Cisco IOS IP SLA コマンド リファレンス
Cisco IOS IP SLA コマンド-2
icmp-echo
発行日;2012/02/05 | 英語版ドキュメント(2011/01/25 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 8MB) | フィードバック

目次

icmp-echo

icmp-jitter

interval (LSP discovery)

ip sla

ip sla enable reaction-alerts

ip sla ethernet-monitor

ip sla ethernet-monitor reaction-configuration

ip sla ethernet-monitor schedule

ip sla group schedule

ip sla key-chain

ip sla logging traps

ip sla low-memory

ip sla monitor

ip sla monitor group schedule

ip sla monitor key-chain

ip sla monitor logging traps

ip sla monitor low-memory

ip sla monitor reaction-configuration

ip sla monitor reaction-trigger

ip sla monitor reset

ip sla monitor responder

ip sla monitor responder type tcpConnect ipaddress

ip sla monitor responder type udpEcho ipaddress

ip sla monitor restart

ip sla monitor schedule

ip sla reaction-configuration

ip sla reaction-trigger

ip sla reset

ip sla responder

ip sla responder tcp-connect ipaddress

ip sla responder udp-echo ipaddress

ip sla restart

ip sla schedule

lives-of-history-kept

lsp-selector

lsp-selector-base

lsr-path

maximum-sessions

mpls discovery vpn interval

mpls discovery vpn next-hop

mpls lsp ping ipv4

mpls lsp ping pseudowire

mpls lsp trace ipv4

owner

path-discover

path-echo

path-jitter

paths-of-statistics-kept

precision

probe-packet priority

icmp-echo

IP Service Level Agreement(SLA; サービス レベル契約)Internet Control Message Protocol(ICMP; インターネット制御メッセージ プロトコル)エコー動作を設定するには、IP SLA コンフィギュレーション モードで icmp-echo コマンドを使用します。

icmp-echo { destination-ip-address | destination-hostname } [ source-ip { ip-address | hostname } | source-interface interface-name ]

 
シンタックスの説明

destination-ip-address | destination-hostname

宛先 IPv4 または IPv6 アドレスあるいはホスト名。

source-ip { ip-address | hostname }

(任意)送信元 IP v4 または IPv6 アドレスあるいはホスト名 を指定します。送信元 IP アドレスまたはホスト名 が指定されていない場合、IP SLA では、宛先に最も近い IP アドレスが選択されます。

source-interface interface-name

(任意)動作の送信元インターフェイスを指定します。

 
デフォルト

設定されている動作に対して IP SLA 動作タイプは設定されていません。

 
コマンド モード

IP SLA コンフィギュレーション(config-ip-sla)

 
コマンドの履歴

リリース
変更内容

12.4(4)T

このコマンドが追加されました。 type echo protocol ipIcmpEcho コマンドが、このコマンドに置き換えられました。

12.0(32)SY

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.0(32)SY に統合されました。

12.2(33)SRB

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRB に統合されました。 type echo protocol ipIcmpEcho コマンドが、このコマンドに置き換えられました。

12.2(33)SRC

IPv6 アドレスのサポートが追加されました。

12.2(33)SB

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SB に統合されました。 type echo protocol ipIcmpEcho コマンドが、このコマンドに置き換えられました。

IPv6 アドレスのサポートが追加されました。

12.4(20)T

IPv6 アドレスのサポートが追加されました。

12.2(33)SXI

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SXI に統合されました。 type echo protocol ipIcmpEcho コマンドが、このコマンドに置き換えられました。

 
使用上のガイドライン

ICMP エコー動作のデフォルトの要求パケット データ サイズは、28 バイトです。この値を変更するには、 request-data-size コマンドを使用します。このデータ サイズは、ICMP パケットのペイロード部分で、64 バイトの IP パケットになります。

動作の他のパラメータを設定する前に、IP SLA 動作のタイプ(User Datagram Protocol(UDP; ユーザ データグラム プロトコル)ジッタまたは ICMP エコーなど)を設定する必要があります。既存の IP SLA 動作の動作タイプを変更するには、最初に IP SLA 動作を削除し( no ip sla グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用)、新しい動作タイプで動作を再設定する必要があります。

IP SLA ICMP エコー動作は、IPv4 および IPv6 両方のアドレスをサポートします。

次の例では、IP SLA 動作 10 が作成され、ICMP プロトコルと宛先 IPv4 アドレス 172.16.1.175 を使用するエコー動作として設定されます。

ip sla 10
icmp-echo 172.16.1.175
!
ip sla schedule 10 start-time now
 

次の例では、IP SLA 動作 11 が作成され、ICMP プロトコルと宛先 IPv6 アドレス 2001:DB8:100::1 を使用するエコー動作として設定されます。

ip sla 11
icmp-echo 2001:DB8:100::1
!
ip sla schedule 11 start-time now

 
関連コマンド

コマンド
説明

ip sla monitor

IP SLA 動作の設定を開始し、IP SLA モニタ コンフィギュレーション モードに移行します。

icmp-jitter

IP Service Level Agreement(SLA; サービス レベル契約)Internet Control Message Protocol(ICMP; インターネット制御メッセージ プロトコル)ジッタ動作を設定するには、IP SLA コンフィギュレーション モードで icmp-jitter コマンドを使用します。

icmp-jitter { destination-ip-address | destination-hostname } [ interval milliseconds ] [ num-packets packet-number ] [ source-ip { ip-address | hostname }]

 
シンタックスの説明

destination-ip-address | destination-hostname

宛先 IP アドレスまたは ホスト名

interval milliseconds

(任意)パケット間の間隔(ミリ秒単位)を指定します。デフォルト値は 20 ms です。

num-packets packet-number

(任意)各動作で送信されるパケット数を指定します。デフォルト値は、1 動作につき 10 パケットです。

source-ip { ip-address | hostname }

(任意)送信元 IP アドレスまたは ホスト名 を指定します。送信元 IP アドレスまたはホスト名が指定されていない場合、IP SLA では、宛先に最も近い IP アドレスが選択されます。

 
コマンドのデフォルト

設定されている動作に対して IP SLA 動作タイプは設定されていません。

 
コマンド モード

IP SLA コンフィギュレーション(config-ip-sla)

 
コマンドの履歴

リリース
変更内容

12.4(6)T

このコマンドが追加されました。

12.0(32)SY

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.0(32)SY に統合されました。

 
使用上のガイドライン

動作の他のパラメータを設定する前に、IP SLA 動作のタイプ(User Datagram Protocol(UDP; ユーザ データグラム プロトコル)ジッタまたはインターネット制御メッセージ プロトコル(ICMP)エコーなど)を設定する必要があります。既存の IP SLA 動作の動作タイプを変更するには、最初に IP SLA 動作を削除し( no ip sla グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用)、新しい動作タイプで動作を再設定する必要があります。

次に、IP SLA ICMP ジッタ動作を設定する例を示します。

ip sla 1
icmp-jitter 172.18.1.129 interval 40 num-packets 100 source-ip 10.1.2.34
frequency 50
!
ip sla reaction-configuration 1 react jitterAvg threshold-value 5 2 action-type trap threshold-type immediate
!
ip sla schedule 1 start-time now life forever

 
関連コマンド

コマンド
説明

ip sla

IP SLA 動作の設定を開始し、IP SLA コンフィギュレーション モードに移行します。

interval (LSP discovery)

Cisco IOS IP Service Level Agreement(SLA; サービス レベル契約)Label Switched Path(LSP; ラベル スイッチド パス)ヘルス モニタ動作の LSP ディスカバリ プロセスの一部として送信される Multiprotocol Label Switching(MPLS; マルチプロトコル ラベル スイッチング)エコー要求間の間隔を指定するには、自動 IP SLA MPLS LSP ディスカバリ パラメータ コンフィギュレーション モードで interval コマンドを使用します。デフォルト値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。

interval milliseconds

no interval

 
シンタックスの説明

milliseconds

各 MPLS エコー要求間のミリ秒数。デフォルト値は 0 です。

 
コマンドのデフォルト

0 ミリ秒

 
コマンド モード

自動 IP SLA MPLS LSP ディスカバリ パラメータ コンフィギュレーション(config-auto-ip-sla-mpls-lpd-params)

 
コマンドの履歴

リリース
変更内容

12.2(31)SB2

このコマンドが追加されました。

12.2(33)SRB

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRB に統合されました。

 
使用上のガイドライン

IP SLA LSP ヘルス モニタ動作に対して LSP ディスカバリ オプションをイネーブルにし、自動 IP SLA MPLS LSP ディスカバリ パラメータ コンフィギュレーション モードに移行するには、 path-discover コマンドを使用します。

次に、LSP ヘルス モニタを使用する動作パラメータ、予防的しきい値モニタリング、およびスケジューリング オプションを設定する例を示します。この例では、LSP ヘルス モニタ動作 1 に対して LSP ディスカバリ オプションがイネーブルになっています。動作 1 は、送信元の Provider Edge(PE; プロバイダー エッジ)ルータに関連付けられたすべての VPN Routing/Forwarding(VRF; VPN ルーティング/転送)インスタンスで使用中のすべての Border Gateway Protocol(BGP; ボーダー ゲートウェイ プロトコル)ネクスト ホップ ネイバに対する等価コスト マルチパスの IP SLA LSP ping 動作を自動的に作成するように設定されます。BGP ネクスト ホップ ネイバあたりの等価コスト マルチパスを検出するために、MPLS エコー要求が 2 ミリ秒ごとに送信されます。

auto ip sla mpls-lsp-monitor 1
type echo ipsla-vrf-all
path-discover
!
maximum-sessions 2
session-timeout 60
interval 2
timeout 4
force-explicit-null
hours-of-statistics-kept 1
scan-period 30
!
auto ip sla mpls-lsp-monitor schedule 1 schedule-period 60 frequency 100 start-time now
!
auto ip sla mpls-lsp-monitor reaction-configuration 1 react lpd tree-trace action-type trapOnly
auto ip sla mpls-lsp-monitor reaction-configuration 1 react lpd lpd-group retry 3 action-type trapOnly

 
関連コマンド

コマンド
説明

auto ip sla mpls-lsp-monitor

IP SLA LSP ヘルス モニタ動作の設定を開始し、自動 IP SLA MPLS コンフィギュレーション モードに移行します。

path-discover

IP SLA LSP ヘルス モニタ動作に対して LSP ディスカバリ オプションをイネーブルにし、自動 IP SLA MPLS LSP ディスカバリ パラメータ コンフィギュレーション モードに移行します。

ip sla

Cisco IOS IP Service Level Agreement(SLA; サービス レベル契約)動作の設定を開始し、IP SLA コンフィギュレーション モードに移行するには、グローバル コンフィギュレーション モードで ip sla コマンドを使用します。動作のスケジュール、応答設定、および応答トリガーなど、動作の設定情報をすべて削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。

ip sla operation-number

no ip sla operation-number

 
シンタックスの説明

operation-number

設定する IP SLA 動作の識別に使用する動作番号。

 
デフォルト

IP SLA 動作は設定されません。

 
コマンド モード

グローバル コンフィギュレーション

 
コマンドの履歴

リリース
変更内容

12.4(4)T

このコマンドが追加されました。 ip sla monitor コマンドが、このコマンドに置き換えられました。

12.0(32)SY

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.0(32)SY に統合されました。

12.2(33)SRB

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRB に統合されました。 rtr コマンドが、このコマンドに置き換えられました。

12.2(33)SB

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SB に統合されました。 ip sla monitor コマンドが、このコマンドに置き換えられました。

12.2(33)SXI

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SXI に統合されました。 ip sla monitor コマンドが、このコマンドに置き換えられました。

 
使用上のガイドライン

ip sla コマンドは、IP SLA 動作の設定を開始するために使用されます。設定する動作の識別番号を指定するには、このコマンドを使用します。このコマンドを入力すると、ルータは IP SLA コンフィギュレーション モードに移行します。

ip sla コマンドは、IPv4 ネットワークでサポートされます。IPv6 アドレスをサポートする IP SLA 動作を設定しているときに、このコマンドを使用することもできます。

IP SLA では、最大で 2000 の動作が許可されます。

デバッグは、先頭から 32 までの動作番号でのみサポートされます。

動作の設定後に、動作をスケジューリングする必要があります。動作のスケジューリングについては、 ip sla schedule および ip sla group schedule グローバル コンフィギュレーション コマンドを参照してください。動作の応答トリガーを任意で設定することもできます。応答トリガーについては、 ip sla reaction-configuration および ip sla reaction-trigger グローバル コンフィギュレーション コマンドを参照してください。

既存の IP SLA 動作の動作タイプを変更するには、最初に IP SLA 動作を削除し( no ip sla を使用)、新しい動作タイプで動作を再設定する必要があります。


) 動作をスケジューリングしたら、動作の設定は変更できません。スケジューリング後に動作の設定を変更するには、最初に IP SLA 動作を削除し(no ip sla コマンドを使用)、新しい動作パラメータで動作を再設定します。


動作の現在の設定を表示するには、ユーザ EXEC モードまたは特権 EXEC モードで show ip sla configuration コマンドを使用します。

次の例では、動作 99 が、IPv4 ネットワークの UDP ジッタ動作として設定され、5 時間以内に実行が開始されるようにスケジューリングされます。この例では、 ip sla コマンドがIPv4 ネットワークで使用されています。

ip sla 99
udp-jitter 172.29.139.134 dest-port 5000 num-packets 20
!
ip sla schedule 99 life 300 start-time after 00:05:00

) 動作 99 がすでに存在し、スケジューリングされていない場合、動作 99 のコマンドライン インターフェイスは、IP SLA コンフィギュレーション モードに移行します。動作がすでに存在し、スケジューリングされている場合、このコマンドは失敗します。


 
関連コマンド

コマンド
説明

ip sla group schedule

複数の IP SLA 動作のグループ スケジューリング パラメータを設定します。

ip sla reaction-configuration

IP SLA の制御下のイベントに基づいて発生する特定のアクションを設定します。

ip sla reaction-trigger

トリガー アクション タイプのオプションのいずれかが、 ip sla reaction-configuration コマンドで定義されている場合に、保留状態からアクティブな状態へ移行するように 2 番目の IP SLA 動作を定義します。

ip sla schedule

単一の IP SLA 動作のスケジューリング パラメータを設定します。

show ip sla configuration

IP SLA のすべての動作または指定した動作のすべてのデフォルトなどの設定値を表示します。

show ip sla statistics

IP SLA のすべての動作または指定した動作の現在の動作ステータスおよび統計情報を表示します。

show ip sla statistics aggregated

IP SLA のすべての動作または指定した動作の集約された統計エラーおよび分散情報を表示します。

ip sla enable reaction-alerts

Cisco IP Service Level Agreement(SLA; サービス レベル契約)通知がすべての登録済みアプリケーションに送信されるようにするには、グローバル コンフィギュレーション モードで ip sla enable reaction-alerts コマンドを使用します。IP SLA 通知をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。

ip sla enable reaction-alerts

no ip sla enable reaction-alerts

 
シンタックスの説明

このコマンドには、キーワードまたは引数はありません。

 
コマンドのデフォルト

IP SLA 通知は、登録済みアプリケーションに送信されません。

 
コマンド モード

グローバル コンフィギュレーション(config)

 
コマンドの履歴

リリース
変更内容

12.4(22)T

このコマンドが追加されました。

 
使用上のガイドライン

登録できるアプリケーションは、ルータで実行中の Cisco IOS プロセスだけです。Cisco IOS IP SLA 動作の予防的しきい値モニタリング パラメータを設定でき、しきい値を超えると通知が生成されます。

次に、IP SLA 通知をすべての登録済みアプリケーションに送信する例を示します。

Router(config)# ip sla enable reaction-alerts
Router(config)#

 
関連コマンド

コマンド
説明

debug ip sla error

IP SLA 動作のランタイム エラーのデバッグ出力をイネーブルにします。

debug ip sla trace

IP SLA 動作の実行をトレースします。

ip sla reaction-configuration

Cisco IOS IP SLA 動作の予防的しきい値モニタリング パラメータを設定します。

show ip sla app

Cisco IOS IP SLA についてのグローバル情報を表示します。

show ip sla event-publisher

IP SLA の通知を受信するために登録されているクライアントのリストを表示します。

ip sla ethernet-monitor

Cisco IOS IP Service Level Agreement(SLA; サービス レベル契約)の自動イーサネット動作の設定を開始し、IP SLA イーサネット モニタ コンフィギュレーション モードに移行するには、グローバル コンフィギュレーション モードで ip sla ethernet-monitor コマンドを使用します。動作のスケジュール、応答設定、および応答トリガーなど、自動イーサネット動作の設定情報をすべて削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。

ip sla ethernet-monitor operation-number

no ip sla ethernet-monitor operation-number

 
シンタックスの説明

operation-number

設定する IP SLA 動作の識別に使用する動作番号。

 
コマンドのデフォルト

IP SLA 動作は設定されません。

 
コマンド モード

グローバル コンフィギュレーション(config)

 
コマンドの履歴

リリース
変更内容

12.2(33)SRB

このコマンドが追加されました。

12.2(33)SB

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SB に統合されました。

12.4(20)T

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.4(20)T に統合されました。

12.2(33)SXI

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SXI に統合されました。

 
使用上のガイドライン

ip sla ethernet-monitor コマンドは、IP SLA 自動イーサネット動作の設定を開始するために使用されます。設定する動作の識別番号を指定するには、このコマンドを使用します。このコマンドを入力すると、ルータは IP SLA イーサネット モニタ コンフィギュレーション モードに移行します。

自動イーサネット動作の設定後に、動作をスケジューリングする必要があります。自動イーサネット動作をスケジューリングするには、グローバル コンフィギュレーション モードで ip sla ethernet-monitor schedule コマンドを使用します。動作の応答設定を任意で設定することもできます( ip sla ethernet-monitor reaction-configuration コマンドを参照)。

自動イーサネット動作の現在の設定を表示するには、ユーザ EXEC モードまたは特権 EXEC モードで show ip sla ethernet-monitor configuration コマンドを使用します。

既存の自動イーサネット動作の動作タイプを変更するには、最初に動作を削除し( no ip sla ethernet-monitor グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用)、新しい動作タイプで動作を再設定する必要があります。

次に、IP SLA 自動イーサネットの動作を使用する、動作パラメータ、予防的しきい値モニタリング、およびスケジューリング オプションを設定する例を示します。この例では、動作 10 が、testdomain という名前のドメイン内で検出されたすべてのメンテナンス エンドポイントおよび Virtual LAN(VLAN; 仮想 LAN)識別番号 34 に対して IP SLA イーサネット ping 動作を自動的に作成するように設定されます。接続損失イベントが 3 回連続して発生すると、予防的しきい値モニタリングの設定で指定したとおりに Simple Network Management Protocol(SNMP; 簡易ネットワーク管理プロトコル)トラップ通知が送信されます。動作 10 のスケジュール期間は 60 秒で、動作はただちに開始されるようにスケジューリングされます。

ip sla ethernet-monitor 10
type echo domain testdomain vlan 34
!
ip sla ethernet-monitor reaction-configuration 10 react connectionLoss threshold-type consecutive 3 action-type trapOnly
!
ip sla ethernet-monitor schedule 10 schedule-period 60 start-time now

 
関連コマンド

コマンド
説明

ip sla ethernet-monitor reaction-configuration

IP SLA の自動イーサネット動作の予防的しきい値モニタリング パラメータを設定します。

ip sla ethernet-monitor schedule

IP SLA LSP ヘルス モニタ動作のスケジューリング パラメータを設定します。

show ip sla ethernet-monitor configuration

IP SLA の自動イーサネット動作の設定を表示します。

ip sla ethernet-monitor reaction-configuration

Cisco IOS IP Service Level Agreement(SLA; サービス レベル契約)の自動イーサネット動作の予防的しきい値モニタリング パラメータを設定するには、グローバル コンフィギュレーション モードで ip sla ethernet-monitor reaction-configuration コマンドを使用します。指定した自動イーサネット動作のしきい値モニタリングの設定をすべてクリアするには、このコマンドの no 形式を使用します。

ip sla ethernet-monitor reaction-configuration operation-number react monitored-element [ action-type { none | trapOnly }] [ threshold-type { average [ number-of-measurements ] | consecutive [ occurrences ] | immediate | never | xofy [ x-value y-value ]}] [ threshold-value upper-threshold lower-threshold ]

no ip sla ethernet-monitor reaction-configuration operation-number

 
シンタックスの説明

operation-number

応答を設定する IP SLA 動作の番号。

react monitored-element

しきい値違反について監視される要素を指定します。monitored-element 引数のキーワード オプションは次のとおりです。

connectionLoss :監視対象動作で一方向接続損失があった場合に、応答が発生することを指定します。

jitterAvg :平均ラウンドトリップ ジッタ値が、上限しきい値または下限しきい値に違反すると、応答が発生することを指定します。

jitterDSAvg :平均の一方向の(宛先から送信元)ジッタ値が、上限しきい値または下限しきい値に違反すると、応答が発生することを指定します。

jitterSDAvg :平均の一方向の(送信元から宛先)ジッタ値が、上限しきい値または下限しきい値に違反すると、応答が発生することを指定します。

maxOfNegativeDS :一方向の(宛先から送信元)最大の負のジッタしきい値に違反すると、応答が発生することを指定します。

maxOfNegativeSD :一方向の(送信元から宛先)最大の負のジッタしきい値に違反すると、応答が発生することを指定します。

maxOfPositiveDS :一方向の(宛先から送信元)最大の正のジッタしきい値に違反すると、応答が発生することを指定します。

maxOfPositiveSD :一方向の(送信元から宛先)最大の正のジッタしきい値に違反すると、応答が発生することを指定します。

react monitored-element (続き)

packetLateArrival :一方向の遅延パケット数が、上限しきい値または下限しきい値に違反すると、応答が発生することを指定します。

packetLossDS :一方向の(宛先から送信元)パケット損失値が、上限しきい値または下限しきい値に違反すると、応答が発生することを指定します。

packetLossSD :一方向の(送信元から宛先)パケット損失値が、上限しきい値または下限しきい値に違反すると、応答が発生することを指定します。

packetMIA :一方向の不明パケット数が、上限しきい値または下限しきい値に違反すると、応答が発生することを指定します。

packetOutOfSequence :一方向のシーケンスを外れたパケット数が、上限しきい値または下限しきい値に違反すると、応答が発生することを指定します。

rtt :ラウンドトリップ時間が、上限しきい値または下限しきい値に違反すると、応答が発生することを指定します。

timeout :監視対象動作で一方向タイムアウトがあった場合に、応答が発生することを指定します。

action-type none

(任意)しきい値イベントが発生したときに、アクションが実行されないことを指定します。 none キーワードはデフォルト値です。

キーワードがディセーブルになります。

action-type trapOnly

(任意)しきい値違反イベントが発生したときに、Simple Network Management Protocol(SNMP; 簡易ネットワーク管理プロトコル)トラップ通知が送信されることを指定します。

キーワードがディセーブルになります。

threshold-type average [ number-of-measurements ]

(任意)監視対象要素に指定された測定の数の平均が上限しきい値を超えた場合、または監視対象要素に指定された測定の数の平均が下限しきい値を下回ると、 action-type キーワードで定義したアクションが実行されます。たとえば、 react rtt threshold-type average 3 の上限しきい値が 5000 ms として設定され、動作の最後の 3 つの結果が 6000、6000、および 5000 ms である場合、平均は 6000 + 6000 + 5000 = 17000/3 = 5667 となります。この例では、平均が上限しきい値を超えています。

5 つの平均の測定のデフォルト数は、 number-of-measurements 引数を使用して変更できます。有効範囲は 1 ~ 16 です。

このシンタックスは、 connectionLoss または timeout キーワードが監視対象要素として指定されている場合は使用できません。これらのオプションには上限しきい値と下限しきい値は適用されません。

threshold-type consecutive [ occurrences ]

(任意)監視対象要素でしきい値違反が指定した回数連続して発生した場合に、 action-type キーワードで定義したアクションが実行されることを指定します。

連続発生回数のデフォルト値は 5 で、 occurrences 引数を使用して変更できます。有効範囲は 1 ~ 16 です。

threshold-type immediate

(任意)監視対象要素でしきい値違反が発生した場合に、 action-type キーワードで定義したアクションがただちに実行されることを指定します。

threshold-type never

(任意)しきい値違反が監視されないことを指定します。これがデフォルトのしきい値タイプです。

threshold-type xofy [ x-value y-value ]

(任意)監視対象要素のしきい値違反が、測定の最後の y 回内の x 回(「x of y」)に達した場合に、 action-type キーワードで定義したアクションが実行されることを指定します。

デフォルトは、x および y どちらの値についても 5 です( xofy 5 5 )。各値の有効範囲は 1 ~ 16 です。

threshold-value [ upper-threshold lower-threshold ]

(任意)該当する監視対象要素の上限しきい値と下限しきい値を指定します。デフォルトの値のリストについては、「使用上のガイドライン」の 表 8 を参照してください。

 
コマンドのデフォルト

IP SLA の予防的しきい値モニタリングはディセーブルになります。

 
コマンド モード

グローバル コンフィギュレーション(config)

 
コマンドの履歴

リリース
変更内容

12.2(33)SRB

このコマンドが追加されました。

12.2(33)SB

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SB に統合されました。

12.4(20)T

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.4(20)T に統合されました。

12.2(33)SXI

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SXI に統合されました。

 
使用上のガイドライン

ip sla ethernet-monitor reaction-configuration コマンドを複数回設定して、同じ動作の複数の要素(ラウンドトリップ時間および宛先から送信元へのパケット損失のしきい値を設定する場合など)に対して予防的しきい値モニタリングをイネーブルにすることができます。ただし、個々の監視対象要素のディセーブル化はサポートされていません。つまり、 no ip sla ethernet-monitor reaction-configuration コマンドを使用すると、指定した IP SLA 動作の予防的しきい値モニタリングの設定がすべてディセーブルになります。

IP SLA の SNMP トラップは、CISCO-RTTMON-MIB および CISCO-SYSLOG-MIB でサポートされます。IP SLA トラップ通知に固有の SNMP システム ロギング メッセージの生成をイネーブルにするには、 ip sla logging traps コマンドを使用します。IP SLA SNMP トラップ通知の送信をイネーブルにするには、 snmp-server enable traps rtr コマンドを使用します。

自動イーサネット動作の現在のしきい値モニタリングの設定を表示するには、 show ip sla ethernet-monitor configuration コマンドを使用します。

表 8 に、特定の監視対象要素のデフォルトの上限しきい値と下限しきい値を示します。

 

表 8 監視対象要素のデフォルトのしきい値

監視対象要素のキーワード
上限しきい値
下限しきい値

jitterAvg

100 ms

100 ms

jitterDSAvg

100 ms

100 ms

jitterSDAvg

100 ms

100 ms

maxOfNegativeDS

10000 ms

10000 ms

maxOfNegativeSD

10000 ms

10000 ms

maxOfPositiveDS

10000 ms

10000 ms

maxOfPositiveSD

10000 ms

10000 ms

packetLateArrival

10000 パケット

10000 パケット

packetLossDS

10000 パケット

10000 パケット

packetLossSD

10000 パケット

10000 パケット

packetMIA

10000 パケット

10000 パケット

packetOutOfSequence

10000 パケット

10000 パケット

rtt

5000 ms

3000 ms

次に、IP SLA 自動イーサネットの動作を使用する、動作パラメータ、予防的しきい値モニタリング、およびスケジューリング オプションを設定する例を示します。この例では、動作 10 が、testdomain という名前のドメイン内で検出されたすべてのメンテナンス エンドポイントおよび Virtual LAN(VLAN; 仮想 LAN)識別番号 34 に対して IP SLA イーサネット ping 動作を自動的に作成するように設定されます。接続損失イベントが 3 回連続して発生すると、予防的しきい値モニタリングの設定で指定したとおりに SNMP トラップ通知が送信されます。動作 10 のスケジュール期間は 60 秒で、動作はただちに開始されるようにスケジューリングされます。

ip sla ethernet-monitor 10
type echo domain testdomain vlan 34
!
ip sla ethernet-monitor reaction-configuration 10 react connectionLoss threshold-type consecutive 3 action-type trapOnly
!
ip sla ethernet-monitor schedule 10 schedule-period 60 start-time now

 
関連コマンド

コマンド
説明

ip sla ethernet-monitor

IP SLA の自動イーサネット動作の設定を開始し、イーサネット モニタ コンフィギュレーション モードに移行します。

ip sla logging traps

IP SLA トラップ通知に固有の SNMP システム ロギング メッセージの生成をイネーブルにします。

show ip sla ethernet-monitor configuration

IP SLA の自動イーサネット動作の設定を表示します。

snmp-server enable traps rtr

IP SLA SNMP トラップ通知の送信をイネーブルにします。

ip sla ethernet-monitor schedule

IP Service Level Agreement(SLA; サービス レベル契約)の自動イーサネット動作のスケジューリング パラメータを設定するには、グローバル コンフィギュレーション モードで ip sla ethernet-monitor schedule コマンドを使用します。動作を停止し、その動作をデフォルトの状態(保留)にするには、このコマンドの no 形式を使用します。

ip sla ethernet-monitor schedule operation-number schedule-period seconds [ frequency [ seconds ]] [ start-time { after hh : mm : ss | hh : mm [ : ss ] [ month day | day month ] | now | pending }]

no ip sla ethernet-monitor schedule operation-number

 
シンタックスの説明

operation-number

スケジューリングされる IP SLA 動作の番号。

schedule-period seconds

個別の IP SLA 動作の開始時間が配信される期間(秒単位)を指定します。

frequency seconds

(任意)各 IP SLA 動作が再開されるまでの秒数を指定します。デフォルトの頻度は、スケジュール期間に指定された値です。

start-time

(任意)動作が情報の収集を開始する時間。開始時間が指定されていない場合、情報は収集されません。

after hh : mm : ss

(任意)このコマンドを入力してから hh 時間 mm ss 秒後に動作を開始することを示します。

hh : mm [ : ss ]

(任意)時間、分、および秒を使用して、絶対開始時間を指定します。24 時間制を使用します。たとえば、 start-time 01:02 は「午前 1 時 2 分に開始」を表し、 start-time 13:01:30 は「午後 1 時 1 分 30 秒に開始」を表します。月日が指定されていない場合は、現在の日が黙示的に使用されます。

month

(任意)動作を開始する月の名前。月を指定しない場合、現在の月が使用されます。この引数を使用する場合は、日を指定する必要があります。月を指定するには、完全な英語名を使用するか、月の名前の先頭から 3 文字を使用します。

day

(任意)動作を開始する日(1 ~ 31)。日を指定しない場合、現在の日が使用されます。この引数を使用する場合は、月を指定する必要があります。

now

(任意)動作をただちに開始することを示します。

pending

(任意)情報は収集されません。このオプションがデフォルト値です。

 
コマンドのデフォルト

IP SLA の自動イーサネット動作は保留状態になります(つまり、動作はイネーブルでも、情報はアクティブに収集されません)。

 
コマンド モード

グローバル コンフィギュレーション(config)

 
コマンドの履歴

リリース
変更内容

12.2(33)SRB

このコマンドが追加されました。

12.2(33)SB

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SB に統合されました。

12.4(20)T

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.4(20)T に統合されました。

12.2(33)SXI

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SXI に統合されました。

 
使用上のガイドライン

ip sla ethernet-monitor schedule コマンドを使用して IP SLA の自動イーサネット動作をスケジューリングしたら、動作で情報の収集が完了するまで、動作の設定は変更できません。動作の設定を変更するには、グローバル コンフィギュレーション モードで no ip sla ethernet-monitor schedule operation-number コマンドを使用して、新しい設定情報を入力します。

IP SLA の自動イーサネット動作の現在の設定を表示するには、ユーザ EXEC モードまたは特権 EXEC モードで show ip sla ethernet-monitor configuration コマンドを使用します。

次に、IP SLA 自動イーサネットの動作を使用する、動作パラメータ、予防的しきい値モニタリング、およびスケジューリング オプションを設定する例を示します。この例では、動作 10 が、testdomain という名前のドメイン内で検出されたすべてのメンテナンス エンドポイントおよび Virtual LAN(VLAN; 仮想 LAN)識別番号 34 に対して IP SLA イーサネット ping 動作を自動的に作成するように設定されます。接続損失イベントが 3 回連続して発生すると、予防的しきい値モニタリングの設定で指定したとおりに Simple Network Management Protocol(SNMP; 簡易ネットワーク管理プロトコル)トラップ通知が送信されます。動作 10 のスケジュール期間は 60 秒で、動作はただちに開始されるようにスケジューリングされます。

ip sla ethernet-monitor 10
type echo domain testdomain vlan 34
!
ip sla ethernet-monitor reaction-configuration 10 react connectionLoss threshold-type consecutive 3 action-type trapOnly
!
ip sla ethernet-monitor schedule 10 schedule-period 60 start-time now

 
関連コマンド

コマンド
説明

ip sla ethernet-monitor

IP SLA の自動イーサネット動作の設定を開始し、イーサネット モニタ コンフィギュレーション モードに移行します。

show ip sla ethernet-monitor configuration

IP SLA の自動イーサネット動作の設定を表示します。

ip sla group schedule

Cisco IOS IP Service Level Agreement(SLA; サービス レベル契約)動作の複数動作スケジューリングを実行するには、グローバル コンフィギュレーション モードで ip sla group schedule コマンドを使用します。複数動作スケジュールに属するすべての IP SLA 動作が非アクティブになるようにするには、このコマンドの no 形式を使用します。

ip sla group schedule group-id { operation-ids | add operation-ids | delete operation-ids | reschedule } schedule-period seconds [ ageout seconds ] [ frequency [ seconds | range random-frequency-range ]] [ life { forever | seconds }] [ start-time { hh : mm [ : ss ] [ month day | day month ] | pending | now | after hh : mm : ss }]

no ip sla group schedule group-id

 
シンタックスの説明

group-id

スケジューリングされる IP SLA 動作のグループの識別番号。値の範囲は 0 ~ 65535 です。

operation-ids

新しい複数動作スケジュールに含まれる IP SLA 動作の識別(ID)番号のリスト。

動作 ID 番号の範囲をハイフンを使用して指定します。個々の ID 番号と ID 番号の範囲は、カンマで区切られます。たとえば、動作 ID 番号のリストは、次のいずれかの方法で入力します。

2, 3, 4, 9, 20

10-20, 30-35, 60-70

2, 3, 4, 90-100, 105-115

operation-ids 引数には、最大 125 文字含めることができます。

add operation-ids

既存の複数動作スケジュールに追加される 1 つ以上の IP SLA 動作の ID 番号を指定します。

delete operation-ids

既存の複数動作スケジュールから削除される 1 つ以上の IP SLA 動作の ID 番号を指定します。

reschedule

動作の数とスケジュール期間に基づいて複数動作スケジュール内の各 IP SLA 動作の開始時間を再計算します。このキーワードは、動作が既存の複数動作スケジュールに追加された後、または既存の複数動作スケジュールから削除された後に使用します。

schedule-period seconds

IP SLA 動作のグループがスケジューリングされている時間(秒単位)を指定します。値の範囲は 1 ~ 604800 です。

ageout seconds

(任意)情報をアクティブに収集していないときに、メモリ内に IP SLA 動作を維持する秒数を指定します。デフォルトは 0(期限切れしない)です。

frequency seconds

(任意)各 IP SLA 動作が再開されるまでの秒数を指定します。複数動作スケジュールに属するすべての動作の頻度が上書きされて、指定された頻度に設定されます。値の範囲は 1 ~ 604800 です。

(注) デフォルトの頻度は、スケジュール期間に指定された値です。

frequency range random-frequency-range

(任意)ランダム スケジューラ オプションをイネーブルにします。詳細については、「使用上のガイドライン」を参照してください。ランダム スケジューラ オプションは、デフォルトではディセーブルです。

複数動作スケジュール内の IP SLA 動作が再開される頻度が、指定された頻度の範囲(秒単位)内でランダムに選択されます。頻度の範囲の下限値と上限値はハイフンで分けられます(例:80-100)。

life forever

(任意)IP SLA 動作が無制限に実行されるようにスケジューリングします。

life seconds

(任意)IP SLA 動作が情報をアクティブに収集する秒数を指定します。デフォルトは 3600(1 時間)です。

start-time

(任意)IP SLA 動作のグループが情報の収集を開始する時間を指定します。 start-time が指定されていない場合、 start-time が設定されるか、 start-time now を実行するトリガーが発生するまで、情報は収集されません。

hh : mm [ : ss ]

(任意)時間、分、および(任意で)秒を使用して、複数動作スケジュールの絶対開始時間を指定します。24 時間制を使用します。たとえば、 start-time 01:02 は「午前 1 時 2 分に開始」を表し、 start-time 13:01:30 は「午後 1 時 1 分 30 秒に開始」を表します。 月日 が指定されていない場合は、現在の日が黙示的に使用されます。

month

(任意)複数動作スケジュールを開始する月の名前を指定します。月を指定しない場合、現在の月が使用されます。この引数を使用する場合は、日を指定する必要があります。月を指定するには、完全な英語名を使用するか、月の名前の先頭から 3 文字を使用します。

day

(任意)複数動作スケジュールを開始する日(1 ~ 31)を指定します。日を指定しない場合、現在の日が使用されます。この引数を使用する場合は、月を指定する必要があります。

pending

(任意)情報は収集されていないことを示します。これがデフォルト値です。

now

(任意)複数動作スケジュールをただちに開始することを示します。

after hh : mm : ss

(任意)このコマンドを入力してから hh 時間 mm ss 秒後に複数動作スケジュールを開始することを示します。

 
デフォルト

複数動作スケジュールが 保留 状態になります(つまり、IP SLA 動作のグループはイネーブルでも、情報はアクティブに収集されません)。

 
コマンド モード

グローバル コンフィギュレーション

 
コマンドの履歴

リリース
変更内容

12.4(4)T

このコマンドが追加されました。 ip sla monitor group schedule コマンドが、このコマンドに置き換えられました。

12.4(6)T

次の引数とキーワードが追加されました。

add operation-ids

delete operation-ids

reschedule

12.0(32)SY

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.0(32)SY に統合されました。

12.2(33)SRB

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRB に統合されました。 rtr group schedule コマンドが、このコマンドに置き換えられました。

range キーワードと random-frequency-range 引数が追加されました。

12.2(33)SB

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SB に統合されました。 ip sla monitor group schedule コマンドが、このコマンドに置き換えられました。

range キーワードと random-frequency-range 引数が追加されました。

12.2(33)SXI

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SXI に統合されました。 ip sla monitor group schedule コマンドが、このコマンドに置き換えられました。

range キーワードと random-frequency-range 引数が追加されました。

 
使用上のガイドライン

IP SLA 複数動作スケジューリング機能は、何千という動作のスケジューリングには役に立ちますが、CPU に重大な影響を与えないように、動作の数、スケジュール期間、頻度を指定する場合は注意が必要です。

たとえば、60 秒のスケジュール期間に 1 ~ 780 の動作をスケジューリングするシナリオについて考えてみます。コマンドは次のようになります。

ip sla group schedule 2 1-780 schedule-period 60 start-time now

IP SLA では、動作の数をスケジュール期間で割って 1 秒間に開始される動作の数を計算します(780 の動作を 60 秒で割ると、1 秒あたりの動作は 13 動作になります)。複数動作グループ 2 の動作 1 ~ 13 は 0 秒後に開始され、動作 14 ~ 26 は 1 秒後に開始され、動作 27 ~ 40 は 2 秒後に開始されるというように、動作 768 ~ 780 が 59 秒後に開始されるまで繰り返し開始されます。このように 1 秒ごとに動作が開始される高い値の場合(特にジッタ動作の場合)、CPU の負荷が非常に高い値になる可能性があります。

Cisco 2600 ルータの場合、1 秒あたりの動作の最大推奨値は 6 または 7(1 分あたりおよそ 350 ~ 400 動作)です。この 1 秒あたり 6 または 7 動作の値を超えると、パフォーマンス(CPU)に大きな影響を与える可能性があります。1 秒あたりの動作の最大推奨値は、プラットフォームによって異なることに注意してください。


) IP SLA の複数動作のスケジューリングによって、1 秒に開始される動作の数が高い値になっても、警告メッセージは表示されません。


ルータをリブートすると、IP SLA 複数動作スケジューリング機能は、リブート前に実行されたのと同じ順序で動作をスケジューリングします。たとえば、次の動作がスケジューリングされているとします。

ip sla group schedule 2 1-20 schedule-period 40 start-time now

40 秒の範囲を超えると、20 の動作(2 秒あたり 1 動作)が開始される必要があります。システムのリブート後、動作 1 は t 秒で開始され、動作 2 は t + 2 秒で開始され、動作 3 は t + 4 秒で開始されるというように続きます。

IP SLA 複数動作スケジューリング機能では、中断なしで実行できる最大動作数をスケジューリングします。ただし、この機能は、すでに実行されている IP SLA 動作や、設定されていないため存在しない動作はスキップします。動作の総数は、不明またはすでに実行されている動作の数に関係なく、コマンドで指定された動作の数に基づいて計算されます。IP SLA 複数動作スケジューリング機能では、アクティブな動作および不明な動作の数を示すメッセージが表示されます。ただし、これらのメッセージが表示されるのは、設定されていないまたはすでに実行されている動作をスケジューリングした場合だけです。

IP SLA ランダム スケジューラ

IP SLA ランダム スケジューラ オプションでは、複数の IP SLA 動作を、指定された期間にランダムな間隔で開始されるようにスケジューリングできます。ランダム スケジューラ オプションは、デフォルトではディセーブルです。ランダム スケジューラ オプションをイネーブルにするには、 frequency range random-frequency-range キーワードおよび引数を設定する必要があります。複数動作スケジュール内の動作は、指定された頻度範囲内の均一に分散されたランダムな頻度で再開されます。頻度の範囲を設定する場合は、次のガイドラインが適用されます。

頻度の範囲の開始値は、複数動作スケジュールのすべての動作のタイムアウト値よりも大きい値にする必要があります。

頻度の範囲の開始値は、スケジュール期間(動作のグループがスケジューリングされる時間)よりも大きい値にする必要があります。このガイドラインを順守することで、同じ動作が、スケジュール期間内に複数回スケジューリングされることがなくなります。

ランダム スケジューラ オプションがイネーブルである場合は、次のガイドラインが適用されます。

複数動作スケジュールの個々の動作は、均一に分散されて、スケジュール期間にランダムな間隔で開始されます。

複数動作スケジュール内の動作は、指定された頻度範囲内の均一に分散されたランダムな頻度で再開されます。

複数動作スケジュールの各動作の開始の最小間隔は、100 ミリ秒(0.1 秒)です。ランダム スケジューラ オプションがディセーブルの場合、最小間隔は 1 秒です。

特定の時間に開始されるようにスケジューリングできるのは、1 つの動作だけです。ランダム スケジューラ オプションがディセーブルの場合、複数の動作を同じ時間に開始できます。

最初の動作は常にスケジュール期間の 0 ミリ秒に開始されます。

複数動作スケジュールの各動作が開始される順序はランダムです。

IP SLA 動作の追加または削除

IP SLA 動作が既存の複数動作スケジュールに追加される場合、またはスケジュールから削除される場合は、次のガイドラインが適用されます。

すでに複数動作スケジュールに属している動作が追加された場合、アクションは実行されません。

複数動作スケジュールの開始後に 2 つ以上の動作が追加された場合、新しく追加された動作の開始時間は、新しい動作を追加する前に計算された間隔に基づいて均一に分散されます。複数動作スケジュールが開始される前に 2 つ以上の動作が追加された場合は、既存の動作と新たに追加された動作の両方に基づいて間隔が再計算されます。

動作が、ランダム スケジュール オプションがイネーブルな複数動作スケジュールに追加されると、新たに追加された動作の開始時間と頻度は、指定されたパラメータ内でランダムに選択されます。

既存の動作が期限切れしたり、既存の動作のライフタイムが終了した複数動作スケジュールに動作が追加された場合、新たに追加された動作が開始され、複数動作スケジュールで指定された時間の間はアクティブのままになります。

アクティブな動作が削除されると、動作は情報の収集を停止し、非アクティブになります。

動作が追加または削除された後に ip sla group schedule group-id reschedule コマンドが入力されると、動作の開始時間の間隔が、複数動作スケジュールに属する新しい動作数に基づいて再計算されます。

次に、IP SLA 動作 3、4、および 6 ~ 10(グループ 1 として指定)を、複数動作スケジューリングを使用してスケジューリングする例を示します。この例では、動作は、20 秒のスケジュール期間に均等間隔で開始されるようにスケジューリングされます。最初の動作(または動作のセット)は、ただちに開始されるようにスケジューリングされます。頻度は指定されていないため、頻度はデフォルトでスケジュール期間の値(20 秒)に設定されます。

ip sla group schedule 1 3, 4, 6-10 schedule-period 20 start-time now
 

次に、IP SLA 動作 1 ~ 3(グループ 2 として指定)を、ランダム スケジューラ オプションを使用してスケジューリングする例を示します。この例では、動作は、50 秒のスケジュール期間にランダムな間隔で開始されるようにスケジューリングされます。最初の動作は、ただちに開始されるようにスケジューリングされます。各動作が再開される頻度は、80 ~ 100 秒の範囲内でランダムに選択されます。

ip sla group schedule 2 1-3 schedule-period 50 frequency range 80-100 start-time now

 
関連コマンド

コマンド
説明

ip sla schedule

単一の IP SLA 動作のスケジューリング パラメータを設定します。

show ip sla configuration

IP SLA 動作の設定の詳細を表示します。

show ip sla group schedule

IP SLA 動作のグループ スケジューリングの詳細を表示します。

ip sla key-chain

Cisco IOS IP Service Level Agreement(SLA; サービス レベル契約)制御メッセージ認証をイネーブルにし、MD5 キー チェーンを指定するには、グローバル コンフィギュレーション モードで ip sla key-chain コマンドを使用します。制御メッセージ認証を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。

ip sla key-chain name

no ip sla key-chain

 
シンタックスの説明

name

MD5 キー チェーンの名前。

 
デフォルト

制御メッセージ認証はディセーブルです。

 
コマンド モード

グローバル コンフィギュレーション

 
コマンドの履歴

リリース
変更内容

12.4(4)T

このコマンドが追加されました。 ip sla monitor key-chain コマンドが、このコマンドに置き換えられました。

12.0(32)SY

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.0(32)SY に統合されました。

12.2(33)SRB

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRB に統合されました。 rtr key-chain コマンドが、このコマンドに置き換えられました。

12.2(33)SB

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SB に統合されました。 ip sla monitor key-chain コマンドが、このコマンドに置き換えられました。

12.2(33)SXI

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SXI に統合されました。 ip sla monitor key-chain コマンドが、このコマンドに置き換えられました。

 
使用上のガイドライン

IP SLA の送信元と IP SLA Responder デバイスの認証設定は、同じである必要があります。つまり、両方のデバイスを同じキー チェーンで設定するか、両方のデバイスで認証を使用しないようにする必要があります。

ip sla key-chain コマンドが入力された場合、MD5 認証を行うためには、少なくとも 1 つのキーを指定された MD5 キー チェーンに追加する必要があります。

次の例では、IP SLA 制御メッセージは MD5 認証を使用し、キー チェーン名は CSAA です。キー 1 の認証文字列は csaakey1 です。

ip sla key-chain csaa
 
key chain csaa
key 1
key-string csaakey1

 
関連コマンド

コマンド
説明

key

キー チェーンの認証キーを識別します。

key chain

ルーティング プロトコルの認証をイネーブルにし、認証キーのグループを識別します。

key-string(認証)

キーの認証文字列を指定します。

ip sla

IP SLA 動作の設定を開始し、IP SLA コンフィギュレーション モードに移行します。

ip sla logging traps

Cisco IOS IP Service Level Agreement(SLA; サービス レベル契約)トラップ通知に固有の Simple Network Management Protocol(SNMP; 簡易ネットワーク管理プロトコル)システム ロギング メッセージの生成をイネーブルにするには、グローバル コンフィギュレーション モードで ip sla logging traps コマンドを使用します。IP SLA システム ロギングの SNMP トラップをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。

ip sla logging traps

no ip sla logging traps

 
シンタックスの説明

このコマンドには、キーワードまたは引数はありません。

 
デフォルト

IP SLA トラップ通知に固有の SNMP システム ロギング メッセージは生成されません。

 
コマンド モード

グローバル コンフィギュレーション

 
コマンドの履歴

リリース
変更内容

12.4(4)T

このコマンドが追加されました。 ip sla monitor logging traps コマンドが、このコマンドに置き換えられました。

12.0(32)SY

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.0(32)SY に統合されました。

12.2(33)SRB

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRB に統合されました。 rtr logging traps コマンドが、このコマンドに置き換えられました。

12.2(33)SB

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SB に統合されました。 ip sla monitor logging traps コマンドが、このコマンドに置き換えられました。

12.2(33)SXI

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SXI に統合されました。 ip sla monitor logging traps コマンドが、このコマンドに置き換えられました。

 
使用上のガイドライン

IP SLA の SNMP トラップ通知はトリガーされたアクションとして設定でき、監視対象の値が上限しきい値を超えた場合、または下限しきい値を下回った場合、あるいは、定義された一連の条件が満たされた場合に送信されます。たとえば、SNMP トラップは、IP SLA 動作中の連続する 5 回のタイムアウトによってトリガーできます。SNMP トラップの送信は、IP SLA しきい値違反に設定できるトリガーされるアクションのオプションの 1 つです。IP SLA 動作の予防的しきい値モニタリング パラメータを設定するには、グローバル コンフィギュレーション モードで ip sla reaction-configuration コマンドを使用します。

IP SLA の SNMP トラップは、CISCO-RTTMON-MIB および CISCO-SYSLOG-MIB でサポートされます。IP SLA SNMP トラップ通知の送信をイネーブルにするには、 snmp-server enable traps rtr コマンドを使用します。

次に、Round-Trip Time(RTT; ラウンドトリップ時間)の違反および Voice over IP(VoIP)の Mean Opinion Score(MOS; 平均オピニオン評点)の違反でトリガーされる IP SLA トラップの設定と、これらの SNMP ロギング トラップをイネーブルにするために必要な SNMP 設定の例を示します。

ip sla 1
udp-jitter 209.165.200.225 dest-port 9234
!
ip sla schedule 1 start now life forever
ip sla reaction-configuration 1 react rtt threshold-type immediate threshold-value 3000 2000 action-type trapOnly
ip sla reaction-configuration 1 react MOS threshold-type consecutive 4 threshold-value 390 220 action-type trapOnly
!
ip sla logging traps
snmp-server enable traps rtr

 
関連コマンド

コマンド
説明

ip sla reaction-configuration

IP SLA の動作の予防的しきい値モニタリングのパラメータを設定します。

logging on

システム メッセージ ロギングをグローバルに制御(イネーブルまたはディセーブル)します。

ip sla low-memory

Cisco IOS IP Service Level Agreement(SLA; サービス レベル契約)の設定を許可するために使用可能にする必要がある未使用のメモリの量を指定するには、グローバル コンフィギュレーション モードで ip sla low-memory コマンドを使用します。動作のタイプの設定を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。

ip sla low-memory bytes

no ip sla low-memory

 
シンタックスの説明

bytes

IP SLA を設定するために使用可能にする必要があるメモリの量(バイト単位)を指定します。範囲は、0 ~使用できる空きメモリの最大量です。

 
デフォルト

メモリのデフォルトの量は、システムで使用できるメモリの 25% です。

 
コマンド モード

グローバル コンフィギュレーション

 
コマンドの履歴

リリース
変更内容

12.4(4)T

このコマンドが追加されました。 ip sla monitor low-memory コマンドが、このコマンドに置き換えられました。

12.0(32)SY

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.0(32)SY に統合されました。

12.2(33)SRB

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRB に統合されました。 rtr low-memory コマンドが、このコマンドに置き換えられました。

12.2(33)SB

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SB に統合されました。 ip sla monitor low-memory コマンドが、このコマンドに置き換えられました。

12.2(33)SXI

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SXI に統合されました。 ip sla monitor low-memory コマンドが、このコマンドに置き換えられました。

 
使用上のガイドライン

ip sla low-memory コマンドでは、IP SLA で使用できるメモリの量を指定できます。使用できる空きメモリの量が、 ip sla low-memory コマンドで指定された値を下回ると、IP SLA では、新しい動作を設定できません。このコマンドが使用されない場合、デフォルトの low-memory 値は 25% になります。つまり、システム メモリの 75% が利用されている場合、IP SLA のどの特性も設定できません。

ip sla low-memory コマンドの値は、システムで使用できる空きメモリの量を上回ることはできません。システムで使用できる空きメモリの量を確認するには、 show memory ユーザ EXEC または特権 EXEC コマンドを使用します。

次の例では、少なくとも 2 MB のメモリが IP SLA 設定用に開放されるように、ルータを設定します。

ip sla low-memory 2097152

 
関連コマンド

コマンド
説明

ip sla

IP SLA 動作の設定を開始し、IP SLA コンフィギュレーション モードに移行します。

show memory

空きメモリ プール統計情報を含む、メモリに関する統計情報を表示します。

ip sla monitor


) Cisco IOS Release 12.4(4)T、12.2(33)SB、および 12.2(33)SXI では、ip sla monitor コマンドは ip sla コマンドに置き換えられています。詳細については、ip sla コマンドを参照してください。


Cisco IOS IP Service Level Agreement(SLA; サービス レベル契約)動作の設定を開始し、IP SLA モニタ コンフィギュレーション モードに移行するには、グローバル コンフィギュレーション モードで ip sla monitor コマンドを使用します。動作のスケジュール、応答設定、および応答トリガーなど、動作の設定情報をすべて削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。

ip sla monitor operation-number

no ip sla monitor operation-number

 
シンタックスの説明

operation-number

設定する IP SLA 動作の識別に使用する動作番号。

 
デフォルト

IP SLA 動作は設定されません。

 
コマンド モード

グローバル コンフィギュレーション

 
コマンドの履歴

リリース
変更内容

12.3(14)T

このコマンドが追加されました。

12.4(4)T

このコマンドが、 ip sla コマンドに置き換えられました。

12.2(31)SB2

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(31)SB2 に統合されました。 rtr コマンドが、このコマンドに置き換えられました。

12.2(33)SXH

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SXH に統合されました。

12.2(33)SB

このコマンドが、 ip sla コマンドに置き換えられました。

12.2(33)SXI

このコマンドが、 ip sla コマンドに置き換えられました。

 
使用上のガイドライン

ip sla monitor コマンドは、IP SLA 動作の設定を開始するために使用されます。設定する動作の識別番号を指定するには、このコマンドを使用します。このコマンドを入力すると、ルータは IP SLA モニタ コンフィギュレーション モードに移行します。

IP SLA では、最大で 2000 の動作が許可されます。

デバッグは、先頭から 32 までの動作番号でのみサポートされます。

動作の設定後に、動作をスケジューリングする必要があります。動作のスケジューリングについては、 ip sla monitor schedule および ip sla monitor group schedule グローバル コンフィギュレーション コマンドを参照してください。動作の応答トリガーを任意で設定することもできます。応答トリガーについては、 ip sla monitor reaction-configuration および ip sla monitor reaction-trigger グローバル コンフィギュレーション コマンドを参照してください。

既存の IP SLA 動作の動作タイプを変更するには、最初に IP SLA 動作を削除し( no ip sla monitor グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用)、新しい動作タイプで動作を再設定する必要があります。


) 動作をスケジューリングしたら、動作の設定は変更できません。スケジューリング後に動作の設定を変更するには、最初に IP SLA 動作を削除し(no ip sla monitor コマンドを使用)、新しい動作パラメータで動作を再設定します。


動作の現在の設定を表示するには、ユーザ EXEC モードまたは特権 EXEC モードで show ip sla monitor configuration コマンドを使用します。

次の例では、動作 99 が User Datagram Protocol(UDP; ユーザ データグラム プロトコル)ジッタ動作として設定され、5 時間以内に実行が開始されるようスケジューリングされます。

ip sla monitor 99
type jitter dest-ipaddr 172.29.139.134 dest-port 5000 num-packets 20
!
ip sla monitor schedule 99 life 300 start-time after 00:05:00

) 動作 99 がすでに存在し、スケジューリングされていない場合、動作 99 のコマンドライン インターフェイスは、IP SLA モニタ コンフィギュレーション モードに移行します。動作がすでに存在し、スケジューリングされている場合、このコマンドは失敗します。


 
関連コマンド

コマンド
説明

ip sla monitor group schedule

複数の IP SLA 動作のグループ スケジューリング パラメータを設定します。

ip sla monitor reaction-configuration

IP SLA の制御下のイベントに基づいて発生する特定のアクションを設定します。

ip sla monitor reaction-trigger

トリガー アクション タイプのオプションのいずれかが、 ip sla monitor reaction-configuration コマンドで定義されている場合に、保留状態からアクティブな状態へ移行するように 2 番目の IP SLA 動作を定義します。

ip sla monitor schedule

単一の IP SLA 動作のスケジューリング パラメータを設定します。

show ip sla monitor configuration

IP SLA のすべての動作または指定した動作のすべてのデフォルトなどの設定値を表示します。

show ip sla monitor statistics

IP SLA のすべての動作または指定した動作の現在の動作ステータスおよび統計情報を表示します。

show ip sla monitor statistics aggregated

IP SLA のすべての動作または指定した動作の集約された統計エラーおよび分散情報を表示します。

ip sla monitor group schedule


) Cisco IOS Release 12.4(4)T、12.2(33)SB、および 12.2(33)SXI では、ip sla monitor group schedule コマンドは ip sla group schedule コマンドに置き換えられています。詳細については、ip sla group schedule コマンドを参照してください。


Cisco IOS IP Service Level Agreement(SLA; サービス レベル契約)動作のグループ スケジューリングを実行するには、グローバル コンフィギュレーション モードで ip sla monitor group schedule コマンドを使用します。動作を停止し、動作を標準スケジューリングのデフォルトの状態にするには、このコマンドの no 形式を使用します。

ip sla monitor group schedule group-operation-number operation-id-numbers schedule-period seconds [ ageout seconds ] [ frequency [ seconds | range random-frequency-range ]] [ life { forever | seconds }] [ start-time { hh : mm [ : ss ] [ month day | day month ] | pending | now | after hh : mm : ss }]

no ip sla monitor group schedule

 
シンタックスの説明

group-operation-number

スケジューリングされる IP SLA 動作のグループ設定またはグループ スケジュール番号。値の範囲は 0 ~ 65535 です。

operation-id-numbers

スケジューリングされた動作グループの IP SLA 動作 ID 番号のリスト。動作 ID 番号の範囲をハイフンを使用して指定します。個々の ID 番号と ID 番号の範囲は、カンマで区切られます。たとえば、動作 ID 番号のリストは、次のいずれかの方法で入力します。

2, 3, 4, 9, 20

10-20, 30-35, 60-70

2, 3, 4, 90-100, 105-115

operation-id-numbers 引数には、最大 125 文字含めることができます。

schedule-period seconds

IP SLA 動作グループがスケジューリングされる時間(秒単位)を指定します。値の範囲は 1 ~ 604800 です。

ageout seconds

(任意)情報をアクティブに収集していないときに、メモリ内に動作を維持する秒数を指定します。デフォルトは 0(期限切れしない)です。

frequency seconds

(任意)各 IP SLA 動作が再開されるまでの秒数を指定します。このキーワードと引数が指定された場合、グループに属するすべての動作の頻度は上書きされて、指定された頻度に設定されます。値の範囲は 1 ~ 604800 です。

(注) このキーワードと引数が指定されない場合、各動作の頻度は、スケジュール期間に指定された値に設定されます。

frequency range random-frequency-range

(任意)ランダム スケジューラ オプションをイネーブルにします。ランダム スケジューラ オプションは、デフォルトではディセーブルです。

動作のグループが再開される、均一に分散されたランダムな頻度が、指定された頻度の範囲(秒単位)内で選択されます。頻度の下限値と上限値はハイフンで分けられます(例:80-100)。

life forever

(任意)動作が無制限に実行されるようにスケジューリングします。

life seconds

(任意)動作が情報をアクティブに収集する秒数を指定します。デフォルトは 3600(1 時間)です。

start-time

(任意)動作が情報の収集を開始する時間を指定します。 start-time が指定されていない場合、 start-time が設定されるか、 start-time now を実行するトリガーが発生するまで、情報は収集されません。

hh : mm [ : ss ]

(任意)時間、分、および(任意で)秒を使用して、絶対開始時間を指定します。24 時間制を使用します。たとえば、 start-time 01:02 は「午前 1 時 2 分に開始」を表し、 start-time 13:01:30 は「午後 1 時 1 分 30 秒に開始」を表します。 月日 が指定されていない場合は、現在の日が黙示的に使用されます。

month

(任意)動作を開始する月の名前。月を指定しない場合、現在の月が使用されます。この引数を使用する場合は、日を指定する必要があります。月を指定するには、完全な英語名を使用するか、月の名前の先頭から 3 文字を使用します。

day

(任意)動作を開始する日(1 ~ 31)。日を指定しない場合、現在の日が使用されます。この引数を使用する場合は、月を指定する必要があります。

pending

(任意)情報が収集されていないことを示します。これがデフォルト値です。

now

(任意)動作をただちに開始することを示します。

after hh : mm : ss

(任意)このコマンドを入力してから hh 時間 mm ss 秒後に動作を開始することを示します。

 
デフォルト

動作は 保留 状態になります(つまり、動作はイネーブルでも、情報はアクティブに収集されません)。

 
コマンド モード

グローバル コンフィギュレーション

 
コマンドの履歴

リリース
変更内容

12.3(14)T

このコマンドが追加されました。

12.4(2)T

range キーワードと random-frequency-range 引数が追加されました。

12.4(4)T

このコマンドが、 ip sla group schedule コマンドに置き換えられました。

12.2(31)SB2

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(31)SB2 に統合されました。 rtr group schedule コマンドが、このコマンドに置き換えられました。

12.2(33)SXH

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SXH に統合されました。

12.2(33)SB

このコマンドが、 ip sla group schedule コマンドに置き換えられました。

12.2(33)SXI

このコマンドが、 ip sla group schedule コマンドに置き換えられました。

 
使用上のガイドライン

IP SLA 複数動作スケジューリング機能は、何千という動作のスケジューリングには役に立ちますが、CPU に重大な影響を与えないように、動作の数、スケジュール期間、動作グループの頻度を指定する場合は注意が必要です。

たとえば、60 秒のスケジュール期間に 1 ~ 780 の動作をスケジューリングするシナリオについて考えてみます。コマンドは次のようになります。

ip sla monitor group schedule 2 1-780 schedule-period 60 start-time now

IP SLA では、動作の数をスケジュール期間で割って 1 秒間に開始される動作の数を計算します(780 の動作を 60 秒で割ると、1 秒あたりの動作は 13 動作になります)。動作グループ 2 の動作 1 ~ 13 は 0 秒後に開始され、動作 14 ~ 26 は 1 秒後に開始され、動作 27 ~ 40 は 2 秒後に開始されるというように、動作 768 ~ 780 が 59 秒後に開始されるまで繰り返し開始されます。このように 1 秒ごとに動作が開始される高い値の場合(特にジッタ動作の場合)、CPU の負荷が非常に高い値になる可能性があります。

Cisco 2600 ルータの場合、1 秒あたりの動作の最大推奨値は 6 または 7(1 分あたりおよそ 350 ~ 400 動作)です。この 1 秒あたり 6 または 7 動作の値を超えると、パフォーマンス(CPU)に大きな影響を与える可能性があります。1 秒あたりの動作の最大推奨値は、プラットフォームによって異なることに注意してください。


) IP SLA の複数動作のスケジューリングによって、1 秒に開始される動作の数が高い値になっても、警告メッセージは表示されません。


ルータをリブートすると、IP SLA 複数動作スケジューリング機能は、リブート前に実行されたのと同じ順序で動作をスケジューリングします。たとえば、次の動作がスケジューリングされているとします。

ip sla monitor group schedule 2 1-20 schedule-period 40 start-time now

40 秒の範囲を超えると、20 の動作(2 秒あたり 1 動作)が開始される必要があります。システムのリブート後、動作 1 は t 秒で開始され、動作 2 は t + 2 秒で開始され、動作 3 は t + 4 秒で開始されるというように続きます。

IP SLA 複数動作スケジューリング機能では、中断なしで実行できる最大動作数をスケジューリングします。ただし、この機能は、すでに実行されている IP SLA 動作や、設定されていないため存在しない動作はスキップします。動作の総数は、不明またはすでに実行されている動作の数に関係なく、コマンドで指定された動作の数に基づいて計算されます。IP SLA 複数動作スケジューリング機能では、アクティブな動作および不明な動作の数を示すメッセージが表示されます。ただし、これらのメッセージが表示されるのは、設定されていないまたはすでに実行されている動作をスケジューリングした場合だけです。

IP SLA ランダム スケジューラ

IP SLA ランダム スケジューラ オプションでは、複数の IP SLA 動作を、指定された期間にランダムな間隔で開始されるようにスケジューリングできます。ランダム スケジューラ オプションは、デフォルトではディセーブルです。ランダム スケジューラ オプションをイネーブルにするには、 frequency range random-frequency-range キーワードおよび引数を設定する必要があります。動作のグループは、指定された頻度範囲の均一に分散されたランダムな頻度で再開されます。頻度の範囲を設定する場合は、次のガイドラインが適用されます。

頻度の範囲の開始値は、グループ動作のすべての動作のタイムアウト値よりも大きい値にする必要があります。

頻度の範囲の開始値は、スケジュール期間(グループ動作がスケジューリングされる時間)よりも大きい値にする必要があります。このガイドラインを順守することで、同じ動作が、スケジュール期間内に複数回スケジューリングされることがなくなります。

ランダム スケジューラ オプションがイネーブルである場合は、次のガイドラインが適用されます。

グループ動作の個々の動作は、均一に分散されて、スケジュール期間にランダムな間隔で開始されます。

動作のグループは、指定された頻度範囲の均一に分散されたランダムな頻度で再開されます。

グループ動作の各動作の開始の最小間隔は、100 ミリ秒(0.1 秒)です。ランダム スケジューラ オプションがディセーブルの場合、最小間隔は 1 秒です。

特定の時間に開始されるようにスケジューリングできるのは、1 つの動作だけです。ランダム スケジューラ オプションがディセーブルの場合、複数の動作を同じ時間に開始できます。

最初の動作は常にスケジュール期間の 0 ミリ秒に開始されます。

グループ動作の各動作が開始される順序はランダムです。

次に、IP SLA 動作 3、4、および 6 ~ 10をグループ(グループ 1 として指定)としてケジューリングする例を示します。この例では、動作は、20 秒のスケジュール期間に均等間隔で開始されるようにスケジューリングされます。最初の動作(または動作のセット)は、ただちに開始されるようにスケジューリングされます。頻度は指定されていないため、頻度はデフォルトでスケジュール期間の値(20 秒)に設定されます。

ip sla monitor group schedule 1 3, 4, 6-10 schedule-period 20 start-time now
 
 

次に、IP SLA 動作 1 ~ 3 をグループ(グループ 2 として指定)としてスケジューリングする例を示します。この例では、動作は、50 秒のスケジュール期間にランダムな間隔で開始されるようにスケジューリングされます。最初の動作は、ただちに開始されるようにスケジューリングされます。ランダム スケジューラ オプションはイネーブルになり、動作のグループが再開される頻度は、80 ~ 100 秒の範囲内でランダムに選択されます。

ip sla monitor group schedule 2 1-3 schedule-period 50 frequency range 80-100 start-time now

 
関連コマンド

コマンド
説明

ip sla monitor schedule

単一の IP SLA 動作のスケジューリング パラメータを設定します。

show ip sla monitor configuration

IP SLA 動作の設定の詳細を表示します。

show ip sla monitor group schedule

IP SLA 動作のグループ スケジューリングの詳細を表示します。

ip sla monitor key-chain


) Cisco IOS Release 12.4(4)T、12.2(33)SB、および 12.2(33)SXI では、ip sla monitor key-chain コマンドは ip sla key-chain コマンドに置き換えられています。詳細については、ip sla key-chain コマンドを参照してください。


Cisco IOS IP Service Level Agreement(SLA; サービス レベル契約)制御メッセージ認証をイネーブルにし、MD5 キー チェーンを指定するには、グローバル コンフィギュレーション モードで ip sla monitor key-chain コマンドを使用します。制御メッセージ認証を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。

ip sla monitor key-chain name

no ip sla monitor key-chain

 
シンタックスの説明

name

MD5 キー チェーンの名前。

 
デフォルト

制御メッセージ認証はディセーブルです。

 
コマンド モード

グローバル コンフィギュレーション

 
コマンドの履歴

リリース
変更内容

12.3(14)T

このコマンドが追加されました。

12.4(4)T

このコマンドが、 ip sla key-chain コマンドに置き換えられました。

12.2(31)SB2

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(31)SB2 に統合されました。 rtr key-chain コマンドが、このコマンドに置き換えられました。

12.2(33)SXH

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SXH に統合されました。

12.2(33)SB

このコマンドが、 ip sla key-chain コマンドに置き換えられました。

12.2(33)SXI

このコマンドが、 ip sla key-chain コマンドに置き換えられました。

 
使用上のガイドライン

IP SLA の送信元と IP SLA Responder デバイスの認証設定は、同じである必要があります。つまり、両方のデバイスを同じキー チェーンで設定するか、両方のデバイスで認証を使用しないようにする必要があります。

ip sla monitor key-chain コマンドが入力された場合、MD5 認証を行うためには、少なくとも 1 つのキーを指定された MD5 キー チェーンに追加する必要があります。

次の例では、IP SLA 制御メッセージは MD5 認証を使用し、キー チェーン名は CSAA です。キー 1 の認証文字列は csaakey1 です。

ip sla monitor key-chain csaa
 
key chain csaa
key 1
key-string csaakey1

 
関連コマンド

コマンド
説明

key

キー チェーンの認証キーを識別します。

key chain

ルーティング プロトコルの認証をイネーブルにし、認証キーのグループを識別します。

key-string(認証)

キーの認証文字列を指定します。

ip sla monitor

IP SLA 動作の設定を開始し、IP SLA モニタ コンフィギュレーション モードに移行します。

ip sla monitor logging traps


) Cisco IOS Release 12.4(4)T、12.2(33)SB、および 12.2(33)SXI では、ip sla monitor logging traps コマンドは ip sla logging traps コマンドに置き換えられています。詳細については、ip sla logging traps コマンドを参照してください。


Cisco IOS IP Service Level Agreement(SLA; サービス レベル契約)トラップ通知に固有の Simple Network Management Protocol(SNMP; 簡易ネットワーク管理プロトコル)システム ロギング メッセージの生成をイネーブルにするには、グローバル コンフィギュレーション モードで ip sla monitor logging traps コマンドを使用します。IP SLA システム ロギングの SNMP トラップをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。

ip sla monitor logging traps

no ip sla monitor logging traps

 
シンタックスの説明

このコマンドには、キーワードまたは引数はありません。

 
デフォルト

IP SLA トラップ通知に固有の SNMP システム ロギング メッセージは生成されません。

 
コマンド モード

グローバル コンフィギュレーション

 
コマンドの履歴

リリース
変更内容

12.3(14)T

このコマンドが追加されました。

12.4(4)T

このコマンドが、 ip sla logging traps コマンドに置き換えられました。

12.2(31)SB2

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(31)SB2 に統合されました。 rtr logging traps コマンドが、このコマンドに置き換えられました。

12.2(33)SXH

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SXH に統合されました。

12.2(33)SB

このコマンドが、 ip sla logging traps コマンドに置き換えられました。

12.2(33)SXI

このコマンドが、 ip sla logging traps コマンドに置き換えられました。

 
使用上のガイドライン

IP SLA の SNMP トラップ通知はトリガーされたアクションとして設定でき、監視対象の値が上限しきい値を超えた場合、または下限しきい値を下回った場合、あるいは、定義された一連の条件が満たされた場合に送信されます。たとえば、SNMP トラップは、IP SLA 動作中の連続する 5 回のタイムアウトによってトリガーできます。SNMP トラップの送信は、IP SLA しきい値違反に設定できるトリガーされるアクションのオプションの 1 つです。IP SLA 動作の予防的しきい値モニタリング パラメータを設定するには、グローバル コンフィギュレーション モードで ip sla monitor reaction-configuration コマンドを使用します。

IP SLA の SNMP トラップは、CISCO-RTTMON-MIB および CISCO-SYSLOG-MIB でサポートされます。IP SLA SNMP トラップ通知の送信をイネーブルにするには、 snmp-server enable traps rtr コマンドを使用します。

次に、Round-Trip Time(RTT; ラウンドトリップ時間)の違反および Voice over IP(VoIP)の Mean Opinion Score(MOS; 平均オピニオン評点)の違反でトリガーされる IP SLA トラップの設定と、これらの SNMP ロギング トラップをイネーブルにするために必要な SNMP 設定の例を示します。

ip sla monitor 1
type jitter dest-ipaddr 209.165.200.225 dest-port 9234
!
ip sla monitor schedule 1 start now life forever
ip sla monitor reaction-configuration 1 react rtt threshold-type immediate threshold-value 3000 2000 action-type trapOnly
ip sla monitor reaction-configuration 1 react MOS threshold-type consecutive 4 threshold-value 390 220 action-type trapOnly
!
ip sla monitor logging traps
snmp-server enable traps rtr

 
関連コマンド

コマンド
説明

ip sla monitor reaction-configuration

IP SLA の動作の予防的しきい値モニタリングのパラメータを設定します。

snmp-server enable traps rtr

IP SLA SNMP トラップ通知の送信をイネーブルにします。

ip sla monitor low-memory


) Cisco IOS Release 12.4(4)T、12.2(33)SB、および 12.2(33)SXI では、ip sla monitor low-memory コマンドは ip sla low-memory コマンドに置き換えられています。詳細については、ip sla low-memory コマンドを参照してください。


Cisco IOS IP Service Level Agreement(SLA; サービス レベル契約)の設定を許可するために使用可能にする必要がある未使用のメモリの量を指定するには、グローバル コンフィギュレーション モードで ip sla monitor low-memory コマンドを使用します。動作のタイプの設定を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。

ip sla monitor low-memory bytes

no ip sla monitor low-memory

 
シンタックスの説明

bytes

IP SLA を設定するために使用可能にする必要があるメモリの量(バイト単位)を指定します。範囲は、0 ~使用できる空きメモリの最大量です。

 
デフォルト

メモリのデフォルトの量は、システムで使用できるメモリの 25% です。

 
コマンド モード

グローバル コンフィギュレーション

 
コマンドの履歴

リリース
変更内容

12.3(14)T

このコマンドが追加されました。

12.4(4)T

このコマンドが、 ip sla low-memory コマンドに置き換えられました。

12.2(31)SB2

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(31)SB2 に統合されました。 rtr low-memory コマンドが、このコマンドに置き換えられました。

12.2(33)SXH

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SXH に統合されました。

12.2(33)SB

このコマンドが、 ip sla low-memory コマンドに置き換えられました。

12.2(33)SXI

このコマンドが、 ip sla low-memory コマンドに置き換えられました。

 
使用上のガイドライン

ip sla monitor low-memory コマンドでは、IP SLA で使用できるメモリの量を指定できます。使用できる空きメモリの量が、 ip sla monitor low-memory コマンドで指定された値を下回ると、IP SLA では、新しい動作を設定できません。このコマンドが使用されない場合、デフォルトの low-memory 値は 25% になります。つまり、システム メモリの 75% が利用されている場合、IP SLA のどの特性も設定できません。

ip sla monitor low-memory コマンドの値は、システムで使用できる空きメモリの量を上回ることはできません。システムで使用できる空きメモリの量を確認するには、 show memory ユーザ EXEC または特権 EXEC コマンドを使用します。

次の例では、少なくとも 2 MB のメモリが IP SLA 設定用に開放されるように、ルータを設定します。

ip sla monitor low-memory 2097152

 
関連コマンド

コマンド
説明

ip sla monitor

IP SLA 動作の設定を開始し、IP SLA モニタ コンフィギュレーション モードに移行します。

show memory

空きメモリ プール統計情報を含む、メモリに関する統計情報を表示します。

ip sla monitor reaction-configuration


) Cisco IOS Release 12.4(4)T、12.2(33)SB、および 12.2(33)SXI では、ip sla monitor reaction-configuration コマンドは ip sla reaction-configuration コマンドに置き換えられています。詳細については、ip sla reaction-configuration コマンドを参照してください。


Cisco IOS IP Service Level Agreement(SLA; サービス レベル契約)動作の予防的しきい値モニタリング パラメータを設定するには、グローバル コンフィギュレーション モードで ip sla monitor reaction-configuration コマンドを使用します。指定した IP SLA 動作のしきい値モニタリング設定をすべてクリアするには、このコマンドの no 形式を使用します。

ip sla monitor reaction-configuration operation-number react monitored-element [ action-type option ] [ threshold-type { average [ number-of-measurements ] | consecutive [ occurrences ] | immediate | never | xofy [ x-value y-value ]}] [ threshold-value upper-threshold lower-threshold ]

no ip sla monitor reaction-configuration operation-number

 
シンタックスの説明

operation-number

応答を設定する IP SLA 動作の番号。

react monitored-element

しきい値違反について監視される要素を指定します。

(注) モニタリングに使用できる要素は、設定している IP SLA 動作のタイプによって異なります。

monitored-element 引数のキーワード オプションは次のとおりです。

connectionLoss :監視対象動作で一方向接続損失があった場合に、応答が発生することを指定します。

icpif :一方向の Calculated Planning Impairment Factor(ICPIF)の値が上限しきい値または下限しきい値に違反すると、応答が発生することを指定します。

jitterAvg :平均ラウンドトリップ ジッタ値が、上限しきい値または下限しきい値に違反すると、応答が発生することを指定します。

jitterDSAvg :平均の一方向の(宛先から送信元)ジッタ値が、上限しきい値または下限しきい値に違反すると、応答が発生することを指定します。

jitterSDAvg :平均の一方向の(送信元から宛先)ジッタ値が、上限しきい値または下限しきい値に違反すると、応答が発生することを指定します。

react monitored-element (続き)

maxOfNegativeDS :一方向の(宛先から送信元)最大の負のジッタしきい値に違反すると、応答が発生することを指定します。

maxOfNegativeSD :一方向の(送信元から宛先)最大の負のジッタしきい値に違反すると、応答が発生することを指定します。

maxOfPositiveDS :一方向の(宛先から送信元)最大の正のジッタしきい値に違反すると、応答が発生することを指定します。

maxOfPositiveSD :一方向の(送信元から宛先)最大の正のジッタしきい値に違反すると、応答が発生することを指定します。

mos :一方向の Mean Opinion Score(MOS; 平均オピニオン評点)値が上限しきい値または下限しきい値に違反すると、応答が発生することを指定します。

packetLateArrival :一方向の遅延パケット数が、上限しきい値または下限しきい値に違反すると、応答が発生することを指定します。

packetLossDS :一方向の(宛先から送信元)パケット損失値が、上限しきい値または下限しきい値に違反すると、応答が発生することを指定します。

packetLossSD :一方向の(送信元から宛先)パケット損失値が、上限しきい値または下限しきい値に違反すると、応答が発生することを指定します。

packetMIA :一方向の不明パケット数が、上限しきい値または下限しきい値に違反すると、応答が発生することを指定します。

packetOutOfSequence :一方向のシーケンスを外れたパケット数が、上限しきい値または下限しきい値に違反すると、応答が発生することを指定します。

rtt :ラウンドトリップ時間が、上限しきい値または下限しきい値に違反すると、応答が発生することを指定します。

timeout :監視対象動作で一方向タイムアウトがあった場合に、応答が発生することを指定します。

verifyError :一方向のエラー検証違反があった場合に、応答が発生することを指定します。

action-type option

(任意)しきい値イベントが発生したときに、動作が実行するアクションまたはアクションの組み合わせを指定します。 threshold-type never キーワードが定義されている場合は、 action-type キーワードがディセーブルになります。 option 引数には次のいずれかのキーワードを指定できます。

none :アクションが実行されません。このオプションがデフォルト値です。

trapAndTrigger :違反条件が満たされたときに、 trapOnly オプションおよび triggerOnly オプションの定義に従って、Simple Network Management Protocol(SNMP; 簡易ネットワーク管理プロトコル)トラップをトリガーし、別の IP SLA 動作を開始します。

trapOnly :監視対象要素で指定された違反タイプが発生した場合、SNMP ロギング トラップを送信します。

triggerOnly :違反条件が満たされた場合、1 つ以上のターゲット動作の動作状態を保留からアクティブに移行します。トリガーされるターゲット動作は、 ip sla monitor reaction-trigger コマンドを使用して指定されます。ターゲット動作は、ターゲット動作に設定されたライフタイム値で指定されたとおり、そのライフが期限切れになるまで続行されます。トリガーされたターゲット動作をもう一度トリガーするには、そのライフを終了する必要があります。

threshold-type average [ number-of-measurements ]

(任意)監視対象要素に指定された測定の数の平均が上限しきい値を超えた場合、または監視対象要素に指定された測定の数の平均が下限しきい値を下回ると、 action-type キーワードで定義したアクションが実行されます。たとえば、 react rtt threshold-type average 3 の上限しきい値が 5000 ms として設定され、動作の最後の 3 つの結果が 6000、6000、および 5000 ms である場合、平均は 6000 + 6000 + 5000 = 17000/3 = 5667 となるため、5000 ms の上限しきい値に違反します。

5 つの平均の測定のデフォルト数は、 number-of-measurements 引数を使用して変更できます。有効範囲は 1 ~ 16 です。

このシンタックスは、 connectionLoss timeout 、または verifyError キーワードが監視対象要素として指定されている場合は使用できません。これらのオプションには上限しきい値と下限しきい値は適用されません。

threshold-type consecutive [ occurrences ]

(任意)監視対象要素でしきい値違反が指定した回数連続して発生した場合に、 action-type キーワードで定義したアクションが実行されます。

連続発生回数のデフォルト値は 5 で、 occurrences 引数を使用して変更できます。有効範囲は 1 ~ 16 です。

occurrences 値は、 show ip sla monitor reaction-configuration コマンドの出力に、「Threshold Count」値として表示されます。

threshold-type immediate

(任意)監視対象要素でしきい値違反が発生した場合に、 action-type キーワードで定義したアクションがただちに実行されます。

threshold-type never

(任意)しきい値違反を計算しません。これがデフォルトのしきい値タイプです。

threshold-type xofy [ x-value y-value ]

(任意)監視対象要素のしきい値違反が、測定の最後の y 回内の x 回(「x of y」)に達した場合に、 action-type キーワードで定義したアクションが実行されます。

デフォルトは、x および y どちらの値についても 5 です( xofy 5 5 )。各値の有効範囲は 1 ~ 16 です。

x-value は、 show ip sla monitor reaction-configuration コマンドの出力に「Threshold Count」値として表示され、 y-value は「Threshold Count2」値として表示されます。

[ threshold-value upper-threshold lower-threshold ]

(任意)該当する監視対象要素の上限しきい値と下限しきい値を指定します。デフォルトの値のリストについては、「使用上のガイドライン」の 表 8 を参照してください。

と入力します。有効範囲は 100(1.00)~ 500(5.00)です。

 
デフォルト

IP SLA の予防的しきい値モニタリングはディセーブルになります。


) 特定の監視対象要素のデフォルトの上限しきい値と下限しきい値のリストについては、「使用上のガイドライン」の表 9 を参照してください。


 
コマンド モード

グローバル コンフィギュレーション

 
コマンドの履歴

リリース
変更内容

12.3(14)T

このコマンドが追加されました。

12.4(2)T

monitored-element 引数の次のキーワードが追加されました。

icpif

maxOfNegativeDS

maxOfPositiveDS

maxOfNegativeSD

maxOfPositiveSD

packetLateArrival

packetMIA

packetOutOfSequence

12.4(4)T

このコマンドが、 ip sla reaction-configuration コマンドに置き換えられました。

12.2(31)SB2

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(31)SB2 に統合されました。 rtr reaction-configuration コマンドが、このコマンドに置き換えられました。

12.2(33)SXH

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SXH に統合されました。

12.2(33)SB

このコマンドが、 ip sla reaction-configuration コマンドに置き換えられました。

12.2(33)SXI

このコマンドが、 ip sla reaction-configuration コマンドに置き換えられました。

 
使用上のガイドライン

ip sla monitor reaction-configuration コマンドを複数回設定して、同じ動作の複数の要素(宛先から送信元へのパケット損失および MOS のしきい値を設定する場合など)に対して予防的しきい値モニタリングをイネーブルにすることができます。ただし、個々の監視対象要素のディセーブル化はサポートされていません。つまり、 no ip sla monitor reaction-configuration コマンドを使用すると、指定した IP SLA 動作の予防的しきい値モニタリングの設定がすべてディセーブルになります。

IP SLA の SNMP トラップは、CISCO-RTTMON-MIB および CISCO-SYSLOG-MIB でサポートされます。IP SLA トラップ通知に固有の SNMP システム ロギング メッセージの生成をイネーブルにするには、 ip sla monitor logging traps コマンドを使用します。IP SLA SNMP トラップ通知の送信をイネーブルにするには、 snmp-server enable traps rtr コマンドを使用します。

IP SLA 動作の現在のしきい値モニタリング設定を表示するには、 show ip sla monitor configuration コマンドを使用します。

表 9 に、特定の監視対象要素のデフォルトの上限しきい値と下限しきい値を示します。

 

表 9 監視対象要素のデフォルトのしきい値

監視対象要素のキーワード
上限しきい値
下限しきい値

icpif

93(スコア)

93(スコア)

jitterAvg

100 ms

100 ms

jitterDSAvg

100 ms

100 ms

jitterSDAvg

100 ms

100 ms

maxOfNegativeDS

10000 ms

10000 ms

maxOfPositiveDS

10000 ms

10000 ms

maxOfNegativeSD

10000 ms

10000 ms

maxOfPositiveSD

10000 ms

10000 ms

mos

500(スコア)

100(スコア)

packetLateArrival

10000 パケット

10000 パケット

packetLossDS

10000 パケット

10000 パケット

packetLossSD

10000 パケット

10000 パケット

packetMIA

10000 パケット

10000 パケット

packetOutOfSequence

10000 パケット

10000 パケット

rtt

5000 ms

3000 ms

次の例では、MOS 値が 4.9(最高品質)を超えたとき、または 2.5(低品質)を下回ったときに SNMP ロギング トラップを送信するよう、IP SLA 動作 10(User Datagram Protocol(UDP; ユーザ データグラム プロトコル)ジッタ動作)が設定されます。

ip sla monitor reaction-configuration 10 react mos threshold-type immediate threshold-value 490 250 action-type trapOnly

 
関連コマンド

コマンド
説明

ip sla monitor

IP SLA 動作の設定を開始し、IP SLA モニタ コンフィギュレーション モードに移行します。

ip sla monitor logging traps

IP SLA トラップ通知に固有の SNMP システム ロギング メッセージの生成をイネーブルにします。

ip sla monitor reaction-trigger

トリガー アクション タイプのオプションのいずれかが、 ip sla monitor reaction-configuration グローバル コンフィギュレーション コマンドで定義されている場合に、保留状態からアクティブな状態へ移行するように 2 番目の IP SLA 動作を定義します。

show ip sla monitor reaction-configuration

すべての IP SLA 動作または指定された動作に対して設定されている予防的しきい値モニタリング設定を表示します。

show ip sla monitor reaction-trigger

トリガーされた IP SLA 動作の設定済みの状態を表示します。

snmp-server enable traps rtr

IP SLA SNMP トラップ通知の送信をイネーブルにします。

ip sla monitor reaction-trigger


) Cisco IOS Release 12.4(4)T、12.2(33)SB、および 12.2(33)SXI では、ip sla monitor reaction-trigger コマンドは ip sla reaction-trigger コマンドに置き換えられています。詳細については、ip sla reaction-trigger コマンドを参照してください。


トリガー アクション タイプのオプションのいずれかが、 ip sla monitor reaction-configuration コマンドで定義されている場合に、保留状態からアクティブな状態へ移行する 2 番目の Cisco IOS IP Service Level Agreement(SLA; サービス レベル契約)動作を定義するには、グローバル コンフィギュレーション モードで ip sla monitor reaction-trigger コマンドを使用します。トリガーの組み合わせを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。

ip sla monitor reaction-trigger operation-number target-operation

no ip sla monitor reaction-trigger operation

 
シンタックスの説明

operation-number

トリガー アクション タイプが定義される動作の番号( ip sla monitor reaction-configuration グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用)。

target-operation

アクティブな状態にトリガーされる動作の番号。

 
デフォルト

トリガーの組み合わせは定義されません。

 
コマンド モード

グローバル コンフィギュレーション

 
コマンドの履歴

リリース
変更内容

12.3(14)T

このコマンドが追加されました。

12.4(4)T

このコマンドが、 ip sla reaction-trigger コマンドに置き換えられました。

12.2(31)SB2

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(31)SB2 に統合されました。 rtr reaction-trigger コマンドが、このコマンドに置き換えられました。

12.2(33)SXH

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SXH に統合されました。

12.2(33)SB

このコマンドが、 ip sla reaction-trigger コマンドに置き換えられました。

12.2(33)SXI

このコマンドが、 ip sla reaction-trigger コマンドに置き換えられました。

 
使用上のガイドライン

トリガーは通常、診断目的で使用され、通常の動作状況では使用されません。

次の例では、IP SLA 動作 2 に対してトリガー アクション タイプが定義されています。動作 2 が統計情報をアクティブに収集している間に、ユーザが指定したしきい値違反イベントが発生すると、IP SLA 動作 1 の動作状態がトリガーされて、保留からアクティブに変更されます。

ip sla monitor reaction-trigger 2 1

 
関連コマンド

コマンド
説明

ip sla monitor

IP SLA 動作の設定を開始し、IP SLA モニタ コンフィギュレーション モードに移行します。

ip sla monitor reaction-configuration

IP SLA の制御下のイベントに基づいて発生する特定のアクションを設定します。

ip sla monitor schedule

IP SLA 動作の時間パラメータを設定します。

ip sla monitor reset


) Cisco IOS Release 12.4(4)T、12.2(33)SB、および 12.2(33)SXI では、ip sla monitor reset コマンドは ip sla reset コマンドに置き換えられています。詳細については、ip sla reset コマンドを参照してください。


Cisco IOS IP Service Level Agreement(SLA; サービス レベル契約)エンジンのシャットダウンと再起動を実行するには、グローバル コンフィギュレーション モードで ip sla monitor reset コマンドを使用します。

ip sla monitor reset

 
シンタックスの説明

このコマンドには、キーワードまたは引数はありません。

 
デフォルト

なし

 
コマンド モード

グローバル コンフィギュレーション

 
コマンドの履歴

リリース
変更内容

12.3(14)T

このコマンドが追加されました。

12.4(4)T

このコマンドが、 ip sla reset コマンドに置き換えられました。

12.2(31)SB2

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(31)SB2 に統合されました。 rtr reset コマンドが、このコマンドに置き換えられました。

12.2(33)SXH

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SXH に統合されました。

12.2(33)SB

このコマンドが、 ip sla reset コマンドに置き換えられました。

12.2(33)SXI

このコマンドが、 ip sla reset コマンドに置き換えられました。

 
使用上のガイドライン

ip sla monitor reset コマンドは、動作をすべて停止し、IP SLA コンフィギュレーション情報をクリアして、IP SLA 機能をスタートアップ状態に戻します。このコマンドは、NVRAM(不揮発性 RAM)のスタートアップ コンフィギュレーションに保存されている IP SLA 設定を再読み込みしません。設定を再入力するか、以前に保存された設定ファイルを読み込む必要があります。


ip sla monitor reset コマンドは、IP SLA Label Switched Path(LSP; ラベル スイッチド パス)ヘルス モニタ設定を、実行コンフィギュレーションから削除しません。



ip sla monitor reset コマンドは、多くの動作の設定が正しくない場合などの極端な状況でのみ使用してください。


次に、Cisco IOS IP SLA エンジンを再起動し、保存されている IP SLA 情報および設定をすべてクリアする例を示します。

ip sla monitor reset

 
関連コマンド

コマンド
説明

ip sla monitor restart

停止した IP SLA 動作を再開します。

ip sla monitor responder


) Cisco IOS Release 12.4(4)T、12.2(33)SB、および 12.2(33)SXI では、ip sla monitor responder コマンドは ip sla responder コマンドに置き換えられています。詳細については、ip sla responder コマンドを参照してください。


一般的な IP SLA 動作に対して Cisco IOS IP Service Level Agreement(SLA; サービス レベル契約)Responder をイネーブルにするには、グローバル コンフィギュレーション モードで ip sla monitor responder コマンドを使用します。IP SLA Responder をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。

ip sla monitor responder

no ip sla monitor responder

 
シンタックスの説明

このコマンドには、キーワードまたは引数はありません。

 
デフォルト

IP SLA Responder はディセーブルになります。

 
コマンド モード

グローバル コンフィギュレーション

 
コマンドの履歴

リリース
変更内容

12.3(14)T

このコマンドが追加されました。

12.4(4)T

このコマンドが、 ip sla responder コマンドに置き換えられました。

12.2(31)SB2

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(31)SB2 に統合されました。 rtr responder コマンドが、このコマンドに置き換えられました。

12.2(33)SXH

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SXH に統合されました。

12.2(33)SB

このコマンドが、 ip sla responder コマンドに置き換えられました。

12.2(33)SXI

このコマンドが、 ip sla responder コマンドに置き換えられました。

 
使用上のガイドライン

このコマンドは、IP SLA 動作で IP SLA 制御パケットの送受信をイネーブルにするために、宛先デバイスで使用されます。IP SLA Responder をイネーブルにすると、IP SLA 動作を送信するデバイスでパケット損失の統計情報を生成できます。

動作のパケットを IP SLA Responder に送信する前に、IP SLA 動作は制御メッセージを IP SLA Responder に送信して宛先ポートをイネーブルにします。

次に、IP SLA Responder をイネーブルにする例を示します。

ip sla monitor responder

 
関連コマンド

コマンド
説明

ip sla monitor

IP SLA 動作の設定を開始し、IP SLA モニタ コンフィギュレーション モードに移行します。

ip sla monitor responder type tcpConnect ipaddress

Transmission Control Protocol(TCP; 伝送制御プロトコル)接続動作に対して IP SLA Responder をイネーブルにします。

ip sla monitor responder type udpEcho ipaddress

User Datagram Protocol(UDP; ユーザ データグラム プロトコル)エコーおよびジッタ動作に対して IP SLA Responder をイネーブルにします。

ip sla monitor responder type tcpConnect ipaddress


) Cisco IOS Release 12.4(4)T、12.2(33)SB、および 12.2(33)SXI では、ip sla monitor responder type tcpConnect ipaddress コマンドは ip sla responder tcp-connect ipaddress コマンドに置き換えられています。詳細については、ip sla responder tcp-connect ipaddress コマンドを参照してください。


Transmission Control Protocol(TCP; 伝送制御プロトコル)接続動作の Cisco IOS IP Service Level Agreement(SLA; サービス レベル契約)Responder をイネーブルにするには、グローバル コンフィギュレーション モードで ip sla monitor responder type tcpConnect ipaddress コマンドを使用します。IP SLA Responder をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。

ip sla monitor responder type tcpConnect ipaddress ip-address port port-number

no ip sla monitor responder type tcpConnect ipaddress ip-address port port-number

 
シンタックスの説明

ip-address

宛先 IP アドレス。

port port-number

宛先ポート番号を指定します。

 
デフォルト

IP SLA Responder はディセーブルになります。

 
コマンド モード

グローバル コンフィギュレーション

 
コマンドの履歴

リリース
変更内容

12.3(14)T

このコマンドが追加されました。

12.4(4)T

このコマンドが、 ip sla responder tcp-connect ipaddress コマンドに置き換えられました。

12.2(31)SB2

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(31)SB2 に統合されました。 rtr responder type tcpConnect コマンドが、このコマンドに置き換えられました。

12.2(33)SXH

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SXH に統合されました。

12.2(33)SB

このコマンドが、 ip sla responder tcp-connect ipaddress コマンドに置き換えられました。

12.2(33)SXI

このコマンドが、 ip sla responder tcp-connect ipaddress コマンドに置き換えられました。

 
使用上のガイドライン

このコマンドは、IP SLA 動作で、TCP 接続動作パケットの受け入れと戻りをイネーブルにするために宛先デバイスで使用されます。

次に、TCP 接続動作に対して IP SLA Responder をイネーブルにする例を示します。

ip sla monitor responder type tcpConnect ipaddress A.B.C.D port 1

 
関連コマンド

コマンド
説明

ip sla monitor

IP SLA 動作の設定を開始し、IP SLA モニタ コンフィギュレーション モードに移行します。

ip sla monitor responder

非特定の IP SLA 動作に対して IP SLA Responder をイネーブルにします。

ip sla monitor responder type udpEcho ipaddress


) Cisco IOS Release 12.4(4)T、12.2(33)SB、および 12.2(33)SXI では、ip sla monitor responder type udpEcho ipaddress コマンドは ip sla responder udp-echo ipaddress コマンドに置き換えられています。詳細については、ip sla responder udp-echo ipaddress コマンドを参照してください。


User Datagram Protocol(UDP; ユーザ データグラム プロトコル)エコーまたはジッタ動作に対して Cisco IOS IP Service Level Agreement(SLA; サービス レベル契約)Responder をイネーブルにするには、グローバル コンフィギュレーション モードで ip sla monitor responder type udpEcho ipaddress コマンドを使用します。IP SLA Responder をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。

ip sla monitor responder type udpEcho ipaddress ip-address port port-number

no ip sla monitor responder type udpEcho ipaddress ip-address port port-number

 
シンタックスの説明

ip-address

宛先 IP アドレス。

port port-number

宛先ポート番号を指定します。

 
デフォルト

IP SLA Responder はディセーブルになります。

 
コマンド モード

グローバル コンフィギュレーション

 
コマンドの履歴

リリース
変更内容

12.3(14)T

このコマンドが追加されました。

12.4(4)T

このコマンドが、 ip sla responder udp-echo ipaddress コマンドに置き換えられました。

12.2(31)SB2

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(31)SB2 に統合されました。 rtr responder type udpEcho コマンドが、このコマンドに置き換えられました。

12.2(33)SXH

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SXH に統合されました。

12.2(33)SB

このコマンドが、 ip sla responder udp-echo ipaddress コマンドに置き換えられました。

12.2(33)SXI

このコマンドが、 ip sla responder udp-echo ipaddress コマンドに置き換えられました。

 
使用上のガイドライン

このコマンドは、IP SLA 動作で、非ネイティブ インターフェイスでの UDP エコーおよびジッタ(UDP+)動作をイネーブルにするために、宛先デバイスで使用されます。

次に、ジッタ動作に対して IP SLA Responder をイネーブルにする例を示します。

ip sla monitor responder type udpEcho ipaddress A.B.C.D port 1

 
関連コマンド

コマンド
説明

ip sla monitor

IP SLA 動作の設定を開始し、IP SLA モニタ コンフィギュレーション モードに移行します。

ip sla monitor responder

非特定の IP SLA 動作に対して IP SLA Responder をイネーブルにします。

ip sla monitor restart


) Cisco IOS Release 12.4(4)T、12.2(33)SB、および 12.2(33)SXI では、ip sla monitor restart コマンドは ip sla restart コマンドに置き換えられています。詳細については、ip sla restart コマンドを参照してください。


Cisco IOS IP Service Level Agreement(SLA; サービス レベル契約)動作を再開するには、グローバル コンフィギュレーション モードで ip sla monitor restart コマンドを使用します。

ip sla monitor restart operation-number

 
シンタックスの説明

operation-number

再開する IP SLA 動作の番号。IP SLA では、最大で 2000 の動作が許可されます。

 
デフォルト

なし

 
コマンド モード

グローバル コンフィギュレーション

 
コマンドの履歴

リリース
変更内容

12.3(14)T

このコマンドが追加されました。

12.4(4)T

このコマンドが、 ip sla restart コマンドに置き換えられました。

12.2(31)SB2

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(31)SB2 に統合されました。 rtr restart コマンドが、このコマンドに置き換えられました。

12.2(33)SXH

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SXH に統合されました。

12.2(33)SB

このコマンドが、 ip sla restart コマンドに置き換えられました。

12.2(33)SXI

このコマンドが、 ip sla restart コマンドに置き換えられました。

 
使用上のガイドライン

動作を再開するには、動作をアクティブな状態にする必要があります。

IP SLA では、最大で 2000 の動作が許可されます。

このコマンドには、 no 形式はありません。

次に、動作 12 を再開する例を示します。

ip sla monitor restart 12

 
関連コマンド

コマンド
説明

ip sla monitor reset

現在の IP SLA 統計情報と設定情報をルータからすべてクリアし、IP SLA エンジンをリセットします。

ip sla monitor schedule


) Cisco IOS Release 12.4(4)T、12.2(33)SB、および 12.2(33)SXI では、ip sla monitor schedule コマンドは ip sla schedule コマンドに置き換えられています。詳細については、ip sla schedule コマンドを参照してください。


単一の Cisco IOS IP Service Level Agreement(SLA; サービス レベル契約)動作のスケジューリング パラメータを設定するには、グローバル コンフィギュレーション モードで ip sla monitor schedule コマンドを使用します。動作を停止し、その動作をデフォルトの状態(保留)にするには、このコマンドの no 形式を使用します。

ip sla monitor schedule operation-number [ life { forever | seconds }] [ start-time { hh : mm [ : ss ] [ month day | day month ] | pending | now | after hh : mm : ss }] [ ageout seconds ] [ recurring ]

no ip sla monitor schedule operation-number

 
シンタックスの説明

operation-number

スケジューリングする IP SLA 動作の番号。

life forever

(任意)動作が無制限に実行されるようにスケジューリングします。

life seconds

(任意)動作が情報をアクティブに収集する秒数。デフォルトは 3600秒(1 時間)です。

start-time

(任意)動作が開始される時間。

hh : mm [ : ss ]

時間、分、および(任意で)秒を使用して、絶対開始時間を指定します。24 時間制を使用します。たとえば、 start-time 01:02 は「午前 1 時 2 分に開始」を表し、 start-time 13:01:30 は「午後 1 時 1 分 30 秒に開始」を表します。 月日 が指定されていない場合は、現在の日が黙示的に使用されます。

month

(任意)動作を開始する月の名前。月を指定しない場合、現在の月が使用されます。この引数を使用する場合は、日を指定する必要があります。月を指定するには、完全な英語名を使用するか、月の名前の先頭から 3 文字を使用します。

day

(任意)動作を開始する日(1 ~ 31)。日を指定しない場合、現在の日が使用されます。この引数を使用する場合は、月を指定する必要があります。

pending

(任意)情報は収集されません。これがデフォルト値です。

now

(任意)動作をただちに開始することを示します。

after hh : mm : ss

(任意)このコマンドを入力してから hh 時間 mm ss 秒後に動作を開始することを示します。

ageout seconds

(任意)情報をアクティブに収集していないときに、メモリ内に動作を維持する秒数。デフォルトは 0 秒(期限切れしない)です。

recurring

(任意)動作が、毎日指定された時間および指定された期間に自動的に開始されることを示します。

 
デフォルト

動作は保留状態になります(つまり、動作はイネーブルでも、情報はアクティブに収集されません)。

 
コマンド モード

グローバル コンフィギュレーション

 
コマンドの履歴

リリース
変更内容

12.3(14)T

このコマンドが追加されました。

12.4(4)T

このコマンドが、 ip sla schedule コマンドに置き換えられました。

12.2(31)SB2

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(31)SB2 に統合されました。 rtr schedule コマンドが、このコマンドに置き換えられました。

12.2(33)SXH

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SXH に統合されました。

12.2(33)SB

このコマンドが、 ip sla schedule コマンドに置き換えられました。

12.2(33)SXI

このコマンドが、 ip sla schedule コマンドに置き換えられました。

 
使用上のガイドライン

ip sla monitor schedule コマンドを使用して動作をスケジューリングしたら、動作の設定は変更できません。動作の設定を変更するには、 ip sla monitor グローバル コンフィギュレーション コマンドの no 形式を使用し、設定情報を再入力します。

動作が保留状態にある場合は、 ip sla monitor reaction-trigger および ip sla monitor reaction-configuration グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、保留状態からアクティブな状態に移行する条件を定義できます。動作がアクティブな状態である場合は、ただちに情報の収集が開始されます。

次のタイム ラインは、動作の期限切れプロセスを示しています。

W----------------------X----------------------Y----------------------Z
 

変数の内容は次のとおりです。

W は、動作が ip sla monitor グローバル コンフィギュレーション コマンドで設定された時間です。

X は、動作の開始時間またはライフの開始(動作が「アクティブ」になった時間)です。

Y は、 ip sla monitor schedule グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して設定されたライフの終了です(ライフの秒数は 0 までカウント ダウンされます)。

Z は、動作の期限切れです。

期限切れは W および Y でカウント ダウンを開始し、X と Y の間で一時停止され、Y で設定されているサイズにリセットされます。

動作は、実行する前に期限切れにすることができます(つまり、Z は X の前に実行できます)。実行前に期限切れにならないようにするには、動作の設定時間と開始時間(X と W)の差を、期限切れの秒数よりも短く設定します。


) 履歴テーブルと統計情報テーブルを保持するために必要な RAM の合計量は、IP SLA 動作のスケジューリング時に割り当てられます。これにより、ルータに高い負荷がかかった場合にルータのメモリの問題を回避でき、またアクティブな IP SLA 動作がルータに対して引き起こすオーバーヘッドの量が低減されます。


recurring キーワードは、単一の IP SLA 動作をスケジューリングする場合にだけサポートされます。 ip sla monitor schedule コマンドを使用して複数の IP SLA 動作をスケジューリングすることはできません。繰り返す IP SLA 動作の life 値は、1 日未満になります。繰り返す動作の ageout 値は、「never」(0 の値で指定される)にする必要があります。または life 値と ageout 値の合計が 1 日を超える必要があります。 recurring オプションを指定しない場合、動作は既存の通常のスケジューリング モードで開始されます。

次の例では、動作 25 が 4 月 5 日の午後 3 時にアクティブなデータ収集を 開始します。この動作は、非アクティブな状態が 12 時間続いた後に期限切れになります。非アクティブな状態は、動作の開始前または動作のライフが終了した後になります。この動作が期限切れになった場合、動作のすべての設定情報が削除されます(つまり、設定情報は、RAM 内の実行コンフィギュレーションには含まれなくなります)。

ip sla monitor schedule 25 life 43200 start-time 15:00 apr 5 ageout 43200
 
 

次の例では、動作 1 が 5 分の遅延後にデータ収集を開始します。

ip sla monitor schedule 1 start-time after 00:05:00
 
 

次の例では、動作 3 がただちにデータ収集を開始し、無期限に実行されるようスケジューリングされます。

ip sla monitor schedule 3 start-time now life forever
 
 

次の例では、動作 15 が毎日午前 1 時 30 分にデータの自動収集を開始します。

ip sla monitor schedule 15 start-time 01:30:00 recurring

 
関連コマンド

コマンド
説明

ip sla monitor

IP SLA 動作の設定を開始し、IP SLA モニタ コンフィギュレーション モードに移行します。

ip sla monitor group schedule

IP SLA 動作のグループ スケジューリングを実行します。

ip sla monitor reaction-configuration

IP SLA の制御下のイベントに基づいて発生する特定のアクションを設定します。

ip sla monitor reaction-trigger

トリガー アクション タイプのオプションのいずれかが、 ip sla monitor reaction-configuration グローバル コンフィギュレーション コマンドで定義されている場合に、保留状態からアクティブな状態へ移行するように 2 番目の IP SLA 動作を定義します。

show ip sla monitor configuration

IP SLA 動作の設定の詳細を表示します。

ip sla reaction-configuration

Cisco IOS IP Service Level Agreement(SLA; サービス レベル契約)動作の予防的しきい値モニタリング パラメータを設定するには、グローバル コンフィギュレーション モードで ip sla reaction-configuration コマンドを使用します。指定した IP SLA 動作のしきい値モニタリング設定をすべてクリアするには、このコマンドの no 形式を使用します。

ip sla reaction-configuration operation-number react monitored-element [ action-type option ] [ threshold-type { average [ number-of-measurements ] | consecutive [ occurrences ] | immediate | never | xofy [ x-value y-value ]}] [ threshold-value upper-threshold lower-threshold ]

no ip sla reaction-configuration operation-number

 
シンタックスの説明

operation-number

応答を設定する IP SLA 動作の番号。

react monitored-element

(任意)しきい値違反について監視される要素を指定します。

(注) モニタリングに使用できる要素は、実行している IP SLA 動作のタイプによって異なります。

monitored-element 引数のキーワード オプションは次のとおりです。

connectionLoss :監視対象動作で一方向接続損失があった場合に、応答が発生することを指定します。 threshold-value キーワードは、この監視対象要素に適用されません。

frameLossDS :一方向の(宛先から送信元)Digital Signal Processor(DSP; デジタル シグナル プロセッサ)フレーム損失値が、上限しきい値または下限しきい値に違反すると、応答が発生することを指定します。

iaJitterDS :一方向の(宛先から送信元)到着時間間隔ジッタ値が、上限しきい値または下限しきい値に違反すると、応答が発生することを指定します。

iaJitterSD :一方向(送信元から宛先)到着時間間隔ジッタ値が、上限しきい値または下限しきい値に違反すると、応答が発生することを指定します。

icpif :一方向の Calculated Planning Impairment Factor(ICPIF)の値が上限しきい値または下限しきい値に違反すると、応答が発生することを指定します。

jitterAvg :平均ラウンドトリップ ジッタ値が、上限しきい値または下限しきい値に違反すると、応答が発生することを指定します。

jitterDSAvg :平均の一方向の(宛先から送信元)ジッタ値が、上限しきい値または下限しきい値に違反すると、応答が発生することを指定します。

jitterSDAvg :平均の一方向の(送信元から宛先)ジッタ値が、上限しきい値または下限しきい値に違反すると、応答が発生することを指定します。

react monitored-element (続き)

latencyDSAvg :平均の一方向の(宛先から送信元)遅延値が、上限しきい値または下限しきい値に違反すると、応答が発生することを指定します。

latencySDAvg :平均の一方向の(送信元から宛先)遅延値が、上限しきい値または下限しきい値に違反すると、応答が発生することを指定します。

maxOflatencyDS :一方向の(宛先から送信元)最大遅延しきい値に違反すると、応答が発生することを指定します。

maxOflatencySD :一方向の(送信元から宛先)最大遅延しきい値に違反すると、応答が発生することを指定します。

maxOfNegativeDS :一方向の(宛先から送信元)最大の負のジッタしきい値に違反すると、応答が発生することを指定します。

maxOfNegativeSD :一方向の(送信元から宛先)最大の負のジッタしきい値に違反すると、応答が発生することを指定します。

maxOfPositiveDS :一方向の(宛先から送信元)最大の正のジッタしきい値に違反すると、応答が発生することを指定します。

maxOfPositiveSD :一方向の(送信元から宛先)最大の正のジッタしきい値に違反すると、応答が発生することを指定します。

mos :一方向の Mean Opinion Score(MOS; 平均オピニオン評点)値が、上限しきい値または下限しきい値に違反すると、応答が発生することを指定します。

moscqds: 一方向の(宛先から送信元)Mean Opinion Score for Conversational Quality(MOS-CQ; カンバセーション品質の平均オピニオン評点)値が、上限しきい値または下限しきい値に違反すると、応答が発生することを指定します。

moscqsd: 一方向の(送信元から宛先)MOS-CQ 値が、上限しきい値または下限しきい値に違反すると、応答が発生することを指定します。

moslqds: 一方向の(宛先から送信元)Mean Opinion Score for Listening Quality(MOS-LQ; 受信品質の平均オピニオン評点)値が、上限しきい値または下限しきい値に違反すると、応答が発生することを指定します。

packetLateArrival :一方向の遅延パケット数が、上限しきい値または下限しきい値に違反すると、応答が発生することを指定します。

react monitored-element (続き)

packetLoss :パケット損失値が、上限しきい値または下限しきい値に違反すると、応答が発生することを指定します。パケットのパスは不明です。

packetLossDS :一方向の(宛先から送信元)パケット損失値が、上限しきい値または下限しきい値に違反すると、応答が発生することを指定します。

packetLossSD :一方向の(送信元から宛先)パケット損失値が、上限しきい値または下限しきい値に違反すると、応答が発生することを指定します。

packetMIA :一方向の不明パケット数が、上限しきい値または下限しきい値に違反すると、応答が発生することを指定します。

packetOutOfSequence :一方向のシーケンスを外れたパケット数が、上限しきい値または下限しきい値に違反すると、応答が発生することを指定します。

rFactorDS :一方向の(宛先から送信元)予測送信レーティング ファクタ R が、上限しきい値または下限しきい値に違反すると、応答が発生することを指定します。

rFactorSD :一方向の(送信元から宛先)予測送信レーティング ファクタ R が、上限しきい値または下限しきい値に違反すると、応答が発生することを指定します。

rtt :ラウンドトリップ時間が、上限しきい値または下限しきい値に違反すると、応答が発生することを指定します。

successivePacketLoss :一方向の連続廃棄パケット数が、上限しきい値または下限しきい値に違反すると、応答が発生することを指定します。

timeout :監視対象動作で一方向タイムアウトがあった場合に、応答が発生することを指定します。 threshold-value キーワードは、この監視対象要素に適用されません。

verifyError :一方向のエラー検証違反があった場合に、応答が発生することを指定します。 threshold-value キーワードは、この監視対象要素に適用されません。

action-type option

(任意)しきい値イベントが発生したときに、動作が実行するアクションまたはアクションの組み合わせを指定します。 threshold-type never キーワードが定義されている場合は、 action-type キーワードがディセーブルになります。 option 引数には次のいずれかのキーワードを指定できます。

none :アクションが実行されません。このオプションがデフォルト値です。

trapAndTrigger :違反条件が満たされたときに、 trapOnly オプションおよび triggerOnly オプションの定義に従って、Simple Network Management Protocol(SNMP; 簡易ネットワーク管理プロトコル)トラップをトリガーし、別の IP SLA 動作を開始します。

trapOnly :監視対象要素で指定された違反タイプが発生した場合、SNMP ロギング トラップを送信します。

triggerOnly :違反条件が満たされた場合、1 つ以上のターゲット動作の動作状態を保留からアクティブに移行します。トリガーされるターゲット動作は、 ip sla reaction-trigger コマンドを使用して指定されます。ターゲット動作は、ターゲット動作に設定されたライフタイム値で指定されたとおり、そのライフが期限切れになるまで続行されます。トリガーされたターゲット動作をもう一度トリガーするには、そのライフを終了する必要があります。

threshold-type average [ number-of-measurements ]

(任意)監視対象要素に指定された測定の数の平均が上限しきい値を超えた場合、または監視対象要素に指定された測定の数の平均が下限しきい値を下回ると、 action-type キーワードで定義したアクションが実行されます。たとえば、 react rtt threshold-type average 3 の上限しきい値が 5000 ms として設定され、動作の最後の 3 つの結果が 6000、6000、および 5000 ms である場合、平均は 6000 + 6000 + 5000 = 17000/3 = 5667 となるため、5000 ms の上限しきい値に違反します。

5 つの平均の測定のデフォルト数は、 number-of-measurements 引数を使用して変更できます。有効範囲は 1 ~ 16 です。

このシンタックスは、 connectionLoss timeout 、または verifyError キーワードが監視対象要素として指定されている場合は使用できません。これらのオプションには上限しきい値と下限しきい値は適用されません。

threshold-type consecutive [ occurrences ]

(任意)監視対象要素でしきい値違反が指定した回数連続して発生した場合に、 action-type キーワードで定義したアクションが実行されます。

連続発生回数のデフォルト値は 5 で、 occurrences 引数を使用して変更できます。有効範囲は 1 ~ 16 です。

occurrences 値は、 show ip sla reaction-configuration コマンドの出力に、「Threshold Count」値として表示されます。

threshold-type immediate

(任意)監視対象要素でしきい値違反が発生した場合に、 action-type キーワードで定義したアクションがただちに実行されます。

threshold-type never

(任意)しきい値違反を計算しません。これがデフォルトのしきい値タイプです。

threshold-type xofy [ x-value y-value ]

(任意)監視対象要素のしきい値違反が、測定の最後の y 回内の x 回(「x of y」)に達した場合に、 action-type キーワードで定義したアクションが実行されます。

デフォルトは、x および y どちらの値についても 5 です( xofy 5 5 )。各値の有効範囲は 1 ~ 16 です。

x-value は、 show ip sla reaction-configuration コマンドの出力に「Threshold Count」値として表示され、 y-value は「Threshold Count2」値として表示されます。

threshold-value upper-threshold lower-threshold

(任意)該当する監視対象要素の上限しきい値と下限しきい値を指定します。デフォルトの値のリストについては、「使用上のガイドライン」の 表 10 を参照してください。

と入力します。有効範囲は 100(1.00)~ 500(5.00)です。

 
デフォルト

IP SLA の予防的しきい値モニタリングはディセーブルになります。


) 特定の監視対象要素のデフォルトの上限しきい値と下限しきい値のリストについては、「使用上のガイドライン」の表 10 を参照してください。


 
コマンド モード

グローバル コンフィギュレーション

 
コマンドの履歴

リリース
変更内容

12.4(4)T

このコマンドが追加されました。 ip sla monitor reaction-configuration コマンドが、このコマンドに置き換えられました。

IP SLA RTP ベースの VoIP 動作をサポートするために、 monitored-element 引数の次のキーワードが追加されました。

frameLossDS

iaJitterDS

moscqds

moslqds

rFactorDS

12.4(6)T

IP SLA Internet Control Message Protocol(ICMP; インターネット制御メッセージ プロトコル)ジッタおよび IP SLA RTP ベースの VoIP 動作をサポートするために、 monitored-element 引数の次のキーワードが追加されました。

iaJitterSD

latencyDSAvg

latencySDAvg

maxOflatencyDS

maxOflatencySD

moscqsd

packetLoss

rFactorSD

successivePacketLoss

12.0(32)SY

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.0(32)SY に統合されました。

12.2(33)SRB

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRB に統合されました。 rtr reaction-configuration コマンドが、このコマンドに置き換えられました。

monitored-element 引数の次のキーワードが追加されました。

icpif

maxOfNegativeDS

maxOfPositiveDS

maxOfNegativeSD

maxOfPositiveSD

packetLateArrival

packetMIA

packetOutOfSequence

12.2(33)SB

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SB に統合されました。 ip sla monitor reaction-configuration コマンドが、このコマンドに置き換えられました。

monitored-element 引数の次のキーワードが追加されました。

icpif

maxOfNegativeDS

maxOfPositiveDS

maxOfNegativeSD

maxOfPositiveSD

packetLateArrival

packetMIA

packetOutOfSequence

12.2(33)SXI

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SXI に統合されました。 ip sla monitor reaction-configuration コマンドが、このコマンドに置き換えられました。

monitored-element 引数の次のキーワードが追加されました。

icpif

maxOfNegativeDS

maxOfPositiveDS

maxOfNegativeSD

maxOfPositiveSD

packetLateArrival

packetMIA

packetOutOfSequence

 
使用上のガイドライン

ip sla reaction-configuration コマンドを複数回設定して、同じ動作の複数の要素(宛先から送信元へのパケット損失および MOS のしきい値を設定する場合など)に対して予防的しきい値モニタリングをイネーブルにすることができます。ただし、個々の監視対象要素のディセーブル化はサポートされていません。つまり、 no ip sla reaction-configuration コマンドを使用すると、指定した IP SLA 動作の予防的しきい値モニタリングの設定がすべてディセーブルになります。

IP SLA の SNMP トラップは、CISCO-RTTMON-MIB および CISCO-SYSLOG-MIB でサポートされます。IP SLA トラップ通知に固有の SNMP システム ロギング メッセージの生成をイネーブルにするには、 ip sla logging traps コマンドを使用します。IP SLA SNMP トラップ通知の送信をイネーブルにするには、 snmp-server enable traps rtr コマンドを使用します。

IP SLA 動作の現在のしきい値モニタリング設定を表示するには、 show ip sla configuration コマンドを使用します。

表 10 に、特定の監視対象要素のデフォルトの上限しきい値と下限しきい値を示します。

 

表 10 監視対象要素のデフォルトのしきい値

監視対象要素のキーワード
上限しきい値
下限しきい値

frameLossDS

1000 フレーム

1000 フレーム

iaJitterDS

20 ms

20 ms

iaJitterSD

20 ms

20 ms

icpif

93(スコア)

93(スコア)

jitterAvg

100 ms

100 ms

jitterDSAvg

100 ms

100 ms

jitterSDAvg

100 ms

100 ms

latencyDSAvg

5000 ms

3000 ms

latencySDAvg

5000 ms

3000 ms

maxOflatencyDS

5000 ms

3000 ms

maxOflatencySD

5000 ms

3000 ms

maxOfNegativeDS

10000 ms

10000 ms

maxOfNegativeSD

10000 ms

10000 ms

maxOfPositiveDS

10000 ms

10000 ms

maxOfPositiveSD

10000 ms

10000 ms

mos

500(スコア)

100(スコア)

moscqds

410(スコア)

310(スコア)

moscqsd

410(スコア)

310(スコア)

moslqds

410(スコア)

310(スコア)

packetLateArrival

10000 パケット

10000 パケット

packetLoss

10000 パケット

10000 パケット

packetLossDS

10000 パケット

10000 パケット

packetLossSD

10000 パケット

10000 パケット

packetMIA

10000 パケット

10000 パケット

packetOutOfSequence

10000 パケット

10000 パケット

rFactorDS

80

60

rFactorSD

80

60

rtt

5000 ms

3000 ms

successivePacketLoss

10000 パケット

10000 パケット

次の例では、MOS 値が 4.9(最高品質)を超えたとき、または 2.5(低品質)を下回ったときに SNMP ロギング トラップを送信するよう、IP SLA 動作 10(User Datagram Protocol(UDP; ユーザ データグラム プロトコル)ジッタ動作)が設定されます。

ip sla reaction-configuration 10 react mos threshold-type immediate threshold-value 490 250 action-type trapOnly

 
関連コマンド

コマンド
説明

ip sla

IP SLA 動作の設定を開始し、IP SLA コンフィギュレーション モードに移行します。

ip sla logging traps

IP SLA トラップ通知に固有の SNMP システム ロギング メッセージの生成をイネーブルにします。

ip sla reaction-trigger

トリガー アクション タイプのオプションのいずれかが、 ip sla reaction-configuration グローバル コンフィギュレーション コマンドで定義されている場合に、保留状態からアクティブな状態へ移行するように 2 番目の IP SLA 動作を定義します。

show ip sla reaction-configuration

すべての IP SLA 動作または指定された動作に対して設定されている予防的しきい値モニタリング設定を表示します。

show ip sla reaction-trigger

トリガーされた IP SLA 動作の設定済みの状態を表示します。

ip sla reaction-trigger

トリガー アクション タイプのオプションのいずれかが ip sla reaction-configuratio コマンドで定義されている場合に、保留状態からアクティブな状態へ移行する 2 番目の Cisco IOS IP Service Level Agreement(SLA; サービス レベル契約)動作を定義するには、グローバル コンフィギュレーション モードで ip sla reaction-trigger コマンドを使用します。トリガーの組み合わせを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。

ip sla reaction-trigger operation-number target-operation

no ip sla reaction-trigger operation

 
シンタックスの説明

operation-number

トリガー アクション タイプが定義される動作の番号( ip sla reaction-configuration グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用)。

target-operation

アクティブな状態にトリガーされる動作の番号。

 
デフォルト

トリガーの組み合わせは定義されません。

 
コマンド モード

グローバル コンフィギュレーション

 
コマンドの履歴

リリース
変更内容

12.4(4)T

このコマンドが追加されました。 ip sla monitor reaction-trigger コマンドが、このコマンドに置き換えられました。

12.0(32)SY

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.0(32)SY に統合されました。

12.2(33)SRB

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRB に統合されました。 rtr reaction-trigger コマンドが、このコマンドに置き換えられました。

12.2(33)SB

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SB に統合されました。 ip sla monitor reaction-trigger コマンドが、このコマンドに置き換えられました。

12.2(33)SXI

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SXI に統合されました。 ip sla monitor reaction-trigger コマンドが、このコマンドに置き換えられました。

 
使用上のガイドライン

トリガーは通常、診断目的で使用され、通常の動作状況では使用されません。

次の例では、IP SLA 動作 2 に対してトリガー アクション タイプが定義されています。動作 2 が統計情報をアクティブに収集している間に、ユーザが指定したしきい値違反イベントが発生すると、IP SLA 動作 1 の動作状態がトリガーされて、保留からアクティブに変更されます。

ip sla reaction-trigger 2 1

 
関連コマンド

コマンド
説明

ip sla

IP SLA 動作の設定を開始し、IP SLA コンフィギュレーション モードに移行します。

ip sla reaction-configuration

IP SLA の制御下のイベントに基づいて発生する特定のアクションを設定します。

ip sla schedule

IP SLA 動作の時間パラメータを設定します。

ip sla reset

Cisco IOS IP Service Level Agreement(SLA; サービス レベル契約)エンジンのシャットダウンと再起動を実行するには、グローバル コンフィギュレーション モードで ip sla reset コマンドを使用します。

ip sla reset

 
シンタックスの説明

このコマンドには、キーワードまたは引数はありません。

 
デフォルト

なし

 
コマンド モード

グローバル コンフィギュレーション

 
コマンドの履歴

リリース
変更内容

12.4(4)T

このコマンドが追加されました。 ip sla monitor reset コマンドが、このコマンドに置き換えられました。

12.0(32)SY

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.0(32)SY に統合されました。

12.2(33)SRB

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRB に統合されました。 rtr reset コマンドが、このコマンドに置き換えられました。

12.2(33)SB

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SB に統合されました。 ip sla monitor reset コマンドが、このコマンドに置き換えられました。

12.2(33)SXI

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SXI に統合されました。 ip sla monitor reset コマンドが、このコマンドに置き換えられました。

 
使用上のガイドライン

ip sla reset コマンドは、IP SLA 動作をすべて停止し、IP SLA コンフィギュレーション情報をクリアして、IP SLA 機能をスタートアップ状態に戻します。このコマンドは、NVRAM(不揮発性 RAM)のスタートアップ コンフィギュレーションに保存されている IP SLA 設定を再読み込みしません。設定を再入力するか、以前に保存された設定ファイルを読み込む必要があります。


ip sla reset コマンドは、IP SLA Label Switched Path(LSP; ラベル スイッチド パス)ヘルス モニタ設定を、実行コンフィギュレーションから削除しません。LSP ヘルス モニタ設定を実行コンフィギュレーションから削除するには、auto ip sla mpls-lsp-monitor reset コマンドを使用します。



ip sla reset コマンドは、多くの動作の設定が正しくない場合などの極端な状況でのみ使用してください。


次に、Cisco IOS IP SLA エンジンを再起動し、保存されている IP SLA 情報および設定をすべてクリアする例を示します。

ip sla reset

 
関連コマンド

コマンド
説明

ip sla restart

停止した IP SLA 動作を再開します。

ip sla responder

一般的な IP SLA 動作に対して Cisco IOS IP Service Level Agreement(SLA; サービス レベル契約)Responder をイネーブルにするには、グローバル コンフィギュレーション モードで ip sla responder コマンドを使用します。IP SLA Responder をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。

ip sla responder

no ip sla responder

 
シンタックスの説明

このコマンドには、キーワードまたは引数はありません。

 
デフォルト

IP SLA Responder はディセーブルになります。

 
コマンド モード

グローバル コンフィギュレーション

 
コマンドの履歴

リリース
変更内容

12.4(4)T

このコマンドが追加されました。 ip sla monitor responder コマンドが、このコマンドに置き換えられました。

12.0(32)SY

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.0(32)SY に統合されました。

12.2(33)SRB

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRB に統合されました。 rtr responder コマンドが、このコマンドに置き換えられました。

12.2(33)SB

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SB に統合されました。 ip sla monitor responder コマンドが、このコマンドに置き換えられました。

12.2(33)SXI

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SXI に統合されました。 ip sla monitor responder コマンドが、このコマンドに置き換えられました。

 
使用上のガイドライン

このコマンドは、IP SLA 動作で IP SLA 制御パケットの送受信をイネーブルにするために、宛先デバイスで使用されます。IP SLA Responder をイネーブルにすると、IP SLA 動作を送信するデバイスでパケット損失の統計情報を生成できます。

動作のパケットを IP SLA Responder に送信する前に、IP SLA 動作は制御メッセージを IP SLA Responder に送信して宛先ポートをイネーブルにします。

ip sla responder コマンドは、IPv4 ネットワークでサポートされます。IPv6 アドレスをサポートする IP SLA 動作を設定しているときに、このコマンドを使用することもできます。

次に、IP SLA Responder をイネーブルにする例を示します。

ip sla responder

 
関連コマンド

コマンド
説明

ip sla

IP SLA 動作の設定を開始し、IP SLA コンフィギュレーション モードに移行します。

ip sla responder type tcpConnect ipaddress

Transmission Control Protocol(TCP; 伝送制御プロトコル)接続動作に対して IP SLA Responder をイネーブルにします。

ip sla responder type udpEcho ipaddress

User Datagram Protocol(UDP; ユーザ データグラム プロトコル)エコーおよびジッタ動作に対して IP SLA Responder をイネーブルにします。

ip sla responder tcp-connect ipaddress

Transmission Control Protocol(TCP; 伝送制御プロトコル)接続動作に対して Cisco IOS IP Service Level Agreement(SLA; サービス レベル契約)Responder をイネーブルにするには、グローバル コンフィギュレーション モードで、 ip sla responder tcp-connect ipaddress コマンドを使用します。IP SLA Responder をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。

ip sla responder tcp-connect ipaddress ip-address port port-number

no ip sla responder tcp-connect ipaddress ip-address port port-number

 
シンタックスの説明

ip-address

宛先 IP アドレス。

port port-number

宛先ポート番号を指定します。

 
デフォルト

IP SLA Responder はディセーブルになります。

 
コマンド モード

グローバル コンフィギュレーション

 
コマンドの履歴

リリース
変更内容

12.4(4)T

このコマンドが追加されました。 ip sla monitor responder type tcpConnect ipaddress コマンドが、このコマンドに置き換えられました。

12.0(32)SY

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.0(32)SY に統合されました。

12.2(33)SRB

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRB に統合されました。 rtr responder type tcpConnect コマンドが、このコマンドに置き換えられました。

12.2(33)SB

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SB に統合されました。 ip sla monitor responder type tcpConnect ipaddress コマンドが、このコマンドに置き換えられました。

12.2(33)SXI

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SXI に統合されました。 ip sla monitor responder type tcpConnect ipaddress コマンドが、このコマンドに置き換えられました。

 
使用上のガイドライン

このコマンドは、IP SLA 動作で、TCP 接続動作パケットの受け入れと戻りをイネーブルにするために宛先デバイスで使用されます。

次に、TCP 接続動作に対して IP SLA Responder をイネーブルにする例を示します。

ip sla responder tcp-connect ipaddress A.B.C.D port 1

 
関連コマンド

コマンド
説明

ip sla

IP SLA 動作の設定を開始し、IP SLA コンフィギュレーション モードに移行します。

ip sla responder

非特定の IP SLA 動作に対して IP SLA Responder をイネーブルにします。

ip sla responder udp-echo ipaddress

User Datagram Protocol(UDP; ユーザ データグラム プロトコル)エコーまたはジッタ動作に対して Cisco IOS IP Service Level Agreement(SLA; サービス レベル契約)Responder をイネーブルにするには、グローバル コンフィギュレーション モードで ip sla responder udp-echo ipaddress コマンドを使用します。IP SLA Responder をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。

ip sla responder udp-echo ipaddress ip-address port port-number

no ip sla responder udp-echo ipaddress ip-address port port-number

 
シンタックスの説明

ip-address

宛先 IP アドレス。

port port-number

宛先ポート番号を指定します。

 
デフォルト

IP SLA Responder はディセーブルになります。

 
コマンド モード

グローバル コンフィギュレーション

 
コマンドの履歴

リリース
変更内容

12.4(4)T

このコマンドが追加されました。 ip sla monitor responder type udpEcho ipaddress コマンドが、このコマンドに置き換えられました。

12.0(32)SY

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.0(32)SY に統合されました。

12.2(33)SRB

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRB に統合されました。 rtr responder type udpEcho コマンドが、このコマンドに置き換えられました。

12.2(33)SB

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SB に統合されました。 ip sla monitor responder type udpEcho ipaddress コマンドが、このコマンドに置き換えられました。

12.2(33)SXI

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SXI に統合されました。 ip sla monitor responder type udpEcho ipaddress コマンドが、このコマンドに置き換えられました。

 
使用上のガイドライン

このコマンドは、IP SLA 動作で、非ネイティブ インターフェイスでの UDP エコーおよびジッタ(UDP+)動作をイネーブルにするために、宛先デバイスで使用されます。

次に、ジッタ動作に対して IP SLA Responder をイネーブルにする例を示します。

ip sla responder udp-echo ipaddress A.B.C.D port 1

 
関連コマンド

コマンド
説明

ip sla

IP SLA 動作の設定を開始し、IP SLA コンフィギュレーション モードに移行します。

ip sla responder

非特定の IP SLA 動作に対して IP SLA Responder をイネーブルにします。

ip sla restart

Cisco IOS IP Service Level Agreement(SLA; サービス レベル契約)動作を再開するには、グローバル コンフィギュレーション モードで ip sla restart コマンドを使用します。

ip sla restart operation-number

 
シンタックスの説明

operation-number

再開する IP SLA 動作の番号。IP SLA では、最大で 2000 の動作が許可されます。

 
デフォルト

なし

 
コマンド モード

グローバル コンフィギュレーション

 
コマンドの履歴

リリース
変更内容

12.4(4)T

このコマンドが追加されました。 ip sla monitor restart コマンドが、このコマンドに置き換えられました。

12.0(32)SY

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.0(32)SY に統合されました。

12.2(33)SRB

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRB に統合されました。 rtr restart コマンドが、このコマンドに置き換えられました。

12.2(33)SB

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SB に統合されました。 ip sla monitor restart コマンドが、このコマンドに置き換えられました。

12.2(33)SXI

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SXI に統合されました。 ip sla monitor restart コマンドが、このコマンドに置き換えられました。

 
使用上のガイドライン

動作を再開するには、動作をアクティブな状態にする必要があります。

IP SLA では、最大で 2000 の動作が許可されます。

このコマンドには、 no 形式はありません。

次に、動作 12 を再開する例を示します。

ip sla restart 12

 
関連コマンド

コマンド
説明

ip sla reset

現在の IP SLA 統計情報と設定情報をルータからすべてクリアし、IP SLA エンジンをリセットします。

ip sla schedule

単一の Cisco IOS IP Service Level Agreement(SLA; サービス レベル契約)動作のスケジューリング パラメータを設定するには、グローバル コンフィギュレーション モードで ip sla schedule コマンドを使用します。動作を停止し、その動作をデフォルトの状態(保留)にするには、このコマンドの no 形式を使用します。

ip sla schedule operation-number [ life { forever | seconds }] [ start-time { hh : mm [ : ss ] [ month day | day month ] | pending | now | after hh : mm : ss }] [ ageout seconds ] [ recurring ]

no ip sla schedule operation-number

 
シンタックスの説明

operation-number

スケジューリングする IP SLA 動作の番号。

life forever

(任意)動作が無制限に実行されるようにスケジューリングします。

life seconds

(任意)動作が情報をアクティブに収集する秒数。デフォルトは 3600秒(1 時間)です。

start-time

(任意)動作が開始される時間。

hh : mm [ : ss ]

時間、分、および(任意で)秒を使用して、絶対開始時間を指定します。24 時間制を使用します。たとえば、 start-time 01:02 は「午前 1 時 2 分に開始」を表し、 start-time 13:01:30 は「午後 1 時 1 分 30 秒に開始」を表します。 月日 が指定されていない場合は、現在の日が黙示的に使用されます。

month

(任意)動作を開始する月の名前。月を指定しない場合、現在の月が使用されます。この引数を使用する場合は、日を指定する必要があります。月を指定するには、完全な英語名を使用するか、月の名前の先頭から 3 文字を使用します。

day

(任意)動作を開始する日(1 ~ 31)。日を指定しない場合、現在の日が使用されます。この引数を使用する場合は、月を指定する必要があります。

pending

(任意)情報は収集されません。これがデフォルト値です。

now

(任意)動作をただちに開始することを示します。

after hh : mm : ss

(任意)このコマンドを入力してから hh 時間 mm ss 秒後に動作を開始することを示します。

ageout seconds

(任意)情報をアクティブに収集していないときに、メモリ内に動作を維持する秒数。デフォルトは 0 秒(期限切れしない)です。

recurring

(任意)動作が、毎日指定された時間および指定された期間に自動的に開始されることを示します。

 
デフォルト

動作は保留状態になります(つまり、動作はイネーブルでも、情報はアクティブに収集されません)。

 
コマンド モード

グローバル コンフィギュレーション

 
コマンドの履歴

リリース
変更内容

12.4(4)T

このコマンドが追加されました。 ip sla monitor schedule コマンドが、このコマンドに置き換えられました。

12.0(32)SY

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.0(32)SY に統合されました。

12.2(33)SRB

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRB に統合されました。 rtr schedule コマンドが、このコマンドに置き換えられました。

12.2(33)SB

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SB に統合されました。 ip sla monitor schedule コマンドが、このコマンドに置き換えられました。

12.2(33)SXI

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SXI に統合されました。 ip sla monitor schedule コマンドが、このコマンドに置き換えられました。

 
使用上のガイドライン

ip sla schedule コマンドを使用して動作をスケジューリングしたら、動作の設定は変更できません。動作の設定を変更するには、 ip sla グローバル コンフィギュレーション コマンドの no 形式を使用し、設定情報を再入力します。

動作が保留状態にある場合は、 ip sla reaction-trigger および ip sla reaction-configuration グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、保留状態からアクティブな状態に移行する条件を定義できます。動作がアクティブな状態である場合は、ただちに情報の収集が開始されます。

次のタイム ラインは、動作の期限切れプロセスを示しています。

W----------------------X----------------------Y----------------------Z
 

変数の内容は次のとおりです。

W は、動作が ip sla グローバル コンフィギュレーション コマンドで設定された時間です。

X は、動作の開始時間またはライフの開始(動作が「アクティブ」になった時間)です。

Y は、 ip sla schedule グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して設定されたライフの終了です(ライフの秒数は 0 までカウント ダウンされます)。

Z は、動作の期限切れです。

期限切れは W および Y でカウント ダウンを開始し、X と Y の間で一時停止され、Y で設定されているサイズにリセットされます。

動作は、実行する前に期限切れにすることができます(つまり、Z は X の前に実行できます)。実行前に期限切れにならないようにするには、動作の設定時間と開始時間(X と W)の差を、期限切れの秒数よりも短く設定します。


) 履歴テーブルと統計情報テーブルを保持するために必要な RAM の合計量は、IP SLA 動作のスケジューリング時に割り当てられます。これにより、ルータに高い負荷がかかった場合にルータのメモリの問題を回避でき、またアクティブな IP SLA 動作がルータに対して引き起こすオーバーヘッドの量が低減されます。


recurring キーワードは、単一の IP SLA 動作をスケジューリングする場合にだけサポートされます。 ip sla schedule コマンドを使用して複数の IP SLA 動作をスケジューリングすることはできません。繰り返す IP SLA 動作の life 値は、1 日未満になります。繰り返す動作の ageout 値は、「never」(0 の値で指定される)にする必要があります。または life 値と ageout 値の合計が 1 日を超える必要があります。 recurring オプションを指定しない場合、動作は既存の通常のスケジューリング モードで開始されます。

ip sla schedule コマンドは、IPv4 ネットワークでサポートされます。IPv6 アドレスをサポートする IP SLA 動作を設定しているときに、このコマンドを使用することもできます。

次の例では、動作 25 が 4 月 5 日の午後 3 時にアクティブなデータ収集を 開始します。この動作は、非アクティブな状態が 12 時間続いた後に期限切れになります。非アクティブな状態は、動作の開始前または動作のライフが終了した後になります。この動作が期限切れになった場合、動作のすべての設定情報が削除されます(つまり、設定情報は、RAM 内の実行コンフィギュレーションには含まれなくなります)。

ip sla schedule 25 life 43200 start-time 15:00 apr 5 ageout 43200
 
 

次の例では、動作 1 が 5 分の遅延後にデータ収集を開始します。

ip sla schedule 1 start-time after 00:05:00
 
 

次の例では、動作 3 がただちにデータ収集を開始し、無期限に実行されるようスケジューリングされます。

ip sla schedule 3 start-time now life forever
 
 

次の例では、動作 15 が毎日午前 1 時 30 分にデータの自動収集を開始します。

ip sla schedule 15 start-time 01:30:00 recurring

 
関連コマンド

コマンド
説明

ip sla

IP SLA 動作の設定を開始し、IP SLA コンフィギュレーション モードに移行します。

ip sla group schedule

IP SLA 動作のグループ スケジューリングを実行します。

ip sla reaction-configuration

IP SLA の制御下のイベントに基づいて発生する特定のアクションを設定します。

ip sla reaction-trigger

トリガー アクション タイプのオプションのいずれかが、 ip sla reaction-configuration グローバル コンフィギュレーション コマンドで定義されている場合に、保留状態からアクティブな状態へ移行するように 2 番目の IP SLA 動作を定義します。

show ip sla configuration

IP SLA 動作の設定の詳細を表示します。

lives-of-history-kept


) Cisco IOS Release 12.4(4)T、12.2(33)SRB、12.2(33)SB、および 12.2(33)SXIでは、lives-of-history-kept コマンドは history lives-kept コマンドに置き換えられています。詳細については、history lives-kept コマンドを参照してください。


Cisco IOS IP Service Level Agreement(SLA; サービス レベル契約)動作の履歴テーブルに格納するライフ数を設定するには、IP SLA モニタ コンフィギュレーション モードの適切なサブモードで lives-of-history-kept コマンドを使用します。デフォルト値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。

lives-of-history-kept lives

no lives-of-history-kept

 
シンタックスの説明

lives

動作の履歴テーブルに格納するライフ数。ライフ数を 0 に指定した場合は、動作の履歴が収集されません。

 
デフォルト

0 ライフ

 
コマンド モード

DHCP コンフィギュレーション(config-sla-monitor-dhcp)
DLSw コンフィギュレーション(config-sla-monitor-dlsw)
DNS コンフィギュレーション(config-sla-monitor-dns)
FTP コンフィギュレーション(config-sla-monitor-ftp)
HTTP コンフィギュレーション(config-sla-monitor-http)
ICMP エコー コンフィギュレーション(config-sla-monitor-echo)
ICMP パス エコー コンフィギュレーション(config-sla-monitor-pathEcho)
ICMP パス ジッタ コンフィギュレーション(config-sla-monitor-pathJitter)
TCP 接続コンフィギュレーション(config-sla-monitor-tcp)
UDP エコー コンフィギュレーション(config-sla-monitor-udp)
VoIP コンフィギュレーション(config-sla-monitor-voip)

 
コマンドの履歴

リリース
変更内容

11.2

このコマンドが追加されました。

12.4(4)T

このコマンドが、 history lives-kept コマンドに置き換えられました。

12.2(33)SRB

このコマンドが、 history lives-kept コマンドに置き換えられました。

12.2SX

このコマンドは、Cisco IOS Release 12.2SX トレインでサポートされます。このトレインの特定の 12.2SX リリースにおけるサポートは、フィーチャ セット、プラットフォーム、およびプラットフォーム ハードウェアによって異なります。

12.2(33)SB

このコマンドが、 history lives-kept コマンドに置き換えられました。

12.2(33)SXI

このコマンドが、 history lives-kept コマンドに置き換えられました。

 
使用上のガイドライン

lives-of-history-kept コマンドには次の規則が適用されます。

指定できるライフ数は、設定されている動作のタイプによって異なります。

ライフ数のデフォルト値 0 は、動作の履歴が収集されないことを意味します。

ライフ数が指定した値を超えると、履歴テーブルがラップされます(つまり、最も古い情報が新しい情報で置き換えられます)。

動作によって状態が保留中からアクティブに移行されると、ライフが開始されます。動作のライフが終了すると、動作によって状態がアクティブから保留中に移行されます。


lives-of-history-kept コマンドは、IP SLA User Datagram Protocol(UDP; ユーザ データグラム プロトコル)ジッタ動作をサポートしていません。


IP SLA 動作では、履歴の収集および統計情報のキャプチャを実行できます。デフォルトでは、IP SLA 動作の履歴は収集されません。履歴を収集する場合は、動作の 1 つまたは複数の履歴エントリが各履歴バケットに格納されます。動作タイプが Internet Control Message Protocol(ICMP; インターネット制御メッセージ プロトコル)パス エコーの場合は、動作によって選択された宛先までのパスに沿ってホップごとにエントリが作成されます。履歴テーブルに格納されるエントリのタイプは、 filter-for-history コマンドによって制御されます。履歴テーブルに格納されるエントリの総数は、 samples-of-history-kept buckets-of-history-kept 、および lives-of-history-kept の各コマンドの組み合わせによって制御されます。

履歴収集をディセーブルにするには、 filter-for-history none コマンドではなく、 no lives-of-history-kept コマンドを使用します。 no lives-of-history-kept コマンドを使用すると、IP SLA 動作が試行される前に、履歴収集がディセーブルになります。動作が試行されたあとで、 filter-for-history コマンドによって履歴が含まれているかどうかがチェックされます。


) 動作の他のパラメータを設定する前に、IP SLA 動作のタイプ(ユーザ データグラム プロトコル(UDP)ジッタまたはインターネット制御メッセージ プロトコル(ICMP)エコーなど)を設定する必要があります。


次に、IP SLA ICMP エコー動作 1 の 5 つのライフの履歴が保持される例を示します。

ip sla monitor 1
type echo protocol ipIcmpEcho 172.16.1.176
lives-of-history-kept 5
!
ip sla monitor schedule 1 life forever start-time now

 
関連コマンド

コマンド
説明

buckets-of-history-kept

IP SLA 動作のライフタイム中に保持する履歴バケット数を設定します。

filter-for-history

IP SLA 動作の履歴テーブルに格納する情報のタイプを定義します。

ip sla monitor

IP SLA 動作の設定を開始し、IP SLA モニタ コンフィギュレーション モードに移行します。

samples-of-history-kept

IP SLA 動作の履歴テーブルに格納するエントリ数(バケット単位)を設定します。

lsp-selector

Cisco IOS IP Service Level Agreement(SLA; サービス レベル契約)Label Switched Path(LSP; ラベル スイッチド パス)ヘルス モニタ動作の LSP の選択に使用されるローカル ホスト IP アドレスを指定するには、自動 IP SLA Multiprotocol Label Switching(MPLS; マルチプロトコル ラベル スイッチング)パラメータ コンフィギュレーション モードで lsp-selector コマンドを使用します。デフォルト値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。

lsp-selector ip-address

no lsp-selector ip-address

 
シンタックスの説明

ip-address

LSP の選択に使用されるローカル ホスト IP アドレスを指定します。

 
コマンドのデフォルト

LSP の選択に使用されるローカル ホスト IP アドレス は 127.0.0.0 です。

 
コマンド モード

自動 IP SLA MPLS パラメータ コンフィギュレーション(config-auto-ip-sla-mpls-params)

 
コマンドの履歴

リリース
変更内容

12.2(27)SBC

このコマンドが追加されました。

12.4(6)T

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.4(6)T に統合されました。

12.2(33)SRA

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRA に統合されました。

12.0(32)SY

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.0(32)SY に統合されました。

12.2(31)SB2

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(31)SB2 に統合されました。

12.2(33)SXH

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SXH に統合されました。

 
使用上のガイドライン

このコマンドを使用すると、特定の LSP を使用して応答時間の測定値を取得するように、IP SLA 動作に強制できます。このオプションは、送信元の Provider Edge(PE; プロバイダー エッジ)ルータと Border Gateway Protocol(BGP; ボーダー ゲートウェイ プロトコル)ネクスト ホップ ネイバ間に等価コスト マルチパスがある場合に役に立ちます。

動作の他のパラメータを設定する前に、LSP ヘルス モニタ動作のタイプ(LSP ping など)を設定する必要があります。

次に、LSP ヘルス モニタを使用する動作パラメータ、予防的しきい値モニタリング、およびスケジューリング オプションを設定する例を示します。この例では、LSP ヘルス モニタ動作 1 が、送信元の PE ルータに関連付けられたすべての VPN Routing/Forwarding(VRF; VPN ルーティング/転送)インスタンスで使用されているすべてのボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)ネクスト ホップ ネイバの IP SLA LSP ping 動作を自動的に作成するように設定されています。この例の設定で指定されているように、IP アドレス 127.0.0.1 は、応答時間の測定値を取得するための LSP を選択するために選択されたローカル ホスト IP アドレスです。

mpls discovery vpn interval 60
mpls discovery vpn next-hop
!
auto ip sla mpls-lsp-monitor 1
type echo ipsla-vrf-all
timeout 1000
scan-interval 1
secondary-frequency connection-loss 10
secondary-frequency timeout 10
delete-scan-factor 2
lsp-selector 127.0.0.1
!
auto ip sla mpls-lsp-monitor reaction-configuration 1 react connectionLoss threshold-type consecutive 3 action-type trapOnly
auto ip sla mpls-lsp-monitor reaction-configuration 1 react timeout threshold-type consecutive 3 action-type trapOnly
ip sla logging traps
!
auto ip sla mpls-lsp-monitor schedule 1 schedule-period 60 start-time now

 
関連コマンド

コマンド
説明

auto ip sla mpls-lsp-monitor

IP SLA LSP ヘルス モニタ動作の設定を開始し、自動 IP SLA MPLS コンフィギュレーション モードに移行します。

lsp-selector-base

Cisco IOS IP Service Level Agreement(SLA; サービス レベル契約)Label Switched Path(LSP; ラベル スイッチド パス)ヘルス モニタ動作の LSP ディスカバリ グループに属している LSP を選択するために使用されるベース IP アドレスを指定するには、自動 IP SLA Multiprotocol Label Switching(MPLS; マルチプロトコル ラベル スイッチング)LSP ディスカバリ パラメータ コンフィギュレーション モードで lsp-selector-base コマンドを使用します。デフォルト値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。

lsp-selector-base ip-address

no lsp-selector-base

 
シンタックスの説明

ip-address

LSP ディスカバリ グループ内の LSP の選択に使用されるベース IP アドレス。デフォルトの IP アドレスは、127.0.0.0 です。

 
コマンドのデフォルト

デフォルトのベース IP アドレスは、127.0.0.0 です。

 
コマンド モード

自動 IP SLA MPLS LSP ディスカバリ パラメータ コンフィギュレーション(config-auto-ip-sla-mpls-lpd-params)

 
コマンドの履歴

リリース
変更内容

12.2(31)SB2

このコマンドが追加されました。

12.2(33)SRB

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRB に統合されました。

 
使用上のガイドライン

LSP ディスカバリ グループに属している各等価コスト マルチパスは、次の 3 つのパラメータで一意に識別されます。

LSP セレクタのローカル ホスト IP アドレス

発信インターフェイス

ダウンストリーム MPLS ラベル スタックの番号

IP SLA LSP ヘルス モニタ動作に対して LSP ディスカバリ オプションをイネーブルにし、自動 IP SLA MPLS LSP ディスカバリ パラメータ コンフィギュレーション モードに移行するには、 path-discover コマンドを使用します。

次に、LSP ヘルス モニタを使用する動作パラメータ、予防的しきい値モニタリング、およびスケジューリング オプションを設定する例を示します。この例では、LSP ヘルス モニタ動作 1 に対して LSP ディスカバリ オプションがイネーブルになっています。動作 1 は、送信元の Provider Edge(PE; プロバイダー エッジ)ルータに関連付けられたすべての VPN Routing/Forwarding(VRF; VPN ルーティング/転送)インスタンスで使用中のすべての Border Gateway Protocol(BGP; ボーダー ゲートウェイ プロトコル)ネクスト ホップ ネイバに対する等価コスト マルチパスの IP SLA LSP ping 動作を自動的に作成するように設定されます。LSP ディスカバリ グループ内の LSP の選択に使用されるベース IP アドレスは、127.0.0.2 に設定されます。

auto ip sla mpls-lsp-monitor 1
type echo ipsla-vrf-all
path-discover
!
maximum-sessions 2
session-timeout 60
lsp-selector-base 127.0.0.2
interval 2
timeout 4
force-explicit-null
hours-of-statistics-kept 1
scan-period 30
!
auto ip sla mpls-lsp-monitor schedule 1 schedule-period 60 frequency 100 start-time now
 
auto ip sla mpls-lsp-monitor reaction-configuration 1 react lpd tree-trace action-type trapOnly
auto ip sla mpls-lsp-monitor reaction-configuration 1 react lpd lpd-group retry 3 action-type trapOnly

 
関連コマンド

コマンド
説明

auto ip sla mpls-lsp-monitor

IP SLA LSP ヘルス モニタ動作の設定を開始し、自動 IP SLA MPLS コンフィギュレーション モードに移行します。

path-discover

IP SLA LSP ヘルス モニタ動作に対して LSP ディスカバリ オプションをイネーブルにし、自動 IP SLA MPLS LSP ディスカバリ パラメータ コンフィギュレーション モードに移行します。

lsr-path

Cisco IOS IP Service Level Agreement(SLA; サービス レベル契約)動作の Loose Source Routing(LSR; ルーズ ソース ルーティング)を定義するには、IP SLA コンフィギュレーション モードまたは IP SLA モニタ コンフィギュレーション モードの適切なサブモードで lsr-path コマンドを使用します。定義を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。

lsr-path { host name1 | ip-address1 } [[ hostname2 | ip-address2 ]...[ hostname8 | ip-address8 ]]

no lsr-path

 
シンタックスの説明

host name1 | ip-address1

LSR パス内の最初のホップの宛先のホスト名または IP アドレス。

[ hostname2 | ip-address2 ]...[ hostname8 | ip-address8 ]

(任意)最後のホスト ターゲットを指定するまで、ホストの宛先の指定を続行できます。指定された各ホスト名または IP アドレスは、パス上の別のホップを示します。指定できる最大ホップ数は 8 です。

 
デフォルト

LSR パスはディセーブルです。

 
コマンド モード

IP SLA コンフィギュレーション

ICMP パス エコー コンフィギュレーション(config-ip-sla-pathEcho)
ICMP パス ジッタ コンフィギュレーション(config-ip-sla-pathJitter)

IP SLA モニタ コンフィギュレーション

ICMP パス エコー コンフィギュレーション(config-sla-monitor-pathEcho)
ICMP パス ジッタ コンフィギュレーション(config-sla-monitor-pathJitter)


) コンフィギュレーション モードは、実行中の Cisco IOS リリースおよび設定されている動作タイプによって異なります。詳細については、「使用上のガイドライン」を参照してください。


 
コマンドの履歴

リリース
変更内容

12.0(3)T

このコマンドが追加されました。

12.2(33)SRA

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRA に統合されました。

12.2SX

このコマンドは、Cisco IOS Release 12.2SX トレインでサポートされます。このトレインの特定の 12.2SX リリースにおけるサポートは、フィーチャ セット、プラットフォーム、およびプラットフォーム ハードウェアによって異なります。

 
使用上のガイドライン

LSR パスが設定されている場合、使用可能な最大ホップ数は 8 です。


) このコマンドをサポートするのは、IP SLA Internet Control Message Protocol(ICMP; インターネット制御メッセージ プロトコル)パス エコーおよびパス ジッタ動作だけです。


Cisco IOS リリースごとの IP SLA 動作の設定

IP SLA 動作の設定を開始するために使用する Cisco IOS コマンドは、実行中の Cisco IOS リリース( 表 11 を参照)によって異なります。動作の他のパラメータを設定する前に、IP SLA 動作のタイプ(User Datagram Protocol(UDP; ユーザ データグラム プロトコル)ジッタまたはインターネット制御メッセージ プロトコル(ICMP)エコーなど)を設定する必要があります。

lsr-path コマンドのコンフィギュレーション モードは、実行中の Cisco IOS リリース( 表 11 を参照)および設定されている動作タイプによって異なります。たとえば、Cisco IOS Release 12.4 が実行中で、ICMP パス エコー動作タイプが設定されている場合は、IP SLA モニタ コンフィギュレーション モード内の ICMP パス エコー コンフィギュレーション モード(config-sla-monitor-pathEcho)で lsr-path コマンドを入力します。

 

表 11 Cisco IOS リリースに基づいて IP SLA 動作の設定を開始するために使用するコマンド

Cisco IOS リリース
グローバル
コンフィギュレーション コマンド
開始されるコマンド モード

12.4(4)T、12.0(32)SY、12.2(33)SRB、12.2(33)SB、12.2(33)SXI 以降のリリース

ip sla

IP SLA コンフィギュレーション

12.3(14)T、12.4、12.4(2)T、12.2(31)SB2、または 12.2(33)SXH

ip sla monitor

IP SLA モニタ コンフィギュレーション

次の例では、IP SLA ICMP パス エコー動作 1 に対して LSR パスが定義されます。動作のターゲットの宛先は、172.16.1.176 です。LSR パスの最初のホップは、172.18.4.149 です。LSR パスの 2 番目のホップは、172.18.16.155 です。IP SLA 動作の設定を開始するために使用する Cisco IOS コマンドは、実行中の Cisco IOS リリース( 表 11 を参照)によって異なることに注意してください。

IP SLA コンフィギュレーション

ip sla 1
path-echo 172.16.1.176
lsr-path 172.18.4.149 172.18.26.155
!
ip sla schedule 1 life forever start-time now

IP SLA モニタ コンフィギュレーション

ip sla monitor 1
type pathEcho protocol ipIcmpEcho 172.16.1.176
lsr-path 172.18.4.149 172.18.26.155
!
ip sla monitor schedule 1 life forever start-time now

 
関連コマンド

コマンド
説明

ip sla

IP SLA 動作の設定を開始し、IP SLA コンフィギュレーション モードに移行します。

ip sla monitor

IP SLA 動作の設定を開始し、IP SLA モニタ コンフィギュレーション モードに移行します。

maximum-sessions

単一の Cisco IOS IP Service Level Agreement(SLA; サービス レベル契約)Label Switched Path(LSP; ラベル スイッチド パス)ヘルス モニタ動作に対して LSP ディスカバリを同時に実行できる Border Gateway Protocol(BGP; ボーダー ゲートウェイ プロトコル)ネクスト ホップ ネイバの最大数を指定するには、自動 IP SLA Multiprotocol Label Switching(MPLS; マルチプロトコル ラベル スイッチング)LSP ディスカバリ パラメータ コンフィギュレーション モードで maximum-sessions コマンドを使用します。デフォルト値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。

maximum-sessions number

no maximum-sessions

 
シンタックスの説明

number

LSP ディスカバリを同時に実行できる BGP ネクスト ホップ ネイバの最大数。デフォルト値は 1 です。

 
コマンドのデフォルト

デフォルトでは、 number 引数が 1 に設定されます。

 
コマンド モード

自動 IP SLA MPLS LSP ディスカバリ パラメータ コンフィギュレーション(config-auto-ip-sla-mpls-lpd-params)

 
コマンドの履歴

リリース
変更内容

12.2(31)SB2

このコマンドが追加されました。

12.2(33)SRB

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRB に統合されました。

 
使用上のガイドライン

IP SLA LSP ヘルス モニタ動作に対して LSP ディスカバリ オプションをイネーブルにし、自動 IP SLA MPLS LSP ディスカバリ パラメータ コンフィギュレーション モードに移行するには、 path-discover コマンドを使用します。

次に、LSP ヘルス モニタを使用する動作パラメータ、予防的しきい値モニタリング、およびスケジューリング オプションを設定する例を示します。この例では、LSP ヘルス モニタ動作 1 に対して LSP ディスカバリ オプションがイネーブルになっています。動作 1 は、送信元の Provider Edge(PE; プロバイダー エッジ)ルータに関連付けられたすべての VPN Routing/Forwarding(VRF; VPN ルーティング/転送)インスタンスで使用中のすべてのボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)ネクスト ホップ ネイバに対する等価コスト マルチパスの IP SLA LSP ping 動作を自動的に作成するように設定されます。同時に実行できる LSP ディスカバリ プロセスの最大数は 2 に設定されます。

auto ip sla mpls-lsp-monitor 1
type echo ipsla-vrf-all
path-discover
!
maximum-sessions 2
session-timeout 60
interval 2
timeout 4
force-explicit-null
hours-of-statistics-kept 1
scan-period 30
!
auto ip sla mpls-lsp-monitor schedule 1 schedule-period 60 frequency 100 start-time now
!
auto ip sla mpls-lsp-monitor reaction-configuration 1 react lpd tree-trace action-type trapOnly
auto ip sla mpls-lsp-monitor reaction-configuration 1 react lpd lpd-group retry 3 action-type trapOnly

 
関連コマンド

コマンド
説明

auto ip sla mpls-lsp-monitor

IP SLA LSP ヘルス モニタ動作の設定を開始し、自動 IP SLA MPLS コンフィギュレーション モードに移行します。

path-discover

IP SLA LSP ヘルス モニタ動作に対して LSP ディスカバリ オプションをイネーブルにし、自動 IP SLA MPLS LSP ディスカバリ パラメータ コンフィギュレーション モードに移行します。

mpls discovery vpn interval

有効ではなくなったルーティング エントリが、Multiprotocol Label Switching(MPLS; マルチプロトコル ラベル スイッチング)Virtual Private Network(VPN; バーチャル プライベート ネットワーク)の Border Gateway Protocol(BGP; ボーダー ゲートウェイ プロトコル)ネクスト ホップ ネイバ ディスカバリ データベースから削除される間隔を指定するには、グローバル コンフィギュレーション モードで mpls discovery vpn interval コマンドを使用します。デフォルトのスキャン間隔に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。

mpls discovery vpn interval seconds

no mpls discovery vpn interval

 
シンタックスの説明

seconds

有効ではなくなったルーティング エントリが MPLS VPN の BGP ネクスト ホップ ネイバ ディスカバリ データベースから削除される間隔(秒単位)を指定します。デフォルト値は 300 です。

 
コマンドのデフォルト

デフォルトの間隔は 300 秒です。

 
コマンド モード

グローバル コンフィギュレーション

 
コマンドの履歴

リリース
変更内容

12.2(27)SBC

このコマンドが追加されました。

12.4(6)T

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.4(6)T に統合されました。

12.2(33)SRA

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRA に統合されました。

12.0(32)SY

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.0(32)SY に統合されました。

12.2(31)SB2

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(31)SB2 に統合されました。

12.2(33)SXH

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SXH に統合されました。

 
使用上のガイドライン

BGP ネクスト ホップ ネイバ ディスカバリ プロセスがイネーブルになると( mpls discovery vpn next-hop コマンドを使用)、送信元の Provider Edge(PE; プロバイダー エッジ)ルータに関連付けられた VPN Routing/Forwarding(VRF; VPN ルーティング/転送)インスタンスで使用中の BGP ネクスト ホップ ネイバのデータベースが、ローカルの VRF およびグローバル ルーティング テーブルからの情報に基づいて生成されます。ルーティング アップデートが受信されると、新しい BGP ネクスト ホップ ネイバがただちにデータベースに追加されます。ただし、(有効ではなくなった)BGP ネクスト ホップ ネイバは、( mpls discovery vpn interval コマンドを使用して)ユーザが定義したとおり、定期的にデータベースからのみ削除されます。

BGP ネクスト ホップ ネイバ ディスカバリ プロセスは、Cisco IOS IP Service Level Agreement(SLA; サービス レベル契約)Label Switched Path(LSP; ラベル スイッチド パス)ヘルス モニタ機能で使用されます。


) BGP ネイバの統情報が更新されるデフォルトの間隔は、IP SLA LSP ヘルス モニタ データベースと、BGP ネクスト ホップ ネイバ ディスカバリ データベースでは異なります。IP SLA LSP ヘルス モニタ データベースのタイマーを設定するには、scan-interval コマンドを使用します。BGP ネクスト ホップ ネイバ ディスカバリ データベースのタイマーを設定するには、mpls discovery vpn interval コマンドを使用します。


次に、MPLS VPN BGP ネクスト ホップ ネイバ ディスカバリ プロセスをイネーブルにし、有効ではなくなったルーティング エントリが MPLS VPN の BGP ネクスト ホップ ネイバ ディスカバリ データベースから削除される間隔として 60 秒を指定する例を示します。

mpls discovery vpn interval 60
mpls discovery vpn next-hop

 
関連コマンド

コマンド
説明

mpls discovery vpn next-hop

MPLS VPN BGP ネクスト ホップ ネイバ ディスカバリ プロセスをイネーブルにします。

show mpls discovery vpn

MPLS VPN BGP ネクスト ホップ ネイバ ディスカバリ プロセスに関するルーティング情報を表示します。

mpls discovery vpn next-hop

Multiprotocol Label Switching(MPLS; マルチプロトコル ラベル スイッチング)Virtual Private Network(VPN; バーチャル プライベート ネットワーク)Border Gateway Protocol(BGP; ボーダー ゲートウェイ プロトコル)ネクスト ホップ ネイバ ディスカバリ プロセスをイネーブルにするには、グローバル コンフィギュレーション モードで mpls discovery vpn next-hop コマンドを使用します。ディスカバリ プロセスをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。

mpls discovery vpn next-hop

no mpls discovery vpn next-hop

 
シンタックスの説明

このコマンドには、キーワードまたは引数はありません。

 
コマンドのデフォルト

BGP ネクスト ホップ ネイバ ディスカバリ プロセスはディセーブルです。

 
コマンド モード

グローバル コンフィギュレーション

 
コマンドの履歴

リリース
変更内容

12.2(27)SBC

このコマンドが追加されました。

12.4(6)T

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.4(6)T に統合されました。

12.2(33)SRA

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRA に統合されました。

12.0(32)SY

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.0(32)SY に統合されました。

12.2(31)SB2

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(31)SB2 に統合されました。

12.2(33)SXH

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SXH に統合されました。

 
使用上のガイドライン

BGP ネクスト ホップ ネイバ ディスカバリ プロセスがイネーブルになると、送信元の Provider Edge(PE; プロバイダー エッジ)ルータに関連付けられた VPN Routing/Forwarding(VRF; VPN ルーティング/転送)インスタンスで使用中の BGP ネクスト ホップ ネイバのデータベースが、ローカルの VRF およびグローバル ルーティング テーブルからの情報に基づいて生成されます。ルーティング アップデートが受信されると、新しい BGP ネクスト ホップ ネイバがただちにデータベースに追加されます。ただし、(有効ではなくなった)BGP ネクスト ホップ ネイバは、(グローバル コンフィギュレーション モードで mpls discovery vpn interval コマンドを使用して)ユーザが定義したとおり、定期的にデータベースからのみ削除されます。

IP Service Level Agreement(SLA; サービス レベル契約)Label Switched Path(LSP; ラベル スイッチド パス)ヘルス モニタ動作がイネーブルになると、 mpls discovery vpn next-hop コマンドは自動的にイネーブルになります。ただし、BGP ネクスト ホップ ネイバ ディスカバリ プロセスをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用する必要があります。

次に、MPLS VPN BGP ネクスト ホップ ネイバ ディスカバリ プロセスをイネーブルにし、有効ではなくなったルーティング エントリが MPLS VPN の BGP ネクスト ホップ ネイバ ディスカバリ データベースから削除される間隔として 60 秒を指定する例を示します。

mpls discovery vpn interval 60
mpls discovery vpn next-hop

 
関連コマンド

コマンド
説明

mpls discovery vpn interval

有効ではなくなったルーティング エントリが MPLS VPN の BGP ネクスト ホップ ネイバ ディスカバリ データベースから削除される間隔を指定します。

show mpls discovery vpn

MPLS VPN BGP ネクスト ホップ ネイバ ディスカバリ プロセスに関するルーティング情報を表示します。

mpls lsp ping ipv4

個々の Cisco IOS IP Service Level Agreement(SLA; サービス レベル契約)Label Switched Path(LSP; ラベル スイッチド パス)ping IPv4 動作を手動で設定するには、IP SLA コンフィギュレーション モードで mpls lsp ping ipv4 コマンドを使用します。

mpls lsp ping ipv4 destination-address destination-mask [ force-explicit-null ] [ lsp-selector ip-address ] [ src-ip-addr source-address ] [ reply { dscp dscp-value | mode { ipv4 | router-alert }}]

 
シンタックスの説明

destination-address

テストするターゲットのアドレス プレフィクス。

destination-mask

ターゲット アドレスのネットワーク マスクのビット数。

force-explicit-null

(任意)すべてのエコー要求パケットに明示的ヌル ラベルを追加します。

lsp-selector ip-address

(任意)LSP の選択に使用されるローカル ホスト IP アドレスを指定します。デフォルトのアドレスは、127.0.0.1 です。

src-ip-addr source-address

(任意)エコー要求発信者の送信元 IP アドレスを指定します。

reply dscp dscp-value

(任意)エコー応答パケットの Differentiated Service Code Point(DSCP; DiffServ コード ポイント)値を指定します。デフォルトの DSCP 値は、0 です。

reply mode

(任意)エコー要求パケットの応答モードを指定します。

ipv4

(任意)IPv4 User Datagram Protocol(UDP; ユーザ データグラム プロトコル)パケットで応答します(デフォルト)。

router-alert

(任意)ルータ アラートを含む IPv4 UDP パケットで応答します。

 
コマンドのデフォルト

設定されている動作に対して IP SLA 動作タイプは設定されていません。

 
コマンド モード

IP SLA コンフィギュレーション

 
コマンドの履歴

リリース
変更内容

12.4(6)T

このコマンドが追加されました。

12.0(32)SY

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.0(32)SY に統合されました。

12.2(33)SRB

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRB に統合されました。 type mpls lsp ping ipv4 コマンドが、このコマンドに置き換えられました。

12.2(33)SB

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SB に統合されました。 type mpls lsp ping ipv4 コマンドが、このコマンドに置き換えられました。

 
使用上のガイドライン

動作の他のパラメータを設定する前に、IP SLA 動作のタイプ(LSP ping など)を設定する必要があります。既存の IP SLA 動作の動作タイプを変更するには、最初に IP SLA 動作を削除し( no ip sla グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用)、新しい動作タイプで動作を再設定する必要があります。

lsp-selector キーワードを使用すると、特定の LSP を使用して応答時間の測定値を取得するように、IP SLA 動作に強制できます。このオプションは、Provider Edge(PE; プロバイダー エッジ)ルータ間に複数の等価コスト パスがある場合に役に立ちます。

次に、IP SLA LSP ping 動作 1 の動作パラメータ、応答条件、およびスケジューリング オプションを手動で設定する例を示します。

ip sla 1
mpls lsp ping ipv4 192.168.1.4 255.255.255.255 lsp-selector 127.1.1.1
frequency 120
secondary-frequency timeout 30
exit
!
ip sla reaction-configuration 1 react connectionLoss threshold-type consecutive 3 action-type trapOnly
ip sla reaction-configuration 1 react timeout threshold-type consecutive 3 action-type trapOnly
ip sla logging traps
!
ip sla schedule 1 start-time now life forever

 
関連コマンド

コマンド
説明

ip sla

IP SLA 動作の設定を開始し、IP SLA コンフィギュレーション モードに移行します。

mpls lsp ping pseudowire

IP Service Level Agreement(SLA; サービス レベル契約)Multiprotocol Label Switching(MPLS; マルチプロトコル ラベル スイッチング)Pseudo-Wire Emulation Edge-to-Edge(PWE3)サービスを Virtual Circuit Connectivity Verification(VCCV; 仮想回線接続性検証)動作を通じて設定し、VCCV コンフィギュレーション モードに移行するには、IP SLA コンフィギュレーション モードで mpls lsp ping pseudowire コマンドを使用します。

mpls lsp ping pseudowire peer-ipaddr vc-id [ source-ipaddr source-ipaddr ]

 
シンタックスの説明

peer-ipaddr

ピア Provider Edge(PE; プロバイダー エッジ)ルータの IPv4 アドレス。

vc-id

Virtual Circuit(VC; 仮想回線)ID。値の範囲は 1 ~ 4294967295 です。

source-ipaddr source-ipaddr

(任意)擬似配線 ping 動作の発信元の送信元 IP アドレスを指定します。送信元 IP アドレスが指定されていない場合、IP SLA では、宛先に最も近い IP アドレスが選択されます。

 
コマンドのデフォルト

設定されている動作に対して IP SLA 動作タイプは設定されていません。

 
コマンド モード

IP SLA コンフィギュレーション(config-ip-sla)

 
コマンドの履歴

リリース
変更内容

12.2(33)SRC

このコマンドが追加されました。

12.2(33)SB

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SB に統合されました。

 
使用上のガイドライン

単一の IP SLA VCCV 動作を設定するには、 mpls lsp ping pseudowire コマンドを使用します。この動作では、一連の擬似配線 ping 動作を指定されたピア PE ルータに送信して、Any Transport over MPLS(AToM)VC での MPLS Label Switched Path(LSP; ラベル スイッチド パス)接続をチェックします。IP SLA は、Round Trip Time(RTT; ラウンドトリップ時間)など、動作の擬似配線 ping 統計情報を管理します。省略可能な source-ipaddr キーワードは、要求発信者の送信元 IP アドレスとして source-ipaddr 引数を指定するために使用されます。

接続損失またはタイムアウト条件が発生した場合に、IP SLA VCCV 動作がより高速の測定頻度(セカンダリ頻度)に変更されるように設定するには、VCCV コンフィギュレーション モードで secondary-frequency コマンドを使用します。

IP SLA VCCV 動作の予防的しきい値モニタリングを設定するには、その動作の制御下のイベントに基づいて発生するアクションを設定し、その動作に対して Simple Network Management Protocol(SNMP; 簡易ネットワーク管理プロトコル)ロギング トラップをイネーブルにします。

監視対象動作に対して指定された違反タイプが発生した場合に SNMP ロギング トラップを送信するなど、IP SLA 動作の制御下のイベントに基づいて発生するアクションを設定するには、グローバル コンフィギュレーション モードで ip sla reaction-configuration コマンドを使用します。

IP SLA トラップ通知に固有の SNMP システム ロギング メッセージの生成をイネーブルにするには、グローバル コンフィギュレーション モードで ip sla logging traps コマンドを使用します。

これらのコマンドを使用して PWE3 サービスの継続的なモニタリングを設定すると、RTT しきい値違反が発生した場合、接続が損失した場合、または応答がタイムアウトした場合に、IP SLA VCCV 動作で SNMP トラップを送信できます。

IP SLA VCCV 動作をスケジューリングするには、グローバル コンフィギュレーション モードで ip sla schedule コマンドを使用します。

IP SLA のすべての動作または指定した動作のすべてのデフォルトなどの設定値を表示するには、 show ip sla configuration コマンドを使用します。IP SLA のすべての動作または指定した動作の現在の動作ステータスおよび統計情報を表示するには、 show ip sla statistics コマンドを使用します。IP SLA のすべての動作または指定した動作の集約された統計エラーおよび分散情報を表示するには、 show ip sla statistics aggregated コマンドを使用します。IP SLA のすべての動作または指定した動作の応答設定を表示するには、 show ip sla reaction-configuration コマンドを使用します。

次に、IP SLA VCCV 動作 777 の動作パラメータ、応答条件、およびスケジューリング オプションを手動で設定する例を示します。


) この例では、ID 123 の VC が、PE ルータおよび IP アドレス 192.168.1.103 にあるそのピア間ですでに確立されています。


ip sla 777
mpls lsp ping pseudowire 192.168.1.103 123
exp 5
frequency 120
secondary-frequency timeout 30
tag testgroup
threshold 6000
timeout 7000
exit
!
ip sla reaction-configuration 777 react rtt threshold-value 6000 3000 threshold-type immediate 3 action-type traponly
ip sla reaction-configuration 777 react connectionLoss threshold-type immediate action-type traponly
ip sla reaction-configuration 777 react timeout threshold-type consecutive 3 action-type traponly
ip sla logging traps
!
ip sla schedule 777 life forever start-time now
exit

 
関連コマンド

コマンド
説明

ip sla

IP SLA 動作の設定を開始し、IP SLA コンフィギュレーション モードに移行します。

ip sla logging traps

IP SLA トラップ通知に固有の SNMP システム ロギング メッセージの生成をイネーブルにします。

ip sla reaction-configuration

Cisco IOS IP SLA の制御下のイベントに基づいて発生する特定のアクションを設定します。

ip sla schedule

単一の IP SLA 動作のスケジューリング パラメータを設定します。

secondary-frequency

応答条件が発生した場合に Cisco IOS IP サービス レベル契約(SLA)動作が変更される、より高速の測定頻度(セカンダリ頻度)を指定します。

show ip sla configuration

IP SLA のすべての動作または指定した動作のすべてのデフォルトなどの設定値を表示します。

show ip sla reaction-configuration

すべての IP SLA 動作または指定された動作に対して設定されている予防的しきい値モニタリング設定を表示します。

show ip sla statistics

すべての IP SLA 動作または指定された動作の現在の動作ステータスと統計情報を表示します。

show ip sla statistics aggregated

すべての IP SLA 動作または指定された動作の集約された統計エラーおよび分散情報を表示します。

mpls lsp trace ipv4

個々の Cisco IOS IP Service Level Agreement(SLA; サービス レベル契約)Label Switched Path(LSP; ラベル スイッチド パス)traceroute IPv4 動作を手動で設定するには、IP SLA コンフィギュレーション モードで mpls lsp trace ipv4 コマンドを使用します。

mpls lsp trace ipv4 destination-address destination-mask [ force-explicit-null ] [ lsp-selector ip-address ] [ src-ip-addr source-address ] [ reply { dscp dscp-value | mode { ipv4 | router-alert }}]

 
シンタックスの説明

destination-address

テストするターゲットのアドレス プレフィクス。

destination-mask

ターゲット アドレスのネットワーク マスクのビット数。

force-explicit-null

(任意)すべてのエコー要求パケットに明示的ヌル ラベルを追加します。

lsp-selector ip-address

(任意)LSP の選択に使用されるローカル ホスト IP アドレスを指定します。デフォルトのアドレスは、127.0.0.1 です。

src-ip-addr source-address

(任意)エコー要求発信者の送信元 IP アドレスを指定します。

reply dscp dscp-value

(任意)エコー応答の Differentiated Service Code Point(DSCP; DiffServ コード ポイント)値を指定します。デフォルトの DSCP 値は、0 です。

reply mode

(任意)エコー要求パケットの応答モードを指定します。

ipv4

(任意)IPv4 User Datagram Protocol(UDP; ユーザ データグラム プロトコル)パケットで応答します(デフォルト)。

router-alert

(任意)ルータ アラートを含む IPv4 UDP パケットで応答します。

 
コマンドのデフォルト

設定されている動作に対して IP SLA 動作タイプは設定されていません。

 
コマンド モード

IP SLA コンフィギュレーション

 
コマンドの履歴

リリース
変更内容

12.4(6)T

このコマンドが追加されました。

12.0(32)SY

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.0(32)SY に統合されました。

12.2(33)SRB

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRB に統合されました。 type mpls lsp trace ipv4 コマンドが、このコマンドに置き換えられました。

12.2(33)SB

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SB に統合されました。 type mpls lsp trace ipv4 コマンドが、このコマンドに置き換えられました。

 
使用上のガイドライン

動作の他のパラメータを設定する前に、IP SLA 動作のタイプ(LSP trace など)を設定する必要があります。既存の IP SLA 動作の動作タイプを変更するには、最初に IP SLA 動作を削除し( no ip sla グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用)、新しい動作タイプで動作を再設定する必要があります。


) このコマンドでは、送信元 Provider Edge(PE; プロバイダー エッジ)ルータとそれに関連付けられている Border Gateway Protocol(BGP; ボーダー ゲートウェイ プロトコル)ネクスト ホップ ネイバとの間の単一パス接続測定だけがサポートされます。


lsp-selector キーワードを使用すると、特定の LSP を使用して応答時間の測定値を取得するように、IP SLA 動作に強制できます。このオプションは、プロバイダー エッジ(PE)ルータ間に複数の等価コスト パスがある場合に役に立ちます。

次に、IP SLA LSP traceroute 動作 1 の動作パラメータ、応答条件、およびスケジューリング オプションを手動で設定する例を示します。

ip sla 1
mpls lsp trace ipv4 192.168.1.4 255.255.255.255 lsp-selector 127.1.1.1
frequency 120
exit
!
ip sla reaction-configuration 1 react connectionLoss threshold-type consecutive 3 action-type trapOnly
ip sla reaction-configuration 1 react timeout threshold-type consecutive 3 action-type trapOnly
ip sla logging traps
!
ip sla schedule 1 start-time now life forever

 
関連コマンド

コマンド
説明

ip sla

IP SLA 動作の設定を開始し、IP SLA コンフィギュレーション モードに移行します。

owner

Cisco IOS IP Service Level Agreement(SLA; サービス レベル契約)動作の Simple Network Management Protocol(SNMP; 簡易ネットワーク管理プロトコル)を設定するには、IP SLA コンフィギュレーション モード、IP SLA 自動イーサネット コンフィギュレーション モード、または IP SLA モニタ コンフィギュレーション モードの適切なサブモードで owner コマンドを使用します。デフォルト値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。

owner text

no owner

 
シンタックスの説明

text

0 ~ 255 文字の ASCII 文字で指定される SNMP 所有者の名前。

 
デフォルト

所有者は指定されません。

 
コマンド モード

IP SLA コンフィギュレーション

DHCP コンフィギュレーション(config-ip-sla-dhcp)
DLSw コンフィギュレーション(config-ip-sla-dlsw)
DNS コンフィギュレーション(config-ip-sla-dns)
イーサネット エコー(config-ip-sla-ethernet-echo)
イーサネット ジッタ(config-ip-sla-ethernet-jitter)
FTP コンフィギュレーション(config-ip-sla-ftp)
HTTP コンフィギュレーション(config-ip-sla-http)
ICMP エコー コンフィギュレーション(config-ip-sla-echo)
ICMP ジッタ コンフィギュレーション(config-ip-sla-icmpjitter)
ICMP パス エコー コンフィギュレーション(config-ip-sla-pathEcho)
ICMP パス ジッタ コンフィギュレーション(config-ip-sla-pathJitter)
TCP 接続コンフィギュレーション(config-ip-sla-tcp)
UDP エコー コンフィギュレーション(config-ip-sla-udp)
UDP ジッタ コンフィギュレーション(config-ip-sla-jitter)
VCCV コンフィギュレーション(config-sla-vccv)
VoIP コンフィギュレーション(config-ip-sla-voip)

IP SLA 自動イーサネット コンフィギュレーション

イーサネット パラメータ コンフィギュレーション(config-ip-sla-ethernet-params)

IP SLA モニタ コンフィギュレーション

DHCP コンフィギュレーション(config-sla-monitor-dhcp)
DLSw コンフィギュレーション(config-sla-monitor-dlsw)
DNS コンフィギュレーション(config-sla-monitor-dns)
FTP コンフィギュレーション(config-sla-monitor-ftp)
HTTP コンフィギュレーション(config-sla-monitor-http)
ICMP エコー コンフィギュレーション(config-sla-monitor-echo)
ICMP パス エコー コンフィギュレーション(config-sla-monitor-pathEcho)
ICMP パス ジッタ コンフィギュレーション(config-sla-monitor-pathJitter)
TCP 接続コンフィギュレーション(config-sla-monitor-tcp)
UDP エコー コンフィギュレーション(config-sla-monitor-udp)
UDP ジッタ コンフィギュレーション(config-sla-monitor-jitter)
VoIP コンフィギュレーション(config-sla-monitor-voip)


) コンフィギュレーション モードは、実行中の Cisco IOS リリースおよび設定されている動作タイプによって異なります。詳細については、「使用上のガイドライン」を参照してください。


 
コマンドの履歴

リリース
変更内容

11.2

このコマンドが追加されました。

12.2(33)SRA

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRA に統合されました。

12.2(33)SRB

イーサネット エコー、イーサネット ジッタ、およびイーサネット パラメータの各コンフィギュレーション モードが追加されました。

12.2SX

このコマンドは、Cisco IOS Release 12.2SX トレインでサポートされます。このトレインの特定の 12.2SX リリースにおけるサポートは、フィーチャ セット、プラットフォーム、およびプラットフォーム ハードウェアによって異なります。

12.2(33)SRC

VCCV コンフィギュレーション モードが追加されました。

12.2(33)SB

次のコンフィギュレーション モードが追加されました。

イーサネット エコー

イーサネット ジッタ

イーサネット パラメータ

VCCV

12.4(20)T

イーサネット エコー、イーサネット ジッタ、およびイーサネット パラメータの各コンフィギュレーション モードが追加されました。

12.2(33)SXI

イーサネット エコー、イーサネット ジッタ、およびイーサネット パラメータの各コンフィギュレーション モードが追加されました。

 
使用上のガイドライン

所有者名には、ASCII 形式のネットワーク管理ステーションのトランスポート アドレス、ネットワーク管理ステーション名(ドメイン名)、およびネットワーク管理担当者の名前、場所、または電話番号のうちの 1 つまたは複数が含まれます。エージェント自身が、動作の所有者になる場合もあります。このような場合、名前は「agent」から始まります。

owner コマンドは、IPv4 ネットワークでサポートされます。このコマンドは、IPv6 アドレスをサポートする IP SLA 動作が設定されている場合の IPv6 ネットワークでもサポートされます。

Cisco IOS リリースごとの IP SLA 動作の設定

IP SLA 動作の設定を開始するために使用する Cisco IOS コマンドは、実行中の Cisco IOS リリース( 表 12 を参照)によって異なります。動作の他のパラメータを設定する前に、IP SLA 動作のタイプ(User Datagram Protocol(UDP; ユーザ データグラム プロトコル)ジッタまたは Internet Control Message Protocol(ICMP; インターネット制御メッセージ プロトコル)エコーなど)を設定する必要があります。

owner コマンドのコンフィギュレーション モードは、実行中の Cisco IOS リリース( 表 12 を参照)および設定されている動作タイプによって異なります。たとえば、Cisco IOS Release 12.4 が実行中で、ICMP エコー動作タイプが設定されている場合は、IP SLA モニタ コンフィギュレーション モード内の ICMP エコー コンフィギュレーション モード(config-sla-monitor-echo)で owner コマンドを入力します。

 

表 12 Cisco IOS リリースに基づいて IP SLA 動作の設定を開始するために使用するコマンド

Cisco IOS リリース
グローバル
コンフィギュレーション コマンド
開始されるコマンド モード

12.4(4)T、12.0(32)SY、12.2(33)SRB、12.2(33)SB、12.2(33)SXI 以降のリリース

ip sla

IP SLA コンフィギュレーション

12.3(14)T、12.4、12.4(2)T、12.2(31)SB2、または 12.2(33)SXH

ip sla monitor

IP SLA モニタ コンフィギュレーション

次に、IP SLA ICMP エコー動作 1 の所有者を 172.16.1.189 cwb.cisco.com User1 RTP 555-0100 に設定する例を示します。IP SLA 動作の設定を開始するために使用する Cisco IOS コマンドは、実行中の Cisco IOS リリース( 表 12 を参照)によって異なることに注意してください。

IP SLA コンフィギュレーション

次に、IPv4 ネットワークにおいて IP SLA コンフィギュレーション モード内の ICMP エコー コンフィギュレーション モードで使用されている owner コマンドの例を示します。

ip sla 1
icmp-echo 172.16.1.176
owner 172.16.1.189 cwb.cisco.com User1 RTP 555-0100
!
ip sla schedule 1 life forever start-time now

IP SLA モニタ コンフィギュレーション

次に、IPv4 ネットワークにおいて IP SLA モニタ コンフィギュレーション モード内の ICMP エコー コンフィギュレーション モードで使用されている owner コマンドの例を示します。

ip sla monitor 1
type echo protocol ipIcmpEcho 172.16.1.176
owner 172.16.1.189 cwb.cisco.com User1 RTP 555-0100
!
ip sla monitor schedule 1 life forever start-time now

 
関連コマンド

コマンド
説明

ip sla

IP SLA 動作の設定を開始し、IP SLA コンフィギュレーション モードに移行します。

ip sla monitor

IP SLA 動作の設定を開始し、IP SLA モニタ コンフィギュレーション モードに移行します。

path-discover

Cisco IOS IP Service Level Agreement(SLA; サービス レベル契約)Label Switched Path(LSP; ラベル スイッチド パス)ヘルス モニタ動作に対して LSP ディスカバリ オプションをイネーブルにするには、自動 IP SLA Multiprotocol Label Switching(MPLS; マルチプロトコル ラベル スイッチング)パラメータ コンフィギュレーション モードで path-discover コマンドを使用します。LSP ディスカバリ オプションをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。

path-discover

no path-discover

 
シンタックスの説明

このコマンドには、キーワードまたは引数はありません。

 
コマンドのデフォルト

LSP ディスカバリ オプションはディセーブルです。

 
コマンド モード

自動 IP SLA MPLS パラメータ コンフィギュレーション(config-auto-ip-sla-mpls-params)

 
コマンドの履歴

リリース
変更内容

12.2(31)SB2

このコマンドが追加されました。

12.2(33)SRB

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRB に統合されました。

次に、IP SLA LSP ヘルス モニタ動作 1 に対して LSP ディスカバリ オプションをイネーブルにする例を示します。

auto ip sla mpls-lsp-monitor 1
type echo ipsla-vrf-all
path-discover

 
関連コマンド

コマンド
説明

auto ip sla mpls-lsp-monitor

IP SLA LSP ヘルス モニタ動作の設定を開始し、自動 IP SLA MPLS コンフィギュレーション モードに移行します。

path-echo

Cisco IOS IP Service Level Agreement(SLA; サービス レベル契約)Internet Control Message Protocol(ICMP; インターネット制御メッセージ プロトコル)パス エコー動作を設定するには、IP SLA コンフィギュレーション モードで path-echo コマンドを使用します。

path-echo { destination-ip-address | destination-hostname } [ source-ip { ip-address | hostname }]

 
シンタックスの説明

destination-ip-address | destination-hostname

宛先 IP アドレスまたはホスト名。

source-ip { ip-address | hostname }

(任意)送信元 IP アドレスまたはホスト名 を指定します。送信元 IP アドレスまたはホスト名 が指定されていない場合、IP SLA では、宛先に最も近い IP アドレスが選択されます。

 
デフォルト

設定されている動作に対して IP SLA 動作タイプは設定されていません。

 
コマンド モード

IP SLA コンフィギュレーション(config-ip-sla)

 
コマンドの履歴

リリース
変更内容

12.4(4)T

このコマンドが追加されました。 type pathEcho protocol ipIcmpEcho コマンドが、このコマンドに置き換えられました。

12.0(32)SY

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.0(32)SY に統合されました。

12.2(33)SRB

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRB に統合されました。 type pathEcho protocol ipIcmpEcho コマンドが、このコマンドに置き換えられました。

12.2(33)SB

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SB に統合されました。 type pathEcho protocol ipIcmpEcho コマンドが、このコマンドに置き換えられました。

12.2(33)SXI

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SXI に統合されました。 type pathEcho protocol ipIcmpEcho コマンドが、このコマンドに置き換えられました。

 
使用上のガイドライン

動作の他のパラメータを設定する前に、IP SLA 動作のタイプ(User Datagram Protocol(UDP; ユーザ データグラム プロトコル)ジッタまたはインターネット制御メッセージ プロトコル(ICMP)エコーなど)を設定する必要があります。既存の IP SLA 動作の動作タイプを変更するには、最初に IP SLA 動作を削除し( no ip sla グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用)、新しい動作タイプで動作を再設定する必要があります。

次の例では、IP SLA 動作 10 が IP/ICMP プロトコルと宛先 IP アドレス 172.16.1.175 を使用する ICMP パス エコー動作として設定されます。

ip sla 10
path-echo 172.16.1.175
!
ip sla schedule 10 start-time now

 
関連コマンド

コマンド
説明

ip sla

IP SLA 動作の設定を開始し、IP SLA コンフィギュレーション モードに移行します。

path-jitter

Cisco IOS IP Service Level Agreement(SLA; サービス レベル契約)Internet Control Message Protocol(ICMP; インターネット制御メッセージ プロトコル)パス ジッタ動作を設定するには、IP SLA コンフィギュレーション モードで path-jitter コマンドを使用します。

path-jitter { destination-ip-address | destination-hostname } [ source-ip { ip-address | hostname } ] [ num-packets packet-number ] [ interval milliseconds ] [ targetOnly ]

 
シンタックスの説明

destination-ip-address | destination-hostname

宛先 IP アドレスまたはホスト名。

source-ip { ip-address | hostname }

(任意)送信元 IP アドレスまたはホスト名 を指定します。送信元 IP アドレスまたはホスト名 が指定されていない場合、IP SLA では、宛先に最も近い IP アドレスが選択されます。

num-packets packet-number

(任意)各動作で送信されるパケット数を指定します。デフォルト値は、1 動作につき 10 パケットです。

interval milliseconds

(任意)パケット間の間隔(ミリ秒単位)。デフォルト値は 20 です。

targetOnly

(任意)テスト パケットを宛先だけに送信します(パスはトレースされません)。

 
デフォルト

設定されている動作番号に対して IP SLA 動作タイプは設定されていません。

 
コマンド モード

IP SLA コンフィギュレーション(config-ip-sla)

 
コマンドの履歴

リリース
変更内容

12.4(4)T

このコマンドが追加されました。 type pathJitter dest-ipaddr コマンドが、このコマンドに置き換えられました。

12.0(32)SY

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.0(32)SY に統合されました。

12.2(33)SRB

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRB に統合されました。 type pathJitter dest-ipaddr コマンドが、このコマンドに置き換えられました。

12.2(33)SB

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SB に統合されました。 type pathJitter dest-ipaddr コマンドが、このコマンドに置き換えられました。

12.2(33)SXI

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SXI に統合されました。 type pathJitter dest-ipaddr コマンドが、このコマンドに置き換えられました。

 
使用上のガイドライン

targetOnly キーワードを使用した場合、ICMP パス ジッタ動作は、宛先だけにエコーを送信します(送信元から宛先へのパスはトレースされません)。

targetOnly キーワードを使用しなかった場合、IP SLA ICMP パス ジッタ動作は、送信元から宛先への「ホップバイホップ」IP パスをトレースし、そのパス上の各ホップにユーザが指定した数のテスト パケットをユーザが指定した間隔で送信します。

動作の他のパラメータを設定する前に、IP SLA 動作のタイプ(User Datagram Protocol(UDP; ユーザ データグラム プロトコル)ジッタまたはインターネット制御メッセージ プロトコル(ICMP)エコーなど)を設定する必要があります。既存の IP SLA 動作の動作タイプを変更するには、最初に IP SLA 動作を削除し( no ip sla グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用)、新しい動作タイプで動作を再設定する必要があります。

次に、宛先 172.69.5.6 への IP パスをトレースして各ホップに 50 テスト パケットを 30 ms 間隔で送信する ICMP パス ジッタ動作をイネーブルにする例を示します。

ip sla 2
path-jitter 172.69.5.6 num-packets 50 interval 30
!
ip sla schedule 2 start-time now

 
関連コマンド

コマンド
説明

ip sla

IP SLA 動作の設定を開始し、IP SLA コンフィギュレーション モードに移行します。

paths-of-statistics-kept

Cisco IOS IP Service Level Agreement(SLA; サービス レベル契約)動作の統計情報を保持する時間単位のパス数を設定するには、IP LSA コンフィギュレーション モードまたは IP SLA モニタ コンフィギュレーション モードの適切なサブモードで paths-of-statistics-kept コマンドを使用します。デフォルト値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。

paths-of-statistics-kept size

no paths-of-statistics-kept

 
シンタックスの説明

size

統計情報を保持する時間単位のパス数。デフォルト値は 5 です。

 
デフォルト

5 つのパス

 
コマンド モード

IP SLA コンフィギュレーション

ICMP パス エコー コンフィギュレーション(config-ip-sla-pathEcho)

IP SLA モニタ コンフィギュレーション

ICMP パス エコー コンフィギュレーション(config-sla-monitor-pathEcho)


) コンフィギュレーション モードは、実行中の Cisco IOS リリースおよび設定されている動作タイプによって異なります。詳細については、「使用上のガイドライン」を参照してください。


 
コマンドの履歴

リリース
変更内容

11.2

このコマンドが追加されました。

12.2(33)SRA

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRA に統合されました。

12.2SX

このコマンドは、Cisco IOS Release 12.2SX トレインでサポートされます。このトレインの特定の 12.2SX リリースにおけるサポートは、フィーチャ セット、プラットフォーム、およびプラットフォーム ハードウェアによって異なります。

 
使用上のガイドライン

パスは、動作の要求パケットがその宛先に到達するために通過するルートです。パケットは各 IP SLA 動作に別のパスを使用して同じ宛先に到達します。

パス数が指定したサイズに達すると、パスに基づく情報はそれ以上格納されなくなります。


) このコマンドをサポートするのは、IP SLA Internet Control Message Protocol(ICMP; インターネット制御メッセージ プロトコル)パス エコー動作だけです。


IP SLA ICMP パス エコー動作の場合、配信統計情報テーブルを維持するために必要なルータのメモリ量は、次の 4 つのコマンドによって設定された値をすべて掛け合わせた値に基づきます。

distributions-of-statistics-kept

hops-of-statistics-kept

paths-of-statistics-kept

hours-of-statistics-kept

ICMP パス エコー動作の配信統計情報テーブルを維持するために必要なメモリ量の計算に使用する一般的な式は次のとおりです。
メモリ割り当て量=(160 バイト)×( distributions-of-statistics-kept size )×( hops-of-statistics-kept size )×( paths-of-statistics-kept size )×( hours-of-statistics-kept hours


) ルータのメモリに重大な影響を与えないようにするために、distributions-of-statistics-kepthops-of-statistics-keptpaths-of-statistics-kept、および hours-of-statistics-kept の各コマンドの設定は慎重に行ってください。


Cisco IOS リリースごとの IP SLA 動作の設定

IP SLA 動作の設定を開始するために使用する Cisco IOS コマンドは、実行中の Cisco IOS リリース( 表 13 を参照)によって異なります。動作の他のパラメータを設定する前に、IP SLA 動作のタイプ(User Datagram Protocol(UDP; ユーザ データグラム プロトコル)ジッタまたはインターネット制御メッセージ プロトコル(ICMP)エコーなど)を設定する必要があります。

paths-of-statistics-kept コマンドのコンフィギュレーション モードは、実行中の Cisco IOS リリース( 表 13 を参照)および設定されている動作タイプによって異なります。たとえば、Cisco IOS Release 12.4 が実行中で、ICMP パス エコー動作タイプが設定されている場合は、IP SLA モニタ コンフィギュレーション モード内の ICMP パス エコー コンフィギュレーション モード(config-sla-monitor-pathEcho)で paths-of-statistics-kept コマンドを入力します。

 

表 13 Cisco IOS リリースに基づいて IP SLA 動作の設定を開始するために使用するコマンド

Cisco IOS リリース
グローバル
コンフィギュレーション コマンド
開始されるコマンド モード

12.4(4)T、12.0(32)SY、12.2(33)SRB、12.2(33)SB、12.2(33)SXI 以降のリリース

ip sla

IP SLA コンフィギュレーション

12.3(14)T、12.4、12.4(2)T、12.2(31)SB2、または 12.2(33)SXH

ip sla monitor

IP SLA モニタ コンフィギュレーション

次に、IP SLA ICMP パス エコー動作 2 で 3 つのパスに対してだけ統計情報を維持する例を示します。IP SLA 動作の設定を開始するために使用する Cisco IOS コマンドは、実行中の Cisco IOS リリース( 表 13 を参照)によって異なることに注意してください。

IP SLA コンフィギュレーション

ip sla 2
path-echo 172.16.1.177
paths-of-statistics-kept 3
!
ip sla schedule 2 life forever start-time now

IP SLA モニタ コンフィギュレーション

ip sla monitor 2
type pathEcho protocol ipIcmpEcho 172.16.1.177
paths-of-statistics-kept 3
!
ip sla monitor schedule 2 life forever start-time now

 
関連コマンド

コマンド
説明

distributions-of-statistics-kept

IP SLA 動作のライフタイム中に維持する統計情報の配信数(ホップ単位)を設定します。

hops-of-statistics-kept

IP SLA 動作の統計情報を保持するホップ数(パス単位)を設定します。

hours-of-statistics-kept

IP SLA 動作の統計情報を保持する時間数を設定します。

ip sla

IP SLA 動作の設定を開始し、IP SLA コンフィギュレーション モードに移行します。

ip sla monitor

IP SLA 動作の設定を開始し、IP SLA モニタ コンフィギュレーション モードに移行します。

statistics-distribution-interval

IP SLA 動作で維持する各統計情報の配信間隔を設定します。

precision

Cisco IOS IP Service Level Agreement(SLA; サービス レベル契約)動作の統計が測定される精度のレベルを設定するには、IP SLA コンフィギュレーション モードまたは IP SLA モニタ コンフィギュレーション モードの適切なサブモードで precision コマンドを使用します。デフォルト値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。

precision { milliseconds | microseconds }

no precision

 
シンタックスの説明

milliseconds

IP SLA 動作の測定値の精度を 1 ミリ秒に設定します。ミリ秒の精度は、デフォルトで設定されます。

microseconds

IP SLA 動作の測定値の精度を 1 マイクロ秒(1000 分の 1 ミリ秒)に設定します。

 
コマンドのデフォルト

ミリ秒の精度が設定されます。

 
コマンド モード

IP SLA コンフィギュレーション

UDP ジッタ コンフィギュレーション(config-ip-sla-jitter)

IP SLA モニタ コンフィギュレーション

UDP ジッタ コンフィギュレーション(config-sla-monitor-jitter)


) コンフィギュレーション モードは、実行中の Cisco IOS リリースおよび設定されている動作タイプによって異なります。詳細については、「使用上のガイドライン」を参照してください。


 
コマンドの履歴

リリース
変更内容

12.3(14)T

このコマンドが追加されました。

12.2(33)SRB

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRB に統合されました。

12.2(33)SB

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SB に統合されました。

12.2(33)SXI

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SXI に統合されました。

 
使用上のガイドライン

milliseconds キーワードが設定されている場合、IP SLA 動作の測定値は 1 ミリ秒の精度で表示されます。たとえば、22 の値は 22 ミリ秒を表します。

microseconds キーワードが設定されている場合、IP SLA 動作の測定値は 1 マイクロ秒の精度で表示されます。たとえば、202 の値は 202 マイクロ秒を表します。


) このコマンドをサポートするのは、IP SLA User Datagram Protocol(UDP; ユーザ データグラム プロトコル)ジッタ動作だけです。



precision microseconds コマンドを使用するには、送信元と IP SLA Responder デバイスの両方で、precision microseconds コマンドをサポートする Cisco IOS ソフトウェアのバージョンを実行している必要があります。サポートされる Cisco IOS ソフトウェアのリリースについては、「コマンド履歴」の表を参照してください。


Cisco IOS リリースごとの IP SLA 動作の設定

IP SLA 動作の設定を開始するために使用する Cisco IOS コマンドは、実行中の Cisco IOS リリース( 表 14 を参照)によって異なります。動作の他のパラメータを設定する前に、IP SLA 動作のタイプ(ユーザ データグラム プロトコル(UDP)ジッタまたは Internet Control Message Protocol(ICMP; インターネット制御メッセージ プロトコル)エコーなど)を設定する必要があります。

precision コマンドのコンフィギュレーション モードは、実行中の Cisco IOS リリース( 表 14 を参照)および設定されている動作タイプによって異なります。たとえば、Cisco IOS Release 12.4 が実行中で、UDP ジッタ動作タイプが設定されている場合は、IP SLA モニタ コンフィギュレーション モード内の UDP ジッタ コンフィギュレーション モード(config-sla-monitor-jitter)で precision コマンドを入力します。

 

表 14 Cisco IOS リリースに基づいて IP SLA 動作の設定を開始するために使用するコマンド

Cisco IOS リリース
グローバル
コンフィギュレーション コマンド
開始されるコマンド モード

12.4(4)T、12.0(32)SY、12.2(33)SRB、12.2(33)SB 以降のリリース

ip sla

IP SLA コンフィギュレーション

12.3(14)T、12.4、12.4(2)T、12.2(31)SB2、または 12.2(33)SXH

ip sla monitor

IP SLA モニタ コンフィギュレーション

次に、マイクロ秒精度をイネーブルにし、Network-Time Protocol(NTP; ネットワーク タイム プロトコル)同期オフセット許容値を 10% に設定して、IP SLA UDP ジッタ動作 1 のパケット プライオリティをハイに設定する例を示します。IP SLA 動作の設定を開始するために使用する Cisco IOS コマンドは、実行中の Cisco IOS リリース( 表 14 を参照)によって異なることに注意してください。

IP SLA コンフィギュレーション

ip sla 1
udp-jitter 192.168.202.169 9006
precision microseconds
clock-tolerance ntp oneway percent 10
probe-packet priority high
frequency 300
!
ip sla schedule 1 life forever start-time after 00:00:06

IP SLA モニタ コンフィギュレーション

ip sla monitor 1
type jitter dest-ipaddr 192.168.202.169 dest-port 9006
precision microseconds
clock-tolerance ntp oneway percent 10
probe-packet priority high
frequency 300
!
ip sla monitor schedule 1 life forever start-time after 00:00:06
 

 
関連コマンド

コマンド
説明

ip sla

IP SLA 動作の設定を開始し、IP SLA コンフィギュレーション モードに移行します。

ip sla monitor

IP SLA 動作の設定を開始し、IP SLA モニタ コンフィギュレーション モードに移行します。

probe-packet priority

Cisco IOS IP Service Level Agreement(SLA; サービス レベル契約)動作のパケット プライオリティを指定するには、IP SLA コンフィギュレーション モードまたは IP SLA モニタ コンフィギュレーション モードの適切なサブモードで probe-packet priority コマンドを使用します。デフォルト値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。

probe-packet priority { normal | high }

no probe-packet priority

 
シンタックスの説明

probe-packet priority normal

パケット プライオリティをノーマルに設定します。パケット プライオリティはデフォルトでノーマルです。

probe-packet priority high

パケット プライオリティをハイに設定します。

 
コマンドのデフォルト

パケット プライオリティはノーマルです。

 
コマンド モード

IP SLA コンフィギュレーション

UDP ジッタ コンフィギュレーション(config-ip-sla-jitter)

IP SLA モニタ コンフィギュレーション

UDP ジッタ コンフィギュレーション(config-sla-monitor-jitter)


) コンフィギュレーション モードは、実行中の Cisco IOS リリースおよび設定されている動作タイプによって異なります。詳細については、「使用上のガイドライン」を参照してください。


 
コマンドの履歴

リリース
変更内容

12.3(14)T

このコマンドが追加されました。

12.2(33)SRB

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRB に統合されました。

12.2(33)SB

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SB に統合されました。

12.2(33)SXI

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SXI に統合されました。

 
使用上のガイドライン

IP SLA 動作のパケット プライオリティを上げると、キュー内のパケットの遅延時間を削減できます。


) このコマンドをサポートするのは、IP SLA User Datagram Protocol(UDP; ユーザ データグラム プロトコル)ジッタ動作だけです。


Cisco IOS リリースごとの IP SLA 動作の設定

IP SLA 動作の設定を開始するために使用する Cisco IOS コマンドは、実行中の Cisco IOS リリース( 表 15 を参照)によって異なります。動作の他のパラメータを設定する前に、IP SLA 動作のタイプ(ユーザ データグラム プロトコル(UDP)ジッタまたは Internet Control Message Protocol(ICMP; インターネット制御メッセージ プロトコル)エコーなど)を設定する必要があります。

probe-packet priority コマンドのコンフィギュレーション モードは、実行中の Cisco IOS リリース( 表 15 を参照)および設定されている動作タイプによって異なります。たとえば、Cisco IOS Release 12.4 が実行中で、UDP ジッタ動作タイプが設定されている場合は、IP SLA モニタ コンフィギュレーション モード内の UDP ジッタ コンフィギュレーション モード(config-sla-monitor-jitter)で probe-packet priority コマンドを入力します。

 

表 15 Cisco IOS リリースに基づいて IP SLA 動作の設定を開始するために使用するコマンド

Cisco IOS リリース
グローバル
コンフィギュレーション コマンド
開始されるコマンド モード

12.4(4)T、12.0(32)SY、12.2(33)SRB、12.2(33)SB 以降のリリース

ip sla

IP SLA コンフィギュレーション

12.3(14)T、12.4、12.4(2)T、12.2(31)SB2、または 12.2(33)SXH

ip sla monitor

IP SLA モニタ コンフィギュレーション

次に、マイクロ秒精度をイネーブルにし、Network-Time Protocol(NTP; ネットワーク タイム プロトコル)同期オフセット許容値を 10% に設定して、IP SLA UDP ジッタ動作 1 のパケット プライオリティをハイに設定する例を示します。IP SLA 動作の設定を開始するために使用する Cisco IOS コマンドは、実行中の Cisco IOS リリース( 表 15 を参照)によって異なることに注意してください。

IP SLA コンフィギュレーション

ip sla 1
udp-jitter 205.199.199.2 dest-port 9006
precision microseconds
clock-tolerance ntp oneway percent 10
probe-packet priority high
frequency 300
!
ip sla schedule 1 life forever start-time after 00:00:06

IP SLA モニタ コンフィギュレーション

ip sla monitor 1
type jitter dest-ipaddr 205.199.199.2 dest-port 9006
precision microseconds
clock-tolerance ntp oneway percent 10
probe-packet priority high
frequency 300
!
ip sla monitor schedule 1 life forever start-time after 00:00:06

 
関連コマンド

コマンド
説明

ip sla

IP SLA 動作の設定を開始し、IP SLA コンフィギュレーション モードに移行します。

ip sla monitor

IP SLA 動作の設定を開始し、IP SLA モニタ コンフィギュレーション モードに移行します。