Cisco UCS Mini Release 3.0 向け Cisco UCS GUI システム モニタリング ガイド
トラフィックのモニタリング
トラフィックのモニタリング

目次

トラフィックのモニタリング

この章は、次の内容で構成されています。

トラフィック モニタリング

トラフィック モニタリングは、1 つ以上のソースからのトラフィックをコピーし、コピーされたトラフィックを分析用の専用宛先ポートに送信してネットワーク アナライザに分析させます。 この機能は、Switched Port Analyzer(SPAN)としても知られています。

重要:

入力トラフィックのみに対しポート チャネルの SPAN をモニタまたは使用できます。

セッションのタイプ

トラフィック モニタリング セッションを作成すると、トラフィックを受信する宛先ポートをイーサネットとファイバ チャネルのいずれかから選択できます。 宛先ポートのタイプは、セッションのタイプを決定し、次に使用可能なトラフィックの送信元を決定します。 イーサネット トラフィック モニタリング セッションの場合、宛先ポートは未設定の物理ポートであることが必要です。 ファイバ チャネル トラフィック モニタリング セッションの場合、宛先ポートはファイバ チャネル アップリンク ポートであることが必要です。

トラフィックの送信元

イーサネット トラフィック モニタリング セッションでは、次のトラフィックの送信元のいずれかをモニタできます。

  • アップリンク イーサネット ポート

  • イーサネット ポート チャネル

  • VLAN

  • サービス プロファイル vNIC

  • サービス プロファイル vHBA

  • FCoE ポート

  • ポート チャネル

  • ユニファイド アップリンク ポート

ファイバ チャネル トラフィック モニタリング セッションでは、次のトラフィックの送信元のいずれかをモニタできます。

  • アップリンク ファイバ チャネル ポート

  • SAN ポート チャネル

  • VSAN

  • サービス プロファイル vHBA

  • ファイバ チャネル ストレージ ポート

トラフィック モニタリングに関するガイドラインと推奨事項

トラフィック モニタリングを設定するか、アクティブにする場合は、次のガイドラインを考慮してください。
  • トラフィック モニタリング セッションは最大 16 まで作成し保存できますが、同時にアクティブにできるのは 2 つだけです。

  • トラフィック モニタリング セッションは作成時にはデフォルトでディセーブルになっています。 トラフィック モニタリングを開始するには、セッションをアクティブにする必要があります。

  • トラフィック モニタリング セッションは、Cisco UCS ポッド内のファブリック インターコネクトで一意的である必要があります。 そのため、一意の名前と一意の VLAN ソースで各モニタリング セッションを作成する必要があります。

  • サーバからのトラフィックをモニタするには、サーバに対応するサービス プロファイルからすべての vNIC を追加します。

  • ファイバ チャネル トラフィック アナライザまたはイーサネット トラフィック アナライザを使用して、ファイバ チャネル トラフィックをモニタできます。 ファイバ チャネル トラフィックがイーサネット トラフィック モニタリング セッションでモニタされ、イーサネット宛先ポートを持つ場合、宛先トラフィックは FCoE になります。

  • トラフィック モニタリングの宛先は単一の物理ポートであるため、トラフィック モニタリング セッションは 1 つのファブリックだけをモニタできます。 ファブリック フェールオーバーにわたって中断されない vNIC トラフィックをモニタするには、ファブリックごとに 2 つのセッションを作成し、2 台のアナライザを接続する必要があります。 両方のセッションのトラフィック送信元として vNIC を追加します。

  • すべてのトラフィックの送信元は宛先ポートと同じスイッチ内にある必要があります。

  • 宛先ポートとして設定されたポートを送信元ポートとしても設定することはできません。

  • ポート チャネルのメンバ ポートを個別に送信元として設定することはできません。 ポート チャネルが送信元として設定されている場合、すべてのメンバ ポートが送信元ポートです。

  • vHBA はイーサネットまたはファイバ チャネルのどちらのモニタリング セッションの送信元としても設定できますが、同時に両方の送信元とすることはできません。

  • サーバ ポートは、非仮想化ラック サーバ アダプタへのポートの場合にのみ送信元にすることができます。

  • Cisco UCS 6248 ファブリック インターコネクトのファイバ チャネル ポートは送信元ポートとして設定できません。

  • 仮想マシンのポート プロファイルを変更すると、送信元ポートとして使用されている、関連付けられた vNIC はモニタリングから削除され、モニタリング セッションを再設定する必要があります。

  • トラフィック モニタリング セッションが Cisco UCS Manager リリース 2.0 より前のリリースのもとでダイナミック vNIC で設定された場合、アップグレード後にトラフィック モニタリング セッションを再設定する必要があります。

  • SPAN トラフィックは Cisco UCS 6200 シリーズ ファブリック インターコネクトでは 1 Gbps に速度制限されます。


(注)  


トラフィック モニタリングは、システム リソースにかなりの負荷をかけることがあります。 負荷を最小限にするには、不必要なトラフィックができるだけ少ない送信元を選択し、不必要なときにはトラフィック モニタリングをディセーブルにします。


イーサネット トラフィック モニタリング セッションの作成

手順
    ステップ 1   [Navigation] ペインの [LAN] タブをクリックします。
    ステップ 2   [LAN] タブで、[LAN] > [Traffic Monitoring Sessions] > [Fabric_Interconnect_Name] を展開します。
    ステップ 3   [Fabric_Interconnect_Name] を右クリックし、[Create Traffic Monitoring Session] を選択します。
    ステップ 4   [Create Traffic Monitoring Session] ダイアログボックスで、次のフィールドに入力します。
    名前 説明

    [Name] フィールド

    トラフィック モニタリング セッションの名前。

    この名前には、1 ~ 16 文字の英数字を使用できます。 -(ハイフン)、_(アンダースコア)、:(コロン)、および . (ピリオド)は使用できますが、それ以外の特殊文字とスペースは使用できません。また、オブジェクトが保存された後で、この名前を変更することはできません。

    [Admin State] フィールド

    [Destination] フィールドで選択された物理ポートのトラフィックをモニタするかどうか。 次のいずれかになります。

    • [Enabled]:ソース コンポーネントがセッションに追加されるとすぐに、Cisco UCS によって、ポート アクティビティのモニタリングが開始されます。

    • [Disabled]:Cisco UCS によるポート アクティビティのモニタリングは実行されません。

    [Destination] ドロップダウン リスト

    通信トラフィックをモニタする対象の物理ポートをナビゲーション ツリーから選択します。

    [Admin Speed] フィールド

    モニタされるポート チャネルのデータ転送速度

    使用可能なデータ速度は、Cisco UCS ドメインにインストールされているファブリック インターコネクトによって異なります。

    ステップ 5   [OK] をクリックします。

    次の作業

    • トラフィック モニタリング セッションにトラフィック ソースを追加します。

    • トラフィック モニタリング セッションをアクティブ化します。

    既存のイーサネット トラフィック モニタリング セッションの宛先の設定

    手順
      ステップ 1   [Navigation] ペインの [LAN] タブをクリックします。
      ステップ 2   [LAN] タブで、[LAN] > [Traffic Monitoring Sessions] > [Fabric_Interconnect_Name] > [Monitor_Session_Name] を展開します。
      ステップ 3   [Work] ペインの [General] タブをクリックします。
      ステップ 4   [Actions] 領域で、[Set Destination] をクリックします。
      ステップ 5   [Set Destination] ダイアログボックスで、次のフィールドに入力します。

      例:
      名前 説明

      [Destination] フィールド

      モニタされている物理ポート。

      [Admin Speed] フィールド

      モニタされるポート チャネルのデータ転送速度

      使用可能なデータ速度は、Cisco UCS ドメインにインストールされているファブリック インターコネクトによって異なります。

      ステップ 6   [OK] をクリックします。

      既存のイーサネット トラフィック モニタリング セッションの宛先の削除

      手順
        ステップ 1   [Navigation] ペインの [LAN] タブをクリックします。
        ステップ 2   [LAN] タブで、[LAN] > [Traffic Monitoring Sessions] > [Fabric_Interconnect_Name] > [Monitor_Session_Name] を展開します。
        ステップ 3   [Work] ペインの [General] タブをクリックします。
        ステップ 4   [Actions] 領域で、[Clear Destination] をクリックします。
        ステップ 5   Cisco UCS Manager GUI に確認ダイアログボックスが表示されたら、[Yes] をクリックします。

        ファイバ チャネル トラフィック モニタリング セッションの作成

        手順
          ステップ 1   [Navigation] ペインの [SAN] タブをクリックします。
          ステップ 2   [LAN] タブで、[SAN] > [Traffic Monitoring Sessions] > [Fabric_Interconnect_Name] を展開します。
          ステップ 3   [Fabric_Interconnect_Name] を右クリックし、[Create Traffic Monitoring Session] を選択します。
          ステップ 4   [Create Traffic Monitoring Session] ダイアログボックスで、次のフィールドに入力します。
          名前 説明

          [Name] フィールド

          トラフィック モニタリング セッションの名前。

          この名前には、1 ~ 16 文字の英数字を使用できます。 -(ハイフン)、_(アンダースコア)、:(コロン)、および . (ピリオド)は使用できますが、それ以外の特殊文字とスペースは使用できません。また、オブジェクトが保存された後で、この名前を変更することはできません。

          [Admin State] フィールド

          [Destination] フィールドで選択された物理ポートのトラフィックをモニタするかどうか。 次のいずれかになります。

          • [Enabled]:ソース コンポーネントがセッションに追加されるとすぐに、Cisco UCS によって、ポート アクティビティのモニタリングが開始されます。

          • [Disabled]:Cisco UCS によるポート アクティビティのモニタリングは実行されません。

          [Destination] ドロップダウン リスト

          通信トラフィックをモニタする対象の物理ポートをナビゲーション ツリーから選択します。

          [Admin Speed] ドロップダウン リスト

          モニタされるポート チャネルのデータ転送速度。 次のいずれかになります。

          • 1 Gbps

          • 2 Gbps

          • 4 Gbps

          • 8 Gbps

          • Auto:Cisco UCS がデータ転送速度を決定します。

          ステップ 5   [OK] をクリックします。

          次の作業

          • トラフィック モニタリング セッションにトラフィック ソースを追加します。

          • トラフィック モニタリング セッションをアクティブ化します。

          既存のファイバ チャネル トラフィック モニタリング セッションの宛先の設定

          手順
            ステップ 1   [Navigation] ペインの [SAN] タブをクリックします。
            ステップ 2   [SAN] タブで、[SAN] > [Traffic Monitoring Sessions] > [Fabric_Interconnect_Name] > [Monitor_Session_Name] を展開します。
            ステップ 3   [Work] ペインの [General] タブをクリックします。
            ステップ 4   [Actions] 領域で、[Set Destination] をクリックします。
            ステップ 5   [Set Destination] ダイアログボックスで、次のフィールドに入力します。
            名前 説明

            [Destination] ドロップダウン リスト

            通信トラフィックをモニタする対象の物理ポートをナビゲーション ツリーから選択します。

            [Admin Speed] ドロップダウン リスト

            モニタされるポート チャネルのデータ転送速度。 次のいずれかになります。

            • 1 Gbps

            • 2 Gbps

            • 4 Gbps

            • 8 Gbps

            • Auto:Cisco UCS がデータ転送速度を決定します。

            ステップ 6   [OK] をクリックします。

            既存のファイバ チャネル トラフィック モニタリング セッションの宛先の削除

            手順
              ステップ 1   [Navigation] ペインの [SAN] タブをクリックします。
              ステップ 2   [SAN] タブで、[SAN] > [Traffic Monitoring Sessions] > [Fabric_Interconnect_Name] > [Monitor_Session_Name] を展開します。
              ステップ 3   [Work] ペインの [General] タブをクリックします。
              ステップ 4   [Actions] 領域で、[Clear Destination] をクリックします。
              ステップ 5   Cisco UCS Manager GUI に確認ダイアログボックスが表示されたら、[Yes] をクリックします。

              モニタリング セッションへのトラフィック送信元の追加

              複数の送信元タイプから、トラフィック モニタリング セッションによってモニタする複数の送信元を選択することができます。 選択できる送信元は、Cisco UCS ドメインに設定したコンポーネントによって異なります。


              (注)  


              この手順では、イーサネット トラフィック モニタリング セッションの送信元を追加する方法について説明します。 ファイバ チャネル モニタリング セッションの送信元を追加するには、ステップ 2 で [LAN] タブの代わりに [SAN] タブを選択します。


              はじめる前に

              トラフィック モニタリング セッションが作成されている必要があります。

              手順
                ステップ 1   [Navigation] ペインの [LAN] タブをクリックします。
                ステップ 2   [LAN] タブで、[LAN] > [Traffic Monitoring Sessions] > [Fabric_Interconnect_Name] を展開します。
                ステップ 3   [Fabric_Interconnect_Name] を展開し、設定するモニタ セッションをクリックします。
                ステップ 4   [Work] ペインの [General] タブをクリックします。
                ステップ 5   [Sources] 領域で、追加するトラフィック送信元のタイプのセクションを展開します。

                ステップ 6   モニタリングに使用できるコンポーネントを確認するには、テーブルの右端にある [+] ボタンをクリックして [Add Monitoring Session Source] ダイアログボックスを開きます。
                ステップ 7   送信元コンポーネントを選択して [OK] をクリックします。

                必要に応じて、上記の 3 つの手順を繰り返して、複数の送信元タイプから複数の送信元を追加できます。

                ステップ 8   [Save Changes] をクリックします。

                次の作業

                トラフィック モニタリング セッションをアクティブ化します。 セッションがすでにアクティブ化されている場合、送信元を追加すると、トラフィックはモニタリングの宛先に転送されます。

                トラフィック モニタリング セッションのアクティブ化


                (注)  


                この手順では、イーサネット トラフィック モニタリング セッションをアクティブ化する方法について説明します。 ファイバ チャネル モニタリング セッションをアクティブ化するには、ステップ 2 で [LAN] タブの代わりに [SAN] タブを選択します。


                はじめる前に

                トラフィック モニタリング セッションが作成されている必要があります。

                手順
                  ステップ 1   [Navigation] ペインの [LAN] タブをクリックします。
                  ステップ 2   [LAN] タブで、[LAN] > [Traffic Monitoring Sessions] > [Fabric_Interconnect_Name] を展開します。
                  ステップ 3   [Fabric_Interconnect_Name] を展開し、アクティブ化するモニタ セッションをクリックします。
                  ステップ 4   [Work] ペインの [General] タブをクリックします。
                  ステップ 5   [Properties] 領域で、[Admin State] の [enabled] オプション ボタンをクリックします。
                  ステップ 6   [Save Changes] をクリックします。

                  トラフィック モニタリングの送信元が設定されている場合、トラフィックがトラフィック モニタリングの宛先ポートに流れ始めます。

                  トラフィック モニタリング セッションの削除


                  (注)  


                  この手順では、イーサネット トラフィック モニタリング セッションを削除する方法について説明します。 ファイバ チャネル モニタリング セッションを削除するには、ステップ 2 で [LAN] タブの代わりに [SAN] タブを選択します。


                  手順
                    ステップ 1   [Navigation] ペインの [LAN] タブをクリックします。
                    ステップ 2   [LAN] タブで、[LAN] > [Traffic Monitoring Sessions] > [Fabric_Interconnect_Name] を展開します。
                    ステップ 3   [Fabric_Interconnect_Name] を展開し、削除するモニタ セッションをクリックします。
                    ステップ 4   [Work] ペインの [General] タブをクリックします。
                    ステップ 5   [Actions] 領域で、[Delete] アイコンをクリックします。
                    ステップ 6   Cisco UCS Manager GUI に確認ダイアログボックスが表示されたら、[Yes] をクリックします。