マルチディスク VM プロビジョニング
マルチディスク VM プロビジョニング

マルチディスク VM プロビジョニング

この章は、次の内容で構成されています。

マルチディスク VM プロビジョニングについて

Cisco UCS Director では、1 つのテンプレートからマルチディスク仮想マシン(VM)プロビジョニングを実行できます。 選択した 1 つまたは複数のデータストアに対する VM ディスク プロビジョニングを設定できます。 また、1 つのテンプレートで追加ディスクごとに個別のディスク ポリシーを設定することもできます。

Cisco UCS Director では、ディスクは次のカテゴリに分類されます。

  • システム
  • データ
  • データベース
  • スワップ
  • ログ

(注)  


Cisco UCS Director で定義されているディスク カテゴリはディスクのラべリング専用です。


マルチディスク VM プロビジョニングのワークフロー

手順
    ステップ 1   マルチディスクに対応したテンプレートを利用できることを確認します。
    ステップ 2   ディスク カテゴリを割り当てます。
    ステップ 3   ストレージ ポリシーを定義します。
    ステップ 4   テンプレートのカタログを作成します。

    マルチディスクに対応したテンプレートについて

    マルチディスクの仮想マシン(VM)をプロビジョニングするためには、マルチディスクに対応したテンプレート(イメージ)を使用できる必要があります。 マルチディスクに対応したテンプレートを VM プロビジョニングに使用する前に、各ディスクにディスク カテゴリを割り当てる必要があります。

    ディスク カテゴリの割り当て

    手順
      ステップ 1   メニュー バーで [仮想] > [コンピューティング] を選択します。
      ステップ 2   VMware クラウドを選択し、[イメージ] タブを選択します。
      ステップ 3   マルチディスクに対応したテンプレートを選択します。
      ステップ 4   ツールバーの [詳細の表示] ボタンをクリックします。
      ステップ 5   [ディスク] タブをクリックします。
      ステップ 6   ディスクを選択します。
      ステップ 7   [ディスクタイプの割り当て] をクリックします。
      ステップ 8   ディスク タイプを選択します。

      次のいずれかになります。

      • システム
      • データ
      • データベース
      • スワップ
      • ログ
      ステップ 9   [送信] をクリックします。

      ストレージ ポリシーの定義

      ストレージ ポリシーは、データストアの対象範囲、使用するストレージのタイプ、容量の最小条件、遅延などのリソースを定義するポリシーです。 また、ストレージ ポリシーを使用すると、マルチディスクに対する追加のディスク ポリシーを設定することや、サービス リクエストの作成中にエンドユーザがデータストアを選択できるようにすることができます。

      Cisco UCS Director では、複数のデータストア上で、複数のディスクを使用した VM プロビジョニングを実行できます。 ディスクは、システム、データ、データベース、スワップ、ログという 5 つのタイプに分類されます。 システム ディスク ポリシーを先に設定し、次にそれ以外のディスクを要件に応じて設定できます。 ディスク タイプ別にディスク ポリシーを設定することも、ディスクごとにデフォルトのシステム ディスク ポリシーを選択することも可能です。

      追加のディスク ポリシーを使用する場合、マルチディスク テンプレートのカタログの作成中は、[単一データストアのすべてのディスクをプロビジョニングします] オプションを必ずオフにしてください。 カタログ作成の詳細については、カタログの追加を参照してください。

      また、Cisco UCS Director には、エンドユーザがデータストアを選択できるかどうかを指定するオプションがあるため、VM プロビジョニングのサービス リクエストを作成するときにデータストアを選択できるようにすることができます。 サービス リクエストの作成中に選択された VDC に関連付けられたストレージ ポリシーで指定されている対象範囲条件によって、選択対象としてリストされるデータストアは異なります。

      ストレージ ポリシーの作成

      手順
        ステップ 1   メニュー バーで [ポリシー] > [ストレージ] を選択します。
        ステップ 2   [VMwareストレージポリシー] タブを選択します。
        ステップ 3   [追加](+)をクリックします。
        ステップ 4   [ストレージリソース割り当てポリシーの追加 - システムディスクポリシー] ダイアログボックスで、次のフィールドに入力します。
        名前 説明

        [ポリシー名] フィールド

        ポリシーの名前。 この名前はカタログ定義中に使用されます。

        [ポリシーの説明] フィールド

        ポリシーの説明。

        [クラウド名] ドロップダウン リスト

        リソース割り当てが発生するクラウドを選択します。

        システムディスクスコープ

        [データストアのスコープ] ドロップダウン リスト

        導入の適用範囲を選択します。 すべてを使用するか、選択した項目を含めるか、選択した項目を除外するかを指定します。

        [共有データストアのみの使用] チェックボックス

        共有データストアのみを使用する場合は、チェックボックスをオンにします。

        ストレージ オプション

        [ローカルストレージの使用] チェックボックス

        ローカル ストレージを使用するには、チェックボックスをオンにします。

        デフォルトでは、このフィールドはオンになっています。

        [NFSの使用] チェックボックス

        NFS ストレージを使用するには、チェックボックスをオンにします。

        デフォルトでは、このフィールドはオンになっています。

        [SANの使用] チェックボックス

        SAN ストレージを使用するには、チェックボックスをオンにします。

        デフォルトでは、このフィールドはオンになっています。

        [条件の最小値] チェックボックス リスト

        満たしたい 1 つ以上の条件のチェックボックスをオンにします。 これらの基準を満たさないホストやデータストアは考慮から除外されます。 複数の条件を選択した場合は、選択したすべての条件に一致する必要があります。

        [テンプレートのオーバーライド] チェックボックス

        テンプレートのプロパティを上書きするには、チェックボックスをオンにします。 シン プロビジョニングの使用や、カスタム ディスク サイズなどのカスタム設定を入力するオプションがあります。

        [シンプロビジョニングの使用] チェックボックス

        VM ストレージのプロビジョニング時にシン プロビジョニングを使用するには、チェックボックスをオンにします。

        シン プロビジョニングを使用すると、物理ストレージ容量を動的に割り当てて、VM ストレージ使用率を高めることができます。

        (注)     

        このオプションは、[テンプレートのオーバーライド] をオンにした場合に表示されます。

        カスタムディスクサイズ

        VM プロビジョニングに使用されるテンプレートのディスク サイズを上書きするカスタム ディスク サイズ。

        (注)     

        このオプションは、[テンプレートのオーバーライド] をオンにした場合に表示されます。

        VM ライフサイクルのサイズ変更オプション

        ディスクのサイズ変更を許可

        プロビジョニングの前に VM ディスク サイズを選択するオプションを提供するには、チェックボックスをオンにします。

        [ディスクの許容値(GB単位)] フィールド

        VM をプロビジョニングするためのディスク サイズの値。

        (注)     

        このオプションは、[ディスクのサイズ変更を許可] をオンにした場合に表示されます。

        [スコープからのデータストアの選択をユーザに許可します] チェックボックス

        サービス リクエストの作成中にデータストアを選択するオプションをユーザに提供するには、チェックボックスをオンにします。

        ステップ 5   [次へ] をクリックします。
        ステップ 6   [追加のディスクポリシー] ペインで、設定するディスク タイプを選択します。

        デフォルトでは、ディスクのディスク ポリシーは [システムディスクポリシー] です。

        ステップ 7   [鉛筆] アイコンをクリックすると、[ディスクポリシーエントリの編集] ダイアログボックスが表示されます。
        ステップ 8   ディスク ポリシーを設定するには、[システムディスクポリシーと同じ] チェックボックスをオフにします。
        ステップ 9   [エントリの編集] ダイアログボックスで、ディスク タイプの [ディスクスコープ] と [ストレージオプション] を選択します。
        ステップ 10   [送信] をクリックします。
        ステップ 11   必要に応じて、他のディスク タイプの設定に進みます。
        ステップ 12   [送信] をクリックします。
        (注)     

        追加のディスク ポリシーで作成されたストレージ ポリシーを使用するには、VM プロビジョニングに使用される VDC にポリシーを関連付ける必要があります。


        カタログの追加

        手順
          ステップ 1   メニュー バーで [ポリシー] > [カタログ] を選択します。
          ステップ 2   [カタログ] タブを選択します。
          ステップ 3   [追加](+)をクリックします。
          ステップ 4   [カタログの作成] ダイアログボックスで、次のフィールドに入力します。

          名前

          説明

          [基本情報] ペイン

          [カタログ名] フィールド

          カタログの名前。

          (注)     

          一度作成したカタログの名前は変更できません。

          [カタログの説明] フィールド

          カタログの説明。

          [カタログタイプ] ドロップダウン リスト

          カタログのタイプ。 次のいずれかになります。

          • 標準:クラウドのリストからイメージを使用して VM プロビジョニング用にカタログを作成するために使用されます。
          • 詳細:カタログ項目などのオーケストレーション ワークフローのパブリッシングに使用されます。
          • サービスコンテナ:カタログ項目としてのアプリケーション コンテナのパブリッシングに使用されます。
          • VDI:カタログ項目としての XenDesktop のパブリッシングに使用されます。

          [カタログアイコン] ドロップダウン リスト

          このカタログをイメージに関連付けるアイコンをリストから選択します。 このカタログを使用してサービス リクエストを作成しているときにこのアイコンが表示されます。

          [すべてのグループに適用] チェックボックス

          チェックボックスをオンにすると、すべてのグループがこのカタログを使用できるようになります。 他のグループで使用できないようにするには、チェックボックスをオフにします。

          [選択されたグループ] チェックボックス リスト

          [項目の選択] ダイアログボックスから追加したグループのチェックボックスをオンにします。 選択したグループでは、このカタログを使用して新しい VM をプロビジョニングします。

          [クラウド名] ドロップダウン リスト

          VM プロビジョニングのイメージを含むクラウドを選択します。

          [イメージ] ドロップダウン リスト

          このカタログを使用して VM をプロビジョニングするときに使用するイメージのタイプ(イメージを構成する Windows、Linux、その他のファイルなどの既存のテンプレート)を選択します。

          [Windowsラインセンスプール] フィールド

          Windows ライセンスを選択します。

          (注)     

          このオプションは、Windows イメージを選択した場合に表示されます。

          [単一データストアのすべてのディスクをプロビジョニングします] チェックボックス

          単一のデータストアのすべてのディスクをプロビジョニングするには、このチェックボックスをオンにします。 ストレージ ポリシーで各ディスクに対して設定されたデータストアの使用を選択することもできます。

          複数のディスク ストレージ ポリシー作成の詳細については、「ポリシーの管理」(8-1ページ)を参照してください。

          (注)     

          このオプションは、選択したテンプレートに複数のディスクがある場合に表示されます。

          [サービスコンテナテンプレート名] ドロップダウン リスト

          リストからテンプレートを選択します。

          (注)     

          このオプションは、選択したカタログ タイプが [サービスコンテナ] の場合に表示されます。

          [XenDesktopカタログ] ドロップダウン リスト

          Desktop Studio で設定された XenDesktop 専用のカタログのリストからテンプレートを選択します。

          (注)     

          このオプションは、選択したカタログ タイプが [VDI] の場合に表示されます。

          ステップ 5   [次へ] をクリックします。
          ステップ 6   [アプリケーションの詳細] ペインで、次のフィールドに入力します。

          名前

          説明

          [カテゴリ] ドロップダウン リスト

          VDC カテゴリを選択します。

          [サポートの問い合わせ先の電子メールアドレス] フィールド

          このカタログ項目を使用してサービス リクエストが作成されたときに通知する担当者のメール アドレス。

          [OSの指定] ドロップダウン リスト

          VM のプロビジョニング時に VM にインストールされている OS のタイプを選択します。

          [他のOSの指定] フィールド

          [OSの指定] リストにない OS。

          [アプリケーションの指定] チェックボックス リスト

          [項目の選択] ダイアログボックスからのアプリケーションのチェックボックスをオンにします。 これらのアプリケーションは、プロビジョニング中に VM にインストールされます。

          [他のアプリケーションの指定] フィールド

          [項目の選択] ダイアログボックスにないアプリケーション。

          [アプリケーションコード] フィールド

          VM 名で使用されるアプリケーション コード。 アプリケーション コードは 1 ~ 4 文字を指定できます(例:W2K3、DB、WS)。 アプリケーション コードは、変数 ${APPCODE} を使用して、VM 名のシステム ポリシーで使用できます。

          たとえば、VM 名テンプレートが vm-${GROUP_NAME}-${APPCODE} の場合、システム ポリシーを使用してプロビジョニングされる VM の名前は vm-groupname-W2K3 になります。

          ステップ 7   [次へ] をクリックします。
          ステップ 8   [ユーザクレデンシャル] ペインで、次のフィールドに入力します。

          名前

          説明

          [クレデンシャルオプション] ドロップダウン リスト

          VM アクセス クレデンシャル(共有)の取得をユーザに許可するかどうかを選択します。

          [ユーザ ID] フィールド

          ユーザ ID。

          (注)     

          このオプションは、[クレデンシャルオプション] でいずれかの共有オプションを選択した場合に表示されます。

          [パスワード] フィールド

          ユーザのパスワード。

          (注)     

          このオプションは、[クレデンシャル オプション] でいずれかの共有オプションを選択した場合に表示されます。

          ステップ 9   [次へ] をクリックします。
          ステップ 10   [カスタマイズ] ペインで、次のフィールドに入力します。

          名前

          説明

          [プロビジョニング後のカスタムアクション] チェックボックス

          チェックボックスをオンにすると、VM プロビジョニング後に実行されるオーケストレーション ワークフローが有効になります。

          [ワークフロー] ドロップダウン リスト

          プロビジョニングの定義済みワークフローを選択します。

          (注)     

          このオプションは、[プロビジョニング後のカスタムアクション] をオンにした場合に表示されます。

          [VMアプリケーションの請求間隔] ドロップダウン リスト

          [毎時] または [毎月] を選択します。

          [アクティブなVMアプリケーションのコスト] フィールド

          テンプレートに含まれるアプリケーションのコスト。

          [非アクティブなVMアプリケーションのコスト] フィールド

          このカタログに対する、非アクティブな状態の VM の毎時または毎月のコスト。
          ステップ 11   [次へ] をクリックします。
          ステップ 12   [VMアクセス] ペインで、次のフィールドに入力します。

          名前

          説明

          [Webアクセス設定] チェックボックス

          チェックボックスをオンにすると、VM への Web アクセスが有効になります。 チェックボックスをオフにすると、VM への Web アクセスが無効になります。

          [URL] フィールド

          VM の URL。

          (注)     

          このオプションは、[Webアクセス設定] をオンにした場合に表示されます。

          [ラベル] フィールド

          この URL に対して定義されるラベル。

          (注)     

          このオプションは、[Web アクセス設定] をオンにした場合に表示されます。

          [リモートデスクトップのアクセス設定] チェックボックス

          チェックボックスをオンにすると、VM へのリモート デスクトップ アクセスが有効になります。 チェックボックスをオフにすると、VM へのリモート デスクトップ アクセスが無効になります。

          [サーバ] フィールド

          リモート アクセス用のサーバの IP アドレス。

          (注)     

          このオプションは、[リモートデスクトップのアクセス設定] をオンにした場合に表示されます。

          [ポート] フィールド

          リモート アクセス用のサーバのポート番号。

          (注)     

          このオプションは、[リモートデスクトップのアクセス設定] をオンにした場合に表示されます。

          [ラベル] フィールド

          このリモート アクセスに対して定義されるラベル。

          (注)     

          このオプションは、[リモート デスクトップ アクセス設定] をオンにした場合に表示されます。

          ステップ 13   [次へ] をクリックします。
          ステップ 14   [サマリー] ページでカタログ情報を確認します。
          ステップ 15   [送信] をクリックします。

          VM ディスクの作成

          [VM] アクション ボタンから利用できる [VMディスクの作成] オプションを使用して、プロビジョニングされた VM または検出された VM に、カスタム サイズの増設ディスクを追加することができます。

          手順
            ステップ 1   メニュー バーで [仮想] > [コンピューティング] を選択します。
            ステップ 2   左パネルから、クラウド名を選択します。
            ステップ 3   [VM] タブを選択します。
            ステップ 4   リストから VM を選択します。
            ステップ 5   ツールバーの右側にある下矢印をクリックして、VM オプションのドロップダウン リストを開きます。
            ステップ 6   [VMディスクの作成] を選択します。
            ステップ 7   [VMディスクの作成] ダイアログボックスで、次のフィールドに入力します。
            名前 説明

            [VM名] フィールド

            VM の名前。

            VM の名前は編集できません。

            [新しいディスクサイズ(GB)] フィールド

            VM のディスク サイズ(GB 単位)。

            [ディスク タイプの選択] ドロップダウン リスト

            ディスク ラベルを選択します。 ディスク ラベルは次のいずれかになります。

            • システム
            • データ
            • データベース
            • スワップ
            • ログ

            [データストアの選択] ドロップダウン リスト

            データストアを選択します。 データストアの選択肢は、VM の VDC に関連付けられているストレージ ポリシーによって異なります。

            [Thinプロビジョニング] チェックボックス

            VM にシン プロビジョニングされたディスクを追加するには、チェックボックスをオンにします。

            (注)     

            シン プロビジョニングを使用すると、物理ストレージ容量を動的に割り当て、VM ストレージ使用率を高めることができます。

            ステップ 8   [作成] をクリックします。