Cisco UCS Manager VM-FEX for Hyper-V CLI コンフィギュレーション ガイド リリース 2.2
ポリシーの設定
ポリシーの設定

ポリシーの設定

この章は、次の内容で構成されています。

ダイナミック vNIC 接続ポリシーの設定

ダイナミック vNIC 接続ポリシー


(注)  


Hyper-V または KVM クラスタなどの SR-IOV トポロジでは、仮想関数(VF)はダイナミック vNIC の代わりになります。 VF は基本的にはダイナミック vNIC の制限付きバージョンであり、VF のすべてのシステム通信と設定は、関連する物理的な機能(PF)によって実行されます。


ダイナミック vNIC 接続ポリシーは、VM とダイナミック vNIC の間の接続を設定する方式を決定します。 VM がインストール済みでダイナミック vNIC が設定された VIC アダプタを使用しているサーバを含む Cisco UCS ドメインには、このポリシーが必要です。

イーサネット アダプタ ポリシー

各ダイナミック vNIC 接続ポリシーには、イーサネット アダプタ ポリシーが含まれており、ポリシーを含むサービス プロファイルに関連付けられた任意のサーバに対して設定できる vNIC の数を指定します。

Hyper-V では、Windows という名前の定義済みイーサネット アダプタ ポリシーを使用します。

サーバの移行


(注)  


ダイナミック vNIC が設定されているサーバを、VMotion またはその他の移行ツールを使用して移行すると、vNIC が使用するダイナミック インターフェイスで障害が発生し、 によってその障害が通知されます。

サーバが復旧すると、 はサーバに新しいダイナミック vNIC を割り当てます。 ダイナミック vNIC 上のトラフィックを監視している場合、監視元を再設定する必要があります。


ダイナミック vNIC 接続ポリシーの作成

手順
     コマンドまたはアクション目的
    ステップ 1UCS-A# scope org org-name  

    指定した組織の組織モードを開始します。 ルート組織モードを開始するには、/ org-name として入力します。

     
    ステップ 2UCS-A /org # create dynamic-vnic-conn-policy policy-name  

    指定された vNIC 接続ポリシーを作成し、組織の vNIC 接続ポリシー モードを開始します。

    この名前には、1 ~ 32 文字の英数字を使用できます。 -(ハイフン)、_(アンダースコア)、:(コロン)、および . (ピリオド)は使用できますが、それ以外の特殊文字とスペースは使用できません。また、オブジェクトが保存された後で、この名前を変更することはできません。

    (注)     

    動的 vNIC 接続ポリシー名の値として「default」を指定しないでください。 Cisco UCS Manager は、「default」を参照している空のポリシーを自動的に解決します。 静的 vNIC のみが定義されたサービス プロファイルまたはサービス プロファイル テンプレートは、存在する場合に、自動的にポリシー「default」を参照します。 動的 vNIC 接続ポリシー名に「default」を指定した場合、それらのサービス プロファイルまたはサービス プロファイル テンプレート上で予期しない動的 vNIC が作成されることがあります。

     
    ステップ 3UCS-A /org/dynamic-vnic-conn-policy # set desc description   (任意)

    ポリシーの説明を記します。

    256 文字以下で入力します。 次を除く任意の文字またはスペースを使用できます。`(アクセント記号)、\(円記号)、^(カラット)、"(二重引用符)、=(等号)、>(大なり)、<(小なり)、または'(一重引用符)は使用できません。

    説明にスペースまたは特殊文字が含まれている場合、説明を引用符(" ")で括る必要があります。 引用符は show コマンド出力の説明フィールドには表示されません。

     
    ステップ 4UCS-A /org/dynamic-vnic-conn-policy # set adapter-policy policy-name  

    イーサネット アダプタ ポリシーをこのポリシーに使用するように指定します。 アダプタ ポリシーがすでに存在する必要があります。

     
    ステップ 5UCS-A /org/dynamic-vnic-conn-policy # set dynamic-eth {dynamic-eth-num | off}  

    このポリシーに使用するダイナミック vNIC の数を指定します。

     
    ステップ 6UCS-A /org/dynamic-vnic-conn-policy # set protection {protected | protected-pref-a | protected-pref-b}  
    ダイナミック vNIC は Cisco UCS で常に保護されますが、このコマンドを使用して優先するファブリックがある場合は、それを選択することができます。 次のいずれかのオプションを選択できます。
    • protectedCisco UCS はいずれかの使用可能なファブリックを使用します。
    • protected-pref-aCisco UCS はファブリック A を使用しようとしますが、必要に応じてファブリック B にフェールオーバーします。
    • protected-pref-bCisco UCS はファブリック B を使用しようとしますが、必要に応じてファブリック A にフェールオーバーします。
     
    ステップ 7UCS-A /org/dynamic-vnic-conn-policy # commit-buffer  

    トランザクションをコミットします。

     

    次の例は、12 個のダイナミック vNIC に対してシステムで提供された イーサネット アダプタ ポリシーを使用する MyDynVnicConnPolicy という名前のダイナミック vNIC 接続ポリシーを作成する方法と、トランザクションをコミットする方法を示しています。

    UCS-A# scope org /
    UCS-A /org # create dynamic-vnic-conn-policy MyDynVnicConnPolicy
    UCS-A /org/dynamic-vnic-conn-policy* # set adapter-policy 
    UCS-A /org/dynamic-vnic-conn-policy* # set desc "Dynamic vNIC for Eth policy"
    UCS-A /org/dynamic-vnic-conn-policy* # set dynamic-eth 12
    UCS-A /org/dynamic-vnic-conn-policy* # commit-buffer
    UCS-A /org/dynamic-vnic-conn-policy # 
    

    ダイナミック vNIC 接続ポリシーの削除

    手順
       コマンドまたはアクション目的
      ステップ 1UCS-A# scope org org-name  

      指定した組織の組織モードを開始します。 ルート組織モードを開始するには、/ org-name として入力します。

       
      ステップ 2UCS-A /org # delete dynamic-vnic-conn-policy policy-name  

      指定された vNIC 接続ポリシーを削除します。

       
      ステップ 3UCS-A /org # commit-buffer  

      トランザクションをコミットします。

       

      次の例は、MyDynVnicConnPolicy という名前のダイナミック vNIC 接続ポリシーを削除して、トランザクションをコミットする方法を示しています。

      UCS-A# scope org /
      UCS-A /org # delete dynamic-vnic-conn-policy MyDynVnicConnPolicy
      UCS-A /org* # commit-buffer
      UCS-A /org # 
      

      VM 上のダイナミック vNIC プロパティの表示

      はじめる前に

      VM が動作している必要があります。

      手順
         コマンドまたはアクション目的
        ステップ 1UCS-A# scope system  

        システム モードを開始します。

         
        ステップ 2UCS-A /system # scope vm-mgmt  

        VM 管理モードを開始します。

         
        ステップ 3UCS-A /system/vm-mgmt # show virtual-machine   (任意)

        実行中の仮想マシンを表示します。

         
        ステップ 4UCS-A /system/vm-mgmt # scope virtual-machine uuid  

        ダイナミック vNIC を含む仮想マシンのコマンド モードを開始します。

         
        ステップ 5UCS-A /system/vm-mgmt/virtual-machine # show vnic [detail]  

        vNIC プロパティを表示します。

         

        次に、VM のダイナミック vNIC のプロパティを表示する例を示します。

        UCS-A# scope system
        UCS-A /system # scope vm-mgmt
        
        UCS-A /system/vm-mgmt # show virtual-machine
        Virtual Machine:
            UUID: 420a00c8-934b-4ae3-6af5-2ce9b8bd0f44
            Service Profile: org-root/ls-PTS-ch6-7
            Server: sys/chassis-6/blade-7
            Status: Online
        .
        .
        .
        UCS-A /system/vm-mgmt # scope virtual-machine 420a08b0-cda7-9e0a-424f-01ec8653eea0
        UCS-A /system/vm-mgmt/virtual-machine # show vnic detail
         
        vNIC:
            Name: 4479
            Status: Online
            MAC Address: 00:50:56:8A:07:B5
            Profile Name: VM-mgmt
            Virtual Adapter: sys/chassis-1/blade-1/adapter-1/host-eth-9
            Vnic Dn: org-root/ls-PTS-ch1-1/ether-dynamic-prot-009
            Current Task:
        
        UCS-A /system/vm-mgmt/virtual-machine # 
        

        SR-IOV のカスタム アダプタ ポリシーの作成

        定義済み [SRIOV] イーサネット アダプタ ポリシーは最大 32 個の CPU スレッドをサポートします。 サーバに 32 個を超える CPU スレッドがある場合、この手順を実行して CPU スレッド数に等しい割り込み数をサポートするカスタム アダプタ ポリシーを作成し、指定する必要があります。

        アダプタ ポリシーの作成の詳細については、の「Configuring Ethernet Adapter Policies」を参照してください。

        はじめる前に

        show server cpu chassis/blade detail コマンドを使用してサーバによって使用される CPU スレッド数を決定します。

        手順
           コマンドまたはアクション目的
          ステップ 1UCS-A# scope org org-name  

          指定した組織の組織モードを開始します。 ルート組織モードに入るには、「/」を org-name として入力します。

           
          ステップ 2UCS-A /org # create eth-policy name  

          イーサネット アダプタ ポリシーを作成し、組織イーサネット ポリシー モードを開始します。

          この名前には、1 ~ 16 文字の英数字を使用できます。 -(ハイフン)と _(アンダースコア)以外の特殊文字やスペースは使用できません。また、オブジェクトを保存した後は、この名前を変更できません。

           
          ステップ 3UCS-A /org/eth-policy # set descr description   (任意)

          ポリシーの説明を記します。

          (注)     

          説明にスペース、特殊文字、または句読点が含まれている場合、説明を引用符で括る必要があります。 引用符は、show コマンド出力の説明フィールドには表示されません。

           
          ステップ 4UCS-A /org/eth-policy # set trans-queue count 1  

          イーサネットの送信キューを設定します。

           
          ステップ 5UCS-A /org/eth-policy # set trans-queue ring-size 256    
          ステップ 6UCS-A /org/eth-policy # set recv-queue count 4  

          イーサネットの受信キューを設定します。

           
          ステップ 7UCS-A /org/eth-policy # set recv-queue ring-size 512    
          ステップ 8UCS-A /org/eth-policy # set comp-queue count 5  

          イーサネットの完了キューを設定します。

           
          ステップ 9UCS-A /org/eth-policy # set interrupt coalescing-time 125    
          ステップ 10UCS-A /org/eth-policy # set interrupt coalescing-type min    
          ステップ 11UCS-A /org/eth-policy # set interrupt count interrupt-count  

          interrupt-count をサーバで使用される CPU スレッドの数に等しく設定します。

           
          ステップ 12UCS-A /org/eth-policy # set interrupt mode msi-x    
          ステップ 13UCS-A /org/eth-policy # set offload large-receive enabled    
          ステップ 14UCS-A /org/eth-policy # set offload tcp-rx-checksum enabled    
          ステップ 15UCS-A /org/eth-policy # set offload tcp-segment enabled    
          ステップ 16UCS-A /org/eth-policy # set offload tcp-tx-checksum enabled    
          ステップ 17UCS-A /org/eth-policy # set rss receivesidescaling enabled    
          ステップ 18UCS-A /org/eth-policy # commit-buffer  

          トランザクションをシステムの設定にコミットします。

           

          次の例では、40 個のスレッドがある SR-IOV のカスタム イーサネット アダプタ ポリシーを設定し、トランザクションをコミットする例を示します。

          UCS-A# scope org /
          UCS-A /org # create eth-policy SRIOV
          UCS-A /org/eth-policy* # set descr "This is an Ethernet adapter policy for SR-IOV."
          UCS-A /org/eth-policy* # set trans-queue count 1
          UCS-A /org/eth-policy* # set trans-queue ring-size 256
          UCS-A /org/eth-policy* # set recv-queue count 4
          UCS-A /org/eth-policy* # set recv-queue ring-size 512
          UCS-A /org/eth-policy* # set comp-queue count 5
          UCS-A /org/eth-policy* # set interrupt coalescing-time 125
          UCS-A /org/eth-policy* # set interrupt coalescing-type min
          UCS-A /org/eth-policy* # set interrupt count 40
          UCS-A /org/eth-policy* # set interrupt mode msi-x
          UCS-A /org/eth-policy* # set offload large-receive enabled
          UCS-A /org/eth-policy* # set offload tcp-rx-checksum enabled
          UCS-A /org/eth-policy* # set offload tcp-segment enabled
          UCS-A /org/eth-policy* # set offload tcp-tx-checksum enabled
          UCS-A /org/eth-policy* # set rss receivesidescaling enabled
          UCS-A /org/eth-policy* # commit-buffer
          UCS-A /org/eth-policy #