Cisco UCS Director Open Automation 開発者ガイド、リリース 5.0
新しいリソース制限の開発
新しいリソース制限の開発

新しいリソース制限の開発

この章は、次の内容で構成されています。

新しいリソース制限の概要

制限チェックの対象となる新しいリソース タイプを導入できます。 たとえば、新しいストレージ デバイスのデバイス サポートを追加する場合に、グループで使用する論理ユニット番号(LUN)の数値の制限チェックを設定することがあります。 さらにきめ細かく、グループで LUN ごとに使用される GB 数を制限することが必要な場合も考えられます。 リソース制限はグループごとに関連付けられるため、どのようなリソース タイプをシステムに追加する場合でも、そのタイプをグループに関連付ける必要があります。

新しいリソース制限のタイプを導入するには、次の 2 つの手順が必要です。

  • 新しいリソース タイプをグループに関連付ける。

  • グループの新しいリソースの使用量を計算するコンピュータを開発する。

リソースとグループの関連付け

制限する新しいリソース タイプを、グループと関連付ける必要があります。 ユーザがグループとリソースを関連付けできるようにする新しいユーザ インターフェイス(UI)アクションを開発することをお勧めします。 そのためには、汎用 UI アクションを含むレポートを開発します。 手順はPOJO と注釈を使用したレポートの開発で行った内容と似ていますが、フォーム オブジェクトに UserGroupsLOVProvider.NAME LOV プロバイダーへの参照を必ず含める必要があります。 これにより、ユーザがリソースを関連付けるグループの識別が可能になります。 また、リソースの使用状況をトラッキングする方法も決定する必要があります。

リソースとグループを関連付けるフォームの例は、com.cloupia.feature.foo.actions.AssignDummyVLANToGroupAction を参照してください。 UI により、基本的な機能(グループへの割り当て)を識別し、一意の ID によってリソースを識別して、グループを選択する手段を提供する必要があります。

リソース コンピュータの開発

リソースとグループを関連付けた後、グループのリソース制限を計算するためのリソース コンピュータを開発する必要があります。 リソース コンピュータは com.cloupia.service.cIM.inframgr.resourcecomputer.ResourceCountComputerIf インターフェイスを実装して、リソース制限の計算に必要なグループの詳細情報を渡します。 リソースとグループの間の関連付けを使用して、どのグループがどのリソースを使用しているのかを特定し、グループで使用されているリソースの全体量を計算できます。

このインターフェイスの使用方法の詳細については、サンプル コードの com.cloupia.feature.foo.resourceComputer.DummyVLANResourceComputer を参照してください。

新しいリソースの登録

リソース コンピュータを AbstractCloupiaModule に登録する必要があります。 詳細については、サンプル コードの FooModule.java を参照してください。 リソース タイプが UI に表示され、対応するリソース コンピュータが使用されるように、リソース タイプを一意に識別する文字列とリソース タイプの説明を指定する必要があります。

はじめる前に
  • リソースをグループに関連付けます。

  • リソース制限を計算します。

新しいリソース制限チェックのテスト

新しく導入したリソース タイプが正しくチェックされていることを確認するには、次のステップを Cisco UCS Director UI で実行します。

  • 導入したリソース タイプが、制限できるリソースとして表示されていることを確認します。

  • 新しいリソースにリソース制限を設定します。

  • [リソース制限] レポートをチェックして、リソース コンピュータが正常に動作していることを確認します。

手順
    ステップ 1   [管理] > [ユーザとグループ] > [ユーザグループ] > [(自分のグループ)] を選択し、[リソースの制限の編集] をクリックします。 [リソース制限] ダイアログ ボックスで、[リソースの制限の有効化] を選択します。

    [リソース制限] ダイアログ ボックスを展開して、制限できるすべてのリソースを示すページを表示します。 導入したリソース タイプは、[物理リソース制限] という見出しの下に表示されます。

    サンプル コードには、ダミー VLAN リソースが示されます。 このリソースを実装している場合は、このリストに表示されます。

    ステップ 2   [リソース制限] リストで、導入したリソース タイプの制限を設定し、[保存] をクリックします。
    ステップ 3   [リソース制限] レポート テーブルをチェックします。 このテーブルは、[組織] > [サマリー] > [(自分のグループ)] > [リソース制限] の下にあります。 グループを選択したら、[リソース制限] タブをクリックします。

    [リソース制限] タブで、リソースに関する情報を示す行を探します。

    設定した制限が表示されています。 リソースを(使用制限に達するまで)使用してみてこのレポートを再チェックし、制限チェックが予想どおりに動作していることを確認できます。