Cisco UCS C シリーズ サーバ Integrated Management Controller CLI コンフィギュレーション ガイド リリース 1.5
プラットフォーム イベント フィルタの設定
プラットフォーム イベント フィルタの設定

プラットフォーム イベント フィルタの設定

この章の内容は、次のとおりです。

プラットフォーム イベント フィルタ

プラットフォーム イベント フィルタ(PEF)は、ハードウェア関連の重要なイベントが発生したときに、アクションをトリガーしたりアラートを生成したりできます。 PEF ごとに、プラットフォーム イベントが発生したときに実行するアクション(またはアクションを実行しないこと)を選択できます。 また、プラットフォーム イベントが発生したときにアラートを生成して送信することもできます。 アラートは SNMP トラップとして送信されるので、アラートを送信するには、先に SNMP トラップの宛先を設定する必要があります。

プラットフォーム イベント アラートの生成はグローバルにイネーブルまたはディセーブルにできます。 ディセーブルにすると、PEF がアラートを送信するように設定されていても、アラートは送信されません。

プラットフォーム イベント アラートのイネーブル化

手順
     コマンドまたはアクション目的
    ステップ 1Server# scope fault  

    障害コマンド モードを開始します。

     
    ステップ 2Server /fault # set platform-event-enabled yes  

    プラットフォーム イベント アラートをイネーブルにします。

     
    ステップ 3Server /fault # commit  

    トランザクションをシステムの設定にコミットします。

     
    ステップ 4Server /fault # show [detail]  

    (任意)プラットフォーム イベント アラートの設定を表示します。

     

    次に、プラットフォーム イベント アラートをイネーブルにする例を示します。

    Server# scope fault
    Server /fault # set platform-event-enabled yes
    Server /fault *# commit
    Server /fault # show
    SNMP Community String Platform Event Enabled  
    --------------------- ----------------------- 
    public                yes                    
    
    Server /fault #         
    

    プラットフォーム イベント アラートのディセーブル化

    手順
       コマンドまたはアクション目的
      ステップ 1Server# scope fault  

      障害コマンド モードを開始します。

       
      ステップ 2Server /fault # set platform-event-enabled no  

      プラットフォーム イベント アラートをディセーブルにします。

       
      ステップ 3Server /fault # commit  

      トランザクションをシステムの設定にコミットします。

       
      ステップ 4Server /fault # show [detail]  

      (任意)プラットフォーム イベント アラートの設定を表示します。

       

      次に、プラットフォーム イベント アラートをディセーブルにする例を示します。

      Server# scope fault
      Server /fault # set platform-event-enabled no
      Server /fault *# commit
      Server /fault # show
      SNMP Community String Platform Event Enabled  
      --------------------- ----------------------- 
      public                no                     
      
      Server /fault #         
      

      プラットフォーム イベント フィルタの設定

      次のプラットフォーム イベント フィルタに対する処理とアラートを設定できます。

      ID プラットフォーム イベント フィルタ

      1

      温度緊急アサート フィルタ

      2

      温度警告アサート フィルタ

      3

      電圧緊急アサート フィルタ

      4

      電流アサート フィルタ

      5

      ファン緊急アサート フィルタ

      6

      プロセッサ アサート フィルタ

      7

      電源緊急アサート フィルタ

      8

      電源警告アサート フィルタ

      9

      電源冗長性損失フィルタ

      10

      ディスクリート電源アサート フィルタ

      11

      メモリ アサート フィルタ

      12

      ドライブ スロット アサート フィルタ

      手順
         コマンドまたはアクション目的
        ステップ 1Server# scope fault  

        障害コマンド モードを開始します。

         
        ステップ 2Server /fault # scope pef id  

        指定したイベントに対してプラットフォーム イベント フィルタ コマンド モードを開始します。

        イベント ID 番号に対応するプラットフォーム イベント フィルタの表を参照してください。

         
        ステップ 3Server /fault/pef # set action {none | reboot | power-cycle | power-off}  

        このイベントが発生した場合に必要なシステムの処理を選択します。 次のいずれかの処理を選択できます。

        • none:システム アクションは実行されません。
        • reboot:サーバがリブートされます。
        • power-cycle:サーバの電源が再投入されます。
        • power-off:サーバの電源がオフになります。
         
        ステップ 4Server /fault/pef # set send-alert {yes | no}  

        このイベントに対するプラットフォーム イベント アラートの送信をイネーブルまたはディセーブルにします。

        (注)     

        送信するアラートについて、フィルタ トラップを正しく設定し、プラットフォーム イベント アラートをイネーブルにする必要があります。

         
        ステップ 5Server /fault/pef # commit  

        トランザクションをシステムの設定にコミットします。

         

        次に、イベントに対するプラットフォーム イベント アラートを設定します。

        Server# scope fault
        Server /fault # scope pef 11
        Server /fault/pef # set action reboot
        Server /fault/pef *# set send-alert yes
        Server /fault/pef *# commit
        Server /fault/pef # show
        Platform Event Filter Event                       Action      Send Alert         
        --------------------- --------------------------- ----------- ------------------ 
        11                    Memory Assert Filter        reboot      yes              
        
        Server /fault/pef #      
        
        次の作業

        アラートを送信するようにすべての PEF を設定している場合は、プラットフォーム イベント アラートをイネーブルにします。

        プラットフォーム イベント トラップ設定の設定

        はじめる前に

        このタスクを実行するには、admin 権限を持ってログインする必要があります。

        手順
           コマンドまたはアクション目的
          ステップ 1Server# scope fault  

          障害コマンド モードを開始します。

           
          ステップ 2Server /fault # scope pef-destinations  

          プラットフォーム イベント フィルタ宛先コマンド モードを開始します。

           
          ステップ 3Server /fault /pef-destinations # set enabled yes  

          プラットフォーム イベント トラップ宛先をイネーブルにします。

           
          ステップ 4Server /fault /pef-destinations # set addr IP Address  

          プラットフォーム イベント トラップ情報を送信する宛先 IP アドレスを指定します。

           
          ステップ 5Server /fault /pef-destinations # commit  

          トランザクションをシステムの設定にコミットします。

           

          次に、汎用プラットフォーム イベント トラップ設定とトラップ宛先番号 1 を設定し、トランザクションをコミットする例を示します。

          Server# scope fault
          Server /fault # scope pef-destination 1
          Server /fault /pef-destinations *# set enabled yes
          Server /fault /pef-destinations *# set addr 1.2.3.4
          Server /fault /pef-destinations *# commit
          Server /fault /pef-destinations # show
          
          Trap Destination 1:
              IP Address: 1.2.3.4
              Enabled: yes
          
          Server /fault /pef-destinations #      
          

          プラットフォーム イベント トラップの解釈

          CIMC プラットフォーム イベント アラートには、1.3.6.1.4.1.3183.1.1.0.event の形式でエンタープライズ オブジェクト ID(OID)が含まれます。 OID の最初の 10 個のフィールドは、iso(1).org(3).dod(6).internet(1).private(4).enterprises(1).wired_for_management(3183).PET(1).version(1).version(0) を表し、IPMI プラットフォーム イベント トラップ(PET)バージョン 1.0 メッセージであることを示しています。 最後のフィールドはイベント番号であり、通知されている特定の状態またはアラートを示しています。

          プラットフォーム イベント トラップの説明

          次の表に、プラットフォーム イベント トラップ メッセージで通知されるイベントの説明を示します。これらは、トラップ OID のイベント番号に基づいています。

          イベント番号 [注記 1] プラットフォーム イベントの説明
          0 0h テスト トラップ
          65799 010107h 温度に関する警告
          65801 010109h 温度が重大な状態
          131330 020102h 電圧不足、緊急
          131337 020109h 電圧が重大な状態
          196871 030107h 電流に関する警告
          262402 040102h ファンが重大な状態
          459776 070400h プロセッサ関連(IOH-Thermalert/Caterr センサー):予測障害非アサート
          459777 070401h プロセッサ関連(IOH-Thermalert/Caterr センサー):予測障害アサート
          460032 070500h プロセッサ電力警告:制限未超過
          460033 070501h プロセッサ電力警告:制限超過
          524533 0800F5h 電源が重大な状態
          524551 080107h 電源に関する警告
          525313 080401h 個々の電源に関する警告
          527105 080B01h 電源冗長性の損失
          527106 080B02h 電源冗長性復元
          552704 086F00h 電源挿入済み
          552705 086F01h 電源モジュール障害
          552707 086F03h 電源 AC の損失
          786433 0C0001h 修正可能な ECC メモリ エラー、リリース 1.3(1) 以降のリリース、すべての読み取りタイプを受け入れるように設定されたフィルタ [注記 4]
          786439 0C0007h DDR3_INFO センサー LED:RED ビット アサート(DIMM での ECC エラーの可能性が高い)、汎用センサー [注記 2、3]
          786689 0C0101h 修正可能な ECC メモリ エラー、リリース 1.3(1) 以降のリリース
          818945 0C7F01h 修正可能な ECC メモリ エラー、リリース 1.2(x) 以前のリリース
          818951 0C7F07h DDR3_INFO センサー LED:RED ビット アサート(DIMM での ECC エラーの可能性が高い)、1.2(x) 以前のリリース [注記 3]
          851968 0D0000h HDD センサーで障害が示されない、汎用センサー [注記 2]
          851972 0D0004h HDD センサーで障害が示される、汎用センサー [注記 2]
          854016 0D0800h HDD が存在しない、汎用センサー [注記 2]
          854017 0D0801h HDD が存在する、汎用センサー [注記 2]
          880384 0D6F00h HDD あり、障害の兆候なし
          880385 0D6F01h HDD の障害
          880512 0D6F80h HDD が存在しない
          880513 0D6F81h HDD がアサート解除されたが障害状態ではない
          884480 0D7F00h ドライブ スロット LED オフ
          884481 0D7F01h ドライブ スロット LED オン
          884482 0D7F02h ドライブ スロット LED 高速で点滅
          884483 0D7F03h ドライブ スロット LED 低速で点滅
          884484 0D7F04h ドライブ スロット LED 緑
          884485 0D7F05h ドライブ スロット LED オレンジ
          884486 0D7F01h ドライブ スロット LED 青
          884487 0D7F01h ドライブ スロット LED 読み取り
          884488 0D7F08h ドライブ スロット オンライン
          884489 0D7F09h ドライブ スロット低下

          注記 1:イベント番号の書式の基本情報については、次の URL にある『IPMI Platform Event Trap Format Specification v1.0』を参照してください。ftp:/​/​download.intel.com/​design/​servers/​ipmi/​pet100.pdf

          注記 2:一部のプラットフォームおよびリリースでは汎用センサー実装が使用され、一部のプラットフォームおよびリリースではシスコ独自のセンサー実装が使用されます。

          注記 3:リリース 1.3(1) 以降のリリースでは、ECC センサーによって LED はアクティブ化されなくなりました。

          注記 4:すべての読み取りタイプを受け入れるようにイベント フィルタが設定された場合は、16 進のイベント番号のビット 15:8 は 0 にマスクされます。 たとえば、イベント番号 786689(0C0101h)は 786433(0C0001h)になります。