Cisco UCS C240 サーバ インストレーションおよびサービス ガイド M3 世代サーバ対応
サーバの設置
サーバのインストール
発行日;2013/12/04 | 英語版ドキュメント(2013/11/14 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 12MB) | フィードバック

目次

サーバのインストール

サーバの開梱と点検

サーバの設置準備

取り付けに関するガイドライン

ラックに関する要件

機器の要件

スライド レールの調整範囲

ラックへのサーバの設置

スライド レールの取り付け

ケーブル マネジメント アーム(省略可能)の取り付け

ケーブル マネジメント アーム(省略可能)の取り付けを逆にする

サーバの初期設定

サーバの接続と電源投入(スタンドアロン モード)

NIC モードおよび NIC 冗長化の設定

システム BIOS および CIMC ファームウェア

BIOS および CIMC ファームウェアの更新

システム BIOS へのアクセス

サービス ヘッダーおよびジャンパ

マザーボードのヘッダーの場所

BIOS リカバリ ヘッダー J2068 の使用

手順 1:recovery.cap ファイルを使った再起動

手順 2:リカバリ ジャンパおよび recovery.cap ファイルを使用します。

CMOS クリア ヘッダー J2065 の使用

サーバのインストール

この章では、サーバの設置方法について説明します。この章の内容は次のとおりです。

「サーバの開梱と点検」

「サーバの設置準備」

「ラックへのサーバの設置」

「サーバの初期設定」

「システム BIOS および CIMC ファームウェア」

「BIOS および CIMC ファームウェアの更新」

「サービス ヘッダーおよびジャンパ」


) サーバの設置、操作、または保守を行う前に、『Regulatory Compliance and Safety Information for Cisco UCS C-Series Servers』を参照して重要な安全情報を確認してください。



警告 安全上の重要事項

「危険」の意味です。人身事故を予防するための注意事項が記述されています。機器の取り扱い作業を行うときは、電気回路の危険性に注意し、一般的な事故防止対策に留意してください。警告の各国語版については、各警告文の末尾に提示されている番号をもとに、この機器に付属している各国語で記述された安全上の警告を参照してください。
ステートメント 1071


これらの注意事項を保存しておいてください。

サーバの開梱と点検


注意 内部サーバのコンポーネントを取り扱うときは、静電気防止用ストラップを着用し、常にモジュールのフレームの端を持つようにしてください。


ヒント サーバの輸送が必要となる場合に備えて、輸送用の箱は保管しておいてください。


) シャーシは厳密に検査したうえで出荷されています。輸送中の破損や内容品の不足がある場合には、ただちにカスタマー サービス担当者に連絡してください。


梱包内容を確認する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 段ボール箱からサーバを取り出します。梱包材はすべて保管しておいてください。

ステップ 2 カスタマー サービス担当者から提供された機器リストおよび図 2-1 と、梱包品の内容を照合します。すべての品目が揃っていることを確認してください。

ステップ 3 破損の有無を調べ、内容品の間違いや破損がある場合には、カスタマー サービス担当者に連絡してください。次の情報を用意しておきます。

発送元の請求書番号(梱包明細を参照)

破損している装置のモデルとシリアル番号

破損状態の説明

破損による設置への影響

図 2-1 梱包内容

 

1

サーバ

3

マニュアル

2

電源コード(オプション、最大 2 本)

4

KVM ケーブル


 

サーバの設置準備

ここでは、サーバの設置準備について説明します。この項の内容は次のとおりです。

「取り付けに関するガイドライン」

「ラックに関する要件」

「機器の要件」

「スライド レールの調整範囲」

取り付けに関するガイドライン


警告 システムの過熱を防ぐため、推奨される最大周囲温度 35 °C(95 °F)を超える場所ではシステムを操作しないでください。
ステートメント 1047



警告 いつでも装置の電源を切断できるように、プラグおよびソケットにすぐ手が届く状態にしておいてください。
ステートメント 1019



警告 この製品は、設置する建物に回路短絡(過電流)保護機構が備わっていることを前提に設計されています。この保護装置の定格が 250 V、15 A 以下であることを確認します。
ステートメント 1005



警告 装置は地域および国の電気規則に従って設置する必要があります。
ステートメント 1074



注意 サーバのカバー上面の通気を妨げないようにしてください。C240 サーバ上に別のサーバを直接積み重ねないでください。これにより適切なエアーフローが妨げられ、過熱、ファンの速度の上昇および高電力消費が発生する可能性があります。


注意 鉄共振テクノロジーを使用する UPS タイプは使用しないでください。このタイプの UPS は、Cisco UCS などのシステムに使用すると、データ トラフィック パターンの変化によって入力電流が大きく変動し、動作が不安定になるおそれがあります。

サーバを設置する際には、次のガイドラインに従ってください。

サーバを設置する前に、設置場所の構成を計画し、設置環境を整えます。設置場所を計画する際に推奨される作業については、『 Cisco UCS Site Preparation Guide 』を参照してください。

サーバの周囲に、保守作業および適切な通気のための十分なスペースがあることを確認します。サーバ内では前面から背面へ空気が流れます。

空調が、 「サーバの仕様」 に記載された温度要件に適合していることを確認します。

キャビネットまたはラックが、「ラックに関する要件」に記載された要件に適合していることを確認します。

設置場所の電源が、 「サーバの仕様」 に記載された電源要件に適合していることを確認します。使用可能な場合は、電源障害に備えて無停電電源装置(UPS)を使用してください。

ラックに関する要件

ここでは、標準的なオープン ラックの要件について説明します。

次のタイプのラックを使用する必要があります。

標準 19 インチ(48.3 cm)幅 4 支柱 EIA ラック、ANSI/EIA-310-D-1992 のセクション 1 に準拠した英国ユニバーサル ピッチに適合するマウント支柱付き。

付属のスライド レールを使用する場合、ラック支柱の穴は、0.38 インチ(9.6 mm)の正方形、0.28 インチ(7.1 mm)の丸形、#12-24 UNC、または #10-32 UNC になります。

サーバあたりの縦方向の最小ラック スペースは、2 RU、つまり 3.5 インチ(88.9 mm)である必要があります。

機器の要件

このサーバ用にシスコから提供されるスライド レールの場合、設置先のラックに 0.38 インチ(9.6 mm)の正方形、0.28 インチ(7.1 mm)の丸形、または #12-24 UNC のネジ穴があれば、設置用の工具は必要ありません。内側のレールは、サーバの側面にあらかじめ取り付けられています。

穴が #10-32 の丸形のラックにスライド レールを設置する場合は、スライド レールの前面から大きな正方形/丸形の取り付けペグを取り外すためにマイナス ドライバが必要です。

スライド レールの調整範囲

このサーバのスライド レールの調整範囲は 26 ~ 36 インチ(660 ~ 914 mm)です。

 

ラックへのサーバの設置

ここでは、次の項目について説明します。

「スライド レールの取り付け」

「ケーブル マネジメント アーム(省略可能)の取り付け」

「ケーブル マネジメント アーム(省略可能)の取り付けを逆にする」

スライド レールの取り付け


警告 ラックへのユニットの設置や、ラック内のユニットの保守作業を行う場合は、負傷事故を防ぐため、システムが安定した状態で置かれていることを十分に確認してください。安全を確保するために、次のガイドラインを守ってください。
ラックに設置する装置が 1 台だけの場合は、ラックの一番下に取り付けます。
ラックに複数の装置を設置する場合は、最も重い装置を一番下に設置して、下から順番に取り付けます。
ラックにスタビライザが付いている場合は、スタビライザを取り付けてから、ラックに装置を設置したり、ラック内の装置を保守したりしてください。ステートメント 1006


 

スライド レールとサーバをラックに取り付けるには、次の手順に従います。


ステップ 1 スライド レールをラックに取り付けます(図 2-2 を参照)。

a. ラックの支柱内側のスライド レール部品がラック後方までの長さに合うよう、長さ調整ブラケット(図 2-2、品目 4)を使って調節します。

b. 取り付けペグ(品目 5)と固定クリップ(品目 6)がラックの前側後側の支柱の目的の穴にはまるまで、長さ調整ブラケットを押し込みます。

取り付けペグは、0.38 インチ(9.6 mm)の正方形、0.28 インチ(7.1 mm)の丸形、または #12-24 UNC のネジ穴に適合します。ペグを押し込むと、ペグは穴の形状に適合します。

小型の #10-32 丸形取り付けペグは、圧縮可能な複数の 背面 ペグに囲まれています。ただし、#10-32 のペグを使用するには、マイナス ドライバを使用して正方形/丸形の 前面 ペグを取り外す必要があります。

図 2-2 スライド レール部品の取り付け

 

1

右前側ラック支柱

4

長さ調整ブラケット

2

右後側ラック支柱

5

取り付けペグ(部品両端に 2 つずつ)

3

スライド レール部品

6

固定クリップ(部品両端に 1 つずつ)

c. 2 つめのスライド レール部品を、ラックの反対側に取り付けます。2 つのスライド レール部品が水平で同じ高さになっていることを確かめます。

d. 所定の位置に収まって留まるまで、各部品の内側のスライド レールをラック前方へ引き出します。

 

ステップ 2 サーバをスライド レールに装着します(図 2-3 を参照)。


注意 コンポーネントがフル搭載されている場合のこのサーバの重量は、約 60 ポンド(28 kg)です。サーバを持ち上げるときは、2 人以上で行うことを推奨します。この手順を 1 人で実行しようとすると、怪我や機器の損傷を招くおそれがあります。


) 内側のレールは、工場出荷時にあらかじめサーバの側面に取り付けられています。内側のレールが損傷したり、失われたりした場合は、交換用の内側レールを発注できます(Cisco PID UCSC-RAIL-2U-I)。


a. サーバ側面にある内側レールを、空のスライド レールの前側に合わせます。

b. 内部の停止位置に収まるまで、サーバをスライド レールに押し込みます。

c. 各内側レールのスライド レール固定クリップ(品目 2)を押し込み、次に、フロント フランジがラック支柱に固定されるまでサーバをラック内に押し込みます。

図 2-3 スライド レールへのサーバの装着

 

1

サーバの内側レール

3

ラック支柱のスライド レール部品

2

スライド レール固定クリップ

4

右前側ラック支柱

ステップ 3 オプション:ケーブル マネジメント アームを取り付ける場合は、「ケーブル マネジメント アーム(省略可能)の取り付け」に進みます。


 

ケーブル マネジメント アーム(省略可能)の取り付け

スライド レール背面のケーブル マネジメント アーム(CMA)を取り付けるには、次の手順を使用します。


) CMA はリバーシブルなので、右側と左側のどちらにも取り付けることができます。逆にする場合、正しく取り付けるために、CMA 取り付けタブを取り外して位置を再調整します。CMA を逆に取り付けるには、取り付ける前に 「ケーブル マネジメント アーム(省略可能)の取り付けを逆にする」 を参照してください。



) CMA の位置を調整するときは、CMA アームの「TOP」スタンプが上を向いた状態で CMA が正しい向きになっていることを確認します。図 2-4 を参照してください。



ステップ 1 サーバがラックの奥まで押し込んで、外部 CMA タブを外側のスライド レールの後方内部のクリップに挿入します。カチッと音がしてロックされるまでタブをクリップに押し込みます。

ステップ 2 内部 CMA タブにあるバネ式ペグを外側に引きます。このペグを開位置でロックするには、90 度回転させます。

ステップ 3 サーバに取り付けられている内側レールの端に、内部 CMA タブを押し込んで、バネ式ペグを放します。

このとき、CMA が所定の位置にロックされるように、バネ式ペグが内側レールの穴にぴったり入る必要があります。ペグを 90 度回転させて開いた状態にロックしていた場合は、逆方向に 90 度回転させてペグを解放します。

図 2-4 ケーブル マネジメント アームの取り付け

 

1

外側のスライド レールに取り付けられた外部 CMA タブ

3

右スライド レール部品の後部

2

内側のレールにバネ式ペグを取り付けられた内部 CMA タブ

4

上を向いた状態の CMA アームの「TOP」スタンプ


 

ケーブル マネジメント アーム(省略可能)の取り付けを逆にする

CMA は右側のスライド レール後方(サーバの背面に向けたとき)に取り付けるためにアセンブルされて出荷されます。CMA はリバーシブルなので、スライド レールの左右後方のいずれにも取り付けることができます。ただしヒンジが正しく開くように、CMA タブを取り外し、位置を再調整する必要があります。

CMA を左右逆にするには、次の手順を使用してください。


ステップ 1 CMA アームの「TOP」スタンプが上を向くように CMA の方向を確認します(図 2-5 を参照)。

ステップ 2 CMA アームの「TOP」スタンプが上を向いた状態のまま、CMA アセンブリ全体を 180 度反転させます。

ステップ 3 各 CMA アームの非脱落型ネジを緩めます。

ステップ 4 各アームから CMA タブを取り外します。ペグが CMA アームの調整済みの穴から外れるまで、CMA タブを前方にスライドさせます。

ステップ 5 サーバ(内側の CMA アーム)に最も近い CMA アームにバネ式ペグを持つ内部 CMA タブを取り付けます。非脱落型ネジの反対側にあるアーム側面にタブを合わせます。

a. CMA タブのペグを CMA アームの調整済みの穴に差し込み、タブをスライドさせてペグを位置にロックします。

b. 非脱落型ネジを締めます。

ステップ 6 サーバ(外部 CMA アーム)から最も離れた CMA アームにバネ付きのタブなしで CMA タブを取り付けます。非脱落型ネジの反対側にあるアーム側面にタブを合わせます。

a. CMA タブのペグを CMA アームの調整済みの穴に差し込み、タブをスライドさせてペグを位置にロックします。

b. 非脱落型ネジを締めます。

ステップ 7 手順「ケーブル マネジメント アーム(省略可能)の取り付け」を使用してスライド レールに CMA を取り付けします。

図 2-5 ケーブル マネジメント アームの取り付けを左右逆にする

 

1

CMA アームの「TOP」スタンプ

3

サーバに最も近い CMA アームに接続された内部 CMA タブ

2

CMA アームの非脱落型ネジ

4

サーバから最も離れた CMA アームに接続された外部 CMA タブ

サーバの初期設定

この項では、次のトピックについて取り上げます。

「サーバの接続と電源投入(スタンドアロン モード)」

「NIC モードおよび NIC 冗長化の設定」

サーバの接続と電源投入(スタンドアロン モード)


) ここでは、サーバをスタンドアロン モードで使用する場合のサーバの電源投入方法、IP アドレスの割り当て方法、サーバ管理への接続方法について説明します。サーバを UCS 統合で使用する場合は、固有のケーブル接続および設定が必要です。「Cisco UCS 統合に適した設置方法」を参照してください。



) このサーバにはあらかじめ Shared LOM EXT というデフォルトの NIC モードが設定されています。デフォルトの NIC 冗長化は active-active で、DHCP はイネーブルです。Shared LOM EXT モードでは、1 Gb イーサネット ポートおよび取り付け済みの Cisco 仮想インターフェイス カード(VIC)上のすべてのポートが、Cisco Integrated Management Interface(CIMC)にアクセスできます。専用管理ポートを使用して CIMC にアクセスする場合は、次の手順のステップ 3 の説明に従って、サーバに接続して NIC モードを変更できます。このステップでは、NIC 冗長化を変更し、スタティック IP 設定を設定することもできます。


サーバの初期設定を実行する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 付属の電源コードをサーバの各電源装置に接続し、次に、接地された AC 電源出力に接続します。電源仕様については、「電力仕様」を参照してください。

最初のブート中、サーバがスタンバイ電源でブートするまでに約 2 分かかります。

電源ステータスは、電源ステータス LED で確認できます(図 1-1 を参照)。

消灯:サーバには AC 電力が供給されていません。

オレンジ:サーバはスタンバイ電源モードです。CIMC と一部のマザーボード機能にだけ電力が供給されています。

緑:サーバは主電源モードです。すべてのサーバ コンポーネントに電力が供給されています。


) サーバはブートアップ時に、サーバに取り付けられている各 USB デバイスに対して 1 度ビープ音を鳴らします。外部の USB デバイスが取り付けられていない場合でも、仮想フロッピーディスク、CD/DVD ドライブ、キーボード、またはマウスなどの各仮想 USB デバイスに対して短いビープ音が鳴ります。BIOS 電源投入時自己診断テスト(POST)時に USB デバイスをホットプラグまたはホットアンプラグした場合、または、BIOS セットアップ ユーティリティや EFI シェルにアクセスしている間にもビープ音が鳴ります。


ステップ 2 前面パネルの KVM コネクタに接続されている付属の KVM ケーブルを使用して USB キーボードと VGA モニタを接続します(図 1-1 を参照)。


) または、背面パネルの VGA および USB ポートを使用することもできます。ただし、前面パネルの VGA と背面パネルの VGA は同時に使用できません。1 つの VGA コネクタに接続している場合に、反対側のコネクタにビデオ デバイスを接続すると、最初の VGA コネクタがディセーブルになります。


ステップ 3 NIC モードと NIC 冗長化を設定し、DHCP をイネーブルにするか、スタティック ネットワーク設定を設定するかを選択します。

a. 電源ボタンを押して、サーバをブートします。 F8 の押下を求めるプロンプトが表示されるのを待ちます。

b. ブートアップ時に、F8 を押して BIOS CIMC 構成ユーティリティを開きます。

c. サーバ管理用の CIMC へのアクセスに使用するために選択したポートに応じて NIC モードを設定します(ポートの識別については、図 1-3 を参照してください)。

[Shared LOM EXT](デフォルト):shared LOM 拡張モードです。これは工場出荷時設定で、NIC 冗長化は Active-active、DHCP はイネーブルに設定されています。このモードでは、shared LOM インターフェイスと Cisco Card インターフェイスの両方がイネーブルです。

このモードでは、DHCP 応答が shared LOM ポートと Cisco カード ポートの両方に返されます。サーバがスタンドアロン モードであるために、Cisco カード接続でその IP アドレスが Cisco UCS Manager システムから取得されないと判別された場合は、その Cisco カードからのその後の DHCP 要求はディセーブルになります。スタンドアロン モードで Cisco カードを介して CIMC に接続する場合は、Cisco Card NIC モードを使用します。

[Dedicated]:CIMC へのアクセスに専用管理ポートを使用します。NIC 冗長化と IP 設定を選択する必要があります。

[Shared LOM]:CIMC へのアクセスに 1 Gb イーサネット ポートを使用します。NIC 冗長化と IP 設定を選択する必要があります。

[Cisco Card]:CIMC へのアクセスに取り付け済みの Cisco UCS 仮想インターフェイス カード(VIC)のポートを使用します。NIC 冗長化と IP 設定を選択する必要があります。


) Cisco Card NIC モードは現在、PCIe スロット 2 に取り付けられている Cisco UCS VIC だけでサポートされています。「Cisco UCS 仮想インターフェイス カードの特記事項」も参照してください。


d. 必要に応じて NIC 冗長化を変更するには、このユーティリティを使用します。このサーバでは、次の 3 つの NIC 冗長化設定を行うことができます。

[None]:イーサネット ポートは個別に動作し、問題が発生した場合にフェールオーバーを行いません。

[Active-standby]:アクティブなイーサネット ポートに障害が発生した場合、スタンバイ ポートにトラフィックがフェールオーバーします。

[Active-active]:すべてのイーサネット ポートが同時に使用されます。詳細については、「NIC モードおよび NIC 冗長化の設定」を参照してください。

e. ダイナミック ネットワーク設定用に DHCP をイネーブルにするか、スタティック ネットワーク設定を開始するかを選択します。


) DHCP をイネーブルにするには、DHCP サーバにこのサーバの MAC アドレスの範囲をあらかじめ設定しておく必要があります。MAC アドレスはサーバ背面のラベルに印字されています。このサーバでは、CIMC に 6 つの MAC アドレスが割り当てられています。ラベルに印字されている MAC アドレスは、6 つの連続 MAC アドレスのうち最初のものです。


f. 任意:このユーティリティを使用して、VLAN 設定とデフォルトの CIMC ユーザ パスワードの設定を行います。


) 設定の変更は約 45 秒後に有効になります。次の手順のサーバの再起動は、F5 を押して更新し、新しい設定が表示されてから行います。


g. F10 を押して設定を保存し、サーバを再起動します。


) DHCP のイネーブル化を選択した場合、動的に割り当てられた IP アドレスと MAC アドレスがブートアップ時にコンソール画面に表示されます。


ステップ 4 サーバ管理用の CIMC に接続します。ステップ 3 の NIC モードの設定で選択したポートを使用して、イーサネット ケーブルを LAN からサーバに接続します。Active-active および Active-passive の NIC 冗長化設定では、2 つのポートに接続する必要があります。

ステップ 5 ブラウザと CIMC の IP アドレスを使用して CIMC セットアップ ユーティリティに接続します。IP アドレスは、ステップ 3 で行った設定に基づいています(スタティック アドレスまたは DHCP サーバによって割り当てられたアドレス)。


) サーバのデフォルトのユーザ名は admin、 デフォルト パスワードは password です。


サーバを管理するには、これらのインターフェイスの使用手順について『 Cisco UCS C-Series Rack-Mount Server Configuration Guide 』または『 Cisco UCS C-Series Rack-Mount Server CLI Configuration Guide』を参照してください。これらのマニュアルへのリンクは、次の URL の C シリーズ マニュアル ロードマップ内にあります。

http://www.cisco.com/go/unifiedcomputing/c-series-doc


 

NIC モードおよび NIC 冗長化の設定

このサーバには、次のような選択可能な NIC モード設定があります。

[Shared LOM EXT](デフォルト):shared LOM 拡張モードです。これは工場出荷時設定で、NIC 冗長化は Active-active、DHCP はイネーブルに設定されています。このモードでは、shared LOM インターフェイスと Cisco Card インターフェイスの両方がイネーブルです。

このモードでは、DHCP 応答が shared LOM ポートと Cisco カード ポートの両方に返されます。サーバがスタンドアロン モードであるために、Cisco カード接続でその IP アドレスが Cisco UCS Manager システムから取得されないと判別された場合は、その Cisco カードからのその後の DHCP 要求はディセーブルになります。Cisco カード接続でその IP アドレスが Cisco UCS Manager システムから取得されると判別された場合、応答にはサーバを自動的に UCSM モードにするパラメータが含まれます。

[Dedicated]:CIMC へのアクセスに専用管理ポートを使用します。NIC 冗長化と IP 設定を選択する必要があります。

[Shared LOM]:CIMC へのアクセスに 1 Gb イーサネット ポートを使用します。NIC 冗長化と IP 設定を選択する必要があります。

[Cisco Card]:CIMC へのアクセスに取り付け済みの Cisco UCS 仮想インターフェイス カード(VIC)のポートを使用します。NIC 冗長化と IP 設定を選択する必要があります。


) Cisco Card NIC モードは現在、PCIe スロット 2 に取り付けられている Cisco UCS VIC だけでサポートされています。「Cisco UCS 仮想インターフェイス カードの特記事項」も参照してください。


 

このサーバには、次のような選択可能な NIC 冗長化設定があります。

[None]:イーサネット ポートは個別に動作し、問題が発生した場合にフェールオーバーを行いません。

[Active-standby]:アクティブなイーサネット ポートに障害が発生した場合、スタンバイ ポートにトラフィックがフェールオーバーします。

[Active-active]:すべてのイーサネット ポートが同時に使用されます。

アクティブな設定はモード 5 またはバランス TLB(ロード バランシングを発信する適応型)を使用します。これは特別なスイッチのサポートを必要としないチャネル ボンディングです。発信トラフィックは、各スレーブの現在の負荷を実行(速度に関連して計算される)配信されます。着信トラフィックは現在のスレーブによって受信されます。受信のスレーブで障害が発生すると、別のスレーブは、失敗した受信のスレーブに MAC アドレスを引き継ぎます。

システム BIOS および CIMC ファームウェア

ここでは、システム BIOS について説明します。この項の内容は次のとおりです。

「BIOS および CIMC ファームウェアの更新」

「システム BIOS へのアクセス」

BIOS および CIMC ファームウェアの更新


注意 BIOS ファームウェアをアップグレードする場合、CIMC ファームウェアも同じバージョンにアップグレードする必要があります。アップグレードしないと、サーバが起動しません。BIOS と CIMC のファームウェアが一致するまで電源をオフにしないでください。オフにすると、サーバが起動しません。

シスコは、BIOS、CIMC、およびその他のファームウェアを互換性のあるレベルに同時にアップグレードできるよう支援するために、Cisco Host Upgrade Utility を提供しています。

サーバには、シスコが提供し、承認しているファームウェアが使用されています。シスコは、各ファームウェア イメージと共にリリース ノートを提供しています。ファームウェアを更新するには、いくつかの方法があります。

ファームウェア レベル 1.2 以降を実行するシステムの場合の推奨方法 :Cisco Host Upgrade Utility を使用して、CIMC、BIOS、LOM、LSI ストレージ コントローラ、および Cisco UCS P81E VIC ファームウェアを同時に互換性のあるレベルにアップグレードします。

ファームウェア レベルについては、下記のマニュアル ロードマップ リンクにある『 Cisco Host Upgrade Utility Quick Reference Guide 』を参照してください。


) Cisco Host Upgrade Utility を使用するには、システム ファームウェアがレベル 1.2 以降である必要があります。ファームウェアがレベル 1.2 よりも前のレベルである場合は、次の方法で BIOS および CIMC ファームウェアを個別に更新する必要があります。


EFI インターフェイスを使用して BIOS をアップグレードするか、Windows または Linux プラットフォームからアップグレードします。

Cisco UCS C-Series Rack-Mount Server BIOS Upgrade Guide 』を参照してください。

CIMC GUI インターフェイスを使用して CIMC と BIOS のファームウェアをアップグレードできます。

Cisco UCS C-Series Rack-Mount Servers Configuration Guide 』を参照してください。

CIMC CLI インターフェイスを使用して CIMC と BIOS のファームウェアをアップグレードできます。

Cisco UCS C-Series Rack-Mount Servers CLI Configuration Guide 』を参照してください。

 

上記のマニュアルへのリンクについては、次の URL にあるマニュアル ロードマップを参照してください。

http://www.cisco.com/go/unifiedcomputing/c-series-doc

システム BIOS へのアクセス

サーバの BIOS 設定を変更するには、次の手順に従います。詳しい手順は、BIOS 画面にも表示されます。


ステップ 1 ブート中にメッセージが表示されたら、F2 キーを押して BIOS Setup ユーティリティに切り替えます。


) このユーティリティの [Main] ページに、現在の BIOS のバージョンとビルドが表示されます。


ステップ 2 矢印キーを使って、BIOS メニュー ページを選択します。

ステップ 3 矢印キーを使って、変更するフィールドを反転表示にします。

ステップ 4 Enter キーを押して変更するフィールドを選択し、そのフィールドの値を変更します。

ステップ 5 Exit メニュー画面が表示されるまで右矢印キーを押します。

ステップ 6 Exit メニュー画面の指示に従って変更内容を保存し、セットアップ ユーティリティを終了します(または、F10 キーを押します)。Esc キーを押すと、変更内容を保存せずにユーティリティを終了できます。


 

サービス ヘッダーおよびジャンパ

この項では、次のトピックについて取り上げます。

「マザーボードのヘッダーの場所」

「BIOS リカバリ ヘッダー J2068 の使用」

「CMOS クリア ヘッダー J2065 の使用」

マザーボードのヘッダーの場所

図 2-6 を参照してください。 ヘッダーのブロックが赤色で表示されます。それぞれのヘッダーは拡大ビューに表示されます。ピン番号はブロックのすべてのヘッダーで同じです。

図 2-6 サービス ヘッダーの場所

 

1

J2068 RCVR BIOS のブート

2

J2065 CMOS のクリア

BIOS リカバリ ヘッダー J2068 の使用

どのでステージを BIOS が破損しているかにより、さまざまな動作が発生することがあります。

BIOS BootBlock が破損すると、システムが次のメッセージで停止する場合もあります。

Initializing and configuring memory/hardware
 

BootBlock の破損ではない場合、次のメッセージが表示されます。

****BIOS FLASH IMAGE CORRUPTED****
Flash a valid BIOS capsule file using CIMC WebGUI or CLI interface.
IF CIMC INTERFACE IS NOT AVAILABLE, FOLLOW THE STEPS MENTIONED BELOW.
1. Connect the USB stick with recovery.cap file in root folder.
2. Reset the host.
IF THESE STEPS DO NOT RECOVER THE BIOS
1. Power off the system.
2. Mount recovery jumper.
3. Connect the USB stick with recovery.cap file in root folder.
4. Power on the system.
Wait for a few seconds if already plugged in the USB stick.
REFER TO SYSTEM MANUAL FOR ANY ISSUES.

) 上部に表示されるメッセージによって示されるように BIOS を回復するには 2 種類の方法があります。手順 1 を試して BIOS が回復しない場合は、手順 2 を使用します。



) サーバがこれらの手順を使用するには、CIMC バージョン 1.4(6)以降でなければなりません。


手順 1:recovery.cap ファイルを使った再起動


ステップ 1 BIOS 更新パッケージをダウンロードし、一時的な場所に保存して展開します。

ステップ 2 展開したリカバリ フォルダ内のファイルを、USB メモリのルート ディレクトリにコピーします。リカバリ フォルダにはこの手順に必要な recovery.cap ファイルが含まれます。


) recovery.cap のファイルは、USB メモリのルート ディレクトリにある必要があります。このファイルの名前を変更しないでください。USB ドライブは、FAT16 または FAT32 ファイル システムでフォーマットする必要があります。


ステップ 3 USB メモリをサーバの USB ポートに接続します。

ステップ 4 サーバをリブートします。

ステップ 5 前面パネルの 電源 ボタンを押して、サーバを主電源モードに戻します。

サーバが、更新された BIOS ブート ブロックでブートします。BIOS が USB メモリの有効な recovery.cap ファイルを検出すると、次のメッセージが表示されます。

Found a valid recovery file...Transferring to CIMC
System would flash the BIOS image now...
System would restart with recovered image after a few seconds...
 

ステップ 6 サーバの BIOS 更新が完了するのを待ってから、USB メモリをサーバから取り外します。


) BIOS の更新中に、CIMC はサーバをシャット ダウンし、画面は約 10 分間空白になります。更新中は、電源コードを外さないでください。更新が完了すると、CIMC はサーバの電源を投入します。



 

手順 2:リカバリ ジャンパおよび recovery.cap ファイルを使用します。

J2068 ヘッダーの位置については、図 2-6 を参照してください。


ステップ 1 BIOS 更新パッケージをダウンロードし、一時的な場所に保存して展開します。

ステップ 2 展開したリカバリ フォルダ内のファイルを、USB メモリのルート ディレクトリにコピーします。リカバリ フォルダにはこの手順に必要な recovery.cap ファイルが含まれます。


) recovery.cap のファイルは、USB メモリのルート ディレクトリにある必要があります。このファイルの名前を変更しないでください。USB ドライブは、FAT16 または FAT32 ファイル システムでフォーマットする必要があります。


ステップ 3 「サーバのシャットダウンおよび電源オフ」の説明に従ってサーバの電源をオフにします。

ステップ 4 電源装置からすべての電源コードを外します。

ステップ 5 上部カバーを取り外せるように、サーバをラックの前方に引き出します。場合によっては、背面パネルからケーブルを取り外して隙間を空ける必要があります。


注意 コンポーネントへの接触や確認作業を安全に行えない場合は、ラックからサーバを取り出してください。

ステップ 6 「サーバ上部カバーの取り外しおよび取り付け」の説明に従って、上部カバーを取り外します。

ステップ 7 J2068 ヘッダーのピン 2 および 3 に、ショート ジャンパを移動します(図 2-6 を参照)。

ステップ 8 AC 電源コードをサーバに再度取り付けます。サーバの電源がスタンバイ電源モードになります。

ステップ 9 ステップ 2 で準備した USB メモリをサーバの USB ポートに接続します。

ステップ 10 前面パネルの 電源 ボタンを押して、サーバを主電源モードに戻します。

サーバが、更新された BIOS ブート ブロックでブートします。BIOS が USB メモリの有効な recovery.cap ファイルを検出すると、次のメッセージが表示されます。

Found a valid recovery file...Transferring to CIMC
System would flash the BIOS image now...
System would restart with recovered image after a few seconds...
 

ステップ 11 サーバの BIOS 更新が完了するのを待ってから、USB メモリをサーバから取り外します。


) BIOS の更新中に、CIMC はサーバをシャット ダウンし、画面は約 10 分間空白になります。更新中は、電源コードを外さないでください。更新が完了すると、CIMC はサーバの電源を投入します。


ステップ 12 サーバが完全にブートした後に、サーバの電源を再び切り、すべての電源コードを外します。

ステップ 13 J41 ヘッダーのデフォルトのピン 1 および 2 に戻るジャンパを移動します。


) ジャンパを移動しない場合、リカバリ完了後に「Please remove the recovery jumper.」と表示されます。


ステップ 14 上部カバーを交換し、ラックのサーバを交換し、電源コードおよびその他のケーブルを交換したら、 電源 ボタンを押してサーバの電源をオンにします。


 

CMOS クリア ヘッダー J2065 の使用

このヘッダーの位置については図 2-6 を参照してください。このヘッダーのジャンパで、システムがハング アップしたときにサーバの CMOS 設定をクリアできます。たとえば、設定が正しくないためにサーバがハング アップしてブートしなくなった場合に、このジャンパを使って設定を無効化し、デフォルト設定を使って再起動できます。


注意 CMOS をクリアすることによってカスタマイズされた設定が削除されるため、データが失われることがあります。この CMOS のクリア手順を使用する前に BIOS に必要なカスタマイズされた設定を書き留めます。


ステップ 1 「サーバのシャットダウンおよび電源オフ」の説明に従ってサーバの電源をオフにします。

ステップ 2 電源装置からすべての電源コードを外します。

ステップ 3 上部カバーを取り外せるように、サーバをラックの前方に引き出します。場合によっては、背面パネルからケーブルを取り外して隙間を空ける必要があります。


注意 コンポーネントへの接触や確認作業を安全に行えない場合は、ラックからサーバを取り出してください。

ステップ 4 「サーバ上部カバーの取り外しおよび取り付け」の説明に従って、上部カバーを取り外します。

ステップ 5 J2065 ヘッダーのピン 2 および 3 に、ショート ジャンパを移動します(図 2-6 を参照)。

ステップ 6 上部カバーと AC 電源コードをもう一度サーバに取り付けます。サーバの電源がスタンバイ電源モードになり、前面パネルの電源 LED がオレンジ色に点灯します。

ステップ 7 前面パネルの 電源 ボタンを押して、サーバを主電源モードに戻します。電源 LED が緑色になれば、サーバは主電源モードです。


) リセットを完了するには、サービス プロセッサだけでなく、サーバ全体がリブートして主電源モードになるようにする必要があります。これは、ホスト CPU が実行されていないとジャンパの状態を判別できないからです。


ステップ 8 電源 ボタンを押し、サーバをシャットダウンしてスタンバイ電源モードにし、電流が流れないようにするために AC 電源コードを抜きます。

ステップ 9 サーバの上部カバーを外します。

ステップ 10 ショート ジャンパをヘッダー ピン 2 および 3 からデフォルト位置のピン 1 および 2 に戻します。


) ジャンパを移動しないと、サーバの電源を入れ直すたびに CMOS 設定がデフォルトにリセットされます。


ステップ 11 上部カバーを交換し、ラックのサーバを交換し、電源コードおよびその他のケーブルを交換したら、 電源 ボタンを押してサーバの電源をオンにします。