Cisco MGX 8850 マルチサービス スイッチ インストレーション コンフィギュレーション ガイド
カードおよびサービスの設定
カードおよびサービスの設定
発行日;2012/01/08 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf | フィードバック

目次

カードおよびサービスの設定

カードとサービスの設定の作業とルール

設定作業の手順

リソース配分の変更

接続追加の規則

DAX 接続追加の規則

3 セグメント接続追加の規則

管理接続追加の規則

プロセッサ スイッチング モジュール

シェルフの同期設定

クロック ソース

クロック ソースの種類

クロック ソースの設定

設定例

PXM1 カード レベル パラメータ、回線、およびポートの設定

PXM1 上の自動保護スイッチング

APS の要件

APS の設定

スタンドアロン ノードの PXM1 への接続追加

ATM ユニバーサル サービス モジュール

AUSM 機能の概要

カード、回線、ポートの設定

逆多重化の設定

AUSM/B への接続の追加と設定

BPX 8600/BPX 8600 間セグメント

フレーム サービス モジュールの機能

フレーム サービス モジュールの機能の概要

フレーム リレー サービスの設定

FRSM カード、回線、およびポートの設定

フレーム リレー接続の追加

BPX 8600 シリーズ間セグメントの確立

FRSM カードのテスト コマンド

アラーム レポートのサポート

非チャネル化 T3 または E3 FRSM でのビット誤り率試験

T3/E3 用回線エミュレーション サービス モジュール

機能

セル遅延処理

エラーとアラーム応答

T3 CESM または E3 CESM のサービスの設定

カード、回線、ポートの設定

接続の追加および修正

T3 CESM と E3 CESM 上のビット誤り率試験

8 ポート回線エミュレーション サービス モジュール

構造化データ転送

非構造化データ転送

セル遅延処理

8 ポート CESM の冗長性サポート

エラーとアラーム応答

8 ポート CESM 上でのサービスの設定

カード、回線、ポートの設定

バルク分散と冗長化の設定

接続の追加および修正

サービス リソース モジュール

カードと回線のパラメータ設定

T1 サービスのバルク分散

MGX-SRM-3T3/C による冗長化

冗長バスによる冗長化の設定

分散バスによる冗長化の設定

MGX-SRM-3T3によるビット誤り率試験

パターン テスト オプション

ループバック テスト オプション

オンライン診断機能テスト

自動切り替え

アラーム

ログ ファイル

オンライン診断を実行するコマンド

DS3 ループバック テスト

DS3 回線全体へのループバック設定

DS3 回線内のすべての DS1 へのループバック設定

ループバック要求の受信

送信用 FEAC コードの設定

DS3 でのループ データまたは通常データ送信設定

DS3 での回線ループバック送信設定

DS3 でのループバック無効化要求の送信設定

FEAC 検証基準の FEACCodes4Of5 設定

FEAC 検証基準の FEACCodes8Of10 設定

ネガティブ テスト

FEAC コードの無効化

スタンバイ PXM1 カードからの DS3 ループバック コードの設定

カードおよびサービスの設定

この章では、MGX 8850 のカードとサービスを設定する方法について説明します。この章の内容は次のとおりです。

「カードとサービスの設定の作業とルール」

「プロセッサ スイッチング モジュール」

「ATM ユニバーサル サービス モジュール」

「フレーム サービス モジュールの機能」

「フレーム リレー サービスの設定」

「T3/E3 用回線エミュレーション サービス モジュール」

「8 ポート回線エミュレーション サービス モジュール」

「サービス リソース モジュール」

「オンライン診断機能テスト」

「DS3 ループバック テスト」


) この章の手順では、ネットワークの計画が立てられていることを前提としていますが、ネットワーク計画の再検討のヒントになる情報も含まれています。



) 音声インターワーキング サービス モジュール(VISM)の設定情報については、『Cisco Voice Interworking Service Module Installation and Configuration Guide』を参照してください。



) ルート プロセッサ モジュール(RPM)の詳細については、『Cisco MGX Route Processor Module Installation and Configuration Guide』を参照してください。



) カードの抜き差しに関する一般的な説明については、第4章「キャビネットの設置とカードの取り付け」を参照してください。


カードとサービスの設定の作業とルール

ここではカードとそのサービスを設定する一般的な作業手順について説明します。それぞれのカードについての詳細な手順は、以降の項を参照してください。

「設定作業の手順」

「リソース配分の変更」

「接続追加の規則」

DAX 接続追加の規則

3 セグメント接続追加の規則

管理接続追加の規則

設定作業の手順

新しいシェルフでは、すべてのカードに共通な設定作業(たとえば、該当のカードすべてに論理ポートを追加する作業)を一度に行うのが一般的な設定方法です。

1 枚のカードを取り付ける場合には、カード レベルの機能を指定し、すべての接続を設定するまで作業を続けます。

次に、新しいシェルフでカードを設定する際の共通の作業を示します。

1. オプションとして、サービス モジュールの冗長化を設定します(RPM の場合を除く)。このカード レベルの操作には、冗長カード、および場合によっては MGX-SRM-3T3/C が必要です。

2. オプションとして、デフォルトのリソース配分がカードの用途に対して不十分な場合は、カード全体に対するリソース配分を設定します。

3. 物理回線のアクティブ化

4. 回線の設定、または、デフォルトのパラメータ受け入れ

5. 論理ポートの作成と変更

6. オプションとして、論理ポートのリソース配分(デフォルトの配分では予定するポート動作がサポートされない場合)

7. 接続の追加と変更

リソース配分の変更

カード レベルのリソース パーティションは、多数の論理接続番号(LCN)で構成されています。ポートレベルでのリソース パーティションには、帯域幅の割合、DLCI または VPI/VCI 範囲、およびネットワーク制御アプリケーションで使用可能な論理接続番号(LCN)があります。PXM1 では、接続は Global Logical Connection Number(GLCN; グローバル論理接続番号)です。

デフォルトでは、カードまたは論理ポート上のすべてのリソースは、すべてのコントローラが先着順に使用することができます。必要であれば、カードレベルおよび論理ポートレベルでコントローラのリソースを変更できます。ポート レベルのリソース修正は、カード レベルの修正の後に行います。したがって、使用可能なポート レベル リソースは、ユーザが、カード レベルのリソース配分を変更したかどうか、変更した場合にはどの程度変更したかによって異なります。ポートに対するリソース配分を変更する前に、カードに対するリソース配分の変更を行う必要はありません。

現在のネットワーク制御アプリケーションは、Portable AutoRoute(PAR)です。計画を立てる際には、インターフェイスに対するリソース配分を修正する可能性も考慮する必要があります。たとえば、MGX 8850 には Cisco MPLS(Multiprotocol Label Switching) コントローラ、または PNNI(Private Network-to-Network Interface) コントローラをサポートする能力があります。

接続追加の規則

ここでは、次の種類の接続を追加するための規則を説明します。

DAX 接続:ローカル専用、DAX 接続(デジタル アクセスおよび クロスコネクト)

3 セグメント接続:ATM またはフレーム リレー ネットワークによる接続

管理接続:ワークステーションから、サービス モジュール経由でローカルまたはリモートの MGX 8850 を管理できるようにするインバンド接続。この規則は、CLI のシンタックスを使用しますが、Cisco WAN Manager アプリケーションにも適用されます。

DAX 接続追加の規則

DAX 接続は、接続のエンドポイントがすべて同じシェルフ上にある接続です。MGX 8850 には次の規則が適用されます。

1. フィーダでは、DAX 接続は異なるサービス モジュール間にも、同じサービス モジュール内にも存在できます。

2. スタンドアロン ノードでは、サービス モジュール間の DAX 接続のほか、PXM1 のエンドポイントの片方または両方と DAX 接続ができます。

3. どちらのエンドポイントもマスターになることができます。

4. 最初に追加するエンドポイントは、スレーブです。一般的なシンタックスは、次のとおりです。

addcon < local parameters >

 

local parameters

ポート、DLCI、または VPIとVCI、およびマスターシップの状態です。

スレーブがデフォルト設定であるため、実際には明示的に指定する必要はありません。 Return キーを押すと、システムは接続識別子を返します。識別子には、ポート、DLCI または VPI、および VCI が含まれます。

続いてマスター側で接続を追加するときに、識別子を使用してスレーブ エンドポイントを指定します。スレーブのエンドポイントはステップ5の remote parameters として指定します。

5. マスター エンドポイントを追加して DAX 接続を完了させます。一般的なシンタックスは、次のとおりです。

addcon < local parameters > < remote parameters >

 

local parameters

ポート、DLCI、または VPIとVCI、およびマスターシップの状態(この場合マスター)です。

remote parameters

スレーブ エンドポイントを追加したときにシステムが返した接続の識別情報です。

6. エンドポイントがスタンドアロン ノードの PXM1 ポートの場合は、スロットを 0 に指定します。 addcon コマンドは PXM1 のスロット番号を 0 に指定する唯一のコマンドです。

3 セグメント接続追加の規則

3 セグメント接続は、ネットワーク網端の各 MGX 8850 のローカル セグメント、およびネットワーク網間の中間セグメントで構成されます。MGX 8850 の要件は次のとおりです。

1. MGX 8850 フィーダの場合、バックボーンは BPX 8600 シリーズ スイッチで構成する必要があります。

2. MGX 8850 スタンドアロン シェルフの場合、バックボーン スイッチは、BPX 8600 シリーズ スイッチでも他のメーカーのスイッチでも構いません。

3. フィーダでは、ローカル セグメントはサービス モジュールと PXM1 の間です。

4. スタンドアロン ノードでは、ローカル セグメントはサービス モジュールと PXM1 のポートの間、または PXM1 の 2 つのポート間です。

5. ローカル セグメントでは、接続はマスター エンドポイントだけで追加します。一般的なシンタックスは次のとおりです。

addcon < local parameters > < remote parameters >

 

local parameters

ポート、DLCI、または VPIとVCI、およびマスターシップの状態(この場合マスター)です。

remote parameters

現在のノード名、スロット、ポート、およびスレーブ側の VPI と VCI です。

エンドポイントが PXM1 の場合は、スロットを 0 として指定します。 addcon コマンドは PXM1 のスロット番号を 0 に指定する唯一のコマンドです。

管理接続追加の規則

ここでは、MGX 8850 スタンドアロン ノードの管理用インバンド ATM PVC を追加するための要件を説明します。管理接続によって、ルータ経由で接続されているワークステーションは、ローカル MGX 8850 ノードまたはワークステーションを持たないリモート MGX 8850 ノードを制御することができます。通常の設定では、接続ルータによって AUSM/B、FRSM、RPM、または PXM1 UNI ポートがフィードされます。

管理接続は、DAX 接続と 3 セグメント接続のどちらにすることもできます。管理接続の最大数は 8 です。DAX 接続は、サービス モジュールまたは PXM1 UNI とローカル PXM1 のポート 34 との間です。PXM1 の ポート 34 は、スタンドアロン ノードで管理接続用に予約されているポートです。図 6-1に示すネットワークでは、FRSM をフィーダとして使用しています。

3 セグメント管理接続には、次のセグメントがあります。

1. 近端サービス モジュールまたは PXM1 UNIと PXM1 ポート(範囲 1~32)との間にあるローカル セグメント。

2. ネットワーク網を通る中間セグメント。

3. リモート PXM1 のポート(範囲 1~32)と、同じ PXM1 のポート 34 との間にあるローカル セグメント

図 6-1の中の A から B へのパスは、3 つのセグメントで構成されています。各 MGX 8850 上の FRSM と PXM1 の間に、セグメントが 1 つずつあります。ATM 網端の間に中間セグメントがあり、網内のノードを経由して BPX 8600 を経由できます。MGX 8850 フィーダに接続されている各 BPX 8600 シリーズ スイッチの VPI と VCI は、接続されている PXM1 のスレーブ エンドポイント上の VPI と VCI に一致している必要があります。中間セグメントの両エンドポイントにある VPI と VCI は、互いに一致している必要はありません。Cisco WAN Manager アプリケーションの代わりに CLI を使用する場合には、各スイッチの CLI を使用して、各セグメントを追加します。

図 6-1 MGX 8850-BPX 8600シリーズ ネットワークによるフレーム リレー接続

 

プロセッサ スイッチング モジュール

ここでは、PXM1 アップリンク カードで、カード レベルのパラメータ、回線、ポートをアクティブにして設定する方法を説明します。

ここでは CLI コマンドを使って、スタンドアロン ノードの PXM1 に接続を追加する方法も説明します。

次の作業を行なう手順を示します。

カードレベルでリソース配分を変更する(オプション)

アップリンク カードの回線をアクティブにする。スタンドアロン ノードでは、アップリンク カードに複数の回線がある場合、複数の回線をアクティブにすることができます。1 本の物理回線をネットワーク ルーティング ノードへのトランクにする必要があります。

オプションとして、クロック ソースを PXM1 またはサービス モジュールに設定する。クロック ソースとして設定するには、サービス モジュールの回線がアクティブである必要があります。詳細は、「シェルフの同期設定」を参照してください。

シェルフがバルク分散用のSRMのペアを持ち、作業に CiscoView アプリケーションではなく、CLI を使用している場合に、PXM1 から SRM 回線をアクティブにする。

オプションとして、ポート レベルでリソース配分を修正する。

論理ポートを作成する

スタンドアロン ノード上で、セル ヘッダのタイプを指定する。ワークステーションが、PXM-UI カード上のポートではなく、アップリンク カード上の UNI ポートに接続されている場合には、UNI セル ヘッダを適用します。このような構成は一般的ではありません。

スタンドアロン ノードで、標準接続とオプションの管理接続を追加する。

スタンドアロン ノードで、 APS を設定する

フィーダに対して、接続されている BPX 8600 シリーズ スイッチ上で手順を実行して、フィーダをネットワークにおいて使用可能なリソースにする。


) ビット誤り率試験(BERT)については「MGX-SRM-3T3によるビット誤り率試験」を参照してください。


シェルフの同期設定

ここでは MGX 8850 のクロック ソースを定義し、次に各ソースの設定方法を説明します。

クロック ソース

使用可能なクロック ソースは次のとおりです。

内部 クロック。PXM1 の発振器によって発生します。これはシェルフが最初に始動したときのデフォルト ソースで、別のクロック ソースを指定するまでは、このデフォルト ソースのままになっています。このデフォルト ソースは、Stratum-4 クロックです。Stratum-3 は、内部クロック ソースとして使用することもできます。

トランク インターフェイス クロック。BPX 8600 シリーズ ノードまたは他のベンダのスイッチでも発生し、PXM1 のバック カードの回線を通ります。

外部クロック ソース。外部タイミング ソースで発生し、PXM1 ユーザ インターフェイス バック カードの T1 または E1 接続で受信されます。 外部デバイスは、多くの場合、高信頼性の専用デバイスです。

外部Stratum-4 クロック ソースには、PXM1-UI バック カードを使用する必要があります。

外部Stratum-3 クロック ソースには、PXM-UI-S3 バック カードを使用する必要があります。


) 外部クロッキングの物理接続については「外部クロックの接続」を参照してください。


外部クロック ソースには追加の手順が 1 つ必要です(次を参照)。

サービス モジュールの UNI インターフェイス または PXM1 UNI ポートをクロック ソースにすることもできます。クロック ソースとして指定する前に、回線がアクティブである必要があります。

クロック ソースの種類

クロックの type (種類)には プライマリ (1次)、 セカンダリ (2次)および ターシャリ (3次)があります。

たとえば、外部クロック ソースをプライマリ ソース、回線をセカンダリ ソース、内部発振器をターシャリ ソースとして設定することができます。ターシャリ ソースを指定する場合は、常に内部発振器を指定してください。

クロック ソースの設定

PXM1 の広帯域インターフェイスとサービス モジュールの回線の設定が完了したら、CiscoView アプリケーションまたは CLI を使用してクロック ソースを設定することができます。CLI を使用する場合は、次のように各クロック ソースについて1回ずつ cnfclksrc を実行します。

cnfclksrc < slot.port > < clktyp >

 

slot.port

パラメータ slot.port は、クロック ソースを示します。サービス モジュールがソースを提供する場合、 slot がカードのスロット番号を指し、 port がクロックを提供する回線番号を指します。

PXM1 では次のようにします。

slot には、アクティブな PXM1 がどこにあっても、7 を指定します。

インバンド クロックの port は、常に 1 です。

外部クロックの port は、常に 35 です。

UNI 回線(スタンドアロンのみ)の port は、バック カードで設定した回線の数によって決まります。

clktyp

クロック タイプ:プライマリ(1次)が P、セカンダリ(2次)が S、ターシャリ(3次)が T、ヌル(なし)が N です。ヌル値は、指定されたソース( slot.port )に現在適用されているクロック設定を削除する場合だけに使用します。


注意 プライマリおよびセカンダリを複数設定しないように注意してください。

設定例

たとえば、インバンド インターフェイスをプライマリ クロック ソースとして設定し、外部クロック機器をセカンダリ ソースに設定する場合は、次の2つのコマンドを実行します。


ステップ 1 クロックのソースを指定します。

a. 外部クロック ソースを、次のように指定します。

popeye1r.1.8.PXM.a > cnfclksrc 7.35 S
 

b. 内部クロック ソースを、次のように指定します。

popeye1r.1.8.PXM.a > cnfclksrc 7.1 P
 

ステップ 2 dspclksrc コマンドを実行して設定を確認します。

外部クロック ソースを指定した場合は、CiscoView アプリケーションまたは CLI コマンド cnfextclk を使用して、T1 または E1 回線と、回線のインピーダンスを選択します。 cnfextclk のシンタックスは次のとおりです。

cnfextclk < ClockType > < Impedance >

 

ClockType

クロック タイプ :T1 の場合は 1、E1 の場合は 2 に設定します。

Impedance

インピーダンス :75 オームでは 1、100 オームでは 2、120 オームでは 3 に設定します。

ステップ 3 クロック ソースの Stratum レベルを指定します(Stratum-3 またはStratum-4)。

cnfclklevel <level>

 

level

Stratum のレベル :Stratum-3 クロックの場合は 3、Stratum-4 クロックの場合は 4 に設定します。


) 外部クロッキング ソースとしては、PXM-UI-S3 カードが Stratum-3 をサポートし、PXM1-UI バック カードが Stratum-4 ソースをサポートします。内部クロッキング ソースとしては、Stratum-3 と Stratum-4 のいずれも使用できます。



 

PXM1 カード レベル パラメータ、回線、およびポートの設定

ここでは、カード レベルの機能の設定、物理回線のアクティブ化、およびポートなどの論理的要素の設定について説明します。

これらの作業の背景情報については、「カードとサービスの設定の作業とルール」を参照してください。


ステップ 1 必要に応じて、 cnfcdrscprtn コマンドを実行すると、カード全体のリソース配分を変更できます。リソース配分を表示するには dspcdrscprtn コマンドを実行します。

cnfcdrscprtn < number_PAR_conns > < number_PNNI_conns > < number_TAG_conns >

 

number_PAR_conns

接続の数。範囲は PAR で 0~32767 です。

number_PNNI_conns

接続の数。範囲は PNNI で 0~32767 です。

number_TAG_conns

接続の数。範囲は MPLS で 0~32767 です。

たとえば、次のようにすると PXM1 の各コントローラに 10,000 接続を予約できます。

cnfcdrscprtn 10000 10000 10000

ステップ 2 addln コマンドを使用して回線を起動します。

addln -ds3 < slot.line > | -e3 < slot.line > | -sonet < slot.line >

 

-ds3

T3 回線パラメータが後ろに続くことをを示します。

-e3

E3 回線パラメータが後ろに続くことを示します。

-sonet

OC-3 回線パラメータまたは OC-12 回線パラメータが後ろに続くことを示します。

slot

slot は PXM1 の場合は 7 または 8 です。シェルフに SRM の冗長ペアがある場合は、スロット15、16、31、32 について addln を実行します。

line

範囲は 1~4 で、バック カード上の回線数によって異なります。

フィーダの場合、1 本の回線しかアクティブにできません。スタンドアロンの場合には、バック カードに複数の回線があれば、複数の回線をアクティブにできます。1 回線は、ATM ネットワークに対するトランクの役割を果たす必要があります。OC-3カード、T3 カード、または E3 カードでは、残りの回線は、CPE に対する UNI ポートの役割を果たします。

ステップ 3 必要に応じて、 cnfln コマンドを使用して回線の特性を変更します。

ステップ 4 addport コマンドを使用して、物理回線の論理ポートを設定します。それぞれの論理ポートについてaddport コマンドを 1 回ずつ実行します。関連コマンドは、cnfport、dspports、およびdelport です。

addport < port_num > < line_num > < pct_bw > < min_vpi > < max_vpi >

 

port_num

論理ポート番号。範囲はユーザ ポートでは 1~32、管理接続として動作しているインバンド ATM PVC では 34 です。

line_num

回線番号。入力する値の範囲は 1~4 ですが、アップリンク カードの種類によって決定されます。

pct_bw

帯域幅の割合。範囲は 0~100 で、入力と出力の両方に適用されます。

min_vpi

最小 VPI 値。フィーダでは、範囲は 0~4095、スタンドアロン ノードでは、範囲は 0~255 です。

max_vpi

最大 VPI 値。フィーダでは、範囲は 0~4095、スタンドアロン ノードでは、範囲は 0~255 です。

論理ポート 1 で帯域幅 100% を使用する例を次に示します。

addport 1 1 100 1 200

最初の 1 は論理ポート番号です。

2 番目の 1 は、論理ポート番号を割り当てる PXM1 バック カードの回線番号です。

100 は、そのポートが両方向で持つ帯域幅の割合です。

VPI の範囲は 1~200 です。

ステップ 5 必要に応じて cnfportrscprtn コマンドを実行し、コントローラのポート レベルのリソースを変更します。

cnfportrscprtn < port_no > < controller > < ingress_%BW > < egress_%BW > < min_VPI > < max_VPI > < min_VCI > < max_VCI > < max_GLCNs >

 

port_no

論理ポート番号。ユーザ接続では 1~32、ネットワーク管理用のインバン ドATM PVC では 34 です。

controller

ネットワーク コントローラを示す文字列。PAR、PNNI、または TAG です。

ingress_%BW

受信帯域幅の割合。範囲は 0~100 です。

egress_%BW

送信帯域幅の割合。範囲は 0~100 です。

min_VPI

最小 VPI。範囲は 0~4095 です。

max_VPI

最大 VPI。範囲は 0~4095 です。

min_VCI

最小 VCI。範囲は 0~65535 です。

max_VCI

最大 VCI。範囲は 0~65535 です。

max_GLCNs

最大 GLCNS。範囲は 0~32767 です。

ステップ 6 スタンドアロン ノードの場合、必要に応じて cnfatmln コマンドを実行し、セル ヘッダのタイプを指定します。

cnfatmln < line_num > < type >

 

line_num

回線番号。範囲は 1~4 です。

type

ATM インターフェイスの種類 。UNI では 2、NNI では 3(デフォルト)です。

UNI セル ヘッダは通常、PXM1-UI カード上の SLIP ベースのポートではなく、PXM1 UNI ポートへの回線を経由してワークステーションに接続されている場合に適用されます。しかし、このような実装は一般的でないため、 cnfatmln を使用することは通常ありません。


 

PXM1 上の自動保護スイッチング

Automatic Protection Switching(APS; 自動保護スイッチング)では、PXM1 上の OC-3 回線または OC-12 回線を冗長化します(PXM1フロント カード以外の場所で障害が起きた場合)。障害は、ドーター カード、アップリンク カード、あるいは物理回線のどこで発生してもかまいません。

APS によってアクティブ PXM1 はアクティブな状態を保ち、障害のある回線パスから冗長回線にセルを渡します。APS の利点は、回線切り換えのほうが、完全な PXM1 切り換えに比べて、切り替え時間が大幅に短縮されることです。


) 冗長システムでは、PXM1 フロント カードに障害が発生すると PXM1 カード全体が切り替えられます。


GR-253 で定義されているように、APS には各種の方式があります(以降のコマンド要約を参照)。

APS の要件

MGX 8850 シェルフでの APS サービスの現在の要件は、次のとおりです。

冗長化 PXM1 を使用します。現在、現用回線と予備回線が同じアップリンク カードにある場合は、PXM1 に APS を設定できません。

OC-3 バック カードまたは OC-12 バック カードの B バージョン(SMLR-1-622/B など)。

接続されているネットワーク シェルフまたは CPE も APS をサポートしている。

APS の設定

APS の初期設定では、 現用 および 予備 のスロットと回線、および APS の モード を指定します。APS の初期設定後、その他の APS パラメータを設定し、回線の切り替えのコマンドを実行し、APS の設定を表示することができます。APS 機能を設定するには、CiscoView アプリケーションまたは CLI を使用します。CLI コマンドの詳細については、『 Cisco MGX 8800 Series Switch Command Reference 』を参照してください。APS が使用できるのは、SMLR-1-622/B などの「B」バージョンの SONET カードだけです。適用可能な CLI コマンドを次に示します。

addapsln は、APS の回線とモードを指定します。

cnfapsln は、次のような APS 動作の詳細を指定します。

エラーしきい値

PXM1 が、エラーのクリア後に現用回線を回復させるまでの待ち時間

一方向または両方向の切り替え。この指定は、 一方向 でハードまたはソフト障害が発生した場合、一方向だけの回線を切り替えるのか、それとも両方向とも回線を切り替えるのかを指定します。

リバーティブ 回復。エラーのクリア後、待ち時間が経過すると現用回線が自動的に復帰します。

回線レベル フレーム内の K1 バイトと K2 バイトの使用の有効化。両端の機器に対してこの有効化を適用して、APS 関連情報を交換します。

delapsln は、APS 設定を削除します。

dspapsln は、APS が設定されている回線の設定内容を表示します。

switchapsln は、回線切り替えコマンドを発行して次の処理を行います。

前のユーザ要求をクリアします。

回線切り換えをロックアウト(ブロック)します。

次の条件が成立する場合、手動で予備回線に切り替えます:エラーが存在せず、現用回線がアクティブで、かつ要求の優先順位が最後の切り替え要求より高い場合。

次の条件が成立する場合、エラーが何であっても回線を強制的に切り替えます:現用回線がアクティブで、かつ要求の優先順位が最後の切り替え要求より高い場合。

全トラフィックを現用回線または予備回線に切り換えます。この結果、カードを取り外すことができるようになります(2 枚のアップリンク カード上で現在サポートされている 1+1 モード構成に限って適用されます)。

APS を指定するには、次のシンタックスを使用してコマンドを実行します。

addapsln < workline > < workingslot > < protectionline > < protectionslot > < archmode >

 

workline

APS の現用回線

workingslot

APS の現用回線のスロット

protectionline

予備回線

protectionslot

予備回線のスロット

archmode

APS 動作の種類。GR-253 モードの定義には、1 枚のバック カードの 1+1 モード、2 枚のバック カードの 1+1 モード、 および Annex B モードがあります。

現在、サポートされているモードは、アップリンク カード 2 枚の 1+1( モード =2)だけです。1+1 APS では、エラーしきい値を超えていなくても、また回線障害が発生していなくても、現用回線と予備回線は同じデータを搬送します。このモードでは、2 本の標準ケーブル(Y 字型ケーブルではない)が、対向する端の装置上の 2 つのポートに接続されている必要があります。カード 2 枚の構成では、 workline は、 protectionline と同じである必要があります。

スタンドアロン ノードの PXM1 への接続追加

ここでは、スタンドアロン ノードの PXM1 上に接続を行う CLI コマンドについて説明します。接続の追加は、標準接続または管理接続の規則に準拠します。詳細については、「接続追加の規則」を参照してください。さらに、 Usage Parameter Control(UPC; 使用量パラメータ制御)を使用して接続およびポリシング接続の特定の機能を変更するコマンドについても説明します。

CLI コマンドは、Cisco WAN Managerアプリケーションの機能と対応します。ここでは addcon CLI コマンドを優先して使用します。(アプリケーションが NSAP アドレッシングを必要とする場合は、 addchan により接続を追加し、 cnfchan により接続を修正します。この 2 つのコマンドのシンタックスについては、コマンド リファレンスを参照してください)。

スタンドアロン ノードで接続を追加するには、PXM1 上で次の手順を行います。


ステップ 1 次のシンタックスに従って addcon コマンドを実行します。

addcon < port_num > < conn_type > < local_VPI > < local_VCI > < service > [ CAC ] [ mastership ] [ remoteConnId ]

 

port_num

論理ポートの番号。ユーザ接続では 1~32、管理接続では 34 です。

conn_type

接続種類を示す番号。VPC は 1、VCC は 2 です。

local_VPI

ローカル VPI。範囲は 0~4095 です。

local_VCI

ローカル VCI。範囲は 0~65535 です。

service

1~4 の数字で、サービスのタイプを示します。1 = CBR、2 = VBR、3 = ABR、
4 = UBR です。

CAC

CAC は、ポート上の集約負荷に対して、ある接続による負荷の影響をなくすことができます(オプション)。

mastership

このエンド ポイントがマスターかスレーブかを指定します。1 はマスター、2 はスレーブ(デフォルト)です。シンタックスではこのパラメータをオプションとして示していますが、これはマスター側だけで入力する必要があるためです。スレーブはデフォルトなので、DAX 接続を入力するときには特に指定する必要はありません。

remoteConnId

スレーブ側の接続を識別します。 remoteConnId の形式は、 Remote_nodename.slot_num.remote_VPI.remoteVCI です。


) 接続を追加するときのアクティブ PXM1 のスロット番号は、常に 0 です。


ステップ 2 必要に応じて、次のように cnfcon を使用して接続を修正します。

cnfcon < conn_ID > < route_priority > < max_cost > < restrict_trunk_type > [CAC]

 

conn_ID

接続を指定します。形式は logical_port.VPI.VCI です。

route_priority

再ルーティング用接続の優先順位。範囲は 1~15 で、他の接続の優先順位との相対関係の中だけで意味があります。

max_cost

接続ルートの最大コストを決める番号。範囲は1~255で、最大コストを指定する他の接続のコストとの相対関係の中だけで意味があります。

restrict_trunk_type

この接続のトランクの種類を指定する番号。1 は制限なし、2 は地上トランクだけ、3 は衛星トランクだけを表します。

CAC

CAC はオプションで、これを指定すると、1 つのポート上で、接続の負荷効果が集約負荷に加算されないようにすることができます。

ステップ 3 必要に応じて、接続種類に従って UPC を指定します。 cnfupccbr cnfupcvbr cnfupcabr 、または cnfupcubr を使用します。

このステップでは、これらの各コマンドのパラメータについて説明します。 cnfupcvbr cnfupcabr のパラメータは同じです。また、 polType パラメータは、ATM フォーラム v4.0 に従って、多数のバリエーションがあります。バリエーションについては、シンタックスの説明の後にある 表 6-1 を参照してください。

cnfupccbr < conn_ID> < polType> < pcr[0+1]> < cdvt[0+1]> < IngPcUtil> < EgSrvRate> < EgPcUtil>

 

conn_ID

接続を指定します。形式は、 port.vpi.vci です。

polType

ポリシングの種類。選択できる値は 4 または 5 です。種類の説明は 表 6-1 を参照してください。

pcr[0+1]

秒数。範囲は 1~60 です。

cdvt[0+1]

ピーク セル レート。範囲は 50~1412832 cps です。

IngPcUtil

セル遅延変動許容値。範囲は 1~5000000 マイクロ秒です。

EgSrvRate

出力サービス レート。範囲は 50 ~ 1412832 cps です。

EgPcUtil

出力側の利用率。範囲は 1 ~ 100 です。

cnfupcvbr または cnfupcabr < conn_ID > < polType > < pcr [0+1]> < cdvt [0+1]> < scr > < scr > < IngPcUtil > < EgSrvRate > < EgPcUtil >

 

conn_ID

接続を指定します。形式は port.vpi.vci です。

polType

ポリシングの種類。範囲は 1~5 です。 表 6-1 に、これらの種類のリストを示します。

pcr [0+1]

ピーク セル レート。範囲は 50~1412832 cps です。

cdvt [0+1]

セル遅延変動許容値。範囲は 1~5000000 マイクロ秒です。

scr

平均セル レート(SCR)。範囲は 50 ~ 1412832 cps です。

scr

最大バースト サイズ。範囲は 1 ~ 5000000 セルです。

IngPcUtil

入力側の利用率。範囲は 1 ~ 100 です。

EgSrvRate

出力サービス レート。範囲は 50 ~ 1412832 cps です。

EgPcUtil

出力側の利用率。範囲は 1 ~ 100 です。

cnfupcubr < conn_ID > < polType > < pcr [0+1] >< cdvt [0+1]> < IngPcUtil >

 

conn_ID

接続を指定します。形式は port.vpi.vci です。

polType

ポリシングの種類。範囲は 3~5 です。 表 6-1 に、これらの種類のリストを示します。

pcr [0+1]

ピーク セル レート。範囲は 50~1412832 cps です。

cdvt [0+1]

セル遅延変動許容値。範囲は 1~5000000 マイクロ秒です。

IngPcUtil

入力側の利用率。範囲は 1 ~ 100 です。


 

 

表 6-1 ポリシングと接続の種類によるポリシングの定義

接続種類ごとのポリシング
ATM フォーラムの
TM仕様4.0 版の定義
PCR フロー
(第 1 漏出バケット)
CLP タギング(PCR フローに対して)
SCR フロー
(第 2 漏出バケット)
CLP タギング(SCR フローに対して)

CBR

polType =4

CBR.1

(PCR ポリシングのみ)

CLP(0+1)

なし

オフ

--

CBR

polType =5

policing = 5(オフ)の場合

オフ

--

オフ

--

UBR

polType =3

UBR.1

CLP 設定 = no の場合

CLP(0+1)

なし

オフ

--

UBR

polType =4

UBR.2

CLP 設定 = yes の場合

CLP(0+1)

なし

CLP(0)

あり

UBR

polType =5

ポリシングはオフ

オフ

--

オフ

--

VBR および ABR

polType =1

VBR.1

1

CLP(0+1)

なし

CLP(0+1)

なし

VBRおよびABR

polType =2

VBR.2

CLP(0+1)

なし

CLP(0)

なし

VBR および ABR

polType =3

VBR.3

CLP(0+1)

なし

CLP(0)

あり

VBR および ABR

polType =4

(Policing=4 の場合)

CLP(0+1)

なし

オフ

--

VBR および ABR

polType =5

ポリシングはオフ

オフ

--

オフ

--

ATM ユニバーサル サービス モジュール

ATM ユニバーサル サービス モジュール(AUSM)(MGX-AUSM/B-8T1 と MGX-AUSM/B-8E1)は、T1 回線または E1 回線用の 8 ポート多目的カード セットです。 ここでは、 次の作業の CLI について説明します。

「AUSM 機能の概要」

「カード、回線、ポートの設定」

「逆多重化の設定」

「AUSM/B への接続の追加と設定」

AUSM 機能の概要

AUSM には、次の機能があります。

高ポート密度の CPE 用 ATM UNI :24 個のサービス モジュール スロットすべてに AUSM を実装すると、MGX 8850 シェルフは最大 192 の T1 または E1 回線をサポートできます。1 つのカード セットで、最大 1000 のデータ接続と 16 の管理接続をサポートすることができます。

ATM Forum v3.0 と v3.1 準拠のATM の逆多重化(IMA):8 ポート AUSM は、 N x T1 または N x E1 の論理ポートを、T1 で 12 MBps、E1 で 16 MBps の最大レートでサポートします。

COS(クラス オブ サービス):CBR、ABR、非リアルタイム VBR、リアルタイム VBR および UBR に対応し、入力では VC ごとのキューイング、出力では複数の COS キューを持っています。ABR には、ForeSight ABR と標準 ABR(TM 4.0準拠)の両方のサポートが含まれます。

統計情報の収集

仮想パス接続(VPC)

回線からのネットワーク同期

ビット誤り率試験(BERT)機能。個別の回線または論理ポートで、ループバック パターンの生成との検証が可能です。BERT の機能の詳細については、「MGX-SRM-3T3によるビット誤り率試験」を参照してください。

オプションの MGX-SRM-3T3/C カードによる 1:N 冗長性

自動カード回復

SNMP と TFTP。カード管理と接続管理をサポートしています。

リソース配分。個々のネットワーク制御アプリケーションに対して行います。


) AUSM の機能のその他の情報については、「ATM UNI サービス モジュール(AUSM)」を参照してください。


カード、回線、ポートの設定

CLI または CiscoView アプリケーションを使用して、AUSM のカード、回線、およびポートをアクティブ化し設定できます。ここでは、次の作業で使用する CLI コマンドについて説明します。

オプションとして、カード レベルでのリソース配分を修正する。

回線をアクティブ化し、設定する。

論理ポートを作成し、設定する。

オプションとして、ポート レベルでのリソース配分を修正する。

使用量パラメータを設定する。

キュー項目数を設定する。

ForeSight ABR機能を設定する。

標準 ABR を設定する。

回線をクロック ソースに設定する。


) 接続に関連する作業については、「AUSM/B への接続の追加と設定」を参照してください。


AUSM/B の CLI 上で、次の手順を行います。


ステップ 1 必要な場合は、 cnfcdrscprtn コマンドを実行してカード全体のリソース配分を変更します。リソース配分を表示するには dspcdrscprtn を実行します。

cnfcdrscprtn < number_PAR_conns | number_PNNI_conns | number_TAG_conns >

 

number_PAR_conns

PAR の最大接続数。範囲は 1~1000 です。

number_PNNI_conns

PNNI の最大接続数 。範囲は 1~1000 です。

number_Tag_conns

Tagの 最大接続数。範囲は 1~1000 です。

たとえば次のように、AUSM 上の各コントローラに対して 300 の接続を予約することができます。

cnfcdrscprtn 300 300 300

ステップ 2 必要に応じて、8 本の各回線について addln を使用して物理回線をアクティブにします。

addln < line_number >

ステップ 3 オプションとして、 cnfln コマンドにより次のように回線コーティング、回線長、クロック ソースを指定します。

cnfln < line_num > < line_code > < line_len > < clk_src > [ E1-signaling ]

 

line_num

回線番号。範囲は 1~8 です。

line_code

回線コーディング

2 = B8ZS(T1 用)

3 = HDB3(E1 用)

4 = AMI(T1 または E1 用)

line_len

回線長。インターフェイスに応じて選択します。

T1: 10~15

10:0~39.92 M(131 フィート)

11:39.92~79.85 M(131~262 フィート)

12:79.85~119.79 M(262~393 フィート)

13:119.79~159.72 M(393~524 フィート)

14:159.72~199.64 M(524~655 フィート)

15:199.64 M(655 フィート)~

SMB モジュール使用 E1: 8

RJ-48 モジュール使用 E1: 9

clk_src

クロック ソース。ループ クロックまたはローカル クロック

1 = ループ クロック

2 = ローカル クロック

E1-signalling

CAS:CAS、CRC なし

CAS_CRC:CAS、CRC あり

CCS:CCS、CRC なし

CCS_CRC:CCS、CRC あり

CLEAR:クリア E1

ステップ 4 次のように upport を実行して回線の論理動作をアクティブにします。

upport < port_number >

port_number は、1~8 の範囲です。

ステップ 5 必要な場合は、 cnfportq を実行し、出力キューを変更します。

cnfportq < port_num > < q_num > < q_algo > < q_depth > < clp_high > < clp_low > < efci_thres >

 

port_num

論理ポート番号。範囲は 1~8 です。

q_num

キュー番号。範囲は 1~16 です。 addchan のデフォルト値は 0 です。

1 = CBR
2 = VBR
3 = ABR
4 = UBR

q_algo

キューのアルゴリズムを指定する番号

0 = キューを無効化
1 = 高優先順位、常時稼動
2 = 最大利用可能
3 = 最小保証帯域幅
4 = 最小保証帯域幅、最大レートのシェーピング
5 = CBR、スムージングあり

q_depth

最大キュー項目数。範囲は 1~16000 セルです。

clp_high

高 CLP(セル廃棄優先)。範囲は 1~16000 セルです。

clp_low

低 CLP(セル廃棄優先)。範囲は 1~16000 セルです。

efci_thres

EFCI しきい値。範囲は 1~16000 セルです。

ステップ 6 必要であれば、 cnfportrscprtn を実行してポートレベルでリソースを設定します。 dspportrscprtn を実行すると、現在のリソース配分が表示されます。

cnfportrscprtn < port_num > < controller > < ingress_%BW > < egress_%BW > < number_of_cons > < VPImin/VPImax > [ VCImin/VCImax ]

 

port_num

ポート番号。範囲は 1~8 です。

controller

コントローラを示す番号。1 = PAR、2 = PNNI、3 = MPLS です。

ingress_%BW

受信帯域幅の割合。範囲は 0~100 です。

egress_%BW

送信帯域幅の割合。範囲は 0~100 です。

number_of_cons

ポートの最大接続数

VPImin/VPImax

最小 VPI 番号と最大 VPI 番号

VCImin/VCImax

VCI 範囲のオプション指定


 

逆多重化の設定

ここでは、IMA 機能を設定する CLI コマンドのシーケンスについて説明します。


ステップ 1 addln を構成リンクすべてに対して実行します。

ステップ 2 回線を適切に設定していない場合は、 cnfln コマンドで回線を設定します。

ステップ 3 addimagrp (または addaimgrp)を次のシンタックスに従って実行し、IMA グループを作成します。

addimagrp < group_num > < port_type > < list_of_links > < minNumLink >

 

group_num

IMA グループの番号。範囲は 1 ~ 8 です。

port_type

ポートの種類。1 = UNI、2 = NN1 です。

list_of_links

グループに含めるリンクのリスト。各リンク番号は、ピリオドで区切ります。

minNumLink

グループの最小リンク数。1~8 の値です。

次のように入力すると、回線 3、4、5 で IMA グループ 1 が作成されます。最小回線数は 3 です。

addimagrp 1 3.4.5 3
 

IMA に関連するコマンドは dspimagrp dspimagrpcnt dspimagrps dspimainfo 、および dspimalncnt です。詳細については、『 Cisco MGX 8800 Series Switch Command Reference 』を参照してください。


 

AUSM/B への接続の追加と設定

接続の追加、修正は、Cisco WAN Manager または CLI を使用して行うことができます。WAN Manager アプリケーションを使用する場合は、該当するマニュアルを参照してください。

ここでは、CLI を使用して AMT 接続を追加する方法を説明しますが、この追加手順は、標準接続または管理接続を追加する規則に従って、DAX 接続または 3 セグメント接続の形で実行します。「接続追加の規則」を参照してください。

AUSM/B の CLI で、次の手順を行います。


ステップ 1 addcon コマンドを実行します。

addcon で接続を追加するときは、次に使用可能な チャネル番号 が自動的に割り当てられるので、 addcon ではチャネル番号は不要です。ただし、一部の関連コマンドではチャネル番号が必要です。たとえば、 cnfchanfst cnfchanq 、cnfconstdabr、 cnfupcabr などです。接続を追加した後でチャネル番号を表示するには dspcons を使用します。

addcon のシンタックスは次のとおりです。

addcon < port_number > < vpi > < vci > < ConType > < SrvType > [ Controller_Type ] [ mastership ] [ remoteConnID ]

 

port_number

ポート番号。範囲は 1~8 です。

vpi

VPI 番号。範囲は 0~255 です。

vci

VCI 番号。範囲は VCC では 0~65535、VPC では * です。

ConType

接続の種類。VCC では 0、VPC のローカル ID では 1~1000 です。

SrvType

サービスの種類。1 = CBR、2 = VBR、3 = 標準 ABR、4 =UBR、5 = rt-VBR、6 = ForeSight ABR です。

Controller_Type

オプションのコントローラの仕様。1 = PAR(デフォルト)、2 = SPVC(PNNI) です。

mastership

エンドポイントのマスターシップの状態。1 = マスター、2 = スレーブ です。デフォルト設定はスレーブのため、実際には、2 を入力する必要はありません。

remoteConnID

スレーブ側のノード名、スロット番号、ポート番号、VCI、VPI。マスター側のみで入力します。


) ForeSight ABR と TM 4.0 ABR の間で移行を行うには、接続を手動で削除してから、再度追加する必要があります。この移行は実行時に行うことはできません。


ステップ 2 接続(チャネル)の使用量パラメータ制御(UPC)を設定するには cnfupccbr cnfupcvbr 、cnfupcrtvbr、 cnfupcabr または cnfupcubr を使用します。チャネル番号を表示するには、 dspcons を実行します。

cnfupccbr < port.vpi.vci > < enable/disable > < pcr [0+1]> < cdvt [0+1]> < IngPcUtil > < EgSrvRate > < EgPcUtil >

 

port.vpi.vci

接続を指定します。

enable/disable

UPC の有効/無効。1 = 無効、2 = 有効 です。

pcr [0+1]

ピーク セル レート。IMA でない場合、範囲は次のとおりです。

T1は、10~3622 セル/秒

E1は、10~4528 セル/秒

クリア E1では、10~4830 セル/秒

IMA に対しては、回線速度にリンク数を掛けます。

cdvt [0+1]

CLP = 0 および CLP = 1 のセルに対するセル遅延変動許容値。範囲は 1~250000 マイクロ秒です。

IngPcUtil

入力側の利用率。範囲は 1 ~ 127 です。デフォルトは 0 です。

EgSrvRate

出力サービス レート。IMA でない場合、範囲は次のとおりです。

T1は、10~3622 セル/秒

E1は、10~4528 セル/秒

クリア E1では、10~4830 セル/秒

IMA では、回線速度にリンク数を掛けます。

EgrPcUtil

出力側の利用率。範囲は 1 ~ 127 です。デフォルトは 0 です。

cnfupcvbr のシンタックスとパラメータは cnfupcabr と同じです。

cnfupcvbr または cnfupcabr < port.vpi.vci > < enable > < pcr [0+1]> < cdvt [0+1]> < scr > < scr_police > < mbs > < IngPcUtil > < EgSrvRate > < EgPcUtil > < clp_tag >

 

port.vpi.vci

接続を指定します。

enable

UPC。1 = 無効、2 = 有効です。

pcr

ピーク セル レート。IMA でない場合、範囲は次のとおりです。

T1は、10~3622 セル/秒

E1は、10~4528 セル/秒

クリア E1では、10~4830 セル/秒

IMA では、回線速度にリンク数を掛けます。

cdvt

CLP=[0+1] のセルのセル遅延変動許容値。範囲は 1 ~ 250000 マイクロ秒です。

scr

ピーク セル レート。IMA でない場合、範囲は次のとおりです。

T1は、10~3622 セル/秒

E1は、10~4528 セル/秒

クリア E1では、10~4830 セル/秒

IMA では、回線速度にリンク数を掛けます。

scr_police

scr ポリシングの種類。1 = CLP[0] セル、2 = CLP[0+1] セル、3 = SCR ポリシングなしです。

mbs

最大バースト サイズ。範囲は 1~5000 セルです。

IngPcUtil

出力側の利用率。範囲は 1~127 です。デフォルトは 0 です。

EgSrvRate

出力サービス レート。IMA でない場合、範囲は次のとおりです。

T1:10~3622

E1:10~4528

クリア E1:10~4830

IMA では、回線速度にリンク数を掛けます。

EgrPcUtil

入力側の利用率。範囲は 1 ~ 127 です。デフォルトは 0 です。

clp_tag

CLP タギングの有効/無効。1 = 無効、2 = 有効です。

cnfupcubr < port.VPI.VCI > < enable > < pcr [0-1]> < cdvt [0-1]> < IngPcUtil > < clp_tag >

 

port.vpi.vci

接続を指定します。

enable

UPC の有効/無効。1 =無効、2 =有効です。

pcr

ピーク セル レート。IMA でない場合、範囲は次のとおりです。

T1:10~3622
E1:10~4528
クリア E1:10~4830

IMA では、回線速度にリンク数を掛けます。

cdvt

CLP=[0+1] のセルのセル遅延変動許容値。範囲は 1 ~ 250000 マイクロ秒です。

IngPcUtil

入力側の利用率。範囲は 1~127 です。デフォルトは 0 です。

clp_tag

CLP タギングの有効/無効。1 = 無効、2 = 有効です。

ステップ 3 必要な場合は、 cnfchanfst により ForeSight チャネルのパラメータを設定します。

ForeSight ABR は接続レベルの機能です。この機能では、カード上でレート コントロール機能を有効にする必要があります。

cnfchanfst < port.vpi.vci > < enable > < fgcra_enable > < ibs > < pcr > < mcr > < icr >

 

port.vpi.vci

接続を指定します。

enable

ForeSight 機能の有効/無効。1 = 無効、2 = 有効です。

fgcra_enable

フレーム ベースの汎用セル レート アルゴリズム。1 = 無効、2 = 有効です。

ibs

初期バースト サイズ。範囲は 0~5000 セルです。

pcr

ピーク セル レート。IMA でない場合、範囲は次のとおりです。

T1:10~3622

E1:10~4528

クリア E1:10~4830

IMA では、回線速度にリンク数を掛けます。

mcr

最小セル レート。IMA でない場合、範囲は次のとおりです。

T1:0~3622

E1:0~4528

クリア E1:0~4830

IMA では、回線速度にリンク数を掛けます。

icr

初期セル レート。IMA でない場合、範囲は次のとおりです。

T1:0~3622

E1:0~4528

クリア E1:0~4830

IMA では、回線速度にリンク数を掛けます。

ステップ 4 cnfconstdabr により標準 ABR(TM 4.0 準拠)のパラメータを設定します。

cnfconstdabr < Chan_Num ABRType > < mcr > < pcr > < icr > < rif > < rdf > < nrm > < trm > < tbe > < frtt > < adtf > < cdf >

次の事項に注意してください。

標準 ABR は接続レベルの機能です。この機能では、カード上でレート コントロール機能を有効にする必要があります。

VS/VD(仮想送信元/仮想送信先)動作はサポートされません。

標準 ABR は、RM セルの ER(明示レート)マーキングをサポートしていません。

cnfconabrratesを使用して、レートを修正できます。
使用法:cnfconabrrates <Port.Vpi.Vci/Chan_Num> <mcr> <pcr> <icr>

cnfconabrparamsを使用して、パラメータを修正できます。
使用法: cnfconabrparams <Port.Vpi.Vci/Chan_num> <ABRType> <rif> <rdf> <nrm> <trm> <tbe> <rtt> <adtf>

標準 ABR 接続のrifとrdf の値は、接続の PCR 以下に設定する必要があります。

 

変数
説明
値の範囲
デフォルト値

Chan_Num ABRType

ABRType

1(スイッチ動作)および 2(送信元/送信先動作)

1(スイッチ動作)

mcr

最小レート

有効な値の範囲は 10~38328(RM セルとデータ セルの帯域幅を含む)

PCR(0+1)から取得

pcr

最大レート

有効な値の範囲は 10~38328(RM セルとデータ セルの帯域幅を含む)

PCR (0+1)から取得

icr

初期セル レート

有効な値の範囲は10~38328(RM セルとデータ セルの帯域幅を含む)

PCR (0+1)から取得

rif

レート増加ファクタ

有効な範囲は 1~32768(2 の累乗)

64

rdf

レート低減ファクタ

有効な範囲は 1~32768(2 の累乗)

16

nrm

インレート セル数

有効な値の範囲は 2~256(2 の累乗)

64

trm

フレームの タイム リミット

有効な値の範囲は 3~255 ミリ秒

255 ミリ秒

tbe

一時バッファ表示

有効な値の範囲は 0~16777215 セル

16777215 セル

frtt

固定ラウンド トリップ時間

有効な値の範囲は 0~16700 ミリ秒

0 ミリ秒

adtf

ACR 減少時間ファクタ

有効な値の範囲は 10~10230 ミリ秒

500 ミリ秒

cdf

カットオフ減少ファクタ

有効な値の範囲 は 0~64(2 の累乗)

16

ステップ 5 必要に応じて、 cnfchanq を使用してキュー項目数を変更します。

cnfchanq < port.vpi.vci > < discard_option> < vc_q_depth > < clp_thresh_high > < clp_thresh_low | epd_threshold > < efci_thresh >

 

port.vpi.vci

接続を指定します。

discard_option

廃棄オプション。CLP ヒステリシスでは 1、フレーム ベースでは 2 です。

vc_q_depth

受信キュー項目数。範囲は 1~16000 セルです。

clp_thresh_high

CLP 上限しきい値。範囲は 1~16000 セルです。

clp_thresh_low

または

epd_threshold

CLP 下限しきい値。CLP ヒステリシス ベースの廃棄で、範囲は 1~16000 セルです。

EPD しきい値。フレーム ベースの廃棄で範囲は 1~16000 セルです。

efci_thresh

EFCI しきい値。範囲は 1~16000 セルです。


 

BPX 8600/BPX 8600 間セグメント

中間セグメントでは、接続種類が、必ず MGX 8850 ノードのローカル セグメントと同じ種類になるようにしてください(CBR、VBR、ABR、または UBR)。パラメータは、接続エンドポイントで指定されているパラメータから直接マッピングされます。

フレーム サービス モジュールの機能

ここでは、各 FRSM(フレーム サービス モジュール)で使用可能な機能を説明します。FRSM の主要機能は、フレーム リレー形式データと ATM/AAL5 セル形式データの間の変換です。接続それぞれに対して、NIW(ネットワーク インターワーキング)、SIW(サービス インターワーキング)、ATM FUNI(ATMフレームリレー UNI)、またはフレーム転送のいずれかを実行するように設定することができます。


) FRSM モジュールの機能に関する詳細は、「フレーム リレー サービス モジュール」を参照してください。


FRSM は、ヘッダーの形式を変換して、次のアドレスを翻訳します。

フレーム リレー ポート番号と DLCI

ATM FUNIポート番号とフレーム アドレスまたはフレーム転送ポート

ATM VPI/VCI(仮想接続識別子)

ここでは、次の内容について説明します。

「フレーム サービス モジュールの機能の概要」

「FRSM カード、回線、およびポートの設定」

フレーム サービス モジュールの機能の概要

ここでは、すべての FRSM モデルに共通の機能について概要を説明します。各種類の FRSM に固有の機能についても説明します。

すべての FRSM は次の機能をサポートしています。

フレーム リレー/ATM NIW。FRF.5 の定義に従います。

フレーム リレー/ATM SIW。変換あり、または変換なし。FRF.8 に従います。

フレーム転送

ATM フレーム UNI

フレーム リレーに対しては 4510 バイトの最大フレーム サイズ、ATM-FUNI に対しては 4096 バイトの最大フレーム サイズ

入力方向(セル バスに向かう)における仮想回線(VC)ごとのキューイング。ネットワークに到達するトラフィックにはシェルフの入り口で動的にバッファが割り当てられます。バッファ サイズは、トラフィック量と Service-Level Agreement(SLA; サービス レベル契約)によって異なります。

高度なバッファ管理。フレームが到着すると、LCN のキュー項目数が、指定の係数で縮小された最大キュー項目数と比較されます。縮小係数は、未使用バッファ プールの輻輳の量によって異なります。未使用バッファ プールが減少し始めると、縮小係数が大きくなり、過剰な数のバッファが単一の LCN に保持されないようになります。

マルチ優先レベル キューイング。出力における COS をサポートします。FRSM サービスの出力は、加重優先順位に従ってキューに入ります。優先順位は、あるポート上の特定の種類の接続すべてが必要とする論理ポート帯域幅の割合によって決定されます。FRSM は、次のキューをサポートしています。

高優先順位キュー

リアルタイム可変ビット レート(rt-VBR)キュー

非リアルタイム可変ビット レート(nrt-VBR)および ABR 接続用の共通キュー

UBR キュー

チャネル単位初期バースト。一定の無信号時間をおいて、FRSM は設定可能なバイト数を最大サービス レートで送信します。

ForeSightオプション(MGX-FRSM-HS1/B 以外)。輻輳管理と帯域幅の最適化に対するこのシスコ独自のメカニズムは、ATM トランクの利用率を監視します。接続の帯域幅を予防的に調整して、キューイング遅延とセル廃棄を避けます。

Consolidated Link Layer Management(CLLM; 総合リンク層管理)。輻輳関連情報を遠端に転送するアウトバンド メカニズムです。

デュアル漏出バケット ポリシング。Bc(committed burst)、Be(excess burst)、および CIR などの基本的なパラメータで、着信フレームは 2 つのバケットの中に入ります。 入力フレームは、第 1 のバケットで Bc レートを満たしているかどうかチェックされ、第 2 のバケットで Be レートを満たしているかどうかチェックされます。第 1 のバケットを溢れたフレームが、第 2 のバケットに入ります。バケットは、ある程度の量まで「漏出」して、ポリシングに対してサービスの中断または遅延が起きないようにします。

標準ベース管理ツール。各 FRSM は、設定と統計情報収集用の SNMP と TFTP、およびコマンド行インターフェイスをサポートしています。Cisco WAN Manager アプリケーションは、接続管理用の完全な GUI(グラフィック ユーザ インターフェイス)サポートを提供します。CiscoView アプリケーションは、機器管理機能を提供します。

MGX 8800 シリーズ ネットワーク管理機能。イメージのダウンロード、設定情報アップロード、統計情報、Telnet、UI、SNMP、トラップ、および MIB を含みます。

LMI および拡張 LMI の OAM 機能(ANNEX A、ANNEX D、Strata LMI)

ホット スタンバイ可能 1:1 冗長化(個々の FRSM カード タイプに対する説明を参照してください)

カード レベルまたはポート レベルでのリソース配分

ビット誤り率試験(BERT)機能(HSSI カード タイプを除くすべてのカード タイプ)。
MGX-FRSM-2T3E3 上の BERT の機能の詳細については、「非チャネル化 T3 または E3 FRSM でのビット誤り率試験」を参照してください。MGX-FRSM-2CT3 または 8 ポートの FRSM で BERT セッションを実行するには、システムに MGX-SRM-3T3 のセットが必要です。これらのカード上の BERT については、「MGX-SRM-3T3によるビット誤り率試験」を参照してください。

WFQ(均等化キューイング)、または FRQ(固定レート キューイング)を選択できます。ユーザは、FRQ を選択して QOS を減らしながら高出力ポート スピードを得るか、または WFQ を選択して低出力ポート スピードだが最大限の QOS を得るようにすることができます。この機能は、FRSM-2CT3 カード、FRSM-2T3E3 カード、または FRSM-HS2 カードで利用できます。

MGX-FRSM-2T3E3 カードにはサブレート サポートが提供されています。この機能は、デジタル リンク機器と共に使用するときだけに、MGX-FRSM-2T3E3 カードに適用されます。


) サブレート機能は、Kentrox 機器ではサポートされません。


FRSM-VHS、FRSM-8T1、FRSM-8E1 の各カードのゼロ CIR サービス

FRSM モジュールの機能を 表 6-2 に示します。

 

表 6-2 FRSM の機能

モデル
機能

MGX-FRSM-2CT3

最高 4000 までのユーザ接続

2 回線の T3 回線

最大 256 の論理ポート

DS0 56 KBps~DS1 1.536 MBps の論理ポート速度

5 つのサービス クラス(CoS)キューのサポート(高優先度、rt-VBR、nrt-VBR、ABR、UBR)

ホットスタンバイをサポート。Y 字型ケーブル冗長性による、1 対 1 冗長化を使用した 1 秒未満のスイッチオーバ機能付き(サービス リソース モジュールは必要ありません)

OAM 継続トラフィック生成テスト。障害 PVC で使用

MGX-FRSM-2T3E3

最高 2000 までのユーザ接続

2 回線の T3 回線または E3 回線。2 論理ポートに対応

ADC Kentrox方式およびデジタル リンク方式がフラクショナル T3 ポートまたはフラクショナル E3 ポートをサポート

ポートあたり最大可能数の DLCI。Q.922 の 2 オクテット ヘッダ形式を使用して達成

5 個の COS キュー(高優先順位、rt-VBR、nrt-VBR、ABR、UBR)のサポート

ホットスタンバイをサポート。Y 字型ケーブル冗長性による、1 対 1 冗長化を使用した 1 秒未満のスイッチオーバ機能付き(サービス リソース モジュールは必要ありません)

フラクショナル T3 速度。デジタル リンク方式または ADC Kentrox 方式によって使用可能となる。

デジタル リンク機器と共に使用すると、サブレートで実行回線をサポートする。

OAM 継続トラフィック生成テスト。障害 PVC で使用

MGX-FRSM-HS2

最高 2000 までのユーザ接続

最大 2 つの論理ポート

2 回線の HSSI 回線。回線速度は 56 kbps または 64 kbps の倍数で設定可能

各ポートに対して DTE モードまたは DCE モードを選択可能

DCE モードでは、ポートごとにクロック速度設定可能( n xT1 および n xE1、最高 52 KBps)

各種 DTE/DCE ループバック動作

ポートあたり最大可能数の DLCI。Q.922 の 2 オクテット ヘッダ形式を使用して達成

ホットスタンバイをサポート。Y 字型ケーブル冗長性による 1 対 1 冗長性を使用した 1 秒未満のスイッチオーバ機能付き

MGX-FRSM-HS1/B の機能

最高 200 のデータ接続

データ接続のほか、次をサポートします。

ITU-T Q.333 Annex A および ANSI T1.617 Annex D 準拠の LMI

OAM メッセージ

合計 16 MBps のカード スループット

X.21 または V.35 のどちらかとしてカードの動作を選択

回線あたり最大8 MBps

各回線に対して DTE モードまたは DCE モードを選択可能

最大 4510 バイトのフレーム サイズ

論理ポートと物理回線内の 1 対 1 マッピング

メタリック(内部) ループバックをサポート(ITU-T type 1)

V.35 固有のアラーム(LOS などの標準アラーム以外)

DCE モードの静止 DCD および CTS 信号(赤色アラーム)

DCE モードの静止 RTS 信号(赤色アラーム)

選択された回線タイプ(たとえば、CLI の cnfln コマンドを使用)および接続されたケーブルは互換性がない(赤色アラーム)

ケーブル切断。たとえば、遠端での切断(LOS 発生。赤色アラーム)

ケーブルが接続されていない(赤色アラーム)

ANSI/EIA/TIA-613-1993 および ANSI/EIA/TIA-612-1993 をサポート

8 ポートFRSM

フラクショナル FRSM は、T1 回線または E1 回線の 1 回線あたり単一の 56 KBps ユーザ ポートまたは複数の 64 KBps ユーザ ポート(FR-UNI、FR-NNI、FUNI、およびフレーム転送)をサポートしています。

チャネル化 FRSM(AX-FRSM-8T1-CとAX-FRSM-8E1-C)は、1 回線あたり複数の 56kbps または N x 64kbps のユーザ ポートを、物理回線帯域幅の限界までサポートします。

T1 に対するバルク分散(MGX-SRM-3T3 を使用してのみ実現)。「サービス リソース モジュール」を参照してください。

冗長サポート。FRSM で SMB-8E1 バック カードを使用する場合、MGX-SRM-3T3 で T1 または E1 運用での 1:N 冗長機能を提供します。

OAM ループバック永続テストのサポート

ゼロ CIR サービスのサポート

標準 ABR(TM 4.0 準拠)

CoS(クラス オブ サービス)マッピング

フレーム リレー サービスの設定

ここではまず、FRSM カード、回線、およびポートの設定について説明し、その後、接続の追加方法を説明します。説明は、各作業について CLI コマンドを実行することを前提としています。


) FRSM カード、回線、およびポートは、 CiscoView アプリケーションを使用しても設定することができます。詳細は、CiscoView のマニュアルを参照してください。



Cisco WAN Managerアプリケーションを使用すると、最も簡単に接続を追加することができます。WAN Manager GUI を使用して、接続をセットアップする方法の詳細については、『Cisco WAN Manager Operations』マニュアルを参照してください。


ここでは次の内容を説明します。

「FRSM カード、回線、およびポートの設定」

「フレーム リレー接続の追加」

「BPX 8600 シリーズ間セグメントの確立」

「FRSM カードのテスト コマンド」

「アラーム レポートのサポート」

「非チャネル化 T3 または E3 FRSM でのビット誤り率試験」

FRSM カード、回線、およびポートの設定

ここでは、カード レベルのパラメータの設定について説明します。この説明には、Y 字型ケーブル冗長化(使用可能な場合)、物理回線、および FRSM シリーズ カード上の論理ポートが含まれます。


ステップ 1 必要な場合は、 cnfcdrscprtn コマンドを実行してカード全体のリソース配分を変更します。リソース配分を表示するには dspcdrscprtn コマンド を実行します。

cnfcdrscprtn < number_PAR_conns | number_PNNI_conns | number_TAG_conns >

 

number_PAR_conns

PAR コントローラが使用可能な接続の数。範囲は 0~1000 です。

number_PNNI_conns

PNNI コントローラが使用可能な接続の数。範囲は 0~1000 です。

number_TAG_conns

Tag コントローラが使用可能な接続の数。範囲は 0~1000 です。

たとえば、次のように FRSM の各コントローラに 300 接続を予約します。

cnfcdrscprtn 300 300 300

ステップ 2 物理回線がまだアクティブになっていない場合は、 addln コマンドでアクティブにします。 addln の引数は回線番号だけです。

ステップ 3 必要であれば cnfln コマンド を使用して MGX-FRSM-2CT3、MGX-FRSM-HS2、MGX-FRSM-HS1/B、AX-FRSM-8T1 またはAX-FRSM-8E1 の回線を変更します。

MGX-FRSM-2CT3 または MGX-FRSM-2T3E3 の回線パラメータの変更には cnfds3ln を使用します。 cnfln cnfds3ln とでは、MGX-FRSM-2CT3 に対する作用が異なるので注意してください。MGX-FRSM-HS1/B 以外のすべてのカードの回線修正コマンドのシンタックスについては、『 Cisco MGX 8800 Series Command Reference 』を参照してください。

MGX-FRSM-HS1/B では、 cnfln のシンタックスは次のとおりです。

cnfln < line_num > < line_type > < line_rate >

 

line_num

1 ~ 4 の範囲

line_type

モードを指定する番号で、ポートに接続された 12IN1 ケーブルと一致している必要があります。 1 = DTE、2 = DCE、3 = DTE_ST(V.35 のみ)


) ケーブルが接続されていない場合、任意の回線種類を指定することができますが、フロント カードのアラーム LED の表示が黄色から赤色に変わります。


line_rate

範囲 1~50 の値。この値は、回線の bps(ビット/秒)と対応します(回線速度の範囲は、48 KBps~52 MBps です)。 表 6-3 を参照してください。

 

表 6-3 MGX-FRSM-HS1/B でサポートされる回線速度

1~50 の数字は回線速度(KBps)に対応します。

1=48000

2=56000

3=64000

4=112000

5=128000

6=168000

7=192000

8=224000

9=256000

10=280000

11=320000

12=336000

13=384000

14=392000

15=448000

16=512000

17=768000

18=1024000

19=1536000

20=1544000

21=1792000

22=1920000

23=1984000

24=2048000

25=3097000

26=3157000

27=4096000

28=4645000

29=4736000

30=6195000

31=6315000

32=7744000

33=7899000

34=8192000

35=9289000

36=9472000

37=10240000

38=10890000

39=11059000

40=12390000

41=12629000

42=13897000

43=14222000

44=14336000

45=15488000

46=15799000

47=16384000

48=20025000

49=2498600

50=52000000

cnfln コマンド で発生するエラーには次のものがあります。

1 つまたはそれ以上のパラメータが無効

回線が存在しない(追加されていない)

ループバックまたは BERT がオン

アクティブなポートがすでに回線上に存在する

ステップ 4 論理ポートが存在しない場合、または種類(フレーム リレー、FUNI、フレーム転送)が適切でない場合は、 addport コマンドを実行して適切な種類のポートを作成します。論理ポートがすでに存在し修正( cnfport ) が必要ない場合、「フレーム リレー接続の追加」の手順に従って接続を追加することができます。 addport のパラメータは FRSM カードの種類によって異なります。

MGX-FRSM-2T3E3、または MGX-FRSM-HS2 の場合は次のように入力します。

addport < port_num> < line_num> < port_type>

 

port_num

論理ポート番号。範囲は 1~2 です。これらのカードでは、論理ポートと回線が 1 対 1 で対応しています。


) このカードに対する各回線上の最大 CIR(認定情報レート)は、MGX-FRSM-2T3 では 1~44210000 bps、MGX-FRSM-2E3 では 1~34010000 bps、および MGX-FRSM-HS2 では 1~51840000 bps です。


addcon (または必要に応じて addchan )により CIR を指定します。

line_num

物理回線番号。範囲は 1~2 です。

port_type

論理ポートの動作モードを表す番号。フレーム リレーは 1、FUNI mode-1a は 2、フレーム転送は 3 です。

MGX-FRSM-2CT3 の場合は次のように入力します。

addport < port_num> <line_num> <ds0_speed> <begin_slot> <num_slot> <port_type>

 

port_num

論理ポート番号。範囲は 1~256 です。 その後、接続の追加を、適切なコマンド addcon または addchan (NSAP 形式が必要)を使用して行う場合、DSO の数に関係なく、この単数形の port_num を使用して論理ポートを 1 つ指定する必要があります(別の addport パラメータを使用すると、単一の port_num に 1~24 個の DS0 を追加することができます)。

line_num

DS1 番号。両方の回線がアクティブな場合、範囲 1~56 に DS0 を割り当てます。一方の回線だけをアクティブにする場合、範囲は 1~28 となります。1 つ の DS1 には、最大 24 個の連続する DS0 を割り当てることができます。各物理回線は、最大 28 個の DS1 をサポートします。DS0 の数を、DS1 より大きくすることはできません。

ds0_speed

DS0 の速度を表す番号。56 KBpsでは 1、64 KBpsで 2 です。

begin_slot

DS0 の開始タイムスロット。たとえば、ポート番号 50 で begin_slot= 9 と指定し、次に num_slot の範囲を 1~16 と指定します。

num_slot

関連する DS1 内の DS0 の数。論理ポートが DS1 より大きくなるほどには DS0 の数を指定することはできません。

port_type

論理ポートの動作モードを表す番号。フレーム リレーは 1、FUNI mode-1a は 2、フレーム転送は 3 です。

MGX-FRSM-HS1/B の場合は次のように入力します。

cnfbctype は、12-in-1 バック カード タイプをx.21 と v.35 の間で切り替えるコマンドです。

addport < port_num> <port_type>

 

port_num

ポート番号。インターフェイスに応じて次の範囲を指定します。

X.21:1 ~ 4

HSSI:1 ~ 2

port_type

サービスの種類。フレーム リレー、 FUNI、フレーム転送を選択します。

1 = フレームリレー

2 = FUNI

3 =フレーム転送

AX-FRSM-8T1 とAX-FRSM-8E1 では次のコマンドを実行します。

addport < port_num> <line_num> <ds0_speed> <begin_slot> <num_slot> <port_type>

 

port_num

ポート番号。FRSM-8T1 と FRSM-8E1 では次のようになります。

FRSM-8T1:1 ~ 192

FRSM-8E1:1 ~ 248

line_num

FRSM-8T1E1 の回線番号。範囲は 1~8 です。

ds0_speed

DS0 のビット レート。56 KBps または 64 KBps です。

1 = 56 KBps

2 = 64 KBps

begin_slot

T1 または E1 フレームの開始タイムスロットの番号を指定します。

num_slot

T1 または E1 フレームの続きのタイムスロットの番号を指定します。

port_type

サービスの種類。フレーム リレー、 FUNI、フレーム転送を選択します。

1 = フレームリレー

2 = FUNI

3 = フレーム転送

ステップ 5 必要に応じて cnfport を実行し、ポートのシグナリングを変更します。

cnfport < port_num > < lmi_sig > < asyn > < elmi > < T391 > < T392 > < N391 > < N392 > <N393>

 

port_num

論理ポート番号。カードに応じて次の範囲を指定します。

FRSM

8 ポート T1:1~192

8 ポート E1:1~248

4 ポート HS1 または HS2:1~4

非チャネル化 E1 または T1:1~4

2 ポート HS1 または HS2:1~2

非チャネル化 E3 または T3:1~2

チャネル化 T3: 1~56

lmi_sig

LMI シグナリング プロトコルの種類

1 = その他

2 = なし

3 = StrataLMI

4 = AnnexAUNI

5 = AnnexDUNI

6 = AnnexANNI

7 = AnnexDNNI

asyn

非同期アップデートの有効化/無効化

(y)es = 有効

(n)o =無効(デフォルト)

ELMI

拡張 LMI の有効化/無効化

N または n = 無効

Y または y = 有効

T391

T391 タイマー。範囲は 5~30 秒です。NNI ステータス ポーリングの間隔を秒単位で設定します。

デフォルト = 10

T392

T392 タイマー。範囲は 5~30 秒です。UNI ステータス ポーリングの間隔を秒単位で設定します。

デフォルト = 15

N391

N391 カウンタ。範囲は 1~255 です。 この設定によって UNI/NNI のポーリング周期が確立されます。

デフォルト = 6

N392

N392 カウンタ。範囲は 1~10 です。 UNI/NNI のエラーしきい値です。

デフォルト = 3

N393

N393 カウンタ。範囲は 1~10 です。 UNI/NNI 監視対象イベント数のしきい値。 N392 より大きい値を指定する必要があります。

デフォルト = 4

ステップ 6 必要に応じて cnfportrscprtn を実行し、ポートのリソースを設定します。配分を表示するには dspportrscprtn を実行します。高帯域幅バージョンと低帯域幅バージョンがあります。

cnfportrscprtn < port_num > < controller-name > < conn ID range > < percent bandwidth > [ number of conns ]

 

port_num

論理ポート番号。カードに応じて次の範囲を指定します。

FRSM

8 ポート T1:1~192

8 ポート E1:1~248

4 ポート HS1(X.21) または HS2:1~4

非チャネル化 E1 または T1:1~4

2 ポート HS1(HSSI) または HS2:1~2

非チャネル化 E3 または T3:1~2

チャネル化 T3: 1~56

controller-name

コントローラの種類

1 = PAR

2 = PNNI(現在未使用)

3 = TAG

conn ID range

コントローラが利用できる接続 ID の範囲

percent bandwidth

コントローラが利用できるポートの帯域幅の割合。この設定は入力と出力の両方に適用されます。

number of conns

コントローラがポートで利用できる接続数


) 次の手順は、MGX-FRSM-2T3E3 の Y 字型ケーブル冗長化に適用されます。8 ポート FRSM の 1 対 N冗長化については、「MGX-SRM-3T3/C による冗長化」を参照してください。


ステップ 7 オプションとして、Y 字型ケーブルを使用して隣接している MGX-FRSM-2T3E3 カードの回線を接続した場合には、Y 字型ケーブル冗長化を設定します。使用するコマンドは addred dspred 、および delred です。これらのコマンドは、サービス モジュールではなく PXM1 上で動作するので、PXM1 CLI に切り替えてからコマンドを実行する必要があります。

addred < redPrimarySlotNum > < redSecondarySlotNum > < redType >

 

redPrimarySlotNum

カード ペアのプライマリ カードを置くスロット番号。範囲は、1~6、9~14、17~22、または 25~30 です。

redSecondarySlotNum

カード ペアのセカンダリ カードを置くスロット番号。範囲は、1~6、9~14、17~22、または 25~30 です。

redType

PXM 上に配備される冗長性のタイプ

1 = 1:1

2 = 1: N

設定と状態を表示するには dspcd dspln などのコマンドを使用してください。

フレーム リレー接続の追加

フレーム リレー接続は次の説明に従って追加します。標準接続または管理接続を、DAX 接続または 3 セグメント接続の形式で行うときの規則を使用します。「接続追加の規則」を参照してください。


ステップ 1 接続の追加は、 addcon を使用して行います。エンドポイントに NSAP フォームが必要なアプリケーションの場合は、コマンド リファレンスの説明に従って addchan を実行してください。

システムが自動的に次に使用できる チャネル番号 を割り当てるので、 addcon コマンドではチャネル番号を指定する必要はありません。ただし、一部の関連コマンドでは、チャネル番号が必要です。接続の追加後にチャネル番号を表示するには、 dspcons を使用します。

FRSM-VHSカード(2CT3、2T3E3、または HS2)上で次のように入力します。

addcon < port > < DLCI > < cir > < chan_type > < egress_service_type > [ CAC ] < controller_type > < mastership > [ connID ] < controllerID >

 

port number

ポート番号。範囲は 1~256 です。

DLCI

DLCI(データリンク接続識別子)番号。範囲は 0~1023 です。

CIR

認定情報レート(CIR)の bps 値。範囲は 0~1536000 です。

channel type

チャネルの接続種類を示す値

1 = NIW(ネットワーク インターワーキング)

2 = SIW-透過(SDU 変換なしのサービス インターワーキング)

3 = SIW-変換(SDU 変換ありのサービス インターワーキング)

4 = FUNI(フレームリレー UNI)

5 = フレーム転送

egress service type

チャネルの出力側サービスの種類を示す値

1 = highpriorityQ(通常、認定ビット レート接続)

2 = rtVBRQ(リアルタイム可変ビット レート接続)

3 = nrtVBRQ(非リアルタイム可変ビット レート接続)

4 = aBRQ(使用可能ビット レート接続)

5 = uBRQ(未指定ビット レート接続)

Adm_cntrl

Connection Admission Control(CAC;接続アドミッション制御 )の有効/無効を示す値

1 = 有効

2 = 無効(デフォルト)

controller_type

シグナリング コントローラの種類。PVC または SPVC。

1 = PVC(PAR)(デフォルト)

2 = SPVC(PNNI)

mastership

接続の状態。マスターまたはスレーブ。

1 = マスター

2 = スレーブ(デフォルト)

RemoteEndConID

ノード名、スロット番号、ポート番号、DLCI

または

フレーム リレー エンド ポイントのノード名、スロット番号、ポート番号、コントローラ ID、および DLCI。コントローラの種類には、次の値を使用します。

1 = PAR

2 = PNNI

3 = TAG

または

ATM エンドポイントのノード名、スロット番号、ポート番号、および VPI.VCI

AX-FRSM-8T1 とAX-FRSM-8E1 では次のコマンドを実行します。

addcon < port > < DLCI > < cir > < chan_type > [ CAC ] < controller_type > < mastership > <remote ConnID > < serv_type >

 

port number

ポート番号。範囲は次のとおりです。

T1:1~192

E1:1~248

DLCI

DLCI(データリンク接続識別子)番号。範囲は 0~1023 です。

CIR

CIR の bps 値

T1:範囲 0~1536000

E1:範囲 0~2048000

channel type

チャネルの接続種類を示す値

1 = NIW(ネットワーク インターワーキング)

2 = SIW-透過(SDU 変換なしのサービス インターワーキング)

3 = SIW-変換(SDU 変換ありのサービス インターワーキング)

4 = FUNI(フレームリレー UNI)

5 = フレーム転送

Connection Admission Control (CAC)

このパラメータはオプションです。指定できる値は次のとおりです。

1 = 有効

2 = 無効(デフォルト)

controller type

シグナリング コントローラの種類。PVC または SPVC。

1 = PVC(PAR)(デフォルト)

2 = SPVC(PNNI)

mastership

接続の状態。マスターまたはスレーブ。

1 = マスター

2 = スレーブ(デフォルト)

Adm_cntrl

Connection Admission Control(CAC;接続アドミッション制御 )の有効/無効を示す値

1 = 有効

2 = 無効(デフォルト)

RemoteEndConID

ノード名、スロット番号、ポート番号、DLCI

または

フレーム リレー エンド ポイントのノード名、スロット番号、ポート番号、コントローラ ID、および DLCI。コントローラの種類には、次の値を使用します。

1 = PAR

2 = PNNI

3 = TAG

または

ATM エンドポイントのノード名、スロット番号、ポート番号、および VPI.VCI

service type

次のいずれかのサービス種類を入力します。

1 = 高優先度

2 = rtVBR(リアルタイム)

3 = nrtVBR(非リアルタイム)

4 = fstABR(ForeSight)

5 = UBR

9 = stdABR

 

サービス タイプ
デフォルトの出力キュー
PXM1 サービス タイプ

HighPriority

高優先順位

CBR

VBR-RT

高優先順位

VBR-RT

VBR-NRT

低優先順位

VBR-NRT

ABR-FS

低優先順位

ABR-FST

STD-ABR

低優先順位

ABR-STD

UBR

低優先順位

UBR

MGX-FRSM-HS1/B の場合は次のように入力します。

addcon < port_number > < DLCI > < CIR > < chan_type > < CAC > < Controller_type > < mastership > < connID >

 

port number

ポート番号。範囲は 1~2 です。

DLCI

DLCI(データリンク接続識別子)番号。範囲は 0~1023 です。

CIR

認定情報レート(CIR)の bps 値。範囲は 0~51840000 です。

channel type

チャネルの接続種類を示す値

1 = NIW(ネットワーク インターワーキング)

2 = SIW-透過(SDU 変換なしのサービス インターワーキング)

3 = SIW-変換(SDU 変換ありのサービス インターワーキング)

4 = FUNI(フレームリレー UNI)

5 =フレーム転送

egress service type

チャネルの出力側サービスの種類を示す値

1 = highpriorityQ(通常、認定ビット レート接続)

2 = rtVBRQ(リアルタイム可変ビット レート接続)

3 = nrtVBRQ(非リアルタイム可変ビット レート接続)

4 = aBRQ(使用可能ビット レート接続)

5 = uBRQ(未指定ビット レート接続)

Adm_cntrl

CAC の有効/無効を示す値

1 = 有効

2 = 無効(デフォルト)

controller_type

シグナリング コントローラの種類。PVC または SPVC。

1 = PVC(PAR)(デフォルト)

2 = SPVC(PNNI)

mastership

接続の状態。マスターまたはスレーブ。

1 = マスター

2 = スレーブ(デフォルト)

RemoteEndConID

ノード名、スロット番号、ポート番号、DLCI

または

フレーム リレー エンド ポイントのノード名、スロット番号、ポート番号、コントローラ ID、および DLCI。コントローラの種類には、次の値を使用します。

0 = PAR

1 = PNNI

2 = TAG

または

ATM エンドポイントのノード名、スロット番号、ポート番号、および VPI.VCI

ステップ 2 必要に応じて cnfcon を実行して接続を変更します。各種カードのパラメータについては、コマンド ライン ヘルプまたはコマンド リファレンスを参照してください。

ステップ 3 必要に応じて cnfchanmap を使用して CLP と輻輳表示フィールドを変更します。接続の設定を確認するには、 dspchanmap を実行します。

cnfchanmap < chan_num > < chanType > < FECN/EFCI > < DE to CLP > < CLP to DE >

 

chan_num

チャネル(接続)番号。範囲は次のとおりです。

2CT3:16~4015

2T3、2E3、HS2:16~2015

HS1:16~215

T1、E1:16~1015

chanType

接続のサービス種類を示す番号。範囲は 1~5 です。

1 = NIW

2 = 透過モードの SIW

3 = 変換モードの SIW

4 = FUNI

5 = フレーム転送

FECN/EFCI

FECN フィールドと EFCI フィールドの間のマッピングを指定する番号。範囲は 1~2 です。

1 = EFCI をマップ(SIW のみ)

2 = EFCI を 0 にセット

DE to CLP

DE フィールドから CLP フィールドへの間のマッピングを指定する番号。範囲は 1~3 です。

1 = DE を CLP にマップ

2 = CLP を 0 にセット

3 = CLP を 1 にセット

CLP to DE

CLP フィールドから DE フィールドへの間のマッピングを指定する番号。範囲は 1~4 です。

1 = CLE を DE にマップ

2 = DE を 0 にセット

3 = DE を 1 にセット

4 = CLP を無視(NIW のみ)

ステップ 4 必要に応じて dspchstats を実行して接続に関する統計情報を確認します。

ステップ 5 必要に応じて、次のシンタックスに従ってcnfchanstdabr を実行し、標準 ABR(TM 4.0準拠)のパラメータを設定します。

cnfchanstdabr <Port.DLCI/CHAN_NUM> <mcr> <pcr> <icr> <rif> <rdf> <nrm> <trm> <tbe> <frtt> <adtf> <cdf>

次の事項に注意してください。

標準 ABR は接続レベルの機能です。この機能では、カード上でレート コントロール機能を有効にする必要があります。

標準 ABR は、RM セルの ER(明示レート)マーキングをサポートしていません。

cnfconabrrates によりレートを変更できます。
使用法:cnfconabrrates <Port.Vpi.Vci/Chan_Num> <mcr> <pcr> <icr>

cnfconabrparams によりパラメータを変更できます。
使用法:cnfconabrparams <Port.Vpi.Vci/Chan_num> <ABRType> <rif> <rdf> <nrm> <trm> <tbe> <rtt> <adtf>

 

変数
説明
値の範囲
デフォルト値

mcr

最小セル レート

有効な値の範囲は 10~10,000(RM セルとデータ セル帯域幅を含む)

CIR から取得

pcr

ピーク セルレート

有効な値の範囲は 10~10,000(RM セルとデータ セル帯域幅を含む)

CIR から取得

icr

初期セル レート

有効な値の範囲は 10~10,000(RM セルとデータ セル帯域幅を含む)

CIR から取得

rif

レート増加ファクタ

有効な値の範囲は 1~32768(2 の累乗)

64

rdf

レート低減ファクタ

有効な値の範囲は 1~32768(2 の累乗)

16

nrm

インレート セル数

有効な値の範囲は 2~256(2 の累乗)

64

trm

フレームのタイムリミット

有効な値の範囲は 3~255 ミリ秒

255 ミリ秒

tbe

一時バッファ表示

有効な値の範囲は 0~16777215 セル

16777215 セル

frtt

固定ラウンド トリップ時間

有効な値の範囲は 0~16700 ミリ秒

0 ミリ秒

adtf

ACR 減少時間ファクタ

有効な値の範囲は 10~10230 ミリ秒

500 ミリ秒

cdf

カットオフ減少ファクタ

有効な値の範囲は 0~64(2 の累乗)

16

ステップ 6 必要に応じて、cnfchanfstにより ForeSight ABRの パラメータを設定します。

cnfchanfst <Port.DLCI/CHAN_NUM> <ForeSight enable> <mir> <pir> <uir>


 

BPX 8600 シリーズ間セグメントの確立

3 セグメント接続では、BPX 8600 シリーズ間(中間)セグメントを確立します。この接続タイプは、BPX ネットワークを介してフィーダ接続を確立するのに使用します。次のように、BPX 8600 シリーズのノード 1 つ addcon を実行します。

スロットとポートの番号に、MGX 8250 ノードに接続されている BXM のスロットとポートを指定します。

VPI と VCI 値に、PXM1 上のエンドポイントの VPI と VCI を指定します。

ノード名に、接続の遠端にある BPX 8600 シリーズ スイッチの名前を使用します。

リモート チャネルに、遠端の MGX 8850 ノードに接続されている BXM のスロットとポート番号を指定します。VPI に BPX 8600 シリーズ スイッチに接続されているリモート MGX 8850 FRSM のスロット番号を指定し、VCI にリモート MGX 8850 ノードでのフレーム リレー接続の LCN を指定します。

接続タイプでは、ForeSight 機能が動作している場合 ATFST を指定します。動作していない場合は、ATFRを指定します。

MCR、PCR、%Util など、その他の addcon コマンド帯域幅パラメータを入力します。

最小セル レート(MCR)は、ForeSight 機能(ATFST 接続)だけで使用します。

MCR とピーク セル レート(PCR)は、次の式に従って指定します。

MCR=CIR*3/800セル/秒

PCR=AR*3/800セル/秒。ただし、6000 以下とします。
AR=bps 単位のフレーム リレー ポート速度。たとえば、次のようになります。

 

AR 速度 = 64K、PCR = 237
AR 速度 = 256K、PCR = 950
AR 速度 = 1536K、PCR = 5703

上記の MCR と PCR の計算式は、サイズが 100 オクテットほどの小さいフレームを想定しています。これよりもフレーム サイズが小さいと、次の表に示すように結果は最悪になります。

 

フレーム サイズが 64 オクテットの場合:

PCR=AR*2/512 セル/秒

フレーム サイズが 43 オクテットの場合:

PCR=AR*2/344 セル/秒

%Util は、接続のフレーム リレー セグメントで使用した値と同じ値にします。

FRSM カードのテスト コマンド

カード、回線、ポート、キュー、接続の状態をチェックするには、表示コマンド( dsp ...)と addchanloop を使用します。FRSM をテストするコマンドは、次のとおりです(『 Cisco MGX 8800 Series Switch Command Reference 』を参照してください)。

addlnloop cnflnloop dellnloop は回線レベルの診断コマンドで、使用するときにはサービス レベルのユーザ特権が必要です。

addchanloop delchanloop はチャネルをループするための標準的なユーザ コマンドです。

tstcon は接続の完全性をチェックします。

tstdelay は接続のラウンド トリップ遅延を測定します。

cnftrafficgen は LCN ごとにトラフィック生成テストを有効/無効にします。 dsptrafficgen はトラフィック生成テストの結果を表示します。

アラーム レポートのサポート

FRSM カードは、カードと回線レベルのアラーム レポートをサポートしています。CiscoView アプリケーションまたは CLI を使用することで現在のアラームを見ることができます。使用する CLI コマンドは dspalmcnt dspalm および dspalms です。これらのコマンドには、インターフェイスの種類を識別するために、 switch として「-x21」または「-hs1」のうちどちらか有効な方を指定する必要があります。シンタックスとアラームについては『Cisco MGX 8800 Series Switch Command Reference』を参照してください。

非チャネル化 T3 または E3 FRSM でのビット誤り率試験

MGX 8850シェルフは、MGX-FRSM-2T3E3で、一度に 1 本のアクティブ回線に対してビット誤り率試験(BERT)を実行することができます。この種類の試験では、試験するパスをループバック モードにする必要があるため、サービスが中断されます。BERT セッションの設定、および関連する作業の実行は、CiscoView アプリケーションまたは CLI を使用して行うことができます。

MGX 8850 のバス構造は、カード ケージの上部ベイまたは下部ベイで 1 つずつ BERT セッションをサポートしているため、シェルフは、一度に最大 2 セッションを実行することができます。CiscoView アプリケーションまたは CLI の acqdsx3bert コマンドでターゲットのスロットを指定すると、システムは指定されたスロットがあるベイにすでに BERT が設定されているかどうかを調べます。BERT 設定がベイ内にない場合は、ディスプレイに BERT パラメータのメニューが表示されます。

使用する CLI コマンド(これらの機能は CiscoView の選択肢に対応)は次のとおりです。

acqdsx3bert はベイにBERTセッションが存在するかどうかを調べます。

cnfdsx3bert はBERTテストのパターンを指定します。

startdsx3bert は BERT テストを開始します(BERT カウンタのリセット後)。

moddsx3bert は BERT ビット ストリームにマルチ レートのエラーを挿入します。

dspdsx3bert は現在のテストのパラメータと結果を表示します。

deldsx3bert は現在のテストを終了します(値はBERTカウンタに保持)。

コマンドの詳細は『 Cisco MGX 8800 Series Switch Command Reference 』を参照してください。


) BERT セッションが始まると、その回線上の接続はすべてアラーム状態になり、試験を終了した時点で正常に戻ります。したがって試験を行うことで、多数のトラップ、その他の種類のトラフィック(AISなど)が発生する可能性があります。


T3/E3 用回線エミュレーション サービス モジュール

CESM(回線エミュレーション サービス モジュール)の主要機能は、固定ビット レート(CBR) サービスを提供することです。CESM は、データ ストリームを CBR AAL1 セルに変換します。この変換は、ATM ネットワークを経由する 非構造化 転送に対する ATM フォーラムの CES-IS 仕様に従っています。非構造化転送のため、CESM は、フレーム構成ビットを解釈も修正もしないため、高速に単一のデータ パイプを作成します。最も一般的な適用例は、PBX からのデジタル音声またはコーデックからの映像に対する従来型のサポートです。回線エミュレーションを使用すると、特定の音声カードまたはビデオ カードを使用せずに、音声またはテレビ会議の要求を満たすようにデータ通信網を拡張できます。

高速 CESM では、T3 回線または E3 回線を使用します。カード セットは、MGX-CESM-T3 フロント カードまたは MGX-CESM-E3 フロント カード 1 枚と、BNC-2T3 バック カードまたは BNC-2E3 バック カード 1 枚で構成されます。この CESM アプリケーションでは、2 ポート バック カードの 1 回線だけが運用可能です。さらに、超高速 CESM は、回線上で、1 つの論理ポートと 1 つの論理接続を(データ パイプとして)サポートし、完全 T3 レートまたは完全 E3 レートで動作します。一般的な接続構成は、ATMネットワーク経由の 3 セグメント接続ですが、CESM は、DAX 接続もサポートできます。なお、MGX 8850 シェルフでは最大 26 組の CESM カード セットが使用できます。

機能

MGX-CESM-T3 または MGX-CESM-E3 が提供する機能は、次のとおりです。

非構造化データ転送。T3 では 44.736 MBps(1189980 セル/秒)、E3 では 34.368 MBps(91405 セル/秒)

同期タイミング。PXM1上のローカル クロック ソースまたはループ タイミング(送信クロックを回線上の受信クロックから取ります)によって実現されます。

Y 字型ケーブルによる 1 対 1 冗長化

プログラマブル出力バッファ サイズ(セル遅延変動という形で)

プログラマブル Cell Delay Variation Tolerance(CDVT; セル遅延変動許容値)

送信方向および受信方向で VC ごとのキューイング

アイドル コード圧縮オプション

ビット カウントの整合性を AAL1 セル消失時も達成

G.704 準拠のアラーム状態定義

トランク調整。T3 に対してはフレーム化 AIS、E3 に対しては非フレーム化1と0の交代信号を使用

オンボード BERT

セル遅延処理

受信バッファへCDVTを設定することができます。アンダーランの後、受信側では、到着した最初のセルの内容を受信バッファに置いてから、少なくとも、CDVT 値の 1 回分の後に出力します。最大セル遅延と CDVT(またはジッタ)は、次のとおりです。

T3 の場合

セル遅延は 4 ミリ秒

CDVT は、1.5 ミリ秒(増加単位は 125 マイクロ秒)

E3 の場合

セル遅延は 2.9 ミリ秒

CDVT は、2 ミリ秒(増加単位は 125 マイクロ秒)

エラーとアラーム応答

CESM は、LOS アラームを検出すると、一定の積分時間の後で、上流方向に接続されている CPE に通知します。CESM は引き続き公称レートでセル送信を続けますが、ATM Forum CES V2.0 仕様に従って ATM セル ペイロードに適当なデータ パターンを設定します。また、RDI コード付きの OAM セルを遠端に送ってサービス中止を通知します。各種アラームの意味を 表 6-4 に示します。

 

表 6-4 CESM のエラーとアラーム

エラー
アラーム種類
下流方向
上流方向
コメント

リンク障害(RX)

青色(LOS)

AIS:OAM セル

なし

ATMフォーラム CES-IS V2.0 に従うデータ セル

RAI 受信

黄色

なし

なし

LOF 受信

--

--

--

--

AIS 受信

青色(AIS)

AIS(リンク)

FERF OAM セル

AIS:T3/E3 リンク上に AIS データを送信して、T3/E3 リンク上で終了

T3 CESM または E3 CESM のサービスの設定

ここでは初めに、MGX-CESM-T3 と MGX-CESM-E3 のカード、回線、およびポートのレベルのパラメータの設定方法について説明します。次に、接続の追加方法について説明します。これらの種類の作業の背景情報については、「カードとサービスの設定の作業とルール」を参照してください。CLI または CiscoView アプリケーションを使用して、カードおよび回線のパラメータを設定します。また、CLI または Cisco WAN Manager アプリケーションを使用して、接続を追加します。基本的な作業および適用可能な CLI コマンドを、次のリストに示します。CESM カードに使用できるCLI コマンドについては、カードの CLI で Help コマンドを実行するか、『 Cisco MGX 8800 Series Command Reference 』の最初にある表を参照してください。

オプションとして、Y 字型ケーブルを使ったカードレベルでの冗長化の設定(CLIの addred

オプションとして、カードレベルでリソース配分を変更( cnfcdrscprtn

物理回線をアクティブ化(CLIの addln )、およびオプションで回線の回線コーディング、回線長、クロック ソースを設定( cnfln

物理回線上の論理ポート機能のアクティブ化( addport

オプションとして、ポートレベルでリソース配分を変更( cnfportrscprtn

接続の追加( addcon 、NSAP アドレッシングが必要な場合は addchan

接続の CDVT、セル廃棄統合時間、出力バッファ サイズの設定( cnfcon 、NSAP アドレッシングが必要な場合は cnfchan

カード、回線、ポートの設定

ここでは、CLI を使用してカード、回線、およびポートのパラメータを設定する方法を説明します。CiscoView アプリケーションを使用する場合には、CiscoView のマニュアルを参照してください。手順は、次のとおりです。


ステップ 1 addln < line number > と入力します。

line number には 1 を指定します。回線特性を変更する場合は cnfln を実行します。

ステップ 2 オプションとして cnfln により回線特性を変更します。

cnfln < line_num > < line_code > < line_len > < clk_src >

 

line_num

回線番号。範囲は 1~8 です。

line_code

回線コーディング

2 = B8ZS(T1 用)

3 = HDB3(E1 用)

4 = AMI(T1 または E1 用)

line_len

回線長。インターフェイスに応じて選択します。

T1:10~15

10:0~39.92 M(131 フィート)

11:39.92~79.85 M(131~262 フィート)

12:79.85~119.79 M(262~393 フィート)

13:119.79~159.72 M(393~524 フィート)

14:159.72~199.64 M(524~655 フィート)

15:199.64 M(655 フィート)~

SMB モジュール使用 E1: 8

RJ-48 モジュール使用 E1: 9

clk_src

クロック ソース。ループ クロックまたはローカル クロック

1 = ループ クロック

2 = ローカル クロック

ステップ 3 回線を確認するには、 dspln または dsplns を実行します。 dspln の場合は、有効な回線番号は 1 です。

ステップ 4 addport コマンドを実行して、論理ポートを作成します。

addport < port_num > < line_num >

 

port_num

論理ポート番号。常に 1

line_num

物理回線番号。常に 1

ステップ 5 必要に応じて、 cnfportrscprtn を実行してポート レベルのリソースを設定します。

cnfportrscprtn < port_num > < controller_name >

 

port_num

論理ポート番号。常に 1

controller_name

ネットワーク制御アプリケーションの名前。PAR、PNNI、または MPLS のいずれかを入力します。

ステップ 6 オプションとして、隣接している CESM の回線を Y 字型ケーブルを使用して接続した場合は、Y 字型ケーブル冗長化を設定します。使用するコマンドは addred dspred 、および delred です。これらのコマンドは、サービス モジュールではなく PXM1 上で動作するので、PXM1 CLI に切り替えてからコマンドを実行する必要があります。

addred < redPrimarySlotNum > < redSecondarySlotNum > < redType >

 

redPrimarySlotNum

プライマリ カードのスロット番号。範囲は、1~6、9~14、17~22、および 25~30 です。

redSecondarySlotNum

セカンダリ カードのスロット番号。範囲は、1~6、9~14、17~22、および 25~30 です。

redType

冗長性の種類。1 対 1 Y 字型ケーブル冗長化に対しては 1 を入力します。


 

接続の追加および修正

接続を追加または修正するには、Cisco WAN Manager アプリケーションまたは CLI を使用します。WAN Manager アプリケーションを使用する場合は『 Cisco WAN Manager Operations Guide 』を参照してください。

ここでは、接続をスタンド アロン シェルフ内の PXM1 に追加する方法を説明します。この接続は、標準接続または管理接続に対する規則に従い、3 セグメント接続または DAX 接続の形で行います。「接続追加の規則」を参照してください。優先コマンドは addcon です。NSAP アドレッシングを使う必要があるアプリケーションの場合は、 addchan により接続を追加し、必要に応じて cnfchan により接続を変更します。シンタックスについてはコマンド リファレンスを参照してください。

接続を追加するには、次の手順に従います。


ステップ 1 接続の追加は、 addcon を使用して行います(アプリケーションが NSAP 形式でエンドポイントを指定する必要がある場合は、 addchan も使用できます)。接続の両端で addcon を実行します。ただし、リモート エンドポイントが PXM1 のポート 34 にある場合を除きます(この手順の終わりにある注を参照)。

addcon のシンタックスは次のとおりです。

addcon < port_num > [ mastership [ remoteConnId ] ]

 

port_num

論理ポート番号。常に 1

mastership

このエンド ポイントがマスターかスレーブかを指定します。1 はマスター、2 はスレーブ(デフォルト)です。

remoteConnId

スレーブ側の接続 ID。形式は switchname.slot_number.port_number.vpi.vci です。MGX-CESM-T3 と MGX-CESM-E3 の場合、VPI と VCI は通常 0 または 1 です。


) 高速 CESM では、システムは常に channel number として 32 番を返します。dspchan を実行する場合は、チャネル番号 32 を使用して、チャネルの詳細を表示します(または、引数の指定なしにdspchans を使用して、チャネルの高レベルの詳細を表示します)。これに対してdspconコマンドの場合、表示する情報はdspchan と同じですが、接続の識別のために port number を 1 にします。


ステップ 2 オプションとして cnfcon により接続を変更します。

cnfcon < port_num > < CDVT > < CellLossIntegPeriod > < bufsize >

 

port_num

論理ポート番号。常に 1

CDVT

セルの到着時間変動許容値。T3 の場合、範囲は 125~1447 マイクロ秒で、増加単位は 125 マイクロ秒です。E3 の場合、範囲は 125~1884 マイクロ秒で増加単位は 125 マイクロ秒です。

CellLossIntegPeriod

アラームが宣言されるまでの接続のエラー状態の継続時間です。範囲は 1000~65535 ミリ秒です。

bufsize

出力バッファ サイズ(バイト)。 bufsize に 0 を指定して CESM にバッファ サイズを計算させることも、バイト数を指定することもできます(最大 16224 バイト)。

ステップ 3 オプションとして、BPX 8600 シリーズ スイッチで cnfswparms を使って、3 セグメント接続のこのネットワーク セグメントに対する接続パラメータを設定することができます。スタンドアロンに適用する場合は、バックボーン スイッチがサポートしている方法ならどれでも使用できます。

cnfswparms < chan_num > < mastership > < vpcflag > < conn_service_type > (=cos) < route_priority > < max_cost > < restrict_trunk_type > < pcr > < mcr > < pct_util >

 

chan_num

チャネル(接続)番号。常に 32 です。

mastership

このエンド ポイントがマスターかスレーブかを指定します。1 はマスター、2 はスレーブ(デフォルト)です。

vpcflag

接続が VPC か VCC かを示します。1 = VPC、2 = VCC です。

conn_service_type

接続のサービス種類。1 = cbr、2 = vbr、3 は使用しない、4= ubr、5 = atfr、
6 = abrstd、7 = abrfst です。

route_priority

再ルーティング時の接続の優先順位。範囲は 1~15 で、他の接続の優先順位との相対関係の中だけで意味があります。

max_cost

接続ルートの最大コストを決める数値。範囲は 1~255 で、他の接続のコストとの相対関係の中だけで意味があります。

restrict_trunk_type

この接続が経由できるトランクの種類を指定する番号。番号は、1 が制約なし、2 が地上トランクのみ、3 が衛星トランクのみです。

pcr

セル/秒(cps)単位によるピーク セル レート。T3 の最大値は 118980 cps です。E3 では最大 91405 cps です。

mcr

最小セル レート。範囲は 1~65535 セル/秒です。

pct_util

使用率。範囲は 0~100 です。


 

T3 CESM と E3 CESM 上のビット誤り率試験

アクティブな MGX-CESM-T3 または MGX-CESM-E3 ではビット誤り率試験(BERT)を実行できます。これらのカードには、それぞれ独自の BERT コントローラが含まれているため、システム内のこのカードの数だけ BERT セッションを実行することができます。ただし、BERT を 1 枚のカード上で実行できるのは、一度に 1 ユーザだけです。BERT では、試験するパスをループバック モードにする必要があるため、サービスが中断されます。

CLI コマンド(その機能が CiscoView の選択肢に対応するもの)を、次に示します。有効な結果を得るには、正しい順序で作業を実行する必要があります。 dspdsx3bert 以外は、次に記載されている順番で実行してください。 dspdsx3bert はセッションの前でも後でも、またセッション中でも実行できます。実行する順序が重要なため、CiscoView アプリケーションと CLI のどちらを使用するかに関係なく、コマンド説明を読んでください。

1. acqdsx3bert は当該カードで他のユーザが現在 BERT を実行していないか調べます。

2. startdsx3bert は BERT テストを開始します(BERT カウンタをリセット後)。

3. cnfdsx3bert は BERT テストのパターンを指定します。

4. moddsx3bert は BERT ビット ストリームにマルチ レート エラーを挿入します。

5. deldsx3bert は現在のテストを終了します(値は BERT カウンタに保持される)。また、このコマンドは acqdsx3bert で検出した現在のユーザの状態をリセットします。

6. dspdsx3bert は現在のテストのパラメータと結果を表示します。このコマンドは、いつでも実行することができます。

詳細は『 Cisco MGX 8000 Series Switch Command Reference 』を参照してください。


) BERT セッションが始まると、その回線上の接続はすべてアラーム状態になり、試験を終了した時点で正常に戻ります。したがって試験を行うことで、多数のトラップ、その他の種類のトラフィック(AIS など)が発生する可能性があります。


8 ポート回線エミュレーション サービス モジュール

回線エミュレーション サービス モジュール(CESM)の主要機能は、CBR 回線エミュレーション サービスを提供することです。CESM は、データ ストリームを ATM ネットワークを通る転送用の CBR ALL1 セルに変換します。CESM は、ATM フォーラムの CES-IS 仕様をサポートしています。

8 ポートの CESM によって、個々の物理ポートを構造化データまたは非構造化データ転送用に設定することができます。カード セットはAX-CESM-8T1またはAX-CESM-8E1 フロント カードと、次のバック カードのどれか 1 つ から構成されます。

RJ48-8T1

R-RJ48-8T1(オプションのMGX-SRM-3T3/C により 1:N 冗長性をサポートする場合)

RJ48-8E1

R-RJ48-8E1(オプションのMGX-SRM-3T3/C により 1:N 冗長性をサポートする場合)

SMB-8E1

構造化データ転送

個々のポートを造化データ転送用に設定すると、8 ポート CESM は次の機能をサポートします。

同期タイミング

T1 用のスーパーフレームまたは拡張スーパーフレーム

N x 64KBps フラクショナル DS1/E1 サービス(連続タイムスロットに限る)。 N x 64 KBps チャネルを任意の VC にマッピングできます。

T1 に対する CAS ロブド ビット(ESF フレームと SF フレームに対する ABCD)と E1 の CAS(チャネル 16)

透過データ チャネルとしての CCS チャネル

選択可能な部分充填ペイロード サイズ

64KBps CAS 接続に対する無音検出と圧縮

回線または接続のループバック診断( addlnloop tstcon および tstdelay コマンド)

ビット誤り率試験(BERT)、個別の回線または論理ポートでのループバック パターン生成と確認。BERT の機能の詳細については、「MGX-SRM-3T3によるビット誤り率試験」を参照してください。

非構造化データ転送

各ポートを構造化データ転送に設定すると、8 ポート CESM は次の機能をサポートします。

T1 レート(1.544 MBps)または E1 レート(2.048 MBps)の同期または非同期タイミング。非同期タイミングの場合、SRTS またはアダプティブ クロック回復のいずれかを基準として選択できます。

特殊なポート タイプ framingOnVcDisconnect 。このポート タイプは、接続の削除または中断がネットワーク側の ATM インターフェイスで発生したと CESM が判断した時に、回線をリモート ループバック モードに配置し、リモート エンド CPE が LOF にならないようにします。

T1回線上のESFフレーム同期の黄色アラームを検出、および表示する機能

回線または接続のループバック診断( addlnloop tstcon および tstdelay コマンド)

ビット誤り率試験(BERT)。回線または論理ポートに対して個別にループバック パターン生成と確認を行います。BERT の機能の詳細については、「MGX-SRM-3T3によるビット誤り率試験」を参照してください。

セル遅延処理

各接続に対して、ルートの信頼性期待値に応じて、CDVTを設定することができます。CDVT は受信バッファに適用されます。アンダーランの後、受信側では、到着した最初のセルの内容を受信バッファに置いてから、少なくとも、CDVT 値の1回分の後に出力します。各 VC に対する最大セル遅延と CDVT(またはジッタ)は、次のとおりです。

T1 の場合

セル遅延は 48 ミリ秒

CDVT は、24 ミリ秒(増加単位は 125 マイクロ秒)

E1 の場合

セル遅延は 64 ミリ秒

CDVT は、32 ミリ秒(増加単位は 125 マイクロ秒)

8 ポート CESM の冗長性サポート

AX-CESM-8T1とAX-CESM-8E1は、1対N冗長化をサポートできますが、T1動作モードとE1動作モードの間には、いくつかの相違点があります。冗長化のタイプとバック カードのタイプは、相互依存の関係にあります。「サービス リソース モジュール」を参照してください。

MGX-SRM-3T3 は RJ48-8T1 を使用すると、分散バスまたは冗長バスによる 1 対 N 冗長化を提供できます。

MGX-SRM-3T3 は RJ48-8E1 を使用すると、冗長バスによる 1 対 N 冗長化を提供できます。

MGX-SRM-3T3 のバック カードとサービス モジュールに対する要件は、場合によって次のように異なります。

MGX-SRM-3T3 を使用して T1 チャネルの バルク分散 を行っている場合、CESM はバック カードを使用しませんが、各 MGX-SRM-3T3/C にはMGX-BNC-3T3-M バック カードが必要です(E1 のバルク分散はできません)。

MGX-SRM-3T3/C が 冗長バス によって T1 または E1 の 1:N 冗長性をサポートしている場合(バルク分散なし)、MGX-SRM-3T3/C にはバック カードは不要ですが、 N の CESM プライマリ カードには冗長バージョンのバック カードが 1 枚必要です。

エラーとアラーム応答

CESM は、LOS アラームを検出すると、一定の積分時間の後で、上流方向に接続されている CPE に通知します。CESM はその後もセルの送信を続けますが、ATM Forum CES V2.0 仕様に従って、ATM セルのペイロードに適当なデータ パターンを設定します。また、RDI コード付きの OAM セルが遠端に送られてサービス中止を通知します( 表 6-5 を参照)。

 

表 6-5 CESM のエラーとアラーム

エラー
アラーム種類
下流方向
上流方向
コメント

リンク障害(RX)

青色(LOS)

AIS:OAM セル

なし

ATM フォーラム CES-IS V2.0 に従うデータ セル

RAI 受信

黄色

なし

なし

--

LOF 受信

--

--

--

--

AIS 受信

青色(AIS)

AIS(リンク)

FERF OAM セル

T1 リンクまたは交代 1-0 の E1 リンクによる AIS

8 ポート CESM 上でのサービスの設定

ここでは、CESM をセットアップし、接続を追加する手順を説明します。接続の最大数は、MGX-CESM/B-8E1 上で 248、MGX-CESM/B-T1 上で 192 です。CESM を設定し、接続を追加するには、CLI または Cisco WAN Manager アプリケーションを使用します。次に、基本的な作業と使用可能な CLI コマンドを示します。

オプションとして、カードレベルの冗長化を設定( addred 、PXM1では addlink も可能)。

オプションとして、カードレベルでリソース配分を変更( cnfcdrscprtn

物理回線をアクティブ化( addln )、オプションで回線を設定( cnfln

物理回線上に構造化データ転送用の論理ポートを作成( addport

オプションによりポートレベルでリソース配分を変更( cnfportrscprtn

接続の追加( addcon 、NASP アドレッシングが必要な場合は addchan

CESM 関連のコマンドについては、『 Cisco MGX 8800 Series Command Reference 』の最初にあるサービス モジュール コマンドのリストを参照してください。このコマンド リファレンス中の各コマンド説明には、関連コマンドも列挙しています。たとえば、追加コマンドについては、それに関連する表示コマンドも示しています。

カード、回線、ポートの設定

ここでは、カード、回線、およびポートのパラメータを CLI を使用して設定する方法を説明します。CiscoView アプリケーションを使用する場合には、CiscoView のマニュアルを参照してください。CLI を使用する場合のコマンドの実行順序は、次のとおりです。


ステップ 1 addln < line number >コマンドを使用して回線を追加します。

line number には 1~8 を指定します。回線特性を変更する場合は cnfln を実行します。

ステップ 2 オプションとして cnfln により回線特性をデフォルトから変更します(回線を確認する場合は dspln または dsplns を実行します)。 cnfln のシンタックスは次のとおりです。

cnfln < line_num > < line_code > < line_len > < clk_src > [ E1-signallin g]

 

line_num

回線番号。範囲は 1~8 です。

line_code

回線コーディング

2 = B8ZS(T1 用)

3 = HDB3(E1 用)

4 = AMI(T1 または E1 用)

line_len

回線長。インターフェイスに応じて選択します。

T1:10~15

10:0~39.92 M(131 フィート)

11:39.92~79.85 M(131~262 フィート)

12:79.85~119.79 M(262~393 フィート)

13:119.79~159.72 M(393~524 フィート)

14:159.72~199.64 M(524~655 フィート)

15:199.64 M(655 フィート)~

SMB モジュール使用 E1: 8

RJ-48 モジュール使用 E1: 9

clk_src

クロック ソース。ループ クロックまたはローカル クロック

1 = ループ クロック

2 = ローカル クロック

E1-signalling

CAS: CAS、CRC なし

CAS_CRC: CAS、CRC あり

CCS: CCS、CRC なし

CCS_CRC: CCS、CRC あり

CLEAR:クリア E1

ステップ 3 N x 64 KBps チャネルが必要なアプリケーションの場合、 addport により論理ポートを作成します。

addport < port_num > < line_num > < begin_slot > < num_slot > < port_type >

ステップ 4

port_num

論理ポート番号。範囲は 1~256 です。その後、優先コマンド addcon または addchan (NSAP 形式が必要)を使用して接続を追加する場合、DSO の数に関係なく、この単数形の port_num を使用して論理ポートを 1 つ指定する必要があります(別の addport パラメータを使用すると、単一の port_num に 1~24 個の DS0 を追加することができます)。

line_num

DS1 番号。両方の回線がアクティブな場合、範囲 1~56 に DS0 を割り当てます。一方の回線だけをアクティブにする場合、範囲は 1~28 となります。 1つの DS1には、最大 24 個の連続する DS0 を割り当てることができます。各物理回線は、最大 28 個の DS1 をサポートします。DS0 の数を、DS1 より大きくすることはできません。

begin_slot

1 ベースの DS0 の開始タイムスロット。たとえば、ポート番号 50 で begin_slot に 9 を指定し、次に num_slot の範囲に 1~16 を指定します。

num_slot

関連する DS1 内の DS0 の数。論理ポートが DS1 より大きくなるほどには DS0 の数を指定することはできません。

port_type

論理ポートの動作モードを表す番号。フレーム リレーは 1、FUNI mode-1a は 2、フレーム転送は 3 です。

ステップ 5 必要に応じて cnfportrscprtn を実行し、ポートレベルのリソースを設定します。

cnfportrscprtn < port_num > < controller_name >

 

port_num

論理ポート番号。範囲は T1 では 1~192、E1 では 1~248 です。

controller_name

ネットワーク制御アプリケーションの名前。PAR、PNNI、または MPLS のいずれかを入力します。


 

バルク分散と冗長化の設定

「8 ポート CESM の冗長性サポート」の制約に従って、バルク分散だけ、冗長機能だけ、または両方を設定できます。PXM1 の CLI で、まずバルク分散を設定するために addlink (T1 のみ)を実行してから、冗長化のために addred を実行します。バルク分散を設定するには addlink を実行して、リンクを作成します。

addlink < T3 line number > < T1 line number > < Target Slot number > < Slot line number >

 

T3 line number

MGX-SRM-3T3/C 回線番号。slot.line という形式で表します。slot には、15 または 31 を入力します。portの範囲は 1~3 です。

T1 line number

T3 回線内の T1 回線開始番号。T1 回線番号の範囲は 1~28 です。

Target Slot number

T1 サービス モジュールのスロット番号です。

Slot line number

T1 回線の番号。範囲は 1~8 です。

addred を実行します。

addred < redPrimarySlotNum > < redSecondarySlotNum > < RedType >

 

redPrimarySlotNum

プライマリ スロット番号。冗長バス(バルク分散なし)の場合、有効なスロット番号は、1~6、9~14、17~22、および 25~30です。 T1 チャネルのバルク分散を使用する場合は、9、10、または 26 を指定しないでください。

redSecondarySlotNum

セカンダリ スロット番号。冗長バス(バルク分散なし)の場合、有効なスロット番号は、1~6、9~14、17~22、および 25~30です。 T1 チャネルのバルク分散を使用する場合は、9、10、または 26 を指定しないでください。

RedType

冗長性の種別。A 1 は、SMB コネクタ付き E1 の 1 対 1 冗長化を指定します。A 2 は、T1 または E1に対する 1 対 N 冗長化を指定します。

接続の追加および修正

接続を追加または修正するには、Cisco WAN Manager アプリケーションまたは CLI を使用します。WAN Manager アプリケーションを使用する場合は『 Cisco WAN Manager Operations Guide 』を参照してください。

ここでは、接続をスタンド アロン シェルフ内の PXM1 に追加する方法を説明します。この接続は、標準接続または管理接続に対する規則に従い、3 セグメント接続または DAX 接続の形で行います。「接続追加の規則」を参照してください。優先コマンドは addcon です。NSAP アドレッシングを使う必要があるアプリケーションの場合は、 addchan により接続を追加し、必要に応じて cnfchan により接続を変更します。シンタックスについてはコマンド リファレンスを参照してください。次のステップに従い接続してください。


ステップ 1 優先コマンド addcon を実行して接続を追加します(アプリケーションが NSAP 形式でエンドポイントを指定する必要がある場合は、 addchan も使用できます)。

接続の両端で addcon を実行します。ただし、リモート エンドポイントが PXM1 のポート 34 にある場合を除きます(この手順の終わりにある注を参照)。最大接続数は、AX-CESM-8T1 では192、AX-CESM-8E1 では 248 です。1 つ のポートに追加できる接続は 1 つだけなので、 addcon には接続番号は必要ありません。

システムが自動的に次に使用できる チャネル番号 を割り当てるので、 addcon コマンドではチャネル番号を指定する必要はありません。ただし、一部の関連コマンドでは、チャネル番号が必要です。接続の追加後にチャネル番号を表示するには、 dspcons を使用します。

addcon のシンタックスは次のとおりです。

addcon < port_num > < sig_type > < partial_fill > < cond_data > < cond_signalling > [ controller_type ] [ mastership ] [ remoteConnId ]

 

port_num

T1 または E1 インターフェイスのポート番号

T1 の範囲 = 1~192

E1 の範囲 = 1~248

sig_type

個別線信号方式(CAS)値

1 = 基本

2 = E1 CAS

3 = DS1 スーパーフレーム CAS

4 = DS1 拡張スーパーフレーム CAS

partial_fill

セルに埋め込むバイト数。回線種類に対応

部分充填。範囲は 0~47 です。セルの完全な埋め込みには このパラメータに 0 か 47 を指定します。

構造化 T1。範囲は 25~47 です。

構造化 E1。範囲は 20~47 です。

構造化 T1/E1。範囲は 33~47 です。

cond_data

コンディショナル データ UDT または SDT

UDT = 255

SDT 範囲 = 0 ~ 255

コンディショナル データは、アンダーフローがあると回線に送信され、ダミー セルを作成するときにネットワークに向けて送信されます。

cond_signalling

コンディショナル シグナリング。範囲は 0~15 です。

コンディショナル シグナリングは、アンダーフローがあると回線に送信され、ダミー セルを作成するときにネットワークに向けて送信されます。

controller_type

シグナリング コントローラの種類。PVC または SPVC。

1 = PVC(PAR)(デフォルト)

2 = SPVC(PNNI)

mastership

現在のエンドポイントの状態。マスターまたはスレーブ。

1 = マスター

2 = スレーブ(デフォルト)

RemoteEndConID

ノード名、スロット番号、ポート番号、DLCI

または

フレーム リレー エンド ポイントのノード名、スロット番号、ポート番号、コントローラ ID、および DLCI。コントローラの種類には、次の値を使用します。

0 = PAR

1 = PNNI

2 = TAG

または

ATM エンドポイントのノード名、スロット番号、ポート番号、および VPI.VCI


) スロット番号には 0(アクティブ PXM) を指定します。


ステップ 2 オプションとして cnfcon により接続を個別に変更します。このコマンドは、チャネル番号を必要とします。 addcon を使用して接続を追加する場合は、システムが自動的に次に使用できるチャネル番号を割り当てるので、チャネル番号を指定する必要はありません。 cnfcon のチャネル番号を取得するには dspcons を実行します。

cnfcon < port_num > < CDVT > < CLIP > < bufsize > < cbrclkmode > < IdleSuppEnable > < ForceSuppression >

 

port_num

一意のポート番号

CDVT

セル遅延変動許容値(CDVT)。インターフェイスによって異なります。

T1 の範囲 = 125~24000 マイクロ秒

E1 の範囲 = 125~26000 マイクロ秒

CLIP

Cell Loss Integration Period(CLIP; セル廃棄統合時間)。範囲は 1000~65535 ミリ秒です。

bufsize

出力 bufsize = 0(オートコンプリート)

最小値は、設定した CDVT により異なります。

Min BufSize =(フレームの CDVT*2)* N 、(CDVT + 2 セル単位のフレーム数)* N 以上

T1 UDT および E1 UDT の最大値:16224 バイト

T1 SDT の最大値: 384 * N バイト

E1 SDT の最大値: 417 * N バイト、ここで、 N N x64 接続に割り当てたタイムスロットの数で、T1/E1 UDT の場合、 N = 32 です。

clockmode

クロック モード

1 = 同期

2 = SRTS

3 = アダプティブ

IdleSuppEnable

無音圧縮。有効または無効

1 = 無効

2 = 有効

ForceSuppression

外部無音圧縮。有効または無効

1 = 無効

2 = 有効

ステップ 3 オプションとして、3 セグメント接続のネットワーク セグメントに対して接続パラメータを設定することができます。

cnfswparms < chan_num > < mastership > < vpcflag > < conn_service_type > (=cos)
< route_priority > < max_cost > < restrict_trunk_type > < pcr > < mcr > < pct_util >

 

chan_num

チャネル(接続)番号。常に 32 です。

mastership

このエンド ポイントがマスターかスレーブかを指定します。1 はマスター、2 はスレーブ(デフォルト)です。

vpcflag

接続が VPC か VCC かを示します。1 = VPC、2 = VCC です。

conn_service_type

接続のサービス種類。1 = cbr、2 = vbr、3 は使用しない、4= ubr、5 = atfr、6 = abrstd、7 = abrfst です。

route_priority

再ルーティング時の接続の優先順位。範囲は 1~15 で、他の接続の優先順位との相対関係の中だけで意味があります。

max_cost

接続ルートの最大コストを決める数値。範囲は 1~255 で、他の接続のコストとの相対関係の中だけで意味があります。

restrict_trunk_type

この接続が経由できるトランクの種類を指定する番号。1 は制限なし、2 は地上トランクだけ、3 は衛星トランクだけを表します。

pcr

セル/秒(cps)単位のピーク セル レート。T3 の最大値は 118980 cps です。E3 では最大 91405 cps です。

mcr

最小セル レート。範囲は 1~65535 セル/秒です。

pct_util

使用率。範囲は 0~100 です。


 

サービス リソース モジュール

ここでは、サービス リソース モジュールの T3 バージョン(MGX-SRM-3T3/C)の機能を使用する方法を説明します。この多目的カードには次の機能があります。

T3 サービスの逆多重化機能。 バルク分散 と呼びます。

T1 または E1 回線のサービスモジュールの 1: N 冗長化サポート

BERT。T3、E3、T1、E1、フラクショナル T1、またはサブレート動作用で、個別回線または論理ポートでループバック パターン生成と検証が可能です。BERT の機能の詳細については、「MGX-SRM-3T3によるビット誤り率試験」を参照してください。

MGX-SRM-3T3/C を取り付けるとき、カード ケージの上段ベイに少なくとも 1 組のカード セット、および下段のベイに 1 組のカード セットを必要とします。各セットは、バックプレーンの半分を受け持ちます。スロット 7 の PXM1 は、スロット 15 と 31 の SRM を制御します。スロット 8 の PXM1 は、スロット16 と 32 の冗長 SRM を制御します。シェルフに SRM と共に冗長 PXM1 がある場合は、SRM を、この機能に対して予約されているスロットすべて(15、16、31、および 32)に取り付ける必要があります。

カードと回線のパラメータ設定

SRM に対するカード レベルおよび回線レベルのパラメータは、CiscoView アプリケーション、または SRM ではなく PXM1 の CLI を使用して設定することができます。コマンドの詳細については、『 Cisco MGX 8800 Series Switch Command Reference 』を参照してください。SRM に使用する CLI コマンドは次のとおりです。

addln

delln

cnfln

dspln

dsplns

addlmiloop

dellmiloop

cnfsrmclksrc

dspsrmclksrc

dspalm

dspalms

dspalmcnt

clralmcnt

clralm

dspalmcnt

addlink

dsplink

dellink

addred

dspred

delred

T1 サービスのバルク分散

MGX-SRM-3T3/C はバルク分散と呼ばれる逆多重化機能をサポートしています。バルク分散では、MGX-SRM-3T3/C は T3 回線からのトラフィックをT1チャネルに変換し、データ ストリームを分散バスを介して適切なサービス モジュールに送信します。この機能の利点は、T1 ケーブルとバック カードの数を大幅に削減できることです。この機能をサポートしているサービス モジュールは、MGX-AUSM/B-8T1、AX-FRSM-8T1、および AX-CESM-8T1 です。

MGX-SRM-3T3/C はそのバック カード MGX-BNC-3T3-M で外部マルチプレクサと接続されます。マルチプレクサはユーザ機器からの T1回線に接続され、データ ストリームを T3 回線で MGX-SRM-3T3/C に送ります。各 T3 回線に 28 回線の T1 チャネルを設けることができます。各MGX-SRM-3T3/C は 10 個のカード スロットをサポートするため、最大 80 回線の T1 チャネルを処理できます。

MGX-SRM-3T3/C を終点カードとリンクさせると、シェルフは T1 カードの回線モジュールではなく、MGX-SRM-3T3/C を通して CPE トラフィックを取り込みます。リンクはカード レベルの状態です。サービス モジュールの T1 チャネルを 1 つ だけ MGX-SRM-3T3/C にリンクさせると、サービス モジュールのバック カードが動作できなくなります。したがって、このサービス モジュールの T1 ポートをすべて MGX-SRM-3T3/C にリンクさせる必要があります。T1 ポートをリンクさせてグループにしただけでは N X T1 チャネルにはなりません。各 T1 チャネルは、独立した T1 チャネルのままです。さらに、グループは 1 つ のスロットに所属するため、別のカードに属する T1 チャネルを含むことができません。

MGX-SRM-3T3/C でリンクされたチャネルの冗長性をサポートする方法については、この章の「MGX-SRM-3T3/C による冗長化」を参照してください。

SRM 上でバルク分散を設定する前に、次の作業を実行してください。

1. 回線をアクティブにする(CLI の addln

2. オプションとして回線を設定する(CLI の cnfln

3. 回線の状態を表示する(CLI の dspln dsplns

以下の手順を実行して、サービス モジュールの T1 ポートを MGX-SRM-3T3/C の T3 回線にリンクします。

アクティブな PXM1 で addlink を実行します。関連するコマンドは dsplink dellink です。
addlink < T3 line number > < T1 slot > < NumberOfT1s > < TargetSlotLineNum >

 

T3 line number

回線番号。slot.line の形式で表します。slotは、15 または 31 です(冗長 SRM がスロット 16 と 32 にあるかどうかは関係ありません)。lineの範囲は 1~3 です。

T1 slot

T3 回線内の T1 回線開始番号(範囲は 1~28 です)。

NumberOfT1s

T1 サービス モジュールのスロット番号。 入力できるスロット番号 は、1~6、11~14、17~22、または 27~30 です。

TargetSlotLineNum

リンクされているカード スロットの T1 回線番号。範囲は 1 ~ 8 です。

MGX-SRM-3T3/C による冗長化

MGX-SRM-3T3/C を使用して、T1 または E1 回線のサービス モジュールを冗長化できます。E1 または T1 モジュールで、 冗長 バスにより冗長化を行うことができます。T1 モジュールでは、 分散 バスでも冗長化を行うことができます。 冗長 バスと 分散 バスの要件は異なります。共通する要件は、特定の MGX-SRM-3T3/C でサポートするすべてのプライマリ カードとセカンダリ カードは、SRM と同じレベルのカード ケージに置かなければならないということです。

バック カードの必要性、冗長化にどのバスを使うかは、MGX-SRM-3T3/C でバルク分散を行う必要があるかどうかで決まります。

バルク分散を行う場合、T1 サービス モジュールはバック カードを使用しません。MGX-SRM-3T3/C は分散バスを使用して冗長化を行います。

バルク分散を行わない場合、サポートされるサービス モジュールにはバック カードが必要です。冗長カード セットには専用の冗長バック カード(R-RJ48-8T1 または R-RJ48-8E)が必要です。プライマリ カード セットは、標準のバック カード(RJ48-8T1 または RJ48-8E1)を使用します。

SRM で冗長性をサポートする場合、障害により切り替えが必要となったときには、
MGX-SRM-3T3/C 自身が冗長フロント カードにトラフィックを渡すので、Y 字型ケーブルは不要です。反対に、Y 字型ケーブルによって 1 対 1 冗長化がサポートされているカードは、いずれも SRM を必要としません。たとえば FRSM-VHS カードは、Y 字型ケーブルにより 1 対 1冗長化を行います。MGX-SRM-3T3/C の冗長化機能は、Y 字型ケーブルによる冗長化を行わないカード(T1 および E1 サービス モジュール)にとって特に重要な機能です。

冗長バスによる冗長化の設定

冗長バスを利用する冗長化には、次のような特徴があります。

プライマリ フロント カードと冗長フロント カードの両方に、バック カードがあることが必要です。セカンダリ バック カードは、冗長カードとして特別に設計されたバージョンである必要があります。例として、R-RJ48-8T1 と R-RJ48-8E1 があります。先頭の R は、冗長(redundant)を意味します。

MGX-SRM-3T3/C が 1 度にリダイレクトできるトラフィックは、1 枚の障害カードのトラフィックだけです。これは、MGX-SRM-3T3/C で冗長化しているグループの数がいくつであっても、このようになります。

次の手順で冗長バスを介して冗長性を設定してください。


ステップ 1 アクティブな PXM1 で addred を実行します。

addred < redPrimarySlotNum > < redSecondarySlotNum > < RedType >

ここで、

redPrimarySlotNum

プライマリ カードが入っているスロットのスロット番号。
スロット番号の範囲は、1~6、9~14、17~22、および 25~30 です。

redSecondarySlotNum

カード ペアのセカンダリ カードが入っているスロットの番号。スロット番号の範囲は、1~6、9~14、17~22、および 25~30 です。

RedType

冗長性の種類を指定する番号。1 と入力すると 1:1 冗長性を指定します。2 と入力すると 1: N 冗長性を指定します。なお、1: N 冗長性をサポートできるのは SRM だけです。

ステップ 2 dspredコマンド を使ってカードの冗長化の設定状態を確認します。

冗長性を削除する場合は、 delredコマンド を使用します。


 

分散バスによる冗長化の設定

分散バスによる冗長化は、バルク分散用にリンクした T1 チャネルに適用されます。分散バス使用のMGX-SRM-3T3/C によって冗長性を設定する場合の特徴は、次のとおりです。

バック カードは必要ありません。

MGX-SRM-3T3/C は、複数の切り替えを、異なる 1 対 N 冗長化グループに対してサポートできます。

スロット 9、10、15、または 26 はサポートされていません。

バルク分散で冗長性を指定する前に、MGX-SRM-3T3/C のT3 回線と T1 回線のプライマリ サービス モジュール間がリンクされている必要があります。セカンダリ サービス モジュール上には、リンクがあってはいけません。CLI を使用して冗長化を設定するには、次のように実行します。


ステップ 1 アクティブなPXM1で addred を実行します。

addred < redPrimarySlotNum > < redSecondarySlotNum > < RedType >

ここで、

redPrimarySlotNum

プライマリ カードが入っているスロットのスロット番号。 スロット番号の範囲は、1~6、11~14、17~22、および 27~30 です。

redSecondarySlotNum

カード ペアのセカンダリ カードが実装されているスロットの番号。スロット番号の範囲は、1~6、11~14、17~22、および 27~30 です。

RedType

冗長性の種類を指定する番号。1を入力して、1 対 1冗長化を指定します。2 は1: N 冗長性を指定します。なお、1: N 冗長性をサポートできるのは SRM だけです。

ステップ 2 dspredコマンド を使ってカードの冗長化の設定状態を確認します。

冗長性を削除する場合は、 delredコマンド を使用します。


 

MGX-SRM-3T3によるビット誤り率試験

MGX 8850 シェルフでは、アクティブ回線またはポート上で、ビット誤り率試験(BERT)を実行することができます。この種類の試験では、BERT セッションが試験するパスをループバック モードにするように要求するため、サービスが中断されます。さらにパターン テストでは、パス内のユーザ データがテスト パターンで置き換えられます。適用される試験対象の回線のタイプとバリエーションを、DS1 の場合について次に示します。

T1 または E1 回線

T1 回線のフラクショナル部分で合計が DS1 となるもの

単一の 56 KBps または 64 KBps DS0

N x 64 KBps DS0 の DS0 バンドル

MGX-SRM-3T3/C カード セットがシステムにあれば、MGX-FRSM-2CT3 または任意の 8 ポート モジュールで BERT セッションを開始することができます(これに対して、MGX-FRSM-2T3E3、MGX-CESM-T3、MGX-CESM-E3 は BERT 用に MGX-SRM-3T3/C を使用しません。適用可能な BERT については、この章の各サービス モジュールの説明を参照してください)。

MGX 8850 バス構造では、上部ベイまたは下部ベイあたり 1 つ の BERT セッションをサポートしているため、シェルフは一度に最大 2 セッションを実行することができます。CiscoView アプリケーションまたは CLI を使用して目的のスロットを指定する場合、そのベイ内に BERT 設定が既にあるかどうかが判別されます。システムにより、BERT 設定が該当するベイ内に存在しないと判断されると、ディスプレイに BERT パラメータのメニューが表示されます。

使用する CLI コマンド(これらの機能は CiscoView の選択肢に対応)は次のとおりです。

cnfbert はテストの設定と開始を行います。

modbert はBERT ビット ストリームにエラーを挿入します。

dspbert は現在のテストのパラメータとその結果を表示します。

delbert は現在のテストを終了します。


) BERT セッションが始まると、回線またはポート上の接続はすべて、アラーム状態になり、試験が終了した時点で正常に戻ります。したがってこの試験により、その他の種類のトラフィック(AIS など)が発生する可能性があります。


設定中に表示されるパラメータの表示またはメニュー項目は、まずカードの種類、および試験する媒体が物理回線であるか論理ポートであるかによって異なります。その後の選択肢は、試験の種類、テスト パターン、ループバック タイプなどになります。 cnfbert その他の BERT コマンドの詳細は『 Cisco MGX 8800 Series Command Reference 』を参照してください。メニュー間のつながりは広範囲であるため、ここでは、カード種類と試験の種類に基づくメニュー選択肢の表を記載します。

試験の種類は、 パターン ループバック 、または DDS シーク のどれかになります。試験の種類を選択すると、さらに、メニューが表示されます。メニュー選択肢の表に続いて、各メニュー選択肢の中のパラメータを定義します。

AX-FRSM-8T1、AX-CESM-8T1、MGX-FRSM-2CT3 のパターン テストは 表 6-6 を、ループバック テストは 表 6-7 を参照してください。

AX-FRSM-8E1、AX-CESM-8E1 のパターン テストは 表 6-8 を、ループバック テストは 表 6-9 を参照してください。

MGX-AUSM-8T1 のパターン テストは 表 6-10 を、ループバック テストは 表 6-11 を参照してください。

MGX-AUSM-8E1 のパターン テストは 表 6-12 を、ループバック テストは 表 6-13 を参照してください。

 

表 6-6 AX-FRSM-8T1、AX-CESM-8T1、MGX-FRSM-2CT3 のパターン テスト

テスト媒体
媒体タイプ
ループ装置
BERT パターン

ポート

N タイムスロットのポート(DDS シーク テストも可能)

v54

全パターン

64 KBps タイムスロットの 1 つのポート(DSS シーク テストを行うことも可能)

ラッチまたは v54

全パターン

56 KBps タイムスロットの 1 つのポート(DSS シーク テストを行うことも可能)

noLatch

ラッチまたは v54

2 9 または 2 11

全パターン

回線

--

インバンド/ESF またはメタリック

全パターン

 

表 6-7 AX-FRSM-8T1、AX-CESM-8T1、MGX-FRSM-2CT3 のループバック テスト

テスト媒体
媒体タイプ
ループバック

ポート

N タイムスロットのポート(DDS シーク テストを行うことも可能)

遠端またはリモート

64 KBps タイムスロットの 1 つのポート(DSS シーク テストを行うことも可能)

遠端またはリモート

56 KBps タイムスロットの 1 つのポート(DSS シーク テストを行うことも可能)

遠端またはリモート

回線

--

メタリック、遠端、またはリモート

 

表 6-8 AX-FRSM-8E1 と AX-CESM-8E1 のパターン テスト

テスト媒体
媒体タイプ
ループ装置
BERT パターン

ポート

任意

なし

全パターン

回線

--

メタリック

全パターン

 

表 6-9 AX-FRSM-8E1とAX-CESM-8E1 のループバック テスト

テスト媒体
媒体タイプ
ループバック

ポート

任意

リモート ループバック

回線

--

メタリックまたはリモート

 

表 6-10 MGX-AUSM-8T1 のパターン テスト

テスト媒体
媒体タイプ
ループ装置
BERT パターン

回線

--

インバンド/ESF

全パターン

 

表 6-11 MGX-AUSM-8T1 のループバック テスト

テスト媒体
媒体タイプ
ループバック

回線

--

遠端、リモート、またはメタリック

 

表 6-12 MGX-AUSM-8E1 のパターン テスト

テスト媒体
媒体タイプ
ループ装置
BERT パターン

回線

--

なし

全パターン

 

表 6-13 MGX-AUSM-8E1 のループバック テスト

テスト媒体
媒体タイプ
ループバック

回線

--

リモートまたはメタリック

パターン テスト オプション

パターン テスト オプションは、ループ装置とパターンで構成されています。ここでは、メニュー内に現れる装置オプションとパターンを列挙します。前述の表を参照してください。 ループ装置 オプションは、テストの対象となる装置のタイプを指定します。

noLatch は、データをラッチしない装置です。この種の装置には次のものがあります。

非ラッチ型 OCU(オフィス チャネル ユニット)で、1 つ の装置で構成されるもの

非ラッチ型 OCUで、複数の関連装置で構成されるもの

非ラッチ型 CSU(チャネル サービス ユニット)

非ラッチ型 DSU(データ サービス ユニット)

Latch (ラッチ)は、データをラッチできる装置です。

ラッチ型 DS0-DP 分岐装置

ラッチ型 DS0-DP 回線装置

ラッチ型 OCU

ラッチ型 CSU

ラッチ型 DSU

ラッチ型 HL96 装置

インバンド/ESF

v54 は、多項式ループバックです。

メタリック は、サービス モジュール内のローカル ループバックで、外部装置を使用しません。

使用可能なパターンは、次のとおりです。

1. 全 0

2. 全 1

3. 1-0 交代パターン

4. ダブル 10 パターン

5. 2 15 -1 パターン

6. 2 20 -1 パターン

7. 2 20 -1 QRSS パターン

8. 2 23 -1 パターン

9. 1 in 8 パターン

10. 3 in 24 パターン

11. DDS-1 パターン

12. DDS-2 パターン

13. DDS-3 パターン

14. DDS-4 パターン

15. DDS-5 パターン

16. 2 9 パターン

17. 2 11 パターン

ループバック テスト オプション

ループバック テストでは、データの整合性ではなく、パスの整合性を監視します。ループバック タイプは、テスト データの送信方向を示します。選択肢は次のとおりです。

far end --(遠端) は、サービス モジュールがデータを CPE に送信し、戻ってくるデータを受信することを意味します。

remote --(リモート)は、サービス モジュールが CPE からデータを受信し、そのデータをループバックして CPE に送信することを意味します。

metallic --(メタリック)は、サービス モジュールがデータをネットワークから受信し、そのデータをループバックしてネットワークに送信することを意味します。

オンライン診断機能テスト

オンライン診断機能を使用して、シェルフが稼動中に、MGX 8850 の PXM1 および SRM モジュール上のコンポーネントをテストします。接続、状態およびタスクが、このテストによって影響を受けることはありません。

診断機能テストは、アクティブな PXM1 で起動します。スタンバイ PXM1 が存在し、スタンバイ状態になっているときには、スタンバイ PXM1 もテストされます。テストを実行すると、各コンポーネントがチェックされ、その結果が画面に表示されます。結果はログ ファイルにも保存されます。

自動切り替え

オンライン診断コマンド(oldiags)には、メジャーな問題が検出された場合に、アクティブな PXM1 からスタンバイ PXM1 に自動的に切り替えるオプションがあります。このオプションが実行されるのは、スタンバイ PXM1 が取り付けられており、テスト実行時にこのスタンバイ PXM1 にエラーがない場合です。

アラーム

障害が検出され、かつ自動切り替えが行われない場合、メジャー アラームが設定されます。このアラームは、コマンド dspcd を入力すると、カードの「Major Alarm Bit Map」フィールドに表示されます。アラーム メッセージには、障害が発生した PXM1 がスロットごとに示されます。


) 一部のハードウェアには、障害が発生してもアラームをセットしないものがあります。ログ ファイルと画面を使用して、障害が発生していないか調べてください。


ログ ファイル

診断を実行するごとに、結果は PXM1 ドライブのファイルに書き込まれます。スタンバイ PXM1 が存在する場合は、別のログ ファイルがそのスタンバイ PXM1 のディスクにも作成されるので、それぞれのログ ファイルを調べる必要があります。

アクティブな PXM1 のログ ファイルには、スタンバイ PXM1 で障害が発生したかどうかも示されます。

最後に記録された 3 つのログ ファイルだけが保持されます。3 つのファイルが存在するときに、新たにテストを実行すると、一番古いログ ファイルが新しいファイルで上書きされます。

ログ ファイル名の形式は、onlinediag.MONTHDAY_hh:mm です。ファイルは C:DIAG に保存されます。

障害が発生すると、メッセージもシェルフ イベント ログに追加されます。

オンライン診断を実行するコマンド

次のコマンドを使用して、オンライン診断を実行します。

oldiags <debug_level> <switch_enable>

このコマンドは、アクティブ PXM1 とスタンバイ PXM1(使用可能な場合)の両方で診断を実行します。このコマンドでは、2 つのオプションを利用できます。オプションを指定しないでコマンドを入力すると、デフォルトの値が自動的に使用されます。オプションを使用する場合は、次に示す順番で入力します。

<debug_level>このオプションは、画面上に表示される情報の量を決定します。この詳細情報は、画面だけに表示されます。ログ ファイルには、標準の情報が記録され、このオプションの影響は受けません。

debug_level は 0~3 の値です。

0(デフォルト)を入力すると、表示される情報の量は最も少なくなります。

3 を入力すると、最も詳細な情報が表示されます。

<switch_enable> は、スタンバイ PXM1 への自動切り替えを有効または無効にします。

0(デフォルト)を入力すると、自動切り替えが無効になります。

1 を入力すると、自動切り替えが有効になります。

oldiags-help または oldiags help

このヘルプ コマンドを実行すると、oldiags コマンドおよびオプションの説明が表示されます。

oldclrlock

oldclrlock は、直前のoldiags プロセスのロックを解除します。

oldiags プロセスが実行中に(キーボードからのコマンド入力や予期せぬプロセス シャットダウンなどによって)停止すると、コマンドはロックされ、ロックが解除されるまで再び実行することができなくなります。oldclrlock コマンドを実行すると、このロックが解除されます。


) シェルフで別の oldiags を実行しているときは、oldclrlock を使用しないでください。


oldsplog <log_name>

oldsplog コマンドを実行すると、ログ ファイルが表示されます。ログ ファイルは、診断機能テストを実行するたびに自動で作成されます。ログ ファイル名の形式は、onlinediag.MONTHDAY_hh:mm です。ファイルは C:DIAG に保存されます。

変数を指定せずに oldsplog を実行すると、最後に記録されたログ ファイルがデフォルトで表示されます。

log_name 変数を使用すると、以前のファイルや C:DIAG 以外のディレクトリにあるファイルが表示されます。表示するファイルが C:DIAG に保存されている場合は、ファイル名を入力するだけです。デフォルトのディレクトリ以外に保存されているファイルは、フル パス名を入力すると表示されます。

oldsplogは、アクティブ PXM1 とスタンバイ PXM1 のどちらからでも実行できます。ログ ファイルはそれぞれの PXM1 に保存されますので、別個に表示する必要があります。

oldclralm <slot_number>

oldclralm コマンドを実行すると、オンライン診断アラームがクリアされます。

変数 <slot_number> を使用して、クリアする PXM1 スロットを指定します。この変数は必須です。

oldclralm コマンドは、アクティブな PXM1 からしか実行できません。

DS3 ループバック テスト

ここでは、CLI コマンドを使用して、DS3 ループ バック機能をテストする手順について説明します。

DS3 回線全体へのループバック設定

DS3 回線全体にループバックを設定できることを確認するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 PXM-T3 バック カードがあるノードを選択します。

ステップ 2 cnfln -felpbnum 30 を使用して回線を設定します。

ステップ 3 dsplogを実行して、エラーまたはアラームが記録されていないことを確認します。

ステップ 4 dspln コマンドを実行します。FarEndLoopbkLineNum が ds3line として設定されていることを確認します。

合格基準:

PXM-T3 にループバックを設定しても、コンソールまたはログにエラーが記録されないこと

dspln を実行すると、設定したループバックが表示されること


 

DS3 回線内のすべての DS1 へのループバック設定

ループバックを DS3 回線内のすべての DS1 に設定できるかどうかを検証するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 PXM-T3 バック カードがあるノードを選択します。

ステップ 2 cnfln -felpbnum 29 を使用して回線を設定します。

ステップ 3 dsplog を実行して、エラーまたはアラームが記録されていないことを確認します。

ステップ 4 dspln コマンドを実行します。FarEndLoopbkLineNum が ds1lineall として設定されていることを確認します。

合格基準:

PXM-T3 のすべての DS1 回線にループバックを設定しても、コンソールまたはログにエラーが記録されないこと

dspln を実行すると、設定したループバックが表示されること


 

ループバック要求の受信

DS3 インターフェイスがループバックできるかどうかを検証するには、次の手順を実行します。

 

T3 インターフェイスのある MGX 8850 スイッチ

------FEAC コードの送信--------->

<------FEAC 検証の受信------

DTA テスター
(デジタル通信アナライザ)


ステップ 1 PXM-T3 バック カードがあるノードを選択します。

ステップ 2 dspln -ds3 <slot>.<port>を使用して、DS3 インターフェイスの FEAC コード検証基準が無効になっていないことを確認します。

ステップ 3 HP cerjac テスターを設定して、パターンをノードの DS3 インターフェイスに送信します。

ステップ 4 パターンが送信されてくると、インターフェイスはループバック モードになり、テスターに同じパターンを返信します。

ステップ 5 テスターで、同じパターンがテスターに戻ってきたことを確認し、DS3 インターフェイスのループバックを検証します。

ステップ 6 dsplogを実行して、エラーまたはアラームが記録されていないことを確認します。

合格基準:

テスターが送信したパターンと同じパターンがテスターに戻ってくること

コンソールまたはログにエラーが記録されないこと


 

送信用 FEAC コードの設定

DS3 でのループ データまたは通常データ送信設定

DS3 でループ データ送信または通常データ送信を設定できることを確認するには、次の手順を実行します。

 

T3 インターフェイスのある MGX 8850 スイッチ

------FEAC コードの送信--------->

<------FEAC 検証の受信------

DTA テスター
(デジタル通信アナライザ)


ステップ 1 PXM-T3 バック カードがあるノードを選択します。

ステップ 2 cnfln -felpbnum 30 を使用して、回線を設定します。

ステップ 3 送信用 FEAC コードを、dsx3SendNoCode に設定します。これには、CLI コマンドcnfln -ds3 <slot>.<port> -tfeac 1 を使用します。

ステップ 4 ノード側で、dspln -ds3 <slot>.<port>を使用して、デフォルトの FEAC コードで、LineXmtFEACCodeがSendNoCode と表示されるかどうかを検証します。

ステップ 5 dsplogを実行して、エラーまたはアラームが記録されていないことを確認します。

ステップ 6 テスター(HP cerjac テスターなど)で、dsx3SendNoCode のコードが受信されたことを確認します。

合格基準:

dspln を実行すると、LineXmtFEACCodeがSendNoCode として表示されること

送信したコードがテスター側で受信され、検証されること

コンソールまたはログにエラーが記録されないこと


 

DS3 での回線ループバック送信設定

DS3 で回線ループバックが送信されるように設定できるかどうかを検証するには、次の手順を実行します。

 

T3 インターフェイスのある MGX 8850 スイッチ

------FEAC コードの送信--------->

<------FEAC 検証の受信------

DTA テスター
(デジタル通信アナライザ)


ステップ 1 PXM-T3 バック カードがあるノードを選択します。

ステップ 2 cnfln -felpbnum 30 を使用して回線を設定します。

ステップ 3 送信用 FEAC コードを、dsx3SendLineCode に設定します。これには、CLI コマンドcnfln -ds3 <slot>.<port> -tfeac 2を使用します。

ステップ 4 ノード側で、dspln -ds3 <slot>.<port>.を使用して、デフォルトのFEAC コードで、LineXmtFEACCodeがSendLineCodeと表示されるかどうかを検証します。

ステップ 5 dsplogを実行して、エラーまたはアラームが記録されていないことを確認します。

ステップ 6 テスター(HP cerjac など)側で、dsx3SendLineCode のコードが受信されたことを確認します。

合格基準:

dspln を実行すると、LineXmtFEACCodeがSendLineCodeとして表示されること

送信したコードがテスター側で受信され、検証されること

コンソールまたはログにエラーが記録されないこと


 

DS3 でのループバック無効化要求の送信設定

DS3 でループバック無効化要求を送信するように設定できるかどうかを検証するには、次の手順を実行します。

 

T3 インターフェイスのある MGX 8850 スイッチ

------FEAC コードの送信--------->

<------FEAC 検証の受信------

DTA テスター
(デジタル通信アナライザ)


ステップ 1 PXM-T3 バック カードがあるノードを選択します。

ステップ 2 cnfln -felpbnum 30 を使用して回線を設定します。

ステップ 3 送信用 FEAC コードを、dsx3SendResetCode に設定します。これには、CLI コマンドcnfln -ds3 <slot>.<port> -tfeac 4を使用します。

ステップ 4 ノード側で、dspln -ds3 <slot>.<port> を使用して、デフォルトの FEAC コードで、LineXmtFEACCode が SendResetCode と表示されるかどうかを検証します。

ステップ 5 dsplogを実行して、エラーまたはアラームが記録されていないことを確認します。

ステップ 6 テスター(HP cerjac テスターなど)で、dsx3SendResetCode のコードが受信されたことを確認します。

合格基準:

dsplnを実行すると、LineXmtFEACCodeがSendResetCode として表示されること

送信したコードがテスター側で受信され、検証されること

コンソールまたはログにエラーが記録されないこと


 

FEAC 検証基準の FEACCodes4Of5 設定

DS3 の検証基準を FEACCodes4Of5 に設定できることを確認するには次の手順を実行します。

 

T3 インターフェイスのある MGX 8850 スイッチ

------FEAC コードの送信--------->

<------FEAC 検証の受信------

DTA テスター
(デジタル通信アナライザ)


ステップ 1 PXM-T3 バック カードがあるノードを選択します。

ステップ 2 CLI コマンド cnfln -ds3 <slot>.<port> -rfeac 1 を使用して受信 FEAC 検証基準を 4 out of 5 に設定します。

ステップ 3 ノード側で、dspln -ds3 <slot>.<port>を使用して、デフォルトの FEAC コードで LineRcvFEACValidation が 4 out of 5 FEAC codes として表示されるかどうかを検証します。

ステップ 4 dsplogを実行して、エラーまたはアラームが記録されていないことを確認します。

合格基準:

dspln を実行すると、LineRcvFEACValidation が 4 out of 5 FEAC codes として表示されること

検証コードがノード側で受信され、検証されること

コンソールまたはログにエラーが記録されないこと


 

FEAC 検証基準の FEACCodes8Of10 設定

DS3 の検証基準を FEACCodes8Of10 に設定できることを確認するには、次の手順を実行します。

 

T3 インターフェイスのある MGX 8850 スイッチ

------FEAC コードの送信--------->

<------FEAC 検証の受信------

DTA テスター
(デジタル通信アナライザ)


ステップ 1 PXM-T3 バック カードがあるノードを選択します。

ステップ 2 CLI コマンドcnfln-ds3 <slot>.<port> -rfeac 2 を使用して受信 FEAC 検証基準を 8 out of 10 に設定します。

ステップ 3 ノード側で、dspln -ds3 <slot>.<port> を使用して、デフォルトの FEAC コードで LineRcvFEACValidation が 8 out of 10 FEAC codes として表示されるかどうかを検証します。

ステップ 4 dsplogを実行して、エラーまたはアラームが記録されていないことを確認します。

合格基準:

dspln を実行すると、LineRcvFEACValidation が 8 out of 10 FEAC codes として表示されること。

検証コードがノード側で受信され、検証されること

コンソールまたはログにエラーが記録されないこと


 

ネガティブ テスト

ここでは、FEAC コードを無効にできるように設定する手順を説明します。

FEAC コードの無効化

リモート エンドで起動した FEAC コードが近端機器の自動ループとならないように、FEAC コードを無効にできるかどうかを検証するには、次の手順を実行します。

 

T3 インターフェイスのある MGX 8850 スイッチ

------FEAC コードの送信--------->

<------FEAC 検証の受信------

DTA テスター
(デジタル通信アナライザ)


ステップ 1 PXM-T3 バック カードがあるノードを選択します。

ステップ 2 CLI コマンド cnfln -ds3 <slot>.<port> -rfeac 3 を実行して受信 FEAC 検証基準を無効にします。

ステップ 3 dspln -ds3 <slot>.<port>を使用して、FEAC 検証コードが無効な状態で、回線がループバックしていないことを確認します。

ステップ 4 ループバック起動ボタンを押して、HP cerjac テスターをループバック モードにします。

ステップ 5 テスター側からパターンを送信し、そのパターンがテスターに戻ってこないことを確認します。

ステップ 6 dsplogを実行して、エラーまたはアラームが記録されていないことを確認します。

合格基準:

FEAC 検証コードを無効にすると、回線がループ状態にならないこと

DS3 インターフェイスで FEAC コードを無効にすると、テスターから送信したどのコードもテスターに戻ってこないこと

コンソールまたはログにエラーが記録されないこと


 

スタンバイ PXM1 カードからの DS3 ループバック コードの設定

スタンバイ PXM1 カードから DS3 ループバック コードを設定できないことを確認するには、次の手順を実行します。

 

T3 インターフェイスのある MGX 8850 スイッチ

------FEAC コードの送信--------->

<------FEAC 検証の受信------

DTA テスター
(デジタル通信アナライザ)


ステップ 1 冗長 PXM-T3 カードがあるノードを選択します。

ステップ 2 スタンバイ カードにログオンします。

ステップ 3 cnfln -ds3 <slot>.<port> -felpbnum 30 を使用して回線を設定します。

ステップ 4 送信 FEAC コードを dsx3SendNoCode に設定するようにします。これには、CLI コマンド cnfln -ds3 <slot>.<port> -tfeac 1 を使用します。

ステップ 5 CLI がそのコマンドを拒否し、受け取らないことを確認します。

ステップ 6 dsplog コマンドを実行すると、アラームが記録されている場合、エラーが表示されます。

ステップ 7 テスター(HP cerjac テスターなど)で、dsx3SendNoCode を受信していないことを確認します。

合格基準:

DS3 ループバック コードが、スタンバイ カードから起動できないこと

送信したコードがテスター側で受信されないこと

受け付けらなかったコマンドに関するエラー メッセージが、ログに記録されること