会議 : Cisco TelePresence Content Server

QuickTime Media Server からストリー ミングを行うための Cisco TelePresence Content Server の設定

QuickTime Media Server からストリーミングを行うための Cisco TelePresence Content Server の設定
発行日;2012/03/29 | 英語版ドキュメント(2011/02/24 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf | フィードバック

目次

QuickTime Media Server からストリーミングを行うための Cisco TelePresence Content Server の設定

内容

概要

QuickTime ストリーミング サーバの設定

ライブ ユニキャスト ストリーミング用の設定

オンデマンド ストリーミング用の設定

TelePresence コンテンツ サーバの設定

メディア サーバの作成

テンプレートの作成

レコーディング エイリアスの作成

免責および通告

マニュアルの入手方法およびテクニカル サポート

QuickTime Media Server からストリーミングを行うための Cisco TelePresence Content Server の設定

OL-24510-01-J

概要

この配備ガイドは、TelePresence Content Server と外部 QuickTime ストリーミング サーバをライブ ユニキャストおよびオンデマンド ストリーミング用に設定するためのガイドラインとなるように設計されています。これらのガイドラインは、リリース 5.0 を実行しているコンテンツ サーバ用です。

コンテンツ サーバのデフォルトのインストールでは、ローカル IIS Web サーバからの MPEG-4 の HTTP ベースのオンデマンド ストリーミング(プログレッシブ ダウンロードとも呼ばれる)のみがサポートされます。QuickTime や Darwin などの外部ストリーミング メディア サーバは、MPEG-4 コンテンツのライブ ユニキャスト、および完全な(RTSP)オンデマンド ストリーミング用にセットアップされている必要があります。

MPEG-4 コンテンツのライブ マルチキャスト ストリーミングでは、マルチキャスト ストリームがコンテンツ サーバから直接送信されるため、外部 QuickTime サーバは必要ありません。詳細については、『 Cisco TelePresence Content Server Release 5.0 Administration and User Guide 』を参照してください。

QuickTime ストリーミング サーバの設定

QuickTime ストリーミング サーバをセットアップするために必要な情報は、『QuickTime Streaming Server Administration』マニュアル、および QuickTime ストリーミング サーバ アプリケーション フォルダにある streamingserver.xml サンプル ファイルに入っています。

streamingserver.xml サンプル ファイルには、設定ファイル内の各要素についての説明があるため、大変参考になります。

このマニュアルでは、全体を通じて QuickTime ストリーミング サーバについて詳しく述べていますが、すべての情報は Darwin ストリーミング サーバにも直接関係しています。「ライブ ユニキャスト ストリーミング用の QTSS の設定」と「オンデマンド ストリーミング用の QTSS の設定」の項で詳しく説明している設定は、QuickTime ストリーミング サーバと Darwin ストリーミング サーバのどちらでも同じです。

ライブ ユニキャスト ストリーミング用の設定

QuickTime ストリーミング サーバをコンテンツ サーバからのメディアのライブ ストリーミング用にセットアップするには、次の手順に従います。


ステップ 1 QuickTime ストリーミング サーバ設定ファイル、/Library/QuickTimeStreaming/Config/streamingserver.xml を編集します。

ステップ 2 次のようにして、リフレクタ モジュールがブロードキャストを許可するようにします。

<MODULE NAME=”QTSSReflectorModule”>
<PREF NAME="allow_broadcasts" TYPE="Bool16">true</PREF>
</MODULE>
 

a. リフレクタ モジュール内のポート範囲設定を確認します。これらの数値は、後で TelePresence Content Server Web インターフェイスからメディア サーバを設定するときに必要になります。

<MODULE NAME=”QTSSReflectorModule”>
<PREF NAME=”maximum_static_sdp_port”>65535</PREF>
<PREF NAME=”minimum_static_sdp_port”>20000</PREF>
</MODULE>

) コンテンツ サーバから新しいメディア サーバのポートを指定する場合、始点は偶数にする必要があります。コンテンツ サーバは、2 つの同時ライブ コール用に最大 30 ポートを使用します。このモジュールで指定するポート範囲は、必ず、コンテンツ サーバの設定でサポートされるライブ コールの最大数をサポートできる十分な大きさにしてください。


ステップ 3 リフレクタ モジュールの IP 許可リストを検査して、コンテンツ サーバが、メディアを QuickTime ストリーミング サーバにプッシュできる IP 範囲内にあることを確認します。

<MODULE NAME=”QTSSReflectorModule”>
<PREF NAME=”ip_allow_list”>10.10.10.*</PREF>
<!-- or 10.10.10.* to specify a range etc -->
<!-- or 127.0.0.* to specify all IPs -->
<MODULE>

) * ワイルドカードを使用して IP 範囲を指定することも、単に 127.0.0.* を使用して、任意の IP アドレスでメディアを QuickTime ストリーミング サーバにプッシュできるようにすることも可能です。


ステップ 4 変更を streamingserver.xml に保存し、エディタを終了します。

ステップ 5 ライブ メディアを QuickTime ストリーミング サーバにプッシュするときに、コンテンツ サーバによる認証に使用する特定のユーザ アカウントを作成します。

コマンド ライン ユーティリティ qtpasswd を使用して、新しいユーザを作成してください。

qtpasswd -p password newuser

) コンテンツ サーバは、基本認証とダイジェスト認証の両方をサポートし、QuickTime ストリーミング サーバとの交渉によって各接続に適切な方式を決定します。


ステップ 6 新しく作成したユーザに、メディアを QuickTime ストリーミング サーバにプッシュする特権を与えます。そのためには、qtaccess ファイルを QuickTime ストリーミング サーバの Movies フォルダのルート レベルに作成します。デフォルトでは、このパスは /Library/QuickTimeStreaming/Movies/ です。

新しい qtaccess ファイルのコンテンツは、2 つのセクションに構造化されています。1 つは書き込み(プッシュ)特権で、もう 1 つは表示許可です。次の例では、認証済みのすべてのユーザ アカウントを使用してコンテンツを QuickTime ストリーミング サーバにプッシュできるようにし、すべての(認証済みでない)ユーザが QuickTime ストリーミング サーバからストリーミングされるコンテンツを表示できるようにしています。

<limit write>
require any-user
</limit>
require any-user
 

さらに、次のように <limit write> セクションを変更することにより、QuickTime ストリーミング サーバへの書き込み(プッシュ)特権を、作成した新しいユーザだけに特に制限できます。

<limit write>
require user newuser
</limit>
require any-user
 

または、次の例のように、作成した新しいグループだけに書き込み(プッシュ)権限を制限します。

<limit write>
require group newgroup
</limit>
require any-user
 

ステップ 7 QuickTime ストリーミング サーバの設定が完了しました。QuickTime ストリーミング サーバ内で新しいすべての設定がアクティブになるよう、サービスを停止して再起動します。


 

オンデマンド ストリーミング用の設定

コンテンツ サーバによって生成されたメディアをオンデマンドでストリーミングするために、QuickTime ストリーミング サービスのセットアップにさらに変更を加える必要はありませんが、コンテンツ サーバがメディアを QuickTime ストリーミング サーバに届ける何らかの手段が必要です。そのための標準的な方式は FTP です。

QuickTime ストリーミング サーバと同じサーバ上で FTP サービスが稼動し、その FTP サービスが QuickTime ストリーミング サービスの Movies フォルダに書き込む権限を持つようにします。これを実現する方法の詳細については、FTP サービスの管理マニュアルを参照してください。

TelePresence コンテンツ サーバの設定

これで QuickTime ストリーミング サーバはライブおよびオンデマンド ストリーミング用に設定されたため、その設定情報を使用して、コンテンツ サーバをセットアップする必要があります。

TCS をセットアップする手順を次に説明します。

「メディア サーバの作成」

「テンプレートの作成」

「レコーディング エイリアスの作成」

メディア サーバの作成

次の手順では、新しいメディア サーバをコンテンツ サーバ上に作成し、QuickTime ストリーミング サーバからのライブとオンデマンドのストリーミングをサポートします。一方のタイプのストリーミングだけをサポートすればよい場合は、適宜、手順に従ってライブ ストリーミング専用かオンデマンド専用のメディア サーバを作成します。


ステップ 1 [管理(Management)] タブから、[レコーディングのセットアップ(Recording setup)] > [メディア サーバ構成(Media server configurations)] と進みます。

ステップ 2 [QuickTime または Darwin ストリーミング サーバ構成を追加(Add QuickTime or Darwin Streaming Server)] をクリックして、新しい QuickTime メディア サーバを作成します。

ステップ 3 新しいメディア サーバの名前を入力し、サポートするストリーミングのタイプにチェック マークを付けます。[ライブ ユニキャスト ストリーミングのサポート(Support live unicast streaming)]、[ライブ マルチキャスト ストリーミングのサポート(Support live multicast streaming)]、[オンデマンドのサポート(Support on Demand)]、または 3 つすべてにチェック マークを付けることができます。

ステップ 4 [ライブ ユニキャスト ストリーミングのサポート(Support live unicast streaming)] にチェック マークを付けた場合は、次のようにします。

a. [ユニキャスト サーバ アドレス(Unicast server address)] フィールドに QuickTime ストリーミング サーバの IP アドレスをに入力します。

b. 「ライブ ユニキャスト ストリーミング用の設定」のステップ 3 で設定した範囲内で、[ストリーミング ポート範囲の開始(Streaming port range start)] の値を入力します。この値は偶数にする必要があります。コンテンツ サーバは最大 2 つのライブ同時コールのストリーミングに、このポートから始まる 30 ポートの範囲を使用します。

c. 「ライブ ユニキャスト ストリーミング用の設定」ステップ 6 で QTSS への書き込み権限を与えられたユーザ資格情報を入力します。

d. ほとんどの場合、新しいメディア サーバをセットアップするときは、[デフォルトのライブ URL を使用(Use default live URL)] をクリックすることをお勧めします。


) 代替のライブ URL の使用を選択するのは、QuickTime ストリーミング サーバのライブ ストリーミング URL に必要なパスまたはファイル名情報が、コンテンツ サーバによって生成されたものと異なることがわかっている場合(たとえば、CDN へのライブ ストリーミングの場合など)に限ってください。


ステップ 5 [ライブ マルチキャスト ストリーミングのサポート(Support live multicast streaming)] にチェック マークを付けた場合は、次のようにします。

a. [マルチキャスト IP アドレス(Multicast IP address)] フィールドに、コンテンツ サーバがストリームを送る宛先のマルチキャスト IP アドレスを入力します。選択したマルチキャスト IP アドレスは、ネットワーク内で使用中の他のマルチキャスト アドレスと競合するものであってはいけません。公開のインターネット上でマルチキャストを行う場合は、さらに考慮する事項があります。詳細については、ネットワーク管理者に問い合わせてください。

b. [ストリーミング ポート範囲の開始(Streaming port range start)] フィールドに、ライブ ストリーミング ポート範囲の最初のポート番号を入力します。設定値は 10000 ~ 65000 です。このポート番号は偶数にする必要があります。

c. [TTL] ドロップダウン メニューで、マルチキャストの Time To Live(TTL)のしきい値を選択します。

この値は、どれくらい先のネットワークまでマルチキャスト パケットを送信できるかをネットワークに指定するものです。デフォルトのしきい値は、LAN(TTL=32)です。値「サブネット」(TTL=1)は、パケットが最初のネットワーク ルータを通過しないことを意味し、クライアントがコンテンツ サーバと同じサブネット上にあれば、マルチキャストが無効となっているネットワークも含めて、どのようなネットワーク上でもマルチキャスト ストリームが認識されることを意味します。

それよりも大きな値、LAN(TTL=32)、WAN(64)、インターネット(128)、無制限(255)の有効性はネットワークの設定によって異なります。

ステップ 6 [オンデマンドのサポート(Support on demand)] にチェック マークを付けた場合は、メディアをコンテンツ サーバから QuickTime ストリーミング サーバに移動する必要があります。そのための標準的な方式は、File Transfer Protocol(FTP; ファイル転送プロトコル)です。[オンデマンド設定(On demand settings)] セクションで、[ムービーをロケーションに FTP 転送(FTP movies to location)] をクリックし、必要な FTP サーバ情報を入力します。

a. [サーバ アドレス(Server address)] に、FTP サーバの IP アドレスを入力します。

b. デフォルトの FTP ポートは 21 です。

c. [ディレクトリ(Directory)] フィールドを空のままにした場合、メディアは FTP サーバのルート フォルダに置かれます。

d. FTP ユーザ用のアカウントに FTP サーバへの書き込み権限があることを確認してください。

e. [オンデマンド URL(On demand URLs)] セクションでは、[デフォルトのオンデマンド URL を使用(Use default on demand URLs)] をクリックすることをお勧めします。

代替のオンデマンド URL を入力するのは、ストリーミング サーバに必要なパスまたはファイル名情報が、コンテンツ サーバによって生成されたものと異なる場合に限ってください。

ステップ 7 [保存(Save)] をクリックします。


 

テンプレートの作成

これで QuickTime ストリーミング サーバからのストリーミングをサポートするメディア サーバの作成が完了しました。このメディア サーバをコンテンツ サーバ テンプレートの中で使用する必要があります。同じメディア サーバを複数のテンプレートで使用できます。


ステップ 1 [管理(Management)] タブから、[レコーディングのセットアップ(Recording setup)] > [テンプレート(Templates)] と進みます。

ステップ 2 [テンプレートの追加(Add template)] をクリックして、新しいテンプレートを作成します。

ステップ 3 [名前(Name)] フィールドに、テンプレートの名前を入力します。

ステップ 4 [コンテンツ サーバ Web インターフェイスで表示可能(Viewable in the Content Server web interface)] にチェック マークを付けます。

ステップ 5 [コンテンツ サーバ Web インターフェイスで表示する出力(Outputs to view in the Content Server web interface)] セクションで、いずれかの表示レイアウトをクリックします。

ステップ 6 [オン デマンド(On demand)] セクションで、次のようにします。

a. 使用可能なフォーマットから、[MPEG-4 for QuickTime] をクリックします。

b. [サイズ(Sizes)] のオプション([音声のみ(Audio only)]、[小(Small)]、[中(Medium)]、または [大(Large)])の 1 つまたは 2 つをクリックします。

ステップ 7 [MPEG-4 for QuickTime] の [オンデマンド メディア サーバ設定(On demand media server settings)] で、QuickTime ストリーミング サーバからのオンデマンド ストリーミングをサポートするメディア サーバを選択します。

ステップ 8 コールをライブ ストリーミングに使用可能にする場合は、[ライブ ストリーム(Live stream)] にチェック マークを付けます。ドロップダウン メニューから選択したライブ ストリーミングのフォーマットが、[MPEG-4 for QuickTime] であることを確認します。

ステップ 9 [ライブ メディア サーバ設定(Live media server settings)] セクションで、QTSS からのライブ ストリーミングをサポートするメディア サーバを選択します。

ステップ 10 [保存(Save)] をクリックします。


 

レコーディング エイリアスの作成

これで QuickTime ストリーミング サーバからのストリーミング用テンプレートができました。コンテンツ サーバ上にこのテンプレートを使用するレコーディング エイリアスを作成する必要があります。同じテンプレートを複数のレコーディング エイリアスで使用できます。


ステップ 1 [管理(Management)] タブから、[レコーディングのセットアップ(Recording setup)] > [レコーディング エイリアス(Recording aliases)] に進み、レコーディング エイリアスを追加または編集します。

ステップ 2 レコーディング エイリアスの名前を入力し、QTSS からのストリーミングをサポートするコンテンツ サーバ テンプレートを選択します。

ステップ 3 [保存(Save)] をクリックします。


 

これで、コンテンツ サーバを QuickTime ストリーミング サーバからのストリーミング用に設定できました。作成したレコーディング エイリアスでテスト コールを実行し、設定を確認してください。

免責および通告

このマニュアルの目的は、コンテンツ サーバの使用と設定に際して読者をサポートすることです。シスコおよび他の製造元の製品の機能は時間とともに変化するため、必要な設定がここで示したものと異なる場合があります。

テクニカル サポートが必要な場合は、シスコの正規代理店にお問い合わせください。

製品の仕様およびこのマニュアルに記載されている情報は、随時、シスコによって予告なしに変更される場合があります。

このマニュアルに記載された情報については、漏れがなく正確なものとなるよう十分な注意が払われていますが、内容に誤りまたは不正確な記述があったとしてもシスコは責務または法的責任を負いません。

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マニュアルの入手方法およびテクニカル サポート

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http://www.cisco.com/en/US/docs/general/whatsnew/whatsnew.html

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