Cisco UCS Director NetApp 管理ガイド、リリース 5.3
NetApp アカウントの管理
NetApp アカウントの管理

NetApp アカウントの管理

この章は、次の内容で構成されています。

NetApp ストレージ システムの管理について

Cisco UCS Director は NetApp ストレージ インフラストラクチャをサポートします。 Cisco UCS Director には自動検出とモニタリングの機能があり、すべての NetApp ファイラ コンポーネントを管理するための完全な可視性が備わっています。

Cisco UCS Director により、NetApp ストレージ システムのさまざまなコンポーネントをモニタおよび管理することができます。 NetApp ストレージ システムを管理するには、ポッドを追加し、NetApp アカウントを作成する必要があります。

NetApp アカウントには、次の 2 種類があります。

  • OnCommand:現在と過去のアクティビティに関するグローバルおよび詳細ステータス レポートにアクセスして、ネットワーク内の全 NetApp アプライアンス(ファイラと NetCache アプライアンス)を管理し、モニタします。 Cisco UCS Director は、NetApp アカウントのすべてのストレージ要素(集約、RAID グループ、ディスク、ボリューム、LUN、Qtree など)を検出します。 通常、検出プロセスの所要時間は約 5 分、あるいは [システムのタスク(System Tasks)] タブで設定した時間間隔内です。 [システム タスク] タブにアクセスするには、[管理] > [システム] の順に選択します。

  • Data ONTAP:NetApp ファイラが使用するオペレーティング システムです。 NetApp には 2 つのバージョンの Data ONTAP があります。1 つは Data ONTAP 7G、もう 1 つはグリッド テクノロジーに基づく Data ONTAP GX です。

    • クラスタ モード:Global NameSpace(GNS)を共有する接続された NetApp ストレージ コントローラ(ノード)のグループで構成されるアーキテクチャを定義します。 物理 NetApp ストレージ コントローラには、ディスク シェルフ、ネットワーク インターフェイス カード(NIC)、およびフラッシュ カードを接続できます。 これらのコンポーネントによって作成される物理リソース プールは、データ アクセスを提供する論理クラスタとして仮想化されます。 Cisco UCS Director によって物理機器が抽象化され、論理リソースに仮想化されることで、データ運用を中断せずに移行できます。

      クラスタの管理者は、クラスタ全体とクラスタに含まれる仮想ストレージ サーバ(Vserver)を管理できます。

    • Vserver:Vserver は安全な仮想ストレージ サーバで、複数のプロトコルとユニファイド ストレージをサポートします。 Vserver はクライアントおよびホスト アクセス プロトコル(iSCSI など)に設定されます。 各 Vserver には少なくとも 1 つのボリュームと、少なくとも 1 つの論理インターフェイスが含まれています。 Vserver は、ストレージ システムと同じように、物理ストレージまたはコントローラに関係なくクライアントにデータ アクセスを提供します。

      Vserver 管理者は、クラスタの管理者によって割り当てられた機能に応じて、Vserver とそのリソース(ボリューム、プロトコル、サービスなど)を管理できます。

NetApp アカウントの追加

NetApp には、NetApp ONTAP と NetApp OnCommand の 2 種類のアカウントがあります。 NetApp アカウントを追加するときに、必要なアカウント タイプを選択します。

(注)  


手動で ONTAP ファイラの集約を設定するまでは、Cisco UCS Director のファイラ管理を使用できません。
はじめる前に

この NetApp アカウントが属するポッドを追加します。

手順
    ステップ 1   メニュー バーで [管理] > [物理アカウント] を選択します。
    ステップ 2   [物理アカウント] タブをクリックします。
    ステップ 3   [追加] をクリックします。
    ステップ 4   [アカウントの追加] ダイアログボックスで、次のフィールドに入力します。
    名前 説明

    [ポッド] ドロップダウン リスト

    アカウントが属する Pod を選択します。 選択できるポッド タイプは、[デフォルト]、[汎用]、および [Flexpod] です。

    [カテゴリタイプ] ドロップダウン リスト

    カテゴリ タイプを選択します。 [ストレージ] を選択する必要があります。 これはアカウントのインフラストラクチャ タイプです。

    [アカウントタイプ] ドロップダウン リスト

    アカウントに使用する次のいずれかのアカウント タイプを選択します。

    • NetApp ONTAP

    • NetApp OnCommand

    [アカウント名] フィールド

    アカウントに割り当てる一意の名前です。

    [サーバアドレス] フィールド

    NetApp サーバの IP アドレスです。 クラスタ設定では仮想 IP アドレスになります。 Vserver アカウントの場合、Vserver の IP アドレスになります。

    [ユーザID] フィールド

    アカウントが NetApp サーバへのアクセスに使用するユーザ名です。 このユーザ名は、NetApp サーバの有効なアカウントである必要があります。

    [パスワード] フィールド

    ユーザ名に対応するパスワード。

    [通信タイプ] ドロップダウン リスト

    アカウントに使用する次のいずれかの通信タイプを選択します。

    • http

    • https

    [ポート] フィールド

    NetApp アカウントへのアクセスに使用するポートです。

    [説明] フィールド

    (オプション)アカウントの説明です。

    [連絡先の電子メール] フィールド

    管理者またはアカウント責任者の連絡先に使用できる電子メール アドレスです。

    [ロケーション] フィールド

    アカウントのロケーションです。

    [サービスプロバイダー] フィールド

    (オプション)該当する場合は、アカウントに関連付けられるサービス プロバイダー名です。

    ステップ 5   [追加] をクリックします。

    Cisco UCS Director によって NetApp サーバへの接続がテストされます。 テストが成功した場合は、NetApp アカウントが追加され、サーバの情報、スロット、プロセッサ、メモリ、NIC など、アカウントに関連付けられたサーバ内のすべてのインフラストラクチャ要素が検出されます。 この検出処理とインベントリ収集サイクルが完了するには数分かかります。

    [管理] > [システム] ウィンドウの [システム タスク] タブで設定されたポーリング間隔によって、インベントリ収集の頻度が決まります。 ポーリング間隔の設定について、詳しくは『Cisco UCS Director Network Devices Management Guide』を参照してください。

    NetApp アカウントへの接続のテスト

    ポッドにアカウントを追加したら、接続をテストできます。

    手順
      ステップ 1   メニュー バーで [管理] > [物理アカウント] の順に選択します。
      ステップ 2   [物理アカウント] タブをクリックします。
      ステップ 3   テーブルで、接続をテストするアカウントをクリックします。
      ステップ 4   [テスト接続] をクリックします。
      ステップ 5   接続テストが完了したら、[閉じる] をクリックします。

      次の作業

      接続に失敗する場合は、ユーザ名やパスワードなど、アカウントの設定を確認してください。 これらの項目が正しい場合は、ネットワーク接続に問題がないかどうかを確認してください。

      NetApp アカウントの検出の検証

      Cisco UCS Director に NetApp アカウントを追加したら、アカウントが正しく追加され、その関連データが収集されていることを検証できます。 自動検出とデータの入力が完了するまでに数分かかる場合があります。

      手順
        ステップ 1   メニュー バーで、[物理(Physical)] > [ストレージ(Storage)] を選択します。
        ステップ 2   左側のペインで、検証する NetApp アカウントを含むポッドを選択します。
        (注)      左列のツリー構造は、[サイト(Sites)]、[未割り当てのポッド(Unassigned Pods)]、[マルチドメインマネージャ(Multi-Domain Managers)] のノードを一覧表示します。 [サイト(Sites)] ノードを展開すると、サイト ノードのすべての Pod が表示されます。 [未割り当てのポッド(Unassigned Pods)] ノードを展開すると、どのサイトにも割り当てられていないすべてのポッドが表示されます。 [マルチドメインマネージャ(Multi-Domain Managers)] リストを展開すると、Cisco UCS Director に追加したすべてのマルチドメイン マネージャ アカウント タイプが表示されます。
        ステップ 3   [ストレージアカウント(Storage Accounts)] タブをクリックします。
        ステップ 4   テーブルで、検証するアカウントをクリックします。
        ステップ 5   [詳細の表示] をクリックします。

        Cisco UCS Director に、ONTAP と OnCommand の両方のアカウント タイプのファイラ レベルで NetApp サーバのコンポーネントが表示されます。 ファイラのコンポーネントを表示するには、フィルタを選択し、[詳細の表示(View Details)] をクリックします。

        ステップ 6   [戻る(Back)] をクリックして [ストレージアカウント(Storage Accounts)] タブに戻ります。