Cisco UCS E シリーズ サーバ スタートアップ ガイド リリース 2.x
破損した CIMC ファームウェアの復旧
破損した CIMC ファームウェアの復旧
発行日;2014/01/08   |   ドキュメントご利用ガイド   |   ダウンロード ;   この章 pdf   ,   ドキュメント全体 pdf    |   フィードバック

破損した CIMC ファームウェアの復旧

この章は、次の項で構成されています。

CIMC ファームウェア イメージの概要

E シリーズ サーバのブートに問題がある場合は、CIMC ファームウェア イメージが破損している、SD カードに問題がある、ファイル システムが破損している、または CIMC ファームウェアのインストールが正常に終了しなかったことが原因として考えられます。 破損した CIMC ファームウェア イメージから回復するには、次のいずれかの操作を適宜実行してください。
重要:

セキュリティ上の観点から、boot backup コマンドはディセーブルです。

破損した CIMC ファームウェア イメージからの回復

はじめる前に
  • E シリーズ サーバを PC に接続します。 E シリーズ サーバの種類に応じて、次の手順を実行します。
    • ダブル幅:シリアル ケーブルの一端を E シリーズ サーバのシリアル ポートに接続し、もう一端を PC に接続します。
    • シングル幅:KVM コネクタを E シリーズ サーバの KVM ポートに接続してから、シリアル ケーブルの一端を KVM コネクタの DB9 ポートに接続し、もう一端を PC に接続します。
  • イーサネット ケーブルを E シリーズ サーバの管理(専用)ポートに接続します。
  • シリアル出力を表示するには、必要に応じて HyperTerminal または Minicom を開始します。 次のどちらかを実行します。
    • Microsoft Windows:Hyper Terminal を起動します。
    • Linux:Minicom を起動します。
  • 通信設定は、9600 ボー、8 ビット、パリティなし、および 1 ストップ ビットに設定します。

手順
     コマンドまたはアクション目的
    ステップ 1 Router# hw-module sm slot oir-stop  

    指定した E シリーズ サーバの電源をシャットダウンします。

    (注)     

    Cisco 2900 シリーズ ISR G2 では E シリーズ サーバの OIR はサポートされません。 ルータの損傷を防ぐために、E シリーズ サーバの Cisco 2900 ISR G2 への挿入または取り外しを行う前にルータの電源をオフにして、ネットワーク ケーブルを外します。

     
    ステップ 2 Router# hw-module sm slot oir-start  

    指定した E シリーズ サーバを再起動します。

    (注)     

    Cisco 2900 シリーズ ISR G2 では E シリーズ サーバの OIR はサポートされません。 ルータの損傷を防ぐために、E シリーズ サーバの Cisco 2900 ISR G2 への挿入または取り外しを行う前にルータの電源をオフにして、ネットワーク ケーブルを外します。

     
    ステップ 3 ***
     

    Hyper Terminal または Minicom から、*** コマンドを入力してブートローダ プロンプトを開始します。

     
    ステップ 4 ucse-cimc > boot current recovery  

    現在のイメージから E シリーズ サーバをブートします。

     
    ステップ 5 Recovery-shell # dedicated-interface management-interface-ip-address netmask gateway-ip-address  

    IP アドレス、サブネット マスク、および E シリーズ サーバの管理(専用)インターフェイスのゲートウェイの IP アドレスを指定します。

     
    ステップ 6 Recovery-shell # ping tftp-ip-address  

    CIMC ファームウェアが保存されているリモートの TFTP サーバに ping を送信し、ネットワーク接続を確認します。

     
    ステップ 7 Recovery-shell # update tftp-ip-address image-filename  

    CIMC ファームウェア イメージをインストールします。このイメージはリモートの TFTP サーバに保存されています。

     
    ステップ 8 Recovery-shell # reboot  

    CIMC をリブートします。

     

    次に、CIMC ファームウェア イメージを回復する例を示します。

    Router# hw-module subslot 2/0 stop
    Router# hw-module subslot 2/0 start 
    
    ***
    
    ucse-cimc > boot current recovery 
    recovery-shell# dedicated-interface 192.168.0.138 255.255.255.0 192.168.0.1
    Network configuration:
            IP config: addr: 192.168.0.138 Mask: 255.255.255.0
            Gateway: 192.168.0.1
    recovery-shell# ping 10.20.34.56
    PING 10.20.34.56 (10.20.34.56): 56 data bytes
    64 bytes from 10.20.34.56: seq=0 ttl=60 time=10.000 ms
    64 bytes from 10.20.34.56: seq=1 ttl=60 time=0.000 ms
    --- 10.20.34.56 ping statistics ---
    10 packets transmitted, 10 packets received, 0% packet loss
    round-trip min/avg/max = 0.000/1.000/10.000 ms
    recovery-shell# update 10.20.34.56 update_pkg-cimc.combined.bin
    downloading firmware image "update_pkg-cimc.combined.bin" from " 10.20.34.56 "
    download firmware image done, size in bytes: 22384144
    installing firmware image, please wait ...
    activating installed image
    done
    Stage: NONE
    Status: SUCCESS
    Error: Success
    recovery-shell# reboot
    

    障害がある SD カードからの復旧

    E シリーズ サーバのブートに問題がある場合、SD カードに障害が発生している可能性があります。 新しい SD カードに CIMC ファームウェア イメージを復旧するには、次の手順を実行します。
    はじめる前に
    • E シリーズ サーバを PC に接続します。 E シリーズ サーバの種類に応じて、次の手順を実行します。
      • ダブル幅:シリアル ケーブルの一端を E シリーズ サーバのシリアル ポートに接続し、もう一端を PC に接続します。
      • シングル幅:KVM コネクタを E シリーズ サーバの KVM ポートに接続してから、シリアル ケーブルの一端を KVM コネクタの DB9 ポートに接続し、もう一端を PC に接続します。
    • イーサネット ケーブルを E シリーズ サーバの管理(専用)ポートに接続します。
    • シリアル出力を表示するには、必要に応じて HyperTerminal または Minicom を開始します。 次のどちらかを実行します。
      • Microsoft Windows:Hyper Terminal を起動します。
      • Linux:Minicom を起動します。
    • 通信設定は、9600 ボー、8 ビット、パリティなし、および 1 ストップ ビットに設定します。

    手順
       コマンドまたはアクション目的
      ステップ 1 Router# hw-module sm slot oir-stop  

      指定した E シリーズ サーバの電源をシャットダウンします。

      (注)     

      Cisco 2900 シリーズ ISR G2 では E シリーズ サーバの OIR はサポートされません。 ルータの損傷を防ぐために、E シリーズ サーバの Cisco 2900 ISR G2 への挿入または取り外しを行う前にルータの電源をオフにして、ネットワーク ケーブルを外します。

       
      ステップ 2 障害のある SD カードを取り外し、新しい SD カードを挿入します。  

      障害のある SD カードを交換します。

       
      ステップ 3 Router# hw-module sm slot oir-start  

      指定した E シリーズ サーバを再起動します。

      (注)     

      Cisco 2900 シリーズ ISR G2 では E シリーズ サーバの OIR はサポートされません。 ルータの損傷を防ぐために、E シリーズ サーバの Cisco 2900 ISR G2 への挿入または取り外しを行う前にルータの電源をオフにして、ネットワーク ケーブルを外します。

       
      ステップ 4 ***
       

      Hyper Terminal または Minicom から、*** コマンドを入力してブートローダ プロンプトを開始します。

       
      ステップ 5 ucse-cimc > boot current recovery  

      現在のイメージから E シリーズ サーバをブートします。

       
      ステップ 6 Recovery-shell # dedicated-interface management-interface-ip-address netmask gateway-ip-address  

      IP アドレス、サブネット マスク、および E シリーズ サーバの管理(専用)インターフェイスのゲートウェイの IP アドレスを指定します。

       
      ステップ 7 Recovery-shell # ping tftp-ip-address  

      CIMC ファームウェアが保存されているリモートの TFTP サーバに ping を送信し、ネットワーク接続を確認します。

       
      ステップ 8 Recovery-shell # update tftp-ip-address image-filename  

      CIMC ファームウェア イメージをインストールします。このイメージはリモートの TFTP サーバに保存されています。

       
      ステップ 9 Recovery-shell # reboot  

      CIMC をリブートします。

       

      次の例では、現在のイメージから CIMC ファームウェアが復旧されます。

      Router# hw-module subslot 2/0 stop
      Router# hw-module subslot 2/0 start  
      
      ***
      
      ucse-cimc > boot current recovery 
      recovery-shell# dedicated-interface 192.168.0.138 255.255.255.0 192.168.0.1
      Network configuration:
              IP config: addr: 192.168.0.138 Mask: 255.255.255.0
              Gateway: 192.168.0.1
      recovery-shell# ping 10.20.34.56
      PING 10.20.34.56 (10.20.34.56): 56 data bytes
      64 bytes from 10.20.34.56: seq=0 ttl=60 time=10.000 ms
      64 bytes from 10.20.34.56: seq=1 ttl=60 time=0.000 ms
      --- 10.20.34.56 ping statistics ---
      10 packets transmitted, 10 packets received, 0% packet loss
      round-trip min/avg/max = 0.000/1.000/10.000 ms
      recovery-shell# update 10.20.34.56 update_pkg-cimc.combined.bin
      downloading firmware image "update_pkg-cimc.combined.bin" from " 10.20.34.56 "
      download firmware image done, size in bytes: 22384144
      installing firmware image, please wait ...
      activating installed image
      done
      Stage: NONE
      Status: SUCCESS
      Error: Success
      recovery-shell# reboot
      

      破損ファイル システムの回復

      この手順は、CIMC ブート ログ ファイルに次のエラー メッセージが表示された場合に使用します。

      UNEXPECTED INCONSISTENCY; RUN fsck MANUALLY
      はじめる前に
      • E シリーズ サーバを PC に接続します。 E シリーズ サーバの種類に応じて、次の手順を実行します。
        • ダブル幅:シリアル ケーブルの一端を E シリーズ サーバのシリアル ポートに接続し、もう一端を PC に接続します。
        • シングル幅:KVM コネクタを E シリーズ サーバの KVM ポートに接続してから、シリアル ケーブルの一端を KVM コネクタの DB9 ポートに接続し、もう一端を PC に接続します。
      • イーサネット ケーブルを E シリーズ サーバの管理(専用)ポートに接続します。
      • シリアル出力を表示するには、必要に応じて HyperTerminal または Minicom を開始します。 次のどちらかを実行します。
        • Microsoft Windows:Hyper Terminal を起動します。
        • Linux:Minicom を起動します。
      • 通信設定は、9600 ボー、8 ビット、パリティなし、および 1 ストップ ビットに設定します。

      手順
         コマンドまたはアクション目的
        ステップ 1 Router# hw-module sm slot oir-stop  

        指定した E シリーズ サーバの電源をシャットダウンします。

        (注)     

        Cisco 2900 シリーズ ISR G2 では E シリーズ サーバの OIR はサポートされません。 ルータの損傷を防ぐために、E シリーズ サーバの Cisco 2900 ISR G2 への挿入または取り外しを行う前にルータの電源をオフにして、ネットワーク ケーブルを外します。

         
        ステップ 2 Router# hw-module sm slot oir-start  

        指定した E シリーズ サーバを再起動します。

        (注)     

        Cisco 2900 シリーズ ISR G2 では E シリーズ サーバの OIR はサポートされません。 ルータの損傷を防ぐために、E シリーズ サーバの Cisco 2900 ISR G2 への挿入または取り外しを行う前にルータの電源をオフにして、ネットワーク ケーブルを外します。

         
        ステップ 3 ***
         

        Hyper Terminal または Minicom から、*** コマンドを入力してブートローダ プロンプトを開始します。

         
        ステップ 4 ucse-cimc > boot current recovery  

        現在のイメージから E シリーズ サーバをブートします。

         
        ステップ 5 特定のパーティションのファイル システムをチェックし、破損したファイル システムを回復するには、次のコマンドを入力します。 
        1. Recovery-shell # fs-check [p3 | p4]
          (注)     

          このコマンドでは、p3 および p4 パーティションだけを使用できます。 このコマンドは破損したパーティションで使用します。 破損したパーティションは、CIMC ブート アップ時にrun fsk エラー メッセージを表示するパーティションです。

        2. 次の手順を実行します。
          • コマンド出力に clean が表示される場合は、破損したファイルが回復されていることを示します。 reboot コマンドを入力して、CIMC を再起動します。
            (注)     

            以降の手順を省略します。

          • コマンド出力に clean が表示されない場合は、ステップ 6 に進みます。
         
        ステップ 6(任意)fs-check [p3 | p4] コマンドによって破損したファイル システムが回復せず、出力に clean が表示されない場合は、次のコマンドを入力してパーティションをフォーマットします。 
        1. Recovery-shell # sd-card format [p3 | p4] SD カードの特定の破損したパーティションをフォーマットします。
          (注)     

          破損したパーティションは、CIMC ブート アップ時にrun fsk エラー メッセージを表示するパーティションです。

        2. Recovery-shell # reboot CIMC をリブートします。
          (注)     

          以降の手順を省略します。

          (注)     

          p3 パーティションをフォーマットすると、CIMC 設定は失われます。

         
        ステップ 7(任意)sd-card format [p3 | p4] コマンドによって破損したファイル システムが回復しない場合は、次のコマンドを入力して、SD カードの分割とフォーマットを実行します。 
        1. Recovery-shell # sd-card partition SD カードにパーティションを作成します。
        2. Recovery-shell # sd-card format p3 SD カードの p3 パーティションをフォーマットします。
        3. Recovery-shell # sd-card format p4 SD カードの p4 パーティションをフォーマットします。
        4. Recovery-shell # reboot CIMC をリブートします。
        5. (任意)Recovery-shell # sd-partition show SD カードの現在のパーティションを表示します。
        (注)     

        SD カードを分割すると、SD カードの内容(設定や ISO ファイルなど)は失われます。

         
        ステップ 8 Recovery-shell # dedicated-interface management-interface-ip-address netmask gateway-ip-address  

        IP アドレス、サブネット マスク、および E シリーズ サーバの管理(専用)インターフェイスのゲートウェイの IP アドレスを指定します。

         
        ステップ 9 Recovery-shell # ping tftp-ip-address  

        CIMC ファームウェアが保存されているリモートの TFTP サーバに ping を送信し、ネットワーク接続を確認します。

         
        ステップ 10 Recovery-shell # update tftp-ip-address image-filename  

        CIMC ファームウェア イメージをインストールします。このイメージはリモートの TFTP サーバに保存されています。

         
        ステップ 11 Recovery-shell # reboot  

        CIMC をリブートします。

         

        この例は、fs-check p3 コマンドを使用して、現在のイメージから CIMC ファームウェアを回復します。

        Router# hw-module sm 2 oir-stop
        Router# hw-module sm 2 oir-start 
        
        ***
        
        ucse-cimc > boot current recovery 
        recovery-shell# fs-check p3
        e2fsck 1.41.14 (22-Dec-2010)
        /dev/mmcblk0p3: recovering journal
        /dev/mmcblk0p3: clean, 429/7840 files, 3331/31296 blocks
        recovery-shell# fs-check p4
        e2fsck 1.41.14 (22-Dec-2010)
        /dev/mmcblk0p4: clean, 51/506912 files, 1880262/2025296 blocks
        recovery-shell# reboot