Cisco UCS B シリーズ CLI ファームウェア管理ガイド リリース 2.2
ファームウェア自動同期サーバ ポリシーの使用
ファームウェア自動同期サーバ ポリシーの使用

ファームウェア自動同期サーバ ポリシーの使用

この章は、次の内容で構成されています。

ファームウェアの自動同期

Cisco UCS Manager で [Firmware Auto Sync Server] ポリシーを使用して、新たに検出されたサーバのファームウェア バージョンをアップグレードする時期と方法を指定できます。 このポリシーを使用すると、新たに検出された、関連付けられていないサーバのファームウェア バージョンをアップグレードして、デフォルトのホスト ファームウェア パックで定義されているファームウェア バージョンと一致させることができます。 さらに、ファームウェアのアップグレード プロセスをサーバの検出直後に実行するか、後で実行するかを指定することもできます。

重要:

ファームウェアの自動同期はデフォルトのホスト ファームウェア パックに基づいています。 デフォルトのホスト ファームウェア パックを削除すると、Cisco UCS Manager で重大な問題が発生します。 デフォルトのホスト ファームウェアは設定されているが、ブレードまたはラック サーバのファームウェアが指定も設定もされていない場合は、軽度の問題が発生します。 問題が発生した場合は、その程度に関係なく、[Firmware Auto Sync Server] ポリシーを設定する前にそれらの問題を解決する必要があります。

[Firmware Auto Sync Server] ポリシーの値は次のとおりです。

  • [Auto Acknowledge]:サーバのファームウェアは、Cisco UCS Manager により検出された後、自動的に同期されます。 このオプションは、デフォルトで選択されます。

  • [User Acknowledge]:管理者が [Pending Activities] ダイアログボックスでアップグレードを確認するまで、サーバのファームウェアは同期されません。

  • [No Action]:サーバでファームウェアのアップグレードを開始しません。

このポリシーは Cisco UCS Manager GUI または Cisco UCS Manager CLI から設定できます。 サーバのファームウェアは、次の状況が生じた場合に自動的にトリガーされます。

  • サーバまたはサーバのエンドポイントのファームウェア バージョンがデフォルトのホスト ファームウェア パックで設定されているファームウェア バージョンと異なる場合。

  • [Firmware Auto Sync Server] ポリシーの値が変更された場合。 たとえば、最初に値を [Auto Acknowledge] に設定し、後から [User Acknowledge] に変更した場合などです。

重要:

Cisco UCS ManagerCisco UCS ドメインとして Cisco UCS Central に登録されている場合、このポリシーはローカル ポリシーとして実行されます。 デフォルトのホスト ファームウェア パックが Cisco UCS Manager で定義されていない場合や削除された場合、このポリシーは実行されません。

ファームウェア自動同期サーバ ポリシーの設定

このポリシーを使用すると、新たに検出された、関連付けられていないサーバのファームウェア バージョンの更新時期と更新方法を指定して、デフォルトのホスト ファームウェア パックのファームウェア バージョンと一致させることができます。

サーバの特定のエンドポイントのファームウェア バージョンがデフォルトのホスト ファームウェア パックのバージョンと異なる場合、Cisco UCS Manager の FSM の状態には、その特定のエンドポイントの更新ステータスのみが表示されます。 サーバのファームウェア バージョンは更新されません。

はじめる前に
  • このポリシーを設定するには、事前にデフォルトのホスト ファームウェア パックを作成しておく必要があります。

  • このタスクを完了するには、管理者としてログインしている必要があります。

手順
     コマンドまたはアクション目的
    ステップ 1 UCS-A# scope org org name  

    指定した組織の組織モードを開始します。 ルート組織モードを開始するには、org-name に / と入力します。

     
    ステップ 2 UCS-A /org # scope fw-autosync-policy  

    ファームウェア自動同期ポリシー モードを開始します。

     
    ステップ 3 UCS-A /org/fw-autosync-policy # set{auto-sync|user-ack| no-actions}  

    次の値のいずれかを指定してポリシーを設定します。

    • [Auto Acknowledge]:サーバのファームウェアは、Cisco UCS Manager により検出された後、自動的に同期されます。 このオプションは、デフォルトで選択されます。

    • [User Acknowledge]:管理者が server コマンド モードで検出されたサーバを確認するまで、サーバのファームウェアは同期されません。

    • [No Action]:サーバでファームウェアのアップグレードを開始しません。

     
    ステップ 4 UCS-A /org/fw-autosync-policy # commit-buffer  

    トランザクションをシステムの設定にコミットします。

     

    次の例は、[Firmware Auto Sync Server] ポリシーを設定し、トランザクションをシステムにコミットする方法を示しています。

    UCS-A # scope org sample
    UCS-A /org # scope fw-autosync-policy
    UCS-A /org/fw-autosync-policy # set user-ack
    UCS-A /org/fw-autosync-policy* # commit-buffer
    UCS-A /org/fw-autosync-policy # 
    次の作業

    値を [User Acknowledge] に設定した場合は、ファームウェアを同期させるために、保留中のサーバ アクティビティを確認する必要があります。

    サーバのファームウェア自動同期の確認

    ファームウェア自動同期サーバー ポリシーを [User Acknowledge] に設定した場合は、保留中のサーバ アクティビティを確認する必要があります。 保留中のサーバ アクティビティを確認しないと、サーバのファームウェア バージョンまたはサーバ内のエンドポイントが更新されず、デフォルトのホスト ファームウェア パックで定義されているファームウェア バージョンと一致しなくなります。

    はじめる前に
    • このタスクを完了するには、管理者としてログインしている必要があります。

    手順
      ステップ 1   UCS-A# scope chassis

      シャーシ コマンド モードを開始します。

      ステップ 2   UCS-A /chassis # scope server server ID

      サーバ コマンド モードを開始します。

      ステップ 3   UCS-A /chassis/server # fw-sync {acknowledge discard}

      保留中のサーバ ファームウェアの同期を確認または破棄します。

      ステップ 4   UCS-A /chassis/server # commit-buffer

      トランザクションをサーバにコミットします。


      次の例は、保留中のサーバ ファームウェアの更新を確認して、トランザクションをコミットする方法を示しています。

      UCS-A # scope chassis
      UCS-A /chassis # scope server 1
      UCS-A /chassis/server # fw-sync acknowledge
      UCS-A /chassis/server* # commit-buffer
      UCS-A /chassis/server #