Cisco UCS Mini 向け Cisco UCS Manager GUI ユーザ ガイド、リリース 3.0
ネームド VSAN の設定
ネームド VSAN の設定

ネームド VSAN の設定

この章の内容は、次のとおりです。

ネームド VSAN

ネームド VSAN は、所定の外部 SAN への接続を作成します。 VSAN は、ブロードキャスト トラフィックを含む、その外部 SAN へのトラフィックを切り離します。 1 つのネームド VSAN のトラフィックは、別のネームド VSAN にトラフィックが存在していることを認識しますが、そのトラフィックの読み取りまたはアクセスはできません。

ネームド VLAN と同様、VSAN ID に名前を割り当てると、抽象レイヤが追加されます。これにより、ネームド VSAN を使用するサービス プロファイルに関連付けられたすべてのサーバをグローバルにアップデートすることができます。 外部 SAN との通信を維持するために、サーバを個別に再設定する必要はありません。 同じ VSAN ID を使用して、複数のネームド VSAN を作成できます。

クラスタ構成内のネームド VSAN

クラスタ構成では、1 つのファブリック インターコネクトのファイバ チャネル アップリンク ポート、または両方のファブリック インターコネクトのファイバ チャネル アップリンク ポートにアクセスできるように、ネームド VSAN を設定できます。

ネームド VSAN と FCoE VLAN ID

それぞれのネームド VSAN に FCoE VLAN ID を設定する必要があります。 このプロパティによって、VSAN とそのファイバ チャネル パケットの送信に使用する VLAN を指定します。

Cisco UCS CNA M72KR-Q や Cisco UCS CNA M72KR-E などの FIP 対応統合型ネットワーク アダプタの場合は、FCoE VLAN ID のネイティブ VLAN ではないネームド VLAN を使ってネームド VSAN を設定する必要があります。 この設定により、FCoE トラフィックが確実にこれらのアダプタを通過できるようになります。

次の設定例では、ファブリック A にマッピングされた vHBA と vNIC を含むサービス プロファイルが、FIP 対応の統合型ネットワーク アダプタに関連付けられます。

  • vNIC は VLAN 10 を使用するように設定されています。

  • VLAN 10 は、vNIC のネイティブ VLAN として指定されています。

  • vHBA は VSAN 2 を使用するように設定されています。

  • したがって、VLAN 10 を FCoE VLAN ID として VSAN 2 に設定することはできません。 VSAN 2 はファブリック A に設定されている他の VLAN にマッピングできます。

ネームド VSAN のファイバ チャネル アップリンク トランキング

各ファブリック インターコネクトのネームド VSAN にファイバ チャネル アップリンク トランキングを設定できます。 ファブリック インターコネクトのトランキングをイネーブルにすると、そのファブリック インターコネクトのすべてのファイバ チャネル アップリンク ポートで、Cisco UCS ドメインのすべてのネームド VSAN が許可されます。

VSAN に関するガイドラインおよび推奨事項

次のガイドラインと推奨事項は、ストレージ VSAN を含め、すべてのネームド VSAN に適用されます。

VSAN 4079 は予約済み VSAN ID です。

VSAN を 4079 に設定しないでください。 この VSAN は予約されており、FC スイッチ モードや FC エンドホスト モードでは使用できません。

ID 4079 でネームド VSAN を作成すると、Cisco UCS Manager はその VSAN をエラーと見なし、障害を生成します。

FC スイッチ モードのネームド VSAN 用に予約された VSAN 範囲

Cisco UCS ドメイン FC スイッチ モードを使用する予定の場合は、ID が 3040 ~ 4078 の範囲にある VSAN を設定しないでください。

ファブリック インターコネクトが FC スイッチ モードで動作するように設定されている場合、その範囲内の VSAN は動作しません。 Cisco UCS Manager はその VSAN をエラーと見なし、障害を生成します。

FC スイッチ モードのネームド VSAN ID の範囲に関する制約事項

Cisco UCS ドメインで FC スイッチ モードの使用を計画している場合は、3040 ~ 4078 の範囲に VSAN を設定しないでください。

FC スイッチ モードで動作するファブリック インターコネクトがアップストリーム スイッチとして MDS に接続されている場合、Cisco UCS Manager で 3040 ~ 4078 の範囲に設定され、ポート VSAN として割り当てられた VSAN は、MDS で作成できません。 この設定では、ポート VSAN の不一致が発生する可能性があります。

FCoE VLAN ID に関するガイドライン


(注)  


SAN クラウドの FCoE VLAN と LAN クラウドの VLAN の ID が同じであってはなりません。 VSAN 内の FCoE VLAN と VLAN で同じ ID を使用すると、その FCoE VLAN を使用しているすべての vNIC とアップリンク ポートで重大な障害が発生し、トラフィックが中断されます。 FCoE VLAN ID と重なる ID が設定されたすべての VLAN 上でイーサネット トラフィックがドロップされます。


VLAN 4048 はユーザが設定可能です。 ただし、Cisco UCS Manager では、VLAN 4048 が次のデフォルト値に使用されます。 4048 を VLAN に割り当てる場合は、これらの値を再設定する必要があります。

  • Cisco UCS リリース 2.0 へのアップグレード後:FCoE ストレージ ポートのネイティブ VLAN は、デフォルトで VLAN 4048 を使用します。 デフォルト FCoE VSAN が、アップグレード前に VLAN 1 を使用するように設定されていた場合は、使用または予約されていない VLAN ID に変更する必要があります。 たとえば、デフォルトを 4049 に変更することを検討します(その VLAN ID が使用されていない場合)。

  • Cisco UCS リリース 2.0 の新規インストール後:デフォルト VSAN 用の FCoE VLAN は、デフォルトで VLAN 4048 を使用します。 FCoE ストレージ ポート ネイティブ VLAN は VLAN 4049 を使用します。

ネームド VSAN の作成


(注)  


SAN クラウドの FCoE VLAN と LAN クラウドの VLAN の ID が同じであってはなりません。 VSAN 内の FCoE VLAN と VLAN で同じ ID を使用すると、その FCoE VLAN を使用しているすべての vNIC とアップリンク ポートで重大な障害が発生し、トラフィックが中断されます。 FCoE VLAN ID と重なる ID が設定されたすべての VLAN 上でイーサネット トラフィックがドロップされます。


手順
    ステップ 1   [Navigation] ペインの [SAN] タブをクリックします。
    ステップ 2   [SAN] タブで、[SAN] > [SAN Cloud] を展開します。
    ステップ 3   [Work] ペインで、[VSANs] タブをクリックします。
    ステップ 4   テーブルの右側のアイコン バーの [+] をクリックします。

    [+] アイコンがディセーブルの場合、テーブルのエントリをクリックして、イネーブルにします。

    ステップ 5   [Create VSAN] ダイアログボックスで、必須情報を入力します。
    ステップ 6   [OK] をクリックします。

    Cisco UCS Manager GUI で、次の [VSANs] ノードの 1 つに VSAN が追加されます。

    • 両方のファブリック インターコネクトにアクセス可能なストレージ VSAN の場合は、[SAN Cloud] > [VSANs] ノード。

    • 1 つのファブリック インターコネクトのみにアクセス可能な VSAN の場合は、[SAN Cloud] > [Fabric_Name] > [VSANs] ノード。


    ストレージ VSAN の作成


    (注)  


    SAN クラウドの FCoE VLAN と LAN クラウドの VLAN の ID が同じであってはなりません。 VSAN 内の FCoE VLAN と VLAN で同じ ID を使用すると、その FCoE VLAN を使用しているすべての vNIC とアップリンク ポートで重大な障害が発生し、トラフィックが中断されます。 FCoE VLAN ID と重なる ID が設定されたすべての VLAN 上でイーサネット トラフィックがドロップされます。


    手順
      ステップ 1   [Navigation] ペインの [SAN] タブをクリックします。
      ステップ 2   [SAN] タブで、[SAN][Storage Cloud] を展開します。
      ステップ 3   [Work] ペインで、[VSANs] タブをクリックします。
      ステップ 4   テーブルの右側のアイコン バーの [+] をクリックします。

      [+] アイコンがディセーブルの場合、テーブルのエントリをクリックして、イネーブルにします。

      ステップ 5   [Create VSAN] ダイアログボックスで、必須フィールドに値を入力します。
      ステップ 6   [OK] をクリックします。

      Cisco UCS Manager GUI で、次の [VSANs] ノードの 1 つに VSAN が追加されます。

      • 両方のファブリック インターコネクトにアクセス可能なストレージ VSAN の場合は、[Storage Cloud] > [VSANs] ノード

      • 1 つのファブリック インターコネクトのみにアクセス可能な VSAN の場合は、[Storage Cloud] > [Fabric_Name] > [VSANs] ノード


      VSAN の削除

      Cisco UCS Manager に、削除する VSAN と同じ VSAN ID を持つネームド VLAN が含まれている場合、この ID を持つネームド VSAN がすべて削除されるまで、この VSAN はファブリック インターコネクト設定から削除されません。

      手順
        ステップ 1   [Navigation] ペインの [SAN] タブをクリックします。
        ステップ 2   [SAN] タブで、[SAN] ノードをクリックします。
        ステップ 3   [Work] ペインで、[VSANs] タブをクリックします。
        ステップ 4   削除する VSAN のタイプに応じて、次のサブタブのいずれかをクリックします。
        サブタブ 説明

        All

        Cisco UCS ドメインのすべての VSAN を表示します。

        Dual Mode

        両方のファブリック インターコネクトにアクセスできる VSAN を表示します。

        Switch A

        ファブリック インターコネクト A だけにアクセスできる VSAN を表示します。

        Switch B

        ファブリック インターコネクト B だけにアクセスできる VSAN を表示します。

        ステップ 5   テーブルで、削除する VSAN をクリックします。

        Shift キーまたは Ctrl キーを使用して、複数のエントリを選択できます。

        ステップ 6   強調表示された VSAN を右クリックし、[Delete] を選択します。
        ステップ 7   Cisco UCS Manager GUI に確認ダイアログボックスが表示されたら、[Yes] をクリックします。

        ストレージ VSAN の FCoE VLAN の VLAN ID の変更


        (注)  


        SAN クラウドの FCoE VLAN と LAN クラウドの VLAN の ID が同じであってはなりません。 VSAN 内の FCoE VLAN と VLAN で同じ ID を使用すると、その FCoE VLAN を使用しているすべての vNIC とアップリンク ポートで重大な障害が発生し、トラフィックが中断されます。 FCoE VLAN ID と重なる ID が設定されたすべての VLAN 上でイーサネット トラフィックがドロップされます。


        手順
          ステップ 1   [Navigation] ペインの [SAN] タブをクリックします。
          ステップ 2   [SAN] タブで、[SAN] > [Storage Cloud] > [VSANs] を展開します。
          ステップ 3   FCoE VLAN ID を変更する VSAN を選択します。
          ステップ 4   [Work] ペインの [General] タブをクリックします。
          ステップ 5   [FCoE VLAN] フィールドで、目的の VLAN ID を入力します。
          ステップ 6   [Save Changes] をクリックします。

          ファイバ チャネル アップリンク トランキングのイネーブル化


          (注)  


          ファブリック インターコネクトがファイバ チャネル エンドホスト モードに設定されている場合、ファイバ チャネル アップリンク トランキングを有効にすると、ID が 3840 ~ 4079 の範囲にあるすべての VSAN が動作不能になります。


          手順
            ステップ 1   [Navigation] ペインの [SAN] タブをクリックします。
            ステップ 2   [SAN] タブで、[SAN] > [SAN Cloud] を展開します。
            ステップ 3   FC アップリンク トランキングをイネーブルにするファブリックのノードをクリックします。
            ステップ 4   [Work] ペインの [General] タブをクリックします。
            ステップ 5   [Actions] 領域で、[Enable FC Uplink Trunking] をクリックします。
            ステップ 6   Cisco UCS Manager GUI に確認ダイアログボックスが表示されたら、[Yes] をクリックします。

            ファイバ チャネル アップリンク トランキングのディセーブル化

            手順
              ステップ 1   [Navigation] ペインの [SAN] タブをクリックします。
              ステップ 2   [SAN] タブで、[SAN] > [SAN Cloud] を展開します。
              ステップ 3   ファイバ チャネル アップリンク トランキングをディセーブルにするファブリックのノードをクリックします。
              ステップ 4   [Work] ペインの [General] タブをクリックします。
              ステップ 5   [Actions] 領域の [Disable FC Uplink Trunking] をクリックします。
              ステップ 6   Cisco UCS Manager GUI に確認ダイアログボックスが表示されたら、[Yes] をクリックします。