Cisco uBR7200 ユニバーサル ブロードバンド ルータ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド 12.3BC 12.2BC 12.2CX 12.1EC
Cisco IOS ソフトウェアのインストー ルまたはアップグレード
Cisco IOS ソフトウェアのインストールまたはアップグレード
発行日;2012/01/10 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 4MB) | フィードバック

目次

Cisco IOS ソフトウェアのインストールまたはアップグレード

概要

準備作業

Cisco IOS ソフトウェアのインストールまたはアップグレード

出力例― Cisco uBR7200 シリーズ ルータ

関連資料

デバイス間のシステム イメージのコピー

同じルータ内部のデバイス間のコピー

詳細例

ルータ間でのコピー

Cisco IOS ソフトウェアのインストールまたはアップグレード

概要

この付録では、Trivial File Transfer Protocol(TFTP)サーバまたは remote copy protocol(rcp; リモート コピー プロトコル)サーバ アプリケーションを使用して「RAM から起動する」 シスコ ルータに、Cisco IOS ソフトウェアをインストールする方法について説明します。

このマニュアル内の情報は Cisco IOS Release 11.2 以上に基づいています。

準備作業

Cisco IOS ソフトウェアのインストールまたはアップグレードを行うには、事前に次の作業を行う必要があります。


ステップ 1 TFTP サーバをインストールします。

TFTP サーバまたは rcp サーバ アプリケーションを TCP/IP 対応ワークステーションまたは PC にインストールする必要があります。アプリケーションのインストール後、最小限の設定を行います。

a. TFTP クライアントに対して、TFTP サーバとして動作するように TFTP アプリケーションを設定します。

b. 発信ファイルのディレクトリを指定します。このディレクトリは、Cisco IOS ソフトウェアイメージを保存するディレクトリです(ステップ 2 を参照)。ほとんどのアプリケーションはセットアップ ルーチンを備えており、この設定作業に役立ちます。


) ソフトウェア機能パッケージ CD-ROM に収録されている TFTP サーバは、Windows 95 稼働の PC 上で使用できます。その他のオペレーティング システムについては、独立ソフトウェア ベンダーから、または WWW 上の公開ソースからシェアウェアとして、多数の TFTP または rcp アプリケーションを入手できます。ソフトウェア機能パッケージ CD-ROM に収録されている TFTP サーバ アプリケーションは、Cisco.com でも入手できます。


c. Windows 95 対応の TFTP サーバをダウンロードします。

ステップ 2 ワークステーションまたは PC に Cisco IOS ソフトウェア イメージをダウンロードします。

ルータ用の有効な Cisco IOS ソフトウェア イメージを装備する必要もあります。そのイメージが、使用しているソフトウェアおよびハードウェアをサポートするか、ルータにイメージを実行するだけのメモリがあるかどうかを確認してください。まだ Cisco IOS ソフトウェアイメージを装備していない場合または所有するイメージが必要な要件をすべて満たしているか不明な場合は、Cisco.com にある『 How to Choose a Cisco IOS Software Release 』を参照してください。

これで有効な Cisco IOS ソフトウェア イメージを装備して TFTP サーバがインストールされています。


 

Cisco IOS ソフトウェアのインストールまたはアップグレード


) rcp アプリケーションの場合は、rcp がすべての TFTP の代用になります。たとえば、copy tftp flash コマンドの代わりに copy rcp flash コマンドを使用します。



ステップ 1 ルータに対してコンソール セッションを確立します。これは、直接コンソール接続または仮想
Telnet 接続で行います。直接コンソール接続の方が仮想 Telnet 接続より優先されます。Telnet 接続は、ソフトウェアインストールの再起動段階で切断されるためです。コンソール接続はロールド ケーブル(通常平らな黒いケーブル)で行い、ルータのコンソール ポートを PC の COM ポートに接続します。PC の [ハイパーターミナル] を開き、次の設定を行います。

Speed 9600 bits per second
8 databits
0 parity bits
1 stop bit
No Flow Control
 

ステップ 2 TFTP サーバがルータと IP 接続をしているかどうかを確認します。

TFTP サーバと、TFTP ソフトウェア アップグレードの対象ルータ(アクセス サーバ)の IP アドレスを調べ、アドレスが同じ範囲内にあることを確認します。ルータ(アクセス サーバ)に ping を実行して、両者の間にネットワーク接続が存在するかどうかを確認します。IP アドレスの詳細については、 付録 B「イメージのインストールに関する一般的な問題の対処方法」 を参照してください。

ステップ 3 次のコマンドで新しいソフトウェア イメージを TFTP サーバからルータ(アクセス サーバ)にコピーします。

Router> enable
Password: password
Router#
Router# copy tftp flash
 

) コンソール ポートを介してルータに接続した場合に、>またはrommon >プロンプトが表示されるときは、ルータは ROM モニタ(ROMMON)モードになっています。必要に応じて Cisco.com にある『Boot Failure Recovery Procedures』を参照してください。


また、必要に応じてイメージをあるデバイスから別のデバイスにコピーすることもできます。


) ルータまたはアクセス サーバの設定のコピーをとってから、ルータまたはアクセス サーバのソフトウェアをアップグレードすることを推奨します。アップグレード自体は設定に影響を与えません。設定は NVRAM(不揮発性 RAM)に保存されます。


ステップ 4 プロンプトが表示されたら、次の例のように TFTP サーバの IP アドレスを入力します。

Address or name of remote host [255.255.255.255]? 172.17.247.195
 

ステップ 5 プロンプトが表示されたら、次の例のようにインストールする Cisco IOS ソフトウェア イメージのファイル名を入力します。

Source file name? ubr7200-k8p-mz
 

) イメージ名は、TFTP サーバにあるイメージのファイル名によって異なります。


ステップ 6 コピー先のファイル名を指定します。

Destination file name? ubr7200-k8p-mz
 

これはルータにロードされたときの新しいソフトウェア イメージの名前です。イメージにはどのような名前でも付けられますが、UNIX のイメージ ファイル名を入力するのが一般的です。

ステップ 7 フラッシュ デバイスを消去してから確認します。

a. yes と入力すると、ルータのフラッシュ メモリにある既存のソフトウェアイ メージを消去してから新しいイメージをコピーします。

b. no と入力すると既存のソフトウェア イメージを保持します。両方を保持できるだけのフラッシュ メモリを搭載するようにしてください。

Erase flash device before writing? [confirm] yes/no
 

コピー プロセスには数分かかります。時間はネットワークによって異なります。コピー プロセス中、どのファイルにアクセスしたかを示すメッセージが表示されます。

感嘆符(!)は、コピー プロセスが進行中であることを示します。それぞれの感嘆符は、10 パケットが正常に転送されたことを示します。イメージがフラッシュ メモリに書き込まれると、イメージのチェックサム確認が行われます。

ステップ 8 リロードする前に、インストールとコマンドについて確認します。

a. イメージが正常にインストールされ、ロードする適切なファイルを boot system コマンドが指定しているかどうかを確認します。イメージおよびブート コマンドの確認については、 付録 B「イメージのインストールに関する一般的な問題の対処方法」 を参照してください。

b. イメージをリロードするには、次のように入力します。

Router# reload
*Mar 1 00:30:49.972: %SYS-5-CONFIG_I: Configured from console by console
System configuration has been modified. Save? [yes/no]: no !-- lower case
Proceed with reload? [confirm] yes !-- lower case
 

ステップ 9 show version コマンドを使用して、ルータが適切なイメージで稼働しているかどうかを確認します。


 

出力例― Cisco uBR7200 シリーズ ルータ

Router# show flash
 
-#- ED --type-- --crc--- -seek-- nlen -length- -----date/time------ name
1 .. unknown 317FBA1B 4A0694 24 4720148 Aug 29 1997 17:49:36
hampton/nitro/c7200-j-mz
2 .. unknown 9237F3FF 92C574 11 4767328 Oct 01 1997 18:42:53 c7200-js-mz
3 .D unknown 71AB01F1 10C94E0 10 7982828 Oct 01 1997 18:48:14 rsp-jsv-mz
4 .D unknown 96DACD45 10C97E0 8 639 Oct 02 1997 12:09:17 the_time
5 .. unknown 96DACD45 10C9AE0 3 639 Oct 02 1997 12:09:32 the_time
6 .D unknown 96DACD45 10C9DE0 8 639 Oct 02 1997 12:37:01 the_time
7 .. unknown 96DACD45 10CA0E0 8 639 Oct 02 1997 12:37:13 the_time
 
3104544 bytes available (17473760 bytes used)
 

関連資料

ソフトウェアのインストールおよびアップグレードについては、Cisco.com にある次の資料も参照してください。

『How to Choose a Cisco IOS Software Release』

Field Notice: Cisco IOS TFTP Client Cannot Transfer Files Larger than 16MB in Size

デバイス間のシステム イメージのコピー

同じルータ内部のデバイス間のコピー

次の表にデバイス間でのシステム イメージ コピー用コマンド オプションを示します。方法はプラットフォームに応じて異なります。

イメージ コピー用に使用される最も一般的なコマンドは次の 3 つです。

copy tftp flash

copy rcp flash

copy slot0: slot1:

Cisco.com にある『 Cisco IOS Configuration Fundamentals Command Reference 』 Release 12.1 を参照してください。

詳細例

Router# show slot0
-#- ED --type-- --crc--- -seek-- nlen -length- -----date/time------ name
1 .D unknown 5E8B84E6 209D8 11 2392 Jan 22 2000 00:22:42 flashconfig
2 .. image 5E7BAE19 B623C4 22 11802988 Jan 22 2000 00:23:18 rsp-jsv-mz.1 20-8.0.2.T
 
Router# show slot1:
-#- ED --type-- --crc--- -seek-- nlen -length- -----date/time------ name
1 .. unknown 6A2B4BA7 6FA9E0 20 7186784 Jul 30 1999 15:05:19 rsp-jv-mz.11 1-26.CC1
2 .. config 631F0D8B 6FB1EC 6 1929 Oct 19 1999 06:15:49 config
3 .. config 631F0D8B 6FB9F8 7 1929 Oct 19 1999 06:16:03 config1
 
Router# copy slot0: slot1
Source filename []? rsp-jsv-mz.120-8.0.2.T
Destination filename [slot1]?
CCCCCCCCCCCCCCCCCCCC
2392 bytes copied in 0.300 secs
 

ルータ間でのコピー

グローバル コンフィギュレーション モードで次の作業を行います。


ステップ 1 show flash コマンドでシステムのフラッシュ ディレクトリを表示します。

Router# show flash
 
System flash directory:
File Length Name/status
1 11173264 c2500-jos56i-l.120-9.bin
[11173328 bytes used, 5603888 available, 16777216 total]
16384K bytes of processor board System flash (Read ONLY)
 

ステップ 2 コピー対象の Cisco IOS ソフトウェア イメージを搭載したルータ上で TFTP サーバをアクティブにします。次の例では使用するコマンド シーケンスを示します。

Router# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router(config)# tf
Router(config)# tftp-server ?
flash: Allow URL file TFTP load requests
flh: Allow URL file TFTP load requests
lex: Allow URL file TFTP load requests
null: Allow URL file TFTP load requests
nvram: Allow URL file TFTP load requests
system: Allow URL file TFTP load requests
 
Router(config)# tftp-server
Router(config)# tftp-server flash:?
flash:c2500-jos56i-l.120-9.bin
 
Router(config)# tftp-server flash:c2500-jos56i-l.120-9.bin
Router(config)# ^Z
Router#
 

ステップ 3 TFTP サーバを設定すると、従来の TFTP サーバのように、copy tftp flash コマンドを使用してルータから指定したイメージをダウンロードできます。


) TFTP サーバの IP アドレスは、tftp-server コマンドを設定したルータのアドレスとなっています。