Cisco uBR10012 ユニバーサル ブロードバンド ルータ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド Cisco IOS Software - 12.3 BC 12.2 BC 12.2 CY
Cisco uBR10012 ユニバーサル ブロー ドバンド ルータのコンフィギュレー ション レジスタ情報
Cisco uBR10012 ユニバーサル ブロードバンド ルータのコンフィギュレーション レジスタ情報
発行日;2012/01/07 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 3MB) | フィードバック

目次

Cisco uBR10012 ユニバーサル ブロードバンド ルータのコンフィギュレーション レジスタ情報

コンフィギュレーション ビットの意味

ビット 0 ~ 3

ビット 6

ビット 7

ビット 8

ビット 10 およびビット 14

ビット 11 およびビット 12

ビット 13

ビット 15

Cisco IOS 動作時のコンフィギュレーション レジスタの表示

ROM モニタ動作時のコンフィギュレーション レジスタの表示

Cisco IOS 動作時のコンフィギュレーション レジスタの設定

ROM モニタ動作時のコンフィギュレーション レジスタの設定

コンフィギュレーション ビットの意味

この付録に含まれているプロセッサ コンフィギュレーション レジスタ情報を使用して、次の作業を行います。

コンフィギュレーション レジスタの値を設定して表示する。

システムをブートストラップ プログラムに入れる。

ブート ソースおよびデフォルトのブート ファイル名を選択する。

ブレーク機能をイネーブルまたはディセーブルにする。

ブロードキャスト アドレスを制御する。

コンソール端末ボー レートを設定する。

操作ソフトウェアを ROM からロードする。

Trivial File Transfer Protocol(TFTP; 簡易ファイル転送プロトコル)サーバからの起動をイネーブルにする。

表B-1 に、各コンフィギュレーション メモリ ビットの意味を示します。表に続いて、各設定のより詳細な説明を示します。

 

表B-1 コンフィギュレーション レジスタ ビットの設定

ビット No.
Hex
意味

00 ~ 03

0x0000 ~ 0x000F

ブート フィールド

06

0x0040

これにより、システム ソフトウェアは、Nonvolatile Random-Access Memory(NVRAM; 不揮発性メモリ)の内容を無視します。

07

0x0080

Original Equipment Manufacturer(OEM)ビットがイネーブルです。

08

0x0100

ブレークがディセーブルです。

10

0x0400

IP ブロードキャストがオール 0 です。

11 ~ 12

0x800 ~ 0x1000

コンソール回線速度

13

0x2000

初期ブートが失敗した場合、デフォルトの ROM ソフトウェアを起動します。

14

0x4000

IP ブロードキャストには、ネットワーク番号がありません。

15

0x8000

診断メッセージをイネーブルにし、NVRAM の内容を無視します。

ビット 0 ~ 3

プロセッサ コンフィギュレーション レジスタの最下位 4 ビット(ビット 3、2、1、および 0)がブート フィールドを形成します。 表B-2 に、ビットの設定についての情報を示します。

 

表B-2 ビット 0 ~ 3 の設定

ブート
フィールド
意味

0

リロードまたは電源の再投入時にシステム ブートストラップ プロンプト(ROM モニタ)にあります。

1

ブート ヘルパ イメージをシステム イメージとして起動します。

2

フル ブート プロセス(Cisco IOS イメージをフラッシュ メモリにロードする)

2 ~ F

TFTP サーバからのネットワークによる起動のために、デフォルトのファイル名を指定します。

ブート フィールドは、番号を 2 進数で指定します。ブート フィールドの値を 0 に設定する場合、コンソール ポート アクセスにより、オペレーティング システムを手動で起動する必要があります。次に示すように、ブートストラップ プロンプトで b コマンドを入力することにより、オペレーティング システムを起動します。

> b [tftp] flash filename
 

各種コマンド オプションの定義は、次のとおりです。

b ― デフォルト システム ソフトウェアを ROM から起動します。

b flash ― フラッシュ メモリ内の最初のファイルを起動します。

b filename [host] ― TFTP を使用してネットワーク上で起動します。

b flash filename ― フラッシュ メモリからファイル(filename)を起動します。

ブート フィールドの値を 2 ~ F に設定し、コンフィギュレーション ファイルに保存された有効なシステム ブート コマンドがある場合、ルータは、その値の指示どおりにシステムを起動します( 表B-3 を参照)。ブート フィールドをほかのビット パターンに設定する場合、ルータは結果として得られた番号を使用して、ネットブートのためのデフォルト ブート ファイル名を形成します。

コンフィギュレーション ファイルに boot コマンドがない場合、ルータは、システム フラッシュ メモリ内の最初のファイルを起動しようとします。システム フラッシュ メモリにファイルがない場合、ルータは、ブート フィールドの値から得られた名前(たとえば、cisco2-7200)を持つデフォルト ファイルをネットブートしようとします。ネットブートの試みが失敗した場合、ブート フラッシュ メモリ内のブート ヘルパ イメージが起動します。

boot コマンドがコンフィギュレーション ファイル内にある場合、ルータ ソフトウェアは、処理が成功するかリストの終わりに達するまで、各 boot コマンドを順番に処理します。ファイルが正常に起動しないでリストの終わりに達した場合、ルータは最大 6 回まで netboot コマンドを再試行するか(コンフィギュレーション レジスタのビット 13 が設定されている場合)、または ROMmon で使用できるオペレーティング システム ソフトウェアをロードします。ビット 13 が設定されていない場合、ルータは無制限にイメージをネットブートし続けます。ビット 13 のデフォルト設定は 0 です。ビット 13 が設定されている場合、システムは、再試行なしにブート フラッシュ メモリにあるブート ヘルパ イメージを起動します。

サーバは、自動コンフィギュレーション プロセスの一部として、デフォルトのファイル名を作成します。ブート ファイル名を形成するため、サーバは、Cisco から開始してブート フィールド番号、ダッシュ、およびイメージ名に相当する 8 進数をリンクします。 表B-3 に、デフォルトのファイル名または処理を示します。


) NVRAM でのルータ コンフィギュレーションによる boot system configuration コマンドは、デフォルトのネットブート ファイル名を上書きします。


 

表B-3 デフォルトのブート ファイル名

処理またはファイル名
ビット 3
ビット 2
ビット 1
ビット 0

ブートストラップ モード

0

0

0

0

ROM ソフトウェア

0

0

0

1

フラッシュ ソフトウェア

0

0

1

0

cisco3-< image-name1>

0

0

1

1

cisco4-<image-name2>

0

1

0

0

cisco5-<image-name3>

0

1

0

1

cisco6-<image-name4>

0

1

1

0

cisco7-<image-name5>

0

1

1

1

cisco10-<image-name6>

1

0

0

0

cisco11-<image-name7>

1

0

0

1

cisco12-<image-name8>

1

0

1

0

cisco13-<image-name9>

1

0

1

1

cisco14-<image-name10>

1

1

0

0

cisco15-<image-name11>

1

1

0

1

cisco16-<image-name12>

1

1

1

0

cisco17-<image-name13>

1

1

1

1

ビット 6

ビット 6 により、システム ソフトウェアは、NVRAM の内容を無視します。

ビット 7

ビット 7 は OEM ビットをイネーブルにします。また、起動時にブートストラップ メッセージをディセーブルにします。

ビット 8

ビット 8 は、コンソール ブレーク キーを制御します。ビット 8(出荷時の設定)を設定することにより、プロセッサはコンソール ブレーク キーを無視します。ビット 8 を消去すると、プロセッサはブレークをコマンドとして解釈し、システムをブートストラップ モニタに入れて通常の動作を停止させます。ブレークは、コンフィギュレーション設定に関係なく、システムの再起動中の最初の 60 秒間に送信できます。

ビット 10 およびビット 14

ビット 10 は、インターネット IP ブロードキャスト アドレスのホスト部分を制御します。ビット 10 を設定すると、プロセッサはオール 0 を使用します。ビット 10 を消去すると(出荷時の設定)、プロセッサはオール 1 を使用します。ビット 10 はビット 14 と連動し、IP ブロードキャスト アドレスのネットワークおよびサブネット部分を制御します。 表B-4 に、ビット 10 とビット 14 を組み合わせた効果を示します。

 

表B-4 ビット 10 およびビット 14 の設定

ビット 14
ビット 10
IP アドレス(<net> <host>)

オフ

オフ

<ones><ones>

オフ

オン

<zeros><zeros>

オン

オン

<net><zeros>

オン

オフ

<net><ones>


) Cisco ユニバーサル ブロードバンド ルータでのコンソール ラインレートは 9600 で固定されていて、変更できません。ボー レートを設定する方法については、Cisco.com にある次のマニュアルを参照してください。

『Cisco uBR10012 Universal Broadband Router Troubleshooting Guide』の「Replacing or Recovering Passwords」

http://www.cisco.com/en/US/products/hw/cable/ps2209/products_maintenance_guide_chapter09186a0080206653.html


 

ビット 11 およびビット 12

コンフィギュレーション レジスタのビット 11 およびビット 12 は、コンソール端末のボー レートを決定します。 表B-5 に、使用可能な 4 つのボー レートのビット設定を示します(出荷時設定のボー レートは 9600 です)。

 

表B-5 ビット 11 およびビット 12 の設定

ボー
ビット 12
ビット 11

9600

0

0

4800

0

1

2400

1

1

1200

1

0


) Cisco ユニバーサル ブロードバンド ルータでのコンソール ラインレートは 9600 で固定されていて、変更できません。ボー レートを設定する方法については、Cisco.com にある次のマニュアルを参照してください。

『Cisco uBR10012 Universal Broadband Router Troubleshooting Guide』の「Replacing or Recovering Passwords」

http://www.cisco.com/en/US/products/hw/cable/ps2209/products_maintenance_guide_chapter09186a0080206653.html


 

ビット 13

ビット 13 は、ブートロードの失敗に対するサーバの応答を決定します。boot コマンドがコンフィギュレーション ファイル内にある場合、ルータ ソフトウェアは、処理が成功するかリストの終わりに達するまで、各 boot コマンドを順番に処理します。ファイルが正常に起動しないでリストの終わりに達した場合、ルータは最大 6 回まで netboot コマンドを再試行するか(コンフィギュレーション レジスタのビット 13 が設定されている場合)、または ROMmon で使用できるオペレーティング システム ソフトウェアをロードします。ビット 13 が設定されていない場合、ルータは無制限にイメージをネットブートし続けます。ビット 13 のデフォルト設定は 0 です。ビット 13 が設定されている場合、システムは、再試行なしにブート フラッシュ メモリにあるブート ヘルパ イメージを起動します。

ビット 15

ビット 15 は診断メッセージをイネーブルにし、NVRAM の内容を無視します。

Cisco IOS 動作時のコンフィギュレーション レジスタの表示

コンフィギュレーション レジスタは、show version コマンドまたは show hardware コマンドを使用して表示できます。

次の例は、Cisco OC-48 DPT/POS インターフェイス モジュールが POS モードになっている Cisco uBR10012 ルータ上の show version コマンドの出力例です。

Router# show version
 
Cisco Internetwork Operating System Software
IOS (tm) 10000 Software (UBR10K-K8P6-M), Experimental Version 12.2(20021115:194156)
[REL-ftp_p2_clip
per_srp.ios-weekly 103]
Copyright (c) 1986-2002 by cisco Systems, Inc.
Compiled Fri 15-Nov-02 18:05 by richv
Image text-base: 0x60008940, data-base: 0x61A80000
 
ROM: System Bootstrap, Version 12.0(9r)SL2, RELEASE SOFTWARE (fc1)
 
R7582-ubr10k-UUT uptime is 10 hours, 14 minutes
System returned to ROM by power-on
System image file is "bootflash:ubr10k-k8p6-mz.oc48.15Nov02"
 
cisco uBR10012 (PRE1-RP) processor with 393215K/131072K bytes of memory.
Processor board ID TBA05080267
R7000 CPU at 262Mhz, Implementation 39, Rev 2.1, 256KB L2, 2048KB L3 Cache
Backplane version 1.0, 8 slot
 
Last reset from power-on
Toaster processor tmc0 is running.
Toaster processor tmc1 is running.
1 OC12 POS controller (1 POS)
1 TCCplus card(s)
1 FastEthernet/IEEE 802.3 interface(s)
1 Gigabit Ethernet/IEEE 802.3 interface(s)
3 Packet over SONET network interface(s)
2 Cable Modem network interface(s)
509K bytes of non-volatile configuration memory.
 
46976K bytes of ATA PCMCIA card at slot 0 (Sector size 512 bytes).
32768K bytes of Flash internal SIMM (Sector size 256KB).
Configuration register is 0x0
 
Router#
 

ROM モニタ動作時のコンフィギュレーション レジスタの表示

ブートストラップ プロンプトが [>] の場合、o コマンドにより、現在有効な仮想コンフィギュレーション レジスタが表示されます。表示にはビットの説明が含まれています。次に出力例を示します。

>o
Configuration register + 02x100 at last boot
Bit# Configuration register option settings:
15 Diagnostic mode disabled
14 IP broadcasts do not have network numbers
13 Boot default ROM software if network boot fails
12-11 Console speed is 9600 baud
10 IP broadcasts with ones
09 Do not use secondary bootstrap
08 Break disabled
07 OEM disabled
06 Ignore configuration disabled
05 Fast boot disabled
04 Fan boot disabled
03-00 Boot to ROM monitor
 

プロンプトが [rommon1] の場合、confreg コマンドにより、現在有効な仮想コンフィギュレーション レジスタが表示されます。表示にはビットの説明が含まれています。次に出力例を示します。

rommon 1 > confreg
 
Configuration Summary
enabled are:
load rom after netboot fails
console baud: 9600
boot: the ROM Monitor
 
Do you wish to change the configuration? y/n [n]

Cisco IOS 動作時のコンフィギュレーション レジスタの設定

コンフィギュレーション レジスタは、コンフィギュレーション モードで config-register 0x<value> コマンドを使用して設定できます。次に出力例を示します。

Router# config t
Enter configuration commands, one per line. End with CNTRL/Z.
Router(config)#config-register 0x2142
Router(config)#end
Router#
%SYS-5-CONFIG_I: Configured from console by console
 

ROM モニタ動作時のコンフィギュレーション レジスタの設定

プロンプトが [>] の場合、or0x<value> コマンドにより、コンフィギュレーション レジスタが設定されます。次に出力例を示します。

>o/r 0x2102
>
 

プロンプトが [rommon1] の場合、confreg コマンドにより、コンフィギュレーション レジスタが設定されます。ユーザは各ビットについて促されます。次に出力例を示します。

rommon 1 > confreg
 
Confiuration Summary
enabled are:
load rom after netboot fails
console baud: 9600
boot: the ROM Monitor
 
do you wish to change the configuration y/n [n]: y
enable “diagnostic mode”? y/n [n]: n
enable “use net in IP bcast address”? y/n [n]: n
disable “use rom after netboot fails”? y/n [n]: n
enable “use all zero broadcast”? y/n [n]: n
enable “break/abort has effect”? y/n [n]: n
enable “ignore system config info”? y/n [n]: n
change console baud rate? y/n [n]: n
change the boot characteristics? y/n [n]:y
enter to boot:
0 = ROM Monitor
1 = the boot helper image
2 - 15 = boot system
[0]: 2
 
Configuration Summary:
enabled are:
load rom after netboot fails
console baud: 9600
boot: image sepcified by the boot system commands or default to: cisco2-c7200
 
do you wish to change the configuration? y/n [n] n
 
You must reset or power cycle for new config to take effect
rommon 2 >