Cisco UCS Central 用 Cisco UCS Director 管理ガイド、リリース 4.1
ストレージ接続の設定
ストレージ接続の設定

ストレージ接続の設定

この章は、次の内容で構成されています。

グローバル VSAN

グローバル VSAN は、ドメイン グループ ルート、またはルートの下のドメイン グループで定義できます。 グローバル VSAN はファブリック インターコネクトに固有であり、ファブリック A またはファブリック B のいずれに対しても作成できます。 グローバル VSAN を共通 VSAN にすることはできません。

グローバル サービス プロファイルの導入より先にグローバル VSAN の解決が実行されます。 グローバル サービス プロファイルがグローバル VSAN を参照し、その VSAN が存在しない場合は、リソースが不十分なためグローバル サービス プロファイルの導入が失敗します。 グローバル サービス プロファイルを導入する前に、Cisco UCS Central アカウントで作成されたすべてのグローバル VSAN を解決する必要があります。

グローバル VSAN を参照しているグローバル サービス プロファイルを削除しても、そのグローバル VSAN は削除されません。 グローバル VSAN は、Cisco UCS Central アカウントから削除する必要があります。

グローバル VSAN が Cisco UCS Manager アカウントに可視化されるのは、VSAN を参照するグローバル サービス プロファイルを導入した場合のみです。 グローバル サービス プロファイルで導入された VSAN が Cisco UCS Manager アカウントで使用可能になったら、ローカル サービス プロファイルおよびポリシーに含めることができます。 グローバル VSAN をローカル VSAN に変更することはできません。

グローバル VSAN の作成

次の予約済み範囲の ID を除き、ID が 1 ~ 4093 の範囲のグローバル VSAN を作成できます。

  • Cisco UCS ドメイン FC スイッチ モードを使用する予定の場合は、ID が 3040 ~ 4078 の範囲にある VSAN を設定しないでください。
  • Cisco UCS ドメイン FC エンドホスト モードを使用する予定の場合は、ID が 3840 ~ 4079 の範囲にある VSAN を設定しないでください。

(注)  


SAN クラウドの FCoE VLAN と LAN クラウドの VLAN の ID は違っている必要があります。 VSAN 内の FCoE VLAN と VLAN で同じ ID を使用すると、その VLAN を使用しているすべての vNIC とアップリンク ポートで重大な障害が発生し、トラフィックが中断されます。 FCoE VLAN ID と重なる ID が設定されたすべての VLAN 上でイーサネット トラフィックがドロップされます。



    ステップ 1   メニュー バーで、[物理] > [コンピューティング] を選択します。
    ステップ 2   左ペインで、[マルチドメインマネージャ] を展開します。
    ステップ 3   左ペインで、[UCSセントラルアカウント] を展開し、Cisco UCS Central アカウントをクリックします。
    ステップ 4   右ペインで、[VSAN] タブをクリックします。
    ステップ 5   [追加] をクリックします。
    ステップ 6   [VSANの追加] ダイアログボックスで、次の手順を実行します。
    1. [VSAN名] フィールドに、VSAN の一意の名前を入力します。

      VSAN 名では、大文字と小文字が区別されます。

    2. [VSAN ID] フィールドに、ネットワークに割り当てる固有識別子を入力します。
    3. [ドメイングループ] フィールドで、グローバル VSAN を作成するドメイン グループのチェックボックスをオンにします。
    4. [ファブリックID] ドロップダウン リストから、グローバル VSAN を作成するファブリック インターコネクトを選択します。
    5. [FCOE VLAN] フィールドに、VSAN とそのファイバ チャネル パケットを転送するために使用する VLAN の ID を入力します。
    6. [送信] をクリックします。

    WWN プール

    WWNN プール

    WWNN プールは、WW ノード名だけを含む WWN プールです。 サービス プロファイルに WWNN のプールを含める場合、関連付けられたサーバには、そのプールから WWNN が割り当てられます。 WWNN プールの WWN ブロックとイニシエータを表示するには、[WWNNプール] タブでそのプールをダブルクリックします。

    WWNN プールの作成


      ステップ 1   メニュー バーで、[物理] > [コンピューティング] を選択します。
      ステップ 2   左ペインで、[マルチドメインマネージャ] を展開します。
      ステップ 3   左ペインで、[UCSセントラルアカウント] を展開し、Cisco UCS Central アカウントをクリックします。
      ステップ 4   右ペインで、[組織] タブをクリックします。
      ステップ 5   プールを作成する組織をクリックし、[詳細の表示] をクリックします。
      ステップ 6   [WWNNプール] タブをクリックします。
      ステップ 7   [追加] をクリックします。
      ステップ 8   [WWNNプールの追加] ダイアログボックスで、次のフィールドに値を入力します。
      名前 説明

      [名前] フィールド

      プールの一意の名前。

      [説明] フィールド

      プールの説明。

      [送信元] フィールド

      ブロック内の最初の WWNN アドレス。

      [サイズ] フィールド

      ブロック内の WWNN アドレスの数。

      ステップ 9   [送信] をクリックします。

      WWPN プール

      WWPN プールは、WW ポート名だけを含む WWN プールです。 サービス プロファイルに WWPN のプールを含める場合、関連付けられたサーバの各 vHBA 上のポートには、そのプールから WWPN が割り当てられます。 WWPN プールの WWN ブロックとイニシエータを表示するには、[WWPNプール] タブでそのプールをダブルクリックします。

      WWPN プールの作成


        ステップ 1   メニュー バーで、[物理] > [コンピューティング] を選択します。
        ステップ 2   左ペインで、[マルチドメインマネージャ] を展開します。
        ステップ 3   左ペインで、[UCSセントラルアカウント] を展開し、Cisco UCS Central アカウントをクリックします。
        ステップ 4   右ペインで、[組織] タブをクリックします。
        ステップ 5   プールを作成する組織をクリックし、[詳細の表示] をクリックします。
        ステップ 6   [WWPNプール] タブをクリックします。
        ステップ 7   [追加] をクリックします。
        ステップ 8   [WWPNプールの追加] ダイアログボックスで、次のフィールドに値を入力します。
        名前 説明

        [名前] フィールド

        プールの一意の名前。

        [説明] フィールド

        プールの説明。

        [送信元] フィールド

        ブロック内の最初の WWPN アドレス。

        [サイズ] フィールド

        ブロック内の WWPN アドレスの数。

        ステップ 9   [送信] をクリックします。

        WWN ブロックの追加


          ステップ 1   メニュー バーで、[物理] > [コンピューティング] を選択します。
          ステップ 2   左ペインで、[マルチドメインマネージャ] を展開します。
          ステップ 3   左ペインで、[UCSセントラルアカウント] を展開し、Cisco UCS Central アカウントをクリックします。
          ステップ 4   右ペインで、[組織] タブをクリックします。
          ステップ 5   プールを変更する組織をクリックし、[詳細の表示] をクリックします。
          ステップ 6   次のいずれかのタブをクリックします。
          • [WWNNプール]
          • [WWPNプール]
          ステップ 7   WWN ブロックを追加するプールをクリックします。
          ステップ 8   [WWNブロックの作成] をクリックします。
          ステップ 9   [WWNブロックの作成] ダイアログボックスで、次のフィールドに値を入力します。
          名前 説明

          [送信元] フィールド

          ブロックの最初の WWNN または WWPN アドレス。

          [サイズ] フィールド

          ブロックの WWN または WWPN アドレスの数。

          ステップ 10   [送信] をクリックします。

          vHBA テンプレート

          このテンプレートは、サーバ上の vHBA による SAN への接続方法を定義するポリシーです。 これは、vHBA SAN 接続テンプレートとも呼ばれます。

          ポリシーを有効にするには、このポリシーをサービス プロファイルに含める必要があります。

          vHBA テンプレートの作成

          はじめる前に

          次に示すリソースが 1 つ以上存在している必要があります。

          • グローバル VSAN
          • WWPN プール
          • SAN ピン グループ
          • 統計情報しきい値ポリシー

            ステップ 1   メニュー バーで、[物理] > [コンピューティング] を選択します。
            ステップ 2   左ペインで、[マルチドメインマネージャ] を展開します。
            ステップ 3   左ペインで、[UCSセントラルアカウント] を展開し、Cisco UCS Central アカウントをクリックします。
            ステップ 4   右ペインで、[組織] タブをクリックします。
            ステップ 5   ポリシーを作成する組織をクリックし、[詳細の表示] をクリックします。
            ステップ 6   [vHBAテンプレート] タブをクリックします。
            ステップ 7   [追加] をクリックします。
            ステップ 8   [vHBAテンプレートの追加] ダイアログボックスに、ポリシーの一意の名前および説明を入力します。
            ステップ 9   [ファブリックID] ドロップダウン リストから、このテンプレートから作成された vHBA に関連付けるファブリック インターコネクトを選択します。
            ステップ 10   [VSAN] ドロップダウン リストから、このテンプレートから作成された vHBA に関連付ける VSAN を選択します。
            ステップ 11   [テンプレートのタイプ] ドロップダウン リストから、次のいずれかを選択します。
            • [初期テンプレート]:テンプレートが変更されても、このテンプレートから作成されたvHBAは更新されません。
            • [テンプレートの更新]:テンプレートが変更されると、このテンプレートから作成された vHBA は更新されます。
            ステップ 12   [データフィールドの最大サイズ] フィールドに、vHBA でサポートするファイバ チャネル フレーム ペイロードの最大サイズをバイト単位で入力します。

            256 ~ 2112 の範囲の整数を入力します。 デフォルトは 2048 です。

            ステップ 13   このテンプレートから作成された vNIC にポリシーを関連付けるには、次のフィールドに値を入力します。
            名前 説明

            [データフィールドの最大サイズ] フィールド

            vHBA でサポートするファイバ チャネル フレームのペイロード バイトの最大サイズ。

            256 ~ 2112 の範囲の整数を入力します。 デフォルトは 2048 です。

            [WWPNプール] ドロップダウン リスト

            このテンプレートから作成された vHBA によって、WWPN アドレスを派生させるために使用される WWPN プールを選択します。

            [QoSポリシー] ドロップダウン リスト

            このテンプレートから作成された vHBA に関連付けられている Quality of Service(QoS)ポリシーを選択します。

            [ピングループ] ドロップダウン リスト

            このテンプレートから作成された vHBA に関連付けられている SAN ピン グループを選択します。

            [統計しきい値ポリシー] ドロップダウン リスト

            このテンプレートから作成された vHBA に関連付けられている統計しきい値ポリシーを選択します。

            ステップ 14   [送信] をクリックします。

            次の作業

            vHBA ポリシーに vHBA テンプレートを含めます。

            vHBA ポリシーの作成

            はじめる前に

            このポリシーが適用される Cisco UCS Central アカウントおよび組織に、次のうち少なくとも 1 つが存在していることを確認してください。

            • vHBA テンプレート
            • ファイバ チャネル アダプタ ポリシー

              ステップ 1   メニュー バーで、[ポリシー] > [UCSセントラル] を選択します。
              ステップ 2   [vHBAポリシー] タブをクリックします。
              ステップ 3   [追加] をクリックします。
              ステップ 4   [UCSセントラルvHBAポリシーの作成] ダイアログボックスで、次の手順を実行します。
              1. [vHBA名] フィールドに、ポリシーの一意の名前を入力します。
              2. [アカウント名] ドロップダウン リストから、このポリシーが適用される Cisco UCS Central アカウントを選択します。
              3. [組織] ドロップダウン リストから、このポリシーが適用される組織を選択します。
              4. [vHBAテンプレート] ドロップダウン リストから、vHBA テンプレートを選択します。
              5. [アダプタポリシー] ドロップダウン リストから、アダプタ ポリシーを選択します。
              6. [送信] をクリックします。

              次の作業

              ストレージ ポリシーに vHBA ポリシーを含めます。

              SAN 接続ポリシー

              SAN 接続ポリシーは、ネットワーク上のサーバと LAN 間の接続とネットワーク通信リソースを決定します。 これらのポリシーは、プールを使用してサーバに WWN と WWPN を割り当て、サーバがネットワークと通信するために使用する vHBA を識別します。


              (注)  


              接続ポリシーはサービス プロファイルおよびサービス プロファイル テンプレートに含まれ、複数のサーバの設定に使用されることがあるため、接続ポリシーでの静的 ID の使用はお勧めできません。


              SAN 接続ポリシーの作成


                ステップ 1   メニュー バーで、[物理] > [コンピューティング] を選択します。
                ステップ 2   左ペインで、[マルチドメインマネージャ] を展開します。
                ステップ 3   左ペインで、[UCSセントラルアカウント] を展開し、Cisco UCS Central アカウントをクリックします。
                ステップ 4   右ペインで、[組織] タブをクリックします。
                ステップ 5   ポリシーを作成する組織をクリックし、[詳細の表示] をクリックします。
                ステップ 6   [SAN接続ポリシー] タブをクリックします。
                ステップ 7   [追加] をクリックします。
                ステップ 8   [SAN 接続ポリシー] ダイアログボックスに、ポリシーの名前および説明を入力します。
                ステップ 9   [WWNNプール] ドロップダウン リストから、このポリシーに関連付ける WWNN プールを選択します。
                ステップ 10   [vHBA] テーブルで、[追加] をクリックし、次の手順を実行します。
                1. vHBA の名前を入力します。
                2. vHBA テンプレートを使用して vHBA を作成するには、[vHBAテンプレートの使用] チェックボックスをオンにして、表示されるドロップダウン リストから適切なテンプレートを選択します。
                3. テンプレートを使用せずに新しい vHBA を作成するには、[vHBAテンプレートの使用] チェックボックスをオフにして、表示されるフィールドに値を入力します。

                  これらのフィールドの詳細については、vHBA テンプレートの作成を参照してください。

                4. [送信] をクリックします。

                ポリシーにさらに vHBA を追加する場合は、このステップを繰り返します。

                ステップ 11   ポリシーに必要なすべての vHBA を作成したら、[送信] をクリックします。

                ストレージ ポリシー

                ストレージ ポリシーとは、サーバと SAN ストレージ間の接続を設定する Cisco UCS Director のポリシーです。これには、サーバに割り当てられるワールド ワイド ノード名(WWNN)およびサーバで使用される仮想ホスト バス アダプタ(vHBA)が含まれます。 選択した設定に応じて、このポリシーはサーバに対して 2 つ以上の vHBA を設定するために使用できます。 このポリシーで vHBA を作成することも、SAN 接続ポリシーを使用して vHBA 設定を決定することもできます。

                このポリシーはサービス プロファイルに組み込む必要があります。また。このサービス プロファイルを有効にするには、サーバに関連付ける必要があります。

                ストレージ ポリシーの作成


                  ステップ 1   メニュー バーで、[ポリシー] > [UCSセントラル] を選択します。
                  ステップ 2   [ストレージポリシー] タブをクリックします。
                  ステップ 3   [追加] をクリックします。
                  ステップ 4   [UCSセントラルストレージポリシーの作成] ダイアログボックスに、ポリシーの名前および説明を入力します。
                  ステップ 5   次のフィールドに値を入力して、ポリシーの Cisco UCS Central 接続を指定します。
                  • [アカウント名] ドロップダウン リスト:このポリシーを追加する Cisco UCS Central アカウントを選択します。
                  • [組織] ドロップダウン リスト:このポリシーを追加する Cisco UCS Central 組織を選択します。
                  ステップ 6   [ローカルディスクの設定ポリシー] ドロップダウン リストから、このストレージ ポリシーに含めるローカル ディスク設定ポリシーを選択します。
                  ステップ 7   [SAN接続タイプ] ドロップダウン リストから、次の接続タイプのいずれかを選択します。
                  オプション 説明

                  [エキスパート]

                  サーバが SAN ストレージにアクセスするために使用できる vHBA をいくつでも作成できます。

                  ステップ 8 に進みます。

                  [シンプル]

                  サーバが SAN ストレージにアクセスするために使用できる vHBA を 2 つまで作成できます。

                  ステップ 9 に進みます。

                  [vHBAなし]

                  vHBA を作成できません。 このオプションを選択した場合は、このポリシーを含むサービス プロファイルに関連付けられたサーバは SAN に接続されません。

                  ステップ 11 に進みます。

                  [継承したハードウェア]

                  サーバに関連付けられたファイバ チャネル アダプタ プロファイルに割り当てられた vHBA を使用します。

                  ステップ 11 に進みます。

                  [SAN接続ポリシーの使用]

                  SAN接続ポリシーを使用して、サーバの SAN 接続を決定します。

                  ステップ 10 に進みます。

                  ステップ 8   エキスパート SAN ストレージ オプションを選択した場合、次の手順を実行します。
                  1. [WWNNプール] ドロップダウン リストから、このポリシーに割り当てる WWNN プールを選択します。

                    このストレージ ポリシーを使用するサービス プロファイルに関連付けられた各サーバに WWNN を割り当てることができるように、WWNN プールには十分な数の WWNN を含める必要があります。

                  2. [vHBAの追加] フィールドで、ストレージ ポリシーに追加する vHBA の数を指定します。
                  3. [vHBA1/vHBA2/vHBA3/vHBA4のテンプレート] ドロップダウン リストから、vHBA ポリシーを選択します。
                  4. ステップ 11 に進みます。
                  ステップ 9   シンプル SAN ストレージ オプションを選択した場合、次の手順を実行します。
                  1. [WWNNプール] ドロップダウン リストから、このポリシーに割り当てる WWNN プールを選択します。

                    このストレージ ポリシーを使用するサービス プロファイルに関連付けられた各サーバに WWNN を割り当てることができるように、WWNN プールには十分な数の WWNN を含める必要があります。

                  2. [vHBA0 (ファブリックA)] 領域で、次のフィールドに値を入力します。
                    • [vHBA0の名前] フィールドに、vHBA の一意の名前を入力します。
                    • [VSANの選択] ドロップダウン リストで、この vHBA を関連付ける VSAN の名前を選択します。
                  3. [vHBA1 (ファブリックB)] 領域で、次のフィールドに値を入力します。
                    • [vHBA1の名前] フィールドに、vHBA の一意の名前を入力します。
                    • [VSANの選択] ドロップダウン リストで、この vHBA を関連付ける VSAN の名前を選択します。
                  4. ステップ 11 に進みます。
                  ステップ 10   SAN 接続ポリシー オプションを選択した場合は、[SAN接続ポリシー] ドロップダウン リストからサーバに関連付けるポリシーを選択します。
                  ステップ 11   [送信] をクリックします。

                  次の作業

                  サービス プロファイルにストレージ ポリシーを含めます。