Cisco UCS Manager VM-FEX for VMware CLI コンフィギュレーション ガイド
VM-FEX を使用したサービス プロファイルの設定
VM-FEX を使用したサービス プロファイルの設定
発行日;2012/10/24   |   ドキュメントご利用ガイド   |   ダウンロード ;   この章 pdf   ,   ドキュメント全体 pdf    |   フィードバック

VM-FEX を使用したサービス プロファイルの設定

この章の内容は、次のとおりです。

VMwarePassThrough イーサネット アダプタ ポリシーの変更

ハイパフォーマンス モードの VM-FEX には、システムによって提供される VMwarePassThrough アダプタ ポリシーがあります。 大部分の場合、デフォルト設定で十分です。 ただし、特定の実装に対応するために、このポリシーとは異なる設定が必要になる場合があります。 異なる設定が必要な場合は、特定の設定を使用して別のイーサネット アダプタ ポリシーを作成することをお勧めします。 特に、次の設定を確認して、使用する特定の設定でそれらがうまく機能するかを確認してください。

  • ゲスト OS の要件
    • 送信キュー
    • 受信キュー
    • 完了キュー
    • Interrupts
  • ホストごとの最大インターフェイス数。
  • ホストごとのパス スルー モード インターフェイスの最大数。
手順
     コマンドまたはアクション目的
    ステップ 1UCS-A# scope org org-name  

    選択された組織の組織モードを開始します。 ルート組織モードを開始するには、 / org-name として入力します。

     
    ステップ 2UCS-A /org # scope eth-policy VMWarePassThru  

    システムによって提供されるアダプタ ポリシーの組織イーサネット ポリシー モードを開始します。

     
    ステップ 3イーサネット アダプタ ポリシーの設定を変更します。   (任意)

    イーサネット アダプタ ポリシーの設定についての詳細は、『Cisco UCS Manager CLI Configuration Guide』を参照してください。

     

    次の例は、システムによって提供されたイーサネット アダプタ ポリシーを変更する方法と、トランザクションをコミットする方法を示しています。

    UCS-A# scope org /
    UCS-A /org* # scope eth-policy VMWarePassThru
    UCS-A /org/eth-policy* # set descr "This is an Ethernet adapter policy example."
    UCS-A /org/eth-policy* # commit-buffer
    UCS-A /org/eth-policy # 
    

    ダイナミック vNIC 接続ポリシーの設定

    ダイナミック vNIC 接続ポリシー

    ダイナミック vNIC 接続ポリシーは、VM とダイナミック vNIC の間の接続を設定する方式を決定します。 このポリシーは、VM をインストールして、ダイナミック vNICs を設定した VIC アダプタを持つサーバを含む Cisco UCS ドメインに必要です。

    各ダイナミック vNIC 接続ポリシーには、イーサネット アダプタ ポリシーが含まれ、ポリシーを含むサービス プロファイルに関連付けられた任意のサーバに対して設定できる vNIC の数を指定します。

    標準モードでブレード上にすべてのポートがある VM-FEX については、VMware のアダプタ ポリシーを使用する必要があります。

    ハイパフォーマンス モードでブレード上に 1 つ以上のポートがある VM-FEX については、VMwarePassThrough のアダプタ ポリシーを使用するか、カスタム ポリシーを作成します。 カスタム ポリシーを作成する必要がある場合、プロビジョニングされたリソースは、大部分のリソースを必要とするゲスト OS のリソース要件と同じである必要があり、それに対してハイパフォーマンス モードを使用します。


    (注)  


    VMotion を使用してダイナミック vNIC で設定されたサーバを移行すると、vNIC によって使用されるダイナミック インターフェイスは失敗し、Cisco UCS Manager はその障害を通知します。

    サーバが復旧すると、Cisco UCS Manager によってサーバに新しいダイナミック vNIC が割り当てられます。 ダイナミック vNIC でのトラフィックをモニタしている場合、モニタリングのソースを再設定する必要があります。


    ダイナミック vNIC 接続ポリシーの作成

    手順
       コマンドまたはアクション目的
      ステップ 1UCS-A# scope org org-name  

      選択された組織の組織モードを開始します。 ルート組織モードを開始するには、/ org-name として入力します。

       
      ステップ 2UCS-A /org # create dynamic-vnic-conn-policy policy-name  

      指定された vNIC 接続ポリシーを作成し、組織の vNIC 接続ポリシー モードを開始します。

      この名前には、1 ~ 16 文字の英数字を使用できます。 -(ハイフン)、_(アンダースコア)、:(コロン)、および .(ピリオド)以外の特殊文字とスペースを使用することはできません。また、オブジェクトを保存した後に、この名前を変更することはできません。

       
      ステップ 3UCS-A /org/dynamic-vnic-conn-policy # set desc description   (任意)

      ポリシーの説明を記します。

      256 文字以下で入力します。 ^(キャラット)、\(バックスラッシュ)、>(大なり記号)、<(小なり記号)、'(一重引用符)、"(二重引用符)、`(アクセント記号)、=(等号)を除いた任意の文字またはスペースを使用できます。

      説明にスペースまたは特殊文字が含まれている場合、説明を引用符(" ")で括る必要があります。 引用符は show コマンド出力の説明フィールドには表示されません。

       
      ステップ 4UCS-A /org/dynamic-vnic-conn-policy # set adapter-policy policy-name  

      イーサネット アダプタ ポリシーをこのポリシーに使用するように指定します。 アダプタ ポリシーがすでに存在する必要があります。

       
      ステップ 5UCS-A /org/dynamic-vnic-conn-policy # set dynamic-eth {dynamic-eth-num | off}  

      このポリシーに使用するダイナミック vNIC の数を指定します。

       
      ステップ 6UCS-A /org/dynamic-vnic-conn-policy # set protection {protected | protected-pref-a | protected-pref-b}  
      ダイナミック vNIC は Cisco UCS で常に保護されますが、このコマンドを使用して優先するファブリックがある場合は、それを選択することができます。 次のいずれかのオプションを選択できます。
      • protectedCisco UCS はいずれかの使用可能なファブリックを使用します。
      • protected-pref-aCisco UCS はファブリック A を使用しようとしますが、必要に応じてファブリック B にフェールオーバーします。
      • protected-pref-bCisco UCS はファブリック B を使用しようとしますが、必要に応じてファブリック A にフェールオーバーします。
       
      ステップ 7UCS-A /org/dynamic-vnic-conn-policy # commit-buffer  

      トランザクションをコミットします。

       

      次の例は、12 個のダイナミック vNIC に対してシステムで提供された VMWarePassThru イーサネット アダプタ ポリシーを使用する MyDynVnicConnPolicy という名前のダイナミック vNIC 接続ポリシーを作成する方法と、トランザクションをコミットする方法を示しています。

      UCS-A# scope org /
      UCS-A /org # create dynamic-vnic-conn-policy MyDynVnicConnPolicy
      UCS-A /org/dynamic-vnic-conn-policy* # set adapter-policy VMWarePassThru
      UCS-A /org/dynamic-vnic-conn-policy* # set desc "Dynamic vNIC for Eth policy"
      UCS-A /org/dynamic-vnic-conn-policy* # set dynamic-eth 12
      UCS-A /org/dynamic-vnic-conn-policy* # commit-buffer
      UCS-A /org/dynamic-vnic-conn-policy # 
      

      ダイナミック vNIC 接続ポリシーの削除

      手順
         コマンドまたはアクション目的
        ステップ 1UCS-A# scope org org-name  

        選択された組織の組織モードを開始します。 ルート組織モードを開始するには、/ org-name として入力します。

         
        ステップ 2UCS-A /org # delete dynamic-vnic-conn-policy policy-name  

        指定された vNIC 接続ポリシーを削除します。

         
        ステップ 3UCS-A /org # commit-buffer  

        トランザクションをコミットします。

         

        次の例は、MyDynVnicConnPolicy という名前のダイナミック vNIC 接続ポリシーを削除して、トランザクションをコミットする方法を示しています。

        UCS-A# scope org /
        UCS-A /org # delete dynamic-vnic-conn-policy MyDynVnicConnPolicy
        UCS-A /org* # commit-buffer
        UCS-A /org # 
        

        VM でのダイナミック vNIC のプロパティの表示

        はじめる前に

        VM が動作している必要があります。

        手順
           コマンドまたはアクション目的
          ステップ 1UCS-A# scope system  

          システム モードを開始します。

           
          ステップ 2UCS-A /system # scope vm-mgmt  

          VM 管理モードを開始します。

           
          ステップ 3UCS-A /system/vm-mgmt # scope vmware  

          VMware モードを開始します。

           
          ステップ 4UCS-A /system/vm-mgmt/vmware # show virtual-machine   (任意)

          実行中の仮想マシンを表示します。

           
          ステップ 5UCS-A /system/vm-mgmt/vmware # scope virtual-machine uuid  

          ダイナミック vNIC を含む仮想マシンのコマンド モードを開始します。

           
          ステップ 6UCS-A /system/vm-mgmt/vmware/virtual-machine # show vnic [detail]  

          vNIC プロパティを表示します。

           

          次に、VM のダイナミック vNIC のプロパティを表示する例を示します。

          UCS-A# scope system
          UCS-A /system # scope vm-mgmt
          UCS-A /system/vm-mgmt # scope vmware
          UCS-A /system/vm-mgmt/vmware # show virtual-machine
          Virtual Machine:
              UUID: 420a00c8-934b-4ae3-6af5-2ce9b8bd0f44
              Service Profile: org-root/ls-PTS-ch6-7
              Server: sys/chassis-6/blade-7
              Status: Online
          .
          .
          .
          UCS-A /system/vm-mgmt/vmware # scope virtual-machine 420a08b0-cda7-9e0a-424f-01ec8653eea0
          UCS-A /system/vm-mgmt/vmware/virtual-machine # show vnic detail
           
          vNIC:
              Name: 4479
              Status: Online
              MAC Address: 00:50:56:8A:07:B5
              Profile Name: VM-mgmt
              Virtual Adapter: sys/chassis-1/blade-1/adapter-1/host-eth-9
              Vnic Dn: org-root/ls-PTS-ch1-1/ether-dynamic-prot-009
              Current Task:
          
          UCS-A /system/vm-mgmt/vmware/virtual-machine # 
          

          VM ライフサイクル ポリシーの設定

          VM ライフサイクル ポリシー

          VM ライフサイクル ポリシーは、Cisco UCS Manager でのオフライン VM とデータベース内のオフライン ダイナミック vNIC の保持期間を決定します。 この期間を経過した後も VM またはダイナミック vNIC がオフラインのままである場合、Cisco UCS Manager はデータベースからオブジェクトを削除します。

          Cisco UCS サーバ上のすべての仮想マシン(VM)は、vCenter によって管理されます。Cisco UCS Manager は、非アクティブな VM が一時的にシャットダウンされているか、削除されたか、またはアクセス不能と表示されるその他の状態のいずれであるかを判断できません。 したがって、Cisco UCS Manager ではすべての非アクティブな VM をオフライン状態であると判断します。

          Cisco UCS Manager では、関連付けられた VM がシャットダウンされる場合、またはファブリック インターコネクトと I/O モジュールの間のリンクに障害が発生した場合に、ダイナミック vNIC がオフラインであると判断します。 まれに、内部エラーが原因で Cisco UCS Manager でダイナミック vNIC がオフラインであると判断される場合もあります。

          デフォルトの VM およびダイナミック vNIC の保持間隔は 15 分です。 1 分間から 7200 分間(2 日)の間で保持間隔を設定できます。


          (注)  


          Cisco UCS Manager によって表示される VM データベースは、情報およびモニタリング用です。 Cisco UCS Manager を介して VM を管理することはできません。 VM を Cisco UCS Manager データベースから削除しても、VM はサーバまたは vCenter から削除されません。


          VM ライフサイクル ポリシーの設定

          手順
             コマンドまたはアクション目的
            ステップ 1Switch-A# scope system  

            システム モードを開始します。

             
            ステップ 2Switch-A /system # scope vm-mgmt  

            VM 管理モードを開始します。

             
            ステップ 3Switch-A /system/vm-mgmt # scope vm-life-cycle-policy  

            VM のライフ サイクルのポリシー モードを開始します。

             
            ステップ 4Switch-A /system/vm-mgmt/vm-life-cycle-policy # set vmretention {minutes | 1-day | 1-hour | 5-days}  

            オフラインの VM がデータベースに保持される期間(分、1 日、1 時間、5 日)を指定します。 その期間を過ぎても VM がオフラインのままである場合、データベースから削除されます。 minutes 変数は 1 から 7200 にすることができます。 デフォルト値は、15 分です。

             
            ステップ 5Switch-A /system/vm-mgmt/vm-life-cycle-policy # set vnicretention {minutes | 1-day | 1-hour | 5-days}  

            オフラインのダイナミック vNIC がデータベースに保持される期間(分、1 日、1 時間、5 日)を指定します。 その期間を過ぎてもダイナミック vNIC がオフラインのままである場合、データベースから削除されます。 minutes 変数は 1 から 7200 にすることができます。 デフォルト値は、15 分です。

             
            ステップ 6Switch-A /system/vm-mgmt/vm-life-cycle-policy # commit-buffer  

            トランザクションをシステムの設定にコミットします。

             

            次に、1 日間の VM 保存期間および 1 時間の vNIC 保存期間を設定し、トランザクションをコミットする例を示します。

            Switch-A# scope system
            Switch-A /system # scope vm-mgmt
            Switch-A /system/vm-mgmt # scope vm-life-cycle-policy
            Switch-A /system/vm-mgmt/vm-mgmt/vm-life-cycle-policy # set vmretention 1-day
            Switch-A /system/vm-mgmt/vm-mgmt/vm-life-cycle-policy* # set vnicretention 1-hour
            Switch-A /system/vm-mgmt/vm-mgmt/vm-life-cycle-policy* # commit-buffer
            Switch-A /system/vm-mgmt/vm-mgmt/vm-life-cycle-policy # 
            

            ハイパフォーマンス モードでの VM-FEX の BIOS ポリシーの作成

            VM-FEX をハイパフォーマンス モードにするには、特定の BIOS 設定を行う必要があります。


            (注)  


            Cisco UCS Manager は、BIOS 設定の変更内容を BIOS ポリシーまたはデフォルト BIOS 設定を使用して Cisco Integrated Management Controller(CIMC)のバッファにプッシュします。 これらの変更は、サーバがリブートされるまでバッファに残り、有効になりません。

            設定するサーバの BIOS 設定のサポートを確認することをお勧めします。 RAS メモリのミラーリング モードおよび予備モードなどの一部の設定は、すべての Cisco UCS Server ではサポートされているわけではありません。


            この BIOS ポリシーに VMwarePassThru という名前を付けて、VM-FEX がハイパフォーマンス モードになっていることを識別できるようにすることをお勧めします。

            次の BIOS 設定でこれらの特定のパラメータをイネーブルにする必要があります。

            • プロセッサ:仮想テクノロジー(VT)とダイレクト キャッシュ アクセスをイネーブルにします。

              (注)  


              ESX/ESXi ホストで 64 ビット VM を実行する場合は、VT をイネーブルにする必要があります。 ESX/ESXi ホストは、VT がイネーブルでない場合、64 ビット VM を実行できません。


            • Intel ダイレクト IO:次のパラメータをイネーブルにします。
              • VT for Directed IO
              • Interrupt Remap
              • Coherency Support
              • ATS Support
              • Pass Through DMA Support

            必要に応じて、残りの BIOS 設定を行います。