Cisco uBR10012 ユニバーサル ブロードバンド ルータ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド Cisco IOS Software - 12.3 BC 12.2 BC 12.2 CY
CMTS の初回の設定
CMTS の初回の設定
発行日;2012/01/07 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 3MB) | フィードバック

目次

CMTS の初回の設定

設定の準備

Cisco uBR10012 ルータの基本的な設定

イネーブル シークレット パスワードおよびイネーブルパスワード

パスワード保護の設定

パスワードを忘れた場合

AutoInstall によるCisco uBR10012 ルータの設定

AutoInstall プロセスの準備

Setup ファシリティによるCisco uBR10012 ルータの設定

グローバルパラメータの設定

アップストリーム周波数の設定

個々のアップストリーム変調プロファイルの設定

コンフィギュレーション モードでのCisco uBR10012 ルータの手動設定

拡張 Setup ファシリティによるケーブル インターフェイスの設定

MAC レイヤアドレス

ケーブル インターフェイス ライン カードの識別

CM ラインカードの識別

CM ラインカードスロットの識別

グローバルパラメータの設定

設定値の保存

設定値および設定の確認

コンフィギュレーション ファイル例の表示

BPI コンフィギュレーション ファイル

CMTS の初回の設定

この章では、Cisco uBR10000 シリーズCable Modem Termination System(CMTS; ケーブルモデム ターミネーション システム)の初回の起動および設定について説明します。この章の内容は、次のとおりです。

 

セクション
目的

「設定の準備」

電源を投入してCisco uBR10012 ルータを設定する前に終えるべき作業と分析について説明します。

「Cisco uBR10012 ルータの基本的な設定」

パスワード使用の基本原則、および利用できる初期ルータ設定ユーティリティについて概説します。ここでは、各ユーティリティの使用手順について説明します。

「AutoInstall によるCisco uBR10012 ルータの設定」

AutoInstall プロセスの使用方法について説明します。このプロセスは、WAN に接続した後、Cisco uBR10012 ルータを自動的に設定するように設計されています。

「Setup ファシリティによるCisco uBR10012 ルータの設定」

AutoInstall の代替方法として、CMTS を設定するための Setup ファシリティ(別名 System Configuration Dialog)の使用方法について説明します。Setup ファシリティは、ケーブル インターフェイスとケーブル インターフェイス ライン カードを(初期設定後に)完全に運用できるように、いくつかの機能をサポートしています。Setup ファシリティは、ルータへの WAN/LAN 接続を完了する前に使用してください。

「コンフィギュレーション モードでのCisco uBR10012 ルータの手動設定」

Setup ファシリティまたは AutoInstall 機能を使用しない場合に、Cisco uBR10012 ルータを手動で設定する方法について説明します。

「拡張 Setup ファシリティによるケーブル インターフェイスの設定」

Setup ファシリティを使用して初期設定を作成する手順について説明します。拡張セットアップによって、システム上の各インターフェイスを設定するよう求められます。

「設定値および設定の確認」

設定値と設定の変更内容を確認する各種コマンドを紹介します。

設定の準備

Cisco uBR10012 ルータの電源を入れ、設定を開始する前に、次の準備作業を完了してください。

使用するネットワークでブロードバンドデータ伝送が確実にサポートされることを確認します。National Television Standards Committee(NTSC; 全米テレビ放送規格委員会)または国際ケーブルプラント勧告に従って、プラントを点検し、バランスを調整し、認定を受ける必要があります。プラントが Data-over-Cable Service Interface Specifications(DOCSIS)ダウンストリームおよびアップストリーム Radio Frequency(RF; 高周波)要件を満たしていることを確認します。

Cisco uBR10012 ルータが、CMTS に付属のハードウェア インストレーション ガイドの指示に従って設置されていることを確認します。

必要なヘッドエンドまたは分散ハブのルーティングおよびネットワーク インターフェイス機器がすべて設置され、設定され、(サポートされているサービスに基づいて)運用できる状態になっていることを確認します。次の機器を確認してください。

すべてのルータ

サーバ(Dynamic Host Configuration Protocol [DHCP] サーバ、Trivial File Transfer Protocol [TFTP; 簡易ファイル転送プロトコル]サーバ、Time-of-Day [ToD] サーバ)

Network Management System(NMS; ネットワーク管理システム)

他の設定または課金システム

DHCP と DOCSIS のコンフィギュレーション ファイルが作成され、適切なサーバ上にプッシュされていることを確認します。各 Cable Modem(CM; ケーブルモデム)は、初期設定されると、次の動作を実行できるようになります。

DHCP 要求の送信

IP アドレスの受信

TFTP サーバと ToD サーバのアドレスの取得

DOCSIS コンフィギュレーション ファイル(ネットワークで Cisco uBR924 ケーブルアクセスルータまたは Cisco uBR910 ケーブルデータサービス装置を使用する場合には、更新されたソフトウェアイメージ)のダウンロード

Customer Premises Equipment(CPE; 顧客宅内装置)、つまり CM または Set-Top Box(STB; セットトップボックス)、PC、電話、Fax がネットワークおよびサービス品目の要件を満たしているかどうかを確認します。

適切な周波数を割り当てるために、チャネルプランについて理解しておいてください。ヘッドエンドまたは分散ハブに適用する場合、バンドルのおおまかな設定プランを検討します。必要に応じて、次の情報を入手します。

パスワード

IP アドレス

サブネットマスク

デバイス名

上記の準備作業を完了した後、Cisco uBR10012 ルータの設定を開始します。ここでは最低限次の作業を伴います。

Cisco uBR10012 ルータにホスト名およびパスワードを設定します。

ケーブルプラントおよびネットワーク バックボーンで IP をサポートするように CMTS を設定します。


注意 サービスクラスに基づくプロビジョニングを使用する場合は、CM が接続を試行する前にサービスクラスを CMTS で設定する必要があります。

Cisco uBR10012 ルータの基本的な設定

ここでは、パスワード使用の際の基本パラメータについて説明します。


) 各項で説明するのは、最小限の設定手順です。追加の設定情報については、このマニュアルの次の章を参照してください。Cisco uBR10000 シリーズ CMTSのコンフィギュレーション ファイルの例については、「コンフィギュレーション ファイル例の表示」を参照してください。



ヒント ルータの設定を開始する前に、必ず、ネットワークに基づいた適切なアドレスおよび値を用意しておいてください。ルータの Cisco IOS ソフトウェアのリリースを表示するには、show versionコマンドを使用します。


イネーブル シークレット パスワードおよびイネーブルパスワード

Cisco uBR10012 ルータは、EXEC と呼ばれるシスコ コマンドインタープリタを使用して管理します。EXEC コマンドを入力するには、ルータを起動し、ログインする必要があります。


ステップ 1 Cisco uBR10012 ルータの I/O コントローラ コンソール ポートに端末を接続し、端末セッションを確立します。次の手順で、PC 上の Terminal アプリケーション(Hyper Terminal)をオープンします。

a. Direct to Com 1 を使用して接続します。

b. ビット/秒を、9600 に設定します。

c. データビットを、8 に設定します。

d. パリティを [none](なし)に設定します。

e. ストップビットを 1 に設定します。

f. フロー制御を [none](なし)に設定します。

ステップ 2 Cisco uBR7200 シリーズの電源をオンにします。noを入力し、ルータの標準動作モードを選択します。次のユーザ EXEC プロンプトが表示されます。

Would you like to enter the initial dialog?[yes]: no
Router>
 


 

パスワード保護の設定


) セキュリティの目的から、EXEC ではユーザ EXEC モードと特権 EXEC モードの 2 つのコマンドアクセスレベルが設定されています。ユーザレベルで使用できるコマンドは、イネーブルレベルで使用できるコマンドの一部です。



ヒント 動作パラメータの設定には多数の特権レベル EXEC コマンドを使用するので、不正使用を防ぐために、これらのコマンドをパスワードによって保護します。


EXEC プロンプトに、次のどちらかのコマンドを入力し、パスワード保護を設定します。

enable secret password(きわめて安全な暗号化パスワード)

enable password(やや安全性の低い非暗号化パスワード)

イネーブル レベル コマンドにアクセスするために、任意のパスワードを入力します。


) イネーブル シークレット パスワードには、1 ~ 25 文字の英数字(大文字および小文字)を使用できます。イネーブルパスワードには、任意の数の英数字(大文字および小文字)を使用できます。数字を先頭文字にすることはできません。スペースは、パスワード文字として有効です。たとえば、[two words] は有効なパスワードです。先行スペースは無視されます。後書きスペースは認識されます。大文字と小文字の区別は認識されます。


最大限のセキュリティを確保するために、2 種類のパスワードは、それぞれ別のものにしてください。セットアップ スクリプト中、両方に同じパスワードを入力することもできますが、それぞれ異なるパスワードの入力を指示する警告メッセージが表示されます。

パスワードを忘れた場合

ここでは、イネーブルパスワードまたはコンソール ログイン パスワードを忘れた場合の回復方法、およびCisco uBR10012 ルータのイネーブル シークレット パスワードの変更方法について説明します。


) イネーブルパスワードまたはコンソール ログイン パスワードは回復可能です。ただし、イネーブル シークレット パスワードは暗号化されているので、新しいイネーブル シークレット パスワードに置き換える必要があります。


パスワード回復プロセスの概要

パスワード回復手順の概要は次のとおりです。


ステップ 1 ルータにログインできる場合、 show version コマンドを入力して既存のコンフィギュレーション レジスタ値を確認します。

ステップ 2 Breakキーを押して、ブートストラップ プログラム プロンプト(ROM モニタ)を表示します。必要ならば、ルータの電源をいったん切断してから再投入し、システムイメージを再ロードします。

ステップ 3 次の機能がイネーブルになるように、コンフィギュレーション レジスタ値を変更します。

ブレイク

スタートアップ コンフィギュレーションの無視

フラッシュメモリからの起動


) パスワードを回復するには、(通常 NVRAM にある)スタートアップ コンフィギュレーションが無視されるように、コンフィギュレーション レジスタ ビット 6(0x0040)を設定する必要があります。これにより、パスワードを使用せずにログインし、スタートアップ コンフィギュレーション パスワードを表示することができます。コンフィギュレーション レジスタは、0x142 に設定することを推奨します。


ステップ 4 ルータの電源をいったんオフにし、再びオンにします。

ステップ 5 ルータにログインして、特権 EXEC モードを開始します。

ステップ 6 show startup-config コマンドを入力して、パスワードを表示します。

ステップ 7 表示されたパスワードを記録するか、パスワードを変更します。

ステップ 8 コンフィギュレーション レジスタ値を変更して、もとの設定に戻します。


 


) ルータの Break がディセーブルに設定されている場合、パスワードを回復するには、ルータに物理的にアクセスする必要があります。


パスワードの変更または回復

イネーブルパスワード、イネーブル シークレット パスワード、またはコンソール ログイン パスワードが不明になった場合、これらのパスワードを回復する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Cisco uBR10012 ルータのコンソールポートに ASCII 端末を接続します。

ステップ 2 端末が 9600 ボー、8 データビット、パリティなし、1 ストップビットで動作するように設定します。

ステップ 3 ユーザモードでルータにログインできる場合は、 show version コマンドを入力して既存のコンフィギュレーション レジスタ値を表示します。表示されたレジスタ値を控えておいてください。ルータにログインできない場合は、次のステップに進みます。

ステップ 4 Break キーを押すか、またはコンソール端末から Break を送信します。

Break がイネーブルに設定されていると、ルータの ROM モニタが起動し、ROM モニタプロンプト( rommon n> )が表示されます。 n は、コマンドラインの番号を示しています。ステップ 6 に進みます。

Break がディセーブルに設定されている場合には、ルータの電源をオフにするか、または電源コードを抜いてから、もう一度電源を入れます。ステップ 5に進みます。

ステップ 5 ルータの電源を再投入してから 60 秒以内に、 Break キーを押すか、または Break を送信します。ルータの ROM モニタが起動し、ROM モニタプロンプト( rommon 1> )が表示されます。

ステップ 6 Cisco uBR10012 ルータのコンフィギュレーション レジスタ値を設定するために、ROM モニタプロンプトに confreg コマンドを入力して、コンフィギュレーション レジスタ ユーティリティを使用します。

rommon 1> confreg
 

ignore system config info? のイネーブル プロンプトにyes と答え、現在のコンフィギュレーション レジスタ設定値をメモしておきます。

ステップ 7 次のように reset コマンドを入力して、ルータを初期化します。

rommon 2> reset
 

ルータが初期化され、コンフィギュレーション レジスタが 0x142 に設定されます。ルータはフラッシュメモリからシステムイメージを起動して、次のように System Configuration Dialog(セットアップ)を開始します。

--- System Configuration Dialog --
 

ステップ 8 次のようなメッセージが表示されるまで、System Configuration Dialog のプロンプトに対して no を入力します。

Press RETURN to get started!
 

ステップ 9 Return を押します。 次のようなユーザ EXEC プロンプトが表示されます。

Router>
 

ステップ 10 enable コマンドを入力して、特権 EXEC モードを開始します。

ステップ 11 さらに、次のように show startup-config コマンドを入力して、コンフィギュレーション ファイルに保存されているパスワードを表示します。

Router# show startup-config
 

ステップ 12 コンフィギュレーション ファイルの表示を調べて、パスワードを確認します(イネーブルパスワードは通常、ファイルの先頭付近にあります。コンソール ログイン パスワードまたはユーザ EXEC パスワードは末尾付近にあります)。各パスワードは、次のように表示されます。

enable secret 5 $1$ORPP$s9syZt4uKn3SnpuLDrhuei
enable password 23skiddoo
.
.
line con 0
password onramp
 

) イネーブル シークレット パスワードは暗号化されているので回復できません。新しいパスワードと置き換える必要があります。イネーブルパスワードおよびコンソールパスワードは、暗号化テキストにすることも、クリアテキストにすることもできます。


次のステップに進んで、イネーブル シークレット パスワード、コンソール ログイン パスワード、またはイネーブルパスワードを置き換えます。イネーブル シークレット パスワードがない場合、イネーブルパスワードおよびコンソール ログイン パスワードをメモし(暗号化されていない場合)、ステップ 17に進みます。


注意 イネーブルパスワード、イネーブル シークレット パスワード、またはコンソール ログイン パスワードを変更する必要がない場合には、次のステップを実行しないでください。この手順を実行すると、ルータのコンフィギュレーションが消去されることがあります。

ステップ 13 configure memory コマンドを入力して、スタートアップ コンフィギュレーション ファイルを実行メモリにロードします。これにより、設定のパスワードを変更することができます。

Router# configure memory
 

ステップ 14 configure terminal コマンドを入力し、コンフィギュレーション モードを開始します。

Router# configure terminal
 

ステップ 15 3 つすべてのパスワードを変更するには、次のコマンドを入力します。

Router(config)# enable secret newpassword1
Router(config)# enable password newpassword2
Router(config)# line con 0
Router(config)# password newpassword3
 

設定に応じて、必要なパスワードだけを変更します。前述のコマンドの no 形式を使用して、各パスワードを削除することができます。たとえば、 no enable secret コマンドを入力すると、イネーブル シークレット パスワードが削除されます。

ステップ 16 次のように、全インターフェイスに管理上のシャットダウン解除を設定する必要があります。

Router(config)# interface fast ethernet 0/0/0
Router(config)# no shutdown
 

適切なコマンドを使用して、全インターフェイスを元の設定に戻します。この作業を実行しないと、すべてのインターフェイスが管理上のシャットダウン状態になり、ルータを再起動しても使用できません。

ステップ 17 config-registe rコマンドを使用して、コンフィギュレーション レジスタ値を、ステップ 3 または ステップ 7に示す元の設定値に戻します。

ステップ 18 Ctrl-z を押すかend を入力して、コンフィギュレーション モードを終了します。

Router(config)# end

注意 パスワードを変更または置換していない場合、次のステップは実行しないでください。ステップ 13からステップ 16の作業を実行しなかった場合には、ステップ 20に進んでください。次のステップを実行すると、システムからルータのコンフィギュレーション ファイルが消去されます。

ステップ 19 copy running-config startup-config コマンドを入力して、新しい設定情報を不揮発性メモリに保存します。

Router# copy running-config startup-config
 

ステップ 20 reload コマンドを入力し、ルータを再起動します。

Router# reload
 

ステップ 21 新しいパスワードまたは回復したパスワードで、ルータにログインします。


 

AutoInstall によるCisco uBR10012 ルータの設定

AutoInstall プロセスを使用すると、WAN に接続した後、Cisco uBR10012 ルータを自動的に設定することができます。

AutoInstall を適切に稼働させるには、必要なコンフィギュレーション ファイルが提供されるようにあらかじめネットワーク上の TCP/IP ホストを設定しておく必要があります。TCP/IP ホストは、次の条件が満たされていれば、ネットワーク上の任意の場所に置くことができます。

ルータのラインカードを WAN に接続した場合、ホストが LAN または WAN 側にあること。

User Datagram Protocol(UDP)がルータからまたはルータへのブロードキャストを行うこと。

TCP/IP ホストがイネーブルになっていること。

この機能は、TCP/IP ホストが置かれているサイトのシステム管理者が調整します。TCP/IP ホスト上に必要なファイルを用意するまでは、AutoInstall を実行しないでください。AutoInstall の詳細については、次のマニュアルを参照してください。

Cisco IOS Configuration Fundamentals Configuration Guide 』 Release 12.2( http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios122/122cgcr/ffun_c/index.htm

Cisco IOS Configuration Fundamentals Command Reference 』 Release 12.2( http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios122/122cgcr/ffun_r/index.htm

AutoInstall プロセスの準備

Cisco uBR10012 ルータで AutoInstall プロセスを実行するには、次の作業を行います。


ステップ 1 ルータの同期シリアル インターフェイス 0 に、適切な同期シリアルケーブルを接続します。

ステップ 2 各電源装置の電源スイッチをオン(|)の位置にします。これで、ルータの電源がオンになります。

ルータは、フラッシュメモリからオペレーティング システム イメージをロードします。この処理には数分かかることがあります。WAN 接続のリモート側が接続され、適切に設定されていれば、AutoInstall プロセスが開始されます。

ステップ 3 AutoInstall プロセスが完了したら、 copy running-config startup-config コマンドを使用して、ルータの Nonvolatile Random-Access Memory(NVRAM; 不揮発性 RAM)にコンフィギュレーション データを書き込みます。

Router# copy running-config startup-config
 

このステップを実行すると、AutoInstall プロセスで作成した設定値が NVRAM に保存されます。このステップを実行しなかった場合、新しい設定情報は、ルータの次の再起動時に失われます。


 

Setup ファシリティによるCisco uBR10012 ルータの設定

CMTS を設定するには、Cisco uBR7200 シリーズの Setup ファシリティ(別名 System Configuration Dialog)を使用すると便利です。Setup ファシリティは、ケーブル インターフェイスとケーブル インターフェイス ライン カードを(初期設定後に)完全に運用できるように、次の機能をサポートしています。

ケーブル特定コマンド

アップストリーム周波数の定義

各ケーブル インターフェイスに、次の情報を必ず設定しなければなりません。

Per upstream:
cable upstream n frequency f
no cable upstream n shutdown
 

次の情報は、任意設定です。

DHCP サーバアドレス

各インターフェイスのアップコンバータ用のダウンストリーム周波数の設定

AutoInstall を使用しない場合には、ルータの WAN ケーブルおよび LAN ケーブルを、Channel Service Unit(CSU; チャネル サービス ユニット)および Data Service Unit(DSU; データサービスユニット)に接続しないでください。WAN ケーブルまたは LAN ケーブルを CSU および DSU に接続し、かつルータの NVRAM に設定情報が保管されていない場合、ルータは起動時に AutoInstall の実行を試みます。


ヒント AutoInstall がリモートの TCP/IP ホストに設定されていないことをルータが確認するまでに数分かかることがあります。AutoInstall が設定されていないことが確認されると、デフォルトで Setup ファシリティが起動します。LAN または WAN ケーブルが接続されていないと、ルータはフラッシュメモリから起動し、自動的に Setup ファシリティが実行されます。



) イネーブルプロンプト(#)が表示されている場合は、特権 EXEC モードでsetupコマンドを入力して Setup ファシリティを実行できます。


グローバルパラメータの設定

プログラムの初回起動時に、システム全体を制御するグローバルパラメータを設定します。


ステップ 1 I/O コントローラのコンソールポートにコンソール端末を接続して、ルータを起動します。

ステップ 2 フラッシュメモリから起動すると、約 30 秒ほどで、次のような情報が表示されます。この情報が表示されれば、ルータは正常に起動しています。

Restricted Rights Legend
 
Use, duplication, or disclosure by the Government is
subject to restrictions as set forth in subparagraph
(c) of the Commercial Computer Software - Restricted
Rights clause at FAR sec. 52.227-19 and subparagraph
(c) (1) (ii) of the Rights in Technical Data and Computer
Software clause at DFARS sec. 252.227-7013.
 
Cisco Systems, Inc.
170 West Tasman Drive
San Jose, California 95134-1706
 
Cisco Internetwork Operating System Software
IOS (tm) 10000 Software (UBR10K-P6-M), Version 12.2(2)XF
TAC Support: http://www.cisco.com/cgi-bin/ibld/view.pl?i=support
Copyright (c) 1986-2001 by Cisco Systems, Inc.
Compiled Fri 20-Jul-01 16:15 by test
Image text-base: 0x60008960, data-base: 0x612E0000
 
cisco uBR10000 (PRE-RP) processor with 98304K/32768K bytes of memory.
Processor board ID TBA05080458
R7000 CPU at 262Mhz, Implementation 39, Rev 2.1, 256KB L2, 2048KB L3 Cache
Backplane version 1.0, 8 slot
 
Last reset from unexpected value
Toaster processor tmc0 is running.
Toaster processor tmc1 is running.
1 Ethernet/IEEE 802.3 interface(s)
1 FastEthernet/IEEE 802.3 interface(s)
509K bytes of non-volatile configuration memory.
 
46976K bytes of ATA PCMCIA card at slot 0 (Sector size 512 bytes).
32768K bytes of Flash internal SIMM (Sector size 256KB).
 
Press RETURN to get started!
 

) コンフィギュレーション スクリプトの最初の 2 つのセクションであるバナーと搭載ハードウェア情報が表示されるのは、システムの初回起動時だけです。以降のSetup ファシリティの実行時は、スクリプトは次のようなプロンプトから始まります。


--- System Configuration Dialog ---
Continue with configuration dialog? [yes/no]: yes
 
At any point you may enter a question mark '?' for help.
Use ctrl-c to abort configuration dialog at any prompt.
Default settings are in square brackets '[]'.
 
Basic management setup configures only enough connectivity
for management of the system, extended setup will ask you
to configure each interface on the system
 

ステップ 3 System Configuration ダイアログを続けて基本管理セットアップを開始する(現在のインターフェイスの要約を表示する)かどうかの質問が表示されたら、 yes を入力するか、 Return を押します。

Continue with configuration dialog? [yes/no]: yes
.
.
.
Would you like to enter basic management setup? [yes/no]: yes
 

インターフェイスの要約が表示され、設定済みおよび未設定のインターフェイスが表示されます。

ステップ 4 インターフェイスでサポートするプロトコルを選択します。IP だけのインストレーションの場合、ほとんどの質問に対してデフォルト値を使用できます。以下、ステップ 7まで、IP を使用した一般的な設定を示します。

Configuring global parameters:
 
Enter host name [Router]: router
 

ステップ 5 イネーブル シークレット パスワード、イネーブルパスワード、および仮想端末パスワードを入力します。

The enable secret password is a one-way cryptographic secret
password used instead of the enable password when it exists.
 
Enter enable secret: ******
 
The enable password is used when there is no enable secret
password and when using older software and some boot images.
 
Enter enable password: ******
 
Enter virtual terminal password: ******
 

ステップ 6 Simple Network Management Protocol(SNMP; 簡易ネットワーク管理プロトコル)は、最も一般的に使用されているネットワーク管理用のオープン標準規格です。SNMP を使用すると、ルータおよび通信サーバの実行時パラメータにアクセスし、設定することができます。また、SNMP により、ネットワーク エレメントをモニタおよび制御するための一連の機能を定義できます。

yes を入力して SNMP 管理を設定するか、noを入力して SNMP 管理を拒否します。

Configure SNMP Network Management? [no]:
Community string [public]:
 

ステップ 7 いずれの場合も IP ルーティングを使用することになります。IP ルーティングを使用する場合は、Interior Routing Protocol を選択します。セットアップ時には、Interior Gateway Routing Protocol(IGRP)および Routing Information Protocol(RIP)の 2 つの Interior Routing Protocol のうちいずれか 1 つの運用だけをシステムに指定することができます。

IP ルーティングを設定するには、 yes (デフォルト)を入力するか、 Return を押します。さらに、Interior Routing Protocol を選択します。

Configure IP? [yes]:
Configure IGRP routing? [yes]:
Your IGRP autonomous system number [1]: 15

ステップ 8 ライン カード インターフェイスのパラメータを設定します。ラインカードスロット 3 に搭載されている 8 ポート イーサネット ライン カードの例を次に示します。Setup ファシリティにより、全インターフェイスのステータスが決定されます。

各アクティブ インターフェイス ポートを IP に設定するには、 yes (デフォルト)を入力するか、または Return を押します。非アクティブポートはすべて、デフォルトでnoが設定されます。 Return を押すと、デフォルト値が採用されます。

Configuring interface Ethernet 1/0:
Is this interface in use? [yes]:
Configure IP on this interface? [yes]:
IP address for this interface [19.2.22.4]:
Number of bits in subnet field [8]:
Class A network is 19.0.0.0, 8 subnet bits; mask is /16
 
Configuring interface Ethernet1/1:
Is this interface in use? [no]:
 
Configuring interface Ethernet1/2:
Is this interface in use? [no]:
 
Configuring interface Ethernet1/3:
Is this interface in use? [no]:
 
Configuring interface Ethernet1/4:
Is this interface in use? [no]:
 
Configuring interface Ethernet1/5:
Is this interface in use? [no]:
 
Configuring interface Ethernet1/6:
Is this interface in use? [no]:
 
Configuring interface Ethernet1/7:
Is this interface in use? [no]:
 

ステップ 9 ケーブル インターフェイスを設定します。Cisco uBR10012 ルータのケーブル インターフェイスの例を次に示します。Setup ファシリティにより、ほとんどの場合、全インターフェイスのステータスが決定されます。

各アクティブ インターフェイス ポートを設定するには、 yes (デフォルト)を入力するか、または Return を押します。非アクティブポートはすべて、デフォルトでnoが設定されます。 Return を押すと、デフォルト値が採用されます。

Configuring interface cable 5/0/0:
Is this interface in use? [yes]:
Configure this interface? [yes]:
IP address for this interface [19.2.22.5]:
Number of bits in subnet field [8]:
Class A network is 19.0.0.0, 8 subnet bits; mask is /16
 
Configuring interface cable 1/1:
Is this interface in use? [yes]:
Configure this interface? [yes]:
IP address for this interface [19.2.22.6]:
Number of bits in subnet field [8]:
Class A network is 19.0.0.0, 8 subnet bits; mask is /16
 

次のコンフィギュレーション プログラムは、新しく作成されたコマンド インターフェイス スクリプトを示しています。

The following command script was created:
 
hostname router
enable secret 5 $1$f0fc$A38P/KN/9yD3sEKSt6hKQ/
enable password betty
line vty 0 4
password wilma
snmp-server community public
!
ip routing
!
interface cable 5/0/0
ip address 19.2.22.5 255.255.0.0
 
router igrp 15
network 19.0.0.0
!
end
 

ステップ 10 この設定を使用するかどうかという質問が表示されたら、 yes を入力するか、または Return を押します。

Use this configuration? [yes/no]: yes
 

ステップ 11 設定値を NVRAM に保存します(拡張 Setup ファシリティによるケーブル インターフェイスの設定を参照)。


) 設定値を変更した場合は、必ず手動で NVRAM に保存する必要があります。



 

アップストリーム周波数の設定

アップストリーム パラメータは手動で設定する必要があります。Setup ファシリティの実行後、アップストリーム ポートはデフォルトで「シャットダウン」ステートになります。アップストリーム チャネルの周波数は、次の 2 つの方法で設定することができます。

北米チャネルプラン用の 5 ~ 42 MHz の固定周波数を設定し、アップストリーム ポートをイネーブルにする。

グローバル スペクトル グループを作成し、それにインターフェイスを割り当て、アップストリーム ポートをイネーブルにします。

ケーブル インターフェイス カード レシーバは、DOCSIS 準拠のケーブル インターフェイス(または STB の CM)からの時分割多重バースト伝送を受信します。アップストリーム周波数を割り当てるとアップストリーム ポートは [up] になり、管理上のアップステータスに設定されます。

アップストリーム ポートは、周波数により大きな影響を受けます。上記の例のようにスペクトルグループを定義しておくと、インターフェイスをアップにし、トラフィックを伝送している状態でも、周波数を変更できます。

個々のアップストリーム変調プロファイルの設定

個々の変調プロファイルを定義できます。変調プロファイルは、初期メンテナンス、長期許可、要求データ、要求、短期許可、およびステーション メンテナンスなど、各種アップストリーム バーストの物理レイヤ特性テーブルで構成されます。


) アップストリーム変調プロファイルの定義は、必ず資格のある担当者が行ってください。


アップストリーム インターフェイスをアクティブにする手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Setup ファシリティによりCisco uBR10012 ルータの非ケーブル インターフェイスの初期設定を完了したあと、enableコマンドおよびパスワード(特権 EXEC)を入力します。

ステップ 2 configure terminalコマンドを入力して、グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3 グローバル コンフィギュレーション モードで、Cisco uBR10012 ルータの変調プロファイルおよびスペクトルグループを設定します。cable modulation-profileコマンドおよびcable spectrum-groupコマンドを使用します。

ステップ 4 cable upstreamコマンドを使用して、ケーブル インターフェイス コンフィギュレーション モードで、該当インターフェイスの各種特性を設定します。


) 詳細については、第3章「Cisco uBR10012 ルータのケーブル インターフェイス機能の設定」を参照してください。



 

コンフィギュレーション モードでのCisco uBR10012 ルータの手動設定

Setup ファシリティまたは AutoInstall 機能を使用しない場合には、Cisco uBR10012 ルータを手動で設定できます。手動で設定する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 I/O コントローラのコンソールポートにコンソール端末を接続します。

ステップ 2 初期ダイアログを起動するかどうかを質問されたら、次のようにnoと応答して、ルータの標準動作モードを開始します。

Would you like to enter the initial dialog? [yes]: no
 

ステップ 3 数秒後に、ユーザ EXEC プロンプト (Router>) が表示されます。enableを入力して、特権モードを開始します(設定を変更するには特権モードでなければなりません)。

Router> enable
 

プロンプトが、特権モード(特権 EXEC)プロンプトに変わります。

Router#
 

ステップ 4 イネーブルプロンプトにconfigure terminalコマンドを入力し、端末からコンフィギュレーション モードを開始します。

Router# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router(config)#

ヒント 利用できるコンフィギュレーション コマンドのリストを表示するには、コンフィギュレーション モードでプロンプトに?またはhelpを入力します。


ステップ 5 Router(config)# プロンプトで、次のように interface type slot/port コマンドを入力して、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

Router(config)# interface cable slot/port
Router(config-if)#
 

ステップ 6 ダウンストリーム ポートに対応するダウンストリーム RF キャリア(チャネル)のデジタルキャリア周波数に基づいて、ダウンストリーム中心周波数を設定します。

Router(config-int)# cable downstream frequency down-freq-hz

) このコマンドは、単なる情報であり、外部アップコンバータには作用しません。


ステップ 7 Hybrid Fiber Coaxial(HFC)ネットワーク上でデジタルデータを伝送できるように、ケーブル インターフェイス ライン カード上のダウンストリーム ポートをアクティブにします。

Router(config-int)# no shutdown
 

ステップ 8 ダウンストリーム RF キャリアの固定中心周波数を Hz で入力し、さらにポート番号を入力します。

Router(config-int)# cable upstream port frequency up-freq-hz
 

) 選択したアップストリーム周波数が、ケーブルプラントの他のアップストリーム アプリケーションが使用している周波数に干渉しないかどうかを確認してください。


ステップ 9 ケーブル インターフェイス ライン カードのアップストリーム ポートごとに、ステップ 8 を繰り返します。

ステップ 10 アップストリーム ポートをアクティブにします。

Router(config-int)# no cable upstream port shutdown
 

ステップ 11 ステップ 10 を繰り返し、ケーブル インターフェイス ライン カード上で使用する各ポートをアクティブにします。

ステップ 12 exit を入力して、コンフィギュレーション モードに戻ります。

Router(config-if)# exit
Router(config)#
 

ステップ 13 設定する次のインターフェイスを入力し、ステップ 6 ~ 12 を繰り返すか、またはexitを入力してイネーブルモードに戻ります。

Router(config)# exit
Router#
%SYS-5-CONFIG_I: Configured from console by console#
 

ステップ 14 設定を NVRAM に保存します。

Router# copy running-config startup-config
 


 

拡張 Setup ファシリティによるケーブル インターフェイスの設定

Setup ファシリティを実行すると、初期設定が作成されます。基本的な管理セットアップでは、システム管理に必要な最低限の接続だけが設定されます。拡張 Setup ファシリティのプロンプトに従って、各インターフェイスを設定することができます。

コンフィギュレーション ファシリティを起動するには、次のコマンドを使用します。

Router# setup
 

次の System Configuration dialog が表示されます。

Continue with configuration dialog? [yes/no]: yes
 

MAC レイヤアドレス

MAC レイヤアドレス、つまりハードウェアアドレスは、特定のネットワーク インターフェイス タイプに必要な標準データ リンク レイヤ アドレスです。ネットワーク上の他のデバイスは、これらのアドレスを使用しません。これらは、各ポートに固有のアドレスです。Cisco uBR10012 ルータでは独自の方式を使用して、ラインカードの MAC レイヤアドレスの割り当ておよび制御を行います。

すべての LAN インターフェイス(ポート)には、ハードウェアアドレスとも呼ばれる一意の Media Access Contol(MAC; メディアアクセス制御)レイヤアドレスが必要です。通常、インターフェイスの MAC アドレスはインターフェイス回路に直接実装されているメモリコンポーネントに保管されますが、Online Insertion and Removal(OIR; ホットスワップ)をサポートするには異なる方式が必要になります。OIR 機能を使用すると、ラインカードを取り外した後、まったく同じ設定の新しいラインカードを取り付けることができます。新しいラインカードのタイプが、取り外したラインカードと同じであれば、ただちにオンラインになります。

OIR をサポートするために、Cisco uBR10012 ルータのミッドプレーン上の EEPROM には、アドレスアロケータと一意の MAC アドレスが保管されています。各アドレスは、スロットにラインカードが搭載されているかどうかに関係なく、ルータの特定ポートおよびスロットに確保されています。


注意 インターフェイス タイプの異なるラインカードを OIR で交換する場合には、インターフェイスの再設定が必要になることがあります。OIR 機能の詳細については、CMTS に付属のハードウェア インストレーション ガイドまたは対応する Field-Replaceable Unit(FRU)のマニュアルを参照してください。

MAC アドレスは、スロットへ順番に割り当てられます。このアドレス機構により、ラインカードを取り外して他のCisco uBR10012 ルータに取り付けた場合でも、ネットワーク上の MAC アドレスが移動したり、複数のデバイスに同じアドレスが割り当てられることはありません。

全スロットの MAC アドレスが 1 つの場所に保管されます。アドレスは保管先のメモリデバイスに常駐することになります。

ケーブル インターフェイス ライン カードの識別

CM ラインカードの識別

Cisco CMTS には、次のシスコ ケーブル インターフェイスを搭載することができます。

Cisco uBR10012 ルータは、1 つのダウンストリーム モジュレータ、および 1 つのアップストリーム デモジュレータをサポートしています。

Cisco uBR10012 ルータは、デフォルト設定である QAM-256(40 Mbps ダウンストリーム)および QAM-16(5 Mbps アップストリーム)をサポートします。

このカードは、200 kHz、400 kHz、800 kHz、1.6 MHz、および 3.2 MHz のアップストリーム チャネル幅をサポートしています。

このカードの出力値は、+42 dBmV および +/-2 dBmV です。

ダウンストリーム モジュレータは、内蔵アップコンバータで使用する RF 出力と、外部アップコンバータに接続する必要がある Intermediate Frequency(IF;中間周波数)出力の両方を処理します。

CM ラインカードスロットの識別

Cisco uBR10012 ルータでは、ケーブル インターフェイス ライン カードは固定式で、常にスロット 1 になります。特定のケーブル インターフェイス スロットのダウンストリーム チャネル情報を表示するには、 show interfaces cable コマンドを使用し、CM カードのスロット番号とダウンストリーム ポート番号を次の形式で指定します。

show interfaces cable slot/downstream-port [downstream]
 

ダウンストリーム インターフェイスに関する情報を表示するには、スロット番号およびダウンストリーム ポート番号を使用します。コマンドの省略形は sh int c です。次の例は、Cisco uBR10012 ルータのアップストリーム チャネル ポート 0 の表示です。

Router# sh int c 5/0/0
 

特定のケーブル インターフェイス スロットのアップストリーム チャネル情報を表示するには、 show interfaces cable コマンドを使用します。次の CM カードパラメータを指定します。

スロット番号

ダウンストリーム ポート番号

アップストリーム ポート番号

構文は、次のとおりです。

show interfaces cable slot/downstream-port [upstream] upstream-port
 

アップストリーム インターフェイスに関する情報を表示するには、スロット番号、ダウンストリーム ポート番号、およびアップストリーム ポート番号を使用します。コマンドの省略形は sh int c です。

Cisco uBR10012 ルータ上でアップに設定されているケーブル インターフェイス スロット 3 のアップストリーム チャネル ポート 0 に関する情報を表示する場合は、次の例のように入力します。

Router# sh int c3/0/0 upstream
 

グローバルパラメータの設定


ステップ 1 次のプロンプトに応答してホストにアクセスします。 Enter host name [cmts]:

ステップ 2 イネーブル シークレット パスワードを使用して、特権 EXEC モードとコンフィギュレーション モードへのアクセスを保護します。このパスワードは、入力後、設定内で暗号化されます。

次のプロンプトに応答します。 Enter enable secret [Use current secret]:aa

旧バージョンのソフトウェア、または一部のブートイメージを使用している場合、イネーブル シークレット パスワードが設定されていなければ、イネーブルパスワードを使用します。

ステップ 3 次のプロンプトに応答します。: Enter enable password [rHoz]:bb

次に、ネットワーク インターフェイス経由でのルータへのアクセス保護として設定されている仮想端末パスワードを入力します。

ステップ 4 次のプロンプトに応答します。: Enter virtual terminal password [cc]:cc

次のようなシステム情報が表示されます。

Configure SNMP Network Management? [no]:
Configure IP? [yes]:
Configure IGRP routing? [yes]:
Your IGRP autonomous system number [1]:
Configure CLNS? [no]:
Configuring interface parameters:
Do you want to configure FastEthernet0/0 interface? [yes]:
Use the 100 Base-TX (RJ-45) connector? [yes]:
Operate in full-duplex mode? [no]:
Configure IP on this interface? [yes]: no
Do you want to configure Ethernet1/0 interface? [yes]: n
Do you want to configure Cable5/0/0 interface? [yes]:
Downstream setting frequency : 531000000
For cable upstream [0]
Shut down this upstream ? [yes/no]: no
Frequency : 33808000
Would you like to configure the DHCP server ? [yes/no]: yes
IP address for the DHCP server
[X.X.X.X]: 10.0.0.2
Configure IP on this interface? [no]: yes
IP address for this interface: 10.20.133.65
Subnet mask for this interface [255.0.0.0] : 255.255.255.248
Class A network is 10.0.0.0, 29 subnet bits; mask is /29
 

次のコンフィギュレーション コマンド スクリプトが作成されます。

interface cable5/0/0
ip address 10.20.133.65 255.255.255.248
no ip mroute-cache
no keepalive
cable insertion-interval 500
cable downstream annex B
cable downstream modulation 64qam
cable downstream interleave-depth 32
cable downstream frequency 531000000
cable upstream 0 frequency 33808000
cable upstream 0 power-level 0
no cable upstream 0 shutdown
cable helper-address 10.0.0.2

) モデムで IP アドレスを取得するには、DHCP サーバ、TFTP サーバ、または ToD サーバに直接アクセスできるか、スタティックルートが設定されている必要があります。



 

設定値の保存

設定の変更を NVRAM のスタートアップ コンフィギュレーションとして保存するには、 Router# プロンプトに、 copy running-config startup-config コマンドを入力します。

Router# copy running-config startup-config
 

このコマンドにより、コンフィギュレーション モード、Setup ファシリティ、または AutoInstall を使用して設定した設定情報が保存されます。


ヒント 設定値を保存しなかった場合、次にルータを再起動した時点で、設定は失われます。


設定値および設定の確認

さまざまなソフトウェアコマンドを使用して、設定値と設定の変更内容を確認できます。

Cisco uBR10012 ルータのハードウェアの特定情報およびケーブル インターフェイスの設定を表示するには、showコマンドを使用します。

ダウンストリーム中心周波数を確認する場合は、次のコマンドを使用します。

Router# show controllers cable slot/port downstream
 

アップストリーム ポート周波数の現在値を確認する場合は、次のコマンドを使用します。

Router# show controllers cable slot/port upstream
 

入力した設定値を確認する場合は、次のコマンドを使用します。

Router# show running-config
 

設定の変更を確認するには、EXEC show startup-config コマンドを使用して、NVRAM に保存されている情報を表示します。

コンフィギュレーション ファイル例の表示

ここでは、Cisco uBR10012 ルータのコンフィギュレーション ファイル例を示します。Cisco uBR10012 ルータの現在の設定を表示するには、EXEC モードまたは特権 EXEC モードで Command-Liner Interface(CLI; コマンドライン インターフェイス)プロンプトに、 show running-config コマンドを入力します。

BPI コンフィギュレーション ファイル

Cisco uBR10000 シリーズ CMTSは、56 ビットおよび 40 ビットの暗号化/復号化をサポートしています。デフォルトは 56 ビットです。Baseline Privacy Interface(BPI; ベースライン プライバシ インターフェイス)をサポートしている CMTS イメージを選択すると、Cisco uBR10000 シリーズ CMTSの BPI がデフォルトでイネーブルに設定されます。Cisco uBR10012 ルータのコンフィギュレーション ファイルで、暗号化/復号化のサポートを示す主要コマンドは、次のとおりです。

int cable 5/0/0

cable privacy kek grace-time 800

cable privacy kek life-time 750000

cable privacy tek grace-time 800

cable privacy tek life-time 56000

cable privacy enable

cable privacy mandatory


) ケーブル インターフェイスも、暗号化/復号化をサポートする必要があります。


ベースライン プライバシをイネーブルに設定すると、Cisco uBR10012 ルータは、ホストまたはピア相互間の暗号化/復号化パケットをルーティングします。BPI は、Key Encription Key(KEK; 鍵暗号化鍵)および Traffic Encription Key(TEK; トラフィック暗号化鍵)を指定して設定します。KEK は、CM の Service IDentifier(SID; サービス識別子)に基づいて CM に割り当てられ、ベースライン プライバシがアクティブの場合に、CM とCisco uBR10012 ルータとの接続を許可します。TEK は、対応する KEK が設定されているときに、CM に割り当てられます。TEK は、CM とCisco uBR10012 ルータ間のデータトラフィックの暗号化に使用されます。

KEK および TEK は、HFC ネットワーク上のベースライン プライバシに対して、grace-time(猶予期間)またはlife-time(有効期間)の値(秒単位で定義)に基づいて満了するように設定できます。grace-time値は、ネットワークにアクセスする CM に一時的な鍵を割り当てます。 life-time 値は、より持続性のある鍵を CM に割り当てます。life-time 値が割り当てられた各 CM は、現在の鍵の有効期間が終了する前に、Cisco uBR10012 ルータに新しい有効期間を持つ鍵を要求します。

KEK または TEK のgrace-timeまたはlife-timeを秒単位で設定するには、グローバル コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。デフォルト値に戻すには、各コマンドのno形式を使用します。

cable privacy kek {grace-time [seconds] | life-time [seconds]}
no cable privacy kek {grace-time | life-time}
 
cable privacy tek {grace-time [seconds] | life-time [seconds]}
no cable privacy tek {grace-time | life-time}
 

 
シンタックスの説明

grace-time seconds

(任意)鍵暗号化猶予期間の長さ(秒単位)。有効値は、300 ~ 1,800 秒です。デフォルトのgrace-time値は、600 秒です。

life-time seconds

(任意)鍵暗号化有効期間の長さ(秒単位)。有効値は、86,400 ~ 604,800 秒です。デフォルトのlife-time値は、604,800 秒です。


ヒント show cable modem コマンドを使用すると、CM で暗号化/復号化がイネーブルかどうかを調べることができます。コマンド出力にonline(pk) が表示されていれば、CM の BPI はイネーブルで、KEK が割り当てられています。コマンド出力にonline(pt)が表示されていれば、CM の BPI はイネーブルで、TEK が割り当てられています。


Cisco uBR7200 シリーズのデフォルトの 56 ビット暗号化/復号化を 40 ビットに変更する場合には、[40 bit DES] オプションを使用します。

Router(config-if)# cable privacy ?
40-bit-des select 40 bit DES
^^^^^^^^^^
authenticate-modem turn on BPI modem authentication
authorize-multicast turn on BPI multicast authorization
kek KEK Key Parms
mandatory force privacy be mandatory
tek TEK Key Parms
 

この設定では、ソフトウェアにより 40 ビット Data Encryption Standard(DES; データ暗号化規格)鍵が生成されます。生成されて戻された DES 鍵は、56 ビット鍵の最初の 16 ビットをマスクし、ソフトウェア内で 0 にします。40 ビットの設定を 56 ビット暗号化/復号化に戻すには、[40 bit des] オプションの前にnoコマンドを入力します。