Cisco UCS E シリーズ サーバ Integrated Management Controller の CLI 設定ガイド リリース 2.x
サーバのオペレーティング システムまたはハイパーバイザのインストール
サーバのオペレーティング システムまたはハイパーバイザのインストール

目次

サーバのオペレーティング システムまたはハイパーバイザのインストール

この章は、次の内容で構成されています。

オペレーティング システムまたはハイパーバイザのインストール方法

E シリーズ サーバでは、複数種類のオペレーティング システムとハイパーバイザがサポートされています。 インストールされるプラットフォームに関係なく、次のいずれかの方法でサーバにインストールできます。

  • KVM コンソール
  • PXE インストール サーバ
  • ホスト イメージ マッピング

注意    


仮想ドライブのマッピングには、1 つの方法だけを使用する必要があります。 たとえば、KVM コンソールまたはホスト イメージ マッピング方式を使用します。 複数の方法を組み合わせて使用すると、サーバが未定義の状態になります。


KVM コンソール

KVM コンソールは、CIMC からアクセス可能なインターフェイスであり、サーバへのキーボード、ビデオ、マウスの直接接続をエミュレートします。 KVM コンソールを使用すると、リモートの場所からサーバに接続できます。 サーバに物理的に接続された CD/DVD ドライブまたはフロッピー ドライブを使用する代わりに、KVM コンソールは仮想メディアを使用します。これは、仮想 CD/DVD ドライブまたはフロッピー ドライブにマップされる実際のディスク ドライブまたはディスク イメージ ファイルです。 次のいずれでも仮想ドライブにマップできます。

  • コンピュータ上の CD/DVD またはフロッピー ドライブ
  • コンピュータ上のディスク イメージ ファイル(ISO または IMG ファイル)
  • コンピュータ上の USB フラッシュ ドライブ
KVM コンソールを使用して、サーバにオペレーティング システムまたはハイパーバイザをインストールし、次の作業を行うことができます。
  • 起動中に F2 を押して、BIOS セットアップ メニューにアクセスします。
  • 起動中に F8 を押して、CIMC 設定ユーティリティにアクセスします。
  • 起動中に Ctrl キーと H キーを押して WebBIOS にアクセスし、RAID を設定します。

KVM コンソールを使用したオペレーティング システムまたはハイパーバイザのインストール

KVM コンソールは GUI を介してのみ動作するため、CLI を使用してオペレーティング システムまたはハイパーバイザをインストールすることはできません。 KVM コンソールを使用してプラットフォームをインストールするには、『GUI Configuration Guide for Cisco UCS E-Series Servers』のセクション「Installing an Operating System or Hypervisor Using the KVM Console」の説明に従ってください。

PXE インストール サーバ

Preboot Execution Environment(PXE)インストール サーバを使用すると、クライアントはリモートの場所からオペレーティング システムまたはハイパーバイザをブートおよびインストールできます。 この方法を使用するには、PXE 環境が設定されていて、VLAN(通常は専用のプロビジョニング VLAN)で使用できるようになっている必要があります。 さらに、サーバがネットワークからブートするように設定されている必要があります。 サーバは、ブートすると、PXE 要求をネットワーク経由で送信します。 PXE インストール サーバは、この要求に応答確認し、サーバにオペレーティング システムまたはハイパーバイザをインストールするイベントのシーケンスを開始します。

PXE サーバは、インストール ディスク、ディスク イメージ、またはスクリプトを使用して、オペレーティング システムまたはハイパーバイザをインストールできます。 また、独自のディスク イメージを使用して、プラットフォーム、追加コンポーネント、またはアプリケーションをインストールすることもできます。


(注)  


PXE インストールは、多数のサーバにプラットフォームをインストールする場合に効率のよい方法です。 ただし、この方法を使用するには PXE 環境をセットアップする必要があることを考えると、他のインストール方法を使用する方が簡単な場合があります。


PXE インストール サーバを使用したオペレーティング システムまたはハイパーバイザのインストール

はじめる前に

VLAN 経由でサーバに到達できることを確認します。


(注)  


VMware vSphere Hypervisor™ では、カスタマイズされたイメージが必要です。 カスタマイズされたイメージをダウンロードするには、カスタマイズされた VMware vSphere Hypervisor イメージのダウンロードを参照してください。


手順
    ステップ 1   ブート順を [PXE] に設定します。
    ステップ 2   サーバをリブートします。

    VLAN で PXE インストール サーバを使用できる場合は、サーバが再起動するとインストール プロセスが開始します。 通常、PXE インストールは自動化されており、追加のユーザ入力を必要としません。 残りのインストール プロセスについては、インストールしているオペレーティング システムまたはハイパーバイザのインストレーション ガイドを参照してください。


    次の作業

    インストールが完了したら、LAN のブート順を元の設定にリセットします。

    ホスト イメージ マッピング

    ホスト イメージ マッピング機能を使用すると、ホスト イメージのダウンロード、マッピング、マッピング解除、または削除を行うことができます。 リモート FTP または HTTP サーバから CIMC 内部リポジトリに、Microsoft Windows、Linux、または VMware などのホスト イメージをダウンロードした後、そのイメージを E シリーズ サーバ内の USB コントローラの仮想ドライブにマップします。 イメージをマップした後は、イメージをマウントした仮想ドライブが最初のブート デバイスになるようにブート順序を設定してから、サーバをリブートします。 ホスト イメージのファイル拡張子は必ず、.iso または .img になります。

    また、ホスト イメージ マッピング機能により、診断イメージをダウンロードし、マウントできます。 診断イメージのファイル拡張子は必ず .diag になります。

    ホスト イメージのマッピング

    はじめる前に
    • admin 権限を持つユーザとして CIMC にログインします。
    • 適切なサードパーティからホスト イメージ ファイルを取得します。

    (注)  


    VMware vSphere Hypervisor™ では、カスタマイズされたイメージが必要です。 カスタマイズされたイメージをダウンロードするには、カスタマイズされた VMware vSphere Hypervisor イメージのダウンロードを参照してください。



    (注)  


    アップデートがすでに処理中であるときにイメージ アップデートを開始すると、どちらのアップデートも失敗します。


    手順
       コマンドまたはアクション目的
      ステップ 1Server# scope remote-install  

      remote install コマンド モードを開始します。

       
      ステップ 2Server /remote-install # download-image {ftp | ftps | http | https} server-ip-address path / filename [username username password password]  

      指定したリモート サーバから CIMC 内部リポジトリにイメージをダウンロードします。 ホスト イメージのファイル拡張子は必ず .iso になります。 リモート サーバには、FTP、FTPS、HTTP、または HTTPS サーバを指定できます。 リモート サーバでユーザ認証が必要な場合は、リモート サーバのユーザ名とパスワードを追加する必要があります。

      (注)     

      イメージ ファイルがサイズ制限を超えると、エラー メッセージが表示されます。

       
      ステップ 3(任意)Server /remote-install # show detail  

      イメージ ダウンロードのステータスを表示します。

       
      ステップ 4Server /remote-install # map-image  

      USB コントローラの仮想ドライブにイメージをマウントします。 仮想ドライブには、次のいずれかを使用できます。

      • HDD:ハード ディスク ドライブ
      • FDD:フロッピー ディスク ドライブ
      • CDROM:ブート可能 CD-ROM
       
      ステップ 5(任意)Server /remote-install # show detail  

      ホスト イメージ マッピングのステータスを表示します。

       

      次に、ホストのイメージをマッピングする例を示します。

      Server# scope remote-install 
      Server /remote-install # download-image ftp 10.20.34.56 pub/hostimage.iso
      ---
      Server /remote-install # show detail
      Host Image Info:
        Name: HostImage.iso
        Size: 6626848
        Last Modified Time: Fri, 12 Aug 2011 21:13:27 GMT
        Host Image Status: Download Successful!!
      Server /remote-install # map-image
      ---
      status: ok
      ---
      Server /remote-install # show detail
      Host Image Info:
        Name: HostImage.iso
        Size: 6626848
        Last Modified Time: Fri, 12 Aug 2011 21:13:27 GMT
        Host Image Status: Image mapped successfully!!
      
      次の作業

      1. イメージがインストールされている仮想ドライブが最初にブートされるデバイスになるように、ブート順を設定します。 サーバのブート順の設定を参照してください。
      2. サーバをリブートします。 イメージにアンサー ファイルが含まれている場合は、オペレーティング システムのインストールは自動化され、イメージがインストールされます。 それ以外の場合は、インストール ウィザードが表示されます。 ウィザードの手順に従って、イメージをインストールします。
      3. オペレーティング システムまたはハイパーバイザをインストールした後にディスク ドライブが表示されない場合は、ドライバをインストールする必要があります。 Microsoft Windows Server へのドライバのインストール方法については、Microsoft Windows Server 用のドライバのインストールを参照してください。
      4. インストールが完了したら、仮想メディアのブート順を元の設定にリセットします。

      Microsoft Windows Server 用のドライバのインストール


      (注)  


      E シリーズ サーバ オプション 1(オペレーティング システムやハイパーバイザが事前にインストールされていない E シリーズ サーバ)を購入し、Microsoft Windows Server を自分でインストールした場合は、ドライバをインストールする必要があります。


      Microsoft Windows オペレーティング システムでは、3 種類のドライバをインストールする必要があります。

      • Windows 2008 R2 用のオンボード ネットワーク ドライバ
      • Windows 2008 R2 用の LSI ドライバ(オンボード ハードウェア RAID コントローラ)
      • Windows 2008 R2 用の Intel ドライバ

      (注)  


      Windows 2012 には、追加ドライバは不要です。


      10 ギガビット アドオン カードを購入した場合は、Windows 2008 R2 用の 10G PCIe ネットワーク ドライバもインストールする必要があります。

      手順
        ステップ 1   ドライバを Cisco.com からダウンロードします。 シスコからのソフトウェアの取得を参照してください。
        ステップ 2   ドライバ ファイルを USB フラッシュ ドライブにコピーします。
        ステップ 3   使用する Microsoft Windows Server をインストールします。

        インストール プロセスの途中で、LSI ドライバを要求されます。

        ステップ 4   USB フラッシュ ドライブを E シリーズ サーバの USB スロットに差し込み、LSI ドライバをインストールします。
        ステップ 5   Microsoft Windows Server のインストールが完了したら、オンボード ネットワーク ドライバ(Broadcom)と Intel ドライバをインストールします。

        ホスト イメージのマッピング解除

        はじめる前に

        admin 権限を持つユーザとして CIMC にログインします。

        手順
           コマンドまたはアクション目的
          ステップ 1Server# scope remote-install  

          remote install コマンド モードを開始します。

           
          ステップ 2Server /remote-install # unmap-image  

          USB コントローラの仮想ドライブからイメージをマウント解除します。

           
          ステップ 3Server /remote-install # show detail  

          (任意)ホスト イメージのマッピング解除のステータスを表示します。

           

          次に、ホストのイメージのマッピングを解除する例を示します。

          Server# scope remote-install
          Server /remote-install # unmap-image
          Server /remote-install # show detail
          Host Image Info:
            Name: HostImage.iso
            Size: 6626848
            Last Modified Time: Fri, 12 Aug 2011 21:13:27 GMT
            Host Image Status: Image unmapped successfully!!
          

          ホスト イメージの削除

          はじめる前に

          admin 権限を持つユーザとして CIMC にログインします。

          手順
             コマンドまたはアクション目的
            ステップ 1Server# scope remote-install  

            remote install モードを開始します。

             
            ステップ 2Server /remote-install # delete-image  

            CIMC 内部リポジトリからイメージを削除します。

             

            次に、ホストのイメージを削除する例を示します。

            Server# scope remote-install
            Server /remote-install # delete-image
            

            カスタマイズされた VMware vSphere Hypervisor イメージのダウンロード

            手順
              ステップ 1   https:/​/​my.vmware.com/​web/​vmware/​login にアクセスします。

              VMware ログイン ページが表示されます。

              ステップ 2   自分の VMware クレデンシャルを入力し、[Log In] をクリックします。

              VMware のアカウントがない場合は、[Register] をクリックして無料アカウントを作成します。

              ステップ 3   [Support Requests] ペインの下で、[Knowledge Base] をクリックします。
              ステップ 4   右上隅の [Search] フィールドに ESXi-5.0.0-623860-custom-Cisco-2.0.1.6.iso と入力し、[Search] をクリックします。
              ステップ 5   [Search Results] から、[Download VMware View 5.1] をクリックして、カスタマイズされた VMware vSpere Hypervisor™ イメージをダウンロードします。

              次の作業

              VMware vSpere Hypervisor™ イメージをインストールします。 インストール手順については、ホスト イメージのマッピングを参照してください。