Cisco UCS C460 サーバ インストレーションおよびサービ スガイド
サーバのインストール
サーバのインストール
発行日;2015/04/10 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 14MB) | フィードバック

目次

サーバのインストール

サーバの開梱と点検

サーバの設置準備

取り付けに関するガイドライン

ラックに関する要件

機器の要件

スライド レールの調整範囲

ラックへのサーバの設置

サーバの初期設定

サーバの接続と電源投入(スタンドアロン モード)

NIC モードおよび NIC 冗長化の設定

10 Gb ポートの使用

システム BIOS および CIMC ファームウェア

BIOS および CIMC ファームウェアの更新

システム BIOS へのアクセス

BIOS 設定クリア用のマザーボード ジャンパ

ヘッダー J6D1 の BIOS リカバリ ジャンパの使用

ヘッダー J5C3 の BIOS 管理者パスワード クリア ジャンパの使用

ヘッダー J5C2 の CMOS クリア ジャンパの使用

サーバのインストール

この章では、サーバの設置方法について説明します。この章の内容は次のとおりです。

「サーバの開梱と点検」

「サーバの設置準備」

「ラックへのサーバの設置」

「サーバの初期設定」

「システム BIOS および CIMC ファームウェア」

「BIOS 設定クリア用のマザーボード ジャンパ」


) サーバの設置、操作、または保守を行う前に、『Regulatory Compliance and Safety Information for Cisco UCS C-Series Servers』を参照して重要な安全情報を確認してください。



警告 安全上の重要な注意事項

「危険」の意味です。人身事故を予防するための注意事項が記述されています。装置の取り扱い作業を行うときは、電気回路の危険性に注意し、一般的な事故防止策に留意してください。警告の各国語版は、各注意事項の番号を基に、装置に付属の「Translated Safety Warnings」を参照してください。
ステートメント 1071

これらの注意事項を保管しておいてください。

サーバの開梱と点検


注意 サーバのコンポーネントを取り扱うときは、静電気防止用ストラップを着用し、常にモジュールのフレームの端を持つようにしてください。


ヒント サーバの輸送が必要となる場合に備えて、輸送用の箱は保管しておいてください。


) シャーシは厳密に検査したうえで出荷されています。輸送中の破損や内容品の不足がある場合には、ただちにカスタマー サービス担当者に連絡してください。


梱包内容を確認する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 段ボール箱からサーバを取り出します。梱包材はすべて保管しておいてください。

ステップ 2 カスタマー サービス担当者から提供された機器リストおよび図 2-1 と、梱包品の内容を照合します。すべての品目が揃っていることを確認してください。

ステップ 3 破損の有無を調べ、内容品の間違いや破損がある場合には、カスタマー サービス担当者に連絡してください。次の情報を用意しておきます。

発送元の請求書番号(梱包明細を参照)

破損している装置のモデルとシリアル番号

破損状態の説明

破損による設置への影響

図 2-1 梱包内容

 

1

Server

2

ドライバおよびユーティリティ ディスク

3

電源コード(オプション、最大 4 本)

4

マニュアル


 

サーバの設置準備

ここでは、サーバの設置準備について説明します。この項の内容は次のとおりです。

「取り付けに関するガイドライン」

「ラックに関する要件」

「機器の要件」

「スライド レールの調整範囲」

取り付けに関するガイドライン


警告 システムの過熱を防ぐため、最大推奨周囲温度の 35° C (95° F) を超えるエリアで操作しないでください。
ステートメント 1047


警告 いつでも装置の電源を切断できるように、プラグおよびソケットにすぐ手が届く状態にしておいてください。
ステートメント 1019


警告 この製品は、設置する建物にショート(過電流)保護機構が備わっていることを前提に設計されています。この保護装置の定格が 250 V、15 A 以下であることを確認します。
ステートメント 1005


警告 装置は地域および国の電気規則に従って設置する必要があります。
ステートメント 1074

サーバを設置する際には、次のガイドラインに従ってください。

サーバを設置する前に、設置場所の構成を計画し、設置環境を整えます。設置場所を計画する際に推奨される作業については、『 Cisco UCS Site Preparation Guide 』を参照してください。

サーバの周囲に、保守作業および適切な通気のための十分なスペースがあることを確認します。サーバ内では前面から背面へ空気が流れます。

空調が、付録「 サーバの仕様」に記載された温度要件に適合していることを確認します。

キャビネットまたはラックが、「ラックに関する要件」に記載された要件に適合していることを確認します。

設置場所の電源が、付録「 サーバの仕様」に記載された電源要件に適合していることを確認します。使用可能な場合は、電源障害に備えて無停電電源装置(UPS)を使用してください。


注意 鉄共振テクノロジーを使用する UPS タイプは使用しないでください。このタイプの UPS は、Cisco UCS などのシステムに使用すると、データ トラフィック パターンの変化によって入力電流が大きく変動し、動作が不安定になるおそれがあります。

ラックに関する要件

ここでは、標準的なオープン ラックに関する要件を示します。この要件は、周囲温度が 32 ~ 95°F(0 ~ 35°C)の範囲にあることを前提とします。

次のタイプのラックを使用する必要があります。

標準 19 インチ (48.3 cm)幅 4 支柱 EIA ラック、ANSI/EIA-310-D-1992 のセクション 1 に準拠した英国ユニバーサル ピッチに適合するマウント支柱付き。

付属のスライドレールを使用する場合は、ラックの支柱の穴が正方形であること。

サーバあたりの縦方向の最小ラック スペースが 4 RU、つまり 7 インチ (17.8 cm)であること。


ヒント Cisco R シリーズ ラックおよび RP シリーズ PDU は、シスコ製品を使って最適なパフォーマンスを実現できるように設計されており、シスコから入手可能です。

機器の要件

シスコが供給しているスライド レールの設置では特に必要な工具はありませんが、メジャーと水準器を使用すると取り付け中スライド レールを水平に保つのに便利です。

スライド レールの調整範囲

このサーバのスライド レールの調整範囲は 26 ~ 36 インチ(660 ~ 914 mm)です。

 

ラックへのサーバの設置

このコンポーネントに関して認定されているサポート対象の部品番号は、時間の経過とともに変更されることがあります。交換可能なコンポーネントの最新リストについては、次の URL を参照し、『 Technical Specifications 』までスクロールしてください。

http://www.cisco.com/en/US/products/ps10493/products_data_sheets_list.html

ここでは、ラックにサーバを設置する方法について説明します。


警告 ラックへのユニットの設置や、ラック内のユニットの保守作業を行う場合は、負傷事故を防ぐため、システムが安定した状態で置かれていることを十分に確認してください。安全を確保するために、次のガイドラインを守ってください。
ラックに設置する装置が 1 台だけの場合は、ラックの一番下に取り付けます。
ラックに複数の装置を設置する場合は、最も重い装置を一番下に設置して、下から順番に取り付けます。
ラックにスタビライザが付いている場合は、スタビライザを取り付けてから、ラックに装置を設置したり、ラック内の装置を保守したりしてください。ステートメント 1006


ステップ 1 ラックにスライド レール部品を取り付けます。図 2-2を参照してください。

a. ラックの前後の支柱(アイテム 1)の内側にスライドレール部品(アイテム 3)を置きます。このとき、スライド レールは、ラックの内側と、前側のラック支柱穴の正面にある前側の取り付けペグ(アイテム 4)に向けて配置します。

b. 後ろ側のラック支柱穴に後ろ側の取り付けペグが装着されるまで(アイテム 2)、スライド レール部品をラック後方に広げます。

c. 取り付けペグがしっかり装着され、スライドレール部品の両側にある固定クリップがロックされるまで、スライドレール部品を押し込みます。

図 2-2 ラックへのスライド レール部品の取り付け

 

 

1

ラック支柱

2

後ろ側の取り付けペグと固定クリップ

3

スライド レール部品

4

前側の取り付けペグと固定クリップ

d. 2 つ目のスライド レール部品を、ラックの反対側に取り付けます。

e. 2 つのスライド レール部品が水平で同じ高さになっていることを確かめます。

f. 所定の位置に収まって留まるまで、各部品の内側のスライド レールをラック前方へ引き出します。

 

ステップ 2 取り付けブラケットをサーバに取り付けます。図 2-3 を参照してください。

a. サーバの側面に取り付けブラケット(アイテム 1)を配置します。このとき、ブラケットの Front というマークの付いた側をサーバの前面に向けます。

b. サーバの側面にある 3 つのブラケット取り付け穴に 3 つの取り付けペグ(アイテム 3)を合わせます。

c. ブラケットの金属タブ(アイテム 2)が後方の取り付けペグにはまるまで、サーバの後方にブラケットをスライドさせます。

図 2-3 サーバへの取り付けブラケットの取り付け

 

 

1

取り付けブラケット

2

金属タブ

3

取り付けペグ

4

取り出しリリース クリップ

5

取り付けリリース クリップ

 

 

ステップ 3 サーバを次のようにスライド レールに装着します。

a. ステップ 1 で取り付けた空のスライド レールの正面に、取り付けブラケットの背面を合わせます。

b. 内部の停止位置に収まるまで、サーバをスライド レールに押し込みます。

c. 各取り付けブラケットにあるプラスチック製の取り付けリリース クリップをサーバの後方に向けて押します(図 2-3 のアイテム 5 を参照)。

d. フロント フランジがラック支柱に接触し、サム ラッチがはまるまで、サーバをラック内へ押し続けます。

ステップ 4 (任意)ケーブル マネジメント アーム(CMA)をスライド レールの後ろ側に取り付けます。この手順に書かれている方向は、ラックとサーバの背面を見た向きです。図 2-4を参照してください。

a. 左側のスライド レール部品の後方に、青色のタブが付いた四角い金属コネクタ(アイテム 4)を取り付けます。所定の位置に固定されるまで、クリップを押し込みます。

b. 手順 a. で左側のスライド レールに取り付けた金属コネクタにコネクタ B(アイテム 5)を取り付けます。

c. 右側のスライド レールの後ろ側にコネクタ A(アイテム 2)を取り付けます。コネクタの端にある長方形の穴に、スライド レールの端にある長方形のペグをはめ込みます。

d. 右側のスライド レールに青色のクリップ コネクタ(アイテム 3)を取り付けます。

e. サーバの右側に取り付けた取り付けブラケットの後ろ側に金属コネクタ(アイテム 1)を取り付けます。

図 2-4 ケーブル マネジメント アームの取り付け

 

 

1

金属コネクタ

2

コネクタ A

3

青色のクリップ コネクタ

4

青色のタブが付いた四角い金属コネクタ

5

コネクタ B

 

 

ステップ 5 「サーバの初期設定」に進みます。


 

サーバの初期設定

ここでは、次の内容について説明します。

「サーバの接続と電源投入(スタンドアロン モード)」

「NIC モードおよび NIC 冗長化の設定」

サーバの接続と電源投入(スタンドアロン モード)


) ここでは、サーバをスタンドアロン モードで使用する場合のサーバの電源投入方法、IP アドレスの割り当て方法、サーバ管理への接続方法について説明します。サーバを UCS 統合で使用する場合は、固有のケーブル接続および設定が必要です。「Cisco UCS 統合に適した設置方法」を参照してください。



) このサーバにはあらかじめ Shared LOM EXT というデフォルトの NIC モードが設定されています。デフォルトの NIC 冗長化は active-active で、DHCP はイネーブルです。Shared LOM EXT モードでは、1 Gb イーサネット ポートおよび取り付け済みの Cisco 仮想インターフェイス カード(VIC)上のすべてのポートが、Cisco Integrated Management Interface(CIMC)にアクセスできます。専用管理ポートを使用して CIMC にアクセスする場合は、次の手順のステップ 3 の説明に従って、サーバに接続して NIC モードを変更できます。このステップでは、NIC 冗長化を変更し、スタティック IP 設定を設定することもできます。


サーバの初期セットアップを実行する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 付属の電源コードをサーバの各電源装置に接続し、次に、接地された AC 電源出力に接続します。電源仕様については、「電力仕様」を参照してください。

最初のブート中、サーバがスタンバイ電源でブートするまでに約 2 分かかります。


) ブート中のメモリ検証処理のため、サーバに搭載されているメモリのサイズによっては、ブートに 2 分以上かかる場合があります。


電源ステータスは、電源ステータス LED で確認できます(図 1-1 を参照)。

オフ:サーバがスタンバイ電源モードになっているか、または電力が供給されていません。CIMC と一部のマザーボード機能にだけ電力が供給されています。

緑の点灯:サーバは主電源モードです。すべてのサーバ コンポーネントに電力が供給されています。


) サーバはブートアップ時に、サーバに取り付けられている各 USB デバイスに対して 1 度ビープ音を鳴らします。外部の USB デバイスが取り付けられていない場合でも、仮想フロッピーディスク、CD/DVD ドライブ、キーボード、またはマウスなどの各仮想 USB デバイスに対して短いビープ音が鳴ります。BIOS 電源投入時自己診断テスト(POST)時に USB デバイスをホットプラグまたはホットアンプラグした場合、または、BIOS セットアップ ユーティリティや EFI シェルにアクセスしている間にもビープ音が鳴ります。


ステップ 2 USB キーボードと VGA モニタを前面パネルの USB コネクタと VGA コネクタに接続します(図 1-1 を参照)。


) または、背面パネルの VGA および USB ポートを使用することもできます。ただし、前面パネルの VGA と背面パネルの VGA は同時に使用できません。1 つの VGA コネクタに接続している場合に、反対側のコネクタにビデオ デバイスを接続すると、最初の VGA コネクタがディセーブルになります。最初の VGA コネクタを再びアクティブにするには、サーバをリブートするしかありません。


ステップ 3 NIC モードと NIC 冗長化を設定し、DHCP をイネーブルにするか、スタティック ネットワーク設定を設定するかを選択します。

a. 電源ボタンを押して、サーバをブートします。F8 の押下を求めるプロンプトが表示されるのを待ちます。

b. ブートアップ時に、F8 を押して BIOS CIMC 構成ユーティリティを開きます。

c. サーバ管理用の CIMC へのアクセスに使用するために選択したポートに応じて NIC モードを設定します(ポートの識別については、図 1-3 を参照してください)。

[Shared LOM EXT](デフォルト):shared LOM 拡張モードです。これは工場出荷時設定で、NIC 冗長化は Active-active、DHCP はイネーブルに設定されています。このモードでは、shared LOM インターフェイスと Cisco Card インターフェイスの両方がイネーブルです。

このモードでは、DHCP 応答が shared LOM ポートと Cisco カード ポートの両方に返されます。サーバがスタンドアロン モードであるために、Cisco カード接続でその IP アドレスが Cisco UCS Manager システムから取得されないと判別された場合は、その Cisco カードからのその後の DHCP 要求はディセーブルになります。スタンドアロン モードで Cisco カードを介して CIMC に接続する場合は、Cisco Card NIC モードを使用します。

[Dedicated]:CIMC へのアクセスに専用管理ポートを使用します。NIC 冗長化と IP 設定を選択する必要があります。

[Shared LOM]:CIMC へのアクセスに 1 Gb イーサネット ポートを使用します。NIC 冗長化と IP 設定を選択する必要があります。

[Cisco Card]:CIMC へのアクセスに取り付け済みの Cisco UCS 仮想インターフェイス カード(VIC)のポートを使用します。NIC 冗長化と IP 設定を選択する必要があります。

Shared LOM 10G:CIMC へのアクセスに 2 つの 10Gb イーサネット ポートを使用します。NIC 冗長化と IP 設定を選択する必要があります。


) SFP+ ポートと 10G BASE-T ポートの詳細については、「10 Gb ポートの使用」 を参照してください。



) Cisco Card NIC モードは現在、PCIe スロット 1 に取り付けられている Cisco UCS VIC だけでサポートされています。「Cisco UCS 仮想インターフェイス カードの特記事項」も参照してください。


d. 必要に応じて NIC 冗長化を変更するには、このユーティリティを使用します。このサーバでは、次の 3 つの NIC 冗長化設定を行うことができます。

[None]:(Shipping NIC モードだけで使用可能)イーサネット ポートは個別に動作し、問題が発生した場合にフェールオーバーを行いません。

[Active-standby]:アクティブなイーサネット ポートに障害が発生した場合、スタンバイ ポートにトラフィックがフェールオーバーします。

[Active-active]:すべてのイーサネット ポートが同時に使用されます。詳細については、「NIC モードおよび NIC 冗長化の設定」を参照してください。

e. ダイナミック ネットワーク設定用に DHCP をイネーブルにするか、スタティック ネットワーク設定を開始するかを選択します。


) DHCP をイネーブルにするには、DHCP サーバにこのサーバの MAC アドレスの範囲をあらかじめ設定しておく必要があります。MAC アドレスはサーバ背面のラベルに印字されています。このサーバでは、CIMC に 6 つの MAC アドレスが割り当てられています。ラベルに印字されている MAC アドレスは、6 つの連続 MAC アドレスのうち最初のものです。


f. 任意:このユーティリティを使用して、VLAN 設定とデフォルトの CIMC ユーザ パスワードの設定を行います。


) 設定の変更は約 45 秒後に有効になります。次の手順のサーバの再起動は、F5 を押して更新し、新しい設定が表示されてから行います。


g. F10 を押して設定を保存し、サーバを再起動します。


) DHCP のイネーブル化を選択した場合、動的に割り当てられた IP アドレスと MAC アドレスがブートアップ時にコンソール画面に表示されます。


ステップ 4 サーバ管理用の CIMC に接続します。ステップ 3 の NIC モードの設定で選択したポートを使用して、イーサネット ケーブルを LAN からサーバに接続します。Active-active および Active-passive の NIC 冗長化設定では、2 つのポートに接続する必要があります。

ステップ 5 ブラウザと CIMC の IP アドレスを使用して CIMC セットアップ ユーティリティに接続します。IP アドレスは、ステップ 3 で行った設定に基づいています(スタティック アドレスまたは DHCP サーバによって割り当てられたアドレス)。


) サーバのデフォルトのユーザ名は admin、 デフォルト パスワードは password です。


ステップ 6 サーバを管理するには、これらのインターフェイスの使用手順について『 Cisco UCS C-Series Rack-Mount Server Configuration Guide 』または『 Cisco UCS C-Series Rack-Mount Server CLI Configuration Guide 』を参照してください。これらのマニュアルへのリンクは、次の URL の C シリーズ マニュアル ロードマップ内にあります。

http://www.cisco.com/go/unifiedcomputing/c-series-doc


 

NIC モードおよび NIC 冗長化の設定

このサーバには、次のような選択可能な NIC モード設定があります。

[Shared LOM EXT](デフォルト):shared LOM 拡張モードです。これは工場出荷時設定で、NIC 冗長化は Active-active、DHCP はイネーブルに設定されています。このモードでは、shared LOM インターフェイスと Cisco Card インターフェイスの両方がイネーブルです。

このモードでは、DHCP 応答が shared LOM ポートと Cisco カード ポートの両方に返されます。サーバがスタンドアロン モードであるために、Cisco カード接続でその IP アドレスが Cisco UCS Manager システムから取得されないと判別された場合は、その Cisco カードからのその後の DHCP 要求はディセーブルになります。Cisco カード接続でその IP アドレスが Cisco UCS Manager システムから取得されると判別された場合、応答にはサーバを自動的に UCSM モードにするパラメータが含まれます。

[Dedicated]:CIMC へのアクセスに専用管理ポートを使用します。NIC 冗長化と IP 設定を選択する必要があります。

[Shared LOM]:CIMC へのアクセスに 1 Gb イーサネット ポートを使用します。NIC 冗長化と IP 設定を選択する必要があります。

[Cisco Card]:CIMC へのアクセスに取り付け済みの Cisco UCS 仮想インターフェイス カード(VIC)のポートを使用します。NIC 冗長化と IP 設定を選択する必要があります。

Shared LOM 10G:CIMC へのアクセスに 2 つの 10Gb イーサネット ポートを使用します。NIC 冗長化と IP 設定を選択する必要があります。


) Cisco Card NIC モードは現在、PCIe スロット 4 に取り付けられている Cisco UCS VIC だけでサポートされています。「Cisco UCS 仮想インターフェイス カードの特記事項」も参照してください。


このサーバには、次のような選択可能な NIC 冗長化設定があります。

[None]:(Shipping NIC モードだけで使用可能)イーサネット ポートは個別に動作し、問題が発生した場合にフェールオーバーを行いません。

[Active-standby]:アクティブなイーサネット ポートに障害が発生した場合、スタンバイ ポートにトラフィックがフェールオーバーします。

[Active-active]:すべてのイーサネット ポートが同時に使用されます。

アクティブな設定はモード 5 またはバランス TLB(ロード バランシングを発信する適応型)を使用します。これは特別なスイッチのサポートを必要としないチャネル ボンディングです。発信トラフィックは、各スレーブの現在の負荷を実行(速度に関連して計算される)配信されます。着信トラフィックは現在のスレーブによって受信されます。受信のスレーブで障害が発生すると、別のスレーブは、失敗した受信のスレーブに MAC アドレスを引き継ぎます。

10 Gb ポートの使用

このサーバの背面パネルには、次の 4 つの 10 Gb ポートがあります(図 1-3 を参照)。

2 つの 10GBase-T ポート

2 つの SFP+ ポート

2 つの SFP+ ポートまたは 2 つの 10GBase-T ポートを使用することを推奨します。

4 つの物理ポートが用意されていますが、同時にアクティブな PHY リンクを持つことができるポートは 2 つだけです。ただし、PHY リンクがダウンした場合は、このサーバのデュアル メディア機能によって、より高度な接続がイネーブルになり、PHY リンクを代替メディアに切り替えることができます。

基盤となるアーキテクチャは、4 ポートすべての PHY リンクを管理するデュアル メディア アクセス制御(MAC)サブレイヤを備えています(図 2-5 を参照)。

図 2-5 10 Gb ポートのアーキテクチャ

 

 

以下の点に注意してください。

OS は、4 つの物理ポートではなく、アクティブな 2 つの PHY リンクだけをレポートします( 10GE 1 10GE 2 など)。どちらにアクティブなリンクがあるかに応じて、SFP+ ポートまたは 10GBase-T ポートが考えられます。

同時に 4 つの物理 10 Gb ポートすべてに接続できます。ただし、そのうちの 2 つのポートだけが同時にアクティブなリンクを持ちます。

4 つの 10 Gb ポートすべてに接続した場合は、10GBase-T PHY リンクが優先されてアクティブな PHY リンクとなります。10GBase-T PHY リンクがダウンした場合や設定でディセーブルになっている場合は、デュアル MAC によって対応する SFP+ ポートにトラフィックが切り替えられます。

ドライバ ファームウェアを使用して、PHY リンクの優先度を SFP+ ポートに変更したり、SFP+ ポートまたは 10GBase-T ポートの PHY リンクをディセーブルにすることができます。この高度な手順の詳細については、シスコ サービス プロバイダーにお問い合わせください。

 

システム BIOS および CIMC ファームウェア

ここでは、システム BIOS について説明します。この項の内容は次のとおりです。

「BIOS および CIMC ファームウェアの更新」

「システム BIOS へのアクセス」

BIOS および CIMC ファームウェアの更新


注意 BIOS ファームウェアをアップグレードする場合、CIMC ファームウェアも同じバージョンにアップグレードする必要があります。アップグレードしないと、サーバが起動しません。BIOS と CIMC のファームウェアが一致するまでサーバの電源をオフにしないでください。この状態でオフにすると、サーバが起動しなくなります。

シスコは、BIOS、CIMC、およびその他のファームウェアを互換性のあるレベルに同時にアップグレードできるよう支援するために、Cisco Host Upgrade Utility を提供しています。

サーバには、シスコが提供し、承認しているファームウェアが使用されています。シスコは、各ファームウェア イメージと共にリリース ノートを提供しています。ファームウェアを更新するには、いくつかの方法があります。

ファームウェア レベル 1.2 以降を実行するシステムの場合の推奨方法 :Cisco Host Upgrade Utility を使用して、CIMC、BIOS、LOM、LSI ストレージ コントローラ、および Cisco UCS P81E VIC ファームウェアを同時に互換性のあるレベルにアップグレードします。

ファームウェア レベルについては、下記のマニュアル ロードマップ リンクにある『 Cisco Host Upgrade Utility Quick Reference Guide 』を参照してください。


) Cisco Host Upgrade Utility を使用するには、システム ファームウェアがレベル 1.2 以降である必要があります。ファームウェアがレベル 1.2 よりも前のレベルである場合は、次の方法で BIOS および CIMC ファームウェアを個別に更新する必要があります。


EFI インターフェイスを使用して BIOS をアップグレードするか、Windows または Linux プラットフォームからアップグレードします。

Cisco UCS C-Series Rack-Mount Server BIOS Upgrade Guide 』を参照してください。

CIMC GUI インターフェイスを使用して CIMC ファームウェアをアップグレードします。

Cisco UCS C-Series Rack-Mount Servers Configuration Guide 』を参照してください。

CIMC CLI インターフェイスを使用して CIMC ファームウェアをアップグレードします。

Cisco UCS C-Series Rack-Mount Servers CLI Configuration Guide 』を参照してください。

 

上記のマニュアルへのリンクについては、次の URL にあるマニュアル ロードマップを参照してください。

http://www.cisco.com/go/unifiedcomputing/c-series-doc

システム BIOS へのアクセス

サーバの BIOS 設定を変更する手順は次のとおりです。詳しい手順は、BIOS 画面にも表示されます。


ステップ 1 ブート中にメッセージが表示されたら、F2 キーを押して BIOS Setup ユーティリティに切り替えます。


) このユーティリティの [Main] ページに、現在の BIOS のバージョンとビルドが表示されます。


ステップ 2 矢印キーを使って、BIOS メニュー ページを選択します。

ステップ 3 矢印キーを使って、変更するフィールドを反転表示にします。

ステップ 4 Enter キーを押して変更するフィールドを選択し、そのフィールドの値を変更します。

ステップ 5 Exit メニュー画面が表示されるまで右矢印キーを押します。

ステップ 6 Exit メニュー画面の指示に従って変更内容を保存し、セットアップ ユーティリティを終了します(または、F10 キーを押します)。Esc キーを押すと、変更内容を保存せずにユーティリティを終了できます。


 

BIOS 設定クリア用のマザーボード ジャンパ

次の 3 つのジャンパを使用して、CMOS 設定のクリア、BIOS 管理者パスワードのクリア、BIOS のリカバリを開始することができます。

「ヘッダー J6D1 の BIOS リカバリ ジャンパの使用」

「ヘッダー J5C3 の BIOS 管理者パスワード クリア ジャンパの使用」

「ヘッダー J5C2 の CMOS クリア ジャンパの使用」

図 2-6 サービス ジャンパの位置

 

1

ヘッダー J6D1(BIOS のリカバリ)

3

ヘッダー J5C3(BIOS パスワードのクリア)

2

ヘッダー J5C2(CMOS のクリア)

 

 

ヘッダー J6D1 の BIOS リカバリ ジャンパの使用

J6D1 ジャンパはマザーボード上の 3 ピン ヘッダーです(図 2-6 を参照)。このジャンパを取り付けると、システムがハングアップしたときに、サーバを強制的に新しい BIOS にフラッシュすることができます。たとえば、BIOS 更新後にシステムがハングアップした場合、強制的にサーバで新しいファームウェアを検索する手順は、以下のとおりです。


ステップ 1 Cisco.com から最新の Cisco C460 M2 Host Upgrade Utility ISO をダウンロードします。

ステップ 2 ISO イメージの内容から C460M1-1.5.7c.zip ファイルを取り出し、次のフォルダに移動します。

< release-number >/bios/

ステップ 3 次のいずれかの方法を使用して、BIOS リカバリ ファイルを USB メモリのルート ディレクトリにコピーします。

uefi/ フォルダの内容を USB メモリのルート ディレクトリにコピーします。

リカバリ フォルダには、リカバリ ISO イメージが含まれています。リカバリ ISO イメージの内容を USB メモリのルート ディレクトリに展開およびコピーします。

ステップ 4 「サーバのシャットダウンおよび電源オフ」の説明に従ってサーバの電源をオフにします。

ステップ 5 電源装置からすべての電源コードを外します。

ステップ 6 上部カバーを取り外せるように、サーバをラックの前方に引き出します。場合によっては、背面パネルからケーブルを取り外して隙間を空ける必要があります。

注意 コンポーネントへの接触や確認作業を安全に行えない場合は、ラックからサーバを取り出してください。

ステップ 7 「サーバ上部カバーの取り外しおよび取り付け」の説明に従って、上部カバーを取り外します。

ステップ 8 J6D1 ヘッダーのピン 2 と 3 にショート ジャンパを取り付けます(図 2-6 を参照)。

ステップ 9 上部カバーと AC 電源コードをもう一度サーバに取り付けます。サーバの電源がスタンバイ電源モードになります。

ステップ 10 ステップ 3 で準備した USB メモリをサーバの USB ポートに接続します。

ステップ 11 前面パネルの 電源 ボタンを押して、サーバを主電源モードに戻します。電源 LED が緑色になれば、サーバは主電源モードです。

サーバが、更新された BIOS ブート ブロックでブートします。


) BIOS の更新中に、CIMC はサーバをシャット ダウンし、画面が約 10 分間空白になります。更新中は、電源コードを外さないでください。更新が完了すると、CIMC はサーバの電源を投入します。


ステップ 12 電源 ボタンを押し、サーバをシャットダウンしてスタンバイ電源モードにし、電流が流れないようにするために AC 電源コードを抜きます。

ステップ 13 サーバの上部カバーを外します。

ステップ 14 ヘッダー ピンからショート ジャンパを取り外します。


) ジャンパを取り外さないと、サーバを起動するたびに CIMC によって BIOS の回復が試行されます。


ステップ 15 上部カバーを再度取り付けます。

ステップ 16 サーバをラックに元どおりに配置し、電源コードおよびその他のケーブルを再度接続したら、 電源 ボタンを押してサーバの電源をオンにします。


 

ヘッダー J5C3 の BIOS 管理者パスワード クリア ジャンパの使用

J5C3 ジャンパはマザーボード上の 3 ピン ヘッダーです(図 2-6 を参照)。ここでは、ユーザが設定したパスワードを忘れてわからなくなったときに、BIOS の管理者パスワードをクリアしてデフォルトに戻す方法を説明します。


ステップ 1 「サーバのシャットダウンおよび電源オフ」の説明に従ってサーバの電源をオフにします。

ステップ 2 上部カバーを取り外せるように、サーバをラックの前方に引き出します。場合によっては、背面パネルからケーブルを取り外して隙間を空ける必要があります。

注意 コンポーネントへの接触や確認作業を安全に行えない場合は、ラックからサーバを取り出してください。

ステップ 3 「サーバ上部カバーの取り外しおよび取り付け」 に示すように、上部カバーを取り外します。

ステップ 4 J5C3 ヘッダーのピン 2 と 3 にショート ジャンパを移動します(図 2-6 を参照)。

ステップ 5 上部カバーを取り付けます。

ステップ 6 前面パネルの 電源 ボタンを押して、サーバを主電源モードに戻します。電源 LED が緑色になれば、サーバは主電源モードです。


) パスワードのリセットを完了するには、サーバ全体が再起動して主電源モードになるようにする必要があります。これは、ホスト CPU が実行されていないとジャンパの状態を判別できないからです。これでパスワードはクリアされます。


ステップ 7 電源 ボタンを押し、サーバをシャット ダウンしてスタンバイ電源モードにします。

ステップ 8 サーバの上部カバーを外します。

ステップ 9 ショート ジャンパを J5C3 ヘッダーのデフォルトのピン 1 および 2 に戻します。


) ジャンパを取り外さないと、サーバの電源を入れ直すたびにパスワードがクリアされます。


ステップ 10 上部カバーを取り付けます。

ステップ 11 サーバをラックの元の位置に戻し、ケーブルを再度接続したら、 電源 ボタンを押してサーバの電源を入れます。


 

ヘッダー J5C2 の CMOS クリア ジャンパの使用

J5C3 ジャンパはマザーボード上の 3 ピン ヘッダーです(図 2-6 を参照)。システムがハング アップした場合は、以下の手順に従ってサーバの CMOS 設定をクリアすることができます。たとえば、設定が正しくないためにサーバがハング アップしてブートしなくなった場合に、このジャンパを使って設定を無効化し、デフォルト設定を使って再起動できます。


) ヘッダー J5C2 の CMOS クリア機能は、CIMC 制御 BIOS セットアップ パラメータをデフォルトに戻しません。CIMC 制御 BIOS セットアップ パラメータをデフォルトに戻すには、CIMC GUI の [Server] -->[BIOS] ページに戻り、[Configure BIOS] をクリックして、[Configure BIOS Parameters] ウィンドウを開きます。このウィンドウで、[Restore Defaults] ボタンを使用してデフォルトに戻します。



ステップ 1 「サーバのシャットダウンおよび電源オフ」の説明に従ってサーバの電源をオフにします。

ステップ 2 上部カバーを取り外せるように、サーバをラックの前方に引き出します。場合によっては、背面パネルからケーブルを取り外して隙間を空ける必要があります。

注意 コンポーネントへの接触や確認作業を安全に行えない場合は、ラックからサーバを取り出してください。

ステップ 3 「サーバ上部カバーの取り外しおよび取り付け」 に示すように、上部カバーを取り外します。

ステップ 4 J5C2 ヘッダーのピン 2 と 3 にショート ジャンパを取り付け、約 5 秒間そのままにします(図 2-6 を参照)。

ステップ 5 ショート ジャンパを J5C2 ヘッダーのデフォルトのピン 1 および 2 に戻します。


) ジャンパを取り外さないと、サーバの電源を入れ直すたびに CMOS 設定がデフォルト状態にリセットされます。


ステップ 6 上部カバーを取り付けます。

ステップ 7 サーバをラックの元の位置に戻し、ケーブルを再度接続したら、 電源 ボタンを押してサーバの電源を入れます。