Cisco TelePresence System 500-32 インストレーション / 初回セットアップ/ 現場交換可能なユニット ガイド
初期設定
初期設定
発行日;2012/06/17 | 英語版ドキュメント(2012/05/11 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 16MB) | フィードバック

目次

初期設定

システムの初期設定

静的に割り当てられた IP アドレスを CiscoTelePresence System に使用するネットワークについての重要な注意

初期設定ウィザードを使用してシステムを設定する

DHCP を使用しないネットワークでのスタティック IP アドレスの設定

コマンドライン インターフェイスのコマンドを使用してスタティック IP アドレスを設定する

CiscoTelePresence System GUI を使用してスタティック IP アドレスを設定する

カメラのカラー バランスの問題のトラブルシューティング

ユーザの大きさを変更するためのカメラ レンズの調整

この手順の目的について

必要な工具と資材

カメラのズームとフォーカスの調整

手動による初期設定

システムの起動と CiscoTelePresence Administrative GUI へのログイン

ディスプレイの設定

カメラの設定

スピーカーが正常に機能していることの確認

マイクが正常に機能していることの確認

照明器具のテスト

初期設定

この章では、Cisco TelePresence System 500-32(CTS-500-32)の組み立てと初期設定を実行する手順について説明します。この章の内容は次のとおりです。

「システムの初期設定」

「静的に割り当てられた IP アドレスを Cisco TelePresence System に使用するネットワークについての重要な注意」

「初期設定ウィザードを使用してシステムを設定する」

「DHCP を使用しないネットワークでのスタティック IP アドレスの設定」

「カメラのカラー バランスの問題のトラブルシューティング」

「ユーザの大きさを変更するためのカメラ レンズの調整」

「手動による初期設定」


) 本製品のディスプレイには水銀が含まれています。各地域、都道府県、政府の法律に従って廃棄してください。


システムの初期設定

CTS-500-32 を初期設定するには、次の手順を実行します。


) このドキュメントでは、システム管理者がこのシステムの MAC アドレスを Cisco Unified Communications Manager(Unified CM)に入力しており、この Cisco TelePresence システムをデバイスとして Unified CM に登録していることを前提としています。Unified CM におけるシステムの設定の詳細については、『Cisco Unified Communications Manager Configuration Guide for the Cisco TelePresence System』を参照してください。


静的に割り当てられた IP アドレスを Cisco TelePresence System に使用するネットワークについての重要な注意

ネットワークで Dynamic Host Configuration Protocol(DHCP)を使用せず、システムにスタティック IP アドレスを使用する場合は、「コマンドライン インターフェイスのコマンドを使用してスタティック IP アドレスを設定する」の手順に従い、コマンドライン インターフェイス(CLI)のコマンドを使用してスタティック IP アドレスを設定します。その後で「初期設定ウィザードを使用してシステムを設定する」の手順を続けます。


) ウィザードを使用するには、IP アドレスの割り当てに CLI を使う必要があります。Cisco TelePresence System GUI を使用して IP アドレスを設定する場合は、ウィザードは使用できないため、「手動による初期設定」の手順を使用してシステムを設定します。


初期設定ウィザードを使用してシステムを設定する

初期設定ウィザードを使用してシステムを設定するには、次の手順を実行します。


) 設定の最中にエラーが表示された場合には、エラーの望ましい解決のためにいくつかの手順に記載されている注を参照してください。



ステップ 1 システムのオン/オフ スイッチをオンにします。

図 4-1 オン/オフ スイッチの場所

 


ヒント 図 4-1 に示すように、オン/オフ スイッチは支柱の下の部分にあります。

ディスプレイの右下に緑色のチェック マークが表示され、システムが初期化中であることが示されます。6 つのチェック マークが表示されるとシステムの初期化が完了します。図 4-2 では、コーデックがブートしている最中のため、6 つのうち 4 つのチェック マークがチェックされています。

6 つのチェック マークのうち 1 つでも表示されない場合は、次のリストを使用して問題をトラブルシューティングします。

4 つめのチェック マークが表示されない場合、システムがネットワークに接続されていない可能性があります。ネットワーク ポートおよびネットワーク ポートに接続されているイーサネット ケーブルを確認します。システムで Dynamic Host Configuration Protocol(DHCP)による IP アドレスの自動割り当てを行わない場合、「DHCP を使用しないネットワークでのスタティック IP アドレスの設定」に記載されているようにスタティック IP アドレスを設定する必要があります。

最後のチェック マークが赤い「X」で表示された場合、コンパクト フラッシュ エラーが発生しています。このエラーが発生した場合、シスコのテクニカル サポートにお問い合わせください。

図 4-2 ブートの進行中

 

ステップ 2 初期化が完了したら、図 4-3 に示されているように、画面中央に表示されている IP アドレスを書き留めておきます。この情報は、Cisco TelePresence System Administration にログインするときに使用します。この IP アドレスは、Cisco TelePresence System Administration にログインするか、セキュア シェル(SSH)を使用して CTS-500-32 にログインするまで表示されます。

図 4-3 システム IP アドレス

 

ステップ 3 アドレスを書き留めます。

ステップ 4 ネットワークに接続されているコンピュータでインターネット ブラウザを開きます。


) 初期セットアップ ウィザードには Internet Explorer バージョン 6、7、8、または Firefox バージョン 3.x を使用できます。


ステップ 5 ステップ 3 の IP アドレスをブラウザのアドレス バーに入力します。

初期設定ウィザードが開き、ウェルカム画面が表示されます。

図 4-4 初期設定のウェルカム画面

 

ステップ 6 [Start] をクリックしてウィザードを開始します。

[Phone Verification] 画面が表示されます。

図 4-5 [Phone Verification] 画面

 

ステップ 7 [Next] をクリックして、先に進みます。

電話確認プログラムによってシステムの接続性が確認されます。このプログラムが正常に終了すると、[Phone Verification Complete] 画面が表示されます。

図 4-6 [Phone Verification Complete] 画面

 


) 電話の確認に失敗する場合は、このシステム用の Cisco Unified Communications Manager サーバの TFTP のアドレスと異なる TFTP サーバのアドレスを DHCP が動的に割り当てたことが、1 つの原因として考えられます。この問題を修復するには、次の手順を実行します。

a. 初期設定ウィザードを [System Verification Complete] 画面まで進めて終了します。

b. [CTS Admin UI] をクリックして、Cisco TelePresence System GUI に入ります。

c. ユーザ名とパスワードを入力します。

デフォルトでは、ユーザ名は admin 、パスワードは cisco です。

d. [Unified CM Settings] に移動します。

e. [Specify] オプション ボタンをクリックします。

このボタンをクリックすると、TFTP サーバの IP アドレスを変更できるようになります。

f. TFTP サーバを、このシステムで有効な TFTP サーバのアドレスに変更します。

g. [Apply] をクリックします。


 

ステップ 8 [Next] をクリックして、先に進みます。

[Display Verification] 画面が表示されます。

図 4-7 [Display Verification] 画面

 

ステップ 9 ディスプレイに表示される画像が、ウィザードに表示されている画像と同じであることを確認します。

ステップ 10 画像が一致する場合は、[Next] をクリックします。


) この時点で初期設定ウィザードの左側にある [Eye Height Setup] チェックリストにチェック マークが付きますが、場合によってはチェック マークが付かないことがあります。この状態でもシステムに問題はありません。


[Eye Height Setup] 画面が表示され、ディスプレイに緑色の長方形が表示されます。

図 4-8 [Eye Height Setup] 画面

 

ステップ 11 目が緑色の長方形の中央の位置になるように画面を調整します。

ステップ 12 画面に表示される緑色の長方形が CTS-500-32 ユーザの目の高さになるように CTS-500-32 を上下させます。


) 高さを調整するときはシステムの端を持たないでください。図 4-9 に示すようにシステムの上を持ってください。



ヒント ユーザがその場にいない場合は、平均的な目の高さに合わせます。

図 4-9 システムの高さの調整

 

ステップ 13 [Next] をクリックします。

[Camera Setup] 画面が表示され、ディスプレイに赤い長方形が表示されます。

図 4-10 [Camera Setup] 画面

 

ステップ 14 アクセサリ キットからカメラ ターゲットを取り出し、画面の赤い長方形の枠の中に配置します。

ステップ 15 [Next] をクリックします。

カメラの設定が始まり、経過表示バーが表示されます。設定が完了すると、画面のちらつきの例を示した画面が表示されます。

図 4-11 カメラ設定のターゲットのちらつきのサンプル画面

 

ステップ 16 ディスプレイ上のカメラ ターゲットがウィザードの例のようにちらついて見える場合は、[Yes] をクリックします。それ以外の場合は、[No] をクリックします。


) 電源周波数が 50 ヘルツ(Hz)の国(米国、カナダ、メキシコ以外の国)では、画面のちらつきが目立つ場合があります。[Yes] をクリックしてちらつき低減機能を有効にした場合、ちらつきは低減されるかまたはなくなりますが、画像の品質は低下します。ちらつきを解消するには、施設の蛍光灯に磁気安定器ではなく、電子安定器を使用します。蛍光灯の安定器を変更した後で、[50 Hz Flicker Reduction] フィールドの [Disable] オプション ボタンをクリックします。


ステップ 17 [Next] をクリックして、先に進みます。

[Camera Setup Complete] 画面が表示されます。


) カメラ設定に失敗した場合、会議室が暗すぎる可能性があります。この場合、会議室の照明を増やして、[Try Again] をクリックし、カメラ設定の手順に戻ります。


図 4-12 [Camera Setup Complete] 画面

 

ステップ 18 [Next] をクリックします。

ステップ 19 [Audio Verification] 画面が表示されます。

図 4-13 [Audio Verification] 画面

 

ステップ 20 [Next] をクリックしてオーディオ確認プログラムを開始します。

このテストの間、テスト開始のトーン、ホワイト ノイズ、テスト終了のトーンが聞こえます。

オーディオの確認が正常に終了すると、ウィザードは [Audio Verification Complete] 画面を表示します。

図 4-14 [Audio Verification Complete] 画面

 


) オーディオ設定に失敗した場合は、[Try Again] をクリックしてテストを再実行します。


ステップ 21 [Next] をクリックして、先に進みます。

[VGA Verification] 画面が表示されます。このテストでは、ビデオが共有プレゼンテーション用に動作するか確認します。

図 4-15 [VGA Verification] 画面

 

ステップ 22 CTS-500-32 がビデオ プレゼンテーションを正常に共有できるか確認するには、VGA-to-VGA 入力ケーブルを CTS-500-32 から外部プレゼンテーション デバイス(PC など)に接続します。

この手順を省略するには、[Skip] をクリックします。この場合、システムでプレゼンテーションの共有はできません。


ヒント VGA-to-VGA ケーブルがシステムに接続されていることを確認します。この接続については、図 2-12 の 7 番に示されています。


) プレゼンテーションのデフォルトの解像度は 1024 x 768 @ 60 Hz です。プレゼンテーションを正常に共有するために、プレゼンテーション デバイスの解像度プロパティの変更が必要になる場合があります。


ステップ 23 [Next] をクリックして、外部プレゼンテーションの確認を開始します。

システムの確認が完了すると、[System Verification Complete] 画面が表示されます。

図 4-16 [System Verification Complete] 画面

 

この画面では、システム設定のステータスが表示されます。


) システム設定で何か問題が検出された場合には、「手動による初期設定」の手順に従って手動でシステムを設定できます。



 

DHCP を使用しないネットワークでのスタティック IP アドレスの設定

ここでは、スタティック IP アドレスを使用してネットワークを設定する手順について説明します。この項の内容は次のとおりです。

「コマンドライン インターフェイスのコマンドを使用してスタティック IP アドレスを設定する」

「Cisco TelePresence System GUI を使用してスタティック IP アドレスを設定する」

コマンドライン インターフェイスのコマンドを使用してスタティック IP アドレスを設定する

CLI コマンドを使用してスタティック IP アドレスを設定するには、次の手順を実行します。初期設定ウィザードを使用してシステムの初期設定を行う場合は、この手順を使用します。


ステップ 1 システムのオン/オフ スイッチをオンにします。

図 4-17 オン/オフ スイッチの場所

 

ステップ 2 システム ディスプレイの右下部分に注意し、3 つのチェック マークが表示されるまで待ちます。図 4-2 に、6 つのうち 5 つのチェック マークの円が表示されている画面例を示します。


) コーデックの初期化に合わせて経過を表示する 6 つの円が画面の右下にあります。コーデックの初期化の成功に対応して円にチェック マークが表示されます。3 つ目のチェック マークが表示された後で、動的に割り当てられる IP アドレスを探すためにコーデックの初期化が停止します。4 つ目の枠はチェックされず、システムの初期化はあなたが IP アドレスを割り当てるまで終了しません。


ステップ 3 DHCP に対応した PC をコーデックのセカンダリ カメラ ポートに接続します。接続するポートは、図 4-18 の「To Document Camera」と表示されているイーサネット ポートです。

図 4-18 補助ネットワーク ポートの位置

 

ステップ 4 Cisco TelePresence システムがセッションに対して割り当てた IP アドレスを調べて書き留めます。


) Windows ベースの PC を使用している場合、[Search] ボックスに cmd と入力(または [Start] > [Run] をクリックして cmd と入力)して、ターミナル ウィンドウを開き、ipconfig と入力して、セッション IP アドレスを確認します。


ステップ 5 Secure Shell SSH などのセキュア クライアント プログラムを使用し、TelePresence システムとの CLI セッションを、IP アドレス xxx . xxx . xxx .1 を用いて開始します。

ここの
xxx . xxx . xxx は、セッション IP アドレスの最初の 3 オクテットです。

たとえば、セッション IP アドレスが 10.1.0.2 である場合、アドレスとして 10.1.0.1 を入力します。

デフォルトでは、ユーザ名は admin 、パスワードは cisco です。

ステップ 6 静的なネットワーク IP アドレスを設定するために、次のコマンドを入力します。

set network IP static ip-address ip-subnet ip-gateway [ dns-address 1][ dns-address2 ][ domain-name ]

ここの

ip-address は、システムの IP アドレスです

ip-subnet は、システムの IP サブネット マスクです

ip-gateway は、システムの IP ゲートウェイです

dns-address1 は、DNS サーバ 1 の IP アドレスです(オプション)

dns-address2 は、DNS サーバ 2 の IP アドレスです(オプション)

domain-name は、ネットワークのドメイン名です(オプション)

コマンドの例

次の例では、Cisco TelePresence システムの IP アドレスに 10.0.0.2 を、サブネットに 255.255.255.0 を、ゲートウェイに 10.0.0.1 を、DNS サーバに 172.16.1.5 を、ドメイン名に cisco.com を指定します。

admin:set network IP static 10.0.0.2 255.255.255.0 10.0.0.1 172.16.1.5 cisco.com

ip address successfully set

system restarting...

ステップ 7 「初期設定ウィザードを使用してシステムを設定する」ステップ 2 から、手順に従って初期設定を続けます。


 

Cisco TelePresence System GUI を使用してスタティック IP アドレスを設定する

Cisco TelePresence System GUI を使用してスタティック IP アドレスを設定するには、次の手順を実行します。


) この方法を使用して IP アドレスを割り当てる場合は、初期設定ウィザードは使用できず、「手動による初期設定」の手順を使用してシステムを設定する必要があります。初期設定ウィザードを使用するには、「コマンドライン インターフェイスのコマンドを使用してスタティック IP アドレスを設定する」に示すように CLI コマンドを使用して IP アドレスを設定します。



ステップ 1 システムのオン/オフ スイッチをオンにします。

図 4-17 にオン/オフ スイッチを示します。

ステップ 2 システム ディスプレイの右下部分に注意し、3 つのチェック マークが表示されるまで待ちます。図 4-2 に、6 つのうち 5 つのチェック マークの円が表示されている画面例を示します。


) コーデックの初期化に合わせて経過を表示する 6 つの円が画面の右下にあります。コーデックの初期化の成功に対応して円にチェック マークが表示されます。3 つ目のチェック マークが表示された後で、動的に割り当てられる IP アドレスを探すためにコーデックの初期化が停止します。4 つ目の枠はチェックされず、システムの初期化はあなたが IP アドレスを割り当てるまで終了しません。


ステップ 3 DHCP に対応した PC をコーデックのセカンダリ カメラ ポートに接続します。接続するポートは、図 4-18 の「To Document Camera」と表示されているイーサネット ポートです。

ステップ 4 Cisco TelePresence システムがセッションに対して割り当てた IP アドレスを調べて書き留めます。


) Windows ベースの PC を使用している場合、[Search] ボックスに cmd と入力(または [Start] > [Run] をクリックして cmd と入力)して、ターミナル ウィンドウを開き、ipconfig と入力して、セッション IP アドレスを確認します。


ステップ 5 サポートされているインターネット ブラウザを使用して、Cisco TelePresence System GUI に IP アドレス xxx.xxx.xxx .1 を用いてログインします。

ここの

xxx.xxx.xxx は、セッション IP アドレスの最初の 3 オクテットです。

たとえば、セッション IP アドレスが 10.1.0.2 である場合、アドレスとして 10.1.0.1 を入力します。

ステップ 6 入力を求められたらユーザ名とパスワードを入力します。デフォルトでは、ユーザ名は admin 、パスワードは cisco です。

[First-Time Setup Wizard] 画面が表示されます。

ステップ 7 [CTS Admin UI] をクリックして、Cisco TelePresence System GUI を開きます。

ステップ 8 [Configuration] > [IP Settings] に移動します。

ステップ 9 [DHCP Enabled] 設定を [No] に変更します。

ステップ 10 システムのスタティック IP アドレス、サブネット マスク、IP ゲートウェイをフィールドに入力します。オプションで DNS サーバおよびネットワーク ドメイン名を入力します。

システムが変更を保存し、再起動します。

ステップ 11 「初期設定ウィザードを使用してシステムを設定する」ステップ 2 から、手順に従って初期設定を続けます。


 

カメラのカラー バランスの問題のトラブルシューティング

初期設定ウィザードを使用した後のカラー バランスが正しくない事例が数人のユーザから報告されています。次の状況に当てはまる場合、カラー バランスが正しくない可能性があります。

会議室の壁、または参加者の衣服や肌の色が不自然に見えたり、初期設定ウィザードのカメラ テストの最中に青緑色に見えたりします

会議の最中に色が不自然に見えたり、会議の別の参加者には青緑色に見えたりします

カラー バランスが正しくないことが判明した場合は、Cisco TelePresence Administrative GUI にログインして、[Troubleshooting] > [Hardware Setup] > [Cameras] を選択し、小型ターゲットと大型ターゲットを使用してカメラを設定します。詳細については、「ユーザの大きさを変更するためのカメラ レンズの調整」を参照してください。


) この手順には大型カメラ ターゲットが必要です。このターゲットの部品番号は CTS-CAM-TOOL-G2 で、CTS-500-32 システムのオプションとして入手できます。


ユーザの大きさを変更するためのカメラ レンズの調整

ユーザと CTS-500-32 の間の距離が最小または最大である場合には、ユーザの大きさが他の会議参加者と比べて小さく表示されたり大きく表示されたりします。この縮小サイズの表示や拡大サイズの表示を補正するために、カメラを調整できます。


) この手順には大型カメラ ターゲットとカメラ イーゼルが必要です。このターゲットの部品番号は CTS-CAM-TOOL-G2 で、CTS-500-32 システムのオプションとして入手できます。


この手順の目的について

Cisco TelePresence の会議はセグメントで構成されます。セグメントとは、会議の最中に各画面に表示される内容です。2 つ以上の画面を使用する Cisco TelePresence システム(Cisco TelePresence System 3010 など)では、各画面がセグメントを表します。

各セグメントには 1 人または 2 人が含まれます。セグメントの幅は 5 フィート(152.4 cm)です。すべてのセグメントがこの幅であるため、会議の各ユーザはほぼ同じサイズになります。

CTS-500-32 は、ユーザの正面から LCD 画面までが正確に 46 インチ(116.8 cm)の位置であるときに正しいセグメント サイズになるように設計されています。システムをこの正しい距離に動かすことができない場合には、カメラのズームとフォーカスを調整して、会議参加者のサイズを縮小したり拡大したりできます。

必要な工具と資材

この手順を実行するには、次の工具と資材が必要です。

小型カメラ、大型カメラ、イーゼル カメラ チューニング キット(部品番号 CTS-CAM-TOOL-G2)


) このキットはオプション部品です。この手順には、CTS-500-37、CTS 1100、CTS 1300、CTS 3000、CTS 3010、CTS 3200、または CTS 3210 システムのカメラ ターゲット キットを使用できます。1 つのターゲットキットを購入して、複数のシステムの較正に使用することもできます。


#2 プラス ドライバ(カメラのカバーを取り外すため)

2.5 mm アレン レンチ(カメラ レンズのズーム リングとフォーカス リングの止めネジを緩めるため)

カメラのズームとフォーカスの調整

カメラのズームとフォーカスを調整するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 次の手順に従って Cisco TelePresence System(CTS)にログインします。

ブラウザを開いて、システムの IP アドレスを URL に入力して、Enter を押します。

a. [Admin] フィールドに admin と入力します。

b. [Password] フィールドに cisco と入力します。

c. [Login] をクリックします。

d. [Troubleshooting] > [Hardware Setup] > [Cameras] に移動します。

ステップ 2 [Start] をクリックします。

カメラが覆いから外れ、ディスプレイにはカメラ入力の鏡像が表示されます(セルフ ビュー モード)。

ステップ 3 [Show Camera Target] をクリックします。

画面に緑色の長方形と赤色のプラス記号が表示されます。

ステップ 4 図 4-19 に示すように、カバーの下側のネジを外し、カバーを前の方にスライドさせてカメラ カバーを取り外します。

図 4-19 カメラ カバーの取り外しとズームおよびフォーカスの調整

 

ステップ 5 大型カメラ ターゲットを準備してイーゼルに配置します。

ステップ 6 イーゼルと大型ターゲットをユーザが占有する場所に設定します。ターゲットの位置を決めるときは、LCD 画面からユーザの頭の位置までの距離を使用します。距離が不明な場合は、4.5 フィート(1.37 m)を使用します。


) CTS-500-32 を設置するときは、常にユーザは画面から 3.5 フィート(1.02 m)以上離れている必要があります。


図 4-20 カメラ ターゲットの配置

 

ステップ 7 画面に表示される緑色の長方形がほぼ CTS-500-32 ユーザの目の高さになるように CTS-500-32 を上下させます。


) 高さを調整するときはシステムの端を持たないでください。図 4-21 に示すようにシステムの上を持ってください。


ユーザがその場にいる場合は、ユーザに合わせて CTS-500-32 を配置します。ユーザがその場にいない場合、または複数のユーザが CTS-500-32 を利用する場合は、平均的な目の高さに合わせます。

図 4-21 システムの高さの調整

 

ステップ 8 ターゲットの黒色のプラス記号がディスプレイの赤色のプラス記号と同じ位置になるように、また緑色の長方形がユーザの目の高さになるようにイーゼルを配置します。

イーゼルの脚を調整して大型ターゲットを上げ下げしたり、ターゲットを左右に少し移動したりできます。ただし、ユーザが占有する場所からイーゼルを移動しないでください。


ヒント 可能な場合は、システムを動かしたり左右に回転させたりしてイーゼルの位置を合わせます。

図 4-22 は不適切なカメラの調整を、図 4-23 は適切に調整されたカメラを示します。

図 4-22 カメラ調整(不適切)

 

図 4-23 カメラ調整(適切)

 

ステップ 9 2.5 mm アレン レンチを使用してカメラ レンズのズーム リングにある止めネジを緩めます。詳細とリングの場所については、図 4-19 を参照してください。


) リングごとに 4 つの止めネジがあります。一番下にある操作可能なネジだけを緩めます。


ステップ 10 レンズのズーム リングを回し、左右にある曲線が画面の左右の境界にちょうど接触するようにします。黒色のプラス記号が赤色のプラス記号と同じ位置のままであることを確認します。調整が完了したら取り付けネジを締めます。

正しいズーム調整の例については、図 4-23 を参照してください。

 

ステップ 11 [Remove Camera Target] をクリックし、テストを停止します。

ステップ 12 次の手順を実行して、カメラの輝度、カラー バランスおよび距離を調整します。

会議室が備え付けの人工照明を使用している場合は、次の操作を実行します。

a. [Camera Auto Brightness] および [Camera Auto Color Balance] の選択肢で [Disable] オプション ボタンをクリックします。

b. [Setup] をクリックし、[Auto Adjust] をクリックして、明るさおよびカラー バランスを自動的に調整します。

大型ターゲットの状態が変わらず、大型ターゲットとカメラの間に何もないことを確認します。

カメラは設定を較正して保存します。このプロセスには約 10 秒かかります。


) テストに失敗した場合、会議室の照明を増やす必要があります。


c. 会議室の明るさに合わせて追加調整が必要な場合は、[Camera Auto Brightness] および [Camera Auto Color Balance] の選択肢で [Enable] オプション ボタンをクリックし、輝度とコントラストが許容レベルになるまで [Luminance] ドロップダウン リストから選択します。

会議室が外からの明かりを使用している場合、または会議室の明るさを変動させるその他の条件がある場合には、[Camera Auto Brightness] および [Camera Auto Color Balance] の選択肢で [Enable] オプション ボタンをクリックします。


) 自動カラー バランスは、会議室の壁の色が白や灰色でない場合には望ましくない結果を生じる場合があります。


ステップ 13 カメラの輝度およびコントラスト レベルを、さらに調整するには、[Luminance] ドロップダウン リストから項目を選択します。

ステップ 14 [50 Hz Flicker Reduction] フィールドで [Disable] オプション ボタンをクリックします。


) 50 ヘルツ(Hz)の電力周波数を使用する国(米国、カナダまたはメキシコ以外の国)の場合で、画面に著しいちらつきがあるときは、このフィールドで [Enable] オプション ボタンをクリックします。ちらつき低減機能をイネーブルにすると、ちらつきが軽減または除去されますが、画質が低下します。ちらつきを解消するには、施設の蛍光灯に磁気安定器ではなく、電子安定器を使用します。蛍光灯の安定器を変更した後で、[50 Hz Flicker Reduction] フィールドの [Disable] オプション ボタンをクリックします。


ステップ 15 ユーザがディスプレイから 1.2 ~ 1.5 m(4 ~ 5 フィート)離れている場合、[Focus Distance] オプションの選択肢で [4 feet] オプション ボタンをクリックします。ユーザが 1.5 m(5 フィート)よりも離れている場合、[6 feet] をクリックします。

ステップ 16 [Apply] をクリックします。

ステップ 17 2.5 mm アレン レンチを使用してカメラ レンズのズーム リングにある止めネジを締めます。


) カメラのハウジングから操作可能な一番下の止めネジだけを締めます。図 4-19 の例を参照してください。


ステップ 18 [Show Focus Targets] をクリックします。

ステップ 19 次の手順に従ってターゲットを再配置します。

a. 大型ターゲットが縦長になるように、大型ターゲットを椅子などの面に立てかけます。

b. 大型ターゲットをカメラから 1.5 m(5 フィート)の位置に動かし、ディスプレイを見たときに大型ターゲットのパターンの一部が赤色のボックス内に入るようにします。

c. イーゼルを使用して小型ターゲットを支えます。

d. 小型ターゲットをカメラの正面の約 0.9 m(3 フィート)に配置し、ディスプレイを見たときに小型ターゲットのパターンの一部が緑色のボックス内に入るようにします。

図 4-24 および図 4-25 に大型ターゲットと小型ターゲットの適切な配置を示します。

図 4-24 フォーカス ターゲットの配置

 

図 4-25 フォーカス ターゲットの設定と水平バーの調整

 


) ターゲットとカメラの間に何も物がないようにします。


ステップ 20 カメラ レンズのフォーカス リングにある止めネジを緩めます。リングの場所については、図 4-19 を参照してください。

ステップ 21 画面下部にある赤色と緑色の水平バーが左寄りで非常に短くなるまでフォーカス リングを時計回りに回転します。

ステップ 22 赤色と緑色のバーが右側いっぱいに伸びるまでフォーカス リングを反時計回りに回転します。

ステップ 23 赤色と緑色のバーがほぼ同じ長さになるまで、フォーカス リングを回し続けます。図 4-25 に、ほぼ同じ長さの水平バーを示します。


) 赤色と緑色のバーは、正確に一致する長さである必要はありません。可能な範囲で近づけてください。


バーがほぼ同じ長さになったら、カメラのフォーカスは合っています。

ステップ 24 2.5 mm アレン レンチを使用してフォーカス リングの止めネジを締めます。

ステップ 25 [Done] をクリックします。

ステップ 26 [Stop] をクリックして、テストを停止します。


 

手動による初期設定

初期設定ウィザードは初めて電源をオンにしてシステムを設定するときにのみ実行されます。設定の最中に [CTS Admin UI] をクリックして初期設定を省略した場合や追加の設定変更が必要な場合には、次の項の手順を使用してシステムのハードウェアを設定します。


) この手順には大型カメラ ターゲットとカメラ イーゼルが必要です。このターゲットの部品番号は CTS-CAM-TOOL-G2 で、CTS-500-32 システムのオプションとして入手できます。


この章では CTS-500-32 システムの初期設定に必要な情報を提供します。この章の内容は次のとおりです。

「システムの起動と Cisco TelePresence Administrative GUI へのログイン」

「ディスプレイの設定」

「カメラの設定」

「スピーカーが正常に機能していることの確認」

「マイクが正常に機能していることの確認」

「照明器具のテスト」

システムの起動と Cisco TelePresence Administrative GUI へのログイン


ステップ 1 「初期設定ウィザードを使用してシステムを設定する」ステップ 1 からステップ 3 に従ってシステムを起動します。

ステップ 2 ステップ 3 の IP アドレスをブラウザのアドレス バーに入力します。

ステップ 3 次のいずれかの操作を実行します。

初期設定ウィザードが表示された場合は、[CTS Admin UI] をクリックして Cisco TelePresence Administrative GUI を開きます。

この GUI が表示された場合は、「ディスプレイの設定」に進みます。

ステップ 4 GUI のユーザ名とパスワードを入力します。


) デフォルトでは、GUI のユーザ名は admin、パスワードは cisco です。



 

ディスプレイの設定

このような光源、および光源からの光の量(ルーメンまたはワット単位)に応じて、さまざまな色温度が発生します。この色温度は、冷たい、暖かい、または昼の光などの言葉によって表現されることもありますが、ケルビン(K)を使うことによって、数値としてより正確に表現できます。


) 4000 ~ 4100 K の色温度の照明を使用することをお勧めします。



ヒント 多くの場合、色温度は電球に印字されています。


) 会議室内の電球の種類や色温度が不明の場合は、ディスプレイ画面上の色とイメージが実物のように見えるまで、色温度設定を試行します。設定を変更して [Apply] をクリックするたびに、ディスプレイの色温度が変化します。カメラをループバック モードにしないと、これらの違いは確認できません。ループバック モードにするには、「カメラの設定」を参照してください。


ステップ 5 [Stop] をクリックして、ディスプレイ テストを停止します。


 

ディスプレイの設定中に問題が生じた場合は、使用しているソフトウェア リリースに対応する『 Cisco TelePresence System Administration Guide 』の「Troubleshooting the Cisco TelePresence System」の章を参照してください。

カメラの設定

カメラを設定するには、「カメラのズームとフォーカスの調整」の手順を実行します。

スピーカーが正常に機能していることの確認

スピーカーが正常に機能していること、および左右のスピーカーが入れ替わっていないことを確認するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 Cisco TelePresence System にログインします。

ステップ 2 [Troubleshooting] > [Hardware Setup] > [Speakers] に移動します。

ステップ 3 [Start] をクリックして、スピーカー テストを開始します。

ステップ 4 [Cycle Through Speakers] をクリックし、自動的に音声が各スピーカーを 5 秒間流れるようにします。

ステップ 5 音声が左から右のスピーカーに移動するのを注意深く聞き取り、ディスプレイ上のスピーカー アイコンを監視します。

ステップ 6 スピーカーの音声がディスプレイ上の左右のスピーカー アイコンと対応していることを確認します。


) 音源が判断しにくい場合は、ディスプレイに近づく必要がある場合があります。


ステップ 7 [Stop] をクリックしてテストを終了します。


 

スピーカーに問題が生じた場合は、使用しているソフトウェア リリースに対応する『 Cisco TelePresence System Administration Guide 』の「Troubleshooting the Cisco TelePresence System」の章を参照してください。

マイクが正常に機能していることの確認

CTS-500-32 マイク アレイが正常に機能していることを確認するには、次の手順を実行します。


) CTS-500-32 マイクは、通話中に周囲の領域の背景ノイズ(同じまたは近くの場所にいる他の人の話し声など)を送信する場合があります。TelePresence コールを始める前に、できる限り背景ノイズを減らすか取り除いてください。



ステップ 1 Cisco TelePresence System にログインします。

ステップ 2 [Troubleshooting] > [Hardware Setup] > [Microphones] に移動します。

ステップ 3 [Start] をクリックして、テストを開始します。

ステップ 4 ディスプレイの下側にあるマイクを軽く叩き、ディスプレイ上の音声メーターを見ながら、音声が拾われていることを確認します。

ステップ 5 [Stop] をクリックして、テストを終了します。


 

マイクに問題が発生した場合は、ソフトウェア リリースに対応する『 Cisco TelePresence System Administrator's Guide 』の「Troubleshooting the Cisco TelePresence System」の章を参照してください。

照明器具のテスト

[Other Devices] を使用して LED と照明器具を確認します。

すべての CTS-500-32 には照明器具が組み込まれています。このトラブルシューティング機能を使用すると、照明のステータスを参照または変更できます。

照明器具をテストするには、次の手順を実行します。


ステップ 1 [Troubleshooting] > [Hardware Setup] > [Other Devices] に移動します。

ステップ 2 [Light] タブをクリックします。

ステップ 3 [Start] オプション ボタンをクリックして、照明のテストを開始します。照明機能がイネーブルの場合、[Light State On] ボタンが強調表示されます。照明機能がディセーブルの場合、[Light State Off] ボタンが強調表示されます。[Light State On] または [Light State Off] ボタンをクリックして、照明の現在の状態を変更します。

ステップ 4 テストを終了するには、[Stop] をクリックします。

テストを終了すると、照明の状態は Cisco Unified Communications Manager で指定されているデフォルトの設定に戻ります。


 

この項のデバイスを設定しているときに問題が発生した場合は、ソフトウェア リリースに対応する『 Cisco TelePresence System Administrator's Guide 』の「Troubleshooting the Cisco TelePresence System」の章を参照してください。