Cisco UCS Director ストレージ管理ガイド リリース 1.4
ストレージ ポリシー
ストレージ ポリシー

ストレージ ポリシー

この章は、次の項で構成されています。

ファイバ チャネル アダプタ ポリシー

ファイバ チャネル アダプタ ポリシーは、アダプタのトラフィック処理方法など、ホスト側のアダプタの動作を制御します。 たとえば、このようなポリシーを使用して、次のデフォルト設定を変更できます。

  • キュー

  • 割り込み処理

  • パフォーマンス拡張

  • RSS ハッシュ

  • 2 つのファブリック インターコネクトによるクラスタ構成におけるフェールオーバー


(注)  


ファイバ チャネル アダプタ ポリシーの場合は、Cisco UCS Central で表示される値が QLogic SANsurfer などのアプリケーションで表示される値と一致しない場合があります。 たとえば、次の値は、SANsurfer と Cisco UCS Central で一致しない可能性があります。

  • ターゲットごとの最大 LUN:SANsurfer の最大 LUN は 256 であり、この数値を超える値は表示されません。 Cisco UCS Central でサポートされている最大 LUN 数はこれよりも大きくなっています。

  • リンク ダウン タイムアウト:SANsurfer では、リンク ダウンのタイムアウトしきい値を秒単位で設定します。 Cisco UCS Central では、この値をミリ秒で設定します。 そのため、Cisco UCS Central で 5500 ミリ秒の値は、SANsurfer では 5 秒として表示されます。

  • 最大データ フィールド サイズ:SANsurfer で許可される値は 512、1024、および 2048 です。 Cisco UCS Central では、任意のサイズの値を設定できます。 したがって、Cisco UCS Central で 900 と設定された値は、SANsurfer では 512 として表示されます。


オペレーティング システム固有のアダプタ ポリシー

Cisco UCSには、デフォルトで、ファイバ チャネル アダプタ ポリシーのセットが用意されています。 これらのポリシーには、サポートされている各サーバ オペレーティング システムにおける推奨設定が含まれています。 オペレーティング システムはこれらのポリシーに影響されます。 通常、ストレージ ベンダーはデフォルト以外のアダプタ設定を要求します。 ベンダーが提供しているサポート リストで必須設定の詳細を確認できます。


(注)  


該当するオペレーティング システムには、これらのポリシーの値を使用することを推奨します。 シスコのテクニカル サポートで指示されない限り、デフォルトのポリシーの値は変更しないでください。


ファイバ チャネル アダプタ ポリシーの作成または編集


    ステップ 1   タスク バーで、「Create Fibre Channel Adapter Policy」と入力して、Enter キーを押します。

    これにより、[Create Fibre Channel Adapter Policy] ダイアログボックスが開きます。

    ステップ 2   [Basic] で、[Organization] をクリックして、このポリシーを作成する場所を選択します。
    ステップ 3   [Name] とオプションの [Description] を入力します。

    ポリシー名は大文字と小文字が区別されます。

    ステップ 4   [Resources] で、必要に応じてフィールドに値を入力します。
    ステップ 5   [Settings] で、必要に応じてフィールドに値を入力します。
    ステップ 6   [Create] をクリックします。

    SAN 接続ポリシー

    SAN 接続ポリシーは、ネットワーク上のサーバと SAN の間の接続およびネットワーク通信リソースを決定します。 このポリシーは、プールを使用して WWN および WWPN をサーバに割り当て、サーバがネットワークと通信するために使用する vHBA を識別します。


    (注)  


    また、このポリシーは、サービス プロファイルとサービス プロファイル テンプレートに含まれており、複数のサーバの設定に使用できます。 そのため、接続ポリシー内で静的な ID を使用することは推奨されません。


    SAN 接続ポリシーの作成または編集


      ステップ 1   タスク バーで、「Create SAN Connectivity Policy」と入力して、Enter キーを押します。

      これにより、[Create SAN Connectivity Policy] ダイアログボックスが開きます。

      ステップ 2   [Basic] で、[Organization] をクリックして、ポリシーを作成する場所を選択します。
      ステップ 3   [Name] とオプションの [Description] を入力します。

      大文字と小文字が区別されます。

      ステップ 4   [Identifiers] で、WWNN プールを選択します。

      詳細については、WWN プールの作成と編集を参照してください。

      ステップ 5   [vHBAs] で、1 つ以上の vHBA を作成して、プロパティを選択します。 vHBA を手動で作成することも、vHBA テンプレートを使用することもできます。
      ステップ 6   [Create] をクリックします。

      ストレージ接続ポリシー

      ストレージ接続ポリシーには、ファイバ チャネル ゾーン分割の設定に使用するストレージ アレイ上のターゲット ストレージ ポートのコレクションが含まれています。

      Cisco UCS Central で、組織内のストレージ接続ポリシーを作成できます。

      ストレージ接続ポリシーの作成または編集

      はじめる前に

        ステップ 1   タスク バーで、「Create Storage Connection Policy」と入力して、Enter キーを押します。

        これにより、[Create Storage Connection Policy] ダイアログボックスが表示されます。

        ステップ 2   [Basic] で、ドロップダウンから [Organization] を選択します。
        1. このポリシーの [Name] とオプションの [Description] を入力します。
        2. [Zoning Type] を選択します。 次のいずれかになります。
          • [None]:FC ゾーン分割は設定されません。

          • [Single Initiator Single Target]:システムが自動的に vHBA とストレージ ポートのペアごとに 1 つずつゾーンを作成します。 各ゾーンには 2 つのメンバが含まれます。 ゾーンの数がサポートされる最大数を超える見込みがない場合は、このタイプのゾーン分割を設定することをお勧めします。

            これはデフォルトです。

          • [Single Initiator Multiple Targets]:システムが自動的に vHBA ごとに 1 つずつゾーンを作成します。 ゾーンの数がサポートされている最大値に到達またはそれを超えると予想される場合は、このタイプのゾーン分割を設定することを推奨します。

        ステップ 3   [Endpoints] をクリックして、プラス記号をクリックし、[WWPN] を追加します。

        WWPN は、ファイバ チャネルまたは FCoE のストレージ アレイ上で設定された LUN にアクセスするためにサーバが使用する、そのストレージ アレイ上の物理ターゲット ポートに割り当てられます。

        1. [FC Target Endpoints] > [Basic] タブで、オプションの説明を入力し、[Path] フィールドでファブリック インターコネクトを選択します。

          デフォルトで、ファブリック インターコネクト A はターゲット エンドポイントとの通信に使用されます。

        2. [FC Target Endpoints] > [VSAN] タブで、FI ポートに関連付けられた VSAN とターゲット エンドポイントを選択します。
        ステップ 4   [Create] をクリックします。

        次の作業

        ファイバ チャネルのゾーン分割

        ファイバ チャネル(FC)ゾーン分割によって、ファイバ チャネル ファブリックを 1 つ以上のゾーンに区切ることができます。 各ゾーンでは、VSAN で相互通信できる FC イニシエータと FC ターゲットのセットが定義されます。

        ゾーン分割がもたらすアクセス制御とデータ トラフィック制御によって以下が可能になります。

        • SAN ネットワーク セキュリティの強化

        • データの損失や破損の防止

        • パフォーマンス問題の軽減

        Cisco UCS Central FC ゾーン分割は、ダイレクト アタッチド ストレージとローカル ゾーン分割の組み合わせです。 ファイバ チャネルまたは FCoE ストレージがファブリック インターコネクトに直接接続され、ゾーン分割が Cisco UCS Central で Cisco UCS ローカル ゾーン分割を使用して実行されます。

        ゾーニングの設定


        (注)  


        このダイアログボックスは、選択されたグローバル サービス プロファイルまたはサービス プロファイル テンプレートに SAN 接続ポリシーが関連付けられている場合は読み取り専用になります。



          ステップ 1   [Service Profile] ページまたは [Service Profile Template] ページで、[Settings] アイコンをクリックします。
          ステップ 2   [Configure Zoning] をクリックします。

          これにより、[Configure Zoning] ダイアログボックスが表示されます。

          ステップ 3   プラス アイコンをクリックして新しい vHBA イニシエータ グループを追加し、そのグループに使用する名前を入力します。
          ステップ 4   [Basic] に、オプションの説明を入力します。
          ステップ 5   [vHBA Initiators] で、追加する vHBA イニシエータを選択します。
          ステップ 6   [Storage Connection Policy] で、使用するポリシーを選択します。
          ステップ 7   [Save] をクリックします。

          ダイレクト アタッチド ストレージ

          ダイレクト アタッチド ストレージ(DAS)は、FC ストレージ ポートを使用して、ファブリック インターコネクト上のポートに FC ストレージ デバイスを接続します。

          ダイレクト アタッチド ストレージの設定


            ステップ 1   FI が FC スイッチ モードで設定されていることを確認します。
            ステップ 2   ストレージ クラウドで VSAN を作成します。
            ステップ 3   ポート ロールを FC スイッチ モードに設定します。
            ステップ 4   次の手順を実行して、ストレージ ポート WWPN がファブリック インターコネクトにログインしていることを確認します。
            1. セキュア シェル(SSH)経由でログインするか、プライマリ FI 上の UCS 仮想 IP(VIP)への Telnet 接続を確立します。
            2. connect nxos { a | b } コマンドを入力します。ここで、a | b は FI A または FI B を表します。
            3. show flogi database vsanvsan ID コマンドを入力します。ここで、vsan ID は VSAN の識別子です。
            ステップ 5   ストレージ接続ポリシーを作成します。
            ステップ 6   作成したストレージ接続ポリシーを使用するサービス プロファイルを作成します。
            ステップ 7   サービス プロファイルをサーバに関連付けます。