Syslog を使用した Cisco UCS Manager のモニタ
Syslog メッセージの概要
Syslog メッセージの概要

Syslog メッセージの概要

この章は、次の項で構成されています。

Syslog Messages

Cisco UCS Manager ではシステム ログ、つまり Syslog のメッセージが、Cisco UCS Manager システムで発生する次のインシデントを記録するために生成されます。

  • 定期的なシステム操作

  • 障害およびエラー

  • 重大なおよび緊急な事態

Syslog エントリには次の 3 種類があります.

  • 障害

  • イベント

  • 監査ログ

各 syslog メッセージは、メッセージを生成した Cisco UCS Manager プロセスを特定し、発生したエラーまたはアクションの簡単な説明が提供されします。

Cisco UCS Manager メッセージの重大度の用語とコード

Cisco UCS Manager では重大度の用語を使用して各ログ エントリにラベル付けします。 次の表は、UCS Manager の重大度用語ラベルと Cisco UCS Manager リリース 1.4 以降で Syslog に表示される重要度用語ラベルを比較しています。

表 1  重大度の用語
Cisco UCS Manager 重大度 Syslog レベル、リリース 1.4 以降

info

info

warning

notification

minor

warnings

major

error

crtical

critical

Cisco UCS Manager メッセージの重大度コードと説明を次の表に示します。 重大度コードは Syslog メッセージをモニタするためのフィルタを作成するために使用できます。

表 2  重要度コード

コード

重大度

キーワード

説明

0

Emergency

emerg(panic)

緊急メッセージは、システムが使用できないことを示します。 パニック状態は通常、複数のアプリケーション、サーバ、またはサイトに影響します。 緊急メッセージは、待機中のすべての技術スタッフ メンバーに通知するように設定できます。

1

Alert

alert

アラート メッセージはすぐに対処が必要があることを示し、問題を修復できるスタッフ メンバーに通知する必要があります。 アラート メッセージの例は、プライマリ ISP 接続の喪失です。

2

Critical

crit

クリティカル メッセージはすぐに修正する必要があることを示し、またセカンダリ システムの障害も示します。 クリティカル メッセージの例は、バックアップ ISP 接続の喪失です。

3

Error

err

エラー メッセージは、緊急ではない障害を示します。 エラー メッセージは、開発者またはネットワーク管理者に伝えられる必要があり、特定の期間内に解決する必要があります。

4

Warning

Warning(warning)

警告メッセージは、たとえばファイル システムが 85% まで満杯であるというように、対処がなされなければ障害が発生することを示します。 警告の障害も、特定の期間内に解決する必要があります。

5

Notice

notice

通知メッセージは通常の状態ではないがエラー状態がないイベントを示します。 これらは、潜在的な問題を特定するために開発者や管理者に電子メールでまとめを送ることができますが、ただちに対処は必要ではありません。

6

Informational

info

情報メッセージは、通常のオペレーションの実行に関連付けられます。 これらは、レポート、スループットの測定、またはその他の目的のために追跡されることがありますが、アクションは必要ではありません。

7

Debug

debug

デバッグ メッセージは、開発者がアプリケーションをデバッグするために便利ですが、操作を追跡するには有効ではありません。

Cisco UCS Manager障害の種類

次の表で、Cisco UCS Managerで使用可能な障害の種類およびモニタリング目的での可用性を定義します。
表 3 エラーのタイプCisco UCS Manager

タイプ

説明

モニタリング

FSM

FSM タスクが正常に完了しなかったか、Cisco UCS Manager が FSM の段階の 1 つを再試行しています。

これらの障害は、リモート Syslog または SNMP 通知には適しません。

機器

Cisco UCS Manager は、物理コンポーネントが動作不能であるか、別の機能的な問題があることを検出しました。

これらの障害はサービス要員によるモニタリングが必須です。

サーバ

サービス プロファイルをサーバに関連付けるなど、 Cisco UCS Manager でサーバのタスクを実行できません。

これらの障害はサーバのプロビジョニングまたはサービス プロファイルのアソシエーションの間に発生します。

設定

Cisco UCS Manager は正常にコンポーネントを設定することはありません。

これらの障害はサービス要員によるモニタリングが必須です。

環境

Cisco UCS Manager が、電力問題、熱問題、電圧問題、CMOS 設定の喪失を検出しました。

これらの障害はサービス要員によるモニタリングが必須です。

管理

Cisco UCS Manager が次のような重大な管理上の問題を検出しました。

  • 重要なサービスを開始できません。

  • プライマリ スイッチは識別できません。

  • ソフトウェア サービスが応答不能になりました。

  • インスタンスのコンポーネントに互換性のないファームウェア バージョンが含まれている。

これらの障害はサービス要員によるモニタリングが必須です。

接続性

Cisco UCS Manager が到達不能なアダプタなどの接続の問題を検出しました。

これらの障害はサービス要員によるモニタリングが必須です。

ネットワーク

Cisco UCS Manager がリンク ダウンなどのネットワーク問題を検出しました。

これらの障害はサービス要員によるモニタリングが必須です。

動作中

Cisco UCS Manager が次のような運用上の問題を検出しました。

  • ログ データの保存量が最大容量に到達しました。

  • ファイルを転送できません。

  • サーバ ディスカバリが失敗しました。

これらの障害はリモート モニタリングでは重要な価値はありません。

Syslog メッセージの例と形式

次の文字列は、一般Cisco UCS Manager Manager の Syslog メッセージの例です。

Apr 19 17:11:12 UTC: %UCSM-6-LOG_CAPACITY: [F0461][info][log-capacity][sys/chassis-1/blade-7/mgmt/log-SEL-0] Log capacity on Management Controller on server 1/7 is very-low

次の表に、Syslog メッセージの各部分を列挙し、各部分の定義を示します。

syslog メッセージ

メッセージ部分

定義

Apr 19 17:11:12 UTC

日時

日付と時間が UTC 形式で表示され、イベントまたはエラーが発生した日時を示します。

%UCSM

ファシリティ

メッセージの発信元を参照します。 メッセージの発信元は通常ハードウェア デバイス、プロトコル、またはシステム ソフトウェアのモジュールです。

(注)     

ファシリティは、Cisco 専用で、メッセージ文字列にのみ関連します。 これは、Syslog プロトコルに対する RFC 3164 で定義されているファシリティとは異なります。 Cisco UCS Manager で生成されたメッセージに対しては、ファシリティは %UCSM となります。

6

重大度

Syslog 重大度コードを参照します。

LOG_CAPACITY

ニーモニック

メッセージを識別するデバイス固有のコードであり、Cisco UCS Manager の障害の種類にマッピングされます。

[F0461]

ID

障害に割り当てられた固有識別情報。

[info]

UCSM の重大度

この例では、基本的な通知または情報メッセージで、単独では重要ではありません。

[log-capacity]

ニーモニック

メッセージを識別するデバイス固有のコードであり、Cisco UCS Manager の障害の種類にマッピングされます。

[sys/chassis-1/blade- 7/mgmt/log-SEL-0]

システム

障害が発生した特定の Cisco UCS デバイス。

サーバ 1/7 の管理コントローラのログ容量が非常に少ない

説明

障害の簡潔な説明。


(注)  


Cisco UCS Manager の障害の詳細については、http:/​/​www.cisco.com/​en/​US/​docs/​unified_computing/​ucs/​ts/​faults/​reference/​2.0/​UCSFaultsErrorsRef_​20.htmlを参照してください。


Cisco UCS Manager 障害の Syslog メッセージ

障害は、異常な状態または障害に繋がる可能性のあるコンポーネント、機器、またはサブシステム レベルの欠陥です。 障害は重大度で分類され、Syslog エントリのメッセージ部分には障害の重要度を理解できるテキストが含まれます。 また、障害は SNMP を使用しても管理できます。 SNMP を使用した障害の管理の詳細については、http:/​/​www.cisco.com/​en/​US/​docs/​unified_computing/​ucs/​sw/​mib/​b-series/​b_​UCS_​MIBRef.htmlを参照してください。

次に、障害イベントによって生成される Syslog メッセージの例をいくつか示します。

  • 2011 Apr 19 17:11:12 UTC: %UCSM-6-LOG_CAPACITY: [F0461][info][log-capacity][sys/chassis-1/blade-7/mgmt/log-SEL-0] Log capacity on Management Controller on server 1/7 is very-low

  • 2011 Apr 20 14:33:14 UTC: %UCSM-3-CONFIGURATION_FAILURE: [F0327][major][configuration-failure][org-root/ls-test] Service profile test configuration failed due to insufficient-resources,mac-address-assignment,system-uuid-as

  • 2011 Apr 20 20:50:25 UTC: %UCSM-3-THERMAL_PROBLEM: [F0382][major][thermal-problem][sys/chassis-1/fan-module-1-1] Fan module 1/1-1 temperature: lower-critical

  • 2011 Apr 20 14:33:14 UTC: %UCSM-5-UNASSOCIATED: [F0334][warning][unassociated][org-root/ls-test] Service profile test is not associated

Cisco UCS Manager イベントの Syslog メッセージ

イベント メッセージは、FSM が 1 つのステートから別のステートに遷移したときに生成されます。 イベント メッセージはすべての FSM の遷移を通知します。ユーザが FSM ステートを更新するプロセスを呼び出すときは特定のユーザに関する情報を含む場合があります。


(注)  


すべての FSM イベント メッセージは Syslog の情報セキュリティ レベル付きで配信されます。

次に、システム イベントによって生成される Syslog メッセージの例をいくつか示します。

  • 2011 Apr 22 16:53:18 UTC: %UCSM-6-EVENT: [E4195931][456249][transition][ucs-username\username][] [FSM:BEGIN]: Hard-reset server sys/chassis-1/blade-7(FSM:sam:dme:ComputePhysicalHardreset)

  • 2011 Apr 22 16:53:18 UTC: %UCSM-6-EVENT: [E4195931][456250][transition][ucs-username\username][] [FSM:STAGE:END]:(FSM-STAGE:sam:dme:ComputePhysicalHardreset:begin)

  • 2011 Apr 22 16:53:18 UTC: %UCSM-6-EVENT: [E4195932][456251][transition][ucs-username\username][] [FSM:STAGE:ASYNC]: Preparing to check hardware configuration server sys/chassis-1/blade-7(FSM-STAGE:sam:dme:ComputePhysicalHa

  • 2011 Apr 22 16:53:23 UTC: %UCSM-6-EVENT: [E4195932][456252][transition][internal][] [FSM:STAGE:STALE-SUCCESS]: Preparing to check hardware configuration server sys/chassis-1/blade-7(FSM-STAGE:sam:dme:ComputePhysicalHardres

  • 2011 Apr 22 16:53:23 UTC: %UCSM-6-EVENT: [E4195932][456253][transition][internal][] [FSM:STAGE:END]: Preparing to check hardware configuration server sys/chassis-1/blade-7(FSM-STAGE:sam:dme:ComputePhysicalHardreset:PreSani

  • 2011 Apr 25 18:27:01 UTC: %UCSM-6-EVENT: [E4196181][535831][transition][internal][] [FSM:END]: Hard-reset server sys/chassis-1/blade-7(FSM:sam:dme:ComputePhysicalHardreset)

Cisco UCS Manager 監査ログの Syslog メッセージ

監査ログ エントリーには、Cisco UCS Managerシステムで発生するアクティビティについての説明が記録されます。 これによって、何が、いつ、どこで(どの物理リソースで)起こって、誰が責任者なのかが特定されます。 監査ログ エントリーはシステム ユーザ開始されるアクションを追跡します。


(注)  


すべての監査ログ メッセージは、Syslog 内の情報セキュリティ レベルを使して配信されます。

次に、Syslog に記録されたシステム監査ログ メッセージの例をいくつか示します。

  • 2011 May 15 10:19:14 UTC: %UCSM-6-AUDIT: [session][internal][creation][] Web B: remote user ibm logged in from 172.25.206.73

  • 2011 Apr 22 16:53:18 UTC: %UCSM-6-AUDIT: [admin][ucs-username\username][modification][] server 1/7 power-cycle/reset action requested: hard-reset-immediate

  • 2011 Apr 20 14:33:14 UTC: %UCSM-6-AUDIT: [admin][username][creation][] service profile test created

  • 2011 Apr 20 14:33:14 UTC: %UCSM-6-AUDIT: [admin][username][creation][] service profile Power MO created

  • 2011 Apr 20 14:33:14 UTC: %UCSM-6-AUDIT: [admin][username][creation][] Ether vnic eth1 created

  • 2011 Apr 20 14:33:14 UTC: %UCSM-6-AUDIT: [admin][username][creation][] Ethernet interface created