPS

15%

15%

0%

ベストエフォート

35%

0%

次に行う作業

設定後は、次の 2 つのコマンドを使用して、Cisco CMTS のアップストリーム トラフィックの活動状況とイベントを確認できます。

debug cable admission-control

RTPS - 14 0 18 0 25 0 5

アップストリームおよびダウンストリーム帯域利用率の計算

アドミッション制御機能は US および DS チャネルごとにカウンタを管理します。このカウンタには現在の帯域予約が保存されます。サービス要求により新しいサービス フローが作成されると、アドミッション制御は新しいフローに必要な帯域を見積もり、ルータに追加します。帯域は以下のように計算して見積もります。

DS サービス フローに必要な帯域は最小予約レートで、DOCSIS サービス フロー QoS パラメータで指定されています。

US フローの必要帯域は次のように算出します。

BE フローに必要な帯域は最小予約レートで、DOCSIS サービス フロー QoS パラメータで指定されています。

UGS フローに必要な帯域は認可サイズ×毎秒の認可数で、DOCSIS で指定されています。

RTP および RTPS フローに必要な帯域は、DOCSIS サービス フロー QoS パラメータで指定されている最小予約レートと、スロット要求のスケジュール指定に必要な帯域の合計です。

UGSAD フローに必要な帯域は、ペイロードに必要な帯域(UGS フローと同じ)とスロット要求のスケジュール指定に必要な帯域の合計です。

以上の計算では、アドミッション制御の PHY オーバーヘッドが明確になっていません。DOCSIS オーバーヘッドは UGS および UGS-AD フローでのみ計算されます。利用可能な帯域の端数を見積もるには、PHY および DOCSIS オーバーヘッドを明らかにし、DOCSIS 保守メッセージのスケジュールによって発生するオーバーヘッドも明確にして計算する必要があります。アドミッション制御は、生データ レートに 80% の補正率を適用して利用可能な帯域合計を算出します。

次に、US 音声通話の帯域を計算する例を示します。

G711 コーデックで生成した音声通話を持つ UC チャネルを例に取ります。

チャネル幅は 3.2 MHz で、16 QAM、生データ レートは 10.24 MHz です。

G711 コーデックは 64 Kbps の音声トラフィックを生成します。このときのサンプリング レートは 20 ミリ秒です。

つまり、それぞれのサンプル ペイロードは 160 バイトです。RTP、UDP および IP、イーサネットおよび DOCSIS オーバーヘッドを含めたパケット サイズは 232 バイトになります。毎秒 50 サンプルとすれば 92.8 Kbps となります。

つまり、新しい通話ごとにアドミッション制御は現在の予約に 92.8 Kbps を追加します。利用可能な帯域合計は生データの 80% なので 8.192 Mbps となります。

このチャネルにしきい値が 70% の UGS トラフィックを設定すると、音声に割り当てた帯域は 8.192 × 0.7 = 5.7344 Mbps となります。これは、1 通話が 92.8 Kbps なので 62 通話となります。しきい値が 99% であれば、許容通話数は 87 になります。

補正率 80% は全オーバーヘッドの概算です。正確な補正率は、生データ、PHS オプション、FEC オプションなどの複数の要因によって変わります。

UGS パケットは固定サイズなので、UGS データ レートはそのまま算出できます。他のタイプのパケット サイズは一定ではないので、正確なチャネル利用は予測できません。この例では、しきい値は 99% で、チャネルは音声通話だけを送信する場合、スケジューラ制限はアドミッション制御しきい値よりも先に設定され、85 通話以後の通話は予定されません。

結果として、アドミッション制御機能による正確な帯域推計は保証されません。

Cisco CMTS のアドミッション制御のトラブルシューティング

アドミッション制御は QoS ポリシーの範囲内で複数のリソースをサポートします。アドミッション制御のモニタリングとトラブルシューティングを行う第一歩は、必要に応じて、次のリソースの自動デバッグをイネーブルにすることです。

「異なるイベント タイプに対するアドミッション制御のデバッグ」

「CPU リソースに対するアドミッション制御のデバッグ」

「メモリ リソースに対するアドミッション制御のデバッグ」

「ダウンストリーム帯域に対するアドミッション制御のデバッグ」

「アップストリーム スループットに対するアドミッション制御のデバッグ」

異なるイベント タイプに対するアドミッション制御のデバッグ

アドミッション制御のイベント志向型トラブルシューティングをイネーブルにするには、特権 EXEC モードで debug cable admission-control event コマンドを使用します。

Router# debug cable admission-control event
*Sep 12 23:15:22.867: Entering admission control check on PRE and it's a cm-registration
*Sep 12 23:15:22.867: Admission control event check is TRUE
 

アドミッション制御イベント タイプのアドミッション制御チェックを行ってエラーが生じた場合は、次のセクションでイベントと設定に関する詳細を参照してください。

debug cable admission-control

RTPS - 14 0 18 0 25 0 5

「Cisco CMTS でのアドミッション制御の設定方法」

CPU リソースに対するアドミッション制御のデバッグ

アドミッション制御の CPU トラブルシューティングをイネーブルにするには、特権 EXEC モードで debug cable admission-control cpu コマンドを使用します。

Router# debug cable admission-control cpu
*Sep 12 23:08:53.255: CPU admission control check succeeded
*Sep 12 23:08:53.255: System admission control check succeeded
*Sep 12 23:08:53.255: CPU admission control check succeeded
*Sep 12 23:08:53.255: System admission control check succeeded
 

CPU リソースのアドミッション制御チェックを行ってエラーが生じた場合、次のセクションで CPU 利用率しきい値、イベント、および設定に関する詳細を参照してください。

debug cable admission-control

RTPS - 14 0 18 0 25 0 5

「Cisco CMTS でのアドミッション制御の設定方法」

メモリ リソースに対するアドミッション制御のデバッグ

アドミッション制御の メモリ トラブルシューティングをイネーブルにするには、特権 EXEC モードで debug cable admission-control memory コマンドを使用します。

Router# debug cable admission-control memory
*Sep 12 23:08:53.255: CPU admission control check succeeded
*Sep 12 23:08:53.255: System admission control check succeeded
*Sep 12 23:08:53.255: CPU admission control check succeeded
*Sep 12 23:08:53.255: System admission control check succeeded
 

メモリ リソースのアドミッション制御チェックを行ってエラーが生じた場合、次のセクションで メモリしきい値、イベント、および設定に関する詳細を参照してください。

debug cable admission-control

RTPS - 14 0 18 0 25 0 5

「Cisco CMTS でのアドミッション制御の設定方法」

ダウンストリーム帯域に対するアドミッション制御のデバッグ

アドミッション制御のダウンストリーム スループット トラブルシューティングをイネーブルにするには、特権 EXEC モードで debug cable admission-control ds-bandwidth コマンドを使用します。

Router# debug cable admission-control ds-bandwidth
Oct 8 23:29:11: Failed to allocate DS bandwidth for
CM 0007.0e01.1db5 in adding a new service entry
 

ダウンストリームのアドミッション制御チェックを行ってエラーが生じた場合、次のセクションで スループットしきい値、イベント、および設定に関する詳細を参照してください。

debug cable admission-control

RTPS - 14 0 18 0 25 0 5

「Cisco CMTS でのアドミッション制御の設定方法」

アップストリーム スループットに対するアドミッション制御のデバッグ

アドミッション制御のアップストリーム スループット トラブルシューティングをイネーブルにするには、特権 EXEC モードで debug cable admission-control us-bandwidth コマンドを使用します。

Router# debug cable admission-control us-bandwidth
R7612-ubr10k#
Oct 8 23:29:11: Failed to allocate US bandwidth for
CM 0007.0e01.9b45 in adding a new service entry
 

アップストリームのアドミッション制御チェックを行ってエラーが生じた場合、次のセクションで スループットしきい値、イベント、および設定に関する詳細を参照してください。

debug cable admission-control

RTPS - 14 0 18 0 25 0 5

「Cisco CMTS でのアドミッション制御の設定方法」

Cisco CMTS に対するアドミッション制御の設定例

Cisco CMTS の複数のリソースが同じスループットに対して競合することがあります。このような場合、アドミッション制御は次のようなプライオリティを設定します。

BE サービスのスループットは最低のプライオリティです。

排他的権利を持つサービスは BE サービスに優先しますが、サービス同士のプライオリティは同じです。

このため、BE トラフィックがスループットの他のトラフィックと競合する場合は、他のサービス クラスがプライオリティを獲得します。BE サービス クラス以外の複数のサービス クラスが同じスループットで競合する場合、先着順でスループットを使用します。この例はあとで示します。

ここでは、スループットが複数のリソースで包括的に共有される場合や、排他的に割り当てられ共有されない場合のアドミッション制御の例を示します。

「ダウンストリーム トラフィックのアドミッション制御の例」

「アップストリーム トラフィック タイプを指定したアドミッション制御の例」

「非共有設定のアドミッション制御の例」

「BE トラフィックとの共有設定があるアドミッション制御の例」

「BE トラフィックとの共有設定がないアドミッション制御の例」

非共有設定のアドミッション制御の例

UGS と RTPS がスループットを排他的および包括的に保持する場合のアドミッション制御の例です。

RTPS ― 排他的部分が 40%、包括的部分が 10%

RTPS ― 排他的部分が 40%、包括的部分が 10%

この例では、排他的部分の合計が 80% となります。このため、Cisco CMTS のスループットのうち 20% が両方のクラスで利用できることになります。包括的部分はそれぞれ 10% に設定されているので、各クラスのセッションが競合することはありません。UGS および RTPS への要求は同時に満たされ、Cisco CMTS でスループットを共有する必要はありません。

BE トラフィックとの共有設定があるアドミッション制御の例

UGS と RTPS がリソースを共有し、さらに BE トラフィックとも共有するアドミッション制御の例です。

RTPS ― 排他的部分が 40%、包括的部分が 20%

RTPS ― 排他的部分が 20%、包括的部分が 20%

BE ― 排他的部分が 20%

この例では、排他的スループットの割り当て合計が 80% で、残りの 20 % が包括的スループットとして共有されます。UGS と RTPS には包括的部分がそれぞれ 20% に設定されており、この 20% を UGS と RTPS で共有します。さらに、BE クラスもこのスループットを共有できます。ただし、BE クラスには排他的帯域しかないため、同じ 20% の帯域で先着順で競合する場合は、UGS または RTPS クラスが BE クラスに優先します。

BE トラフィックとの共有設定がないアドミッション制御の例

UGS と RTPS は包括的 BE スループットとリソースを共有しますが、BE トラフィックやスループット消費がない場合のアドミッション制御の例です

RTPS ― 排他的部分が 40%、包括的部分が 10%

RTPS ― 排他的部分が 50%、包括的部分が 10%

この例では、排他的スループットは全クラスの 90% で、残りの 10% が Cisco CMTS の包括的スループットです。両方のクラスの包括的部分はそれぞれ 10% に設定されており、UGS と RTPS には同じプライオリティがあるので、どちらのクラスもこの 10% を先着順で使用します。

 

RTPS - 14 0 18 0 25 0 5
BE - 16 21 18 20 20 100 5
 
Resource - Downstream Bandwidth
Flow Minor # of Major # of Excls # of Non-Excls Curr. Conf
Type Level Times Level Times Level Times Level Reserv Level
voice 35 10 40 8 45 6 0 38 I
 

Cisco CMTS のアドミッション制御の MIB 仕様

Cisco IOS Release 12.3(13a)BC は、アドミッション制御に新しい SNMP MIB(管理情報ベース)とオブジェクトを導入しました。Cisco CMTS のアドミッション制御では、3 つのタイプのプライマリ MIB がサポートされます。

コンフィギュレーション アトリビュート

モニタリング アトリビュート

SNMP 通知

ここでは、Cisco IOS Release 12.3(13a)BC が稼働するアドミッション制御での次の MIB について説明します。

アドミッション制御の一般的な MIB

「アドミッション制御の準拠規格、適合性、機能」

「アドミッション制御 MIB の OID」

「アドミッション制御 MIB のテキストの表記法」

「アドミッション制御グループの MIB オブジェクト」

「アドミッション制御の通知」

Cisco CMTS のアドミッション制御の MIB

「CISCO-CABLE-ADMISSION-CTRL-MIB」

「ciscoCableAdmCtrlMIB モジュール」

「アドミッション制御がある PacketCable および PCMM の MIB と MIB オブジェクト」

アドミッション制御コンフィギュレーションの MIB オブジェクト

「CPU およびメモリ リソース設定用の MIB オブジェクト」

「アップストリーム チャネル利用率の設定に関する MIB オブジェクト」

「ダウンストリーム帯域利用率の設定に関する MIB オブジェクト」

「アドミッション制御イベント履歴の設定に関する MIB オブジェクト」

アドミッション制御モニタリングの MIB オブジェクト

「CPU およびメモリ利用率のモニタリングに関する MIB オブジェクト」

「アップストリーム チャネル帯域利用率のモニタリングに関する MIB オブジェクト」

「ダウンストリーム帯域利用率のモニタリングに関する MIB オブジェクト」

Cisco CMTS の MIB について詳しくは Cisco.com で次の資料を参照してください。

『Cisco CMTS MIB Specifications Guide』

http://www.cisco.com/en/US/products/hw/cable/ps2217/products_mib_quick_reference_book09186a00801e8b9c.html

Cisco MIB Web ページ

http://www.cisco.com/public/sw-center/netmgmt/cmtk/mibs.shtml

アドミッション制御の準拠規格、適合性、機能

アドミッション制御の準拠規格文

Cisco IOS Release 12.3(13a)BC で動作するアドミッション制御は、準拠規格に関連する次のオブジェクトを使用します。

ciscoCableAdmCtrlCompliances Object Identifier(OID; オブジェクト識別子)

::= { ciscoCableAdmCtrlMIBConform 1 }

ciscoCableAdmCtrlMIBGroups OID

::= { ciscoCableAdmCtrlMIBConform 2 }

ciscoCableAdmCtrlCompliance module (::= {ciscoCableAdmCtrlCompliances 1}) ― この文には、Cisco Cable Admission Control MIB を実装するエンティティが含まれます。このモジュールの必須グループは次のとおりです。

ciscoCableAdmCtrlConfigGroup

ciscoCableAdmCtrlStatGroup

ciscoCableAdmCtrlEventHistGroup

ciscoCableAdmCtrlNotifGroup

ciscoCableAdmCtrlCompliance モジュールには次のオブジェクトが含まれます。どのオブジェクトにも読み取り専用の MIN-ACCESS が設定されています。書き込みおよび作成アクセスは必要ありません。

ccacSysRscConfigStatus

ccacSysRscConfigMinorThreshold

ccacSysRscConfigMajorThreshold

ccacSysRscConfigCritThreshold

ccacUsConfigStatus

ccacUsConfigMinorThreshold

ccacUsConfigMajorThreshold

ccacUsConfigExclusivePercent

ccacUsConfigNonExclusivePercent

ccacDsConfigStatus

ccacDsConfigMinorThreshold

ccacDsConfigMajorThreshold

ccacDsConfigExclusivePercent

ccacDsConfigNonExclusivePercent

アドミッション制御の適合性に関する MIB ユニット

次のアドミッション制御のオブジェクト グループと関連するオブジェクトは、適合性 MIB ユニットに関連しています。

ciscoCableAdmCtrlConfigGroup (::= {ciscoCableAdmCtrlMIBGroups 1}) ― このオブジェクトの集合は、イベント モニタリングと通知コンフィギュレーションを提供します。

ccacNotifyEnable,

ccacEventMonitoring,

ccacSysRscConfigStatus,

ccacSysRscConfigMinorThreshold,

ccacSysRscConfigMajorThreshold,

ccacSysRscConfigCritThreshold,

ccacUsConfigStatus,

ccacUsConfigMinorThreshold,

ccacUsConfigMajorThreshold,

ccacUsConfigExclusivePercent,

ccacUsConfigNonExclusivePercent,

ccacDsConfigStatus,

ccacDsConfigMinorThreshold,

ccacDsConfigMajorThreshold,

ccacDsConfigExclusivePercent,

ccacDsConfigNonExclusivePercent

ciscoCableAdmCtrlStatGroup (::= { ciscoCableAdmCtrlMIBGroups 2 }) ― このオブジェクトの集合は、リソースに基づくアドミッション制御データを提供します。

ccacSysRscUtilization

ccacSysRscMinorCrosses

ccacSysRscMajorCrosses

ccacSysRscCountersDscTime

ccacSysRscCriticalCrosses

ccacUsUtilization

ccacUsMinorCrosses

ccacUsMajorCrosses

ccacUsExclusiveCrosses

ccacUsCountersDscTime

ccacDsUtilization

ccacDsMinorCrosses

ccacDsMajorCrosses

ccacDsExclusiveCrosses

ccacDsCountersDscTime

ciscoCableAdmCtrlEventHistGroup (::= { ciscoCableAdmCtrlMIBGroups 3 }) ― このオブジェクトの集合は、次のアドミッション制御イベント ロギングを定義します。

ccacEventHistTableSize

ccacEventHistLastIndex

ccacEventThreshObjectInstance

ccacEventTypeChecked

ccacEventResourceUtilization

ccacEventThreshCrosses

ccacEventTimeStamp

ciscoCableAdmCtrlNotifGroup (::= { ciscoCableAdmCtrlMIBGroups 4 }) ― この通知グループは、アドミッション制御システム リソース、アップストリーム チャネル帯域、ダウンストリーム帯域を管理してモニタします。

ccacNotification

Cisco CMTS のアドミッション制御の MIB 機能文

CISCO-CABLE-ADM-C-CAPABILITY は次の定義をインポートします。

MODULE-IDENTITY(SNMPv2-SMI から)

AGENT-CAPABILITIES(SNMPv2-CONF から)

ciscoAgentCapability(CISCO-SMI から)

ciscoCableAdmCtrlCapability モジュール(::= { ciscoAgentCapability 427 }) ― この新しいモジュールは、CISCO-CABLE-ADMISSION-CTR-MIB ("200412110000Z") のエージェント機能を提供します。

ciscoCableAdmCtrlCapability (::= { ciscoCableAdmCtrlCapability 1 }) ― この V12R00 機能エージェントは、アドミッション制御 MIB 機能を提供します。イベント履歴テーブルの最大サイズは 5000 に制限されています。このエージェントは CISCO-CABLE-ADMISSION-CTRL-MIB をサポートし、ciscoCableAdmCtrlEventHistGroup MIB オブジェクト グループを含みます。

VARIATION ― ccacEventHistTableSize

SYNTAX ― Unsigned32 (0..5000)

ciscoCableAdmCtrlCapabilityV12R00 AGENT-CAPABILITIES ::= { ciscoCableAdmCtrlCapability 1 } ― Cisco ケーブル アドミッション制御 MIB 機能を提供します。このエージェントは CISCO-CABLE-ADMISSION-CTRL-MIB をサポートし、ciscoCableAdmCtrlEventHistGroup MIB オブジェクト グループを含みます。

VARIATION ― ccacEventHistTableSize

SYNTAX ― Unsigned32 (0..5000)

DESCRIPTION ― イベント履歴テーブルの最大サイズは現在のところ 5000 に制限されています。

アドミッション制御 MIB の OID

Cisco IOS release 12.3(13a)BC は、関連する MIB オブジェクトに次のアドミッション制御 OID を使用します。

ciscoCableAdmCtrlMIBNotifs ::= { ciscoCableAdmCtrlMIB 0 }

ciscoCableAdmCtrlMIBObjects ::= { ciscoCableAdmCtrlMIB 1 }

ciscoCableAdmCtrlMIBConform ::= { ciscoCableAdmCtrlMIB 2 }

ccacObjects ::= { ciscoCableAdmCtrlMIBObjects 1 }

ccacConfigObjects ::= { ciscoCableAdmCtrlMIBObjects 2 }

ccacStatObjects ::= { ciscoCableAdmCtrlMIBObjects 3 }

ccacEventHistory ::= { ciscoCableAdmCtrlMIBObjects 4 }

アドミッション制御 MIB のテキストの表記法

Cisco IOS Release 12.3(13a)BC は、アドミッション制御に次のテキスト表記法を使用します。

Percent ― パーセント範囲内の整数

SYNTAX ― Unsigned32 (0...100)

NonZeroPercent ― 0 以外のパーセント範囲内の整数

SYNTAX ― Unsigned32 (1...100)

QoSServiceClassNameOrNull ― ヌル ストリングまたは QoS サービス クラス名を表す文字列『SP-RFIv1.1-I05-000714』の「Appendix C.2.2.3.4」参照してください。

SYNTAX ― OCTET STRING (SIZE(0..15))

CcacMonitoredEvent ― CMTS アドミッション制御でモニタするイベントのタイプ

dynamicSvcFlow ― 動的サービス フローにより、レイヤ 2 帯域でのオンデマンド予約が可能

cmRegistration ― ケーブル モデムから CMTS に送信する登録要求

構文ビット設定は次のとおりです。

dynamicSvcFlow = 0

cmRegistration = 1

『SP-RFIv1.1-I05-000714』の「Appendix C.2.2.3.3」、および『SP-RFIv2.0-IO2-020617』の「Section 11.2」を参照してください。

CcacSysRscMonitoredType ― CMTS アドミッション制御でモニタされるシステム リソースのタイプ

cpu5Sec ― 直前の 5 秒間がビジー状態であった CPU のパーセント

cpu1Min ― 直前の 1 分間がビジー状態であった CPU のパーセント

procMem ― 使用中のプロセス メモリのパーセント

ioMem ― 使用中の I/O メモリのパーセント

totalMem ― I/O メモリおよびプロセス メモリが使用中のメモリのパーセント

構文の i 整数は次のとおりです。

cpu5Sec = 1

cpu1Min = 2

procMem = 3

ioMem = 4

totalMem = 5

CcacDSTrafficMonitoredType ― CMTS アドミッション制御でモニタされるダウンストリーム トラフィック タイプ

voice ― ダウンストリーム音声トラフィック

data ― ダウンストリーム データ トラフィック

構文の整数は次のとおりです。

voice = 1

data = 2

アドミッション制御グループの MIB オブジェクト

ccacNotifyEnable ― (オブジェクト タイプ)MIB で通知を生成するオブジェクトです。このオブジェクトが「true」の場合、エージェントはこの MIB で定義された通知を生成します。このオブジェクトが「false」の場合、エージェントはこの MIB で定義された通知を生成しません(::= { ccacObjects 1 })。

SYNTAX ― TruthValue

MAX-ACCESS ― read-write

DEFVAL ― false

ccacEventMonitoring ― (オブジェクト タイプ)CMTS アドミッション制御でモニタされるイベントを指定します(::= { ccacObjects 2 })。

SYNTAX ― CcacMonitoredEvent

MAX-ACCESS ― read-write

アドミッション制御の通知

ccacNotification ― (通知タイプ)モニタ対象のしきい値を超えるとこの通知が送信されます(::= { ciscoCableAdmCtrlMIBNotifs 1 })。

この通知には次のオブジェクトがあります。

ccacEventThreshObjectInstance

ccacEventTypeChecked

ccacEventResourceUtilization

ccacEventThreshCrosses

CISCO-CABLE-ADMISSION-CTRL-MIB

CISCO-CABLE-ADMISSION-CTRL-MIB は、他の MIB で定義される次のオブジェクトを使用します。

MODULE-IDENTITY

OBJECT-TYPE

NOTIFICATION-TYPE

Gauge32

Unsigned32

Counter32(SNMPv2-SMI から)

TEXTUAL-CONVENTION

RowStatus

TruthValue

TimeStamp

VariablePointer(SNMPv2-TC から)

OBJECT-GROUP

NOTIFICATION-GROUP

MODULE-COMPLIANCE(SNMPv2-CONF から)

ifIndex

InterfaceIndexOrZero(IF-MIB から)

SchedulingType(DOCS-QOS-MIB から)

entPhysicalIndex(ENTITY-MIB から)

ciscoMgmt(CISCO-SMI から)

ciscoCableAdmCtrlMIB モジュール

ciscoCableAdmCtrlMIB モジュールは、Cisco CMTS のアドミッション制御で管理するオブジェクトを定義します。この場合、アドミッション制御は、Cisco CMTS が次のリソースのイベントを割り当ててモニタするときに従う規則を参照します。

CPU およびメモリ利用率 ― モニタリング イベントが発生するときの物理エンティティ(メイン プロセッサ、ライン カード、BPE など)のデータおよびしきい値

アップストリーム チャネル帯域利用率 ― スケジューリング タイプまたはサービス クラス ベース

ダウンストリーム チャネル帯域利用率 ― 音声またはデータ ベース

Cisco CMTS のアドミッション管理でモニタするイベントには次のものがあります。

動的サービス フロー作成要求 ― 動的サービス フローにより、レイヤ 2 帯域でオンデマンド予約できます。CMTS は、音声通話またはビデオ セッションを持続して帯域を有効に活用する特別な QoS をケーブル モデムに動的に提供します。

ケーブル モデム登録時のリソース要求 ― ケーブル モデム登録時に CMTS リソースが必要です。ケーブル モデム登録要求を受信すると、CMTS リソースがチェックされます。

マニュアルの変更履歴

 

表1-10 ciscoCableAdmCtrlMIB モジュールの改訂履歴

MIB 改訂日
Cisco IOS Release
説明

2005 年 6 月 25 日(200505040000Z)

12.3(13a)BCBC

この MIBmodule の最初のバージョン

MIB モジュールの制約条件

この MIB モジュールには制約はありません。

アドミッション制御がある PacketCable および PCMM の MIB と MIB オブジェクト

CISCO-CABLE-PACKETCABLE-MIB

Cisco 12.3BC リリース以来、CISCO-DOCS-EXT-MIB には cdxQosCtrlUpTable が実装されており、12.3(13a)BC でもこの機能はサポートされています。

CISCO-DOCS-EXT-MIB

CISCO-DOCS-EXT-MIB は以前の Cisco IOS リリースから引き続き実装されていますが、アドミッション制御は次の要素を使用します。

cdxQosCtrlUpAdmissionCtrl

cdxQosCtrlUpMaxRsvdBWPercent

cdxQosCtrlUpAdmissionRejects

cdxQosCtrlUpReservedBW

cdxQosCtrlUpMaxVirtualBW

CISCO-CABLE-PACKETCABLE-MIB モジュール

Cisco IOS Release 12.3(13a)BC は、従来の Cisco IOS リリースでサポートされていた
CISCO-CABLE-PACKETCABLE-MIB を引き続きサポートします。Cisco IOS Release 12.3(13a)BC では、この MIB モジュールは基本管理オブジェクトを提供し、アドミッション制御のある PacketCable 音声トラフィックをサポートします。この MIB モジュールのオブジェクトを利用すると、Cisco CMTS の次のリソースのアドミッション制御モニタリングが可能になります。

CMTS CPU およびメモリの利用

音声通話数

さまざまなアップストリーム スループット スケジューリング タイプ

音声とデータの間のダウンストリーム スループット

しきい値を超えるとトラップが送信されます。


) CISCO-CABLE-PACKETCABLE-MIB の MODULE-IDENTITY は ciscoCablePktCMIB です。



) OID は ciscoCablePktCMIBObjects ::= { ciscoCablePktCMIB 1 } です。


マニュアルの変更履歴

 

表1-11 CISCO-CABLE-PACKETCABLE-MIB の改訂履歴

MIB 改訂日
Cisco IOS Release
説明

2005 年 2 月 21 日

(200502210000Z)

12.3(13a)BCBC

アドミッション制御機能でサポートするオブジェクトは次のとおりです。

cdxQosCtrlUpAdmissionCtrl

cdxQosCtrlUpMaxRsvdBWPercent

cdxQosCtrlUpAdmissionRejects

cdxQosCtrlUpReservedBW

cdxQosCtrlUpMaxVirtualBW

表 3-8 に、Cisco CMTS ルータに対する CISCO-CABLE-PACKETCABLE-MIB の OID を示します。

Cisco DOCSIS PacketCable MIB 通知

ciscoCablePktCNotificationsPrefix (ciscoCablePktCMIB 2)

ciscoCablePktCNotifications (ciscoCablePktCNotificationsPrefix 0)

ccpAdmCtrlSysRscNotification ― プロセス モニタリングしきい値を超えた場合にこの通知が送信されます(ciscoCablePktCNotifications 1)。

OBJECTS

ccpAdmCtrlSysRscPhysicalIndex

ccpAdmCtrlSysRscResourceType

ccpAdmCtrlSysRscCurrentUsage

ccpAdmCtrlSysRscMinorCt

ccpAdmCtrlSysRscMajorCt

ccpAdmCtrlSysRscCriticalCt

ccpAdmCtrlSysRscLastThreshold

TypeCrossed

ccpAccpAdmCtrlUsNotification ― アップストリームに関連したしきい値を超えた場合にこの通知が送信されます(ciscoCablePktCNotifications 2)。

OBJECTS:

ccpAdmCtrlUsIfIndex

ccpAdmCtrlUsSchedType

ccpAdmCtrlUsSrvClsIdx

ccpAdmCtrlUsSrvClsName

ccpAdmCtrlUsMinorThreshold

ccpAdmCtrlUsMajorThreshold

ccpAdmCtrlUsExclusivePercent

ccpAdmCtrlUsMinorCt

ccpAdmCtrlUsMajorCt

ccpAdmCtrlUsExclusiveCt

ccpAdmCtrlUsLastThresholdTypeCrossed

ccpAccpAdmCtrlDsNotification ― ダウンストリームに関連したしきい値を超えた場合にこの通知が送信されます(ciscoCablePktCNotifications 3)。

Objects

ccpAdmCtrlDsIfIndex

ccpAdmCtrlDsFlowType

ccpAdmCtrlDsMinorThreshold

ccpAdmCtrlDsMajorThreshold

ccpAdmCtrlDsExclusivePercent

ccpAdmCtrlDsMinorCt

ccpAdmCtrlDsMajorCt

ccpAdmCtrlDsExclusiveCt

ccpAdmCtrlDsLastThresholdTypeCrossed

ccpAdmCtrlMaxVoiceCallsNotification ― 音声通話数が最大許容数に達した場合にこの通知が送信されます(ciscoCablePktCNotifications 4)。

OBJECTS:

ccpAdmCtrlVoiceCallMaxAllowed

ccpAdmCtrlVoiceCallCurrentNum

PacketCable のアドミッション制御適合文 OID

ciscoCablePktCConformance(ciscoCablePktCMIB 3)

ccpCablePktCGroups(ciscoCablePktCConformance 1)

CPU およびメモリ リソース設定用の MIB オブジェクト

ccacSysRscConfigTable ― (オブジェクト タイプ)このテーブルには、アドミッション制御でモニタされるシステム リソース利用率しきい値のスパース マトリックスが抽出されます
(::= { ccacConfigObjects 1 })。

SYNTAX ― SEQUENCE OF CcacSysRscConfigEntry

MAX-ACCESS ― not-accessible

entPhysicalIndex は、対応付けられた一連のシステム リソース利用率しきい値によって、物理エンティティを一意のものとして識別します。ccacSysRscConfigResourceType は、モニタ対象のシステム リソースを特定します。

プロセッサやライン カードといった物理エンティティは拡張される可能性があります。こうした拡張には、0 組以上のシステム リソース利用率しきい値が必要となります。エージェントは、ローカル コンソールでこの設定が変更されるたびに、エントリを作成、削除、または変更します。

管理アプリケーションがエントリを作成、削除、または変更することがあります。

エントリが作成され、ccacSysRscConfigStatus が「active」になると、モニタ対象のさまざまなシステム リソース タイプ、メイン プロセッサ、またはライン カードに対して設定可能なマイナー、メジャー、およびクリティカルしきい値に基づいて、CMTSがシステム リソースをモニタします。

ccacSysRscConfigEntry ― (オブジェクト タイプ)各エントリで、モニタ対象の各システム リソース タイプ、メイン プロセッサ、またはライン カードに対して設定可能な一連のしきい値を定義します(::= {ccacSysRscConfigTable 1})。

SYNTAX ― CcacSysRscConfigEntry

MAX-ACCESS ― not-accessible

INDEX ― {entPhysicalIndex, ccacSysRscConfigResourceType }

CcacSysRscConfigEntry SEQUENCE:

ccacSysRscConfigResourceType ― CcacSysRscMonitoredType

ccacSysRscConfigStatus ― RowStatus

ccacSysRscConfigMinorThreshold ― NonZeroPercent

ccacSysRscConfigMajorThreshold ― NonZeroPercent

ccacSysRscConfigCritThreshold ― NonZeroPercent

ccacSysRscConfigResourceType ― (オブジェクト タイプ)このオブジェクトは、モニタ対象のシステム リソースのタイプを表します(::= { ccacSysRscConfigEntry 1 })。

SYNTAX ― CcacSysRscMonitoredType

MAX-ACCESS ― not-accessible

ccacSysRscConfigStatus ― (オブジェクト タイプ)このオブジェクトは、このテーブルの概念列の作成、変更、削除を促します(::= { ccacSysRscConfigEntry 2 })。

SYNTAX ― RowStatus

MAX-ACCESS ― read-create

ccacSysRscConfigMinorThreshold ― (オブジェクト タイプ)このオブジェクトは、リソースの利用率に関連するマイナーしきい値の設定値を表します(::= { ccacSysRscConfigEntry 3 })。

SYNTAX ― NonZeroPercent

MAX-ACCESS ― read-create

ccacSysRscConfigMajorThreshold ― (オブジェクト タイプ)このオブジェクトは、モニタ対象のリソースの利用率に関連するメジャーしきい値を表します。メジャーしきい値はマイナーしきい値より大きくなければなりません(::= { ccacSysRscConfigEntry 4 })。

SYNTAX ― NonZeroPercent

MAX-ACCESS ― read-create

ccacSysRscConfigCritThreshold ― (オブジェクト タイプ)このオブジェクトは、モニタ対象のリソースの利用率に関連するクリティカルしきい値を表します。クリティカルしきい値はメジャーしきい値より大きくなければなりません。モニタ対象のシステム リソースがクリティカルしきい値を超えた場合、Cisco CMTSはモニタ対象のイベントに対応する要求を適切に拒否します(::= { ccacSysRscConfigEntry 5 })。

SYNTAX ― NonZeroPercent

MAX-ACCESS ― read-create

アップストリーム チャネル利用率の設定に関する MIB オブジェクト

ccacUsConfigTable ― (オブジェクト タイプ)このテーブルには、アドミッション制御でモニタするアップストリーム チャネル利用率しきい値のスパース マトリックスが抽出されます(::= { ccacConfigObjects 3 })。

SYNTAX ― SEQUENCE OF CcacUsConfigEntry

MAX-ACCESS ― not-accessible

ifIndex は、すべてのアップストリーム チャネル、インターフェイスに対応付けられたアップストリーム チャネル、または一連のアップストリーム チャネル利用率しきい値が対応付けられているアップストリーム チャネルを一意のものとして識別します。

ccacUSConfigSchedType は、モニタ対象のスケジューリング タイプを特定します。

ccacUsConfigServiceClassName は、モニタ対象のケーブル サービス クラスを特定します。エージェントは、ローカル コンソールでこの設定が変更されるたびに、エントリを作成、削除、または変更します。管理アプリケーションがエントリを作成、削除、または変更することがあります。エントリが作成され、ccacUsConfigStatus が「active」の場合、マイナー、メジャー、および排他的帯域で設定可能なしきい値(%)に基づき、アップストリーム チャネルのさまざまなスケジューリング タイプまたはサービス クラスについて、CMTS がアップストリーム チャネル帯域利用率をモニタします。

ccacUsConfigEntry ― (オブジェクト タイプ)各エントリで、アップストリーム チャネルのモニタ対象である各スケジューリング サービスに対して、設定可能な一連のしきい値とパラメータを定義します。スケジューリング サービスは、スケジューリング タイプまたは QoS サービス クラス名で指定できます。一連のしきい値は、アップストリーム チャネル帯域モニタ プロセスとして、ケーブル アドミッション制御によって適用されます。
(::= {ccacUsConfigTable 1 })

SYNTAX ― CcacUsConfigEntry

MAX-ACCESS ― not-accessible

INDEX ― ccacUsConfigIfIndex、ccacUsConfigSchedType、ccacUsConfigServiceClassName

次のアップストリーム ポリシー クラスを設定できます。

Global ― ccacUsConfigIfIndex が「0」のエントリは、グローバル ポリシーを表します。

Per Interface ― ccacUsConfigIfIndex が指定されていて、ifType が「docsCableMaclayer」のエントリは、インターフェイス ポリシーを表します。インターフェイス レベルのしきい値は、グローバル レベルのしきい値より優先されます。

Per Upstream Channel ― ccacUsConfigIfIndex が指定されていて、ifType が
「docsCableUpstream」のエントリは、アップストリーム チャネル ポリシーを表します。アップストリーム レベルのしきい値は、グローバル レベルとインターフェイス レベルのどちらのしきい値よりも優先されます。

CcacUsConfigEntry SEQUENCE:

ccacUsConfigIfIndex ― InterfaceIndexOrZero

ccacUsConfigSchedType ― SchedulingType

ccacUsConfigServiceClassName ― QoSServiceClassNameOrNull

ccacUsConfigStatus ― RowStatus

ccacUsConfigMinorThreshold ― NonZeroPercent

ccacUsConfigMajorThreshold ― NonZeroPercent

ccacUsConfigExclusivePercent ― NonZeroPercent

ccacUsConfigNonExclusivePercent ― Percent

ccacUsConfigIfIndex ― (オブジェクト タイプ)(::= { ccacUsConfigEntry 1 })このオブジェクトは、アップストリーム チャネルしきい値が適用されるインターフェイスを特定します。

「0」の場合は、モニタ対象のすべてのアップストリーム チャネルにポリシーが適用されます。

対応する ifType が「docsCableMacLayer」の場合、物理インターフェイスが伝送するすべてのアップストリーム チャネルにポリシーが適用されます。

対応する ifType が「docsCableUpstream」の場合、そのアップストリーム チャネルにポリシーが適用されます。

SYNTAX ― InterfaceIndexOrZero

MAX-ACCESS ― not-accessible

ccacUsConfigSchedType ― (オブジェクト タイプ)このオブジェクトは、アップストリーム チャネルの分類に使用するスケジューリング タイプを表します。サービス クラス名が指定されている場合、このオブジェクトの値は「undefined」になります。『SP-RFIv1.1-I05-000714』の「Appendix C.2.2.6.2」参照してください。(::= { ccacUsConfigEntry 2 })

SYNTAX ― SchedulingType

MAX-ACCESS ― not-accessible

ccacUsConfigServiceClassName ― (オブジェクト タイプ)このオブジェクトは、QoS サービス クラス名を表します。スケジューリング タイプが指定されている場合、サービス クラス名はヌル ストリングになります。『SP-RFIv1.1-I05-000714』の「Appendix C.2.2.3.4」を参照してください。(::= { ccacUsConfigEntry 3 })

SYNTAX ― QoSServiceClassNameOrNull

MAX-ACCESS ― not-accessible

ccacUsConfigStatus ― (オブジェクト タイプ)このオブジェクトは、このテーブルの概念列の作成、変更、削除を促します(::= { ccacUsConfigEntry 4 })。

SYNTAX ― RowStatus

MAX-ACCESS ― read-create

ccacUsConfigMinorThreshold ― (オブジェクト タイプ)このオブジェクトは、アップストリーム帯域の利用率に関連するマイナーしきい値を表します(::= { ccacUsConfigEntry 5 })。

SYNTAX ― NonZeroPercent

MAX-ACCESS ― read-create

ccacUsConfigMajorThreshold ― (オブジェクト タイプ)このオブジェクトは、アップストリーム帯域の利用率に関連するメジャーしきい値を表します。メジャーしきい値はマイナーしきい値より大きくなければなりません(::= { ccacUsConfigEntry 6 })。

SYNTAX ― NonZeroPercent

MAX-ACCESS ― read-create

ccacUsConfigExclusivePercent ― (オブジェクト タイプ)このオブジェクトは、アップストリーム帯域の利用率に関連する排他的な予約帯域を表します。排他的割合はメジャーしきい値より大きくなければなりません。このアップストリーム チャネル上のあらゆるスケジューリング サービスで、排他的帯域の割合(%)の合計を「100」より大きくすることはできません
(::= { ccacUsConfigEntry 7 })。

SYNTAX ― NonZeroPercent

MAX-ACCESS ― read-create

ccacUsConfigNonExclusivePercent ― (オブジェクト タイプ)このオブジェクトは、排他的帯域を使い果たしたあとで、スケジューリング サービスが排他的帯域以外に使用できる帯域の割合(%)を表します。包括的帯域なので、設定によっては他のクラスと共有する可能性があります。同じエントリの排他的帯域(%)と包括的帯域(%)の合計を「100」より大きくすることはできません(::= { ccacUsConfigEntry 8 })。

SYNTAX ― Percent

MAX-ACCESS ― read-create

ダウンストリーム帯域利用率の設定に関する MIB オブジェクト

ccacDsConfigTable ― (オブジェクト タイプ)このテーブルには、アドミッション制御でモニタするダウンストリーム チャネル利用率しきい値のスパース マトリックスが抽出されます。ifIndex は、すべてのダウンストリーム チャネル、または一連のダウンストリーム チャネル利用率しきい値が対応付けられているダウンストリーム チャネルを一意のものとして識別します。ccacDSConfigTrafficType は、モニタ対象のダウンストリーム トラフィック タイプを特定します。エージェントは、ローカル コンソールでこの設定が変更されるたびに、エントリを作成、削除、または変更します。管理アプリケーションがエントリを作成、削除、または変更することがあります。エントリが作成され、ccacDsConfigStatus が「active」の場合、マイナー、メジャー、および排他的帯域で設定可能なしきい値(%)に基づき、ダウンストリームのさまざまなトラフィック タイプについて、CMTS がダウンストリーム帯域利用率をモニタします(::= { ccacConfigObjects 4 })。

SYNTAX ― SEQUENCE OF CcacDsConfigEntry

MAX-ACCESS ― not-accessible

ccacDsConfigEntry ― (オブジェクト タイプ)各エントリで、ダウンストリームのモニタ対象である各トラフィック タイプに対して、設定可能な一連のしきい値とパラメータを定義します。一連のしきい値は、ダウンストリーム帯域モニタ プロセスとして、ケーブル アドミッション制御によって適用されます(::={ccacDsConfigTable 1})。

SYNTAX ― CcacDsConfigEntry

MAX-ACCESS ― not-accessible

INDEX ― ccacDsConfigIfIndex、ccacDsConfigTrafficType

次のダウンストリーム ポリシー クラスを設定できます。

Global ― ccacDsConfigIfIndex が「0」のエントリは、グローバル ポリシーを表します。

Per Downstream Channel ― ccacDsConfigIfIndex が指定されていて、ifType が
「docsCableDownstream」のエントリは、ダウンストリーム チャネル ポリシーを表します。ダウンストリーム レベルのしきい値は、グローバル レベルのしきい値より優先されます。

CcacDsConfigEntry sequence:

ccacDsConfigIfIndex ― InterfaceIndexOrZero,

ccacDsConfigTrafficType ― CcacDSTrafficMonitoredType,

ccacDsConfigStatus ― RowStatus,

ccacDsConfigMinorThreshold ― NonZeroPercent,

ccacDsConfigMajorThreshold ― NonZeroPercent,

ccacDsConfigExclusivePercent ― NonZeroPercent,

ccacDsConfigNonExclusivePercent ― Percent

ccacDsConfigIfIndex ― (オブジェクト タイプ)(::= { ccacDsConfigEntry 1 })このオブジェクトは、ダウンストリームしきい値が適用されるインターフェイスを特定します。

「0」の場合は、モニタ対象のすべてのダウンストリーム チャネルにポリシーが適用されます。

対応する ifType が「docsCableDownstream」の場合、そのダウンストリームにポリシーが適用されます。

SYNTAX ― InterfaceIndexOrZero

MAX-ACCESS ― not-accessible

ccacDsConfigTrafficType ― (オブジェクト タイプ)このオブジェクトは、このポリシーが適用されるトラフィック タイプを表します(::= { ccacDsConfigEntry 2 })。

SYNTAX ― CcacDSTrafficMonitoredType

MAX-ACCESS ― not-accessible

ccacDsConfigStatus ― (オブジェクト タイプ)このオブジェクトは、このテーブルの概念列の作成、変更、削除を促します(::= { ccacDsConfigEntry 3 })。

SYNTAX ― RowStatus

MAX-ACCESS ― read-create

ccacDsConfigMinorThreshold ― (オブジェクト タイプ)このオブジェクトは、ダウンストリーム帯域の利用率に関連するマイナーしきい値を表します(::= { ccacDsConfigEntry 4 })。

SYNTAX ― NonZeroPercent

MAX-ACCESS ― read-create

ccccacDsConfigMajorThreshold ― (オブジェクト タイプ)このオブジェクトは、ダウンストリーム帯域の利用率に関連するメジャーしきい値を表します。メジャーしきい値はマイナーしきい値より大きくなければなりません(::= { ccacDsConfigEntry 5 })。

SYNTAX ― NonZeroPercent

MAX-ACCESS ― read-create

ccacccacDsConfigExclusivePercent ― (オブジェクト タイプ)このオブジェクトは、ダウンストリーム帯域の利用率に関連する排他的な予約帯域を表します。排他的割合はメジャーしきい値より大きくなければなりません。このダウンストリーム上のあらゆるトラフィック タイプで、排他的帯域の割合(%)の合計を「100」より大きくすることはできません
(::= { ccacDsConfigEntry 6 })。

SYNTAX ― NonZeroPercent

MAX-ACCESS ― read-create

ccacDsConfigNonExclusivePercent ― (オブジェクト タイプ)このオブジェクトは、排他的帯域を使い果たしたあとで、このトラフィック タイプが排他的帯域以外に使用できる帯域の割合(%)を表します。包括的帯域なので、指定されている他のトラフィック タイプで使用される可能性があります。同じエントリの排他的帯域(%)と包括的帯域(%)の合計を「100」より大きくすることはできません(::= { ccacDsConfigEntry 7 })。

SYNTAX ― Percent

MAX-ACCESS ― read-create

アドミッション制御イベント履歴の設定に関する MIB オブジェクト

ccacEventHistTableSize ― (オブジェクト タイプ)このオブジェクトは、ccacEventHistTable に格納できるエントリ数を表します。ccacEventHistTable の容量がこのオブジェクトで指定された値に達すると、新しいエントリを収容するために、エージェントが最も古いエントリを削除します。値が「0」の場合、履歴は維持されません(::= { ccacEventHistory 1 })。

SYNTAX ― Unsigned32

MAX-ACCESS ― read-write

DEFVAL ― 10

ccacEventHistLastIndex ― (オブジェクト タイプ)このオブジェクトは、エージェントが最後にテーブルに追加したエントリに対応する、ccacEventHistIndex の値を表します。このモジュールで定義された通知を使用する管理クライアントは、このオブジェクトのポーリングによって、エージェントから送られた通知が欠落していないかどうかを判別できます
(::= { ccacEventHistory 2 })。

SYNTAX ― Unsigned32

MAX-ACCESS ― read-only

ccacEventHistoryTable ― (オブジェクト タイプ)このテーブルには、設定されたしきい値を超過した、モニタ対象イベントのヒストリが格納されます。テーブル サイズに基づいて、最近の一連の通知が保存されます(::= { ccacEventHistory 3 })。

SYNTAX ― SEQUENCE OF CcacEventHistoryEntry

MAX-ACCESS ― not-accessible

ccacEventHistoryEntry ― (オブジェクト タイプ)このデータは、設定されたしきい値を超過したモニタ対象イベントに対応します(::= { ccacEventHistoryTable 1 })。

SYNTAX ― CcacEventHistoryEntry

MAX-ACCESS ― not-accessible

INDEX ― ccacEventHistoryIndex

CcacEventHistoryEntry sequence:

ccacEventHistoryIndex ― Unsigned32

ccacEventThreshObjectInstance ― VariablePointer

ccacEventTypeChecked ― CcacMonitoredEvent

ccacEventResourceUtilization ― Unsigned32

ccacEventThreshCrosses ― Unsigned32

ccacEventTimeStamp ― TimeStamp

ccacEventHistoryIndex ― (オブジェクト タイプ)テーブル エントリを一意のものとして識別する整数値。このオブジェクトの値は「1」から始まり、エージェントがモニタしている条件が変化するたびに、1ずつ増えます。このオブジェクトの値が「4294967295」の場合、エージェントは次の条件変化をモニタしたときに、「1」にリセットします
(::= { ccacEventHistoryEntry 1 })。

SYNTAX ― Unsigned32

MAX-ACCESS ― not-accessible

ccacEventThreshObjectInstance ― (オブジェクト タイプ)このオブジェクトは、超過したしきい値オブジェクトのインスタンス識別子を表します(::= { ccacEventHistoryEntry 2 })。

SYNTAX ― VariablePointer

MAX-ACCESS ― read-only

ccacEventTypeChecked ― (オブジェクト タイプ)このオブジェクトは、しきい値を超過したときに、モニタ対象イベントのタイプを表します(::= { ccacEventHistoryEntry 3 })。

SYNTAX ― CcacMonitoredEvent

MAX-ACCESS ― read-only

ccacEventResourceUtilization ― (オブジェクト タイプ)このオブジェクトは、しきい値を超過したときの、リソース利用率を表します(::= { ccacEventHistoryEntry 4 })。

SYNTAX ― Unsigned32

MAX-ACCESS ― read-only

ccacEventThreshCrosses ― (オブジェクト タイプ)このオブジェクトは、しきい値を超過した回数を表します(::= { ccacEventHistoryEntry 5 })。

SYNTAX ― Unsigned32

MAX-ACCESS ― read-only

ccacEventTimeStamp ― (オブジェクト タイプ)このオブジェクトは、通知が生成された時点での sysUpTime オブジェクトの値を表します(::= { ccacEventHistoryEntry 6 })。

SYNTAX ― TimeStamp

MAX-ACCESS ― read-only

CPU およびメモリ利用率のモニタリングに関する MIB オブジェクト

ccacSysRscTable ― (オブジェクト タイプ)このテーブルには、設定されているすべての物理エンティティおよびリソース タイプについて、システム リソースの利用率に関連する統計データが格納されます(::= { ccacStatObjects 1 })。

SYNTAX ― SEQUENCE OF CcacSysRscEntry

MAX-ACCESS ― not-accessible

ccacSysRscEntry ― (オブジェクト タイプ)各エントリには、物理エンティティのシステム リソース利用率モニタをサポートするオブジェクトが格納されます(::= {ccacSysRscTable 1})。

SYNTAX ― CcacSysRscEntry

MAX-ACCESS ― not-accessible

INDEX ― entPhysicalIndex、ccacSysRscType

CcacSysRscEntry sequence:

ccacSysRscType ― CcacSysRscMonitoredType,

ccacSysRscUtilization ― Percent,

ccacSysRscMinorCrosses ― Counter32,

ccacSysRscMajorCrosses ― Counter32,

ccacSysRscCriticalCrosses ― Counter32,

ccacSysRscCountersDscTime ― TimeStamp

ccacSysRscType ― このオブジェクトは、モニタ対象のシステム リソースのタイプを表します(::= { ccacSysRscEntry 1 })。

SYNTAX ― CcacSysRscMonitoredType

MAX-ACCESS ― not-accessible

ccacSysRscUtilization ― (オブジェクト タイプ)このオブジェクトは、物理エンティティ上のシステム リソースの利用率を表します(::= { ccacSysRscEntry 2 })。

SYNTAX ― Percent

MAX-ACCESS ― read-only

ccacSysRscMinorCrosses ― (オブジェクト タイプ)このオブジェクトは、物理エンティティ上のシステム リソースの利用率が、ccacSysRscConfigMinorThreshold で指定されたマイナーしきい値を超過した回数を表します(::= { ccacSysRscEntry 3 })。

SYNTAX ― Counter32

MAX-ACCESS ― read-only

ccacSysRscMajorCrosses ― (オブジェクト タイプ)このオブジェクトは、物理エンティティ上のシステム リソースの利用率が、ccacSysRscMajorCrosses で指定されたメジャーしきい値を超過した回数を表します(::= { ccacSysRscEntry 4 })。

SYNTAX ― Counter32

MAX-ACCESS ― read-only

ccacSysRscCriticalCrosses ― (オブジェクト タイプ)このオブジェクトは、物理エンティティ上のシステム リソースの利用率が、ccacSysRscConfigCriticalThreshold で指定されたクリティカルしきい値を超過した回数を表します(::= { ccacSysRscEntry 5 })。

SYNTAX ― Counter32

MAX-ACCESS ― read-only

ccacSysRscCountersDscTime ― (オブジェクト タイプ)最後にすべてのカウンタが不連続だった場合の sysUpTime 値。前回、ローカル管理サブシステムを再初期化して以後、このような不連続が生じていない場合は、このオブジェクトに対応するカウンタの作成時刻が格納されます(::= { ccacSysRscEntry 6 })。

SYNTAX ― TimeStamp

MAX-ACCESS ― read-only

アップストリーム チャネル帯域利用率のモニタリングに関する MIB オブジェクト

ccacUsTable ― (オブジェクト タイプ)このテーブルには、モニタ対象のあらゆるアップストリーム チャネルについて、アップストリーム チャネル帯域利用率に関連する統計データが格納されます。モニタ対象の、アップストリーム チャネル単位のスケジューリング サービスごとに、このテーブルにエントリが 1 つずつ作成されます(::= { ccacStatObjects 3 })。

SYNTAX ― SEQUENCE OF CcacUsEntry

MAX-ACCESS ― not-accessible

ccacUsEntry ― (オブジェクト タイプ)各エントリには、スケジューリング サービスおよびアップストリーム チャネルについて、アップストリーム チャネル帯域利用率に関連する統計データが格納されます(::= { ccacUsTable 1 })。

SYNTAX ― CcacUsEntry

MAX-ACCESS ― not-accessible

INDEX ― ifIndex、ccacUsSchedType、ccacUsServiceClassName

CcacUsEntry sequence:

ccacUsSchedType ― SchedulingType

ccacUsServiceClassName ― QoSServiceClassNameOrNull

ccacUsUtilization ― Percent

ccacUsMinorCrosses ― Counter32

ccacUsMajorCrosses ― Counter32

ccacUsExclusiveCrosses ― Counter32

ccacUsCountersDscTime ― TimeStamp

ccacUsSchedType ― (オブジェクト タイプ)このオブジェクトは、アップストリーム チャネルのスケジューリング タイプを表します。サービス クラス名が指定されている場合、このオブジェクトの値は「undefined」になります。『SP-RFIv1.1-I05-000714』の「Appendix C.2.2.6.2」を参照してください(::= { ccacUsEntry 1 })。

SYNTAX ― SchedulingType

MAX-ACCESS ― not-accessible

ccacUsServiceClassName ― (オブジェクト タイプ)このオブジェクトは、QoS サービス クラス名を表します。スケジューリング タイプが指定されている場合、サービス クラス名はヌル ストリングになります。『SP-RFIv1.1-I05-000714』の「Appendix C.2.20.30.4」を参照してください(::= { ccacUsEntry 2 })。

SYNTAX ― QoSServiceClassNameOrNull

MAX-ACCESS ― not-accessible

ccacUsUtilization ― (オブジェクト タイプ)このオブジェクトは、スケジューリング サービスが使用しているアップストリームチャネル帯域を表します(::= { ccacUsEntry 3 })。

SYNTAX ― Percent

MAX-ACCESS ― read-only

ccacUsMinorCrosses ― (オブジェクト タイプ)前回のサンプリング期間の統計値。このオブジェクトは、アップストリーム チャネル帯域利用率が ccacUsConfigMinorThreshold で指定されたマイナーしきい値を超過した回数を表します(::= { ccacUsEntry 4 })。

SYNTAX ― Counter32

MAX-ACCESS ― read-only

ccacUsMajorCrosses ― (オブジェクト タイプ)このオブジェクトは、アップストリーム チャネル帯域利用率が ccacUsConfigMajorThreshold で指定されたメジャーしきい値を超過した回数を表します(::= { ccacUsEntry 5 })。

SYNTAX ― Counter32

MAX-ACCESS ― read-only

ccacUsExclusiveCrosses ― (オブジェクト タイプ)このオブジェクトは、アップストリーム チャネル帯域利用率が ccacUsExclusiveCrosses で指定された排他的帯域の割合(%)を超過した回数を表します(::= { ccacUsEntry 6 })。

SYNTAX ― Counter32

MAX-ACCESS ― read-only

ccacUsCountersDscTime ― (オブジェクト タイプ)最後にすべてのカウンタが不連続だった場合の sysUpTime 値。前回、ローカル管理サブシステムを再初期化して以後、このような不連続が生じていない場合は、このオブジェクトに対応するカウンタの作成時刻が格納されます
(::= { ccacUsEntry 7 })。

SYNTAX ― TimeStamp

MAX-ACCESS ― read-only

ダウンストリーム帯域利用率のモニタリングに関する MIB オブジェクト

ccacDsTable ― (オブジェクト タイプ)このテーブルには、モニタ対象のあらゆるダウンストリームについて、ダウンストリーム帯域利用率に関連する統計データが格納されます。このテーブルには、モニタ対象のダウンロードのトラフィック タイプごとに 1 つずつ、エントリが作成されます(::= { ccacStatObjects 4 })。

SYNTAX ― SEQUENCE OF CcacDsEntry

MAX-ACCESS ― not-accessible

ccacDsEntry ― (オブジェクト タイプ)各エントリには、トラフィック タイプおよびダウンストリーム別の帯域利用率に関するデータが格納されます(::= { ccacDsTable 1 })。

SYNTAX ― CcacDsEntry

MAX-ACCESS ― not-accessible

INDEX { ifIndex, ccacDsTrafficType }

CcacDsEntry sequence:

ccacDsTrafficType ― CcacDSTrafficMonitoredType

ccacDsUtilization ― Percent

ccacDsMinorCrosses ― Counter32

ccacDsMajorCrosses ― Counter32

ccacDsExclusiveCrosses ― Counter32

ccacDsCountersDscTime ― TimeStamp

ccacDsTrafficType ― (オブジェクト タイプ)このオブジェクトは、ダウンストリームの分類に使用するトラフィック タイプを表します(::= { ccacDsEntry 1 })。

SYNTAX ― CcacDSTrafficMonitoredType

MAX-ACCESS ― not-accessible

ccacDsUtilization ― (オブジェクト タイプ)このオブジェクトは、ダウンストリームのトラフィック タイプに関するダウンストリーム帯域利用率を表します(::= { ccacDsEntry 2 })。

SYNTAX ― Percent

MAX-ACCESS ― read-only

ccacDsMinorCrosses ― (オブジェクト タイプ)このオブジェクトは、マイナー ダウンストリーム帯域しきい値である ccacDsConfigMinorThreshold を超過した回数を表します
(::= { ccacDsEntry 3 })。

SYNTAX ― Counter32

MAX-ACCESS ― read-only

ccacDsMajorCrosses ― (オブジェクト タイプ)このオブジェクトは、メジャー ダウンストリーム帯域しきい値である ccacDsConfigMajorThreshold を超過した回数を表します
(::= { ccacDsEntry 4 })。

SYNTAX ― Counter32

MAX-ACCESS ― read-only

ccacDsExclusiveCrosses ― (オブジェクト タイプ)このオブジェクトは、排他的帯域の割合(%)である ccacDsConfigExclusivePercent を超過した回数を表します(::= { ccacDsEntry 5 })。

SYNTAX ― Counter32

MAX-ACCESS ― read-only

ccacDsCountersDscTime ― (オブジェクト タイプ)最後にすべてのカウンタが不連続だった場合の sysUpTime 値。前回、ローカル管理サブシステムを再初期化して以後、このような不連続が生じていない場合は、このオブジェクトに対応するカウンタの作成時刻が格納されます
(::= { ccacDsEntry 6 })。

SYNTAX ― TimeStamp

MAX-ACCESS ― read-only

アドミッション制御方式

CPU およびメモリ リソースのアドミッション制御ダンプニング

Cisco CMTS 上の CPU およびメモリ リソースには、アドミッション制御ダンプニング方式を利用することで大きな利点があります。ダンプニングは、アドミッション制御をイネーブルにした場合のデフォルト動作です。

アドミッション制御は、マイナーしきい値を超えたときにアラーム トラップを送信します。メジャーしきい値を超えると、もう一度、アラーム トラップを送信します。さらにクリティカルしきい値を超えた場合は、Cisco CMTS が適切にコール要求を拒否します。


) これらのマイナー、メジャー、およびクリティカルしきい値カウンタは、clear cable admission control counters コマンドで 0 にリセットできます。また、所定のリソースを再設定した場合には、自動的に 0 にリセットされます。


ダンプニングは、システムの CPU およびメモリ リソースに対して次のように動作します。アドミッション制御の初回設定時には、システム リソース チェックでエラーが発生するのは、クリティカルしきい値を超えた場合だけです。ダンプニングが実行されると、現在の値がメジャーしきい値を下回った場合にだけシステム リソース チェックが成功します。このダンプニング方式は、頻繁なトラフィック スパイク(チェック結果がクリティカルしきい値レベルの上下を遷移する)の防止に有効です。

たとえば、クリティカルしきい値が 80% に設定されていて、現在のトラフィック チェックで 79% と 81% が交互に繰り返されている場合、ダンプニングを行わないと、成功と失敗が延々と繰り返されることになります。最初のチェックは成功し、次のチェックで失敗し、3 度めのチェックで成功するという具合です。自動ダンプニングによって、チェックの成功と失敗が頻繁に繰り返されることによる悪影響を防止できます。

次に、インターフェイス コンフィギュレーション モードで、Cisco CMTS 上にしきい値レベルを設定するコマンド例を表します。この比較的標準的な設定でダンプニングが実現します。

Router(config)# cable admission-control cpu-avg minor 60 major 70 critical 80 voice 200
 

この設定により、Cisco CMTS 上で次のアドミッション制御ポリシーが実装されます。

cpu-avg しきい値が 60% を超えると、Cisco CMTS がマイナー アラームを送信します。

cpu-avg しきい値が 70% を超えると、Cisco CMTS がメジャー アラームを送信します。

cpu-avg しきい値が 80% を超えると、Cisco CMTS は着信要求を拒否します。再び受け付けるのは、cpu-avg しきい値が 70%(メジャーしきい値レベル)を下回ってからです。 これがダンプニングの効果です。

アドミッション制御の対応

表1-12 に、新しいサービス要求イベントに対するアドミッション制御の対応を示します。アドミッション制御は、ケーブル モデム登録(cm-registration)イベントまたは動的サービス(voice-call)イベントに、次のように対応します。

 

表1-12 新しいサービス コール イベントに対するアドミッション制御ステート

リソース
以前の決定(履歴)
超過したしきい値 1
現在の決定

任意のシステム リソース(複数可)

受け付け

マイナー、メジャー、クリティカル

拒否

任意のシステム リソース(複数可)

拒否

マイナー、メジャー、クリティカル

拒否

任意のシステム リソース(複数可)

受け付け

マイナーおよびメジャーのみ

受け付け

任意のシステム リソース(複数可)

拒否

マイナーおよびメジャーのみ

拒否

任意のシステム リソース(複数可)

受け付け

マイナーのみ

受け付け

任意のシステム リソース(複数可)

拒否

マイナーのみ

受け付け

任意のシステム リソース(複数可)

受け付け

なし

受け付け

任意のシステム リソース(複数可)

拒否

なし

受け付け

1.ここで示す現在値は、CPU しきい値またはメモリしきい値をそれぞれ上回っています。

参考資料

ここでは Cisco CMTS のアドミッション制御に関する参考資料を紹介します。

関連資料

 

関連項目
資料名

アドミッション制御をサポートする Cisco CMTS 機能

Load Balancing for the Cisco CMTS

http://www.cisco.com/en/US/products/hw/cable/ps2217/products_feature_guide09186a00801b17f2.html

Cisco CMTS MIB Specifications Guide

http://www.cisco.com/en/US/products/hw/cable/ps2217/products_mib_quick_reference_book09186a00801e8b9c.html

DOCSIS 1.1 for the Cisco CMTS 。次の URL でアクセスできます。

http://www.cisco.com/en/US/products/hw/cable/ps2217/products_feature_guide_chapter09186a008019b57f.html

PacketCable and PacketCable MultiMedia for the Cisco CMTS

http://www.cisco.com/en/US/products/hw/cable/ps2217/products_feature_guide_chapter09186a008019b576.html

Spectrum Management for the Cisco CMTS

http://www.cisco.com/en/US/products/hw/cable/ps2217/products_feature_guide_chapter09186a008019b586.html

Cisco ブロードバンド ケーブル用 Cisco IOS ソフトウェア

Cisco Broadband Cable Command Reference Guide

http://www.cisco.com/en/US/products/hw/cable/ps2217/products_command_reference_book09186a0080108e88.html

『Cisco uBR10012 Universal Broadband Router Release Notes for Cisco IOS Release 12.3(13a)BC』

http://www.cisco.com/en/US/products/sw/iosswrel/ps5413/prod_release_note09186a0080326360.html

『Cisco uBR7200 Series Universal Broadband Routers Release Notes for Cisco IOS Release 12.3(13a)BC』

http://www.cisco.com/en/US/products/sw/iosswrel/ps5413/prod_release_note09186a00803265f8.html

MIB

 

MIB
MIB リンク

アドミッション制御に導入されている MIB

Cisco CMTS のアドミッション制御の MIB 仕様

Cisco IOS MIB ツール

選択したプラットフォーム、Cisco IOS リリース、およびフィーチャ セットの MIB を検索してダウンロードするには、次の URL にある Cisco MIB Locator を使用します。

http://www.cisco.com/go/mibs

テクニカル サポート

 

説明
リンク

TAC ホームページは、3 万ページの技術コンテンツが検索可能で、製品、技術、ソリューション、技術ヒント、ツールへのリンクが含まれています。Cisco.com 登録ユーザは、このページからログインしてさらに豊富なコンテンツにアクセスできます。

http://www.cisco.com/public/support/tac/home.shtml