Cisco UCS Manager GUI コンフィギュレーション ガイド リリース 2.2
トラフィックのモニタリング
トラフィックのモニタリング

目次

トラフィックのモニタリング

この章は、次の内容で構成されています。

トラフィック モニタリング

トラフィック モニタリングは、1 つ以上のソースからのトラフィックをコピーし、コピーされたトラフィックを分析用の専用宛先ポートに送信してネットワーク アナライザに分析させます。 この機能は、Switched Port Analyzer(SPAN)としても知られています。

重要:

入力トラフィックのみに対しポート チャネルの SPAN をモニタまたは使用できます。

セッションのタイプ

トラフィック モニタリング セッションを作成すると、トラフィックを受信する宛先ポートをイーサネットとファイバ チャネルのいずれかから選択できます。 宛先ポートのタイプは、セッションのタイプを決定し、次に使用可能なトラフィックの送信元を決定します。 イーサネットのトラフィック モニタリング セッションの場合、宛先ポートは未設定の物理ポートであることが必要です。 ファイバ チャネルのトラフィック モニタリング セッションの場合、宛先ポートはファイバ チャネル アップリンク ポートであることが必要です。

トラフィックの送信元

イーサネットのトラフィック モニタリング セッションでは、次のトラフィックの送信元のいずれかをモニタできます。

  • アップリンク イーサネット ポート

  • イーサネット ポート チャネル

  • VLAN

  • サービス プロファイル vNIC

  • サービス プロファイル vHBA

  • FCoE ポート

  • ポート チャネル

  • Server port

  • ユニファイド アップリンク ポート

ファイバ チャネルのトラフィック モニタリング セッションでは、次のトラフィックの送信元のいずれかをモニタできます。

  • アップリンク ファイバ チャネル ポート

  • SAN ポート チャネル

  • VSAN

  • サービス プロファイル vHBA

  • ファイバ チャネル ストレージ ポート

トラフィック モニタリングに関するガイドラインと推奨事項

トラフィック モニタリングを設定するか、アクティブにする場合、次のガイドラインを考慮します。
  • トラフィック モニタリング セッションは最大 16 まで作成し保存できますが、同時にアクティブになるのは 2 つだけです。

  • トラフィック モニタリング セッションは作成時にはデフォルトでディセーブルです。 トラフィック モニタリングを開始するには、セッションをアクティブにする必要があります。

  • トラフィック モニタリング セッションは、Cisco UCS ポッド内のファブリック インターコネクトで一意的である必要があります。 そのため、一意の名前と一意の VLAN ソースを使用して各モニタリング セッションを作成する必要があります。

  • サーバからのトラフィックを監視するには、サーバに対応するサービス プロファイルからすべての vNIC を追加します。

  • ファイバ チャネル トラフィック アナライザまたはイーサネット トラフィック アナライザを使用して、ファイバ チャネル トラフィックをモニタできます。 ファイバ チャネル トラフィックがイーサネット トラフィック モニタリング セッションでモニタされ、イーサネット宛先ポートを持つ場合、宛先トラフィックは FCoE になります。

  • トラフィック モニタリングの宛先は単一の物理ポートであるため、トラフィック モニタリング セッションは 1 つのファブリックだけを監視できます。 ファブリック フェールオーバーにわたって中断されない vNIC トラフィックをモニタリングするには、ファブリックごとに 2 つのセッションを作成し、2 台のアナライザを接続する必要があります。 両方のセッションのトラフィック送信元として vNIC を追加します。

  • すべてのトラフィックの送信元は宛先ポートと同じスイッチ内にある必要があります。

  • 宛先ポートとして設定されたポートを送信元ポートとしても設定することはできません。

  • ポート チャネルのメンバ ポートを個別にソースとして設定することはできません。 ポート チャネルが送信元として設定されている場合、すべてのメンバ ポートが送信元ポートです。

  • vHBA はイーサネットまたはファイバ チャネルのどちらのモニタリング セッションの送信元としても設定できますが、同時に両方の送信元とすることはできません。

  • サーバ ポートは、非仮想化ラック サーバ アダプタへのポートの場合にのみ送信元にすることができます。

  • Cisco UCS 6248 ファブリック インターコネクトのファイバ チャネル ポートは送信元ポートとして設定できません。

  • 仮想コンピュータのポート プロファイルを変更すると、送信元ポートとして使用されている、関連付けられた vNIC はモニタリングから削除され、モニタリング セッションを再設定する必要があります。

  • トラフィック モニタリング セッションが Cisco UCS Manager リリース 2.0 より前のリリースのもとでダイナミック vNIC で設定された場合、アップグレード後にトラフィック モニタリング セッションを再設定する必要があります。

  • SPAN トラフィックは Cisco UCS 6200 シリーズ ファブリック インターコネクトでは 1 Gbps に速度制限されます。


(注)  


トラフィック モニタリングは、システム リソースにかなりの負荷をかけることがあります。 負荷を最小限にするには、不必要なトラフィックができるだけ少ない送信元を選択し、不必要なときにはトラフィック モニタリングをディセーブルにします。


イーサネット トラフィック モニタリング セッションの作成

手順
    ステップ 1   [Navigation] ペインの [LAN] タブをクリックします。
    ステップ 2   [LAN] タブで、[LAN] > [Traffic Monitoring Sessions] > [Fabric_Interconnect_Name] を展開します。
    ステップ 3   [Fabric_Interconnect_Name] を右クリックし、[Create Traffic Monitoring Session] を選択します。
    ステップ 4   [Create Traffic Monitoring Session] ダイアログボックスで、次のフィールドに値を入力します。
    名前 説明

    [Name] フィールド

    トラフィック モニタリング セッションの名前。

    この名前には、1 ~ 16 文字の英数字を使用できます。 -(ハイフン)、_(アンダースコア)、:(コロン)、および . (ピリオド)は使用できますが、それ以外の特殊文字とスペースは使用できません。また、オブジェクトが保存された後で、この名前を変更することはできません。

    [Admin State] フィールド

    [Destination] フィールドで選択された物理ポートのトラフィックをモニタするかどうか。 次のいずれかになります。

    • [Enabled]:ソース コンポーネントがセッションに追加されるとすぐに、Cisco UCS によって、ポート アクティビティのモニタリングが開始されます。

    • [Disabled]:Cisco UCS によるポート アクティビティのモニタリングは実行されません。

    [Destination] ドロップダウン リスト

    監視する通信トラフィックがある物理ポートをナビゲーション ツリーから選択します。

    [Admin Speed] フィールド

    モニタされるポート チャネルのデータ転送速度

    使用可能なデータ速度は、Cisco UCS ドメインにインストールされているファブリック インターコネクトによって異なります。

    ステップ 5   [OK] をクリックします。

    次の作業

    • トラフィック モニタリング セッションにトラフィック ソースを追加します。

    • トラフィック モニタリング セッションをアクティブ化します。

    既存のイーサネット トラフィック モニタリング セッションの宛先の設定

    手順
      ステップ 1   [Navigation] ペインの [LAN] タブをクリックします。
      ステップ 2   [LAN] タブで、[LAN] > [Traffic Monitoring Sessions] > [Fabric_Interconnect_Name] > [Monitor_Session_Name] を展開します。
      ステップ 3   [Work] ペインの [General] タブをクリックします。
      ステップ 4   [Actions] 領域で、[Set Destination] をクリックします。
      ステップ 5   [Set Destination] ダイアログボックスで、次のフィールドに値を入力します。

      例:
      名前 説明

      [Destination] フィールド

      モニタされている物理ポート。

      [Admin Speed] フィールド

      モニタされるポート チャネルのデータ転送速度

      使用可能なデータ速度は、Cisco UCS ドメインにインストールされているファブリック インターコネクトによって異なります。

      ステップ 6   [OK] をクリックします。

      既存のイーサネット トラフィック モニタリング セッションの宛先のクリア

      手順
        ステップ 1   [Navigation] ペインの [LAN] タブをクリックします。
        ステップ 2   [LAN] タブで、[LAN] > [Traffic Monitoring Sessions] > [Fabric_Interconnect_Name] > [Monitor_Session_Name] を展開します。
        ステップ 3   [Work] ペインの [General] タブをクリックします。
        ステップ 4   [Actions] 領域で、[Clear Destination] をクリックします。
        ステップ 5   Cisco UCS Manager GUI に確認ダイアログボックスが表示されたら、[Yes] をクリックします。

        ファイバ チャネル トラフィック モニタリング セッションの作成

        手順
          ステップ 1   [Navigation] ペインの [SAN] タブをクリックします。
          ステップ 2   [LAN] タブで、[SAN] > [Traffic Monitoring Sessions] > [Fabric_Interconnect_Name] を展開します。
          ステップ 3   [Fabric_Interconnect_Name] を右クリックし、[Create Traffic Monitoring Session] を選択します。
          ステップ 4   [Create Traffic Monitoring Session] ダイアログボックスで、次のフィールドに値を入力します。
          名前 説明

          [Name] フィールド

          トラフィック モニタリング セッションの名前。

          この名前には、1 ~ 16 文字の英数字を使用できます。 -(ハイフン)、_(アンダースコア)、:(コロン)、および . (ピリオド)は使用できますが、それ以外の特殊文字とスペースは使用できません。また、オブジェクトが保存された後で、この名前を変更することはできません。

          [Admin State] フィールド

          [Destination] フィールドで選択された物理ポートのトラフィックをモニタするかどうか。 次のいずれかになります。

          • [Enabled]:ソース コンポーネントがセッションに追加されるとすぐに、Cisco UCS によって、ポート アクティビティのモニタリングが開始されます。

          • [Disabled]:Cisco UCS によるポート アクティビティのモニタリングは実行されません。

          [Destination] ドロップダウン リスト

          監視する通信トラフィックがある物理ポートをナビゲーション ツリーから選択します。

          [Admin Speed] ドロップダウン リスト

          モニタされるポート チャネルのデータ転送速度。 次のいずれかになります。

          • 1 Gbps

          • 2 Gbps

          • 4 Gbps

          • 8 Gbps

          • [Auto]:Cisco UCS がデータ転送速度を決定します。

          ステップ 5   [OK] をクリックします。

          次の作業

          • トラフィック モニタリング セッションにトラフィック ソースを追加します。

          • トラフィック モニタリング セッションをアクティブ化します。

          既存のファイバ チャネル モニタリング セッションの宛先の設定

          手順
            ステップ 1   [Navigation] ペインの [SAN] タブをクリックします。
            ステップ 2   [SAN] タブで、[SAN] > [Traffic Monitoring Sessions] > [Fabric_Interconnect_Name] > [Monitor_Session_Name] を展開します。
            ステップ 3   [Work] ペインの [General] タブをクリックします。
            ステップ 4   [Actions] 領域で、[Set Destination] をクリックします。
            ステップ 5   [Set Destination] ダイアログボックスで、次のフィールドに値を入力します。
            名前 説明

            [Destination] ドロップダウン リスト

            監視する通信トラフィックがある物理ポートをナビゲーション ツリーから選択します。

            [Admin Speed] ドロップダウン リスト

            モニタされるポート チャネルのデータ転送速度。 次のいずれかになります。

            • 1 Gbps

            • 2 Gbps

            • 4 Gbps

            • 8 Gbps

            • [Auto]:Cisco UCS がデータ転送速度を決定します。

            ステップ 6   [OK] をクリックします。

            既存のファイバ チャネル モニタリング セッションの宛先のクリア

            手順
              ステップ 1   [Navigation] ペインの [SAN] タブをクリックします。
              ステップ 2   [SAN] タブで、[SAN] > [Traffic Monitoring Sessions] > [Fabric_Interconnect_Name] > [Monitor_Session_Name] を展開します。
              ステップ 3   [Work] ペインの [General] タブをクリックします。
              ステップ 4   [Actions] 領域で、[Clear Destination] をクリックします。
              ステップ 5   Cisco UCS Manager GUI に確認ダイアログボックスが表示されたら、[Yes] をクリックします。

              モニタリング セッションへのトラフィック送信元の追加

              トラフィックのモニタリング セッションがモニタする複数の送信元タイプから複数の送信元を選択できます。 利用可能な送信元は、Cisco UCS ドメインに設定されたコンポーネントによって異なります。


              (注)  


              この手順では、イーサネット トラフィックのモニタリング セッションに対して送信元を追加する方法について説明します。 ファイバ チャネルのモニタリング セッションに送信元を追加するには、ステップ 2 の [LAN] タブの代わりに [SAN] タブを選択します。


              はじめる前に

              トラフィックのモニタリング セッションを作成する必要があります。

              手順
                ステップ 1   [Navigation] ペインの [LAN] タブをクリックします。
                ステップ 2   [LAN] タブで、[LAN] > [Traffic Monitoring Sessions] > [Fabric_Interconnect_Name] を展開します。
                ステップ 3   [Fabric_Interconnect_Name] を展開し、設定するモニタ セッションをクリックします。
                ステップ 4   [Work] ペインの [General] タブをクリックします。
                ステップ 5   [Sources] 領域で、追加するトラフィックの送信元のタイプのセクションを展開します。

                ステップ 6   モニタリングに使用できるコンポーネントを表示するには、テーブルの右端にある [+] ボタンをクリックして [Add Monitoring Session Source] ダイアログボックスを開きます。
                ステップ 7   送信元のコンポーネントを選択し、[OK] をクリックします。

                必要に応じて前述の 3 つのステップを繰り返し、複数の送信元のタイプから複数の送信元を追加します。

                ステップ 8   [Save Changes] をクリックします。

                次の作業

                トラフィック モニタリング セッションをアクティブ化します。 セッションがすでにアクティブ化されている場合、トラフィックは送信元の追加時にモニタリングの宛先に転送されます。

                トラフィック モニタリング セッションのアクティブ化


                (注)  


                この手順では、イーサネット トラフィックのモニタリング セッションをアクティブにする方法について説明します。 ファイバ チャネルのモニタリング セッションをアクティブにするには、ステップ 2 の [LAN] タブの代わりに [SAN] タブを選択します。


                はじめる前に

                トラフィックのモニタリング セッションを作成する必要があります。

                手順
                  ステップ 1   [Navigation] ペインの [LAN] タブをクリックします。
                  ステップ 2   [LAN] タブで、[LAN] > [Traffic Monitoring Sessions] > [Fabric_Interconnect_Name] を展開します。
                  ステップ 3   [Fabric_Interconnect_Name] を展開し、アクティブにするモニタ セッションをクリックします。
                  ステップ 4   [Work] ペインの [General] タブをクリックします。
                  ステップ 5   [Properties] 領域で、[Admin State] の [enabled] オプション ボタンをクリックします。
                  ステップ 6   [Save Changes] をクリックします。

                  トラフィック モニタリングのソースが設定されている場合、トラフィックはトラフィック モニタリングの宛先ポートへのフローを開始します。

                  トラフィック モニタリング セッションの削除


                  (注)  


                  この手順では、イーサネット トラフィックのモニタリング セッションを削除する方法について説明します。 ファイバ チャネルのモニタリング セッションを削除するには、ステップ 2 の [LAN] タブの代わりに [SAN] タブを選択します。


                  手順
                    ステップ 1   [Navigation] ペインの [LAN] タブをクリックします。
                    ステップ 2   [LAN] タブで、[LAN] > [Traffic Monitoring Sessions] > [Fabric_Interconnect_Name] を展開します。
                    ステップ 3   [Fabric_Interconnect_Name] を展開し、削除するモニタ セッションをクリックします。
                    ステップ 4   [Work] ペインの [General] タブをクリックします。
                    ステップ 5   [Actions] 領域で、[Delete] アイコンをクリックします。
                    ステップ 6   Cisco UCS Manager GUI に確認ダイアログボックスが表示されたら、[Yes] をクリックします。