Cisco UCS B シリーズ CLI ファームウェア管理ガイド リリース 2.2
Cisco UCS Manager の機能カタログの管理
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Cisco UCS Manager の機能カタログの管理

この章は、次の内容で構成されています。

機能カタログ

機能カタログは、調整可能なパラメータ、文字列、およびルールのセットです。 Cisco UCS はカタログを使用してサーバの新しく資格を持った DIMM やディスク ドライブなどのコンポーネントの表示と設定可能性を更新します。

カタログは、シャーシ、CPU、ローカル ディスク、I/O モジュールなどのハードウェア コンポーネントによって分割されます。 カタログを使用すると、該当するコンポーネントで利用可能なプロバイダーのリストを表示できます。 1 つのハードウェア コンポーネントに対して 1 つのプロバイダーが存在します。 各プロバイダーは、ベンダー、モデル(PID)、およびリビジョンによって識別されます。 各プロバイダーに対して、装置の製造元とフォーム ファクタの詳細を表示することもできます。

特定のカタログのリリースに依存するハードウェア コンポーネントの詳細については、『Service Notes for the B- Series server』のコンポーネントのサポートの表を参照してください。 特定のリリースで導入されたコンポーネントの情報については、『Cisco UCS Release Notes』を参照してください。

機能カタログの内容

機能カタログの内容は次のとおりです。

実装固有の調整可能なパラメータ
  • 電力および熱に関する制約

  • スロット範囲および番号

  • アダプタ機能

ハードウェア固有のルール
  • BIOS、CIMC、RAID コントローラ、アダプタなどのコンポーネントのファームウェア互換性

  • 診断

  • ハードウェア固有のリブート

ユーザ表示文字列
  • CPN や PID/VID などの部品番号

  • コンポーネントの説明

  • 物理レイアウト/寸法

  • OEM 情報

機能カタログの更新

機能カタログのアップデートは、各Cisco UCS インフラストラクチャ ソフトウェア バンドルに含まれています。 Cisco TAC から特に指示された場合を除いて、Cisco UCS インフラストラクチャ ソフトウェア バンドルをダウンロードし、アップデートし、アクティブ化した後に、機能カタログのアップデートをアクティブ化する必要があるだけです。

機能カタログのアップデートをダウンロードすると、Cisco UCS によってすぐに新しいベースライン カタログに更新されます。 それ以外の作業は行う必要がありません。 機能カタログの更新では、Cisco UCS ドメイン内のコンポーネントをリブートや再インストールを行う必要はありません。

Cisco UCS インフラストラクチャ ソフトウェア バンドルには、ベースライン カタログが含まれます。 まれに、シスコが Cisco UCS リリースの間で機能カタログの更新をリリースし、ファームウェア イメージをダウンロードするのと同じサイトで更新を入手できるようにする場合があります。


(注)  


機能カタログのバージョンは、使用している Cisco UCS のバージョンによって決まります。 たとえば、Cisco UCS 2.0 リリースは、機能カタログのあらゆる 2.0 リリースと一緒に使用できますが、機能カタログの 1.0 リリースと一緒に使用することはできません。 特定の Cisco UCS リリースでサポートされている機能カタログのリリースについては、http:/​/​www.cisco.com/​go/​unifiedcomputing/​b-series-doc で入手できる『Cisco UCS B-Series Servers Documentation Roadmap』にある『Release Notes for Cisco UCS Administration Software』を参照してください。


機能カタログ更新のアクティブ化

手順
     コマンドまたはアクション目的
    ステップ 1 UCS-A# scope system  

    システム モードを開始します。

     
    ステップ 2 UCS-A /system # scope capability  

    システム機能モードを開始します。

     
    ステップ 3 UCS-A /system/capability # activate firmware firmware-version  

    指定の機能カタログのバージョンをアクティブにします。

     
    ステップ 4 UCS-A /system/capability # commit-buffer  

    トランザクションをシステムの設定にコミットします。

     

    次の例では、機能カタログの更新をアクティブにし、トランザクションをコミットします。

    UCS-A# scope system
    UCS-A /system # scope capability
    UCS-A /system/capability # activate firmware 1.0(3)
    UCS-A /system/capability* # commit-buffer
    UCS-A /system/capability # 

    機能カタログが最新であることの確認

    手順
       コマンドまたはアクション目的
      ステップ 1 UCS-A# scope system  

      システム モードを開始します。

       
      ステップ 2 UCS-A /system # scope capability  

      システム機能モードを開始します。

       
      ステップ 3 UCS-A /system/capability # show version  

      現在の機能カタログのバージョンを表示します。

       
      ステップ 4Cisco.com で、入手可能な機能カタログの最新リリースを確認します。 

      機能カタログのアップデートの場所については、シスコからの機能カタログのアップデートの入手方法を参照してください。

       
      ステップ 5より新しいバージョンの機能カタログを Cisco.com で入手できる場合は、そのバージョンを使用して機能カタログをアップデートします。   
      次に、現在の機能カタログのバージョンを表示する例を示します。
      UCS-A# scope system
      UCS-A /system # scope capability
      UCS-A /system/capability # show version
      Catalog:
          Running-Vers: 1.0(8.35)
          Activate-Status: Ready
      UCS-A /system/capability #
      

      機能カタログ更新のリスタート

      必要に応じてアップデート パラメータを変更し、失敗した機能カタログ ファイルのアップデートを再開できます。

      手順
         コマンドまたはアクション目的
        ステップ 1UCS-A# scope system  

        システム コマンド モードを開始します。

         
        ステップ 2UCS-A /system # scope capability  

        機能コマンド モードを開始します。

         
        ステップ 3UCS-A /system/capability # show cat-updater filename  

        (任意)機能カタログ ファイルのアップデート操作の更新履歴を表示します。

         
        ステップ 4UCS-A /system/capability # scope cat-updater filename  

        機能カタログ ファイルのアップデート操作のコマンド モードを開始します。

         
        ステップ 5UCS-A /system/capability/cat-updater # set userid username  

        (任意)リモート サーバのユーザ名を指定します。

         
        ステップ 6UCS-A /system/capability/cat-updater # set password password  

        (任意)リモート サーバのユーザ名のパスワードを指定します。

        パスワードが設定されていない場合、アップデートを開始するときに、パスワードの入力を求められます。

         
        ステップ 7UCS-A /system/capability/cat-updater # set protocol {ftp | scp | sftp | tftp}  

        (任意)リモート サーバのファイル転送プロトコルを指定します。

        (注)     

        [TFTP] ではファイル サイズが最大 32 MB に制限されます。 カタログ イメージはこれよりも大きくなる可能性があるため、カタログ イメージのダウンロードに TFTP を使用しないことを推奨します。

         
        ステップ 8UCS-A /system/capability/cat-updater # set server {hostname | ip-address}  

        (任意)リモート サーバのホスト名または IP アドレスを指定します。

         
        ステップ 9UCS-A /system/capability/cat-updater # set path pathname/filename  

        (任意)リモート サーバにある機能カタログ ファイルのパスおよびファイル名を指定します。

         
        ステップ 10UCS-A /system/capability/cat-updater # restart  

        機能カタログ ファイルのアップデート操作を再開します。

         

        次に、サーバの IP アドレスを変更し、機能カタログ ファイルのアップデート操作を再開する例を示します。

        UCS-A# scope system
        UCS-A /system # scope capability
        UCS-A /system/capability # show cat-updater 
        
        Catalog Updater:
            File Name Protocol Server          Userid          Status
            --------- -------- --------------- --------------- ------
            ucs-catalog.1.0.0.4.bin
                      Scp      192.0.2.111     user1           Failed
        
        UCS-A /system/capability # scope cat-updater ucs-catalog.1.0.0.4.bin 
        UCS-A /system/capability/cat-updater # set server 192.0.2.112
        UCS-A /system/capability/cat-updater # restart
        UCS-A /system/capability/cat-updater # 
        

        機能カタログ プロバイダーの表示

        手順
           コマンドまたはアクション目的
          ステップ 1UCS-A# scope system  

          システム コマンド モードを開始します。

           
          ステップ 2UCS-A /system # scope capability  

          機能コマンド モードを開始します。

           
          ステップ 3UCS-A /system/capability # show {chassis | cpu | disk | fan | fru | iom | memory | psu | server} [vendor model revision] [detail | expand]  

          指定したコンポーネント カテゴリ内のすべてのコンポーネントのベンダー、モデル、およびリビジョン情報を表示します。

          特定のコンポーネントの製造およびフォーム ファクタの詳細を表示するには、expand キーワードとともに vendor model 、および revision を指定します。 これらのフィールドのいずれかにスペースが含まれている場合は、引用符でフィールドを囲む必要があります。

           


          (注)  


          ハード ディスク ドライブやソリッド ステート ドライブなど、1 つ以上の SATA デバイスがサーバに含まれる場合、show disk コマンドにより [Vendor] フィールドに ATA が表示されます。 ベンダーの追加情報を表示するには、 expand キーワードを使用します。


          次に、設置済みファンをリストし、機能カタログから特定のファンに関する詳細情報を表示する例を示します。

          UCS-A# scope system
          UCS-A /system # scope capability
          UCS-A /system/capability # show fan
          
          Fan Module:
              Vendor                   Model                    Revision
              ------------------------ ------------------------ --------
              Cisco Systems, Inc.      N10-FAN1                 0
              Cisco Systems, Inc.      N10-FAN2                 0
              Cisco Systems, Inc.      N20-FAN5                 0
          
          UCS-A /system/capability # show fan "Cisco Systems, Inc." N10-FAN1 0 expand
          
          Fan Module:
              Vendor: Cisco Systems, Inc.
              Model: N10-FAN1
              Revision: 0
          
              Equipment Manufacturing:
                  Name: Fan Module for UCS 6140 Fabric Interconnect
                  PID: N10-FAN1
                  VID: NA
                  Caption: Fan Module for UCS 6140 Fabric Interconnect
                  Part Number: N10-FAN1
                  SKU: N10-FAN1
                  CLEI:
                  Equipment Type:
          
              Form Factor:
                  Depth (C): 6.700000
                  Height (C): 1.600000
                  Width (C): 4.900000
                  Weight (C): 1.500000
          
          UCS-A /system/capability # 
          

          個別の機能カタログ更新のダウンロード

          シスコからの機能カタログのアップデートの入手方法

          手順
            ステップ 1   Web ブラウザで、 Cisco.com を参照します。
            ステップ 2   [Support] で [All Downloads] をクリックします。
            ステップ 3   中央のペインで、[Unified Computing and Servers] をクリックします。
            ステップ 4   入力を求められたら、Cisco.com のユーザ名およびパスワードを入力して、ログインします。
            ステップ 5   右側のペインで、[Cisco UCS Infrastructure and UCS Manager Software] > [Unified Computing System (UCS) Manager Capability Catalog] をクリックします。
            ステップ 6   機能カタログの最新リリースのリンクをクリックします。
            ステップ 7   次のいずれかのボタンをクリックして、表示される指示に従います。
            • [Download Now]:カタログのアップデートをただちにダウンロードできます。
            • [Add to Cart]:後でダウンロードできるよう、カタログのアップデートをカートに入れます。
            ステップ 8   プロンプトに従い、カタログのアップデートのダウンロードを完了します。

            次の作業

            機能カタログをアップデートします。

            リモート ロケーションからの機能カタログの更新

            機能カタログの一部分のみの更新はできません。 機能カタログを更新すると、カタログ イメージ内のコンポーネントがすべて更新されます。

            手順
               コマンドまたはアクション目的
              ステップ 1UCS-A# scope system  

              システム コマンド モードを開始します。

               
              ステップ 2UCS-A /system # scope capability  

              機能コマンド モードを開始します。

               
              ステップ 3UCS-A /system/capability # update catalog URL  

              指定した機能カタログ ファイルをインポートし、適用します。 次のいずれかの構文を使用して、操作の URL を指定します。

              • ftp:// username@hostname / path

              • scp:// username@hostname / path

              • sftp:// username@hostname / path

              • tftp:// hostname : port-num / path

              ユーザ名を指定すると、パスワードの入力を求められます。

               
              ステップ 4UCS-A /system/capability # show version  

              (任意)カタログ アップデート バージョンを表示します。

               
              ステップ 5UCS-A /system/capability # show cat-updater filename  

              (任意)指定した機能カタログ ファイルまたはすべての機能カタログ ファイルの更新操作の更新履歴を表示します。

               

              Cisco UCS Manager はイメージをダウンロードし、機能カタログを更新します。 ハードウェア コンポーネントをリブートする必要はありません。

              次に、SCP を使用して機能カタログ ファイルをインポートする例を示します。

              UCS-A# scope system
              UCS-A /system # scope capability
              UCS-A /system/capability # update catalog scp://user1@192.0.2.111/catalogs/ucs-catalog.1.0.0.4.bin
              Password: 
              UCS-A /system/capability # show version
              Catalog:
                  Update Version: 1.0(0.4)
              
              UCS-A /system/capability # show cat-updater 
              
              Catalog Updater:
                  File Name Protocol Server          Userid          Status
                  --------- -------- --------------- --------------- ------
                  ucs-catalog.1.0.0.4.bin
                            Scp      192.0.2.111     user1           Success
              
              UCS-A /system/capability #