Cisco uBR7200 ユニバーサル ブロードバンド ルータ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド 12.3BC 12.2BC 12.2CX 12.1EC
Cisco uBR7200 シリーズ ソフトウェア の概要
Cisco uBR7200 シリーズ ソフトウェアの概要
発行日;2012/01/10 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 4MB) | フィードバック

目次

Cisco uBR7200 シリーズ ソフトウェアの概要

Cisco uBR7200 シリーズに対応する Cisco IOS リリースおよびイメージ

使用している Cisco IOS ソフトウェア リリースの判別

新しいソフトウェア リリースへのアップグレード

12.3 BC リリース系統イメージおよび要件

12.2 BC リリース系統イメージおよび要件

12.2 CX イメージおよび要件

12.1 EC イメージおよび要件

Cisco uBR7200 シリーズ システムの概要

Cisco uBR7200 シリーズ ユニバーサル ブロードバンド ルータ

Cisco uBR7246 VXR ユニバーサル ブロードバンド ルータ

Cisco uBR7246 ユニバーサル ブロードバンド ルータ

Cisco uBR7223 ユニバーサル ブロードバンド ルータ

Cisco uBR7200 シリーズでサポートされるハードウェア

ネットワーク処理エンジン

I/O コントローラ

ネットワーク インターフェイス ポート アダプタ

ケーブル インターフェイス ラインカード

システムの相互運用性

CM の相互運用性

クロックの同期

Cisco uBR7200 シリーズ ルータ設定の概要

ポート アダプタおよびラインカードのスロット番号/論理インターフェイス番号

MAC レイヤ アドレスの指定方式

ケーブル インターフェイス ラインカード

ケーブル インターフェイス ラインカードのスロット

インターフェイスおよび物理ポート

ポート アダプタ スロット

Cisco uBR7200 シリーズでサポートされるソフトウェア機能

Cisco uBR7200 シリーズ ルータの機能と Cisco IOS リリース

Cisco uBR7200 シリーズ ルータ コンフィギュレーション ツール

AutoInstall

ケーブル インターフェイス Setup 機能

ケーブル インターフェイス拡張 Setup 機能

Cisco Network Registrar

インターフェイス範囲指定

内蔵モデム コンフィギュレーション ファイル エディタ

Cisco uBR7200 シリーズ CMTS の手動コンフィギュレーション モード

仮想インターフェイスのサポートと周波数スタッキングのサポート

帯域幅管理機能

ロード バランシングのサポート

Cisco IOS コマンドライン拡張機能

exec prompt timestamp コマンド

parser cache コマンド

show コマンドの拡張

Cisco IOS Release 12.3(9a)BC CLI 拡張機能

Cisco QoS 機能

Cisco NBAR

RTP ヘッダー圧縮

DHCP サーバおよび機能のサポート

設定可能なリースクエリー サーバ

cable source-verify dhcp コマンド用の DHCP MAC アドレス除外リスト

DOCSIS 1.0 機能のサポート

DOCSIS ベースライン プライバシー

DOCSIS 1.0 BPI の暗号化および暗号鍵交換

DOCSIS 1.0 連結無効化機能

DOCSIS 1.0 エクステンション

DOCSIS 1.0 の QoS

DOCSIS 1.1 以前の DOCSIS QOS 拡張機能

DOCSIS 1.0 ToS 上書き

DOCSIS CPE Configurator

DOCSIS 1.0 CM のための ERBA サポート

DOCSIS 1.0+ 機能のサポート

DOCSIS 1.0+ のための連結

ダイナミック MAC メッセージ

CM へのマルチ SID 割り当て

ダウンストリーム レートの分離

アップストリームでの非請求許可サービス(CBR スケジューリング)

DOCSIS 1.1 機能のサポート

BPI+

バースト プロファイルの設定

ケーブル変調プロファイルのデフォルト テンプレート

DHCP CM ホスト ID

DHCP クライアント ID/リモート ID オプション

DHCP、ToD および TFTP サーバ

DOCSIS 1.1 の QoS 機能

DOCSIS 1.1 双方向伝送(Cisco uBR7246VXR ルータ)

ダウンストリーム チャネル ID

ダウンストリーム周波数の変更

ダウンストリーム パケット分類子

ダウンストリーム パケット スケジューラ

IP ToS を使用するダウンストリーム レート シェーピング

オプションのアップストリーム スケジューラ モード

DOCSIS 2.0 機能のサポート

DOCSIS 2.0 A-TDMA サポート

ハイ アベイラビリティ機能

Cisco DDC

DRP サーバ エージェント

DSX メッセージと同期化 PHS 情報

Cisco uBR7246VXR ルータ上でグローバルに設定された HCCP 4+1 冗長構成

Cisco uBR-MC16S ケーブル インターフェイス ラインカードの HCCP サポート

HCCP N+1 の冗長構成

Cisco IOS Release 12.3(13a)BC のハイ アベイラビリティ機能

暗号化 IP マルチキャストのためのハイ アベイラビリティのサポート

ホットスタンバイ 1+1 の冗長構成

HCCP N+1 冗長構成の IF ミューティング

代行受信機能

COPS 代行受信のための ACL

ケーブル モニタの拡張機能

Cisco CMTS のための COPS TCP のサポート

cops ip dscp

cops tcp window-size

Cisco uBR7200 シリーズでの Service Independent Intercept(SII)サポート

IP ブロードキャストおよびマルチキャスト機能

Cisco uBR7246VXR CMTS でのマルチキャスト QoS のサポート

IP ルーティング機能

ケーブル ARP フィルタの拡張機能

cable intercept コマンド

ケーブル インターフェイスのバンドルおよびケーブル サブインターフェイス

設定変更可能な代替終端システム情報メッセージ

Easy IP(Phase 1)

ファスト スイッチド ポリシー ルーティング

IP EIGRP ルート認証

IP NAT/PAT 機能

NAT ― NetMeeting ディレクトリ(Internet Locator Service ― ILS)のサポート

RGMP

Cisco uBR7200 シリーズでサポートされるプロトコル

管理機能

Cisco CMTS のアドミッション制御

ケーブル ARP およびプロキシ ARP

cable map-advance コマンドの拡張

cable monitor コマンド

Cisco IOS の各国語化

DOCSIS 2.0 SAMIS ECR データ セット

ダウンストリームのロード バランシングとアップストリームのロード バランシングの分散

ロード バランシングのための DCC

ダイナミック レンジング サポート

拡張モデム ステータス表示

エンティティ MIB(Phase 1)

Cisco CMTS のためのロード バランシング

MIB の変更点と拡張機能

CM のための MAX-CPE 上書き

モデム単位のエラー カウンタの拡張

CM のためのプリイコライゼーション制御

STM Version 1.1

従量制課金(SAMIS)

マルチキャスト機能

双方向 PIM

DSG 1.0

拡張モード DSG Issue 1.1

拡張モード DSG Issue 1.2

IGMP バージョン 3

等コスト パス間での IP マルチキャスト負荷分割

ATM ポイントツーマルチポイント仮想回線を利用する IP マルチキャスト

トークンリング LAN を利用する IP マルチキャスト

SSM

スタブ IP マルチキャスト ルーティング

PacketCable および音声サポート機能

CALEA 対応 PacketCable 1.0

セキュリティ機能

ACL

自動二重認証

RADIUS による CM およびマルチキャスト認証

ケーブル送信元検証(cable source-verify コマンド)

Cisco IOS ファイアウォール フィーチャ セット

Cisco IOS ファイアウォール拡張機能

ダイナミック モバイル ホスト

DOCSIS のダイナミック共有秘密

DOCSIS のための OUI 除外対応のダイナミック共有秘密(DMIC)

HTTP セキュリティ

AAA 許可/アカウンティング用の名前付きメソッド リスト

モデム単位のフィルタ(モデム単位およびホスト単位のアクセス リスト)

ユーザ単位の設定

RADIUS および TACACS+ サーバのリダイレクト番号サポート

リフレクシブ アクセス リスト

Cisco uBR7200 の [k1] イメージでサポートされる SSH

ターボ ACL

ベンダー独自の RADIUS アトリビュート

SNMP 機能と拡張機能

個別 SNMP トラップ サポート

linkUp/Down トラップ サポート(RFC 2233)

SNMPv2C

SNMPv3

SNMP CM リモート クエリー

SNMP MIB の拡張

Cisco IOS Release 12.3(9a)BC の SNMP MIB の変更点および更新内容

SNMP Warm Start トラップ

スペクトル管理および高度なスペクトル管理機能

高度なスペクトル管理

ケーブル変調プロファイルのデフォルト テンプレート

ダウンストリーム トラフィック シェーピング

ダイナミック アップストリーム変調

ガイド型およびスケジュール型スペクトル管理

入力レベル

Cisco IOS Release 12.3(9a)BC のスペクトル管理の拡張機能

アップストリーム トラフィック シェーピング

テスト、トラブルシューティング、および診断機能

ケーブル ダウンストリーム周波数の変更

ケーブル フラップ リスト

CBT 3.2

Cisco CMTS スタティック CPE 上書き

高速障害検出

仮想インターフェイス

Cisco uBR-MC28/U BPE での仮想インターフェイス バンドル

VLAN 機能

VLAN 構成における HSRP over ISL

VPN およびレイヤ 2 トンネリング機能

ダイナミック SID/VRF マッピングのサポート

GRE トンネルの IP ToS および precedence

IPv6 over L2VPN

MPLS-VPN へのサービス フローのマッピング

サブインターフェイスおよびケーブル インターフェイス バンドルの MPLS VPN サポート

サブインターフェイス IP アドレスの重複

TLS および L2 トンネリング ATM/SID

TLS および L2 VPN

WAN の最適化およびサービス機能

BACP

非公開ユーザ グループ選択機能抑制オプション

ELMI

フレーム リレー拡張機能

フレーム リレー MIB のエクステンション

フレーム リレー ルータ ForeSight

ISDN Advice of Charge

ISDN 発信者 ID コールバック

ISDN マルチ スイッチ タイプ

ISDN NFAS

MPPC

MLPPP のサポート

BRI および PRI に対応する各国の ISDN スイッチ タイプ

PAD サブアドレッシング

ケーブル インターフェイス上での PPPoE 終端サポート

VPDN MIB および Syslog 機能

X.25 拡張機能

PVC および SVC 間の X.25 スイッチング

DOCSIS と CMTS の相互運用性

DOCSIS NTSC ケーブル プラント

EuroDOCSIS ケーブル プラント

DOCSIS 準拠ダウンストリーム信号

DOCSIS 準拠アップストリーム信号

トラフィック エンジニアリング

Cisco uBR7200 シリーズ ソフトウェアの概要

Cisco uBR7200 シリーズは Cisco IOS ® ソフトウェアを使用して、高い安定性、機能、パフォーマンス、投資保護を提供します。この章では、Cisco uBR7200 シリーズ Cable Modem Termination System(CMTS; ケーブル モデム ターミネーション システム)のシステムおよびソフトウェア機能について概説します。この章の内容は、次のとおりです。

 

説明

「Cisco uBR7200 シリーズに対応する Cisco IOS リリースおよびイメージ」

サポートされる Cisco IOS リリースの系統、関連機能、および新たにサポートされている系統ごとの最新 Cisco IOS イメージについて説明します。

CMTS 機能を設定する最初の手順の 1 つは、Cisco IOS リリースの系統、関連イメージおよびフィーチャ セットを確認することです。このセクションでは、このような情報の確認方法について説明します。

「Cisco uBR7200 シリーズ システムの概要」

Cisco uBR7200 シリーズ ルータ、サポートされるハードウェア機能、および相互運用性について説明します。

「Cisco uBR7200 シリーズ ルータ設定の概要」

一般に Cisco IOS ソフトウェアでの設定が必要なハードウェアおよびインターフェイスの概要を示します。

「Cisco uBR7200 シリーズでサポートされるソフトウェア機能」

Cisco uBR7200 シリーズで利用できる機能とコンフィギュレーション ユーティリティについて説明します。

「DOCSIS と CMTS の相互運用性」

DOCSIS NTSC/EuroDOCSIS ケーブル プラント、DOCSIS 準拠の信号、およびトラフィック エンジニアリングの概要を示します。

 

Cisco uBR7200 シリーズに対応する Cisco IOS リリースおよびイメージ

ここでは、次の Cisco IOS ソフトウェアについて、サポートされるリリース、最新のイメージ、メモリ要件、および主要なソフトウェア機能を紹介します。

使用している Cisco IOS ソフトウェア リリースの判別

新しいソフトウェア リリースへのアップグレード

12.3 BC リリース系統イメージおよび要件

12.2 BC リリース系統イメージおよび要件

12.2 CX イメージおよび要件

12.1 EC イメージおよび要件

CMTS を初めて設定する場合には、 第 2 章「CMTS の初期設定」 を参照してください。

その他のリリース情報については、Cisco.com の『Cisco uBR7200 Series Software Release Notes』を参照してください。

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/cable/cab_rout/ub7200rn/index.htm

使用している Cisco IOS ソフトウェア リリースの判別

Cisco uBR7200 シリーズ ユニバーサル ブロードバンド ルータで稼働している Cisco IOS ソフトウェアのバージョンを調べるには、ルータにログインし、ユーザまたは特権 EXEC モードで show version コマンドを入力します。

Router> show version
 
Cisco Internetwork Operating System Software
IOS (tm) Cisco IOS 12.2 BC Software (ubr7200-is-mz), Version Cisco IOS Release 12.2(4)BC1, RELEASE SOFTWARE
 

) 出力は使用しているリリースおよびイメージによって異なる場合があります。


新しいソフトウェア リリースへのアップグレード

アップグレードとは、それまで使用していた Cisco IOS フィーチャ セットより機能の豊富なフィーチャ セットを発注することです。アップグレードは「アップデート」と異なります。アップデートは 同じ フィーチャ セットの最新バージョンをインストールすることです。

例外 ― フィーチャ セットが廃止された場合、より新しいリリースで最も類似しているフィーチャ セットがアップデートとみなされます。

新しいソフトウェア リリースへのアップグレードに関する一般的な情報については、Cisco.com にある『 Cisco IOS Upgrade Ordering Instructions 』を参照してください。また、 付録 A「Cisco IOS ソフトウェアのインストールまたはアップグレード」 も参照してください。

12.3 BC リリース系統イメージおよび要件

Cisco 12.3 BC リリース系統は、Cisco uBR7200 シリーズをサポートする最新の Cisco IOS リリース系統で、特に Cisco uBR7246VXR ユニバーサル ブロードバンド ルータ用に機能とパフォーマンスが強化されています。

表1-1 に、Cisco IOS Release 12.3(9a)BC で、Cisco uBR7200 シリーズ ユニバーサル ブロードバンド ルータ用 Cisco IOS フィーチャ セットを使用する場合の推奨メモリ構成を示します。Cisco uBR7200 シリーズ ルータは、I/O コントローラ カードで 48 MB または 128 MB のフラッシュ ディスク メモリを使用します。UBR7200-NPE-G1 は、コンパクト フラッシュ ディスクのみを使用します。


) リニア フラッシュ メモリの代用となるフラッシュ ディスクは、I/O コントローラの PCMCIA カード スロットでファイル ストレージ メディアとして使用できるフラッシュ メモリベースのデバイスです。I/O コントローラには、2 つの PCMCIA スロットが搭載されており、最大 256 MB のフラッシュ ディスク メモリを構成できます。


 

表1-1 Cisco uBR7200 シリーズ ルータ、Cisco IOS Release 12.3(9a)BC フィーチャ セットの推奨メモリ構成

フィーチャ セット
ソフトウェア
イメージ
推奨
フラッシュ メモリ
推奨
DRAM メモリ
実行元
双方向データ/VoIP イメージ

DOCSIS Two-Way

ubr7200-p-mz

32 MB フラッシュ

256 MB DRAM

RAM

DOCSIS Two-Way IP Plus

ubr7200-is-mz

32 MB フラッシュ

256 MB DRAM

RAM

DOCSIS Two-Way with BPI

ubr7200-k8p-mz

32 MB フラッシュ

256 MB DRAM

RAM

DOCSIS Two-Way IP Plus with BPI

ubr7200-ik8s-mz

32 MB フラッシュ

256 MB DRAM

RAM

DOCSIS Two-Way 3DES

ubr7200-k9p-mz

32 MB フラッシュ

256 MB DRAM

RAM

DOCSIS Two-Way 3DES IP Plus

ubr7200-ik9s-mz

32 MB フラッシュ

256 MB DRAM

RAM

ブート イメージ

UBR7200 Boot Image

ubr7200-kboot-mz

なし

なし

UBR7200 Boot Image

ubr7200-boot-mz

なし

なし

表1-1 に記載されているイメージ名の略語の意味は、次のとおりです。

i = IP ルーティング、MPLS-VPN サポート、非ケーブル インターフェイス ブリッジング(Network Address Translation [NAT; ネットワーク アドレス変換] を含む)

k8 = DOCSIS ベースライン プライバシー

p = IS-IS および Boarder Gateway Protocol(BGP; ボーダー ゲートウェイ プロトコル)による IP ルーティング(MPLS-VPN サポート、ブリッジングおよび NAT は非サポート)

s = [Plus] 機能:NAT および ISL

k9 = 3DES レベルの暗号化


) 特に記載のない限り、イメージは、「Cisco uBR7200 シリーズでサポートされるハードウェア」に示すすべてのハードウェアをサポートします。



) HCCP 冗長を設定し、ルータで 3,000 を超える CM をサポートする場合、Cisco uBR7200 シリーズ ルータの NPE プロセッサ カードには 256 MB の DRAM メモリが必要となります。このとき、使用するメモリの容量が小さいと、一時的にメモリ不足となり、実行インターフェイスと保護インターフェイス間の同期が不完全になります。


12.2 BC リリース系統イメージおよび要件


) Cisco IOS Release 12.2(4)BC1 は、Cisco uBR7246 VXR ルータ上で認定 DOCSIS 1.1 をサポートします。


12.2 BC 系統は、Cisco uBR7246 VXR ユニバーサル ブロードバンド ルータ上で、他の新機能とともに認定 DOCSIS 1.1 双方向サポートを提供する、暫定的なリリース系統です。この系統の最新リリースの Cisco IOS Release 12.2(4)BC1 では、以前の Cisco IOS Release 12.2 XF リリースから移行できます。12.2 XF リリースには、以下の Cisco IOS リリース系統でサポートされていた Cisco uBR7200 シリーズ ルータ用の機能のサブセットが組み込まれていました。

Cisco IOS Release 12.0 SC

Cisco IOS Release 12.1 EC

Cisco IOS Release 12.1 CX1

表1-2 に、Cisco IOS Release 12.2(15)BC1 と 12.2(15)BC2a で、Cisco uBR7200 シリーズ ユニバーサル ブロードバンド ルータ用 Cisco IOS フィーチャ セットを使用する場合の推奨メモリ構成を示します。Cisco uBR7200 シリーズ ルータは、I/O コントローラ カードで 48 MB または 128 MB のフラッシュ ディスク メモリを使用します。UBR7200-NPE-G1 は、コンパクト フラッシュ ディスクのみを使用します。


) リニア フラッシュ メモリの代用となるフラッシュ ディスクは、I/O コントローラの PCMCIA カード スロットでファイル ストレージ メディアとして使用できるフラッシュ メモリベースのデバイスです。I/O コントローラには、2 つの PCMCIA スロットが搭載されており、最大 256 MB のフラッシュ ディスク メモリを構成できます。



) Cisco IOS Release 12.2(4)BC1 以降の BC リリースは、Cisco uBR7246 VXR ルータ上で認定 DOCSIS 1.1 をサポートします。


 

表1-2 Cisco uBR7200 シリーズ ルータ、Cisco IOS Release 12.2(15)BC1 および 12.2(15)BC2a フィーチャ セットの推奨メモリ構成

フィーチャ セット
ソフトウェア
イメージ
推奨
フラッシュ メモリ
推奨
DRAM メモリ
実行元
双方向データ/VoIP イメージ

DOCSIS Two-Way

ubr7200-p-mz

16 MB フラッシュ

32 MB フラッシュ 1

128 MB DRAM

RAM

DOCSIS Two-Way IP Plus

ubr7200-is-mz

16 MB フラッシュ

32 MB フラッシュ 1

128 MB DRAM

RAM

DOCSIS Two-Way with BPI

ubr7200-k8p-mz

16 MB フラッシュ

32 MB フラッシュ 1

128 MB DRAM

RAM

DOCSIS Two-Way IP Plus with BPI

ubr7200-ik8s-mz

16 MB フラッシュ

32 MB フラッシュ 1

128 MB DRAM

RAM

DOCSIS Two-Way 3DES

ubr7200-k9p-mz

16 MB フラッシュ

32 MB フラッシュ 1

128 MB DRAM

RAM

DOCSIS Two-Way 3DES IP Plus

ubr7200-ik9s-mz

16 MB フラッシュ

32 MB フラッシュ 1

128 MB DRAM

RAM

ブート イメージ

UBR7200 Boot Image

ubr7200-kboot-mz

なし

なし

UBR7200 Boot Image

ubr7200-boot-mz

なし

なし

1.Cisco IOS BS 系統の Cisco IOS Release 12.2(15)BC2a 以降のリリースには、32 MB のフラッシュが必要です。

表1-2 に記載されているイメージ名の略語の意味は、次のとおりです。

i = IP ルーティング、MPLS-VPN サポート、非ケーブル インターフェイス ブリッジング(NAT を含む)

k8 = DOCSIS ベースライン プライバシー

p = IS-IS および BGP による IP ルーティング(MPLS-VPN サポート、ブリッジングおよび NAT は非サポート)

s =[Plus]機能:NAT および ISL

k9 = 3DES レベルの暗号化


) 特に記載のない限り、イメージは、「Cisco uBR7200 シリーズでサポートされるハードウェア」に示すすべてのハードウェアをサポートします。



) HCCP 冗長を設定し、ルータで 3,000 を超える CM をサポートする場合、Cisco uBR7200 シリーズ ルータの NPE プロセッサ カードには 256 MB の DRAM メモリが必要となります。このとき、使用するメモリの容量が小さいと、一時的にメモリ不足となり、実行インターフェイスと保護インターフェイス間の同期が不完全になります。


12.2 CX イメージおよび要件

12.2 CX リリースは、Cisco IOS Release 12.2(15)T の改良版である CiscoIOS Release 12.2(15)BC1 に基づいています。12.2 BC 系統は、DOCSIS 1.1 双方向サポート、ソフトウェアに関する警告の修正、新機能の一部のサポートを提供する暫定リリース系統です。

12.2 CX リリース系統の最新イメージである Cisco IOS Release 12.2(15)CX1 は、Cisco uBR7200 シリーズ ルータ用の 2 種類のブート イメージを提供します。

ubr7200-kboot-mz.122-15.CX.bin

「kboot」バージョンのブート イメージは、他の I/O コントローラにロードするには大きすぎるため、Cisco uBR7200-NPE-G1 プロセッサと UBR7200-I/O-2FE/E I/O コントローラでしか実行できない新バージョンのブート イメージ ソフトウェアです。このイメージは、サポートされるほとんどすべてのポート アダプタをサポートしているため、Cisco uBR7246VXR ルータをほとんどすべての WAN インターフェイスを利用してブートすることができます。

ubr7200-boot-mz.122-15.CX.bin

「boot」バージョンのブート イメージは、容量が小さいので 4 MB のフラッシュ メモリを持つ I/O コントローラにもロードが可能ですが、イーサネット、ファストイーサネット、ギガビット イーサネット、OC POS、少数の ATM ポート アダプタしかサポートしていません。シリアル ポート アダプタや大部分の ATM ポート アダプタを使用している場合、WAN インターフェイスを利用してブートできません。

2 つのブート イメージの違いは、WAN インターフェイスを利用した Cisco uBR7246VXR ルータのブート能力に影響するだけです。ルータで Cisco IOS ソフトウェアのロードが完了すれば、このバージョンの Cisco IOS ソフトウェアがサポートしているすべてのポート アダプタへの接続が可能になります。

表1-3 に、Cisco IOS Release 12.2(15)CX1 で、Cisco uBR7200 シリーズ ユニバーサル ブロードバンド ルータ用 Cisco IOS フィーチャ セットを使用する場合の推奨メモリ構成を示します。Cisco uBR7200 シリーズ ルータは、I/O コントローラ カードで 48 MB または 128 MB のフラッシュ ディスク メモリを使用します。UBR7200-NPE-G1 は、コンパクト フラッシュ ディスクのみを使用します。

リニア フラッシュ メモリの代用となるフラッシュ ディスクは、I/O コントローラの PCMCIA カード スロットでファイル ストレージ メディアとして使用できるフラッシュ メモリベースのデバイスです。I/O コントローラには、2 つの PCMCIA スロットが搭載されており、最大 256 MB のフラッシュ ディスク メモリを構成できます。

 

表1-3 Cisco uBR7200 シリーズ ルータ、Cisco Release 12.2(15)CX1 フィーチャ セットの推奨メモリ構成

フィーチャ セット
ソフトウェア
イメージ
推奨フラッシュ ディスク メモリ
推奨
DRAMメモリ
実行元
双方向データ/VoIP イメージ

DOCSIS Two-Way

ubr7200-p-mz

48 MB フラッシュ

128 MB DRAM

RAM

DOCSIS Two-Way IP Plus

ubr7200-is-mz

48 MB フラッシュ

128 MB DRAM

RAM

DOCSIS Two-Way with BPI

ubr7200-k8p-mz

48 MB フラッシュ

128 MB DRAM

RAM

DOCSIS Two-Way IP Plus with BPI

ubr7200-ik8s-mz

48 MB フラッシュ

128 MB DRAM

RAM

DOCSIS Two-Way 3DES

ubr7200-k9p-mz

48 MB フラッシュ

128 MB DRAM

DOCSIS Two-Way 3DES IP Plus

ubr7200-ik9s-mz

48 MB フラッシュ

128 MB DRAM

 

表1-3 に記載されているイメージ名の略語の意味は、次のとおりです。

i = IP ルーティング、MPLS-VPN サポート、非ケーブル インターフェイス ブリッジング(NAT を含む)

k8 = DOCSIS ベースライン プライバシー

p = IS-IS および BGP による IP ルーティング(MPLS-VPN サポート、ブリッジングおよび NAT は非サポート)

s =[Plus] 機能:NAT および ISL

k9 = 3DES レベルの暗号化

12.1 EC イメージおよび要件

12.1 EC 系統は、複数の新しいフィーチャ セット、Cisco uBR-MC28C ケーブル インターフェイス ラインカードのサポート、複数の新しいソフトウェア機能が採用されている、シスコのケーブル固有の早期稼働リリースです。

表1-4 に、最新の Cisco IOS Release 12.1(20)EC1 で、Cisco uBR7200 シリーズ ユニバーサル ブロードバンド ルータ用 Cisco IOS フィーチャ セットを使用する場合の推奨メモリ構成を示します。Cisco uBR7200 シリーズ ルータは、16 MB または 20 MB の Type II PCMCIA フラッシュ メモリ カードをサポートしています。

 

表1-4 Cisco uBR7200 シリーズ ルータ、Cisco Release 12.1(20)EC1 フィーチャ セットの推奨メモリ構成

フィーチャ セット
ソフトウェア
イメージ
推奨
フラッシュメモリ
推奨
DRAMメモリ
実行元
双方向データ/VoIP イメージ

DOCSIS Two-Way

ubr7200-p-mz

16 MB フラッシュ

128 MB DRAM

RAM

DOCSIS Two-Way IP Plus

ubr7200-is-mz

16 MB フラッシュ

128 MB DRAM

RAM

DOCSIS Two-Way with BPI

ubr7200-k1p-mz

16 MB フラッシュ

128 MB DRAM

RAM

DOCSIS Two-Way IP Plus
with BPI

ubr7200-ik1s-mz

16 MB フラッシュ

128 MB DRAM

RAM

Telco リターン イメージ

DOCSIS IP Plus Telco Return

ubr7200-ist-mz

16 MB フラッシュ

128 MB DRAM

RAM

DOCSIS IP Plus Telco Return with BPI

ubr7200-ik1st-mz

16 MB フラッシュ

128 MB DRAM

RAM

ブート イメージ

UBR7200 Boot Image 2

ubr7200-boot-mz

なし

なし

2.12.1 EC UBR7200 Boot Image は、IUBR7200-I/O-2FE/E I/O コントローラ用のもので、Cisco IOS 12.1(10)EC1 以降の 12.1 EC リリース ブート イメージを使用する必要があります。このイメージは、他の I/O コントローラでは使用できません。

表1-4 に記載されているイメージ名の略語の意味は、次のとおりです。

i = IP ルーティング、MPLS-VPN サポート、非ケーブル インターフェイス ブリッジング(NAT を含む)

k1 = DOCSIS ベースライン プライバシーおよび MPLS-VPN サポート

p = IS-IS および BGP による IP ルーティング(MPLS-VPN サポート、ブリッジングおよび NAT は非サポート)

s =[Plus]機能:NAT および ISL

t = DOCSIS Telco リターン


) 特に記載のない限り、イメージは、「Cisco uBR7200 シリーズでサポートされるハードウェア」に示すすべてのハードウェアをサポートします。


Cisco uBR7200 シリーズ システムの概要

Cisco uBR7200 シリーズ ユニバーサル ブロードバンド ルータを使用すると、CATV サービスまたはビデオと同等の料金で、高速データ サービスをパッケージ化できます。Cisco uBR7200 シリーズ装置は、双方向 CATV/IP バックボーンを使用する IP ホストと接続加入者間で、データおよびデジタル音声接続をサポートします。


) 双方向伝送に全面移行していない 6 MHz National Television Systems Committee(NTSC; 全米テレビ放送規格委員会)ケーブル プラントの場合、Data-over-Cable Service Interface Specification(DOCSIS)ベースの Telco リターン ケーブル インターフェイスからのアップストリーム トラフィックをサポートする、ダイヤルアップ アクセス製品とこの装置を組み合わせて使用できます。

8 MHz Phase Alternating Line(PAL)または Systeme Electronique Couleur Avec Memoire(SECAM)チャネル プランを使用するインターナショナルなケーブル プラントの場合、Cisco uBR7200 シリーズ装置は、CMTS と EuroDOCSIS 準拠 CM または EuroDOCSIS モデム内蔵の Set Top Box(STB)装置間の双方向トラフィック伝送をサポートします。


ケーブル会社および ISP(インターネット サービス プロバイダー)はさらに、Hybrid Fiber/Coax(HFC)またはすべて同軸ケーブルの設備を使用するインターネット アクセス、Virtual Private Network(VPN; バーチャル プライベート ネットワーク)、または Voice over IP(VoIP)サービスに無線周波(RF)チャネル容量を割り振ることができます。シスコでは現在、3 種類のルータベース DOCSIS CMTS ソリューションで、豊富なフィーチャ セットを提供しており、ブリッジベースのシステムより容易な管理が可能です。

Cisco uBR7246 VXR ユニバーサル ブロードバンド ルータ ― 高密度かつ広範なメディア構成をサポートします。シャーシは、シングル幅の IP バックボーン インターフェイス× 2(最大)、CATV RF インターフェイス× 4(最大)、電源装置× 2(最大)、オプションのクロック インターフェイスで構成されます。クロック インターフェイスを使用すると、外部のタイミング基準、高速プロセッサ、および大容量のバス帯域幅にルータを同期させることができます。

Cisco uBR7246 ユニバーサル ブロードバンド ルータ ― 大規模なケーブル インストレーションをサポートします。シャーシはシングル幅の IP バックボーン インターフェイス× 2(最大)、CATV RF インターフェイス× 4(最大)、および電源装置× 2(最大)で構成されます。

Cisco uBR7223 ユニバーサル ブロードバンド ルータ ― 中小規模のケーブル インストレーションをサポートします。シャーシは、シングル幅の IP バックボーン インターフェイス× 1、CATV RF インターフェイス× 2(最大)で構成されます。


) このマニュアルでは、Cisco uBR7200 シリーズのソフトウェアを中心に説明します。Cisco uBR7200 シリーズ シャーシおよびコンポーネントの詳細については、『Cisco uBR7200 Series Hardware Installation Guide』および Cisco.com の該当する Field-Replaceable Unit(FRU)マニュアルを参照してください。


シスコのケーブル インターフェイス ラインカードは、RF CATV インターフェイスとして機能し、ダウンストリームとアップストリームの信号結合/分離処理をサポートします。現在のところ、これらのカードをケーブル システムに接続するには、外部アップコンバータが必要です。シスコのポート アダプタは、IP バックボーンおよび外部ネットワークに接続します。実際のケーブル プラント、計画または導入している加入者ベース、提供するサービス、外部ネットワーク接続の組み合わせによって、使用する Cisco uBR7200 シリーズ シャーシ、ケーブル インターフェイス ラインカード、ポート アダプタ、およびその他のコンポーネントが決まります。

データは次のどちらかの方式で変調/復調されます。

ダウンストリーム 6 MHz チャネル(54 ~ 860 MHz 範囲で、アップストリーム レンジが 5 ~ 42 MHz)。Cisco MC11 FPGA、MC11C、MC12C、MC14C、MC16B、MC16C、および MC16S ケーブル インターフェイス ラインカードは、EIA-S542 準拠の標準(STD)Harmonic Related Carrier(HRC)または Incremental Related Carrier(IRC)周波数方式を使用する NTSC チャネル動作をサポートします。

NTSC では、6 MHz 幅の変調信号を 25 フレーム/秒および 525 本/フレームのインターレース フォーマットで使用します。NTSC は、ドイツ、イギリス、オランダ、オーストラリア、いくつかのその他の国で使用する CCIR 標準 M. PAL と互換性があります。


) Cisco 6 MHz 製品は、8 MHz ケーブル プラントで使用できます。ただし、27 Mbps の最大ダウンストリーム帯域幅で動作し、利用できるチャネル幅のうちの 2 MHz は無視されます。また、アップストリームのチャネル選択は、42 MHz 未満の範囲に限定されます。


ダウンストリーム 8 MHz チャネル(85 ~ 860 MHz 範囲で、アップストリーム 範囲が 5 ~ 65 MHz)。Cisco MC16E ケーブル インターフェイス ラインカードは、8 MHz の変調信号を使用する PAL および SECAM チャネル プランをサポートします。

PAL では、25 フレーム/秒で実現される 625 本の走査線画像を使用します。この場合、カラー キャリア位相の定義が走査線 1 本おきに変化します。SECAM では 819 本の走査線画像を使用するので、625 本の PAL および 525 本の NTSC よりすぐれた解像度が得られます。

MC16E では、EuroDOCSIS J.112(Annex A)規格である CableLabs ECR RFI-R-98036 を使用します。これは、Digital Audio Video Council/Digital Video Broadcast(DAVIC/DVB)ITU J.83 Annex A 物理レイヤに類似しています。ケーブル会社は、DOCSIS 準拠 CM または EuroDOCSIS モデム内蔵の STB でデータ/音声/ビデオ サービスをサポートできます。


注意 MC16E がサポートするのは、Annex A 動作だけです。6 MHz のチャネル プランをサポートする実働ケーブル プラントでは使用しないでください。


) DOCSIS と EuroDOCSIS の相違は、物理レイヤにあります。EuroDOCSIS をサポートするには、Cisco MC16E ケーブル インターフェイス ラインカード、8 MHz PAL または SECAM チャネル プランをサポートする適切なアップコンバータ、適切なダイプレックス フィルタ、および EuroDOCSIS 準拠 CM または STB が必要です。


DOCSIS 無線周波(RF)仕様では、CMTS と CM(または STB 内の CM)間の RF 通信経路が定義されています。DOCSIS RF 仕様では、物理レイヤ、リンク レイヤ、およびネットワーク レイヤの観点から、通信インターフェイスが定義されています。この仕様には、出力レベル、周波数、変調、符号化、多重化、およびコンテンション制御に関する仕様が含まれています。シスコは、すべての DOCSIS エラー訂正符号化および変調タイプ、フォーマットをサポートし、なおかつ、DOCSIS Annex B または EuroDOCSIS Annex A 動作をサポートする製品を提供しています。

Cisco uBR7200 シリーズ ユニバーサル ブロードバンド ルータ

Cisco uBR7200 シリーズ ユニバーサル ブロードバンド ルータは、DOCSIS 規格に準拠しています。いずれもケーブル会社のヘッドエンド設備またはディストリビューション ハブに設置し、Cisco uBR905/Cisco uBR925 ケーブル アクセス ルータ、その他の DOCSIS 準拠 CM/STB などの加入者側装置に対応する CMTS として機能するように設計されています。

Cisco uBR7200 シリーズ ユニバーサル ブロードバンド ルータにより、HFC ネットワーク上でデジタル データおよび VoIP トラフィックを双方向に伝送できます。双方向ケーブル伝送をサポートするように全面的にアップグレードされていないケーブル プラントのために、ルータは DOCSIS 準拠 Telco リターンをサポートします。この場合、CM から CMTS へのリターン パスで、同軸ケーブル上のアップストリーム チャネルの代わりに、ダイヤルアップ式電話回線接続が使用されます。Telco リターン配信メカニズムによって、ケーブル会社はケーブル システムを双方向プラントにアップグレードする前に、高速データ サービスを急速に展開できます。

Cisco uBR7200 シリーズ ルータは、多種多様なプロトコルならびにイーサネット、ファスト イーサネット、ギガビット イーサネット、シリアル、HSSI(High-Speed Serial Interface)、Packet over SONET(POS)OC-3/OC-12c、Asynchronous Transfer Mode(ATM; 非同期転送モード)メディアの組み合わせで、IP ルーティングをサポートします。

Cisco uBR7246 VXR ユニバーサル ブロードバンド ルータ

Cisco uBR7246 VXR は、スケーラブルなプラットフォームにおいて、中規模から大規模なネットワークで求められるデータ、音声、ビデオ サービスをサポートする高性能ネットワーク処理エンジンを備えた、実績のある CMTS およびキャリアクラス ルータを提供します。

Cisco uBR7246 VXR の主要なハードウェア機能は、次のとおりです。

高性能ネットワーク処理エンジンまたはネットワーク サービス エンジン

I/O コントローラ

ネットワーク インターフェイス ポート アダプタ× 2(最大)

ケーブル インターフェイス ラインカード× 4(最大)

負荷分散および冗長機能を提供する取り外し可能電源装置× 2(最大)

フラッシュ メモリ カードを使用してソフトウェア アップグレードが可能な Personal Computer Memory Card International Association(PCMCIA)スロット× 2


) Cisco uBR7246 VXR シャーシは MC11-FPGA ケーブル インターフェイス ラインカードをサポートしません。


Cisco uBR7246 ユニバーサル ブロードバンド ルータ

Cisco uBR7246 は、スケーラブルなプラットフォームにおいて、中規模から大規模なネットワークで求められるデータ、音声、ビデオ サービスをサポートする、実績のある CMTS およびキャリアクラス ルータを提供します。Cisco uBR7246 の主要なハードウェア機能は、次のとおりです。

ネットワーク処理エンジン

I/O コントローラ

ネットワーク インターフェイス ポート アダプタ× 2(最大)

ケーブル インターフェイス ラインカード× 4(最大)

負荷分散および冗長機能を提供する取り外し可能電源装置× 2(最大)

フラッシュ メモリ カードを使用してソフトウェア アップグレードが可能な PCMCIA スロット× 2

Cisco uBR7223 ユニバーサル ブロードバンド ルータ

Cisco uBR7223 は、加入者の CM とバックボーン データ ネットワーク間の、コスト効率が高くスケーラブルなインターフェイスです。小規模から中規模のネットワークを想定して設計されています。

Cisco uBR7223 の主要なハードウェア機能は、次のとおりです。

ネットワーク処理エンジン

I/O コントローラ

ネットワーク インターフェイス ポート アダプタ× 1

ケーブル インターフェイス ラインカード× 2(最大)

取り外し可能電源装置× 1(Cisco uBR7223 は Cisco uBR7246 VXR または Cisco uBR7246 と異なり、負荷分散および冗長機能を備えていません)

フラッシュ メモリ カードを使用してソフトウェア アップグレードが可能な PCMCIA スロット× 2

Cisco uBR7200 シリーズでサポートされるハードウェア

表1-5 は、Cisco uBR7200 シリーズ ルータの主要なハードウェア機能の一覧です。

 

表1-5 Cisco uBR7200 シリーズ ハードウェアの概要

サポートするハードウェア
Cisco uBR7246 VXR
Cisco uBR7246
Cisco uBR7223

ネットワーク処理エンジン

次のいずれか 1 つ

UBR7200-NPE-G1

NPE-225

NPE-300

NPE-400

次のいずれか 1 つ

NPE-150

NPE-200

NPE-225

次のいずれか 1 つ

NPE-150

NPE-200

NPE-225

I/O コントローラ

次のいずれか 1 つ

UBR7200-I/O

UBR7200-I/O-FE

UBR7200-I/O-2FE/E

次のいずれか 1 つ

UBR7200-I/O

UBR7200-I/O-FE

次のいずれか 1 つ

UBR7200-I/O

UBR7200-I/O-FE

ネットワーク インターフェイス ポート アダプタ

最大 2 つ

最大 2 つ

1 つ

ケーブル インターフェイス ラインカード

最大 4 つ

最大 4 つ

最大 4 つ

取り外し可能電源装置

最大 2 つ

最大 2 つ

1 つ

PCMCIA スロット

2 つ

2 つ

2 つ

 


) 以前のリリース ノートには、Cisco uBR7200 シリーズ ルータで NPE-175 もサポートされることが記載されていましたが、NPE-175 は製造中止になり、Cisco uBR7200 シリーズ ルータでの発注の受け付けを終了しましたので、この表には含まれていません。


UBR7200-NPE-G1 では、I/O コントローラをインストールする必要はありません。Cisco.com の『Cisco uBR7200 Series Software Release Notes』を参照してください。

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/cable/cab_rout/ub7200rn/index.htm

ネットワーク処理エンジン

Cisco uBR7246 VXR は、次のネットワーク処理エンジン(NPE)をサポートします。

UBR7200-NPE-G1

NPE-225

NPE-300

NPE-400

Cisco uBR7223 および Cisco uBR7246 は、次のネットワーク処理エンジン(NPE)をサポートします。

NPE-150

NPE-200

NPE-225


) Cisco uBR7223 および Cisco uBR7246 では、NPE-300 および NPE-400 はサポートされません。Cisco uBR7246 VXR では、NPE-150 および NPE-200 はサポートされません。


詳細については、Cisco.com にある次の資料を参照してください。

Network Processing Engine and Network Services Engine Installation and Configuration Guide

Memory Replacement Instructions for the Network Processing Engine or Network Services Engine and Input/Output Controller

I/O コントローラ

Cisco uBR7200 シリーズ ユニバーサル ブロードバンド ルータは、次の入出力(I/O)コントローラをサポートします。

UBR7200-I/O-2FE/E I/O コントローラ

2 つのファスト イーサネット ポートと 1 つのイーサネット ポートを内蔵しています。

10/100 Mbps 動作用の 2 つの RJ-45 レセプタクルを装備しています。

Cisco uBR7246VXR ルータをサポートしています。

このコントローラの場合、CiscoIOS Release 12.1(10)EC ブートヘルパー イメージ [ubr7200-boot-mz.12.1-10.EC] を使用する必要があります。

UBR7200-I/O-FE

1 つのファスト イーサネット ポートを内蔵しています。

100 Mbps の全二重または半二重動作用の MII レセプタクルおよび RJ-45 レセプタクルを装備しています。

1 時点で使用するように設定できるレセプタクルは 1 つだけです。

Cisco uBR7223、Cisco uBR7246、および Cisco uBR7246 VXR ルータをサポートしています。

このコントローラには、12.0(15)SC [ubr7200-boot-mz.12.0-15.SC] ブートヘルパー イメージを推奨します。

UBR7200-I/O

ファスト イーサネット ポートは内蔵されていません。

Cisco uBR7223、Cisco uBR7246、および Cisco uBR7246 VXR ルータをサポートしています。

このコントローラには、12.0(15)SC [ubr7200-boot-mz.12.0-15.SC] ブートヘルパー イメージを推奨します。


) シングルポート ファスト イーサネット I/O コントローラ(UBR7200-I/O-FE)は、2003 年 6 月に販売終了になりました。詳細については、Cisco.com の次の場所で、『Addendum to Product Bulletin, No. 1725』を参照してください。

http://www.cisco.com/en/US/products/hw/cable/ps2217/prod_eol_notice09186a00800a470d.htm

 


) UBR7200-I/O-FE コントローラおよび UBR7200-I/O コントローラで 12.1(10)EC ブートヘルパー イメージを使用しないでください。


ネットワーク インターフェイス ポート アダプタ

Cisco uBR7200 シリーズ ルータは、イーサネット、ギガビット イーサネット、およびシリアル バージョンの複数のポート アダプタをサポートしています。複数の Cisco IOS ソフトウェア リリース系統で、機能拡張とオプションを利用できます。サポートされるポート アダプタの最新情報については、Cisco.com の『Cisco uBR7200 Series Software Release Notes』を参照してください。

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/cable/cab_rout/ub7200rn/index.htm


) すべての Cisco uBR7200 シリーズ ルータがすべてのポート アダプタをサポートするわけではありません。Cisco uBR7246 VXR ルータで使用する場合、ポート アダプタによっては、特定のリビジョン レベルでなければなりません。



) できるだけ、リリース系統の中で最新のリリースを使用してください。


ケーブル インターフェイス ラインカード

Cisco uBR7200 シリーズは、次のケーブル インターフェイス ラインカードをサポートします。いずれのカードも HFC ネットワークに接続します。

表1-6 に、Cisco uBR7200 シリーズ ルータでサポートされるケーブル インターフェイス ラインカードを示します。

 

表1-6 Cisco uBR7200 シリーズ ケーブル インターフェイス ラインカード

ケーブル
インターフェイス ラインカード
アップ
ストリーム ポート
ダウン
ストリーム ポート
追加機能

MC11C

1

1

 

MC12C

2

1

 

MC14C

4

1

 

MC16C

6

1

 

MC16E

6

1

EuroDOCSIS(Annex A)のサポート

MC16S

6

1

拡張ソフトウェア/ハードウェア ベースのスペクトル管理のサポート

MC28C

8

2

 

MC28C-BNC

8

2

F コネクタではなく BNC コネクタ装備

 

サポートされるケーブル インターフェイス ラインカードの最新情報については、Cisco.com の『Cisco uBR7200 Series Software Release Notes』を参照してください。

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/cable/cab_rout/ub7200rn/index.htm

システムの相互運用性

このセクションでは、Cisco uBR7200 シリーズ ユニバーサル ブロードバンド ルータの機能の相互運用性について、ガイドラインを示します。DOCSIS の相互運用性については、「Cisco uBR7200 シリーズでサポートされるソフトウェア機能」で説明します。

CM の相互運用性

Cisco uBR7200 シリーズは、次の CM との間に相互運用性があります。

基本的なインターネット アクセス、VoIP、または VPN をサポートする、DOCSIS 準拠の双方向 CM

Telco リターン CM

Telco リターンをサポートする場合は、ファイル名に [t] が含まれている Cisco uBR7200 シリーズ ソフトウェア イメージを使用します。Telco リターン CM は、DOCSIS に準拠または適合し、かつ Telco リターンをサポートするように設定されていなければなりません。


) 他社の Telco リターン CM の中には、双方向データ システム上で稼働している CM と同じダウンストリーム チャネルではトラフィックを受信できないものがあります。このような場合、複数のダウンストリーム チャネルを使用できるように、ケーブル プラントを分割してください。


Cisco MC16E ケーブル インターフェイス ラインカードおよび Cisco IOS Release 12.1(2)EC またはそれ以上を使用する、EuroDOCSIS CM または EuroDOCSIS CM が内蔵された STB

EuroDOCSIS 動作のサポートには、8 MHz PAL または SECAM チャネル プランが含まれます。

クロックの同期

Cisco uBR7200 シリーズは、クロック ハードウェアおよびソフトウェアをサポートするので、同期データ伝送によって質の高い IP テレフォニ サービスを提供できます。クロック フィーチャ セットをサポートするには、Cisco uBR7246 VXR シャーシを使用する必要があります。Cisco uBR7246 VXR にはクロック カードとともに、MC16S、MC16E、または MC28C ケーブル インターフェイス ラインカードを搭載する必要があります。クロック カードからの外部クロック リファレンスをサポートし、その信号を各ネットワーク セグメントに接続された CM または STB に配信するのは、MC16S、MC16E、および MC28C ケーブル インターフェイス ラインカードだけです。MC16S または MC16E ケーブル インターフェイス ラインカードを搭載したシャーシは、
Cisco IOS Release 12.1(2)EC1 以上を実行しなければなりません。MC28C ケーブル インターフェイス ラインカードを搭載したシャーシは、Cisco IOS Release 12.1(3a)EC1 以上を実行しなければなりません。

同期タイミングを可能にするには、個々の CM が VoIP アプリケーションおよびクロック リファレンス フィーチャ セットをサポートしていることも必要です。Cisco IOS Release 12.0(7)T 以上が稼働している Cisco uBR924 ケーブル アクセス ルータは、クロック リファレンス フィーチャ セットを自動的にサポートします。

Cisco uBR7200 シリーズ ルータ設定の概要

ここでは、ソフトウェアによる設定が必要な Cisco uBR7200 シリーズ ルータ機能を示し、その機能の概要について説明します。

「ポート アダプタおよびラインカードのスロット番号/論理インターフェイス番号」

「MAC レイヤ アドレスの指定方式」

「ケーブル インターフェイス ラインカード」

「ケーブル インターフェイス ラインカードのスロット」

「インターフェイスおよび物理ポート」

「ポート アダプタ スロット」

設定ユーティリティの詳細は、「Cisco uBR7200 シリーズ ルータ コンフィギュレーション ツール」を参照してください。

ポート アダプタおよびラインカードのスロット番号/論理インターフェイス番号

Cisco uBR7200 シリーズ コンポーネントの場合、スロット番号はポート アダプタまたはケーブル インターフェイス カードが搭載されているシャーシ スロットです。論理インターフェイス番号は、ポート アダプタ上のインターフェイス ポートの物理位置です。Cisco uBR7200 シリーズ ルータの場合、番号は 0 から始まります。Cisco uBR7246 を例にとると、スロット/ポートの位置は次のとおりです。

スロット 0 ― I/O コントローラ

スロット 1 ~ 2 ― シスコ製ポート アダプタ

スロット 3 ~ 6 ― シスコ製ケーブル インターフェイス ラインカード。カード上のアップストリーム ポートは、ポート 0 から始まります。

システムを設定するには、interface type slot/port コマンドを使用して、Cisco uBR7200 シリーズのインターフェイスを定義します。

type ― ケーブル

slot ― シャーシのスロット番号。スロット番号は 0 から始まります。

port ― ケーブル インターフェイス ラインカード スロットのポート番号。ポート番号は 0 から始まります。

シスコ製ケーブル インターフェイス ラインカードは、CATV RF インターフェイスとして機能するので、このカードの設定は非常に重要です。設定するには、各インターフェイスで次の作業が必要です。

ダウンストリーム ポートに対応するダウンストリーム RF キャリア(チャネル)のデジタル キャリア周波数に基づいて、カードのダウンストリーム中心周波数を設定します。そのために、ダウンストリーム RF キャリアの固定中心周波数を Hz で入力します。

Router (config-int)# cable downstream frequency down-freq-hz

) このコマンドは、実際にダウンストリーム周波数を設定する外部アップコンバータには作用しません。ただし、ケーブル インターフェイス ラインカードで有効な値を記録しておくと、トラブルシューティング時に役立ちます。


デジタル キャリア周波数は、使用するチャネル プランに基づいて、6 MHz または 8 MHz チャネルの中心になるように指定します。たとえば、NTSC チャネル プランの場合、EIA チャネル 95 のスパンは 90.00 ~ 96.00 MHz です。中心周波数は 93.000 MHz であり、これがダウンストリーム周波数として設定すべきデジタル キャリア周波数です。


ヒント デジタル キャリア周波数は、ビデオ キャリア周波数と同じではありません。EIA チャネル 95 の場合、ビデオ キャリア周波数は 91.250 MHz であり、中心周波数より 1.75 MHz 低くなります。


次のコマンドを使用して、HFC ネットワーク上でデータを伝送できるように、ケーブル インターフェイス ラインカード上のダウンストリーム ポートをアクティブにします。

Router (config-int)# no shutdown
 

特定のダウンストリーム ポートの LED が点灯します。

シスコ ケーブル インターフェイス ラインカードで予測される入力周波数に合わせて、RF 出力のアップストリーム周波数を設定します。


ヒント MC16E ケーブル インターフェイス ラインカードの場合、固定アップストリーム周波数の有効範囲は、5,000,000 Hz ~ 65,000,000 Hz です。NTSC 動作をサポートするその他のケーブル インターフェイス ラインカードの有効範囲は、5,000,000 Hz ~ 42,000,000 Hz です。


ケーブル インターフェイスが動作するのは、固定アップストリーム周波数を設定するか、またはスペクトル グループを作成して設定したあとです。アップストリーム RF キャリアの固定中心周波数を Hz で入力し、0 ~ 5 のポート番号を指定します。

Router (config-int)# cable upstream port frequency up-freq-hz

) 選択したアップストリーム周波数が、ケーブル プラントで他のアップストリーム アプリケーションに使用している周波数に干渉しないことを確認してください。


CM 上の各アップストリーム ポートについて、アップストリーム RF キャリア周波数を入力します。

ネットワーク上の CM または STB から Cisco uBR7200 シリーズ ルータへのデータがサポートされるように、各アップストリーム ポートの RF キャリアをアクティブにします。次のコマンドを使用して、アップストリーム データ トラフィックをイネーブルにします。

Router (config-int)# no cable upstream port shutdown
 

指定したアップストリーム ポートの LED が点灯します。

アクティブにするアップストリーム ポートごとに、上記の手順を繰り返します。

次のコマンドを使用して、設定値を確認します。

Router# show running-config
 

電源をいったんオフにして、再びオンにしたあとも設定値が維持されるように、NVRAM(不揮発性 RAM)にコンフィギュレーションを保存します。

Router# copy running start
 

設定したアップストリーム ポートに show controllers cable slot/port upstream コマンドを使用して、アップストリーム周波数を確認します。

設定したダウンストリーム ポートに show controllers cable slot/port downstream コマンドを使用して、ダウンストリーム中心周波数を確認します。

MAC レイヤ アドレスの指定方式

Media Access Control(MAC; メディア アクセス制御)レイヤ アドレス、つまりハードウェア アドレスは、特定のネットワーク インターフェイス タイプに必要な標準データリンク レイヤ アドレスです。ネットワーク上の他のデバイスは、このアドレスを使用しません。MAC アドレスは、各ポートに指定された一意のアドレスです。Cisco uBR7200 シリーズでは独自の方式を使用して、ポート アダプタの MAC レイヤ アドレスの割り当ておよび制御を行います。

すべての LAN インターフェイス(ポート)には、ハードウェア アドレスとも呼ばれる一意の MAC レイヤ アドレスが必要です。通常、インターフェイスの MAC アドレスはインターフェイス回路に直接実装されているメモリ コンポーネントに保管されますが、活性挿抜(Online Insertion and Removal; OIR)をサポートするには異なる方式が必要になります。OIR は、ポート アダプタまたはケーブル インターフェイス カードを取り外したり、まったく同じ設定のポート アダプタまたはケーブル インターフェイス カードに交換したりできる機能です。新しく取り付けたポート アダプタまたはケーブル インターフェイス カードが、取り外したポート アダプタまたはケーブル インターフェイス カードと同じ設定であれば、システムはただちにオンラインになります。

OIR をサポートするために、ユニバーサル ブロードバンド ルータのミッドプレーン上の EEPROM には、アドレス アロケータと一意の MAC アドレスが保管されています。ルータの各ポートおよびスロットには、それぞれ一意のアドレスが指定されています。スロットにポート アダプタまたはケーブル インターフェイス カードが搭載されているかどうかは関係ありません。


) ポート アダプタおよびケーブル インターフェイス カードのスロットには、他のポート アダプタまたはケーブル インターフェイス カードの取り付け/取り外しに関係なく、常に同じ番号を使用します。ただし、ポート アダプタまたはケーブル インターフェイス カードを別のスロットに移動させた場合には、新しいスロット番号に応じて論理インターフェイス番号が変更されます。



注意 ポート アダプタまたはケーブル インターフェイス ラインカードを異なるタイプのコンポーネントに「ホットスワップ」すると(たとえば、MC11 FPGA を MC11C に、MC16B を MC16C にするなど)、インターフェイスの再設定が必要になることがあります。OIR の詳細については、『Cisco uBR7200 Series Universal Broadband Router Hardware Installation Guide』または該当する FRU の資料を参照してください。

MAC アドレスは、スロットの順序に基づいて割り当てられます。最初のアドレスがポート アダプタ スロット 0 とスロット 1 に割り当てられ、次のアドレスがポート アダプタ スロット 2 からケーブル インターフェイス カード スロット 6 に割り当てられます。このアドレス指定方式では、ポート アダプタまたはケーブル インターフェイス カードを取り外して他のユニバーサル ブロードバンド ルータに取り付けても、MAC アドレスがネットワーク上で移動したり、複数のデバイスに同じアドレスが割り当てられることはありません。

全スロットの MAC アドレスを 1 つの場所に保管することにより、アドレスは保管先のメモリ デバイスに常駐することになります。

ケーブル インターフェイス ラインカード

このマニュアルの発行時点では、次のシスコ ケーブル インターフェイス カードを Cisco uBR7200 シリーズ ルータに搭載できます。

MC11 ― ダウンストリーム モジュレータ× 1、アップストリーム デモジュレータ× 1。このカードには、2 種類のバージョンがあります。

FPGA バージョンのカードは、次のデフォルトをサポートします。27 Mbps のダウンストリームで 64 Quadrature Amplitude Modulation(QAM; 直交振幅変調)、1.280 kbps のアップストリームで Quadrature Phase Shift Keying(QPSK; 4 位相偏移変調)。このカードの出力値は、+32 dBmV および +/-2 dBmV です。

C バージョンのカードは、次のデフォルトをサポートします。40 Mbps のダウンストリームで 256 QAM、5 Mbps のアップストリームで 16 QAM。このカードは、200 kHz、400 kHz、800 kHz、1.6 MHz、および 3.2 MHz のアップストリーム チャネル幅をサポートします。このカードの出力値は、+42 dBmV および +/- 2 dBmV です。


) C バージョンのカードはすべて、DOCSIS のすべての変調方式およびシンボル レートをサポートしています。DOCSIS 準拠のデータ レートおよび変調方式の一覧については、表1-7を参照してください。

FPGA バージョンの MC11 カードでサポートされるのは 1 つのアップストリーム変調およびチャネル幅のみなので、カードのアップストリーム変調プロファイルを定義することはできません。FPGA バージョンの MC11 カードを使用している場合、デフォルト変調プロファイル 1 は変更できません。


MC12C ― ダウンストリーム モジュレータ× 1、アップストリーム デモジュレータ× 2。このカードは次のデフォルトをサポートします。40 Mbps のダウンストリームで 256 QAM、5 Mbps のアップストリームで 16 QAM。このカードは、200 kHz、400 kHz、800 kHz、1.6 MHz、および 3.2 MHz のアップストリーム チャネル幅をサポートします。このカードの出力値は、+42 dBmV および +/- 2 dBmV です。

MC14C ― ダウンストリーム モジュレータ× 1、アップストリーム デモジュレータ× 4。このカードは次のデフォルトをサポートします。40 Mbps のダウンストリームで 256 QAM、5 Mbps のアップストリームで 16 QAM。このカードは、200 kHz、400 kHz、800 kHz、1.6 MHz、および 3.2 MHz のアップストリーム チャネル幅をサポートします。このカードの出力値は、+42 dBmV および +/- 2 dBmV です。

MC16 ― ダウンストリーム モジュレータ× 1、アップストリーム デモジュレータ× 6。このカードには、2 種類のバージョンがあります。

B バージョンのカードは、次のデフォルトをサポートします。27 Mbps のダウンストリームで 64 QAM、2.56 Mbps のアップストリームで QPSK。このカードは、200 kHz、400 kHz、800 kHz、1.6 MHz、および 3.2 MHz のアップストリーム チャネル幅をサポートします。このカードの出力値は、+32 dBmV および +/-2 dBmV です。


) B バージョン カードでは、5 つの DOCSIS アップストリーム シンボル レートのうち 2 つ(2.56 M および 1.28 M)は、256 QAM のダウンストリームおよび 16 QAM のアップストリームをサポートしません。DOCSIS 準拠のデータ レートおよび変調方式の一覧については、表1-7を参照してください。


C バージョンのカードは、次のデフォルトをサポートします。40 Mbps のダウンストリームで 256 QAM、5 Mbps のアップストリームで 16 QAM。このカードは、200 kHz、400 kHz、800 kHz、1.6 MHz、および 3.2 MHz のアップストリーム チャネル幅をサポートします。このカードの出力値は、+42 dBmV および +/- 2 dBmV です。

MC16S ― ダウンストリーム モジュレータ× 1、アップストリーム デモジュレータ× 6。このカードは次のデフォルトをサポートします。40 Mbps のダウンストリームで 256 QAM、5 Mbps のアップストリームで 16 QAM。このカードは、200 kHz、400 kHz、800 kHz、1.6 MHz、および 3.2 MHz のアップストリーム チャネル幅をサポートします。このカードの出力値は、+42 dBmV および +/- 2 dBmV です。

MC16S には、可変幅のクリーンなチャネルを探して、アップストリーム スペクトルの各部分をスキャンする機能が組み込まれています。MC16S のドータカードは、5 ~ 42 MHz のアップストリーム スペクトルをサンプリングし、オフライン CM に関して管理者が定義したしきい値を満たしている場合に、周波数ホップを開始します。このしきい値は、ルータのコンフィギュレーション ファイルに含まれています。しきい値に達すると、スペクトル管理ドータカードが利用可能なアップストリーム スペクトルのスナップショットを作成し、その情報を Cisco IOS ソフトウェアに渡します。Cisco IOS ソフトウェアはその情報を分析し、重大なイングレスまたはインパルス ノイズを示すものがないかどうかを判別します。この分析に基づき、Cisco IOS ソフトウェアはアップストリーム周波数スペクトルの中で、切り替えて周波数ホップを開始するのに適した、最もクリーンな部分(複数可)に関する結論を引き出して伝えます。

MC16E ― ダウンストリーム モジュレータ× 1、アップストリーム デモジュレータ× 6。このカードは次のデフォルトをサポートします。40 Mbps のダウンストリームで 256 QAM、5 Mbps のアップストリームで 16 QAM。このカードは、EuroDOCSIS 8 MHz PAL および SECAM チャネル プランをサポートし、さらに 85 ~ 860 MHz 範囲のダウンストリーム レート、5 ~ 65 MHz のアップストリーム範囲をサポートします。このカードの出力値は、+40 dBmV および +/- 2 dB です。


) 大部分のシスコのケーブル インターフェイス ラインカードは、44 MHz の周波数でダウンストリーム信号をアップコンバータに伝送しますが、MC16E は 36.125 MHz の周波数を使用して、ダウンストリーム IF 信号をアップコンバータに伝送します。8 MHz 動作をフルサポートするのは、MC16E ケーブル インターフェイス ラインカードだけです。


ケーブル インターフェイス カードは、使用するカード、ケーブル ネットワーク、加入者予測、サービス レベルなどに基づいて、さまざまなアップストリームを組み合わせて構成することができます。 表1-7 に、DOCSIS および EuroDOCSIS のデータ レートを示します。

 

表1-7 DOCSIS および EuroDOCSIS のデータ レート

アップストリーム チャネル幅
変調方式
ボー レート シンボル/秒
raw ビット レート Mbit/秒

3.2 MHz

QAM-16
QPSK

2.56 M

10.24
5.12

1.6 MHz

QAM-16
QPSK

1.28 M

5.12
2.56

800 kHz

QAM-16
QPSK

640 K

2.56
1.28

400 kHz

QAM-16
QPSK

320 K

1.28
0.64

200 kHz

QAM-16
QPSK

160 K

0.64
0.32

ケーブル インターフェイス ラインカードのスロット

特定のケーブル インターフェイス カード スロットのダウンストリーム チャネルに関する情報を表示するには、CM ラインカードのスロット番号とダウンストリーム ポート番号を指定して、次の形式で show interfaces cable コマンドを使用します。

show interfaces cable slot / downstream-port [downstream]

ダウンストリーム インターフェイスに関する情報を表示するには、スロット番号およびダウンストリーム ポート番号を使用します。コマンドの省略形は sh int c です。次に、Cisco uBR7246のケーブル インターフェイス スロット 3 にあるダウンストリーム チャネル ポート 0 についての出力例を示します。

Router# sh int c 3/0
 
Cable3/0 is up, line protocol is up
Hardware is CMTS, address is 0009.0ed6.ee18 (bia 0009.0ed6.ee18
Internet address is 1.1.1.1/24
MTU 1500 bytes, BW 27000 Kbit, DLY 1000 usec, rely 255/255, load 1/255
Encapsulation MCNS, loopback not set, keepalive not set
ARP type: ARPA, ARP Timeout 04:00:00
Last input 00:00:00, output 00:00:00, output hang never
Last clearing of "show interface" counters never
Queueing strategy: fifo
Output queue 0/40, 0 drops; input queue 0/75, 0 drops
5 minute input rate 41000 bits/sec, 45 packets/sec
5 minute output rate 43000 bits/sec, 45 packets/sec
1616534 packets input, 184284660 bytes, 0 no buffer
Received 0 broadcasts, 0 runts, 0 giants, 0 throttles
0 input errors, 0 CRC, 0 frame, 0 overrun, 0 ignored, 0 abort
1616534 packets output, 184284660 bytes, 0 underruns
0 output errors, 0 collisions, 0 interface resets
0 output buffer failures, 0 output buffers swapped out
 

特定のケーブル インターフェイス カード スロットのアップストリーム チャネルに関する情報を表示するには、CM カードのスロット番号、ダウンストリーム ポート番号、およびアップストリーム ポート番号を指定して、 show interfaces cable コマンドを使用します。形式は show interfaces cable slot /downstream-port [upstream] upstream-port です。アップストリーム インターフェイスに関する情報を表示するには、スロット番号、ダウンストリーム ポート番号、およびアップストリーム ポート番号を使用します。コマンドの省略形は sh int c です。

次の例では、Cisco uBR7246のケーブル インターフェイス スロット 3 のアップストリーム チャネル ポート 0 に関する情報を表示しています。

Router# sh int c 3/0 0
 
Cable6/0: Upstream 0 is up
Received 3699 broadcasts, 0 multicasts, 28586 unicasts
0 discards, 0 errors, 0 unknown protocol
21817 packets error-free, 2371 corrected, 8097 uncorrectable
0 noise, 0 microreflections
CBR_queue_depth: [not implemented], ABR_queue_depth: [not implemented],
UBR[1]_queue_depth: 0, UBR[2]_queue_depth: 0,
UBR[3]_queue_depth: 0, POLLS_queue_depth: [not implemented]
ADMIN_queue_depth: [not implemented]
Last Minislot Stamp (current_time_base):190026 FLAG:1
Last Minislot Stamp (scheduler_time_base):200706 FLAG:1

インターフェイスおよび物理ポート

表1-8 に、ケーブル インターフェイス カードのインターフェイスと物理ポートの対応関係を示します。カードは、さまざまなアップストリームの組み合わせで構成できます。

 

表1-8 インターフェイスとポートの対応関係

ケーブル インターフェイス ラインカード
インターフェイス
物理ポート

MC11

Cable N/0

DS、US0

MC12

Cable N/0

DS、US0、US1

MC14

Cable N/0

DS、US0、US1、US2、US3

MC16

Cable N/0

DS、US0、US1、US2、US3、US4、US5

 

ポート アダプタ スロット

Cisco uBR7200 シリーズに搭載されている特定のポート アダプタについて、または全ポート アダプタについて情報を表示できます。全ポート アダプタ スロットに関する情報を表示するには、 show interfaces コマンドを使用します。特定のポート アダプタ スロットに関する情報を表示するには、ポート アダプタ タイプおよびスロット番号を指定して、 show interfaces コマンドを使用します。形式は show interfaces [ type slot /port] です。


ヒント コマンドの省略形(sh int)を使用し、ポート アダプタ タイプおよびスロット番号(すなわち引数)を指定しなかった場合、コマンドは show interfaces であると解釈されます。したがって、すべてのポート アダプタ、すべてのケーブル インターフェイス カード、およびすべてのポートのステータスが表示されます。


次に、 show interfaces コマンドを使用して、Cisco uBR7246 ルータに搭載されている各ポート アダプタおよびケーブル インターフェイス カードについて、ステータス情報(物理ポート アダプタ番号を含む)を表示する例を示します。

Router# sh int
 
FastEthernet0/0 is administratively up, line protocol is up
Hardware is DEC21140, address is 0000.0000.0000 (bia 0000.0000.0000)
Internet address is 1.1.1.3
MTU 1500 bytes, BW 100000 Kbit, DLY 100 usec, rely 255/255, load 1/255
(テキスト出力は省略)
Hssi1/0 is administratively down, line protocol is down
Hardware is MIF68840_MM, address is 0000.0000.0000 (bia 0000.0000.0000)
Internet address is 1.1.1.0
MTU 4470 bytes, BW 100000 Kbit, DLY 100 usec, rely 255/255, load 1/255
(テキスト出力は省略)
Ethernet2/0 is administratively up, line protocol is up
Hardware is AmdP2, address is 0000.0000.0000 (bia 0000.0000.0000)
Internet address is 1.1.1.7
MTU 1500 bytes, BW 100000 Kbit, DLY 1000 usec, rely 255/255, load 1/255
(テキスト出力は省略)
Cable3/0 is up, line protocol is up
Hardware is CMTS, address is 0009.0ed6.ee18 (bia 0009.0ed6.ee18)
Internet address is 1.1.1.1/24
MTU 1500 bytes, BW 27000 Kbit, DLY 1000 usec, rely 255/255, load 1/255
(テキスト出力は省略)
 

インターフェイス タイプ(イーサネット、ファスト イーサネット、ATM、シリアル、HSSI、Packet-over-SONET など)とポート アドレス(slot/port)を引数に指定して、特定のポート アダプタ インターフェイスに関する情報だけを表示することもできます。次に、このような場合の表示例を示します。

Router# sh int f1/0
FastEthernet1/0 is up, line protocol is up
Hardware is AmdFE, address is 0030.7bfa.a81c (bia 0030.7bfa.a81c)
Internet address is 111.0.1.18/30
MTU 1500 bytes, BW 100000 Kbit, DLY 100 usec,
reliability 255/255, txload 1/255, rxload 1/255
Encapsulation ARPA, loopback not set
Keepalive set (10 sec)
Full-duplex, 100Mb/s, 100BaseTX/FX
ARP type:ARPA, ARP Timeout 04:00:00
Last input 00:00:01, output 00:00:02, output hang never
Last clearing of "show interface" counters never
Queueing strategy:fifo
Output queue 0/40, 0 drops; input queue 0/75, 0 drops
5 minute input rate 0 bits/sec, 0 packets/sec
5 minute output rate 0 bits/sec, 0 packets/sec
0 packets put, 230925 bytes
Received 146107 broadcasts, 0 runts, 0 giants, 0 throttles
0 input errors, 0 CRC, 0 frame, 0 overrun, 0 ignored
0 watchdog
0 input packets with dribble condition detected
0 packets put, 284529 bytes, 0 underruns
0 output errors, 0 collisions, 10 interface resets
0 babbles, 0 late collision, 0 deferred
0 lost carrier, 0 no carrier
0 output buffer failures, 0 output buffers swapped out
 

Cisco uBR7200 シリーズでサポートされるソフトウェア機能

このセクションでは、サポートされるすべての Cisco IOS リリース系統について、Cisco uBR7200 シリーズ ルータのソフトウェア機能の概要を示し、各機能の設定情報も提示します。

Cisco uBR7200 シリーズ ルータの機能と Cisco IOS リリース

表1-9 に、Cisco uBR7200 シリーズ ルータをサポートするソフトウェア関連機能と関連 Cisco IOS リリースを示します。Cisco IOS 機能とは、その機能が最初に導入された最初のリリースを指します。特に記載のない限り、その機能は同一または関連する Cisco IOS リリース系統の後続リリースでも引き続きサポートされます。

前述したものより前のリリース系統、たとえば 12.0 T、12.0 SC、12.1 XF や、Cisco uBR7200 シリーズでサポートされなくなっているそれ以前のリリースでも、多数の機能が導入されています。機能のサポートとイメージ情報の詳細については、使用している Cisco IOS リリースのリリース ノートを参照してください。

表1-9 Cisco uBR7200 シリーズ ルータの機能と Cisco IOS リリース

機能
サポートする Cisco IOS リリース

AutoInstall

12.0 T、12.0 XR、12.0 SC、12.1 EC、12.1 CX、12.2 BC、および 12.3 BC リリース

ケーブル インターフェイス Setup 機能

12.1 EC、12.1 CX、12.2 BC、および 12.3 BC リリース

ケーブル インターフェイス拡張 Setup 機能

12.1(3a)EC1、および Cisco uBR7200 シリーズ CMTS をサポートするそれ以降の Cisco IOS リリース

Cisco Network Registrar

12.1 EC、12.2 BC、12.3 BC

インターフェイス範囲指定

12.0 T、12.0 XR、12.0 SC、12.1 EC、12.1 CX、12.2 BC、および 12.3 BC リリース

内蔵モデム コンフィギュレーション ファイル エディタ

12.2(1)XF1 およびそれ以降の 12.2 XF、12.2 BC、12.3 BC リリース

Cisco uBR7200 シリーズ CMTS の手動コンフィギュレーション モード

Cisco uBR7200 シリーズ CMTS をサポートするすべての Cisco IOS リリース

仮想インターフェイスのサポートと周波数スタッキングのサポート

12.3(9a)BC およびそれ以降の 12.3 BC リリース

帯域幅管理機能

ロード バランシングのサポート

12.3(9a)BC およびそれ以降の 12.3 BC リリース

Cisco IOS コマンドライン拡張機能

exec prompt timestamp コマンド

12.1(12c)EC、12.2(8)BC2 およびそれ以降の 12.1 EC、12.2 BC、12.3 BC リリース

show コマンドの拡張

複数の Cisco IOS ソフトウェア リリース。機能拡張には、以下のものが含まれます。

show cable qos

show int cx/y sid

show cable modem

show cable modulation-profile

show cable modem summary

Cisco IOS Release 12.3(9a)BC CLI 拡張機能

次のコマンドの導入、またはコマンドへの 12.3(9a) の機能拡張

cable logging layer2events

cable source-verify

show cable tech-support

show controllers cable

show tech-support

Cisco QoS 機能

Cisco NBAR

12.1(10)EC、12.2 BC、およびそれ以降のリリース

RTP ヘッダー圧縮

11.3(11)NA、12.0 T、およびそれ以降のリリース

DHCP サーバおよび機能のサポート

設定可能なリースクエリー サーバ

12.3(17a)BC およびそれ以降の 12.3 BC リリース

cable source-verify dhcp コマンド用の DHCP MAC アドレス除外リスト

12.3(13a)BC およびそれ以降の 12.3 BC リリース

DHCP 機能の詳細については、「DOCSIS 1.1 機能のサポート」を参照してください。

DOCSIS 1.0 機能のサポート

DOCSIS ベースライン プライバシー

12.0(6)SC、12.1 EC、およびそれ以降のリリース

DOCSIS 1.0 BPI の暗号化および暗号鍵交換

12.0 SC、および複数のリリース系統中のそれ以降のリリース

DOCSIS 1.0 連結無効化機能

12.3(13a)BC およびそれ以降の 12.3 BC リリース

DOCSIS 1.0 エクステンション

12.0(16)SC3、12.1 EC、12.2 CX、12.2 BC、および 12.3 BC

DOCSIS 1.0 の QoS

12.1 EC、12.2 CX、12.2 BC、および 12.3 BC

Cisco uBR7200 シリーズの DOCSIS 1.0 QoS(Quality of Service)機能拡張については、以前のリリースのリリース ノートに記載されています。

DOCSIS 1.1 以前の DOCSIS QOS 拡張機能

DOCSIS QoS 機能拡張は Cisco IOS Release 12.1(1a)T1 に追加され、複数の系統の後続リリースでサポートされています。

DOCSIS 1.0 ToS 上書き

12.3(17a)BC2 およびそれ以降の 12.3 BC リリース

DOCSIS CPE Configurator

複数の Cisco IOS リリースでサポートされる DOCSIS CPE Configurator V2.0.4 および V 3.2

DOCSIS 1.0 CM のための ERBA サポート

12.3(13a)BC およびそれ以降の 12.3 BC リリース

DOCSIS 1.0+ 機能のサポート

DOCSIS 1.0+ のための連結

Cisco uBR7200 シリーズで DOCSIS 1.0+ をサポートする 12.1(1)T および複数の系統のそれ以降のリリース

ダイナミック MAC メッセージ

CM へのマルチ SID 割り当て

ダウンストリーム レートの分離

アップストリームでの非請求許可サービス(CBR スケジューリング)

DOCSIS 1.1 機能のサポート

BPI+

12.2(4)BC1 およびそれ以降の 12.2 BC、12.3 BC リリース

バースト プロファイルの設定

12.2(4)BC1 およびそれ以降の 12.2 BC、12.3 BC リリース

ケーブル変調プロファイルのデフォルト テンプレート

12.1(3a)EC1 およびそれ以降の 12.1 EC リリース

DHCP CM ホスト ID

12.0(4)T。12.0(6)SC、12.1(2)EC1、12.1(3a)EC、12.2(15)BC2、およびそれ以降のリリースで拡張機能とサポートに対応。

DHCP クライアント ID/リモート ID オプション

12.0(16)SC3、および複数のリリース系統中のそれ以降のリリース

DHCP、ToD および TFTP サーバ

12.0 の初期配置リリース以降の、複数のリリース系統中の複数のリリース

DOCSIS 1.1 の QoS 機能

12.2 BC および 12.3 BC リリース系統、以前の Cisco IOS 12.1 EC および 12.0 SC リリース系統の一部。以下が含まれます。

DOCSIS 1.1+ のための連結

DOCSIS 1.0 および 1.0+CM サポート

DOCSIS 1.1 のサービス フロー モデル

サポートされるダウンストリーム QoS 処理

ダイナミック MAC メッセージ

ダイナミック マップ アドバンス

ダイナミック SID サポート

フラグメンテーション(レイヤ 2)

マルチ SID サポート

PHS

QoS の設定

QoS プロファイルの強制適用

ToD サーバ

TFTP サーバ

TLV パーサーおよびエンコーダ

アップストリーム アドレスの検証

アップストリーム QoS の改良点

サポートされるアップストリーム QoS モデル

DOCSIS 1.1 双方向伝送(Cisco uBR7246VXR ルータ)

12.2 BC、12.3 BC

ダウンストリーム チャネル ID

12.0(4)T、および複数系統中のそれ以降のリリース

ダウンストリーム周波数の変更

Cisco uBR7200 シリーズをサポートする 12.0(6)SC、12.1 EC、およびそれ以降のリリース

ダウンストリーム パケット分類子

12.2 BC および 12.3 BC リリース系統

ダウンストリーム パケット スケジューラ

12.2 BC および 12.3 BC リリース系統

IP ToS を使用するダウンストリーム レート シェーピング

11.3NA、12.0(5)T、および複数のリリース系統中のそれ以降のリリース

ダウンストリーム トラフィック シェーピング

11.3(6)NA。12.0(4)XI、12.0(5)T1、12.1(1)EC1、12.2(4)BC1、およびそれ以降のリリースで拡張機能とサポートに対応。

オプションのアップストリーム スケジューラ モード

12.3(13a)BC およびそれ以降の 12.3 BC リリース

DOCSIS 2.0 機能のサポート

DOCSIS 2.0 A-TDMA サポート

12.2(15)CX およびそれ以降の 12.2 CX、12.2 BC、12.3 BC リリース

ハイ アベイラビリティ機能

Cisco DDC

12.3(9a)BC およびそれ以降の 12.3 BC リリース

DSX メッセージと同期化 PHS 情報

12.3(17a)BC およびそれ以降の 12.3 BC リリース

Cisco uBR-MC16S ケーブル インターフェイス ラインカードの HCCP サポート

12.1(7)EC、および複数のリリース系統中のそれ以降のリリース

HCCP N+1 の冗長構成

12.1(10)EC。複数系統中の 12.2(4)XF1、12.2(4)BC1、
12.2(8)BC2、12.2(11)BC1、12.2(15)BC1、12.2(15)BC2、およびそれ以降のリリースで拡張機能とサポートに対応。

Cisco IOS Release 12.3(13a)BC のハイ アベイラビリティ機能

12.3(13a)BC およびそれ以降の 12.3 BC リリース

ホットスタンバイ 1+1 の冗長構成

12.1(3a)EC、および複数のリリース系統中のそれ以降のリリース

HCCP N+1 冗長構成の IF ミューティング

12.2(15)BC2a およびそれ以降の 12.2 BC、12.3 BC リリース

代行受信機能

COPS 代行受信のための ACL

12.3(13a)BC およびそれ以降の 12.3 BC リリース

ケーブル モニタの拡張機能

12.3(17a)BC およびそれ以降の 12.3 BC リリース

Cisco CMTS のための COPS TCP のサポート

12.3(13a)BC およびそれ以降の 12.3 BC リリース

Cisco uBR7200 シリーズでの Service Independent Intercept(SII)サポート

12.3(13a)BC およびそれ以降の 12.3 BC リリース

IP ブロードキャストおよびマルチキャスト機能

Cisco uBR7246VXR CMTS でのマルチキャスト QoS のサポート

12.3(13a)BC およびそれ以降の 12.3 BC リリース

IP ルーティング機能

ケーブル ARP フィルタの拡張機能

12.2(15)BC2b およびそれ以降の 12.2 BC、12.3 BC リリース

ケーブル インターフェイスのバンドルおよびケーブル サブインターフェイス

12.0 SC、12.1 EC、12.2 BC、およびそれ以降の BC リリース

設定変更可能な代替終端システム情報メッセージ

12.1(2)EC、およびこのリリース系統とその他のリリース系統中のそれ以降のリリース

Easy IP(Phase 1)

12.0 XC、およびこのリリース系統とその他のリリース系統中のそれ以降のリリース

ファスト スイッチド ポリシー ルーティング

12.0 XC、およびこのリリース系統とその他のリリース系統中のそれ以降のリリース

VLAN 構成における HSRP over ISL

12.0 XC、およびこのリリース系統とその他のリリース系統中のそれ以降のリリース

IP EIGRP ルート認証

12.0 XC、およびこのリリース系統とその他のリリース系統中のそれ以降のリリース

IP NAT/PAT 機能

12.0 XC、およびこのリリース系統とその他のリリース系統中のそれ以降のリリース

NAT ― NetMeeting ディレクトリ(Internet Locator Service ― ILS)のサポート

12.0 XC、およびこのリリース系統とその他のリリース系統中のそれ以降のリリース

RGMP

12.1 T、およびこのリリース系統とその他のリリース系統中のそれ以降のリリース

Cisco uBR7200 シリーズでサポートされるプロトコル

Cisco uBR7200 シリーズをサポートするすべてのリリース系統で、複数のプロトコルがサポートされています。

管理機能

Cisco CMTS のアドミッション制御

12.3(13a)BC およびそれ以降の 12.3 BC リリース

ケーブル ARP およびプロキシ ARP (cable arp コマンドおよび cable proxy arp コマンド)

12.1T、12.0(6)SC、12.1(2)EC1、12.2(8)BC1、および各リリース系統中のそれ以降のリリース

cable map-advance コマンドの拡張

12.1 EC、および複数のリリース系統中のそれ以降のリリース

cable monitor コマンド

12.0(6)EC。複数のリリース系統の後続リリースで機能拡張とサポートに対応。

cable intercept コマンド

12.0(5)T1、12.0(6)SC、12.1(2)EC、12.2(4)BC1、および各リリース系統中のそれ以降のリリース

DOCSIS 2.0 SAMIS ECR データ セット

12.3(17a)BC およびそれ以降の 12.3 BC リリース

ダウンストリームのロード バランシングとアップストリームのロード バランシングの分散

12.3(17b)BC およびそれ以降の 12.3 BC リリース

ロード バランシングのための DCC

12.3(17a)BC およびそれ以降の 12.3 BC リリース

ダイナミック レンジング サポート

12.1 EC、およびこのリリース系統および複数のリリース系統中のそれ以降のリリース

Cisco CMTS のためのロード バランシング

12.2(15)BC1、および12.2 BC と 12.3 BC リリース系統のそれ以降のリリース

MIB の変更点と拡張機能

12.3(17a)BC およびそれ以降の 12.3 BC リリース

CM のための MAX-CPE 上書き

12.1(2)EC1、およびそれ以降のリリースまたはリリース系統

モデム単位のエラー カウンタの拡張

12.1(4)CX、12.2(1)XF、12.2(4)BC1、およびこれらのリリース系統中のそれ以降のリリース

CM のためのプリイコライゼーション制御

12.3(17a)BC およびそれ以降の 12.3 BC リリース

STM Version 1.1

12.3(9a)BC およびそれ以降の 12.3 BC リリース

従量制課金(SAMIS)

12.3(9a)BC およびそれ以降の 12.3 BC リリース

マルチキャスト機能

双方向 PIM

12.1 EC、12.2 BC

DSG 1.0

12.3(9a)BC およびそれ以降の 12.3 BC リリース

拡張モード DSG Issue 1.1

12.3(13a)BC およびそれ以降の 12.3 BC リリース

拡張モード DSG Issue 1.2

12.3(17a)BC2 およびそれ以降の 12.3 BC リリース

IGMP バージョン 3

12.1(3)T、および複数のリリース系統中のそれ以降のリリース

等コスト パス間での IP マルチキャスト負荷分割

12.0 XC、およびこのリリース系統とその他のリリース系統中のそれ以降のリリース

ATM ポイントツーマルチポイント仮想回線を利用する IP マルチキャスト

12.0 XC、およびこのリリース系統とその他のリリース系統中のそれ以降のリリース

トークンリング LAN を利用する IP マルチキャスト

12.0 XC、およびこのリリース系統とその他のリリース系統中のそれ以降のリリース

SSM

12.0 XC、およびこのリリース系統とその他のリリース系統中のそれ以降のリリース

スタブ IP マルチキャスト ルーティング

12.0 XC、およびこのリリース系統とその他のリリース系統中のそれ以降のリリース

PacketCable および音声サポート機能

CALEA 対応 PacketCable 1.0

12.3(13a)BC およびそれ以降の 12.3 BC リリース

セキュリティ機能

ACL

12.2(4)XF1、それ以降の XF および BC リリース

12.2(10)EC、およびそれ以降の EC リリース

自動二重認証

12.0 XC、およびこのリリース系統とその他のリリース系統中のそれ以降のリリース

RADIUS による CM およびマルチキャスト認証

12.0 XC、およびこのリリース系統とその他のリリース系統中のそれ以降のリリース

ケーブル送信元検証(cable source-verify コマンド)

11.3 XA。その他のリリース系統の後続リリースで機能拡張とサポートに対応。

Cisco IOS ファイアウォール フィーチャ セット

12.0(1)T、およびこのリリース系統とその他のリリース系統中のそれ以降のリリース

Cisco IOS ファイアウォール拡張機能

12.1 XM、およびこのリリース系統とその他のリリース系統中のそれ以降のリリース

ダイナミック モバイル ホスト

12.1 CX、12.2(4)XF、およびこのリリース系統とその他のリリース系統中のそれ以降のリリース

DOCSIS のダイナミック共有秘密

12.2(15)BC1、および12.2 BC と 12.3 BC リリース系統のそれ以降のリリース

DOCSIS のための OUI 除外対応のダイナミック共有秘密(DMIC)

12.3(9a)BC およびそれ以降の 12.3 BC リリース

HTTP セキュリティ

12.2(4)BC1、およびこのリリース系統とその他のリリース系統中のそれ以降のリリース

AAA 許可/アカウンティング用の名前付きメソッド リスト

12.0 T、12.0 CX、およびこれらのリリース系統とその他のリリース系統中のそれ以降のリリース

モデム単位のフィルタ(モデム単位およびホスト単位のアクセス リスト)

12.0(5)T1、12.0(6)SC、およびこれらのリリース系統とその他のリリース系統中のそれ以降のリリース

ユーザ単位の設定

12.0 T、およびこのリリース系統とその他のリリース系統中のそれ以降のリリース

RADIUS および TACACS+ サーバのリダイレクト番号サポート

12.0(4)XI。その他のリリース系統の後続リリースで機能拡張とサポートに対応。

リフレクシブ アクセス リスト

12.0 XC、およびこのリリース系統とその他のリリース系統中のそれ以降のリリース

Cisco uBR7200 の [k1] イメージでサポートされる SSH

12.1(1)T、12.2(2)XA、12.2 CX、およびこのリリース系統とその他のリリース系統中のそれ以降のリリース

ターボ ACL

12.1 EC、12.2 CX、12.2(4)XF1、およびこれらのリリース系統とその他のリリース系統中のそれ以降のリリース

ベンダー独自の RADIUS アトリビュート

11.3(11)NA、12.0 T、およびこれらのリリース系統とその他のリリース系統中のそれ以降のリリース

SNMP 機能と拡張機能

個別 SNMP トラップ サポート

12.1(3)T、およびこのリリース系統とその他のリリース系統中のそれ以降のリリース

linkUp/Down トラップ サポート(RFC 2233)

12.1 EC、およびこのリリース系統とその他のリリース系統中のそれ以降のリリース

SNMPv2C

12.0 XC、およびこのリリース系統とその他のリリース系統中のそれ以降のリリース

SNMPv3

12.0 T、およびこのリリース系統とその他のリリース系統中のそれ以降のリリース

SNMP CM リモート クエリー

12.1 EC、およびこのリリース系統とその他のリリース系統中のそれ以降のリリース

SNMP MIB の拡張

複数の Cisco IOS リリースおよびリリース系統

Cisco IOS Release 12.3(9a)BC の SNMP MIB の変更点および更新内容

12.3(9a)BC およびそれ以降の 12.3 BC リリース

SNMP Warm Start トラップ

12.1 CX、12.1 EC、およびこれらのリリース系統とその他のリリース系統中のそれ以降のリリース

スペクトル管理および高度なスペクトル管理機能

高度なスペクトル管理

12.1 CX、およびこのリリース系統とその他のリリース系統中のそれ以降のリリース

ケーブル変調プロファイルのデフォルト テンプレート

12.1 EC、およびこのリリース系統とその他のリリース系統中のそれ以降のリリース

ダウンストリーム トラフィック シェーピング

12.0(7)XR2、12.2(2)XF1、およびこれらのリリース系統とその他のリリース系統中のそれ以降のリリース

ダイナミック アップストリーム変調

12.1(3)EC、およびこのリリース系統とその他のリリース系統中のそれ以降のリリース

ガイド型およびスケジュール型スペクトル管理

次の機能を参照してください。

トラフィック シェーピング(ダウンロードまたはアップロード)

周波数ホッピング機能

ダイナミック アップストリーム変調(SNR ベース)

入力レベル

入力レベル

11.3 NA。12.0(7)XR2、12.0(13)SC、12.1(4)EC、12.2(4)BC1、およびこれらのリリース系統中のそれ以降のリリースで機能拡張に対応。

Cisco IOS Release 12.3(9a)BC のスペクトル管理の拡張機能

12.3(9a)BC およびそれ以降の 12.3 BC リリース

アップストリーム トラフィック シェーピング

11.3(9)NA、およびこのリリース系統とその他のリリース系統中のそれ以降のリリース

テスト、トラブルシューティング、および診断機能

ケーブル ダウンストリーム周波数の変更

12.0 SC、12.1 EC、12.1T、および 12.2BC リリース系統

ケーブル フラップ リスト

11.3 NA、12.0(4)XA、12.0(7)XR、12.1(2)EC、12.1(7)CX、12.2(4)BC1、およびこれらのリリース系統とその他のリリース系統中のそれ以降のリリースで機能拡張に対応。

CBT 3.2

12.3(9a)BC およびそれ以降の 12.3 BC リリース

Cisco CMTS スタティック CPE 上書き

12.3(9a)BC およびそれ以降の 12.3 BC リリース

高速障害検出

12.2(15)BC1 およびそれ以降の 12.2 BC、12.3 BC リリース

仮想インターフェイス

Cisco uBR-MC28/U BPE での仮想インターフェイス バンドル

VPN およびレイヤ 2 トンネリング機能

ダイナミック SID/VRF マッピングのサポート

12.3(13a)BC およびそれ以降の 12.3 BC リリース

NAT ― NetMeeting ディレクトリ(Internet Locator Service ― ILS)のサポート

12.0 XC、およびこのリリース系統とその他のリリース系統中のそれ以降のリリース

IPv6 over L2VPN

12.3(17a)BC およびそれ以降の 12.3 BC リリース

MPLS-VPN へのサービス フローのマッピング

12.2(11)BC2 およびそれ以降の 12.2 BC、12.3 BC リリース

サブインターフェイスおよびケーブル インターフェイス バンドルの MPLS VPN サポート

12.1 CX、12.1 EC、およびこれらのリリース系統とその他のリリース系統中のそれ以降のリリース

サブインターフェイス IP アドレスの重複

12.1(3)EC、およびこのリリース系統とその他のリリース系統中のそれ以降のリリース

TLS および L2 トンネリング ATM/SID

12.3(9a)BC およびそれ以降の 12.3 BC リリース

TLS および L2 VPN

12.3(13a)BC およびそれ以降の 12.3 BC リリース

VLAN 機能

VLAN 構成における HSRP over ISL

12.0 XC、およびこのリリース系統とその他のリリース系統中のそれ以降のリリース

WAN の最適化およびサービス機能

BACP

12.0 XC、およびこのリリース系統とその他のリリース系統中のそれ以降のリリース

非公開ユーザ グループ選択機能抑制オプション

12.1 T、12.1 XM、およびこれらのリリース系統とその他のリリース系統中のそれ以降のリリース

ELMI

11.3(11)T、12.0 XC、およびこれらのリリース系統とその他のリリース系統中のそれ以降のリリース

フレーム リレー拡張機能

12.2(4)BC1 およびそれ以降の 12.2 BC、12.3 BC リリース

フレーム リレー MIB のエクステンション

12.0 XC、およびこのリリース系統とその他のリリース系統中のそれ以降のリリース

フレーム リレー ルータ ForeSight

12.0 XC、およびこのリリース系統とその他のリリース系統中のそれ以降のリリース

ISDN Advice of Charge

12.0 XC、およびこのリリース系統とその他のリリース系統中のそれ以降のリリース

ISDN 発信者 ID コールバック

12.0 XC、およびこのリリース系統とその他のリリース系統中のそれ以降のリリース

ISDN マルチ スイッチ タイプ

12.0 XC、およびこのリリース系統とその他のリリース系統中のそれ以降のリリース

ISDN NFAS

12.0 XC、およびこのリリース系統とその他のリリース系統中のそれ以降のリリース

MPPC

12.0 XC、およびこのリリース系統とその他のリリース系統中のそれ以降のリリース

MLPPP のサポート

12.3(13a)BC およびそれ以降の 12.3 BC リリース

BRI および PRI に対応する各国の ISDN スイッチ タイプ

12.0 XC、およびこのリリース系統とその他のリリース系統中のそれ以降のリリース

PAD サブアドレッシング

12.0 XC、およびこのリリース系統とその他のリリース系統中のそれ以降のリリース

ケーブル インターフェイス上での PPPoE 終端サポート

12.1(5)T、およびこのリリース系統とその他のリリース系統中のそれ以降のリリース

TLS および L2 トンネリング ATM/SID

12.3(9a)BC およびそれ以降の 12.3 BC リリース

VPDN MIB および Syslog 機能

12.0 XC、およびこのリリース系統とその他のリリース系統中のそれ以降のリリース

X.25 拡張機能

11.3(11)NA、およびその他のリリース系統中のそれ以降のリリース

PVC および SVC 間の X.25 スイッチング

11.3(11)NA、およびその他のリリース系統中のそれ以降のリリース

複数のリリース間の機能の比較については、対応するリリース ノート、または Cisco.com にある『 Cisco IOS Feature Navigator 』(登録が必要)を参照してください。

AutoInstall

AutoInstall Using DHCP for LAN Interfaces(LAN インターフェイス対応 DHCP を使用する AutoInstall)機能は、Bootstrap Protocol(BOOTP)とともに Dynamic Host Configuration Protocol(DHCP)を使用して LAN インターフェイス経由の Cisco IOS AutoInstall を実現する方式に代わるものです。AutoInstall は、新しいルーティング装置の初期化時に、その装置の設定を自動的に行う Cisco IOS ソフトウェア機能です。DHCP(RFC 2131 で定義)は、BOOTP に基づいており、TCP/IP ネットワーク上のホストに設定情報を流すためのフレームワークを提供します。DHCP により、再利用可能なネットワーク アドレスと他の設定オプションを自動的に割り当てる機能が追加されます。

Cisco IOS Release 12.1(5)T において、AutoInstall プロセスの IP アドレス取得フェーズがイーサネット、トークンリング、および FDDI インターフェイス対応の DHCP を使用して実行されるようになりました。このリリース以前は、AutoInstall プロセスの間に BOOTP を使用して LAN インターフェイス用の IP アドレスを取得していました。AutoInstall Using DHCP for LAN Interfaces 機能を使用する場合でも、ルーティング装置が標準 BOOTP サーバから送られた IP アドレス割り当てメッセージを認識できるので、AutoInstall にすでに BOOTP サーバを使用している装置でスムーズな移行が可能です。また、この機能によって、ユニキャスト Trivial File Transfer Protocol(TFTP)を使用してコンフィギュレーション ファイルをアップロードすることもできます。

AutoInstall 機能は、WAN に接続したあとに Cisco uBR7200 シリーズ ルータを自動的に設定する場合に使用します。詳細については、次の項または資料を参照してください。

「AutoInstall で Cisco uBR7200 シリーズを設定する方法」

Cisco.com にある 『Autoinstall Using DHCP for LAN Interfaces』

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios121/121newft/121t/121t5/dt_dhcpa.htm

ケーブル インターフェイス Setup 機能

この Setup 機能は、ルータの WAN/LAN 接続を完了する前に使用します。この Setup 機能は、初期設定後にケーブル インターフェイスおよびケーブル インターフェイス ラインカードが全面的に動作可能になるように、一連の機能をサポートします。「Setup 機能で Cisco uBR7200 シリーズを設定する方法」を参照してください。

ケーブル インターフェイス拡張 Setup 機能

拡張 Setup 機能は、CMTS の設定プロセスにおいて、システム上で各インターフェイスを設定するプロンプトを表示することによって、Setup 機能を拡張します。コンフィギュレーション モードによって、AutoInstall または Setup 機能を使用しない場合にも、手動で Cisco uBR7200 シリーズ ルータを設定できます。「拡張 Setup 機能によるケーブル インターフェイスの設定」を参照してください。

Cisco Network Registrar

Cisco Network Registrar(CNR)は、ブロードバンド ネットワーク上のケーブル インターフェイス、PC、およびその他の装置に対する動的な IP アドレス割り当てを自動化する、コンフィギュレーション ツールです。CNR によって、ネットワーク上の個々のケーブル インターフェイスについて、シリアル番号と MAC アドレスを追跡し、加入者の CPE を追跡するときに、カスタマー サービスができるだけ関与しなくてすむようにします。

シスコでは、Cisco uBR7200 シリーズ ルータごとに CNR を提供します。CNR によって企業およびサービス プロバイダー ネットワークにおけるネーミング/アドレッシング サービスの信頼性が大きく向上します。CNR は、スケーラブルな Domain Name System(DNS; ドメイン ネーム システム)および DHCP サービスを提供し、DOCSIS CM プロビジョニング システムの基盤を形成します。

CNR の設定や使用方法の詳細については、『 Cisco Network Registrar for the Cisco uBR7200 Series Routers 』を参照してください。

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/cable/cab_rout/cabregst/6126inst.htm

インターフェイス範囲指定

インターフェイス範囲指定機能を使用すると、後続のコマンドを適用するインターフェイス範囲を指定できます。また、インターフェイス範囲が含まれるマクロ定義をサポートします。

インターフェイス範囲指定機能を実装するには、interface コマンドで range キーワードを使用します。インターフェイス コンフィギュレーション モードで range キーワードを使用すると、インターフェイス コンフィギュレーション モードを終了するまで、入力したすべてのコマンドがその範囲内のすべてのインターフェイスに適用されます。

コマンドの詳細については、Cisco.com にある『 Interface Range Specification 』フィーチャ モジュールを参照してください。

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios121/121newft/121t/121t5/range.htm

内蔵モデム コンフィギュレーション ファイル エディタ

この機能によって、内蔵 DOCSIS CM コンフィギュレーション ファイルの保管および生成がサポートされます。CM のコンフィギュレーション ファイルは、Cisco IOS コンフィギュレーション ファイルの一部として生成されて保管されます。DOCSIS コンフィギュレーション ファイルは、フラッシュ メモリには保管されませんが、TFTP による CM へのダウンロードを要求した時点で、自動的に生成されます。

DOCSIS コンフィギュレーション ファイルの最新の詳細情報については、Cisco.com にある『 Internal DOCSIS Configurator File Generator for the Cisco Cable Modem Termination System 』を参照してください。

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/cable/cab_rout/cmtsfg/ufgcfile.htm

Cisco uBR7200 シリーズ CMTS の手動コンフィギュレーション モード

コンフィギュレーション モードによって、AutoInstall または Setup 機能を使用しない場合にも、Cisco uBR7200 シリーズ ルータを手動で設定できます。「コンフィギュレーション モードで Cisco uBR7200 シリーズを手動設定する方法」を参照してください。

仮想インターフェイスのサポートと周波数スタッキングのサポート

Cisco IOS Release 12.3(9a)BC は、Cisco uBR7246VXR ルータ上で仮想インターフェイスと周波数スタッキングをサポートします。仮想インターフェイスを使用すると、DS インターフェイスに最大 8 個のアップストリーム チャネルを設定できます。周波数スタッキングを使用すると、1 つの物理コネクタ上に 2 つの周波数を設定することができます。

Cisco uBR7246VXR ルータの周波数スタッキングと仮想インターフェイスの詳細については、Cisco.com にある次の資料を参照してください。

『Virtual Interfaces and Frequency Stacking Configuration on MC5x20S and MC28U Linecards』

http://www.cisco.com/warp/public/109/virtual_int_freq_stack.html

帯域幅管理機能

このセクションでは、Cisco uBR7200 シリーズで利用できる次の帯域幅管理機能について説明します。

「ロード バランシングのサポート」

ロード バランシングのサポート

Cisco IOS Release 12.3(9a)BC では、Cisco uBR7246VXR ルータ上でのロード バランシングのサポートが導入されています。システム オペレータは、ロード バランシング機能により、Radio Frequency(RF; 無線周波数)のダウンストリームとアップストリーム上の CM を分散し、帯域幅とケーブル プラントの使用率を最大にすることができます。

サービス プロバイダーは、ロード バランシング機能により、ダウンストリームとアップストリームの両帯域幅の使用を最適化し、音声やビデオ サービスなどの新しい高速サービスを配置することも可能になります。また、この機能は、ケーブル ネットワーク上の不均一な CM の分散や、個々のカスタマーの使用状況の違いによる、ネットワーク輻輳を緩和する上でも役立ちます。

デフォルトでは、Cisco CMTS プラットフォームは、CM の登録時に、CM をそれぞれのアップストリームに均等に分散するロード バランシングの方法を採用します。cable upstream admission-control コマンドを使用して、特定のアップストリームに登録可能な CM の数を制限することにより、ロード バランシングの方法を変更することができます。

ただし、このデフォルトのロード バランシングの方法が CM に影響するのは、Cisco CMTS で最初に登録するときのみです。あとから、たとえば、RF ノイズの問題に対応してアップストリーム チャネルを変更するときや、Voice over IP(VoIP)やビデオ サービスなどのリアルタイム トラフィックによって帯域幅の状態が急速に変化するときに、CM が動的にバランス調節されることはありません。また、ダウンストリーム チャネル間での CM の分散方法にも影響しません。

Cisco CMTS でのロード バランシングの設定に関する詳細については、Cisco.com にある次の資料を参照してください。

Configuring Load Balancing for the Cisco CMTS

http://www.cisco.com/en/US/products/hw/cable/ps2217/products_feature_guide09186a00801b17f2.html

Cisco IOS コマンドライン拡張機能

このセクションでは、特定の機能に関連する新規または拡張されたコマンドのほか、Cisco uBR7200 シリーズをサポートする Cisco IOS ソフトウェア コマンドの一般的な拡張機能についても説明します。

「exec prompt timestamp コマンド」

「parser cache コマンド」

「show コマンドの拡張」

「Cisco IOS Release 12.3(9a)BC CLI 拡張機能」

これらのコマンドに関連する追加機能の説明が、この章の別の場所に記載されている場合もあります。

exec prompt timestamp コマンド

Cisco IOS Release 12.1(12c)EC と 12.2(8)BC2 には、exec prompt timestamp という新しいコマンドが追加されています。このコマンドは、すべての show コマンドにロード情報とタイムスタンプを追加したものです。このコマンドは、トラブルシューティングやシステム解析に役立ちます。

exec prompt timestamp コマンドは、ライン コンフィギュレーション モードでは、次のような構文になります。

Router(config-line)# [no] exec prompt timestamp
 

このコマンドは、ユーザ EXEC モードでは、次のような構文になり、enable パスワードを知らないユーザでも、show コマンドにタイムスタンプを付加することができます。

Router> terminal [no] exec prompt timestamp
 

次の例では、コンソール接続のタイムスタンプをイネーブルおよびディセーブルにする方法を示します。

Router# config t
Router(config)# line console 0
Router(config-line)# exec prompt timestamp
Router(config-line)# no exec prompt timestamp
 

次の例では、最初の 5 つの telnet 接続のタイムスタンプをイネーブルおよびディセーブルにする方法を示します。

Router(config)# line vty 0 4
 
Router(config-line)# exec prompt timestamp
 
Router(config-line)# no exec prompt timestamp
 

次の例では、ユーザ EXEC モードにログインしたときのタイムスタンプをイネーブルおよびディセーブルにする方法を示します。

Router> terminal exec prompt timestamp
 
Router> terminal no exec prompt timestamp
 

parser cache コマンド

新しいグローバル コンフィギュレーション コマンド [no] parser cache を使用すると、Cisco uBR7200 シリーズでパーサー キャッシュ機能のイネーブル/ディセーブルを切り替えることができます。CiscoIOS Release 12.1(5)T 以降を使用しているプラットフォームは、デフォルトでは、パーサー キャッシュ機能がイネーブルになっています。

パーサー キャッシュ機能は、最近処理したコマンドラインの解析(変換)方法を記憶することによって、Cisco IOS ソフトウェア コンフィギュレーション コマンドラインの解析を最適化します。この機能では、大型のコンフィギュレーション ファイルを処理する場合に、Cisco IOS ソフトウェア CLI(コマンドライン インターフェイス)パーサーのスケーラビリティが向上します。

この改良は、インターフェイスに何千もの仮想回線を設定しなければならない場合、または何百もの Access Control List(ACL; アクセス コントロール リスト)が必要な場合に、特に有効です。パーサー チェーン キャッシュは、前に使用したコンフィギュレーション ラインと微妙に異なるコンフィギュレーション ライン(pvc 0/100、pvc 0/101 など)を即座に認識して変換できます。


) テスト結果によると、大型コンフィギュレーション ファイルでパーサー キャッシュを使用した場合のロード時間の改善率は、30 ~ 36% です。


詳細については、Cisco.com にある『 Parser Cache 』フィーチャ モジュールを参照してください。

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios121/121newft/121t/121t5/dt5parse.htm

show コマンドの拡張

Cisco uBR7200 シリーズ ユニバーサル ブロードバンド ルータでは、showコマンドが次のように追加または変更されています。

show cable qos

show cable qosコマンドは、show cable qos profile n コマンドに変更されています。オプションの引数 n を使用すると、特定のプロファイルを表示できます。


) Cisco IOS Release 12.0(12)SC を含め、それまでのリリース ノートでは、show cable qos コマンドがshow cable qos-profile n コマンドに変更されたと記載されており、[qos] と [profile] の間にハイフンがありますが、これは誤りです。


show int cx/y sid

show int cx/y sid コマンドを使用すると、詳細な SID ステータス情報が表示されます。

show cable modem

show cable modem コマンドを使用すると、CM の IP アドレスまたは MAC アドレスを入力することによって特定の単一モデムのオプション リストが表示されます。

show cable modulation-profile

show cable burst-profile コマンドは削除されました。このコマンド機能は、show cable modulation-profile コマンドに組み込まれ、変調プロファイル番号を表示するオプション番号が追加されています。

show cable modem summary

Cisco IOS Release 12.1(6) EC 以上では show cable modem summary コマンドが拡張され、カード単位およびポート単位の総数を表示する次のオプションが追加されています。

show cable modem summary total ― シャーシの全モデムについて、サマリーと総数を表示します。

show cable modem summary cable x/0 total ― 特定のカード上のモデムについて、サマリーを表示します。

show cable modem summary cable x/0 upstream port1 port2 total ― 特定のカードおよび指定されたポート範囲のモデムについて、サマリーを表示します。

show cable modem summary cable x/0 cable y/0 total ― 指定されたカード範囲のモデムについて、サマリーを表示します。

show cable modem summary cable x/0 cable y/0 upstream port1 port2 total ― 指定されたカード範囲の特定のポート範囲に存在するモデムについて、サマリーを表示します。

コマンドの詳細については、Cisco.com にある『 Cisco Broadband Cable Command Reference Guide 』を参照してください。

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/cable/bbccmref/

Cisco IOS Release 12.3(9a)BC CLI 拡張機能

Cisco IOS Release 12.3(9a)BC は、次の新規または拡張 CLI をサポートしています。

「cable logging layer2events」

「cable source-verify」

「show cable tech-support」

「show controllers cable」

「show tech-support」

これらのコマンドの変更内容については、Cisco.com にある次の資料を参照してください。

Cisco Broadband Cable Command Reference Guide

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/cable/bbccmref/index.htm

cable logging layer2events

Cable Device MIB で指定された DOCSIS イベントをケーブル ロギング バッファに(汎用ロギング バッファの代わりに)保存するには、グローバル コンフィギュレーション モードで cable logging layer2events コマンドを使用します。ケーブル ロギング バッファへの DOCSIS イベントのロギングをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。

cable logging layer2events

no cable logging layer2events

 
シンタックスの説明

このコマンドには、引数とキーワードはありません。

 
デフォルト

デフォルトでは、DOCSIS イベントは Cisco CMTS の汎用ロギング バッファに保存されます。

 
コマンド モード

グローバル コンフィギュレーション モード

 
コマンド履歴

リリース
変更内容

12.3(9a)BC

Cisco uBR10012 および Cisco uBR7246VXR ユニバーサル ブロードバンド ルータにこのコマンドが導入されました。

 
使用上のガイドライン

ロギング機能がイネーブルになっているかどうかと、ロギング バッファのステータスを確認するには、show cable logging コマンドを使用します。

次の例では、IP 送信元アドレス不正のエラー メッセージのあるログ バッファをクリアする方法を示します。

Router# show cable logging summary
 
Cable logging: BADIPSOURCE Enabled
Total buffer size (bytes): 1000000
Used buffer size (bytes) : 36968
Logged messages : 231
 
Router# clear cable logging badipsource
 
Router# show cable logging summary
 
Cable logging: BADIPSOURCE Enabled
Total buffer size (bytes): 1000000
Used buffer size (bytes) : 0
Logged messages : 0
 

 
関連コマンド

コマンド
説明

cable logging badipsource

独立したログ バッファに、ケーブル インターフェイスの IP 送信元アドレス不正に関するエラー メッセージをロギングします。

show cable logging

ロギング機能がイネーブルになっているかどうかと、ロギング バッファのステータスを表示します。

 

Cisco CMTS のロギング イベントに関する詳細については、Cisco.com にある次の資料を参照してください。

『Cisco Broadband Cable Command Reference Guide』

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/cable/bbccmref/index.htm

cable source-verify

アップストリームの CM および CPE デバイスの IP アドレスまたは Service ID(SID; サービス ID)の検証をイネーブルにするには、グローバル コンフィギュレーション モード、ケーブル インターフェイス コンフィギュレーション モード、またはサブインターフェイス コンフィギュレーション モードで cable source-verify コマンドを使用します。検証をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。

ケーブル インターフェイス コンフィギュレーション モードおよびサブインターフェイス コンフィギュレーション モード

cable source-verify [ dhcp | leasetimer value | leasequery-filter upstream query-num interval ]

no cable source-verify

グローバル コンフィギュレーション モード

cable source-verify leasequery-filter downstream query-num interval

no cable source-verify

 
シンタックスの説明

dhcp

(任意)アップストリーム データ パケットに含まれている不明な IP 送信元アドレスを検証するために、クエリーを送信するよう指定します。


) このオプションを使用する場合、DHCP アドレス検証が無効になるため、ip dhcp pool コマンドで Cisco CMTS でローカル DHCP アドレス プールを設定したり、ローカル DHCP サーバをイネーブルにしたりしないでください。


leasetimer value

(任意)ルータが、内部 CPE データベースを検索して、リース タイムが時間切れになった IP アドレスを探す頻度を、分単位の時間で指定します。値の有効範囲は 1 ~ 240 分で、デフォルトは 60 分です。


leasetimer オプションは、インターフェイスで dhcp オプションも使用している場合のみ有効となります。また、このオプションはマスター インターフェイスでのみサポートされており、サブインターフェイスでは設定できません。マスター インターフェイスに対して設定すると、自動的にすべてのサブインターフェイスにも適用されます。


leasequery-filter upstream query-num interval

(任意)DoS 攻撃の危険を低減するため、SID ごとに定義されるアップストリーム リース クエリーをイネーブルにします。

query-num ― SID ごとにリースされるクエリーの数

interval ― タイマー ウィンドウのサイズ(秒単位)

leasequery-filter downstream query-num interval

(任意)DoS 攻撃の危険を低減するため、SID ごとに定義されるダウンストリーム リース クエリーをイネーブルにします。

query-num ― 不明な SID に対してリースされるクエリーの数

interval ― タイマー ウィンドウのサイズ(秒単位)

 

 
デフォルト

ディセーブル。 dhcp オプションを指定した場合、 leasetimer オプションはデフォルトで 60 分に設定されます。

 
コマンド モード

グローバル コンフィギュレーション、ケーブル インターフェイス コンフィギュレーション、またはサブインターフェイス コンフィギュレーション


) バンドルのマスター インターフェイスで cable source-verify コマンドを設定すると、バンドル内のすべてのスレーブ インターフェイスも同様に設定されます。


 
コマンド履歴

リリース
変更内容

11.3 XA

このコマンドが導入されました。

12.0(7)T

dhcp キーワードが追加されました。

12.0(10)SC、12.1(2)EC

これらの系統に対するサポートが追加されました。

12.1(3a)EC

サブインターフェイスのサポートが追加されました。

12.1(13)EC、12.2(11)EC1

leasetimer キーワードが追加されました。

12.2(15)BC1

dhcp キーワードを使用する場合の CPE デバイスの検証が変更されました。

12.2(15)BC2

ケーブル インターフェイスと異なるサブネット上にある CM および CPE デバイスの検証で Reverse Path Forwarding(RPF)を使用するよう、サポートが拡張されました。

12.3(9a)BC

Cisco CMTS を DoS 攻撃から保護するため、Cisco IOS Release 12.3(9a)BC では、SID ベースで CPE デバイスからリース クエリーを抽出するオプションを追加しました。このリリースでは、ダウンストリーム トラフィックによって開始されたリース クエリーのためのグローバル レート リミットも導入されています。Cisco CMTS が cable source-verify dhcp コマンドおよび no cable arp コマンドで設定された場合、この機能拡張により、DHCP 受信および IRS プロセスの CPU 使用率が低減されます。

 

これらのコマンドの詳細については、Cisco.com にある次の資料を参照してください。

Cisco Broadband Cable Command Reference Guide

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/cable/bbccmref/index.htm

cable submgmt default

Cisco CMTS で Cisco CMTS スタティック CPE 上書き機能をイネーブルにするには、グローバル コンフィギュレーション モードで cable submgmt default コマンドを使用します。現場の技術者は、このコマンドを使用して、加入者の CM の背後にテンポラリ CPE デバイスを追加することができます。テンポラリ CPE デバイスは、MAC アドレスが異なる場合でも、元の CPE デバイスと同じ SID 設定を共有します。元の CPE デバイスは、CMTS ホスト ルーティング テーブル内で自動的に dhcp cpe から static cpe に変更され、CPE デバイスは同じ SID で引き続きサービスを受信します。Cisco CMTS で Cisco CMTS スタティック CPE 上書き機能をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。これにより、ルーティング テーブルが自動的に更新され、別の場所で今後行われるフィールド サービス接続のために、技術者のラップトップから MAC アドレスをイネーブルにすることができます。

cable submgmt default {active | filter-group {cm | cpe} | learnable | max-cpe}

no cable submgmt default

 
シンタックスの説明

active

Cisco CMTS スタティック CPE 上書き機能をイネーブルにするキーワードで、(既存の SID 設定の定義に従って)加入者管理フィルタリングのローカル CPE 制御を許可します。

filter-group {cm | cpe}

1 つまたは複数のテンポラリ CPE デバイスの CM(cm)または CPE デバイス(cpe)のダウンストリームまたはアップストリームで、既存のフィルタ グループの特性を継承するようにします。

filter-group cm {downstream | upstream} ― このキーワードの組み合わせを使用すると、1 つまたは複数のテンポラリ CPE デバイスで、デフォルトのダウンストリーム CM グループ、またはデフォルトのアップストリーム CM グループによって継承およびフィルタリングが行われます。

filter-group cpe {downstream | upstream} ― このキーワードの組み合わせを使用すると、1 つまたは複数のテンポラリ CPE デバイスで、デフォルトのダウンストリーム CPE グループ、またはデフォルトのアップストリーム CPE グループによって継承およびフィルタリングが行われます。

learnable

1 つまたは複数のテンポラリ CPE デバイスが、自動的に Cisco CMTS ルーティング テーブルの CPE IP アドレス内で学習および動作するようにします。

max-cpe

Cisco CMTSスタティック CPE 上書き機能がイネーブルのときに、CM の背後で許可される IP アドレスの最大数を設定します。このキーワードでイネーブルにできるテンポラリ CPE デバイスの数は、0 ~ 1024 です。

 

 
デフォルト

このコマンドはのデフォルト設定は、ディセーブルです。

 
コマンド モード

グローバル コンフィギュレーション モード

 
コマンド履歴

リリース
変更内容

12.3(9a)BC

Cisco uBR10012 および Cisco uBR7200 シリーズ ユニバーサル ブロードバンド ルータにこの機能が導入されました。

 

 
使用上のガイドライン

このコマンドを使用する前は、最初の(既存の)DHCP CPE デバイスは、CM の背後で DHCP ダイナミック MAC アドレスを使用しています。この IP アドレスには SID が割り当てられます。

しかし、スタティック CPE 上書き機能をイネーブルにすることにより、CM の背後の 2 つの CPE デバイスで、次のステートとオプションを持つことになります。

最初の CPE デバイスの SID 定義に別の固定 IP アドレスが割り当てられます。このため、Cisco CMTS から DHCP CPE ホスト エントリをクリアしなくても、既存の(ダイナミック)DHCP IP アドレスを固定 IP アドレスに変更できます。CPE IP のステートは、dhcp から static cpe に変わります。

このスタティック上書き機能を使用すると、SID1 という同じ CM の背後にある 2 つめの MAC アドレスを持つ 2 台めのCPE デバイスに、1 台めの CPE デバイスと同じ IP アドレスを割り当てることができます。


) 2 台めの CPE デバイスは、CMTS ホスト テーブル内で、dhcp cpe から static cpe に変わります。


次の例では、フィールドで Cisco CMTS スタティック CPE 上書きをイネーブルにし、加入者の CM の背後に 1 台または複数台の CPE デバイスを追加する方法を示します。

Router(config)# cable submgmt default active
 

次の例では、Cisco CMTS でテンポラリ CPE デバイスを使用できるよう設定し、加入者のデフォルトのダウンストリーム CM グループによって継承およびフィルタリングを行うようにする方法を示します。

Router(config)# cable submgmt default filter-group cm downstream
 

次の例では、Cisco CMTS でテンポラリ CPE デバイスを使用できるよう設定し、テンポラリ CPE デバイスを Cisco CMTS の最新のルーティング テーブルで更新するようにする方法を示します。

Router(config)# cable submgmt default learnable
 

次の例では、Cisco CMTS で、加入者の CM の背後にある最大 5 台のテンポラリ CPE デバイスを使用できるよう設定する方法を示します。

Router(config)# cable submgmt default max-cpe 5
 

 
関連コマンド

コマンド
説明

show cable host

指定の CM の背後にある CPE デバイス(ホスト)を表示します(MAC アドレス)。

 

show cable tech-support

Cisco IOS Release 12.3(9a)BC では、show cable tech-support コマンドの出力が変更されています。これにより、多数のオンライン CM を使用している場合でも、コンソール セッションに時間をかけることなく、必要な情報を収集することができます。

問題の報告の際にルータの一般情報を表示するには、特権 EXEC モードで show cable tech-supprt コマンドを使用します。

show cable tech-support

 
シンタックスの説明

このコマンドには、引数とキーワードはありません。

 
デフォルト

このコマンドには、デフォルト動作とデフォルト値はありません。

 
コマンド モード

特権 EXEC

 
コマンド履歴

リリース
変更内容

11.2

このコマンドが導入されました。

12.1(1a)T1

このコマンドが、ケーブル クロック カードに関する情報を含むように変更されました。

12.2(15)BC2

このコマンドで、Cisco uBR10012 ルータの表示にいくつかの show pxf コマンドが追加されました。

12.3(9a)BC

多数の show コマンド(個々の CM に関する情報を表示するコマンド)を show tech-support コマンドに移すことにより、このコマンドの出力内容が非常に少なくなりました。このリリースで、特定のケーブル インターフェイスに関する情報のみを表示するオプションのサポートを追加しています。

 

次の例では、Cisco IOS Release 12.3(9a)BC がインストールされた Cisco uBR7246VXR ルータの CM およびインターフェイス情報を表示する方法を示します。

Router# show cable tech-support
 
 

これらのコマンドの詳細については、Cisco.com にある次の資料を参照してください。

Cisco Broadband Cable Command Reference Guide

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/cable/bbccmref/index.htm

show controllers cable

Cisco IOS Release 12.3(9a)BC では、show controllers cable コマンドから tech-support キーワードが削除されています。これにより、多数のオンライン CM を使用している場合でも、コンソール セッションに時間をかけることなく、必要な情報を収集することができます。

関連する追加の改良点は、show tech-support コマンドでも利用できます。

Cisco CMTS ルータのケーブル インターフェイスのインターフェイス コントローラに関する情報を表示するには、ユーザ EXEC モードまたは特権 EXEC モードで、show controllers cable コマンドを使用します。

show controllers cable { slot/port | slot / subslot / port } [ downstream | upstream [ port ] | [ mem-stat ] [ memory ] [ proc-cpu ] ] [tech-support]

 
シンタックスの説明

slot/port

Cisco uBR7100 シリーズおよび Cisco uBR7200 シリーズ ルータのケーブル インターフェイスとダウンストリーム ポートを指定します。

Cisco uBR7100 シリーズ ルータでは、有効な値は 1/0 のみです。Cisco uBR7200 シリーズ ルータでは、ケーブル インターフェイスに応じて、 slot の有効範囲は 3 ~ 6、 port の値は 0 または 1 です。

slot/port

Cisco uBR7246VXR ルータのケーブル インターフェイスを指定します。

Cisco uBR10012 ルータの構文は slot/subslot/port で、それぞれの値の有効範囲は次のとおりです。

slot = 5 ~ 8

subslot = 0 または 1

port = 0 ~ 4(ケーブル インターフェイスに応じて)

downstream

(任意)ダウンストリーム インターフェイスのステータスを表示します。

upstream

(任意)アップストリーム インターフェイスのステータスを表示します。

port

(任意)使用するアップストリーム ポートを指定します。ケーブル インターフェイス ラインカードの最初のアップストリーム ポートの有効な値は、0 以上です。

mem-stat

(任意)Broadband Processing Engine(BPE)ケーブル インターフェイス ラインカードのメモリ統計情報のサマリーを表示するため、 show memory statistics コマンドの出力を表示します。

memory

(任意)BPE ケーブル インターフェイス ラインカードのメモリ統計情報のサマリー(プロセスごとに割り当てられたメモリを含む)を表示するため、 show memory コマンドの出力を表示します。

proc-cpu

(任意)BPE ケーブル インターフェイス ラインカードのプロセッサ ステータスを表示するため、 show processes cpu コマンドの出力を表示します。

tech-support

(任意)テクニカル サポートのため、各種 show コマンドの情報を表示します。実際の出力内容は、使用しているプラットフォーム、設定内容、プロトコルのタイプによって異なります。

 
コマンド モード

ユーザ EXEC、特権 EXEC

 
コマンド履歴

リリース
変更内容

11.3 NA

このコマンドが導入されました。

12.0(2)XC

このコマンドが、多数の追加フィールドを表示するよう変更されました。

12.1(5)EC1

Cisco uBR7100 シリーズ統合アップコンバータの情報をはじめ、Cisco uBR7100 シリーズ ルータのサポートが追加されました。

12.2(1)XF1

Cisco uBR10012 ルータのサポートが追加されました。

12.0(16)SC2、12.1(10)EC1、12.2(4)BC1b

SNR 値を算出するアルゴリズムの、計算の精度が強化されました。

12.2(15)CX

Service Flow ID(SFID)が 0 であったために廃棄されたパケット数の表示など、Cisco uBR-MC28U/X ケーブル インターフェイス ラインカードのサポートが追加されました。

12.2(15)BC2b

Cisco uBR-MC16U/X、Cisco uBR-MC28U/X、Cisco uBR-MC5X20S/U カードなどの BPE ケーブル インターフェイス ラインカードのオンボード プロセッサからプロセッサ情報を取得するための、 mem-stat オプション、 memory オプション、および proc-cpu オプションが追加されました。

12.3(9a)BC

テクニカル サポートで必要な情報を強化するため、tech-support オプションが追加されました。

 
使用上のガイドライン

mem-stat キーワード、 memory キーワード、および proc-cpu キーワードは、Cisco uBR-MC16U/X、Cisco uBR-MC28U/X、Cisco uBR-MC5X20S/U カードなどの BPE ケーブル インターフェイス ラインカードのオンボード プロセッサから関連情報を取得するため、プロセッサ上で関連コマンドを実行します。これにより、ルータ全体でこれらのコマンドを実行しなくても、特定のケーブル インターフェイス カードの固有情報を取得することができます。


mem-stat オプション、memory オプション、および proc-cpu オプションは、オンボード プロセッサを持たないケーブル インターフェイス ラインカード(Cisco uBR-MC16C カードなど)では利用できません。


次の例は、Cisco CMTS ルータのスロット 3/ポート 0 のダウンストリーム接続に対する、 show controllers cable downstream コマンドのサンプル出力です。

CMTS01# show controllers cable 3/0 downstream
 
Cable 3/0 Downstream is up
Frequency not set, Channel Width 6 MHz, 64-QAM, Symbol Rate 5.056941 Msps
FEC ITU-T J.83 Annex A, R/S Interleave I=12, J=17
 

表1-10 に、 show controllers cable downstream コマンドによって表示されるフィールドの説明を示します。

 

表1-10 show controllers cable downstream フィールドの説明

フィールド
説明

Cable

シスコのケーブル インターフェイス ラインカードの場所を示すスロット番号/ポート番号。

Downstream is up

RF ダウンストリーム インターフェイスがイネーブルであることを示します。

Frequency

RF ダウンストリームの送信周波数(この情報は、外部アップコンバータを使用する CMTS プラットフォーム外部の現在の送信周波数に一致しないことがあります)。

Channel Width

RF ダウンストリーム チャネルの幅を示します。

QAM

変調方式を示します。

Symbol Rate

送信レートを示します(1 秒あたりのシンボル数)。

FEC ITU-T

Motion Picture Experts Group(MPEG)フレーミング規格を示します。

R/S Interleave I/J

ITU S.83-B に基づくリード ソロモン フレーミングを示します。

 

次の例では、Cisco IOS Release 12.3(9a)BC がインストールされた Cisco uBR7246VXR ルータでの show controllers cable コマンドの情報を示します。

Router# show controllers cable x/y
 

これらのコマンドの詳細については、Cisco.com にある次の資料を参照してください。

『Cisco Broadband Cable Command Reference Guide』

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/cable/bbccmref/index.htm

show tech-support

Cisco IOS Release 12.3(9a)BC では、Cisco uBR10012 および Cisco uBR7246VXR ルータでの show tech-support コマンドの出力量が低減されています。これにより、多数のオンライン CM を使用している場合でも、コンソール セッションに時間をかけることなく、情報を収集することができます。

問題をシスコのテクニカル サポートに報告するために Cisco CMTS ルータの一般情報を表示するには、特権 EXEC モードで show tech-supprt コマンドを使用します。

show tech-support [page] [password] [cef | ipc | ipmulticast | isis | mpls | ospf | rsvp]


) show tech-support コマンドを使用すると、各種 show コマンドの出力が自動的に表示されます。実際の出力内容は、使用しているプラットフォーム、設定内容、プロトコルのタイプによって異なります。



) show tech-support の出力には、show cable tech-support コマンドの説明に示したほとんどの情報が含まれています。


 
シンタックスの説明

page

(任意)情報を 1 ページずつ表示します。次の行の情報を表示するにはリターンキーを、次のページの情報を表示するにはスペースバーを使用します。このオプションを使用しない場合、出力はスクロールされます(ページの区切れ目ごとに止まりません)。

password

(任意)パスワードやその他のセキュリティ情報を出力に残します。このオプションを使用しない場合、出力中のパスワードやその他の機密情報は、「removed」というラベルに置換されます(デフォルト)。

cef

(任意)Cisco Express Forwarding(CEF)プロトコルの設定およびステータスに関する情報を表示します。

ipc

(任意)シスコ ルータのプロセス間通信に関する情報を表示します。

ipmulticast

(任意)IP マルチキャストの設定およびステータスに関する情報を表示します。

isis

(任意)Connectionless Network Service(CLNS; コネクションレス型ネットワーク サービス)および Intermediate System-to Intermediate System(IS-IS)ルーティング プロトコルの設定およびステータスに関する情報を表示します。


) IS-IS は、イメージ名の一部として「-p-」が付いた Cisco IOS イメージが実行されている CMTS プラットフォームでのみサポートされます。


mpls

(任意)シスコ ルータの Multiprotocol Label Switching(MPLS; マルチプロトコル ラベル スイッチング)に関する情報を表示します。この情報は、あらかじめ確立された IP ルーティング情報に基づいて、ネットワーク内のルータおよびスイッチに対してパケットの転送先を指定します。

ospf

(任意)シスコ ルータのステータスと OSPF ルーティング アルゴリズムに関する情報を表示します。

rsvp

(任意)IP Resource Reservation Protocol(RSVP)の設定およびステータスに関する情報を表示します。

これらのコマンドに関する詳細については、Cisco.com にある次の資料を参照してください(Cisco IOS Release 12.3(9a)BC で更新)。

『Cisco Broadband Cable Command Reference Guide』

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/cable/bbccmref/index.htm

Cisco QoS 機能

ネットワークは安全で予測可能、測定可能で時には保証したサービスを提供しなければなりません。遅延、遅延変動(ジッタ)、帯域幅、およびパケット損失というネットワーク パラメータを管理することによって必要な QoS(Quality of Service)を達成することは、エンドツーエンド ビジネス ソリューションを成功させる鍵となります。Cisco QoS は、ネットワーク リソースを管理するための一連の技術です。Cisco uBR7200 シリーズ CMTS には、DOCSIS QoS 機能のサポートのほか、次の Cisco QoS 機能が用意されています。

「Cisco NBAR」

「RTP ヘッダー圧縮」

詳細については、Cisco.com にある『 Cisco IOS Quality of Service 』の Web ページを参照してください。

http://www.cisco.com/warp/public/732/Tech/qos/qos_learnabout.shtml

Cisco NBAR

Cisco IOS Release 12.1(10)EC で、Cisco IOS Network-Based Application Recognition(NBAR)サポートが追加されました。NBAR 機能は、Web ベース アプリケーション、クライアント/サーバ アプリケーション、TCP または UDP ポート番号を動的に割り当てる分類困難な他のプロトコルなど、多種多様なネットワーク アプリケーションを認識できる新しい分類エンジンです。

NBAR は、新しくいくつかの分類機能を追加することによって、既存のアプリケーション認識方式を拡張します。

静的に割り当てられた TCP/UDP ポート番号を使用するアプリケーション、動的に割り当てられた TCP/UDP ポート番号を使用するアプリケーション、または TCP および UDP 以外のプロトコルを使用するアプリケーションの分類

URL、ホスト、または MIME タイプに基づく HTTP トラフィックの分類

アプリケーション名に基づく Citrix ICA トラフィックの分類

サブポート情報を使用するアプリケーション トラフィックの分類

NBAR は、スタティック ポート プロトコルも分類できます。この目的では ACL も使用できますが、NBAR の方が設定が簡単で、ACL を使用した場合には利用できない他のオプションとともに、分類統計情報が得られます。

NBAR がアプリケーションを認識すると、Cisco uBR7200 シリーズ ルータはそのアプリケーションに適した特定のサービスを呼び出すことができます。これらのサービスは、次のような QoS 機能を提供できます。

保証帯域幅

帯域幅制限

トラフィック シェーピング

パケット カラーリング

Cisco IOS NBAR 機能を使用すると、DoS(サービス拒絶)またはその他のタイプのネットワーク攻撃を検出し、対処することもできます。Cisco IOS NBAR では、Protocol Description Language Module(PDLM)を使用して、NBAR プロセスがアプリケーションを認識するためのルールを定義します。新しい PDLM 定義は、通常、Cisco IOS ソフトウェアをアップグレードしたり、ルータをリブートしたりしなくてもロードできるので、検出された攻撃に迅速に対応できます。


) Cisco IOS NBAR 機能の設定と使用に関する基本情報については、『Network-Based Application
Recognition
』フィーチャ モジュールを参照してください。

QoS 制御のための NBAR の設定の詳細については、『Cisco IOS Release 12.2 Quality of Service Solutions Configuration Guide』の「Configuring Network-Based Application Recognition」を参照してください。

このマニュアルは、Cisco.com および Customer Documentation CD-ROM で入手可能です。



ヒント Cisco.com には、NBAR を使用して DOS 攻撃を防ぐ方法について説明している、『Using Network-Based Application Recognition and Access Control Lists for Blocking the Code Red Worm』テクニカル ノートもあります。このマニュアルを見るには、登録とログインが必要です。


RTP ヘッダー圧縮

Real-Time Transport Protocol(RTP)は、リアルタイム データ転送のためのインターネット標準(RFC 1889)プロトコルです。マルチキャストまたはユニキャスト ネットワーク サービスによってオーディオ、ビデオ、またはシミュレーション データをサポートするアプリケーションに、エンドツーエンドのネットワーク トランスポート機能を提供することを目的としています。

RTP は、インターネット内でのあらゆる規模のリアルタイム グループ カンファレンスをサポートします。このサポートには、発信元識別とともに、オーディオ/ビデオ ブリッジなどのゲートウェイ、マルチキャストとユニキャスト間トランスレータのサポートが含まれます。RTP は受信側からマルチキャスト グループへの QoS フィードバック機能を提供し、異なるメディア ストリームの同期をサポートします。

RTP には、データ部分とヘッダー部分があります。RTP のデータ部分は、連続メディアなどのアプリケーションのリアルタイム特性(タイミング再構成、損失検知、内容識別など)をサポートする、シン プロトコルです。

RTP のヘッダー部分は、かなり大きくなります。最低 12 バイトの RTP ヘッダー、20 バイトの IP ヘッダー(IPH)、8 バイトの UDP ヘッダーを結合して、40 バイトの IP/UDP/RTP ヘッダーが形成されます。ペイロード圧縮オーディオ アプリケーションの場合、RTP パケットは通常、20 ~ 160 バイトのペイロードになります。IP/UDP/RTP ヘッダー コンビネーションのサイズを考えると、IP/UDP/RTP ヘッダーを圧縮しないで送るのは非効率的です。

使用可能な帯域幅を浪費しないために、RTP ヘッダー圧縮機能(CRTP)をリンク単位で使用します。

設定情報および詳細情報については、Cisco.com にある『 Cisco IOS Quality of Service Solutions Configuration Guide 』 Release 12.2 の「 Link Efficiency Mechanisms 」の章を参照してください。

DHCP サーバおよび機能のサポート

Cisco IOS ソフトウェアは、Cisco uBR7200 シリーズのために、ネットワーク上の複数の DHCP 機能とサーバ機能をサポートしています。

「設定可能なリースクエリー サーバ」

「cable source-verify dhcp コマンド用の DHCP MAC アドレス除外リスト」

DHCP 機能の詳細については、「DOCSIS 1.1 機能のサポート」を参照してください。

設定可能なリースクエリー サーバ

以前は、リースクエリー要求は DHCP サーバにしか送信できませんでした。Cisco IOS Release 12.3(17a)BC から、要求を受信するための代替サーバを設定できるようになりました。

ただし、次のような制約があります。

代替サーバが設定されていない場合、リースクエリーは DHCP サーバに送信されます。

設定可能な代替サーバは、1 台のみです。

DHCP サーバと設定した代替サーバとの同期調節はユーザが行う必要があります。

設定した代替サーバで障害が発生した場合、リースクエリー要求は DHCP サーバに再送されません。

どちらのサーバ(DHCP または代替サーバ)を設定するかに関係なく、ケーブル インターフェイスで CM を使用する Customer Premises Equipment(CPE; 宅内装置)のパケット内の不明な IP アドレスが検証されます。DHCP サーバまたは設定した代替サーバは、必要に応じて、この IP アドレスが割り当てられた CPE デバイスの MAC アドレスを記述したDHCP ACK メッセージを返します。

代替サーバに DHCP LEASEQUERY 要求を送信するよう Cisco CMTS ルータを設定するには、 cable source-verify dhcp server ipaddress コマンドと no cable arp コマンドを使用します(DHCP サーバを設定する場合は、 cable source-verify dhcp コマンドと no cable arp コマンドを使用します)。

この機能の詳細については、Cisco.com にある次の資料を参照してください。

Filtering Cable DHCP Lease Queries on Cisco CMTS Routers

ベータ URL:
http://lbj.cisco.com/targets/ucdit/cc/td/doc/product/software/ios122/122newft/122limit/122bc/122bc_15/cblsrcvy.htm

cable source-verify dhcp コマンド用の DHCP MAC アドレス除外リスト

Cisco IOS Release 12.3(13a)BC では、以前の Cisco CMTS 用 Cisco IOS リリースでのサポートと同様、信頼できる MAC アドレスを標準 DHCP 送信元検証チェックから除外する機能が導入されています。この機能により、標準 DHCP 送信元検証では拒否される信頼できる MAC アドレスのパケットを、通過させることができます。この機能は、指定した MAC アドレスに対して、Cisco CMTS の cable source-verify コマンドを無効にするものですが、イネーブル化された標準 DHCP 送信元検証プロセスはそのままサポートされます。この機能は、Cisco uBR10012 ルータ シャーシの Performance Routing Engine 1(PRE1)および PRE2 でサポートされています。

DHCP 内の信頼できる送信元 MAC アドレスからのパケットをイネーブルにするには、グローバル コンフィギュレーション モードで cable trust コマンドを使用します。MAC 除外リストから信頼できる MAC アドレスを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。除外リストから MAC アドレスを削除すると、その送信元からのパケットは、標準の DHCP 送信元検証によって検証されるようになります。

cable trust mac-address

no cable trust mac-address

 
シンタックスの説明

mac-address

信頼でき、パケットに対して標準の DHCP 送信元検証を実行しない DHCP 送信元の MAC アドレス。

 
使用上のガイドライン

このコマンドと機能は、Cisco CMTS でケーブル送信元検証機能がイネーブルになっている場合のみサポートされます。

ケーブル送信元検証とこの機能をイネーブルにした場合、パケットの送信元が、Cisco CMTS の MAC 除外リストに記述されていなければなりません。パケットに対するこの除外チェックが正常に終了すると、以前からサポートされている通常の送信元検証チェックのように、Address Resolution Protocol(ARP; アドレス解決プロトコル)と照らして送信元 IP アドレスが検証されます。パケットの SID と送信元 IP アドレスが、Cisco CMTS の ARP ホスト データベースに記述されているものと一致する必要があります。パケットのチェックが正常に終了すると、パケットの通過が許可されます。拒否されたパケットは、2 段階のチェックのいずれかで廃棄されます。

オプションの除外リストに記述した信頼できる MAC アドレスは、いつでも削除できます。MAC アドレスを削除すると、信頼されていたパケットは信頼できないステータスに戻り、すべてのパケットが Cisco CMTS の標準送信元検証チェックの対象となります。

拡張されたケーブル送信元検証 DHCP 機能の詳細と使用のガイドラインについては、Cisco.com にある次の資料を参照してください。

IP Address Verification for the Cisco uBR7200 Series Cable Router

http://www.cisco.com/en/US/products/sw/iosswrel/ps1830/products_feature_guide09186a0080087b55.html

Filtering Cable DHCP Lease Queries

http://www.cisco.com/en/US/products/hw/cable/ps2217/products_feature_guide09186a008021b8fb.html

Cisco Broadband Cable Command Reference Guide

http://www.cisco.com/en/US/products/hw/cable/ps2217/products_command_reference_book09186a0080108e88.html

ケーブル セキュリティのホワイト ペーパー『Cable Source-Verify and IP Address Security』

http://www.cisco.com/en/US/tech/tk86/tk803/technologies_tech_note09186a00800a7828.shtml

DOCSIS 1.0 機能のサポート

Cisco uBR7200 シリーズおよび関連する Cisco IOS ソフトウェアは、複数の DOCSIS 1.0 拡張機能、エクステンション、諸機能をサポートしています。

「DOCSIS ベースライン プライバシー」

「DOCSIS 1.0 BPI の暗号化および暗号鍵交換」

「DOCSIS 1.0 連結無効化機能」

「DOCSIS 1.0 エクステンション」

「DOCSIS 1.0 の QoS」

「DOCSIS 1.1 以前の DOCSIS QOS 拡張機能」

「DOCSIS CPE Configurator」

「DOCSIS 1.0 CM のための ERBA サポート」

DOCSIS ベースライン プライバシー

DPCSOS Baseline Privary Interface(BPI; ベースライン プライバシー インターフェイス)により、CMTS と CM 間のトラフィック フローが暗号化され、加入者は RF ネットワーク上でデータのプライバシーが得られます。BPI は、MAC アドレスによって固有のものとして識別された CM が、アクセスを許可されたサービスに限って、キー関連情報を得られるようにします。

BPI をイネーブルにするには、CMTS と CM の両方で、この動作モードをサポートするソフトウェアを選択します。Cisco uBR7200 シリーズ ソフトウェアの場合、ファイル名に [k1] またはフィーチャ セットの記述に BPI が含まれているイメージを選択します。

また、CM が BPI をサポートしている必要があります。CM は、最初の BPI を設定する前に鍵ペアを生成する内部アルゴリズムをサポートするように、RSA 秘密鍵/公開鍵ペアが出荷時点で組み込まれていなければなりません。BPI は、DOCSIS コンフィギュレーション ファイルを使用してイネーブル化する必要があります。


) RSA(Rivest、Shamir、Adelman)は、公開鍵暗号法システムの考案者の略語です。


DOCSIS 1.0 BPI の暗号化および暗号鍵交換

Cisco uBR7200 シリーズは、DOCSIS 1.0 BPI の仕様をフルサポートします。DOCSIS 1.0 に対応する BPI は、メディア共有型ケーブル ネットワーク上でユーザ データのプライバシーを保護し、ケーブル ネットワーク経由で DOCSIS 準拠のデータ転送サービスに不正アクセスされないようにします。BPI は、CM と CTMS 間の RF インターフェイスでのトラフィックを暗号化します。また、Authentication, Authorization, Accounting(AAA; 認証、認可、アカウンティング)機能も装備しています。

データ プライバシーの程度は、アナログ モデム、Digital Subscriber Line(DSL; デジタル加入者線)などの専用線ネットワーク アクセス サービスによって提供されるものとほぼ同等です。BPI はサービスの基本的な保護を提供し、MAC アドレスによって固有のものとして識別された CM が、アクセスを許可されたサービスに限って、キー関連情報を得られるようにします。


) 暗号化および復号化は、輸出ライセンスの規制対象になります。


システムは、ACL、トンネル、フィルタリング、スプーフィングに対する保護をサポートするほか、加入者が無効な送信元 IP アドレスを使用しないように、RF サブネット上で送信元 IP フィルタリングを設定するためのコマンドをサポートします。

ベースライン プライバシー エクステンションによって、CM と Cisco uBR7200 シリーズ ユニバーサル ブロードバンド ルータ間で転送されるデータを暗号化できます。ベースライン プライバシーで定義された鍵管理プロトコルによって、Cisco uBR7200 シリーズ ユニバーサル ブロードバンド ルータは、CM に 2 種類の鍵を提供できます。Key Encryption Key(KEK; 鍵暗号化鍵)は Traffic Encryption Key(TEK; トラフィック暗号化鍵)を復号化します。TEK は、データ パケットの暗号化/復号化に使用する鍵です。

DOCSIS 1.0 連結無効化機能

Cisco IOS Release 12.3(13a)BC では、Cisco uBR10012 ルータ上での DOCSIS 1.0 連結無効化機能のサポートが導入されています。この機能は、アップストリーム チャネルで連結がサポートされている場合でも、DOCSIS 1.0 CM の連結をディセーブルにすることができるものです。

DOCSIS 1.0 連結を使用すると、CM で複数のパケットに対するスライス要求が一度で済み、アップストリームですべてのパケットを 1 つの大きなバーストとして送信することができます。連結は、DOCSIS 1.0 + をサポートしていた前の Cisco IOS リリースでアップストリーム受信ドライバに導入されました。連結アクティビティのデバッグ用に、Cisco IOS Release 12.1(4)CX で SID 単位のカウンタが追加されました。

場合によっては、DOCSIS 1.0 CM での連結を無効にすることが望ましい場合もあるため、Cisco IOS Release 12.3(13a)BC では両方のオプションをサポートしています。


) この機能で DOCSIS 1.0 連結をディセーブルにした場合でも、DOCSIS 1.1 または DOCSIS 2.0 に準拠した CM に対しては、連結はイネーブルのままです。


Cisco IOS Release 12.3(13a)BC 以降のリリースで DOCSIS 連結の無効化をイネーブルにするには、特権 EXEC モードで、以前からサポートされている cable upstream < n > concatenation コマンドと一緒に新しい docsis10 キーワードを使用します。

cable upstream < n > concatenation docsis10

 
シンタックスの説明

n

アップストリーム ポート番号を指定します。ケーブル インターフェイス ラインカードの最初のアップストリーム ポートの有効な値は、0 以上です。

次の例では、Cisco uBR7246VXR ルータで DOCSIS 1.0 連結の無効化を行う方法を示します。

Router# no cable upstream 0 concatenation docsis10
 

この例では、連結の使用が許可されないように、DOCSIS 1.0 CM が REG-RSP に更新されます。

このコマンドの詳細については、Cisco.com にある『Cisco Broadband Cable Command Reference Guide』を参照してください。

http://www.cisco.com/en/US/products/hw/cable/ps2217/products_command_reference_book09186a0080108e88.html

DOCSIS 1.0 エクステンション

Cisco uBR7200 シリーズは、次の DOCSIS 1.0 QoS エクステンションをサポートします。

アップストリームで複数の SID の定義を可能にするマルチ SID のサポート ― 音声トラフィックを高い QoS Committed Information Rate(CIR; 認定情報レート)セカンダリ SID に指定し、データ トラフィックをプライマリ SID によってベストエフォート型で転送することができます。セカンダリ SID は、0 以外の最低予約レートを持つ、高い QoS CIR タイプ クラスです(CIR タイプ サービス)。この SID は、アップストリームの階層ベストエフォート タイプ データ SID よりも、CMTS で優先的に処理されます。音声の信頼できる動作のためには、CM ごとに少なくとも 2 つの SID を使用し、音声とデータを分離する必要があります。DOCSIS 1.0 では、SID は静的に設定されます。DOCSIS 1.0 エクステンションをサポートしている場合、SID は静的または動的に設定できます。CMTS と CM の両方で、この機能をサポートする必要があります。

CM が開始するダイナミック MAC メッセージ ― Dynamic Service Addition(DSA)および Dynamic Service Deletion(DSD)。これらのメッセージでは、実行時に、VoIP コールごとに動的に SID の作成と削除ができます。

アップストリームでの非請求許可サービス(Constant Bit Rate[CBR; 固定ビット レート]スケジューリング) ― これは、Cisco uBR924 ケーブル アクセス ルータなどの Integrated Telephony Cable Modem(ITCM)から送られたアップストリーム VoIP パケットに、より高品質のチャネルを提供するうえで有効です。

パケットの IP precedence に基づいて、特定の ITCM に個別のダウンストリーム レートを提供する機能 ― これは、レート シェーピングを目的として、同じ ITCM に流れる音声シグナリングとデータ トラフィックを分離するうえで有効です。

連結 ― 特定のソフトウェア リリースで、CM 単位のアップストリーム スループットを向上させるために、Cisco uBR7200 シリーズ ソフトウェアは、連結をサポートする CM から送られた複数の MAC フレームについて、連結バーストをサポートします。


) DOCSIS 1.0 エクステンションはいずれも、これらのエクステンションをサポートする CM または Cisco uBR924 がダイナミック MAC メッセージまたはフィーチャ セットを介してサービスを請求した場合に限り、アクティブになります。ネットワーク内の CM がすべて DOCSIS 1.0 ベースの場合、CMTS は標準の DOCSIS 1.0 処理を提供します。


DOCSIS 1.0 の QoS

Cisco uBR7200 シリーズ ユニバーサル ブロードバンド ルータは、DOCSIS 1.0 仕様で定義されている QoS をサポートします。CLI を使用してサービス クラス プロファイルを設定すると、QoS プロファイル番号、トラフィック プライオリティ、最大アップストリーム帯域幅、保証アップストリーム帯域幅、最大ダウンストリーム帯域幅、最大送信バースト長、ベースライン プライバシーのイネーブル/ディセーブル、および Type of Service(ToS; サービス タイプ)上書きバイトをサポートできます。

QoS プロファイルを適用することによって、CMTS の運用会社は QoS を制御し、CM に設定されている不適切なローカル レート制限による障害を排除できます。CMTS はオペレータが割り当てたデフォルトの DOCSIS 1.0 サービス クラスを使用して登録する CM をプロビジョニングし、それまでそのモデムに設定されていたあらゆるサービス クラスを上書きします。このサービス クラスには、アップストリーム/ダウンストリームのレート制限がないので、CMTS はオペレータが適用した QoS プロファイルに基づいて、トラフィック シェーピングを実行できます。

Cisco uBR7200 シリーズ ユニバーサル ブロードバンド ルータでは、次のコマンドを使用して QoS テーブルを更新できます。

create-snmp ― SNMP による QoS テーブル エントリの作成を許可

modems ― モデム登録要求による QoS テーブル エントリの作成を許可

update-snmp ― SNMP による QoS テーブル エントリの動的更新を許可

DOCSIS 1.1 以前の DOCSIS QOS 拡張機能

Cisco IOS Release 12.1(1a)T1 以降のリリースでは、多数の DOCSIS QoS 拡張機能が追加されています。これらの機能は、最終決定の前に DOCSIS 1.1 仕様に採択されることが想定されていた機能の一部と対応しています。

サポートされる DOCSIS 1.1 QoS 機能については、 「DOCSIS 1.1 の QoS 機能」 を参照してください。


) これらの QoS 拡張機能は、現在すでにある QoS トラフィック シェーピング機能および階層型 ベスト エフォート機能に対する追加です。


DOCSIS 1.1 以前の連結のサポート

DOCSIS 連結機能は、複数のアップストリーム パケットを結合して 1 つのパケットにすることによって、パケットのオーバーヘッドおよび遅延を削減し、伝送効率を上げます。連結を使用することによって、DOCSIS CM は個々のパケットごとに異なる帯域幅要求を出す代わりに、連結されたパケットに対して帯域幅要求を 1 つだけ出せばよいので、音声コールなど、バーストの多いリアルタイム トラフィックに非常に有効な技法です。

連結は現在出荷されている CM カード(「CM カード」を参照)では、デフォルトでイネーブルですが、Cisco IOS コマンドの no cable upstream number concatenation interface でディセーブルに設定できます。show controller コマンドを使用すると、インターフェイスで連結がイネーブルかどうかを調べることができます。


) 連結がサポートされるのは、DOCSIS 連結機能をサポートする CM に限られます。


組み込みクライアント シグナリング(ダイナミック SID)

さまざまなサービス クラスに対応する、SID の動的作成、設定、および削除をサポートします。この機能によって、CM は VoIP コール時など、必要に応じてプライオリティの高い、または帯域幅の大きいデータ ストリームを要求できます。


) ダイナミック SID を使用できるのは、同じくこの機能をサポートしている CM に対してだけです。それ以外の場合、CM では旧リリースでサポートされていたスタティック SID を使用する必要があります。


IP precedence に基づくレート制限

現在サポートされているトラフィック シェーピング技法に加え、Cisco IOS Release 12.1(1a)T1 は最大帯域幅(kbps 単位)と特定の IP ToS ビット設定を対応付ける、新しいコンフィギュレーション フィールドをサポートします。この機能を使用すると、データなどの特定のトラフィックが前もって設定されたレート制限を超えることがないようにできます。その結果、VoIP コールのようにプライオリティの高いリアルタイム トラフィックが妨害されません。

非請求許可のサポート

DOCSIS コンフィギュレーション ファイルの新しいフィールドを使用すると、CM が音声/ファックス SID を要求するときに、Cisco uBR7200 シリーズ ルータ上の MAC スケジューラが、そのトラフィック フロー用にアップストリームに一定間隔のスロットを設定します。CM はこれらのスロットを争奪する必要がなくなり、Cisco uBR7200 シリーズ ルータがスロットのタイミングを制御するので、発生する可能性のある遅延およびジッタをきめ細かく制御できます。この機能により、音声/ファックス コールなどのリアルタイム トラフィックで、CBR トラフィック フローが得られます。

Cisco uBR7200 シリーズ ルータはさらに、G.711 ファックス トラフィックおよび G.729 音声トラフィック用の QoS プロファイルを作成できます。これらのプロファイルは、加入者側で使用されている G.711 および G.729 CODEC に必要なスケジューリング パラメータを指定してカスタマイズできます。

DOCSIS 1.0 ToS 上書き

Cisco IOS Release 12.3(17a)BC では、DOCSIS 1.0 ToS 上書き機能のサポートが導入されています。現在、ToS 上書きでは、スタティック ケーブル QoS プロファイルを作成し、TOS フィールドに割り当てる必要があります。この実装は、使用されるサービス タイプが少ない場合に有効です。しかし、ToS 上書きのために、多数のサービス タイプが使用され、それぞれのサービス タイプでスタティック QoS プロファイルが必要になる場合、スケーラビリティの問題が発生します。

デフォルトの DOCSIS 1.0 ToS 上書き機能では、DOCSIS 1.0 CM で作成されたプロファイルにデフォルトの ToS 上書きを自動的に適用することにより、ToS 上書きを実行するために複数の QoS プロファイルを作成しなくても済むようになっています。

DOCSIS CPE Configurator

DOCSIS CPE Configurator V2.0.4

DOCSIS 仕様では、DOCSIS 準拠モデムが電源投入時またはリセット時のシーケンスの間に、DOCSIS コンフィギュレーション ファイルをダウンロードしなければならないと規定しています。このファイルは、DOCSIS 無線周波仕様(SP-RFI-IOS-991105)で規定されたフォーマットでなければなりません。

DOCSIS Customer Premises Equipment(CPE; 顧客宅内機器)Configurator V2.0.4 は、Web ベースの GUI(グラフィカル ユーザ インターフェイス)を提供するので、ユーザは DOCSIS/EuroDOCSIS CM および STB 用のコンフィギュレーション ファイルを生成してダウンロードするために必要な情報を収集できます。

Cisco DOCSIS CPE Configurator V2.0.4 には、2 種類のバージョンがあります。

Cisco Connection Online(CCO)バージョン(HTML ベース)。この Web ベースの無料バージョンをユーザがインストールする必要はありません。
http://www.cisco.com/support/toolkit/CableModem/ にアクセスすると、表示されます。

デスクトップ(Java ベース)バージョン。このスタンドアロンのデスクトップ バージョンでは、NOC およびリモート加入者サイト利用の機能がサポートされています。オンラインで次の URL にアクセスすると、表示されます。

http://www.cisco.com/cgi-bin/tablebuild.pl/cpe-conf

CPE Configurator V2.0.4 の詳細については、次の資料を参照してください。

『CMTS Configuration FAQ』 Document ID: 12180

http://www.cisco.com/warp/public/109/cable_faq_cmts_config.html

DOCSIS CPE Configurator V3.2

シスコが開発した DOCSIS CPE Configurator ツールのバージョン 3.2 を使用すると、アップストリーム/ダウンストリーム サービス フロー、アップストリーム/ダウンストリーム パケット分類、ペイロード ヘッダー抑制など、DOCSIS 1.1 固有の機能を設定できます。

登録済みのユーザの場合、Cisco.com にログインすると、オンラインで次の URL から、スタンドアロンの DOCSIS CPE Configurator ツール バージョン 3.2 をダウンロードできます。

http://www.cisco.com/cgi-bin/tablebuild.pl/cpe-conf

DOCSIS CPE Configurator V3.2 の詳細については、次の資料を参照してください。この資料は、 登録済み のユーザが ログイン した場合のみ、利用可能です。

Building DOCSIS 1.0 Configuration Files Using Cisco DOCSIS Configurator 』 Document ID: 16480

http://www.cisco.com/en/US/customer/tech/tk86/tk168/technologies_tech_note09186a0080094d00.shtml

DOCSIS 1.0 CM のための ERBA サポート

Cisco IOS Release 12.3(13a)BC では、DOCSIS 1.0 CM および Cisco uBR7200 シリーズ ルータのための Enhanced Rate Bandwidth Allocation(ERBA)のサポートが導入されています。ERBA を使用すると、一時的に、DOCSIS 1.0 モデムの一時送信レートをフル ラインレートまでバーストさせることができます。この機能では、QoS プロファイルの既存のサービス レベルを変更することなく、インターネット ダウンロードなどで求められる一時的な帯域幅要求に対して、高い帯域幅を提供します。

この機能を使用すると、MSO によって DOCSIS 1.0 CM のバースト送信の設定を行い、Cisco CMTS の上書き DOCSIS 1.1 QoS プロファイル パラメータにマッピングすることができます。DOCSIS 1.0 CM では、一致する QoS プロファイルへの登録時に、DOCSIS 1.0 パラメータが必要となります。この機能によりダウンストリームの最大ラインレートが有効になり、この ERBA 設定は、該当する QoS プロファイルに登録するすべての CM に適用されます。


) この機能をサポートするには、Cisco CMTS ヘッドエンドで QoS 定義が行われている必要があります。


DOCSIS 1.0 CM の ERBA は、Cisco IOS Release 12.3(13a)BC の次の新規または拡張のコマンドまたはキーワードでサポートされます。

cable qos pro max-ds-burst burst-size

show cable qos profile n [verbose]

DOCSIS 1.0 CM のダウンストリームで ERBA を定義するには、グローバル コンフィギュレーション モードで cable qos promax-ds-burst コマンドを使用します。QoS プロファイルからこの ERBA 設定を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。

cable qos pro max-ds-burst burst-size

no cable qos pro max-ds-burst

 
シンタックスの説明

burst-size

QoS プロファイルのダウンストリーム バースト サイズ(バイト単位)

Cisco CMTS の QoS プロファイルおよび DOCSIS 1.0 CM に適用された ERBA 設定を表示するには、特権 EXEC モードで show cable qos profile コマンドを使用します。

次のグローバル コンフィギュレーション モードの cable qos profile コマンドの例では、cable qos profile コマンドの変更点を示します。ERBA 機能に関連するフィールドは、説明のために太字で示します。

Router(config)# cable qos pro 10 ?
grant-interval Grant interval
grant-size Grant size
guaranteed-upstream Guaranteed Upstream
max-burst Max Upstream Tx Burst
max-ds-burst Max Downstream Tx burst (cisco specific)
max-downstream Max Downstream
max-upstream Max Upstream
name QoS Profile name string (cisco specific)
priority Priority
privacy Cable Baseline Privacy Enable
tos-overwrite Overwrite TOS byte by setting mask bits to value
 

次の show cable qos profile コマンドの例は、ダウンストリームの最大バーストが定義されていて、管理者が作成した QoS プロファイルであることを示しています。

Router# show cable qos pro
ID Prio Max Guarantee Max Max TOS TOS Create B IP prec.
upstream upstream downstream tx mask value by priv rate
bandwidth bandwidth bandwidth burst enab enab
1 0 0 0 0 0 0xFF 0x0 cmts(r) no no
2 0 64000 0 1000000 0 0xFF 0x0 cmts(r) no no
3 7 31200 31200 0 0 0xFF 0x0 cmts yes no
4 7 87200 87200 0 0 0xFF 0x0 cmts yes no
6 1 90000 0 90000 1522 0xFF 0x0 mgmt yes no
10 1 90000 0 90000 1522 0x1 0xA0 mgmt no no
50 0 0 0 96000 0 0xFF 0x0 mgmt no no
51 0 0 0 97000 0 0xFF 0x0 mgmt no no

次の例では、特権 EXEC モードで show cable qos prof verbose コマンドを使用して、サンプル QoS プロファイル 10 の最大ダウンストリーム バースト サイズを表示する方法を示します。

Router# show cable qos pro 10 ver
Profile Index 10
Name
Upstream Traffic Priority 1
Upstream Maximum Rate (bps) 90000
Upstream Guaranteed Rate (bps) 0
Unsolicited Grant Size (bytes) 0
Unsolicited Grant Interval (usecs) 0
Upstream Maximum Transmit Burst (bytes) 1522
Downstreamam Maximum Transmit Burst (bytes) 100000
IP Type of Service Overwrite Mask 0x1
IP Type of Service Overwrite Value 0xA0
Downstream Maximum Rate (bps) 90000
Created By mgmt
Baseline Privacy Enabled no
 

 
使用上のガイドライン

CM に、Cisco CMTS の既存の QoS プロファイルのいずれかに一致する QoS プロファイルで登録する場合、デフォルトの DOCSIS QoS プロファイルの 1522 の代わりに、そのプロファイルに定義されている最大ダウンストリーム バースト サイズが使用されます。

たとえば、前記の例で QoS プロファイル 10 に一致する DOCSIS 1.0 設定は、次のようになります。

03 (Net Access Control) = 1
 
04 (Class of Service Encodings Block)
S01 (Class ID) = 1
S02 (Maximum DS rate) = 90000
S03 (Maximum US rate) = 90000
S06 (US burst) = 1522
S04 (US Channel Priority) = 1
S07 (Privacy Enable) = 0

最大ダウンストリーム バースト サイズ(および ToS 上書き値)は、DOCSIS で定義されていないため、QoS コンフィギュレーション ファイルで明示的に定義されていません。しかし、この例では、その他のパラメータは完全にプロファイル 10 に一致しているため、これらの QoS パラメータで登録した CM には、最大ダウンストリーム バースト サイズとして 100000 バイトが適用されます。

パケットが 100 パケット/秒で、長さ 1000 バイトの単位に設定されているシナリオについて考えてみます。この場合、トータル レートは、1000、100、8、または 800 kbps の倍数となります。

この設定を変更するには、2 つ以上のトラフィック プロファイルを定義し、ダウンストリーム QoS 設定を必要に応じて変更します。 表1-11 に、このような QoS プロファイルの例を 2 つ示します。

 

表1-11 ERBA(最大ダウンストリーム)設定の異なるサンプル QoS プロファイル

QoS プロファイル設定
QoS プロファイル 101
QoS プロファイル 102

最大ダウンストリーム送信バースト(バイト)

max-burst 4000

max-burst 4000

最大ダウンストリーム バースト(bps)

max-ds-burst 20000

max-ds-burst 5000

最大ダウンストリーム帯域幅

max-downstream 100

max-downstream 100

このシナリオでは、両方の QoS プロファイルは基本的に同じですが、max-ds-burst のサイズだけは異なります。QoS プロファイル 101 では 20000、QoS プロファイル 102 では 5000 に設定されています。

DOCSIS 1.0 ダウンストリーム パワーバーストの最適な設定

DOCSIS では、サービス フローごとに、異なるトークン バケット パラメータ(トークン バケットのバースト サイズなど)を設定することができます。バースト サイズが 0 に近い場合、QoS が厳格に適用され、ネットワーク リソースの共有化が進められるため、結果としてネットワーク プランニングが容易になります。

バースト サイズが大きい場合、個々のフローで情報を迅速に送信できます(遅延が少ない)が、遅延の変動が大きくなる可能性もあります。

個々のフローでは、バースト サイズが大きい方が望ましいと言えます。システムが輻輳していない場合、バースト サイズが大きければ、それぞれのバーストで送信にかかる時間が短くなるため、2 つのフローが同時に送信されることが少なくなります。しかし、チャネル帯域幅の使用量が増加すると、大きなバースト トラフィックがバッファのしきい値を超過し、適切にシェーピングされたトラフィックよりも遅延が長くなります。

cable qos profile コマンドと QoS プロファイルの設定に関する詳細については、Cisco.com にある次の資料を参照してください。

Cisco Broadband Cable Command Reference Guide

http://www.cisco.com/en/US/products/hw/cable/ps2217/products_command_reference_book09186a0080108e88.html

『DOCSIS 1.1 for the Cisco CMTS』

http://www.cisco.com/en/US/products/hw/cable/ps2217/products_feature_guide_chapter09186a008019b57f.html

DOCSIS 1.0+ 機能のサポート

音声コールなどのリアルタイム トラフィックの処理に関する DOCSIS 1.0 の制約に対処するために、シスコは DOCSIS1.0+ というエクステンションを開発し、DOCSIS 1.1 での採用が見込まれていた重要な QoS 拡張機能を提供しています。主要な拡張機能は、DOCSIS リンクを利用した基本 VoIP サービス、音声コール中のフローの動的作成/削除のサポート、音声スロットに対応する新しい Unsolicited Grant Service(UGS; 非請求許可サービス)スロット スケジューリング メカニズムのサポート、さらにダウンストリームでの IP precedence に基づくレート シェーピングです。また、Cisco DOCSIS 1.0+ エクステンションに組み込まれている DOCSIS 1.1 機能は、次のとおりです。

「DOCSIS 1.0+ のための連結」

「ダイナミック MAC メッセージ」

「CM へのマルチ SID 割り当て」

「ダウンストリーム レートの分離」

「アップストリームでの非請求許可サービス(CBR スケジューリング)」

Cisco uBR7200 シリーズの DOCSIS 1.0+ サポートに関する詳細については、次のオンライン マニュアルを参照してください。

『Frequently Asked Questions on DOCSIS 1.0+』

http://www.cisco.com/warp/public/109/DOCSIS1.0_faqs.html

DOCSIS 1.0+ のための連結

連結により、CM はパケットごとに個別の許可要求を出す代わりに、1 つの大きいバーストで複数のパケットを送信できます。


注意 DOCSIS 1.0 のエクステンションはいずれも、これらのエクステンションをサポートする CM(Cisco uBR924 ケーブル アクセス ルータなど)と CMTS(Cisco uBR7200 シリーズ ルータなど)を使用している場合に限って利用できます。CM は、ダイナミック MAC メッセージを送信することによって、エクステンションの使用を有効にします。DOCSIS 1.0 CM は CMTS によって引き続き、DOCSIS 1.0 として扱われます。

ダイナミック MAC メッセージ

DSA および DSD メッセージによって、ダイナミック SID をオンデマンド方式で作成/削除することができます。したがって、コール開始時に音声コールに必要な帯域幅を割り当て、コール終了時に解放して他のコールで利用できるようにすることが可能です。

CM へのマルチ SID 割り当て

この機能では、音声トラフィックとデータ トラフィックに対して個別のサービス フローを作成します。その結果、CMTS および CM は音声トラフィックに高いプライオリティを与え、データ トラフィックが音声コール品質に悪影響を与えないようにすることができます。

ダウンストリーム レートの分離

パケットの IP precedence に基づいて、特定の CM に個別のダウンストリーム レートを提供できるようにする機能です。これは、レート シェーピングを目的として、同じ ITCM に流れる音声シグナリングとデータ トラフィックを分離するうえで有効です。

アップストリームでの非請求許可サービス(CBR スケジューリング)

この機能は、Cisco uBR924 ケーブル アクセス ルータなどの ITCM から送られたアップストリーム VoIP パケットに、より高品質のチャネルを提供するうえで有効です。

DOCSIS 1.1 機能のサポート

DOCSIS 1.1 は、ケーブル ネットワークのための初期 DOCSIS 1.0 標準を本格的に改訂した最初のリビジョンです。初期標準でも同軸ケーブル ネットワーク上で優れたデータ トラフィックを提供していましたが、音声やビデオといったリアルタイム トラフィックの要件により、DOCSIS 仕様の大規模な変更が必要になりました。

このセクションでは、Cisco uBR7200 シリーズでサポートされている主要な拡張機能について説明します。

「BPI+」

「バースト プロファイルの設定」

「ケーブル変調プロファイルのデフォルト テンプレート」

「DHCP CM ホスト ID」

「DHCP クライアント ID/リモート ID オプション」

「DHCP、ToD および TFTP サーバ」

「DOCSIS 1.1 の QoS 機能」

「DOCSIS 1.1 双方向伝送(Cisco uBR7246VXR ルータ)」

「ダウンストリーム チャネル ID」

「ダウンストリーム周波数の変更」

「IP ToS を使用するダウンストリーム レート シェーピング」

「オプションのアップストリーム スケジューラ モード」

BPI+

Baseline Privacy Interface Plus(BPI+; ベースライン プライバシー インターフェイス プラス)は、Cisco IOS Release 12.2(4)BC1 およびそれ以降の BC1 リリースが動作する Cisco uBR7200 シリーズでサポートされており、利用可能です。

DOCSIS 1.1 は、BPI+ を使用してセキュリティ機能を拡張します。BPI+ には次のような拡張機能があります。

安全なユーザ識別および認証を行うデジタル証明書

最も機密性の高いアプリケーションに適した 168 ビット Triple DES(3DES)暗号化を使用する鍵暗号化

Pkcs#1 バージョン 2.0 暗号化装備の 1,024 ビット公開鍵

マルチキャストのサポート

安全なソフトウェア ダウンロード。これによりサービス プロバイダーは、傍受や、干渉、変更の脅威にさらされることなく、リモートで CM のソフトウェアをアップグレードできます。

機能の詳細と設定のガイドラインについては、Cisco.com にある『Configuring DOCSIS Baseline Privacy Interface on the Cisco uBR7200 Series』に記載されています。

http://www.cisco.com/en/US/products/hw/cable/ps2217/products_configuration_guide_chapter09186a00801170db.html

バースト プロファイルの設定

Cisco uBR7200 シリーズ ユニバーサル ブロードバンド ルータは、各変調/バースト プロファイルの設定で、バースト プロファイル番号、バースト プロファイル インターバル使用コード、バースト タイプ、プリアンブル長/ユニーク ワード長、差分符号化イネーブル/ディセーブル、Forward Error Correction(FEC; 前方誤り訂正)訂正可能バイト値、FEC コード ワード長、スクランブラ シード値、最大バースト サイズ、ガード タイム サイズ、最終コード ワード短縮/伸長、およびスクランブラ イネーブル/ディセーブルをサポートします。


) MC11C、MC12C、MC14C、MC16B、および MC16C CM カードでは、複数のバースト プロファイルがサポートされます。オリジナル MC11-FPGA カードの場合、サポートされるプロファイルは 1 つだけです。


ケーブル変調プロファイルのデフォルト テンプレート

12.1(3a)EC1 以上のリリースでは、cable modulation-profile グローバル コンフィギュレーション コマンドが拡張されて新しいオプションが 3 つ追加されたので、各バースト タイプのデフォルト値を使用することによって、基本変調プロファイルを迅速に作成できます。

変調プロファイルを定義するには、グローバル コンフィギュレーション モードで
cable modulation-profile コマンドを使用します。no 形式のコマンドを使用すると、変調プロファイル全体が削除されるか、または特定のバーストがデフォルト値にリセットされます。

cable modulation-profile profile {mix | qam-16 | qpsk}

cable modulation-profile profile {mix | qam-16 | qpsk}

 
シンタックスの説明

新しいオプションの構文は、次のとおりです。

profile

変調プロファイル番号(1 ~ 8)の指定

mix

デフォルトの QPSK/16 QAM 混合変調プロファイルを作成します。この場合、16 QAM を使用してショートおよびロングの認可バーストが送信され、要求、要求データ、初期レンジング、およびステーション メンテナンス バーストは QPSK を使用して送信されます。バースト パラメータは各バースト タイプのデフォルト値に設定されます。

qam-16

デフォルトの 16 QAM 変調プロファイルを作成します。この場合、16 QAM を使用してあらゆるバーストが送信されます。バースト パラメータは各バースト タイプのデフォルト値に設定されます。

qpsk

デフォルトの QPSK 変調プロファイルを作成します。この場合、QPSK を使用してあらゆるバーストが送信されます。バースト パラメータは各バースト タイプのデフォルト値に設定されます。

 

DHCP CM ホスト ID

CM/ホスト サブネット アドレッシングとも呼ばれるこの機能によって、Cisco uBR7200 シリーズ ユニバーサル ブロードバンド ルータは、DHCPDISCOVER および DHCPREQUEST パケットの GIADDR フィールドにリレー IP アドレスを設定し、複数の IP サブネットを使用するシステムにおいて、CM のプロビジョニングを自動化できます。

DHCP サーバに転送される前に、DHCPDISCOVER および DHCPREQUEST パケットの GIADDR フィールドをリレー IP アドレスを使用して変更するには、ケーブル インターフェイスまたはサブインターフェイス コンフィギュレーション モードで cable dhcp-giaddr コマンドを使用します。GIADDR フィールドをデフォルト値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。

cable dhcp-giaddr [policy | primary]

no cable dhcp-giaddr

 
シンタックスの説明

policy

(任意)制御ポリシーを選択し、CM にはプライマリ アドレス、ホストにはセカンダリ アドレスが使用されるようにします。

primary

(任意)GIADDR フィールドには常にプライマリ アドレスが使用されるようにします。主に、EuroDOCSIS をサポートする場合に、MC16E カードおよび Cisco uBR7100E シリーズ ルータに使用します。

 

コマンドの詳細については、Cisco.com にある『 Cisco Broadband Cable Command Reference Guide 』を参照してください。

DHCP クライアント ID/リモート ID オプション

CPE 制限とも呼ばれるこの機能によって、Cisco uBR7200 シリーズ ユニバーサル ブロードバンド ルータは、ケーブル ネットワークにアクセスするために CM を使用できる CPE の数を報告し、制限することができます。


) この機能は、CM に備わっている複数の CPE デバイスをサポートする能力とは無関係です。たとえば、使用する Cisco IOS ソフトウェア リリースに応じて、Cisco uBR900 シリーズ ケーブル アクセス ルータは、最大 3 台または 254 台の CPE デバイスをサポートできます。さらに、デフォルトとして DOCSIS 準拠の CM は CPE デバイスを 1 台サポートしますが、モデムの DOCSIS コンフィギュレーション ファイルで MAX CPE パラメータを変更することによって、この数を変更できます。


DHCP、ToD および TFTP サーバ

Cisco uBR7200 シリーズ ルータは、オンボードの Dynamic Host Configuration Protocol(DHCP)サーバ、Time-of-Day(ToD)、および TFTP サーバをサポートしています。これにより、Cisco uBR7200 シリーズ ルータは、外部の独立したサーバがなくても、CM に IP アドレス情報を提供し、RFC 868 準拠の ToD タイムスタンプを供給し、DOCSIS コンフィギュレーション ファイルをダウンロードすることができます。

DOCSIS 準拠の CM は、3 種類のサーバにアクセスできないと、正常にオンラインになりません。

第 1 は DHCP サーバで、これは CM に IP アドレス、サブネット マスク、およびその他の IP 関連パラメータを提供します。

第 2 は RFC 868 準拠の ToD サーバ で、モデムはこれによって現在時を認識します。CM はイベント ログに正確なタイムスタンプを適宜追加するために、時間を認識する必要があります。

第 3 は TFTP サーバです。CM はここから CM 固有の動作パラメータが指定された DOCSIS コンフィギュレーション ファイルをダウンロードすることができます。

DHCP は、CMTS のプロビジョニングを簡略化するネットワーク管理機能です。DHCP はインターネット ホストにコンフィギュレーション パラメータを提供します。DHCP は次の 2 つのコンポーネントからなります。

DHCP サーバからホストへ、ホスト固有のコンフィギュレーション パラメータを提供するプロトコル

ホストにネットワーク アドレスを割り当てるメカニズム

DHCP は、クライアント/サーバ モデルに基づいており、指定された DHCP サーバ ホストが動的に設定されたホストにネットワーク アドレスを割り当て、コンフィギュレーション パラメータを提供します。DHCP は、次の 3 種類の IP アドレス割り当てメカニズムをサポートします。

自動割り当て ― DHCP がクライアントに永続的な IP アドレスを割り当てます。

動的割り当て ― DHCP が一定期間(またはクライアントが明示的にアドレスを放棄するまでの間)、クライアントに IP アドレスを割り当てます。

手動割り当て ― ネットワーク管理者がクライアントに IP アドレスを割り当て、その割り当てられたアドレスをクライアントに伝えるためにだけ DHCP を使用します。

Cisco IOS DHCP サーバ機能は、DHCP サーバのフル実装であり、ルータ内部の指定アドレス プールから DHCP クライアントに IP アドレスを割り当てて管理します。Cisco IOS DHCP サーバが専用データベースで DHCP 要求を満たすことができない場合、ネットワーク管理者が定義した 1 つまたは複数のセカンダリ DHCP サーバにその要求を転送できます。

DHCP サーバは、次の方法で設定できます。

ケーブル インターフェイスの Setup 機能の使用中に DHCP サーバを設定できます。詳細については、「Setup 機能で Cisco uBR7200 シリーズを設定する方法」を参照してください。

DHCP サーバは単独で設定することも、ToD および TFTP サービスを設定するときに併せて設定することもできます。詳細については、Cisco.com にある『 Cisco Cable Modem Termination System Feature Guide 』の「Configuring DHCP, ToD, and TFTP Services」の章を参照してください。

DOCSIS 1.1 の QoS 機能

DOCSIS 1.1 は、特に音声コールなどのリアルタイム トラフィックに関して、パフォーマンスが向上するように DOCSIS 1.0 仕様を修正したものです。DOCSIS 1.1 仕様では、DOCSIS 1.0 同軸ケーブル ネットワーク上の機能がいくつか拡張されています。

DOCSIS 1.1 機能は、以前の Cisco IOS 12.1 EC および 12.0 SC 系リリースの一部でサポートされている他の DOCSIS 1.1 機能とともに、Cisco IOS 12.2 BC 系のリリースでサポートされています。

DOCSIS 1.1+ のための連結

連結によって、CM は MAC フレームごとに個別の許可要求を行うのではなく、同じタイム スロットで複数の MAC フレームを送信できます。その結果、TCP 確認応答パケットのように非常に小さいパケットを多数送信する場合に、アップストリーム帯域の浪費を避けることができます。

連結はオン/オフが可能です。連結の設定については、Cisco.com にある『 Configuring Concatenation on the Cisco uBR7200 Series Cable Router 』を参照してください。

DOCSIS 1.0 および 1.0+CM サポート

同じネットワーク上に DOCSIS 1.1 CM と DOCSIS 1.0 および 1.0+ CM を混在させることができます。Cisco uBR7200 シリーズは、各 CM に適したサービス レベルを提供します。

DOCSIS 1.1 のサービス フロー モデル

DOCSIS 1.1 は、音声、ビデオなどのリアルタイム トラフィックを優先する、拡張 QoS 機能を提供します。

DOCSIS 1.0 の QoS モデル(QoS プロファイルと対応付けられた SID)は、さまざまなタイプのトラフィックに QoS パラメータを割り当て、帯域状況の変化に対応できる柔軟なサービス フロー モデルに代わりました。

パケット分類情報に基づいて、CM ごとに一方向に複数のサービス フロー

CM ごとに複数のサービス フローを使用できるので、1 つの CM でデータ、音声、およびビデオ トラフィックの組み合わせをサポートできます。

一方向サービス フローにより、どちらかの方向で、CM ごとの QoS がより詳細になります。

DOCSIS 1.1 CM から要求されたときに、QoS サービス フローを動的に作成、変更、削除できるダイナミック MAC メッセージ

サポートされるダウンストリーム QoS 処理

ダウンストリーム QoS 処理は、Multimedia Cable Network System(MCNS)の要件に適合しています。ダウンストリーム QoS 機能設定の詳細については、Cisco.com にある『 DOCSIS 1.1 for Cisco uBR7200 Series Universal Broadband Routers 』フィーチャ モジュールを参照してください。

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/cable/cab_rout/ub7200sw/index.htm

ダイナミック MAC メッセージ

ダイナミック サービス MAC メッセージによって、CM と CMTS 間で QoS シグナリングを動的に行うことができます。これらのメッセージは、サービス フローを作成、削除、変更する上位レイヤ メッセージの DOCSIS リンク レイヤ バージョンです。これらのメッセージをまとめて DSX メッセージといいます。

CMTS の DSX ステート マシン モジュールが、CM と CMTS 間の同時に発生する複数のダイナミック サービス トランザクションを管理します。3 種類すべての DOCSIS1.1 DSX MAC メッセージに対するステート マシン サポートが組み込まれています。

Dynamic Service Add(DSA) ― このメッセージは、新しいサービス フローを作成するときに使用されます。

Dynamic Service Change(DSC) ― このメッセージは、既存のサービス フローのアトリビュートを変更するときに使用されます。

Dynamic Service Deletion(DSD) ― このメッセージは、既存のサービス フローを削除するときに使用されます。

詳細については、Cisco.com にある『 DOCSIS 1.1 for the Cisco uBR7200 Series Universal Broadband Routers 』フィーチャ モジュールを参照してください。

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/cable/cab_rout/ub7200sw/index.htm

ダイナミック マップ アドバンス

CMTS の管理者は、Cisco uBR7200 シリーズ CMTSに接続した CM からのアップストリーム スループットを向上させることができます。システムは、対応するアップストリーム チャネル用のいくつかの入力パラメータに基づいて、MAP の先読み(ルックアヘッド)時間を自動的に調整する新しいアルゴリズムを採用しています。MAP で動的かつ最適な先読み時間を使用することにより、モデム単位のアップストリーム スループットが大幅に向上します。

設定については、「ダイナミック マップ アドバンス アルゴリズムの設定」を参照してください。

ダイナミック SID サポート

機能の詳細については、Cisco.com にある『 Cisco uBR7200 - QoS/MAC Enhancements for Voice and Fax Calls: DOCSIS 1.0+ 』を参照してください。

フラグメンテーション(レイヤ 2)

アップストリームでのレイヤ 2 フラグメンテーションにより、大型データ パケットが音声やビデオなどのリアルタイム トラフィックを妨害しないようにできます。大型データ パケットは分割され、リアルタイム トラフィック用のタイムスロットの合い間に使用できるタイムスロットで送信されます。

マルチ SID サポート

この機能では、SID 情報を拡張するために、各種の show コマンドが変更されています。

show cable modem コマンドが変更され、SID として各 CM のプライマリ SID が表示されるようになりました。

show interface cable コマンドが更新され、各 CM のセカンダリ SID が含まれるようになりました。

詳細については、Cisco.com にある『 Multiple Service ID Support for the Cisco uBR7200 Series Cable Router 』を参照してください。

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios120/120newft/120t/120t5/multisid.htm

PHS

Payload Header Suppression(PHS; ペイロード ヘッダー抑制)を使用すると、アップストリームとダウンストリーム両方のトラフィック フローで不要なパケット ヘッダーを抑制することによって、リンク レイヤの帯域幅を節約できます。

PHS の設定については、「PHS および復元の設定」を参照してください。これらの設定とその他の DOCSIS 機能の詳細については、Cisco.com にある『 DOCSIS 1.1 for Cisco uBR7200 Series Universal Broadband Routers 』フィーチャ モジュールを参照してください。

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/cable/cab_rout/ub7200sw/index.htm

QoS の設定

現在 QoS 設定情報は Cable Modem Database Manager に含まれていますが、さらに詳しい説明は、Cisco.com にある『 DOCSIS 1.1 for the Cisco uBR7200 Series Universal Broadband Routers 』フィーチャ モジュールを参照してください。

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/cable/cab_rout/ub7200sw/index.htm

QoS プロファイルの強制適用

この機能によって、CMTS オペレータは登録時に、CMTS ローカル スタティック QoS プロファイルで、CM の規定サービス クラスを変更できます。CMTS のオペレータは、CMTS から QoS を制御し、CM に実装された不適切なローカルレート制限による干渉を受けないようにすることができます。CMTS は、オペレータが割り当てたデフォルトの DOCSIS 1.0 サービス クラスを使用して登録する CM をプロビジョニングします。このサービス クラスには、アップストリームまたはダウンストリームのレート制限はありません。

モデムは、アップストリーム データを送信する場合、独自のレート ポリシング アルゴリズムがあるので、パケットのスロットリングまたは破棄の行われない帯域要求を出します。CMTS は、オペレータによって強制適用された QoS プロファイルに基づいて、トラフィック シェーピングを行います。

設定については、Cisco.com にある『 QoS Profile Enforcement for the Cisco uBR7200 Series Router 』を参照してください。

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios120/120newft/120t/120t4/qospr124.htm

ToD サーバ

ToD サーバは、Cisco CMTS 経由で、CM およびケーブル インターフェイスに接続された他の CPE が利用できます。CM は ToD サーバを使用して現在の日時を取得し、Simple Network Management Protocol(SNMP; 簡易ネットワーク管理プロトコル)メッセージおよびエラー ログ エントリに正確なタイムスタンプを追加します。

DOCSIS 1.0 および 1.1 仕様において、DOCSIS CM または他の CPE 装置は、電源投入時の初期設定で送信する DHCP 要求で次の時間関連フィールドを指定しなければならないと規定されています。

タイム オフセット(オプション 2) ― CM または CPE のタイム ゾーンを、装置のタイムスタンプがグリニッジ標準時(GMT)からずれている秒数で指定します。

タイム サーバ オプション(オプション 4) ― ToD サーバに 1 つまたは複数の IP アドレスを指定します。

初期設定時に、DOCSIS CM または CPE は、ToD サーバへの接続を試みます。正常に接続できた場合、ケーブル装置は ToD サーバから受信したタイム オフセットおよびタイムスタンプを使用して、オンボードのクロックを更新します。ToD サーバにアクセスできなかった場合、または ToD サーバから応答がなかった場合、ケーブル装置はタイムアウトし、初期設定プロセスを続けます。

設定については、Cisco.com にある『 Cisco Cable Modem Termination System Feature Guide 』の「 Time of Day Server 」の章を参照してください。

TFTP サーバ

DOCSIS 準拠の CM は、3 種類のサーバにアクセスできないと、正常にオンラインになりません。

DHCP、ToD および TFTP サーバ は、CM に IP アドレス、サブネット マスク、およびその他の IP 関連パラメータを提供します。

ToD サーバ は、モデムに現在時を知らせます。CM はイベント ログに正確なタイムスタンプを適宜追加するために、時間を認識する必要があります。

TFTP サーバから、CM は CM 固有の動作パラメータが指定された DOCSIS コンフィギュレーション ファイルをダウンロードすることができます。CM は ToD サーバにアクセスしたあとで、TFTP サーバに接続して DOCSIS コンフィギュレーション ファイルをダウンロードします。Cisco CMTS 上のフラッシュ デバイスにバイナリの DOCSIS コンフィギュレーション ファイルをコピーできた場合、ルータはそのファイルの TFTP サーバとして動作できます。

詳細については、Cisco.com にある Web ページの『 Cable Technology Technical Tips 』を参照してください。

http://www.cisco.com/warp/public/109/

TLV パーサーおよびエンコーダ

Type/Length/Value(TLV)パーサーおよびエンコーダは、CMTS 上で解析および符号化を処理する新しいモジュールです。以前の DOCSIS 1.0/1.0+ TLV はすべてサポートされます。DOCSIS 1.1 ではさらに、サービス フローの符号化、クラス情報の符号化、PHS ルールのサポートなど、新しい TLV が多数追加されています。新しい TLV パーサー機能は、さまざまな MAC メッセージ モジュールが使用します。

DOCSIS 1.1 TLV パーサー/エンコーダによって解析された TLV 符号化を表示するには、特権 EXEC モードで debug cable tlvs コマンドを使用します。このコマンドの no 形式によって、デバッグ出力がディセーブルになります。

debug cable tlvs

no debug cable tlvs

TLV パーサー/エンコーダの詳細については、Cisco.com にある次のマニュアルを参照してください。

『Cisco Broadband Cable Command Reference Guide』

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/cable/bbccmref/

『DOCSIS 1.1 for the Cisco uBR7200 Series Universal Broadband Routers』

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/cable/cab_rout/ub7200sw/index.htm

『Cable DOCSIS 1.1 FAQs』

http://www.cisco.com/warp/public/109/cable_faq_docsis11.shtml

アップストリーム アドレスの検証

この機能により、IP アドレスのスプーフィングが防止されます。管理者は CLI を使用して特定のケーブル インターフェイスの IP/MAC アドレスを調べたり、SID 番号によって、ケーブル インターフェイスの MAC テーブルで学習された全デバイスの IP/MAC アドレスを調べたりできます。

CMTS は、送信元 IP アドレスと CM の MAC アドレスを照らし合わせて検証します。SID と MAC アドレスに矛盾がないか、CM と PC の IP アドレスが検証されます。ケーブル インターフェイスに接続している PC には、DHCP サーバから IP アドレスが割り当てられます。第 2 の PC/ケーブル インターフェイス上のユーザが同じ IP アドレスを PC に静的に割り当てた場合、Cisco uBR7200 シリーズの CMTS がそのことを報告します。管理者はカスタマー データベースを使用することにより、スプーフィングしている CM および PC を相互参照し、それ以上使用されないようにできます。

cable source-verify [dhcp] ケーブル インターフェイス コマンドで、DHCP リース クエリー要求を送信し、アップストリーム データ パケットで検出された未知の送信元 IP アドレスを調べることを指定します。アップストリーム アドレス検証には、新しい LEASEQUERY メッセージ タイプをサポートする DHCP サーバが必要です。 Cisco Network Registrar は、Cisco IOS Release 3.01(T) 以上で LEASEQUERY メッセージ タイプをサポートします。

設定については、「CM アップストリーム アドレス検証のアクティブ化」を参照してください。

アップストリーム QoS の改良点

アップストリームに関して、次の QoS モデルがサポートされます。

ベストエフォート ― 無保証ベストエフォート方式で送信されるデータ トラフィック

CIR ― データ トラフィックに最低限の帯域幅を保証

UGS ― 一定間隔で決まったサイズのパケットを特徴とする、音声などの CBR トラフィック

Unsolicited Grants with Activity Detection(USG-AD) ― UGS と RTPS の結合。(無音抑制を使用する音声など)休止期間があり得るリアルタイム トラフィックに対応します。アクティブな間は UGS 固定許可を使用し、休止期間は RTPS ポーリングに切り替えることによって未使用帯域の浪費を回避するサービス フローです。

QoS の詳細については、Cisco.com にある『 DOCSIS 1.1 for Cisco uBR7200 Series Universal Broadband Routers 』フィーチャ モジュールを参照してください。

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/cable/cab_rout/ub7200sw/index.htm

サポートされるアップストリーム QoS モデル

アップストリームに関して、次の QoS モデルがサポートされます。

ベストエフォート ― 無保証ベストエフォート方式で送信されるデータ トラフィック

CIR ― データ トラフィックに最低限の帯域幅を保証

UGS ― 一定間隔で決まったサイズのパケットを特徴とする、音声などの CBR トラフィック

Real Time Polling(rtPS; リアルタイム ポーリング) ― 一定間隔で可変サイズのユニキャスト パケットを生成する、ビデオなどのリアルタイム サービス フロー

USG-AD ― UGS と RTPS の結合。(無音抑制を使用する音声など)休止期間があり得るリアルタイム トラフィックに対応します。アクティブな間は UGS 固定認可を使用し、休止期間は RTPS ポーリングに切り替えることによって未使用帯域の浪費を回避するサービス フローです。

拡張タイムスロット スケジューリング メカニズム ― 共有型のマルチアクセス アップストリーム リンク上で遅延/ジッタの影響を受けやすい保証トラフィックをサポートします。

DOCSIS 1.1 双方向伝送(Cisco uBR7246VXR ルータ)

Cisco uBR7200 シリーズにより、HFC ネットワーク上でデジタル データおよび VoIP トラフィックの DOCSIS 1.1 双方向伝送ができます。Cisco uBR7200 シリーズは、多種多様なプロトコルとイーサネット、ファスト イーサネット、ギガビット イーサネット、シリアル、HSSI、Packet over SONET(POS)OC-3/OC-12c、ATM メディアの組み合わせで、IP ルーティングをサポートします。

ダウンストリーム チャネル ID

この機能により、HFC ネットワーク上の全 CM は、それぞれのダウンストリーム周波数ではなく、固有のダウンストリーム チャネル ID によって識別されます。

ダウンストリーム チャネル ID を設定するには、cable downstream channel-id コンフィギュレーション コマンドを使用します。ダウンストリーム チャネル ID をデフォルト値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。

cable downstream channel-id id

no cable downstream channel-id

 
シンタックスの説明

id

ダウンロード チャネル ID を指定します。有効範囲は、1 ~ 255 です。

詳細については、Cisco.com にある次の資料を参照してください。

Configuring Downstream Channel IDs

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios120/120newft/120t/120t4/downchan.htm

Cisco Broadband Cable Command Reference Guide

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/cable/bbccmref/bbcmtscf.htm#wp1117052

ダウンストリーム周波数の変更

ダウンストリーム周波数変更によって、CMTS の管理者は、CM に割り当てられたダウンストリーム周波数を変更し、CM の DOCSIS コンフィギュレーション ファイルに設定された周波数を上書きすることができます。

ケーブル ダウンストリーム周波数変更をイネーブルにするには、ケーブル インターフェイス コンフィギュレーション モードで cable downstream override コマンドを使用します。この変更機能をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。

cable downstream override

no cable downstream override

コマンドの詳細については、Cisco.com にある次の資料を参照してください。

Cisco Broadband Cable Command Reference Guide

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/cable/bbccmref/bbcmtscf.htm#wp1080840

ダウンストリーム パケット分類子

この機能は、パケットを DOCSIS サービス フローにマッピングするのに役立ちます。Cisco CMTS は、ダウンストリーム IP パケット分類子をサポートしています。

ダウンストリーム パケット スケジューラ

このモジュールは、各ケーブル インターフェイスのダウンストリーム リンク上のすべての出力パケット キューング サービスを制御します。

IP ToS を使用するダウンストリーム レート シェーピング

Cisco uBR7200 シリーズ ルータは、モデム単位でダウンストリーム データ レート シェーピングをサポートします。IP パケット ヘッダーの ToS ビットを設定してそのパケットのサービス クラスを指定し、特定のトラフィック フロー(VoIP など)のパケットに他のフロー(データなど)のパケットより高い優先順位を与えることができます。

ToS ビットを使用するダウンストリーム レート シェーピングでは、特定のモデムに複数のデータ レートを設定できます。また、特定の ToS に最大データレートを指定すると、共通のダウンストリーム最大データレートを変更できます。ToS バイトにダウンストリーム データレートが設定されていないパケットには、共通のデータレート制限が適用されます。

旧リリースでは ToS ビットをゼロに設定していましたが、VPN および QoS アプリケーションの登場により、ルータが Generic Routing Encapusulation(GRE)を使用してパケットをカプセル化するときに、ToS ビットをコピーすることが望まれます。その結果、トンネル エンドポイント間の中間ルータでも、Weighted Fair Queueing(WFQ; 均等化キューイング)、Weighted Random Early Detection(WRED; 重み付きランダム早期検出)などの QoS 機能を利用できます。

詳細については、Cisco.com にある次の資料を参照してください。

『Downstream Rate Shaping with TOS Bits for the Cisco uBR7200 Series Cable Router』

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios120/120newft/120t/120t5/tosbit.htm

オプションのアップストリーム スケジューラ モード

この機能では、ユーザが UGR または rtPS のスケジューリング タイプを選択したり、パケットベースまたは TDM ベースのスケジューリングを選択したりできます。Low Latency Queueing(LLQ; 低遅延キューイング)は、DOCSIS の Time Division Multiplex(TDM; 時分割多重)インフラストラクチャ上で、パケット モードの動作をエミュレートします。そのため、この機能ではパケットと TDM の間でトレードオフが発生することになります。つまり、ユーザは LLQ により UGS または rtPS のサービス パラメータを自由に定義できますが、遅延やジッタといったパラメータ(統計的な分散以外)に関しては保証されません。

制約事項

適切な動作を保証するには、Call Admission Control(CAC; コール アドミッション制御)をイネーブルにする必要があります。LLQ オプションをイネーブルにすると、アップストリーム パスが多数のコールで占領され、使用不可能になって、音声品質が甚だしく低下することがあります。音声品質を維持し、音声トラフィック以外のトラフィックも保証するには、CAC を使用してコールの数を制限する必要があります。

CAC をイネーブルにしていない場合でも、一定量のコールが発生したあとには、デフォルト(DOCSIS)のスケジューリング モードによりトラフィックがブロックされることがあります。

UGS-AD および Non Real Time Polling Service(nrtPS; 非リアルタイム ポーリング サービス)はサポートされていません。

cable upstream n scheduling type

各種スケジューリング モードのオン/オフを切り替えるには、この新しいコマンドを使用します。 n にはアップストリーム ポートを指定します。

Router(config-if)# [no] cable upstream n scheduling type [ugs | rtps] mode [llq | docsis]
 

Cisco CMTS のスケジューラの拡張機能に関する詳細については、Cisco.com にある次の資料を参照してください。

Cisco CMTS Feature Guide ― Configuring Upstream Scheduler Modes on the Cisco CMTS

http://www.cisco.com/en/US/products/hw/cable/ps2217/products_feature_guide_book09186a008019b6bd.html

DOCSIS 1.1 for the Cisco CMTS

http://www.cisco.com/en/US/products/hw/cable/ps2217/products_feature_guide_chapter09186a008019b57f.html

DOCSIS 2.0 機能のサポート

このセクションでは、Cisco uBR7200 シリーズでサポートされている DOCSIS 2.0 の拡張機能について説明します。

「DOCSIS 2.0 A-TDMA サポート」

DOCSIS 2.0 A-TDMA サポート

Cisco uBR7200 シリーズでは、Cisco IOS Release 12.2(15)CX から DOCSIS 2.0 A-TDMA のサポートが開始され、12.2 CX、12.2 BC、および 12.3 BC リリース系統の後続リリースでも引き続きサポートされています。

Cisco uBR-MC16U/X および Cisco uBR-MC28U/X カードは、新しい DOCSIS 2.0 仕様によって指定された多数の高度な PHY 機能を提供することにより、既存の DOCSIS 1.0 および DOCSIS 1.1 ケーブル ネットワークの最大アップストリーム帯域幅を向上させています。

DOCSIS 2.0 A-TDMA サポート機能には、次のような DOCSIS 2.0 ネットワークの利点と改良点が組み込まれています。

既存の DOCSIS 1.0 および DOCSIS 1.1 CM との完全な互換性を保証することにより、既存の DOCSIS ケーブル ネットワーク上に構築できます(Registration Response [REG-RSP] メッセージには、各 CM の機能を特定するために DOCSIS バージョン番号が記述されています)。

アップストリームでは、3 種類のモードを設定し、CM の各種混成をサポートすることができます。

アップストリームを TDMA モードに設定して、DOCSIS 1.0 および DOCSIS 1.1 の CM のみをサポートします。

アップストリームを A-TDMA モードに設定して、DOCSIS 2.0 の CM のみをサポートします。

アップストリームを TDMA/A-TDMA の混成モードに設定して、同一のアップストリームで DOCSIS 1.0/DOCSIS 1.1 と DOCSIS 2.0 の両方の CM をサポートします。


) CMTS で Upstream Channel Change(UCC; アップストリーム チャネル変更)メッセージを使用して CM から別のアップストリームに明示的に切り替える場合を除いて、同一の MAC ドメインに A-TDMA または混成のアップストリームが存在する場合、DOCSIS 2.0 A-TDMA CM は TDMA アップストリームに登録されません。DOCSIS 1.0 および DOCSIS 1.1 CM は、A-TDMA のみのアップストリームには登録できません。


A-TDMA モードは、既存の DOCSIS 1.1 Interval Usage Code(IUC)タイプを補完する、A-TDMA ショート データ許可、ロング データ許可、および UGS 許可(IUC 9、10、および 11)の新しい IUC を定義します。

A-TDMA アップストリームの最大チャネル キャパシティを、6 MHz チャネルあたり 30 Mbps に向上させます。

A-TDMA および混成モードの動作により、新しい 32 QAM および 64 QAM 変調プロファイルを使用し、アップストリームで高い帯域幅を提供します。また、8 QAM 変調プロファイルもサポートされています。

A-TDMA 動作に対して、1 ティックのミニスロット サイズがサポートされています。

チャネル幅を 6.4 MHz に向上させます(5.12 M シンボル レート)。

Cisco uBR-MC16U/X カードのDOCSIS 2.0 A-TDMA サポートの詳細については、Cisco.com にある『Configuring the Cisco uBR-MC16U/MC16X Cable Interface Line Card』の「DOCSIS 2.0 A-TDMA Support」のセクションを参照してください。

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios122/122newft/122limit/122cy/122c x_15/mc16uxfm.htm

Cisco uBR-MC28U/X カードのDOCSIS 2.0 A-TDMA サポートの詳細については、Cisco.com にある『Configuring the Cisco uBR-MC28U/MC28X Cable Interface Line Card』の「DOCSIS 2.0 A-TDMA Support」のセクションを参照してください。

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios122/122newft/122limit/122cy/122cx_15 /mc28uxfm.htm

ハイ アベイラビリティ機能

Cisco uBR7200 シリーズでは、いくつかの強力なハイ アベイラビリティ機能がサポートされています。

「Cisco DDC」

「DRP サーバ エージェント」

「DSX メッセージと同期化 PHS 情報」

「Cisco uBR7246VXR ルータ上でグローバルに設定された HCCP 4+1 冗長構成」

「Cisco uBR-MC16S ケーブル インターフェイス ラインカードの HCCP サポート」

「HCCP N+1 の冗長構成」

「Cisco IOS Release 12.3(13a)BC のハイ アベイラビリティ機能」

「暗号化 IP マルチキャストのためのハイ アベイラビリティのサポート」

「ホットスタンバイ 1+1 の冗長構成」

「HCCP N+1 冗長構成の IF ミューティング」

Cisco DDC

Cisco Dual DOCSIS Channel(DDC)機能は、RF アップストリームおよびダウンストリームが結合された 2 つまたは 3 つの CMTS を使用して、ケーブル音声/データ カスタマーに冗長性を提供します。冗長性は、CM が登録された各 CMTS を制御し、Cisco CMTS システム間で CM の移動を可能にすることにより、提供されます。

Cisco DDC は、計画された停止時間、特にソフトウェアのアップグレード時に、Cisco CMTS 外部の最小限の設定や制御により、冗長性を提供します。

Cisco uBR7246VXR ルータでの DDC の設定、メンテナンス、トラブルシューティングの詳細については、Cisco.com にある次の資料の「Configuring Dual DOCSIS Channel on the Cisco uBR7246VXR Universal Broadband Router」のセクションを参照してください。

Cisco Dual DOCSIS Channel (DDC) on the Cisco uBR7246VXR Universal Broadband Router

http://www.cisco.com/en/US/products/hw/cable/ps2217/products_feature_guide09186a008026d9d5.html

DRP サーバ エージェント

Director Response Protocol(DRP)は、シスコが開発した UDP ベースの単純なアプリケーションです。これにより、シスコの DistributedDirector 製品は、分散サーバとクライアント間の BGP および Interior Gateway Protocol(IGP)ルーティング テーブル メトリックに関してフィールドのルータ(DRP サーバ エージェント)を照会できます。個別のスタンドアロン製品である DistributedDirector は、DRP を使用してトポロジ上最も近い応答可能なサーバに、エンドユーザのサービス要求を透過的に転送します。DRP によって DistributedDirector は、地理的に分散された複数のサーバ間で、動的でスケーラブルかつ「ネットワーク インテリジェント」なインターネット トラフィックの負荷分散を実現します。

DRP サーバ エージェントは、DistributedDirector サービスの配信が求められる、地理的に分散されたサーバをサポートする境界ルータ(または境界ルータに対するピア)です。DistributedDirector は BGP 情報および IGP 情報に基づいて決定を下すので、すべての DRP サーバ エージェントが BGP および IGP ルーティング テーブルにフルアクセスできなければなりません。設定については、『 Cisco IOS IP Configuration Guide Release 12.2 の「 Configuring a DRP Server Agent 」を参照してください。

DSX メッセージと同期化 PHS 情報

Cisco IOS Release 12.3(17a)BC では、ハイ アベイラビリティ環境の PHS 規則のサポートが導入されています。これ以降のリリースでは、PHS 規則により同期調節が行われ、次のような切り替えイベントでこの規則がサポートされます。

アクティブおよびスタンバイ Performance Routing Engine(PRE)による RPR+

実行および保護ケーブル インターフェイス ラインカードによる HCCP N+1 冗長構成

これらの拡張機能と、関連するハイ アベイラビリティ機能に関する詳細については、Cisco.com にある次の資料を参照してください。

N+1 Redundancy for the Cisco Cable Modem Termination System

http://www.cisco.com/en/US/products/hw/cable/ps2217/products_feature_guide_chapter09186a008015096c.html

Route Processor Redundancy Plus for the Cisco uBR10012 Router

http://www.cisco.com/en/US/products/hw/cable/ps2209/products_feature_guide09186a00801a24e0.html

Cisco uBR7246VXR ルータ上でグローバルに設定された HCCP 4+1 冗長構成

Cisco IOS Release 12.3(17a)BC では、Cisco uBR7246VXR ルータ上での HCCP 4+1 冗長構成のサポートが導入されています。グローバル設定によって、HCCP 冗長方式にこのハイ アベイラビリティ機能を迅速に実装できます。

このハイ アベイラビリティ設定では、1 つの保護ルータ シャーシで、4 つの実行ルータ シャーシがサポートされます。この 5 つのルータが、ケーブル接続され、Cisco Hot Standby Connection to Connection Protocol(HCCP; ホットスタンバイ接続間プロトコル)を使用して同一ラック内で 2 つの Cisco RF スイッチと一緒に構成されます。

HCCP 4+1 冗長構成は、スキーム内のすべての uBR7246VXR ルータのためのグローバル設定です。HCCP 4+1 冗長構成は、実行および保護ケーブル インターフェイス ラインカードまたは BPE が別のルータ シャーシで動作している場合も、シャーシ間保護で設定された Cisco uBR-MC28U BPE をサポートします。切り替えイベントは、ケーブル インターフェイス ラインカード全体に適用されます。


) Cisco uBR7246VXR ルータの 4+1 冗長構成では、ルータ内のすべての BPE が同じでなければなりません。


HCCP 4+1 冗長構成の詳細については、Cisco.com にある次の資料を参照してください。

N+1 Redundancy for the Cisco CMTS

http://www.cisco.com/en/US/products/hw/cable/ps2217/products_feature_guide_chapter09186a008015096c.html

Cisco uBR-MC16S ケーブル インターフェイス ラインカードの HCCP サポート

Cisco IOS Release 12.1(7)EC では、HCCP 1+1 の冗長構成で使用する場合の Cisco uBR-MC16S ケーブル インターフェイス ラインカードのサポートが追加されています。Cisco uBR-MC16S カードはそれまで、先にインテリジェント スペクトル管理機能をディセーブルにしないかぎり、冗長構成では使用できませんでした。

Cisco IOS Release 12.1(7)EC 以降のリリースでは、Cisco uBR-MC16S カードを、保護ケーブル インターフェイスまたは実行ケーブル インターフェイスとして、別の Cisco uBR-MC16S カードまたは Cisco uBR-MC16C カードと一緒に使用できます。 表1-12 に、この構成のいずれかの切り替えが、Cisco uBR-MC16S カードのインテリジェント スペクトル管理機能に及ぼす影響を示します。

 

表1-12 Cisco uBR-MC16C/Cisco uBR-MC16S 構成の切り替え動作

実行ケーブル
インターフェイス
保護ケーブル
インターフェイス
切り替え後の動作

Cisco uBR-MC16C

Cisco uBR-MC16S

保護カード(Cisco uBR-MC16S)は、実行カードと同じアップストリーム周波数を使用しますが、システムが安定すると、保護 CMTS での設定に従って、Cisco uBR-MC16S カードのインテリジェント スペクトル管理機能を使用し始めます。

Cisco uBR-MC16S

Cisco uBR-MC16C

保護カード(Cisco uBR-MC16C)は、実行カードと同じアップストリーム周波数を使用します。アップストリームが不安定になると、Cisco uBR-MC16C はブラインド(受信停止)周波数ホッピングでのみ動作するようになります。

Cisco uBR-MC16S

Cisco uBR-MC16S

保護カードは、はじめは実行カードと同じアップストリーム周波数を使用しますが、システムが安定すると、Cisco uBR-MC16S カードのインテリジェント スペクトル管理機能を使用し続けます。

 

詳細については、Cisco.com にある『 Advanced Spectrum Management Features for the Cisco uBR-MC16S Spectrum Management Card 』を参照してください。


) Cisco uBR-MC16S カードの HCCP サポートを利用できるのは、Cisco IOS Release 12.1(7)EC 以上のリリースに限られます。したがって、Cisco IOS Release 12.1(7)CX では高度なスペクトル管理機能を HCCP 1+1 冗長構成で使用することはできません。


HCCP N+1 の冗長構成

HCCP N+1 冗長構成は、ケーブル ヘッドエンド ネットワークに Cisco RF スイッチを追加すると、設定可能になります。Cisco uBR10012 または Cisco uBR7246VXR ルータ(あるいはその両方)と一緒に Cisco RF スイッチを使用して完全な冗長システムを構成することにより、PacketCable システムのアベイラビリティを向上させ、サービスの停止を最低限に抑え、操作を単純化することができます。

HCCP N+1 冗長構成は、CMTS およびブロードバンド メディアを使用するテレコミュニケーション ネットワークでハイ アベイラビリティを実現する上で重要なステップとなります。HCCP N+1 冗長構成では、ローカルなシステム障害がある場合に、強力な自動切り替えおよび復旧をイネーブルにすることにより、CPE の停止時間を低減させることができます。

Cisco IOS Release 12.2(15)BC2 から、HCCP N+1 冗長構成には、HCCP 実行インターフェイス設定と HCCP 保護インターフェイスへの切り替え時に継承された設定の間の同期処理が追加されています。これにより、両方の設定が容易になり、切り替え時間が短縮されます。

HCCP N+1 冗長構成の設定に関する詳細については、Cisco.com にある『HCCP N+1 Redundancy for the Cisco Cable Modem Termination System』を参照してください。

http://www.cisco.com/en/US/products/hw/cable/ps2217/products_feature_guide_chapter09186a008015096c.html

Cisco IOS Release 12.3(13a)BC のハイ アベイラビリティ機能

Cisco IOS Release 12.3(13a)BC では、Cisco uBR7200 シリーズ ルータでの HCCP N+1 冗長構成のサポートを中止しています。関連する設定、show コマンド、debug コマンドは、このリリースではサポートされていません。


) Cisco uBR7200 シリーズの HCCP N+1 冗長構成をサポートする最新リリースは、Cisco IOS Release 12.3(9a)BC です。このリリースまたはそれ以前のサポートを行っている Cisco IOS リリースから Cisco IOS Release 12.3(13a)BC にアップグレードする場合、HCCP 設定が廃棄され、保持されません。


Cisco CMTS の HCCP N+1 冗長構成については、初期のリリース用に、このマニュアルおよび Cisco.com の次の資料で説明されています。

N+1 Redundancy for the Cisco Cable Modem Termination System

http://www.cisco.com/en/US/products/hw/cable/ps2217/products_feature_guide_chapter09186a008015096c.html

暗号化 IP マルチキャストのためのハイ アベイラビリティのサポート

Cisco IOS Release 12.3(17a)BC では、ハイ アベイラビリティ環境での切り替えイベント中の IP マルチキャスト ストリームのサポートが導入されています。この機能は、RPR+、N+1 冗長構成、暗号化 BPI+ ストリームに対してサポートされています。

IP マルチキャストとハイ アベイラビリティに関する詳細については、Cisco.com にある次の資料を参照してください。

Cisco CMTS Universal Broadband Router MIB Specifications Guide

http://www.cisco.com/en/US/products/hw/cable/ps2217/products_technical_reference_chapter09186a00805fd8fb.html

Dynamic Shared Secret for the Cisco CMTS

http://www.cisco.com/en/US/products/hw/cable/ps2217/products_feature_guide09186a00801b17cc.html

IP Multicast in Cable Networks, White Paper』

http://www.cisco.com/en/US/tech/tk828/technologies_case_study0900aecd802e2ce2.shtml

N+1 Redundancy for the Cisco Cable Modem Termination System

http://www.cisco.com/en/US/products/hw/cable/ps2217/products_feature_guide_chapter09186a008015096c.html

ホットスタンバイ 1+1 の冗長構成

ホットスタンバイ 1+1 の冗長機能により、システム障害の発生時に Cisco uBR7200 シリーズ ユニバーサル ブロードバンド ルータを保護するために、別の Cisco uBR7200 シリーズ ルータをホットスタンバイ モードで待機させるように設定した場合、高いシステム アベイラビリティが実現します。

1+1 の冗長機能は、常駐型の VoIP ケーブル ネットワークに不可欠です。3 秒~ 5 秒で自動的にシステムが回復するので、VoIP ケーブル ネットワークにおける「コール ドロップ」の解消に有効なためです。非冗長(保護されていない)構成でシステム障害が発生すると、進行中のすべての音声コールが失われ、「確立」段階の音声コールもすべて失われます。手作業によって CMTS を再設定し、オンラインに戻さなければならないためです。

1+1 の冗長構成は、ケーブル インターフェイス ラインカードのインターフェイス レベルで行います。つまり、Cisco uBR7200 シリーズ ルータ全体を別の Cisco uBR7200 シリーズ ルータのサポートとして割り当てるのではなく、1 台の Cisco uBR7200 シリーズ ルータ上の個々のインターフェイスが別の Cisco uBR7200 シリーズ ルータ上の個々のインターフェイスを保護するように設定します。


) 1+1 の冗長構成による保護は、シャーシ間に限り行われます。つまり、特定の CMTS 上のケーブル インターフェイスを、同じシャーシ上のケーブル インターフェイスで保護することはできません。


ケーブル インターフェイス ラインカードのインターフェイスのステートが [up] から [down] に変わると、システムが自動的に切り替わるように設定できます。または、手動で強制的に切り替えることもできます。


) 必ず、アクティブとスタンバイの両方のケーブル ルータに、同じチャネル ID を設定してください。


設定作業やコマンド リファレンスなどの 1+1 冗長機能の詳細については、Cisco.com にある次の資料を参照してください。

Hot-Standby 1+1 Redundancy

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios121/121newft/121limit/121ec/121ec3/hccpfeat.htm

HCCP N+1 冗長構成の IF ミューティング

シスコでは、Cisco IOS Release 12.2(15)BC2a から、HCCP N+1 冗長構成の SNMP および非 SNMP 対応アップコンバータで IF ミューティングをサポートしています。IF ミューティングには次の利点があります。

いずれかのタイプのアップコンバータの IF ミューティングを使用すると、Cisco CMTS ヘッドエンドでの N+1 保護スキームが大幅に向上します。

IF ミューティングには、RF ミューティングよりも高速であるという利点もあります。

IF ミューティングはデフォルトでイネーブルに設定されています。Cisco CMTS では、自動的に IF ミューティングの利点とアベイラビリティを利用できます。

IF ミューティングと HCCP N+1 冗長構成の設定の詳細については、Cisco.com にある次の資料を参照してください。

HCCP N+1 Redundancy for the Cisco Cable Modem Termination System

http://www.cisco.com/en/US/products/hw/cable/ps2217/products_feature_guide_chapter09186a008015096c.html

代行受信機能

Cisco uBR7200 シリーズでは、複数の Cisco IOS リリース系統で、いくつかの代行受信機能をサポートしています。

「COPS 代行受信のための ACL」

「ケーブル モニタの拡張機能」

「Cisco CMTS のための COPS TCP のサポート」

「Cisco uBR7200 シリーズでの Service Independent Intercept(SII)サポート」

COPS 代行受信のための ACL

Cisco IOS Release 12.3(13a)BC では、Common Open Policy Service(COPS)機能のための ACL と関連コマンドのサポートが拡張されています。

Cisco CMTS のすべての COPS リスナー アプリケーションへのインバウンド接続に対する ACL を設定するには、グローバル コンフィギュレーション モードで cops listeners access-list コマンドを使用します。Cisco CMTS からこの設定を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。

cops listeners access-list { acl-num | acl-name }

no cops listeners access-list { acl-num | acl-name }

 
シンタックスの説明

acl-num

現在のインターフェイスに適用するためのアクセス リストを識別する数字の識別名。標準アクセス リストの場合、有効範囲は 1 ~ 99 で、拡張アクセス リストの場合、有効範囲は 100 ~ 199 です。

acl-name

現在のインターフェイスに適用するための ACL を識別する、文字で始まる最大 30 文字の英数の識別名。

追加情報

このマニュアルの Service Independent Intercept(SII)機能の項も参照してください。詳細については、Cisco.com にある次の資料を参照してください。

『Configuring COPS for RSVP, Cisco IOS Versions 12.2 and 12.3』

http://www.cisco.com/en/US/products/sw/iosswrel/ps1835/products_configuration_guide_chapter09186a00800b75c9.html

『Cable Monitor and Intercept Features for the Cisco CMTS』

http://www.cisco.com/en/US/products/hw/cable/ps2217/products_feature_guide_chapter09186a008019b571.html

『PacketCable and PacketCable Multimedia on the Cisco CMTS』

http://www.cisco.com/en/US/products/hw/cable/ps2217/products_feature_guide_chapter09186a008019b576.html

Cisco PacketCable Primer White Paper

http://www.cisco.com/en/US/products/hw/cable/ps2217/products_configuration_guide_chapter09186a00801170db.html

ケーブル モニタの拡張機能

Cisco IOS Release 12.3(17a)BC では、ケーブル モニタ機能に次の拡張機能が導入されています。

ACL が、Cisco uBR-MC5X20U/D および Cisco uBR-MC28U ケーブル インターフェイス ラインカードでサポートされるようになっています。

無条件のダウンストリーム スニフィングにより、MAC またはデータ パケットに対して、ダウンストリーム パケットのモニタが行われるようになっています。この機能拡張では、DOCSIS とイーサネット パケット カプセル化の両方をサポートしています。

ケーブル モニタ機能のこの拡張機能の詳細については、Cisco.com にある次の資料を参照してください。

Cable Monitor and Intercept Features on the Cisco CMTS

http://www.cisco.com/en/US/products/hw/cable/ps2217/products_feature_guide_chapter09186a008019b571.html

Cisco CMTS のための COPS TCP のサポート

Cisco IOS Release 12.3(13a)BC では、Cisco uBR7200 シリーズ ルータのための COPS 機能の最適なサポートが導入されています。この機能では、COPS プロセスのイネーブル化と設定を行うための新しい 2 つの設定コマンドをサポートしています。Cisco 12.3(13a)BC の COPS 機能では、次の COPS 機能をイネーブルにできます。

Cisco CMTS のための COPS DSCP マーキング

この機能では、シスコ ルータで送受信される COPS メッセージの DSCP マーキングを変更することができます。シスコ ルータの QoS 設定で、Differentiated Services Code Point(DSCP; DiffServ コード ポイント)値が使用されます。DSCP は、DSCP と IP precedence との関係を要約するものです。

Cisco IOS Release 12.3(13a)BC では、グローバル コンフィギュレーション モードの cops ip dscp コマンドによりこの機能をサポートしています。

Cisco CMTS のための COPS DSCP ウィンドウ サイズ

この機能では、COPS プロセスで使用されるデフォルトの TCP 受信ウィンドウ サイズを変更することができます。この設定により、COPS サーバから一度に大量のデータが送信されないようにすることができます。

Cisco IOS Release 12.3(13a)BC では、グローバル コンフィギュレーション モードの cops tcp window-size コマンドによりこの機能をサポートしています。


) この 2 つのコマンドは、すべての COPS サーバとの TCP 接続に影響します。


cops ip dscp

シスコ ルータで送信される COPS メッセージのマーキングを指定するには、グローバル コンフィギュレーション モードで cops ip dscp コマンドを使用します。この機能を停止するにするには、このコマンドの no 形式を使用します。

cops ip dscp x

no cops ip dscp

 
シンタックスの説明

x

COPS メッセージの送信時に使用するマーキングを指定します。次の値がサポートされています。

0 ~ 63 ― 0 ~ 63 の DSCP 値

af11 ― AF11 dscp(001010)を使用

af12 ― AF12 dscp(001100)を使用

af13 ― AF13 dscp(001110)を使用

af21 ― AF21 dscp(010010)を使用

af22 ― AF22 dscp(010100)を使用

af23 ― AF23 dscp(010110)を使用

af31 ― AF31 dscp(011010)を使用

af32 ― AF32 dscp(011100)を使用

af33 ― AF33 dscp(011110)を使用

af41 ― AF41 dscp(100010)を使用

af42 ― AF42 dscp(100100)を使用

af43 ― AF43 dscp(100110)を使用

cs1 ― CS1 dscp(001000)[precedence 1] を使用

cs2 ― CS2 dscp(010000)[precedence 2] を使用

cs3 ― CS3 dscp(011000)[precedence 3] を使用

cs4 ― CS4 dscp(100000)[precedence 4] を使用

cs5 ― CS5 dscp(101000)[precedence 5] を使用

cs6 ― CS6 dscp(110000)[precedence 6] を使用

cs7 ― CS7 dscp(111000)[precedence 7] を使用

default ― default dscp(000000)を使用

ef ― EF dscp(101110)を使用

 
デフォルト

シスコ ルータで送信されるメッセージの場合、デフォルトの DSCP 値は 0 になります。

シスコ ルータへの着信接続の場合、デフォルトでは、COPS エンジンは、TCP 接続を開始した COPS サーバで使用された DSCP 値を使用します。

 
使用上のガイドライン

cops ip dscp コマンドを使用すると、シスコ ルータで COPS パケットを、着信または発信接続用にマーキングしなおすことができます。

このコマンドは、すべての COPS サーバとの TCP 接続に影響します。

このコマンドは、COPS サーバとの既存の接続には影響しません。このコマンドを実行した場合、この機能がサポートされるのは、その時点以降の新しい接続に対してのみです。

次の例では、cops ip dscp コマンドとサポートされるコマンドのバリエーションを示します。

Router(config)# cops ip dscp ?
<0-63> DSCP value
af11 Use AF11 dscp (001010)
af12 Use AF12 dscp (001100)
af13 Use AF13 dscp (001110)
af21 Use AF21 dscp (010010)
af22 Use AF22 dscp (010100)
af23 Use AF23 dscp (010110)
af31 Use AF31 dscp (011010)
af32 Use AF32 dscp (011100)
af33 Use AF33 dscp (011110)
af41 Use AF41 dscp (100010)
af42 Use AF42 dscp (100100)
af43 Use AF43 dscp (100110)
cs1 Use CS1 dscp (001000) [precedence 1]
cs2 Use CS2 dscp (010000) [precedence 2]
cs3 Use CS3 dscp (011000) [precedence 3]
cs4 Use CS4 dscp (100000) [precedence 4]
cs5 Use CS5 dscp (101000) [precedence 5]
cs6 Use CS6 dscp (110000) [precedence 6]
cs7 Use CS7 dscp (111000) [precedence 7]
default Use default dscp (000000)
ef Use EF dscp (101110)
 

COPS の追加情報

Cisco 12.3(13a)BC では、COPS と一緒に使用するための ACL もサポートされています。「COPS 代行受信のための ACL」を参照してください。

Cisco CMTS で COPS を設定する方法については、Cisco.com にある次の資料を参照してください。

Cable Monitor and Intercept Features for the Cisco CMTS

http://www.cisco.com/en/US/products/hw/cable/ps2217/products_feature_guide_chapter09186a008019b571.html

Configuring COPS for RSVP

http://www.cisco.com/en/US/products/sw/iosswrel/ps1835/products_configuration_guide_chapter09186a00800b75c9.html

COPS for RSVP

http://www.cisco.com/en/US/products/sw/iosswrel/ps1835/products_configuration_guide_chapter09186a00800b679d.html#53452

 

cops tcp window-size

Cisco CMTS の デフォルトの TCP 受信ウィンドウ サイズを変更するには、グローバル コンフィギュレーション モードで cops tcp window-size コマンドを使用します。この設定により、COPS サーバから一度に大量のデータが送信されないようにすることができます。TCP ウィンドウ サイズをデフォルト設定の 4K に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。

cops tcp window-size bytes

no cops tcp window-size

 
シンタックスの説明

bytes

バイト単位の TCP ウィンドウ サイズ設定です。この値は 516 ~ 65535 バイトの範囲で設定できます。

 
デフォルト

デフォルトの COPS TCP ウィンドウ サイズは 4000 バイトです。

 
使用上のガイドライン

このコマンドは、COPS サーバとの既存の接続には影響しません。このコマンドを実行した場合、この機能がサポートされるのは、その時点以降の新しい接続に対してのみです。

次の例では、TCP ウィンドウ サイズを 64000 バイトに設定します。

Router(config)# cops tcp window-size 64000
 

次の例では、このコマンドのオンライン ヘルプの表示方法を示します。

Router(config)# cops tcp window-size ?
<516-65535> Size in bytes
 

COPS の追加情報

Cisco 12.3(13a)BC では、COPS と一緒に使用するための ACL もサポートされています。「COPS 代行受信のための ACL」を参照してください。

Cisco CMTS で COPS を設定する方法については、Cisco.com にある次の資料を参照してください。

Cable Monitor and Intercept Features for the Cisco CMTS

http://www.cisco.com/en/US/products/hw/cable/ps2217/products_feature_guide_chapter09186a008019b571.html

Configuring COPS for RSVP

http://www.cisco.com/en/US/products/sw/iosswrel/ps1835/products_configuration_guide_chapter09186a00800b75c9.html

COPS for RSVP

http://www.cisco.com/en/US/products/sw/iosswrel/ps1835/products_configuration_guide_chapter09186a00800b679d.html#53452

Cisco uBR7200 シリーズでの Service Independent Intercept(SII)サポート

Cisco CMTS では、音声とデータのための Communications Assistance for Law Enforcement Act
(CALEA)がサポートされています。Cisco IOS Release 12.3(13a)BC では、Cisco uBR7200 CMTS 上での Service Independent Intercept(SII)のサポートが導入されています。Cisco SII では、パケット代行受信機能で提供される強力な Lawful Intercept(LI; 合法的傍受)オプションが利用できます。Cisco SII は、Cisco CMTS の音声およびデータ トラフィックのためのダイヤル アクセス、モバイル ワイヤレス、トンネル トラフィック、Resilient Transport Protocol(RTP)を含めた、正式に許可された電子代行受信の一歩進んだサポートです。

Cisco IOS Release 12.3(13a)BC の Cisco CMTS の SII には、次の機能があります。

指定または未指定のインターフェイスまたはポート(ポート リストを含む)でのパケット代行受信

仮想インターフェイス バンドルでのパケット代行受信

SNMPv3を使用して Mediation Device(MD; メディエーション デバイス)で代行受信要求が開始されるため、これらの各機能に対応する SNMP MIB 拡張機能


) Cisco IOS Release 12.3(13a)BC では、この機能のための新しい CLI コマンドはありません。


Cisco IOS Release 12.3(13a)BC では、 Multiple Service Operator(MSO; マルチプル サービス オペレータ)が完全に SII および LI 規制に準拠することができます。世界中のサービス プロバイダーは、サービス プロバイダーの従来のテレフォニー機器に関する調査を政府関係機関が実施する際、これを許可することが法的に定められています。SII 機能の目的は、サービス プロバイダーが、政府関係機関に対して電子ネットワーク調査の実施を法的に許可できる新しいネットワークを持つようにすることです。

LI には、法執行機関が回線およびパケットモード通信の電子調査を実施する際の手順と正式な許可が規定されています。LI は司法命令または行政命令によって許可され、Cisco CMTS の音声またはデータ トラフィックのために実装されます。 表1-13 に、パケット代行受信と SII 機能の違いを示します。

 

表1-13 パケット代行受信と SII 機能の違い

機能
パケット代行受信
SII

インターフェイス タイプ

ケーブル

任意

IP マスク

255.255.255.255 または 0.0.0.0

任意

L4 ポート

任意の単一ポートまたは 0 ~ 65535

任意のポート範囲

プロトコル

UDP

任意

TOS/DSCP

サポート対象外

サポート対象

追加情報

詳細については、次の資料を参照してください。

『Configuring COPS for RSVP, Cisco IOS Versions 12.2 and 12.3』

http://www.cisco.com/en/US/products/sw/iosswrel/ps1835/products_configuration_guide_chapter09186a00800b75c9.html

『Cable Monitor and Intercept Features for the Cisco CMTS』

http://www.cisco.com/en/US/products/hw/cable/ps2217/products_feature_guide_chapter09186a008019b571.html

『PacketCable and PacketCable Multimedia on the Cisco CMTS』

http://www.cisco.com/en/US/products/hw/cable/ps2217/products_feature_guide_chapter09186a008019b576.html

Cisco PacketCable Primer White Paper

http://www.cisco.com/en/US/products/hw/cable/ps2217/products_configuration_guide_chapter09186a00801170db.html

IP ブロードキャストおよびマルチキャスト機能

Cisco uBR7200 シリーズでは、次の IP ブロードキャストおよびマルチキャスト機能がサポートされています。

「Cisco uBR7246VXR CMTS でのマルチキャスト QoS のサポート」

Cisco uBR7246VXR CMTS でのマルチキャスト QoS のサポート

Cisco IOS Release 12.3(13a)BC では、マルチキャスト ダウンストリーム QoS 機能のサポートが導入されています。この機能は、マルチキャスト グループにスタティック マッピングを割り当てる機能です。マルチキャスト ダウンストリーム QoS 機能では、既存のインフラストラクチャ(DOCSIS 1.1 サービス フロー)を使用して、BPI 暗号化機能で使用されるマルチキャスト グループにマルチキャスト SID を割り当てます。

ディセーブルにした場合、マルチキャスト ダウンストリーム QoS 機能は他の機能に影響しません。ダウンストリーム ケーブル インターフェイスへのマルチキャスト パケットは、デフォルトのサービス フローに送信されます。

この機能は CSCeg22989 に基づいて実装されていますが、その主旨はマルチキャスト トラフィックはいずれのサービス フローにも分類されないため、デフォルトのサービス フローにキューイングされるというものです。デフォルト サービス フローには、特定の QoS 保証が適用されていません。そのため、インターフェイスが輻輳レベルに近づくと、マルチキャスト パケットが廃棄されることがあります。

制約事項

マルチキャスト定義はインターフェイス単位ではなく、バンドル単位です。そのため、バンドル内のすべてのダウンストリームは同じマルチキャストと QoS の関連付けを共有します。ダウンストリームは、同じ QoS パラメータに従って、独自のサービス フローを作成します。

QoS 定義へのマルチキャストは、サブインターフェイス単位で割り当てることはできません。

グループがアイドル(IGMP レポートへの応答なし)になったとき、マルチキャスト SID は削除されません。

マルチキャスト グループの QoS 割り当ては、動的に変更することはできません。変更するには、新しい「cable match」コマンドを設定する必要があります。

マルチキャスト QoS は、Cisco uBR10012 ルータのマルチキャスト エコーではサポートされていません。

新規および変更されたコマンド

cable match address

マルチキャスト グループに QoS を割り当て、BPE をイネーブルまたはディセーブルにするには、既存の「cable match」コマンドを使用します。

router# cable match address <number>|<name> [service-class <name> [bpi-enable]]
router# no cable match address [<number>|<name> [service-class <name> [bpi-enable]]]
 

debug cable mcast-qos

CMTS マルチキャスト QoS デバッグをオンにするには、このコマンドを使用します。

router# debug cable mcast-qos

IP ルーティング機能

Cisco uBR7200 シリーズ ルータには、IP ルーティング設定とパフォーマンスをサポートするいくつかの機能があります。

「ケーブル ARP フィルタの拡張機能」

「cable intercept コマンド」

「ケーブル インターフェイスのバンドルおよびケーブル サブインターフェイス」

「設定変更可能な代替終端システム情報メッセージ」

「Easy IP(Phase 1)」

「ファスト スイッチド ポリシー ルーティング」

「IP EIGRP ルート認証」

「IP NAT/PAT 機能」

「NAT ― NetMeeting ディレクトリ(Internet Locator Service ― ILS)のサポート」

「RGMP」

「Cisco uBR7200 シリーズでサポートされるプロトコル」

ケーブル ARP フィルタの拡張機能

Cisco IOS Release 12.2(15)BC2b で導入された cable arp filter コマンドを使用して、サービス プロバイダーは ARP 要求と応答パケットをフィルタリングすることができます。これにより、このような大量のパケットによって、ケーブル ネットワーク上の他のトラフィックの送信が妨害される事態が回避できます。

Cisco IOS Release 12.3(9a)BC では、cable arp filter コマンドのコマンド オプション構文が機能拡張されています。reply-accept および request-send 設定項目の number 値と window-size 値はオプションです。

ケーブル インターフェイスで各 SID に許可される ARP パケットの数を制御するには、ケーブル インターフェイス コンフィギュレーション モードで cable arp コマンドを使用します。CM のための ARP ブロードキャストのフィルタリングを停止するには、このコマンドの no 形式を使用します。

cable arp filter { reply-accept number window-size | request-send number window-size }

no cable arp filter { reply-accept | request-send }

default cable arp filter { reply-accept | request-send }

 
シンタックスの説明

reply-accept number window-size

そのインターフェイスでアクティブな各 SID に対して、 window-size 秒あたりに指定の number の ARP 応答パケットのみを受信するようケーブル インターフェイスを設定します。ケーブル インターフェイスでは、この数を超えた場合、SID の ARP 応答パケットは廃棄されます。

number =(任意)ウィンドウ時間内に各 SID に対して送信が許可されている ARP 応答パケットの数。有効範囲は 0 ~ 20 パケットで、デフォルトは 4 パケットです。 number が 0 の場合、ケーブル インターフェイスではすべての ARP 応答パケットが廃棄されます。指定しない場合、この値にはデフォルトが使用されます。

window-size =(任意)ARP 応答をモニタするウィンドウ時間のサイズ(秒単位)。有効範囲は 1 ~ 5 秒で、デフォルトは 2 秒です。

request-send number window-size

そのインターフェイスでアクティブな各 SID に対して、 window-size 秒あたりに指定の number の ARP 要求パケットのみを送信するようケーブル インターフェイスを設定します。ケーブル インターフェイスでは、この数を超えた場合、SID の ARP 要求は廃棄されます。

number =(任意)ウィンドウ時間内に各 SID に対して送信が許可されている ARP 要求パケットの数。有効範囲は 0 ~ 20 パケットで、デフォルトは 4 パケットです。 number が 0 の場合、ケーブル インターフェイスでは ARP 要求パケットは送信されません。

window-size =(任意)ARP 要求をモニタするウィンドウ時間のサイズ(秒単位)。有効範囲は 1 ~ 5 秒で、デフォルトは 2 秒です。

 

Cisco IOS Release 12.3(9a)BC では、HCCP 保護インターフェイスの以前の注意事項も削除されています。以前は、HCCP N+1 切り替えを元に戻した場合、あとから保護インターフェイスで、cable arp filter reply および cable arp filter request 設定を手動削除する必要がある場合もありました。

ARP フィルタリングの詳細については、Cisco.com にある次の資料を参照してください。

『Cable ARP Filtering』

http://www.cisco.com/en/US/products/hw/cable/ps2217/products_feature_guide09186a00801eefa9.html

cable intercept コマンド

ケーブル インターフェイス コンフィギュレーション モードで cable intercept コマンドを使用すると、CMTS は特定の CM で送受信されるあらゆるトラフィックを、特定の User Datagram Protocol(UDP; ユーザ データグラム プロトコル)ポートに設定されたデータ コレクタに対して転送することができます。この機能をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。

cable intercept mac-address ip-address udp-port

no cable intercept mac-address

cable intercept コマンドを使用すると、United States Federal Communications Assistance for Law Enforcement Act(CALEA)およびその他の法律の適用を受ける、音声通信の傍受要件を満たすことができます。

 
シンタックスの説明

mac-address

代行受信する MAC アドレスを指定します。

ip-address

宛先データ コレクタの IP アドレスを指定します。

udp-port

データ コレクタのインターセプト ストリームに対応する宛先 UDP ポート番号を指定します。有効範囲は 0 ~ 65535 です。

 

コマンドの詳細については、『 Cisco Broadband Cable Command Reference Guide 』を参照してください。

ケーブル インターフェイスのバンドルおよびケーブル サブインターフェイス

Cisco uBR7200 シリーズでのケーブル インターフェイスのバンドルは、Cisco IOS Release 12.2(4)XF1 からサポートされ始め、後続の Cisco 12.2 BC リリースでも引き続きサポートされています。

Cisco CMTS が消費するサブネット数を少なくするために、ケーブル インターフェイスのバンドルを使用します。複数のケーブル インターフェイスで 1 つの IP サブネットを共有できます。IP サブネットはバンドルごとに 1 つずつ必要です。Cisco CMTS 上のすべてのケーブル インターフェイスをまとめて 1 つのバンドルにすることができます。


) ケーブル インターフェイスのバンドルを適用できるのは、双方向のケーブル コンフィギュレーションの場合だけです。Telco リターン コンフィギュレーションではサポートされません。


CLI を使用して、最初にケーブル インターフェイス バンドル用のマスター インターフェイスを設定します。マスター インターフェイスには IP アドレスを割り当て、IP ルーティング機能で認識されるようにします。マスター インターフェイスの設定後、同じインターフェイス バンドルに他のケーブル インターフェイスを追加します。これらのインターフェイスには IP アドレスを割り当てません。複数のバンドル インターフェイスを設定することもできます。

ケーブル インターフェイス バンドルの設定および表示には、次のコマンドを使用します。

[no] cable bundle n master

show cable bundle

最大 4 つのインターフェイス バンドルを設定できます。バンドルごとに、[master] キーワードを使用して、マスター インターフェイスとして 1 つだけインターフェイスを指定します。ケーブル バンドル上のサブインターフェイスの場合、[x] はバンドル マスターのインターフェイス番号 [1] です。サブインターフェイス番号は 1 から始まります。


注意 IP アドレスを設定するのは、マスター インターフェイスだけです。IP アドレスが設定されていて、そのインターフェイスがマスター インターフェイスとして指定されていない場合、バンドルにそのインターフェイスを追加しようとしても拒否されます。

ケーブル インターフェイスをバンドルする場合、サブインターフェイスを持つことができるのは、バンドル マスターとして設定されたインターフェイスだけです。サブインターフェイス(複数可)が定義されているインターフェイスを、バンドルに含めることはできません。ケーブル インターフェイス バンドル上の MIB オブジェクトは、このマニュアルの作成時点ではサポートされていません。

ケーブルのバンドルの詳細については、Cisco.com にある以下のマニュアルを参照してください。

『Cable Interface Bundling for the Cisco uBR7200 Series Cable Router』フィーチャ モジュール

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios120/120newft/120limit/120xr/bundling.htm

『Bundling Cable Interfaces Sample Configuration and Verification』 TAC Document ID 44122

http://www.cisco.com/en/US/products/hw/cable/ps2217/products_command_reference_book09186a0080108e88.html

設定変更可能な代替終端システム情報メッセージ

終端システム情報メッセージに含まれる登録 IP アドレスを、Telco リターン用に設定できるようになりました。これまでは、uBR7200 のダウンストリーム チャネル IP アドレスが登録 IP アドレスとして使用されていました。

登録要求を送信する Telco リターン CM 用に別の IP アドレスを選択する場合は、ケーブル インターフェイス コンフィギュレーション モードで cable telco-return registration-ip コマンドを使用します。デフォルト値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。

cable telco-return registration-ip ip-address

no cable telco-return registration-ip

 
シンタックスの説明

ip-address

終端システム情報(TSI)メッセージで送信される登録 IP アドレス。ケーブル インターフェイスの IP アドレスの中から、任意のアドレスを値として使用できます。

Telco リターンおよび cable telco-return registration-ip コマンドの詳細については、Cisco.com にある次の資料を参照してください。

Cisco Cable Modem Termination System Feature Guide 』の「Telephone Return for the Cisco uBR7200 Series Cable Router」

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios120/120newft/120t/120t5/telco125.htm

cable telco-return registration-ip Command in the Cisco Broadband Cable Command Reference Guide

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/cable/bbccmref/bbcmtscf.htm#wp1201355

Easy IP(Phase 1)

Easy IP(Phase 1)機能は、Network Address Translation(NAT; ネットワークアドレス変換)と
Point-to-Point Protocol(PPP; ポイントツーポイント プロトコル)/Internet Protocol Control Protocol(IPCP)を組み合わせたものです。この機能によって、シスコ ルータは中央サーバに対して専用登録 WAN インターフェイス IP アドレスに関するネゴシエーションを自動的に行い、すべてのリモート ホストがこの単一の登録 IP アドレスを使用してインターネットにアクセスできるようにします。複数の LAN 装置でグローバルに一意の同一 IP アドレスを使用できる能力を、オーバーローディングといいます。Easy IP(Phase 1)は Cisco IOS ソフトウェア内で、既存のポートレベルで多重化される NAT 機能を使用するので、インターネットからはリモート LAN 上の IP アドレスがわかりません。

PPP/IPCP によって、Cisco uBR7200 ルータは ISP ルータから、ダイヤラ インターフェイスに対応するグローバルに一意の(登録された)IP アドレスに関するネゴシエーションを自動的に行います。詳細については、Cisco.com にある次の資料を参照してください。

『Configuring Easy IP』

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios120/12cgcr/dial_c/dcezip.htm

ファスト スイッチド ポリシー ルーティング

IP ポリシー ルーティングをファスト スイッチングにできるようになりました。この機能が登場するまで、ポリシー ルーティングはプロセス スイッチングしかできませんでした。すなわち、大部分のプラットフォームでは、スイッチング レートは約 1,000 ~ 10,000 パケット/秒でした。この程度のレートでは、多くのアプリケーションで十分な高速性は得られません。高速でポリシー ルーティングを実行しなければならないユーザは、ルータの低速化を引き起こさずにポリシー ルーティングを実装できるようになりました。

ファスト スイッチド ポリシー ルーティングは、あらゆる match コマンドと大部分の set コマンドをわずかな制約でサポートします。Cisco.com にある『 Cisco IOS IP Configuration Guide 』Release 12.2 の「 Configuring IP Routing Protocol-Independent Features 」の章を参照してください。

IP EIGRP ルート認証

最新の Interior Gateway Routing Protocol(IGRP)は、シスコが開発した IGRP の拡張バージョン EIGRP です。EIGRP は、IGRP と同じディスタンス ベクトル アルゴリズムとディスタンス情報を使用します。ただし、コンバージェンス プロパティと動作効率は、EIGRP の方が IGRP よりはるかに優れています。

コンバージェンス テクノロジーは、SRI International での研究をベースに、Diffusing Update Algorithm(DUAL)というアルゴリズムが採用されています。このアルゴリズムは、ルート計算のあらゆる瞬間においてループフリーの動作を保証し、トポロジ変更に関与するあらゆる装置が同時に同期をとるようにできます。トポロジ変更の影響を受けないルータは、再計算に含まれません。DUAL でのコンバージェンス タイムに匹敵するものは、既存の他のルーティング プロトコルにはありません。

設定の詳細については、Cisco.com にある次の資料を参照してください。

Cisco IOS IP Routing Configuration Guide Release 12.2 の「 Configuring IP Enhanced IGRP

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios120/12cgcr/dial_c/dcezip.htm

IP NAT/PAT 機能

NAT は、大規模ネットワークにおいて登録 IP アドレスを節約し、IP アドレス指定の管理作業を簡略化するメカニズムです。名称からわかるとおり、Cisco IOS の NAT はプライベートな「内部」ネットワーク内の IP アドレスを「正規」の IP アドレスに変換し、パブリックな「外部」ネットワーク(インターネットなど)に流せるようにします。着信トラフィックは、内部ネットワーク内で配信できるように元どおりに変換されます。

したがって、Cisco IOS の NAT により、企業は未登録の「プライベート」アドレスを使用し、それらのアドレスをグローバルな登録 IP アドレスに変換することによって、インターネットに接続できます。Cisco IOS の NAT を使用すると、内部の IP アドレスが外部ネットワークにわからないので、ネットワークのプライバシーも向上します。

NAT では、Port Address Translation(PAT)機能(「オーバーロード」ともいう NAT 機能のサブセット)を使用することによって、1 つだけまたは少数の外部アドレスに、複数の内部アドレスを設定できます。

PAT は内部グローバル IP アドレスに固有の送信元ポート番号を使用して、各変換を区別します。ポート番号は 16 ビットで符号化されるので、総数は理論上、1 つの IP アドレスで 65,536 になります。PAT は元の送信元ポートを維持しようとし、この送信元ポートがすでに割り当てられている場合は、0 ~ 511、512 ~ 1023、または 1024 ~ 65535 のうち、該当するポート グループの先頭から探して、最初に使用できるポート番号を見つけ出します。該当するグループに使用できるポートがなく、なおかつ複数の IP アドレスが設定されている場合、PAT は次の IP アドレスに移り、再び元の送信元ポートを割り当てようとします。使用できるポートと IP アドレスがなくなるまで、この作業が続けられます。

NAT 設定の最初の手順については、Cisco.com にある次の資料を参照してください。

Configuring Network Address Translation:Getting Started

http://www.cisco.com/warp/public/556/12.html

IP NAT および PAT の詳細については、Cisco.com にある次の資料を参照してください。

Product Bulletin No. 1195, Cisco IOS Network Address Translation (NAT)

http://www.cisco.com/warp/public/cc/pd/iosw/ioft/ionetn/prodlit/1195_pp.htm

NAT ― NetMeeting ディレクトリ(Internet Locator Service ― ILS)のサポート

Cisco IOS NAT は、Microsoft の NetMeeting ディレクトリをサポートします。Microsoft の NetMeeting は、ユーザの PC からインターネットまたはイントラネットを介したマルチユーザ対話および共同作業を可能にする、Windows ベースのアプリケーションです。NetMeeting ディレクトリ(ILS)のサポートにより、NetMeeting アプリケーションに組み込まれたディレクトリ内の名前で接続できます。宛先 IP アドレスを知らなくても、接続できます。

詳細については、Cisco.com にある次の資料を参照してください。

NAT―Support for NetMeeting Directory (Internet Locator Service―ILS)

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios121/121newft/121t/121t5/dtnatils.htm

RGMP

Router-Port Group Management Protocol(RGMP)機能には、スイッチド ネットワークで IP マルチキャスト トラフィックを制限する、シスコのプロトコルが組み込まれています。RGMP は、ルータがスイッチ(またはレイヤ 2 スイッチとして機能するネットワーキング装置)に、ルータがトラフィックの受信または送信対象として想定しているマルチキャスト グループを伝達できるようにする、レイヤ 2 プロトコルです。詳細については、Cisco.com にある次の資料を参照してください。

Router-Port Group Management Protocol

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios120/120newft/120limit/120s/120s10/dtrgmp.htm

Cisco uBR7200 シリーズでサポートされるプロトコル

Cisco uBR7200 シリーズでは、複数のシャーシの複数のプロトコルがサポートされています。以下はその一例です。

ARP

Cisco Discovery Protocol(CDP; シスコ検出プロトコル)

DNS

Internet Protocol(IP; インターネット プロトコル)v4/v5

SNMP v2 および SNMP v3 統合 DHCP サーバ

TFTP クライアント

UDP


) ルーティング プロトコルを設定する際、変更を有効にするには Cisco IOS ソフトウェアでインターフェイスをリセットする必要があることを覚えておいてください。通常、これによるインターフェイス動作への大きな影響はありませんが、ケーブル インターフェイス上で実行した場合、そのダウンストリームの CM が再初期化され、そのダウンストリームでのデータ送信に影響が出る可能性があります。そのため、ケーブル インターフェイスで router rip などのルーティング グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用するのは、影響を受ける加入者が非常に限られている場合のみとしてください。


IP ルーティング プロトコルの設定の詳細については、Cisco.com にある次の資料を参照してください。

『Cisco IOS IP Configuration Guide』Release 12.2 の「IP Routing Protocols」

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios122/122cgcr/fipr_c/ipcprt2/

管理機能

Cisco uBR7200 シリーズ ルータが提供する次の機能によって、CMTS ヘッドエンドの設定、管理、および DOCSIS サポートをより強力かつ効率的に行うことができます。

「Cisco CMTS のアドミッション制御」

「ケーブル ARP およびプロキシ ARP」

「cable map-advance コマンドの拡張」

「cable monitor コマンド」

「Cisco IOS の各国語化」

「DOCSIS 2.0 SAMIS ECR データ セット」

「ロード バランシングのための DCC」

「ダイナミック レンジング サポート」

「拡張モデム ステータス表示」

「エンティティ MIB(Phase 1)」

「Cisco CMTS のためのロード バランシング」

「MIB の変更点と拡張機能」

「CM のための MAX-CPE 上書き」

「モデム単位のエラー カウンタの拡張」

「CM のためのプリイコライゼーション制御」

「STM Version 1.1」

「従量制課金(SAMIS)」

Cisco CMTS のアドミッション制御

Cisco CMTS のアドミッション制御は、CMTS ヘッドエンドに QoS ポリシーを実装する、多角的な機能です。アドミッション制御では、これまでの Cisco IOS リリースでは不十分だった、効率的なリソースと帯域幅の利用が可能になります。

アドミッション制御は、Cisco CMTS の複数のシステムレベルの リソースをモニタし、サービス要求ごとのリソース割り当てを自動的に行います。アドミッション制御は、Cisco CMTS 全体のパフォーマンスを低下させるようなリソース消費を防止することにより、システムレベルの最適な動作を維持します。また、アドミッション制御では、特定の DOCSIS トラフィック タイプにアップストリームまたはダウンストリームの帯域幅リソースを割り当て、非常に動的なトラフィック状態であっても、このような優先順位を維持することができます。

アドミッション制御では、リソースのモニタと管理のために、CM 登録とダイナミック サービス(音声コール)要求という 2 つのイベント タイプを使用します。Cisco CMTS で 2 つのうちいずれかのイベントが発生すると、アドミッション制御では、サービス コール要求の許可とサポートを行う前に、関連するリソースが設定した制限値に適合しているかどうかが検証されます。

アドミッション制御は、QoS をトラフィック フローに適用するメカニズムではありません。スケジューリングとキューイングは、QoS 実装のためのメカニズムの一部です。QoS は、パケット単位で適用されます。アドミッション制御のチェックは、フローの処理の前に実行されます。

Cisco IOS Release 12.3(13)BC のアドミッション制御は、Cisco CMTS の次のリソースをモニタします。

CPU 使用状況 ― アドミッション制御は Cisco CMTS で CPU 使用率をモニタし、新しいトラフィックによって Cisco CMTS の CPU リソースが大幅に消費されるような場合に、既存のサービス フローの QoS を確保します。

メモリ リソースの使用状況(I/O、プロセッサ、および総計) ― アドミッション制御は、メモリ リソースとその消費状況の一方または両方をモニタし、CPU 使用状況と同様に QoS を確保します。

アップストリームおよびダウンストリームの帯域幅の使用状況 ― アドミッション制御は、データおよびダイナミック サービス トラフィックについて、アップストリームおよびダウンストリームの帯域幅の使用状況と、関連するサービス クラスをモニタします。

Cisco IOS Release 12.3(13a)BC では、Cisco CMTS のアドミッション制御用に、新しい設定として debug コマンドと show コマンドが導入されています。詳細については、Cisco.com にある次の資料を参照してください。

Admission Control for the Cisco Cable Modem Termination System

http://www.cisco.com/en/US/products/hw/cable/ps2217/products_feature_guide_chapter09186a00804d2537.html

ケーブル ARP およびプロキシ ARP

cable arp コマンドおよび cable proxy-arp コマンドは、Cisco uBR7200 シリーズ ルータがケーブル インターフェイス上の ARP 要求を認めるかどうか、ルータが CM のプロキシ ARP サーバとして動作するかどうかを制御し、同一サブネット上の CM が Cisco uBR7200 シリーズ ルータを介してトラフィックを送信しなくても、相互に通信できるようにします。

これらのコマンドおよびその他の CMTS コマンドの詳細については、Cisco.com にある『 Cisco Broadband Cable Command Reference Guide 』を参照してください。

cable map-advance コマンドの拡張

Cisco IOS Release 12.1(10)EC では、cable map-advance コマンドが更新され、新しいオプションとして max-delay が追加されています。新しいコマンド構文は、次のとおりです。

cable map-advance [dynamic [safety] | static] [max-delay]

max-delayオプションでは、ケーブル プラントと遠端 CM 間の最大往復遅延をマイクロ秒単位で指定します。有効範囲は 100 ~ 2,000 マイクロ秒です。1 マイルの同軸ケーブルの場合、一般的な遅延は約 7 マイクロ秒です。1 マイルの光ファイバ ケーブルの場合、一般的な遅延は約 8 マイクロ秒です。

CM は、max-delay 値で設定された(スタティック モードの場合)最大タイミング オフセットまたは max-delay および safety の値の組み合わせによって設定された(ダイナミック モードの場合)最大タイミング オフセットを超過できません。CM から最大値を超えるタイミング オフセットが報告されると、CMTS はそのオフセットを最大値にリセットし、show cable modem 出力のオフセット値の横に感嘆符(!)を表示します。

ダイナミック MAP 動作の場合、Cisco IOS 12.1(10)EC は遠端 CM に定期的にポーリングを実行し、その CM がオフラインかどうかも判別します。遠端 CM がオフラインになっていた場合、CMTS は現在オンラインの CM をスキャンし、どれが遠端のオフラインであるかを判別して、新しい値でダイナミック MAP アドバンス アルゴリズムを更新します。


ヒント show cable modem コマンドを使用すると、DOCSIS の単位(tick)で CM のタイミング オフセットが表示されます。マイクロ秒から DOCSIS 単位に変換する方法は、次のとおりです。tick = マイクロ秒 × 64 ÷ 6.25


cable monitor コマンド

Cisco IOS CLI の cable monitor コマンドを使用すると、Cisco CMTS と RF(無線周波数)ラインカードに接続された CM 間の特定タイプのトラフィックについて、ケーブル インターフェイス上の外部 LAN パケット アナライザに着信および発信データ パケットをモニタさせることができます。この機能によって、CMTS の管理者はカスタマーのデータ交換で生じるトラフィックの問題を分析できます。

cable monitor コマンドでは、CM からのデータ パケットをモニタしてコピーを転送するため、CMTS が使用する一連のフィルタ条件を指定します。MAC アドレス(または MAC アドレス グループに対応するアクセス リスト)に基づいて識別されます。フィルタ条件と一致するデータ パケットは、CMTS 上の指定イーサネット ポートまたはファスト イーサネットポートから LAN パケット アナライザに転送されます。LAN パケット アナライザ(「スニファ」とも呼ばれる)は、データ パケットを受信して表示し、分析のために保存します。

ケーブル モニタの設定の詳細については、Cisco.com にある次の資料を参照してください。

Cisco Cable Modem Termination System Feature Guide 』の「 Cable Monitor and Intercept Features for the Cisco CMTS

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/cable/cab_rout/cmtsfg/ufg_cmon.htm

Cisco IOS の各国語化

Cisco IOS プラットフォームは、ip http serverコマンドによって Cisco Web ブラウザ インターフェイスがイネーブルになっている場合、8 ビットおよびマルチバイトのキャラクタ セットを自動的に表示し、ESC キャラクタをキャレットおよび角カッコ(^[)ではなく、単一キャラクタとして出力します。

Telnet を使用して Cisco IOS プラットフォームにアクセスする場合は、ライン コンフィギュレーション モードで international コマンドを使用すると、8 ビットおよびマルチバイトのインターナショナル キャラクタ セットが表示され、ESC キャラクタがキャレットおよび角カッコ(^[)ではなく、単一キャラクタとして出力されます。

現在のセッションで Telnet を使用して Cisco IOS プラットフォームにアクセスする場合は、特権 EXEC モードで terminal international コマンドを使用すると、8 ビットおよびマルチバイトのインターナショナル キャラクタ セットが表示され、ESC キャラクタがキャレットおよび角カッコ(^[)ではなく、単一キャラクタとして出力されます。

インターナショナル キャラクタ セットの指定方法については、『 Cisco IOS Configuration Fundamentals Configuration Guide 』Release 12.2 の「 Configuring Operating Characteristics for Terminals 」の章を参照してください。Web ブラウザのユーザ インターフェイスをカスタマイズする方法については、同じマニュアルの「 Using the Cisco Web Browser User Interface 」の章を参照してください。

DOCSIS 2.0 SAMIS ECR データ セット

Cisco CMTS の従量制課金機能を使用すると、加入者のアカウントおよび課金情報が、Subscriber Account Management Interface Specification(SAMIS)フォーマットで提示されます。SAMIS フォーマットは、DOCSIS Operations Support System Interface(OSSI)仕様によって指定されています。

Release 12.3(17a)BC では、OSSI 仕様と課金レポート(課金レコード フォーマット)の機能が拡張されており、CISCO-CABLE-METERING-MIB のサポートが追加されています。これは SAMIS フォーマットで加入者のアカウントおよび課金情報を提供するオブジェクトを持ち、DCC のサポートと、ロード バランシングおよびダウンストリーム LLQ のための DCC が追加されています。

詳細については、Cisco.com にある次の資料を参照してください。

Usage-Based Billing for the Cisco CMTS

http://www.cisco.com/en/US/products/hw/cable/ps2217/products_feature_guide09186a00801ef1d7.html

ダウンストリームのロード バランシングとアップストリームのロード バランシングの分散

Cisco IOS Release 12.3(17b)BC4 では、ダウンストリームのロード バランシングが強化されているため、アップストリームのロード バランシングのグループ メンバーが均等になっています。この拡張機能により、ロード バランシング グループ内のケーブル インターフェイス ラインカード間の、実行中の統計情報が同期調整されます。

この拡張機能では、ダウンストリーム チャネルのロード全体に基づいてではなく、同じアップストリームのロード バランシング グループ中のアップストリーム チャネルのロードとの関連において、ダウンストリームのロード バランシングを実行します。従来の Cisco IOS リリースでは、それぞれのアップストリーム チャネルに CM を均等に分散させることができず、ダウンストリームとアップストリームのロード間で相互の関連も考慮されていませんでした。

この拡張機能は、ダウンストリームのロード バランシングが別のアップロードのロード バランシング セグメントを持つヘッドエンド システムで発生し、アップストリーム セグメントが複数のダウンストリーム セグメント上にある場合に適用されます。この拡張機能は、ダウンストリーム全体のロードではなく、アップストリーム単位のロードを考慮および使用するダウンストリームの代替ロード バランシング スキームを提供します。

Cisco CMTS でのロード バランシングに関する詳細については、Cisco.com にある次の資料を参照してください。

Load Balancing and Dynamic Channel Change on the Cisco CMTS

http://www.cisco.com/en/US/products/hw/cable/ps2217/products_feature_guide09186a00801b17f2html

Cisco Broadband Cable Command Reference Guide

http://www.cisco.com/en/US/products/hw/cable/ps2217/products_command_reference_book09186a0080108e88.html

ロード バランシングのための DCC

Cisco IOS Release 12.3(17a)BC では、Dynamic Channel Change(DCC)と Cisco CMTS のロード バランシングのための DCC が導入されています。

DOCSIS 1.1 の DCC では、CM のアップストリームまたはダウンストリーム チャネルの変更が動的に行われ、CM をオフラインにしたり、変更後に再登録したりする必要がありません。これまでの DOCSIS では初期化の方法が 1 通りしかサポートされていませんでしたが、DCC では 4 通りの初期化方法がサポートされています。

分散ケーブル インターフェイス ラインカードを備えた Cisco uBR10012 ルータと Cisco uBR7246VXR ルータ(Cisco MC28U および Cisco MC5X20S/U/H を含む)では DCC とロード バランシング用 DCC がサポートされています。

設定可能初期化技法を使用して、ロード バランシング技法により、DCC 対応の CM を移動させることができます。

DCC では、0 ~ 4 の DCC 初期化技法により、同じケーブル インターフェイス ラインカード内の各ダウンストリーム チャネルで、ラインカード チャネルの変更を行うことができます。

DCC は、CM ステート情報を、発生元のダウンストリーム チャネルから対象先のダウンストリーム チャネルに送信し、ケーブル インターフェイス ラインカードと Network Processing Engine(NPE; ネットワーク処理エンジン)または Route Processor(RP; ルート プロセッサ)間で CM 情報の同期を維持します。

ターゲット チャネルが ATDMA モードの場合、ロード バランシングが正しく行えるのは、DOCSIS 2.0 対応のモデムのみです(DOCSIS 2.0 対応モデムは、ATDMA のみのアップストリーム チャネルで動作可能です)。シスコでは、ロード バランシング グループ内で同じチャネル設定を使用することを推奨しています。

ロード バランシング用の DCC は、Cisco IOS Release 12.3(17a)BC 以降のリリースで、次の新規または機能拡張のコマンドをサポートしています。

グローバル コンフィギュレーション コマンド

cable load-balance group group-num dcc-init-technique <0-4>

cable load-balance group group-num policy { pcmm | ugs }

cable load-balance group group-num threshold { load | pcmm | stability | ugs } <1-100>

cable load-balance group group-num threshold load <1-100> { minimum }

cable load-balance group group-num threshold load <1-100> { enforce }

テスト コマンド

test cable dcc mac-addr { slot/port | slot/subslot/port} target-us-channel-id ranging-technique

Cisco CMTS の DCC の設定、コマンド リファレンス、テスト、例については、Cisco.com にある次の資料を参照してください。

Load Balancing and Dynamic Channel Change(DCC)on the Cisco CMTS

http://www.cisco.com/en/US/products/hw/cable/ps2217/products_feature_guide09186a00801b17f2.html

Cisco Broadband Cable Command Reference Guide

http://www.cisco.com/en/US/products/hw/cable/ps2217/products_feature_guide09186a00801b17f2.html

ダイナミック レンジング サポート

clear cable modem < mac-address > reset コマンドの機能が拡張され、単に SID を削除するのではなく、[Ranging Abort] メッセージが送信されるようになりました。

新しいモデム ステート ― リセット(表示は、resetting) ― がモデム ステート リストに含まれるようになりました。モデムは、このステートに移行すると、オフラインになった場合と同様にプロビジョニングが解除されます。Continue Ranging リストにモデムを移してください。モデムからレンジング要求を受け取った場合は、[Ranging Abort] メッセージを送信します。[Initial Ranging] メッセージを受信するか、通常のタイムアウト(16 回の試行)になるまで続けます。モデムが初期レンジングに戻らない場合は、オフラインにします。

リセット モデム ステートは、 show cable modem コマンドの出力で次のように示される場合があります。

Cable4/0/U1 80 resetting 3575 0.25 3 0 10.30.160.26 0050.7318.e965
 

これは中間ステートです。モデムがこのステートになっているのは、数秒間だけです。モデムが反応しない場合、最大で 30 秒間、このステートにとどまることがあります。その後のモデム ステートはオフラインです。

show cable modem コマンドの詳細については、『 Cisco Broadband Cable Command Reference Guide 』を参照してください。

拡張モデム ステータス表示

Cisco uBR7200 シリーズ ユニバーサル ブロードバンド ルータでは、CM のポーリングを実行して、パラメータおよびステータス情報をリアルタイムで取得できます。この機能をサポートするために、新しい Cisco IOS コマンドが 2 つ追加されました。

cable modem remote コマンドでは、ポーリング間隔に関してルータを設定します。no 形式のコマンドを使用すると、 ステータス ポーリングがディセーブルになります。

show cable modem remote-query コマンドを使用すると、収集された情報が表示されます。

ダウンストリーム受信出力レベル

ダウンストリーム信号対雑音比(SNR)

アップストリーム出力レベル

送信タイミング オフセット

マイクロ リフレクション(dB)

拡張モデム ステータス表示の詳細については、Cisco.com にある『 Modem Status Enhancements for the Cisco uBR7200 Series Cable Router 』を参照してください。

エンティティ MIB(Phase 1)

Cisco uBR7200 シリーズ プラットフォームでサポートされる全 MIB のリストについては、Cisco.com の『Cisco uBR7200 Series Software Release Notes』を参照してください。

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/cable/cab_rout/ub7200rn/index.htm

サポート対象 MIB と MIB の使用方法については、Cisco.com にある Web ページ『 Cisco MIBs 』を参照してください。

Cisco CMTS のためのロード バランシング

サービス プロバイダーは、Cisco CMTS のロード バランシング機能により、ダウンストリームとアップストリームの両帯域幅の使用を最適化し、音声やビデオ サービスなどの新しい高速サービスを配置することも可能になります。また、この機能は、ケーブル ネットワーク上の不均一な CM の分散や、個々のカスタマーの使用状況の違いによる、ネットワーク輻輳を緩和する上でも役立ちます。

デフォルトでは、Cisco CMTS プラットフォームは、CM の登録時に、CM をそれぞれのアップストリームに均等に分散するロード バランシングの方法を採用します。cable upstream admission-control コマンドを使用して、特定のアップストリームに登録可能な CM の数を制限することにより、ロード バランシングの方法を変更することができます。

ただし、このデフォルトのロード バランシングの方法が CM に影響するのは、Cisco CMTS で最初に登録するときのみです。あとから、たとえば、RF ノイズの問題に対応してアップストリーム チャネルを変更するときや、Voice over IP(VoIP)やビデオ サービスなどのリアルタイム トラフィックによって帯域幅の状態が急速に変化するときに、CM が動的にバランス調節されることはありません。また、ダウンストリーム チャネル間での CM の分散方法にも影響しません。

ロード バランシング機能の詳細については、Cisco.com にある次の資料を参照してください。

『Configuring Load Balancing on the Cisco CMTS』

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios122/122newft/122limit/122bc/122bc_15/cmtslbg.htm

MIB の変更点と拡張機能

Cisco IOS Release 12.3(17a)BC の MIB 拡張機能で拡張された管理機能を使用すると、Cisco uBR 7200 シリーズ ルータおよび Cisco uBR10012 ルータを、SNMP によって管理することができます。この拡張された管理機能では、次のことができます。

SNMP の set および get 要求により、Cisco CMTS ユニバーサル ブロードバンド ルータの情報へのアクセス

在庫管理のような機能の実行に必要な時間とシステム リソースの節約

標準テクノロジー(SNMP)による、ルータの障害やパフォーマンスのモニタリング

SNMP バージョンのサポート(SNMPv1、SNMPv2c、SNMPv3)

障害、アラームなど、サービスに影響を及ぼす可能性のある状況の通知

追加情報

Cisco CMTS Universal Broadband Router MIB Specifications Guide 』の変更内容の一覧については、改訂履歴の表を参照してください。

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/cable/cmtsmib/cmtsmbpf.htm

Cisco CMTS Universal Broadband Router MIB Specifications Guide 』へは、次の URL からアクセスしてください。

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/cable/cmtsmib/index.htm

CM のための MAX-CPE 上書き

次のケーブル固有のコンフィギュレーション コマンドによって、CM の DOCSIS コンフィギュレーション ファイルの MAX-CPE パラメータを変更できます。

[no] cable modem max-cpe [<n> | unlimited]

unlimited に設定した場合、または n が CM のコンフィギュレーション ファイルに指定されている MAX-CPE 値より大きい場合、コンフィギュレーション ファイルの値が上書きされます。


) cable max-hosts コマンドおよび cable modem max-hosts コマンドを使用して、特定のケーブル インターフェイス上の全 CM に、または特定の CM にこの値を設定することもできます。


コマンドの詳細については、Cisco.com にある次のマニュアルを参照してください。

Cisco Broadband Cable Command Reference Guide

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/cable/bbccmref/

Cisco Cable Modem Termination System Feature Guide 』の「Maximum CPE or Host Parameters for the Cisco Cable Modem Termination System」の章

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/cable/cab_rout/cmtsfg/ufg_max.htm

『Using the max-cpe Command in the DOCSIS and CMTS』 TAC Document ID: 22177

http://www.cisco.com/warp/public/109/max_cpe_in_docsis.html

モデム単位のエラー カウンタの拡張

Cisco uBR7200 シリーズは、次の新しいコマンドによって、モデム単位のエラー カウンタ表示をサポートします。

show cable modem [<ip-addr> | <mac-addr>] error

次の例では、show cable modem error コマンドの出力を示します。

Router# show cable modem error
 
MAC Address SID I/F CRC HCS
00d0.ba26.eee7 1 Cable4/0/U0 0 0
 

) Cyclic Redundancy Check(CRC; 巡回冗長検査)と Header Check Sum(HCS; ヘッダー チェックサム)はどちらも CM 単位です。


show cable modem コマンドの詳細については、Cisco.com にある『 Cisco Broadband Cable Command Reference Guide 』を参照してください。

CM のためのプリイコライゼーション制御

Cisco IOS Release 12.3(17a)BC では、CM のためのモデム単位でのプリイコライゼーション制御が導入されています。この機能は、すでにサポートされている Organizational Unique Identifier(OUI; 組織固有識別子)によるインターフェイス単位でのプリイコライゼーション制御のサポートを拡張するものです。

アップストリーム インターフェイスでプリイコライゼーションをイネーブルにする場合、特定の CM または CM のグループに対して、プリイコライゼーションの調整をディセーブルにすることができます。この機能は、Cisco CMTS から送信されたプリイコライゼーション要求の処理中に、CM でフラッピングが発生しないようにします。

制約事項

この機能には、Cisco IOS Release 12.3(17a)BC において次の制約事項があります。

モデム単位でプリイコライゼーションをサポートするには、Cisco CMTS に登録したあとに、CM からプリイコライゼーションの確認を送信する必要があります。

OUI 除外のオプションは、グローバル コンフィギュレーションです。OUI を除外した CM では、除外された OUI はすべてのインターフェイスに対してディセーブルになります。この方式では、OUI 値のリストを使用し、プリイコライゼーションを送信されるモデムと送信されないモデムを記録します。

この除外を解除するにするには、 no cable pre-equa exclude { modem | oui } 形式のコマンドを使用します。

cable pre-equalization exclude

Cisco CMTS への登録時にプリイコライゼーションが行われないよう CM を除外するには、グローバル コンフィギュレーション モードで cable pre-equalization exclude コマンドを使用します。除外は、指定した CM に対して、またはインターフェイス全体に指定した OUI 値に対して行うことができます。指定した CM またはインターフェイスに対する除外を解除するには、このコマンドの no 形式を使用します。この設定を解除すると、CM またはインターフェイスは、CM 登録時に通常のプリイコライゼーション処理が行われるようになります。

cable pre-equalization exclude { oui | modem } mac-addr

no cable pre-equalization exclude { oui | modem } mac-addr

 
シンタックスの説明

oui

指定したインターフェイスの OUI。このキーワードを使用すると、関連するインターフェイスへの CM の登録時に、指定の OUI が除外されます。

modem

指定した CM の CM 識別名。このキーワードを使用すると、その CM が除外されます。

mac-addr

除外する OUI または CM の識別名。

 
コマンドのデフォルト設定

シスコ ルータと、有効な DOCSIS コンフィギュレーション ファイルを持つ CM では、プリイコライゼーションのデフォルト設定はイネーブルです。イネーブルの場合、プリイコライゼーションにより、各 CM のレンジング メッセージが送信されます。新しい exclude コマンドでディセーブルにすると、各 CM のプリイコライゼーションが除外されます。

 
コマンド モード

グローバル コンフィギュレーション モード

 
コマンド履歴

リリース
変更内容

12.3(17a)BC

Cisco uBR10012 ルータおよび Cisco uBR7246VXR ルータにこのコマンドが導入されました。

 
使用上のガイドライン

NPE、PRE、およびラインカード コンソールの実行コンフィギュレーションに対して、プリイコライゼーション除外機能を設定する必要があります。

次の例では、指定した CM に対してプリイコライゼーションが除外されるように設定します。該当する CM のプリイコライゼーション データは送信されません。

Router(config)# cable pre-equalization exclude modem mac-addr
 

次の例では、インターフェイス全体の指定した OUI 値に対してプリイコライゼーションが除外されるように設定します。インターフェイス全体の該当する OUI 値のプリイコライゼーション データは送信されません。

Router(config)# cable pre-equalization exclude oui mac-addr
 

次の一連のコマンドでは、MC5X20U BPE を装備した Cisco uBR7246VXR ルータにプリイコライゼーションを設定します。PRE コンソールで、次のコマンドを設定します。

Router# conf t
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router(config)# cable pre-equalization exclude oui 00.09.04
Router(config)# end
Router# show run
Router# show running-config | inc oui
cable pre-equalization exclude oui 00.09.04
Router#
 

同じ Cisco uBR7246VXR ルータのラインカード コンソールで、次のコマンドを実行して設定を確認します。

clc_7_1# show running-config | inc oui
cable pre-equalization exclude oui 00.09.04
clc_7_1#
 

次の一連のコマンドでは、MC28U ケーブル インターフェイス ラインカードを装備した Cisco uBR7246VXR ルータにプリイコライゼーションを設定します。NPE コンソールで、次のコマンドを設定して確認します。

npeg1-test# conf t
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
npeg1-test(config)# cable pre-equalization exclude oui 00.09.24
npeg1-test(config)# end
npeg1-test#show ru
02:58:10: %SYS-5-CONFIG_I: Configured from console by consolen
npeg1-test# show running-config | inc oui
cable pre-equalization exclude oui 00.09.24
npeg1-test#
 

同じ Cisco uBR7246VXR ルータのラインカード コンソールで、次のコマンドを実行して設定を確認します。

clc_4_0# show running-config | inc oui
cable pre-equalization exclude oui 00.09.24
clc_4_0#
 

プリイコライゼーションのためのいずれかの除外方式を設定したあと、レンジング メッセージにプリイコライゼーション データが含まれていないを確認することができます。グローバル コンフィギュレーション モードで次のデバッグ コマンドを使用します。

debug cable range

debug cable interface cx/x/x mac-addr

除外しない CM のレンジング メッセージにプリイコライゼーション データが含まれ、除外する CM のレンジング メッセージにプリイコライゼーション データが含まれないことを確認します。

次の例では、指定した OUI およびインターフェイスに対するプリイコライゼーションの除外を解除します。CM または OUI では、通常のプリイコライゼーション機能が実行されるようになります。レンジング メッセージでプリイコライゼーション データの送信が再開されます。

Router(config)# no cable pre-equalization exclude { oui | modem } mac-addr
 

この機能の解除を確認するには、次の debug コマンドを使用します。

debug cable interface cx/x/x mac-ad ― 除外しないモデムのレンジング メッセージにプリイコライゼーション データが含まれ、除外するモデムのレンジング メッセージにプリイコライゼーション データが含まれないことを確認します。

 

この機能の詳細については、Cisco.com にある次の資料を参照してください。

DOCSIS 1.1 for the Cisco CMTS

http://www.cisco.com/en/US/products/hw/cable/ps2217/products_feature_guide_chapter09186a008019b57f.html

Cisco Broadband Cable Command Reference Guide

http://www.cisco.com/en/US/products/hw/cable/ps2217/products_feature_guide09186a00801b17f2.html

STM Version 1.1

Cisco IOS Release 12.3(9a)BC では、Cisco uBR7246VXR ユニバーサル ブロードバンド ルータでの Subscriber Traffic Management(STM)Version 1.1 と Cisco Broadband Troubleshooter(CBT)Version 3.2 のサポートが導入されています。

STM 1.1 は従来の STM 機能を拡張したもので、DOCSIS 1.1 プライマリ サービス フローでの加入者のトラフィックをモニタリングできるほか、次のような機能もサポートしています。

CBT 3.2 による STM 1.1 のサポート

DOCSIS 1.0 準拠の CM および DOCSIS 1.1 準拠の CM のサポート

トラフィック管理ポリシーのモニタリングと適用がサービスフロー単位で可能

ウィンドウ期間のモニタリングが 7 日から 30 日に延長

STM 1.1 と CBT 3.2 に関する詳細については、Cisco.com にある次の資料を参照してください。

Subscriber Traffic Management for the Cisco CMTS

http://www.cisco.com/en/US/products/hw/cable/ps2217/products_feature_guide09186a00801b17d0.html

Release Notes for Cisco Broadband Troubleshooter Release 3.2

http://www.cisco.com/en/US/products/hw/cable/ps2217/products_command_reference_book09186a0080108e88.html

従量制課金(SAMIS)

Cisco IOS Release 12.3(9a)BC では、Cisco uBR7246VXR ユニバーサル ブロードバンド ルータに、従量制課金機能が導入されています。DOCSIS 1.0 準拠の CM および DOCSIS 1.1 準拠の CM がサポート対象です。この機能を使用すると、加入者のアカウントおよび課金情報が、Subscriber Account Management Interface Specification(SAMIS)フォーマットで提示されます。SAMIS は、DOCSIS Operations Support System Interface(OSSI)仕様によって指定されています。

Cisco uBR7246VXR CMTS での従量制課金(SAMIS)の設定とモニタリングに関する詳細については、Cisco.com にある次の資料を参照してください。

Usage Based Billing for the Cisco CMTS

http://www.cisco.com/en/US/products/hw/cable/ps2217/products_feature_guide09186a00801ef1d7.html

双方向 PIM

Cisco IOS リリース ― Cisco IOS 12.2 BC および 12.1 EC 系統のリリースでサポートされます。

Bidirectional Protocol Independent Multicast(bidir-PIM)は、IP マルチキャスト用のルーティング プロトコル スイートである Protocol Independent Multicast(PIM)のバリエーションです。PIM では、マルチキャスト グループのパケット トラフィックが、そのマルチキャスト グループに設定されたモードのルールに従ってルーティングされます。Cisco IOS の PIM は、3 種類のマルチキャスト グループ モードをサポートします。

双方向モード

dense(稠密)モード

sparse(希薄)モード

ルータはさまざまなマルチキャスト グループに対して、3 つのモードをすべて同時にサポートすることも、任意の組み合わせでサポートすることもできます。双方向モードの場合、トラフィックのルーティングは、グループの Rendezvous Point(RP; ランデブー ポイント)をルート(root)とする双方向共有ツリー上に限られます。bidir-PIM では、RP の IP アドレスがキーの役割を果たし、すべてのルータにその IP アドレスをルートとするループフリーのスパニングツリー トポロジを確立させます。この IP アドレスをルータにする必要はありません。PIM ドメイン全域に到達できるものであれば、ネットワーク上の任意の未割り当て IP アドレスにすることができます。bidir-PIM で冗長 RP を設定する場合は、この技法が優先されます。

bidir-PIM およびその設定の詳細については、Cisco.com にある『 Cisco IOS IP Configuration Guide 』Release 12.2 の「 Configuring Bidirectional PIM 」を参照してください。

DSG 1.0

次の DOCSIS Set-top Gateway(DSG)DSG 1.0 機能が、Cisco IOS Release 12.3(9a)BC の多数の Cisco CMTS プラットフォーム用に追加されました。

SNMP 要件ごとに最大 20 文字のベンダー名がサポートされます(すべてのプラットフォーム)。

DSG-IF-MIB のための SNMP MIB サポートが導入されました。

DSG トンネル用にマルチキャスト MAC アドレスがサポートされます。DSG トンネル MAC アドレスは、ユニキャスト アドレスに限定されなくなりました。

DSG 1.0 では、予約済みまたは不適切な IP マルチキャスト アドレスの設定が行われないようになっています。

Cisco uBR7246VXR ルータでの DSG 1.0 の設定と使用に関する詳細については、Cisco.com にある次の資料を参照してください。

『DOCSIS Set-Top Gateway for the Cisco CMTS』

http://www.cisco.com/en/US/products/hw/cable/ps2217/products_feature_guide09186a00802065c8.html

拡張モード DSG Issue 1.1

Cisco IOS Release 12.3(13a)BC では、Cisco uBR10012 ルータ上での DSG Issue 1.1 のサポートが導入されています。DSG 1.1 では、Cisco uBR7246VXR および uBR10012 プラットフォームに、CableLabs 社の仕様 CM-SP-DSG-I03-041124 に基づく拡張モード DSG 機能が導入されています。

DSG 1.1 では、いくつかの DOCSIS 1.1 ネットワークおよびその Multiple Service Operator(MSO; マルチプル サービス オペレータ)のためのサポートが導入されています。

DCD、地域化、フラグメンテーション、QoS などの拡張モード機能をサポートします。

Out-Of-Band(OOB; アウトオブバンド)メッセージングの基本的性質を維持しながら、最新テクノロジーに応用し、OOB メッセージをセットトップ ボックスに動的にマルチキャスト配信するための高度なセキュリティを提供します。

単一ベンダー、密度の低さ、ネットワーク上の特定用途の装置といった問題を解消し、加入者帯域幅およびトラフィックを大幅に向上させます。

CM と STB のデータ トラフィックを共有 DOCSIS チャネル上で一元管理します。

DOCSIS 1.1 インフラストラクチャ上でケーブル TV 加入者への High-Speed Data(HSD; 高速データ)サービスを向上させます。

DOCSIS 1.1 デジタル ビデオ ブロードキャスト トラフィックのサポートを拡張します。

HSD またはビデオ トラフィックの共有サポートまたは専用サポートを有効にします。

一方向または双方向の動作のほか、ストリーミング ビデオ、Web ブラウジング、E メール、リアルタイム チャット アプリケーション、対象特定アドバタイジング サービスなどの高度な双方向インタラクティブ アプリケーションをサポートします。

このような優れた特性により、パフォーマンスと Hybrid Fiber-Coaxial(HFC; 光ファイバ/同軸ハイブリッド)の投資回収率が最大になります。

Cisco DSG 1.0 からの変更点

DSG Issue 1.0 は DOCSIS DSG-I01 仕様に準拠し、DSG Issue 1.1 は DOCSIS DSG-I02 仕様に準拠して、新しい Advanced Mode DSG(A-DSG; 拡張モード DSG)が組み込まれています。

12.3(13a)BC では、次の DSG 1.1 機能がサポートされ、同時にベーシック モード DSG も引き続きサポートされています。

DSG 1.1 では、ダイナミック トンネル定義の学習が有効です。DSG 1.0 では、スタティック トンネル定義のみが可能です(セットトップ ボックスにプログラム済み)。

DSG 1.1 には、A-DSG 設定およびネットワーク情報用の、新しい Cisco IOS CLI 設定と show コマンドが用意されています。

従来の DSG とは異なり、A-DSG では Downstream Channel Descroptor(DCD)メッセージと呼ばれる DOCSIS MAC 管理メッセージを使用します。この DCD メッセージは、DSG トンネル トラフィックを管理するものです。DCD メッセージは各ダウンストリームで 1 秒に 1 回送信され、どのトンネルと分類子を使用するかを判断するためにDSG クライアントによって使用されます。

DCD は、DOCSIS MAC 管理メッセージ内に DSG アドレス テーブルを持っています。DSG 1.0(およびそれ以前)と A-DSG 1.1 の大きな違いは、拡張モードでは DCD メッセージを使用して DSG トンネルを管理する点です。

DCD メッセージでは、次のような DSG 規則と DSG 分類子のグループが使用されます。

DSG 規則および規則のプライオリティ

DSG 分類子

DSG チャネル リストの Type/Length/Value(TLV)

DSG クライアント識別名(ブロードキャスト、CA システム、アプリケーション、またはMAC レベル)

DSG タイマー リスト

DSG Upstream Channel ID(UCID)リスト

ベンダー固有情報フィールド

DSG 1.1 の前提条件

Cisco IOS Release 12.3(13a)BC 以降の 12.3 BC リリースが必要です。

Cisco DSG 1.1 は、PRE2 パフォーマンス ルーティング エンジン モジュールを備えた Cisco uBR10012 ルータでサポートされています。

Cisco DSG 1.1 は、次のケーブル インターフェイス ラインカードと BPE を備えた Cisco uBR10012 ルータでサポートされています。

Cisco uBR10-LCP2-MC16C/MC16E/MC16S ケーブル インターフェイス ラインカード

Cisco uBR10-LCP2-MC28C ケーブル インターフェイス ラインカード

Cisco uBR10-MC5X20S/U BPE

DSG 1.1 の制約事項と警告

Cisco DSG 1.1 には、次のような制約事項があります。

Cisco DSG 1.1 は、Cisco uBR10012 ルータ上で PRE1 モジュールをサポートしません。

Cisco DSG 1.1 は、レイヤ 3 で利用可能なサービス フローの QoS をサポートしません。

Cisco DSG 1.1 は、トンネル セキュリティをサポートしませんが、ACL は完全にサポートします。

Cisco DSG 1.1 は、サブインターフェイスをサポートしません。

Cisco DSG 1.1 は、HCCP N+1 の相互運用性をサポートしません。

Cisco DSG 1.1 は、A-DSG 用の SNMP MIB をサポートしません。

DSG 1.1 の追加情報

Advanced-mode DOCSIS Set-Top Gateway Issue 1.1 for the Cisco CMTS

http://www.cisco.com/en/US/products/hw/cable/ps2217/products_feature_guides_list.html

DOCSIS Set-Top Gateway(DSG)for the Cisco CMTS

http://www.cisco.com/en/US/products/hw/cable/ps2217/products_feature_guide09186a00802065c8.html

Cisco DOCSIS Set-top Gateway White Paper』

http://www.cisco.com/en/US/products/hw/cable/ps2217/products_white_paper09186a00801b3f0f.shtml

CableLabs DOCSIS Set-top Gateway (DSG) Interface Specification SP-DSG-I03-041124

http://www.cablemodem.com/downloads/specs/CM-SP-DSG-I03-041124.pdf

拡張モード DSG Issue 1.2

Cisco IOS Release 12.3(17a)BC2 では、拡張モード DSG Issue 1.2 のサポートが導入されています。DSG Issue 1.2 では、CableLabs の最新の DOCSIS Set-Top 仕様のサポートが導入されています。

DOCSIS Set-top Gateway (DSG) Interface Specification 』 CM-SP-DSG-I05-050812

http://www.cablelabs.com/specifications/archives/CM-SP-DSG-I05-050812-Superseded.pdf

拡張モード DSG 1.2 は、業界の最新技術に対応した強力なツールです。拡張モード DSG 1.2 は、ブロードバンド ケーブル環境に高度な DOCSIS を実装する上で大きなサポートとなります。セットトップ ボックスは、Cisco CMTS から全体の環境を動的に学習します。ここには、MAC アドレス、トラフィック管理規則、分類子などが含まれます。詳細については、Cisco.com にある次の資料を参照してください。

Advanced-mode DOCSIS Set-Top Gateway 1.2 for the Cisco CMTS

http://www.cisco.com/en/US/products/hw/cable/ps2217/products_feature_guides_list.html

IGMP バージョン 3

IGMP は、ネイバー マルチキャスト ルータに IP マルチキャスト グループ メンバーシップを報告するために、IPv4 システムが使用するプロトコルです。ホストが直接接続されているネットワークでは、IGMP バージョン 3(IGMPv3)によって、「送信元フィルタリング」サポートが追加されます。これによりマルチキャスト受信側はルータに、どのグループからのマルチキャスト トラフィックを受信するか、および予期されるトラフィックの送信元を伝えることができます。このメンバーシップ情報に基づいて、Cisco IOS ソフトウェアは PIM を使用してホストまたは他のルータが要求したトラフィックだけをそのネットワークに転送します。受信側ホストのネットワークに流すトラフィックを制限できるとともに、マルチキャスト ルーティング プロトコルに IGMPv3 メンバーシップ情報を伝達することもできます。その結果、マルチキャスト データ配信経路全体にわたり、許可された送信元からトラフィックを転送する、または禁止された送信元からのトラフィックを制限することができます。

Cisco IOS Release 12.1(3)T で採用された SSM 機能により、ホストはマルチキャスト グループに加わるときに(「チャネル加入」)、送信元を明示的に指定する必要があります。IGMPv3 は、SSM でホストがチャネル加入を伝えるための、業界標準プロトコルです。IGMPv3 を使用できない環境(受信側ホストまたはアプリケーションがサポートしていない場合など)では、他の 2 種類のメカニズムによって SSM を使用できます。URL Rendezvous Directory(URD)および IGMP バージョン 3 lite(IGMP v3lite)です。どちらの機能も、SSM とともに Cisco IOS Release 12.1(3)T で採用されました。

等コスト パス間での IP マルチキャスト負荷分割

等コスト パス間での IP マルチキャスト トラフィックの負荷分割を設定できるようになりました。この機能が登場するまで、ルータ間にコストの同じパスがあっても、IP マルチキャスト パケットがたどるのは 1 つのパスだけでした。トンネルが設定されていた場合、同じネクスト ホップが常に使用され、負荷の分割は行われませんでした。IP マルチキャスト負荷分割は、すべての物理リンクで利用できる帯域幅を統合して 1 つのトンネル インターフェイスにすることによって、間接的に実行されます。基礎の物理接続では、既存のユニキャスト負荷分割メカニズムがトンネル(マルチキャスト)トラフィックに使用されます。


) この機能は、トラフィックのロードバランスではなく、負荷分割を図ります。


等コスト パス間での負荷分割を設定することによって、IP マルチキャスト トラフィックの送信時に、ルータ間のリンクをより効率的に使用できます。設定の詳細については、Cisco.com にある次の資料を参照してください。

Cisco.com の『 Cisco IOS IP Configuration Guide Release 12.2 の「 Configuring IP Multicast Routing

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios122/122cgcr/fipr_c/ipcpt3/

ATM ポイントツーマルチポイント仮想回線を利用する IP マルチキャスト

ATM ポイントツーマルチポイント仮想回線を利用する IP マルチキャストは、ATM ポイントツーマルチポイント SVC を動的に作成し、IP マルチキャスト トラフィックをより効率的に処理する機能です。

この機能を使用すると、パケットが複製されず、ATM インターフェイス上を複数回送信されることがないので、ルータのパフォーマンスとリンクの使用率を向上させることができます。

設定の詳細については、Cisco.com にある次の資料を参照してください。

Cisco.com の『 Cisco IOS IP Configuration Guide Release 12.2 の「 Configuring IP Multicast Routing

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios122/122cgcr/fipr_c/ipcpt3/

トークンリング LAN を利用する IP マルチキャスト

デフォルトでは、トークンリング LAN セグメント上の IP マルチキャスト データグラムは、MAC レベルのブロードキャスト アドレス 0xFFFF.FFFF.FFFF を使用します。このデフォルトの設定では、IP マルチキャストに関与しないすべての装置に不要な負荷がかかります。トークンリング LAN を利用する IP マルチキャスト機能では、複数の IP マルチキャスト アドレスを 1 つのトークンリング MAC アドレスに対応付ける方法を定義します。

この機能では、トークンリング上で使用すべきトークンリング機能アドレス(0xc000.0004.0000)を定義します。機能アドレスは、トークンリング インターフェイス上で実装される、非常に制限の強いマルチキャスト アドレス指定形式です。使用できる機能アドレスは 31 だけです。宛先 MAC アドレスの 1 ビットで、機能アドレスであることを指定します。

シスコの実装は RFC 1469 の「IP Multicast over Token-Ring Local Area Networks」に準拠しています。

この機能を設定すると、トークンリング インターフェイスでの IP マルチキャスト伝送が従来より効率的になります。この機能によって、IP マルチキャストに関与しない他のマシンの負荷が軽減されます。これらのパケットを処理しないですむためです。

設定の詳細については、Cisco.com にある次の資料を参照してください。

Cisco.com の『 Cisco IOS IP Configuration Guide Release 12.2 の「 Configuring IP Multicast Routing

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios122/122cgcr/fipr_c/ipcpt3/

SSM

SSM 機能は、IP マルチキャストの拡張機能です。受信側には、受信側が明示的に加入しているマルチキャスト送信元からのデータグラム トラフィックだけが転送されます。SSM を使用すると、(共用ツリーではなく)送信元特定のマルチキャスト ディストリビューション ツリーだけが作成されます。

SSM は、1 対多のアプリケーション(別名、ブロードキャスト アプリケーション)を最も良くサポートできるデータグラム配信モデルです。SSM は、音声およびビデオ ブロードキャスト アプリケーション環境を対象とする、シスコの IP マルチキャスト lite ソリューション スイートの中核をなすネットワーキング テクノロジーです。

このフィーチャ モジュールには、SSM をサポートする次の Cisco IOS コンポーネントが組み込まれています。

PIM-SS(PIM 送信元特定)

Internet Group Management Protocol Version 3 lite(IGMP v3lite)

URL Rendezvous Directory(URD)

シスコの SSM は間もなく、IGMPv3 サポートが加わる予定です。シスコでは、IGMPv3 の採用前に、SSM サービスを利用するアプリケーションの配備をサポートできるように、IGMP v3lite および URD を開発しました。

スタブ IP マルチキャスト ルーティング

大規模ネットワークで PIM を使用すると、管理者の制御が限定されるスタブ領域が生じることがよくあります。設定および管理の負担を軽減するために、スタブ領域に接続能力を与える PIM 機能のサブセットを設定できますが、それによってルーティングの決定が影響を受けたり、複雑になる可能性が生じたりしてはなりません。

スタブ IP マルチキャスト ルーティングを使用すると、スタブ ネットワークでのマルチキャスト接続および設定が簡単になります。dense モードを使用する低速リンク(ISDN 以下)での、定期的なフラッディングおよびプルーニング動作が排除されます。この動作は、転送された IGMP レポートを Join メッセージの一種として使用し、選択的 PIM メッセージ フィルタリングを利用することによって排除されます。

スタブ IP マルチキャスト ルーティングを使用すると、dense モードの場合にマルチキャスト パケットのフラッディングとその結果としてのグループ プルーニングを起こさずに、基本的なマルチキャスト接続ができるように、スタブ サイトを迅速かつ容易に設定できます。また、中央サイトでの管理上の負担も軽減されます。

設定の詳細については、Cisco.com にある次の資料を参照してください。

Cisco.com の『 Cisco IOS IP Configuration Guide Release 12.2 の「 Configuring IP Multicast Routing

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios122/122cgcr/fipr_c/ipcpt3/

PacketCable および音声サポート機能

Cisco uBR7200 シリーズでは、次の PacketCable およびPacketCable MultiMedia 機能がサポートされています。

「CALEA 対応 PacketCable 1.0」

CALEA 対応 PacketCable 1.0

Cisco IOS Release 12.3(9a)BC では、Cisco uBR10-MC5X20S/U BPE を備えた Cisco uBR10012 ユニバーサル ブロードバンド ルータでの、Communications Assistance for Law Enforcement Act(CALEA)対応 PacketCable 1.0 の DOCSIS 1.1 サポートが導入されています。

PacketCable は、HFC ケーブル ネットワーク上でパケットベースのリアルタイム ビデオなどのマルチメディア トラフィックを提供するための標準を規定する、CableLabs とその関連ベンダーが開発したプログラム イニシアチブです。PacketCable の仕様は DOCSIS 1.1 に基づいていますが、インターネットや Public Switched Telephone Network(PSTN; 公衆電話交換網)などの非ケーブル ネットワーク上でも利用できるよう、DOCSIS プロトコルを他のいくつかのプロトコルで拡張しています。

これにより、PacketCable はケーブル ネットワークで発着信されるトラフィックのためのエンドツーエンドのソリューションとなり、さまざまなネットワークやメディア タイプで構成されたインフラストラクチャ上でマルチメディア サービスを提供するタスクが単純化されています。また、エンドツーエンドのコール シグナリング、プロビジョニング、QoS、セキュリティ、課金、ネットワーク管理へのアプローチの統合も可能になります。

Cisco IOS Release 12.2(11)BC1 および Cisco IOS 12.3 リリース系統の後続リリースでは、PacketCable 1.0 仕様と、PacketCable 1.1 仕様の CALEA 代行受信機能がサポートされています。

Cisco CMTS で PacketCable を設定する方法については、Cisco.com にある次の資料を参照してください。

『Configuring PacketCable on the Cisco CMTS』

http://www.cisco.com/en/US/products/hw/cable/ps2217/products_feature_guide_chapter09186a008019b576.html

セキュリティ機能

Cisco uBR7200 シリーズでは、次のような多数のセキュリティ機能がサポートされています。

「ACL」

「自動二重認証」

「RADIUS による CM およびマルチキャスト認証」

「ケーブル送信元検証(cable source-verify コマンド)」

「Cisco IOS ファイアウォール フィーチャ セット」

「Cisco IOS ファイアウォール拡張機能」

「ダイナミック モバイル ホスト」

「DOCSIS のダイナミック共有秘密」

「DOCSIS のための OUI 除外対応のダイナミック共有秘密(DMIC)」

「HTTP セキュリティ」

「AAA 許可/アカウンティング用の名前付きメソッド リスト」

「モデム単位のフィルタ(モデム単位およびホスト単位のアクセス リスト)」

「ユーザ単位の設定」

「RADIUS および TACACS+ サーバのリダイレクト番号サポート」

「リフレクシブ アクセス リスト」

「Cisco uBR7200 の [k1] イメージでサポートされる SSH」

「ターボ ACL」

「ベンダー独自の RADIUS アトリビュート」

BPI の詳細とその設定手順については、Cisco.com にある『 DOCSIS 1.1 for the Cisco uBR7200 Series Universal Broadband Routers 』、および以降に記載する他のマニュアルを参照してください。

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/cable/cab_rout/ub7200sw/index.htm

ACL

ACL は、Cisco IOS Release 12.2(4)XF1 以降の XF および BC リリース、12.2(10)EC 以降の EC リリースの Cisco uBR7200 シリーズでサポートされています。

Cisco uBR7200 シリーズには、ACL(アクセス リストとも呼ぶ)による基本トラフィック フィルタリング機能が用意されています。アクセス リストをルーテッド ネットワーク プロトコル(IP、AppleTalk など)に対して設定し、それらのプロトコルのパケットがルータを通過する際にフィルタリングすることができます。

アクセス リストをルータで設定し、ネットワークへのアクセスを制御することもできます。アクセス リストにより、ネットワークへの特定のトラフィックの出入りを防止できます。

アクセス リストの詳細については、Cisco.com の『Cisco IOS Release 12.1 Security Configuration Guide』の「Traffic Filtering and Firewall」を参照してください。

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios121/121cgcr/secur_c/scprt3/index.htm

Cisco uBR7200 シリーズは、SNMP アクセス リストと ターボ ACL もサポートしています。これらについては、この章の別の箇所で説明します。

自動二重認証

自動二重認証機能によって、既存の二重認証機能が拡張されます。これまでの二重認証機能では、ユーザがネットワーク アクセス サーバまたはルータに Telnet でアクセスし、ユーザ名とパスワードを入力した時点で、第 2 段階のユーザ認証が実行されます。新しい自動二重認証では、Telnet 接続は不要で、ユーザ名/パスワードまたは PIN を求めるダイアログボックスに応答すればよいだけです。

既存の二重認証機能の詳細については、Cisco.com にある次の資料を参照してください。

Cisco IOS Security Configuration Guide Release 12.2 の「 Configuring Authentication

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios122/122cgcr/fsecur_c/

RADIUS による CM およびマルチキャスト認証

ベースライン プライバシーの拡張機能として、Cisco uBR7200 シリーズ ユニバーサル ブロードバンド ルータは、Remote Authentication Dial-In User Service(RADIUS)プロトコルを使用して、CM 認証およびマルチキャスト認証を行うように設定できます。RADIUS は、Livingston, Inc. が開発したアクセス サーバ認証、許可、アカウンティング プロトコルです。このリリースは、その他、ベンダー独自の RADIUS アトリビュートもサポートします。

CM がオンラインになる、またはマルチキャスト データ ストリームによって Join 要求が送信されると、Cisco uBR7200 シリーズ ユニバーサル ブロードバンド ルータは、CM/ホスト認証に関連する情報を RADIUS サーバに送信します。この機能は、インターフェイス単位で設定できます。

RADIUS プロトコルは、Internet Engineering Task Force(IETF)のドラフト規格である RFC 2138 で定義されています。RFC 2139 では、対応する RADIUS アカウンティング プロトコルが定義されています。その他の RFC ドラフトで、ベンダー独自のアトリビュートおよび SNMP マネージャで使用できる MIB が定義されています。

詳細については、Cisco.com にある次の資料を参照してください。

Cisco IOS Security Configuration Guide Release 12.2 の「 Security Server Protocols

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios122/122cgcr/fsecur_c/fsecsp/index.htm

ケーブル送信元検証(cable source-verify コマンド)

cable source-verify コマンドを使用すると、各 CM から届いたアップストリーム パケットが、そのパケットに指定された IP アドレスと対応しているかどうかを確認することによって、CM またはその CM の CPE デバイスによる IP アドレスのスプーフィングを防止することができます。CM に対応付けられた IP アドレスと一致しないアドレスを持つパケットは廃棄されます。


) cable source-verify [dhcp] ケーブル インターフェイス コマンドで、DHCP リース クエリー要求を送信し、アップストリーム データ パケットで検出された未知の送信元 IP アドレスの有無を調べることを指定します。この機能を利用するには、新しい LEASEQUERY メッセージ タイプをサポートする DHCP サーバが必要です。


cable source-verify コマンドの詳細については、Cisco.com にある『 Cisco Broadband Cable Command Reference Guide 』を参照してください。

Cisco IOS ファイアウォール フィーチャ セット

Cisco IOS ファイアウォール フィーチャ セットは、Cisco IOS ソフトウェアとシームレスに連動し、さまざまな利点をもたらします。主要な利点をいくつか紹介します。

柔軟性 ― シスコ ルータにインストールすると、スケーラブルなオールインワン ソリューションとして、マルチプロトコル ルーティング、境界セキュリティ、侵入検知、VPN 機能、ユーザ単位の認証および許可を実行します。

投資保護 ― マルチプロトコル ルータにファイアウォール機能を統合することによって、新しいプラットフォームの導入に伴うコストや習得の手間をかけずに、これまでに投資したルータを活用できます。

VPN サポート ― Cisco IOS の暗号化および QoS VPN 機能とともに Cisco IOS ファイアウォールを配備することによって、公衆網できわめて安全かつ低コストの伝送が可能になり、さらに基幹系アプリケーション トラフィックを優先的に配信することが保証されます。

スケーラブルな配備 ― 多種多様なルータ プラットフォームで使用できる Cisco IOS ファイアウォールは、ネットワークの帯域幅およびパフォーマンスに関するどのような要求にも応じられるスケーラビリティを備えています。

管理の容易さ ― Cisco ConfigMaker ソフトウェアによって、ネットワーク管理者は中央のコンソールからネットワークを介して、Cisco IOS のセキュリティ機能(Cisco IOS ファイアウォール、NAT、Cisco IPSec を含む)を設定できます。

Cisco IOS ファイアウォールの詳細については、Cisco.com にある『 Cisco IOS Firewall Feature Set 』を参照してください。

Cisco IOS ファイアウォール拡張機能

Cisco IOS Release 12.1(1a)T1 では、次の一連の機能によって、従来の Cisco IOS Secure Integrated Software フィーチャ セットが拡張されています。

CBAC(コンテキストベース アクセス コントロール)。アプリケーション レイヤ プロトコルに基づき、インテリジェントな方法で TCP および UDP パケットをフィルタリングします。この中には Java アプレットが含まれ、完全にブロックすることも、既知で信頼できる送信元に限定して許可することもできます。

一般的な DoS(サービス拒絶)攻撃の検知および防止。攻撃には、ICMP/UDP エコー パケット フラッディング、同期/開始(SYN)パケット フラッディング、ハーフ オープンまたは他の異常な TCP 接続、故意による IP パケットの不適切な分割などがあります。

よく使用されるプロトコルの広範なサポート。H.323、NetMeeting、FTP、HTTP、MS Netshow、RPC、SMTP、SQL*Net、および TFTP が含まれます。

ユーザ単位で Web クライアントの認証および許可を行う認証プロキシ。

ダイナミック ポート マッピング。well-known アプリケーションのデフォルト ポート番号を他のポート番号にマッピングします。これはホスト単位で行うことも、サブネット全体で行うこともできるので、どのユーザがどのアプリケーションにアクセスできるかを細かく制御できます。

設定変更可能なアラートおよび監査証跡。

Intrusion Detection System(IDS; 侵入検知システム)。一般的な 59 種類のアタック プロファイルについて、そのシグネチャを認識します。侵入を検知した IDS は、Syslog サーバまたは NetRanger Director にアラームを送信する、パケットを廃棄する、または TCP 接続をリセットすることができます。

ユーザ側で設定変更可能な監査ルール。

設定変更可能なリアルタイム アラートおよび監査証跡ログ。

概要については、Cisco Product Catalog に記載されている Cisco IOS ファイアウォール フィーチャ セットの説明を参照してください。詳細については、Cisco.com にある次のマニュアルを参照してください。

Cisco IOS Firewall Feature Set

特に、『Security Configuration Guide』の「 Traffic Filtering 」の章を参照してください。

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios113ed/113ed_cr/secur_c/

ダイナミック モバイル ホスト

この機能は、Cisco uBR7200 シリーズ ルータでモバイル ホストをサポートするときに生じるセキュリティ ホールに対処します(モバイル ホストは、あるモデムから別のモデムに移動できるホストのことです)。モバイル ホストの MAC アドレスを知っていれば、誰でもそのモバイル ホストを「偽装」できるので、本当のモバイル ホストへのアクセス拒否につながります。

このセキュリティ ホールを回避するために、ダイナミック モバイル ホスト機能は古い SID のモバイル ホストに ping を実行し、そのホストが本当に移動したかどうかを確認します。

DHCP サーバをアドレスの確認に使用できます。DHCP サーバは、cable source-verify dhcp コマンドで設定します。CMTS が ARP 要求を送信しないように、no cable arp コマンドを CMTS で設定する必要があります。

詳細については、Cisco.com にある『Cisco Broadband Cable Command Reference Guide』を参照してください。

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/cable/bbccmref/index.htm

DOCSIS のダイナミック共有秘密

サービス プロバイダは、ダイナミック共有秘密機能により、ランダムに作成される使い捨て共有秘密を使用して各 CM にダウンロードされる DOCSIS コンフィギュレーション ファイルを検証することにより、DOCSIS ケーブル ネットワークの高度なセキュリティを実現することができます。ダイナミック共有秘密機能をイネーブルにするには、cable dynamic-secret インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。

ダイナミック共有秘密機能では、モデム単位の一意の DOCSIS 共有秘密が自動的に作成され、現在のセッションで 1 回だけ使用可能な DOCSIS コンフィギュレーション ファイルが作成されます。そのため、ある CM のためにダウンロードされた DOCSIS コンフィギュレーション ファイルが、別のモデムによって使用されたり、同じモデムによってあとで再使用されたりすることはありません。

この特許申請中の機能は、すべての登録モデムが、その登録時点で特定のモデムに対して DOCSIS プロビジョニング システムによって指定された QoS パラメータのみを使用していることを保証するよう設計されています。

詳細については、Cisco.com にある次の資料を参照してください。

『Configuring a Dynamic Shared Secret for the Cisco CMTS』

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios122/122newft/122limit/122bc/122bc_15/ubrdmic.htm


) ダイナミック共有秘密機能は、cable shared-secondary-secret コマンドおよび cable shared-secret コマンドを使用して設定したオリジナルの共有秘密またはセカンダリ共有秘密の使用に影響を及ぼしません。このような共有秘密を設定した場合、Cisco CMTS では、これを使用して、TFTP サーバからダウンロードされるオリジナルの DOCSIS コンフィギュレーション ファイルが検証されます。DOCSIS コンフィギュレーション ファイルが オリジナルまたはセカンダリ共有秘密検証チェックで不適格となった場合、CM の登録は許可されず、その CM に対してダイナミック共有秘密機能は呼び出されません。



ヒント ダイナミック共有秘密機能をイネーブルにする前に、CM を Cisco CMTS に登録できることを確認してください。


DOCSIS のための OUI 除外対応のダイナミック共有秘密(DMIC)

Cisco IOS Release 12.3(9a)BC では、OUI を DMIC チェックの対象から除外するオプションが導入されています。新しい cable dynamic-secret exclude コマンドを使用すると、次の Cisco CMTS プラットフォームで特定の CM をダイナミック共有秘密機能から除外することができます。

Cisco uBR7246VXR ユニバーサル ブロードバンド ルータ

Cisco uBR10012 ユニバーサル ブロードバンド ルータ

ダイナミック共有秘密機能では、モデム単位の一意の DOCSIS 共有秘密が自動的に作成され、現在のセッションで 1 回だけ使用可能な DOCSIS コンフィギュレーション ファイルが作成されます。そのため、ある CM のためにダウンロードされた DOCSIS コンフィギュレーション ファイルが、別のモデムによって使用されたり、同じモデムによってあとで再使用されたりすることはありません。

この特許申請中の機能は、すべての登録モデムが、その登録時点で特定のモデムに対して DOCSIS プロビジョニング システムによって指定された QoS パラメータのみを使用していることを保証するよう設計されています。

コマンドの詳細については、Cisco.com にある次の資料を参照してください。

『Configuring a Dynamic Shared Secret for the Cisco CMTS』

http://www.cisco.com/en/US/products/hw/cable/ps2217/products_feature_guide09186a00801b17cc.html

『Cisco Broadband Cable Command Reference Guide』

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/cable/bbccmref/index.htm

HTTP セキュリティ

Cisco IOS Release 12.2(4)BC1には、以前の Cisco IOS リリースおよびルータ プラットフォームで採用された HTTP セキュリティ ソリューションが組み込まれています。詳細については、Cisco.com にある『 Cisco IOS HTTP Server Query Vulnerability 』Revision 1.3 を参照してください。

http://www.cisco.com/warp/public/707/ioshttpserverquery-pub.shtml

AAA 許可/アカウンティング用の名前付きメソッド リスト

AAA のための名前付きメソッド リストによって、許可およびアカウンティング用にさまざまなメソッドを定義し、インターフェイス単位または回線単位でこれらのメソッドを適用することができます。詳細については、Cisco.com にある次の資料を参照してください。

Configuring Authorization

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios122/122cgcr/fsecur_c/fsaaa/scfathor.htm

モデム単位のフィルタ(モデム単位およびホスト単位のアクセス リスト)

モデム単位のフィルタによって、送信元 MAC アドレスまたは IP アドレスに基づいて、個々のホストまたはケーブル インターフェイスからの着信パケットをフィルタリングできます。これにより、インターフェイスごとに、および各方向について、アクセス リストを指定できます。ケーブル インターフェイスまたは個々のホストから受信するパケットは、パケットの送信元であるケーブル インターフェイスまたはホストに基づいてフィルタリングされます。

詳細については、Cisco.com にある次のマニュアルを参照してください。

「モデム単位のフィルタの設定」

Cisco Broadband Cable Command Reference Guide

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/cable/bbccmref/index.htm

ユーザ単位の設定

大量のダイヤルイン ユーザを抱えている場合、ユーザ単位の設定は柔軟かつスケーラブルで容易にメンテナンスできるソリューションになります。このソリューションは、次のダイヤルイン機能と結合可能です。

ユーザがダイヤルインするたびに仮想アクセス インターフェイスに適用(クローンを作成)できる仮想テンプレート インターフェイスの形態で格納された仮想テンプレート インターフェイス、汎用インターフェイス設定、およびルータ固有設定情報。この説明については、Cisco.com の次の資料を参照してください。

Cisco IOS Dial Technologies Configuration Guide Release 12.2 の「 Virtual Templates, Profiles, and Networks

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios122/122cgcr/fdial_c/

別個の AAA サーバに保存され、PPP 認証フェースで許可要求への応答として、AAA サーバからアクセス サーバ/ルータに送信される、AAA ユーザ別セキュリティ/インターフェイス設定情報。ユーザ単位の設定情報は、仮想インターフェイスの汎用設定に追加することも、この情報で汎用設定を書き換えることもできます。

仮想プロファイル。仮想インターフェイス設定に、上記の 2 つの情報源の一方または両方を使用できます。ユーザがダイヤルインすると、仮想プロファイルで汎用インターフェイス設定を適用し、さらにユーザ単位設定を適用して、そのユーザ固有の仮想アクセス インターフェイスを作成することができます。

ユーザのダイヤルイン セッションで動的に作成された仮想アクセス インターフェイスは、セッション終了時に削除されます。セッションで使用されたリソースは、他のダイヤルイン ユーザが使用できるように返却されます。

この一連の機能は、マルチリンク PPP をサポートするあらゆるプラットフォームで使用できます。

RADIUS および TACACS+ サーバのリダイレクト番号サポート

Telco リターン RADIUS サーバの拡張により、追加の認証情報が提供され、管理者は加入者が特殊な課金処理の必要な番号(フリーダイヤル番号など)をダイヤルしたかどうかを判別できます。Telco リターン ユーザを TACACS+ または RADIUS サーバで認証する場合で、なおかつ CM によってダイヤルされた番号が認証のために別の番号に転送される場合、認証サーバに送信する情報に、元の番号を含めることができます。元の番号は、TACACS+ サーバの場合は Cisco Vendor Specific Attribute(VSA)、RADIUS サーバの場合は RADIUS アトリビュート 93(Ascend-Redirect-Number)として送信できます。

詳細については、Cisco.com にある次の資料を参照してください。

Cisco Cable Modem Termination System Feature Guide 』の「 Telco Return for the Cisco Cable Modem Termination System 」の章

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/cable/cab_rout/cmtsfg/ufg_telc.htm

リフレクシブ アクセス リスト

リフレクシブ アクセス リストを使用すると、上位レイヤのセッション情報に基づいて、IP パケットをフィルタリングできます。リフレクシブ アクセス リストを使用すると、ネットワークの内部を起点とするセッションでは IP トラフィックを許可し、ネットワークの外部を起点とするセッションでは IP トラフィックを拒否することができます。これは、セッション フィルタリングの一種であるリフレクシブ フィルタリングによって実現します。

リフレクシブ アクセス リストを定義できるのは、拡張名前付き IP アクセス リストを使用した場合に限られます。番号付きまたは標準の名前付き IP アクセス リストでリフレクシブ アクセス リストを定義することはできません。また、その他のプロトコル アクセス リストで定義することもできません。リフレクシブ アクセス リストは、他の標準アクセス リストおよびスタティックな拡張アクセス リストと組み合わせて使用できます。

リフレクシブ アクセス リストは、ネットワーク ハッカーからネットワークを保護するうえで重要であり、ファイアウォールによる防御に含めることができます。リフレクシブ アクセス リストは、スプーフィングおよびある種の DoS 攻撃に対して、一定レベルのセキュリティを提供します。リフレクシブ アクセス リストは、使い方が簡単であり、基本アクセス リストに比べてネットワークに入るパケットを厳しく制御できます。

詳細については、Cisco.com にある次の資料を参照してください。

Configuring IP Session Filtering (Reflexive Access Lists)

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios113ed/113ed_cr/secur_c/scprt3/

Cisco uBR7200 の [k1] イメージでサポートされる SSH

Cisco IOS Release 12.1 T では、Cisco uBR924 ケーブル アクセス ルータの [k1] イメージの定義が変更され、BPI だけのサポートから、Secure Shell(SSH)を含めたサポートになっています。この変更により、Cisco uBR7200 シリーズのイメージとの不整合が生じます。Cisco uBR7200 の [k1] 定義は変更されておらず、SSH が含まれていないからです。

Cisco uBR7200 シリーズ ユニバーサル ブロードバンド ルータは、Cisco IOS のファイアウォール機能をサポートします。このフィーチャ セットは NAT を提供し、内部ネットワークに外部から不正にアクセスされることがないように、ネットワークに対する攻撃を防ぐ一方、許可ユーザはネットワーク リソースにアクセスできるようにします。この機能については、Cisco.com にある Web ページ『 Cisco IOS Firewall 』を参照してください。

ターボ ACL

ターボ Access Control List(ターボ ACL)機能は、アクセス リストをより適切に処理し、この機能を組み込んだルータに高速性をもたらします。ACL では通常、順番に検索して一致するルールを見つけるので、この特性を考慮して ACL を順序付けます。セキュリティ フィルタリングおよびパケット分類の必要性が高まっているので、パケット転送時に ACL を検索するための時間およびメモリが大幅に増えるほど、ACL が大きくなる可能性があります。さらに、ルータがリストを検索する所要時間は、常に一定しているわけではなく、パケット転送に不定の遅延が加わります。複数のエントリが指定された ACL を検索する場合、CPU の負荷が大きくなることは避けられません。

ターボ ACL 機能は、複数の ACL を 1 組の検索テーブルとして編集し、なおかつ最初に一致した条件での処理を維持します。パケット ヘッダーを使用してこれらのテーブルにアクセスし、既存の ACL エントリの数とは無関係に、少数の決まった数の検索を行います。この機能の利点は、次のとおりです。

エントリが 3 つを超える ACL の場合、前もって決められたパケット照合ルールとパケットを突き合せるために必要な CPU 負荷が少なくてすみます。ACL のサイズに関係なく、CPU 負荷は決まっているので、ACL が大きくなっても CPU のオーバーヘッドのマイナス面は生じません。ACL が大きいほど、メリットも大きくなります。

パケットの照合にかかる時間が一定なので、パケットの遅延が小さくなります(ACL が大きいほど顕著)。それ以上に重要なのは、遅延が一定なので、ネットワークの安定性が向上し、送信時間が正確になるということです。

機能と設定の詳細については、Cisco.com にある次の資料を参照してください。

Cisco IOS IP Configuration Guide Release 12.2 の「 IP Addressing and Services 」セクションの「 Enabling Turbo Access Control Lists

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios122/122cgcr/fipr_c/ipcprt1/1cfip.htm#xtocid17

ベンダー独自の RADIUS アトリビュート

Remote Authentication Dial-In User Service(RADIUS)アトリビュートを使用して、ユーザ プロファイルで具体的な認証、許可、およびアカウンティング要素を定義し、RADIUS デーモンにそのプロファイルを保管します。シスコは、さまざまなベンダー独自の RADIUS アトリビュートをサポートします。詳細については、Cisco.com にある『 Cisco IOS Security Configuration Guide Release 12.2 の付録「 Radius Attributes 」を参照してください。

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios122/122cgcr/fsecur_c/fappendx/fradattr/

SNMP 機能と拡張機能

Cisco uBR7200 シリーズをサポートする多数の Cisco IOS リリースに、SNMP の拡張機能が組み込まれています。

「個別 SNMP トラップ サポート」

「linkUp/Down トラップ サポート(RFC 2233)」

「SNMPv2C」

「SNMPv3」

「SNMP CM リモート クエリー」

「SNMP MIB の拡張」

「Cisco IOS Release 12.3(9a)BC の SNMP MIB の変更点および更新内容」

「SNMP Warm Start トラップ」

個別 SNMP トラップ サポート

個別 SNMP トラップ サポート機能により、SNMP システム管理通知(トラップ)を個別にイネーブルまたはディセーブルにすることができます。指定できる SNMP トラップは、[authentication]、[linkup]、[linkdown]、および [coldstart] です。この機能により、snmp-server enable traps コマンドの機能が拡張されます。


) オプションを指定しないで snmp-server enable traps コマンドを使用した場合、あらゆるトラップがイネーブルになり、システム起動などの重要イベントでは、大量のトラップが生成される可能性があります。SNMP キューがすべてのトラップを扱えるほど大きくない場合、キューの既存トラップが送信されて、スロットが利用可能になるまで、新しいトラップが通知なしに廃棄されます。


この状況でトラップが廃棄されないようにするには、2 つの方法があります。

SNMP トラップ キューのサイズを増やします。デフォルトのキュー サイズは 10 ですが、すべてのトラップを扱うには不十分です。キュー サイズを増やすには、snmp-server queue-length length グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。length パラメータの範囲は 10 ~ 1000 です。トラップが廃棄されなくなるまで、キュー サイズを増やしてください。

不要な SNMP トラップをディセーブルにします。たとえば、(コンソールにメッセージが表示されるたびに送信される)SYSLOG トラップが不要な場合、次のように入力し、これらのトラップをディセーブルにします。

Router(config)# snmp-server enable traps
Router(config)# no snmp-server enable traps syslog
 

機能の詳細については、Cisco.com にある次の資料を参照してください。

Individual SNMP Trap Support

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios121/121newft/121t/121t3/dtitraps.htm

linkUp/Down トラップ サポート(RFC 2233)

Internet Engineering Task Force(IETF)の規格に基づく、varbind リストのオブジェクトは、IF-MIB で定義されます。IF-MIB はサブインターフェイスをサポートするので、この varbind リストのオブジェクトはすべて、サブインターフェイスについてもサポートされます。この機能により、新しい CLI コンフィギュレーション コマンドで、linkUp/Down トラップの varbind リストを シスコ固有または IETF の規格に適合させることができます。

RFC 2233 準拠の linkUp/linkDown SNMP トラップをイネーブルにするには、グローバル コンフィギュレーション モードで snmp-server trap link コマンドを使用します。IETF 準拠の機能をディセーブルにし、デフォルトであるシスコの linkUp/linkDown トラップに戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。

snmp-server link-trap [cisco | ietf]

no snmp-server link-trap [cisco | ietf]

 
シンタックスの説明

cisco

デフォルトは、シスコ固有のリンク トラップ(snmp-server link-trap cisco)です。ユーザ側でシスコと IETF 規格を切り替えることができます。

ietf

このキーワードは、SNMP linkUP/linkDown トラップの機能を(シスコの規格ではなく)IETF の規格に結びつけます。

 

SNMPv2C

SNMPv2 では、新しいマクロがいくつか定義されています。次のマクロによって、MIB は SNMPv2 MIB として識別されます。

MODULE-IDENTITY

MODULE-COMPLIANCE

OBJECT-GROUP

NOTIFICATION-TYPE TEXTUAL-CONVENTION

SNMPv2c の詳細については、Cisco.com にある『 Simple Network Management Protocol (SNMP) Technical Tips 』を参照してください。

SNMPv3

SNMPv3 は、ネットワーク管理を目的とした、相互運用性のある標準ベースのプロトコルです。SNMPv3 は、ネットワーク上でパケットの認証と暗号化を組み合わせることによって、安全なデバイス アクセスを実現します。SNMPv3 のセキュリティ機能は、次のとおりです。

メッセージの完全性 ― パケットが送信中に改ざんされていないことを確認します。

認証 ― 有効な送信元からのメッセージかどうかを判別します。

暗号化 ― パケット内容のスクランブルによって、不正ユーザに読まれないようにします。

SNMPv3 は、セキュリティ モデルとセキュリティ レベルの両方に対応します。セキュリティ モデルは、ユーザおよびそのユーザの所属グループに対して設定される認証方式です。セキュリティ レベルは、セキュリティ モデルの中で認められたセキュリティのレベルです。セキュリティ モデルとセキュリティ レベルの組み合わせによって、SNMP パケットの処理時に使用されるセキュリティ メカニズムが決まります。

SNMPv3 の詳細については、Cisco.com にある『 SNMPv3 』フィーチャ サマリーを参照してください。

SNMP CM リモート クエリー

リモート モデム モニタリングの設定

モデムに対する SNMP ポーリングの間隔を指定し、アクセス権を設定するには、グローバル コンフィギュレーション モードで cable modem remote-query コマンドを使用します。CM 統計情報の収集をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。

cable modem remote-query polling-interval community-string

no cable modem remote-query

 
シンタックスの説明

polling-interval

CM 統計情報を収集する目的で CMTS にポーリングを実行させる間隔を指定します。有効範囲は 1 ~ 86,400 秒です。

community-string

SNMP のコミュニティ ストリングを定義します。

リモート クエリー情報の確認

問い合わせ先モデムからの情報を表示するには、グローバル コンフィギュレーション モードで show cable modem remote-query コマンドを入力します。

トラブルシューティングのヒント

デバッグ情報を表示するには、グローバル コンフィギュレーション モードで debug cable remote-query コマンドを使用します。

設定と機能の詳細については、Cisco.com にある『 Modem Status Enhancements for the Cisco uBR7200 Series Cable Router 』を参照してください。

SNMP MIB の拡張

最新の MIB を入手する方法

プラットフォームと Cisco IOS リリースでサポートされている MIB のリストを取得し、MIB モジュールをダウンロードする方法については、Cisco.com の『 Cisco MIB 』Web ページを参照してください。詳細については、Cisco.com の『Cisco uBR7200 Series Software Release Notes』を参照してください。

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/cable/cab_rout/ub7200rn/index.htm

サポート対象 MIB のカテゴリ

Cisco uBR7200 シリーズ ユニバーサル ブロードバンド ルータは、次の MIB カテゴリをサポートします。

SNMP 標準 MIB ― SNMPv1 または SNMPv2 ネットワーク管理機能をサポートするあらゆるエージェントに必要な MIB です。

シスコ プラットフォームおよびネットワーク レイヤ エンタープライズ MIB ― シスコの大部分のルータ プラットフォームで共通です。ネットワーク管理アプリケーションが 2600 シリーズ、7200 シリーズなど、他のシスコ ルータをサポートするようにすでに設定されている場合、使用する Cisco IOS ソフトウェア バージョンでこれらの MIB が更新されていないかぎり、特に設定は不要です。

ケーブル固有の MIB ― uBR7200 シリーズ ルータのケーブル インターフェイス情報および関連情報を提供します。DOCSIS 固有の MIB とシスコ固有のエンタープライズ MIB の両方が含まれます。ネットワーク管理アプリケーションが uBR7200 シリーズ ルータ対応としてまだ設定されていない場合は、これらの MIB をロードする必要があります。

廃止されている MIB ― 旧リリースの Cisco IOS ソフトウェアでサポートされていましたが、標準化され、よりスケーラブルな MIB に置き換えられています。できるだけ速やかに、ネットワーク管理アプリケーションおよびスクリプトを更新 MIB に変換する必要があります。

次にケーブル固有の MIB について説明します。SNMP 標準 MIB とシスコ プラットフォームおよびネットワーク レイヤ エンタープライズ MIB については、Cisco.com にある Web ページ『 Cisco MIB 』を参照してください。

SNMP およびケーブル固有の MIB

表1-14 に、Cisco uBR7200 シリーズ ユニバーサル ブロードバンド ルータでサポートされる SNMP およびケーブル固有の MIB を示します。この表には、MIB の内容に関する簡単な説明、さらにその MIB が最初に採用された Cisco IOS ソフトウェア リリースも記載されています(それ以前のリリースでサポート対象外のプロトタイプ バージョンが組み込まれている場合があります。また、それ以後のリリースで、新しいアトリビュートおよび機能が追加されている場合があります)。MIB は相互依存性があるので、表に示された順序でロードする必要があります。


表1-14に記された名前は、シスコの FTP サイト(ftp://ftp.cisco.com/pub/mibs/ または
http://www.cisco.com/public/mibs)にある MIB のファイル名です。大部分の MIB は SNMPv1 および SNMPv2 の両方で使用できます。SNMPv1 バージョンのものは、ファイル名に V1SMI が含まれています。



) Cisco IOS 12.0 SC リリース系統からの MIB ファイルは、後続の 12.1 EC、12.2 XF、または 12.2 BC リリース系統でサポートされていません。これらの MIB については次の表に記載していません。


 

表1-14 Cisco uBR7200 シリーズ ルータでサポートされる SNMP およびケーブル固有の MIB

MIB のファイル名
説明
採用されたリリース

SNMPv2-SMI.my

SNMPv2-SMI-V1SMI.my

このモジュールは、RFC 1902 での定義に従って、SNMPv2 用の Structure of Management Information(SMI)を指定します。

12.0(6)SC
12.1(2)EC
12.2(4)XF1
(12.2 BC 3

SNMPv2-TC.my

SNMPv2-TC-V1SMI.my

このモジュールは、RFC 1903 で規定されているテキスト規則を定義します。

12.0(6)SC
12.1(2)EC
12.2(4)XF1
(12.2 BC)

SNMPv2-MIB.my

SNMPv2-MIB-V1SMI.my 4

管理プロトコルである SNMPv2 は、RFC 1907 での定義に従って、エージェントと管理ステーション間で管理情報を伝達するためのメッセージを交換します。

12.0(6)SC
12.1(2)EC
12.2(4)XF1
12.2 BC

CISCO-SMI.my

CISCO-SMI-V1SMI.my

このモジュールは、シスコのエンタープライズ MIB に対応する SMI を指定します。

12.0(6)SC
12.1(2)EC
12.2(4)XF1
(12.2 BC)

CISCO-TC.my

CISCO-TC-V1SMI.my

このモジュールは、シスコのエンタープライズ MIB で使用されるテキスト規則を定義します。

12.0(6)SC
12.1(2)EC
12.2(4)XF1
(12.2 BC)

IF-MIB.my

IF-MIB-V1SMI.my

このモジュールは、レイヤ 3 ネットワーク インターフェイス サブレイヤ用の汎用オブジェクトを規定します。この MIB は、MIB-II の if テーブルの更新バージョンであり、RFC 2233 で定義されたエクステンションが組み込まれています。

12.1(2)EC
12.2(4)XF1
(12.2 BC)

DOCS-IF-MIB.my

DOCS-IF-MIB-V1SMI.my

このモジュールは、RFC 2670 で定義されている、CM および CMTS の DOCSIS 準拠 RF(無線周波数)インターフェイスを規定します。

12.1(2)EC
12.2(4)XF1
(12.2 BC)

DOCS-BPI-MIB.my

このモジュールは、SNMPv2 バージョン専用であり、DOCSIS で指定された CM および CMTS の BPI のアトリビュートを規定します。

12.1(2)EC
12.2(4)XF1
(12.2 BC)

CISCO-DOCS-EXT-MIB.my

CISCO-DOCS-EXT-MIB-V1SMI.
my

このモジュールは、QoS アトリビュート/接続ステータス、その他 CMTS がサポートする CM および CPE デバイスに関する情報など、シスコ固有のエクステンションで DOCSIS 標準 FRI MIB
(DOCS-IF-MIB)を拡張します。

12.1(2)EC
12.2(4)XF1
(12.2 BC)

CISCO-DOCS-REMOTE-QUERY-MIB.my

このモジュールは、CMTS のリモート CM に対して SNMP ポーリングを実行できるようにします。

12.1(2)EC
12.2(4)XF1
(12.2 BC)

CISCO-CABLE-SPECTRUM-MIB.my

CISCO-CABLE-SPECTRUM-MIB-V1SMI.my

このモジュールは、スペクトル管理フラップ リストのアトリビュートを規定します。

12.1(2)EC
12.2(4)XF1
(12.2 BC)

3.Cisco IOS 12.2 BC リリース系統では、MIB と、Cisco IOS 12.2 XF リリース系統で導入された大部分の機能が継続しています。

4.Cisco IOS 12.0 SC リリース系統ではサポートされていません。

サーキット インターフェイス識別 MIB

サーキット インターフェイス識別 MIB 機能には、SNMP によるサーキットベース インターフェイスのモニタを支援するための、新しいシスコ エンタープライズ MIB サポートが追加されています。サーキット インターフェイス MIB(CISCO-CIRCUIT-INTERFACE-MIB)は、個々のサーキットベース インターフェイス(ATM またはフレーム リレーを使用するインターフェイスなど)を識別するための MIB オブジェクトを提供します。ユーザ側で指定するこの識別情報は、そのインターフェイスに関して linkUp/linkDown SNMP トラップが生成されたときに戻されます。

サーキット インターフェイス MIB は、各行に 2 つのオブジェクトが並ぶ単一テーブルで構成されます。オブジェクトは Circuit Interface Description(cciDescr)および Circuit Interface Status(cciStatus)です。[cciDescr] オブジェクトは、ユーザが指定した最大 255 文字のテキスト記述によって回線を識別する場合に使用します(MIB オブジェクトは NMS アプリケーションで変更できますが、Cisco IOS CLI で設定することはできません)。

ユーザが行を作成すると、[cciDescr] オブジェクトの値が設定されます。テーブルは、IF-MIB の [ifIndex] によってインデックスが作成されます。[cciStatus] はテーブルの行に対応する [RowStatus] オブジェクトです。ユーザが [cciStatus] オブジェクトに設定できる値は 2 つだけです。新しい行を作成する [createAndGo(4)] および既存の行を削除する [destroy(6)] です。行が正常に作成されると、[cciStatus] がアクティブ(1)になります。新しい行を作成する場合、1 つの snmp set pdu コマンドで [cciDescr] オブジェクトとともに [cciStatus] を設定する必要があります。行がすでにアクティブの場合、変更できるのは [cciDescr] オブジェクトだけです。

[cciStatus] を [destroy(6)] に設定することによって、先に行を削除し、[cciDescr] に新しい値を指定して行を作成し直すという方法もあります。新しい行を作成すると、最初に [ifIndex] が検証されます。[ifIndex] の値が無効な場合、行は作成されず、エラー コードが戻ります。同様に、インターフェイスを削除し、テーブルに対応する行があった場合、その行は自動的に削除されます。

ユーザがインターフェイス識別用の記述を作成すると、linkUp/linkDown トラップ通知の一部として、その記述([cciDescr] オブジェクト)が他の varbind とともに送信されます。

詳細については、 ftp://ftp.cisco.com/pub/mibs/v2/CISCO-CIRCUIT-INTERFACE-MIB.my にアクセスし、 CISCO-CIRCUIT-INTERFACE-MIB.my ファイルを参照してください。

cdxCmtsCmOnOffTrapEnable SNMP オブジェクト

[cdxCmtsCmOnOffTrapEnable] オブジェクトに関して、新しく次の CLI コマンドがサポートされます。

[no] cable enable-trap cmonoff-notification

[no] cable enable-trap cmonoff-interval <time 0 to 86400>

各コマンドのデフォルト設定は、次のとおりです。

no cable enable-trap cmonoff-notification

no cable enable-trap cmonoff-interval

デフォルト設定を変更して新しい設定を保存すると、その新しい設定が CMTS の再ロード後も有効です。

 

cable enable-trap cmonoff-notification

RF MAC インターフェイスで [cdxCmtsCmOnOffNotification] がイネーブルになります。または、SNMP オブジェクト [cdxCmtsCmOnOffTrapEnable] を true(1)に設定できます。

no cable enable-trap cmonoff-notification

RF MAC インターフェイスで [cdxCmtsCmOnOffNotification] がディセーブルになります。または、SNMP オブジェクト [cdxCmtsCmOnOffTrapEnable] を false(2)に設定できます。

cable enable-trap cmonoff-interval
<time 0 to 86400>

[cdxCmtsCmOnOffTrapEnable] が true(1)に設定されている場合に、1 つのオンライン/オフライン CM ステート変化に関して、CMTS が [cdxCmtsCmOnOffNotification] を送信する間隔を設定します。または、SNMP オブジェクト
[cdxCmtsCmOnOffTrapInterval] を同じタイム値に設定できます。

no cable enable-trap cmonoff-interval

[cdxCmtsCmOnOffNotification] のインターバルを 0 に設定し、[cdxCmtsCmOnOffTrapEnable] が true(1)に設定されている場合に、あらゆるオンライン/オフライン CM ステート変化に関して、[cdxCmtsCmOnOffNotification] が送信されるようにします。または、SNMP オブジェクト [cdxCmtsCmOnOffTrapInterval] を 0 に設定できます。


) [cdxCmtsCmOnOffTrapInterval] のデフォルトは 0 です。


DOCSIS イーサネット MIB オブジェクトのサポート(RFC 2665)

Cisco uBR7200 シリーズでサポートされる全 MIB のリストについては、Cisco.com の『Cisco uBR7200 Series Software Release Notes』を参照してください。

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/cable/cab_rout/ub7200rn/index.htm

サポート対象 MIB と MIB の使用方法については、Cisco.com にある Web ページの『 Cisco MIBs 』を参照してください。

DOCSIS OSSI オブジェクトのサポート(RFC 2233)

Cisco uBR7200 シリーズ ルータは、RFC 2233 の DOCSIS Operations Support System Interface(OSSI)に適合させるために必要なオブジェクトをサポートするようになりました。

IF-MIB.my が RFC 2233 に合わせて更新されています。

次の新しいオブジェクトがサポートされるようになりました。

ifCounterDiscontinuityTime

Cisco uBR7200 シリーズでサポートされる全 MIB のリストについては、Cisco.com の『Cisco uBR7200 Series Software Release Notes』を参照してください。

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/cable/cab_rout/ub7200rn/index.htm

サポート対象 MIB と MIB の使用方法については、Cisco.com にある Web ページ『 Cisco MIBs 』を参照してください。

デルタ、ワイルドカード、および集約に関する式 MIB サポート

この機能により、SNMP が使用する分散管理式 MIB(EXPRESSION-MIB)のデルタ、ワイルドカード、デルタ ワイルドカード、および集約機能のサポートが Cisco IOS ソフトウェアに追加されます。

デルタ関数によって、式 MIB は式の評価時に、オブジェクトの絶対値ではなくデルタ値を使用できます。デルタはオブジェクトの現在値と以前の値の差から取得します。

式 MIB のワイルドカード関数を使用すると、1 つのオブジェクトについて複数のインスタンスを評価できます。これは、オブジェクトの全インスタンスに式を適用しなければならない場合に便利です。ユーザが式でオブジェクトの全インスタンスを個別に指定する必要はありません。[expObjectTable] の [expWildcardedObject] を該当するオブジェクトで TRUE に設定すればよいだけです。

集約は式 MIB の和関数を使用して実行されます。和関数のオペランドをワイルドカード オブジェクトにする必要があります。和関数の結果は、ワイルドカード オブジェクトの全インスタンスの値の和になります。

式 MIB 機能の詳細については、ITEF( http://www.ietf.org/ids.by.wg/disman.html )にアクセスし、Internet Draft の「Distributed Management Expression MIB」を参照してください。

シスコ コール履歴 MIB コマンドライン インターフェイス

Cisco uBR7200 シリーズでサポートされる全 MIB のリストについては、Cisco.com の『Cisco uBR7200 Series Software Release Notes』を参照してください。

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/cable/cab_rout/ub7200rn/index.htm

サポート対象 MIB と MIB の使用方法の詳細については、Web ページの『 Cisco MIBs 』を参照してください。

RF インターフェイス MIB

Cisco uBR7200 シリーズでサポートされる全 MIB のリストについては、Cisco.com の『Cisco uBR7200 Series Software Release Notes』を参照してください。

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/cable/cab_rout/ub7200rn/index.htm

サポート対象 MIB と MIB の使用方法については、Cisco.com にある Web ページ『 Cisco MIBs 』を参照してください。

MSDP MIB

Multicast Source Discovery Protocol(MSDP)MIB 機能により、Cisco IOS ソフトウェアに MSDP MIB サポートが追加されます。この MIB は、SNMP を使用して MSDP 動作を管理するためのオブジェクトを記述します。この MIB に関しては、「Multicast Source Discovery Protocol MIB」(draft-ietf-msdp-mib-03.txt)という Internet Draft の資料があり、IETF( http://www.ietf.org )から入手できます。詳細については、Cisco.com にある『 MSDP MIB 』フィーチャ モジュールを参照してください。

NTP MIB

Network Time Protocol(NTP)は、一連の分散タイム サーバおよびクライアント間でタイムキーピングを同期させるために使用します。NTP サーバに Cisco NTP MIB が実装されている場合、Cisco NTP MIB によって、SNMP を使用し NTP サーバをリモート モニタできます。NTP MIB を使用してルーティング デバイスの NTP ステータスをモニタするには、Network Management System(NMS; ネットワーク管理システム)のソフトウェアを使用します。この機能に関連する Cisco IOS ソフトウェア コマンドの追加または変更はありません。

シスコの NTP MIB は、NTP バージョン 3(RFC 1305)に基づいています。この MIB オブジェクトはすべて読み取り専用です。SNMP 要求は、NTP サブシステムから対応する変数を読み取り、応答として戻すことによって処理されます。NTP MIB は NTP サーバ ピア テーブル、NTP サーバ フィルタ レジスタ テーブルをはじめ、一連の NTP サーバ システム オブジェクトを定義します。

シスコの NTP MIB の詳細については、 ftp://ftp.cisco.com/pub/mibs/v2/CISCO-NTP-MIB.my にアクセスし、MIB ファイルそのものを参照してください。

CISCO-DOCS-EXT-MIB に対する SNMP の拡張

Cisco IOS Release 12.2(4)BC1から、次のアトリビュートが CISCO-DOCS-EXT-MIB に追加され、アップストリーム インターフェイスの Unsolicited Grant Service(UGS)割り当て情報が得られるようになっています。

[cdxIfUpChannelNumActiveUGS] は、アップストリームにその時点で割り当てられているアクティブ UGS フロー数を戻します。

[cdxIfUpChannelMaxUGSInLastOneHour] は、過去 1 時間にアップストリームに割り当てられた UGS フローの最大数を戻します。

[cdxIfUpChannelMinUGSInLastOneHour] は、過去 1 時間にアップストリームに割り当てられた UGS フローの最小数を戻します。

[cdxIfUpChannelAvgUGSInLastOneHour] は、過去 1 時間にアップストリームに割り当てられた UGS フローの平均数を戻します。

[cdxIfUpChannelMaxUGSInLastFiveMins] は、過去 5 分間にアップストリームに割り当てられた UGS フローの最大数を戻します。

[cdxIfUpChannelMinUGSInLastFiveMins] は、過去 5 分間にアップストリームに割り当てられた UGS フローの最小数を戻します。

[cdxIfUpChannelAvgUGSInLastFiveMins] は、過去 5 分間にアップストリームに割り当てられた UGS フローの平均数を戻します。

Cisco uBR7200 シリーズでサポートされる全 MIB のリストについては、Cisco.com の『Cisco uBR7200 Series Software Release Notes』を参照してください。

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/cable/cab_rout/ub7200rn/index.htm

サポート対象 MIB と MIB の使用方法については、Cisco.com にある Web ページ『 Cisco MIBs 』を参照してください。

ホスト クリア、CM クリア、および現在の CPE の表示に対応する SNMP オブジェクト

[cdxCmCpeResetNow] MIB オブジェクトを使用すると、ホストまたは CM をクリアできます。[cdxCmtsCmCurrCpeNumber] MIB オブジェクトを使用すると、現在の CPE 数を表示できます。

Cisco IOS Release 12.3(9a)BC の SNMP MIB の変更点および更新内容

Cisco IOS Release 12.3(9a)BC では、Cisco uBR7246VXR ルータのために、次の新しい MIB サポートが追加されています。

CISCO-CABLE-QOS-MONITOR MIB

CISCO-CABLE-SPECTRUM-MIB

CISCO-PROCESS-MIB

DOCS-IF-MIB

DOCS-QOS-MIB

DSG-IF-MIB

Cisco CMTS の MIB に関する詳細については、Cisco.com にある次の資料を参照してください。

Cisco CMTS Universal Broadband Router MIB Specifications Guide

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/cable/cmtsmib/

『SNMP Object Navigator』

http://www.cisco.com/pcgi-bin/Support/Mibbrowser/unity.pl

CISCO-CABLE-QOS-MONITOR MIB

Cisco IOS Release 12.3(9a)BC では、CISCO-CABLE-QOS-MONITOR MIB に、次のような追加機能が導入されています。

多数のオブジェクトの記述の明示

ccqmCmtsEnforceRuleTable への多数のオブジェクトの追加により、DOCSIS 1.1 と DOCSIS 2.0 CM のサポート、およびピーク/オフピーク モニタリングをサポート

ccqmCmtsIfBwUtilTable の追加により、ダウンストリーム/アップストリーム帯域利用率のしきい値を提供

ccqmCmtsEnfRuleByteCount の廃止と削除

CISCO-CABLE-SPECTRUM-MIB

Cisco IOS Release 12.3(9) では、Cisco uBR7246VXR ユニバーサル ブロードバンド ルータでの CISCO-CABLE-SPECTRUM-MIB のサポートと、この MIB オブジェクトの拡張機能のサポートが導入されています。

ccsFlapListMaxSize および ccsFlapListCurrentSize SNMP オブジェクトは、ケーブル フラップ リストの追加記述を提供します。

ccsFlapTable の代用となる ccsCmFlapTable が追加されました。新しいオブジェクトでは、ccsFlapTable オブジェクトに代わる指標として、downstream、upstream、および Mac を使用します。

拡張された ccsSNRRequestTable オブジェクトは、修正された記述が格納された SNR 要求のテーブルを提供します。

Cisco CMTS でのスペクトル管理を支援する ccsUpSpecMgmtUpperBoundFreq オブジェクトが追加されました。

ccsCompliance5 オブジェクトが追加されました。

特定の CM のフラップ リストをリセットするための ccsCmFlapResetNow が追加されました。

ccsFlapListMaxSize、ccsFlapListCurrentSize、および ccsSNRRequestTable の記述が更新されました。

次のオブジェクトも廃止されました。

ccsFlapPowerAdjustThreshold

ccsFlapMissThreshold

ccsFlapResetAll

ccsFlapClearAll

ccsFlapLastClearTime

フラップリストのエントリの最大数は、従来はルータ全体に対して最大 8191 個でしたが、次のように変更されました。

Cisco uBR-MC16U/X、Cisco uBR-MX28U/X、Cisco uBR-MC5X20S/U などの各 BPE ケーブル インターフェイスにつき 8191 エントリ。

Cisco uBR-MC16C、Cisco uBR-MC16S、Cisco uBR-MC28C などの非 BPE ケーブル インターフェイスにつき最大 8191 のフラップリスト エントリ。

現在、フラップ リスト サイズのトラッキングのため、次の 2 つのオブジェクトが使用されます。

ccsFlapListMaxSize ― cable flap-list size コマンドでの設定に従って、フラップ リスト サイズを反映します。

ccsFlapListCurrentSize ― 各 MAC ドメイン(ダウンストリーム)のフラップ リストの現在のサイズを反映します。

CISCO-PROCESS-MIB

CISCO-PROCESS-MIB を使用すると、Cisco CMTS の RF カード、ケーブル インターフェイス ラインカード、BPE の CPU とメモリの使用状況をモニタすることができます。この情報は、SNMP を通して収集されます。

DOCS-IF-MIB

DOCS-IF-MIB( RFC 2670 としてリリース)は、DOCSIS 2.0 RF MIB 仕様のバージョン 5(draft-ietf-ipcdn-docs-rfmibv2-05.txt)に準拠するよう更新されています。

DOCS-QOS-MIB

Cisco IOS Release 12.3(9) では、Cisco uBR7246VXR および Cisco uBR10012 ユニバーサル ブロードバンド ルータでの DOCS-QOS-MIB のための MIB オブジェクト拡張機能が導入されています。

DOCSIS OSSI v2.0-N-04.0139-2 に更新されました。

docsQosPktClassIpSourceMask および docsQosPktClassIpDestMask オブジェクトのデフォルト値は、0xFFFFFFFF に設定されています。

DSG-IF-MIB

DSG-IF-MIB は、Cisco uBR7200 シリーズおよび Cisco uBR10012 ルータで DOCSIS Set-Top Gateway(DSG)1.0 機能の動作を設定、制御、モニタするために使用するオブジェクトを定義するものです。


) DSG-IF-MIB 用の MODULE-IDENTITY は dsgIfMib で、最上位 OID は 1.3.6.1.4.1.9.9.999(iso.org.dod.internet.private.enterprises.cisco.ciscoMgmt.dsgIfMib)です。これは実験的な MIB なので、DSG 仕様が最終的に確定した段階で、最上位 OID は変更されると考えられます。


MIB の制約事項

DSG-IF-MIB には、次のような制約事項があります。

これは実験的な MIB であるため、DSG 仕様が最終的に確定された時点で、予告なく変更修正される可能性があります。

この MIB は、Cisco IOS Release 12.3(9a)BC 以降のリリースでのみサポートされます。Cisco IOS Release 12.2(15)BC1 で実装された DSG のバージョンではサポートされません。

この MIB は、Cisco IOS Release 12.1 EC ではサポートされません。

この MIB は、Cisco uBR7100 ルータ上ではサポートされません。

SNMP Warm Start トラップ

2 台の Cisco uBR7200 シリーズ ルータをフェールオーバー対応として設定していて、アクティブ装置で障害が発生した場合、スタンバイ装置が引き継いでアクティブ装置になります。この状況が発生すると、フェールオーバー スイッチオーバー SNMP トラップが生成され、SNMP サーバで [Warm Start] トラップとして認識されます。


) Cisco uBR7200 シリーズ ルータが起動すると、SNMP トラップが生成され、SNMP サーバで [Cold Start] トラップとして認識されます。この機能は、すべての Cisco IOS 12.1 EC リリースですでにサポートされています。


スペクトル管理および高度なスペクトル管理機能

ダイナミック アップストリーム変調などのスペクトル管理機能は、Cisco IOS Release 12.2(4)XF1 で採用され、Cisco 12.2 BC リリース系統で引き継がれています。この機能やその他のスペクトル管理関連機能について、以下に説明します。

「高度なスペクトル管理」

「ケーブル変調プロファイルのデフォルト テンプレート」

「ダウンストリーム トラフィック シェーピング」

「ダイナミック アップストリーム変調」

「ガイド型およびスケジュール型スペクトル管理」

「入力レベル」

「Cisco IOS Release 12.3(9a)BC のスペクトル管理の拡張機能」

「アップストリーム トラフィック シェーピング」

Cisco uBR7200 シリーズ ラインカードは、ケーブル プラントでノイズが発生した場合に、システムが使用するさまざまなルールをサービス プロバイダーが指定できるように、広範なオプションをサポートします。アップストリーム システムで発生する最大の問題は、イングレス ノイズ、CB または商業サービスといった RF ソースからの長期的な干渉、および HFC プラントの劣化です。発生回数が限られていて、1 マイクロ秒程度で消えてしまう、電気機器またはスイッチといった短期的なノイズ源もあります。これらのさまざまなノイズ源は、アップストリーム データのビット エラー レートを左右し、プラントの双方向サービスの信頼性が損なわれる可能性があります。

高度なスペクトル管理

シスコでは、他の機能に加えて、新しい Cisco uBR-MC16S スペクトル管理カードにより、周波数のホップ(最適な周波数ホッピング)を最適に選択するための高度なスペクトル管理機能を提供しています。Cisco uBR-MC16S は、ノイズ レベルを判断するために各アップストリーム ポートの 5 ~ 42 MHz の Signal-to-Noise Ratio(SNR; 信号対雑音比)情報を記録し、周波数ホップを開始する必要がある場合に潜在的なクリア スペクトルを識別するための、拡張スペクトル管理機能を提供します。ミスしたステーション管理メッセージ数が設定されたしきい値を超えると、アップストリーム チャネル周波数の再割り当てが開始されます。Cisco uBR-MC16S は、アップストリーム スペクトルをスキャンし、定義されたスペクトル グループの中で、クリーンな利用可能アップストリーム チャネルを探します。


) クリーンな帯域の定義は、16 QAM で>29 db SNR、QPSK で>19 db SNR です。SNR の計算は、所定の帯域幅における信号出力レベル、ノイズ出力レベルに基づいて行われます。


Digital Signal Processor(DSP; デジタル信号プロセッサ)の先読み機能を最適化する、Cisco uBR-MC16S の最適周波数ホッピング機能をバイパスする場合は、Cisco uBR-MCxC および Cisco uBR-MC16E ラインカードで使用されているガイド型ホッピングを適用することができます。ただし、通常の運用で Cisco uBR-MC16S の最適周波数ホッピングをディセーブルにすることは推奨できません。

最適周波数ホッピングに加え、Cisco uBR-MC16S はアップストリーム チャネル幅を動的に変更できます。アップストリーム ポート別にオプションの第 2 チャネル幅値を入力することにより、階層型検索によって 3.2 MHz、1.6 MHz、800 kHz、400 kHz、および 200 kHz 幅のクリーンなアップストリーム チャネルを求めるように、Cisco uBR-MC16S に指示します。

スペクトル管理機能およびその設定詳細については、Cisco.com にある『 Cisco Cable Modem Termination System Feature Guide 』の「 Spectrum Management for the Cisco Cable Modem Termination System 」の章を参照してください。

ケーブル変調プロファイルのデフォルト テンプレート

cable modulation-profile グローバル コンフィギュレーション コマンドが拡張されて新しいオプションが 3 つ追加され、各バースト タイプのデフォルト値を使用して基本変調プロファイルを迅速に作成できるようになりました。新しいオプションの構文は、次のとおりです。

cable modulation-profile profile [ mix | qam-16 | qpsk ]

 
シンタックスの説明

profile

変調プロファイル番号(1 ~ 8)の指定

mix

デフォルトの QPSK/16 QAM 混合変調プロファイルを作成します。この場合、16 QAM を使用してショートおよびロングの認可バーストが送信され、要求、要求データ、初期レンジング、およびステーション メンテナンス バーストは QPSK を使用して送信されます。バースト パラメータは各バースト タイプのデフォルト値に設定されます。

qam-16

デフォルトの 16 QAM 変調プロファイルを作成します。この場合、16 QAM を使用してあらゆるバーストが送信されます。バースト パラメータは各バースト タイプのデフォルト値に設定されます。

qpsk

デフォルトの QPSK 変調プロファイルを作成します。この場合、QPSK を使用してあらゆるバーストが送信されます。バースト パラメータは各バースト タイプのデフォルト値に設定されます。

 

ダウンストリーム トラフィック シェーピング

ToS を含むダウンストリーム トラフィック シェーピングにより、DOCSIS ダウンストリーム チャネル上で、CMTS によるトラフィック シェーピングを実施できます。ダウンストリーム トラフィック シェーピングによって、出力インターフェイスのサージが制限され、ダウンストリームの輻輳が軽減されます。または、PCR などのトラフィック契約パラメータに適合するようになります。

ダウンストリーム トラフィック シェーピングの詳細については、次の資料を参照してください。

「ダウンストリーム トラフィック シェーピングの設定」

Cisco.com の『 Cisco Cable Modem Termination System Feature Guide 』の「 Spectrum Management for the Cisco Cable Modem Termination System」の章

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/cable/cab_rout/cmtsfg/

ダイナミック アップストリーム変調

ダイナミック アップストリーム変調機能は、リターン パスで 16 QAM に移行する場合のリスクを軽減し、リターン パス障害の間もオンラインで接続が維持されることを加入者に保証します。

この機能は、各アップストリーム ポートのアクティブ リターン パスで、SNR および Forward Error Correction(FEC; 前方誤り訂正)カウンタを能動的にモニタします。現在のアップストリーム チャネル信号品質が、設定されている上位の変調方式を十分サポートできるかどうかをソフトウェアが追跡し、必要であれば予防的に、より安定した QPSK 変調方式に合わせて調整します。リターン パスのスペクトル条件が改善されると、ソフトウェアはアップストリーム チャネルを上位の変調 QAM 方式に戻します。これは、Cisco IOS でサポートされる変調プロファイルを使用して行います。変調プロファイルは、各ユーザの設備で固有の環境をサポートするように、さまざまな方法で設定できます。

ダイナミック アップストリーム変調は、固定アップストリーム周波数のインターフェイス、またはスペクトル グループが割り当てられているインターフェイスに設定できます。Cisco IOS は、メモリ常駐型の設定済み変調プロファイルを 1 つ提供します。このプロファイルには QPSK 変調で一般的なプロファイルが定義されています。ダイナミック アップストリーム変調機能を使用するには、第 1 プロファイルと重複しない第 2 プロファイルを作成する必要があります。これは通常、上位の変調方式を指定します。アップストリーム ポートにこの第 2 変調プロファイルを割り当てる必要があります。

ケーブル インターフェイス コンフィギュレーション モードで cable upstream modulation-profile コマンドを使用し、ダイナミック アップストリーム変調を設定します。

Router(config)# cable modulation-profile 2 mix
 

ケーブル インターフェイス コンフィギュレーション モードで cable upstream modulation-profile コマンドを使用し、アップストリーム ポートに変調プロファイルを割り当てます。

cable upstream n modulation-profile < primary profile-number > < secondary profile-number >

詳細については、Cisco.com にある『 Cisco uBR7200 Dynamic Upstream Modulation 』フィーチャ モジュールを参照してください。

ガイド型およびスケジュール型スペクトル管理

シスコは最初のアップストリーム イングレス対策として、Cisco uBR-MCxxC DOCSIS ラインカードのソフトウェア サポートによって、周波数アジリティを追加しました。事業者はスペクトル グループを設定し、スケジュール型周波数ホッピング、またはガイド型周波数ホッピングに基づいて、新しいアップストリーム周波数を選択していました。タイム スケジュール型のスペクトル管理を使用した場合、アップストリーム チャネル周波数の再割り当てプロセスは、設定された曜日または時刻に開始されます。ガイド型周波数ホッピングを使用した場合は、そのアップストリーム上の CM または STB からのステーション管理メッセージのミス数が設定されたしきい値を超えると、アップストリーム チャネル周波数の再割り当てが開始されます。アップストリーム ポート上の全 CM が次の周波数に移行し、ラウンドロビン方式により、スペクトル管理グループで定義された割り当て入力レベルで次に利用できる周波数帯域を選択します。周波数の変更は迅速に行われるので、データ損失はなく、遅延は最小限に抑えられます。

入力レベル

入力レベルを表す power-level-dBmV は、cable spectrum-group コマンドのオプションです。このオプションを使用すると、CM が固定周波数から別の周波数へ、またはある帯域から別の帯域へホッピングするときの、CMTS のアップストリーム レシーバの想定入力レベル(米国)を指定できます。各アップストリーム周波数には、アップストリーム入力レベル(dBmV)が対応付けられます。パワー レベルは、アップストリーム周波数変更が必要になった場合に、各スペクトル グループが使用できるモデム送信パワーです。入力レベルは、周波数ホッピング時に設定できます。

入力レベルは、CM がホッピングのたびに送信パワーを上げ下げしなくてすむように指定します。ケーブル会社は周波数の機能として、小さいパワー イコライゼーションを実行できます。有効範囲は -10 ~ +10 dBmV です。パワー レベル値を変更するのは、スペクトル管理の一環としてパワー レベルを変更する場合だけです。ケーブル プラントによっては、日常のタイム スケジュールでは入力レベルだけを変更し、周波数は変更しないという場合があります。

入力レベルの設定方法につては、Cisco.com にある『 Cisco Cable Modem Termination System Feature Guide 』の「 Setting Input Power Level 」を参照してください。

Cisco IOS Release 12.3(9a)BC のスペクトル管理の拡張機能

Cisco IOS Release 12.3(9a)BC では、Cisco uBR7246VXR ルータのスペクトル管理の拡張機能が導入されています。

「CBT 3.2」のサポート(警告つき)

「STM Version 1.1」のサポート(警告つき)

CBT 3.2、スペクトル管理、および STM 1.1 に関する詳細については、Cisco.com にある次の資料を参照してください。

Release Notes for Cisco Broadband Troubleshooter Release 3.2

http://www.cisco.com/en/US/products/hw/cable/ps2217/products_command_reference_book09186a0080108e88.html

Spectrum Management for the Cisco CMTS

http://www.cisco.com/en/US/products/hw/cable/ps2217/products_feature_guide_chapter09186a008019b586.html

Subscriber Traffic Management for the Cisco CMTS

http://www.cisco.com/en/US/products/hw/cable/ps2217/products_feature_guide09186a00801b17d0.html

アップストリーム トラフィック シェーピング

この機能によって、CMTS は DOCSIS アップストリーム チャネルでアップストリーム レート シェーピングを実行できます。

トラフィック シェーピングにより、CMTS はレート超過モデムの認可をバッファに格納できます。CMTS でこのように認可をバッファに格納することによって、TCP 関連のタイムアウトおよび再送信が回避され、レート超過モデムの TCP スループット性能が向上します。シェーピングの結果、CMTS はモデムの全体的な TCP パフォーマンスを下げずに、モデムのアップストリーム最大レートを適用できます。

ユーザがアップストリーム レート制限を行うシェーピング オプションをイネーブルにしなかった場合、CMTS のアップストリーム レート ポリシング コードが(異なるローカル廃棄ポリシーを使用して)、設定された最大アップストリーム レートを超えた CM からの帯域要求を廃棄します。帯域要求(結果的にアップストリーム パケット)が廃棄されると、タイムアウトと再送信が発生するので、レート超過モデムでウインドウベース プロトコル(TCP など)のスループット性能が低下します。

アップストリーム トラフィック シェーピングの詳細については、「アップストリーム トラフィック シェーピングの設定」および、Cisco.com にある『 Spectrum Management for the Cisco Cable Modem Termination System 』を参照してください。

テスト、トラブルシューティング、および診断機能

Cisco uBR7200 シリーズでは、いくつかのトラブルシューティングおよび診断機能がサポートされています。

「ケーブル ダウンストリーム周波数の変更」

「ケーブル フラップ リスト」

「Cisco CMTS スタティック CPE 上書き」

「CBT 3.2」

「高速障害検出」

ケーブル ダウンストリーム周波数の変更

Cisco IOS 12.0SC、12.1 EC、および 12.1T リリース系統では、Cisco uBR7200 シリーズ ルータのための cable downstream override コマンドのサポートが導入されました。

ダウンストリーム周波数の変更は、デフォルトで DOCSIS 動作用にイネーブル化されるため、このコマンドは通常動作時は不要です。しかし、テストおよび実験用に、このコマンドを使用して周波数の変更機能をディセーブルにすることができます。この変更を行うと、信号品質に関係なく、そのインターフェイス上の CM で特定のダウンストリーム周波数が使用されます。

このコマンドの詳細と使用のガイドラインについては、Cisco.com にある『Cisco Broadband Cable Command Reference Guide』を参照してください。

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/cable/bbccmref/index.htm

ケーブル フラップ リスト

フラップ リストは、CM の接続に関するトラブルシューティング用に、Cisco CMTS ユニバーサル ブロードバンド ルータ対応の Cisco IOS ソフトウェアに組み込まれている特許ツールです。フラップ リストは、「フラッピング」が起きている CM、すなわち接続の問題が断続的に発生している CM を追跡します。フラッピングは、CM の問題を意味することもあれば、ケーブル プラントのアップストリームまたはダウンストリーム部分での問題を意味することもあります。

フラップ リスト機能は特にポーリングもデータ伝送も必要としませんが、DOCSIS 準拠ネットワークにおいて実行済みの登録およびステーション メンテナンス アクティビティをモニタします。したがって、CMTS はパケット オーバーヘッドを増やさずに、また、ネットワークのスループット/パフォーマンスに悪影響を与えずに、フラップ リスト データを収集できます。さらに、DOCSIS 準拠の CM または STB をサポートします。


) これはシスコ独自の CMTS 機能ですが、DOCSIS 準拠のすべての CM に適用できます。SNMP を使用する他のモニタリング方式と異なり、フラップ リストは帯域幅を使用しません。


フラップ リストの詳細については、Cisco.com にある『 Cisco Cable Modem Termination System Feature Guide 』の「 Flap List Troubleshooting for the Cisco Cable Modem Termination System 」の章を参照してください。

CBT 3.2

Multiple Service Operator(MSO; マルチプル サービス オペレータ)は、加入者に、TV、ビデオ オン デマンド、データ、ボイス テレフォニーなどの多様なサービスを提供しています。ケーブル会社は、加入者に、TV、ビデオ オン デマンド、データ、ボイス テレフォニーなどの多様なサービスを提供しています。ネットワーク管理者と RF 技術者には、ケーブル プラントでの RF の問題を解決するための特別なツールが必要です。Cisco Broadband Troubleshooter 3.2(CBT 3.2)は、このような問題を正確に認識し、解決できるよう設計された、シンプルで使い勝手の良いツールです。

Cisco IOS Release 12.3(9a)BC では、Cisco uBR7246VXR ユニバーサル ブロードバンド ルータでの CBT 3.2 のサポートが拡張され、追加されたソフトウェア機能のための相互運用性もサポートされるようになりました。

CBT 3.2 では、Cisco uBR7246VXR ルータ上で次のような拡張機能が利用できます。

CBT 3.2 は以前の警告 CSCee03388 を解決しています。これにより、アップストリームと CM を同じトレース ウィンドウで比較できます。

以前は、トレース ウィンドウで最大 3 つのアップストリームまたは CM を選択することができましたが、アップストリームと CM を両方選択することはできませんでした。CBT 3.2 では、アップストリームと CM を 3 つ選択して、トレース ウィンドウで一緒に扱うことが可能になっています。

CBT 3.2、スペクトル管理、および STM 1.1 に関する詳細については、Cisco.com にある次の資料を参照してください。

Release Notes for Cisco Broadband Troubleshooter Release 3.2

http://www.cisco.com/en/US/products/sw/netmgtsw/ps530/prod_release_note09186a0080293344.html

Spectrum Management for the Cisco CMTS

http://www.cisco.com/en/US/products/hw/cable/ps2217/products_feature_guide_chapter09186a008019b586.html

Subscriber Traffic Management for the Cisco CMTS

http://www.cisco.com/en/US/products/hw/cable/ps2217/products_feature_guide09186a00801b17d0.html

Cisco CMTS スタティック CPE 上書き

MSO は、ラップトップ コンピュータとシスコ ユニバーサル ブロードバンド ルータへのコンソール接続を使用してトラブルシューティングを行う際、cable submgmt default コマンドを使用することにより、CPE デバイスのネットワーク DHCP 設定を上書きすることができます。

cable submgmt default コマンドの詳細については、Cisco.com にある次の資料を参照してください。

Cisco CMTS Static CPE Override

http://www.cisco.com/en/US/products/hw/cable/ps2217/prod_troubleshooting_guide09186a0080284e08.html

Cisco Broadband Cable Command Reference Guide

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/cable/bbccmref/index.htm

高速障害検出

Cisco IOS Release 12.2(15)BC1 では、Cisco uBR7246VXR ルータ上での Fast Fault Detection(FFD; 高速障害検出)のサポートが導入されています。この機能は、障害になったラインカードから HCCP コントロール システムに対して予防的にその障害を通知することによって N+1 冗長構成の切り替えを行う際の、パフォーマンスとコンバージェンス時間を向上させます。これにより、ソフトウェア障害時の切り替えが迅速に行われ、カードの停止時間が短縮され、カード上のトラフィックの中断が最小限に抑えられます。

N+1 冗長動作が設定されている場合、自動的に Cisco uBR7246VXR ルータで FFD が使用されます。N+1 冗長構成の設定と使用の詳細については、次の URL にアクセスして『Cisco CMTS Feature Guide』の「N+1 Redundancy for the Cisco CMTS」を参照してください。

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/cable/cab_rout/cmtsfg/ufgnpls1.htm

仮想インターフェイス

Cisco uBR7200 シリーズでは、主に Cisco IOS 12.3 BC リリース系統で次の仮想インターフェイス機能がサポートされています。

「Cisco uBR-MC28/U BPE での仮想インターフェイス バンドル」

Cisco uBR-MC28/U BPE での仮想インターフェイス バンドル

Cisco IOS Release 12.3(13a)BC では、Cisco uBR7246VXR ユニバーサル ブロードバンド ルータおよび Cisco uBR-MC28/U BPE での仮想インターフェイス バンドルのサポートが導入されています。

これまでの Cisco IOS リリースでは、ケーブル インターフェイス バンドルは、マスターまたはスレーブ インターフェイスとしての物理インターフェイスに限られており、 show コマンドはバンドル情報をサポートしていませんでした。

仮想インターフェイス バンドルでは、従来のマスター/スレーブ インターフェイスという概念が取り払われ、次のような変更が加えられました。

仮想インターフェイス バンドルでは、マスター/スレーブ インターフェイスの代わりに、 バンドル インターフェイス および バンドル メンバー を使用します。

仮想バンドル インターフェイスは、たとえば IP ループバック アドレスのように、仮想的に定義されます。

仮想インターフェイス バンドルでは、複数の show ip interface コマンドでバンドル情報がサポートされます。

仮想インターフェイス バンドルでは、たとえば障害が発生したり、バンドル内のいずれかのラインカードで OIR の問題が発生したり、マスター インターフェイスで誤って設定を削除したりした場合でも、物理インターフェイスの接続が切れることはありません。

仮想インターフェイス バンドルでは、バンドル メンバー インターフェイスに対して、次のレイヤ 3 設定がサポートされており、これが使用されます。

IP アドレス

IP ヘルパー アドレス

送信元検証およびリースタイマー機能

cable dhcp-giaddr(giaddr フィールドには、DHCP クライアントの IP アドレスが設定されます)

PIM

ACL

サブインターフェイス


) バンドルのためのこの仮想インターフェイスは、常にオンにしておく(no shutdown によりイネーブル化)必要がありますが、shutdown コマンドを使用すると、コマンドが実行される前に Cisco CMTS により警告メッセージが表示されます。


Cisco CMTS の仮想インターフェイス バンドルの設定、使用例、一般的なガイドラインについては、Cisco.com にある次の資料を参照してください。

Cable Interface Bundling and Virtual Interface Bundling for the Cisco CMTS

http://www.cisco.com/en/US/products/hw/cable/ps2217/products_feature_guide_chapter09186a008022eba7.html

Virtual Interfaces and Frequency Stacking Configuration on MC5x20S and MC28U Line Cards

http://www.cisco.com/en/US/tech/tk86/tk804/technologies_white_paper09186a0080232b49.shtml

Virtual Interfaces on the Cisco uBR10-MC5X20S/U Card

http://www.cisco.com/en/US/products/hw/modules/ps4969/products_feature_guide09186a00801b17cd.html

VLAN 機能

Cisco uBR7200 シリーズでは、次の VLAN 機能がサポートされています。

「VLAN 構成における HSRP over ISL」

VLAN 構成における HSRP over ISL

Inter-Switch Link(ISL; スイッチ間リンク)プロトコルは、複数のスイッチを相互接続し、スイッチ間をトラフィックが流れるときに VLAN 情報を維持するシスコのプロトコルです。ISL は VLAN 機能を提供すると同時に、全二重または半二重モードのファスト イーサネット リンクで、フルワイヤ速度のパフォーマンスを維持します。ISL はポイントツーポイント環境で動作し、最大 1000 の VLAN をサポートします。事実上、作業環境で必要な数だけ論理ネットワークを定義できます。

Hot Standby Router Protocol(HSRP; ホットスタンバイ ルータ プロトコル)over ISL プロトコルの設定情報については、Cisco.com の次の資料を参照してください。

Cisco IOS Switching Services Configuration Guide Release 12.2 の「 Configuring Routing Between VLANs with Inter-Switch Link Encapsulation

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios121/121cgcr/switch_c/xcprt7/xcdvlisl.htm

ダイナミック SID/VRF マッピングのサポート

Cisco IOS Release 12.3(13a)BC では、Cisco CMTS 上でのダイナミック SID と VRF マッピングのサポートが導入され、MPLS によって VoIP がサポートされています。これまでは、MPLS SID マッピング機能は、プロビジョニングされたサービス フローにのみ適用されていました。この機能では、すべての PacketCable DQoS サービス フローが 1 つの特定の VRF にマッピングできます。

ダイナミック SID/VRF マッピングの詳細については、次の資料を参照してください。

Mapping Service Flows to MPLS VPN on the Cisco CMTS

http://www.cisco.com/en/US/products/hw/cable/ps2217/products_feature_guide_book09186a008019b6bd.html

GRE トンネルの IP ToS および precedence

この機能が登場するまで、汎用ルート カプセル化ベースのトンネル エンドポイントにおいて、ToS ビット(precedence ビットを含む)は、トンネルすなわち内側のパケットをカプセル化する GRE IP ヘッダーにコピーされませんでした。代わりに、これらのビットはゼロに設定されました。2 つのトンネル エンドポイント間の中間ルータが ToS または precedence ビットに従わない限り、問題は起きませんでした。その時には、これらのビット設定は、無視されていました。

VPN および QoS アプリケーションの登場によって、ルータが GRE を使用してパケットをカプセル化する時点で、ToS ビットをコピーすることが望まれるようになりました。こうすると、トンネル エンドポイント間の中間ルータで、WFQ、WRED などの QoS 機能を利用できます。

この機能によって次の利点が得られます。

GRE トンネル エンドポイント間のルータは precedence ビットおよびその他の ToS ビットに従うので、重要なパケットのルーティングが改善される可能性があります。ポリシー ルーティング、Committed Access Rate(CAR)、WFQ、WRED といった Cisco IOS の QoS テクノロジーは、GRE トンネル エンドポイント間の中間ルータ上で動作可能です。

GRE トンネルの precedence とともに、Cisco IOS ネットワーク レイヤ暗号化を使用した場合、VPN トンネル エンドポイント間でのデータの機密性が確保され、セキュリティを強化することができます。

QoS ポリシーをネットワーク単位、ユーザ単位、アプリケーション単位で細かく設定できます。

GRE トンネルは柔軟に配置できるので、企業の CPE またはサービス プロバイダーの入力ポイントで適用できます。

設定の詳細については、Cisco.com にある次の資料を参照してください。

IP Precedence for GRE Tunnels

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios113ed/113t/113t_4/greqos.htm

IPv6 over L2VPN

Cisco uBR7246VXR ルータでは、Cisco IOS Release 12.3(17a)BC から、SID の 802.1q マッピングに基づくレイヤ 2 VPN を使用した IPv6 がサポートされています。Cisco uBR7246VXR ルータでは、Cisco IOS Release 12.3(13a)BC 以降のリリースから、レイヤ 2 VPN を使用した透過型 LAN サービスをサポートしています。インターネット ユーザが IPv6 に移行しつつありますが、Cisco IPv6 プロトコルのサポートにより移行が支援されています。IPv4 には、利用できる IPv4 アドレスの数が限られているなどの制約がありましたが、IPv6 ではその制約の多くが解消されており、ルーティングおよびネットワークの自動設定も改良されています。顧客は、この機能を使用すれば、最小限の動作環境への影響で、IPv6 をネットワークに導入することができます。

この機能の詳細については、Cisco.com にある次の資料を参照してください。

IPv6 Documentation:overview, technology, design and configuration information

http://www.cisco.com/en/US/tech/tk828/technologies_case_study0900aecd802e2ce2.shtml

MPLS-VPN へのサービス フローのマッピング

Cisco uBR7200 シリーズ ルータは、Multiprotocol Label Switching-Virtual Private Network(MPLS-VPN; マルチプロトコル ラベル スイッチング VPN)を使用した管理アクセスを提供してきました。MPLS-VPN は、ケーブル インターフェイス上に構成され、各サブインターフェイスは特定の ISP に対して構成されます。そのため、サービス プロバイダーには、同じ物理 HFC ケーブル ネットワーク上で複数の ISP にユーザ アクセスを許可するための手段があります。

このシステムは、CM の背後にある CPE デバイスで同じ ISP を使用している場合に効果を発揮します。しかし、複数の CPE デバイスを使用して同じ CM から複数の ISP にアクセスにできるような、複雑なネットワークが求められるようになっています。

たとえば、家庭の複数のユーザが、それぞれの PC から異なる ISP にアクセスしようとしている場合が考えられます。そのほかに一般的になってきている状況としては、1 人のユーザが在宅勤務のためにある ISP を通してセキュアな VPN 接続を行い、家庭の別のユーザが別のコンピュータから別の ISP を通してパブリックなインターネットにアクセスするという場合が考えられます。

MPLS-VPN へのサービス フローのマッピング機能を使用すると、既存の MPLS-VPN サポートを拡張し、同じ CM を使用して異なる ISP に対するより柔軟な管理アクセスを提供することができます。

MPLS-VPN へのサービス フローのマッピング機能では、DOCSIS 1.1 アップストリーム パケット分類子と Service Flow ID(SFDI; サービス フロー ID)を使用して、個々の CPE デバイスを別々の MPLS-VPN インターフェイスにマッピングします。

要約すると、サービス プロバイダーは、次のような項目からなる、CM のための DOCSIS コンフィギュレーション ファイルを作成します。

各 CPE デバイスのための QoS プロファイルを指定する複数のセカンダリ アップストリーム サービス フロー。

特定のサービス フローが必要なパケットのために使用する MPLS-VPN ルートを識別するためのベンダー固有の QoS パラメータ。

各 CPE デバイスの MAC アドレスを送信元 MAC アドレス パラメータとして指定する、複数のセカンダリ アップストリーム パケット分類子。

CM は、登録プロセスで DOCSIS コンフィギュレーション ファイルをダウンロードし、適切なサービス フローとパケット分類子を設定します。

CM がオンラインになると、CPE デバイスからのパケット受信を開始します。CM では、パケットの送信元 MAC アドレスに基づいて、パケットと適切なパケット分類子が対応付けられ、使用する適切な SFID が特定されます。その後、CM はこのアップストリーム SFID を使用して、Cisco uBR7200 シリーズ ルータへのパケット送信を行います。

Cisco uBR7200 シリーズ ルータは、パケットを検査して SFID を特定し、そのサービス フローに関連するベンダー固有の QoS パラメータを使用してパケットを適切な MPLS-VPN インターフェイスにルーティングします。

MPLS-VPN へのサービス フローのマッピング機能の詳細については、Cisco.com にある次の資料を参照してください。

Mapping Service Flows to MPLS VPN on the Cisco uBR7200 Series Router

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios122/122newft/122limit/122bc/122bc_11/sfidmpls.htm

サブインターフェイスおよびケーブル インターフェイス バンドルの MPLS VPN サポート

Cisco uBR7200 ルータは、サブインターフェイスおよびケーブル インターフェイス バンドルに対して MPLS VPN をサポートします。MPLS VPN テクノロジーにより、サービス プロバイダーは共用型 HFC ネットワークおよび IP インフラストラクチャを使用して、スケーラブルで効率的な私設網を作成できます。

このケーブル MPLS VPN ネットワークの構成要素は、次のとおりです。

物理インフラストラクチャを所有し、ケーブルまたは IP バックボーンを利用してトラフィックを伝送する ISP のために VPN を構築する、MSO またはケーブル会社。

HFC ネットワークおよび IP インフラストラクチャを使用して、ケーブル ユーザにインターネット サービスを提供する ISP。

各 ISP は、MSO の物理ネットワーク インフラストラクチャを利用して、加入者の PC と ISP のネットワーク間で相互にトラフィックを転送します。レイヤ 3 で作成された MPLS VPN は、VPN ルートの分配をそのネットワークに属すルータに限定することによって、プライバシーとセキュリティを実現します。したがって、各 ISP の VPN は、同一 MSO インフラストラクチャを使用する他の ISP から切り離されます。

MPLS VPN は、各 VPN に固有の VPN Routing/Forwarding(VRF)インスタンスを割り当てます。VRF インスタンスは、IP ルーティング テーブル、そこから派生した転送テーブル、その転送テーブルを使用する 1 組のインターフェイス、さらに、転送テーブルの内容を決定する一連のルールおよびルーティング プロトコルで構成されます。各 PE ルータが 1 つまたは複数の VRF テーブルを維持します。PE ルータは、該当する VRF テーブルに対応付けられたインターフェイスからパケットが直接届いた場合にかぎり、そのテーブルでパケットの IP 宛先アドレスを照合します。MPLS VPN は、BGP と IP アドレス解決を組み合わせて使用することによって、セキュリティを確保します。

Cisco.com にある『 Cisco IOS Switching Services Configuration Guide Release 12.2 の Configuring Multiprotocol Label Switching 」の章を参照してください。

サブインターフェイス IP アドレスの重複

Multiprotocol Label Switching(MPLS; マルチプロトコル ラベル スイッチング)ベースの VPN はレイヤ 3 で作成され、VPN ルートの分配を VPN のメンバー ルータに限定し、MPLS 転送を利用することによって、プライバシーとセキュリティを確保します。各 ISP の VPN は、HFC および IP-over-cable インフラストラクチャを共有する他のすべての VPN から切り離されます。MPLS VPN は、各 VPN に固有の VRF インスタンスを割り当てることによって、トラフィックの分離を実現します。VRF インスタンスは、IP ルーティング テーブル、そこから派生した転送テーブル、その転送テーブルを使用する 1 組のインターフェイス、さらに、転送テーブルの内容を決定する一連のルールおよびルーティング プロトコルで構成されます。

Cisco IOS Release 12.1(2)EC1 以前のリリースでは、IP アドレスはそれぞれ一意であることが前提でしたが、MPLS VPN では、1 つの VRF 内で重複する IP アドレスを設定できます。重複 IP アドレスを設定すると、エラーが発生することがありました。Cisco IOS Release 12.1(3)EC は、サブインターフェイスに対する重複 IP アドレスの設定をサポートします。Cisco uBR7200 シリーズ ルータを使用して MPLS VPN を設定すると、同じ IP サブセットを異なる VRF 上の CPE に設定できるようになりました。

最新の Cisco IOS リリースでは、次の CLI コマンドが更新され、サブインターフェイス上で次 IP アドレスの重複がサポートされるようになりました。

新 CLI コマンド

cable device {ip-address | mac-address} [no] access-group {access-list | access-name} | {[vrf vrf-name] ip-address [no] access-group [access-list | access-name]}

cable host {ip-address | mac-address} [no] access-group {access-list | access-name} | {[vrf vrf-name] ip-address [no] access-group [access-list | access-name]}

clear cable host {ip-address | mac-address}

show cable device [vrf vrfname] [ip-address] access-group

show cable host [vrf vrfname] [ip-address | mac-address] access-group


) 最新のコマンド情報および詳しいコマンド履歴については、Cisco.com にある『Cisco Broadband Cable Command Reference Guide』を参照してください。


TLS および L2 トンネリング ATM/SID

Cisco IOS Release 12.3(9a)BC では、Cisco uBR7246VXR ルータでの、ケーブル上の Transparent LAN Service(TLS; 透過型 LAN サービス)機能のサポートが導入されています。この機能は、既存の WAN サポートを拡張して、HFC ケーブル ネットワーク上で複数の ISP をサポートするための柔軟な管理アクセスを提供するものです。

サービス プロバイダーは、この機能を使用して、アップストリーム SID を ATM Permanent Virtual Connection(PVC; 相手先固定接続)または VLAN にマッピングすることにより、レイヤ 2 トンネルを作成することができます。

Cisco uBR7246VXR ルータで TLS を設定する方法については、Cisco.com にある次の資料を参照してください。

『Transparent LAN Service over Cable』

http://www.cisco.com/en/US/products/hw/cable/ps2217/products_feature_guide09186a0080159396.html

TLS および L2 VPN

Cisco IOS Release 12.3(13a)BC では、レイヤ 2 VPN での TLS 機能に、次の変更点または拡張機能が導入されています。

TLS 機能をレイヤ 2 VPN で使用する場合、参加する CM で BPI セキュリティ機能をイネーブルにする必要があります。そうしないと、Cisco CMTS のアップストリームまたはダウンストリームで、このようなレイヤ 2 トラフィックが廃棄されます。

CPE の情報は、 show cable modem コマンドの出力に表示されません。


) 特定の CM 用に ATM L2 VPN または 802.1q を設定すると、Cisco uBR7246VXR ルータの既存の CM 設定は削除されます。たとえば、ルータで特定の CM に対して 802.1q での TLS が設定された状態で、同じ CM に対して ATM L2 VPN を設定した場合、Cisco uBR7246VXR ルータではあとから設定した方が採用され、それまでの設定は削除されます。このとき、警告またはシステム メッセージは表示されません。


TLS の詳細については、Cisco.com にある次の資料を参照してください。

TLS for the CiscoCMTS

http://www.cisco.com/en/US/products/hw/cable/ps2217/products_feature_guide09186a0080159396.html

TLS Over Cable - TAC Document #60027』

http://www.cisco.com/en/US/products/hw/cable/ps2217/products_configuration_example09186a008029160d.shtml

WAN の最適化およびサービス機能

Cisco uBR7200 シリーズでは、次のような多数の WAN 機能がサポートされています。

「BACP」

「非公開ユーザ グループ選択機能抑制オプション」

「ELMI」

「フレーム リレー拡張機能」

「フレーム リレー MIB のエクステンション」

「フレーム リレー ルータ ForeSight」

「ISDN Advice of Charge」

「ISDN 発信者 ID コールバック」

「ISDN マルチ スイッチ タイプ」

「ISDN NFAS」

「MPPC」

「MLPPP のサポート」

「BRI および PRI に対応する各国の ISDN スイッチ タイプ」

「PAD サブアドレッシング」

「ケーブル インターフェイス上での PPPoE 終端サポート」

「VPDN MIB および Syslog 機能」

「X.25 拡張機能」

「PVC および SVC 間の X.25 スイッチング」

BACP

Bandwidth Allocation Control Protocol(BACP)は、リンクの使用状況制御能力を備えた Multilink PPP(MLP)ピアを提供します。ピアと BACP のネゴシエーションが正常に完了すると、ピアは BACP のサブセットである Bandwidth Allocation Protocol(BAP)を使用して、帯域幅割り当てのネゴシエーションを行うことができます。BAP は、コール制御による動的帯域幅割り当てを制御する一連のルールを提供します。MLP 対応のマルチリンク バンドルに対するリンクの追加/削除に関して定義された方式が使用されます。

BACP によって次の利点が得られます。

リンクのタイプ、速度、および電話番号を使用してコール制御を行うことによって、相互運用性のあるマルチリンクを実装できます。

アクティブにしたリンクを短時間で除去した場合に発生するスラッシングを制御できます。

マルチリンク バンドルに対してリンクの追加/削除が行われた場合、リンクの両側に確実に通知されます。

設定については、Cisco.com にある『 Cisco IOS Dial Services Configuration Guide: Network Services Release 12.1 の「 Configuring the Bandwidth Allocation Control Protocol 」の章を参照してください。

非公開ユーザ グループ選択機能抑制オプション

Closed User Group(CUG; 非公開ユーザ グループ)選択機能は、宛先 Data Terminal Equipment(DTE; データ端末装置)で送信元および宛先 DTE の所属 CUG を識別できるようにする、特定の符号化要素です。非公開ユーザグループ選択機能抑制オプション機能によって、ユーザは優先 CUG だけ、またはすべての CUG 宛ての着信コール パケットから CUG 選択機能を削除するように、X.25 Data Communications Equipment(DCE; データ通信装置)インターフェイスまたは DCE ステーション タイプを指定した X.25 DCE プロファイルを設定できます。発信アクセスでの CUG(CUG/OA)から選択機能を削除することもできます。

ELMI

トラフィック シェーピングと組み合わせて使用することにより、ルータはネットワークの変化に動的に対応できます。オプションの Enhanced Local Management Interface(ELMI)機能によって、ルータはシスコ スイッチから QoS パラメータを取得し、トラフィック シェーピングの設定または管理目的でそれらのパラメータを使用することができます。

さらに、ELMI によって、ルータ上でトラフィック シェーピングを簡単に設定できるようになります。これまでは、場合によってはあらゆる VC にトラフィック シェーピング レート適用値を設定する必要がありました。ELMI をイネーブルにすると、ルータを設定するときに、矛盾する値または無効な値を指定する可能性が小さくなります。

ELMI をイネーブルにするには、メイン インターフェイスに ELMI を設定する必要があります。設定については、Cisco.com にある『 Cisco IOS Quality of Service Solutions Configuration Guide Release 12.2 の「 Configuring Frame Relay and Frame Relay Traffic Shaping 」の章を参照してください。

フレーム リレー拡張機能

Cisco IOS リリース ― Cisco IOS Release 12.2(4)BC1および Cisco uBR7200 シリーズは、次のような最新のフレーム リレー拡張機能をサポートします。

フレーム リレー エンドツーエンド キープアライブ

フレーム リレー上での PPP の設定

フレーム リレーの設定の詳細については、使用する Cisco IOS リリースに応じて、Cisco.com にある次のどちらかの資料を参照してください。

Cisco IOS Wide-Area Networking Configuration Guide Release 12.1 の「 Configuring Frame Relay

Cisco IOS Quality of Service Solutions Configuration Guide Release 12.2 の「 Configuring Frame Relay and Frame Relay Traffic Shaping

フレーム リレー MIB のエクステンション

シスコのフレーム リレー MIB では、標準フレーム リレー MIB(RFC 1315)にエクステンションを追加しています。シスコのフレーム リレーにほぼ固有の詳細なリンクレベル/VC レベル情報および統計情報が得られます。この MIB により、show frame-relay lmi、show frame-relay pvc、show frame-relay map、および show frame-relay svc などの show frame-relay コマンドが提供する情報の大部分に対する SNMP ネットワーク管理アクセスが可能です。

詳細については、Cisco.com にある『 Cisco IOS Wide-Area Networking Configuration Guide Release 12.2 の「 Configuring Frame Relay 」を参照してください。

Cisco uBR7200 シリーズでサポートされるリリースごとの MIB のリストについては、Cisco.com の『Cisco uBR7200 Series Software Release Notes』を参照してください。

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/cable/cab_rout/ub7200rn/index.htm

サポート対象 MIB と MIB の使用方法については、Cisco.com にある Web ページ『 Cisco MIBs 』を参照してください。

フレーム リレー ルータ ForeSight

ForeSight は、一部のシスコ スイッチで使用されているネットワーク トラフィック制御ソフトウェアです。シスコのフレーム リレー スイッチは、User-to-Network Interface(UNI)上で ForeSight メッセージを拡張し、VC の逆方向輻輳通知を受け渡すことができます。ForeSight によって、シスコのフレーム リレー ルータは ForeSight メッセージを処理して対処し、適切なタイミングで VC レベル トラフィック シェーピングを調整できます。

ForeSight はシスコ ルータとシスコ スイッチの両方で明示的に設定する必要があります。ForeSight は、フレーム リレー トラフィック シェーピングが設定されているシスコ ルータでイネーブルにします。ただし、ルータの ForeSight への対応が VC に適用されるのは、VC マップ クラスに frame-relay adaptive-shaping foresight コマンドが追加されてからです。スイッチで ForeSight がイネーブルになると、そのスイッチは設定されたタイム値に基づいて、定期的に ForeSight メッセージを送信します。間隔は 40 ~ 5,000 ミリ秒の範囲で設定できます。

フレーム リレー設定の詳細については、Cisco.com にある『 Cisco IOS Wide-Area Networking Configuration Guide Release 12.2 の「 Configuring Frame Relay 」の章を参照してください。

ISDN Advice of Charge

ISDN Advice of Charge(AOC)機能を使用すると、あらゆるコールについて、コール中(AOC-D)またはコール終了時(AOC-E)、あるいはその両方の課金情報が得られます。ユーザがスイッチから AOC 情報を受信するには、ローカル ISDN ネットワーク経由で加入する必要があります。コール課金情報を得るためにルータの設定を変更する必要はありません。

ISDN AOC 機能は AOC-D サービスの場合、ネットワークから AOC-D または AOC-E メッセージを受け取る間隔に基づいてコール課金期間を測定することにより、ダイナミック アイドル タイムアウトを行う短期保留モードをオプションとして設定できます。この短期保留モードを使用すると、コール コストを追跡し、料金請求額を制御したり場合によっては削減したりできます。短期保留モードのアイドルタイムでは、次の作業が行われます。

コールが設定されている最小アイドル タイムと等しいかそれ以上にアイドル状態だった場合、新しい課金期間が開始される直前にコールを切断します。

課金期間の残り時間がかなりある場合は、設定されたアイドル タイムアウトが経過しても、現在の課金期間が終了するまでコールを維持します。

着信コールの切断には、スタティック ダイヤラ アイドル タイムアウト値が使用されます。

設定については、Cisco.com にある『 Cisco IOS Dial Services Configuration Guide: Terminal Services Release 12.1 の「 Configuring ISDN Special Signalling 」の章を参照してください。

ISDN 発信者 ID コールバック

ISDN 発信者 ID コールバックを使用すると、ISDN セットアップ メッセージに含まれている発信者 ID メッセージに基づいて、クライアントからサーバへの最初の着信コールを拒否し、その発信側を宛先としてコールバックを開始することができます。

ISDN 発信者 ID コールバックにより、受け付けるコール、拒否するコール、さらに最初に拒否してからルータにコールバックを開始させるコールを自在に定義できます。この機能は従来の ISDN 発信者 ID スクリーニングによって動作します。着信コールの番号をルータ上の設定番号と比較し、着信コール番号と完全に一致するものを判別し、さらに設定されている場合には、ルータ上の設定番号にコールバックを開始します。

コールを受信すると、設定番号リスト全体がチェックされ、完全に一致する番号の設定によってアクションが決まります。

着信番号がコールバックとして設定された番号と完全に一致した場合、着信コールが拒否され、コールバックが開始されます。

着信番号が設定番号リストの別のエントリと完全に一致した場合、そのコールは受け付けられます。

着信番号が設定リストのどのエントリとも一致しなかった場合、コールは拒否され、コールバックも開始されません。

設定については、Cisco.com にある『 Cisco IOS Dial Services Configuration Guide: Network Services Release 12.1 の 「 Congituring ISDN Caller ID Callback 」の章を参照してください。

ISDN マルチ スイッチ タイプ

Cisco IOS ソフトウェアの拡張 ISDN マルチ スイッチ タイプ 機能を使用すると、1 つの ISDN スイッチ タイプを特定の ISDN インターフェイスに適用し、1 台のルータで複数の ISDN スイッチ タイプを設定できます。この機能によって、ISDN BRI と ISDN PRI を両方のインターフェイス タイプをサポートするプラットフォームで同時に実行できます。

設定については、Cisco.com にある『 Cisco IOS Dial Services Configuration Guide: Terminal Services Release 12.1 の「 Setting Up Basic ISDN Service 」の章を参照してください。

ISDN NFAS

ISDN Non-Facility Associated Signalling(NFAS)によって、1 つの D チャネルで複数の PRI インターフェイスを制御できます。プライマリ NFAS D チャネルで障害が発生した場合に使用する、バックアップの D チャネルも設定できます。

設定については、Cisco.com にある『 Cisco IOS Dial Services Configuration Guide: Terminal Services Release 12.1 の「 Configuring ISDN Special Signalling 」の章を参照してください。

MPPC

1997 年 3 月、Microsoft は任意の PPP パケットを圧縮形式で表す手段として、Microsoft Point-to-Point Compression(MPPC)方式を採用しました。MPPC は Internet Engineering Task Force(IETF)によって承認され、RFC 2118 となっています。Windows 95 クライアント ソフトウェアは、MPPC および LZS Stacker という圧縮方式を両方ともサポートしますが、Microsoft NT サーバおよび Windows 2000 のサポートは MPPC だけです。これは、Compression Control Protocol(CCP)プロセスでネゴシエーションが行われます。

アクセス サーバで MPPC 圧縮をイネーブルにするには、Cisco IOS ソフトウェア バージョン 11.3T 以上が稼働していなければなりません。詳細については、Cisco.com の次の 2 つの資料を参照してください。

MPPC Compression on Access Servers

Microsoft Point-to-Point Compression(MPPC)

MLPPP のサポート

Cisco IOS Multilink Point-to-Point Protocol(MLPPP; マルチリンク ポイントツーポイント プロトコル)機能は、Cisco uBR7100 シリーズおよび Cisco uBR7200 シリーズの一部のラインカードおよびポート アダプタに対してサポートされています。ここでは、Cisco 7200 シリーズと同じ MLPPP コードが共有されます。このリリースでは、MLPPP 用の新しいハードウェアまたはソフトウェアはありません。


) MLPPP では、1 つ以上の物理インターフェイスを仮想「バンドル」インターフェイスに組み込みます。バンドル インターフェイスの帯域幅は、コンポーネント リンクの帯域幅の合計となります。これにより、サービス プロバイダーは、T1 および E1 回線から、容易に T3 および E3 の速度に移行できます。

MLPPP はケーブル インターフェイスで設定されるのではなく、T1/E1 リンクで設定されます。


Cisco uBR7200 シリーズで MLPPP をサポートするラインカードおよびポート アダプタ

表1-15 に、Cisco IOS Release 12.3(13a)BC のリリース時点で MLPPP がサポートされている Cisco uBR7200 シリーズのラインカードおよびポート アダプタと、該当する NPE を示します。

 

表1-15 Cisco IOS Release 12.3(13a)BC 用の、Cisco uBR7200 シリーズで MLPPP がサポートされているラインカードおよびポート アダプタ

モデル
NPE
ラインカード
ポート アダプタ

Cisco uBR7246VXR

NPE-400、NPE-G1

MC16C、MC16S、MC28C、MC28U

PA-4T+、PA-MC-2E1/120、PA-MC-4T1

Cisco uBR7114

なし

なし

PA-4E1G/120、PA-4T+、PA-MC-4T1

BRI および PRI に対応する各国の ISDN スイッチ タイプ

Cisco uBR7200 シリーズは、Basic Rate Interface(BRI; 基本インターフェイス)および Primary Rate Interface(PRI; 1 次群速度インターフェイス)をサポートするものを含め、各国のさまざまな ISDN スイッチ タイプをサポートします。ISDN スイッチ タイプについては、Cisco.com にある『 ISDN Switch Types, Codes, and Values 』を参照してください。

PAD サブアドレッシング

X.121 発信アドレスでは、発信元を識別できない場合、PAD サブアドレッシング機能を使用して、発信アドレスに特定の値を付加することができます。PAD サブアドレッシングを使用すると、X.121 発信アドレスのサブアドレスとして、物理ポート番号または回線に指定された値のどちらかを含めることによって、固有の X.121 発信アドレスを作成できます。

PAD サブアドレッシングによって、X.25 ホスト アプリケーションは X.121 コールの発信元を固有のものとして識別できます。たとえば、一部の銀行セキュリティ アラーム アプリケーションの場合、中央アラーム ホストは、コール要求パケット内のサブアドレッシング情報から、アラーム装置の物理位置を識別します。

詳細については、Cisco.com にある『 Cisco IOS Terminal Services Configuration Guide Release 12.2 の「 Configuring the Cisco PAD Facility for X.25 Connections 」の章を参照してください。

ケーブル インターフェイス上での PPPoE 終端サポート

Cisco IOS Release 12.2(4)BC1では、ケーブル インターフェイスに直接接続できるようにすることによって、Point-to-Point Protocol over Ethernet(PPPoE)サポートが追加されています。PPPoE は、サービス プロバイダー デジタル加入者線(DSL)をサポートします。Cisco uBR7200 シリーズ ルータのケーブル インターフェイス上で PPPoE がサポートされることにより、CM の先にある CPE は IP アドレスを取得するメカニズムとして PPP を使用し、ダイヤルアップ PPP クライアントとまったく同様に、以後のあらゆるデータ トラフィックに対して取得した IP アドレスを使用することができます。PPP ダイヤルアップ セッションで、PPPoE セッションが認証され、PPPoE クライアントとサーバ(Cisco uBR7200 シリーズ ルータまたはホーム ゲートウェイのどちらか)間で IP アドレスのネゴシエーションが行われます。

PPPoE の設定の詳細については、次の資料を参照してください。

Cisco.com にある『 Cisco IOS Wide-Area Networking Configuration Guide Release 12.2 の「 Configuring Broadband Access: PPP and Routed Bridge Encapsulation 」の章

Cisco.com にある『 Cisco PPPoE on Ethernet 』フィーチャ モジュール

RFC 2516

VPDN MIB および Syslog 機能

Cisco uBR7200 シリーズでサポートされる全 MIB のリストについては、Cisco.com の『Cisco uBR7200 Series Software Release Notes』を参照してください。

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/cable/cab_rout/ub7200rn/index.htm

サポート対象 MIB と MIB の使用方法については、Cisco.com にある Web ページ『 Cisco MIBs 』を参照してください。

X.25 拡張機能

X.25 パケット スイッチング サポートは、Cisco IOS ソフトウェア イメージにバンドルされているオペレーティング ソフトウェアによって提供されます。このオペレーティング ソフトウェアは、4T+ ポート アダプタのリンク レベルとパケット レベルの両方の機能を提供します。

オペレーティング ソフトウェアには、I/O コントローラのコンソール ポートに接続した VT100 端末からアクセスします。端末は次のように設定しておく必要があります。

ボーレート: 9600

データ ビット: 8

パリティ:なし

ストップ ビット: 1

フラッシュ メモリからソフトウェアを起動する場合は、[>] プロンプトで次のコマンドを入力します。

Router> b flash
 

PVC および SVC 間の X.25 スイッチング

2 つのシリアル インターフェイス間で PVC/SVC スイッチングを設定するには、両方のインターフェイスを X.25 として設定しておく必要があります。さらに、x25 ルーティング グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、X.25 スイッチングをイネーブルにする必要があります。PVC インターフェイスは、X.25 カプセル化が設定されたシリアル インターフェイスでなければなりません(SVC インターフェイスでは X.25、XOT、または CMNS を使用できます)。

X.25 スイッチング対応としてインターフェイスを設定したあとで、インターフェイス コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用し、PVC および SVC 間の X.25 スイッチングを設定します。

 

コマンド
説明

x25 pvc number1 svc x121-address [flow-control-options] [call-control-options]

SVC に PVC トラフィックを転送することを設定します。

 

スイッチド PVC/SVC 回線の情報を表示するには、特権 EXEC モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
説明

show x25 vc [lcn]

アクティブ SVC および PVC 情報を表示します。

 

詳細については、Cisco.com にある『 Cisco IOS Wide-Area Networking Configuration Guide Release 12.2 の「 Configuring X.25 and LAPB 」の章を参照してください。


) 早期稼働リリースには、ソフトウェアの不具合の修正とともに、新しいシスコ ハードウェア/ソフトウェア機能のサポートが組み込まれています。


DOCSIS と CMTS の相互運用性

ここでは、DOCSIS アーキテクチャの基本について説明します。

「DOCSIS NTSC ケーブル プラント」

「EuroDOCSIS ケーブル プラント」

「DOCSIS 準拠ダウンストリーム信号」

「DOCSIS 準拠アップストリーム信号」

「トラフィック エンジニアリング」

DOCSIS NTSC ケーブル プラント

北米のチャネル プランをサポートする DOCSIS 準拠のケーブル プラントでは、ITU J.83 Annex B RF を使用します。図1-1に、DOCSIS 双方向 Telco リターン アーキテクチャを示します。

図1-1 DOCSIS 双方向 Telco リターン アーキテクチャ

大規模なケーブル会社は通常、次のケーブル会社機構間でインターネット データ/音声/ビデオを伝送する高速光ファイバ バックボーンを導入しています。

地域の処理センター

ヘッドエンド

ハブ

光ファイバ バックボーンは、OC-3(155 Mbps)~ OC-48(2488 Mbps)Synchronous Optical Network(SONET; 光同期伝送網)または ATM リングで構成できます。バックボーン ネットワークは、Public Switched Telephone Network(PSTN; 公衆交換電話網)、他のケーブル システム バックボーン、または複数の ISP が使用するパブリックなインターネット インターコネクト ポイントを含め、他のネットワークに接続できます。

CMTS MAC ドメインには、通常、1 つ以上のダウンストリーム パスおよび 1 つ以上のアップストリーム パスが含まれます。CMTS の設定に応じて、ダウンストリームをある 1 つのケーブル インターフェイス ラインカードに、アップストリームを別のカードに与えるように定義できます。または、1 つのケーブル インターフェイス ラインカードに 1 つまたは複数の CMTS MAC ドメインを定義することもできます。

シスコでは、ヘッドエンド内部ネットワーク内のバックボーンとイーサネット間で対話型トラフィックをルーティングする高速ルータを提供しています。シグナリング プロトコルが、最適なトラフィック ルーティングを行い、ルーティング テーブルを自動的に作成して維持し、トラフィックを転送して障害を知らせ、ネットワーク内で再ルーティングできるようにするために必要な、ネットワーク インテリジェンスを維持します。

BGP は通常、ケーブル事業者の地域ネットワークと外部ネットワーク間で動作し、異なるネットワーク間でルーティング情報を交換できるようにします。Open Shortest Path First(OSPF)プロトコルは通常、地域ネットワークで使用されます。シスコ ルータには、Cisco IOS ソフトウェアが組み込まれており、QoS、WFQ、IP マルチキャストなどの先進的なソフトウェア機能を提供します。

EuroDOCSIS ケーブル プラント

EuroDOCSIS 準拠のケーブル プラントでは、DAVIC/DVB J.83 Annex A 物理レイヤと類似した EuroDOCSIS J.112(Annex A)規格を使用します。DOCSIS プロトコル上の MC16E が物理レイヤで、PAL および SECAM チャネル プラン サポートを追加します。このカードにより、8 MHz ダウンストリーム チャネルの帯域幅全体を活用し、最大 50 Mbps のスループットを達成できます。また、アップストリームの周波数選択の幅が 5 ~ 42 MHz ではなく、5 ~ 65 MHz に広がります。

図1-2に、STB を配備した 3 層構造の EuroDOCSIS 構成を示します。このアーキテクチャ例には、サブシステムが 4 つあります。

高速光ファイバ バックボーン ― 地域の処理センター、ヘッドエンド、およびハブ間でインターネット データ/音声/ビデオを伝送します。

ヘッドエンド ― 国内および地域レベルでコンテンツを集め、光ファイバ バックボーンに送ります。

ハブ ― 地域プログラムとローカル コンテンツを結合して、結合されたコンテンツをケーブル ネットワークに送ります。

EuroDOCSIS CM 内蔵インタラクティブ STB ― 加入者とケーブル ネットワークを結びます。

ビデオ ソースは Motion Picture Experts Group(MPEG)で符号化され、MPEG マルチプレクサに送られて、そこで MPEG ビデオ ストリームがパッケージ化され、単一ストリームになります。このストリームは衛星にアップリンクされ、衛星からヘッドエンドにダウンリンクされて、さらに HFC プラントに MPEG ストリームが直接配布されます。

STB は、ケーブル ネットワークから信号を受信し、テレビで表示します。EuroDOCSIS CM 機能内蔵の STB は、双方向の対話をサポートします。EuroDOCSIS STB 内部には次の 2 種類のチューナがあります。

一方が MPEG-2 ビデオ、オーディオ、ブロードキャスト制御データ、およびブロードキャスト サービス データを引き受けます。

他方で DOCSIS IP データをサポートします。復路は EuroDOCSIS で実装されます。

図1-2 EuroDOCSIS および STB アーキテクチャ

 

DOCSIS 準拠ダウンストリーム信号

ダウンストリーム信号は、使用するケーブル インターフェイス、ケーブル プラント、およびデータの重要性に基づいて、64 または 256 QAM で変調されます。DOCSIS では、CMTS と CM(または STB 内蔵 CM)間の通信について、メッセージ タイプとデータ タイプを定義しています。あらゆる CM は、自身が登録したダウンストリーム チャネル上に伝送された全フレームを待ち受け、宛先が装置かまたは装置のサポート デバイスと一致するフレームを受け付けます。

Cisco uBR7200 シリーズは、Protocol Independent Multicast(PIM)、Distance Vector Multicast Routing Protocol(DVMRP)、Internet Group Management Protocol(IGMP)などの標準プロトコルを使用するマルチキャスト グループをサポートし、マルチキャスト ストリームを指定されたダウンストリーム CM/STB に転送するのか、またはマルチキャスト ルーティング ピアに転送するのかを判別します。

Cisco uBR7200 シリーズのソフトウェアは、ネットワーク上の全 CM に対して、MAC 割り当て/管理メッセージ(MAP)を定期的に送信し、特定時間内のチャネル伝送の可用性を定義します。MAP レートは 2 マイクロ秒間隔と決められています。

SID のインターバルに関連して、それぞれ異なる伝送インターバルが定義されます。SID で、送信が許可され、装置識別およびサービス クラス管理を実行できる装置が定義されます。また、ソフトウェアによって、インターバルの間に許可される伝送タイプが定義されます。

CMTS のシステム管理者は通常、CM が必要とするサービス クラスに応じて、1 つの CM に 1 つまたは複数の SID を割り当てます。各 MAP は、特定のアップストリーム チャネルに関連付けられます。SID の概念により、複数のデータ フローがサポートされ、IP バックボーンの QoS 機能を CMTS まで拡張する Resource Reservation Protocol(RSVP)などのプロトコルを使用できます。CMTS は、パケットの送受信に与えられる時間をスケジューリングし、定義されている場合は、QoS に合わせて IP パケット ヘッダーの ToS フィールドを操作します。


) Cisco uBR7200 シリーズのソフトウェアは、DOCSIS 1.0 のエクステンションをサポートし、同じく DOCSIS 1.0 のエクステンションをサポートする DOCSIS 1.0 準拠 CM またはケーブル RF CPE 装置(CiscouBR924 ケーブル アクセス ルータ、Cisco uBR910 シリーズ ケーブル データ サービス ユニットなど)で動作します。



ヒント DOCSIS 1.0 のエクステンションは、DOCSIS 1.1 が確立されるまでの間、VoIP に関する QoS の問題に対処します。現在、DOCSIS 1.0 のエクステンションをサポートする製品を提供しているベンダーは、非常に限られています。


DOCSIS 1.0 のエクステンションは、CMTS が音声対応 CM に送信する MAP ファイルにインテリジェンスを組み込み、ジッタおよび遅延に対処します。これらのエクステンションは、非請求許可をサポートし、加入者がコールを開始すると、ただちに帯域幅の一部を(コールが打ち切られるまで)音声コール専用にできます。非請求許可を使用することにより、CMTS と CM 間で固定ビットレートと同様のストリームを生成できます。これに対して通常のデータ アプリケーションでは、CM が CMTS に対して許可を要求してからでなければ、アップストリーム伝送ができません。機能の説明および設定情報のリンクについては、「Cisco uBR7200 シリーズでサポートされるソフトウェア機能」を参照してください。

DOCSIS 準拠アップストリーム信号

アップストリーム チャネルは、多数の CM(または STB 内蔵 CM)が CMTS に送信するところに特長があります。これらの信号は通常、バースト モードで伝送されます。アップストリーム チャネルのタイムは、スロットによって定義されます。

CMTS はタイム スロットを提供し、各アップストリーム インターバルの運用を制御します。CMTS は、ダウンストリームのブロードキャスト MAP メッセージでミニスロット構造の標準マッピングを送信します。CMTS は、すべての CM が使用できるコンテンション ブロードキャスト スロットを割り当て、さらに、特定の CM からのユニキャストまたは非コンテンション データ用にアップストリーム ミニスロットを割り当てます。

CMTS は、アップストリームで基本的な 2 種類のコンテンション スロットを割り当てます。

CM がネットワークに参加するために初期化フェーズで使用する初期レンジング スロット。CMTS はこの種のスロットを使用する CM から初期レンジング要求を受け取ると、以後、稼働している他の CM と共に、この CM をユニキャスト非コンテンション ステーション メンテナンス スロットでポーリングします。

非コンテンション モードでアップストリーム データを送信するときに、CMTS にデータ認可を要求する目的で CM が使用する、帯域要求ミニスロット。CM はこのタイプのミニスロットを使用することによって、CMTS にデータ認可を要求できます。

初期レンジング スロットのストリームと帯域要求ミニスロットのストリームは、アップストリームで 2 つの独立したコンテンション サブチャネルを形成します。Cisco uBR7200 シリーズのソフトウェアは、「MAP 単位の動的帯域要求ミニスロット」アルゴリズムを使用して、初期レンジングおよび帯域要求に対応するコンテンション スロットのレートを動的に制御します。CMTS は共通のアルゴリズムを使用して、2 つのアップストリーム コンテンション サブチャネルそれぞれの中で CM が使用するバックオフ パラメータを変更します。CMTS はこれらのアルゴリズムにより、スロット式アップストリームで割り当てる初期レンジング スロットおよび帯域要求ミニスロットを決定します。

重大な電源障害後に電源が復旧すると、多数の CM が同時にネットワークに参加しようとします。その結果、初期レンジング サブチャネル上でインパルス ロードが生じます。この状況になると、CMTS は初期レンジング スロットの周波数を増やし、CM が迅速にネットワークに参加できるようにします。

アップストリーム データの負荷が大きい間、CMTS はわずかなアップストリーム チャネルの帯域リソースを節約し、アップストリームの初期レンジング スロットの導入に消極的になります。CMTS は帯域要求ミニスロットを低い負荷でスケジューリングして遅延を低減します。アップストリームの負荷が大きくなると、CMTS はコンテンションに基づいて要求するミニスロットの数を減らし、データ認可を優先させながら、最小限の数の要求スロットを維持します。


) デフォルトのシステムでは、自動ダイナミック レンジング インターバル アルゴリズムがイネーブル、自動ダイナミック レンジング バックオフがイネーブル、さらにケーブル インターフェイスの各アップストリームでデータ バックオフが設定されています。ダイナミック コンテンション アルゴリズムを設定するためのコマンドは、次のとおりです。
[no] cable insertion-interval [automatic [<Imin [Imax]>] in msecs
[no] cable upstream <port number> range backoff [automatic] | [<start> <end>]
[no] cable upstream <port number> data-backoff [automatic] | [<start> <end>]



注意 デフォルト値の調整は、一般に推奨できません。どうしても調整しなければならない場合は、必ず、必要なトレーニングを受けた担当者が行ってください。

Cisco uBR7200 シリーズは、すべての CM に対して、定期的に Upstream Channel Descriptor(UCD)メッセージをブロードキャストします。これらのメッセージには、アップストリーム周波数、シンボル レートおよび変調方式、FEC パラメータ、他の物理レイヤ値などのアップストリーム チャネル特性が定義されています。

アップストリーム信号は、QPSK または QAM を使用して復調されます。QPSK は、信号搬送波の位相で情報を伝達するのに対して、QAM では位相と振幅の両方を使用して情報が伝達されます。


ヒント ケーブル プラントでイングレス ノイズの影響を受けやすい場合は、データの重要性という観点から QPSK を推奨します。20 MHz 未満の周波数はノイズが発生しやすいので、シンボル レートを引き下げなければならないことがあります。周波数が高いほどサポートされるレートも上がるので、代わりに QAM 方式を使用します。


トラフィック エンジニアリング

アップストリーム データ送信の信頼性というのは、非常に重要な問題です。堅牢なアップストリーム アーキテクチャを設計するには、システム パラメータのバランスを検討し、加入者のデータ要件を設定し、これらの要件を満たすネットワークを構成する必要があります。

アップストリーム スペクトルは、ケーブル プラントごとに大きく異なります。また、安定したリターン パスを維持できるかどうかは、さまざまなパターン、イングレス ノイズ レベル、および干渉によって決まります。ケーブル プラントで一般的な問題は、次のとおりです。

EMI(電磁波干渉)

熱ノイズ

搬送波対雑音(C/N)の不均衡

漏れ信号の干渉

所定のチャネル周波数で出現する他のチャネルが原因のイングレス

ケーブル機器の非直線性によるひずみ

混変調 ― 搬送波対周波数のひずみ

ハム音および低周波のひずみ

RF 増幅器の不適切なチューニング

減衰器の不適切な使用に起因する非ユニティ ゲイン

品質の劣る加入者機器

CMTS から CM への範囲外の信号出力

システムを設定するときには、関連する光ファイバ ノード、CM または STB がサポートする必須サービス、データの重要性、必要な性能に基づいて、ダウンストリームおよびアップストリームのパラメータを設定します。

データ性能はケーブル プラントによって決まります。最小限のコストで最大限のパフォーマンスと容量を達成し、なおかつ加入者のデータ要件を満たすようにネットワークを設定します。システムを十分に理解し、ネットワークの特性を把握した上で、帯域幅効率とアップストリーム チャネルの堅牢さのバランスが最良になるように、アップストリーム プロファイルを選択するか、またはカスタマイズします。たとえば、16 QAM で、QPSK と同じ BER を達成し、なおかつ QPSK の 2 倍の速度で情報を伝送するには、C/N 比を約 7 dB 上げる必要があります。


) 旧式のプラントおよび増幅器のカスケードが長いプラントでは、新しいプラントよりイングレスを受けやすくなります。このようなプラントでは、ノイズが多く発生し、信号レベルが変動します。



ヒント アップストリーム方向で、すべての増幅器に対する入力を同じパワー レベルに保ち、ダウンストリーム方向で、すべての増幅器からの出力を同じパワー レベルに保つようにしてください。これをユニティ ゲインといいます。増幅器およびその他の機器を所定の周波数で適切にチューニングしてください。ケーブル プラントの特性を明確にし、その安定性を向上させるために、Cisco.com にある『Cisco uBR7200 Series Universal Broadband Router Hardware Installation Guide』に記載されている手順に従ってください。


DOCSIS ケーブル プラントは、現在提供しているサービスに基づいて、次のトラフィック グループの容量を判断しなければなりません。

基本的なインターネット アクセス データ ― バースト性があり非対称です。非対称トラフィックは、一方向、すなわちダウンロードでより大きいデータ レートをサポートします。

VoIP トラフィック ― 固定帯域幅が必要であり、遅延とジッタに対する許容度が小さく、通常は対称です。したがって、ダウンストリームとアップストリームの両方で同じデータ レートをサポートします。VoIP は通常、フェーズ ロックおよびジッタ減衰が必要です。

VPN トラフィック ― 安全な伝送が要求されます。在宅勤務者は一般家庭のインターネット アクセス ユーザより大量のデータをアップストリーム方向で渡すので、トラフィックは一般に対称です。

ビデオ ― ネットワーク内のサービスに基づいて、デジタル ビデオ チャネルを含めることができます。Cisco uBR7200 シリーズ製品は現在、EuroDOCSIS 動作をサポートしています。この場合、データは MPEG でエンコーディングされ、使用するチャネル プランとヘッドエンドまたは分散ハブの機器に基づいた間隔で、8 MHz RF チャネルとしてパッケージ化されます。一方向にビデオが流れ、反対方向に制御情報が流れます。

シグナリングおよびメンテナンス ― DOCSIS MAC レイヤ サービスには、DOCSIS カプセル化、初期メンテナンス、ステーション メンテナンス、登録、周波数ホップ、およびアップストリーム チャネル切り替えが含まれます。

ネットワークのエンジニアリングには、豊富な選択肢があります。ケーブル設備(ヘッドエンドまたは分散ハブ)、提供する予定のサービス、加入者数、必要なサービス レベルに基づいて、ネットワークを定義します。サポートする加入者数および加入者の利用パターンとの関係に基づいて、データ要件を定義します。データ要件およびリターン パス特性に基づいて、アップストリームのシンボル レート、変調形式、その他のパラメータを選択します。

サービスが非対称の場合、ダウンストリームとアップストリームのデータ レート比を決定します。基本的なインターネット アクセスの場合、トラフィックの大半は加入者への送信であり、加入者からアップストリームへ送信するデータ量はごくわずかなので、5:1 ~ 10:1 の比率を使用します。

サービスがサポートすべきデータ レートを決定します。次の問いに答え、最大および最小データ レートを定義します。

最大データ レートとの関係で最小データ レートを定義するかどうか。

最小データ レートと最大データ レートを同じにするかどうか。

最大データ レートに対する割合にするかどうか。

最小データ レートをゼロにするかどうか。


) 最小データ レートは、ネットワークに非常に大きな影響を与えます。定義されたサービス データ要件を満たすには、このレベルのトラフィックに対応できるように、ネットワークの容量を決定しなければなりません。加入者グループが利用できる帯域幅容量によって、定義された最大および最小データ レートの範囲内で、グループ内の加入者がどこで動作できるかが設定されます。


ビデオ トラフィックのプランニング目的で、代表的なビット レートを使用して、チャネル内のビデオ ストリーム密度を計算します。QoS の計算では、チャネルあたりのビデオ ストリーム数を制限し、パケットの廃棄を防止します。重要なトラフィック パラメータは、RF チャネルに IP ビデオ ストリームがどれだけ収まるかです。

すべての加入者が最大データ レートで同時にアクティブでいられるように、ネットワークの容量を設定するのが理想です。ただし、そうすると非常に高価なネットワークになり、特に一般家庭の加入者の場合など、すべての容量が使用されることはめったにありません。シスコでは、ある程度の加入超過をサポートできるようなネットワーク設計を推奨しています。


) 全加入者のうち、一定の割合を所定のデータ レートでサポートできるように、ネットワークを設定します。このレベルであれば、ネットワークはすべてのアクティブ ユーザの帯域要求をまかなうことができます。加入超過率が低ければ、サービス定義が満たされるので、全加入者が加入しているサービスを受けることができます。



注意 加入超過のネットワークでは、全加入者を最大データ レートでアクティブにすることはできません。加入超過率が大きいと、加入者はサービスを拒否される可能性があります。

加入超過の程度を決定するパラメータは、次のとおりです。

同時ユーザの最大割合 ― すべての加入者が同時にネットワークにアクセスするわけではありません。加入者のアクセス パターンはさまざまであり、勤務時間、家族構成、ユーザのタイプ(在宅勤務者または一般家庭のインターネット アクセス ユーザ)といったプロファイルに基づいて変動します。任意の 1 時点でアクティブなのは、加入者の一部分だけです。この値が、「同時ユーザの最大割合パラメータ」、すなわちピーク時の加入者数として役立ちます。

加入者あたりの平均データ レート ― すべての加入者が同時にアクティブにはならないというだけではなく、全員が常にピーク レートで動作するわけでもありません。基本的なインターネット アクセスで考えると、加入者が要求し、ダウンストリームおよびアップストリーム方向で送信されるデータは、バースト性があります。したがって、加入者グループの平均データ レートは、サービスで定義されている最大レートを下回ります。


) サービスによっては、平均値が最大レートになることもあります。VoIP がその一例です。


帯域幅のコンテンションをどのように処理するかは、定義されているサービスと個々のサービス定義の組み合わせによって決まります。

サービスへの加入の橋渡しをするホームの割合も、考慮しなければなりません。このパラメータをあまり控えめに設定すると、ネットワーク設計が不十分となり、サービスを拡大するための修正が必要になります。また、あまり高く設定すると、過剰な設計のネットワークとなり、必要以上にサービスのためのコストがかさみます。

サービス レベルを完全に実現するには、スケジューリング、キューイング プライオリティ、帯域割り当てといった上位レイヤのアイテムが必要です。これらのアイテムは、DOCSIS 1.0 のエクステンションで対応しています。詳細については、「Cisco uBR7200 シリーズでサポートされるソフトウェア機能」、およびこのマニュアルの各章を参照してください。


) エンジニアリングの計算の詳細については、Cisco.com にある White Paper 『Cisco Multimedia Traffic Engineering for HFC Networks』を参照してください。