Cisco UCS E シリーズ サーバ スタートアップ ガイド リリース 1.0(2) - Cisco ISR 4451-X へのインストール
破損した CIMC ファームウェアの復旧
破損した CIMC ファームウェアの復旧

破損した CIMC ファームウェアの復旧

この章は、次の項で構成されています。

CIMC ファームウェア イメージの概要

E シリーズ サーバ には、同一の CIMC ファームウェア イメージが 2 つ搭載された状態で出荷されます。 E シリーズ サーバ がブートするイメージ コピーを選択できます。 E シリーズ サーバ がブートするイメージ コピーは現在のイメージで、もう 1 つのイメージ コピーはバックアップ イメージです。

E シリーズ サーバ のブートに問題がある場合は、現在の CIMC ファームウェアが破損しているか、SD カードに問題があるか、CIMC ファームウェアのインストールが正常に終了しなかったことが原因として考えられます。 破損した CIMC ファームウェア イメージから回復するには、次のいずれかの操作を適宜実行してください。

バックアップ イメージからの E シリーズ サーバのブート

現在の CIMC ファームウェア イメージが破損しており、バックアップ イメージがある場合は、そのバックアップ イメージを使用して E シリーズ サーバ をブートします。

はじめる前に
  • E シリーズ サーバの種類に応じて、次の手順を実行します。
    • ダブル幅:シリアル ケーブルの一端を E シリーズ サーバのシリアル ポートに接続し、もう一端を PC に接続します。

    • シングル幅:KVM コネクタを E シリーズ サーバの KVM ポートに接続してから、シリアル ケーブルの一端を KVM コネクタの DB9 ポートに接続し、もう一端を PC に接続します。

  • シリアルの出力を表示するには、環境に応じて次のいずれかを実行します。
    • Microsoft Windows:Hyper Terminal を起動します。

    • Linux:Minicom を起動します。

  • 通信設定は、9600 ボー、8 ビット、パリティなし、および 1 ストップ ビットに設定します。

手順
     コマンドまたはアクション目的
    ステップ 1 Router# hw-module subslot slot/0 stop  

    指定した E シリーズ サーバの電源をシャットダウンします。

     
    ステップ 2 Router# hw-module subslot slot/0 start  

    指定した E シリーズ サーバを再起動します。

     
    ステップ 3 

    PC に E シリーズ サーバが接続され、状況に応じて HyperTerminal または Minicom が開始されていることを確認します。 上記の「はじめる前に」の項を参照してください。

     
    ステップ 4 ***
     

    Hyper Terminal または Minicom から、*** コマンドを入力してブートローダ プロンプトを開始します。

     
    ステップ 5 ucse-cimc > boot backup  

    バックアップ イメージから E シリーズ サーバをブートします。ログイン プロンプトが表示されます。

     
    ステップ 6 unknown login: admin  

    ユーザ名に admin と入力します。また、パスワードを設定した場合は、そのパスワードを入力します。設定してない場合は、デフォルトのパスワードである password を入力します。

    CIMC CLI が表示されます。

     

    この例では、バックアップ イメージから E シリーズ サーバをブートします。

    Router# hw-module subslot 2/0 stop
    Router# hw-module subslot 2/0 start 
    
    ***
    
    ucse-cimc >  boot backup 
    unknown login: admin 
    password: password
       
    

    破損した現在およびバックアップのイメージの復旧

    現在のイメージとバックアップ イメージの両方が破損している場合、次の手順を使用して CIMC ファームウェア イメージを復旧します。
    はじめる前に
    • E シリーズ サーバのタイプに応じて、次のいずれかを実行します。
      • ダブル幅:シリアル ケーブルの一端を E シリーズ サーバのシリアル ポートに接続し、もう一端を PC に接続します。

      • シングル幅:KVM コネクタを E シリーズ サーバの KVM ポートに接続してから、シリアル ケーブルの一端を KVM コネクタの DB9 ポートに接続し、もう一端を PC に接続します。

    • イーサネット ケーブルを E シリーズ サーバの管理(専用)ポートに接続します。

    • シリアルの出力を表示するには、環境に応じて次のいずれかを実行します。
      • Microsoft Windows:Hyper Terminal を起動します。

      • Linux:Minicom を起動します。

    • 通信設定は、9600 ボー、8 ビット、パリティなし、および 1 ストップ ビットに設定します。

    手順
       コマンドまたはアクション目的
      ステップ 1 Router# hw-module subslot slot/0 stop  

      指定した E シリーズ サーバの電源をシャットダウンします。

       
      ステップ 2 Router# hw-module subslot slot/0 start  

      指定した E シリーズ サーバを再起動します。

       
      ステップ 3 

      PC に E シリーズ サーバが接続され、HyperTerminal または Minicom が開始されていることを確認します。 上記の「はじめる前に」の項を参照してください。

       
      ステップ 4 ***
       

      Hyper Terminal または Minicom から、*** コマンドを入力してブートローダ プロンプトを開始します。

       
      ステップ 5 ucse-cimc > boot current recovery  

      現在のイメージから E シリーズ サーバをブートします。

      または

      バックアップ イメージから E シリーズ サーバをブートすることもできます。 ステップ 5 を参照してください。

       
      ステップ 6(任意)ucse-cimc > boot backup recovery 

      バックアップ イメージから E シリーズ サーバをブートします。

      または

      現在のイメージから E シリーズ サーバをブートすることもできます。 ステップ 4 を参照してください。

       
      ステップ 7 Recovery-shell # dedicated-interface management-interface-ip-address netmask gateway-ip-address  

      IP アドレス、サブネット マスク、および E シリーズ サーバの管理(専用)インターフェイスのゲートウェイの IP アドレスを指定します。

       
      ステップ 8 Recovery-shell # ping tftp-ip-address  

      CIMC ファームウェアが保存されているリモートの TFTP サーバに ping を送信し、ネットワーク接続を確認します。

       
      ステップ 9 Recovery-shell # update tftp-ip-address image-filename  

      CIMC ファームウェア イメージをインストールします。このイメージはリモートの TFTP サーバに保存されています。

       
      ステップ 10 Recovery-shell # reboot  

      CIMC をリブートします。

       

      次の例では、現在のイメージから CIMC ファームウェアが復旧されます。

      Router# hw-module subslot 2/0 stop
      Router# hw-module subslot 2/0 start 
      
      ***
      
      ucse-cimc > boot current recovery 
      recovery-shell# dedicated-interface 192.168.0.138 255.255.255.0 192.168.0.1
      Network configuration:
              IP config: addr: 192.168.0.138 Mask: 255.255.255.0
              Gateway: 192.168.0.1
      recovery-shell# ping 10.20.34.56
      PING 10.20.34.56 (10.20.34.56): 56 data bytes
      64 bytes from 10.20.34.56: seq=0 ttl=60 time=10.000 ms
      64 bytes from 10.20.34.56: seq=1 ttl=60 time=0.000 ms
      --- 10.20.34.56 ping statistics ---
      10 packets transmitted, 10 packets received, 0% packet loss
      round-trip min/avg/max = 0.000/1.000/10.000 ms
      recovery-shell# update 10.20.34.56 update_pkg-cimc.combined.bin
      downloading firmware image "update_pkg-cimc.combined.bin" from " 10.20.34.56 "
      download firmware image done, size in bytes: 22384144
      installing firmware image, please wait ...
      activating installed image
      done
      Stage: NONE
      Status: SUCCESS
      Error: Success
      recovery-shell# reboot
      

      障害がある SD カードからの復旧

      E シリーズ サーバのブートに問題がある場合、SD カードに障害が発生している可能性があります。 新しい SD カードに CIMC ファームウェア イメージを復旧するには、次の手順を実行します。
      はじめる前に
      • E シリーズ サーバのタイプに応じて、次のいずれかを実行します。
        • ダブル幅:シリアル ケーブルの一端を E シリーズ サーバのシリアル ポートに接続し、もう一端を PC に接続します。

        • シングル幅:KVM コネクタを E シリーズ サーバの KVM ポートに接続してから、シリアル ケーブルの一端を KVM コネクタの DB9 ポートに接続し、もう一端を PC に接続します。

      • イーサネット ケーブルを E シリーズ サーバの管理(専用)ポートに接続します。

      • シリアルの出力を表示するには、環境に応じて次のいずれかを実行します。
        • Microsoft Windows:Hyper Terminal を起動します。

        • Linux:Minicom を起動します。

      • 通信設定は、9600 ボー、8 ビット、パリティなし、および 1 ストップ ビットに設定します。

      手順
         コマンドまたはアクション目的
        ステップ 1 Router# hw-module subslot slot/0 stop  

        指定した E シリーズ サーバの電源をシャットダウンします。

         
        ステップ 2 障害のある SD カードを取り外し、新しい SD カードを挿入します。  

        障害のある SD カードを交換します。

         
        ステップ 3 Router# hw-module subslot slot/0 start  

        指定した E シリーズ サーバを再起動します。

         
        ステップ 4 

        PC に E シリーズ サーバが接続され、状況に応じて HyperTerminal または Minicom が開始されていることを確認します。 上記の「はじめる前に」の項を参照してください。

         
        ステップ 5 ***
         

        Hyper Terminal または Minicom から、*** コマンドを入力してブートローダ プロンプトを開始します。

         
        ステップ 6 ucse-cimc > boot current recovery  

        現在のイメージから E シリーズ サーバをブートします。

        または

        バックアップ イメージから E シリーズ サーバをブートすることもできます。 ステップ 6 を参照してください。

         
        ステップ 7(任意)ucse-cimc > boot backup recovery 

        バックアップ イメージから E シリーズ サーバをブートします。

        または

        現在のイメージから E シリーズ サーバをブートすることもできます。 ステップ 5 を参照してください。

         
        ステップ 8 Recovery-shell # dedicated-interface management-interface-ip-address netmask gateway-ip-address  

        IP アドレス、サブネット マスク、および E シリーズ サーバの管理(専用)インターフェイスのゲートウェイの IP アドレスを指定します。

         
        ステップ 9 Recovery-shell # ping tftp-ip-address  

        CIMC ファームウェアが保存されているリモートの TFTP サーバに ping を送信し、ネットワーク接続を確認します。

         
        ステップ 10 Recovery-shell # update tftp-ip-address image-filename  

        CIMC ファームウェア イメージをインストールします。このイメージはリモートの TFTP サーバに保存されています。

         
        ステップ 11 Recovery-shell # reboot  

        CIMC をリブートします。

         

        次の例では、現在のイメージから CIMC ファームウェアが復旧されます。

        Router# hw-module subslot 2/0 stop
        Router# hw-module subslot 2/0 start  
        
        ***
        
        ucse-cimc > boot current recovery 
        recovery-shell# dedicated-interface 192.168.0.138 255.255.255.0 192.168.0.1
        Network configuration:
                IP config: addr: 192.168.0.138 Mask: 255.255.255.0
                Gateway: 192.168.0.1
        recovery-shell# ping 10.20.34.56
        PING 10.20.34.56 (10.20.34.56): 56 data bytes
        64 bytes from 10.20.34.56: seq=0 ttl=60 time=10.000 ms
        64 bytes from 10.20.34.56: seq=1 ttl=60 time=0.000 ms
        --- 10.20.34.56 ping statistics ---
        10 packets transmitted, 10 packets received, 0% packet loss
        round-trip min/avg/max = 0.000/1.000/10.000 ms
        recovery-shell# update 10.20.34.56 update_pkg-cimc.combined.bin
        downloading firmware image "update_pkg-cimc.combined.bin" from " 10.20.34.56 "
        download firmware image done, size in bytes: 22384144
        installing firmware image, please wait ...
        activating installed image
        done
        Stage: NONE
        Status: SUCCESS
        Error: Success
        recovery-shell# reboot