Cisco UCS C シリーズ サーバ Integrated Management Controller CLI コンフィギュレーション ガイド リリース 1.5
CIMC ファームウェア管理
CIMC ファームウェア管理

CIMC ファームウェア管理

この章は、次の内容で構成されています。

ファームウェアの概要

C シリーズ サーバは、使用する C シリーズ サーバ モデルに特有のシスコ認定ファームウェアを使用します。 すべてのサポート対象サーバ モデルのファームウェアの新しいリリースは、Cisco.com からダウンロードできます。


注意    


新しい BIOS ファームウェアをインストールする場合は、サーバで動作している CIMC ファームウェアと同じソフトウェア リリースの BIOS ファームウェアにする必要があります。 一致する CIMC ファームウェアをアクティブ化するまでは、新しい BIOS ファームウェアをインストールしないでください。インストールすると、サーバがブートしなくなります。

問題の発生を回避するために、Cisco Host Upgrade Utility(HUU)を使用することを強くお勧めします。これにより、BIOS、CIMC、その他のファームウェアが、互換性のあるレベルにアップグレードされます。 このユーティリティの詳細については、インストールする CIMC ソフトウェア リリースに合ったバージョンの HUU の『Cisco Host Upgrade Utility Guide』を参照してください。 HUU ガイドは次の URL で入手できます。http:/​/​www.cisco.com/​en/​US/​products/​ps10493/​products_​user_​guide_​list.html


ファームウェアを手動で更新する場合は、最初に CIMC ファームウェアを更新する必要があります。 CIMC ファームウェアの更新プロセスは、次の段階に分けられます。これは、サーバがオフラインになる時間を最小限にするためです。

  • インストール。 この段階では、CIMC は、選択した CIMC ファームウェアをサーバの非アクティブまたはバックアップ スロットにインストールします。

  • アクティブ化。 この段階では、CIMC は非アクティブ ファームウェア バージョンをアクティブとして設定してサーバをリブートします。これにより、サービスが中断されます。 サーバをリブートすると、新規のアクティブ スロット内のファームウェアが、実行中のバージョンになります。

CIMC ファームウェアをアクティブ化した後は、BIOS ファームウェアを更新できます。 BIOS 更新プロセス中は、サーバの電源をオフにする必要があります。そうしないと、プロセスが複数の段階に分けられません。 その代り、発行するコマンドは 1 つで済みます。CIMC は BIOS ファームウェアをできる限り迅速にインストールし、更新します。 CIMC がリブートを完了すると、サーバの電源をオンにして、サービスに戻すことができます。


(注)  


古いファームウェア バージョンを新しいものにアップグレードしたり、新しいファームウェア バージョンを古いものにダウングレードしたりできます。


シスコからのファームウェアの入手

手順
    ステップ 1   http:/​/​www.cisco.com/​ にアクセスします。
    ステップ 2   まだログインしていない場合は、ページの右上隅にある [ログイン] をクリックし、Cisco.com のクレデンシャルを使用してログインします。
    ステップ 3   上部のメニュー バーで、[サポート] をクリックします。
    ステップ 4   ロール ダウン メニューの [すべてのダウンロード] をクリックします。
    ステップ 5   使用しているサーバ モデルが [最近使用した製品] リストに表示される場合は、サーバ名をクリックします。 含まれていない場合は、次の手順を実行します。
    1. 左側のボックスの [製品] をクリックします。
    2. 中央のボックスで、[ユニファイド コンピューティングおよびサーバ] をクリックします。
    3. 右側のボックスで、[Cisco UCS C-Series ラックマウント スタンドアロン サーバ ソフトウェア] をクリックします。
    4. 右のボックスで、ソフトウェアをダウンロードするサーバ モデルをクリックします。
    ステップ 6   [ユニファイド コンピューティング システム(UCS)サーバ ファームウェア] リンクをクリックします。
    ステップ 7   (任意)ページに左側にあるメニュー バーから以前のリリースを選択します。
    ステップ 8   選択したリリースの Cisco Host Upgrade Utility ISO に関連付けられている [ダウンロード] ボタンをクリックします。
    ステップ 9   [使用許諾契約に同意] をクリックします。
    ステップ 10   ISO ファイルをローカル ドライブに保存します。

    Cisco Host Upgrade Utility が含まれているこの ISO ファイルを使用して、CIMC と BIOS ファームウェアをアップグレードすることをお勧めします。 このユーティリティの詳細については、インストールする CIMC ソフトウェア リリースに合ったバージョンの HUU の『Cisco Host Upgrade Utility Guide』を参照してください。 HUU ガイドは次の URL で入手できます。http:/​/​www.cisco.com/​en/​US/​products/​ps10493/​products_​user_​guide_​list.html

    ステップ 11   (任意) CIMC と BIOS ファームウェアを手動でアップグレードする場合は、次の手順を実行します。
    1. ISO ファイルから、ファームウェア インストール ファイルを含む ZIP ファイルを開きます。

      この ZIP ファイルは ISO ファイルの最上位レベルにあり、ファイル名の書式は ServerModel_ReleaseNumber.ZIP に従います。

      たとえば、C240M3_1.4.4A.ZIP などです。

      この ZIP ファイルに含まれるすべてのファイルを抽出する必要はありません。 この ZIP ファイルを開くだけで、BIOS ファームウェア インストール CAP ファイルと、CIMC ファームウェア インストール BIN ファイルを含む ZIP ファイルにアクセスできます。

    2. ServerModel_ReleaseNumber.ZIP ファイルから BIOS ファームウェア インストール CAP ファイルを抽出して、ローカル ドライブに保存します。

      CAP ファイルは ReleaseNumber/bios/cimc フォルダにあり、名前の形式は Server-BIOS-Release-Number.CAP です。

      たとえば、1.4.4a/bios/cimc/C240-BIOS-1-4-4c-0.CAP になっています。

    3. ServerModel_ReleaseNumber.ZIP ファイルから、CIMC ファームウェアのインストール ファイルが格納されている ZIP ファイルを開きます。

      ZIP ファイルは ReleaseNumber/cimc フォルダにあり、名前の形式は server-model-cimc-release.zip です。

      たとえば、1.4.4a/cimc/c240-m3-cimc.1.4.4a.zip になっています。

      この zip ファイルに含まれるすべてのファイルを抽出する必要はありません。 この ZIP ファイルを開くだけで、CIMC ファームウェア インストール BIN ファイルにアクセスできます。

    4. server-model-cimc-release.zip ファイルから、完全な CIMC ファームウェア インストール BIN ファイルを抽出し、ローカル ドライブに保存します。

      BIN ファイルは server-model-cimc-release フォルダにあり、名前の形式は upd-pkg-server-model-cimc.full.release.bin です。

      たとえば、c240-m3-cimc.1.4.4a/upd-pkg-c240-m3-cimc.full.1.4.4a.bin になっています。

    ステップ 12   (任意)ファームウェアをリモート サーバからインストールする場合は、BIOS インストール CAP ファイルと CIMC インストール BIN ファイルを、使用するリモート サーバにコピーします。
    リモート サーバは次のいずれかになります。
    • TFTP

    • FTP

    • SFTP

    • SCP

    • HTTP

    サーバにはリモート サーバのコピー先フォルダに対する読み取り権限が必要です。


    次の作業

    Cisco Host Upgrade Utility を使用してサーバのすべてのファームウェアをアップグレードするか、サーバ上に CIMC ファームウェアを手動でインストールします。

    リモート サーバからの CIMC ファームウェアのインストール

    はじめる前に
    • CIMC CLI に、admin 権限を持つユーザとしてログインします。

    • Cisco.com から Cisco Host Upgrade Utility ISO ファイルを入手し、シスコからのファームウェアの入手の説明に従ってファームウェア インストール ファイルを抽出します。


    (注)  


    アップデートがすでに処理中であるときにアップデートを開始すると、どちらのアップデートも失敗します。


    手順
       コマンドまたはアクション目的
      ステップ 1Server# scope cimc  

      CIMC コマンド モードを開始します。

       
      ステップ 2Server /cimc # scope firmware  

      CIMC ファームウェア コマンド モードを開始します。

       
      ステップ 3Server /cimc/firmware # update protocol IP Address path  
      プロトコル、リモート サーバの IP アドレス、サーバ上のファームウェア ファイルへのファイル パスを指定します。 プロトコルは次のいずれかになります。
      • TFTP

      • FTP

      • SFTP

      • SCP

      • HTTP

       
      ステップ 4Server /cimc/firmware # show detail   (任意)

      ファームウェア アップデートの進捗状況を表示します。

       

      次に、CIMC ファームウェアをアップデートする例を示します。

      Server# scope cimc
      Server /cimc # scope firmware
      Server /cimc/firmware # update ftp 192.0.20.34 //test/dnld-ucs-k9-bundle.1.0.2h.bin
        <CR>  Press Enter key
      Firmware update has started.
      Please check the status using "show detail"
      Server /cimc/firmware #
      
      次の作業

      新しいファームウェアをアクティブにします。

      インストールした CIMC ファームウェアのアクティブ化

      はじめる前に

      CIMC ファームウェアをサーバにインストールします。

      重要:

      アクティベーションの進行中には、次のことは行わないでください。

      • サーバのリセット、電源オフ、またはシャットダウン。

      • CIMC のリブートまたはリセット。

      • 他のファームウェアのアクティブ化。

      • テクニカル サポートまたは設定データのエクスポート。

      手順
         コマンドまたはアクション目的
        ステップ 1Server# scope cimc  

        CIMC コマンド モードを開始します。

         
        ステップ 2Server /cimc # scope firmware  

        ファームウェア コマンド モードを開始します。

         
        ステップ 3Server /cimc/firmware # show detail  

        使用可能なファームウェア イメージおよびステータスを表示します。

         
        ステップ 4Server /cimc/firmware # activate [1 | 2]  

        選択したイメージをアクティブにします。 イメージ番号が指定されていない場合、サーバは現在非アクティブのイメージをアクティブにします。

         
        ステップ 5プロンプトに対して y と入力し、選択したファームウェア イメージをアクティブにします。 

        BMC がリブートし、リブートが完了するまですべての CLI および GUI セッションが終了します。

         
        ステップ 6再び CLI にログインし、ステップ 1 ~ 3 を繰り返してアクティベーションを確認します。  (任意) 

        この例ではファームウェア イメージ 1 をアクティブにし、BMC がリブートした後にアクティベーションを確認しています。

        Server# scope cimc
        Server /cimc # scope firmware
        Server /cimc/firmware # show detail 
        Firmware Image Information:
            Update Stage: NONE
            Update Progress: 100
            Current FW Version: 1.3(3a)
            FW Image 1 Version: 1.4(3j)
            FW Image 1 State: BACKUP INACTIVATED
            FW Image 2 Version: 1.3(3a)
            FW Image 2 State: RUNNING ACTIVATED
            Boot-loader Version: 1.4(3.21).18
        
        Server /cimc/firmware # activate 1
        This operation will activate firmware 1 and reboot the BMC.
        Continue?[y|N]y
        .
        .
         -- BMC reboot --
        .
        .
        -- Log into CLI as Admin --
        
        Server# scope cimc
        Server /cimc # scope firmware
        Server /cimc/firmware # show detail
        Firmware Image Information:
            Update Stage: NONE
            Update Progress: 100
            Current FW Version: 1.4(3j)
            FW Image 1 Version: 1.4(3j)
            FW Image 1 State: RUNNING ACTIVATED
            FW Image 2 Version: 1.3(3a)
            FW Image 2 State: BACKUP INACTIVATED
            Boot-loader Version: 1.4(3.21).18
            
        

        リモート サーバからの BIOS ファームウェアのインストール


        (注)  


        この手順は、一部のサーバでは使用できません。 他の BIOS インストール方法については、次の URL で入手できる『Cisco UCS C-Series Rack-Mount Server BIOS Upgrade Guide』を参照してください。http:/​/​www.cisco.com/​en/​US/​docs/​unified_computing/​ucs/​c/​sw/​bios/​b_​Upgrading_​BIOS_​Firmware.html


        はじめる前に

        (注)  


        アップデートがすでに処理中であるときにアップデートを開始すると、どちらのアップデートも失敗します。


        手順
           コマンドまたはアクション目的
          ステップ 1Server# scope cimc  

          CIMC コマンド モードを開始します。

           
          ステップ 2Server /cimc # scope firmware  

          ファームウェア コマンド モードを開始します。

           
          ステップ 3Server /cimc/firmware # show detail  

          使用可能なファームウェア イメージおよびステータスを表示します。

           
          ステップ 4[Current FW Version] フィールドに表示されるファームウェア バージョンが、インストールする BIOS ファームウェア バージョンと一致するかどうか確認します。  
          重要:

          CIMC ファームウェア バージョンが一致しない場合は、この手順を続行する前に CIMC ファームウェアをアクティブ化します。そうしないとサーバがブートしません。 詳細については、『インストールした CIMC ファームウェアのアクティブ化』を参照してください。

           
          ステップ 5Server /cimc/firmware # top  

          サーバのルート レベルに戻ります。

           
          ステップ 6Server# scope bios  

          BIOS コマンド モードを開始します。

           
          ステップ 7Server /bios # update protocol  

          使用されるプロトコルを指定します。 TFTP、FTP、SFTP、SCP、または HTTP が使用できます。

           
          ステップ 8Server /bios # update IP Address  

          リモート サーバの IP アドレスまたはホスト名を指定します。

           
          ステップ 9Server /bios # update path  

          リモート サーバ上の BIOS ファームウェア ファイルへのファイル パスを指定します。

           

          次に、BIOS ファームウェアを CIMC ソフトウェア リリース 1.4(3j) に更新する例を示します。

          Server# scope cimc
          Server /cimc # scope firmware
          Server /cimc/firmware # show detail
          Firmware Image Information:
              Update Stage: NONE
              Update Progress: 100
              Current FW Version: 1.4(3j)
              FW Image 1 Version: 1.4(3j)
              FW Image 1 State: RUNNING ACTIVATED
              FW Image 2 Version: 1.3(3a)
              FW Image 2 State: BACKUP INACTIVATED
              Boot-loader Version: 1.4(3.21).18
          Server /cimc/firmware # top
          Server # scope bios
          Server /bios # update ftp 192.0.20.34 //upgrade_bios_files/C260-BIOS-1-4-3j-0.CAP
           <CR>  Press Enter key
          Firmware update has started.
          Please check the status using "show detail"
          Server /bios #