Cisco VG310 および Cisco VG320 音声ゲートウェイ ハードウェア設置ガイド
Cisco VG310 および Cisco VG320 音声ゲートウェイの設定
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Cisco VG310 および Cisco VG320 音声ゲートウェイの設定

この章では、次の項で Cisco VG310 と Cisco VG320 の電源投入方法、および初期設定の実行方法について説明します。

ネットワーク情報の取得

設定プロセスを開始する前に、10/100/1000BASE-T ポートの IP アドレスを取得してください。

電源投入のチェックリスト

Cisco VG310 または Cisco VG320 に電源を投入する前に、次の項目を確認してください。

  • シャーシがしっかりと設置され、アース接続されています。

  • 電源およびインターフェイス ケーブルが接続されています。

  • 外部 CompactFlash メモリ カードがスロットに適切に装着されています。

  • 端末エミュレーション プログラム(HyperTerminal または同等のもの)がインストールされた PC が、コンソール ポートに接続され、9600 ボー、8 データ ビット、1 ストップ ビット、およびパリティなしに設定され、フロー制御が「None」に設定されています。

  • 端末エミュレーション プログラムで適切な PC COM ポートが選択されています。

  • アクセス コントロールのパスワードが選択されています。

  • イーサネットおよびシリアル インターフェイスの IP アドレスが決まっています。

電源投入の手順

はじめる前に

音声ゲートウェイに電力を供給するためにこの手順を実行し、初期化とセルフテストが実行されていることを確認します。 これが終了すると、音声ゲートウェイを設定できます。

手順
    ステップ 1   端末または PC に電源を投入し、9600 bps、8 データ ビット、1 ストップ ビット、パリティなしに設定します。
    ステップ 2   オンの位置に音声ゲートウェイの電源スイッチを切り替えます。
    • シャーシの背面パネルの SYS LED がグリーンで点滅し始めます。

    • ファンが動作を開始します。

    • スタートアップ メッセージがコンソール ウィンドウに表示されます。 スタートアップ メッセージが停止すると、SYS LED はグリーンの点灯になります。
      注意        メッセージが停止するまでは数分かかります。 メッセージが停止し、SYS LED がグリーンの点灯になるまで、キーボードのキーは押さないでください。 このときに任意のキーを押すと、メッセージが停止したときに入力された最初のコマンドと解釈されます。その結果、音声ゲートウェイの電源がオフになり、最初からやり直しになる可能性があります。
    ステップ 3   初期設定を実行するには、次のツールのいずれかを使用します。
    • シスコの setup コマンド機能:シスコの setup コマンド機能では、設定ダイアログを使用して音声ゲートウェイの初期設定を行えます。 次のメッセージが表示される場合、ゲートウェイはブート済みで、setup コマンド機能を使用して初期設定できる準備が整っています。
      --- System Configuration Dialog ---
      
      At any point you may enter a question mark '?' for help.
      Use ctrl-c to abort configuration dialog at any prompt.
      Default settings are in square brackets '[]'.
      Would you like to enter the initial configuration dialog? [yes/no]:
      CLI を使用した音声ゲートウェイの設定については、「音声ゲートウェイでの初期設定の実行」を参照してください。
    • Cisco Configuration Professional Express:「Cisco Configuration Professional Express の使用」を参照してください。

    • シスコ コマンドライン インターフェイス:シスコ コマンドライン インターフェイス(CLI)では、音声ゲートウェイの初期設定を手動で設定できます。 次のメッセージが表示される場合、ゲートウェイはブート済みで、CLI を使用して初期設定できる準備が整っています。
      --- System Configuration Dialog ---
      
      At any point you may enter a question mark '?' for help.
      Use ctrl-c to abort configuration dialog at any prompt.
      Default settings are in square brackets '[]'.
      Would you like to enter the initial configuration dialog? [yes/no]:
      CLI を使用したゲートウェイの設定については、「Cisco IOS CLI の使用:手動設定」を参照してください。

      rommon 1> プロンプトが表示される場合、システムは ROM モニタ モードでブートされています。 ROM モニタの詳細については、Cisco.com で『Cisco VG350, Cisco VG310 and Cisco 320 Voice Gateway Software Administration and Configuration Guide』の ROM モニタの使用に関するセクションを参照してください。


    音声ゲートウェイでの初期設定の実行

    音声ゲートウェイで初期設定を実行するには、次のツールを使用します。

    シスコの setup コマンド機能

    はじめる前に

    setup コマンド機能では、Cisco VG310 または Cisco VG320 を迅速に設定するために必要な情報を入力するようにプロンプトが表示されます。 また、LAN および WAN インターフェイスなどの初期設定を順番に実行できます。 setup コマンド機能に関する一般情報については、『Configuration Fundamentals Configuration Guide, Cisco IOS Release 15.0S』で「Cisco IOS Configuration Fundamentals Configuration Guide, Release 12.4』の「Configuration Using Setup and Autoinstall」の章を参照してください。

    ここでは、音声ゲートウェイのホスト名を設定し、パスワードを設定し、管理ネットワークと通信するためのインターフェイスを設定する方法について説明します。


    (注)  


    setup コマンド機能を間違って使用した場合は、setup コマンド機能を終了し、再度実行してください。 Ctrl+C を押し、特権 EXEC モード(Router#)に setup コマンドを入力します。
    手順
      ステップ 1   Cisco IOS CLI から、特権 EXEC モードで setup コマンドを入力します。
      Router> enable
      Password: <password>
      Router# setup
      
              --- System Configuration Dialog ---
      Continue with configuration dialog? [yes/no]:

      現在、setup 設定ユーティリティの実行中です。

      ステップ 2   setup コマンド機能を引き続き使用する場合は、yes を入力します。

      次のメッセージが表示されます。

      Continue with configuration dialog? [yes/no]:
      
      At any point you may enter a question mark '?' for help.
      Use ctrl-c to abort configuration dialog at any prompt.
      Default settings are in square brackets '[]'.
      ステップ 3   設定ダイアログを続行するには、yes と入力します。

      次のメッセージが表示されます。

      Would you like to enter basic management setup? [yes/no]:
      (注)      基本管理セットアップでは接続に必要な最小限の設定を行います。
      ステップ 4   yes と入力して続行します。

      次のメッセージが表示されます。

      Configuring global parameters:
      Enter host name [Router]:
      ステップ 5   音声ゲートウェイのホスト名を入力します。

      次のメッセージが表示されます。

      The enable secret is a password used to protect access to
      privileged EXEC and configuration modes. This password, after
      entered, becomes encrypted in the configuration.
      Enter enable secret:
      ステップ 6   イネーブル シークレット パスワードを入力します。 このパスワードは暗号化される(安全性が高い)ので、設定を表示してもパスワードは表示されません。

      次のメッセージが表示されます。

      The enable password is used when you do not specify an
      enable secret password, with some older software versions, and
      some boot images.
      Enter enable password:
      ステップ 7   イネーブル シークレット パスワードとは異なるイネーブル パスワードを入力します。 このパスワードは暗号化されない(安全性が低い)ので、設定を表示するとパスワードも表示されます。

      次のメッセージが表示されます。

      The virtual terminal password is used to protect
      access to the router over a network interface.
      Enter virtual terminal password:
      ステップ 8   仮想端末パスワードを入力し、Enter キーを押します。 仮想端末パスワードはコンソール ポート以外のポートからゲートウェイへの不正アクセスを防止します。

      次のメッセージが表示されます。

      Configure SNMP Network Management? [no]: 
             Community string [public]:
      ステップ 9   yes と入力します。 次の例に示すように、使用可能なインターフェイスの要約が表示されます。
      Current interface summary
      
      Interface              IP-Address           OK?   Method   Status                   Protocol
      GigabitEthernet0/0     unassigned           YES   NVRAM    administratively down    down
      GigabitEthernet0/1     10.10.10.12          YES   DHCP     up                       up
      
      Any interface listed with OK? value "NO" does not have a valid configuration
      ステップ 10   管理ネットワークに音声ゲートウェイを接続するために、使用可能なインターフェイスの中から 1 つを選択します。 次の例では、gigabitethernet0/1 が選択されています。
      Enter interface name used to connect to the
      management network from the above interface summary: gigabitethernet0/1
      ステップ 11   次のプロンプトに対して、使用するネットワークに適した応答を入力します。
      Configuring interface GigabitEthernet0/1:
            Configure IP on this interface? [yes]: yes
              IP address for this interface [10.10.10.12]:
              Subnet mask for this interface [255.0.0.0] : 255.255.255.0
              Class A network is 10.0.0.0, 24 subnet bits; mask is /24

      コンフィギュレーション コマンド スクリプトが作成されます。

      hostname myrouter
      enable secret 5 $1$t/Dj$yAeGKviLLZNOBX0b9eifO0 enable password cisco123 line vty 0 4
      password cisco snmp-server community public !
      no ip routing
      
      !
      interface GigabitEthernet0/0
      shutdown
      no ip address
      !
      interface GigabitEthernet0/1
      no shutdown
      ip address 10.10.10.12 255.255.255.0
      !
      end
      ステップ 12   次のプロンプトに応答します。 初期設定を保存する場合は、2 を入力します。
      [0] Go to the IOS command prompt without saving this config.
      [1] Return back to the setup without saving this config.
      [2] Save this configuration to nvram and exit.
      Enter your selection [2]: 2
      Building configuration...
      Use the enabled mode 'configure' command to modify this configuration.
      Press RETURN to get started! RETURN

      ユーザ プロンプトが表示されます。

      myrouter>

      設定を保存するようにプロンプトが表示されます。

      • no と答えると、入力した設定情報は保存されません。また、音声ゲートウェイ イネーブル プロンプト(Router#)に戻ります。 setup と入力すると、System Configuration Dialog に戻ります。

      • yes と答えると、設定は保存され、ユーザ EXEC プロンプト(Router>)に戻ります。

      ステップ 13   設定を保存するには、yes と入力します。 次のメッセージが表示されます。
      Use this configuration? {yes/no} : yes
      
      Building configuration...
      Use the enabled mode 'configure' command to modify this configuration.
      
      Press RETURN to get started!
      
      %LINK-3-UPDOWN: Interface Ethernet0/0, changed state to up
      %LINK-3-UPDOWN: Interface Ethernet0/1, changed state to up
      %LINK-3-UPDOWN: Interface Serial0/0/0, changed state to up
      %LINK-3-UPDOWN: Interface Serial0/0/1, changed state to down
      %LINK-3-UPDOWN: Interface Serial0/2, changed state to down
      %LINK-3-UPDOWN: Interface Serial1/0, changed state to up
      %LINK-3-UPDOWN: Interface Serial1/1, changed state to down
      %LINK-3-UPDOWN: Interface Serial1/2, changed state to down
      
      <Additional messages omitted.>
      ステップ 14   画面にメッセージの停止が表示されたら、Return を押すと Router> プロンプトが表示されます。

      Router> プロンプトは、コマンドライン インターフェイス(CLI)を実行中で、初期設定を完了したことを示します。

      この段階では、次の 2 つのオプションがあります。

      • もう一度 setup コマンド機能を実行し、別の設定を作成します。

        Router> enable
        Password: password
        Router# setup
      • CLI を使用して、既存の設定を変更するか、追加の機能を設定します。

        Router> enable
        Password: password
        Router# configure terminal
        Router(config)#

      Cisco Configuration Professional Express の使用

      Cisco Configuration Professional Express Web ベース アプリケーションを使用して、ルータの初期設定を指定します。 手順の詳細については、『Cisco Configuration Professional Express User Guide』(http:/​/​www.cisco.com/​c/​en/​us/​td/​docs/​net_mgmt/​cisco_configuration_professional_express/​v2_7/​guides/​userguide/​ccp_​express_​EndUser_​Guide.html)を参照してください。

      Cisco IOS CLI の使用:手動設定

      はじめる前に

      ここでは、コマンドライン インターフェイス(CLI)にアクセスして Cisco VG310 または Cisco VG320 で初期設定を実行する方法について説明します。

      システム設定ダイアログ メッセージが表示されない場合は、デフォルトのコンフィギュレーション ファイルが音声ゲートウェイに出荷前にインストールされています。 音声ゲートウェイを設定するには、Cisco Configuration Professional Express の使用を参照してください。

      手順
        ステップ 1   次のシステム メッセージが表示される場合は、応答として no を入力します。

        例:
        --- System Configuration Dialog ---
        
        At any point you may enter a question mark '?' for help.
        Use ctrl-c to abort configuration dialog at any prompt.
        Default settings are in square brackets '[]'.
        
        Would you like to enter the initial configuration dialog? [yes/no]: no
        ステップ 2   Return を押して自動インストールを終了し、手動設定を続行します。
        Would you like to terminate autoinstall? [yes] Return

        いくつかのメッセージが表示され、次のような行で終わります。

        ...
        Copyright (c) 1986-2004 by cisco Systems, Inc.
        Compiled <date> <time> by <person>
        ステップ 3   Return を押すと Router> プロンプトが表示されます。
        ...
        flashfs[4]: Initialization complete.
        Router>
        ステップ 4   enable と入力して特権 EXEC モードを開始します。
        Router> enable
        Router#

        次の作業

        Cisco VG310 and Cisco VG320 Voice Gateways Software Configuration Guide』の「Using the Cisco IOS CLI to Perform Initial Configuration」の項を参照して、Cisco VG310 または Cisco VG320 で初期設定を完了してください。

        トラブルシューティング

        異常であるように思われる場合は、最初にすべてのケーブルと接続を確認します。 正常である場合は、特定の問題と解決方法について次の表を参照してください。

        設定の問題については、Cisco.com で『Cisco VG350, Cisco VG310 and Cisco 320 Voice Gateway Software Administration and Configuration Guide』を参照してください。

        表 1 Cisco VG310 および Cisco VG320 のトラブルシューティング

        症状

        考えられる原因

        修正措置

        電源 LED およびファンがオフである

        電源が切られています。

        シャーシの電源を入れます。

        電源コードに障害があります。

        電源ケーブルを確認し、必要に応じて交換します。

        電源に障害があります。

        入力電源を確認し、必要に応じて修正します。

        内部電源に障害があります。

        シスコまたはシスコの販売代理店に連絡します。

        電源 LED がオンでファンがオフである

        Cisco VG310 または Cisco VG320 に障害があります。

        シスコ1 のテクニカル サービス センターまたはシスコの販売代理店に連絡します。

        電源 LED がオフでファンがオンである

        Cisco VG310 または Cisco VG320 に障害があります。

        シスコ1 またはシスコの販売代理店に連絡します。

        Cisco VG310 または Cisco VG320 から初期化応答がない

        モデムのコンソール端末に障害があります。

        モデムまたは端末を確認し、必要に応じて交換します。

        端末への配線に障害があります。

        ケーブルを確認し、必要に応じて交換します。

        Cisco VG310 または Cisco VG320 に障害があります。

        シスコ1 またはシスコの販売代理店に連絡します。

        ユニットが一定期間動作した後で停止する

        過熱しています。

        シャーシの換気を確認します。

        Cisco VG310 または Cisco VG320 に障害があります。

        シスコ1 またはシスコの販売代理店に連絡します。

        コンソール画面がフリーズする

        コンソールに障害があります。

        コンソールをリセットするか、交換します。

        ソフトウェア エラー。

        電源投入の手順を繰り返します。

        Cisco VG310 または Cisco VG320 に障害があります。

        シスコ1 またはシスコの販売代理店に連絡します。

        1Obtaining Technical Assistance」を参照してください。