Cisco UCS Director FlexPod 管理ガイド リリース 5.0
Cisco UCS Director Baremetal Agent のネットワーク設定
Cisco UCS Director Baremetal Agent のネットワーク設定

Cisco UCS Director Baremetal Agent のネットワーク設定

この章は、次の内容で構成されています。

ネットワーク設定オプションについて

Cisco UCS Director Baremetal Agent のネットワーク設定に関して、次のオプションの中から選択できます。

  • 管理と PXE(プリブート実行環境)のための単一ネットワーク

  • 管理と PXE のための個別のネットワーク

環境の要件に最適なネットワーク設定オプションを選択してください。 この選択に関するアドバイスについては、この章の概要を参照してください。

管理と PXE のための単一のネットワーク

ご使用の環境で、同じネットワーク インターフェイスおよびレイヤ 2 ネットワーク上で次のものをホストできる場合は、このネットワーク設定オプションを選択することをお勧めします(以下の図を参照)。

  • Cisco UCS Director Baremetal Agent によって提供されるサービス(DHCP、TFTP、HTTP など)

  • Cisco UCS Director Baremetal AgentCisco UCS Director またはその他のデバイスおよびアプライアンスとの間の管理トラフィック

図 1. 単一のネットワークのサンプル トポロジ



単一のネットワーク設定の前提条件

単一のネットワーク設定を使って Cisco UCS Director Baremetal Agent を設定する予定の場合、ご使用の環境が次の前提条件を満たしていることを確認してください。

  • Cisco UCS Director installation guide』の手順に従って、Cisco UCS Director がインストールされてネットワーク インターフェイスが設定されていること。

  • Cisco UCS Director に Web ブラウザから到達可能であり、ログインできること。

  • Cisco UCS Director Baremetal Agent Installation and Configuration Guide』の手順に従って Cisco UCS Director Baremetal Agent がインストールされていて、追加の設定がまだ行われていないこと。

  • 必要な単一の管理および PXE VLAN がプロビジョニングされていて、仮想マシン(VM)を接続したり VM で使用したりできる仮想ポート グループまたはポート プロファイルとして使用可能であること。

管理と PXE のための個別のネットワーク

使用する環境で、次のものを同じネットワーク インターフェイスおよびレイヤ 2 ネットワーク上でホストできない場合は、このネットワーク設定オプションを選択することをお勧めします。

  • PXE ネットワークでは、Cisco UCS Director Baremetal Agent によって提供されるサービス(DHCP、TFTP、HTTP など)

  • 管理ネットワークでは、Cisco UCS Director Baremetal AgentCisco UCS Director またはその他のデバイスおよびアプライアンスとの間のトラフィック

図 2. 個別の PXE ネットワークと管理ネットワークのサンプル トポロジ



個別のネットワーク設定の前提条件

別個のネットワーク設定を使って Cisco UCS Director Baremetal Agent を設定する予定の場合、ご使用の環境が次の前提条件を満たしていることを確認してください。

  • 該当する『Cisco UCS Director installation guide』の手順に従って、Cisco UCS Director がインストールされてネットワーク インターフェイスが設定されていること。

  • Cisco UCS Director に Web ブラウザから到達可能であり、ログインできること。

  • Cisco UCS Director Baremetal Agent Installation and Configuration Guide』の手順に従ってCisco UCS Director Baremetal Agent がすでにインストールされていて、追加の設定がまだ行われていないこと。

  • 次のネットワークがプロビジョニングされ、かつ、VM に接続するか、VM を活用できる、仮想ポート グループやポート プロファイルとして使用できます。

    • 管理(MGMT)ネットワーク:Cisco UCS Director Baremetal AgentCisco UCS Director

    • PXE ネットワーク:PXE サービス トラフィック(DHCP、HTTP、TFTP など)に使用されます。


(注)  


PXE ネットワーク/VLAN は、サーバのネイティブ(デフォルト)VLAN として設定する必要があります。 たとえば、Cisco UCS Director サーバの場合は、サーバに関連付けられた vNIC テンプレートを編集し、PXE ネットワーク/VLAN をネイティブ VLAN として選択します。 この設定は、Cisco UCS Manager または Cisco UCS Director で実行できます。


Cisco UCS Director GUI による Baremetal Agent アプライアンスの設定

この時点で、次の 2 つのオプションのいずれかを使用して、新しい Baremetal Agent を作成できます。
  • 管理と PXE トラフィックの両方に単一のネットワークを使用します。

  • 管理と PXE トラフィックにそれぞれ個別のネットワークを使用します。

はじめる前に

BMA 5.0 ovf を導入して、そのネットワークを設定する必要があります。

Cisco UCS Director 5.0 マルチ ノード設定が完了している必要があります。

VMware vSphere ハイパーバイザで VM がすでに作成されている必要があります。 ネットワークが設定されていて、Baremetal Agent VM が完全に起動済みであり、VMware vSphere VM コンソールが閉じられている必要があります。 Baremetal Agent VM の IP アドレスが必要です。

使用するネットワーク設定(単一のネットワーク設定または個別のネットワーク設定のいずれか)をサポートする環境が必要です。 これらの異なる設定については、必要に応じて本マニュアル セットのトピックにある説明を参照してください。

必要な DHCP サービスを提供するには、Cisco UCS Director Baremetal Agent と同じ PXE VLAN 内に 1 つの DHCP サーバを配置し、適切な IP アドレス範囲を使ってその DHCP サーバを設定します。

特定のオペレーティング システムの PXE ブートを行うために Cisco UCS Director Baremetal Agent を使用するには、最初にそのオペレーティング システム イメージをプロビジョニングする必要があります。


    ステップ 1   メニュー バーで、[管理] > [物理アカウント] の順に選択します。
    ステップ 2   [Baremetal Agent] タブをクリックします。
    ステップ 3   [追加] をクリックします。
    ステップ 4   [Baremetal Agent アプライアンスの追加] ダイアログボックスで、次の表の説明に従って、該当するフィールドに入力します。
    (注)     

    マルチ ノード機能に対応するように Cisco UCS Director Baremetal Agent を設定するには、[UCSD データベース アドレス] InventoryNode IP アドレスが使用されるように設定します。 次の表のエントリを参照してください。

    名前 説明

    [BMA 名] フィールド

    特定の目的でベア メタル エージェントに割り当てる名前。 ベスト プラクティスとして、管理対象システム コンポーネントの名前を含む命名規則を適用してください。 これにより、エージェントの制限と機能を認識できます。

    [BMA 管理/PXE アドレス] フィールド

    BMA マネージャの IP アドレス。 BMA マネージャと PXE の両方に単一のネットワークを使用する場合、これと同じアドレスが PXE アドレスとして自動的に割り当てられます。
    重要:

    このアドレスは UCSD アプライアンスから到達可能でなければなりません。

    [ログイン ID] フィールド

    Baremetal Agent 管理者のログイン ID。

    [パスワード] フィールド

    同じ Baremetal Agent 管理者のパスワード。

    [BMA は管理および PXE トラフィックに別のインターフェイスを使用] チェックボックス

    PXE サーバをホストするネットワークを、トラフィック マネージャをホストするネットワークとは別個のものにする場合は、このチェックボックスをオンにします。
    (注)     

    このボックスをオンにすると、このフォームのチェックボックスの下に、個別のフィールド セットが表示されます。

    [BMA PXE インターフェイス アドレス] フィールド

    BMA PXE サーバの IP アドレス(BMA マネージャの IP アドレスとは異なる場合)。
    (注)      このフィールドは、[BMA は管理および PXE トラフィックに別のインターフェイスを使用] チェックボックスがオンになっている場合にのみ表示されます。

    [説明] フィールド

    この Baremetal Agent に関する追加の参考情報。 オプション

    [ロケーション] フィールド

    この Baremetal Agent の場所。 物理ロケーション名など。 オプション

    [UCSD データベース アドレス] ドロップダウン リスト

    この BMA が使用する UCSD データベースに関連付けられた IP アドレスを選択します。

    注目:

    マルチ ノード機能に対応する BMA を設定している場合は、InventoryNode IP アドレスを選択します。

    ステップ 5   [送信] をクリックします。

    トラブルシューティングのヒント

    最初に Cisco UCS Director Baremetal Agent に定義された BMA には、デフォルト BMA というラベルが自動的に付くことに注意してください。

    [Baremetal Agent] タブに、このエージェントの現在の情報を示す新しい行が追加されます。
    ステップ 6   [サービスの開始] をクリックして、BMA サービスを開始します。

    DHCP サービスが正しく設定されていない場合、[有効なサービス] 列に、サービスが有効になっていないことを示すステータスが表示されます。

    ネットワーク サービスが正常に開始されると、BMA ステータスが「アクティブ」になります。

    リリース 5.0 以降で作成された最初の BMA は、「デフォルト」BMA として指定されます。 デフォルトでは、ワークフローでセキュア PXE ブート タスクを使用する場合、このタスクのターゲット BMA としてデフォルト BMA が使用されます。 別の BMA をデフォルトとして指定するには、[Baremetal Agent] タブでその BMA を選択してから、[デフォルト BMA の設定] をクリックします。

    次の作業

    [サービス ステータス] をクリックすると、サービス ステータスを確認できます。

    BMA との SSH ベースのテスト接続ステータスを確認するには、[Baremetal Agent] テーブルで、到達可能というラベルが付いた列を調べます。 デフォルトでは、テスト接続要求は 15 分ごとにトリガーされます。 この頻度は、「BMA ハートビート タスク」を使用して調整できます。

    BMA ログを調べるには、[BMA ログの表示] をクリックします。

    BMA による Cisco UCS Director Baremetal Agent データベース更新の有無を確認するには、[Baremetal Agent] テーブルで、ステータスというラベルが付いた列を調べます。 データベースに更新がない場合、ステータスは「非アクティブ」になります。

    PXE インターフェイスの IP アドレスを設定するには、[インターフェイスの設定] をクリックします。

    オプション:制御されたテスト環境でエージェントを使って PXE ブートを実行し、テストします。 PXE ブート要求のセットアップの詳細については、「PXE ブート要求の追加および設定」に関する資料を参照してください。

    Cisco UCS Director GUI での Baremetal Agent アプライアンス用 DHCP サーバの設定

    DHCP サーバおよび TFTP サーバは、PXE サーバの重要なコンポーネントです。 この設定機能では、BMA アプライアンスから DHCP 設定を読み取ります。その設定を編集することができます。 [DHCP の設定] という BMA オプションを使用して、DHCP サブネット、ネットマスク、BOOTP、ルータ、および PXE サーバに適用される設定データを編集できます。


    (注)  


    DHCP サービスを初めて設定する場合、または DHCP 設定を変更した場合には、[サービスの開始] をクリックして DHCP を起動または再起動する必要があることに注意してください。 サービスの現在のステータスは、[Baremetal Agent] タブの [有効なサービス] 列に表示されます。


    制約事項:

    マルチホーム DHCP 設定の場合、[DHCP の設定] オプションを使用して、最初のサブネットの情報だけを編集できます。 残りのサブネットについては、手動で DHCP コンフィギュレーション ファイル(/etc/dhcpd.conf)を編集する必要があります。

    はじめる前に
    • BMA 5.0 ovf を導入して、そのネットワークを設定する必要があります。

    • Cisco UCS Director 5.0 マルチ ノード設定が完了している必要があります。

    • Cisco UCS Director Baremetal Agent と同じ PXE VLAN に 1 つの DHCP サーバがあり、適切な IP アドレス範囲を使ってこの DHCP サーバが設定されている必要があります。


      ステップ 1   メニューバーで、[管理] > [物理アカウント] > [Baremetal Agent] を選択します。
      ステップ 2   Baremetal Agent を選択し、[DHCP の設定] をクリックします。

      [DHCP の設定] ダイアロボックスが表示されます。 このフォームには、BMA で使用可能なデフォルト DHCP 設定が含まれます。

      ヒント   

      PXE サーバの IP アドレスは、BMA アカウントの追加時に指定した PXE インターフェイス アドレスと同じでなければなりません。

      ステップ 3   必要に応じて DHCP 設定データを更新または変更してから、[送信] をクリックします。

      ダイアログボックスに表示されているすべての DHCP IP アドレスの割り当てが BMA DHCP 設定で更新され、DHCP サービスが再起動されます。

      ステップ 4   すでに追加した BMA アカウントを選択し、[サービスの開始] をクリックします。
      ステップ 5   サービスが開始したら、アカウントのステータスが「アクティブ」に設定されていることを確認し、[サービスを有効化] 列に、期待されるすべてのサービスが実行中と示されていることを確認します。

      次の作業

      設定した PXE サーバーを使用する Baremetal Agent が定義されている場合は、この時点で [サービスの開始] をクリックして、PXE サーバを構成するサービスを開始します。 これにより、プロトコル ステータスが変更されます。 詳細は、[有効なサービス] 列に表示されます。 設定データを編集または削除するには、まず [サービスの停止] をクリックしてください。