Cisco UCS E シリーズ サーバ スタートアップ ガイド リリース 1.0(2) - Cisco ISR 4451-X へのインストール
診断テスト
診断テスト

診断テスト

この章は、次の項で構成されています。

診断テストの概要

診断テストは E シリーズ サーバ上で実行されるスタンドアロン ユーティリティで、同サーバで動作するオペレーティング システムやアプリケーションからは独立しています。 E シリーズ サーバで問題が発生した場合、診断テストを使用して事前チェックを実行し、問題点を特定することができます。 診断テストはサーバの CPU、メモリ、およびブロック デバイスで実行できます。 ブロック デバイスにはハード ドライブ、USB ドライブ、SD カードなどがあります。

診断テストに合格した場合、サーバの CPU、メモリ、ブロック デバイスに問題はありません。 他のハードウェア コンポーネントまたはソフトウェア設定に問題がある可能性があります。 http:/​/​www.cisco.com/​cisco/​web/​support/​index.html の Cisco Technical Assistance Center(TAC)でサービス要求を開始し、問題点を特定してください。

診断テストが失敗した場合は、Cisco TAC でサービス要求を開いて支援を求めます。


注意    


診断テストは非破壊テストですが、テストの実行中に停電または機器の故障が発生した場合、ディスク データが破損することがあります。 診断テストを実行する前に、データをバックアップしておくことを強く推奨します。


診断テストを実行するための基本的なワークフロー

  1. データをバックアップします。

  2. E シリーズ サーバには、購入時に診断イメージが事前にインストールされています。 最新の診断イメージを、指定した FTP または HTTP サーバから CIMC 内部リポジトリにダウンロードすることもできます。

  3. 診断イメージを USB コントローラの HDD 仮想ドライブにマウントします。

  4. EFI シェルが最初のブート デバイスになるように、ブート順を設定します。

  5. サーバをリブートします。

  6. EFI シェルから診断テストを実行します。

  7. 仮想メディアのブート順を元の設定にリセットします。

ホストへの診断イメージのマッピング

はじめる前に
  • データをバックアップします。

  • admin 権限を持つユーザとして CIMC にログインします。

  • E シリーズ サーバには、購入時に診断イメージが事前にインストールされています。 最新の診断イメージを、指定した FTP、FTPS、HTTP、または HTTPS サーバから CIMC 内部リポジトリにダウンロードすることもできます。 シスコからのソフトウェアの取得を参照してください。


(注)  


アップデートがすでに処理中であるときにイメージ アップデートを開始すると、どちらのアップデートも失敗します。


手順
    ステップ 1   [Navigation] ペインの [Server] タブをクリックします。
    ステップ 2   [Server] タブの [Host Image Mapping] をクリックします。




    ステップ 3   [Install Pane] で、次のフィールドに値を入力します。
    名前 説明

    [URL] フィールド

    診断イメージが配置されているリモート サーバの URL。

    リモート サーバでユーザ認証が必要な場合は、リモート サーバのユーザ名とパスワードを URL に追加する必要があります。 リモート サーバには、FTP、FTPS、HTTP、または HTTPS サーバを使用できます。

    URL の構文は次のようになります。protocol://username:password@server-ip-address/path/filename

    [Image Name] フィールド

    診断イメージの名前。

    イメージ名には、ファイル拡張子として .diag を付ける必要があります。

    ステップ 4   [Download] をクリックします。

    診断ファイルが、指定した FTP、FTPS、HTTP、または HTTPS サーバから CIMC 内部リポジトリにダウンロードされます。

    ステップ 5   [Map Diagnostics to Host] をクリックします。

    診断イメージが、USB コントローラの HDD 仮想ドライブにマウントされます。

    ステップ 6   EFI シェルが最初のブート デバイスになるように、ブート順を設定します。

    ブート順序を設定するには、サーバのブート順の設定 を参照してください。

    ステップ 7   サーバをリブートします。

    EFI シェルが表示されます。


    次の作業

    診断テストを実行します。

    診断テストの実行

    EFI シェルから次の手順に従って診断テストを実行します。

    はじめる前に
    • バックアップ データ。 テストはすべて非破壊的ですが、テストの実行中に停電や装置の障害が発生すると、ディスク データが破損する可能性があります。 これらのテストを実行する前に、データをバックアップすることを強く推奨します。

    • CIMC CLI または CIMC GUI を使用して、診断イメージをダウンロードし、USB コントローラの HDD 仮想ドライブ上にマップします。

    • サーバをリブートします。 EFI シェルが表示されます。

    手順
       コマンドまたはアクション目的
      ステップ 1Shell > dir virtual-media-drive-name:  

      指定した仮想メディア ドライブ内に存在するすべてのファイル パッケージを表示します。 ドライブ名は fs0 から始まり、fs0、fs1、fs2 などがあります。

      (注)     

      仮想メディア ドライブ名の末尾に必ずコロンを追加してください。 例:dir fs1:

       
      ステップ 2Shell > virtual-media-drive-name:  

      診断ファイルが保存されている仮想メディア ドライブに移動します。

       
      ステップ 3Virtual Media Drive :\> cp package-file-name dsh.pkg  

      診断を実行するパッケージ ファイルを診断シェル パッケージ ファイルにコピーします。

       
      ステップ 4Virtual Media Drive :\> dsh  

      診断シェルを開始します。 確認プロンプトで、y と答えます。

       
      ステップ 5Server: SRV > run all  

      使用可能なすべての診断テストを実行し、テストの進行状況とステータスを表示します。 診断テストは、サーバの CPU、メモリ、およびブロック デバイス上で実行されます。 ブロック デバイスにはハード ドライブ、USB ドライブ、SD カードなどがあります。

      サーバ上で特定の診断テストを実行するには、run test-name コマンドを使用します。test-name には次のいずれかを指定できます。
      • cpux64:CPU の診断テスト。

      • diskx64:ブロック デバイスの診断テスト。 ブロック デバイスにはハード ドライブ、USB ドライブ、SD カードなどがあります。

      • memoryx64:メモリの診断テスト。

      (注)     

      診断テストの実行には、約 10 分の時間がかかる可能性があります。

       
      ステップ 6 (任意)Server: SRV > results  

      テスト ステータスが Passed または Failed の診断テストのサマリーを表示します。

      (注)     

      このサマリー レポートは、失敗および合格したテストの数を示します。 どのテストが失敗または合格したかについての情報は提供しません。 失敗および合格したテストを判別するには、run all コマンドの出力を確認してください。

       
      ステップ 7(任意)Server: SRV > show  

      サーバ上で管理されていたグローバル パラメータと診断テスト モジュールの一覧を表示します。

       
      ステップ 8Server: SRV > exit  

      診断シェルを終了します。

       
      ステップ 9Cisco TAC でサービス要求を開きます。 

      診断テストに合格した場合、サーバの CPU、メモリ、ブロック デバイスに問題はありません。 他のハードウェア コンポーネントまたはソフトウェア設定に問題がある可能性があります。 Cisco TAC でサービス要求を開いて、問題を特定します。

      診断テストが失敗した場合は、Cisco TAC でサービス要求を開いて支援を求めます。

       

      次の例では、すべての診断テストを実行しています。

      Shell > dir fs1:  
      		06/27/12  07:48p            1,435,424  Dsh.efi
        06/27/12  08:03p               10,036  dsh-e140d.pkg
        06/25/12  06:00p               10,140  dsh-e140s.pkg
        06/27/12  08:04p               10,042  dsh-e160d.pkg
                4 File(s)   1,465,642 bytes
      Shell > fs1:
      fs1:\> cp dsh-e140d.pkg dsh.pkg
      copying fs0:\OBD\dsh-e140d.pkg -> fs0:\OBD\dsh.pkg
      - [ok]
      fs1:\> dsh
      Diagnostics is a standalone utility that runs on the server module independent
      of the operating system or applications running on the module.All tests are
      non-destructive, but there is a possibility of disk datacorruption during
      power or equipment failure when the tests are in progress. Therefore, before
      executing these tests, we highly recommend that you backup the data.
      
      
      For questions or concerns with this utility, please open a Service Request
      with Cisco TAC at http://www.cisco.com/cisco/web/support/index.html
      
      (Y)es to continue test. (N)o to exit(y/n): Y
      Cisco Diagnostics  Shell 1.03(0.3) Thu 06/28/-16:35:08.95-canis-diag@cisco.com
      UCS-E140D-M1/K9:SRV>
      
      Server: SRV > run all
      Server: SRV > results
      Test Name          : all
      Test Status        : Passed
      Failed/Run History : 0/17
      Start Time         : 06/27/12 14:38:19
      End Time           : 06/27/12 14:43:36
      Diag Version       : 1.03(0.3) Mon 04/02/-17:07:57.19-canis-diag@cisco.com
      Board S/N          : FOC160724BY
      
      Server: SRV > show
      Server: SRV > exit
      次の作業

      仮想メディアのブート順を元の設定にリセットします。