Cisco UCS B シリーズ CLI ファームウェア管理ガイド リリース 2.1
エンドポイントでのファームウェアの直接アップグレード
エンドポイントでのファームウェアの直接アップグレード
発行日;2013/02/28   |   ドキュメントご利用ガイド   |   ダウンロード ;   この章 pdf   ,   ドキュメント全体 pdf    |   フィードバック

エンドポイントでのファームウェアの直接アップグレード

この章の内容は、次のとおりです。

エンドポイントでの直接のファームウェアのアップグレード

正しい手順に従って、正しい順序でアップグレードを適用すれば、エンドポイントの直接のファームウェア アップグレードと新しいファームウェア バージョンのアクティブ化による、Cisco UCS ドメインのトラフィックの中断を最小限に留めることができます。

次のエンドポイントのファームウェアを直接アップグレードできます。

  • アダプタ
  • CIMC
  • I/O モジュール
  • ボード コントローラ
  • Cisco UCS Manager
  • ファブリック インターコネクト

アダプタおよびボード コントローラ ファームウェアも、サービス プロファイル内のホスト ファームウェア パッケージによってアップグレードできます。 ホスト ファームウェア パッケージを使用して、このファームウェアをアップグレードする場合、ファームウェアのアップグレード プロセス中に、サーバをリブートする必要がある回数を削減できます。


(注)  


管理ファームウェア パッケージによる CIMC のアップグレードまたは、サーバに関連付けられたサービス プロファイル内のファームウェア パッケージによるアダプタのアップグレードは、直接のファームウェア アップグレードより優先されます。 サーバに関連付けられたサービス プロファイルにファームウェア パッケージが含まれる場合、エンドポイントを直接アップグレードすることはできません。 直接のアップグレードを実行するには、サービス プロファイルからファームウェア パッケージを削除する必要があります。


直接のファームウェア アップグレードのステージ

Cisco UCS Manager は直接アップグレードのプロセスを 2 つのステージに分け、サーバやその他のエンドポイントのアップタイムに影響を与えずに、システムの実行中にエンドポイントにファームウェアをプッシュできるようにします。

アップデート

このステージでは、選択したファームウェア バージョンがプライマリ ファブリック インターコネクトから、エンドポイントのバックアップ パーティションにコピーされ、ファームウェア イメージが破損していないことが確認されます。 アップデート プロセスでは、常にバックアップ スロットのファームウェアが上書きされます。

アップデート ステージは、次のエンドポイントにのみ適用されます。

  • アダプタ
  • CIMC
  • I/O モジュール

注意    


更新が完了するまで、エンドポイントがあるハードウェアを取り外したり、メンテナンス作業を実行しないでください。 ハードウェアが取り外されたり、その他のメンテナンス作業により使用できない場合、ファームウェアの更新は失敗します。 この失敗により、バックアップ パーティションが破損する場合があります。 バックアップ パーティションが破損しているエンドポイントではファームウェアを更新できません。


アクティブ化

このステージでは、指定したイメージ バージョン(通常はバックアップ バージョン)がスタートアップ バージョンとして設定され、[Set Startup Version Only] を指定していない場合、エンドポイントがただちにリブートされます。 エンドポイントがリブートされると、バックアップ パーティションがアクティブなパーティションになり、アクティブなパーティションがバックアップ パーティションになります。 新しいアクティブなパーティションのファームウェアはスタートアップ バージョンおよび実行されているバージョンになります。

指定したファームウェア イメージがすでにエンドポイントに存在するため、次のエンドポイントのみアクティベーションが必要です。

  • Cisco UCS Manager
  • ファブリック インターコネクト
  • それらをサポートするサーバ上のボード コントローラ

ファームウェアをアクティブにすると、エンドポイントがリブートされ、新しいファームウェアがアクティブなカーネル バージョンおよびシステム バージョンになります。 スタートアップ ファームウェアからエンドポイントをブートできない場合、デフォルトがバックアップ バージョンに設定され、エラーが生成されます。


注意    


I/O モジュールに対して [Set Startup Version Only] を設定した場合、そのデータ パス内のファブリック インターコネクトがリブートされると、I/O モジュールがリブートされます。 I/O モジュールに対して、[Set Startup Version Only] を設定しない場合、I/O モジュールがリブートし、トラフィックが中断します。 また、Cisco UCS Manager によってファブリック インターコネクトと I/O モジュールの間にプロトコルとファームウェア バージョンの不一致が検出されると、Cisco UCS Manager は、ファブリック インターコネクト内のファームウェアと一致するファームウェア バージョンを使用して自動的に I/O モジュールを更新し、ファームウェアをアクティブ化して、I/O モジュールをもう一度リブートします。


直接のファームウェア アップグレードの停止の影響

エンドポイントで、直接のファームウェア アップグレードを実行する場合、Cisco UCS ドメインで、1 つ以上のエンドポイントでトラフィックの中断や、停止が発生することがあります。

ファブリック インターコネクト ファームウェア アップグレードの停止の影響

ファブリック インターコネクトのファームウェアをアップグレードする場合、次の停止の影響や中断が発生します。

  • ファブリック インターコネクトがリブートします。
  • 対応する I/O モジュールがリブートします。

Cisco UCS Manager ファームウェア アップグレードの停止の影響

Cisco UCS Manager へのファームウェア アップグレードにより、次の中断が発生します。

  • Cisco UCS Manager GUICisco UCS Manager GUI にログインしているすべてのユーザがログアウトされ、それらのセッションが終了します。 実行中の保存されていない作業が失われます。
  • Cisco UCS Manager CLI:telnet によってログインしているすべてのユーザがログアウトされ、それらのセッションが終了します。

I/O モジュール ファームウェア アップグレードの停止の影響

I/O モジュールのファームウェアをアップグレードする場合、次の停止の影響と中断が発生します。

  • 単一のファブリック インターコネクトのスタンドアロン設定の場合、I/O モジュールのリブート時にデータ トラフィックが中断されます。 2 つのファブリック インターコネクトのクラスタ設定の場合、データ トラフィックは他方の I/O モジュールおよびそのデータ パス内のファブリック インターコネクトにフェールオーバーします。
  • 新しいファームウェアをスタートアップ バージョンとしてのみアクティブにした場合、対応するファブリック インターコネクトがリブートされると、I/O モジュールがリブートします。
  • 新しいファームウェアを実行されているバージョンおよびスタートアップ バージョンとしてアクティブにした場合、I/O モジュールがただちにリブートします。
  • ファームウェアのアップグレード後に、I/O モジュールを使用できるようになるまで最大 10 分かかります。

CIMC ファームウェア アップグレードの停止の影響

サーバの CIMC のファームウェアをアップグレードした場合、CIMC と内部プロセスのみが影響を受けます。 サーバ トラフィックは中断しません。 このファームウェア アップグレードにより、CIMC に次の停止の影響と中断が発生します。

  • KVM コンソールおよび vMedia によってサーバで実行されているすべてのアクティビティが中断されます。
  • すべてのモニタリングおよび IPMI ポーリングが中断されます。

アダプタ ファームウェア アップグレードの停止の影響

アダプタのファームウェアをアクティブにし、[Set Startup Version Only] オプションを設定していない場合、次の停止の影響と中断が発生します。

  • サーバがリブートします。
  • サーバ トラフィックが中断します。

アダプタのファームウェアの更新とアクティブ化


注意    


更新が完了するまで、エンドポイントがあるハードウェアを取り外したり、メンテナンス作業を実行しないでください。 ハードウェアが取り外されたり、その他のメンテナンス作業により使用できない場合、ファームウェアの更新は失敗します。 この失敗により、バックアップ パーティションが破損する場合があります。 バックアップ パーティションが破損しているエンドポイントではファームウェアを更新できません。


手順
     コマンドまたはアクション目的
    ステップ 1UCS-A# scope adapter chassis-id / blade-id / adapter-id  

    指定されたアダプタのシャーシ サーバ アダプタ モードを開始します。

     
    ステップ 2UCS-A /chassis/server/adapter # show image  

    アダプタの使用可能なソフトウェア イメージを表示します。

     
    ステップ 3UCS-A /chassis/server/adapter # update firmware version-num  

    アダプタで選択されたファームウェア バージョンを更新します。

     
    ステップ 4UCS-A /chassis/server/adapter # commit-buffer   (任意)

    トランザクションをコミットします。

    ステップ 6 でファームウェアをアクティブにする前に、ファームウェア更新が正常に完了したことを確認するために、ステップ 5 で show firmware コマンドを使用する場合に限り、このステップを使用します。 この手順をとばし、同じトランザクションで update-firmware および activate-firmware コマンドをコミットできます。ただし、ファームウェア更新が正常に完了しなかった場合、ファームウェアのアクティベーションは開始されません。

    Cisco UCS Manager によって、選択したファームウェア イメージがバックアップ メモリ パーティションにコピーされ、そのイメージが破損していないことが確認されます。 イメージは、明示的にアクティブにするまで、バックアップ バージョンとして残されます。

     
    ステップ 5UCS-A /chassis/server/adapter # show firmware   (任意)

    ファームウェア更新のステータスを表示します。

    ファームウェア更新が正常に完了したことを確認する場合にだけ、この手順を使用します。 ファームウェア更新は更新ステータスが [Ready] になると完了です。 CLI の表示は自動的には更新されないので、タスクの状態が [Updating] から [Ready] に変わるまで何度も show firmware コマンドを入力する必要があります。 更新ステータスが [Ready] になったら、ステップ 6 に進みます。

     
    ステップ 6UCS-A /chassis/server/adapter # activate firmware version-num [set-startup-only]  

    アダプタで選択されたファームウェア バージョンをアクティブにします。

    アクティブ化されたファームウェアを pending-next-boot 状態に移行し、すぐにサーバをリブートしない場合は、set-startup-only キーワードを使用します。 アクティブ化されたファームウェアは、サーバがリブートされるまで、アダプタで実行されているバージョンのファームウェアになりません。 ホスト ファームウェア パッケージのアダプタに set-startup-only を使用することはできません。

     
    ステップ 7UCS-A /chassis/server/adapter # commit-buffer  

    トランザクションをコミットします。

    サーバがサービス プロファイルに関連付けられていない場合、アクティブ化されたファームウェアは pending-next-boot 状態のままになります。 Cisco UCS Managerは、サーバがサービス プロファイルに関連付けられるまで、エンドポイントをリブートせず、ファームウェアをアクティブにしません。 必要に応じて、関連付けられていないサーバを手動でリブートまたはリセットして、ファームウェアをアクティブにできます。

     
    ステップ 8UCS-A /chassis/server/adapter # show firmware   (任意)

    ファームウェアのアクティベーションのステータスを表示します。

    ファームウェアのアクティベーションが正常に完了したことを確認する場合にだけ、この手順を使用します。 CLI の表示は自動的には更新されないので、タスクの状態が [Activating] から [Ready] に変わるまで何度も show firmware コマンドを入力する必要があります。

     

    次の例では、同じトランザクションでアダプタ ファームウェアをバージョン 2.1(1) へ更新してアクティベーションを行います。ファームウェア更新とファームウェアのアクティベーションが正常に完了したことの確認は行いません。

    UCS-A# scope adapter 1/1/1
    UCS-A# /chassis/server/adapter # show image
    Name                                               Type                 Version       State
    -------------------------------------------------- -------------------- ------------- -----
    ucs-m81kr-vic.1.2.1.gbin                           Adapter              1.2(1)        Active
    
    UCS-A# /chassis/server/adapter # update firmware 2.1(1)
    UCS-A# /chassis/server/adapter* # activate firmware 2.1(1) set-startup-only
    UCS-A# /chassis/server/adapter* # commit-buffer
    UCS-A# /chassis/server/adapter #
     
    
    

    次に、アダプタ ファームウェアをバージョン 2.1(1) に更新して、ファームウェアのアクティベーションを開始する前にファームウェア更新が正常に完了したことを確認し、アダプタ ファームウェアをアクティブにして、ファームウェアのアクティベーションが正常に完了したことを確認する例を示します。

    UCS-A# scope adapter 1/1/1
    UCS-A# /chassis/server/adapter # show image
    Name                                               Type                 Version       State
    -------------------------------------------------- -------------------- ------------- -----
    ucs-m81kr-vic.1.2.1.gbin                           Adapter              2.1(1)        Active
    
    UCS-A# /chassis/server/adapter # update firmware 2.1(1)
    UCS-A# /chassis/server/adapter* # commit-buffer
    UCS-A# /chassis/server/adapter # show firmware
    Adapter 1:
        Running-Vers: 1.1(1)
        Update-Status: Updating
        Activate-Status: Ready
    
    UCS-A# /chassis/server/adapter # show firmware
    Adapter 1:
        Running-Vers: 1.1(1)
        Update-Status: Ready
        Activate-Status: Ready
    
    UCS-A# /chassis/server/adapter # activate firmware 2.1(1)
    UCS-A# /chassis/server/adapter* # commit-buffer
    UCS-A# /chassis/server/adapter # show firmware
    Adapter 1:
        Running-Vers: 1.1(1)
        Update-Status: Ready
        Activate-Status: Activating
    
    UCS-A# /chassis/server/adapter # show firmware
    Adapter 1:
        Running-Vers: 2.1(1)
        Update-Status: Ready
        Activate-Status: Ready
    

    サーバの BIOS ファームウェアの更新とアクティブ化


    注意    


    更新が完了するまで、エンドポイントがあるハードウェアを取り外したり、メンテナンス作業を実行しないでください。 ハードウェアが取り外されたり、その他のメンテナンス作業により使用できない場合、ファームウェアの更新は失敗します。 この失敗により、バックアップ パーティションが破損する場合があります。 バックアップ パーティションが破損しているエンドポイントではファームウェアを更新できません。


    手順
       コマンドまたはアクション目的
      ステップ 1UCS-A# scope server chassis-id / blade-id  

      指定したサーバのシャーシ サーバ モードを開始します。

       
      ステップ 2UCS-A /chassis/server # scope bios  

      シャーシ サーバ BIOS モードを開始します。

       
      ステップ 3UCS-A /chassis/server/bios # show image  

      使用可能な BIOS ファームウェア イメージを表示します。

       
      ステップ 4UCS-A /chassis/server/bios # update firmware version-num  

      サーバの選択した BIOS ファームウェアを更新します。

       
      ステップ 5UCS-A /chassis/server/bios # commit-buffer   (任意)

      トランザクションをコミットします。

      ステップ 7 でファームウェアをアクティブにする前に、ファームウェア更新が正常に完了したことを確認するために、ステップ 6 で show firmware コマンドを使用する場合に限り、このステップを使用します。 この手順をとばし、同じトランザクションで update-firmware および activate-firmware コマンドをコミットできます。ただし、ファームウェア更新が正常に完了しなかった場合、ファームウェアのアクティベーションは開始されません。

      Cisco UCS Manager によって、選択したファームウェア イメージがバックアップ メモリ パーティションにコピーされ、そのイメージが破損していないことが確認されます。 イメージは、明示的にアクティブにするまで、バックアップ バージョンとして残されます。

       
      ステップ 6UCS-A /chassis/server/bios # show firmware   (任意)

      ファームウェア更新のステータスを表示します。

      ファームウェア更新が正常に完了したことを確認する場合にだけ、この手順を使用します。 ファームウェア更新は更新ステータスが [Ready] になると完了です。 CLI の表示は自動的には更新されないので、タスクの状態が [Updating] から [Ready] に変わるまで何度も show firmware コマンドを入力する必要があります。 更新ステータスが [Ready] になったら、ステップ 7 に進みます。

       
      ステップ 7UCS-A /chassis/server/bios # activate firmware version-num  

      選択したサーバ BIOS ファームウェア バージョンをアクティブにします。

       
      ステップ 8UCS-A /chassis/server/bios # commit-buffer  

      トランザクションをコミットします。

       
      ステップ 9UCS-A /chassis/bios # show firmware   (任意)

      ファームウェアのアクティベーションのステータスを表示します。

      ファームウェアのアクティベーションが正常に完了したことを確認する場合にだけ、この手順を使用します。 CLI の表示は自動的には更新されないので、タスクの状態が [Activating] から [Ready] に変わるまで何度も show firmware コマンドを入力する必要があります。

       

      次の例では、同じトランザクションで BIOS ファームウェアの更新とアクティベーションを行います。ファームウェアの更新とアクティベーションが正常に完了したことの確認は行いません。

      UCS-A# scope server 1/1
      UCS-A# /chassis/server # scope bios
      UCS-A# /chassis/server/bios # show image
      Name                                  Type         Version
      ------------------------------------- ------------ -------
      ucs-b230-m1-bios.B230.2.0.1.1.49.gbin Server Bios  B230.2.0.1.1.49
      ucs-b230-m1-bios.B230.2.0.2.0.00.gbin Server Bios  B230.2.0.2.0.00
      
      UCS-A# /chassis/server/bios # update firmware B230.2.0.2.0.00
      UCS-A# /chassis/server/bios* # activate firmware B230.2.0.2.0.00
      UCS-A# /chassis/server/bios* # commit-buffer
      UCS-A# /chassis/server/bios #
      
      

      サーバの CIMC ファームウェアの更新とアクティブ化

      CIMC のファームウェアのアクティベーションによって、データ トラフィックは中断しません。 ただし、すべての KVM セッションに割り込み、サーバに接続しているすべての vMedia が切断されます。


      注意    


      更新が完了するまで、エンドポイントがあるハードウェアを取り外したり、メンテナンス作業を実行しないでください。 ハードウェアが取り外されたり、その他のメンテナンス作業により使用できない場合、ファームウェアの更新は失敗します。 この失敗により、バックアップ パーティションが破損する場合があります。 バックアップ パーティションが破損しているエンドポイントではファームウェアを更新できません。


      手順
         コマンドまたはアクション目的
        ステップ 1UCS-A# scope server chassis-id / blade-id  

        指定したサーバのシャーシ サーバ モードを開始します。

         
        ステップ 2UCS-A /chassis/server # scope cimc  

        シャーシ サーバ CIMC モードを開始します。

         
        ステップ 3UCS-A /chassis/server/cimc # show image  

        アダプタの使用可能なソフトウェア イメージを表示します。

         
        ステップ 4UCS-A /chassis/server/cimc # update firmware version-num  

        サーバの CIMC で選択されたファームウェア バージョンを更新します。

         
        ステップ 5UCS-A /chassis/server/cimc # commit-buffer   (任意)

        トランザクションをコミットします。

        ステップ 7 でファームウェアをアクティブにする前に、ファームウェア更新が正常に完了したことを確認するために、ステップ 6 で show firmware コマンドを使用する場合に限り、このステップを使用します。 この手順をとばし、同じトランザクションで update-firmware および activate-firmware コマンドをコミットできます。ただし、ファームウェア更新が正常に完了しなかった場合、ファームウェアのアクティベーションは開始されません。

        Cisco UCS Manager によって、選択したファームウェア イメージがバックアップ メモリ パーティションにコピーされ、そのイメージが破損していないことが確認されます。 イメージは、明示的にアクティブにするまで、バックアップ バージョンとして残されます。

         
        ステップ 6UCS-A /chassis/server/cimc # show firmware   (任意)

        ファームウェア更新のステータスを表示します。

        ファームウェア更新が正常に完了したことを確認する場合にだけ、この手順を使用します。 ファームウェア更新は更新ステータスが [Ready] になると完了です。 CLI の表示は自動的には更新されないので、タスクの状態が [Updating] から [Ready] に変わるまで何度も show firmware コマンドを入力する必要があります。 更新ステータスが [Ready] になったら、ステップ 7 に進みます。

         
        ステップ 7UCS-A /chassis/server/cimc # activate firmware version-num  

        サーバの CIMC で選択されたファームウェア バージョンをアクティブにします。

         
        ステップ 8UCS-A /chassis/server/cimc # commit-buffer  

        トランザクションをコミットします。

         
        ステップ 9UCS-A /chassis/server/cimc # show firmware   (任意)

        ファームウェアのアクティベーションのステータスを表示します。

        ファームウェアのアクティベーションが正常に完了したことを確認する場合にだけ、この手順を使用します。 CLI の表示は自動的には更新されないので、タスクの状態が [Activating] から [Ready] に変わるまで何度も show firmware コマンドを入力する必要があります。

         

        次の例では、同じトランザクションで CIMC ファームウェアをバージョン 2.1(1) へ更新してアクティベーションを行います。ファームウェア更新とファームウェアのアクティベーションが正常に完了したことの確認は行いません。

        UCS-A# scope server 1/1
        UCS-A# /chassis/server # scope cimc
        UCS-A# /chassis/server/cimc # show image
        Name                                               Type                 Version       State
        -------------------------------------------------- -------------------- ------------- -----
        ucs-b200-m1-k9-cimc.1.2.1.gbin                      Bmc                  2.1(1)        Active
        
        UCS-A# /chassis/server/cimc # update firmware 2.1(1)
        UCS-A# /chassis/server/cimc* # activate firmware 2.1(1) set-startup-only
        UCS-A# /chassis/server/cimc* # commit-buffer
        UCS-A# /chassis/server/cimc #
         
        
        

        次に、CIMC ファームウェアをバージョン 2.1(1) に更新して、ファームウェアのアクティベーションを開始する前にファームウェア更新が正常に完了したことを確認し、CIMC ファームウェアをアクティブにして、ファームウェアのアクティベーションが正常に完了したことを確認する例を示します。

        UCS-A# scope server 1/1
        UCS-A# /chassis/server # scope cimc
        UCS-A# /chassis/server/cimc # show image
        Name                                               Type                 Version       State
        -------------------------------------------------- -------------------- ------------- -----
        ucs-b200-m1-k9-cimc.1.2.1.gbin                      Bmc                  2.1(1)        Active
        
        
        UCS-A# /chassis/server/cimc # update firmware 2.1(1)
        UCS-A# /chassis/server/cimc* # commit-buffer
        UCS-A# /chassis/server/cimc # show firmware
        Running-Vers    Update-Status   Activate-Status
        --------------- --------------- ---------------
        1.1(1)          Updating        Ready
        
        UCS-A# /chassis/server/cimc # show firmware
        Running-Vers    Update-Status   Activate-Status
        --------------- --------------- ---------------
        1.1(1)          Ready           Ready
        
        UCS-A# /chassis/server/cimc # activate firmware 2.1(1)
        UCS-A# /chassis/server/cimc* # commit-buffer
        UCS-A# /chassis/server/cimc # show firmware
        Running-Vers    Update-Status   Activate-Status
        --------------- --------------- ---------------
        1.1(1)          Ready           Activating
        
        UCS-A# /chassis/server/cimc # show firmware
        Running-Vers    Update-Status   Activate-Status
        --------------- --------------- ---------------
        2.1(1)          Ready           Ready
        

        IOM のファームウェアの更新とアクティブ化

        システムがハイ アベイラビリティ クラスタ設定で実行されている場合は、両方の I/O モジュールを更新してアクティブにする必要があります。


        注意    


        更新が完了するまで、エンドポイントがあるハードウェアを取り外したり、メンテナンス作業を実行しないでください。 ハードウェアが取り外されたり、その他のメンテナンス作業により使用できない場合、ファームウェアの更新は失敗します。 この失敗により、バックアップ パーティションが破損する場合があります。 バックアップ パーティションが破損しているエンドポイントではファームウェアを更新できません。


        手順
           コマンドまたはアクション目的
          ステップ 1UCS-A# scope chassis chassis-id  

          指定したシャーシでシャーシ モードを開始します。

           
          ステップ 2UCS-A /chassis # scope iom iom-id  

          選択した I/O モジュールでシャーシ I/O モジュール モードを開始します。

           
          ステップ 3UCS-A /chassis/iom # show image  

          I/O モジュールの使用可能なソフトウェア イメージを表示します。

           
          ステップ 4UCS-A /chassis/iom # update firmware version-num  

          I/O モジュールで選択されたファームウェア バージョンを更新します。

           
          ステップ 5UCS-A /chassis/iom # commit-buffer   (任意)

          トランザクションをコミットします。

          ステップ 7 でファームウェアをアクティブにする前に、ファームウェア更新が正常に完了したことを確認するために、ステップ 6 で show firmware コマンドを使用する場合に限り、このステップを使用します。 この手順をとばし、同じトランザクションで update-firmware および activate-firmware コマンドをコミットできます。ただし、ファームウェア更新が正常に完了しなかった場合、ファームウェアのアクティベーションは開始されません。

          Cisco UCS Manager によって、選択したファームウェア イメージがバックアップ メモリ パーティションにコピーされ、そのイメージが破損していないことが確認されます。 イメージは、明示的にアクティブにするまで、バックアップ バージョンとして残されます。

           
          ステップ 6UCS-A /chassis/iom # show firmware   (任意)

          ファームウェア更新のステータスを表示します。

          ファームウェア更新が正常に完了したことを確認する場合にだけ、この手順を使用します。 ファームウェア更新は更新ステータスが [Ready] になると完了です。 CLI の表示は自動的には更新されないので、タスクの状態が [Updating] から [Ready] に変わるまで何度も show firmware コマンドを入力する必要があります。 更新ステータスが [Ready] になったら、ステップ 7 に進みます。

           
          ステップ 7UCS-A /chassis/iom # activate firmware version-num [set-startup-only]  

          I/O モジュールで選択されたファームウェア バージョンをアクティブにします。

          データ パス内のファブリック インターコネクトがリブートする場合にのみ、I/O モジュールをリブートする場合は、set-startup-only キーワードを使用します。 set-startup-only キーワードを使用しない場合、I/O モジュールがリブートし、トラフィックが中断します。 さらに、Cisco UCS Manager は I/O モジュールとの間でプロトコルとファームウェア バージョンの不一致を検出すると、それ自身に一致するファームウェア バージョンで I/O モジュールを更新し、ファームウェアをアクティブにして、再度 I/O モジュールをリブートします。

           
          ステップ 8UCS-A /chassis/iom # commit-buffer  

          トランザクションをコミットします。

           
          ステップ 9UCS-A /chassis/iom # show firmware   (任意)

          ファームウェアのアクティベーションのステータスを表示します。

          ファームウェアのアクティベーションが正常に完了したことを確認する場合にだけ、この手順を使用します。 CLI の表示は自動的には更新されないので、タスクの状態が [Activating] から [Ready] に変わるまで何度も show firmware コマンドを入力する必要があります。

           

          次の例では、同じトランザクションで I/O モジュール ファームウェアをバージョン 2.1(1) へ更新してアクティベーションを行います。ファームウェア更新とファームウェアのアクティベーションが正常に完了したことの確認は行いません。

          UCS-A# scope chassis 1
          UCS-A# /chassis # scope iom 1
          UCS-A# /chassis/iom # show image
          Name                                               Type                 Version       State
          -------------------------------------------------- -------------------- ------------- -----
          ucs-2100.1.2.1.gbin                                Iom                  2.1(1)        Active
          
          UCS-A# /chassis/iom # update firmware 2.1(1)
          UCS-A# /chassis/iom* # activate firmware 2.1(1) set-startup-only
          UCS-A# /chassis/iom* # commit-buffer
          UCS-A# /chassis/iom #
           
          
          

          次に、I/O モジュール ファームウェアをバージョン 2.1(1) に更新して、ファームウェアのアクティベーションを開始する前にファームウェア更新が正常に完了したことを確認し、I/O モジュール ファームウェアをアクティブにして、ファームウェアのアクティベーションが正常に完了したことを確認する例を示します。

          UCS-A# scope chassis 1
          UCS-A# /chassis # scope iom 1
          UCS-A# /chassis/iom # show image
          Name                                               Type                 Version       State
          -------------------------------------------------- -------------------- ------------- -----
          ucs-2100.1.2.1.gbin                                Iom                  2.1(1)        Active
          
          UCS-A# /chassis/iom # update firmware 2.1(1)
          UCS-A# /chassis/iom* # commit-buffer
          UCS-A# /chassis/iom # show firmware
          IOM      Fabric ID Running-Vers    Update-Status   Activate-Status
          -------- --------- --------------- --------------- ---------------
                 1 A         1.1(1)          Updating        Ready
          
          UCS-A# /chassis/iom # show firmware
          IOM      Fabric ID Running-Vers    Update-Status   Activate-Status
          -------- --------- --------------- --------------- ---------------
                 1 A         1.1(1)          Ready           Ready
          
          UCS-A# /chassis/iom # activate firmware 2.1(1) ignorecompcheck
          UCS-A# /chassis/iom* # commit-buffer
          UCS-A# /chassis/iom # show firmware
          IOM      Fabric ID Running-Vers    Update-Status   Activate-Status
          -------- --------- --------------- --------------- ---------------
                 1 A         1.1(1)          Ready           Activating
          
          UCS-A# /chassis/iom # show firmware
          IOM      Fabric ID Running-Vers    Update-Status   Activate-Status
          -------- --------- --------------- --------------- ---------------
                 1 A         2.1(1)          Ready           Ready
          

          サーバのボード コントローラ ファームウェアのアクティブ化

          Cisco UCS B440 High Performance ブレード サーバや Cisco UCS B230 ブレード サーバなどの特定のサーバにのみ、ボード コントローラ ファームウェアが含まれています。 ボード コントローラ ファームウェアは eUSB、LED、および I/O コネクタなど、多数のサーバ機能を制御します。


          (注)  


          このアクティベーションを実行すると、サーバはリブートします。 サーバに関連付けられたサービス プロファイルにメンテナンス ポリシーが含まれているかどうかによって、リブートがただちに実行される場合があります。 アップグレード プロセス中にサーバをリブートしなければならない回数を減らすために、サーバの BIOS とともに、Cisco UCS ドメインをアップグレードする最後の手順としてサービス プロファイル内のホスト ファームウェア パッケージを使用してボード コントローラ ファームウェアをアップグレードすることをお勧めします。


          手順
             コマンドまたはアクション目的
            ステップ 1UCS-A# scope server chassis-id / server-id  

            指定したサーバのシャーシ サーバ モードを開始します。

             
            ステップ 2UCS-A /chassis/server # scope boardcontroller  

            サーバのボード コントローラ モードを開始します。

             
            ステップ 3UCS-A /chassis/server/boardcontroller # show image   (任意)

            ボード コントローラの使用可能なソフトウェア イメージを表示します。

             
            ステップ 4UCS-A /chassis/server/boardcontroller # show firmware   (任意)

            ボード コントローラの現在実行中ソフトウェア イメージを表示します。

             
            ステップ 5UCS-A /chassis/server/boardcontroller # activate firmware version-num  

            サーバのボード コントローラで選択されたファームウェア バージョンをアクティブにします。

             
            ステップ 6UCS-A /chassis/server/boardcontroller # commit-buffer  

            トランザクションをシステムの設定にコミットします。

             

            Cisco UCS Manager はアクティブなすべてのセッションを切断し、すべてのユーザをログアウトさせ、ソフトウェアをアクティブにします。 アップグレードが完了すると、再度ログインするよう要求されます。 切断された直後に再ログインするよう要求された場合、ログインは失敗します。 Cisco UCS Manager のアクティブ化が完了するまで、数分間待つ必要があります。

            次に、ボード コントローラ ファームウェアをアクティブにする例を示します。

            UCS-A# scope server 1/1
            UCS-A# /chassis/server # scope boardcontroller
            UCS-A# /chassis/server/boardcontroller # show image
            Name                                   Type              Version            State
            -------------------------------------- ----------------- ------------------ -----
            ucs-b440-m1-pld.B440100C-B4402006.bin  Board Controller  B440100C-B4402006  Active
            
            UCS-A# /chassis/server/boardcontroller # show firmware
            BoardController:
                Running-Vers: B440100C-B4402006
                Activate-Status: Ready
            
            UCS-A# /chassis/server/boardcontroller # activate firmware B440100C-B4402006
            UCS-A# /chassis/server/boardcontroller* # commit-buffer
            

            Cisco UCS Manager ソフトウェアのアクティブ化

            手順
               コマンドまたはアクション目的
              ステップ 1UCS-A# scope system  

              システム モードを開始します。

               
              ステップ 2UCS-A /system # show image  

              Cisco UCS Manager(システム)の使用可能なソフトウェア イメージを表示します。

               
              ステップ 3UCS-A /system # activate firmware version-num  

              システムで選択されたファームウェア バージョンをアクティブにします。

              (注)     

              Cisco UCS Manager をアクティブにしても、ファブリック インターコネクトをリブートする必要はありません。ただし、管理サービスが一時的にダウンし、すべての VSH シェルはアクティベーションの一部として終了します。

               
              ステップ 4UCS-A /system # commit-buffer  

              トランザクションをコミットします。

              Cisco UCS Manager Cisco UCS Manager によって、選択したバージョンが起動バージョンに指定され、ファブリック インターコネクトがアップグレードされたときにアクティベーションを実行するようにスケジュールされます。

               

              次の例では、Cisco UCS Manager をバージョン 2.1(1) にアップグレードして、トランザクションをコミットします。

              UCS-A# scope system
              UCS-A# /system # show image
              Name                                               Type             Version     State
              -------------------------------------------------- ---------------- ----------- -----
              ucs-manager-k9.2.1.1.gbin                          System           2.1(1)      Active
              
              UCS-A# /system # activate firmware 2.1(1)
              UCS-A# /system* # commit-buffer
              UCS-A# /system # 
              

              ファブリック インターコネクトのファームウェアのアクティブ化

              ハイ アベイラビリティ クラスタ設定の 2 つのファブリック インターコネクトでファームウェアを更新するときは、プライマリ ファブリック インターコネクトをアクティブにする前に、従属ファブリック インターコネクトをアクティブにする必要があります。 各ファブリック インターコネクトのロールの決定についての詳細は、クラスタ設定の高可用性ステータスとロールの確認を参照してください。

              単一のファブリック インターコネクトのスタンドアロン設定の場合、エンドポイントの直接のファームウェア アップグレードを実行すると、データ トラフィックの中断を最小にできます。 ただし、アップグレードを完了するために、ファブリック インターコネクトをリブートする必要があるため、トラフィックの中断は避けられません。


              ヒント


              Cisco UCS ドメインのファブリック インターコネクトの設定時に作成した admin アカウントにパスワードを復旧する場合、実行中のカーネルのバージョンと実行中のシステムのバージョンを把握しておく必要があります。 他のアカウントを作成しない場合、これらのファームウェアのバージョンのパスをテキスト ファイルに保存し、必要なときに参照できるようにしておくことを推奨します。


              手順
                 コマンドまたはアクション目的
                ステップ 1UCS-A# scope fabric-interconnect {a | b}  

                指定されたファブリック インターコネクトのファブリック インターコネクト モードを開始します。

                 
                ステップ 2UCS-A /fabric-interconnect # show image  

                ファブリック インターコネクトの使用可能なソフトウェア イメージを表示します。

                 
                ステップ 3UCS-A /fabric-interconnect # activate firmware {kernel-version kernel-ver-num | system-version system-ver-num}  

                ファブリック インターコネクトで選択されたファームウェア バージョンをアクティブにします。

                 
                ステップ 4UCS-A /fabric-interconnect # commit-buffer  

                トランザクションをコミットします。

                Cisco UCS Manager はファームウェアの更新とアクティベーションを実行してから、ファブリック インターコネクトと、そのファブリック インターコネクトへのデータ パスにある、ファブリック インターコネクトへのデータ トラフィックを中断するすべての I/O モジュールをリブートします。

                 

                次に、バージョン 4.0(1a)N2(1.2.1)にファブリック インターコネクトをアップグレードし、トランザクションをコミットする例を示します。

                UCS-A# scope fabric-interconnect a
                UCS-A /fabric-interconnect # show image
                Name                                          Type                 Version           State
                --------------------------------------------- -------------------- ----------------- -----
                ucs-6100-k9-kickstart.4.0.1a.N2.1.2.1.gbin    Fabric Interconnect   4.0(1a)N2(1.2.1)  Active
                ucs-6100-k9-system.4.0.1a.N2.1.2.1.gbin       Fabric Interconnect   4.0(1a)N2(1.2.1)  Active
                
                UCS-A /fabric-interconnect # activate firmware kernel-version 4.0(1a)N2(1.2.1) system-version 4.0(1a)N2(1.2.1)
                UCS-A /fabric-interconnect* # commit-buffer
                UCS-A /fabric-interconnect #