Cisco Services Ready Engine Virtualization インストレーション/コンフィギュレーション ガイド ソフトウェア リリース 2.0
Cisco Services Ready Engine Virtualization の概要
Cisco Services Ready Engine Virtualization の概要
発行日;2012/06/01 | 英語版ドキュメント(2011/12/15 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 3MB) | フィードバック

目次

Cisco Services Ready Engine Virtualization の概要

の概要

と VMware vSphere Hypervisor の相違点

ハードウェア要件

ソフトウェア要件

機能ライセンス

サードパーティ製ソフトウェア

のオプション

オプション 1:ハードウェアのみ(Cisco SRE 700、710、900、または 910 サービス モジュール)

オプション 2:ハードウェア + 仮想化ソフトウェア(Cisco SRE 700、710、900、または 910 サービス モジュール + )

オプション 3:ハードウェア + 仮想化ソフトウェアおよび Microsoft Windows ソフトウェア(Cisco SRE 700、710、900、または 910 サービス モジュール + + Microsoft Windows Server 2008 R2)

の管理

Cisco IOS CLI

RAID 管理 CLI

VMware vSphere Client

VMware vCenter Server

基本的なワークフロー

Cisco Services Ready Engine Virtualization の概要

ここでは、Cisco Services Ready Engine Virtualization(Cisco SRE-V)製品の概要を示します。この章には、ハードウェアとソフトウェアの要件、機能ライセンス、および Cisco SRE-V を設定するために必要な作業などの情報が記載されています。

「Cisco SRE-V の概要」

「Cisco SRE-V と VMware vSphere Hypervisor の相違点」

「ハードウェア要件」

「ソフトウェア要件」

「Cisco SRE-V の管理」

「基本的なワークフロー」

Cisco SRE-V の概要

Cisco SRE-V は、コンピューティング、ネットワーキング、ストレージ アクセス、仮想化、および統一管理を 1 つのシステムに統合する、ブランチオフィス向けのインフラストラクチャ プラットフォームです。これにより、VMware vSphere Hypervisor は Cisco Services Ready Engine(SRE)サービス モジュールにプロビジョニングされ、Microsoft Windows Server または Linux オペレーティング システムを実行する 1 つまたは複数の仮想マシンをホストできるようになります。システム全体が、シスコ第 2 世代サービス統合型ルータ(ISR G2)に統合されます。

図 1-1 に、Cisco SRE-V システムの配置例を示します。

図 1-1 Cisco SRE-V システムの配置例

 

 

1

クライアント デバイス

4

Cisco SRE-V でホストされる仮想マシン

2

Cisco SRE-V 管理コンソール

5

エンタープライズ ストレージ デバイス

3

Cisco SRE サービス モジュールと Cisco SRE-V が搭載された Cisco ISR G2 ルータ

Cisco SRE-V に関する用語

次に、このガイドで使用する Cisco SRE-V に関する用語を示します。

Cisco SRE サービス モジュール:Cisco ISR G2 でホストされる Intel x86 アーキテクチャ ブレード サーバ。Cisco SRE サービス モジュールは、VMware vSphere Hypervisor を実行するための専用の処理、ネットワーク、ストレージ、およびメモリを提供します。

VMware vSphere Hypervisor:仮想マシンをホストするためのプラットフォームを提供する、VMware のベアメタル ハイパーバイザ。

仮想マシン:Microsoft Windows Server または Linux オペレーティング システムを実行する、ユーザが作成した仮想マシン。

Cisco SRE-V に関する用語の詳細については、図 1-2 を参照してください。

図 1-2 Cisco SRE-V に関する用語

 

Cisco SRE-V と VMware vSphere Hypervisor の相違点

Cisco SRE-V 製品は、VMware vSphere Hypervisor と次の点で異なります。

Cisco SRE-V は、VMware vSphere Hypervisor が Cisco SRE サービス モジュールにプロビジョニングされ、Cisco ISR G2 に統合されることを可能にします。

VMware vSphere Hypervisor IP アドレスの設定は、Cisco ISR G2 を通じて行います。

Cisco SRE-V の Redundant Array of Inexpensive Disks(RAID)管理は、RAID 管理 CLI を通じて行います。

ソフトウェア アップグレード パッケージは、Cisco.com から入手します。

PCI パススルー設定は、現行世代のハードウェアには適用されません。

ハードウェア要件

Cisco SRE-V ソフトウェアは、Cisco SRE-V のハードウェア コンポーネントである Cisco SRE サービス モジュールで動作します。Cisco SRE サービス モジュールは、Cisco 2900 シリーズまたは 3900 シリーズ ISR G2 のいずれかに装着できます。

Cisco SRE-V ソフトウェアは、次のサービス モジュールでサポートされます。

Cisco SRE 700 または 710 サービス モジュール

Cisco SRE 900 または 910 サービス モジュール

表 1-1 に、サポートされる各サービス モジュールのハードウェア情報を示します。

 

表 1-1 Cisco SRE サービス モジュール ハードウェア一覧

機能
Cisco SRE 700 または 710 サービス モジュール
Cisco SRE 900 または 910 サービス モジュール

フォーム ファクタ

SM

SM

CPU

Intel Core 2 Solo(1 コア稼動)、1.86 GHz

Intel Core 2 Duo(2 コア稼動)、2 × 1.86 GHz

DRAM

4 GB

4 GB または 8 GB

eUSB フラッシュ メモリ

2 GB 内部 USB フラッシュメモリ モジュール

2 GB 内部 USB フラッシュメモリ モジュール

ハード ディスク

1 × 500 GB

2 × 500 GB(1 TB)

内部ネットワーク インターフェイス

1 レイヤ 2 ギガビット イーサネット インターフェイス

1 レイヤ 3 ギガビット イーサネット インターフェイス

1 レイヤ 2 ギガビット イーサネット インターフェイス

1 レイヤ 3 ギガビット イーサネット インターフェイス

外部ネットワーク インターフェイス

1 USB コネクタ

1 RJ-45 ギガビット イーサネット コネクタ

1 USB コネクタ

1 RJ-45 ギガビット イーサネット コネクタ

ルータ プラットフォーム

2911、2921、2951、3925、3925e、3945、3945e

2911、2921、2951、3925、3925e、3945、3945e

表 1-2 に、Cisco ISR G2 でサポートされている Cisco EtherSwitch Enhanced High-Speed WAN Interface Card(EHWIC)および Cisco EtherSwitch サービス モジュールを示します。

 

表 1-2 サポートされている Cisco EtherSwitch EHWIC および Cisco EtherSwitch サービス モジュール

Cisco EtherSwitch EHWIC
Cisco EtherSwitch サービス モジュール

EHWIC-D-8ESG-P=、EHWIC-D-8ESG-P、EHWIC-D-8ESG=、EHWIC-D-8ESG、EHWIC-4ESG-P=、EHWIC-4ESG-P、EHWIC-4ESG=、および EHWIC-4ESG

SM-D-ES3G-48-P、SM-D-ES3-48-P、SM-D-ES2-48、SM-ES3G-24-P、SM-ES3-24-P、SM-ES2-24-P、SM-ES2-24、および SM-ES3G-16-P

ソフトウェア要件

「機能ライセンス」

「サードパーティ製ソフトウェア」

「Cisco SRE-V のオプション」

機能ライセンス

表 1-3 に、Cisco SRE-V で使用できる機能ライセンスの Stock-Keeping Unit(SKU)を示します。

 

表 1-3 機能ライセンスの SKU

ライセンスの SKU
説明
VMware vCenter Server のサポートを含まないライセンス

FL-SRE-V-HOST

ソフトウェアと一緒に購入する VMware vSphere Hypervisor Host の書面ライセンス。

FL-SRE-V-HOST=

ソフトウェアとは別に購入する VMware vSphere Hypervisor Host の書面ライセンス(予備)。

L-FL-SRE-V-HOST=

ソフトウェアとは別に購入する VMware vSphere Hypervisor Host の電子ライセンス(予備)。

VMware vCenter Server のサポートを含むライセンス

FL-SRE-V-HOSTVC

VMware vCenter Server の管理サポートを含む、Cisco SRE サービス モジュール上の VMware vSphere Hypervisor ソフトウェアの機能ライセンス。このライセンスはソフトウェアと一緒に購入できます。

FL-SRE-V-HOSTVC=

VMware vCenter Server の管理サポートを含む、Cisco SRE サービス モジュール上の VMware vSphere Hypervisor ソフトウェアの機能ライセンス(予備)。

L-FL-SRE-V-HOSTVC=

VMware vCenter Server の管理サポートを含む、Cisco SRE サービス モジュール上の VMware vSphere Hypervisor ソフトウェアの電子配布機能ライセンス(予備)。

VMware vCenter Server サポートを追加するアップグレード ライセンス

FL-SRE-V-VC-UPG=

Cisco SRE サービス モジュール上の VMware vSphere Hypervisor ソフトウェアをアップグレードして VMware vCenter Server の管理サポートを有効にする機能ライセンス(予備)。

L-FL-SRE-V-VC-UPG=

Cisco SRE サービス モジュール上の VMware vSphere Hypervisor ソフトウェアをアップグレードして VMware vCenter Server の管理サポートを有効にする電子配布機能ライセンス(予備)。

VMware vSphere Hypervisor ライセンスの詳細については、「VMware vSphere Hypervisor のライセンス管理」を参照してください。

サードパーティ製ソフトウェア

Cisco SRE-V では、次のサードパーティ製ソフトウェアを使用します。

VMware vSphere Hypervisor:仮想化用。

Microsoft Windows Server:仮想マシンのゲスト オペレーティング システム用。

次の Microsoft Windows Server が認定されています。

Windows Server 2003 SP2 Standard 32 ビットおよび 64 ビット

Windows Server 2003 SP2 Enterprise 32 ビットおよび 64 ビット

Windows Server 2008 R2 Standard 64 ビット

Windows Server 2008 R2 Enterprise 64 ビット

Linux:仮想マシンのゲスト オペレーティング システム用。

サポートされる Linux ディストリビューションのリストについては、 VMware Compatibility Guide http://www.vmware.com/resources/compatibility/search.php?deviceCategory=software )を参照してください。

Cisco SRE-V のオプション

必要なソフトウェアは、選択する Cisco SRE-V のオプションによって異なります。

「オプション 1:ハードウェアのみ(Cisco SRE 700、710、900、または 910 サービス モジュール)」

「オプション 2:ハードウェア + 仮想化ソフトウェア(Cisco SRE 700、710、900、または 910 サービス モジュール + Cisco SRE-V)」

「オプション 3:ハードウェア + 仮想化ソフトウェアおよび Microsoft Windows ソフトウェア(Cisco SRE 700、710、900、または 910 サービス モジュール + Cisco SRE-V + Microsoft Windows Server 2008 R2)」

図 1-3 に、Cisco SRE-V のオプションを示します。

図 1-3 Cisco SRE-V Release 2.0 のオプション

 

オプション 1:ハードウェアのみ(Cisco SRE 700、710、900、または 910 サービス モジュール)

これは、ソフトウェアがインストールされていない Cisco SRE サービス モジュールです。図 1-3 のオプション 1 を参照してください。

このオプションを購入した場合は、次のことを行う必要があります。

Cisco SRE-V ソフトウェアをダウンロードしてインストールします。

ご自身の Microsoft Windows Server 2003 ソフトウェア、Microsoft Windows Server 2008 ソフトウェア、または Linux ディストリビューションをダウンロードしてインストールします。

Cisco.com から「予備」の VMware vSphere Hypervisor ライセンスを購入します。そうしない場合、60 日間の評価期間が過ぎると Cisco SRE-V ソフトウェアの機能が停止します。ライセンスを購入したら、登録してアクティブ化する必要があります。

VMware vSphere Hypervisor ライセンスの詳細については、「VMware vSphere Hypervisor のライセンス管理」を参照してください。

オプション 2:ハードウェア + 仮想化ソフトウェア(Cisco SRE 700、710、900、または 910 サービス モジュール + Cisco SRE-V)

これは、Cisco SRE-V ソフトウェアがプリインストールされた Cisco SRE サービス モジュールです。図 1-3 のオプション 2 を参照してください。


) 購入時に、Cisco SRE-V ソフトウェア上で有効にする RAID オプションを選択できます。RAID は、Cisco SRE 700 または 710 サービス モジュールではサポートされません。Cisco SRE 900 および 910 サービス モジュールでのみサポートされます。


使用する Microsoft Windows Server 2003 ソフトウェア、Microsoft Windows Server 2008 ソフトウェア、または Linux ディストリビューションが揃っている場合は、このオプションを購入します。

このオプションを購入した場合は、次のことを行う必要があります。

ご自身の Microsoft Windows Server 2003 ソフトウェア、Microsoft Windows Server 2008 ソフトウェア、または Linux ディストリビューションをダウンロードしてインストールします。

VMware vSphere Hypervisor ライセンスをアクティブ化します。

Cisco SRE サービス モジュールの購入と同時に VMware vSphere Hypervisor ライセンスを購入した場合、VMware のライセンス キーは封筒で出荷されます。この封筒は Cisco SRE サービス モジュールと同じパッケージに入っています。Cisco SRE-V ソフトウェアを使用するには、vSphere Client GUI を使用して VMware のライセンス キーをアクティブ化する必要があります。そうしない場合、60 日間の評価期間が過ぎると Cisco SRE-V ソフトウェアの機能が停止します。

Cisco SRE サービス モジュールの購入後に VMware vSphere Hypervisor ライセンスを購入する場合は、シスコから「予備」の VMware vSphere Hypervisor ライセンスを購入する必要があります。ライセンスを購入したら、登録してアクティブ化する必要があります。そうしない場合、60 日間の評価期間が過ぎると Cisco SRE-V ソフトウェアの機能が停止します。

VMware vSphere Hypervisor ライセンスの詳細については、「VMware vSphere Hypervisor のライセンス管理」を参照してください。

オプション 3:ハードウェア + 仮想化ソフトウェアおよび Microsoft Windows ソフトウェア(Cisco SRE 700、710、900、または 910 サービス モジュール + Cisco SRE-V + Microsoft Windows Server 2008 R2)

これは、Cisco SRE-V と Microsoft Windows Server 2008 R2 Standard Edition 64 ビット仮想マシンがプリインストールされた Cisco SRE サービス モジュールです。図 1-3 のオプション 3 を参照してください。


) 購入時に、Cisco SRE-V ソフトウェア上で有効にする RAID オプションを選択できます。RAID は、Cisco SRE 700 または 710 サービス モジュールではサポートされません。Cisco SRE 900 および 910 サービス モジュールでのみサポートされます。


このオプションを購入した場合は、VMware vSphere Hypervisor ライセンスをアクティブ化する必要があります。

Cisco SRE サービス モジュールの購入と同時に VMware vSphere Hypervisor ライセンスを購入した場合、VMware のライセンス キーは封筒で出荷されます。この封筒は Cisco SRE サービス モジュールと同じパッケージに入っています。Cisco SRE-V ソフトウェアを使用するには、vSphere Client GUI を使用して VMware のライセンス キーをアクティブ化する必要があります。そうしない場合、60 日間の評価期間が過ぎると Cisco SRE-V ソフトウェアの機能が停止します。

Cisco SRE サービス モジュールの購入後に VMware vSphere Hypervisor ライセンスを購入する場合は、シスコから「予備」の VMware vSphere Hypervisor ライセンスを購入する必要があります。ライセンスを購入したら、登録してアクティブ化する必要があります。そうしない場合、60 日間の評価期間が過ぎると Cisco SRE-V ソフトウェアの機能が停止します。

VMware vSphere Hypervisor ライセンスの詳細については、「VMware vSphere Hypervisor のライセンス管理」を参照してください。


) このオプションでは、Microsoft Windows Server 2008 R2 ライセンスが事前にアクティブ化されています。また、このオプションには Microsoft Windows Server 2008 R2 リカバリ DVD が付属しています。この DVD は、システムから Microsoft Windows 仮想マシンが失われた場合や削除された場合に使用できます。


Cisco SRE-V の管理

Cisco SRE-V では、複数の管理インターフェイスを使用します。

「Cisco IOS CLI」

「RAID 管理 CLI」

「VMware vSphere Client」

「VMware vCenter Server」

Cisco IOS CLI

Cisco IOS CLI を使用して、ホスト ルータと Cisco SRE サービス モジュール インターフェイスを設定します。Cisco SRE-V は、Cisco IOS ソフトウェアを実行するホスト Cisco ルータに装着された Cisco SRE サービス モジュール上に存在します。サポートされている Cisco IOS ソフトウェアについては、「ルータ、Cisco SRE サービス モジュール、および Cisco IOS ソフトウェア バージョンの互換性の確認」を参照してください。

RAID 管理 CLI

RAID 管理 CLI を使用して、RAID 設定を追加または変更します。RAID の詳細については、「RAID の管理」を参照してください。

VMware vSphere Client

VMware vSphere Client を使用して、仮想マシンを管理します。

VMware vCenter Server

仮想マシンを管理するには、VMware vCenter Server を使用します。

基本的なワークフロー

表 1-4 に、基本的なワークフローの手順と、各手順が適用されるオプションおよびネットワーク タイプを示します。

表 1-4 基本的なワークフロー

ステップ
作業
オプション 1 の場合
オプション 2 の場合
オプション 3 の場合

1

Cisco SRE サービス モジュールを ISR G2 に取り付けます。「ルータ内への Cisco SRE サービス モジュールの取り付け」を参照してください。

2

Cisco IOS コマンドを使用して、Cisco SRE サービス モジュール インターフェイスを設定します。「Cisco SRE サービス モジュール インターフェイスの設定」を参照してください。

3

Cisco SRE-V ソフトウェアをダウンロードしてインストールします。「Cisco SRE-V ソフトウェアのインストールと管理」を参照してください。

4

VMware vSphere Hypervisor ライセンスを登録してアクティブ化します。「VMware vSphere Hypervisor のライセンス管理」を参照してください。

5

vSphere Client をインストールし、vSphere Client GUI を使用して仮想マシンを作成および管理します。「仮想マシンの管理」を参照してください。

6

ご自身の Microsoft Windows Server 2003 ソフトウェア、Microsoft Windows Server 2008 ソフトウェア、または Linux ディストリビューションをインストールしてから、ソフトウェア ライセンスをアクティブ化します。

7

VMware ツールをインストールします。「VMware ツールのインストール」を参照してください。