Cisco UCS C シリーズ サーバと Cisco UCS Manager 2.1 との統合
シングルワイヤ管理の設定
シングルワイヤ管理の設定
発行日;2013/01/29   |   ドキュメントご利用ガイド   |   ダウンロード ;   この章 pdf   ,   ドキュメント全体 pdf    |   フィードバック

シングルワイヤ管理の設定

この章の内容は、次のとおりです。

シングルワイヤ管理

Cisco UCS Manager 2.1 は、NC-SI を使用して C シリーズ ラックマウント サーバCisco UCS Manager とを統合する追加オプションをサポートしています。 このオプションを使用すると、Cisco UCS Manager は、管理トラフィックとデータ トラフィックの両方でシングルワイヤを使用し、C シリーズ ラックマウント サーバを管理します。 Shared-LOM モードでは 2 つのポートを使用しますが、シングルワイヤ管理モードを使用すると、1 つの FEX のホスト側のポートでも 1 つのラックマウント サーバを十分に管理できます。 したがって、より多くのラックマウント サーバを Cisco UCS Manager 2.1 と接続し、サーバ管理を統合できます。 Cisco UCS Manager と統合するための正しいサーバ ファームウェアがあることを確認してください。 そうでない場合は、サーバを Cisco UCS Manager と統合する前にサーバ ファームウェアをアップグレードします。 C シリーズ サーバのファームウェアのアップグレードを参照してください。


(注)  


C シリーズ ラックマウント サーバ C200、C210、および C250 では、シングルワイヤ管理はサポートされていません。


シングルワイヤ管理の重要な注意事項

シングルワイヤ管理には、次の注意事項と制限事項があります。

  • シングルワイヤ管理をイネーブルにして Cisco UCS Manager を統合するには、ラック サーバに Cisco UCS VIC1225 が取り付けられている必要があります。
  • シングルワイヤ管理用に割り当てられている特定のスロットに Cisco UCS VIC1225 が取り付けられている必要があります。 そうでない場合は、シングルワイヤ接続が機能しません。
  • Cisco UCS VIC1225 は、デュアルワイヤ管理もサポートしています。 Cisco UCS 1225 VIC が取り付けられている場合は、接続オプションとしてシングルワイヤ管理またはデュアルワイヤ管理のいずれかを選択できます。

管理接続ポリシーと接続モード

Cisco UCS ドメインC シリーズ ラックマウント サーバの物理的な接続を確立した場合は、Cisco UCS Manager GUI または Cisco UCS Manager CLI で接続モードおよび管理ポリシーを指定する必要があります。 管理ポリシーは、接続されているすべての C シリーズ ラックマウント サーバに対してグローバルです。 接続モードは、Cisco UCS Manager でのラック サーバの検出を決定します。 ラック サーバに次のいずれかの接続ポリシーを指定できます。

  • 自動確認:これは、C シリーズ ラックマウント サーバで推奨されるデフォルトの接続モードです。 物理的な接続が確立された直後に接続モードが自動確認されると、Cisco UCS Manager がラック サーバを検出し、指定された管理ポリシーに基づいてサーバの管理を開始します。

    ヒント


    シングルワイヤ管理でサーバを管理し、自動確認を使用する場合は、LOM ケーブルを接続しないでください。 LOM ケーブルが接続されている場合、自動確認が行われると、デュアルワイヤ管理ではサーバが検出されることがあります。


  • ユーザ確認:接続モードがユーザ確認の場合、物理的な接続を確立した後に手動で接続を確認し、Cisco UCS Manager GUI または Cisco UCS Manager CLI の接続モードを指定して検出を開始する必要があります。 Cisco UCS Manager は、接続モードを指定するまで C シリーズ ラックマウント サーバの検出を開始しません。

(注)  


Cisco UCS Manager によってラック サーバが検出され、管理されているときに、ある C シリーズ ラックマウント サーバの既存の接続モードを変更する場合は、新しい接続モードを指定する前にそのサーバの稼働を停止して再稼働する必要があります。 その後、Cisco UCS Manager は新しい接続モードのサーバだけを検出します。


Cisco UCS Manager 2.1 とのシングルワイヤ統合の要件

クラスタ セットアップの要件

クラスタ セットアップで C シリーズ ラックマウント サーバCisco UCS Manager とのシングルワイヤ統合を作成するには、次の項目が必要です。

  • Cisco UCS Manager リリース 2.1 を実行している Cisco UCS システム。
  • 次の表に示す Cisco UCS C シリーズ サーバおよび対応する CIMC のリリース バージョンのいずれか。

    サーバ

    CIMC

    BIOS

    Cisco UCS C22 M3 サーバ

    1.4(6)

    1.4.7a

    Cisco UCS C24 M3 サーバ

    1.4(6)

    1.4.7a

    Cisco UCS C220 M3 サーバ

    1.4(6)

    1.4.7a

    Cisco UCS C240 M3 サーバ

    1.4(6)

    1.4.7a

    Cisco UCS C260 M2 サーバ

    1.4(6)

    1.4.7

    Cisco UCS C420 M3 サーバ

    1.4(7)

    1.4.8

    Cisco UCS C460 M2 サーバ

    1.4(6)

    1.4.7

    重要:

    サーバには Cisco UCS VIC1225 が取り付けられている必要があります。 Cisco UCS VIC1225 のファームウェアおよびブートローダのバージョンは次のとおりです。

    • 推奨:2.1(0.457a)
    • 最小要件:2.1(0.367e)

    Cisco UCS VIC1225 は、次の表に示すように、各サーバの正しいスロットに取り付ける必要があります。

    表 1 シングルワイヤ統合のための Cisco UCS VIC1225 のスロット

    サーバ

    PCIe スロット

    Cisco UCS C22 M3 サーバ

    1

    Cisco UCS C24 M3 サーバ

    1

    Cisco UCS C220 M3 サーバ

    1

    Cisco UCS C240 M3 サーバ

    2

    Cisco UCS C260 M2 サーバ

    7

    Cisco UCS C420 M3 サーバ

    4

    Cisco UCS C460 M2 サーバ

    1

  • Cisco UCS 6100 シリーズまたは 6200 シリーズ FI × 2。 ファブリック エクステンダ(FEX)を接続するスイッチ ポートは、サーバ ポートとしてマークする必要があります。
  • Cisco Nexus 2232PP FEX × 2。

    (注)  


    FEX の 2 つの電源装置それぞれに電源コードを接続する必要があります。 電源が接続されていて、ハードウェアに問題がある場合は、電源投入時自己診断テスト(POST)の途中で「重大な」障害が報告されることがあります。 たとえば、「Power supply 1 in fex 6 power: error」というエラーが表示されることがあります。 不足している電源コードを FEX 電源装置に接続すると、これらのエラーをクリアできます。


  • 10 Gb Small Form-Factor Pluggable(SFP)ケーブル × 4。

    (注)  


    • 各 FEX を対応する FI と接続するために、少なくとも 1 本のケーブルが必要です。
    • サーバと FEX 間でデータ トラフィック パスをリンクするために、少なくとも 2 本のケーブルが必要です。
    • 6100 シリーズ FI を使用している場合は、各 FEX を対応する FI と接続するために 2 本のケーブルが必要です。
    • FEX から FI へのアップリンク用に、少なくとも 4 本のケーブルが必要です。 10 Gb ツインアキシャル ケーブル、または次の SFP タイプのケーブルのいずれかを使用できます。
      • SFP:10GE-SR
      • FET:10GE

    重要:

    アップリンクで SFP タイプを混在使用しないでください。 アップリンクで SFP タイプを混在使用した場合は、「Discovery Failed」というエラーが表示されます。

非クラスタ セットアップの要件

非クラスタ セットアップで、Cisco UCS Manager および C シリーズ ラック マウント サーバとともにサーバを統合する場合は、次のコンポーネントが必要です。

  • Cisco UCS 6100 シリーズまたは 6200 シリーズ FI × 1。 ファブリック エクステンダ(FEX)を接続するスイッチ ポートは、サーバ ポートとしてマークする必要があります。
  • Cisco Nexus 2232PP FEX × 1。
  • 10 Gb SFP ケーブル × 3。

    (注)  


    • 6200 シリーズ FI を使用している場合は、SFP ケーブルが少なくとも 2 本必要です。
    • サーバと FEX 間でデータ トラフィック パスをリンクするために、少なくとも 1 本のケーブルが必要です。
    • FEX から FI へのアップリンク用に、少なくとも 2 本のケーブルが必要です。 FEX から FI へのアップリンクに使用する 2 本のケーブルには、10 Gb ツインアキシャル ケーブル、または次の Small Form-Factor Pluggable(SFP)タイプのケーブルのいずれかを使用できます。
      • SFP:10GE-SR
      • FET:10GE

クラスタ セットアップでの C シリーズ サーバと Cisco UCS ドメインとの接続

サーバを接続する前に、Cisco UCS Manager と統合するために Cisco UCS VIC1225 が正しいスロットに取り付けられていることを確認します。 カードが正しいスロットに取り付けられていない場合は、サーバのシングルワイヤ管理をイネーブルにできません。

手順
    ステップ 1   ラックにサーバを設置します。 使用しているサーバの『Install and Upgrade Guide』を参照してください。 インストール ガイドは、次の URL から入手できます。Install and Upgrade Guides
    ステップ 2   FEX にデータ トラフィックと管理トラフィックの両方を伝送するパスを接続します。
    1. サーバの 10 Gb アダプタ カードと、ファブリック A に接続された FEX のポートの間を、10 Gb SFP ケーブルで接続します。 FEX の任意のポートを使用できます。
    2. サーバの 10 Gb アダプタ カードと、ファブリック B に接続された FEX のポートの間を、10 Gb SFP ケーブルで接続します。 FEX の任意のポートを使用できます。
    ステップ 3   FEX から FI へのパスを接続します。
    1. FEX A と、FI A の 2 個のポートの間を、少なくとも 2 本の 10 Gb SFP ケーブルで接続します。 FI A の任意のポートを使用できますが、サーバ トラフィックに対応可能なポートでなければなりません。
    2. FEX B と、FI B の 2 個のポートの間を、少なくとも 2 本の 10 Gb SFP ケーブルで接続します。 FI B の任意のポートを使用できますが、サーバ トラフィックに対応可能なポートでなければなりません。
      (注)     
      • FEX では、アップリンクに 8 ポートの右側のブロックだけを使用できます。 アップリンクの最大数は 8 です。
      • アップリンクで SFP タイプを混在使用しないでください。 混在させると、「Discovery Failed」というエラーが発生します。
    ステップ 4   電源コードをサーバの各電源装置に接続し、次に接地された AC 電源コンセントにコードを接続します。
    ステップ 5   サーバをリブートします。

    クラスタ セットアップの物理的な接続の図

    次に、各 C シリーズ ラックマウント サーバCisco UCS ドメインCisco UCS Manager リリース 2.1 とのシングルワイヤでの物理的な接続の図を示します。

    次の図は、C22 M3 サーバと Cisco UCS Manager を統合する場合の配線を表しています。 金色で示されるパスは、管理トラフィックとデータ トラフィックの両方を伝送します。

    図 1. Cisco UCS C22 M3 サーバ



    1

    Cisco UCS 6100 シリーズまたは 6200 FI(ファブリック A)

    4

    Cisco Nexus 2232PP FEX(ファブリック B)

    2

    Cisco Nexus 2232PP FEX(ファブリック A)

    5

    Cisco UCS C22 M3 サーバ

    3

    Cisco UCS 6100 シリーズまたは 6200 FI(ファブリック B)

    6

    PCIe スロット 1 の Cisco UCS VIC1225

    次の図は、C24 M3 サーバと Cisco UCS Manager を統合する場合の配線を表しています。 金色で示されるパスは、管理トラフィックとデータ トラフィックの両方を伝送します。

    図 2. Cisco UCS C24 M3 サーバ



    1

    Cisco UCS 6100 シリーズまたは 6200 FI(ファブリック A)

    4

    Cisco Nexus 2232PP FEX(ファブリック B)

    2

    Cisco Nexus 2232PP FEX(ファブリック A)

    5

    Cisco UCS C24 M3 サーバ

    3

    Cisco UCS 6100 シリーズまたは 6200 FI(ファブリック B)

    6

    PCIe スロット 1 の Cisco UCS VIC1225

    次の図は、C220 M3 サーバと Cisco UCS Manager を統合する場合の配線を表しています。 金色で示されるパスは、管理トラフィックとデータ トラフィックの両方を伝送します。

    図 3. Cisco UCS C220 M3 サーバ



    1

    Cisco UCS 6100 シリーズまたは 6200 FI(ファブリック A)

    5

    Cisco Nexus 2232PP FEX(ファブリック B)

    2

    Cisco Nexus 2232PP FEX(ファブリック A)

    6

    Cisco UCS C220 M3 サーバ

    3

    Cisco UCS 6100 シリーズまたは 6200 FI(ファブリック B)

    7

    PCIe スロット 1 の Cisco UCS VIC1225

    次の図は、C240 M3 サーバと Cisco UCS Manager を統合する場合の配線を表しています。 金色で示されるパスは、管理トラフィックとデータ トラフィックの両方を伝送します。

    図 4. Cisco UCS C240 M3 サーバ



    1

    Cisco UCS 6100 シリーズまたは 6200 FI(ファブリック A)

    4

    Cisco Nexus 2232PP FEX(ファブリック B)

    2

    Cisco Nexus 2232PP FEX(ファブリック A)

    5

    Cisco UCS C240 M3 サーバ

    3

    Cisco UCS 6100 シリーズまたは 6200 FI(ファブリック B)

    6

    PCIe スロット 2 の Cisco UCS VIC1225

    次の図は、C420 M3 サーバと Cisco UCS Manager を統合する場合の配線を表しています。 金色で示されるパスは、管理トラフィックとデータ トラフィックの両方を伝送します。

    図 5. Cisco UCS C420 M3 サーバ



    1

    Cisco UCS 6100 シリーズまたは 6200 FI(ファブリック A)

    4

    Cisco Nexus 2232PP FEX(ファブリック B)

    2

    Cisco Nexus 2232PP FEX(ファブリック A)

    5

    Cisco UCS C420 M3 サーバ

    3

    Cisco UCS 6100 シリーズまたは 6200 FI(ファブリック B)

    6

    PCIe スロット 4 の Cisco UCS VIC1225

    次の図は、C260 M2 サーバと Cisco UCS Manager を統合する場合の配線を表しています。 金色で示されるパスは、管理トラフィックとデータ トラフィックの両方を伝送します。

    図 6. Cisco UCS C260 M2 サーバ



    1

    Cisco UCS 6100 シリーズまたは 6200 FI(ファブリック A)

    4

    Cisco Nexus 2232PP FEX(ファブリック B)

    2

    Cisco Nexus 2232PP FEX(ファブリック A)

    5

    Cisco UCS C260 M2 サーバ

    3

    Cisco UCS 6100 シリーズまたは 6200 FI(ファブリック B)

    6

    PCIe スロット 7 の Cisco UCS VIC1225

    次の図は、C460 M2 サーバと Cisco UCS Manager を統合する場合の配線を表しています。 金色で示されるパスは、管理トラフィックとデータ トラフィックの両方を伝送します。

    図 7. Cisco UCS C460 M2 サーバ



    1

    Cisco UCS 6100 シリーズまたは 6200 FI(ファブリック A)

    4

    Cisco Nexus 2232PP FEX(ファブリック B)

    2

    Cisco Nexus 2232PP FEX(ファブリック A)

    5

    Cisco UCS C460 M2 サーバ

    3

    Cisco UCS 6100 シリーズまたは 6200 FI(ファブリック B)

    6

    PCIe スロット 1 の Cisco UCS VIC1225

    非クラスタ セットアップでの C シリーズ サーバと UCS ドメインとの接続

    クラスタ セットアップでの C シリーズ サーバと Cisco UCS ドメインとの接続」での説明と同じ手順に従ってください。 2 つの FI と 2 つの FEX を接続するのではなく、1 つの FI と 1 つの FEX だけを接続します。

    図 8. シングルワイヤでの非クラスタ セットアップの例

    次の図は、シングルワイヤ管理での非クラスタ セットアップの例を示します。



    1

    Cisco UCS 6100 シリーズまたは 6200 FI(ファブリック A)

    3

    Cisco UCS C シリーズ サーバ

    2

    Cisco Nexus 2232PP FEX(ファブリック A)

    4

    PCIe スロット 1 の Cisco UCS VIC1225

    統合後の Cisco UCS Manager でのラックマウント型サーバの管理

    Cisco UCS Manager を使用して Cisco UCS ドメインに統合されているすべてのラックマウント サーバを管理およびモニタすることができます。 統合後は、ラックマウント サーバの管理タスクはすべて Cisco UCS Manager GUI または Cisco UCS Manager CLI のサービス プロファイルからのみ実行します。 Cisco UCS Manager によるサーバの管理を開始すると、C シリーズ ラックマウント サーバCIMC は使用できなくなります。

    Cisco UCS Manager は、検出した各ラックマウント サーバの情報、エラー、および障害を提供します。

    Cisco UCS Manager からの C シリーズ ラックマウント サーバの管理の詳細については、各リリースの『Cisco UCS Manager GUI Configuration Guide』の「Managing Rack-Mount Servers」の章を参照してください。

    サーバを Cisco UCS ドメイン モードからスタンドアロン モードへ戻す方法

    Cisco UCS Manager ソフトウェアを使用して Cisco UCS C シリーズ サーバを管理すると、そのサーバに UCS Manager サービス プロファイルが関連付けられます。 C シリーズ サーバをスタンドアロン モードに戻す(すなわち CIMC ソフトウェアで管理できるようにする)場合は、UCS Manager で次の処理を行う必要があります。

    手順
      ステップ 1   サーバへの UCS Manager サービス プロファイルの関連付けを解除します。
      ステップ 2   サーバの稼働を中止します。
      注意       

      サーバへのサービス プロファイルの関連付けを解除しなかった場合、UCS Manager によって割り当てられた MAC および WWN 番号が引き続きサーバで維持されることがあります。 これによって番号付けが重複し、UCS Manager で管理されている他のサーバとの間で競合が生じる可能性があります。 さらに、サービス プロファイルの関連付けを解除せずにサーバをスタンドアロン モードに戻した場合、そのスタンドアロン サーバでは LSI RAID コントローラがブート可能デバイスとして表示されないため、ローカルでの再起動ができなくなります。