Cisco UCS Director オーケストレーション ガイド、リリース 5.3
マクロの使用方法
マクロの使用方法

マクロの使用方法

この章は、次の内容で構成されています。

VM 名のテンプレートのカスタマイズについて

Cisco UCS Director のマクロ機能では、アプリケーションに用意されている変数を使用して VM 名と VM ホスト名をカスタマイズできます。 システム ポリシーで変数を使用すると、VM 名および VM ホスト名は自動的に作成されます。

Cisco UCS Director では、VM プロビジョニング中に VM 名および VM ホスト名を自動的に作成することもできます。 VM 名のテンプレートおよび VM ホスト名のテンプレートは、VMware システム ポリシーに基づいて使用できます。

VM 名のテンプレートの使用方法


    ステップ 1   [ポリシー] > [サービスの提供] をクリックします。
    ステップ 2   [VMWareシステムポリシー] タブを選択します。
    ステップ 3   [追加](+)をクリックします。
    ステップ 4   [ポリシーの追加] ダイアログボックスで、次のフィールドに入力します。
    名称 説明

    [ポリシー名] フィールド

    ポリシーの名前。 この名前は、カタログの定義時に使用されます。

    [ポリシーの説明] フィールド

    ポリシーの説明。

    ステップ 5   [VM名のテンプレート] の変数名を選択します。 次のフィールドに値を入力します。
    名称 説明

    [VM名のテンプレート] フィールド

    VM の名前。 VM 名は、一連の変数名を使用して自動的に作成できます。 各変数は ${VARIABLE} のようにかっこで囲む必要があります。

    VM 名のテンプレートの変数を次に示します。

    • CLOUD_NAME:導入するクラウドの名前。

    • GROUP_NAME:VM グループの名前。

    • CATALOG_NAME:カタログ項目またはエントリの名前。

    • USER:ユーザ ID。

    • SR_ID:サービス リクエスト ID。

    • COMMENTS:コメント。

    • PROFILE_NAME:ポリシーの名前。

    • LOCATION:クラウドの作成時に指定されたロケーションの名前。

    • UNIQUE_ID:名前を一意にするためのランダム ID。

    • APPCODE:カタログの作成時に指定される値であるアプリケーション コード。

    • COST_CENTER:コスト センター グループまたはお客様の組織。 グループまたはお客様の組織を作成する際に指定します。

    ステップ 6   [VM名のテンプレート] のオプション機能を選択します。
    ステップ 7   次のフィールドに値を入力します。
    名称 説明

    # フィールド

    インデックス文字。 VM 名のテンプレートの末尾にインデックス文字を追加して、VM 名に対する一意のインデックス番号を作成することができます。 これは複数指定できます。 たとえば、VM 名のテンプレートが vm-${GROUP_NAME}## である場合、このポリシーを使用してプロビジョニングされる最初の VM の VM 名は vm-ABCD01 となります。 グループ名が ABCD で 01 が ## に相当します。
    (注)      これはオプションのフィールドです。 [VM名のテンプレート] フィールドで示された変数に # 文字を追加して、番号を生成できます。

    [エンドユーザVM名またはVMプレフィクス] チェックボックス

    チェックボックスをオンにすると、サービス リクエスト(導入設定)の作成時に VM サフィックス名を追加するオプションが有効になります。

    [導入後に電源をオンにします] チェックボックス

    このポリシーを使用して導入されたすべての VM の電源を自動的にオンにするには、このチェックボックスをオンにします。

    ステップ 8   [ホスト名のテンプレート] の変数名を選択します。
    ステップ 9   次のフィールドに値を入力します。
    ステップ 10   [ホスト名のテンプレート] のオプション機能を選択します。
    ステップ 11   次のフィールドに値を入力します。
    名称 説明

    # フィールド

    インデックス文字。 VM 名のテンプレートの末尾にインデックス文字を追加して、VM 名に対する一意のインデックス番号を作成することができます。 これは複数指定できます。 たとえば、VM 名のテンプレートが vm-${GROUP_NAME}## である場合、このポリシーを使用してプロビジョニングされる最初の VM の VM 名は vm-ABCD01 となります。 グループ名が ABCD で 01 が ## に相当します。

    (注)      これはオプションのフィールドです。 [ホスト名のテンプレート] フィールドで示された変数に # 文字を追加して、番号を生成できます。

    [DNSドメイン] フィールド

    VM に使用する IP ドメイン。

    [タイムゾーン] ドロップダウン リスト

    利用可能なタイム ゾーンのリストから選択します。

    [DNSサフィックスリスト] フィールド

    DNS ルックアップ用に設定する DNS サフィックス。 複数のサフィックスを指定する場合はカンマで区切ります。

    [DNSサーバリスト] フィールド

    DNS サーバの IP アドレス。 複数のサーバを区切るには、カンマを使用します。

    [VMイメージのタイプ] ドロップダウン リスト

    VM にインストールされているイメージの OS を選択します。 [WindowsおよびLinux] または [Linuxのみ] を選択します。 Windows イメージの場合は、さらに詳細情報を指定する必要があります。

    [製品ID] フィールド

    Windows 製品 ID またはライセンス キー。 このオプションは Windows VM の場合にのみ使用できます。

    製品 ID またはライセンス キーはここに入力するか、または OS ラインセンス プールで入力できます。 OS ライセンス プールのキーが、ここで入力したキーよりも優先されます。 OS ライセンスの詳細については、次の項を参照してください。

    [ライセンス所有者名] フィールド

    VM で設定する組織名。 このオプションは Windows VM の場合にのみ使用できます。

    [組織] フィールド

    [シート別] または [サーバ別] を選択します。 このオプションは Windows VM の場合にのみ使用できます。

    [ライセンスモード] ドロップダウン リスト

    ライセンス ユーザまたは接続の数。 このオプションは Windows VM の場合にのみ使用できます。

    [ライセンスユーザ数] フィールド

    WINS サーバの IP アドレス。 複数の値はカンマで区切ります。 このオプションは Windows VM の場合にのみ使用できます。

    [WINSサーバ] リスト

    WINS サーバの IP アドレス。 複数の値はカンマで区切ります。 このオプションは Windows VM の場合にのみ使用できます。

    [自動ログイン] チェックボックス

    チェックボックスをオンにすると、自動ログインが有効になります。 このオプションは Windows VM の場合にのみ使用できます。

    [自動ログイン回数] フィールド

    自動ログインを実行する回数。 このオプションは Windows VM の場合にのみ使用できます。

    [管理者パスワード] フィールド

    管理者アカウントのパスワード。 このオプションは Windows VM の場合にのみ使用できます。

    [ドメインまたはワークグループ] ドロップダウン リスト

    次のいずれかを選択します。

    • ドメイン
    • ワークグループ

    これらのオプションは Windows VM の場合にのみ使用できます。

    [ワークグループ] フィールド

    ワークグループの名前。 このオプションは、[ワークグループ] が選択された場合に表示されます。

    [ドメイン] フィールド

    Windows ドメインの名前。 このオプションは Windows VM の場合にのみ使用できます。

    [ドメインユーザ名] フィールド

    Windows ドメイン管理者のユーザ名。 このオプションは Windows VM の場合にのみ使用できます。

    [ドメインパスワード] フィールド

    Windows ドメイン管理者のパスワード。 このオプションは Windows VM の場合にのみ使用できます。


    VM のテンプレートとホスト名の変数について

    VM のテンプレートとホスト名は、一連の変数名を使用して自動的に生成できます。 各変数は ${VARIABLE} のようにかっこで囲む必要があります。 次の変数名を使用できます。

    名称 説明

    ${CLOUD_NAME}

    VM プロビジョニングに使用するクラウドの名前。

    ${VM_NAME}

    VM の名前。

    ${GROUP_NAME}

    VM が属するグループの名前。

    ${CATALOG_NAME}

    VM プロビジョニングに使用するカタログ項目の名前。

    ${USER}

    リクエストするユーザの ID。

    ${SR_ID}

    サービス リクエスト ID。

    ${COMMENTS}

    リクエストするユーザが指定するコメント。

    ${COST_CENTER}

    グループまたはお客様の組織に関連付けるコスト センター。 グループとお客様の組織のいずれかを作成する際に指定します。

    ${APPCODE}

    カタログの作成時に指定するアプリケーション コード。

    アプリケーション コードについて

    カタログの作成時に指定されるアプリケーション コードは、VM 名に使用できます。 カタログのアプリケーション コードを指定し、変数として ${APPCODE} を追加すると、その値を VMware システム ポリシーの中で呼び出すことができます。

    通常、APPCODE は、DB, WS, SQL などのタイプのアプリケーションに使用できます。 VM 名またはホスト名に含まれるアプリケーション タイプを参照することで、VM 内のアプリケーションのタイプを簡単に識別できます。 たとえば、vm-${GROUP_NAME}-${APPCODE}-## の場合、 このシステム ポリシーでプロビジョニングされる最初の VM の名前は vm-Demo-DB-01(Demo はグループ名、DB はカタログに指定されたアプリケーション コード、01 は ## に相当します)となり、その次の VM 名は vm-Demo-DB-02 となります。

    たとえば、vm-${GROUP_NAME}## の場合、このポリシーでプロビジョニングされる最初の VM の名前は vm-HR01(グループ名が HR で 01 が ## に相当します)になります。 同じグループとカタログに対して新しい VM がプロビジョニングされる場合、その VM には vm-HR02 という名前が付けられます。

    マクロのオーケストレーションについて

    Cisco UCS Director ワークフローの作成中には、ワークフロー タスクの入力にマクロを使用できます。 ワークフローのランタイム実行中、関連付けられたアクションを実行する前に、オーケストレータによって各マクロの値が置き換えられます。

    通常、Cisco UCS Director の各ワークフローには、次のコンポーネントが含まれます。

    • 管理者が定義する、ワークフローの入力値

    • 事前に定義された一連のタスク ライブラリから、管理者がドラッグ アンド ドロップするタスク。 各タスクには、ID、一連の入力、および出力が含まれます。

    各タスクの入力にマクロが使用されることがあります。 ワークフロー レベルの入力または前のタスクの出力は、後続のタスクでマクロとして使用できます。 たとえば、Enter Disk SizeMax Snapshots というラベルが付けられた 2 つの入力値を持つワークフローが存在し、このワークフローには、task1 と task2 という ID の 2 つのタスクがあるとします。 task1 または task2 への、自由形式の入力値では、これらの 2 つの値をマクロとして使用できます。

    • ${Enter Disk Size}

    • ${Max Snapshots}

    各変数名は、その入力値に関連付けられたラベルと正確に同じです。 task2 には、task1 の出力を使用することも可能です。 task1 に OUTPUT_VOLUME_NAME および OUTPUT_VOLUME_SIZE という 2 つの出力変数がある場合、task2 では ${task1.OUTPUT_VOLUME_NAME} および ${task1.OUTPUT_VOLUME_SIZE} という構文を使用して、両方の出力変数を参照できます。 各入力フィールドで複数のマクロを参照することが可能です。

    • SR_ID:現在のサービス リクエストの ID

    • PARENT_SR_ID:現在のサービス リクエストの親 SR ID(該当する場合)

    VM に関連して実行されるワークフローの場合は、次の追加の変数をマクロで使用できます。

    名称 説明

    ${VM_NAME}

    VM の名前。

    ${VM_IPADDRESS}

    VM の IP アドレス。

    ${VM_STATE}

    VM の状態(オンまたはオフ)。

    ${VM_STATE_DETAILS}

    VM の状態(電源オンまたは電源オフ)。

    ${VM_PARENT}

    VM をホスティングしている ESX サーバまたはホスト ノード。

    ${VM_CLOUD}

    VM プロビジョニングに使用するクラウドの名前。

    ${VM_HOSTNAME}

    VM サーバのホスト名。

    ${VM_GROUP_NAME}

    VM が属するグループの名前。

    ${VM_GROUP_NAME}

    VM が属するグループ ID。

    ${VM_CATALOG_ID}

    VM に使用されるカタログ ID。

    ${VM_ID}

    選択された VM の VM ID。

    ${VM_SR_ID}

    VM のサービス リクエスト ID。

    ${VM_COMMENTS}

    リクエストするユーザが指定するコメント。

    ${VM_VDC_NAME

    vDC の名前。

    ${VM_VDC_ID}

    vDC ID。

    ${VM_TYPE}

    VM のタイプ。

    ${VM_SCHED_TERM

    スケジュール済みの VM の終了時刻。