Cisco UCS E シリーズ サーバ モジュール統合型管理コントローラ GUI 設定ガイド リリース 1.0
概要
概要
発行日;2012/12/04   |   ドキュメントご利用ガイド   |   ダウンロード ;   この章 pdf   ,   ドキュメント全体 pdf    |   フィードバック

概要

この章は、次の内容で構成されています。

Cisco UCS E シリーズ サーバの概要

Cisco UCS E-Series ServersE シリーズ サーバ)は、次世代の Cisco UCS Express サーバです。 E シリーズ サーバは、サイズ効率、重量効率、電力効率に優れたブレード サーバのファミリであり、Generation 2 Cisco Integrated Services Router(ISR G2)に収容されます。 これらのサーバは、オペレーティング システム(Microsoft Windows や Linux など)上でベアメタルとして、あるいはハイパーバイザ(VMware vSphere Hypervisor™、Microsoft Hyper-V、Citrix XenServer など)上で仮想マシンとして導入される、ブランチオフィス アプリケーション向けの汎用コンピューティング プラットフォームを提供します。

E シリーズ サーバは、Cisco 2900 シリーズまたは 3900 シリーズ ISR G2 に搭載されます。 次の E シリーズ サーバがサポートされています。

  • UCS-E140S:シングル幅の E シリーズ サーバ
  • UCS-E140D:ダブル幅の E シリーズ サーバ、4 コア CPU
  • UCS-E160D:ダブル幅の E シリーズ サーバ、6 コア CPU
  • UCS-E140DP:ダブル幅の E シリーズ サーバ、4 コア CPU、PCIe 搭載
  • UCS-E160DP:ダブル幅の E シリーズ サーバ、6 コア CPU、PCIe 搭載

(注)  


1 台の ISR G2 に搭載可能な E シリーズ サーバの最大数については、『Getting Started Guide for Cisco UCS E-Series Servers』の「Server Hardware」の項を参照してください。


サーバ ソフトウェア

E シリーズ サーバには、3 つの主要なソフトウェア システムが必要です。

  • CIMC ファームウェア
  • BIOS ファームウェア
  • オペレーティング システムまたはハイパーバイザ

CIMC ファームウェア

Cisco Integrated Management Controller(CIMC)は、マザーボードに組み込まれている独立した管理モジュールです。 専用の ARM ベースのプロセッサが(メイン サーバ CPU から独立して)CIMC ファームウェアを実行します。 システムには、現行バージョンの CIMC ファームウェアが付属しています。 CIMC ファームウェアは更新可能ですが、初期インストールは必要ありません。

CIMC は、E シリーズ サーバ用の管理サービスです。 Web ベースの GUI または SSH ベースの CLI を使用して、サーバにアクセスし、サーバを設定、管理、モニタできます。

BIOS ファームウェア

BIOS は、システム内のハードウェアを初期化し、ブート可能なデバイスを検出し、それらを指定された順序でブートします。 オペレーティング システムを起動したり、オペレーティング システムが使用するハードウェアを設定したりします。 使いやすい BIOS 管理機能により、ハードウェアを操作したり、使用したりできます。 他にも BIOS では、システムを設定したり、ファームウェアを管理したり、BIOS エラー レポートを作成したりすることもできます。

システムには、現行バージョンの BIOS ファームウェアが付属しています。 BIOS ファームウェアは更新可能ですが、初期インストールは必要ありません。

オペレーティング システムまたはハイパーバイザ

メイン サーバ CPU は、オペレーティング システム(Microsoft Windows や Linux など)上またはハイパーバイザ上で動作します。 Microsoft Windows Server または VMware vSphere Hypervisor™ が事前にインストールされた状態で E シリーズ サーバを購入することも、自分でプラットフォームをインストールすることもできます。

次のプラットフォームが E シリーズ サーバ上でテスト済みです。

  • Microsoft Windows:
    • Windows Server 2008 R2 Standard 64 ビット
    • Windows Server 2008 R2 Enterprise 64 ビット
  • Linux の場合
    • Red Hat Enterprise Linux 6.2
    • SUSE Linux Enterprise 11、サービス パック 2
    • Oracle Enterprise Linux 6.0、アップデート 2
  • ハイパーバイザ:
    • VMware vSphere Hypervisor™ 5.0、アップデート 1
    • Hyper-V(Windows 2008 R2)
    • Citrix XenServer 6.0

CIMC の概要

Cisco Integrated Management Controller(CIMC)は、E シリーズ サーバ用の管理サービスです。 CIMC はサーバ内で動作します。 Web ベースの GUI または SSH ベースの CLI を使用して、サーバにアクセスし、サーバを設定、管理、モニタできます。

CIMC を使用すると次のサーバ管理タスクを実行できます。

  • サーバの電源のオン、電源のオフ、電源再投入、リセット、およびシャットダウンを行う
  • サーバのブート順を設定する
  • RAID レベルを管理する
  • サーバのプロパティとセンサーを表示する
  • リモート プレゼンスを管理する
  • ローカル ユーザ アカウントを作成して管理し、Active Directory によるリモート ユーザの認証をイネーブルにする
  • NIC プロパティ、IPv4、VLAN、ネットワーク セキュリティなど、ネットワーク関連の設定を行う
  • HTTP、SSH、IPMI over LAN、SNMP などのコミュニケーション サービスを設定する
  • 証明書を管理する
  • プラットフォーム イベント フィルタを設定する
  • CIMC ファームウェアを更新する
  • BIOS ファームウェアを更新する
  • 内部リポジトリからホスト イメージをインストールする
  • 障害、アラーム、およびサーバのステータスをモニタする
  • サーバ障害の発生時にテクニカル サポート データを収集する

ほとんどすべてのタスクは、GUI インターフェイスと CLI インターフェイスのいずれでも実行できます。また、一方のインターフェイスで実行されたタスクの結果は、もう一方のインターフェイスにも表示されます。 ただし、次の操作はできません。

  • CIMC GUI を使用して CIMC CLI を呼び出すことはできない
  • CIMC CLI で呼び出したコマンドを CIMC GUI に表示することはできない
  • CIMC GUI から CIMC CLI 出力を生成することはできない

CIMC GUI

CIMC GUI は、E シリーズ サーバの Web ベースの管理インターフェイスです。 CIMC GUI を起動して、次の最小要件を満たしている任意のリモート ホストからサーバを管理できます。

  • Java 1.6 以降
  • HTTP および HTTPS 対応
  • Adobe Flash Player 10 以降

CIMC GUI へのログイン

はじめる前に
  • CIMC にアクセスするための IP アドレスが設定済みであることを確認します。 『Getting Started Guide for Cisco UCS E-Series Server Modules』の「Configuring CIMC Access」の章を参照してください。
  • Adobe Flash Player 10 以降がインストールされていない場合は、ローカル マシンにインストールします。
手順
    ステップ 1   初期セットアップ時に CIMC へのアクセス用に設定した IP アドレスを Web ブラウザに入力します。
    ステップ 2   セキュリティ ダイアログボックスが表示された場合は、次の操作を実行します。
    1. 任意: チェックボックスをオンにして、シスコからのすべてのコンテンツを受け入れます。
    2. [Yes] をクリックして証明書を受け入れ、続行します。
    ステップ 3   ログイン ウィンドウで、ユーザ名とパスワードを入力します。
    ヒント   

    未設定のシステムに対する初回ログイン時には、ユーザ名に admin、パスワードに password を使用します。

    ステップ 4   [Log In] をクリックします。

    [Change Password] ダイアログボックスが表示されます。

    (注)     

    [Change Password] ダイアログボックスは、CIMC に初めてログインしたときにのみ表示されます。 それ以降はリブートしても表示されません。

    ステップ 5   [New Password] フィールドに、新しいパスワードを入力します。
    ステップ 6   確認のために [Confirm Password] フィールドにもう一度パスワードを入力します。
    ステップ 7   [Save Changes] をクリックします。

    [Server Summary] ページが表示されます。このページが CIMC のホーム ページです。 「CIMC ホーム ページ」を参照してください。


    CIMC ホーム ページ

    次の図に、CIMC ホーム ページを示します。

    [Navigation] ペイン

    [Navigation] ペインは、CIMC ユーザ インターフェイスの左側に表示されます。 [Navigation] ペインで [Server] タブまたは [Admin] タブのリンクをクリックすると、CIMC ユーザ インターフェイスの右側の [Work] ペインに選択したページが表示されます。

    次の表では、[Navigation] ペインの要素について説明します。

    要素名

    説明

    [Overall Server Status] 領域

    [Overall Server Status] 領域は、[Server] タブおよび [Admin] タブの上にあります。 この領域をクリックすると、[Server Summary] ページがリフレッシュされます。

    [Server] タブ

    [Server] タブは、[Navigation] ペインにあります。 このタブには次のページへのリンクが含まれます。

    • Summary
    • Inventory
    • Sensor
    • System Event Log
    • Remote Presence
    • BIOS
    • Power Policies
    • Faults Summary
    • Host Image Mapping

    [Admin] タブ

    [Admin] タブは、[Navigation] ペインにあります。 このタブには次のページへのリンクが含まれます。

    • User Management
    • Network
    • Communications Services
    • Certificate Management
    • CIMC Log
    • Event Management
    • Firmware Management
    • Utilities

    [Work] ペイン

    [Work] ペインは、UI の右側に表示されます。 [Work] ペインには、[Server] タブまたは [Admin] タブでクリックしたリンクに応じて異なるページが表示されます。

    次の表は、[Work] ペインの要素とページをまとめたものです。

    ページまたは要素名

    説明

    Summary

    このページには 4 つの領域があります。

    • [Actions]:この領域では、サーバの電源を制御したり、サーバをリセットしたり、KVM コンソールを起動したり、ロケータ LED を制御したりします。
    • [Server Properties]:この領域では、一般的なサーバ プロパティを表示したり、サーバの説明を割り当てたりします。
    • [Server Status]:この領域には、主要なサーバ サブシステムの全体的なステータスが表示されます。
    • [CIMC Information]:この領域には、サーバ管理名、ネットワーク アドレス、ファームウェア バージョン、および現在の日付と時刻が表示されます。
    • [Router Information]:この領域には、ルータのモデルとシリアル番号、およびルータ内でサーバが搭載されているスロット番号が表示されます。

    Inventory

    このページには 5 つのタブがあります。

    • [CPUs]:このタブには、CPU についての情報が表示されます。
    • [Memory]:このタブには、メモリについての情報が表示されます。
    • [Power Supplies]:このタブには、電源についての情報が表示されます。
    • [Storage]:このタブには、ストレージについての情報が表示されます。また、RAID 設定の設定、変更、クリアを行います。
    • [PCI Adapters]:このタブには、PCI アダプタについての情報が表示されます。

    Sensor

    このページには 6 つのタブがあります。

    • [Temperature]:このタブには、温度センサーが表示されます。
    • [Voltage]:このタブには、電圧センサーが表示されます。
    • [LEDs]:このタブには、LED の状態と色が表示されます。
    • [Storage]:このタブには、ストレージ デバイスの状態が表示されます。

    System Event Log

    このページには、システム イベント ログが表示されます。

    Remote Presence

    このページには 3 つのタブがあります。

    • [Virtual KVM]:このタブでは、vKVM のプロパティを設定します。
    • [Virtual Media]:このタブでは、仮想メディアのプロパティを設定します。
    • [Serial over LAN]:このタブでは、Serial over LAN のプロパティを設定します。

    BIOS

    このページには 3 つの領域があります。

    • [Actions]:この領域では、BIOS を設定したり、サーバのブート順を設定したり、BIOS CMOS をクリアしたり、BIOS パスワードをクリアしたり、バックアップ BIOS をアクティブにしたりします。
    • [Firmware Actions]:この領域では、BIOS ファームウェアをクライアント ブラウザまたは TFTP サーバからインストールします。
    • [Last Firmware Install]:この領域には、ファームウェアの最後のインストールのステータスが表示されます。
    • [BIOS Properties]:この領域には BIOS の実行されているバージョンが表示されます。
    • [Boot Order]:この領域には、設定されているブート順と実際のブート順が表示されます。

    Power Policies

    このページには、電力統計情報が表示されます。

    Fault Summary

    このページには 2 つの領域があります。

    • [Discrete Sensors]:この領域には、ディスクリート センサーの状態が表示されます。
    • [Threshold Sensors]:この領域には、しきい値センサーの状態が表示されます。

    Host Image Mapping

    このページには 3 つの領域があります。

    • [Existing Image Info]:この領域には、インストールされているイメージについての情報が表示されます。
    • [Install Pane]:この領域では、ホスト イメージまたは診断イメージをダウンロード、マップ、マップ解除、または削除します。
    • [Host Image Update]:この領域には、サーバに最後にマウントされたイメージのステータスとブート デバイスのタイプが表示されます。

    Network

    このページには 2 つのタブがあります。

    • [Network Settings]:このタブでは、ネットワーク プロパティを設定します。
    • [Network Security]:このタブでは、ネットワーク セキュリティを設定します。

    Communications Services

    このページには 2 つのタブがあります。

    • [Communications Services]:この領域では、HTTP、SSH、および IPMI over LAN のプロパティを設定します。
    • [SNMP]:この領域では、SNMP プロパティと SNMP トラップ設定を設定します。

    Certificate Management

    このページには 2 つの領域があります。

    • [Actions]:この領域では、証明書を生成してアップロードします。
    • [Current Certificate]:この領域には、サーバの現在の証明書が表示されます。

    CIMC Log

    このページには 2 つのタブがあります。

    • [CIMC Log]:このタブには、CIMC ログが表示されます。
    • [Remote Logging]:このタブでは、リモート syslog サーバへのログ メッセージの送信を設定します。

    Event Management

    このページには 1 つのタブがあります。

    • [Platform Event Filters]:このタブでは、プラットフォーム イベント フィルタを設定します。

    Firmware Management

    このページには 3 つの領域があります。

    • [Actions]:この領域では、クライアント ブラウザまたは TFTP サーバから CIMC ファームウェアをインストールするか、またはインストールされている CIMC ファームウェアをアクティブにします。
    • [CIMC Firmware]:この領域には、ファームウェアの実行、バックアップ、およびブートローダのバージョンのステータスが表示されます。
    • [Last Firmware Install]:この領域には、ファームウェアの最後の更新に関する情報が表示されます。

    Utilities

    このページには 3 つの領域があります。

    • [Actions]:この領域では、テクニカル サポート データをエクスポートしたり、CIMC 設定をエクスポートまたはインポートしたり、CIMC を出荷時デフォルトにリセットしたり、CIMC を再起動したりします。
    • [Last Technical Support Data Export]:この領域には、テクニカル サポート データの最後のエクスポートに関する情報が表示されます。
    • [CIMC Configuration Import/Export]:この領域には、アクション タイプとそのステータスが表示されます。

    ツールバー

    ツールバーは [Work] ペインの上に表示されます。

    要素名

    説明

    Refresh

    現在のページを更新します。

    Power On Server

    サーバの電源を投入します。

    Power Off Server

    サーバの電源を切ります。

    Launch KVM Console

    KVM コンソールを起動します。

    Help

    ヘルプを表示します。

    Info

    CIMC 情報を表示します。

    CIMC オンライン ヘルプ

    CIMC ユーザ インターフェイスは、左側の [Navigation] ペインと右側の [Work] ペインの 2 つの主要なセクションに分かれています。 ページに関するオンライン ヘルプにアクセスするには、次のことを行います。

    • ユーザ インターフェイスの特定のタブで、[?] アイコンをクリックします。 [?] アイコンは、[Work] ペインの上方のツールバーにあります。
    • ダイアログボックスにある [?] アイコンをクリックします。

    CIMC GUI からのログアウト

    手順
      ステップ 1   CIMC の右上で、[Log Out] をクリックします。

      ログアウトすると、CIMC のログイン ページに戻ります。

      ステップ 2   (任意)再度ログインするか、Web ブラウザを閉じます。