Cisco UCS Central Software HTML5 GUI ユーザ マニュアル リリース 1.3
概要
概要

概要

この章は、次の内容で構成されています。

Cisco UCS Central の導入

Cisco UCS Central は、拡大する Cisco UCS 環境にスケーラブルな管理ソリューションを提供します。 Cisco UCS Central は、標準化、グローバル ポリシー、およびグローバル ID プールを通して、単一の管理ポイントからの複数の Cisco UCS ドメインの管理を簡略化します。 Cisco UCS Central は、単一の UCS ドメインのポリシー駆動型管理である Cisco UCS Manager を置き換えるものではありません。 代わりに、Cisco UCS Central は、世界中の複数の Cisco UCS Classic および Mini 管理ドメイン全体でのグローバル レベルの UCS ドメインの管理と監視に特化されています。

Cisco UCS Central を使用すれば、以下と組み合わせて、個別のまたはグループの Classic、Mini、または混合 Cisco UCS ドメインを管理できます。

  • インフラストラクチャ全体の明確なビューと現在の情報技術基盤ライブラリ(ITIL)プロセスとのシンプルな統合のためのすべての Cisco UCS コンポーネントの集中管理されたインベントリ

  • 自動スケジュールを通してグローバルにまたは選択的に、または、ビジネス ワークロード需要として適用可能な集中管理されたポリシー ベースのファームウェア アップグレード

  • 識別子の競合を排除するためのグローバル ID プーリング

  • Cisco UCS ドメインのグローバル管理とローカル管理の両方を有効にするグローバル管理ポリシー

  • 高水準なデータセンター管理フレームワークに簡単に統合するための Cisco UCS Manager XML API に基づく XML API

  • 登録された Cisco UCS ドメイン内のさまざまなエンド ポイントを管理するためのリモート管理

Cisco UCS Central では、API などの Cisco UCS Manager のローカル管理機能はいずれも削除または変更されていません。 このため、Cisco UCS ManagerCisco UCS Central を導入する前と同様に使用し続けることも、既存のサードパーティー統合が従来どおりに動作し続けるようにすることもできます。

Cisco UCS Central の機能

次の表に、Cisco UCS Central の管理機能のリストと簡単な説明を示します。

機能

説明

インベントリの集中管理

Cisco UCS Central は、カスタマイズ可能な更新スケジュールを使用して、ドメイン別に整理された、すべての登録済み Cisco UCS コンポーネントのグローバルなインベントリを自動的に集計したり、XML インターフェイス経由のインベントリへの直接アクセスを使用して ITIL プロセスとのより簡単な統合を可能にしたりします。

障害サマリーの集中管理

Cisco UCS Central を使用すれば、グローバル障害サマリーパネル上で、ドメインと障害タイプ別に整理された障害サマリーを含む、すべての Cisco UCS インフラストラクチャのステータスを確認できます。 また、個別の Cisco UCS Manager ドメインのより細かい障害情報を表示して、より迅速な問題解決を図ることができます。 障害をドリル ダウンすると、シームレスに統一されたエクスペリエンスのコンテキスト内で UCS Manager が起動します。

ポリシー ベースのファームウェア アップグレードの集中管理

Cisco.com から Cisco UCS Central 内部のファームウェア ライブラリにファームウェア更新を自動的にダウンロードできます。 その後で、ビジネス要件に基づいて全体的または選択的に自動ファームウェア更新をスケジュールします。 ファームウェアを集中的に管理することによって、IT 標準の順守が保証され、リソースの再プロビジョニングがポイント アンド クリック操作で行えるようになります。

グローバル ID プール

Cisco UCS Central は、ID の競合を排除して、ソフトウェア ライセンスの移植性を保証します。 グローバル プールからのユニバーサル ユーザ ID(UUID)、MAC アドレス、IP アドレス、ワールドワイド名などのすべての ID の割り当てを集中管理したり、リアルタイム ID 使用状況サマリーを入手したりできます。 サーバ識別情報を集中管理することによって、世界中のあらゆる場所での Cisco UCS ドメイン間のサーバ識別子の移動や新しいサーバ上で動作する既存のワークロードのリブートが容易になります。

ドメイン グループ

Cisco UCS Central は、ドメイン グループとサブグループを作成するオプションを提供することで、ポリシー管理を容易にします。 ドメイン グループは、システムを地理的または組織的グループに分割するための Cisco UCS ドメインの恣意的なグループ分けです。 ドメイン グループごとに最大 5 レベルのドメイン サブ グループを割り当てることができます。 これにより、大量の Cisco UCS ドメインを管理しながら、ポリシー例外を管理できるようになります。 サブ グループごとに親ドメイン グループとの階層関係が構築されます。

グローバル管理ポリシー

Cisco UCS Central は、グローバル管理ポリシーを通してコンプライアンスとスタッフ効率の保証を支援します。 グローバル ポリシーは、ドメイン グループ レベルで定義され、日時やユーザ認証から機器の電力やシステム イベント ログ(SEL)ポリシーまで、インフラストラクチャ内のあらゆるものを管理できます。

グローバル サービス プロファイルとテンプレート

Cisco UCS Central のグローバル サービス プロファイルとテンプレートは、迅速で簡略化されたインフラストラクチャ展開を可能にし、会社全体での設定の一貫性を提供します。 この機能を使用すれば、ハイパーバイザが仮想化ワークロード モビリティを実現する方法と同じように、グローバル ベアメタル ワークロード モビリティを実現できます。

バックアップ

Cisco UCS Central は、登録された Cisco UCS ドメインと UCS Central 構成の設定情報を迅速かつ効率的にバックアップ可能な自動バックアップ ファシリティを提供します。

ハイ アベイラビリティ

すべての Cisco UCS ソリューションと同様に、Cisco UCS Central は単一障害点を排除するように設計されています。 Cisco UCS Central ソフトウェアのハイ アベイラビリティを利用すれば、組織は、アクティブな Cisco UCS Central が応答しない場合に自動的にフェールオーバーする、ハートビートを利用したアクティブ/スタンバイ モデルを使用して Cisco UCS Central を実行できます。

XML API

Cisco UCS Central は、Cisco UCS Manager と同様に、既存の管理フレームワークやオーケストレーション ツールとインターフェイスするための高度な業界標準 XML API を備えています。 Cisco UCS Central ソフトウェア用の XML API は、Cisco UCS Manager 用の XML API に似ており、上位マネージャとの統合を大幅に迅速化します。

Remote Management

Cisco UCS Central を使用すれば、1 つの管理ポイントから、登録された Cisco UCS ドメイン内のさまざまなエンド ポイントを管理できます。 Cisco UCS Central GUI または CLI から、シャーシ、サーバ、ファブリック インターコネクト、およびファブリック エクステンダを管理できます。 また、Cisco UCS Central から、登録された UCS ドメインのテクニカル サポート ファイルにアクセスすることもできます。

Cisco UCS Central HTML 5 UI の概要

Cisco UCS Central HTML5 ベースのユーザ インターフェイスは、管理のための柔軟性とタスク ベースの操作性を提供します。

ダッシュボードには、システム内のコンポーネントの概要が表示されます。 頻繁に使用するコンポーネントを固定表示して、運用要件に合わせてダッシュボードをカスタマイズすることができます。 ダッシュボード上のオブジェクトをクリックすると、システム内の関連ページに移動できます。 このビデオの [Play] をクリックすれば、HTML 5 UI の簡単な説明を観ることができます。

HTML5 UI の使用

ダッシュボード

ダッシュボード ウィジェットを固定表示し、組織の要件に合わせてダッシュボードをカスタマイズできます。 基本的なダッシュボード構造を以下に示します。





項目

説明

1

検索バー。 What are you looking for?。 次を実行できます。

  • エンティティ タイプを選択して、システム内のエンティティを名前で検索します。 空の検索文字列はすべてのエンティティを返します。

  • 必要に応じて場所とステータスで検索結果を絞り込みます。

  • 検索結果内のエンティティをクリックすると、詳細が新しいページに表示されます。

2

アクション バー。 What do you want to do?。 ここでは、作成、スケジューリング、インストール、エクスポート、およびインポートを実行できます。

  • ドロップダウンをクリックして使用可能なアクションを表示し、タスクを選択するか、フィールドにタスクを入力して、ダイアログ ボックスを開き、タスクを実行します。

3

ダッシュボード ウィジェット。 このダッシュボード上に任意のウィジェットを固定表示できます。 ウィジェット上にマウスを移動すると、ウィジェットのメニュー バーで他のオプションが有効になります。

4

ダッシュボード上のウィジェット内に追加のオプションが表示されている場合は、次の操作を実行できます。

  • この特定のウィジェットに表示された情報を更新する。

  • ダッシュボードからこのウィジェットの固定表示を解除する。

  • この操作に関する詳細ページを開く。

ナビゲーション アイコン

次のナビゲーション アイコンが製品のナビゲートと管理タスクの実行を支援します。





項目

説明

1

検索アイコン。 クリックすると、ドメインファブリック インターコネクトサーバシャーシFEXvLANvSANサービス プロファイルテンプレートプールポリシーID ユニバースなどのシステム内の物理的および論理的なインベントリ関連エンティティが表示されます。 これらのエンティティのいずれかをクリックすると、関連ページが開いて、詳細が表示されます。

2

組織アイコン。 クリックすると、システム内の組織ルートとその他のサブ組織が表示されます。 ルートまたはサブ組織をクリックすると、選択した組織の詳細ページを表示できます。

3

ドメイン グループ アイコン。 クリックすると、システム内のドメイン グループ ルートとその他のドメイン グループが表示されます。 ドメイン グループをクリックすると、詳細ページを表示できます。

4

ユーザ設定アイコン。 クリックすると、[User Settings] が開きます。 このページでは、[Change Password]、[Restore Dashboard Defaults]、および [Show First Launch Experience] を実行できます。

5

アラート アイコン。 クリックすると、[Pending Activities]、[System Faults]、[Domain Faults]、[Events]、[Audit Logs]、[Core Dumps]、[Sessions]、および [Internal Services] が表示され、そこに移動できます。

6

操作アイコン。 クリックすると、[Firmware]、[Backup & Restore]、[Export & Import]、[Licenses]、および [Tech Support] が表示され、そこに移動できます。

7

システム設定アイコン。 クリックすると、[System Profiles]、[System Policies]、[Users]、[Authentication]、および [SNMP] が表示され、そこに移動できます。

8

ログアウト アイコン。 クリックすると、アクティブな UCS Central セッションからログアウトします。

9

更新アイコン。 クリックすると、固定表示されたすべてのウィジェット内の情報が更新されます。 ウィジェットごとに、そのウィジェットのデータを更新するための個別の更新アイコンが付いています。

10

ダッシュボード ウィジェット ライブラリ アイコン。 クリックすると、使用可能なウィジェットが表示され、特定のウィジェットをクリックするとそれがダッシュボードに固定表示されます。

HTML5 UI の動作と設計変更

機能サポート

現在、UI で利用可能な次の機能は HTML5 UI でサポートされません。

  • ポリシー インポート

  • しきい値ポリシー

  • 統計情報

設計に基づく動作の変更

  • グローバル サービス プロファイルは、LAN または SAN 接続ポリシーを使用する初期または更新テンプレートを使用してしか作成することができません。 サービス プロファイルを作成する前に、グローバル サービス プロファイル テンプレートを作成する必要があります。

  • 次のインライン オプションはサービス プロファイルで使用できません。

    • 手動 vNIC

    • iSCSI

    • vHBA

    • ブート ポリシー

    • スタティック ID

    既存のグローバル サービス プロファイルにこれらのオプションのいずれかが含まれている場合は、HTML5 UI でグローバル サービス プロファイルを編集できません。

  • HTML5 UI で行われた iSCSI ブート パラメータに対する変更は、Flex UI で使用できなくなります。

  • vNIC テンプレートは LAN 接続ポリシーでしか使用できません。

  • vHBA テンプレートは SAN 接続ポリシーでしか使用できません。

  • vNIC および vHBA 配置はインターフェイス配置と呼ばれるようになりました。

  • 登録ポリシーはドメイン グループ資格ポリシーと呼ばれるようになりました。

  • ID 範囲資格ポリシーは ID 範囲アクセス コントロール ポリシーと呼ばれるようになりました。

  • ID 範囲アクセス コントロール ポリシー用として認定された IP アドレスは存在しません。

  • サーバ プールを作成するときに、サーバ プール ポリシーを作成できます。 このポリシーを作成するサーバ プール資格ポリシーを選択します。 サーバ プールを割り当てるとき、グローバル サービス プロファイルでは追加のサーバ プール資格情報がサポートされません。

  • 唯一のバックアップ オプションが全設定バックアップです。 論理設定やシステム設定などの他のバックアップ タイプはサポートされません。

  • ローカル サービス プロファイルは、ドメイン グループの代わりに組織からホスト ファームウェア ポリシーを取得します。

  • HTML 5 UI でインポートが失敗すると、メッセージにインポート失敗の原因が表示されます。 エラーを修正して、インポートの設定を再送信します。

  • ローカル サービス プロファイル インベントリが表示されません。

  • 現在、ローカル サービス プロファイルで使用され、ドメイン グループに属しているメンテナンス ポリシーとスケジュールは HTML5 UI で使用できません。