Cisco uBR10012 ユニバーサル ブロードバンド ルータ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド Cisco IOS Software - 12.3 BC 12.2 BC 12.2 CY
HFC ネットワーク上のケーブルモデム の管理
HFC ネットワーク上のケーブルモデムの管理
発行日;2012/01/07 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 3MB) | フィードバック

目次

HFC ネットワーク上のケーブルモデムの管理

CM 認証のアクティブ化

CM 認証の確認

CM 挿入時間のアクティブ化

CM 挿入時間の確認

CM 挿入時間のトラブルシューティング

CM 認証のアクティブ化

CM 認証の確認

CM 認証のトラブルシューティング

CM アップストリーム アドレス検証のアクティブ化

CM アップストリーム アドレス検証の確認

CM カウンタのクリア

CM カウンタのクリアの確認

CM の削除およびリセット

CM の削除およびリセットの確認

CM レジストレーション タイムアウトの設定

ダイナミック コンテンション アルゴリズム(ケーブル挿入時間、レンジ、およびデータバックオフ)の設定

cable insertion-interval コマンド例

ダイナミック マップ アドバンス アルゴリズムの設定

CM に接続する最大ホスト数の設定

モデム単位のフィルタの設定

Sync メッセージ インターバルの設定

Sync メッセージ インターバルの確認

HFC ネットワーク上のケーブルモデムの管理


) 筆者注:uBR10K SCG で削除されたすべてのトピックおよび手順を再掲します。最初の送信元として、以前の uBR7200 SCG を使用します。インターフェイスの例が uMR10K ではなく uBR7200 から取られていることを確認します。この章はアップデートの準備が整っており、この保留中の版のために確認されています。


第3章「Cisco uBR10012 ルータのケーブル インターフェイス機能の設定」 に記載のアップストリームおよびダウンストリーム設定を終えたあと、Hybrid Fiber Coaxial(HFC)ネットワークでの Cable Modem(CM; ケーブルモデム)の動作状態を管理するため、さらにオプション設定を行うことができます。次の CM 管理機能を設定できます。

 

セクション
目的

「CM 認証のアクティブ化」

すべての CM が Cable Modem Termination System(CMTS; ケーブル モデム ターミネーション システム)に登録され、ネットワークにアクセスできるようにするには、CM から既知のテキスト ストリングの返信が必要となるように、Cisco uBR7200 シリーズを設定します。

「CM 認証のアクティブ化」

すべての CM が CMTS に登録され、ネットワークにアクセスできるようにするには、CM から既知のテキスト ストリングの返信が必要となるように、Cisco uBR10000 シリーズ CMTSを設定します。

「CM 挿入時間のアクティブ化」

CM が、初めてCisco uBR10012 ルータにチャネルを要求する時間の長さを制限します(CM の初回チャネル要求を挿入といいます)。

「CM アップストリーム アドレス検証のアクティブ化」

Cisco uBR10000 シリーズ CMTSから DHCP リースを受けている CM だけが、HFC ネットワークにアクセスできるようにします。

「CM カウンタのクリア」

ステーション メンテナンス リスト内の CM のカウンタをクリアします。

「CM の削除およびリセット」

1 つまたは複数の CM をステーション メンテナンス リストから削除し、ネットワーク上の CM(1 つまたは全部)をリセットします。

「CM レジストレーション タイムアウトの設定」

Cisco uBR10012 ルータに接続した CM のレジストレーション タイムアウト時間を指定します。

「ダイナミック コンテンション アルゴリズム(ケーブル挿入時間、レンジ、およびデータバックオフ)の設定」

コンテンション サブチャネルの容量を制御すると同時に、所定のコンテンション サブチャネル容量を効率的に利用できるように制御するアルゴリズムを設定します。

「ダイナミック マップ アドバンス アルゴリズムの設定」

Cisco uBR10000 シリーズ CMTSに接続された CM からのアップストリーム スループットを向上させます。システムは、対応するアップストリーム チャネルに関するいくつかの入力パラメータに基づいて、MAP(MAC 割り当ておよび管理メッセージ)の先読み(ルックアヘッド)時間を自動的に調整するアルゴリズムを採用しています。

「CM に接続する最大ホスト数の設定」

加入者の CM に接続できる最大ホスト数を指定します。

「モデム単位のフィルタの設定」

送信元 MAC アドレスまたは IP アドレスに基づいて、個々のホストまたはケーブル インターフェイスからの着信パケットをフィルタリングするように、Cisco uBR10012 ルータを設定する手順について説明します。

「Sync メッセージ インターバルの設定」

Cisco uBR10000 シリーズ CMTSから連続して送信される Sync メッセージのインターバルを指定します。


) ほとんどのコマンドでデフォルト値を使用することを推奨します。この設定手順で使用するコマンドは、通常、デフォルト値でCisco uBR10012 ルータを適切に設定できます。



) CM のレート制限の設定については、第 3 章の次のセクションを参照してください。


「ダウンストリーム レート制限およびトラフィック シェーピングの設定」

「アップストリーム レート制限およびトラフィック シェーピングの設定」

CM 認証のアクティブ化

CMTS に登録し、ネットワークにアクセスできるようにするために、すべての CM に対して既知のテキスト ストリングの返信を求めるようにCisco uBR10012 ルータを設定できます。テキスト ストリングには 1 ~ 80 文字使用できます。CM 認証をアクティブにするには、ケーブル インターフェイス コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

認証とデータ プライバシ パラメータを設定するには、ケーブル インターフェイス コンフィギュレーション モードでcable shared-secretコマンドを使用します。CM レジストレーション フェーズの間、認証をディセーブルにするには、このコマンドのno形式を使用します。

cable shared-secret [0 | 7] authentication-key

no cable shared-secret

 
シンタックスの説明

0

(任意)暗号化されていないメッセージがあとに続くことを指定します。

7

(任意)暗号化されたメッセージがあとに続くことを指定します。

authentication-key

テキスト ストリングは共有秘密ストリングです。サービスパスワード暗号化オプションをイネーブルにすると、パスワードは暗号化された形式で保管されます。テキスト ストリングは 64 文字認証鍵です。

次の例は、共有秘密鍵として3344912349988...sf を使用して CM 認証をアクティブにし、暗号化されたメッセージが後に続くことを指定する方法を示します。

Router(config-if)# cable shared-secret 7 3344912349988cisco@xapowenaspasdpuy230jhm...sf
 

CM 認証の確認

CM 認証がアクティブまたは非アクティブのどちらに設定されているかを確認するには、more system:running-configコマンドを入力し、ケーブル インターフェイスの設定情報を調べます。CM 認証が非アクティブの場合は、出力に [ no cable secret-shared ] が表示されます。

CM 挿入時間のアクティブ化

CM は、データ送信の用意ができると、Cisco uBR10012 ルータにチャネルを要求します。CM が、初めてCisco uBR10012 ルータにチャネルを要求する時間の長さを制限できます。CM の初回チャネル要求を挿入といいます。有効範囲は 100 ~ 2000 ミリ秒です。

CM 挿入時間をアクティブにするには、ケーブル インターフェイス コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的
cable insertion-interval milliseconds

挿入時間をミリ秒単位で設定します。

CM 挿入時間の確認

CM 挿入時間が設定されているかどうかを確認するには、more system:running-configコマンドを入力し、次のコマンド出力の抜粋と同様のケーブル インターフェイス設定情報を調べます。

Router# more system:running-config
Building configuration...
Current configuration:
!
interface Cable5/0/0
ip address 1.1.1.1 255.255.255.0
no keepalive
cable insertion-interval 2000
cable downstream annex B
cable downstream modulation 64qam
cable downstream interleave-depth 32
cable downstream symbol-rate 5056941
cable upstream 0 frequency 15008000
cable upstream 0 fec
cable upstream 0 scrambler
no cable upstream 0 shutdown
!

CM 挿入時間のトラブルシューティング

確認できない場合には、コマンド入力時に正しいスロット番号およびポート番号を入力したかどうかを確認してください。

CM 認証のアクティブ化

Cisco uBR7200 シリーズの CMTS を設定することにより、CMTS に登録されて、ネットワークへのアクセス権を得るには既知のテキスト ストリングを返すように、すべての CM に求めることができます。テキスト ストリングには 1 ~ 80 文字使用できます。デフォルトの設定は「オン」(CM 認証がアクティブ)です。

CM 認証をアクティブにするには、ケーブル インターフェイス コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的
cable shared-secret [0 | 7] authorization-key




no cable shared-secret

CM 認証をイネーブルにします。

0 は、認証鍵の非暗号化を指定します。

7 は、認証鍵の暗号化を指定します。

CM 認証をディセーブルにします。


ヒント ケーブル インターフェイス コンフィギュレーション モードで正しいスロット番号およびポート番号を入力する必要があります。CM がベースライン プライバシ インターフェイス(BPI)を使用していて、プライバシをアクティブにして QoS が指定されていることを確認してください。また、ケーブル インターフェイス コンフィギュレーション ファイルに、一致する鍵が指定されていることも確認してください。


CM 認証の確認

CM 認証がアクティブまたは非アクティブのどちらに設定されているかを確認するには、more system:running-configコマンドを入力し、ケーブル インターフェイスの設定情報を調べます。CM 認証がアクティブになっている場合は、次のように出力されます。CM 認証がアクティブになっていない場合は、次のコマンド出力の抜粋のように、[ no cable secret-shared ] が表示されます。

Router# more system:running-config
Building configuration...
Current configuration:
!
interface Cable5/0/0
ip address 1.1.1.1 255.255.255.0
no keepalive
no cable secret-shared
cable insertion-interval 150000
cable downstream annex B
cable downstream modulation 64qam
cable downstream interleave-depth 32
cable downstream symbol-rate 5056941
cable upstream 0 frequency 15008000
cable upstream 0 fec
cable upstream 0 scrambler
no cable upstream 0 shutdown
!

CM 認証のトラブルシューティング

問題が生じた場合は、ケーブル インターフェイス コンフィギュレーション モードで、正しいスロット番号およびポート番号を入力したかどうかを確認してください。トラブルシューティングについての詳細は、 第6章「システムのトラブルシューティング」 を参照してください。

CM アップストリーム アドレス検証のアクティブ化

CM アップストリーム アドレス検証により、Cisco uBR10012 ルータから Dynamic Host Configuration Protocol(DHCP)リースを受けている CM だけが、HFC ネットワークへアクセスできるようになります。Cisco uBR10012 ルータは、DHCP が割り当てられたアドレスを受け取っていないホストとの間の送受信パケットをすべて廃棄します。デフォルト設定は「オフ」(CM アップストリーム アドレス検証が非アクティブ)です。

CM アップストリーム検証をアクティブまたは非アクティブにするには、ケーブル インターフェイス コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的
cable source-verify [dhcp]

CM アップストリーム検証をアクティブにします。 dhcp オプションで、アップストリーム データ パケットに含まれている未知の IP アドレスを検証するために、クエリを送信することを指定します。

no cable source-verify

デフォルトのアップストリーム検証ステートに戻ります。

CM アップストリーム アドレス検証の確認

CM アップストリーム検証がアクティブまたは非アクティブのどちらに設定されているかを確認するには、more system:running-configコマンドを入力し、ケーブル インターフェイス設定情報に [no cable source-verify] が表示されているかどうかを調べます。CM アップストリーム検証が非アクティブになっている場合は、出力に表示されません。CM アップストリーム検証がアクティブになっている場合は、次のコマンド出力の抜粋に示すように、[ cable source-verify ] が表示されます。

Router# more system:running-config
Building configuration...
Current configuration:
!
interface Cable5/0/0
ip address 1.1.1.1 255.255.255.0
no keepalive
cable source-verify
cable insertion-interval 2000
cable downstream annex B
cable downstream modulation 64qam
cable downstream interleave-depth 32
cable downstream symbol-rate 5056941
cable upstream 0 frequency 15008000
cable upstream 0 fec
cable upstream 0 scrambler
no cable upstream 0 shutdown
!

ヒント ケーブル インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始するときは、必ず正しいスロット番号およびポート番号を入力してください。



) Cisco uBR10012 ルータを再ロードしたり、Address Resolution Protocol(ARP)テーブルを削除したりすると、ネットワーク上のすべてのホストが強制的に自己の IP アドレスを解除または更新します。ブロードキャスト IP アドレスを使用して IP プロトコルスタックを更新できない場合、システムを再起動しなければならないことがあります。


CM カウンタのクリア

ステーション メンテナンス リスト内の CM のカウンタをクリアするには、ケーブル インターフェイス コンフィギュレーション モードで次のいずれかのコマンドを使用します。

 

コマンド
目的
clear cable modem mac-addr counters

ステーション メンテナンス リストの、特定の MAC アドレスを持つ CM に対応するカウンタをクリアします。

clear cable modem ip-addr counters

ステーション メンテナンス リストの、特定の IP アドレスを持つ CM に対応するカウンタをクリアします。

clear cable modem all counters

ステーション メンテナンス リストの全 CM のカウンタをクリアします。

CM カウンタのクリアの確認

ステーション メンテナンス リストのカウンタがクリアされているかどうかを確認するには、次のいずれかのコマンドを使用します。ステーション メンテナンス リストのカウンタは、クリアされていると 0 になります。

 

コマンド
目的
show cable modem ip-address

IP アドレスで指定した CM のステータスを表示します。

show cable modem mac-address

MAC アドレスで指定した CM のステータスを表示します。

show cable modem interface-address

特定のアップストリーム上の全 CM のステータスを表示します。

CM の削除およびリセット

ステーション メンテナンス リストから 1 つまたは複数の CM を削除し、ネットワーク上の 1 つ(またはすべて)の CM をリセットするには、ケーブル インターフェイス コンフィギュレーション モードで次のいずれかのコマンドを使用します。

 

コマンド
目的
clear cable modem mac-addr reset
 
clear cable modem ip-addr reset
 
clear cable modem all reset

ステーション メンテナンス リストから特定の MAC アドレスを持つ CM を削除してリセットします。

ステーション メンテナンス リストから特定の IP アドレスを持つ CM を削除してリセットします。

ステーション メンテナンス リストの全 CM を削除してリセットします。

CM の削除およびリセットの確認

clear cable modem reset コマンドにより CM がステーション メンテナンス リストから削除されているか確認し、その CM のリセットシーケンスを強制的に開始するには、 show cable modem コマンドを入力します。


ヒント clear cable modem resetコマンドの入力時に、CM の IP アドレスまたはMAC アドレスを正しく指定したかどうかを確認してください。CM がリセットシーケンスを開始するまで、30 秒程かかることがあります。



) Simple Network Management Protocol(SNMP; 簡易ネットワーク管理プロトコル)マネージャを利用できない場合、または CM が IP アドレスを取得できないか SNMP メッセージに応答できない場合には、clear cable modem resetコマンドを使用すると便利です。


CM レジストレーション タイムアウトの設定

デフォルトでは、3 分以上アップストリーム伝送がなかった登録済み CM はタイムアウトとなり、Cisco uBR10012 ルータから切断されます。このタイムアウト時間は 2 分まで短縮できます。最長時間は 60 分です。

Cisco uBR10012 ルータに接続している CM のレジストレーション タイムアウト時間を指定するには、ケーブル インターフェイス コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的
cable registration-timeout n

アップストリームの伝送が検出されなくなってから接続が切断されるまでの最長時間(分単位)を指定します。有効値は 2 ~ 60 分です。デフォルト値は 3 分です。

ダイナミック コンテンション アルゴリズム(ケーブル挿入時間、レンジ、およびデータバックオフ)の設定

Cisco uBR7200 シリーズ ソフトウェアには次のアルゴリズムが設定されており、コンテンション サブチャネルの容量を制御すると同時に、所定のコンテンション サブチャネル容量を効率的に利用できるように制御します。

アップストリーム コンテンション スロットのレートをダイナミックに制御するアルゴリズム(初期レンジングおよび帯域要求)

CM が使用するバックオフパラメータを変更するアルゴリズム。バックオフの変更は、初期レンジングおよび帯域要求アップストリームの各コンテンション サブチャネルの範囲内で行われます。

ハイ コンテンション モードでは、Cisco uBR7200 シリーズ MAC スケジューラがコリジョン統計情報を利用し、安定したレンジングステートが得られるまで、高周波数の初期レンジングスロットを維持します。CMTS は、アップストリーム チャネル上でのデータ認可利用率を使用して、初期レンジングスロットの周波数を動的に変更します。CMTS は、データ認可と初期レンジング スロットの間でアップストリーム帯域幅の取引を行います。CMTS はハイ コリジョン ステートを自動検出し、コリジョンの発生がほとんどない安定した状態(ステディステート)になってから、挿入時間を低い値に切り替えます。

CMTS は、レンジングチャネルをステディステートに戻せる状態かどうかを慎重にモニタします。ステディ ステート モードでは、データ認可(認可利用率)が初期レンジングスロットより優先されます。

バイナリ指数バックオフ アルゴリズムは、各種の CM にわたる分散方式で動作しますが、CMTS がこのバックオフ アルゴリズムを集中制御します。そのために、CMTS はトラフィックの負荷(コンテンション チャネルで発生しているバックログ)をリモートモニタし、そのアップストリーム チャネルの MAP で指定されているバックオフの開始および終了を変更します。これにより、競合する CM が適切にランダム化されます。

ダイナミック コンテンション アルゴリズムの設定には、次のケーブル インターフェイス コマンドを使用します。

[no] cable insertion-interval [automatic [Imin [Imax]]] | [msecs]
[no] cable upstream port num range-backoff [automatic] | [start end]
[no] cable upstream port num data-backoff [automatic] | [start end]
 

cable insertion-interval コマンド例

ダイナミック コンテンション アルゴリズムの変更時にシステムのデフォルト以外の値を設定するには、ケーブル インターフェイス コンフィギュレーション モードで次のいずれかのコマンドを使用します。

 

コマンド
目的
[no] cable insertion-interval [automatic [Imin [Imax]]] | [msecs]




cable insertion-interval automatic min 25-2000
 
 
cable insertion-interval max 500-2000
no cable insertion-interval
 
 
 
 
cable insertion-interval 100-2000

ダイナミック レンジング インターバル アルゴリズムをイネーブルまたはディセーブルにします。下限および上限を指定してレンジング時間を変更しない場合、初期レンジング アップストリーム スロットのデフォルト値(50 ミリ秒~ 2 秒)がそれぞれ使用されます。

自動レンジング アルゴリズム用の初期レンジング時間の下限を設定します。

自動レンジング アルゴリズム用の初期レンジング時間の上限を設定します。

固定の初期レンジング時間をデフォルト値の 500 ミリ秒にリセットします。また、固定初期レンジング アルゴリズムを起動します。

指定された固定時間(ミリ秒)で固定初期レンジング時間アルゴリズムをイネーブルにします。


ヒント システムのデフォルトでは、ケーブル インターフェイスの各アップストリームで、ダイナミック レンジング インターバルがイネーブル、ダイナミック レンジング バックオフがイネーブルに設定され、さらに固定データバックオフが設定されます。


デフォルトの挿入時間設定であるautomaticにより、シスコの自動初期レンジング時間アルゴリズムがイネーブルになります。この場合、上限および下限のデフォルト値として、50 ミリ秒と 2 秒が使用されます。デフォルトの automatic range-backoff 設定により、ダイナミック バックオフ アルゴリズムがイネーブルになります。

ダイナミック マップ アドバンス アルゴリズムの設定

CMTS の管理者は、Cisco uBR10000 シリーズ CMTSに接続された CM からのアップストリーム スループットを向上させることができます。システムは、対応するアップストリーム チャネルに関するいくつかの入力パラメータに基づいて、MAP の先読み(ルックアヘッド)時間を自動的に調整する新しいアルゴリズムを採用しています。MAP でダイナミックかつ最適先読み時間を使用することにより、モデム単位のアップストリーム スループットが大幅に向上します。


注意 これらの値の調整は、訓練を受けた CMTS 管理者だけが行ってください。

ダイナミック マップ アドバンス アルゴリズムを設定するには、ケーブル インターフェイス コンフィギュレーション モードで、次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的
cable map-advance dynamic [n]|static

Cisco uBR10012 ルータに接続されている CM からのアップストリーム スループットを向上するための値を指定します。 n 引数は、ダイナミック マップ アドバンス アルゴリズムの安定係数です。この引数はマイクロ秒単位で指定し、測定システムの誤差およびソフトウェアの待ち時間を考慮して、MAP に追加する先読み時間を設定します。デフォルト値は、1000 マイクロ秒です。

この値は 500 ~ 1500 マイクロ秒の範囲で指定できます。この引数は、アルゴリズムが計算するダイナミック map-advance 設定値に付加されるデルタ値です。安全係数を大きくするほど、MAP の実行時の先読み時間が増えますが、アップストリームのパフォーマンスは低下します。

cable map-advanceコマンドにはstatic キーワードを使用します。Cisco uBR10012 ルータは、ネットワーク上の最遠端 CM で実際に生じる伝播遅延に関係なく、MAP には固定の先読み時間を使用します。この固定先読み時間は、CM の最遠端 DOCSIS 伝播遅延など、ワーストケースのパラメータに基づいて計算されます。


注意 ダイナミック マップ アドバンス アルゴリズムを調整する場合、実ネットワークでは、安全係数を下げても運用に影響しないことが確実になるまで、安全係数をデフォルト値の 1000 マイクロ秒より下げないでください。デフォルトでは、このアルゴリズムが問題なく動作する値が設定されています。

CM に接続する最大ホスト数の設定

加入者の CM に接続できる最大ホスト数を指定するには、ケーブル インターフェイス コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的
cable max-hosts n
 

no cable max-hosts

インターフェイス上の CM に接続できる最大ホスト数を指定します。有効範囲は、0 ~ 255 です。デフォルト値は 0 です。

CM に接続できるホスト数を、デフォルト値の 0 に戻します。

モデム単位のフィルタの設定

送信元 Media Access Control(MAC; メディア アクセス制御)アドレスまたは Internet Protocol(IP)アドレスに基づいて、個々のホストまたはケーブル インターフェイスからの着信パケットをフィルタリングするように、Cisco uBR10012 ルータを設定できます。フィルタの定義は、アクセスリストおよびグループに対する Cisco IOS 標準設定方式に従います。


) モデムまたはホスト単位のフィルタの設定は、Cisco IOS Release 12.0(6)SC 以上および Cisco IOS Release 12.0(5)T1 以上でサポートされています。


モデム単位でフィルタを設定にするには、ケーブル インターフェイス コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config-if)# cable {modem | host | device} {<macaddr><ipaddr> | } access group <acl>

インターフェイス単位または方向単位で指定するアクセスリストを設定します。ケーブル インターフェイスまたは個々のホストから受信するパケットは、パケットの送信元であるケーブル インターフェイスまたはホストに基づいてフィルタリングされます。装置が CM である場合は、modemを使用します。CM に接続された CPE 装置である場合は、hostを使用します。

装置および指定のアドレスに適用するフィルタを定義します。macaddr には、CM または CPE 装置の一意の MAC アドレスを指定します。

CM または CPE 装置の現在の IP アドレスを指定するには、ipaddr オプションを使用します。

CM または CPE 装置をアクセスリストに指定する場合は、aclオプションを使用します。これにより、CM ではなく CMTS で実行される CM 単位またはホスト単位のフィルタ要件が定義されます。アクセスリストの番号は、高速 IP アクセスリストの場合は 1 ~ 99、拡張 IP アクセスリストの場合は 100 ~ 199 です。


) アクセスリスト番号の 700 ~ 799 は適用できません。



注意 CM が CMTS に登録されると、システムによりフィルタが適用されます。フィルタ定義はシステムを再起動すると失われるので、CM が登録されるたびに適用する必要があります。

ソフトウェアにより、CMTS 管理者に CM のオフライン化またはオンライン復旧に関する警告を発するトラップがサポートされます。一般的な登録およびログイン手順は、次のとおりです。

1. CM がCisco uBR7200 シリーズに登録されます。

2. Cisco uBR7200 シリーズは、ネットワークで使用中の管理システムにトラップを送信します。

3. 管理システムは、SNMP またはrshを使用してモデム単位のフィルタを設定します。

4. ユーザがサーバにログインします。

5. ログインサーバは、Cisco uBR7200 シリーズから要求されたモデムおよび CPE 情報を取得します。

6. ログインサーバは、Cisco uBR7200 シリーズに CPE 単位のフィルタを設定します。CPE 単位のフィルタは、モデム単位フィルタ設定に上書きされます。

7. CM が短時間オフラインになる場合でも、Cisco uBR7200 シリーズによって定義されたフィルタはアクティブなままです。CM が 24 時間を超えてオフラインのままの場合は、フィルタ設定がリセットされます。

8. ユーザがログアウトするか、ユーザがオンラインでないことをログインサーバが検出した場合は、ログインサーバは、CM または CPE 装置に対してデフォルトのフィルタを設定します。

Sync メッセージ インターバルの設定

Cisco uBR10012 ルータから連続して送信される Sync メッセージのインターバルを指定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的
cable sync-interval msec




no cable sync-interval

Cisco uBR10000 シリーズ CMTSから連続して送信される Sync メッセージの送信インターバルをミリ秒で指定します。有効値は、1 ~ 200 ミリ秒です。デフォルト値は 10 ミリ秒です。

Sync メッセージの送信インターバルをデフォルトの 10 ミリ秒に戻します。

Sync メッセージ インターバルの確認

Sync メッセージの送信インターバルが設定されているかどうかを確認するには、
show running-configコマンドを入力し、ケーブル インターフェイスの設定情報を調べます。Sync メッセージ インターバルが設定されていない場合、またはデフォルト値にリセットされている場合、コマンド出力に [ no sync interval ] と表示されます。