Cisco UCS Manager GUI クイック リファレンス ガイド リリース 2.5
Cisco UCS M シリーズの概要
Cisco UCS M シリーズの概要

Cisco UCS M シリーズの概要

このパートの構成は、次のとおりです。

Cisco UCS M シリーズについて

従来のサーバは、たとえば CPU、ネットワーク アダプタ、ローカル ストレージなど、複数のサーバで共有できないキャプティブ リソースを持ちます。 Cisco UCS M シリーズ モジュラ サーバは、これらのリソースの一部をシャーシ内で共有することが可能な、新しいクラスの Cisco UCS サーバです。 従来はサーバ専用とされてきた、ハード ディスク ドライブ、I/O、アダプタなどのリソースが、シャーシ レベルで集約されて、そのシャーシ内の複数のサーバで共有されるようになっています。

Cisco UCS M シリーズ モジュラ サーバは、サーバのネットワーク コンポーネントとストレージ コンポーネントを切り離し、シャーシ内のサーバで必要に応じて配分できる、柔軟に設定可能なリソースとして提供します。 Cisco UCS M シリーズでは、CPU およびメモリはサーバにローカルです。 サーバはシャーシのリソースに標準 PCIe で接続します。 シャーシ内で共有されるのは、電源、管理、冷却、ストレージ、およびネットワーク コンポーネントです。

新機能

Cisco UCS M シリーズ モジュラ サーバでは、次の機能を導入しています。

モジュラー サーバ アーキテクチャ

モジュラ サーバ アーキテクチャには、たとえば次の主要機能があります。

  • コンピュート カートリッジ:新しいモジュラ型シャーシの各スロットに、コンピュート カートリッジを収容できます。 コンピュート カートリッジごとに、1 台以上のサーバを収容できます。

  • モジュラ サーバの 3 タプル参照:新しいアーキテクチャでは、コンピューティング サーバはカートリッジに格納され、カートリッジはシャーシに収容されます。 したがって、Cisco M シリーズ サーバのすべての参照は、chassis-id/cartridge-id/server-id という 3 タプルの形になります。

  • 一元化されたリソース:ストレージ、I/O、ストレージ コントローラなどのリソースがシャーシに一元化されてホストされます。

  • 共有アダプタ:共有アダプタはモジュラ型シャーシに収容されます。 これは、サーバのネットワークおよびストレージ リソースにアクセスするための集約ポイントでもあります。

ストレージ プロファイル

一元化されたストレージ リソースの使用法を柔軟に設定できるよう、ストレージ プロファイルが導入されています。

Cisco システム リンク テクノロジー

Cisco UCS M シリーズ モジュラ サーバで使用される Cisco UCS 仮想インターフェイス カード(VIC)は、複数のサーバに同時に接続する複数の PCe バスを提供します。 VIC で使用するシステム リンク テクノロジーは、PCIe バスをそれぞれのサーバまで拡張し、ローカル CPU が使用する PCIe ホスト インターフェイス上に仮想デバイスを作成します。 OS はこの仮想デバイスをローカル PCIe デバイスとして認識し、I/O トラフィックをホスト PCIe レーンに渡します。これにより、I/O トラフィックは適切な共有リソース(ローカル ストレージまたはネットワーク インターフェイス)にマップされます。

仮想ストレージ コントローラ

シャーシ内の共有ストレージ コントローラとハード ドライブを介してサーバに提供される仮想ドライブへのアクセスは、仮想ストレージ コントローラによって提供されます。 仮想ストレージ コントローラは、SCSI NIC(sNIC)と呼ばれる、OS に提示される新しい PCIe デバイスを導入します。 OS はこれらのアイテムをローカル接続された SCSI デバイスとみなします。

注意事項と制約事項

  • ファブリック インターコネクトとモジュラ シャーシ間は、常にポート チャネル モードで接続されるため、シャーシポート チャネル モードにあるため、シャーシ ディスカバリ ポリシーは適用されません。

  • Cisco UCS Manager リリース 2.5 では、Cisco UCS Manager リリース 2.2 でサポートされている機能のほとんどをサポートしています。 ただし、以下についてはサポートしていません。
    • Cisco UCS B シリーズ サーバおよび Cisco C シリーズ サーバ

    • ファイバ チャネルと Fiber Channel over Ethernet、および関連する設定(vHBA など)

    • ダイナミック vNIC

    • usNIC

    • VMQ

Cisco UCS Manager でサポートされているすべての機能および設定タスクについては、『Cisco UCS Manager CLI Configuration Guide, Release 2.2』で詳しく説明しています。