Cisco UCS 5108 サーバ シャーシ インストレーション ガイド
コンポーネントの取り付けと取り外し
コンポーネントの取り付けと取り外し
発行日;2013/07/19   |   ドキュメントご利用ガイド   |   ダウンロード ;   この章 pdf   ,   ドキュメント全体 pdf    |   フィードバック

目次

コンポーネントの取り付けと取り外し

この章では、シャーシからコンポーネントを取り外す方法と、シャーシにコンポーネントを取り付ける方法について説明します。 この項では、次のトピックについて取り上げます。

コンポーネント

下図に、空の Cisco UCS 5108 サーバ シャーシの前面、背面、およびモジュール スロットを示します。


(注)  


シャーシからモジュールを長期間取り外しておくときは必ず、そのスロットに適切なブランク パネルを装着してください。 そうしないと、熱や EMI の問題が生じるおそれがあります。 ブランク パネルはシスコからご購入いただけます。


図 1. Cisco UCS 5108 サーバ シャーシの図

1

シャーシ前面

2

シャーシ ハンドル

3

シャーシ背面

4

Cisco UCS B200 M1 サーバ スロット(8 スロット)

5

電源装置スロット(4 スロット)

6

Cisco UCS 2104XP I/O モジュール スロット(2 スロット)

7

ファン スロット(8 スロット)

8

PDU スロット


(注)  


システムの設置、操作、または保守を行う前に、『Regulatory Compliance and Safety Information for Cisco UCS』を参照して重要な安全情報を確認してください。



警告


安全上の重要事項



「危険」の意味です。 人身事故を予防するための注意事項が記述されています。 機器の取り扱い作業を行うときは、電気回路の危険性に注意し、一般的な事故防止対策に留意してください。 警告の各国語版については、各警告文の末尾に提示されている番号をもとに、この機器に付属している各国語で記述された安全上の警告を参照してください。 ステートメント 1071

これらの注意事項を保存しておいてください。



警告


この装置は、立ち入りが制限された場所への設置が想定されています。 立ち入りが制限された場所とは、特殊な工具、錠と鍵、またはその他のセキュリティ手段を使用しないと入れない場所を意味します。 ステートメント 1017



警告


この装置の設置、交換、または保守は、訓練を受けた相応の資格のある人が行ってください。 ステートメント 1030


ブレード サーバの取り付けと取り外し

サポートされるブレード サーバには、ハーフ幅とフル幅の 2 つのタイプがあります。 これらの設置方法は似ていますが、重要な違いがいくつかあります。 各サーバ モデルのマニュアルを参照してください(http:/​/​www.cisco.com/​en/​US/​products/​ps10280/​prod_​installation_​guides_​list.html)。

ブレード サーバのハード ドライブの取り付けと取り外し

ブレード サーバのハード ドライブは、ブレード サーバをシャーシから取り外さなくても取り外し可能です。 ブレード サーバのそれ以外のすべてのコンポーネントについては、交換時にシャーシからブレードを取り外す必要があります。 使用されていないハード ドライブ ベイは、カバー プレート(N20-BBLKD)で常に覆い、適切な通気と冷却を確保する必要があります。 ここでは、図を簡潔にするために、シャーシの描写は省略されています。


注意    


静電破壊を防止するために、作業中は静電気防止用リスト ストラップを着用し、モジュールを取り扱う際は必ずフレームの端を持つようにしてください。


ブレード サーバのハード ドライブの取り付け

ブレード サーバのハード ドライブをどちらかのタイプのブレード サーバに取り付けるには、次の手順に従います。

手順
    ステップ 1   ハード ドライブ レバーの解除ボタンを押してレバーを開きます。
    ステップ 2   ブレード サーバの開口部にハード ドライブを差し込んでゆっくりと押し込み、ハード ドライブを装着します。
    ステップ 3   ハード ドライブ レバーを押して閉じます。

    下図に、ブレード サーバ内でのハード ドライブの位置を示します。

    図 2. ブレード サーバ内でのハード ドライブの位置(Cisco UCS B200 M1 の場合)

    ブレード サーバのハード ドライブの取り外し

    ブレード サーバからハード ドライブを取り外すには、次の手順に従います。

    手順
      ステップ 1   ボタンを押してイジェクタを解除し、スロットからハード ドライブを引き出します。
      図 3. ハード ドライブの前面にあるボタンを押してレバーを解除(Cisco UCS B200 M1 の場合)

      1

      解除ボタン

      2

      ハード ドライブ レバー

      ステップ 2   取り外したハード ドライブをすぐに別のブレード サーバに取り付け直さない場合は、静電気防止用マットまたは静電気防止用フォームの上にハード ドライブを置きます。
      ステップ 3   スロットを空のままにする場合は、ブレード サーバにほこりが入らないようにブランクの前面プレート(N20-BBLKD)を取り付けます。

      電源装置の取り付けと取り外し

      ここでは、電源装置の取り付けおよび取り外し方法について説明します。この項の内容は次のとおりです。

      • 電源装置の取り付け
      • 電源モジュールの取り外し

        (注)  


        AC 電源装置および DC 電源装置は、それぞれ対応するシャーシ バージョンの配電システムでのみ動作するように接続されます。 特定のシャーシ内で AC と DC を混在させることはサポートされていません。


      電源装置の取り付け

      電源装置(N20-PAC5-2500W、UCSB-PSU-2500ACPL、または UCSB-PSU-2500DC48)を取り付けるには、次の手順に従います。

      手順
        ステップ 1   電源装置のハンドルを上側に設定します。
        ステップ 2   電源装置を両方の手で持ち、電源装置ベイに差し込みます。
        ステップ 3   ハンドルを押し下げ、電源装置をゆっくりと内部に押し込んで、電源装置を配電ユニット(PDU)に完全に装着します。
        ステップ 4   非脱落型ネジを締めます。
        ステップ 5   AC による設置の場合は、シャーシ背面にある PDU 上の対応する 220 VAC 電源コネクタに電源ケーブルを差し込みます。 DC 環境の場合は、DC 電源装置の接続の項を参照してください。
        (注)     

        配電ユニットにあるコンセントによっては、オプションのジャンパ電源コードを使用して Cisco UCS 5108 サーバ シャーシをコンセントに接続しなければらない場合があります。

        ステップ 6   電源ケーブルのもう一方の端を AC 電源に接続します。
        ステップ 7   電源装置の LED をチェックすることにより、電源装置が作動していることを確認します。 LED の位置およびLED の解釈を参照してください。
        図 4. Cisco UCS サーバ シャーシ内での電源装置の位置

        (注)     

        電源の冗長システムの両方のグリッドには、同じ数の電源装置が必要です。 システムのグリッド冗長性が設定されている場合、スロット 1 およびスロット 2 はグリッド 1 に割り当てられ、スロット 3 およびスロット 4 はグリッド 2 に割り当てられます。 冗長モードのシャーシで電源装置が 2 つしかない場合、これらはスロット 1 およびスロット 3 にある必要があります。 これは非常にまれな構成で、シャーシ内には単一の B200 ブレード サーバを搭載します。 より大規模な構成では、グリッドあたり 2 つの電源装置が必要になる場合があります。 次に、スロットおよびコードの接続番号を示します。

        図 5. 電源装置ベイおよびコネクタの番号(図は AC バージョン)


        電源モジュールの取り外し


        注意    


        Cisco UCS 5108 サーバ シャーシに取り付けている電源装置が 1 つの場合(これは、システム ソフトウェアの以前のバージョンでのみサポート)は、電源装置を取り外すとサーバおよびシャーシがシャットダウンします。 3 つ以上の電源装置を使用していて、そのうちの 1 つを取り外す場合は、残りの電源装置がシャーシ内のサーバ数に関する電力要件に十分適合している限り、サーバは引き続き動作します。


        電源モジュールの取り外し手順は、次のとおりです。

        手順
          ステップ 1   電源装置の前面にある非脱落型ネジを緩めます。
          ステップ 2   電源装置のハンドルを持ち上げて、電源装置の固定を解除します(図 3-4 を参照)。
          ステップ 3   レバーを使用して電源装置をスロットから引き出します。 シャーシから引き出す際、もう一方の手で下から電源モジュールを支えます。
          ステップ 4   電源装置ベイを空のままにする場合は、ブランク電源装置フィラー パネル(N20-CBLKP)を取り付けます。

          配電ユニット(PDU)の取り付けと取り外し


          注意    


          配電ユニットの交換は、シスコが認定した技術者だけが行ってください。 ここでは、あくまで参考として説明します。



          注意    


          PDU(N01-UAC1)はホットスワップできません(図 3-9 を参照)。 シャーシ全体をシャットダウンする必要があります。また、この手順を実行する前に、すべての電源コードを外してください。


          PDU の取り付け

          シャーシ PDU を取り付けるには、次の手順に従います。

          手順
            ステップ 1   PDU モジュールを下から支え、モジュールの上側にある非脱落型ネジを持ちます。
            図 6. Cisco UCS サーバ シャーシ内での PDU(N01-UAC1)の位置、AC バージョン

            ステップ 2   PDU モジュールをしっかり装着されるまでシャーシに押し込みます。 電源装置が取り付けられている場合は、それらを部分的に取り外さなければならない場合もあります。
            ステップ 3   非脱落型ネジを締めます。
            ステップ 4   必要に応じて電源装置を装着し直し、システムを再起動して LED の動作を確認します。

            PDU の取り外し

            PDU モジュールを取り外すには、次の手順に従います。

            手順
              ステップ 1   すべての取り付け済み電源装置を部分的に取り外します。 電源装置が PDU に装着されていると、取り外し作業は困難、あるいは不可能になります。
              ステップ 2   非脱落型ネジを緩めます。
              ステップ 3   非脱落型ネジを引くことにより、PDU をシャーシから完全に引き出します。 PDU の重量を下から支えます。

              I/O モジュールの取り付けおよび取り外し

              シャーシには I/O モジュール(Cisco UCS 2104XP、UCS 2208XP、UCS 2204XP)が収容されており、これにより、シャーシ内のブレード サーバは Cisco UCS ファブリック インターコネクトと通信できます。 シャーシは、それぞれ 4 個または 8 個の I/O ポートを備えた I/O モジュールを最大 2 基サポートしています。


              (注)  


              I/O モジュールは、「I/OM」と呼ばれることもあります。


              この項では、次のトピックについて取り上げます。

              I/OM のアップグレードに関する考慮事項

              UCS 2104XPs ペアを使用して既存の UCS シャーシに UCS 2208XP I/O モジュールのペアを取り付ける場合、または UCS インスタンスに UCS 2208XP I/O モジュールのペアを含む新しいシャーシを追加する場合は、事前に UCS ソフトウェア バージョン 2.0(1) 以降への完全なアップグレードを実行する必要があります。 UCS 2208XP I/O モジュールは、以前のソフトウェア リリースでは認識されません。

              UCS 2104XPs ペアを使用して既存の UCS シャーシに UCS 2204XP I/O モジュールのペアを取り付ける場合、または UCS インスタンスに UCS 2204XP I/O モジュールのペアを含む新しいシャーシを追加する場合は、事前に UCS ソフトウェア バージョン 2.0(2) 以降への完全なアップグレードを実行する必要があります。 UCS 2204XP I/O モジュールは、以前のソフトウェア リリースでは認識されません。

              UCS 2104XP のペアから UCS 2200 シリーズ モジュールのペアへのアップグレードは、スタンバイ ファブリック インターコネクトに接続された I/OM 上で最初に行い、スタンバイをアクティブにする必要があります。次に、新しいスタンバイ ファブリック インターコネクトに接続された I/OM をアップグレードできます。

              また、ファブリック インターコネクトのアップグレードも実行する場合は、アップグレードを個別に実行します。 1 回のプロセスで I/O モジュールとファブリック インターコネクトの両方をアップグレードしようとすると、FI ポートで必要な再構成が複雑になる可能性があります。

              M3 モデルのブレード サーバを追加する場合は、UCS 2104XP から UCS 2208 シリーズ I/O モジュールへのアップグレードが必要な場合があります。 M3 ブレード サーバは、古い I/OM モデルとの完全な互換性がない、新しい MLOM およびアダプタ カード モデルを使用しています。

              データ ケーブルを取り外す前に、どのファブリック インターコネクト ポートにどの I/OM ポートが接続されているかに関する記録を作成してください。

              UCS では、I/OM とファブリック インターコネクト間での 1 つ、2 つ、4 つ、または 8 つの 10 GB 接続構成がサポートされます。 UCS 2104XP に 4 つの物理接続があり、それ以上の数が必要な場合、次に使用可能なアップグレード手順は UCS 2208XP 上で 8 接続すべてを使用する手順です。 ポート 5 ~ 8 の接続を追加する前に、I/O モジュールのアップグレードが問題なく完了していることを確認する必要があります。

              UCS ソフトウェア バージョン 2.0 で使用可能なファブリック ポート チャネル機能を実装する場合は、機能設定を実行する前に I/OM とファブリック インターコネクト間のケーブル接続を再配置する必要が生じる場合があります。 ファブリック ポート チャネルでは、特定の I/OM からのすべての物理リンクがポートの連続ブロック(1 ~ 8 や 9 ~ 16 など)に物理的に接続されている必要があります。 この機能には、少なくとも 1 台のブレード サーバに搭載された Cisco UCS M82-8P 仮想インターフェイス カード、および UCS 2208XP I/O モジュールが必要です。 詳細については、コンフィギュレーション ガイドの「ファブリック ポート チャネル」の項を参照してください。

              I/O モジュールの取り外し

              UCS 2100 シリーズまたは 2200 シリーズのいずれかの I/O モジュールを取り外すには、次の手順に従います。

              手順
                ステップ 1   I/O モジュールからすべてのケーブルを取り外します。
                ステップ 2   I/O モジュールのレバーにある非脱落型ネジを緩めます。
                ステップ 3   レバーを外側に引き、I/O モジュールの固定を解除します(図 3-7 または図 3-8 を参照)。
                ステップ 4   レバーを使用して、スロットから I/O モジュールを引き出します。
                ステップ 5   I/O モジュール スロットを空のままにする場合は、ブランク I/O モジュール フィラー パネル(N20-CBLKI)を取り付けます。
                (注)     

                I/O モジュールを長期間取り外しておく場合は、EMI の問題を避けるため、そのスロットに N20-CBLKI ブランク パネルを装着する必要があります。 ブランク パネルはシスコからご購入いただけます。


                I/O モジュールの取り付け

                物理的に 1 つの I/O モジュールを取り付けるには、次の手順に従います。

                手順
                  ステップ 1   I/O モジュールの前面にある 2 つのレバーを引いて開きます。
                  ステップ 2   I/O モジュールを I/O モジュール スロットに挿入し、I/O モジュールがしっかり装着されていることを確認します。
                  図 7. サーバ シャーシ内での 4 ポート I/O モジュールの位置

                  図 8. サーバ シャーシ内での 8 ポート I/O モジュールの位置

                  ステップ 3   レバーを閉じ、各レバーの非脱落型ネジを締めます。
                  ステップ 4   ネットワーク ケーブルを接続します(SFP+ トランシーバおよびI/​O モジュールとファブリック インターコネクト ポートの適切な接続を参照)。
                  ステップ 5   I/O モジュールが正しく動作していることを確認します。 LED の位置およびLED の解釈を参照してください。

                  ファン モジュールの取り付けと取り外し

                  ファン モジュール(N20-FAN5)はホットスワップ可能であり、その際にシステムに電気的障害や損傷が起こることはありません。 ただし、システムの動作中に取り外すことができるファン モジュールは 1 つだけです。 複数のファン モジュールを取り外すと、過熱が起こるおそれがあります。


                  (注)  


                  ファンを取り外したときは、シャーシ内のルーバーがシステムへの空気の再循環または冷却の損失を防ぎます。 ただし、一部のファン モジュールを適切に装着しないまま長期間運用を続けないでください。


                  ファン モジュールの取り付け

                  ファン モジュールを取り付ける手順は、次のとおりです。

                  手順
                    ステップ 1   バネ式ラッチが上になるようにファン モジュールを持ちます。
                    ステップ 2   ファン モジュールをシャーシに差し込んで、モジュールが適切に装着されてバネ式ラッチがかかるまで押し込みます。
                    ステップ 3   シャーシの電源が入っている場合は、ファンの音を聞きます。 問題がなければすぐに動作音が聞こえます。 動作音が聞こえない場合は、ファン モジュールがシャーシに完全に挿入されていて、前面プレートがシャーシの外面と面一になっているかどうかを確認します。
                    ステップ 4   LED の動作が期待どおりであることを確認します。 LED の位置およびLED の解釈を参照してください。
                    図 9. Cisco UCS サーバ シャーシ内でのファン モジュール(N20-FAN5)の位置


                    ファン モジュールの取り外し

                    ファン モジュールを取り外す手順は、次のとおりです。

                    手順
                      ステップ 1   ファン モジュールのハンドルを持ちます。
                      ステップ 2   ファン モジュールの上部にあるバネ式ラッチを下に押します。
                      ステップ 3   ファン モジュールをシャーシから完全に引き抜きます。
                      (注)     

                      シャーシは、すべてのファン モジュールが装着され、それらが同時に動作していることを前提に設計されています。 ファン モジュール ベイが空になる時間は、新しいファン モジュールを交換するのに必要な時間だけにとどめておいてください。