Cisco UCS Manager CLI コンフィギュレーション ガイド、リリース 2.2
ライセンスの管理
ライセンスの管理

ライセンスの管理

この章は、次の項で構成されています。

ライセンス

Cisco UCS ファブリック インターコネクトにはいくつかのポート ライセンスが付属しています。これらはプレインストールされ、ハードウェアとともに出荷されます。 ファブリック インターコネクトは、完全ライセンスまたは部分ライセンスで購入できます。 納入後に追加ライセンスを購入することもできます。

各ファブリック インターコネクトは、少なくとも次のカウントされたライセンスがプリインストールされた状態で出荷されます。

  • Cisco UCS 6120XP ファブリック インターコネクト:Cisco UCS Manager でイネーブルにされる最初の 8 つのイーサネット ポートと、拡張モジュール上のすべてのファイバ チャネル ポート用のプリインストール ライセンス

  • Cisco UCS 6140XP ファブリック インターコネクト:Cisco UCS Manager でイネーブルにされる最初の 16 のイーサネット ポートと、拡張モジュール上のすべてのファイバ チャネル ポート用のプリインストール ライセンス

  • Cisco UCS 6248 ファブリック インターコネクト:Cisco UCS Manager でイネーブルにされる最初の 12 のユニファイド ポート用のプリインストール ライセンス。 拡張モジュールには拡張モジュールまたはベース モジュールで使用できる 8 つのライセンスが付属しています。

  • Cisco UCS 6296 ファブリック インターコネクト:Cisco UCS Manager でイネーブルにされる最初の 18 のユニファイド ポート用のプリインストール ライセンス。 拡張モジュールには拡張モジュールまたはベース モジュールで使用できる 8 つのライセンスが付属しています。


(注)  


6200 シリーズのファブリック インターコネクト拡張モジュールに付属する 8 つのデフォルト ライセンスは、ベース モジュールのポートをイネーブルにするために使用できますが、拡張モジュールを取り外した場合はその拡張モジュールと共に移動します。 拡張モジュールを取り外した場合、ベース モジュールで使用されていたデフォルトの拡張モジュール ライセンスはベース モジュールのポートからすべて削除され、その結果、ライセンス許可されていないポートが生じます。


ポート ライセンスは物理ポートにバインドされません。 ライセンスされているポートをディセーブルにすると、そのライセンスは次にイネーブルになるポートで使用するために保持されます。 追加の固定ポートを使用する場合は、それらのポート用のライセンスを購入し、インストールする必要があります。

重要:

製品の世代間でライセンスを移動させることはできません。 6100 シリーズ ファブリック インターコネクト用に購入したライセンスを使用して 6200 シリーズ ファブリック インターコネクトのポートをイネーブルにすることはできません。その逆も同様です。

猶予期間

ライセンスがインストールされていないポートを使用しようとすると、Cisco UCS は 120 日間の猶予期間を開始します。 猶予期間は、最初にライセンスなしでポートを使用した時点から測定され、有効なライセンス ファイルがインストールされると一時停止されます。 猶予期間中に使用された時間数はシステムに保存されます。

(注)  


各物理ポートには固有の猶予期間があります。 1 つのポートで猶予期間を開始しても、すべてのポートの猶予期間が開始するわけではありません。


ライセンスされているポートの設定を解除すると、そのライセンスは、猶予期間内で機能しているポートに移行されます。 複数のポートが猶予期間内で動作している場合、ライセンスは猶予期間の終了が最も近いポートに移動されます。

High Availability コンフィギュレーション

フェールオーバー中の不整合を避けるため、クラスタ内の両方のファブリック インターコネクトに同数のライセンスされたポートを用意することを推奨します。 均衡が保たれていない状態でフェールオーバーが発生すると、Cisco UCS は欠けているライセンスを有効化して、フェールオーバー ノードで使用される各ポートに対して猶予期間を開始します。

ファブリック インターコネクトのホスト ID の入手方法

ホスト ID はシリアル番号とも呼ばれます。

手順
     コマンドまたはアクション目的
    ステップ 1UCS-A# scope license  

    ライセンス モードを開始します。

     
    ステップ 2UCS-A /license # show server-host-id  

    ファブリック インターコネクトのホスト ID またはシリアル番号を入手します。

    ヒント   

    等号(=)の後ろに表示されるホスト ID 全体を使用します。

     

    次に、ファブリック インターコネクト のホスト ID を入手する例を示します。

    UCS-A# scope license
    UCS-A /license # show server-host-id
    Server host id:
        Scope Host Id
        ----- -------
        A     VDH=SSI12121212
        B     VDH=SSI13131313
    UCS-A /license #
    次の作業

    シスコから必要なライセンスを入手します。

    ライセンスの取得


    (注)  


    このプロセスは、このマニュアルのリリース後に変更される場合があります。 このマニュアルの手順が 1 つ以上当てはまらない場合は、シスコの担当者にライセンス ファイルの入手方法をお問い合わせください。


    はじめる前に

    次を入手します。

    • ファブリック インターコネクトのホスト ID またはシリアル番号

    • ファブリック インターコネクトまたは拡張モジュールの権利証明書またはその他の購入証明書

    手順
      ステップ 1   権利証明書またはその他の購入証明書から、製品認証キー(PAK)を取得します。
      ステップ 2   権利証明書またはその他の購入証明書で Web サイトの URL を確認します。
      ステップ 3   ファブリック インターコネクトの Web サイト URL にアクセスし、シリアル番号と PAK を入力します。

      シスコからライセンス ファイルが電子メールで送信されます。 ライセンス ファイルは、要求されたファブリック インターコネクトでの使用だけを許可するようにデジタル署名されています。 Cisco UCS Manager がライセンス ファイルにアクセスすると、要求された機能も有効になります。


      次の作業

      ファブリック インターコネクトにライセンスをインストールします。

      ライセンスのインストール


      (注)  


      クラスタ構成の場合、マッチング ペアの両方のファブリック インターコネクトにライセンスをダウンロードしてインストールすることをお勧めします。 個々のライセンスは、ダウンロードを開始するために使用するファブリック インターコネクトのみにダウンロードされます。


      はじめる前に

      シスコから必要なライセンスを入手します。

      手順
         コマンドまたはアクション目的
        ステップ 1UCS-A# scope license  

        ライセンス モードを開始します。

         
        ステップ 2UCS-A /license # download license from-filesystem  

        ダウンロード元の場所からライセンスをダウンロードします。 from-filesystem: 引数には、次のいずれかの構文を使用します。

        • ftp:// server-ip-addr

        • scp:// username@server-ip-addr

        • sftp:// username@server-ip-addr

        • tftp:// server-ip-addr : port-num

         
        ステップ 3UCS-A /license # install file license_filename  

        ライセンスをインストールします。

         

        次に、FTP を使用してライセンスをダウンロードし、インストールする例を示します。

        UCS-A # scope license
        UCS-A /license # download license ftp://192.168.10.10/license/port9.lic
        UCS-A /license # install file port9.lic
        UCS-A /license # 

        ファブリック インターコネクトにインストールされたライセンスの表示

        手順
           コマンドまたはアクション目的
          ステップ 1UCS-A# scope license  

          ライセンス モードを開始します。

           
          ステップ 2UCS-A /license # show file [license_filename | detail]  

          ファブリック インターコネクトにインストールされたライセンスを、コマンドで指定した詳細レベルで表示します。

           

          次に、ファブリック インターコネクトにインストールされたライセンスの全詳細を表示する例を示します。

          UCS-A# scope license
          UCS-A /license # show file detail
          
          License file: UCSFEAT20100928112305377.lic
              Id: 1212121212121212
              Version: 1.0
              Scope: A
              State: Installed
              Features
              Feature Name: ETH_PORT_ACTIVATION_PKG
              Vendor: cisco
              Version: 1.0
              Quantity: 24
              Lines
                  Line Id: 1
                  Type: Increment
                  Expiry Date: Never
                  Pak:
                  Quantity: 24
                  Signature: B10101010101
          
          License file: UCSFEAT20100928112332175.lic
              Id: 1313131313131313
              Version: 1.0
              Scope: B
              State: Installed
              Features
              Feature Name: ETH_PORT_ACTIVATION_PKG
              Vendor: cisco
              Version: 1.0
              Quantity: 24
              Lines
                  Line Id: 1
                  Type: Increment
                  Expiry Date: Never
                  Pak:
                  Quantity: 24
                  Signature: F302020202020
          
          UCS-A /license # 
          

          ファブリック インターコネクトのライセンス使用状況の表示

          手順
             コマンドまたはアクション目的
            ステップ 1UCS-A# scope license  

            ライセンス モードを開始します。

             
            ステップ 2UCS-A /license # show usage  

            ファブリック インターコネクトにインストールされたすべてのライセンス ファイルに関するライセンス使用状況テーブルを表示します。

            これには以下が含まれます。
            • Feat Name

              ライセンスを適用する機能の名前。

            • スコープ

              ライセンスに関連付けられたファブリック

            • デフォルト

              この Cisco UCS ドメイン ドメインに提供されるデフォルトのライセンス数。

            • Total Quant

              使用可能なライセンスの総数。 この値は、購入ライセンス数とデフォルト ライセンス数の合計です。

            • Used Quant

              現在システムで使用中のライセンスの数。 この値が使用可能なライセンスの総数を超えると、一部のポートは関連する猶予期間を経過した後に機能を停止します。

            • 状態

              ライセンスの動作状態。

            • Peer License Count Comparison

              このファブリック インターコネクトと比較したピア ファブリック インターコネクトのライセンス数。 次のいずれかになります。

              • [exceeds]:ピア ファブリック インターコネクトには、このファブリック インターコネクトよりも多くのライセンスがインストールされています

              • [lacks]:ピア ファブリック インターコネクトには、このファブリック インターコネクトよりも少ないライセンスがインストールされています

              • [matching]:両方のファブリック インターコネクトに同数のライセンスがインストールされています

            • Grace Used

              このライセンスが使用された猶予期間の日数。 猶予期間が終了すると、新しいライセンスを購入するまで Cisco UCS がアラート メッセージを送信します。

             

            次に、ファブリック インターコネクトにインストールされたライセンスの全詳細を表示する例を示します。

            UCS-A# scope license
            UCS-A /license # show usage
            Feat Name                      Scope Default Total Quant Used Quant State      Peer Count Comparison   Grace Used
            ------------------------------ ----- ------- ----------- ---------- ---------- ----------------------- ----------
            ETH_PORT_ACTIVATION_PKG        A          16          40         11 License Ok Matching                0
            ETH_PORT_ACTIVATION_PKG        B          16          40         11 License Ok Matching                0
            UCS-A /license # 
            

            ライセンスのアンインストール


            (注)  


            使用中の永続ライセンスはアンインストールできません。 未使用の永久ライセンスだけをアンインストールできます。 使用中の永続ライセンスを削除しようとすると、Cisco UCS Manager はその要求を拒否し、エラー メッセージを表示します。


            はじめる前に

            Cisco UCS Manager の設定をバックアップします。

            手順
               コマンドまたはアクション目的
              ステップ 1UCS-A# scope license  

              ライセンス モードを開始します。

               
              ステップ 2UCS-A /license # clear file license-filename  

              指定したライセンスをアンインストールします。

               

              Cisco UCS Manager はライセンスを非アクティブ化し、ライセンスのリストからそのライセンスを削除し、ファブリック インターコネクトからライセンスを削除します。 ポートは、ライセンスなしモードに移行します。 クラスタ構成の場合は、他のファブリック インターコネクトからもライセンスをアンインストールする必要があります。

              次に、port9.lic をアンインストールする例を示します。

              UCS-A # scope license
              UCS-A /license # clear file port9.lic
              Clearing license port9.lic:
              SERVER this_host ANY
              VENDOR cisco
              INCREMENT ETH_PORT_ACTIVATION_PKG cisco 1.0 permanent 1 \
                      VENDOR_STRING=<LIC_SOURCE>UCS_SWIFT</LIC_SOURCE><SKU>N10-L001=</SKU> \
                      HOSTID=VDH=FLC12360025 \
                      NOTICE="<LicFileID>20090519200954833</LicFileID><LicLineID>1</LicLineID> \
                      <PAK></PAK>" SIGN=C01FAE4E87FA
              
              Clearing license ........done
              UCS-A /license #