Cisco UCS Manager VM-FEX for VMware CLI コンフィギュレーション ガイド リリース 2.2
分散仮想スイッチの保留中の削除の管理
分散仮想スイッチの保留中の削除の管理

分散仮想スイッチの保留中の削除の管理

この章は、次の内容で構成されています。

分散仮想スイッチの保留中の削除

明示的に、あるいは階層内の親オブジェクトを削除して、Cisco UCS Manager から分散仮想スイッチ(DVS)を削除すると、Cisco UCS Manager は VMware vCenter との接続を開始し、DVS の削除プロセスを開始します。 DVS が VMware vCenter から正常に削除されるまで、Cisco UCS Manager は DVS を保留中の削除リストに入れておきます。

ただし、次のように特殊な状況が発生すると、Cisco UCS Manager は VMware vCenter から DVS を正常に削除できません。

  • VMware vCenter データベースが破損した。
  • VMware vCenter がアンインストールされた。
  • VMware vCenter の IP アドレスが変更された。

DVS を VMware vCenter から正常に削除できない場合、Cisco UCS Manager で保留中の削除が削除されるか、VMware vCenter から DVS が正常に削除されるよう、保留中の削除のプロパティが変更されるまで、DVS は保留中の削除リストに残されます。 保留中の削除を削除すると、DVS は Cisco UCS Manager から削除されますが、VMware vCenter からは削除されません。 DVS が VMware vCenter に残っている場合、DVS を手動で削除する必要があります。

Cisco UCS Manager では、保留中の削除リストの表示、保留中の削除の削除、または保留中の削除のプロパティの変更ができます。 たとえば、保留中の削除の VMware vCenter IP アドレスを修正すると、Cisco UCS Manager は接続を開始して、VMware vCenter から DVS を正常に削除できるようになります。 Cisco UCS Manager からの DVS の削除を取り消すことはできません。

保留中の削除の表示

手順
     コマンドまたはアクション目的
    ステップ 1UCS-A# scope system  

    システム モードを開始します。

     
    ステップ 2UCS-A /system # scope vm-mgmt  

    システム仮想マシン(VM)管理モードを開始します。

     
    ステップ 3UCS-A /system/vm-mgmt # scope vmware  

    システム VM 管理 VMware モードを開始します。

     
    ステップ 4UCS-A /system/vm-mgmt /vmware # show pending-deletion  

    保留中の削除のリストを表示します。

     

    次に、保留中の削除のリストを表示する例を示します。

    UCS-A# scope system
    UCS-A /system # scope vm-mgmt
    UCS-A /system/vm-mgmt # scope vmware			 
    UCS-A /system/vm-mgmt/vmware # show pending-deletion
    
    Pending Deletion:
        Id         Host                 Distributed Virtual Switch
        ---------- -------------------- --------------------------
        1169232    192.168.10.10        LabDVS
        1176508    192.168.100.20       OpsDVS
        1176508    192.168.1.30         MyDVS
        1176508    192.168.1.40         OtherDVS
    

    保留中の削除のプロパティの削除

    手順
       コマンドまたはアクション目的
      ステップ 1UCS-A# scope system  

      システム モードを開始します。

       
      ステップ 2UCS-A /system # scope vm-mgmt  

      システム仮想マシン(VM)管理モードを開始します。

       
      ステップ 3UCS-A /system/vm-mgmt # scope vmware  

      システム VM 管理 VMware モードを開始します。

       
      ステップ 4UCS-A /system/vm-mgmt /vmware # scope pending-deletion deletion-id  

      指定された保留中の削除のシステム VM 管理 VMware 保留中の削除モードを開始します。

       
      ステップ 5UCS-A /system/vm-mgmt /vmware/pending-deletion # show detail  

      保留中の削除のプロパティを表示します。

       

      次に、割り当てられた番号(この例の場合は番号 1169232)を使用して、特定の保留中の削除のプロパティを表示する例を示します。

      UCS-A# scope system
      UCS-A /system # scope vm-mgmt
      UCS-A /system/vm-mgmt # scope vmware			 
      UCS-A /system/vm-mgmt/vmware # scope pending-deletion 1169232
      UCS-A /system/vm-mgmt/vmware/pending-deletion # show detail
      
      Pending Deletion:
          Id: 1169232
          vCenter: vCenterLab
          Host: 192.168.10.10
          Data Center Folder:
          Data center: Lab
          Folder: LabFolder
          Distributed Virtual Switch: LabDVS
          Extension key: Cisco-UCSM-b32cc112-83bb-11de-acc_7
          Certificate:
          Current Task: external VM manager deletion from local fabric (FSM-STAGE:sam:dme:ExtvmmSwitchDelTaskRemoveProvider:RemoveLocal)
      

      保留中の削除のプロパティの変更

      必要があれば保留中の削除項目のプロパティを変更し、Cisco UCS Manager が正常に接続を開始して DVS を VMware vCenter から削除できるようにすることができます。

      手順
         コマンドまたはアクション目的
        ステップ 1UCS-A# scope system  

        システム モードを開始します。

         
        ステップ 2UCS-A /system # scope vm-mgmt  

        システム仮想マシン(VM)管理モードを開始します。

         
        ステップ 3UCS-A /system/vm-mgmt # scope vmware  

        システム VM 管理 VMware モードを開始します。

         
        ステップ 4UCS-A /system/vm-mgmt /vmware # scope pending-deletion deletion-id  

        指定された保留中の削除のシステム VM 管理 VMware 保留中の削除モードを開始します。

         
        ステップ 5UCS-A /system/vm-mgmt /vmware/pending-deletion # set {certificate certificate-name | data-center data-center-name |data-center-folder folder-name | folder folder-name | host {hostname | ip-addr}}  

        保留中の削除の指定されたプロパティを変更します。

        (注)     

        IPv4 または IPv6 アドレスではなくホスト名を使用する場合、 で DNS サーバを設定する必要があります。 Cisco UCS ドメインCisco UCS Central に登録されていないか、DNS 管理が [ローカル] に設定されている場合は、Cisco UCS Manager で DNS サーバを設定します。 Cisco UCS ドメイン Cisco UCS Central に登録されていないか、DNS 管理が [グローバル] に設定されている場合は、Cisco UCS Central で DNS サーバを設定します。

         
        ステップ 6UCS-A /system/vm-mgmt /vmware/pending-deletion # commit-buffer  

        トランザクションをシステムの設定にコミットします。

         

        次に、特定の保留中の削除(この例の場合は、番号 1169232)について、ホスト IP アドレスを 192.168.10.20 に変更し、トランザクションをコミットする例を示します。

        UCS-A# scope system
        UCS-A /system # scope vm-mgmt
        UCS-A /system/vm-mgmt # scope vmware			 
        UCS-A /system/vm-mgmt/vmware # scope pending-deletion 1169232
        UCS-A /system/vm-mgmt/vmware/pending-deletion # set host 192.168.10.20
        UCS-A /system/vm-mgmt/vmware/pending-deletion* # commit-buffer
        UCS-A /system/vm-mgmt/vmware/pending-deletion #
        

        保留中の削除の削除

        保留中の削除項目を削除すると、DVS は Cisco UCS Manager からは削除されますが、VMware vCenter からは削除されません。 DVS が VMware vCenter に残っている場合、DVS を手動で削除する必要があります。

        手順
           コマンドまたはアクション目的
          ステップ 1UCS-A# scope system  

          システム モードを開始します。

           
          ステップ 2UCS-A /system # scope vm-mgmt  

          システム仮想マシン(VM)管理モードを開始します。

           
          ステップ 3UCS-A /system/vm-mgmt # scope vmware  

          システム VM 管理 VMware モードを開始します。

           
          ステップ 4UCS-A /system/vm-mgmt /vmware # delete pending-deletion deletion-id  

          指定された保留中の削除を削除します。

           
          ステップ 5UCS-A /system/vm-mgmt /vmware # commit-buffer  

          トランザクションをシステムの設定にコミットします。

           

          次に、特定の保留中の削除(この例の場合は、番号 1169232)を削除し、トランザクションをコミットする例を示します。

          UCS-A# scope system
          UCS-A /system # scope vm-mgmt
          UCS-A /system/vm-mgmt # scope vmware			 
          UCS-A /system/vm-mgmt/vmware # delete pending-deletion 1169232
          UCS-A /system/vm-mgmt/vmware* # commit-buffer
          UCS-A /system/vm-mgmt/vmware #