Cisco UCS M4308 モジュラ シャーシ インストレーション ガイド
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シャーシの開梱と点検


注意    


シャーシのコンポーネントを取り扱うときは、静電気防止用ストラップを着用し、モジュールのフレームの端だけを持ってください。



ヒント


シャーシの輸送が必要となる場合に備えて、輸送用の箱は保管しておいてください。



(注)  


シャーシは厳密に検査したうえで出荷されています。 輸送中の破損や内容品の不足がある場合には、ただちにカスタマー サービス担当者に連絡してください。


手順
    ステップ 1   段ボール箱からシャーシを取り出します。 梱包材はすべて保管しておいてください。
    ステップ 2   カスタマー サービス担当者から提供された機器リストと梱包品の内容を照合し、品目がすべて揃っていることを確認します。
    ステップ 3   破損の有無を調べ、内容品の間違いや破損がある場合には、カスタマー サービス担当者に連絡してください。 次の情報を用意しておきます。
    • 発送元の請求書番号(梱包明細を参照)

    • 破損している装置のモデルとシリアル番号

    • 破損状態の説明

    • 破損による設置への影響


    ラックに関する要件

    このセクションでは、標準のオープン ラックへの Cisco UCS M4308 モジュラ シャーシの設置に関する要件を示します。この要件は、周囲温度が 50 ~ 95 °F(10 ~ 35 °C)の範囲にあることを前提とします。


    (注)  


    障害物のあるラックを使用しないでください。 これらの障害物が原因で現場交換可能ユニット(FRU)にアクセスしにくくなる場合があります。


    Cisco R シリーズ ラックは最適な選択です。 他のラックを使用する場合は、次のタイプのラックを選択する必要があります。

    • 標準 48.3 cm(19 インチ)4 支柱ラック、奥行き 100 cm(39.4 インチ)以上、ANSI/EIA-310-D-1992 のセクション 1 に準拠した英国ユニバーサル ピッチに適合するマウント レール付き。

    • ラックのレールの取り付け穴は正方形である必要があります(オプションの丸形穴アダプタ キットを使用しない場合)。

    • シャーシに付属する工具不要のラックマウント キットが必要です。 各エンクロージャに付属の調節可能ラック レールは、73.66 cm(29 インチ)から 88.9 cm(35 インチ)まで伸縮します。

    • 前面扉および背面扉:閉じる形式の前面扉および背面扉がサーバ ラックにある場合は、適切なエアーフローを確保するため、穴あき部分(全体の 65 %)が扉の上部から下部まで均一に分散している必要があります。


      注意    


      ブランク パネルを使用して、ラック内に残っているすべての空の前面パネル U スペースを必ず埋めてください。 これにより、適切なエアーフローを確保できます。 ブランク パネルなしでラックを使用すると、冷却が不十分になり、温熱損傷を引き起こすおそれがあります。


    ラックは次の要件も満たしている必要があります。

    • 各シャーシについて、最低限、縦方向に 2 RU(ラック ユニット)、つまり 3.5 インチ(8.9 cm))の空間が必要です。

    設置に関するガイドライン

    シャーシを設置するときは、次のガイドラインに従ってください。

    • シャーシを取り付ける前に、設置場所を検討して準備します。 .

    • シャーシの周囲に、保守作業および通気のための十分なスペースがあることを確認します。

    • 空調が、Environmental_​Specificationsに記載されている熱放散の要件に適合していることを確認してください。

    • キャビネットまたはラックが、ラックに関する要件に記載された要件に適合していることを確認します。

    • 設置場所の電源が、電力仕様に記載された電源要件に適合していることを確認します。 UCS システムを保護するため、無停電電源装置(UPS)を使用することを推奨します。 保護されていない電源装置を使用すると、入力供給電圧の変動または障害が原因でシステム障害が発生するリスクが生じます。

      鉄共振テクノロジーを使用する UPS タイプは使用しないでください。 このタイプの UPS は、Cisco UCS などのシステムに使用すると、データ トラフィック パターンの変化によって入力電流が大きく変動し、動作が不安定になるおそれがあります。

    • 回路の容量が、各国および地域の規格に準拠していることを確認します。 北米では、電源装置には 20 A の回路が必要です。

      入力電力の損失を防ぐため、シャーシに電力を供給する回路上の最大負荷の合計が、配線およびブレーカーの定格電流の範囲内に収まるようにしてください。

    • シャーシの設置時には次のトルク値を使用します。

      • 10-32 ネジ:20 インチポンド

    通気に関する注意事項

    シャーシ内の通気は前面から背面に向かって流れます。 空気はシャーシ前面にあるブレード サーバと電源装置の網目を通ってシャーシ内に入り、シャーシ背面にあるファン モジュールから外に出ます。 適切なエアーフローが確保されるように、次の注意事項に従ってください。

    • 正常に動作するようにデータセンター全体の周囲エアーフローを保ってください。

    • 空調要件を決定するときには、すべての機器の熱放散を考慮してください。 あるシステムの排気が別のシステムの吸気にならないようにします。

    • 通気要件を評価する際は、ラックの一番下にある機器によって暖められた空気がその上の機器の空気取り入れ口から取り込まれる可能性について考慮します。

    • シャーシ背面の少なくとも 61 cm(24 インチ)の範囲において、排気の障害物がないことを 確認します。 これには、乱雑なケーブル配線による障害物も含まれます。

    • 一部のブレードサーバには、DIMM および CPU 上に配置する内部シュラウドが付属しています。 これらを使用して、最も必要とされる場所にエアーフローを導きます。 ブレードは、装着されているシュラウドを使用して稼働するように設計されているため、シュラウドが装着されていないとシステムは適切に冷却されません。

    • サーバへの適切なエアーフローを確保するため、閉鎖型ラックを使用する場合、前面扉は 65% の穴あき型である必要があります。

    Cisco UCS M4308 モジュラ シャーシの設置に関する注意と警告

    次の注意事項および警告は、すべての設置作業に適用されます。


    (注)  


    システムの設置、操作、または保守を行う前に、『Regulatory Compliance and Safety Information for Cisco UCS』を参照して重要な安全情報を確認してください。



    警告


    安全上の重要な注意事項

    「危険」の意味です。 人身事故を予防するための注意事項が記述されています。 装置の取り扱い作業を行うときは、電気回路の危険性に注意し、一般的な事故防止策に留意してください。 警告の各国語版は、各注意事項の番号を基に、装置に付属の「Translated Safety Warnings」を参照してください。 ステートメント 1071

    これらの注意事項を保管しておいてください。



    警告


    この装置は、立ち入りが制限された場所への設置を前提としています。 立ち入りが制限された場所とは、特殊な工具、錠と鍵、またはその他のセキュリティ手段を使用しないと入れない場所を意味します。 ステートメント 1017



    警告


    この装置の設置、交換、または保守は、訓練を受けた相応の資格のある人が行ってください。 ステートメント 1030


    ラックへのサーバの設置

    このセクションでは、サーバをラックに設置する方法について説明します。

    • スライド レールの取り付け

    • ケーブル マネジメント アームの取り付け

    • ケーブル マネジメント アームの取り付けを左右逆にする

    レールの取り付け

    手順
      ステップ 1   サーバの側面に内部レールを取り付けます(図 1 を参照)。
      1. レール内の 3 つのキー付きスロットがサーバ側面の 3 個のペグの位置に合うように、内側レールをサーバの一方の側の位置に合わせます。
      2. キー付きスロットをペグに設定し、レールを前面に向けてスライドさせて、ペグの所定の位置にロックします。 前面スロットには、前面ペグにロックするための金属製クリップがあります。
      3. 2 つ目の内側レールをサーバの反対側に取り付けます。
        図 1. サーバの側面への内側レールの装着



        1

        サーバの前面

        2

        内側レールのロッキング リップ

      ステップ 2   両方のスライド レール部品で前面の固定プレートを開きます。 スライド レール部品の前端に、バネ仕掛けの固定プレートがあります。取り付けペグをラック支柱の穴に挿入する前に、この固定プレートが開いている必要があります。

      部品の外側で、背面を向いている緑色の矢印ボタンを押し込んで固定プレートを開きます(図 2 を参照)。

      図 2. 前面の固定部分、前端の内側



      1

      前面側の取り付けペグ

      3

      開いた位置に引き戻された固定プレート

      2

      ラック ポスト

      ステップ 3   スライド レールを次のようにラックに取り付けます。
      1. 片側のスライド レール部品の前端を、使用する前面ラック支柱の穴の位置に合わせます。 スライド レールの前部が ラック支柱の外側を回り込むように配置され、取り付けペグが外側の前部からラック支柱の穴に入ります。
        (注)     

        ラック支柱は、取り付けペグと開いた固定プレートの間にある必要があります。

      2. 取り付けペグを、外側前面からラック支柱の穴に押し込みます。
      3. 「PUSH」のマークが付いた固定プレートのリリース ボタンを押します。ばね仕掛けの固定プレートが閉じて、ペグが所定の位置にロックされます。
      4. スライド レールの長さを調整したら、背面取り付けペグを対応する背面ラック支柱の穴に押し込みます。 スライド レールは前面から背面に向かって水平である必要があります。 背面取り付けペグを、ラック支柱の内側から背面ラック支柱の穴に入れます。
      5. 2 つ目のスライド レール部品を、ラックの反対側に取り付けます。 2 つのスライド レール部品が相互に同じ高さであり、水平になっていることを確認します。
      6. 各アセンブリの内側のスライド レールを内部のストープに当たって所定の位置に収まるまでラック前方に引き出します。
      ステップ 4   サーバを次のようにスライド レールに装着します。
      注意       

      このサーバは、コンポーネントがフルに搭載されている場合、最大で 40.8 kg(90 ポンド)の重量になります。 サーバを持ち上げるときは、2 人以上で行うか、リフトを使用することを推奨します。 この手順を 1 人で実行しようとすると、怪我や機器の損傷を招くおそれがあります。

      1. サーバの側面に装着されている内側レールの背面を、ラック上の空のスライド レールの前端の位置に合わせます。
      2. 内部の停止位置で止まるまで、内側レールをラック上のスライド レールに押し込みます。
      3. 両方の内側レールでリリース クリップを背面に向けてスライドさせたら、前面のスラム ラッチがラック支柱に収まるまで、サーバをラックに押し込みます。
        図 3. 内側レールのリリース クリップ



        1

        内側レールのリリース クリップ

        3

        ラック支柱に装着されている外側レール

        2

        サーバに装着されている内側レール

      ステップ 5   (任意)スライド レールに付属の 2 本のネジを使用して、サーバをさらに確実にラックに固定します。 サーバを取り付けたラックを移動する場合は、この手順を実行します。

      サーバをスライド レールに完全に押し込んだ状態で、サーバ前面のヒンジ付きスラム ラッチのレバーを開き、レバーの下にある穴からネジを挿入します。 ネジがラック支柱のレールの静止部分に挿入され、サーバが引き抜かれるのを防ぎます。 反対のスラム ラッチについても行ってください。


      サーバの初期設定

      サーバの接続と電源投入

      Cisco UCS Manager を使用してコンポーネントをリモートで管理できます。 詳細については、お使いのバージョンの Cisco UCS Manager のコンフィギュレーション ガイドを参照してください。 コンフィギュレーション ガイドは、次の URL から入手できます。http:/​/​www.cisco.com/​c/​en/​us/​support/​servers-unified-computing/​ucs-manager/​products-installation-and-configuration-guides-list.html