Cisco UCS Central Software HTML5 GUI ユーザ マニュアル リリース 1.3
バックアップと復元
バックアップと復元

バックアップと復元

この章は、次の内容で構成されています。

バックアップと復元

Cisco UCS Central を使用すれば、Cisco UCS Central と登録された UCS ドメインをバックアップして復元することができます。 バックアップおよび復元ポリシーをスケジュールすることも、Cisco UCS Central または選択したドメインの即時オンデマンド バックアップを実行することもできます。

[Backup & Restore] ページから、Cisco UCS Central と登録された Cisco UCS ドメインの完全状態バックアップをスケジュールできます。 Cisco UCS ドメインの場合は、完全状態バックアップ ポリシーをローカルに作成することもできます。

スケジュールされたバックアップ ポリシーはデフォルトで無効にされます。 Cisco UCS Central または登録された UCS ドメインをバックアップする場合は、両方のバックアップ状態を有効にする必要があります。 バックアップ プロセスが、サーバまたはネットワーク トラフィックを中断または変更することはありません。 バックアップは、ドメインが起動されて動作している間に実行できます。 バックアップ操作では、管理プレーンからの情報が保存されます。

リモートで設定されたポリシーは、バックアップに関して、Cisco UCS Manager によって内部的にマウントされた Cisco UCS Central リポジトリを使用するように制限されます。

定期バックアップをスケジュールすると、バックアップ リポジトリがデータの収集を開始できます。 バックアップ アーカイブを管理するために、保存されているバックアップ バージョンの最大数を指定できます。 ポリシー指定を使用して、Cisco UCS ドメインごとに保持するバックアップ数を指定します。


(注)  


この最大数は、リモートの場所に保存可能なバックアップ イメージ ファイルの数に影響しません。


Cisco UCS Central GUI から Cisco UCS ドメインごとのバックアップのリストを表示したり、保存されたまたは未使用のバックアップ ディレクトリと設定を削除したりできます。

重要:
  • バックアップ操作とインポート操作を作成し、実行するには、管理ロールを持つユーザ アカウントが必要です。

  • バックアップは、Cisco UCS ドメイン(バックアップが取得された)の登録が解除されてからしか削除できません。

バックアップ イメージ ファイル

次の場所にデータベースまたはコンフィギュレーション バックアップ ファイルを保存できます。

  • ローカル ファイル システム:ローカル ファイル システム内。

  • リモートの場所:TFTP、FTP、SCP、SFTP などのプロトコルを使用したリモートの場所。

    重要:

    イメージ ファイルをリモートの場所に保存するためのオプションを使ってグローバル バックアップ ポリシーを指定するには、Cisco UCS Manager リリース 2.2(2x) 以降を Cisco UCS Central に登録する必要があります。

バックアップをスケジュールするときに、システムに保存するバックアップ ファイルの最大数を指定することもできます。

設定の復元

Cisco UCS Central の完全状態バックアップを復元できるのはセットアップ中だけです。 詳細については、該当する『Cisco UCS Central Installation and Upgrade Guide』を参照してください。

Cisco UCS Manager では、初期設定中にファブリック インターコネクトのコンソールから完全状態バックアップ設定を復元できます。

バックアップ操作の考慮事項と推奨事項

バックアップ操作を作成する前に、次のことを考慮してください。

バックアップの場所

バックアップ場所とは、Cisco UCS Central でバックアップ ファイルをエクスポートするネットワーク上の宛先またはフォルダのことです。 バックアップ操作は、バックアップ ファイルを保存する場所ごとに 1 つしか保持できません。

バックアップ ファイル上書きの可能性

ファイル名を変更しないでバックアップ操作を再実行すると、サーバ上にすでに存在するファイルが Cisco UCS Central によって上書きされます。 既存のバックアップ ファイルが上書きされるのを回避するには、バックアップ操作内のファイル名を変更するか、既存のファイルを別の場所にコピーします。

バックアップの複数のタイプ

同じ場所に対して複数種類のバックアップを実行し、エクスポートできます。 バックアップ操作を再実行する前に、バックアップ タイプを変更する必要があります。 バックアップ タイプの識別を容易にし、また既存のバックアップ ファイルが上書きされるのを回避するために、ファイル名を変更することを推奨します。

スケジュール バックアップ

バックアップ操作を前もって作成し、そのバックアップの実行準備が整うまで管理状態をディセーブルのままにしておくことはできます。 Cisco UCS Central は、バックアップ操作の管理状態がイネーブルに設定されるまで、バックアップ操作を実行したり、コンフィギュレーション ファイルを保存したり、エクスポートしたりしません。

増分バックアップ

Cisco UCS Manager または Cisco UCS Central の増分バックアップを実行できません。

完全な状態のバックアップの暗号化

パスワードなどの機密情報がクリア テキストでエクスポートされることがないように、完全な状態のバックアップは暗号化されます。

Cisco UCS Central の完全状態バックアップのスケジューリング

はじめる前に

リモートの場所を指定する場合は、その場所が存在することを確認してください。 バックアップ ファイルをリモートの場所に保存するためには、次の情報を準備しておく必要があります。

  • 絶対リモート パス。 たとえば、転送プロトコルが SCP の場合:scp://user@<ip>/x/y/z

  • リモート サーバのホスト名または IP アドレス

  • リモート サーバのユーザ名とパスワード


    ステップ 1   タスク バーで、「Schedule Central Backup」と入力して、Enter キーを押します。

    これにより、[Schedule Central Backup] ダイアログボックスが開きます。

    ステップ 2   (任意) [Description] フィールドに、このバックアップ ポリシーの説明を入力します。
    ステップ 3   [Schedule] ドロップダウンから、このバックアップのスケジュールを選択します。 次のいずれかになります。
    • [One Time Schedules]:バックアップはスケジュールされた日付と時刻にのみ行われます。

    • [Recurring Schedules]:バックアップはスケジュールされた頻度で行われます。

    (注)     

    この完全状態バックアップと事前定義されたスケジュールを関連付ける必要があります。 スケジュールを作成するには、スケジュールの作成または編集を参照してください。

    ステップ 4   [Maximum No of Backup Files] フィールドで、システムに保存するバックアップ ファイルの数を指定します。

    バックアップ ファイルの最大数に達すると、最も古いバックアップ ファイルが最も新しいバックアップ ファイルで上書きされます。

    ステップ 5   (任意)バックアップ ファイルをリモートの場所に保存する場合は、[Remote Copy] フィールドで、[Enabled] をクリックします。
    次のフィールドに値を入力して、リモートの場所に関する情報を追加します。

    名前

    説明

    Transfer Protocol

    転送プロトコルを選択します。 次のいずれかを指定できます。

    • FTP

    • SFTP

    • TFTP

    • SCP

    [Absolute Remote Path] フィールド

    絶対リモート パス。

    [Remote Server Host Name/IP Address] フィールド

    リモート サーバの IP アドレス。

    [User Name] フィールド

    リモート サーバのユーザ名。

    [Password] フィールド

    リモート サーバのパスワード。


    Cisco UCS ドメインの完全状態バックアップのスケジューリング

    登録された Cisco UCS ドメインの完全状態バックアップはドメイン グループ レベルでしか作成できません。

    はじめる前に

    リモートの場所を指定する場合は、その場所が存在することを確認してください。 バックアップ ファイルをリモートの場所に保存するためには、次の情報を準備しておく必要があります。

    • 絶対リモート パス。 たとえば、転送プロトコルが SCP の場合:scp://user@<ip>/x/y/z

    • リモート サーバのホスト名または IP アドレス

    • リモート サーバのユーザ名とパスワード


      ステップ 1   [Domain Group] ドロップダウン オプションをクリックして、完全状態バックアップをスケジュールするドメイン グループを選択します。

      この選択によって、[Schedule] オプションと [No of Backup Files] オプションが表示されます。

      ステップ 2   [Schedule] ドロップダウンから、このバックアップのスケジュールを選択します。 次のいずれかを指定できます。
      • [Simple]:1 つのワンタイム実行または繰り返し実行を作成します。

      • [Advanced]:複数のワンタイム実行または繰り返し実行を作成します。

      (注)     

      この完全状態バックアップと事前定義されたスケジュールを関連付ける必要があります。

      ステップ 3   [Maximum No of Backup Files] フィールドで、システムに保存するバックアップ ファイルの数を指定します。
      ステップ 4   (任意)バックアップ ファイルをリモートの場所に保存する場合は、[Remote Copy] フィールドで、[Enabled] をクリックします。
      次のフィールドに値を入力して、リモートの場所に関する情報を追加します。

      名前

      説明

      Transfer Protocol

      転送プロトコルを選択します。 次のいずれかを指定できます。

      • FTP

      • SFTP

      • TFTP

      • SCP

      [Absolute Remote Path] フィールド

      絶対リモート パス。

      [Remote Server Host Name/IP Address] フィールド

      リモート サーバの IP アドレス。

      [User Name] フィールド

      リモート サーバのユーザ名。

      [Password] フィールド

      リモート サーバのパスワード。


      オンデマンド完全状態バックアップの作成

      いつでも Cisco UCS Central の完全状態バックアップを作成して、ファイルをローカルの場所とリモートの場所の両方に保存できます。 ただし、登録済みの Cisco UCS ドメインでは、バックアップをリモートの場所でしか作成することができません。

      はじめる前に

      オンデマンド バックアップ ファイルをリモートの場所に保存するためには、次の情報を準備しておく必要があります。

      • 絶対リモート パス。 たとえば、転送プロトコルが SCP の場合:scp://user@ipaddress/x/y/backup_filename.tgz

      • リモート サーバのホスト名または IP アドレス

      • リモート サーバのユーザ名とパスワード


        ステップ 1   メニュー バーで、[Operations] アイコンをクリックして、[Backup & Restore] を選択します。
        ステップ 2   [UCS Central] をクリックするか、ドメイン グループを選択します。
        ステップ 3   [Backup] アイコンをクリックします。

        これにより、[Create Backup] ダイアログボックスが開きます。

        ステップ 4   Cisco UCS Central の完全状態バックアップの場合は、[Remote Copy] を有効にするか、無効にするかを選択します。

        [Disabled] を選択した場合は、ローカル バックアップ コピーが作成され、ステップ 6 に進むことができます。

        ステップ 5   [Transfer Protocol] を選択して、必要なリモートの場所に関する情報を入力します。
        ステップ 6   [Create] をクリックします。

        完全状態バックアップ ファイルが、指定されたリモートの場所に作成され、保存されます。 Cisco UCS ドメインのバックアップ状態を確認するには、ドメイン グループ名をクリックします。


        (注)  


        Cisco UCS Central または Cisco UCS Manager のオンデマンド完全状態バックアップが失敗すると、次のエラー メッセージが表示されます。
        End point timed out. Check for IP, password, space or access related issues.
        このエラーを修正するには、設定を再送信します。 再送信が成功すると、バックアップ ファイルがバックアップ リポジトリ内に作成されます。

        Cisco UCS ドメインの完全状態バックアップの削除

        後述する手順に加えて、次のシナリオで完全状態バックアップを無効化/削除することができます。
        • ルート ドメイン グループ ポリシーを削除すると、バックアップ/エクスポート ポリシーが無効になります。

        • サブドメイン グループ ポリシーを削除すると、バックアップ/エクスポート ポリシーが削除されます。


          ステップ 1   メニュー バーで、[Operations] アイコンをクリックして、[Backup & Restore] を選択します。
          ステップ 2   [Schedule] アイコンをクリックして、[Remove Domain Backup Schedule] を選択します。

          これにより、[Remove Domain Backup Schedule] ダイアログボックスが開きます。

          ステップ 3   バックアップを削除する [Domain Group] を選択します。
          ステップ 4   選択後に表示されるフィールド内の情報を調べて、これが削除するバックアップ スケジュールであることを確認します。
          ステップ 5   [Remove] をクリックします。

          Cisco UCS Central の完全状態バックアップの削除

          後述する手順に加えて、次のシナリオでは、Cisco UCS Central の完全状態バックアップを無効化または削除することができます。
          • Cisco UCS Central ポリシーを削除すると、バックアップ/エクスポート ポリシーが無効になります。


            ステップ 1   メニュー バーで、[Operations] アイコンをクリックして、[Backup & Restore] を選択します。
            ステップ 2   [Schedule] アイコンをクリックして、[Remove Central Backup Schedule] を選択します。

            これにより、[Remove Central Backup Schedule] ダイアログボックスが開きます。

            ステップ 3   表示されたフィールド内の情報を調べ、それが削除するバックアップ スケジュールであることを確認します。
            ステップ 4   [Remove] をクリックします。

            Cisco UCS Central のバックアップ ファイルの表示


              ステップ 1   メニュー バーで、[Backup & Restore] を選択します。
              ステップ 2   [Domains] で、Cisco UCS Central ドメインを選択して、Cisco UCS Central スコープを入力します。
              ステップ 3   右側のペインで、すべての Cisco UCS Central バックアップ ファイルのリストを確認します。 バックアップ ファイルごとに、ステータス、最終バックアップ日付、スケジュール、最大ファイル数、およびリモート コピーの場所を表示できます。