Cisco ケーブル Wideband ソリューション デザイン インプリメンテーション ガイド Release 1.0 Cisco IOS Releases 12.3(21)BC and 12.3(21a)BC3
ソリューションの概要
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発行日;2012/02/01 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 1MB) | フィードバック

目次

ソリューションの概要

ソリューションの説明および範囲

アーキテクチャおよび範囲

範囲内

範囲外

ソリューションの主要機能

ソリューション コンポーネント

シスコ、Linksys、および Scientific Atlanta 製の装置

サードパーティ製装置

ソリューションの概要

この章では、Cisco ケーブル Wideband ソリューション Release 1.0 の概要を示します。主な内容は次のとおりです。

「ソリューションの説明および範囲」

「ソリューションの主要機能」

「ソリューション コンポーネント」

このマニュアルでは、 ワイドバンド チャネル ボンディングされたチャネル ボンディング グループ は同じ意味です。MPEG-TS パケットを伝送する 1 つまたは複数の物理 Radio Frequency(RF; 無線周波数)チャネルをまとめて論理グループにすることです。

ソリューションの説明および範囲

Cisco IOS Release 12.3(21)BC および 12.3(21a)BC3 は、DOCSIS 3.0 Downstream Channel Bonding 機能をサポートしています。これは Cisco ケーブル Wideband ソリューション Release 1.0 の主要な機能です。

Cisco ケーブル Wideband ソリューション Release 1.0 では、DOCSIS 3.0 Downstream Channel Bonding 機能がボンディングされた複数の RF チャネルからなるダウンストリーム ワイドバンド チャネルをサポートします。このソリューションは、既存の Hybrid Fiber Coax(HFC; 光ファイバ/同軸ハイブリッド)ネットワーク上でワイドバンド データ サービスを提供します。ワイドバンド データ サービスによって、複数の RF チャネルが 1 つの論理ワイドバンド チャネル(ボンディング グループ)に集約され、以前の DOCSIS 2.0 テクノロジーより多くの帯域幅をワイドバンド ケーブル モデムに提供します。この RF チャネルの集約を「チャネル ボンディング」といいます。

サポートされる最大帯域幅は、ワイドバンド チャネルに集約できる RF チャネルの数によって決まります。次に、表示例を示します。

たとえば、Linksys WCM300-NA というワイドバンド ケーブル モデムは、最大で約 292 Mbps のダウンストリーム スループットをサポートします(6 MHz および 256 QAM の 8 つの RF チャネルからなるワイドバンド チャネルの場合)。

たとえば、Scientific Atlanta DPC2505 というワイドバンド ケーブル モデムは、最大で約 74 Mbps のダウンストリーム スループットをサポートします(6 MHz および 256 QAM の 2 つの RF チャネルからなるワイドバンド チャネルの場合)。

Cisco ケーブル Wideband ソリューション Release 1.0 は、DOCSIS 1.x/2.0 テクノロジーと並行して導入できます。CMTS は非ワイドバンド ポート上の DOCSIS 1.X/2.0 モデムをサポートしますが、ワイドバンド ケーブル モデムはワイドバンド ポート上で、より高速なスループットを実現します。

アーキテクチャおよび範囲

図1-1 に、Cisco ケーブル Wideband ソリューション Release 1.0 の概要図を示します。図1-1 では、2 つの RF チャネルがワイドバンド チャネル(ボンディング グループ)にボンディングされています。Cisco ケーブル Wideband ソリューション の主要コンポーネントは、次のとおりです。

ワイドバンド ケーブル モデム ターミネーション システム(WCTMS) -- Cisco uBR10012 ルータ

Cisco Wideband SPA(共有ポート アダプタ)および Cisco Wideband SIP(SPA インターフェイス プロセッサ)

エッジ QAM(EQAM)デバイス

ワイドバンド ケーブル モデム(WCM)

図1-1 Cisco ワイドバンド ケーブル システム

 

範囲内

Cisco ケーブル Wideband ソリューション Release 1.0 の範囲は、十分にテストされたサポート対象であるシスコおよび Scientific Atlanta 製のコンポーネント、さらにシスコ製品との相互運用性テストが完了している特定のサードパーティ製コンポーネントで構成される部分です。範囲内にあるソリューションの要素は次のとおりです。

DOCSIS 3.0 Downstream Channel Bonding ソフトウェア

RF チャネルがボンディングされた 1 つまたは複数のダウンストリーム ワイドバンド チャネル

ケーブル インターフェイスおよびネットワーク アップリンク ラインカードが組み込まれたワイドバンド CMTS(Cisco uBR10012 ルータ)

Cisco Wideband SIP および Cisco Wideband SPA

エッジ QAM デバイス

ワイドバンド ケーブル モデム

ワイドバンド関連のケーブル モデム コンフィギュレーション ファイル パラメータ

ワイドバンド チャネルの設定、プロビジョニング、およびメンテナンスに対応する Cisco IOS コマンド セット

ワイドバンド ハードウェアのモニタリング、トラブルシューティング、およびデバッグに対応する Cisco IOS コマンド セット

ワイドバンド CMTS、ワイドバンド ケーブル モデム、ワイドバンド チャネル、およびワイドバンド サービスの統計用 MIB

このマニュアルで扱うデバイス設定は、Wideband SIP および Wideband SPA のみです。その他の CMTS コンポーネントに関する総合的なマニュアルは、既存の Cisco uBR10012 マニュアル セットに含まれています。www.cisco.com から利用できます。

エッジ QAM デバイスのインストレーションおよびソフトウェア設定については、エッジ QAM デバイスに関するベンダーのマニュアルを参照してください。

範囲外

このマニュアルで扱う Cisco ケーブル Wideband ソリューション 関連の情報は、上記「範囲内」で挙げたコンポーネントに関するものです。ケーブル データ ネットワークの他の部分を形成するハードウェアおよびソフトウェア コンポーネントは、Cisco ケーブル Wideband ソリューション の範囲には含まれません。

Cisco ケーブル Wideband ソリューション Release 1.0 では、ワイドバンド ケーブル用のケーブル ネットワーク管理ツールおよび Operation Support System(オペレーション サポート システム; OSS)ファシリティは、ソリューションの範囲外になります。

ソリューションの主要機能

Cisco ケーブル Wideband ソリューション Release 1.0 の主要機能は、次のとおりです。

パケット ボンディングを使用する、DOCSIS 3.0 先行バージョンのワイドバンド ケーブル

チャネルボンディングされたワイドバンド ダウンストリーム チャネル

従来型 DOCSIS 2.0 アップストリーム チャネル

DOCSIS 1.x/2.0 テクノロジーと並行してソリューションを導入できます。

追加コンポーネントを含めて、既存の Cisco uBR10012 ルータ(CMTS)をワイドバンド CMTS にアップグレードできます。

モジュラ CMTS アーキテクチャにより、外部エッジ QAM デバイスを利用できます。

Cisco uBR10012 ルータ(CMTS)は 1 つの Wideband SIP ジャケット カードで最大 2 つの Wideband SPA をサポートします。

1 つの Cisco Wideband SPA で最大 24 のダウンストリーム RF チャネルをサポートします。

1 つの Cisco Wideband SPA で最大 12 の論理ワイドバンド チャネル(ボンディング グループ)をサポートします。

Cisco Wideband CMTS およびラインカードには、冗長機能および復元機能が組み込まれています。

Scientific Atlanta 製とサードパーティ製のエッジ QAM デバイスは、相互運用性をテスト済みです。

Linksys WCM300-NA、WCM300-EURO(Euro DOCSIS 用)、および WCM300-JP(J-DOCSIS 用)ワイドバンド ケーブル モデムは、ワイドバンド チャネルにボンディングできる最大 8 つの RF チャネルの受信をサポートします。従来の DOCSIS ダウンストリーム チャネルの 1 つは、MAC 管理およびシグナリング メッセージ用に使用されます。

Linksys WCM300-NA、WCM300-EURO、および WCM300-JP ワイドバンド ケーブル モデムは、ユニキャストおよびマルチキャスト トラフィック用に 1 つのプライマリ ボンディング(ワイドバンド)チャネル、およびマルチキャスト トラフィック用に最大 2 つのセカンダリ ボンディング チャネルをサポートします。

Scientific Atlanta DPC2505 および EPC2505 ワイドバンド ケーブル モデムは、2 つの RF チャネルからなるボンディングされたダウンストリーム チャネルを 1 つサポートします。さらに、MAC 管理およびシグナリング メッセージ用に、従来型の DOCSIS ダウンストリーム チャネルを 1 つサポートします。

ソリューション コンポーネント

Cisco ケーブル Wideband ソリューション Release 1.0 は、テスト済みで文書化されており、シスコ、Linksys、または Scientific Atlanta が全面的にサポートする、シスコ、Linksys、および Scientific Atlanta 製のコンポーネントからなります。また、シスコの全面サポートはないものの、サードパーティ製の装置も選定されており、ソリューション コンポーネントとの相互運用性がテスト済みです。

シスコ、Linksys、および Scientific Atlanta 製の装置

Cisco ケーブル Wideband ソリューション Release 1.0 に関しては、シスコ、Linksys、および Scientific Atlanta 製の次の装置がソリューションのコンテキストに基づいてテスト済みです。

Cisco uBR10012 ユニバーサル ブロードバンド ルータ(PRE2 プロセッサ モジュールおよび次のコンポーネントを搭載)

1 Gbps Wideband SPA に対応する Cisco SIP -- このマニュアルでは、Cisco Wideband SIP または Wideband SIP と表記

Cisco 1 Gbps Wideband SPA -- このマニュアルでは、Cisco Wideband SPA または Wideband SPA と表記

Cisco uBR10-MC5X20S/U/H および uBR10-MC5X20U-D ケーブル インターフェイス ラインカード

エッジ QAM デバイス

Scientific Atlanta Continuum DVP XDQA24 EQAM デバイス

ワイドバンド ケーブル モデム

Linksys WCM300-NA、WCM300-EURO、および WCM300-JP ワイドバンド ケーブル モデム

Scientific Atlanta DPC2505 および EPC2505 ワイドバンド ケーブル モデム

サードパーティ製装置

表1-1 に、Cisco ケーブル Wideband ソリューション Release 1.0 に対応するサードパーティ製のコンポーネント、ベンダー、および各コンポーネントの基本的な機能を示します。

 

表1-1 コンポーネント パートナーおよび基本機能

コンポーネントおよびベンダー
基本機能

Harmonic NSG 9116

www.harmonicinc.com

エッジ QAM デバイス

Harmonic NSG 9000

www.harmonicinc.com

エッジ QAM デバイス

Vecima Networks VistaLynx VL1000

www.vecimanetworks.com

エッジ QAM デバイス