Cisco Prime Collaboration Assurance Guide - Standard, 10.0
Performing Backup and Restore
Performing Backup and Restore

Performing Backup and Restore

Prime Collaboration では、データをバックアップおよび復元できます。 Prime Collaboration のユーザ インターフェイスを使用して、定期的なバックアップをスケジュールしたり、管理ユーザ(CLI ユーザ)としてシステムにログインし、バックアップ コマンドを手動で実行したりできます。 ただし、管理ユーザとしてシステムにログインし、手動で復元コマンドを実行する必要があります。


(注)  


  • CLI は SSH を介してのみサポートされます。telnet はサポートされません。 Prime Collaboration Assurance に使用されるポートは 26 で、Prime Collaboration Provisioning では 22 です。

  • application stop cpcm コマンドは、実行完了までに 10 分、application start cpcm コマンドは実行完了までに 10 ~ 15 分かかります。


バックアップと復元の概要

Prime Collaboration Assurance アプリケーションおよび Prime Collaboration Provisioning アプリケーション(UI)は統合されていますが、Assurance サーバと Provisioning サーバのそれぞれでバックアップを実行する必要があります。

このガイドでは、Prime Collaboration Assurance によるバックアップおよび復元だけを扱います。 Prime Collaboration Provisioning のバックアップと復元については、『Cisco Prime Collaboration 10.0 Provisioning Guide』の「Provisioning Database Backup and Restore(Provisioning データベースのバックアップと復元)」の章を参照してください。


(注)  


このセクションのすべての情報が、Prime Collaboration Assurance Standard モードに適用できるわけではありません。 標準および拡張モードでの機能サポートに関する情報については、Standard および Advanced Prime Collaboration Assuranceを参照してください。

Prime Collaboration Assurance では、次のパージ ポリシーを使用しています。

  • 1 日以上経過したすべてのセッション統計とエンドポイント統計データはパージされます。 詳細については、『Cisco Prime Collaboration 10.0 Assurance Guide - Advanced. Prime Collaboration 10.0 』の「Monitoring Sessions(モニタリング セッション)」の項を参照してください。

  • 14 日以上経過したすべてのセッション情報とトラブルシューティング情報は、1 時間に 1 回パージされます。 詳細については、『Cisco Prime Collaboration 10.0 Assurance Guide - Advanced』 の「Diagnostics for Video Endpoints(ビデオエンドポイントの診断)」の項を参照してください。.

  • 30 日以上経過したコール品質のイベント履歴および音声/ビデオ電話の監査レポート データは、パージされます。 詳細については、『Cisco Prime Collaboration 10.0 Assurance Guide - Advanced 』の「Voice Reports(音声レポート)」の項を参照してください。.

  • 14 日以上経過したクリア済みアラームおよびイベントは、1 時間に 1 回パージされます。 アラームがパージされると、すべての関連イベントもパージされます。 アクティブなイベントとアラームはパージされません。 詳細については、「概要」を参照してください。

  • 14 日以上経過しており、ステータスが完了済み、失敗、またはキャンセルのジョブは、1 時間に 1 回パージされます。

バックアップと復元サービスを使用して、データベース、コンフィギュレーション ファイル、ログ ファイルをリモート ロケーションとローカル ディスクのいずれかにバックアップできます。 バックアップ サービスでバックアップされるのは次のフォルダのファイルです。

フォルダ名

データのタイプ

emms database

データベース

cpcm/conf

コンフィギュレーション ファイル

cpcm/export

トラブルシューティングとエンドポイント利用率レポート

cpcm/logs および tomcat/logs

Assurance アプリケーションと Tomcat ログ ファイル

jre/lib/security

キーストア ファイル


(注)  


データのバックアップは、Prime Collaboration Assurance サーバの管理対象デバイスの数によって、時間がかかる場合があります(最大で 12 時間)。 この操作によって Prime Collaboration Assurance UI パフォーマンスが大幅に低下するため、バックアップのスケジュールは業務時間外に設定することを推奨します。

Prime Collaboration のユーザ インターフェイスを使用したスケジュール バックアップ

ユーザ インターフェイスから Assurance および Provisioning の両方にバックアップをスケジュールし、実行できます。 バックアップの作成に、SFTP、FTP、またはローカル接続を使用できます。

バックアップするには、管理者としてログインする必要があります。

新しいバックアップ ジョブを作成するには:


    ステップ 1   [Administration] > [Backup Management] を選択します。
    ステップ 2   [Backup Management] ページで、[New] をクリックします。
    ステップ 3   バックアップ ジョブの名前を入力します。

    バックアップ名が指定されていない場合、[Backup Title] フィールドは、デフォルトにより日付スタンプに設定されます。

    ステップ 4   バックアップ カテゴリを選択します。
    ステップ 5   接続設定を入力します。

    バックアップの作成に、SFTP、FTP、またはローカル接続を使用できます。

    FTP または SFTP を選択した場合は、次の詳細情報を入力します。

    • バックアップ ファイルの格納先サーバの IP アドレス

    • バックアップの場所へのパス

    • ポート(SFTP の場合のみ)

    • ユーザ名

    • パスワード

    資格情報を使用して SFTP または FTP 接続をテストするには、[Test] をクリックします。

    ローカルを選択した場合は、ローカル マシンにバックアップ ファイルを保存する場所を指定します。

    ローカル バックアップの場合は、[Backup History] ドロップダウン リストを使用して、保存するバックアップ ファイルの数を指定できます。 デフォルトでは、最後の 2 個のバックアップ ファイルが保存されます。 最大で 9 個のバックアップ ファイルを保存できます。

    ステップ 6   バックアップ開始時刻および繰り返し間隔を指定します。

    日付の選択に表示される時刻は、クライアント ブラウザの時刻です。

    ステップ 7   (オプション)バックアップ ステータス通知の送信先となる電子メール ID を入力します。 カンマで電子メール ID を区切る必要があります。
    ステップ 8   [Save] をクリックします。

    スケジュール設定したバックアップ ジョブが [Backup Management] ページに一覧表示されます。

    [Run Now] をクリックすると、即座にバックアップを実行できます。


    CLI を使用したバックアップ

    CLI を使用したバックアップと復元は、次の方法で実行できます。

    • システムのデータのバックアップを作成し、同じシステムで復元します。詳細については、「同じシステムでの復元」を参照してください。

    • システムのデータのバックアップを作成し、別のシステムで復元します。詳細については、「新しいシステムでの復元」を参照してください。

    同じシステムでの復元

    ここでは、データをバックアップし、同じシステムで復元する処理について説明します。

    FTP、SFTP、または TFTP サーバへのリポジトリの作成

    データのバックアップ前にリポジトリを作成する必要があります。 デフォルトでは、バックアップ サービスは *.tar.gpg ファイルを設定されたリポジトリに作成します。 バックアップされたファイルは圧縮形式になっています。 CD-ROM、ディスク、HTTP、FTP、SFTP または TFTP にあるリポジトリを使用できます。

       コマンドまたはアクション目的
      ステップ 1インストール中に作成したアカウントを使用して Prime Collaboration Assurance サーバにログインします。 デフォルトのログインは admin です。    
      ステップ 2次のコマンドを入力してディスクにリポジトリを作成します。  
      admin# config t
      admin(config)# repository RepositoryName
      admin(config-Repository)# url ftp://ftpserver/directory
      admin(config-Repository)# user UserName password {plain | hash} Password
      admin(config-Repository)# exit
      admin(config)# exit

      それぞれの説明は次のとおりです。

      • RepositoryName とは、ファイルをバックアップする場所を指します。 この名前には最大 30 文字までの英数字を指定できます。

      • ftp://ftpserver/directory とは、FTP サーバおよびサーバ上のディレクトリで、ここにファイルを転送します。 FTP の代わりに SFTP、HTTP、ディスク、または TFTP を使用することもできます。

      • UserName および {plain | hash} Password とは、FTP、SFTP、または TFTP サーバのユーザ名とパスワードです。 hash は暗号化されたパスワードを指定し、plain は暗号化されていない、プレーンテキスト パスワードを指します。

        次に例を示します。

        admin# config t
        admin(config)# repository tmp
        admin(config-Repository)# url ftp://ftp.cisco.com/incoming
        admin(config-Repository)# user john password plain john!23
        admin(config-Repository)# exit
        admin(config)# exit
       

      データのバックアップ

      リポジトリを作成後、Prime Collaboration Assurance サーバに admin としてログインし、次のコマンドを実行してデータをバックアップします。

      admin# backup Backupfilename repository RepositoryName application cpcm
      

      それぞれの説明は次のとおりです。

      • Backupfilename:バックアップ ファイル名(拡張子 .tar.gpg なし)。 この名前には最大 100 文字までの英数字を指定できます。

      • RepositoryName:ファイルをバックアップする場所。 この名前には最大 30 文字までの英数字を指定できます。

      バックアップが完了すると、次のメッセージが表示されます。

      % Creating backup with timestamped filename: Backupfilename-Timestamp.tar.gpg
      

      % Creating backup with timestamped filename: Backupfilename-Timestamp.tar.gpg

      バックアップ ファイルには、サフィックスとして末尾にタイム スタンプ(YYMMDD-HHMM)とファイル拡張子 .tar.gpg が付され、リポジトリに保存されます。 次に例を示します。

      
      admin# backup cmbackup repository tmp application cpcm
      

      バックアップが完了すると、次のメッセージが表示されます。

      
      % Creating backup with timestamped filename: cmbackup-110218-0954.tar.gpg
      

      データの復元

      データを復元するには、Prime Collaboration Assurance サーバに admin としてログインし、次のコマンドを実行します。

      admin# restore Backupfilename repository RepositoryName application cpcm

      ここで、Backupfilename は、サフィックスとして末尾にタイムスタンプ(YYMMDD-HHMM)とファイル拡張子 .tar.gpg が付された、バックアップ ファイルの名前です。

      次に例を示します。

      
      admin# restore cmbackup-110218-0954.tar.gpg repository tmp application cpcm
      

      新しいシステムでの復元

      Prime Collaboration では、システムのデータをバックアップし、システム全体に障害が発生した場合に別のシステムでデータを復元することができます。

      ファイルをバックアップする前に、バックアップを実行するシステムの「qovr」データベース インスタンス パスワードを変更し、(ファイルの復元を実行する)新しいシステムで同じパスワードを使用します。

      バックアップの作成プロセスは「同じシステムでの復元」の場合と同じです。また、「FTP、SFTP、または TFTP サーバでのリポジトリの作成」も参照してください。

      バックアップの前に、実行中のシステムの「qovr」データベース インスタンス パスワードを変更するには、以下を実施します。


        ステップ 1   システムに root ユーザとしてログインします。
        ステップ 2   Prime Collaboration Assurance サーバを停止します。
        
        /opt/emms/emsam/bin/cpcmcontrol.sh stop
        

        (プロセスが完了するのに 10 分かかります)

        ステップ 3   次のコマンドを実行します。
        
        perl opt/CSCOpx/bin/dbpasswd.pl dsn=qovr npwd=”new password”
        

        ファイルを復元する新しいシステムでこの新しい qovr データベース パスワードを使用します。

        ステップ 4   Prime Collaboration Assurance サーバを起動します。
        
        /opt/emms/emsam/bin/cpcmcontrol.sh start
        

        (プロセスが完了するのに 15 分かかります)

        ステップ 5   管理者としてログインし、「データのバックアップ」の説明に従ってバックアップを実行します。 また、「FTP、SFTP、または TFTP サーバでのリポジトリの作成」も参照してください。

        次の作業

        別のシステムからのバックアップを復元するには、次の前提条件が満たされている必要があります。

        • データの復元先のシステムには、バックアップされたシステムと同じ MAC アドレスが必要です(IP アドレスとホスト名は違っていてもかまいません)。

          システム(バックアップされた元のシステム)の MAC アドレスを別のシステムに割り当てることができない場合は、Cisco TAC に新しいライセンス ファイル(新しい MAC アドレス用)に関する情報をお問い合わせください。

        • バックアップを実行するシステムの「qovr」データベース インスタンス パスワードを変更し、(ファイルの復元を実行する)新しいシステムで同じパスワードを使用します。

        別のシステムからのバックアップを復元するには、管理者としてログインし、「データの復元」に従って復元を実行します。


        (注)  


        復元後にすべてのデバイスを再検出する必要があります。

        リポジトリ データの一覧表示

        リポジトリ内のデータをリストするには、Prime Collaboration Assurance サーバに admin としてログインし、次のコマンドを実行します。

        admin# show repository RepositoryName
        

        次に例を示します。

        
        admin# show repository tmp
        cmbackup-110218-0954.tar.gpg
        admin#
        

        バックアップ履歴の確認

        バックアップ履歴を確認できます。 Prime Collaboration Assurance サーバに admin としてログインし、次のコマンドを実行します。

        admin# show backup history

        次に例を示します。

        
        admin# show backup history
        Fri Feb 18 09:54:39 UTC 2011: backup cmbackup-110218-0954.tar.gpg to repository
        temp: success
        Fri Feb 18 18:29:48 UTC 2011: backup cmbackup-110218-1829.tar.gpg to repository
        tmp: success
        admin#