Cisco UCS M シリーズ CLI ファームウェア管理ガイド リリース 2.5
Cisco UCS Manager での機能カタログの管理
Cisco UCS Manager での機能カタログの管理

Cisco UCS Manager での機能カタログの管理

この章は、次の内容で構成されています。

機能カタログ

機能カタログは、調整可能なパラメータ、文字列、およびルールのセットです。 Cisco UCS はカタログを使用してサーバの新しく資格を持った DIMM やディスク ドライブなどのコンポーネントの表示と設定可能性を更新します。

カタログは、シャーシ、CPUローカル ディスク、I/O モジュールなどのハードウェア コンポーネントで分割されます。 カタログを使用すると、該当するコンポーネントで利用可能なプロバイダーのリストを表示できます。 1 つのハードウェア コンポーネントに対して 1 つのプロバイダーが存在します。 各プロバイダーは、ベンダー、モデル(PID)、およびリビジョンによって識別されます。 各プロバイダーに対して、装置の製造元とフォーム ファクタの詳細を表示することもできます。

機能カタログの内容

機能カタログの内容は次のとおりです。

実装固有の調整可能なパラメータ
  • 電力および熱に関する制約

  • スロット範囲および番号

  • アダプタ機能

ハードウェア固有のルール
  • BIOS、CIMC、RAID コントローラ、アダプタなどのコンポーネントのファームウェア互換性

  • 診断

  • ハードウェア固有のリブート

ユーザ表示文字列
  • CPN や PID/VID などの部品番号

  • コンポーネントの説明

  • 物理レイアウト/寸法

  • OEM 情報

機能カタログの更新

機能カタログのアップデートは、各 Cisco UCS インフラストラクチャ ソフトウェア バンドルに含まれています。 Cisco TAC から特に指示された場合を除いて、Cisco UCS インフラストラクチャ ソフトウェア バンドルをダウンロードし、アップデートし、アクティブ化した後に、機能カタログのアップデートをアクティブ化する必要があるだけです。

機能カタログのアップデートをダウンロードすると、Cisco UCS によってすぐに新しいベースライン カタログに更新されます。 それ以外の作業は行う必要がありません。 機能カタログの更新では、Cisco UCS ドメイン内のコンポーネントをリブートや再インストールを行う必要はありません。

Cisco UCS インフラストラクチャ ソフトウェア バンドルには、ベースライン カタログが含まれます。 まれに、シスコが Cisco UCS リリースの間で機能カタログの更新をリリースし、ファームウェア イメージをダウンロードするのと同じサイトで更新を入手できるようにする場合があります。


(注)  


機能カタログのバージョンは、使用している Cisco UCS のバージョンによって決まります。 特定の Cisco UCS リリースでサポートされている機能カタログ リリースについては、『Release Notes for Cisco UCS Administration Software』を参照してください。


個別の機能カタログ更新のダウンロード

シスコからの機能カタログのアップデートの入手方法

手順
    ステップ 1   Web ブラウザで、 Cisco.com を参照します。
    ステップ 2   [Support] で [All Downloads] をクリックします。
    ステップ 3   中央のペインで、[Unified Computing and Servers] をクリックします。
    ステップ 4   入力を求められたら、Cisco.com のユーザ名およびパスワードを入力して、ログインします。
    ステップ 5   右側のペインで、[Cisco UCS Infrastructure and UCS Manager Software] > [Unified Computing System (UCS) Manager Capability Catalog] をクリックします。
    ステップ 6   機能カタログの最新リリースのリンクをクリックします。
    ステップ 7   次のいずれかのボタンをクリックして、表示される指示に従います。
    • [Download Now]:カタログのアップデートをただちにダウンロードできます。
    • [Add to Cart]:後でダウンロードできるよう、カタログのアップデートをカートに入れます。
    ステップ 8   プロンプトに従い、カタログのアップデートのダウンロードを完了します。

    次の作業

    機能カタログをアップデートします。

    リモート ロケーションからの機能カタログの更新

    機能カタログの一部分のみの更新はできません。 機能カタログを更新すると、カタログ イメージ内のコンポーネントがすべて更新されます。

    手順
       コマンドまたはアクション目的
      ステップ 1UCS-A# scope system  

      システム コマンド モードを開始します。

       
      ステップ 2UCS-A /system # scope capability  

      機能コマンド モードを開始します。

       
      ステップ 3UCS-A /system/capability # update catalog URL  

      指定した機能カタログ ファイルをインポートし、適用します。 次のいずれかの構文を使用して、操作の URL を指定します。

      • ftp:// username@hostname / path

      • scp:// username@hostname / path

      • sftp:// username@hostname / path

      • tftp:// hostname : port-num / path

      • usbA:/ path

      • usbB:/ path

      ユーザ名を指定すると、パスワードの入力を求められます。

       
      ステップ 4UCS-A /system/capability # show version  

      (オプション)カタログ アップデート バージョンを表示します。

       
      ステップ 5UCS-A /system/capability # show cat-updater filename  

      (オプション)指定した機能カタログ ファイルまたはすべての機能カタログ ファイルの更新操作の更新履歴を表示します。

       

      Cisco UCS Manager はイメージをダウンロードし、機能カタログを更新します。 ハードウェア コンポーネントをリブートする必要はありません。

      次に、SCP を使用して機能カタログ ファイルをインポートする例を示します。

      UCS-A# scope system
      UCS-A /system # scope capability
      UCS-A /system/capability # update catalog scp://user1@192.0.2.111/catalogs/ucs-catalog.2.5.0.233.T.bin
      Warning: This command is deprecated and will be removed in a future release. Replaced by: activate catalog
      Password:
      UCS-A /system/capability # show version
      Catalog:
          Running-Vers: 2.5(0.233)T
          Package-Vers:
          Activate-Status: Ready
      
      UCS-A /system/capability # show cat-updater ucs-catalog.2.5.0.233.T.bin
      
      Catalog Updater:
          File Name Protocol Server          Userid          Status
          --------- -------- --------------- --------------- ------
          ucs-catalog.2.5.0.233.T.bin
                    Scp      192.0.2.111     user1           Success
      UCS-A /system/capability #
      
      

      機能カタログが最新であることの確認

      手順
         コマンドまたはアクション目的
        ステップ 1 UCS-A# scope system  

        システム モードを開始します。

         
        ステップ 2 UCS-A /system # scope capability  

        システム機能モードを開始します。

         
        ステップ 3 UCS-A /system/capability # show version  

        現在の機能カタログのバージョンを表示します。

         
        ステップ 4Cisco.com で、入手可能な機能カタログの最新リリースを確認します。  

        機能カタログのアップデートの場所については、シスコからの機能カタログのアップデートの入手方法を参照してください。

         
        ステップ 5より新しいバージョンの機能カタログを Cisco.com で入手できる場合は、そのバージョンを使用して機能カタログをアップデートします。    
        次に、現在の機能カタログのバージョンを表示する例を示します。
        UCS-A# scope system
        UCS-A /system # scope capability
        UCS-A /system/capability # show version
        Catalog:
            Running-Vers: 1.0(8.35)
        				2.5(0.233)		
            Activate-Status: Ready
        UCS-A /system/capability #
        

        M シリーズの機能カタログ更新のアクティブ化

        手順
           コマンドまたはアクション目的
          ステップ 1 UCS-A# scope system  

          システム モードを開始します。

           
          ステップ 2 UCS-A /system # scope capability  

          システム機能モードを開始します。

           
          ステップ 3 UCS-A /system/capability # activate firmware firmware-version  

          指定の機能カタログのバージョンをアクティブにします。

           
          ステップ 4 UCS-A /system/capability # commit-buffer  

          トランザクションをシステムの設定にコミットします。

           

          次の例では、機能カタログの更新をアクティブにし、トランザクションをコミットします。

          UCS-A# scope system
          UCS-A /system # scope capability
          UCS-A /system/capability # activate firmware 2.5(0.233)
          UCS-A /system/capability* # commit-buffer
          UCS-A /system/capability # 

          機能カタログ更新のリスタート

          必要に応じてアップデート パラメータを変更し、失敗した機能カタログ ファイルのアップデートを再開できます。

          手順
             コマンドまたはアクション目的
            ステップ 1UCS-A# scope system  

            システム コマンド モードを開始します。

             
            ステップ 2UCS-A /system # scope capability  

            機能コマンド モードを開始します。

             
            ステップ 3UCS-A /system/capability # show cat-updater filename  

            (オプション)機能カタログ ファイルのアップデート操作の更新履歴を表示します。

             
            ステップ 4UCS-A /system/capability # scope cat-updater filename  

            機能カタログ ファイルのアップデート操作のコマンド モードを開始します。

             
            ステップ 5UCS-A /system/capability/cat-updater # set userid username  

            (オプション)リモート サーバのユーザ名を指定します。

             
            ステップ 6UCS-A /system/capability/cat-updater # set password password  

            (オプション)リモート サーバのユーザ名のパスワードを指定します。

            パスワードが設定されていない場合、アップデートを開始するときに、パスワードの入力を求められます。

             
            ステップ 7UCS-A /system/capability/cat-updater # set protocol {ftp | scp | sftp | tftp | usbA | usbB}  

            (オプション)リモート サーバのファイル転送プロトコルを指定します。

            (注)     

            [TFTP] ではファイル サイズが 32 MB に制限されます。 カタログ イメージはこれよりも大きくなる可能性があるため、カタログ イメージのダウンロードに TFTP を使用しないことを推奨します。

             
            ステップ 8UCS-A /system/capability/cat-updater # set server {hostname | ip-address}  

            (オプション)リモート サーバのホスト名または IP アドレスを指定します。

             
            ステップ 9UCS-A /system/capability/cat-updater # set path pathname/filename  

            (オプション)リモート サーバにある機能カタログ ファイルのパスおよびファイル名を指定します。

             
            ステップ 10UCS-A /system/capability/cat-updater # restart  

            機能カタログ ファイルのアップデート操作を再開します。

             

            次に、サーバの IP アドレスを変更し、機能カタログ ファイルのアップデート操作を再開する例を示します。

            UCS-A# scope system
            UCS-A /system # scope capability
            UCS-A /system/capability # show cat-updater ucs-catalog.1.0.0.4.binshow cat-updater ucs-catalog.2.5.0.233.T.bin 
            
            Catalog Updater:
                File Name 															Protocol Server          Userid          Status
                --------- 															-------- --------------- --------------- ------
                ucs-catalog.1.0.0.4.binucs-catalog.2.5.0.233.T.bin   Scp      192.0.2.111     user1           Applied
            
            UCS-A /system/capability # scope cat-updater ucs-catalog.1.0.0.4.binscope cat-updater ucs-catalog.2.5.0.233.T.bin 
            UCS-A /system/capability/cat-updater # set server 192.0.2.112
            UCS-A /system/capability/cat-updater # restart
            UCS-A /system/capability/cat-updater # 
            

            機能カタログ プロバイダーの表示

            手順
               コマンドまたはアクション目的
              ステップ 1UCS-A# scope system  

              システム コマンド モードを開始します。

               
              ステップ 2UCS-A /system # scope capability  

              機能コマンド モードを開始します。

               
              ステップ 3UCS-A /system/capability # show {chassis | cpu | disk | fan | fru | iom | memory | psu | server} [vendor model revision] [detail | expand]  

              指定したコンポーネント カテゴリ内のすべてのコンポーネントのベンダー、モデル、およびリビジョン情報を表示します。

              特定のコンポーネントの製造およびフォーム ファクタの詳細を表示するには、expand キーワードとともに vendor model 、および revision を指定します。 これらのフィールドのいずれかにスペースが含まれている場合は、引用符でフィールドを囲む必要があります。

               


              (注)  


              ハード ディスク ドライブやソリッド ステート ドライブなど、1 つ以上の SATA デバイスがサーバに含まれる場合、show disk コマンドにより [Vendor] フィールドに ATA が表示されます。 ベンダーの追加情報を表示するには、 expand キーワードを使用します。


              次に、設置済みファンをリストし、機能カタログから特定のファンに関する詳細情報を表示する例を示します。

              UCS-A# scope system
              UCS-A /system # scope capability
              UCS-A /system/capability # show fan
              
              Fan Module:
                  Vendor                   Model                    HW Revision
                  ------------------------ ------------------------ ------------
                  Cisco Systems, Inc.      N20-FAN5                 0
                  Cisco Systems, Inc.      N10-FAN1                 0
                  Cisco Systems, Inc.      N10-FAN2                 0
                  Cisco Systems, Inc.      N5K-C5548P-FAN           0
                  Cisco Systems, Inc.      N5K-C5596P-FAN           0
                  Cisco Systems, Inc.      UCS-FAN-6248UP           0
                  Cisco Systems, Inc.      UCS-FAN-6296UP           0
              
              UCS-A /system/capability # show fan "Cisco Systems, Inc." N10-FAN1 0 expand
              
              Fan Module:
                  Vendor: Cisco Systems, Inc.
                  Model: N10-FAN1
                  Revision: 0
              
                  Equipment Manufacturing:
                      Name: Fan Module for UCS 6140 Fabric Interconnect
                      PID: N10-FAN1
                      VID: NA
                      Caption: Fan Module for UCS 6140 Fabric Interconnect
                      Part Number: N10-FAN1
                      SKU: N10-FAN1
                      CLEI:
                      Equipment Type:
              
                  Form Factor:
                      Depth (C): 6.700000
                      Height (C): 1.600000
                      Width (C): 4.900000
                      Weight (C): 1.500000
              
              UCS-A /system/capability #