Cisco UCS Director 管理ガイド リリース 4.1
マルチディスク VM プロビジョニング
マルチディスク VM プロビジョニング
発行日;2014/02/18 | 英語版ドキュメント(2013/12/17 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 1MB) | フィードバック

目次

マルチディスク VM プロビジョニング

マルチディスク VM プロビジョニングについて

マルチディスク VM プロビジョニングのワークフロー

マルチディスクに対応したテンプレートについて

ディスク カテゴリの割り当て

ストレージ ポリシーの定義

ストレージ ポリシーの作成

カタログの作成

カタログの追加

VM ディスクの作成

マルチディスク VM プロビジョニング

この章は、次の項で構成されています。

「マルチディスク VM プロビジョニングについて」

「マルチディスク VM プロビジョニングのワークフロー」

「マルチディスクに対応したテンプレートについて」

「ストレージ ポリシーの定義」

「カタログの作成」

「VM ディスクの作成」


) 当該アプライアンスにログインしてからでないと、以下の手順はいずれも実行できません。


マルチディスク VM プロビジョニングについて

Cisco UCS Director リリース v4.1 では、1 つのテンプレートからマルチディスクの仮想マシン(VM)プロビジョニングを実行できます。VM ディスクのプロビジョニングは、選択した単一のデータストアまたは複数のデータストアで設定することができます。また、同じテンプレートで増設ディスクごとに別々のディスク ポリシーを設定することも可能です。

Cisco UCS Director では、ディスクは以下の 5 つのカテゴリに分類されます。

システム

データ

データベース

スワップ

ログ


) Cisco UCS Director によって定義されるディスク カテゴリは、ディスクのラベリング専用です。


マルチディスク VM プロビジョニングのワークフロー

次では、マルチディスクの VM をプロビジョニングする方法を示しています。


ステップ 1 マルチディスクに対応したテンプレートを利用できることを確認します。

ステップ 2 ディスク カテゴリを割り当てます。

ステップ 3 ストレージ ポリシーを定義します。

ステップ 4 テンプレート カタログを作成します。


 

マルチディスクに対応したテンプレートについて

マルチディスクの仮想マシン(VM)をプロビジョニングするためには、マルチディスクに対応したテンプレート(イメージ)を使用できる必要があります。マルチディスクに対応したテンプレートを VM プロビジョニングに使用する前に、各ディスクにディスク カテゴリを割り当てる必要があります。

ディスク カテゴリの割り当て


ステップ 1 メニュー バーで、[仮想] > [コンピューティング] の順に選択します。

ステップ 2 VMware クラウドを選択し、[イメージ] タブを選択します。

ステップ 3 マルチディスクに対応したテンプレートを選択します。

ステップ 4 ツールバーで、[詳細の表示] ボタンをクリックします。

ステップ 5 [ディスク] タブをクリックします。

ステップ 6 ディスクを選択します。

ステップ 7 [ディスクタイプの割り当て] をクリックします。

ステップ 8 ディスク タイプ(システム、データ、データベース、スワップ、ログのいずれか)を選択します。

ステップ 9 [送信] をクリックします。

(注) システム ディスクとして 1 つ以上のディスクを割り当ててください。


 

ストレージ ポリシーの定義

ストレージ ポリシーは、データストアのスコープ、使用するストレージのタイプ、容量の最低条件、遅延などのリソースを定義するポリシーです。ストレージ ポリシーでは、マルチディスクに対応した追加のディスク ポリシーを設定できる他、エンド ユーザはサービス リクエストの作成中にデータストアを選択するオプションを設定できます。

Cisco UCS Director では、複数のデータストア上で、マルチディスクによる VM プロビジョニングを実行できます。システム、データ、データベース、スワップ、ログという 5 つのタイプがあります。システム ディスク ポリシーを先に設定し、次にそれ以外のディスクを要件に応じて設定します。ディスク タイプ別にディスク ポリシーを設定することも、ディスクごとにデフォルトのシステム ディスク ポリシーを選択することも可能です。

追加のディスク ポリシーを使用する場合は、マルチディスク テンプレートのカタログを作成するとき、[単一データストアのすべてのディスクをプロビジョニングします] オプションを必ずオフにしてください。カタログの作成の詳細については、「カタログの作成」を参照してください。

また、Cisco UCS Director では、エンド ユーザがデータストアを選択できるかどうかを指定するオプションを使用してプロビジョニングすることで、VM プロビジョニングのサービス リクエストを作成する際にデータストアを選択できるようになります。選択肢としてリストに表示されるデータストアは、サービス リクエストの作成中に選択した VDC に関連付けられているストレージ ポリシーで指定されているスコープ条件で決まります。

ストレージ ポリシーの作成


ステップ 1 メニュー バーで、[ポリシー] > [ストレージ] の順に選択します。

ステップ 2 [VMwareストレージポリシー] タブを選択します。

ステップ 3 [追加](+)をクリックします。

ステップ 4 [ストレージリソース割り当てポリシーの追加] の [システムディスクポリシー] ダイアログボックスで、以下のフィールドを入力します。

名前
説明

[ポリシー名] フィールド

ポリシーの名前。カタログを定義する際は、この名前が使用されます。

[ポリシーの説明] フィールド

ポリシーの説明。

[クラウド名] ドロップダウン リスト

リソース割り当てを行うクラウドを選択します。

システム ディスク スコープ

[データストアのスコープ] ドロップダウン リスト

導入のスコープを選択します。 すべて を使用するか、 選択したものを含める か、選択したものを 除外する ように指定します。

[共有データストアのみの使用] チェックボックス

オンにすると、共有データストア以外は使用されなくなります。

ストレージ オプション

[ローカルストレージの使用] チェックボックス

オンにすると、ローカル ストレージが使用されます。デフォルトはオンです。

[NFSの使用] チェックボックス

オンにすると、NFS ストレージが使用されます。デフォルトはオンです。

[SANの使用] チェックボックス

オンにすると、SAN ストレージが使用されます。デフォルトはオンです。

[条件の最小値] チェックボックス リスト

満たすべき条件に対応しているチェックボックスを 1 つ以上オンにします。この条件を満たさないホストまたはデータストアは、処理の対象から除外されます。条件を複数選択した場合は、すべてを満たす必要があります。

[テンプレートのオーバーライド] チェックボックス

オンにすると、テンプレートのプロパティがすべてオーバーライドされます。使用するシン プロビジョニングやカスタム ディスク サイズなどのカスタム設定を入力するオプションが用意されています。

[シンプロビジョニングの使用] チェックボックス

オンにすると、VM ストレージのプロビジョニングにシン プロビジョニングが使用されます。1

(注) シン プロビジョニングを使用すると、物理ストレージ容量の動的割り当てが有効になり、VM ストレージの使用率が向上します。

[カスタムディスクサイズ]

VM プロビジョニングに使用されるテンプレートのディスク サイズは、このカスタム ディスク サイズによってオーバーライドされます 1

VM のライフサイクルのサイズ変更オプション

[ディスクのサイズ変更を許可]

オンにすると、プロビジョニング前に VM のディスク サイズを選択できるようになります。

[メモリの許容値(GB単位)]フィールド

VM をプロビジョニングするためのディスク サイズ値。2

[スコープからのデータストアの選択をユーザに許可します] チェックボックス

オンにすると、ユーザはサービス リクエストの作成中にデータストアを選択できるようになります。

1.このオプションは、[テンプレートのオーバーライド] がオンの場合に表示されます。

2.このオプションは、[ディスクのサイズ変更を許可] がオンの場合に表示されます。

ステップ 5 [次へ] をクリックします。

ステップ 6 [追加のディスクポリシー] ペインで、設定するディスク タイプを選択します。

(注) デフォルトでは、ディスクのディスク ポリシーは [システムディスクポリシー] になっています。

ステップ 7 鉛筆のアイコンをクリックして、[ディスクポリシーエントリの編集] ダイアログボックスを表示します。

ステップ 8 ディスク ポリシーを設定する場合は、[システムディスクポリシーと同じ] チェックボックスをオフにします。

ステップ 9 [エントリの編集] ダイアログボックスで、そのディスク タイプの [ディスクスコープ] と [ストレージオプション] を選択します。

ステップ 10 [送信] をクリックします。

ステップ 11 必要に応じて、その他のディスク タイプの設定を続行します。

ステップ 12 [送信] をクリックします。

(注) 作成したストレージ ポリシーと追加のディスク ポリシーを併用するには、作成したストレージ ポリシーと VM プロビジョニングに使用する VDC を関連付ける必要があります。


 

カタログの作成

カタログの追加


ステップ 1 メニュー バーで、[ポリシー] > [カタログ] の順に選択します。

ステップ 2 [カタログ] タブを選択します。

ステップ 3 [追加](+)をクリックします。

ステップ 4 [カタログの作成] ダイアログボックスで、以下のフィールドを入力します。

名前
説明
[基本情報] ペイン

[カタログ名] フィールド

カタログの名前。

[カタログの説明] フィールド

カタログの説明。

[カタログタイプ] ドロップダウン リスト

以下から選択します。

[標準]:クラウド リストにあるイメージを使用して VM プロビジョニング用のカタログを作成する場合に使用します。

[詳細]:オーケストレーション ワークフローをカタログ項目として公開する場合に使用します。

[サービスコンテナ]:アプリケーション コンテナをカタログ項目として公開する場合に使用します。

[VDI]:Xen Desktop をカタログ項目として公開する場合に使用します。

[カタログアイコン] ドロップダウン リスト

当該カタログをイメージと関連付けるためのアイコンを、リストから選択します。このアイコンは、当該カタログを使用してサービス リクエストを作成する際に表示されます。

[すべてのグループに適用済みです] チェックボックス

オンにすると、すべてのグループがそのカタログを使用できるようになります。オフにすると、他のグループはそのカタログを使用できなくなります。

[選択したグループ] チェックボックス リスト

[項目の選択] ダイアログボックスの各グループのチェックボックスをオンにします。オンにしたグループで当該カタログが使用されて、新しい VM がプロビジョニングされます。

[クラウド名] ドロップダウン リスト

VM プロビジョニング用のイメージがあるクラウドを選択します。

[イメージ] ドロップダウン リスト

当該カタログによって VM をプロビジョニングする際に使用するイメージのタイプ(Windows、Linux、およびイメージを構成するその他ファイルなどの既存のテンプレート)を選択します。

[Windowsライセンスプール]

[Windowsライセンス] を選択します。3

[単一データストアのすべてのディスクをプロビジョニングします] チェックボックス

オンにすると、同じデータストアに含まれているすべてのディスクがプロビジョニングされます。4ストレージ ポリシーでディスクごとに設定されたデータストアを使用するように選択することもできます。

(注) マルチディスクのストレージ ポリシーの作成の詳細については、を参照してください。

[サービスコンテナテンプレート名] ドロップダウン リスト

リストからテンプレートを選択します。5

[XenDesktopカタログ] ドロップダウン リスト

Desktop Studio で設定した XenDesktop 専用カタログのリストからテンプレートを選択します。6

3.このオプションが表示されるのは、Windows イメージが選択された場合だけです。

4.このオプションは、選択されたテンプレートに複数のディスクがある場合に表示されます。

5.このオプションは、選択したカタログ タイプが [サービスコンテナ] である場合に表示されます。

6.このオプションは、選択したカタログ タイプが [VDI] である場合に表示されます。

ステップ 5 [次へ] をクリックします。

ステップ 6 [アプリケーションの詳細] ペインで、以下のフィールドを入力します。

名前
説明
[アプリケーションの詳細] ペイン

[カテゴリ] ドロップダウン リスト

VDC カテゴリを選択します。

[サポートの問い合わせ先の電子メールアドレス] フィールド

当該カタログ項目を使用してサービス リクエストが作成された場合に通知を受け取る連絡先の電子メール アドレス。

[OSの指定] ドロップダウン リスト

プロビジョニング時に VM へインストールされる OS のタイプを選択します。

[他のOSの指定] フィールド

[OSの指定] リストにない OS。

[アプリケーションの指定] チェックボックス リスト

[項目の選択] ダイアログボックスから、目的のアプリケーションのチェックボックスをオンにします。プロビジョニング中に、これらのアプリケーションが VM にインストールされます。

[他のアプリケーションの指定] フィールド

[項目の選択] ダイアログボックスにないアプリケーション。

[アプリケーションコード] フィールド

VM 名に使用されるアプリケーション コード。アプリケーション コードは、1 ~ 4 文字にすることができます(たとえば、W2K3、DB、WS など)。アプリケーション コードは、変数 ${APPCODE} を使用して、VM 名のシステム ポリシーで使用できます。たとえば、VM 名のテンプレートが vm-${GROUP_NAME}-${APPCODE} である場合、システム ポリシーでプロビジョニングされる VM の名前は、vm-groupname-W2K3 になります。

ステップ 7 [次へ] をクリックします。

ステップ 8 [ユーザクレデンシャル] ペインで、以下のフィールドを入力します。

名前
説明

[クレデンシャルオプション] ドロップダウン リスト

ユーザの VM アクセス クレデンシャル(共有済み)の取得を許可するか、許可しないかを選択します。

[ユーザID] フィールド

ユーザ ID。7

[パスワード] フィールド

ユーザのパスワード 1

7.このオプションは、[クレデンシャルオプション] でいずれかの共有オプションを選択した場合に表示されます。

ステップ 9 [次へ] をクリックします。

ステップ 10 [カスタマイズ] ペインで、以下のフィールドを入力します。

名前
説明

[プロビジョニング後のカスタムアクション] チェックボックス

オンにすると、VM プロビジョニング後に実行されるオーケストレーション ワークフローが有効になります。

[ワークフロー] ドロップダウン リスト

プロビジョニング用の定義済みワークフローを選択します。8

[VMアプリケーションの請求間隔] ドロップダウン リスト

[毎時間] または [毎月] を選択します。

[アクティブなVMアプリケーションコスト] フィールド

テンプレートに含まれるアプリケーションのコスト。

[非アクティブなVMアプリケーションコスト] フィールド

非アクティブ状態の VM のこのカタログに対するコスト(時間単位または月単位)。

8.このオプションは、[プロビジョニング後のカスタムアクション] がオンの場合に表示されます。

ステップ 11 [次へ] をクリックします。

ステップ 12 [VMアクセス] ペインで、以下のフィールドを入力します。

名前
説明

[Webアクセス設定] チェックボックス

オンにすると、VM に対する Web アクセスが有効になります。オフにすると、VM に対する Web アクセスが無効になります。

[URL] フィールド

VM の URL。9

[ラベル] フィールド

当該 URL に対して定義されるラベル 1

[リモートデスクトップのアクセス設定] チェックボックス

オンにすると、VM に対するリモート デスクトップ アクセスが有効になります。オフにすると、VM に対するリモート デスクトップ アクセスが無効になります。

[サーバ] フィールド

リモート アクセス用のサーバの IP アドレス。10

[ポート] フィールド

リモート アクセス用のサーバのポート番号 2

[ラベル] フィールド

当該リモート アクセスに対して定義されるラベル 2

9.このオプションは、[Webアクセス設定] がオンの場合に表示されます。

10.このオプションは、[リモートデスクトップのアクセス設定] がオンの場合に表示されます。

ステップ 13 [次へ] をクリックします。

ステップ 14 [サマリー] でカタログ情報を確認します。

ステップ 15 完了したら [送信] をクリックします。


 

VM ディスクの作成


) VM アクション ボタンから利用できる [VMディスクの作成] オプションを使用して、プロビジョニングされた VM または検出された VM に、カスタム サイズの増設ディスクを追加することができます。



ステップ 1 メニュー バーで、[仮想] > [コンピューティング] の順に選択します。

ステップ 2 左側のペインからクラウド名を選択します。

ステップ 3 [VM] タブを選択します。

ステップ 4 リストから [VM] を選択します。

ステップ 5 ツールバーの右側にある下矢印をクリックします。VM オプションのドロップダウン リストが開きます。

ステップ 6 [VMディスクの作成] を選択します。

ステップ 7 [VMディスクの作成] ダイアログボックスで、以下のフィールドを入力します。

名前
説明

[VM名] 表示専用フィールド

VM の名前。

[新しいディスクサイズ(GB)] フィールド

VM のディスク サイズ(GB 単位)。

[ディスクタイプの選択] ドロップダウン リスト

ディスク ラベルを選択します。次の選択肢があります。

システム

スワップ

データ

データベース

ログ

[データストアの選択] ドロップダウン リスト

データストアを選択します。データストアの選択肢は、VM の VDC に関連付けられているストレージ ポリシーによって異なります。

[Thinプロビジョニング] チェックボックス

オンにすると、シン プロビジョニングされたディスクが VM に追加されます。

(注) シン プロビジョニングを使用すると、物理ストレージ容量の動的割り当てが有効になり、VM ストレージの使用率が向上します。

ステップ 8 [作成] をクリックします。